穂乃果「なんでも屋だよ!」海未「第2部です。」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 20:24:31.00 ID:t4eZkCzu0
穂乃果「なんでも屋だよ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1501662543/
の続きです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502364270
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 20:25:15.23 ID:t4eZkCzu0
第5話「なんでも屋と文化祭」


生徒会室−


絵里「みんな!」ガチャッ!

凛「絵里先輩!?」

花陽「急にどうしたんですか!?」

希「お!エリチ、ついにやるんやね!」

絵里「えぇ…!」

絵里「文化祭の準備よ…!!!」

凛、花陽「ぶ、文化祭ぃーー!!??」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 20:22:07.54 ID:UbCRQvMD0
絵里「そうよ!生徒会きっての大仕事よ!」

絵里「これから忙しくなるけど、頑張っていくわよ!」

凛「分かったにゃー!」

花陽「分かりました…!花陽も頑張ります!」

希「まずは、文化祭が初めての二人には説明が必要やね」

花陽「はい…!お願いします!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 20:22:51.78 ID:UbCRQvMD0
希「まず展示やけど、基本は各クラスで行って、それに加えて部活も申請を出せば、展示ができるって感じやね」

花陽「なるほどー…」

凛「展示は何をやるんですか??」

絵里「そうね、飲食店だったり、お化け屋敷だったり、迷路だったり、モニュメントの展示だったり、いろいろよ。各クラス、各部活で自由に決められるわ」

凛「楽しそうだにゃー!」

花陽「そうだね!凛ちゃん!」

希「ふふっ、そうやね。でも、楽しいだけじゃなくて、凛ちゃんと花陽ちゃんには頑張ってもらわんといけない事も沢山あるんよ、」

絵里「そうよ、文化祭の運営は、基本的に生徒会が全て任されてるからね」

凛「それは、確かに忙しそうだにゃ」

絵里「それに…私たちは展示もやるのよ!」

花陽「えぇ!?運営もやって、展示もやるんですか!?」

希「そうやで〜、たいへんやけど、生徒会は代々ラーメンを作る事になっとるから」

凛「ラーメンっ!!」

絵里「そう…その名も「生徒会ラーメン」よ!」

花陽「そのまんまですね…」

絵里「確かに名前はそのまんまだけど、生徒会ラーメンは飲食店部門で毎年一位を取る味の伝統があるのよ…!」

花陽「1位!?ていうか、順位なんてあるんですか!?」

希「そうや、飲食店部門、展示部門、アトラクション部門の3部門で、お客さんの数を競うんよ」

絵里「3位までのチームには豪華賞品があるわ!」

凛「豪華賞品!何が貰えるんですか!?」

希「ふふっ、そうやね、それはお楽しみって事にしとくわ」

絵里「そうね、でも安心して、一位の景品は私たちが確実に取るわよ!」

花陽「1位の景品っ!!一体どんな良い物が…!」

凛「凛、1位の景品欲しいにゃー!」

絵里「それじゃあ、さっそく生徒会ラーメンの作り方を伝授するわ!調理室に行くわよ!」

凛、花陽「おー!」

タッタッタッ

希(ふふ、エリチ楽しそう、良かったね、いい後輩ができて♪)
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 20:23:29.21 ID:UbCRQvMD0
半月後 文化祭当日ー

生徒会ラーメン準備中ー


絵里「さぁ!遂に文化祭当日よ!私たちは今日まで毎日練習を積み重ねてきたわ。その練習の成果を出すのが今日よ。みんな、最高のラーメンを作るわよ!」

生徒会「おー!」

絵里「それじゃあ、準備に取り掛かるわよ、私はステージ準備の方にも顔ださないといけないから、ちょっと出てくるわ。みんな、頼むわね!」

凛「分かったにゃー!」

絵里「ふふ、任せたわね、凛」ガララ…タッタッ

絵里(ふふっ、凛ったら張り切っちゃって…)

絵里(そんなに景品が欲しいのかしら、)フフッ

穂乃果「にこちゃーん、下ごしらえ終わったよー」

絵里(ん?今、穂乃果さんの声が…)

にこ「わかったわー、じゃあ、そこのキャベツ切っといてー」

絵里(となりの教室…??)トコトコ

絵里「!?」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 20:24:19.40 ID:UbCRQvMD0
穂乃果「あ…!絵里先輩だ!今日は隣どうし頑張りましょう!」

絵里「こ、これは…??……あなた達ここで一体何を……??」

にこ「決まってるじゃない。なんでも屋よ」

絵里「な、なんでも屋って…何を作るつもり…??」

海未「なんでもです。麺からご飯物まで、お客さんの要望に応じて作ります」

絵里「そんな…食材や器材は…」

海未「それなら、問題いりませんよ。ほら…」

ヘリ(バババババババババ…)

絵里「へ、ヘリ…?!」

黒服「お嬢様、食材一式お持ちしました」

真姫「あぁ、ありがと。にこちゃん、これどこおいとけばいいかしら?」

絵里「こ、これは…?」

海未「西木野グループですよ。彼らが全て用意してくれました」

絵里「はは……すごいわね……」ポカーン

希「ほんとやね、」ヌッ

絵里「希っ!?」

海未「あ、希先輩!申請通して頂いてありがとうございます」

希「ええんやで〜」

絵里「ちょ、私、なんでも屋の申請なんて聞いてないんだけど」

希「言っとらんからなぁ」

海未「言ってないんですか!?」

希「だって、エリチに言ったらダメっていいそうやん」

絵里「そ、そんな事ないわよ…って言うか、言ってない事も問題だけど、なんで隣なのよ!」

希「それは、面白そうやから♪」

絵里「そ、そんな理由で…」

海未「でも、人気のある生徒会の隣だと、私たちなんかは影に隠れてしまいそうで、不安です」

穂乃果「海未ちゃん!」

海未「穂乃果、」

穂乃果「今からそんな弱腰じゃダメだよ!私たちは豪華賞品を取るんでしょ!」

絵里(なっ!?)

海未「はぁ…まぁ、頑張りますが…」

絵里「あ、あの、穂乃果さん?」

穂乃果「なんでしょうか!絵里先輩!」

絵里「あなた達も、その…狙ってるの?」アセアセ

穂乃果「もちろんです!取りに行きます!」

絵里「そ、そうなのね〜。まぁ、お互い頑張りましょう〜」アセアセ

絵里(そんな…なんでも屋が、あれを狙ってるなんて…)

絵里(ま、負けられない…!あれは私たちのものなんだから……!!)メラァ…
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 20:25:12.50 ID:UbCRQvMD0
文化祭開始5分前−

生徒会ラーメン−


絵里「みんな、準備はいいかしら」

凛、花陽 コクリッ

絵里「さっきも言ったように、なんでも屋も賞品を狙っているらしいわ」

凛「豪華賞品は凛達の物にゃ!」

絵里「そうよ、凛。一位を取るのは私たち。あんなわけのわからない店には負けられないわ」

花陽「でも、なんでも作るって言うのは、すごすぎます…。勝てるかどうか…」

絵里「花陽、不安になる気持ち分かるわ。でも、安心して。生徒会ラーメンは伝統があるの。開始と同時に行列ができるわ。そして、その行列は、また、新たなお客さんを生む。あとは、それを上手くさばくだけで一位は取れるはずよ」

花陽「…!」

絵里「そして、私たちは、そのための練習を積んできたわ」

絵里「みんな、必ず一位を獲るわよ…!!」

凛「分かったにゃ!凛、頑張る!」

花陽「花陽も頑張ります…!」

希「ウチも頑張るよ♪」

絵里「ふふっ、みんな心は一つね。さぁ、開始まで、もう1分を切ったわ。みんな、配置について」

ザッ
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 20:25:42.55 ID:UbCRQvMD0
校内放送「ザザッ…生徒の皆さん準備はよろしいでしょうか。それでは、これより音ノ木坂学院文化祭を開始します!」

絵里「始まったわよ!お客さんが来るわ!」

客「生徒会ラーメン行こうよ!」

客「はやく行かないと、生徒会ラーメン混んじゃうよ!」

客「まずは、生徒会ラーメン!」

ゾロゾロゾロゾロ…

凛「すごいお客さんだにゃ」

花陽「ほんとに、もう行列が…」

絵里「凛、花陽!驚いてないで手伝って!」

凛、花陽「は、はーい!」タッタッタッ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 20:26:56.16 ID:UbCRQvMD0
一方、なんでも屋−


穂乃果「うおー!文化祭始まったぞー!」

穂乃果「頑張るぞー!」

海未「穂乃果…」アキレ…

シーン

ことり「…お客さん、来ないね…」

真姫「まぁ、こんな得体の知れない店名じゃねぇ…」

穂乃果「うわーん!これじゃあ、豪華賞品がぁー!」

真姫「そんなに景品が欲しいの?」

穂乃果「欲しいよっ!!」ズイッ

真姫「ヴエェ…」

真姫「…っていうか、景品って何なのよ」

穂乃果「あー、そういえば、真姫ちゃんには言ってなかったねぇ。1位と2位と3位でそれぞれ違ってー…」

絵里「穂乃果さんっ」ガララ…

穂乃果「あっ!絵里先輩っ…!」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 20:31:02.43 ID:UbCRQvMD0
絵里「ふふっ、どうやら全くお客さんが入ってないようね…」ニヤリ

穂乃果「うっ…」

絵里「景品を狙うとか言ってたけど、本当に大丈夫?」

穂乃果「くっ…」

絵里「ちなみに、私たちはお客さんが来すぎて行列ができて大変よ」ドヤァ…

穂乃果「なっ…」

絵里「まぁ、まだ文化祭は始まったばかりよ。お互い頑張りましょう」ガララ…ピシャン

海未「…」

海未「なんですか…?今の…」

穂乃果「な、何も言い返せなかった……」

にこ「……あの子、今の言うために忙しい中わざわざ、こっちまで来たの?」

にこ「絵里って、なんか変わったわよね……」

穂乃果「あっ!」

にこ「どうしたのよ、急に」

穂乃果「思いついたんだよ!お客さん呼ぶ方法っ!!」

穂乃果「にこちゃん!今すぐカレー作って!」

にこ「はぁ!?まだ、お客さん来てないでしょ?」

穂乃果「いいんだよ!とにかく作って!とびきりいい匂いのやつ!」

にこ「…匂い?」

にこ「…ふっ、なるほどね…分かったわ!任せない!」ザッ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23:22:27.71 ID:UbCRQvMD0
生徒会ラーメン−


行列「まだかなー」

行列「結構待ってるよね」

行列「もうお腹空いたよー」

ムァァァ〜〜〜………

行列「ん?なんかいい匂いが…」

行列「カレーの匂いだ!」

行列「腹減ってきた…」

行列「どこから来てるんだろ」

行列「こっちの方からじゃない?」

ゾロゾロゾロゾロ…
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23:23:05.55 ID:UbCRQvMD0
なんでも屋−


穂乃果「お客さんきたー!」

ことり「すごい人の数っ!」

海未「本当です!穂乃果、あなたは天才です!」

穂乃果「えへへ、そう?」

海未「はい!まさか、カレーの匂いで隣の行列を惹きつけるなんて!」

海未「食いしん坊の穂乃果にしかない発想です!」

穂乃果「えへへ、ありがとう///」

ことり「褒められてないよ、穂乃果ちゃ…」

にこ「ことりー、こっち手伝ってー!」

ことり「あっ、はーい!」タッタッタッ

海未「あ、私も手伝いますよ」タッタッタッ

穂乃果「じゃあ、私は接客するよ!」

穂乃果「行くよ!真姫ちゃん!」

真姫「な!?なんで私まで!」

穂乃果「だって、真姫ちゃん料理できないじゃん」

真姫「うっ…」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23:47:23.27 ID:UbCRQvMD0
生徒会ラーメン−


希「たいへんや!エリチ!ウチらの行列がなんでも屋に取られちゃった!」

絵里「なんですって!?」タッタッタッ

絵里「…」

絵里「そんな…行列が半分近く減ってる…」

希「カレーの匂いを使ったみたいで…」

絵里「匂い…」

絵里(まずい…まだ時間はたっぷりある上に、私たちはこれ以上生産スピードを上げられない…)

絵里(このまま、行列を取られ続けたら…)

行列 ススススス…

絵里「え!?」

希「行列が進むのが早くなった…?」

絵里「凛!花陽!」タッタッ

凛「絵里先輩!」

絵里「こ、これは…」

凛「やりました!凛、生徒会ラーメンの簡単な調理法を発見しました!!」

希(!?)

希(天才やったか…!)
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23:47:52.67 ID:UbCRQvMD0
絵里「すごいわ!凛!なんでそんな事ができたの!?」

花陽「凛ちゃんはラーメンが大好きだから、ラーメンの知識もすごいんです….!だから、この短期間で生徒会ラーメンの簡単な調理法も見つける事ができた…でも、凛ちゃんは、最後までためらっていた…」

凛「凛が伝統を壊しちゃったんじゃないかって…思うと、決心できなくて…」

絵里「凛…」

凛「でも!絵里先輩と希先輩が外で話してるのが聞こえて、やらなきゃって思ったんです…!」

絵里「凛…いいのよ…。ありがとう…!あなたは生徒会の救世主よ…!」

希「そうやで、凛ちゃん。凛ちゃんは味は守ってるんやし、伝統も壊しとらんよ?」

凛「絵里先輩…希先輩…!」

凛「ありがとうございます!凛、頑張ります!絶対優勝して、一位の景品を取ります!」

絵里「えぇ…!そのイキよ!さぁ、まだ文化祭は始まったばかり、張り切っていくわよ!」

生徒会「おー!」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23:48:40.03 ID:UbCRQvMD0



−−−−−−−−−−−−−−−


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23:49:18.50 ID:UbCRQvMD0
文化祭終了−


客「ごちそうさまでした」ガララ…

絵里「ありがとうございました!」

絵里「……ふぅ…」

花陽「終わり…ましたね…」

希「そうやね…」

凛「凛達、勝てたかな?」

絵里「どうかしらね、なんでも屋も繁盛してたみたいだし…」

絵里「でも、私たちも最後までやりきったわ。自信を持ちましょう」

放送「ザザッ…生徒の皆さんお疲れ様でした。これにて音ノ木坂学院文化祭は終了いたしました。表彰を行うので講堂に集まってください。」

花陽「放送きましたね」

絵里「そうね、じゃあ、行きましょうか!」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 01:34:42.43 ID:OFGQI3/sO
前作読んできた
おもしろかったから今回も期待
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/13(日) 20:10:30.64 ID:3YlmZ/3B0
講堂−


パチパチパチパチパチ…

真姫「3位まで発表が終わったわね…」

穂乃果「う〜…ドキドキするよ〜」

放送「続いて2位の発表に移ります。飲食店部門の2位は………」

穂乃果「き、きた…!」ドキドキ

放送「なんでも屋です…!!」

穂乃果「…」

真姫「…2位か…。残念だけど、1位にはなれなかったわね……」

穂乃果「…ぅやったーーー!!!!」

真姫「えぇ!?なんで喜んでるの!?」

穂乃果「だって、2位だよ!私たちの狙ってた!」

真姫「え?2位狙ってたの?1位じゃなくて??」

穂乃果「そうだよ!じゃあ、私、登壇してくるね!」タッタッタッ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/13(日) 20:11:10.00 ID:3YlmZ/3B0
真姫「どうゆう事…??」

にこ「真姫は今年が初めてだから知らないのよね。いいわ、説明したげる」

にこ「まず、2位の景品が…」

放送「2位のなんでも屋さんには「おかし一年分」が贈呈されます。おめでとうございます!」

穂乃果「わーい!やったー!」

にこ「あの、おかし一年分よ」

真姫「すごい豪華ね…」

真姫「でも、これじゃあ、1位はもっとすごいんじゃ…」

にこ「普通はそう考えるわよね、今頃、生徒会の一年生もそう思ってテンション上がってるところでしょ」

凛「2位の景品があれだなんて……!」

花陽「1位は一体……!!」

絵里「ふふっ、1位の景品は、もっともっとすごいわよ?」

希「エリチ…」ハハ…
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/13(日) 20:11:49.32 ID:3YlmZ/3B0
にこ「でも、そんな事は無くて…」

放送「第1位は、生徒会ラーメンです…!!」

凛「やったにゃー!!」

絵里「えぇ…!じゃあ、私、代表として登壇してくるわね…!!」タッタッタッ

真姫「もう、もったいつけてないで、早く教えなさいよ」

にこ「まぁ、今に見てれば分かるよ」

凛「すごいにゃ!すごいにゃ!本当に凛達1位になったよ!」

花陽「お米一年分…お米一年分…」ブツブツ

希「あー…二人とも?期待してるところ悪いんやけど……」

凛、花陽「??」

放送「1位の生徒会ラーメンには、音ノ木坂の正式マスコットキャラクター「オトノキちゃん」が贈呈されます!おめでとうございます!」

絵里「わーい!やったー!」

凛、花陽「…………へ?」

にこ「あれよ」

真姫「……なに、あれ…」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/13(日) 20:12:32.06 ID:3YlmZ/3B0
にこ「うちは代々1位には、あの謎のキャラクターが贈呈される事になってるの。だから、みんな2位を狙うのよ…。…絵里以外ね……」

絵里「やったー!これで3つ目よぉー!」

花陽「……ははは……」

凛「そんにゃ…絵里先輩がいつもバックにつけてた、あのかわいくない奴が景品だったなんて…」

希「まあまあ、オトノキちゃんは、理事長が作ってるから世界に一つしかないんよ?」

凛「世界に一つでも、あんなダサい奴いらないにゃ…」

絵里「希ー!凛ー!花陽ー!」ニコニコ ブンブン

花陽(満面の笑顔で、こっちに手を振ってる…)

希「凛ちゃん、花陽ちゃん。見てみ、エリチを…」

凛、花陽「……すっごい嬉しそう…」

希「そう、つまり、私たちの貰った本当の景品は「エリチの笑顔」やったんや…」

花陽「…!」

花陽「…なるほど…。いつも忙しい絵里先輩に笑って貰った…。それは、なににもまさる最高の景品……」

希「ふふっ…」

凛「ちょっと、待つにゃ…」

希「へ?」

凛「優しいかよちんは騙せても、凛は騙されないにゃ…」

凛「だいたい、絵里先輩は、いつもよく笑ってるにゃ…」

花陽「あ…」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/13(日) 20:13:00.02 ID:3YlmZ/3B0
凛「凛も、お菓子が欲しかったにゃー!!納得いかないにゃー!!」ジタバタ

花陽「り、凛ちゃん…!」アセアセ

絵里「みんなー!」タッタッタッ

絵里「あれ?凛どうしたの?そんなに暴れて」

絵里「あっ!さては、どのオトノキちゃんを取るか喧嘩でもしたのね?」

凛(全然違うにゃ…)

絵里「いいわ、凛。凛には、この一番出来のいいオトノキちゃんをあげるわ」スッ

凛(やっぱり、かわいくないにゃ…)

絵里「今回の文化祭で勝てたのは凛のおかげだからね!これはそのお礼よ!」

絵里「ありがとう…!凛!」

凛(…!)

凛「そ、そんなことないにゃ……///」

絵里「あら?本当に凛のおかげなのよ?凛が生徒会に入ってくれて良かったわ!」

凛「…///」

凛「あ、ありがとうございますにゃ……///」

希(すごい…!さすがはエリチ…。持ち前の天然タラシで凛ちゃんを宥めた…)
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