【コンマ安価スレ】「黒幕倒して帰ったけど、ちょっと残ってみようと思う」

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9 : ◆/9yNbjaibo [sage]:2017/07/31(月) 01:12:40.28 ID:gmbo5LAK0
勇者「いや、姫様の無事を、一刻も早く・・・」

姫「・・・ああ・・・。なんてことでしょう。私、少し疲れで立ち上がれませんわ。ああ、どうしましょう・・・」フラッ

魔法使い「あら・・・!大丈夫ですか?」オドオド

姫「いえ・・・。無理に帰れることは帰れますので、勇者様にご判断はお任せしますわ。私はちょっと座らせていただきましょう」

魔法使い「それなら、私が簡単にイスをお作りします!いえ、姫様のご負担にならないように!」

勇者「」

姫「あら・・・。でも、勇者様がもし『姫様のことを思って、一刻も早くいかねば』なんてことをおっしゃるかもしれませんよ?」

勇者「・・・少し、休んでいきましょう」

それをきいて魔法使いはささっと簡易的な岩のイスを作り、それにすっと座る姫様。

さっきまでの慌てたり疲れたりした態度はなんだったんだ。


岩のイスは魔法使いが軟化の魔法でだいぶん座りやすいものになっていた。

そこに少量だが飲み物があり、少し疲れが取れた。

姫様はすこし休みたい、といって簡易ベットの上で仮眠を取られた。やはり、だいぶ参っていたようだ。


魔法使い「・・・そうですか。堕神・・・」

勇者「・・・ああ。だけどもう、これで終わりだ。あいつのせいで魔王なんていうふざけたことが起きてたんだ」


今回の一部始終を簡単に魔法使いに話した。彼女は俺が魔界にいく直前まで、俺と行動を共にしていた。

が、逆に言えばそこまでしか彼女は事実を知らない。


勇者「・・・どうだった?こっちの世界は」

魔法使い「はい・・・。一度、入れ違いで、魔王軍がこちらを攻めてきてました」

勇者「なに?」

魔法使い「・・・国民はすでに逃がしていてよかったです。城の内部まで進入されるかと思いました」


曰く、空からの襲撃だったようだ。対空兵器や魔法で応戦したが、数が足りなかった、と。

城の一部も壊されてしまい、大きな損傷を受けた。

しかし、突然彼らの力が弱まり、そこで一気に巻き返し、ついには辛勝。


勇者「・・・そういえば、こっちには空を飛ぶ魔物は少なかった。・・・その分のしわ寄せがそっちにいったようだ。すまない」

魔法使い「・・・そうおっしゃらないでください。今回のことは非常に災難だったけど、でも今の話を聞いて、私はあなたの力になれてよかった、ともおもってるわ」


・・・仲間想いの彼女らしい言葉だ。


魔法使い「・・・それで・・・。王女様も少し、怪我を負ってしまったわ」

勇者「なんだって!?」
10 : ◆/9yNbjaibo [sage]:2017/07/31(月) 01:26:21.35 ID:gmbo5LAK0
魔法使い「お、落ち着いて・・・。顔に損傷を受けたわ。近衛兵が一気に蒸発するほどのブレスだったの・・・」

勇者「そ・・・それは、ドラゴン!?」

魔法使い「・・・私は前線にいたわ。それで、一体取り逃がして・・・」

魔法使い「そのドラゴンは、国の魔道師達の魔法の盾でもって、自らの炎で倒されたわ・・・」


力が一気に抜けるのを感じた。

とても綺麗な長い黒髪、黒目を持ち、造形はまさしく絶世の美女と呼べるお方。
その美しさを隠すような落ち着いた雰囲気をもちながら、国の事について考え顔をゆがませつつ、いつも俺たちに女神のように微笑んでくれる。

俺の守りたい大事な人達の1人。


魔法使い「・・・私、今回のことで、多くの傷ついた人々を助けるため、研究をしているの」

魔法使い「・・・勇者様。私を信じてください。絶対に治す方法を見つけ出してみせますから」

魔法使い「・・・辛いだろうけど、信じて」

勇者「・・・ああ、魔法使いが悪いわけでも、誰が悪いわけでもない。それに、そのことを、早く教えてもらって助かった。それを知らずにみてしまったら、俺はどうなっていたかわからない・・・」


ただでさえ、自らの怒りを抑えることが難しい。自分が傍にいなかったことを悔やんでも悔やみきれない。

そのことにただ、怒りと後悔が収まらない・・・。
11 : ◆/9yNbjaibo [sage]:2017/07/31(月) 01:34:38.55 ID:gmbo5LAK0
姫「・・・30分経ちましたか。少しは、休めることができました。では、いきましょう」


姫の言葉で、魔法使いが小さく魔方陣を描く。

描き終えたと同時に、その魔方陣が俺と姫様を囲うほどの大きさに広がる。

視界がゆがむ。俺は目を閉じる。祝福なき今、魔法酔いしそうになったためである。

ドン

体が倒れる感覚。いつまでも、この感覚は慣れない。やはり、これは転移魔法が嫌われる原因だな。

暗闇の中、俺たちはほこらを出て、城に向かった。







元勇者「黒幕倒して帰ったけど、ちょっと残ってみようと思う」
12 : ◆/9yNbjaibo [sage]:2017/07/31(月) 01:42:54.83 ID:gmbo5LAK0
外が明るくなったと感じる。さっきのほこらの中とは違う風の流れを感じる。俺は目を開けた。

目の前には大きな菜園や木々があった。

ここは我が国の城の中庭。

中庭に大きな魔方陣を展開し、簡単に城に戻れるようにしてある。

さらにこの中庭は空間の拡張をして・・・なんて小難しいことを聞いたことがあるが、学者でもなんでもない自分はわからないことだしどうでもいいこと。


魔法使い「大丈夫でしょうか?少し倦怠感があるかもしれませんが」

姫「ええ、大丈夫よ」

魔法使い「・・・恐らく、王座の間で皆様が準備を終えてお待ちでしょうから。すぐにでもいきましょう」





魔法使いと姫様の後に続き廊下を歩く。さきほどよりいくらか疲れが取れたからか、体の調子がいい。

しかし、なにより倒れて砕けそうだったのは、心だった。



魔法使い「・・・私はここで失礼します」


王座の間の扉の前で魔法使いが立ち止まる。 俺と姫様の2人だけで王座の間に入らなければならないらしい。

魔法使いがパン、と手を叩く。すると、扉がゆっくりと開いていく。


いつも見る、ずっと変わりが無い王座の間では、国の重鎮と、王女様がいた。


王女「・・・!」


扉を開けた時、王女様の目は大きく開かれ、俺と姫様を凝視していた。

王女様の顔半分は、白い仮面で隠されていた。 顔の傷を隠すためだろう。

・・・俺はそれだけで、心が折れそうだった。


王女「・・・帰って、これたのですね」


姫「お母様・・・!その傷・・・!」


姫様は公的な集まりであるにもかかわらず、王女様のもとへ走っていった。


姫「お母様・・・!」


・・・母の胸に飛び込み、ただ泣きじゃくった。


姫「お母様!なにが・・・!?」

王女「・・・姫。あなたこそ怪我は?」

姫「ありません!ですが、お母様が」

王女「・・・大丈夫ですよ」


王女様が、しがみつく姫様を抱き返す。


王女「お帰りなさい。姫」


王女の綺麗な右の目から、一筋の涙がこぼれていた。
13 : ◆/9yNbjaibo [saga]:2017/07/31(月) 01:44:33.52 ID:gmbo5LAK0
・・・いや、前回もやらかして、今回もすでにやらかしてるけど、sagaってたつもりでこいつずっとsageてたわ
でもこっちのがいいのかなこれ
14 : ◆/9yNbjaibo [saga]:2017/07/31(月) 02:18:15.64 ID:gmbo5LAK0
・・・自分よりも、悲しいのは、姫様のはずだ。考えればすぐわかるだろうに。


勇者「・・・」


ある程度、落ち着けた。少し熱くなりすぎていた。

・・・改めて周りをそれとなく見る。

周りには一部の臣下がいる。いない人達は・・・避難したままとか?

・・・皆、王女様と姫様の方を見て、胸を痛めている。

だが、姫様が帰ってきて安堵しているのも窺える。悲しいことばかりではない。

・・・数人が落ち着いて、今度は視線がこちらに向く。

そして次々とこちらに目を向けはじめる。


なんだろう・・・この目。これは・・・怯え・・・?


そのとき、背中にに衝撃が走った。
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 05:41:26.36 ID:P22rHT2I0
おもしろそう(´・ω・`)
16 : ◆/9yNbjaibo [saga]:2017/07/31(月) 14:19:49.17 ID:gmbo5LAK0
(´・ω・`)ありがとのん
(´・ω・`)今日夜いっとくかーって思ってたけど、上司様に「1くぼぉ!飲み会だぁ!」っていわれたのん
(´・ω・`)ばっくれて書きます
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 20:04:03.10 ID:iTN9Or3so
姫の母親は女王でなく王女なのか
18 : ◆/9yNbjaibo [saga]:2017/07/31(月) 22:35:46.34 ID:gmbo5LAK0
はい、やらかしポイントです
気付いた後のレスでも直ってないあたり終わってますね・・・

女王>王女です
本当にすいませんでした。
19 : ◆/9yNbjaibo [saga]:2017/07/31(月) 23:25:43.12 ID:gmbo5LAK0
衝撃で体が少し吹き飛び、床にたたきつけられる。背中が燃えるように熱い。

どうする?ここにいる理由は後回しだ。敵ならば、倒すしかない。・・・しかし、体が動かない・・・!


女王「・・・!」


姫「・・・!・・・!」


なんだろう。なんとなく、女王様と姫様がしゃべってる声が聞こえたけど、きちんと聞き取れない。

・・・目の前が赤くなる。旅の途中で何度もみた。血だ。

どんどん兵士が集まってくる。が、血だまりはどんどん広がる。

祝福のない一般人の俺では、この出血量は、死んだも同然だろうな・・・。

薄れゆく意識の中、走馬燈が頭にながれる。


村ののどかな風景。選ばれた時の家族の喜びと不安な顔。最後に「いってきます」といったこと!

そして旅の途中での苦難!死闘!仲間達!



・・・ああ、死にたくない。死にたくない!こんなもの見せられたら、もっと生きたくなるにきまってる!

でも、俺はもうダメだ。なんで、俺はこうも弱くなったんだ・・・!


・・・動くどころか息もままならない俺は、襲った奴の顔を拝めなかった。

誰にも気付かれず城に侵入したヤツが、俺の大事な人達を襲うかもしれないということが、俺がここで消えるより恐ろしい!


・・・守れるほどの力のない俺が、心配することじゃない、かもしれない。

魔法使いは俺が知る中で最高級の逸材だったし、今見かけなかった「彼女」も、恐らくこれからみんなを守ってくれる人だろう・・・。


そんなことを考えながら、俺の意識は途絶えていった。
20 : ◆/9yNbjaibo [saga]:2017/08/01(火) 01:00:16.16 ID:82KgTduv0
『・・・起きませんね。本当に大丈夫ですか?

ええ。国を代表する魔法使いの集団として、断言できます。』


・・・ここはどこだろう?あれ?俺は生きている?いや、あれだけの出血で・・・?

目をあける。ろうそくの淡い光が部屋を照らす。さっきまで空には日が昇っていたから・・・。今は夜か。


「・・・王女様、姫様。勇者様が・・・」


王女「勇者!?」

姫「勇者様!?」


目の前に2人の天使が見える。片方は天使というには熟れて妖艶な雰囲気で小悪魔的な感じで、もう一方はまさに天使のごときかわいらしさ・・・。


「・・・勇者様はまだ目が覚めてらっしゃらないようです。ね!」

勇者「でっていう!」


突然すさまじい威力のデコピンを喰らう。痛みで目の前に星が見える。


王女「あ、あなた!」

「・・・勇者様はまだ意識がもうろうとしていたようなので、気付け薬のかわりに、と」

勇者「・・・ええ。しっかりと目が覚めました、王女様、姫様」

姫「!!」


体を起こす。・・・痛みはないし、異常は無い。さすが、この国は人間界で一番魔法が進んでいる・・・。治療も的確だ。


王女「・・・勇者。よかったです・・・」


王女様は安堵で椅子にへたりこんでしまい、姫様は涙目でベットの横に立っている。

服装は昼にみたドレスのままだった。


魔法使い「・・・勇者様。少し失礼しますね」


魔法使いが額に手をかざす。


魔法使い「・・・体の精神、および内部に肉体的、魔術的損害はなし。呪いも病気も心配ありませんね」


魔法使いがそのまま俺の鼻をつまむ。息苦しくなるとおもい口をあけると、そのまま何か放り込まれた。


魔法使い「・・・一応、疲れに効く薬草を与えました。突然でつらいでしょうが、看病代とでも思ってください。お大事に」


クスクスと笑いながら、最後によかった、と穏やかな顔でつぶやく。
21 : ◆/9yNbjaibo [saga]:2017/08/01(火) 01:45:59.35 ID:82KgTduv0
勇者「どうなったんだ?」

「・・・分からないのですか?あなたは襲撃を受け、怪我を負った。その後、私が追い返したものの、あなたの治療で魔法使いがつきっきり」


彼女はずっと扉の前に直立していた。その間、無駄な動きはせず、ただ置物のように。


「・・・勇者様。少し、あちらから帰る時に忘れてきた物が多いのでは?」


・・・ただ、俺が知る彼女よりだいぶ意地が悪くなったようである。


魔法使い「・・・やめなさい。騎士」


女騎士(以後騎士)「・・・申し訳ありません。口がすぎました」


騎士はこちらに向き、綺麗な謝罪をする。


姫「・・・いいわ。警備を続けなさい」

女王「・・・なにがあったか、ですわね。・・・結論からいいますと、申し訳ありませんが、私達はよくわかりませんでした。」

魔法使い「そんな変な顔しないで。誤解の無いようにいうね」



俺を襲った「ヤツ」は・・・仮に「襲撃者」としよう。

襲撃者は突然俺の背後に現れた。最初に気付いたある夫人は「突然姿が見え始めた」といっていた。

そして、一瞬のうちに俺を襲う。悲鳴をききつけ外で待機していた女騎士が中に入る。

近衛兵が女王様と姫様をお守りしてる中、女騎士が相手をしひきつけ、魔法使いがこれを撃退。

全員避難させ、一時的に勇者達は離れに住むことに。今現在城の全ての部屋などを捜索中。


魔法使い「そして、私と騎士は女王様と姫様と勇者様の近辺の護衛役です」

勇者「・・・だいたい、わかった」
22 : ◆/9yNbjaibo [saga]:2017/08/01(火) 02:36:38.19 ID:82KgTduv0
魔法使い「・・・説明は以上ですね。今日は別室で王女様と姫様を休ませます」

姫「ゆ、勇者様は」

魔法使い「・・・大丈夫です。こちらにも監視の目をつけてあるので。姫様はご自身の心配をしてください」

姫「で、でも!」

勇者「大丈夫ですよ。俺の心配はしなくて大丈夫です」

姫「それでも、勇者様が危険な・・・!」

王女「・・・いきましょう、姫」

姫「・・・お母様・・・」


姫様がうつむく。女王様は失礼します、と部屋を後にする。それに続いて騎士が後を追いかける。


勇者「・・・俺は姫様の方が心配です。今にも、眠気で倒れそうなのに」

姫「・・・ずっと起き上がらない眠りより、ずっとましです」

勇者「・・・それを言われると・・・」

姫「嫌です・・・。なんでこんなにも勇者様がお辛い目に・・・!」

勇者「・・・それは・・・」


姫様はついにシーツをつよく掴み、泣いてしまった。


姫「私は・・・これ以上、苦しむ姿を見たくありません・・・」

勇者「・・・」

姫「例えわがままだといわれても・・・!貴方様ばかり・・・!」


疲れからか、それとも精神的に追いつめられていたからか。その後の彼女の言葉は、まとまった内容を話せていなかった。

それでも、心から俺のことを心配していることが分かった。俺と魔法使いは、それをただ黙って聞いていた。

ただ、彼女の涙が渇くまで待つだけ。全て終えた俺には、いくらでも待つことくらいしかできない。


少し時間がたつと、彼女はついに疲れて寝てしまった。


魔法使い「・・・それでは、彼女を寝室まで運びます」


魔法使いが姫様を魔法で静かに運んでいった。最後にありがとうございました。と一言いって退出していった。




勇者「・・・同じなのかな」



勇者「俺だって苦しむ姿をみたくなかった」



勇者「・・・そのために、俺は頑張ったんだから」


勇者「・・・ああ、今分かったよ。こういうのは理解はできるけど、納得はできないものなんだね」


ただ、納得がいくように動くだけなんだな。
23 : ◆/9yNbjaibo [saga]:2017/08/01(火) 02:55:13.23 ID:82KgTduv0
第一部完

このあとめちゃくちゃ寝た(勇者様も自分も

えー、誤字脱字、用語間違いすいませんでした
途中投下しててまた誤字に気付いて・・・。ああなんてことだろう・・・。

王女→女王はほんとうにすいません。まだ間違えるかもしれません。なんでもしま


さて、今後のことですが・・・。

勇者様はこれからいろんな人とお話します。ですが、タイトル通りとる行動が 「安価のコンマ」 で決定します。

あの子とお話するのも、何かしようにも、はたまたやる気がおきないのもコンマです。

なんと切羽詰まった学生もびっくりな運任せ。ま、行動次第で方向性というのはうまれてきますよ。たぶん。

・・・さすがに、重要な場面は「安価での選択」もあったり?。

安価で行動募集は、基本入れるつもりは・・・ない・・・と思う・・・。



現在勇者様はただ腕が立つ農家の青年 程度の雑魚です。冒険者初心者、でも知識はベテラン、みたいな感じです。

ですので、みなさん(のコンマ)で勇者様を育てることができます。

なーに、「あ、これ真剣スライムでやった魔術回路だ!」って魔法学生がやってるもんですよ。あれのだいぶすごいヤツですよ。

なおその学生さんはテストでこけてもう一年遊べるモードになりましたが、勇者様はどうなるでしょうね?

きちんとお勉強したり・・・運動したりした人は・・・それはそれは輝かしい成績を収めるものですよ・・・。

次回「彼がフラグを立てたなら」

予定は未定 ご利用は計画的に
24 : ◆/9yNbjaibo [saga]:2017/08/01(火) 02:57:13.97 ID:82KgTduv0
次のお話のとあるコンマ判定 >>26
00〜30ならなにかある か も
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 03:15:46.12 ID:dJjoiIzDo
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 06:27:26.03 ID:NUZy3Vg50
面白そう
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 09:30:30.16 ID:k8oMb5r5O
一応
現王の娘であるなら王女で間違いないと思ってたが
その場合姫は現王の孫娘になるからなぁ
28 : ◆/9yNbjaibo [saga]:2017/08/01(火) 23:42:13.58 ID:82KgTduv0
コンマ成功のため

登場人物紹介にて情報増加します

その後「誰よりの選択肢になりやすいか」を決めたいと思います。

その場合、その決定も「コンマ」がいいか、多数決がいいか。
↓5くらいで意見お願いします

次更新は明後日3日くらいになるかもしれません・・・
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/02(水) 01:17:46.77 ID:VAiFjnabo
コンマで
30 :nuno0617 [saga]:2017/08/02(水) 23:03:09.24 ID:flk4AQ/b0
登場人物を紹介していきます。なお、安価は自分の投稿をのぞいたものをカウントします。

勇者 元々両親と2人の兄、1人の弟と妹での小さな家庭で林業を主に営んでいた。頭は良い方だが何かと感情で動くことが多い。
勇者に選ばれてから数年で劇的な成長をし、魔王の軍との戦いでひっぱりだこ。そしてなんやかんやあって魔界に乗り込み、前魔王と堕神を倒す。
身長190cmを超えた巨体。顔立ちやら体格やらでだいぶ目立つ容姿である。
戦闘において元々ど素人だったうえ付け焼き刃でも神の祝福の補正で非常に強かったと本人は言う。それがない今、勇者のみが使える「雷」の能力と魔法の多くがなぜか使えない模様。さらに体術等は残っているが、勘が恐ろしく鈍っているため、全然強くない。村へ 帰るんだな。 って言われても仕方ないくらいには。
称号 スコシ ツヨイ ノウミン
31 : ◆VhnJvrl/Hc [saga]:2017/08/02(水) 23:30:43.75 ID:flk4AQ/b0
まったこいつしょーもねーミスしてる
とり変更
32 : ◆VhnJvrl/Hc [sage saga]:2017/08/04(金) 00:27:49.61 ID:5oZUcfp10
王女様
とても若い年齢で国を治めている。その美貌は各国から注目を浴びる程。
腰まで届く長い黒髪と色白さが魅力だとか。
現在顔を怪我し、それを隠すために仮面をつけている。治りは相当悪いようだ。
元々王という夫がいたが政略結婚だった。
勇者と話す機会が多かったため彼の1番の理解者である。
33 : ◆VhnJvrl/Hc [sage saga]:2017/08/04(金) 00:34:47.74 ID:5oZUcfp10

母が足れ目なのに対し釣り目の女の子。彼女も母のように肩にかかるほど髪を伸ばしている。
母子とまに比較的小柄であるため、実年齢より若く見られるふしがある。
また、母のわがままぼでーの片鱗を見せつつある娘。
元々世間知らずだったためかなり我が儘な性格だったが、勇者にたしなめられてからおとなしくなった。基本的に城で暮らすことが多かったため勇者の話を聞くのが大好きである。
興味を持つと勤勉さが出てみるみる知識などを吸収する天才肌でもある。
34 : ◆VhnJvrl/Hc [sage saga]:2017/08/04(金) 00:43:23.76 ID:5oZUcfp10
魔法使い
各地の魔王軍の被害をとめるための旅の途中仲間になった。
魔法学園でそこそこな成績をあげていた。
いつもピンクの髪をサイドテールで縛り、白のローブと帽子を愛着している。身長は高め。食が細いのか痩せ気味だが、何故かでるとこはちゃっかり出ている。そのことを級友にからかわれたことも多々あったり。
今は薬学メインで医学について研究をしているらしい。得意な魔法は火を操るもの。
35 : ◆VhnJvrl/Hc [sage saga]:2017/08/04(金) 00:55:34.77 ID:5oZUcfp10
騎士
元々城の下っ端の兵だったが勇者にスカウトされ仲間だった。今は再び城に勤めているが、かなり上の方である。
日々肉体を鍛えているが、きちんと女性として自分を磨いていたりする。腹筋はあるけど胸はない。
鋭い眼光とまちがわれる釣り目と短い白髪。背丈は165を超えて高い。しかし胸はない。それがいい。
オンオフはきっちり分ける人。前よりもすこし雰囲気が変わってる様子。
36 : ◆VhnJvrl/Hc [sage saga]:2017/08/04(金) 01:01:25.62 ID:5oZUcfp10
安価って言ってるのだから安価にしましょか。
では↓2で誰に安価が傾きやすいかコンマ判定します
01から24 女王
25から49 姫
50から74 魔法使い
75から98 騎士
ぞろ目 誰も選ばないぞ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/04(金) 07:18:00.74 ID:NXHtd5ZvO
kskst
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/04(金) 07:33:31.53 ID:X6FJL+jv0
39 : ◆VhnJvrl/Hc [sage saga]:2017/08/04(金) 13:29:16.56 ID:gkIkztEj0
魔法使い「・・・え、道を教えてほしい?」

あいつとは、たしか俺が森で迷ってるときに出会った。

魔法使い「ここは魔物がいて危ない?はい。わかっています。それが?・・・ああ、あなたはこの制服を知らないんですね」

魔法使い「これは魔法学校の制服です。私はそれの最上級生です。・・・はい?だから、大丈夫ですって。私は一人でも・・・」

魔法使い「・・・へ!?オーガ!?か、隠れなきゃ!?」

魔法使い「・・・旅人!早く逃げてください!私は、一応火の魔法を操るのが得意です!オーガに有効なのです!」

魔法使い「はぁ・・・はぁ・・・。はは、み、見つかったけど、近寄られる前に、倒せた・・・。ま、魔力が枯渇して、ますが、動けないわけじゃありません。早く逃げましょう・・・」

魔法使い「え・・・!?嘘、追いかけて・・・!しかも、3体!?何・・・これ」

魔法使い「・・・あなただけでも、逃げ延びてください。私は、きっと生き延びます!」

魔法使い「ま、待ってください!危険です!わ、私がもっと強ければ・・・!」

魔法使い「・・・へ?え、オーガが、一瞬で、倒された・・・?」

魔法使い「す、すごいです!今の魔法、なんでしょうか!雷?え!?そ、それって!」

魔法使い「たたたたたいへん失礼しました!ま、まさか、ゆゆゆ勇者様がこここここここにく、来るなんて・・・」

魔法使い「ゆ、勇者にみえないなんて、いえ、私の目が節穴なだけで・・・」

魔法使い「・・・へ?そんな畏まらなくていい?」

魔法使い「・・・いえ。私の憧れなんです。凄いです!」

魔法使い「え?すこしお話しませんかって?はい!こちらこそ、よろしくお願いします!」
40 : ◆VhnJvrl/Hc [sage saga]:2017/08/04(金) 13:32:32.77 ID:gkIkztEj0
1日目 朝

何か重いものを腹部に感じた。その瞬間ゾッとした。また、何かわからないものが来たのか。

また襲撃にきたのか!

くそ、昨日決意したばかりなのに!

俺はすこし首をあげて目を開けた。
41 : ◆VhnJvrl/Hc [sage saga]:2017/08/04(金) 14:44:18.38 ID:gkIkztEj0
魔法使い「ー・・・」

なんだ、魔法使いか。

・・・そういえば、こいつ朝が弱いんだっけ。

スゲー早寝早起きな騎士と、逆に夜型に偏っている魔法使い。まぁ、元肉体労働系と学者の道を歩いていた二人だ。そうなるのかもな。

俺は農家だから、普通に早起きである。

まぁ、物騒なことじゃないから、いいか。特に何かあるわけじゃないのが、1番だ。

ただ、たまにもぞもぞと動くのがこそばしい、

顔を見る。難しい顔をしている。疲れが溜まっているから起きる気配がない。・・・なんとか動く右手で頭を撫でる。むー、お声を漏らしていやがるが、すこし、顔が和らいだ気がした。
42 : ◆VhnJvrl/Hc [sage saga]:2017/08/04(金) 15:20:28.27 ID:5oZUcfp10
騎士「・・・申し訳ありませんでした」


あの後、姫様がドアをノックし、返事がないのでと部屋に入室なさったことで今までほんわかしてた気が一気に凍った。

最初笑みを浮かべながら入室し、起きて元気な俺の顔を見て泣きそうになり、そして魔法使いを見て大激怒した。

魔法使いはたたき起こされ、何事かとすっ飛んできた騎士が状況を見て即座に理解し、魔法使いを小突く。

で、今は魔法使いと騎士が土下座をしていた。


騎士「・・・本当に申し訳ありません。きちんと、今後このようなことがないよう・・・」

姫「全く!勇者様の監視もきちんと行う、と言っておいてこれですか!」

魔法使い「・・・おっしゃる通りです」

勇者「ま、まぁ、大丈夫ですよ。一晩寝たおかげで、とても快調です。何もなかったのですから」

姫「当然です。それが当たり前です。その上で粗相をしたから悪いのです」

勇者「え、えと・・・いえ、朝から和みましたよ。彼女の寝顔が見れて」


その言葉に魔法使いは顔を赤くし、ひゃーと小さな悲鳴をあげる。騎士と姫様はすごく圧のかかった視線をこちらに向ける。


女王「・・・何事かしら?」


そこに女王様が入ってきた。


勇者「」ブッ


彼女はレースつきの白のネグリジェを着ていた。しかし、彼女の豊満な体の女性らしさをこれでもか強調させた。

まず、太ももまでみえる足。目が吸い込まれそうな程の色と形。さらに、胸辺りは大きすぎてか本来は肩が見える程度なのだが、隙間ができてしまっている。


姫「てい」

勇者「痛いですそこはとても痛いです」


俺は脇腹あたりに思い切りチョップをされる。何度も。


女王「・・・?」

姫「・・・お母様。せめて、勇者様の前なのですから」

女王「・・・!」



女王様は慌てて部屋をでる。・・・残念だと思う気持ちで一杯になった俺を許してください


魔法使い「勇者様、失礼なことをしたのですから、後で謝ってくださいね」


はい。そうします。
43 : ◆VhnJvrl/Hc [sage saga]:2017/08/07(月) 15:53:16.32 ID:gbDOewDD0
昨日の捜索の結果、相手が逃げた痕跡は物証、魔証ともに一切見つからなかったらしい。
今後は警備をより強化するとともに、城を魔よけの結界も強めているそうだ。また、日中は城の中で過ごすが就寝は離れの方で行うそうだ。転移魔法持ち対策としての措置だ。

朝食の時間。神へのお祈りを済ませ、女王様、姫様とともに会食。女王様はどこかよそよそしく、姫様はすこし、いやかなり期限が悪そうだ。

・・・お城の食事は大変おいしいが、こころがやすまらないな。


・・・そのまま無言で、お互い気まずい感じで朝の時間が終わったのだった。
44 : ◆VhnJvrl/Hc [sage saga]:2017/08/07(月) 16:05:09.70 ID:gbDOewDD0
一日目 午前

姫達は離れで暮らしているが、俺は今後一つの客間を与えられて過ごすことになる。

・・・ま、俺の強い希望のせいなのだが。

妥協案として俺は魔法具、大きさを自由に変えられる魔銀の剣を渡されている。これは魔族や魔物に対して効果を持つと同時に、携帯しやすさを考えた上でのこと、らしい。

・・・別にするわけではないが、王族が関係する客人だからといって、剣の携帯を許すものなのか・・・?

今現在、短剣のような片手で持てるほどの大きさである。慣れ親しんだであろう剣を思い浮かべ、魔力を注ぐ。

どんどん形つくられ、それが完成する。感触を確かめてみるが、さすが魔法具、きちんとした出来である。

しかし、かかった時間が、だいたい3秒。

・・・長すぎる。だめだな。


「これは練習あるのみだね」


そうつぶやきながら剣の大きさを戻し、懐に忍ばせておく。
45 : ◆VhnJvrl/Hc [sage saga]:2017/08/07(月) 16:10:38.57 ID:gbDOewDD0
勇者(さて。これから何をしようかな)
↓1

00〜30 たしか魔法使いは・・・
31〜45 お姫様のご機嫌をとらなければ
46〜60 女王様にお話しなきゃな・・・。
61〜75 そういえば騎士は何をしているんだろう。
76〜99 訓練場にいこうかな。筋肉が俺に語りかけてくるのだ・・・
46 : ◆VhnJvrl/Hc [saga]:2017/08/09(水) 19:43:36.22 ID:wnmEaNQa0
明日まで書き込みなければ勝手にこちらで確定します
勇者(さて。これから何をしようかな)
安価↓1

00〜30 たしか魔法使いは・・・
31〜45 お姫様のご機嫌をとらなければ
46〜60 女王様にお話しなきゃな・・・。
61〜75 そういえば騎士は何をしているんだろう。
76〜99 訓練場にいこうかな。筋肉が俺に語りかけてくるのだ・・・
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