ミーナ「お邪魔しま〜す」

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19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 02:50:43.62 ID:pwdm0Xveo
期待
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 10:32:16.34 ID:rQBd23Ww0

芳佳「ミーナ中佐、お昼食べたらどこか行きたい場所ありますか?」

ミーナ「そうねぇ.....長旅で疲れたからお昼寝してもいい?」

芳佳「うぇっ!?昼寝ですか?」

ミーナ「あら、いけなかったかしら?」

芳佳「と、とんでもないです!今日はいい天気なので良く寝れると思います!」

ミーナ「そうね〜.....のんびりするには最高ね」

芳佳「扶桑の家には縁側っていうところがあって......そこにいると不思議とよく寝ちゃうんですよ」

ミーナ「へぇ〜....初めて聞いたわ」

芳佳「食器洗い終わったら縁側に行きましょっか」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 10:41:55.50 ID:rQBd23Ww0

ミーナ「私も手伝うわ」

芳佳「ありがとうございます!」

芳佳「あ、あと夕方からは街でお祭りがあるので行きませんか?」

ミーナ「えぇ!もちろん行くわ」

芳佳「露店がいっぱい出て、花火も打ち上げられるんですよ〜!早く行きたいなぁ」

ミーナ「嬉しそうね(はしゃいじゃって可愛いわね)」

芳佳「だって夏休みの大イベントですよ!それにミーナ中佐と一緒に行けるなんて絶対に無いような機会ですから」

ミーナ「ウフフ...ありがとう......私も楽しみ」



............


..........


.....



..



22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 10:55:41.10 ID:rE6JXsXa0
みっちゃんのはしゃぐ姿がみたいです(みたいです)
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 23:22:25.45 ID:rQBd23Ww0

ミーナ「はぁ〜......気持ちいわぁ〜」

芳佳「ですね〜.....ぬくぬくします」

ミーナ「もう動きたくないわね」

芳佳「ふふふっ...」

ミーナ「どうしたの急に笑って」

芳佳「ミーナ中佐がこんなふうにだらっとしてるの初めて見ましたから」

ミーナ「あら...私だってだらだらする時だってあるわよ」

芳佳「でも部隊のみんなの前では絶対しないじゃないですか....だからレアな光景だなって」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 23:31:46.53 ID:rQBd23Ww0

ミーナ「そうね....そんなところ見せられるわけないから.....」

芳佳「ですよね」

ミーナ「でも今日は休暇だから....」

芳佳「なんか本当に不思議な感じです.....」

ミーナ「........そう?」

芳佳「はい.....だってミーナ中佐と二人きりになることなんてなかったですし.....それに、私の家に来てこうして縁側で一緒に寝てるなんて考えられないですから...」

ミーナ「たしかにね...でも私はあまりそう感じないわ」

芳佳「なんでですか?」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 23:43:21.58 ID:rQBd23Ww0

ミーナ「だって私たちは同じ空の下にいるから....どこかにいるんだなって感じることが出来るでしょ?」

芳佳「はい....でも....」

ミーナ「フフ.....宮藤さんは自分が空を飛んだ時にどう感じた?」

芳佳「え?う〜ん...そうですねぇ..........広いなぁって感じました」

ミーナ「私もね.....最初無限に広がっているようにみえた........でも違ったわ...」

ミーナ「世界はとても狭いんだって....」

芳佳「なんだか難しいです」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 00:03:31.50 ID:goPmv1pQ0

ミーナ「そう?...空を飛んでいけば必ず大切な人の所に行くことができる....私たちは別に大きな壁で遮られているわけじゃなくて...」

ミーナ「その.....空で繋がっている.....だからいつどこで会ってもいつもの宮藤さんに感じると思うわ.......」

芳佳「えへへ...そうかもしれません.......でもやっぱりミーナ中佐が私の家にいるのはやっぱり不思議です」

ミーナ「この状況は確かに不思議かもね...」フフ

芳佳「あ、そういえば」

ミーナ「ん?」

芳佳「スイカがあるので食べませんか?」

ミーナ「え、えぇ....なんか急でびっくりしたけど...食べてもいいのかしら?」

芳佳「もちろんです!...この辺の畑で獲れるのを良く貰うので余っちゃってるくらいなんですよ」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 00:10:58.59 ID:goPmv1pQ0

ミーナ「それなら頂こうかしら...」

芳佳「扶桑の夏といえばスイカなんですよ」

ミーナ「そうなの、あまりスイカは食べないから楽しみね」

芳佳「今切ってきますね〜」


・・・

・・・

・・・


芳佳「出来ましたよ〜」

ミーナ「あら綺麗ね」

芳佳「冷やしてたやつなのですごい美味しいと思いますよ」

ミーナ「それじゃいただくわ」

芳佳「どうぞどうぞ」

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 00:19:11.47 ID:goPmv1pQ0

ミーナ「......あら、みずみずしい...」シャリシャリ

芳佳「お塩かけますか?」

ミーナ「え?塩をかけるの?」

芳佳「美味しいんですよ」

ミーナ「そ、そうなの?じゃあ振ってもらえるかしら」

芳佳「はい!」

フリフリ


ミーナ「.........う〜ん....ちょっと微妙.....かも....」シェリシャリ

芳佳「えぇ〜?そうですか!?残念です....」

ミーナ「ご、ごめんなさいね....(私の舌がおかしいのかしら?)」

ミーナ「でもスイカ自体の味は最高よ」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 22:44:50.09 ID:goPmv1pQ0

芳佳「本当ですか?ありがとうございます」

芳佳「あ、ミーナ中佐の口の横に種ついてますよ」クス

ミーナ「え?どこ?」

芳佳「ここです」ツンツン

ミーナ「ほんとだ...みっともないわね」フフ

芳佳「写真に撮りたかったです」

ミーナ「そんなことしなくていいから」

芳佳「えへへ〜」

ミーナ「甘いの食べたら余計眠くなってきたわ〜....もうひと眠りいいかしら?」

芳佳「私も眠たいです」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 22:51:50.41 ID:goPmv1pQ0

・・・・・

・・・・・


ミーナ zzZ スゥ

芳佳(もう寝ちゃった......)

芳佳(ミーナ中佐の寝顔.....綺麗だな〜....)


芳佳(近づいてもいいよね....もっと..............)



芳佳(.......ルッキーニちゃんの気持ちが分かった気が......する.......)



......................


..............




.......



..



31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23:02:44.89 ID:goPmv1pQ0

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・


ミーナ「ん........ぅ.......」

ミーナ「..........はぁ..........」パチパチ

ミーナ「ん?」


芳佳 zzz スピィ⁻

ミーナ「あらあら.......可愛い顔して寝ちゃって......」

ミーナ(もう日が暮れてきてるわね......起こさないとだめよね.......)


ミーナ「宮藤さ〜ん....起きてちょうだい〜」グラグラ

芳佳「..........ぅう〜..........あとちょっと〜..................」

ミーナ「エーリカみたいなこと言ってないで.......起きて.....」ユラユラ

芳佳「..........っ!?」ビクッ

芳佳「あ......ミーナ中佐.........」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/15(火) 01:17:35.67 ID:vjWGAaKIo
ゆっくりとした雰囲気に癒される
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 21:00:22.84 ID:Wy0G6OGfO

ミーナ「起きたわね宮藤さん」

芳佳「........はい.........なんかすいません............起こしてもらっちゃって」

ミーナ「いいのよ.....宮藤さんも疲れてたでしょうから......」

芳佳「あ、はい.............それよりもう夕方になっちゃいましたね!お祭りに行かないと遅れちゃいます!」

ミーナ「そうね!早く行きましょう」

芳佳「はい!」

ミーナ「荷物は持たなくていいわよね?」

芳佳「ええ、でも一応お財布とか貴重品だけ一応持ってってください」

ミーナ「そうね」

芳佳「私顔洗ってきますね」

ミーナ「分かったわ」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 21:09:24.99 ID:Wy0G6OGfO

ミーナ(お財布お財布っと.......ここだったかしら.....)

ミーナ(.......あったわお財布................................そういえばこれ............宮藤さんは喜んでくれるかしら....)


ミーナ「ま、今日はお祭りを楽しまなくっちゃね」



芳佳「ミーナ中佐〜.....準備できましたか〜?」

ミーナ「ええ!今行くわ!」



芳佳「ちょっぴり歩いて時間かかるんですけど、車とかなくてすいません」

ミーナ「気にしないで.....宮藤さんと一緒に歩くことなんて滅多にないし楽しみよ」

芳佳「えへへ....私はちょっと緊張します」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 22:05:14.41 ID:9UqdtUyn0

ミーナ「そうかしら?」フフ

芳佳「は、はい」




ガラガラッ ピシャ......


芳佳「行ってきま〜す!誰もいないけど」

ミーナ「行ってきます」


ミーナ「ふぅ〜........結構涼しくなってるわね」

芳佳「ですね〜.......そういえば欧州は太陽が出てる時間長かったですよね」

ミーナ「そうね....夏は結構長いわ」

芳佳「扶桑よりも過ごしやすかったですし、またロマーニャに戻りたいです」

ミーナ「フフ...そうねえ......確かに扶桑は湿気が多いわよね.........」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 22:18:51.95 ID:9UqdtUyn0

芳佳「そうなんですよ....なんだか疲れちゃいます」

ミーナ「でもいいじゃない....扶桑の夕暮れの景色はとても綺麗だから..........宮藤さんのはちょっと贅沢な悩みね」

芳佳「それとこれとは別です!」

ミーナ「宮藤さんらしいわね」

芳佳「えぇ....そうですかね?」

ミーナ「そうよ」

芳佳「.................................そういえば」


ミーナ「なあに?」

芳佳「ミーナ中佐は...........将来の夢って....あるんですか?」

ミーナ「う〜ん..........全然考えてなかったわね.......」

ミーナ「ネウロイのことで一杯だったから」

芳佳「そうですよね............私の勝手な考えだとミーナ中佐は先生なんか似合うと思ってたんですけどね」アハハ

ミーナ「そう?子供たちに何か教えることなんて想像もしたことなかったわ.....」フフ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 22:27:28.38 ID:9UqdtUyn0

ミーナ「でもね.......ちょっと自分の中でしたいことはあるの.....」

芳佳「え?なんですか?」

ミーナ「歌手になってみたい.......かしら」

芳佳「あ!そういえばブリタニアでミーナ中佐が歌を歌ってましたよね!とても上手でした!」

ミーナ「あら....ありがとう.......覚えててくれたのね」

芳佳「もちろんですよ〜!絶対ミーナ中佐なら歌手になれますよ!」

ミーナ「そういわれると頑張らなくっちゃね」

芳佳「頑張ってください!扶桑にも歌いに来てくださいね」

ミーナ「ええ、もちろん行くわ」

芳佳「光の速さで駆け付けますよ」

ミーナ「ウフフ.....その時は宮藤さんに健康診断をしてもらおうかしらね」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 22:36:18.14 ID:9UqdtUyn0

芳佳「ぜひ来てください!診察料はタダにします」

ミーナ「じゃあ私の公演の入場料は無料にしなくちゃね」

芳佳「ふふっ....」

ミーナ「フフフ...................ねぇ宮藤さん............」

芳佳「何ですか?」

ミーナ「手....繋ぎましょっか」


芳佳「えっ?......あっ、はい!」


ミーナ ギュ
芳佳  ギュッ


芳佳「結構冷たいですね......ミーナ中佐の手」

ミーナ「宮藤さんのは私には暖かいわね...........」


....................................



.........................




...........






.....




39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 22:49:28.37 ID:9UqdtUyn0

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・


芳佳「到着しました!」

ミーナ「凄い賑やかね〜」

芳佳「夏といえばお祭りですから!」


芳佳「あ、焼きそばありますよ!焼きそば!食べに行きましょう!」

ミーナ「え、ええ.....」



芳佳「お祭りといえばまずこれですよ!」

ミーナ「香ばしいにおいね」

芳佳「凄い美味しいんですよ」



芳佳「あのっ、焼きそば二つ下さい!」

おっさん「はいよ〜!二つで10銭ね!」

芳佳「は〜い」ジャリン



おっさん「はいまいどあり〜!」

芳佳「ありがとうございま〜す」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 22:54:58.00 ID:9UqdtUyn0

芳佳「さ、熱いうちに食べましょう」

ミーナ「ありがとう」

芳佳「いただきま〜す」


ミーナ「いただきます」


ズルズルッ


芳佳「ん〜おいし〜!」

ミーナ「...........ズルズル出来ないわ.....................」

芳佳「え?吸い込むだけですよ」

ミーナ「..........難しいわね........」チュルチュル


ミーナ「..........んっ!美味しいじゃないっこれ!」

芳佳「良かったです!」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 23:06:46.71 ID:9UqdtUyn0

芳佳「あ、飲み物買ってきますね......ちょっと待っててください」

ミーナ「え?そんな悪いわ」

芳佳「いいんですよ!今日は任せてください」

ミーナ「フフ.....じゃあ頼んじゃおうかしら....」

芳佳「はい!」タッタッタ




ミーナ「元気な宮藤さんが見れてよかった...」ボソッ



ミーナ(帰ったらトゥルーデに伝えとかなきゃね........)


ミーナ(あの子が一番心配していたし......他の皆もだけれど.....)


ミーナ(でもきっと宮藤さんは.......)


ミーナ(魔法力があろうとなかろうと.......)



ミーナ(守るべきものがあるんでしょうね....................)



42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 23:17:48.86 ID:9UqdtUyn0


ミーナ(だから私たちは心配し過ぎなのかも.............................)


芳佳「ミーナ中佐お待たせしました!」タッタッタ

ミーナ「安心したわ」

芳佳「え?何がですか?」

ミーナ「えっ、あ...いいえ......何でもないわ..........ありがとう」

ミーナ「これは綿あめね.......この飲み物はラムネじゃないかしら?」

芳佳「はい!よく知ってますね」

ミーナ「扶桑に来る時に乗った船でよく貰ったもの」

芳佳「そうだったんですか〜....これも扶桑のお祭りでは定番なんですよ」

ミーナ「さっそくいただくわ」

芳佳「どうぞ」

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 23:24:40.62 ID:9UqdtUyn0

ミーナ「懐かしい味ね....私もよく小さい頃は食べてたわ」

芳佳「軍には綿あめなかったですもんね」

ミーナ「えぇ....作ろうと思えば作れるけど.....誰もそんな発想する人いなかったわね」

芳佳「チョコとか普通の飴とかありましたもんね」

ミーナ「そうね」

芳佳「でもあのお菓子大好きハルトマンさんも考えなかったんですね」

ミーナ「エーリカは自分で作ることなんてしないから.......」

ミーナ「でも...まぁ、このことをエーリカに言ったらうるさくなりそうだから黙っておくわ」フフ

芳佳「ははは......なんだか想像つきます....」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 23:35:26.57 ID:9UqdtUyn0

ミーナ「でしょう?..........................あっ、あれは射的ゲームかしら?」

芳佳「そうですよ」

ミーナ「当てたら何かもらえるの?」

芳佳「はい!景品がもらえるんですよ.....でも倒さないといけないんです」

ミーナ「やってもいい?」

芳佳「もちろんですよ!」





芳佳「あのっ.......射的やらしてください!」

おっさん「はいよ〜.....じゃあ好きな銃使ってやっていいよ」

芳佳「ありがとうございます」

ミーナ「じゃあこれ使おうかしら」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 23:45:41.73 ID:9UqdtUyn0

芳佳「ここのお店距離離れてるやつですね......その代り当てたら絶対倒れる的のタイプですか.......ミーナ中佐頑張ってください!」

ミーナ「もちろんよ....あれ狙おうかしら........」

ミーナ「この弾はコルクだけど宮藤さんは当てれば倒れる的って言ってたから.............」

ミーナ「..................」


芳佳(ミーナ中佐凄い集中力だ.......)


ミーナ(ここらへんで........いいわね........)


パンッ!!


ミーナ「やったわ!!」

芳佳「おお!流石です〜」

おっさん「お嬢さん上手いね〜」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 23:50:59.55 ID:9UqdtUyn0

ミーナ「ありがとうございます」

ミーナ「さ〜て残りも全部当てるわよ〜」


パァン!


パァン!!


ミーナ「よし!」



パァン!!!







パァン!!!!



芳佳「す、すごい全弾命中....」

ミーナ「よっしゃあああああああああああ!!!」ガッツポ

芳佳「ミーナ中佐.........」

ミーナ「あ....ごめんなさい......(つい........)」

おっさん「こりゃ参ったねぇ....ほとんどいないよ全部当てるなんて......」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/17(木) 23:57:16.71 ID:9UqdtUyn0

ミーナ「それはどうも.....」

おっさん「はい、好きな景品とってっていいよ」

ミーナ「う〜ん.....どれにしようかしら......せっかくだから扶桑のお菓子でも......」


ミーナ「じゃあこのキャラメルとドロップ二つずつ下さい」

おっさん「はいよ、あと一つはどうする?」

ミーナ「そうねぇ......宮藤さんは何か欲しいのある?」

芳佳「え?いいんですか?」

ミーナ「当たり前じゃない」

芳佳「ありがとうございます!えっとどれにしようかな〜..................」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 00:03:36.44 ID:QhvGvkAZ0

芳佳「う〜ん......悩むなぁ......」

芳佳「あ、じゃあこの扶桑人形で!」

ミーナ「あらいいじゃない....じゃあこれ下さい」

おっさん「はいよ」

おっさん「ありがとね〜お嬢さんたち〜」


芳佳「は〜い!ありがとうございました」

ミーナ「ありがとうございました」


芳佳「ミーナ中佐やっぱり凄いですね!」

ミーナ「そ、そう?たまたまよ」

芳佳「そんなことないですよ〜」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 00:09:19.65 ID:QhvGvkAZ0

芳佳「おっ......金魚すくいだ」

芳佳「次はあれやりましょう!」

ミーナ「いいわよ」

芳佳「ミーナ中佐と勝負です」

ミーナ「フフ....絶対に負けないわ」




芳佳「あの〜金魚すくい二人分お願いします!」

おばさん「はいはい〜......じゃあこれ網ね」

芳佳「ありがとうございます!」



ミーナ「この網で金魚をすくうの?」

芳佳「そうですよ!」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 00:15:16.68 ID:QhvGvkAZ0

ミーナ「簡単そうじゃない」

芳佳「そう思うでしょう〜?でもこの網水につけるとすごい破れやすいんですよ」

ミーナ「えぇ?そうなの?コツとかあるの?」

芳佳「えっとですね....出来るだけ小さい金魚を狙って〜......この網を斜めから一挙に水に入れてすくいだすんです」


芳佳「一回試しにやってみますね」

芳佳「よいしょっ」チャポ


芳佳「とれた!」

ミーナ「上手ね」

ミーナ「私もやるわ」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 00:21:00.87 ID:QhvGvkAZ0

ミーナ「....................」

ミーナ「今よ!」チャポッ


ミーナ「..................」

芳佳「あっ.......破けちゃいましたね」

ミーナ「宮藤さんのと紙質違ったりしないわよね?」

芳佳「そ、それはないですって.....」

芳佳「たぶん入れる時に力入れ過ぎたんだと思います」

ミーナ「もう一回チャレンジするわ」



ミーナ「.........................」チャポ


ミーナ「...........................」

芳佳「えぇ.........」


ミーナ「もう一回!」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 00:26:34.77 ID:QhvGvkAZ0


ミーナ「.......今!」チャポ

ミーナ「.......................................」


芳佳「」


ミーナ「もう一回よ!」



ミーナ「ここね!」チャポッ


ミーナ「..........................................」

芳佳「フフッ...........」

ミーナ「ちょっと!今笑ったわね?」

芳佳「いやっ.....ちが....笑ってないですって」

ミーナ「はぁ.....これは私の負けね...........」

芳佳「ミーナ中佐の不得意な事発見ですね」

ミーナ「それは....私だって完璧じゃないもの....」プイ

芳佳(あ、すねちゃった...)
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 00:33:03.90 ID:QhvGvkAZ0


ヒューーーー..........ヒュルヒュル...ッドォンッ!!!



芳佳「わぁ!花火ですよ花火!」

ミーナ「.................美しいわ..........」

芳佳「どっかに座って見ましょう!」

ミーナ「ええ!そうね」




芳佳「今日が晴れててよかった〜」

ミーナ「このお祭りのために空が晴れたのかもね」

芳佳「そうかもしれないです!」

ミーナ「こんな綺麗な花火見るのは初めてかも」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 00:40:29.95 ID:QhvGvkAZ0

芳佳「扶桑の花火職人さんが時間をかけて作ってますから」

ミーナ「この一瞬のためだけにかけてるのね......」

ミーナ「言葉で言い表せないくらい......なんて情緒的で感動的な作品なのかしら.........」

芳佳「街の皆が見てくれますからね」



ミーナ「宮藤さん」

芳佳「はい!」

ミーナ「今日は本当にありがとう.......素敵な思い出ができたわ」

芳佳「どういたしまして!ミーナ中佐が喜んでくれて本当によかったです!」


...............................


.....................




............




.....


..
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 00:47:43.92 ID:QhvGvkAZ0

宮藤診療所


ガラガラー


芳佳「ただいま〜」

ミーナ「ただいま」


芳佳「疲れましたね〜」

ミーナ「ええ、いっぱい遊んだものね」

芳佳「ですね〜...」

芳佳「今お風呂沸かしますね〜」

ミーナ「何から何までありがとう」

芳佳「いいんですって...今日はミーナ中佐はお客さんですから」

ミーナ「フフ....そうはいっても501にいた時の宮藤さんがやってたこととと変わらない気がする」

芳佳「そうですか?」

ミーナ「ええ」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 00:57:12.01 ID:QhvGvkAZ0

芳佳「ミーナ中佐はお布団で寝たことありますか?」

ミーナ「無いわ」

芳佳「じゃあ今日が初めてですね!」

ミーナ「そうね...布団っていうのは扶桑式の寝具よね」

芳佳「そうです」

芳佳「いっしょに運ぶの手伝ってもらっていいですか?」

ミーナ「いいわよ」



ミーナ「これも結構重いわね...」

芳佳「でもお米よりも軽いと思います!」

ミーナ「そうね......やっぱり分かってて運ばせたのね...お米」

芳佳「そ、そんなつもりじゃないですよ....」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 01:01:31.94 ID:QhvGvkAZ0

芳佳「私先行きますね」

ミーナ「オッケ―」

芳佳「せーのっ....よいしょっと」



ミーナ「ここに置くのかしら?」

芳佳「そうですね」

ミーナ「よいしょっと....」ボフッ

芳佳「ありがとうございます」

ミーナ「ふぅ.....」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 01:06:48.20 ID:QhvGvkAZ0

芳佳「もう少ししたら沸くのでお先にお風呂入ってください」

ミーナ「分かったわ」



〜数分後〜


ミーナ「久しぶりの浴槽ね〜」


ザバン


ミーナ「はぁ〜....疲れが取れるわ〜..................」

ミーナ「やっぱりお風呂はいいわね....」


ミーナ「サントロンの基地にも作ってもらおうかしら......」


ミーナ「でもそんな予算ないか....」


・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 01:17:53.65 ID:QhvGvkAZ0

芳佳「お風呂気持ちよかったですね!」

ミーナ「ええ、汗かいた後でさっぱりしたわ」

芳佳「お水いりますか?」

ミーナ「ううん...宮藤さんが入ってる間飲んだから大丈夫よ」

芳佳「はい」

ミーナ「長い一日だったわね」

芳佳「はい!でも明日ミーナ中佐が出発しちゃうと思うと寂しいです」

ミーナ「私も宮藤さんともっと一緒にいたいわ」

芳佳「今度扶桑に寄ったときはまた来てくださいね!」

ミーナ「もちろんお邪魔するわ」

芳佳「絶対ですからね」

ミーナ「約束する」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 01:23:44.08 ID:QhvGvkAZ0

ミーナ「今度は出来たらトゥルーデとエーリカも連れてきたいわね」

芳佳「ぜひ来てください!」

ミーナ「ええ」



ミーナ「さ、そろそろ寝ないと」

芳佳「明日朝早いんですもんね」

ミーナ「そうなのよ.........」

芳佳「じゃあ電気消しますね」


カチ


ミーナ「おやすみなさい、宮藤さん」

芳佳「おやすみなさい、ミーナ中佐........」



.............................


.............................


.............................



..................




..........


61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 09:36:56.54 ID:QhvGvkAZ0

チュンチュン チュンチュン


ミーナ「...........ん...........ぅ..........」


ミーナ「....................おはよう........」ガバ


芳佳「あ、おはようございます!ミーナ中佐」

ミーナ「随分早く起きたのね.........」

芳佳「はい!」

芳佳「あの、お弁当作ったので道中是非食べてください」

ミーナ「本当に?ありがとう、嬉しいわ」

芳佳「どういたしまして」

芳佳「あ....あと30分くらいでお迎えが来ちゃいますよ」

ミーナ「そうね、準備しなくちゃ」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 09:44:15.00 ID:QhvGvkAZ0

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〜玄関〜


芳佳「なんだか慌ただしい朝になっちゃいましたね」

ミーナ「そうね...もうちょっとゆっくりしたかったけど......今日は朝早くから会議があるから.....ごめんなさいね」

芳佳「そんな..謝らないでください.....私は凄い楽しかったですから」

ミーナ「そうね、色々お世話になってありがとう.....」


ミーナ「そうだ....最後にこれを渡さなくちゃね」

芳佳「何ですか?」

ミーナ「今日は宮藤さんの誕生日でしょう?お誕生日おめでとう、宮藤さん!」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 09:54:55.55 ID:QhvGvkAZ0

芳佳「覚えててくれたんですね!ありがとうございます」

ミーナ「当たり前じゃない....それと....このプレゼントは.......これは501のメンバーが書いてくれた寄せ書きの色紙よ」

芳佳「えぇ!いつの間に書いてくれてたんですか!?」

ミーナ「これはね....ロマーニャで501が解散になって別れる前に......皆に書いてもらったのよ」

ミーナ「私が扶桑に行くことは決まっていたから....ちょうど宮藤さんに渡せると思ってね」

芳佳「わぁ〜!ありがとうございます!大切にします!」

ミーナ「フフ....いいのよ.....それに.....宮藤さんが元気でよかったわ」

ミーナ「皆ね....宮藤さんのこと心配していたから....」

芳佳「.....魔法力のことですか?」

ミーナ「ええ......」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 10:11:57.80 ID:QhvGvkAZ0

芳佳「それは大丈夫です!あの時..........坂本さんも.....501のみんなも.............ロマーニャの人たちも.......守ることが出来ましたから!」

芳佳「だから後悔はしてません!」

ミーナ「そう............ウフフ............そうよね........」




ミーナ(宮藤さんには..........................どんな時も...誰かを守る力があるもの...........................)





ブロロロロ



芳佳「あ、お迎えのお車が来ましたよ!」

ミーナ「ええ」

芳佳「これでお別れになっちゃいますね......」

ミーナ「そうね.....でももう会えないわけじゃないわ....だから悲しい顔をしないで」

ミーナ「言ったでしょ?私たちは一つの空で繋がっているからって..........」

芳佳「そうですね!また会える日を楽しみにしています!」

ミーナ「私も楽しみにしているわ」


ミーナ「ありがとう宮藤さん....さようなら」






ミーナ「お邪魔しました」ウフフ



−おしまい−
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 17:23:02.38 ID:qiPNckl6o

面白かった
劇場版前か
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 19:48:05.64 ID:gg6WZ3Vp0

誕生日に合わせるとはにくい演出だね
ただ、みっちゃんミーナ中佐に会えなくて芳佳ちゃん愚痴言われそうだなww
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 00:03:08.28 ID:NJc57w+PO


そういえば芳佳ちゃんの誕生日だったのか
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 13:17:23.28 ID:oNybKa2+o
乙ー
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