ガヴリール「嘘の告白?」マルティエル「はい、そうです」

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87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/04(金) 21:21:36.39 ID:iGUcP8wh0


次回がラスト  ガヴリール修羅場編
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/04(金) 21:38:14.00 ID:mkpFUUBhO
ワクワクしてきた
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 00:07:46.61 ID:0tEBr5YPo
ガヴちゃん面白い事になってる
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 00:58:25.36 ID:v7Xeok+p0
そしてガヴヘッド争奪戦へ…(nice boat.)
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 03:28:00.45 ID:4Oro4fL6o
収拾のつき方が想像できん!
どうなるんだ
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 07:49:58.91 ID:gtNXJOnF0
かなしみーのー
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 17:07:41.56 ID:USCJFUddo
5Pで解決
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:23:32.45 ID:NBSKZXFYO


ガヴリール「今の時刻は……17時半!」チラッ

ガヴリール「いつ私の家に来るかは分からない……まずは、みんなに電話しよう」

ガヴリール「それで、今日は家に来ないように伝えよう!」

ガヴリール「まずはヴィーネから……」プルルルル

ガヴリール「…………でない」

ガヴリール「次はタプリス」プルルル…


…………………………

………………

……



ガヴリール「おかしい……4人に電話しても誰も出ない……」

ガヴリール「神足通を使って家に帰るか」テーンシノハネ ヒーローゲテー

ガヴリール「…………」

ガヴリール「駄目だ。パンツさえ移動しなくなった……」

ガヴリール「くそっ、こんな時に神足通を使えないとは……情けない」

ガヴリール「……しょうがない。走って帰るか」ダッ


95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:24:55.87 ID:NBSKZXFYO


―ガヴの家前―


ガヴリール「ゼエゼエ……普段運動してないから、相当きつい……ゼエゼエ……」

ガヴリール「今の時刻は……18時か……」フウ

ガヴリール「まだ、誰も家に来ていないことを祈ろう」

ガヴリール(タプリス以外は家に入れるから、照明がついているなら確実に居るだろうな)

ガヴリール「スーハー……よし! 誰も居ませんように!!」ガチャッ


―玄関―


ガヴリール「明かりは付いてない……まだ来ていないのか……」キョロキョロ

ガヴリール「はあ……良かった……」ホッ

ガヴリール「皆が来る前に、対策を練ろう」スタスタ


ガヴリール(この時、私はまだ気付いていなかった。玄関に誰かの靴があったことを……)

ガヴリール(玄関から居間へ繋がる廊下が、少しだけ片付いていることを……)


96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:26:18.60 ID:NBSKZXFYO


ガヴリール「はあ……疲れた……」ガチャッ


ドアを開けると夕陽が沈み込み、薄暗くなっていく部屋に、3つの影があった

その影の主はヴィーネ、サターニャ、タプリスだった


ガヴリール「ヒッ……」


3人は机の周りに座り、じっと俯いていた

そのあまりにも異様な光景に思わず、小さな悲鳴を上げていまった

その悲鳴に反応して、ヴィーネがゆっくりと顔をあげ、私を見て言った


ヴィーネ「あら……おかえりなさいガヴ……」

97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:28:03.33 ID:NBSKZXFYO


ガヴリール「た……ただいま……」

ヴィーネ「なんでこんなに遅かったのかしら……?」

ガヴリール「え、えっと……」

ヴィーネ「もしかして……」


ヴィーネ「また、誰かを誑かしていたの?」


ガヴリール「!!」

ガヴリール(ヴィーネ達はすでに知っている……私のやった行いを……)ジリジリ


ポスッ


ガヴリール「ん……頭に柔らかいものが……?」

ラフィエル「あらー、ガヴちゃんはどこに行こうとしてるんですか……?」

ガヴリール(ラフィエル!? いつの間に後ろに!?)ビクッ

ラフィエル「取り敢えず……ガヴちゃん座りましょうか」

ガヴリール「あ、あの……」

ラフィエル「座りましょうか」

ガヴリール「はい……(ラフィ、怖いよ)」ストン 正座



98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:28:54.30 ID:NBSKZXFYO


ヴィーネ「……」

サターニャ「……」

タプリス「……」

ラフィエル「……」

ガヴリール「……」



シーーーーーーン



ガヴリール(沈黙が怖い……なんで誰も音さえ立てないんだよ)

ラフィエル「……ガヴちゃん。なぜこんなことをしたのか理由を教えてくれませんか……?」

ガヴリール(避けては通れない壁……こんなことしてしまったんだ……すべて話そう)

ガヴリール「実は―――――――」


99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:30:50.15 ID:NBSKZXFYO


ヴィーネ「……」

サターニャ「……」

タプリス「……」

ラフィエル「……」

ガヴリール「本当にすみませんでした……」ペコリ

ガヴリール(より一層、沈黙が深くなってしまった……)

ガヴリール「……」


ヴィーネ「……ねえ、ガヴ」

ガヴリール「は、はい。なんでしょうか……?」

ヴィーネ「こういうウソをついたのがガヴで良かったわ……」

ガヴリール「えっ……どういうこと……?」

ヴィーネ「他の人だったら多分、私は……」

ヴィーネ「……」

ガヴリール(……なんだよその間は!? 怖いんだけど!)



100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:32:31.36 ID:NBSKZXFYO


タプリス「先輩……」

ガヴリール「なんだ、タプ……リス……」

タプリス「ヒッグ……ヒッグッ……」ポロポロ

ガヴリール「タプリス……本当にごめん」ドゲザ

タプリス「せっかく……私の大好きな先輩と一緒に……なれると思ったのに……!」ポロポロ

ヴィーネ「タプちゃん、泣かないで……あなたの気持ちは分かるわよ」ナデナデ

タプリス「月乃瀬……先輩……!」ギュッ

ガヴリール「ごめん……タプリス」


サターニャ「ねえ、ガヴリール」

ガヴリール「はい……」

サターニャ「人の感情を弄んで楽しい?」

ガヴリール「楽しく……ないです……」

サターニャ「誰だってそうよね。……でも、私が好きになったのはそんな奴だったわ」

ガヴリール「はい……本当にごめんなさい」グスッ

101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:34:37.78 ID:NBSKZXFYO


ラフィエル「もういいですよ、皆さん」

ラフィエル「今回は許しましょう」


ヴィーネ「ラフィ、どうしたの? あなたは怒ってないの?」

ラフィエル「すごく、怒ってますよ。ただ、ガヴちゃんが私達の感情に気づいているなら、嘘の告白はしないと思ったんですよ」

ラフィエル「ガヴちゃんも反省しているようですし……ここは終わりにしましょう」

ガヴリール「ラフィ……」グスッ

サターニャ「……確かに許せば苦労はしないわね」

サターニャ「それで、普段の日常に戻れるの?」

ラフィエル「そ、それは……」

ヴィーネ「難しいわね……ガヴに対する気持ちは本人に伝わったし」

タプリス「前のようには……戻れませんね……」


102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:35:57.85 ID:NBSKZXFYO


ガヴリール(……本当に私はなんて馬鹿なことをしたんだ)

ガヴリール(お金に釣られて大事なものを失くしてしまった……)

ガヴリール「……」

ガヴリール(いや、お金だけのためじゃない……! そのことを皆に言うんだ)

ガヴリール(私の本心を……)



ガヴリール「皆……言い訳になるかもしれないが、聞いてほしい」

ヴィーネ「なによ……」

103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:39:57.23 ID:NBSKZXFYO


ガヴリール「私が嘘の告白をしたのは、誰でもいいわけじゃない」

タプリス「……」

ガヴリール「他の人なら、金のためにこんなことしない」

サターニャ「……じゃあ、私達にしたのはなぜ?」

ガヴリール「それは……皆が私のことどう思っているのかを、知りたかったから……」

ラフィエル「ガヴちゃん……」

ガヴリール「まさか皆からOKされるなんて思っていなかった……」


ガヴリール「ヴィーネが家に来て、料理や掃除をしてくれるのは、ただお世話が好きだと思っていた」

ヴィーネ「こんなことするのは、ガヴだけよ」ボソッ


ガヴリール「タプリスも私を慕ってくれているのは、尊敬からくるものだと思っていたし、」


ガヴリール「サターニャは私のことライバル認識だと思っていた。ラフィは……別に好きな人いたから……」


ガヴリール「だから、皆は私に対して恋愛感情はないと思っていた」


タプリス「……」

サターニャ「……」

ラフィエル「……」

ガヴリール「皆にしたことは最低な行為だけど、これだけは……信じてほしい……」

104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:41:05.39 ID:NBSKZXFYO


ヴィーネ「……信じられないわ」

ガヴリール「……」

ヴィーネ「何言っても信じられない……また、それも嘘なんでしょ? その場しのぎなんでしょ?」

ガヴリール「これだけは本当だ! ヴィーネ達だから―――」

ヴィーネ「もういいわ!」

ガヴリール「……」ビクッ

ヴィーネ「もういい! もうガヴのことなんて知らない!」

ガヴリール「ヴィーネ……」

タプリス「お、落ち着いてください……月乃瀬先輩」

ラフィエル「そうですよ……少し冷静になりましょう」

サターニャ「……」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:43:52.38 ID:NBSKZXFYO


ヴィーネ「冷静になれですって……! そんなの無理よ!」

ヴィーネ「初めて好きになった人から、告白されたのよ! それが嘘だって……最悪じゃない……」グスッ

タプリス「……」

ラフィエル「……」

サターニャ「……」

ヴィーネ「ガヴから告白されて、両想いになり舞い上がって……恋人のために料理を作ろうと思って、学校を早退したのに……!」

ヴィーネ「告白が噓だったなんて……これじゃ、私が馬鹿みたいじゃない……!」ポロポロ

ガヴリール「ごめんなさい……本当にごめんなさい……」





ヴィーネ「だから、もういい! ガヴのことなんて……ガヴのことなんて……!」


106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:44:20.43 ID:NBSKZXFYO



ヴィーネ「大っ嫌い!!」



107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:44:51.37 ID:NBSKZXFYO


ガヴリール(ああ……もう戻れないのか……)

ガヴリール(当然の報いだ……ごめん、皆……)

ガヴリール「…‥」ポロポロ

ヴィーネ「……」ポロポロ

タプリス「天真先輩……」グスッ

ラフィエル(……)

サターニャ(ガヴリール……)


108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/08(火) 10:46:09.85 ID:NBSKZXFYO
すみません、遅くなりました

これは前編です

後編は今日の夜に投下します
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/08(火) 11:03:13.97 ID:iQoqAU7do
盛 り 上 が っ て ま い り ま し た
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/08(火) 15:22:06.90 ID:ADE3IoUIo
控えめに言って最高
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/08(火) 15:36:29.08 ID:xN3R6syE0
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112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/08(火) 15:47:17.85 ID:xN3R6syE0
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113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:30:27.72 ID:PKni9O1YO


「皆さん、お待ちください!」


サターニャ「だ、誰よ!」


「私ですか? 私は……」

マルティエル「ラフィエルお嬢様の執事のマルティエルです。以後、お見知りおきを」


ラフィエル「マルティエル!? なぜここに!?」

タプリス(あ、この人が……)

ヴィーネ(ガヴに嘘をつかせた張本人ね……)ギリッ

ガヴリール「マルティエルさん……」ゴシゴシ

114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:31:39.40 ID:PKni9O1YO


マルティエル「遅くなってしまい申し訳ありません」ペコリ

マルティエル「先程から、皆さんの話を聞いておりました」

サターニャ「悪いけど、これは私達の問題だから部外者は引っ込んでなさい」

マルティエル「そういうわけにもいきません」

ヴィーネ「じゃあ、何しに来たのかしら……」

マルティエル「はい。ここに来た理由は、ガヴリール様の発言が本心であることを証明するためです」


115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:32:31.24 ID:PKni9O1YO


ヴィーネ「!!」

サターニャ「!!」

タプリス「!!」

ラフィエル「!!」

ガヴリール「!?!?!?!?」


ラフィエル「ど、どういうことですか! マルティエル!」

マルティエル「では、聞かせましょう。ガヴリール様の本心を」スッ

ガヴリール(あれは……録音機……?)



――――カチッ



116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:33:48.40 ID:PKni9O1YO


マルティエル『もし、私がガヴリール様に、お嬢様達以外の方へ嘘の告白を頼んだ場合は、引き受けますか?』

ガヴリール『それはないね』

マルティエル『……なぜですか?』

ガヴリール『ヴィーネ達だから引き受けたんだよ。それ以外の人間なら、いくらお金を積まれようとしない』


ヴィーネ「!」

サターニャ「!」

タプリス「!」

ラフィエル「!」

ガヴリール(これは……あの時の会話か!)

117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:35:41.29 ID:PKni9O1YO
>>83 今気づいた ミス

マルティエル「それはそうと、ガヴリール様にご質問があります」ピッ

ガヴリール「今はそれどころじゃない!」

マルティエル「もし、私がガヴリール様に、お嬢様達以外の方へ嘘の告白を頼んだ場合は、引き受けますか?」

ガヴリール「引き受けないよ」

マルティエル「……なぜですか?」

ガヴリール「ヴィーネ達だから引き受けたんだよ。それ以外の人間なら、いくらお金を積まれようとしない」

マルティエル「……ゼルエル様でも?」

ガヴリール「あれこそ嫌だよ。なんで自殺行為を、しないといけないの?」

118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:37:19.32 ID:PKni9O1YO


マルティエル『それはつまり……お嬢様達が大好きだということですか?』

ガヴリール『その通りだ』

ガヴリール(ん?)

マルティエル『ちなみに、ヴィネット様のことはどう思っていますか?』

ガヴリール(!?)

ガヴリール『私はヴィーネにいつも迷惑かけているけど、そんなダメな私も受け入れてくれる。
      駄天してしまったのも、ヴィーネなら見捨てないという安心感と信頼を無意識に寄せていた。そんな彼女が大好きだ』

ガヴリール(それは思っているけど、言ってないよ!?)

ガヴリール(こんなことでヴィーネが許すはずが……)チラッ

ヴィーネ「もう……ガヴったら……///」エヘヘ

ガウリール(嬉しそうだな!)

119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:38:45.42 ID:PKni9O1YO


マルティエル『タプリス様はどう思っていますか?』

ガヴリール『タプリスは小動物系の可愛さをもった後輩だな。
      タプリスが駄天した私を見ても、接し方が変わらなかったのがすごく嬉しい。大好き』

ガヴリール(最後のとってつけたような『大好き』はなんだ!?)

タプリス「天真先輩……!」パアア


マルティエル『サタニキア様は?』

ガヴリール『サターニャは最初は鬱陶しかったが、一緒に過ごすうちにだんだんとサターニャの良い所が見えてきた。
      正直、こんな面倒くさい私に構ってくれて、感謝しているよ。ありがとう』

サターニャ「へえ……」ニマニマ

ガヴリール(こんなこと言ってないのに……段々と恥ずかしくなってきた……///)

120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:40:56.94 ID:PKni9O1YO


マルティエル『最後にラフェイルお嬢様はどのように思っていますか?』

ガヴリール『ラフィは天界で友達になれてすごく嬉しかった。その日は嬉しすぎて、一晩中寝むれなかったからね。そんなラフィとも、下界で一緒になってよかったよ。
      ただ、駄天した私を見て、幻滅させたんじゃないのかと思っていた……でも、そんなことはなかった。彼女は駄天前と後でも両方好きだと言ってくれた。
      その時、ラフィは大天使だと確信したね。そもそも、ラフィって完璧すぎない?あの綺麗な銀髪に抜群のスタイル、名家の生まれで、ドSだけど本当に人が嫌がることをしない。
      正直言って……最高だな!』

ガヴリール(なんでラフィエルだけこんなに長いの? これマルティエルさんが思っていることだよね?)

ラフィエル「ガヴちゃん……///」カアア

ヴィーネ「……」ムッ

タプリス「私もこれだけ言われたいな……」ボソッ

サターニャ「……フン」

ガヴリール『だから、皆に嘘の告白をして……私のことを知りたいんだ……』


―――カチッ


マルティエル「以上となります」

121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:43:07.96 ID:PKni9O1YO
>>120 また、ミス


マルティエル『最後にラフィエルお嬢様はどのように思っていますか?』

ガヴリール『ラフィは天界で友達になれてすごく嬉しかった。その日は嬉しすぎて、一晩中寝むれなかったからね。そんなラフィとも、下界で一緒になってよかったよ。
      ただ、駄天した私を見て、幻滅させたんじゃないのかと思っていた……でも、そんなことはなかった。彼女は駄天前と後でも両方好きだと言ってくれた。
      その時、ラフィは大天使だと確信したね。そもそも、ラフィって完璧すぎない?あの綺麗な銀髪に抜群のスタイル、名家の生まれで、ドSだけど本当に人が嫌がることをしない。
      正直言って……最高だな!』

ガヴリール(なんでラフィだけこんなに長いの? これマルティエルさんが思っていることだよね?)

ラフィエル「ガヴちゃん……///」カアア

ヴィーネ「……」ムッ

タプリス「私もこれだけ言われたいな……」ボソッ

サターニャ「……フン」

ガヴリール『だから、皆に嘘の告白をして……私のことを知りたいんだ……』


―――カチッ


マルティエル「以上となります」

122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:44:11.80 ID:PKni9O1YO


ヴィーネ「ガヴ……」

タプリス「天真先輩……」ウルウル

サターニャ「分かったわ、あんたの気持ち……」

ラフィエル「ガヴちゃん///」


ガヴリール「マルティエルさん」

ガウリール(ありがとう)

マルティエル「では、私はこれで失礼させていただきます」ペコリッ

マルティエル「それとガヴリール様」

ガヴリール「ん? 何?」

マルティエル「……」b グッ

ガヴリール「……!」コクッ

マルティエル「では失礼します」シュン


123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:46:04.24 ID:PKni9O1YO


ガヴリール「……」

ガヴリール「なあ……皆に提案がある」

ガヴリール「ヴィーネ、サターニャ、ラフィ、タプリス」

ガヴリール「私の恋人になってくれ」


ヴィネサタラフィタプ「「「「!?」」」」


ガヴリール「ようやく分かったよ……皆同じぐらい好きだ」

ガヴリール「一人と付き合ったら……他の人が深く傷つく。それに、皆を他人に渡したくない!」

ガヴリール「これは強制じゃない。一人でも賛成しなかったら……また、元の関係に戻ろう」

サターニャ「どうやって戻るの? 皆があんたを好きなのはもう知っているのに」

ガヴリール「記憶を消去する術がある。それを私に使う」

ガヴリール「それだけじゃ、不安だけど……私は皆を失いたくない」

ガヴリール「嘘をついた本人が言える義理じゃないけど……どうかお願いします」ペコリ



ヴィネサタラフィタプ「「「「……」」」」



124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:47:02.89 ID:PKni9O1YO


タプリス「……」

タプリス「私は……いいですよ」

ガヴリール「タプリス!」パアア

タプリス「天真先輩が一番好きですけど、他の先輩方も好きですし……私は構いません」

ガウリール「タプリス……ありがとう!」


サターニャ「私もいいわよ」

ガヴリール「サターニャ!」

ラフィエル「よろしいのですか?」

サターニャ「いいわよ。私もガヴリール達と過ごす日々が好きだからね。それに……」

サターニャ「複数人で付き合う……最高の悪魔的行為じゃない!」



125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:48:14.01 ID:PKni9O1YO


ラフィエル「……」

ラフィエル「……私もいいですよ」

ガヴリール「ラフィ!」

ラフィエル「私もサターニャさんと一緒ですね。こういうのも面白そうですし」

ラフィエル「それにサターニャさんと親密になれますからね」ボソッ

ガヴリール「皆……ありがとう!」


ヴィーネ「……」

ヴィーネ「……はあ」

ヴィーネ「私もいいわよ」

ガヴリール「ヴィーネ!」

ヴィーネ「ホント、ガヴは勝手なんだから……」

ガヴリール「ごめんな……」

ヴィーネ「謝らなくていいわよ。そんなガヴを好きなんだし……とにかく!」

ヴィーネ「私達を幸せにしなさいよ!」

ガヴリール「ああ……当然だ!」



126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:49:36.08 ID:PKni9O1YO


ヴィーネ「じゃあ、遅くなったけど今から晩御飯を作りますか。タプちゃん手伝ってくれる?」

タプリス「はい! お任せください!」

サターニャ「私達はこの散らかっている部屋を片付けましょうか」

ラフィエル「そうですね、一緒にしましょう! サターニャさん!」

ガヴリール「えーと、私は何をすれば……」

ラフィエル「あ! ガヴちゃんはこっちに来てください♪」

ガヴリール「? 分かった」スタスタ

ラフィエル「えーい♪」ガチャ

ガヴリール「!? なんで手錠をはめたの!?」

127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:51:05.80 ID:PKni9O1YO


ヴィーネ「それは」

タプリス「逃げられないようにするためですね」

ガヴリール「私に何する気!?」

サターニャ「恋人同士が部屋ですることは一つしかないわ」

ガヴリール「!! それって……まさか……///」

ラフィエル「晩御飯食べ終わったら、始めましょう!」

ヴィーネ「ガヴは4人相手にどこまで持つかしらね」クスッ

タプリス「たくさん、愛してくださいね///」

サターニャ「もっと、皆の関係を深めるわよ!」


ガヴリール「た……」

ガヴリール「助けてえええええええええ!!! マルティエルさんんんんん!!!」



               終わり
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/09(水) 01:53:22.13 ID:PKni9O1YO
今までありがとうございました

どのように着地するのかで悩んでしまい、投稿が遅れました

もしかしたら、ゼルエル姉さん達もするかもしれません

その時はまたお願いします
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 01:54:16.45 ID:ijEQj8GZO
乙乙、待ってるし
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 03:27:34.17 ID:sOOTgRIEo
早くガヴリール酒池肉林編を書くんだよ!書いてください!!
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 14:48:50.97 ID:tyVds752o
ええな
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 15:20:21.59 ID:a/YSU/7ho
かわいい
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 02:07:42.52 ID:UKsd6sm40
ガヴハー良いぞ
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 04:31:47.21 ID:uHvSW6AGo
今は仲良しだけど、そのうち誰かが抜け駆けしてやっぱり修羅場になりそう
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/15(金) 11:41:26.80 ID:IjBmvEiIO
終始笑って読めた。
とても良かった。
乙乙
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/15(金) 13:08:19.78 ID:G/P7Mipno
sageろ
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