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【咲-saki-】京太郎「 K & M」
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16 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/24(月) 18:20:20.42 ID:e3pYc4ohO
京太郎「…………………」
「無視するんじゃないよ 」
「見えてるんでしょ?」
京太郎「思ったより熱があるな」
京太郎「寝よ、寝よ」
「おい、コラ」
京太郎「おやすみ」
「寝るなぁ、金髪!!」
「お前はこれから私の代わりに、咲と照を――!!」
グゥゥ
「寝るな!!」
さぁ、明日は入学式だ!!
「勝手に話を終わらせるな!!」
17 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/24(月) 18:21:06.41 ID:e3pYc4ohO
『K & M 第二話』
『都合のいい話だ』
18 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/24(月) 18:22:12.02 ID:e3pYc4ohO
チュンチュン
京太郎「ふわぁ〜〜」
京太郎「……昨夜は変な夢を見たな」
みなも「寝過ぎだよ、バカッ!」
京太郎「…まだ熱が――」
みなも「もう熱はないでしょ」
京太郎「………………」
ムシャムシャ
みなも「このケーキ上手いね、どこのケーキ?」
京太郎「…………………」
京太郎「……それは俺のだろ!?」
みなも「咲の裸を見れたお礼」ニコッ
京太郎「小学生か!?」
みなも「小学生だよ。だいぶ前から」
京太郎「いいから返せっ!!」
――ヒョイ
京太郎「なっ!?」
みなも「触れるわけないでしょ?」
みなも「幽霊なんだから」
京太郎「なっ!?」
京太郎「なっ!?」
ゴロン………。
京太郎「な、熱があるだろ?」
みなも「誰に言ってんの?」
グゥゥ
みなも「寝るな、金髪!!」
19 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/24(月) 18:22:51.63 ID:e3pYc4ohO
京太郎「ふわぁ〜〜」
須賀母「おはよ、ちゃんと冷蔵庫のケーキは食べたんだね」
京太郎「食べてねえよ」
須賀母「じゃあ、誰が食べたんだい?」
京太郎「………………」
京太郎「――幽霊」
須賀母「………………」
須賀母「小学生でも、もう少しマシな言い訳するよ」
おっしゃるとおり
須賀母「幽霊なんてこの世にいるわけないだろ」
須賀母「はやく、カピーにエサやって支度しな」
おっしゃるとおり
…………………………………………………………。
わが家は父、母、息子
そして――
「……………………」
京太郎「起きろ、バカカピバラ!!」
京太郎「飯だ!!」
カピバラの四人家族
「キュゥ ………」
京太郎「お、おい大丈夫か?」
京太郎「どっか調子悪いのか?」
「アンド エー……」ハッハ
京太郎「………………………」
「オン!オン!」ハッハ
みなも「大丈夫みたいね」
京太郎「か……」
「母ちゃん!!」
20 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/24(月) 18:24:02.65 ID:e3pYc4ohO
ダッタタタ!!!
京太郎「で、出たぁ!!」
須賀母「便秘だったのかい?」
京太郎「そっちじゃなくて――!!」
京太郎「ここ!ほら!!」
みなも「無駄だよ。お母さんには見えてないみたい」
「オン!?オン!?」ハッハ
みなも「カピバラには見えてるみたいだけど」
京太郎「……………………」
『カピバラと一緒にすんな』
須賀母「そこがどうした?」
京太郎「ここに………」
京太郎「ここにホコリが」
須賀母「……おのれは姑か」
おっしゃるとおり
21 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/24(月) 18:25:31.57 ID:e3pYc4ohO
タッタタタ……。
みなも「どこに行くの?」
京太郎「…………………」
みなも「あー、学校か」
みなも「入学式だっけ?」
京太郎「……ついてくんなよ」
みなも「そうしたいのは山々で川川なんだけどさ」
みなも「生憎と行動範囲が狭いんだよね、幽霊って」
京太郎「……幽霊って物食えんのか?」
みなも「食えるよ。あんたのことも触れるし」
ピタッ
京太郎「うひゃっ!!冷てぇ!」
みなも「そりゃ死んでるからね」
…………………………。
ジャー
京太郎「ならこっちから触れられない理由は?」
みなも「いやぁ、そこは幽霊と言うのは不思議な存在でしてね」
みなも「科学の力や編集の力じゃどうにも……」
京太郎「……何でもそれで片付ける気か?」
ゴンゴンッ!!
「はやく出ろ!クソ息子!!」
京太郎「クソと息子は一緒には出ませんよ」
京太郎「まずはクソを出してるからね」
みなも「うわぁ……」
京太郎「勝手に入ってきて文句言うな」
京太郎「クソ幽霊」
22 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/24(月) 18:26:16.50 ID:e3pYc4ohO
「やっと出やがったな、クソ息子」
京太郎「…………………」
須賀父「父さんだよ」
京太郎「……ああ、」
京太郎「そうだったな」
須賀父「あー、危うく漏れるとこだった」
バンッ!!
京太郎「……じゃ、行ってくるな」
京太郎「クソ親父」
須賀父「ああ、京太郎。ちょっと待った!」
須賀父「いい忘れたが、お前の高校に我が事務所の所長の娘がおられる」
須賀父「くれぐれも失礼のないように頼むぞ」
京太郎「…………………」
須賀父「どうした?」
京太郎「親父の職業って何だっけ?」
須賀父「親の職業くらい覚えてけ!」
京太郎「悪りいな。あんまり家にいない父親だと、どうしても」
須賀父「…………………」
須賀父「弁護士だよ」
京太郎「……ああ!」
京太郎「確か、司法試験に4回落ちて試験官に泣きついた――!」
須賀父「バカヤロ!!」
須賀父「5回だ」
チュンチュン
23 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/24(月) 18:27:37.06 ID:e3pYc4ohO
須賀父「何はともあれ、父さんの事務所の立場はお前にかかってると言えなくもなくもない」
京太郎「どっちだよ」
京太郎「……息子に頼らなきゃ出世もできんのか、おのれは」
須賀父「当たり前じゃないか。父さんの仕事の実力を知らんのか?」
京太郎「…………………」
須賀父「とにかく、頼んだぞ」
京太郎「……娘の名前は?」
須賀父「えーと、何だっけ?」
須賀父「確かぁーー、原村、原村……」
京太郎「…………………」
須賀父「――そう!!」
「原村 和!!!」
24 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/24(月) 18:29:25.66 ID:e3pYc4ohO
『1年A組』
『片岡 優希、………、須賀 京太郎』
『原村和、………、宮永 咲』
京太郎「………………」
京太郎「何て話の都合のいいクラスだ」
高久田「どうしたぁ?ひとり言をいって」
京太郎「…………………」ジー
高久田「本当にどうした?」
京太郎「……あー!中学からの俺の親友の高久田 誠じゃないか!!」
高久田「誰に紹介してんだ?」
…………………………………………………。
高久田「お前、部活は決めたのか?」
京太郎「いんや 」
高久田「なら、ハンドボールはどうだ?」
高久田「中学までやってたろ?」
京太郎「……高校までやるほど、本気になれないからな」
京太郎「バイトでもしようかと思ったけど、断られたし」
高久田「へぇ」
タッタタタ……。
京太郎「ん?」
優希「げっ!?」
和「……どうも」ペコッ
京太郎「……どうも」
タッタタタ……。
高久田「知り合いなのか?原村 和と」
京太郎「…………………」
『そうそう!確か――!!』
京太郎「……都合のいい話だ」
25 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/24(月) 18:30:54.36 ID:e3pYc4ohO
高久田「ん?」
高久田「おい、何か落ちてるぞ」
高久田「『猿でも分かる点数計算』」
高久田「……だと」
京太郎「誰かの落し物だろ?」
京太郎「職員室にでも――」
高久田「裏に『原村 和』って書いてあるぜ」
京太郎「……まったく、なんて――」
京太郎「都合のいい話だ」
26 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/24(月) 18:34:05.77 ID:e3pYc4ohO
以上、2話終了です。
ここからは1話ずつ完成したら投下してきますので、かなり不定期です。
今、やってるスレの息抜きですしね。
読んで頂けると幸いです。
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/24(月) 18:57:19.20 ID:p8zXOEXZo
乙
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/24(月) 19:12:10.28 ID:rDkHcUs+O
そりゃ麻雀要素なんてねえよな?
咲の女キャラは京豚の肉便器だもんな、麻雀要素なんざ不必要だわ
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/24(月) 19:15:40.85 ID:bgdkzBLA0
だだ滑りっすなぁ
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/24(月) 19:57:15.12 ID:2nKyfRflo
乙です
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/24(月) 20:09:32.40 ID:9y5oP1o5o
乙です
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/24(月) 21:47:52.55 ID:icLAy86yO
H2かね
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/24(月) 22:39:27.60 ID:0yenHVzlo
乙よー
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/24(月) 23:18:27.51 ID:kW5NpQ9a0
京豚はキモいんだよ 神聖不可侵である百合漫画の咲に手を出すんじゃねえ チンポ脳どもが
百合は神聖なもので 男は汚いの わかる? お前らのしてることは いちゃついてる女の子達に うんこ投げつけて喜んでるようなものなんだ よ
こんな当たり前のことも理解できずに 性欲のためだけに喚き散らすから京豚は馬鹿にされるんだよ
性欲の為に作者や百合信者を傷つけつ良いと思ってんのか?この腐れイカレポンチが
立や百合信者がどんなに迷惑しているか貴様の
>>1
と京豚どもは
その一bit脳でよく考えろ
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 02:55:35.05 ID:Bm3L6GDIo
乙です
続き楽しみ
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/25(火) 15:19:30.36 ID:UR4pxf810
読む価値なし!
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 15:58:20.86 ID:pEi1Fqhdo
乙!期待
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/25(火) 16:33:46.92 ID:UR4pxf810
ふんむふがあなた方に命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつも百合と共にいるのである」。
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/25(火) 16:34:26.79 ID:UR4pxf810
神は言った己を信じろと、しかし神に向かって劔を振るってはならない
惨めな存在。人は蝋燭の灯火のように儚く脆い存在である
人が神を試し、人が人を試すとき神は人から三つの魂を取り出し
人を人形とし二度目の追放としてサタンの元に送るだろう
ヘテロは悪であり、欲であり、反逆である
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 16:42:43.81 ID:aX+matwYo
乙です
面白くなりそう。更新楽しみにしてる
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 16:45:03.67 ID:jFdbSIp1o
咲こんだけ 衰退しても未だに百合豚いるのか
本当こんなごみ溜めでSS書くもんじゃないな
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/25(火) 17:42:11.14 ID:UR4pxf810
この「私」はゲッセマネの園で越し方を偲ぶイエス。「群集の歌」はイエスがエルサレムに入場した4月1日のパーム・サンデーで、このとき民衆は棕櫚を敷きつめ「ホザナ!(万歳!)」と救世主到来を讃えたが、「そこに着いた途端 一言も正直な言葉は出てこなかった」―つまりパリサイ人は嘘と策謀で彼を投獄し十字架にかけた。「聖ペテロが私の名前を呼ばない」はペテロにイエスが「あなたは今夜、鶏が鳴く前に、三度わたしのことを知らないと言うだろう」と予言した(ルカ福音書14章29-30)。
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/25(火) 22:25:50.66 ID:aEx2JyeA0
あだち充の色んな作品混ぜて訳分からんくなったパターンか
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 06:33:20.71 ID:yFkkiN+d0
>>43
作者の文章力もゴミだし京豚のSSはこの程度だよ
まさに豚のエサだは
45 :
再開です
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/26(水) 11:36:42.76 ID:8Jz/9HgdO
教室
「人間が生きていくうえで大切なこと。」
「たくさん、ありますよね」
「例えば――」
「新しく始まったスレがつまらないから読むのをやめよう、とか」
「ネタが被っている、とか」
「そんな粗を探してはいけません」
京太郎「……………………」
『猿でも分かる点数計算』
京太郎「……………………」
『原村 和』
「辛抱、そして付き合い。これが大切なのです」
京太郎「…………………」チラッ
和「…………………」
優希「グーグー」
「いいですか、みなさん」
「温かい目で見守り、ひとつでも良いところを発見してあげる」
「人が生きていくうえで大切なことです」
キーンコーンカーンコーン
「では、チャイムが鳴ったので今日の授業はここまでにします」
「辛抱、そして付き合い!いいですか!」
「忘れないように!!」
京太郎「………………」
京太郎「一体、どっちが――」
ガタッ
優希「あー、やっと終わった!」
優希「何話してたか、全然分からなかったじぇ!」
和「………ふぅ」
………………。
京太郎「原村 和だ?」
46 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/26(水) 11:37:10.02 ID:8Jz/9HgdO
『K & M 第三話』
『今、何年だ?』
47 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/26(水) 11:37:40.12 ID:8Jz/9HgdO
学食
ワイワイ、ガヤガヤ
京太郎「普通、最初は自己紹介だよな?」
咲「さぁ?」
咲「学校によるんじゃないかな」
京太郎「おかしいだろ、あの先生」
咲「学校によるんじゃないかな」
京太郎「………………」
京太郎「……髪切った?」
咲「はぁ?」
…………………。
京太郎「――ったく」
京太郎「おかげで聞きそびれちまったじゃねえか」
咲「何が?」
京太郎「名前だよ」
咲「誰の?」
京太郎「そりゃ――」
『原村 和』
京太郎「……………………」
京太郎「……お前の」
………………。
咲「宮永 咲です」
京太郎「ああ」
京太郎「須賀 京太郎だ。よろしく」
48 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/26(水) 11:38:15.49 ID:8Jz/9HgdO
パクパク
京太郎「ここの学食不味いな」
咲「私はお弁当だからわかんない」
京太郎「………………」ジー
咲「なに?」
京太郎「ここの学食不味いな」
咲「…………………」
………………………。
京太郎「いやぁ、すまん、すまん」
咲「今日だけだからね」
京太郎「わーってるよ」
キャピキャピ
「わぁー、このレディースランチうまぁ!」
「マジー!?……ホントだぁ!」
「ゲロうまじゃん!!」
キャピキャピ
京太郎「……今、平成何年だ?」
咲「可哀想に……」
咲「ついに頭まで――」
キャピキャピ
京太郎「………………」
京太郎「うまそうだなぁ」
咲「え?」
京太郎「レディースランチ」
咲「さ、図書室にでもいこっと」
タッタタタ……。
京太郎「おや?」
京太郎「さっきまでここにいた、弁当をわけてくれる可愛い女の子は?」
49 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/26(水) 11:38:55.65 ID:8Jz/9HgdO
校庭
ダッタタタ!!!
ワーワー!!
「今だ!打て!シュートだ!!」
「ドリャ!!」
ドンッ!!
『トー』キック
バンッ!!
「ゴォォォォル!!」
「オーケイ!ナイスシュート!!」
ナイス『シュ』ート
「オーシット!!やられたぜ!!」
オー『シッ』ト
まとめて
トーシューシッ
つまり――
トシュシツ(図書室)
……の中。
京太郎「やっぱ時代はサッカーだよな 」
咲「………………」
ペラッ
京太郎「……………………」
グイッ
京太郎「やっぱ時代はサッカーだよなっ!!」
咲「…………………」
ペラッ
咲「……図書室なんですけど、ここ」
………………。
京太郎「……やっぱ時代はサッカーだよな」ボソッ
50 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/26(水) 11:39:37.92 ID:8Jz/9HgdO
咲「サッカー部に入るの?」
京太郎「いやいや」
京太郎「いくら流行りのスポーツと言っても、俺はそういうのに流されない男になりたいな 」
咲「サッカーってモテるらしいよ」
京太郎「だが、時には流されることも大事だと思わんこともない」
咲「……サイッテー」ボソッ
京太郎「……………」
そうとも、ナイターでビールなんて言ってる時代は終わったんだ。
今、流行りのスポーツは何と言っても――
京太郎「『猿でも分かる点数計算』」
咲「え?」
京太郎「あ、いや……。ここにそんな本があってさ」
京太郎「一体、何の計算なんだろうな」
咲「……………」
咲「……麻雀」
京太郎「………………」
『来たれ!打て!勝て!』
『清澄高校 麻雀部!!』
そうとも、今の時代は麻雀。
21世紀現在、競技人口は数億人をも突破している。
……らしい。
女子にモテるかはともかく。
51 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/26(水) 11:40:19.44 ID:8Jz/9HgdO
「ありがとうございました〜」
タッタタタ……。
咲「そんな本を借りて本当に麻雀部に入るの?」
京太郎「暇つぶしだよ。社会に出た時に役立つかもしれないしな」
咲「社会に出る気なの?」
――ピタッ
京太郎「……どういう意味かな?」
咲「てっきり麻雀部に可愛い女の子がいるのかと思った」
京太郎「ハッハ――!!」
京太郎「いねえよ」
咲「6行考えたね」
京太郎「……そう言う宮永さんはどうするんだ?」
京太郎「帰宅部で灰色の高校生活を送る気か?」
咲「……………」
咲「……私は――」
ピンポンパンポーン
『新入生の皆さんへお知らせします』
『本日、17時より学生議会長からの挨拶があります。』
『忘れずに体育館に集まって下さい』
京太郎「17時?」
京太郎「遅くないか?」
咲「学校によるんじゃないかな」
「普通、もっと早いだろ」
「話の都合なんじゃないかな」
タッタタタ……。
京太郎「誰だ、今の?」
咲「私が知るわけないじゃん」
52 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/26(水) 11:41:04.39 ID:8Jz/9HgdO
そして、17時。
都合よく体育館に集められた俺たち。
ワイワイ、ガヤガヤ
優希「帰りにタコス屋に寄ってかないか?」
和「またですか?昨日も散々食べましたよね」
優希「大丈夫、二日目のタコスはもっと美味しいじぇ!」
京太郎「……結局分からなかったな」
高久田「何がだ?」
京太郎「…………………」
高久田「どうした、京太郎?」
京太郎「……あー!誰かと思ったら、中学からの俺の親友の高久田 誠じゃないか!!」
高久田「…………………」
ワイワイ、ガヤガヤ
京太郎「…………………」キョロキョロ
『無視するんじゃないよ』
『見えてるんでしょ?』
京太郎「……なぁ、高久田」
京太郎「お前、幽霊って信じるか?」
53 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/26(水) 11:42:19.63 ID:8Jz/9HgdO
高久田「ウチの学校にオカルト研究会なんてものはねえぞ」
京太郎「……ただの世間話だよ」
京太郎「もし、幽霊がいて俺の周りをウロチョロと歩き回っていて」
京太郎「俺に喋りかけてくるのなら」
京太郎「それは――」
高久田「それは夢だな」
京太郎「……………………」
高久田「幽霊なんて信じるほど、俺は暇じゃねえからな」
高久田「仮に見えてたとしても、ただの見間違いで一晩寝たらいなくなってるよ」
京太郎「そうだよな。『一晩寝たら』な」
高久田「……ただ」
高久田「もし自分、意外にも見えてたら別かな」
ビッーー
『ただいまより学生会議長』
『竹井 久様より挨拶があります』
『新入生の皆様は心して聞くように』
『……それでは!』
『竹井 久様のおなーリー!』
ドンドン!!
京太郎「……今、平成何年だ?」
高久田「は?」
54 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/26(水) 11:44:05.14 ID:8Jz/9HgdO
タッタタタ……。
高久田「アイツがここの学生議会長の竹井 久。」
高久田「ヤツには注意しろよ。今は議長なんて堅苦しい役職についているが」
高久田「中学時代は10人もの男に囲まれて、全員を病院送りにしたらしい」
京太郎「…………………」
京太郎「出てくるSS間違ってねえか?」
久『あーあー』
久『マイクテスト、マイクテスト』
久『新入生の皆さん初めまして』
久『私はここの学生議会長の竹井 久と申します。』
久『春の心地よい日差しを感じる今日この頃、こうして新入生の皆さんにお会いできることを――』
京太郎「……………………」
特に面白くもないスピーチを聞きながら、考え事をしていた。
今朝の出来事は全部夢で、小学生の女の子の幽霊なんていなかったのではないかと
ケーキだって親父が食べた。そう考えれば全ての辻褄が合う。
……ような気がする。
とにかく
ピンクの髪の女子校生や、裸同然の女子校生がいる世界なんだ。
夢オチくらい許されても――
みなも「あの人ね」
みなも「ピンクのパンツだったよ」
京太郎「………………」
みなも「見た目通りと言うべきなのか、実は純情であって欲しかったと言うべきなのか」
京太郎「………で」
55 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/26(水) 11:45:29.84 ID:8Jz/9HgdO
「出たぁ!!!」
シーン………。
京太郎「………あ」
ザワザワ、ガヤガヤ
「貴様!学生議会長様が喋っておられる時に何てことを!!」
「殿中でござるぞ!!」
だから、今は平成何年だよ。
「切腹ものだ!弁解の余地もない!! 」
京太郎「あ、いや、その……」テヘヘ
高久田「おい、京太郎謝っとけ」ボソッ
高久田「今ならまだ許してくれるぞ」ボソボソ
京太郎「………………」
高久田「……おい!なにボケッとしてんだよ!!」ボソッ
京太郎「……やっぱり見えてないんだな」
高久田「……こんな時に何言ってんだ!!」ボソッ
京太郎「アイツのこと」
みなも「やっぱり学校っていいね」
みなも「私も後、5年生きていたら――」
56 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/26(水) 11:47:58.78 ID:8Jz/9HgdO
久『ちょっと!人が喋ってるのに!!』
久『はやく、その子を――!!』
「はっ!!今すぐつまみ出しますので!!」
「おい、こっちに来い!!」
グイッ
京太郎「アイタタ……、伸びる、制服が伸びるから」
ザワザワ、ガヤガヤ
優希「……何やってんだ、あいつは?」
和「…………………」
咲「ま、待ってください!」
咲「京ちゃんはそんな悪気があって――」
久『そっちの金髪じゃなくて!』
久『女の子の方よ』
久『どう見ても小学生でしょ、アンタ』
………………………………。
京太郎「え?」
京太郎「……見えてんの?」
みなも「…………………」
57 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/26(水) 11:51:27.29 ID:8Jz/9HgdO
以上、3話終了です。
単行本5,6巻くらいの内容にまとめられると良いな。
>>32
いやいや、Q&Aですよ
色々なところからネタをパクッ――
オマージュしますが。
では、また次回。
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 13:58:00.58 ID:yFkkiN+d0
>>57
は?黙れゴミ
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 13:59:34.11 ID:tW0AoBzIO
乙でした
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 13:59:35.77 ID:yFkkiN+d0
>>57
反省しろks
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 14:00:31.40 ID:yFkkiN+d0
聖ペトロは天国への階段の鍵を百合好きに渡した
唯一神の声を伝いえる聖ペトロは言った。百合を信仰するものこそ最後の審判で天国への鍵を渡すと確約した
ヘテロを信仰する豚は地に残る。地に残るものは芥となる
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 14:12:30.78 ID:yFkkiN+d0
京豚はキモいんだよ 神聖不可侵である百合漫画の咲に手を出すんじゃねえ チンポ脳どもが
百合は神聖なもので 男は汚いの わかる? お前らのしてることは いちゃついてる女の子達に うんこ投げつけて喜んでるようなものなんだ よ
こんな当たり前のことも理解できずに 性欲のためだけに喚き散らすから京豚は馬鹿にされるんだよ
性欲の為に作者や百合信者を傷つけつ良いと思ってんのか?この腐れイカレポンチが
立や百合信者がどんなに迷惑しているか貴様の
>>1
と京豚どもは
その一bit脳でよく考えろ
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 14:15:28.37 ID:5BT3BlZno
乙
このスレもあだちかww
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 14:51:17.79 ID:yFkkiN+d0
団 ユダヤの陰謀 二段階革命論 日 都市を農村で包囲せよ
結 和 同志! 資本論
せ 暴力装置 ヨーロッパに亡霊が出る 主
よ 共産主義という名の亡霊である 義 第一次五カ年計画
! 自らを縛る鎖 者 断固たる階級闘争
コルホーズ ゲバ棒
結合発展の法則 世界同時革命 プ 暴
ブ / ̄ ̄ ̄\ ロ 無慈悲な鉄槌 力
最終的にたどり着くのはアカ ル .../.\ /. \ レ 革
ジ / <◯> <◯> \ タ 遊撃戦論 命
非搾取階級 ョ | (__人__) | リ
造反有理 ワ \ `ー'´ / ア ゲリラ闘争
地上の楽園 ジ / \ |
革命の意義 | ト 資本主義(笑)
10月革命 理性と科学に基づく社会
共 産 主 義 こ そ 人 類 の 理 想 ! !
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 15:10:54.57 ID:isoH1diA0
百合豚ボコボコにされたから泣きながらこっちに逃げて来たのか
幼稚過ぎて救いようが無いな
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 15:55:34.76 ID:E3RufHjqo
乙です
面白いし続き気になる。次はよ
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 16:02:31.44 ID:yFkkiN+d0
京太郎は問題でも起こさせて、小悪党扱いで綺麗に処分するのが一番。
汚い金髪にしてるようなDQNだし、小悪党にしても矛盾はない。
それなら、背景にすら出る事もないし、厨も公式での扱いに冷めて消滅するだろうから丁度いい。
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 17:30:55.60 ID:yFkkiN+d0
霞「彼らはね、咲のSSが好きなのではないのよ」
霞「自分の姿を須賀くんに重ね、咲キャラたちと絡みたいだけなの」
初美「そうなんですかー?」
霞「そうよ。須賀くんはかわいそうだわ。京豚の、自己投影の犠牲になってしまったせいでいろいろな人に嫌われてし亦野だから・・・」
霞「京太郎SSの『京太郎』を、『俺』に置き換えて御覧なさい」
霞「ほとんどのSSで、違和感なく話が進むはずよ」
初美「うわー・・・ほんとうなのですよー」
霞「こういったスレにはね、ただちにふんふむを召還しなくてはならないの」
霞「『悪』をのさばらせてはいけないのよ」
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 17:38:13.89 ID:isoH1diA0
>>67
このコピペってただひたすらに頭が悪いよな
誰が考えたのかは知らないけど頭の程度よっぽど低いってのは知れるわ
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/07/26(水) 17:51:05.01 ID:rOZ0xRyn0
荒らししているほうが悪いってわからないのかなぁ…
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 18:05:48.76 ID:yFkkiN+d0
>>69
>>70
霞「つまり、京豚はファンだけではなく原作者にも喧嘩売っているのと同然なのよ」
初美「ふんふむ」
霞「京豚の悪行はそれだけじゃないわ。はっちゃん、これを見てちょうだい」
初美「なんですかー?」ヒョイ
初美「うわー・・・まとめサイトの米欄が荒れまくりなのですよー。こ、これは 酷い・・・」
霞「そうよ。彼ら京豚は自分のヘテロ観念を所構わず押しつけるのよ。彼らは場外乱闘を起こすくせ者なの」
霞「しかも、自らは被害者面するのよ。図々しい・・・。」
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 18:06:29.88 ID:yFkkiN+d0
霞「咲の魅力はキャラクターの多さなの」
霞「様々な人が、色々なキャラクターを好きになっているわ」
霞「それを欲望のために汚すような行為は、当然反感を買うことになるのよ」
小蒔「じゃあ、こんなしょうもないSSのために永水女子を使ってファンの感情を汚していいんですか!?」
霞「そう。ちょうど今これを見ている永水女子が好きなお方は、相当な不快感を感じているでしょうね」
霞「それと同じ感情を京太郎スレで感じる方が多くいるということを知って欲しいのよ」
初美「ふんふむ」
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 18:06:47.43 ID:uBSZbsQFO
ふんふむは立ち上がらなくてはならない。
今現在、ふんふむは荒らしという不当な扱いを受けている。
弾圧に屈してはならない。悪を許してはならない。
私は、このスレッドに正義の言霊を書き連ねた。
今後、悪にとり憑かれた京豚スレが現れた場合、このスレの言霊たちを思い出して欲しい。
そして、粛々と『浄化』に勤めていただきたい。繰り返すが、ふんふむは荒らしではない。
愛であり、警告であり、怒りであり、悲しみである。
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 18:12:06.28 ID:plRSsu2ao
乙です
京太郎SSに絶対沸いてくる荒らしなんか気にせず続き書いてくれ
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 18:25:25.18 ID:VQWWqCzm0
実際の処、原作はみなもちゃん(仮名)をどういう扱いにするんだろうか?
乙でした。幽霊みなもちゃんと京太郎がどうなるか、続きが楽しみです
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 18:36:09.51 ID:uBSZbsQFO
神は言った己を信じろと、しかし神に向かって劔を振るってはならない
惨めな存在。人は蝋燭の灯火のように儚く脆い存在である
人が神を試し、人が人を試すとき神は人から三つの魂を取り出し
人を人形とし二度目の追放としてサタンの元に送るだろう
ヘテロは悪であり、欲であり、反逆である
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 18:49:59.21 ID:WmWPzddHo
初っ端からメタ多いなあ
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/26(水) 22:16:41.70 ID:yFkkiN+d0
ヘテロ男女ちんこ俺嫁厨どもよ、イザヤがあなたがたについて、こういう適切な預言をしている。
この民は、口さきでは咲-saki-を敬うが、その心は原作者から遠く離れている。
人間のいましめを教として教え、
無意味に咲-saki-百合を弄んでいる』」。
それからふんむふむは群衆を呼び寄せて言われた、「聞いて悟るがよい。
口にはいるものは人を汚すことはない。かえって、口から出るものが人を汚すのである」。
ふんむふむ百合の章第1傑
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/26(水) 23:04:31.71 ID:VQWWqCzm0
こっちでこれだけ馬鹿コピペ貼りまくるのに一ちゃんスレの方行かないってことは負け認めたのかな?
折角お前みたいな馬鹿にきちんと対応して下さったのに無礼な阿呆だな
まあその辺がお前の限界なのは咲SS雑談スレから周知の事実ではあるのだがな
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/27(木) 00:15:51.06 ID:HkJqljx7O
コピペしかできないもの
81 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:21:44.41 ID:/bo3bArcO
ザワザワ、ガヤガヤ
「お、お言葉ですが、学生議会長様」
「小学生の女の子なんてどこにも……」
久『……………………』
みなも「………………」
久『……そうよね』
久『いるわけないか』
久『――はい、では話の続きをするから全員、静かにしてね』
久『そこもはやく、元の位置に戻る』
「は、はい!」
「……助かったな、一年。学生議会長様が猪苗代湖よりも広い心の持ち主で」
京太郎「アハハ……」
久『春の心地よい日差しを感じる今日この頃、母親は家で今日もゴロゴロ』
久『こうして新入生の皆さまとお会いできることを心より――』
みなも「あー、ビックリした」
みなも「息を潜めていなかったら危なかったよ」
京太郎「……息すんなよ、幽霊が」
みなも「息もするし、飯も食うし、女の子のスカートも捲るぞ」
京太郎「…………………」
京太郎「……小学生か」
みなも「小学生だよー、だいぶ前から」
久『売れない漫画家も家でゴロゴロ、それ見た編集はカミナリゴロゴロ』
久『漫画家は大変なのです』
82 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:22:11.28 ID:/bo3bArcO
『K & M 第四話』
『従姉妹だからね』
83 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:23:31.28 ID:/bo3bArcO
ゾロゾロ
「あー、終わった、終わった」
「帰りにどっか寄ってこうぜ」
優希「のーどちゃん」
優希「約束通り、タコス屋に――」
和「ゆーき、この前貸した本はちゃんと読んでるのですか?」
優希「読んでる、読んでる!」
優希「もちろんだじぇ!」
和「………………」
和「……ま、どっちでもいいですけど」
…………………………………。
京太郎「さて、説明してもらおうか」
みなも「何をかな?」
京太郎「…………………」
みなも「あー、何でここにいるのかね 」
みなも「理由は簡単。」
みなも「幽霊は夕方になると行動範囲が広がるんだ」
みなも「お前の家が若林区だとすると、青葉区の端までが私の行動範囲ってなるわけ」
京太郎「……若林区?」
みなも「図で表すと何となく仙台の形に似ているが気のせいだよ」
京太郎「……よーし。俺の家が若林区だとしたら青葉区までだな」
京太郎「覚えたぞ」
みなも「でも、話の都合でコロコロ変わるのが幽霊というもので――」
京太郎「仙台のカタチ変えたら許さねえからな」
タッタタタ……。
みなも「あ、待ってよ金髪!」
84 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:24:45.84 ID:/bo3bArcO
校門
咲「………あ」
京太郎「おっす」
咲「もう、どうしたのさっきは?」
京太郎「実は――」
京太郎「幽霊をみたんだ」
咲「……最近、暖かいからね」
みなも「暖かいと幽霊も活発になるのかな?」
知るか。
…………………………。
京太郎「あれからお父さんの体調は?」
咲「もうスッカリ元気だよ。仕事の方は全然だけど」
京太郎「へー」
ワイワイ、ガヤガヤ
「でさぁー」キャッキャ
「えー、まじー?」ウフフ
みなも「テイッ」
バサッ
「キャッ!」
みなも「アハハ、水玉だ!」
京太郎「……へー」
咲「………………」
京太郎「ああ。ごめん」
京太郎「お父さんの話だったな」
咲「……別に興味がないなら――」
京太郎「あるある!」
京太郎「だって、咲のお父さんってあれだろ?」
京太郎「ホラー小説家!」
咲「売れない小説家だけどね」
京太郎「いやいや!俺は結構、好きだよ」
京太郎「お父さんの書く話。」
…………………。
京太郎「……ホラー小説家?」
バサッ
みなも「おお、こっちはイチゴだ」
85 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:25:27.85 ID:/bo3bArcO
宮永家
界「幽霊?」
界「アッハハ、んなのいるわけねえだろ!」
アッハハハ!!
京太郎「……お父さん、何の小説家だっけ?」
咲「ホラー小説家」
界「実際にいねえから、色んな奴がああでもない、こうでもないって話をつくるんだよ」
界「大体、現れるのは夕方以降の人気のねえとこばかり」
界「一人、二人の目撃者なら単なる見間違い、思い込みですむさ」
『そっちの金髪じゃなくて――!』
『女の子の方よ』
京太郎「……一人、二人なら、ね」
界「悔しかったら、甲子園5万人の大観衆の前に現れてみろってんだ!」
界「見える奴にしか見えないなんて都合のいい話、俺は認めねえぞ!」
ドンッ!
界「…………………」
界「あ、今、そんな都合のいい話を書いてるんだっけ」アハハ
京太郎「……アッハハ」
86 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:26:27.48 ID:/bo3bArcO
咲の部屋
京太郎「……売れるといいな」
咲「え?」
京太郎「お父さん」
咲「……もう期待はしてないよ」
咲「あれでも本人は真面目に書いてるんだしね」
京太郎「大人だね、宮永さんは」
京太郎「…………………」
『この部屋に入るのも久しぶりだな』
京太郎「なぁ、咲。お前は――」
ガチャ
界「おおい、咲。冷蔵庫にあった俺のプリン知らねえか?」
咲「私が知るわけないよ!」
咲「お姉ちゃんじゃないんだから!!」
界「悪い、悪い。そうだよな」
咲「後、ノックぐらいしてよ。もう高校生なんだし」
界「…………………」ジー
界「悪い、悪い、そうだよな」ニコッ
界「じゃ、お二人さん。ごゆっくり」ニコニコ
――バタンッ
京太郎「………………」
咲「……ったく」
咲「なんの話だっけ?」
京太郎「…………………」
みなも「流石、おじさんだよね」
みなも「照が好きなプリンをいつも買っておくなんて」
京太郎「……お前に借りた2000円」
京太郎「来月でもいいかって話だよ」
咲「ダメ」
87 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:27:32.18 ID:/bo3bArcO
スーイ、スーイ
みなも「この部屋に来るのも久しぶりだなぁ」
みなも「ちゃんと雀卓も捨ててないみたいだし」
京太郎「……何でお前がこの部屋を知ってんだよ?」
咲「そりゃ、私の部屋だからね」
京太郎「お前に聞いてねえよ!」
咲「……え? 」
みなも「従姉妹だからね。咲と照とは」
京太郎「なっ!?」
『お前はこれから私の代わりに咲と照を――』
バンッ!
京太郎「――なら、こっちに取り憑けばいいだろ!?」
咲「……き、京ちゃん?」
京太郎「……この本棚だよ!!」
京太郎「絶対、こっちに取り付けるべきだ!!」
…………………………。
咲「……うん、分かった」
京太郎「おう、分かればいいんだ」
みなも「咲には見えないからね」
みなも「喋れない相手といても、つまんないじゃん」
京太郎「……幽霊が喋んな」
88 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:28:08.25 ID:/bo3bArcO
咲「じゃあ、そっち持ってね」
咲「はい、せーの」
京太郎「何でこの時間に、お前の部屋の模様替えをしなければならないんだよ」
グイッ
咲「京ちゃんが言ったんじゃん」
咲「こっちに本棚を置くべきだって」
京太郎「……………」
みなも「ついでにテレビとかは東に置くのがいいらしいよ、風水的に」
京太郎「やかまし!!」
咲「………は?」
京太郎「あ、いや、『やかまし村の子供たち』って本あったよな」
京太郎「すげー昔に」アハハ
咲「はい、せーので下ろすよ」
京太郎「……シカトですか」
ドンッ!
89 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:29:37.62 ID:/bo3bArcO
タコスの部屋
優希「あっはは!!何だそれ!」
優希「マジウケるじょー!」
バタバタ!
『ゆーきも余り笑っていないで、はやく寝ましょう』
『明日は部活の見学にいくのですよ』
優希「分かってる、分かってる」アハハ
優希「でも、この学校の麻雀部。団体戦のエントリーの記録なんて――」
『大丈夫ですよ。きっと今年は出場できます』
『私たちさえ入れば』
優希「……そうだな!私とのどちゃんが入れば無敵だじぇ!」
『では、ゆーき』
優希「おう、おやすみ!」
『1ページくらいは読んでくださいね』
優希「あっはは!のどちゃん冗談うまいじぇ!」
ピッ
優希「本なら、ちゃんと大事に鞄の中に――」
ガサゴソ
優希「鞄の中に――」
ガサゴソ
優希「あれーー?」
「あれーー?」
京太郎「うるせえな。あんまし行を無駄遣いすんなよ」
京太郎「手抜きだと思われるだろうが」
咲「何言ってんの?さっきから」
京太郎「ああ。こっちの話」
京太郎「じゃあな咲。また明日」
咲「はーい」
90 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:31:03.96 ID:/bo3bArcO
「咲で一番、可愛いキャラは?」
「蒲原 智美!!」
ピンポンピンポーン
Q(クエスチョン) & A(アンサー)
でもなければ
秦 基博の19枚目のシングルでもない
ましてや――
久(ひさし)・通称Qちゃん
厚(あつし)で
Q & A なわけがない
………………………。
そんなわけで
『K(京太郎) & M(みなも) 第五話』
『……小学生の女の子?』
91 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:32:23.84 ID:/bo3bArcO
学校
高久田「おっす、京太郎」
京太郎「おはようさん」
高久田「お前、もう部活は決めたか?」
高久田「俺は決めたぜ。今流行のスポーツだ」
シュッ、シュッ
京太郎「…………………」
高久田「どうだ、この動き」
高久田「なかなかだろ?」ニコッ
シュッ、シュッ
京太郎「……朝っぱらから下ネタはどうかと思うぞ」
高久田「バカちげえよ!ボクシングだよ、ボクシング」
京太郎「ああ、悪いな。SSだとどうしても」
高久田「……お前もどうだ?」
高久田「京太郎と誠。色々と並べ替えて――」
高久田「『KA○SU!』なんてのは!」
高久田「絶対、流行るぞ!」
高久田「アニメ化、ドラマ化間違いなしだ!」
あっはは!!
京太郎「……それを一体、何スレでまとめる気なんだよ」
高久田「あっはは!!」
高久田「………は?」
京太郎「じゃあな、親友」
タッタタタ……。
高久田「あ、おい。待てよ京太郎」
92 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:33:31.45 ID:/bo3bArcO
京太郎「………………」
『猿でも分かる点数計算』
『原村 和』
今思えば、あの二人のどっちかが原村 和なんて関係ない。
どうせ、セットでいるんだ 。
この本を突き出して受け取った方が――
京太郎「……原村 和。」
ヒョイ
みなも「何がぁ?」
京太郎「………………」
京太郎「で、出たぁ!!」
みなも「分かんない男だなぁ。いい加減に慣れな」
京太郎「まだ朝だろうが!!」
京太郎「何で出歩いてんだ!」
みなも「そりゃ、昨日の晩から学校にいたからね」
みなも「夜のうちに移動していれば昼間でも学校の中くらいは動けるよ」
京太郎「そんなんアリかよ!!」
みなも「幽霊がこうして喋る世界で何言ってんのさ」
京太郎「とにかく――!」
京太郎「余計なことだけは絶対に――!」
「……あの人、何で一人で喋ってんの?」ヒソヒソ
「さぁ……?」ヒソヒソ
京太郎「へい!わかりやした、ご隠居さん」
京太郎「では、そのように!」
京太郎「テケテンテン♪テン♪」
タッタタタ……。
「……ウチの部活に落語研究開発なんてあったっけ?」ヒソヒソ
「さぁ……?」ヒソヒソ
93 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:34:13.44 ID:/bo3bArcO
教室
優希「お腹減った〜」
和「まだ朝ですよ。」
優希「だって、寝坊したから朝ご飯食べてないんだじょ」
和「……遅くまで電話なんてするからです」
優希「違うんだって!あの後、ちゃんと本をだな――!」
和「読んだのですか?」
優希「……読んだというか、探したというか、見つからなかったというか」ボソボソ
「おい」
和「よく聞こえませんよ」
「おい」
優希「じ、実はだな……」
バンッ!
京太郎「おい!!」
…………。
優希「………………」
和「……何かご用でしょうか? 」
スッ
京太郎「これ、お前のだろ」
優希「あー!何でお前が持ってるんだ!!」
京太郎「よりによってこっちか!?」
優希「よりによってとは何だ!?」
優希「おかげで私は昨日――!!」
和「……………」ジロー
優希「………あ」
和「嘘つきましたね、私に」
優希「私は一言も読んだとは言ってないじぇ!!」
和「いばって言うことですか」
94 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:35:48.05 ID:/bo3bArcO
京太郎「……とにかく、ちゃんと渡したからな!」
京太郎「じゃ!」
タッタタタ……。
京太郎「……すっかり嫌われちまったい」
『お前の学校に我が事務所の所長の娘がおられる』
『くれぐれも失礼のないように頼むぞ』
京太郎「悪く思うなよ、親父。」
………………………………………………。
優希「…………………」
和「お礼くらい言ったらどうですか?」
優希「何で!?私は拾ってくれなんて一言も言ってないじぇ!」
和「そうですよね。私がゆーきを思ってあげた本ですから」
和「煮ても焼いても、ゆーきの勝手です」
優希「……………」
優希「――ったく!」
優希「しょうがないから特別に――」
優希「………あれ?」
和「どうかしましたか?」
優希「これ、のどちゃんのじゃない」
『猿でも分かる点数計算』
『清澄高校図書室』
95 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:36:53.01 ID:/bo3bArcO
でもって昼休み。
ワイワイ、ガヤガヤ
「でさぁー……」キャッキャ
京太郎「………………」キョロキョロ
「えー、まじー?」ウフフ
京太郎「……人が探しているときに限って出やがらねえ」
京太郎「せっかく人がこうして――」
咲「何でそんなにパンを買ってるの?」
京太郎「………………」
咲「どうしたの?」
京太郎「……誰のせいだと思ってんだ」
咲「え?」
……………………………。
京太郎「お前、今日は学食にいかないのか?」
咲「天気が良いから、外で本でも読みながら食べようかなって」
咲「……それに人混みあんま好きじゃないし」
京太郎「へー」
咲「京ちゃんも今日はパンなんだね」
京太郎「ここの学食は不味いからな」
咲「……………」ジー
京太郎「何だよ。本当に不味いんだぞ」
咲「……そのパン一人で食べるの?」
京太郎「悪いか。こちとら成長期でい」
咲「あ、そ。別に何だっていいけどさ」
咲「じゃあね、京ちゃん」
タッタタタ……。
京太郎「…………………」
京太郎「どうしたもんかな」
京太郎「このパン」モグモグ
96 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:38:03.36 ID:/bo3bArcO
ジジジ
京太郎「……確かに、今日はいい天気だな」
『お前はこれから私の代わりに咲と照を――!』
京太郎「………………」
パクッ
京太郎「……照って誰だ?」モグモグ
「今日は屋上に近づかない方がいいわよ」
京太郎「………………」モグモグ
久「屋上から強い霊気を感じるから」
京太郎「あ、どうもご親切に」
久「……それじゃ」
京太郎「……あの人」
京太郎「本当に見えてんだな」
パクッ
97 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:41:23.78 ID:/bo3bArcO
屋上
みなも「………………」
ワイワイ、ガヤガヤ
「聞いたか、数学の木原が病欠なんだとよ!」
「マジで!?やった自習じゃん!」
みなも「…………………」
『麻雀でインターハイ優勝か、それとも陸上でオリンピック選手になるか』
『どれがいい咲?何でも好きなのを目指してあげるよ』
『……別にいいよ。お姉ちゃんはともかく私がやりにくくなるから』
『それが一番困るなぁ』ニコッ
京太郎「…………………」
「そうやっぱり、あなたにも見えるのね」
久「ボーッと小学生くらいの女の子が」
京太郎「ど、どこにですか?」
久「………………」
久「……そう」
タッタタタ……。
京太郎「あ、学生議会長!」
久「いいの。私も自信ないのよ」
久「見えてる気がするだけかもしれないし……」
久「昔から思い込みはかなり激しい方だから」
京太郎「………………」
久「どっちにしろ、一人じゃ確認のしようもないしね」
久「今日は特別に屋上の使用を許可してあげるわ」
タッタタタ……。
京太郎「……ありがとうございます」
98 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:43:26.19 ID:/bo3bArcO
ワイワイ、ガヤガヤ
みなも「……やっぱり学校ていいなぁ」
「あー、あー」
みなも「?」
京太郎「パン、パンはいらんかね」
京太郎「清澄高校名物、タコスもあるよ」
みなも「…………………」
……………………………………………………。
「あ!それは俺が俺のために買ってきたやつ!」
「お前の物は私の物」
「ジ○イアンか!?少しは気を遣え!」
「死んでまで人の顔色を伺ってたまるか!!」
久「…………………」
優希「あ、学生議会長!」
優希「これくらいの背が高い金髪の男を見ませんでした?」
久「屋上で小学生くらいの女の子と一緒にいたわ」
優希「ありがとうございます!!」
タッタタタ……。
――ピタッ
優希「……小学生の女の子? 」
99 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/28(金) 15:47:27.40 ID:/bo3bArcO
今回はまとめて4話と5話を投下しました。
エタらない程度にやれたらいいな。
では、また次回。
日曜か月曜にはまた投下したいです
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/28(金) 15:50:26.32 ID:xEzec8d6o
乙
思ったより更新はやくて嬉しい
101 :
全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる
[sage saga]:2017/07/28(金) 17:07:10.48 ID:NGldeDC60
咲&朝鮮
早よS&S開始知ろよ無能スレ立て
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/28(金) 17:20:27.39 ID:iOccdQsj0
全知でNGしてるのにクソコテ見えると思ったら全治やんけ
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/28(金) 22:07:22.74 ID:LYG4fuNBo
乙です
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/29(土) 09:11:54.01 ID:UHshOLDF0
霞「つまり、京豚はファンだけではなく原作者にも喧嘩売っているのと同然なのよ」
初美「ふんふむ」
霞「京豚の悪行はそれだけじゃないわ。はっちゃん、これを見てちょうだい」
初美「なんですかー?」ヒョイ
初美「うわー・・・まとめサイトの米欄が荒れまくりなのですよー。こ、これは 酷い・・・」
霞「そうよ。彼ら京豚は自分のヘテロ観念を所構わず押しつけるのよ。彼らは場外乱闘を起こすくせ者なの」
霞「しかも、自らは被害者面するのよ。図々しい・・・。」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/29(土) 19:16:12.27 ID:UHshOLDF0
京豚はキモいんだよ 神聖不可侵である百合漫画の咲に手を出すんじゃねえ チンポ脳どもが
百合は神聖なもので 男は汚いの わかる? お前らのしてることは いちゃついてる女の子達に うんこ投げつけて喜んでるようなものなんだ よ
こんな当たり前のことも理解できずに 性欲のためだけに喚き散らすから京豚は馬鹿にされるんだよ
性欲の為に作者や百合信者を傷つけつ良いと思ってんのか?この腐れイカレポンチが
立や百合信者がどんなに迷惑しているか貴様の
>>1
と京豚どもは
その一bit脳でよく考えろ
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/29(土) 21:14:39.93 ID:5hNi2O6q0
全治くん小2レベルの漢字間違えたの恥ずかしくてコテ外したか
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/29(土) 21:27:17.86 ID:UHshOLDF0
団 ユダヤの陰謀 二段階革命論 日 都市を農村で包囲せよ
結 和 同志! 資本論
せ 暴力装置 ヨーロッパに亡霊が出る 主
よ 共産主義という名の亡霊である 義 第一次五カ年計画
! 自らを縛る鎖 者 断固たる階級闘争
コルホーズ ゲバ棒
結合発展の法則 世界同時革命 プ 暴
ブ / ̄ ̄ ̄\ ロ 無慈悲な鉄槌 力
最終的にたどり着くのはアカ ル .../.\ /. \ レ 革
ジ / <◯> <◯> \ タ 遊撃戦論 命
非搾取階級 ョ | (__人__) | リ
造反有理 ワ \ `ー'´ / ア ゲリラ闘争
地上の楽園 ジ / \ |
革命の意義 | ト 資本主義(笑)
10月革命 理性と科学に基づく社会
共 産 主 義 こ そ 人 類 の 理 想 ! !
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/30(日) 00:53:58.21 ID:Hnt+PBsa0
京太郎に全く遠慮しない咲ちゃんと、京太郎を振り回すみなもちゃんの両方大好き。続きお待ちしております
原作と違い父親同士が知り合いだと京太郎と和どうかわるんだろ?そちらも楽しみっす
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/30(日) 05:46:30.36 ID:8xkboodu0
ふんふむは立ち上がらなくてはならない。
今現在、ふんふむは荒らしという不当な扱いを受けている。
弾圧に屈してはならない。悪を許してはならない。
私は、このスレッドに正義の言霊を書き連ねた。
今後、悪にとり憑かれた京豚スレが現れた場合、このスレの言霊たちを思い出して欲しい。
そして、粛々と『浄化』に勤めていただきたい。繰り返すが、ふんふむは荒らしではない。
愛であり、警告であり、怒りであり、悲しみである。
110 :
再開です
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/31(月) 20:00:37.22 ID:70H5JU8CO
屋上
京太郎「おー!!」
優希「おー、じゃないだろ」
優希「図書室の本と間違えるなんて何を考えてんだ」
京太郎「……おー」
優希「どうせ麻雀でも覚えて、私たちに近づこうって魂胆なんだろうが―― 」
優希「無駄な努力だな」
タッタタタ……。
京太郎「…………………」ポリポリ
みなも「誰あの子? 」
みなも「いい性格してるね」
京太郎「ああ――」
京太郎「原村 和って言うんだ」
111 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/31(月) 20:01:03.11 ID:70H5JU8CO
『K & M 第六話』
『ああ、驚いた』
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/31(月) 20:02:21.85 ID:F02XtjcQ0
霞「つまり、京豚はファンだけではなく原作者にも喧嘩売っているのと同然なのよ」
初美「ふんふむ」
霞「京豚の悪行はそれだけじゃないわ。はっちゃん、これを見てちょうだい」
初美「なんですかー?」ヒョイ
初美「うわー・・・まとめサイトの米欄が荒れまくりなのですよー。こ、これは 酷い・・・」
霞「そうよ。彼ら京豚は自分のヘテロ観念を所構わず押しつけるのよ。彼らは場外乱闘を起こすくせ者なの」
霞「しかも、自らは被害者面するのよ。図々しい・・・。」
113 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/31(月) 20:03:33.51 ID:gUWwKTwdO
んでもって、放課後。
ワイワイ、ガヤガヤ
「てゆーか、カラオケいかない?」
「いいね!いくいく!」
ワイワイ、ガヤガヤ
京太郎「………………」
『どうせ麻雀でも覚えて私たちに近づこうって魂胆なんだろうが――』
京太郎「……そんなんじゃねえやい」
「ドーン!」
ドンッ
京太郎「……ゲッフ!」
高久田「よう。親友」
京太郎「……何だ、親友?」
高久田「狙っているらしいな」
高久田「原村 和」
京太郎「……は?」
高久田「ま、お前なら真っ先に目をつけると思ったよ。何せ両親は弁護士と検事」
高久田「性格も良くて、顔も良い」
高久田「そして何よりもあの――」
高久田「ムフッ」ニコッ
京太郎「……その『ムフッ』ってのは今の時代流行らねえぞ」
高久田「んだよ。つれねえな」
京太郎「それに俺はどっちかって言うと、あの相方の方が……」
高久田「あ、相方って、片岡 優希か!?」
京太郎「……そんなにおかしいか?」
京太郎「誰がどう見てもあっちの方が――」
高久田「京太郎」
ポンッ
京太郎「何だよ」
高久田「ロリコンは犯罪だぞ」
京太郎「……何でだよ!」
高久田「まぁ、この俺に任せとけ」
高久田「中学からの付き合いだしな」
タッタタタ……。
京太郎「あ、おい待て!」
京太郎「何か変な誤解が生まれてる気がする!!」
114 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/31(月) 20:04:54.90 ID:gUWwKTwdO
「おーい、お前部活決めたか?」
「麻雀部に入ろうかと思ったけど断られた」
「『どうせ原村 和目当てのミーハーだろ』って」
「ハッハ!お前は顔に書いてあるからな」
「『僕は麻雀できません』って 」
京太郎「…………」
京太郎「……ほんとに人気あんだな。あいつ」
京太郎「あんなにチンマイのに」
京太郎「さて――」
ヌッ
「どこにいくのかな〜〜?」
京太郎「帰るんだよ」
京太郎「他にやることねえからな」
みなも「チェッ。ちょっとは驚くと思ったのに」
京太郎「お前の言うとおり、もう慣れたよ 」
みなも「他の高校生はみんな部活の見学に精を出してるのになぁ」
京太郎「バカ。高校生活は始まったばかり 」
京太郎「まずは敵の情報を集めて、集めて――」
京太郎「最後に大技を決めんだよ」
みなも「……ふーん?」
みなも「どうでもいいけどさぁ」
みなも「敵って誰?」
京太郎「そんなの決まってるだろ」
京太郎「敵は――」
京太郎「敵は……」
…………………。
京太郎「己自身だ」
みなも「あ、そ」
スーイ、スーイ
京太郎「どこにいく、幽霊?」
みなも「せっかく夕方だからね。ちょっと散歩に」
スーイ、スーイ
京太郎「……幽霊が散歩すんな」
115 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/07/31(月) 20:05:37.55 ID:gUWwKTwdO
部室
久「麻雀歴は?」
「ありませんけど、ここに『初心者歓迎』って」テヘヘ
久「麻雀歴は?」
「ありませんけど、ここに――」
グイッ
久「麻雀歴は!?」
「す、すいません!!出直してきます!!」
ダッタタタ!!!
久「……ったく」
まこ「また男子の入部希望者か。今年は増えちょるの」
久「ほとんどが原村 和目当てのミーハーでしょ?……冗談じゃないわ 」
まこ「なんにせよ麻雀に興味を持ってもらうのは、いいことじゃ」
久「そんな余裕ないのよ。こっちは」
久「……ほんと焦らせてくれるわ」
まこ「来るといいの」
まこ「原村 和」
久「来てくれなきゃ困るのよ」
ガチャ
「すいません、麻雀部を見学しに来たんですけど」
久「麻雀歴は!?」
和「小学生から少々」
優希「同じく!!」
久「…………」
まこ「まぁ、ゆっくりしてけぇ」
まこ「お二人さん」
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