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【咲-saki-】京太郎「 K & M」
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134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/31(月) 21:33:28.45 ID:F02XtjcQ0
京豚は朝〜夕までの間に打ち砕かれ顧みる者もなく永遠に滅びる
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/31(月) 21:34:21.08 ID:F02XtjcQ0
>>133
二度と書くなヘテロゴミ
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 21:37:37.15 ID:GR+drMAro
乙でした
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 21:39:28.13 ID:Xxa99jvq0
乙でーす
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 21:41:34.72 ID:T/HN671qo
乙です
更新待ってる
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/31(月) 21:44:37.66 ID:F02XtjcQ0
なーにが乙だよ馬鹿馬鹿しい
なんの生産性も無い駄文を連ねて恥ずかしく無いのかね
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 21:58:58.11 ID:FbpovoglO
乙
次の話も期待しているよー
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/31(月) 22:16:27.69 ID:F02XtjcQ0
ゴミが
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 22:38:01.51 ID:9mQxySZ2o
乙よー
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/31(月) 23:29:02.26 ID:F02XtjcQ0
黙れ!
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 23:35:06.41 ID:LKEuvUBFo
乙!毎回凄く面白いです。続き楽しみに待ってます
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/31(月) 23:58:51.71 ID:8PQOsObEo
乙
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[age]:2017/08/01(火) 00:21:33.57 ID:dk7WcGlm0
クソ笑える
なーにが面白い?全くくだらんわ!咲-saki-を馬鹿にしているにようにしか思えない
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 00:38:19.72 ID:Fl5vJVPQ0
乙
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 03:11:25.86 ID:ozVWEO4Ho
乙です
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 08:23:41.09 ID:OKTatNQmo
乙
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 12:06:26.40 ID:DwVjwwwO0
乙!
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/01(火) 12:23:04.73 ID:dk7WcGlm0
キモ
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 13:46:19.20 ID:ozVWEO4Ho
乙乙
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 13:53:35.71 ID:ofn8ims5O
乙です、続きをお待ちしております。
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/01(火) 20:36:32.20 ID:FXmQ/AOs0
乙っす、みなもちゃん要素だけじゃなく色々変化してて次気になるなあ
あんな入部届出された久とかww
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/01(火) 21:16:09.86 ID:dk7WcGlm0
>>154
黙れヘテロ俺嫁豚
156 :
乙アザす、励みになります
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/03(木) 00:48:07.89 ID:yKoa/yGKO
教室
「七話」
「もう七話ということは、単行本なら一巻が出てもおかしくないということだ」
「それなのに未だに部活すら始まっていない」
「これは非常に由々しき事態である!」
ドンッ!!
優希「グーグー」
「いいか!お前らの中には将来、漫画家を目指す人もいるだろう」
「その時に、こんなゆっくりな展開では読者に飽きられてしまうということを忘れるな!」
和「………………」
「そして、漫画家を目指すなら」
「週刊誌、月刊誌問わずに休載だけはしないように!」
「分かったな、小林!!」
京太郎「………………」
キーンコーンカーンコーン
「では、チャイムが鳴ったので今日の授業はここまで!」
「授業の感想、SSの苦情は受け付けません!!」
ワイワイ、ガヤガヤ
「やっと終わったぁ」
「てゆーか、カラオケいかない?」
「いいね!いくいく!」
ワイワイ、ガヤガヤ
京太郎「……なぁ、咲」
咲「なに?」
京太郎「ここの学校ダメだな」
157 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/03(木) 00:48:55.88 ID:yKoa/yGKO
京太郎「今日も図書室で本を読んでくのか?」
咲「うん。他にやることないしね」
京太郎「……俺もたまには本でも読むかな」
京太郎「だったら俺も――」
ガラッ!!
「一年 A組 須賀 京太郎!! 」
「学生議会長様のお呼び出しだ!至急麻雀部にこい!!」
シーン………。
咲「……何かやったの?」
京太郎「いんや。思い当たる節なんて――」
「お前か!!須賀 京太郎は!?」
「ち、違います!!私はネイルアートが趣味のJKです!」
京太郎「……………」
『出しといたから。入部届け』
京太郎「……………」
『来たれ!清澄高校 麻雀部!!』
『入部希望者は三年 竹井 久まで』
「黙れ!!どう見てもカツラだろ!!」
「こ、これはウィッグといって…… 」
ワーワー、ギャーギャー
京太郎「……一つあるな」
京太郎「思い当たる節は」
158 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/03(木) 00:49:23.32 ID:yKoa/yGKO
『K & M 第七話』
『リーチ一発ツモ』
159 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/03(木) 00:50:56.33 ID:yKoa/yGKO
麻雀部
ゾロゾロ
まこ「(一、二、三、四……)」
まこ「……十五、十六、か」
まこ「ようこんだけ集まったな」
久「麻雀部入部希望者の皆さん、こんにちは」
久「麻雀部部長の竹井 久です」
久「『何で集められたのか?』って顔をしてる人もいると思うけど―― 」
京太郎「………………」チラッ
何で集められたのか「……え?」
何で集められたのか「あ、こりゃ失礼」テヘヘ
京太郎「……………」
久「今から皆さんに入部テストをしてもらいます」
ザワザワ
「そ、そんな!?初心者歓迎って書いてあったろ!!」
「そーだ、そーだ!!」
「テストがあるなんて聞いてないぞ!!」
久「黙らっしゃい!!」
ドンッ!!
久「ここは栄えある清澄高校麻雀部なの!!『僕は麻雀できません!』って顔されてちゃ困るのよ!!」
京太郎「……………」チラッ
僕は麻雀できません「………え?」
僕は麻雀できません「あ、こりゃ失礼」テヘヘ
京太郎「………………」
久「ちょうど十六人。他所から借りてきた雀卓もあるから」
久「今からあなた達全員で打ってもらうわ」
久「麻雀をね」
京太郎「……………」
久「『打ち方も知らないのにどうすんだよ』って顔をしている人のために少しだけルールを説明します」
久「まず、麻雀というのは――」
京太郎「……………」チラッ
打ち方も知らないのに「………え?」
打ち方も知らないのに「あ、こりゃご親切にありがとうございます」テヘヘ
京太郎「………………」
160 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/03(木) 00:52:58.49 ID:yKoa/yGKO
『咲日和』とは、木吉紗による4コマ漫画である。
現在は月刊ビッグガンガンにて連載中。
……勿論、読んだからといって麻雀が上手くなるわけがない
京太郎「え、そーなの?」
久「何かいった?そこの一年」
京太郎「あ、何も」テヘヘ
久「……分かった?持ち点は25000で半荘一回。」
久「その中で1位の人だけが次のテストに進めます」
ザワザワ
「それじゃあ、二位以下はどーなるんだよ!!」
「そーだ、そーだ!!」
久「その場でサヨナラよ」
ザワザワ、ザワザワ
「それじゃあ、4人しか受からねえじゃねえかー!!」
「麻雀の団体戦は5人からだろー!!」
「そーだ、そーだ!!」
久「これ位のテストに合格できないのなら、伝統ある清澄高校麻雀部に泥を塗るだけ」
久「団体戦なんか出ても恥をかくだけだわ」
ザワザワ、ザワザワ、ザワザワ
「ウチの麻雀部に伝統なんてないだろー!!」
「そーだ、そーだ!!」
「まともな大会にだって出てねえじゃねえか!!」
ドンッ!!
久「黙らっしゃい!!」
久「文句があるなら喧嘩でも何でも受けて立つわ」
まこ「……やめたほうがいいゾー」
まこ「ヤツは中学時代、十人の男に囲まれて全員を病院送りにしたことがある女じゃ」
久「文句のある人!?」
シーン……。
ないでーす。
別に負けても俺は構わないからな
元々入る気のない部活。
何の問題も……
久「あんな大口を私に叩いて、こんな予選なんかで落ちたら――」
久「どうなるか分かってんでしょうね」
京太郎「――え?」
161 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/03(木) 00:53:28.55 ID:yKoa/yGKO
グゥゥ
グゥゥ
グゥゥ
………………。
みなも「う〜ん……、今何時?」
時計「16時58分」
みなも「……そろそろかな」
ピッ
『さーて、前回の咲日和はー』
みなも「やっぱり、このアニメだよねー」
みなも「別に見ても麻雀は上手くならないけど」
みなも「そういえば……」
みなも「アイツも一生懸命見てたな」
みなも「昨日」
162 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/03(木) 00:53:55.55 ID:yKoa/yGKO
麻雀部
パチ、パチ
「あ、それローン!」
「フリテンだぞ」
「バッ……!誰がフルチンだ!!」
パチ、パチ
まこ「こりゃヒドイの」
久「今の時代、ネット麻もあるから麻雀も身近にはなってきているけど」
久「実際に打つのは初って人ばっかね」
パチ、パチ
まこ「使い物になるんか?」
久「なるわけないでしょ。もし仮に入部したとしても最初はネト麻漬けね」
久「いちいち麻雀教室を開いてあげるほど、私は優しくないわ」
パチ、パチ
まこ「……そうじゃの」
まこ「じゃが、ここまで人を集めるのも才能だと思わんか?」
久「……………」
まこ「原村 和のな」
163 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/03(木) 00:54:33.69 ID:yKoa/yGKO
京太郎「ツモ。リーチ一発ツモで……」
京太郎「えぇと………」ポリポリ
「親だから2000点オール」
京太郎「あ、サンキュー」
優希「まったく。そんなことも知らんのか」
京太郎「……………」
優希「そんなんじゃ、恥をかくだけだから帰った方がいいぞ」
久「……来たわね」
和「すいません、遅くなりました」ペコッ
ザワザワ
「は、原村 和だ……」
「全中チャンピオンの原村 和だ」
「やっぱデカイよな。色々と」
京太郎「うるせえな。帰れるんなら帰ってるよ」
京太郎「この呪いの装備さえ外れればな」
優希「あん?」
京太郎「暇なら今の俺の持ち点を教えてくれよ」
京太郎「何点持ってるか知らねえんだ」
優希「……………」
京太郎「文句なら咲日和に言えよ。麻雀漫画なのに説明なかったんだから」
パチ、パチ
まこ「こりゃヒドイな」
久「……………」
164 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/03(木) 00:55:07.38 ID:yKoa/yGKO
優希「このブツブツが8個あるのが100点棒」
優希「赤丸一個あるのが1000点棒だ」
京太郎「へーへー」
優希「……お前、さっきのリーチでこの点棒出したろ?」
京太郎「ああ。コイツが出せ、出せって顔してたからな」
点棒出せ出せ「そりゃ、ルールですし……」
京太郎「そんなん誰が決めたんだよ」
点棒出せ出せ「僕に言われても……」
京太郎「じゃあ、出さなくてもいいじゃねえか」
優希「……部長!!」
優希「麻雀教室でも始める気か!?」
久「そのつもりはないんだけどね……」
165 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/03(木) 00:55:55.73 ID:yKoa/yGKO
まこ「あれがクソ生意気な入部届けを出してきた男。」
まこ「どんな奴かと思って見ちょったら……」
まこ「なんて事ない。ただの素人じゃな」
パチ、パチ
久「……でもトップよ、彼。」
久「それに『能ある鷹は爪を隠す』って言うしね」
まこ「ただのバカツキなようにしか見えんけどな」
京太郎「ツモ!リーチ、ツモで……」
京太郎「えぇと……」ポリポリ
優希「1000点オール!!」
京太郎「おお。悪いな、原村」
優希「誰が原村だ!!」
久「……どちらにせよ次のテストは只の素人にクリアできるほど甘くはないわ」
久「彼に隠してある爪がなくて、口だけの男ならそれでサヨナラよ」
久「……二度と麻雀の出来ない体にしてあげるわ」
パチ、パチ
京太郎「…………」
京太郎「……おかしいな、麻雀のテストとは思えない言葉が聞こえてきた」
166 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/03(木) 00:56:34.40 ID:yKoa/yGKO
『ころもの〜♪お誕生日〜♪』
『たいへんめでたいので〜♪』
みなも「あーあ、終わっちゃった……」
みなも「幽霊って他にやることないもんなぁ」
みなも「………………」
みなも「……行ってみるか。学校にでも」
………………。
京太郎「ツモ。リーチ一発ツモで……」
京太郎「えぇと……」ポリポリ
優希「平和もつくだろ。その形だったら」
京太郎「ああ。世の中、平和になるといいな」
グイッ
優希「ピンフだ!!」
京太郎「SSじゃわかんねえだろ!」
京太郎「……っでピンフって何だ?」
………………。
優希「お前、役いくつ知ってる?」
京太郎「リーチ一発ツモ」
まこ「……隠しちょるといいなぁ」
まこ「爪」
久「………………」
167 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/03(木) 01:00:43.36 ID:yKoa/yGKO
以上、7話終了です。
麻雀の描写はゆるい感じで許して下さい。
そんな熱血麻雀SSでもありませんしね。
……はい、言い訳です。
続きは今週か来週か先週には投下します。
見ていただければなと思います。
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/03(木) 01:16:24.25 ID:0BeAuxRlo
乙
この作風確立させたあだちすげー
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/03(木) 10:24:52.42 ID:p/fG8Fybo
乙です
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/03(木) 17:26:57.98 ID:tErhFQxf0
京太郎は問題でも起こさせて、小悪党扱いで綺麗に処分するのが一番。
汚い金髪にしてるようなDQNだし、小悪党にしても矛盾はない。
それなら、背景にすら出る事もないし、厨も公式での扱いに冷めて消滅するだろうから丁度いい。
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/03(木) 18:10:21.54 ID:pxECysTA0
>>170
全国大会の真っ最中に部員が問題起こすとか清澄の大会辞退待った無しでストーリー大変革なんですが
二次元作品で髪の色に追求とかナンセンスにも程がある、金髪なんてそこらへんに転がってるレベルなのに何故京太郎だけ染毛扱い?
ってかそのすぐそばにピンクやら緑っていうあり得ない髪色の人がいるんですが、そっちのほうがよっぽどファンキーでDQNじゃね?
そして仮に言ってるようなDQNかつ問題起こして退場なんて強烈なキャラ付けされたら逆にSS内でそういうポジションでの登場が増えると思うぞ、薄い本でもクズい竿役で引っ張りだこだろうなぁ
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/03(木) 20:55:00.93 ID:+gYy84cK0
乙です、久ブチ切れで原作より京太郎の扱いどうなることやら
それと優希と和を勘違いしてたのがどんな影響及ぼすか続きが楽しみです
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/03(木) 22:50:20.57 ID:zm2284udo
乙ー
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/04(金) 11:51:18.77 ID:WX6+xfhh0
>>171
どうでもいいんだよ!この金髪豚が消えれば作者は満足するし読者も満足なんだ
アニメ的漫画的演出で髪の色が染まることはあるが、京太郎は明らかにDQNぽいし染めてるだろ。そんなことも理解できないから貴様は豚。京太郎豚なんだよ
いっとくがPixivでもtwitterでも京太郎厨は監視対象だからな!
目障りだから京太郎消えろカスコラァ!
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/04(金) 11:53:50.72 ID:WX6+xfhh0
twitterで私の悪口を書いてる奴!見ているぞ!
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/04(金) 12:00:41.68 ID:WX6+xfhh0
糞タコが…人の悪口を平気でSNSで晒すネチケットの無さまさに豚だな
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/04(金) 12:05:21.28 ID:7N/zI+rcO
自分が満足するの間違いだろうが
主語を大きくして自分の主張を正当化するなよ
お前の妄言に作者と読者を巻き込むな
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/04(金) 12:06:20.34 ID:SO9GYi3A0
>>174
何をもって「明らか」なのかさっぱり分かりませんなぁ
全く根拠無く「明らかにDQNっぽい」って言いがかりにも程があるだろ、描写でもなんでもいいから根拠を示せよ
逆に劇中で重かろうとちゃんと雀卓やPCを運んだり、敗退時に「清澄の顔に泥を〜」なんて台詞が出てくる辺り真面目な人間って評価ができる根拠はあるぞ
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/04(金) 12:09:42.84 ID:SO9GYi3A0
>>176
掲示板でそうやってがなりたてて荒らすのもネチケットが無いですよ(笑)
書いてる内容に関わらずね
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/04(金) 12:39:49.29 ID:g6wDA7w0o
荒らしに構うなよ
作者さんに迷惑だろ
181 :
再開でっす
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/05(土) 20:10:12.59 ID:CzxHEKlCO
リーチ、一発、ツモ。麻雀における基本的な役の一つであり
初心者、上級者問わずにお世話になる役の一つである。
京太郎「ツモ。リーチ、一発、ツモで2000点オール」
……決して、ゴロの良さで多用をしているわけではない。
「――予選終了!」
「これで4名の本戦出場の皆さんが決まりました!」
「落ちた皆さんは残念。受かった皆さんは麻雀部を目指して最後の試験を頑張って下さい!」
京太郎「……おや、いつの間にか実況が?」
優希「………………」
和「勝ってしまいましたね。彼」
優希「ハッ!まぐれ、まぐれ」
優希「あんなので勝ち続けられるほど、麻雀は甘くはないじぇ!」
和「……でも、あんなに思い切った戦法は中々取れませんよ」
優希「バカの一つ覚え!」
ペラッ
京太郎「……………」
久「では、最後の試験の説明をします」
久「今度はあなた達4人を二つに分けて――」
ペラッ
京太郎「………………」
久「ちょっと聞いているの?」
久「そこの金髪の……!」
京太郎「……『平和とは』」
京太郎「『面子が全て順子で、雀頭が役牌でなく、待ちが両面待ちになっている場合に成立する 』」
ペラッ
京太郎「………か」
京太郎「よし」
久「……………」
久「それでは、最後の試験は――!」
182 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/05(土) 20:10:46.28 ID:CzxHEKlCO
『K & M 第八話』
『最後の試験』
183 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/05(土) 20:11:19.13 ID:CzxHEKlCO
ゾロゾロ
「ふぇーん、負けちまったよ」
「そりゃそうだよ。経験者でも、たった一回の半荘。」
「それで1位を取れってんだから」
「……そして1位を取ったとしても――」
「………………」
「……いいよなぁ」
「ああ」
「「俺も原村 和と打ちたかったぁ……」」
ゾロゾロ
久「……一生ネト麻でもしてろ」
優希「部長、次の試験は本気なのか!?」
久「本気よ。その為にあなた達を呼んだのだから」
和「……でも、何も私達と打てせなくても」
久「私とまこも入るから許してよ」
久「それに東風一回だけだから、ね?」
和「……東風一回、持ち点25000点」
和「それで麻雀部部員のどちらかを上回れば合格。」
久「優しいでしょ?」
久「1位を取れってんじゃないのだから」
久「上手く行けば彼ら4人、全員合格できるわ」
和「本気でやっていいのですか?」
久「ええ、お願い。お荷物は抱えたくないでしょ?」
久「お互いにね」
和「……はい」
優希「よーし、コテンパンにしてやるじぇ!」
優希「あの生意気な金髪を!!」
久「……ああ」
久「それ何だけど――」
184 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/05(土) 20:12:32.45 ID:CzxHEKlCO
タッタタタ……。
ヌッ
「どこにいくのかな〜〜??」
京太郎「逃げるんだよ。あそこから」
みなも「………何で?」
京太郎「何でって、そりゃ――!」
京太郎「……負けるから」
みなも「何だ、何だ。試験を受ける前から諦めムードか」
京太郎「……受かると思うか?」
京太郎「アイツ等を相手に勝つんだぜ」
京太郎「小学校、中学校、高校と麻雀をやってきた人に少し本を読んだだけで勝てるほど甘くねえだろ」
みなも「なら、しっかりと勉強したら勝てるの?」
京太郎「勝てるさ」
京太郎「俺が10年間しっかり勉強して、アイツ等がまだ5歳の時にタイムスリップすればな」
………………。
ピタッ
京太郎「うひゃ!冷てえ!!」
京太郎「触んな!お前の手、冷てぇんだから!!」
みなも「……よし、ならこうしよう」
みなも「選手交代だ」
京太郎「………は?」
みなも「良かったね、夕方で」
京太郎「…………ひ?」
みなも「大丈夫、ちょっと体を借りるだけだから」
京太郎「………ふ?」
「へ?」
「ほ?」
185 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/05(土) 20:13:01.60 ID:CzxHEKlCO
ダッダダダ!!!
京太郎「ば、バカやめろ!!」
京太郎「人の体を勝手に動かすな!!」
ダッダダダ!!!
みなも「今は私の体だからね」
ダッダダダ!!!
京太郎「ど根性○エルじゃねえんだぞ!?」
みなも「何それ?」
みなも「そんな服にへばり付いてそうな カエルと一緒にしないでよ」
京太郎「知ってんじゃねえか!!」
ダッダダダ!!!
みなも「………………」
みなも「久しぶりに走ったな」
ダッダダダ!!!
京太郎「聞こえねえよ!」
京太郎「この『ダッダダダ!!!』がうるさくて!」
ダッダダダ!!!
みなも「麻雀部に入るよ」
みなも「このまま」
京太郎「だから――!!」
186 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/05(土) 20:13:42.89 ID:CzxHEKlCO
まこ「……トイレに行くと言ったきり戻ってこんの」
まこ「さては逃げたか」
久「……………」
優希「所詮、金髪の腰抜け。待っても時間の無駄だじぇ、部長」
和「……そうですね」
久「……………… 」
久「……仕方ない、こっちは三麻で――」
ガラッ!!
京太郎「勝手に決めんじゃねえ!!」
京太郎「つってんだろ!!」
……………………。
京太郎「あ」
久「……へぇ」
久「やっぱり、いい度胸してるじゃない」
京太郎「…」
まこ「わしら相手に宮本武蔵気取りか。やりおるのぉ」
京太郎「……」
みなも「大物だね。初心者の癖に」
京太郎「………っ」
久「とにかく時間とスレが勿体無いからはやくやるわよ」
バンッ!!
京太郎「黙れよ、このクソ幽霊!!」
久「……………」
京太郎「あ、あはは、なんちゃって」テヘヘ
久「……………」
187 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/05(土) 20:14:36.22 ID:CzxHEKlCO
京太郎「じ、実は最近、幽霊に付きまとわれてまして……」
京太郎「そいつが時々イタズラするんですよ」
京太郎「会長なら信じてくれますよね?」
久「……ええ、モチロン。」
久「タチの悪い幽霊ね」
京太郎「そうなんです!これがタチの悪い幽霊でして――!」
久「ええ、本当に」
久「おもし霊」
京太郎「え?」
京太郎「あ、ダジャレですか」
京太郎「アッハハ!上手い!うま――!」
久「え、何々?」
久「もしコイツが負けたら、右手で思いっきり殴霊」
京太郎「……え?」
久「言ったでしょ?私も霊感があるって」
久「そう言ってるのよ、その幽霊が」
京太郎「………………」チラッ
みなも「因みに今の私は、あんたの体の中にいるからこの人でも見えてないよ」
みなも「もちろん、声も聞こえてない」
京太郎「言ってないですよ!多分、絶対!」
久「いいから早くやるわよ。もうスレが無くなるんだから」
京太郎「まだ800以上残ってますよ!」
京太郎「何なら次スレも立てましょう!」
久「……私は無駄なスレと口先だけの男が大キライなの」
京太郎「あっはは、こりゃ一本取られたなぁ……」
188 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/05(土) 20:15:18.24 ID:CzxHEKlCO
久「そっちの二人は優希と和の卓ね」
久「金髪と――」
「……テヘへ」
久「この『特徴のない男』は私とまこが相手をするわ」
特徴のない男「よ、よろしくお願いします」
まこ「……ま、ええか」
…………………。
京太郎「大丈夫なのかよ。この人たち強そうだぞ」ヒソヒソ
京太郎「麻雀も喧嘩も」ヒソヒソ
みなも「心配しなさんな。私は小3の頃から手にマメすらできていない」
みなも「ニワカは相手にならんよ」
京太郎「……………」
京太郎「(あ、ダメだこりゃ)」
「原村さんって趣味はありますか?」
和「そうですね……。可愛い物集めでしょうか?」
「おお奇遇ですね!僕も可愛い物と可愛い人に目がなくて!」
和「そうなんですね」
「どうです?今度、お食事にでも――」
久「はい。そこも脈のないナンパは後にしてね」
久「時間がないんだから」
優希「……………」
みなも「……麻雀打つのも久しぶりだなぁ」
京太郎「なんか言ったか?」
みなも「なにもー」
189 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/05(土) 20:15:47.94 ID:CzxHEKlCO
そんなこんなで対局開始。
公平なるルールに乗っ取り、席順は――
パチッ
京太郎「リーチ」
まこ「(五巡目の親リー……)」
まこ「当たったら事故じゃな」
パチッ
久「(東風は安くても速さが大事)」
久「でも、リーチ、一発、ツモだけなら手も点数も限られてくる」
久「それだけで勝てるほど――」
パチッ……
「ロン」
久「え」
京太郎「リーチ、一発、七対子、断公九」
京太郎「……裏ドラ乗らず」
京太郎「12000点です」
京太郎→まこ→久→特徴のない男となった
……………。
京太郎「これ本当にアガってんの?」
みなも「後でちゃんと勉強しときな」
みなも「今は黙って私の後に続いて喋ればいい」
京太郎「……なんだかなぁ」ポリポリ
190 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/05(土) 20:16:50.38 ID:CzxHEKlCO
久「……何がリーチ、一発、ツモしか知らないよ」
京太郎「あはは……」
久「ここまで計算に入れた、盛大なブラフだったってことね」
久「中々やるじゃない」ニコッ
京太郎「……あっはは」
京太郎「(これ勝っても、タダじゃすまない気がする)」
そして、2本場。
パチッ
京太郎「……………」
京太郎「綺麗な手だな」
三四[五]六七ABCGG234
優希「(2mで上がれば満貫手)」
優希「さっきのロンといい……」
優希「まるで別人みたいだじぇ」
和「ゆーきのツモ順ですよ」
優希「え、ああ、わかってる!」
「原村さんと打てるなんて幸せだなぁ……」デヘヘ
「もう俺、死んでもいいや」グヘヘ
優希「………………」
和「ゆーき?」
優希「分かってるじぇ!!」
優希「ツモればいいんだろ!ツモれば!!」
和「……ゆーき?」
191 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/05(土) 20:17:45.23 ID:CzxHEKlCO
トンッ
まこ「……………」
タンッ
久「……………」
久「(この子まさか)」
特徴のない男「えぇーと、これでいいかな……」
タンッ
『二』
京太郎「あ、それ……」
みなも「黙って」
特徴のない男「ま、まさか振り込みました?」
京太郎「こ、これ二萬って読むんだぜ!」
京太郎「マンって少し卑猥な響きだよな!」
京太郎「あっはは!!」
特徴のない男「……………」
久「…………」
まこ「……はよツモれ」
京太郎「……ははは」
みなも「ないわー。中学生じゃないんだから」
京太郎「……………」
黙れ、小学生。
192 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/05(土) 20:18:42.59 ID:CzxHEKlCO
京太郎「さっきのアガりだろ?」
みなも「へぇ、待ちくらいは知ってんだ」
京太郎「あのな――!!」
まこ「……オッホン!」
京太郎「あの名、この名、お母さんと一緒……」ボソボソ
トンッ
まこ「(こいつ……、本当に素人なんか?)」
まこ「……1位にならなくても、麻雀部部員のどちらかを上回ればいい」
まこ「確かそんなルールやったのぉ」
タンッ
久「ええ。そうよ」
久「だから――」
『試して見ましょう』
タンッ
『八』
京太郎「ロン」
京太郎「断公九ドラ1平和」
京太郎「5800です」
まこ「な!?」
久「……やっぱり」
久「元からトップを取る気はサラサラなし」
久「私と張り合おうってわけか」
久「……ホント、いい度胸してるわね」
…………………。
京太郎「………………」チラッ
みなも「出来れば1位。それでなくても2位。」
みなも「最悪、あの人を最下位に落とせばなんの問題もなし」
みなも「そういうルールだよね」
京太郎「あ、はい。そうなんスけど……」
久「いいわ。付き合ってあげるわ」
久「徹底的にね」
京太郎「……狙う相手、間違ってませんか?」
193 :
◆Crh8.oXlyE
[saga]:2017/08/05(土) 20:23:05.68 ID:CzxHEKlCO
以上、8話終了でっす。
憑依している、みなも(仮名)ちゃんは『ど根性ガエ○』をイメージして下さい。
普段は空にプカプカ浮いてます。
それでは、また次回。
近いうちに投稿します。
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/05(土) 20:26:54.28 ID:m+esoywsO
乙
面白い展開になっているねぃ
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/05(土) 20:27:05.07 ID:QXDECsyto
乙
黄色いんですね
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/05(土) 20:29:32.56 ID:2hXG12tNo
乙です
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/05(土) 22:03:45.03 ID:tFMM68y10
乙です、京太郎へのヘイトが順調に貯まっていって草生える。全てはみなも(仮名)ちゃんの所為なのにww
そういやこの状況で原作通りに咲ちゃん連れて来たら絶対面白いことになりそうだなww
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/07(月) 00:13:51.62 ID:Cq56UCjX0
霞「日本は侵略国国家なの」
初美「そうなんですかー?」
霞「ええ。韓国や中国を侵略し富を奪取していったわ」
霞「でも、日本国民が可哀想だわ。軍部の暴走で勝ち目のない無謀な侵略戦争に駆り出されたもの」
初美「ふんふむ」
霞「軍部は東南アジア各地で非道を働き。連合国軍の捕虜は取らなかった」
初美「捕虜を取らないですか?良いことじゃないですかー」
霞「それは違うわ。捕虜を取らない=虐殺という意味よ」
初美「ええっ!?でも高校の教科書では…」
霞「はあ…。日本政府はね…昔と変わらないの…不都合な真実は国民に隠してるの」
霞「戦争は悲惨だわ。二度と戦争が起こらないように憲法を堅持し韓国や中国二度謝罪と賠償をして罪を償って行く事が大事」
初美「えっ?一生ですかー?日本は既に賠償は終えているじゃあ…」
霞「ドイツを見習いなさい。永遠に償い続けないと傷は癒ないの
お金払って誤りしたすみませんー。って言ったあとに戦争を」
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/23(水) 14:51:40.71 ID:sl9NrwXdO
乙
なにこれ、普通におもしろい
続き期待してます!
200 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:34:46.48 ID:+tNfwwpYO
宮永家
界「あーー、クソまた煮詰まっちまった」
咲「……そんなに煮詰まるならホラー小説に拘らなくてもいいのに」
界「バカ者。ホラー小説は偉大なんだぞ」
界「人間の根底にある恐怖、それを文章によって得られるのは一つの芸術とも言える」
界「そして何より、大抵の矛盾や急展開は『幽霊』だからで済まされる!」
界「これは作者にとって非常にありがたい!」
咲「……………」
『売れるといいな、お父さん』
咲「……期待しないで待ってるよ」
界「なんか言ったか?」
咲「私の今月のおこづかいはまだかなって」
界「……やっぱ登場人物のインパクトが弱いんだよなぁ」
界「いっそのこと超能力とかを持たせても」ブツブツ
ブツブツ
咲「……………」
201 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:35:13.24 ID:+tNfwwpYO
界「ああ、そうだ。」
界「今月の麻雀雑誌に載ってたぞ、姉ちゃん」
咲「……そうなんだ」
界「相変わらず勝ってるみたいだな」
界「インハイチャンピオンは」
咲「………うん」
界「……………」
界「さーてと、一服したら再開すっか」
咲「禁煙してるんじゃないの?」
界「おっといかん。幽霊のせいだな」
界「幽霊の」
202 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:35:40.20 ID:+tNfwwpYO
『K & M 第9話』
『……イカサマだよ』
203 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:37:33.54 ID:+tNfwwpYO
まこ「ツモ。1000-2000の2本場で1200-2200」
京太郎「おい、上がられたぞ」
京太郎「こういう事もあるって?」
京太郎「……まぁ、確かにな」
まこ「……点棒!」
京太郎「あ、はい」テヘヘ
まこ「(……変なやつじゃけぇ)」
…………………。
優希「ドーン!親ッパネ!」
和「6000点ですね。はい、どうぞ」
ワイワイ、ガヤガヤ
「ああ、何かいい匂いがする……」
「どうぞ、原村さん。点棒です」
和「ありがとうございます」
優希「……………」
和「はい、ゆーき。彼らからの点棒です」
優希「……………」
和「ゆーき?」
優希「……絶対に潰してやるじぇ」ゴゴ
和「?」
204 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:38:17.32 ID:+tNfwwpYO
まこ「(さてさて、わしの親番)」
まこ「(そしてこの手牌……)」
まこ手牌:44456789s4m6p中中中白
まこ「あんたら二人には何も恨みもありゃせんが……」
まこ「久の手前、手を抜くわけにもいかんか」
バッ!
京太郎「……メガネを取った?」
久「(まこが本気だした……。)」
久「(そして、現状は私がダントツの最下位。彼から勝つには直撃を取るか、親で連荘するしかない)」
久「(流石に二回振り込んだのは痛かったなぁ……。)」
久「………………」
久「まったく。悪い状況じゃないの……」ニコッ
205 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:39:02.37 ID:+tNfwwpYO
特徴のない男「……えぇと、これでいいか」
トンッ
まこ「ロン。」
まこ「12000の一本場で12300」
特徴のない男「……うへっ」
まこ「普通、振り込むかぁ?染めちょるの分かるじゃろ」
特徴にない男「えへへ、もう少しでテンパイだったもんで」
まこ「……ま、ええか」
みなも「上家の彼。振り込みはしたものの、何とかアガろうと手を進める姿は好感持てるね」
みなも「佳作に入れとこうか」
京太郎「……新人コミック大賞やってんじゃねえんだぞ!!」
京太郎「こんな連続で上がられて大丈夫なのかよ!」
久「…………」ジッ
京太郎「……大丈夫なのかよ」ボソボソ
みなも「大丈夫、大丈夫。こっちが振り込まない限りはね」
みなも「いくらあのメガネの人がロンやツモでアガっても、1位か2位になればいいんだから」
みなも「問題は――……」
206 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:40:10.22 ID:+tNfwwpYO
東二局 一本場
7順目
まこ「(親ではやくもテンパイ……)」
1234567s1p北北南南南 ツモ:9s
まこ「無駄にツイとるなぁ……」
まこ「こりゃ、気持ちのええ麻雀が打てそうじゃ」
まこ「リーチ!」
――トンッ
久「ロン。2600の1本場は2900」
まこ「んな!?」
久「あら?誰もコンビ打ちをするなんて言ったつもりはないけど?」
まこ「そりゃそうじゃが…… 」
久「それにあんまり待たせたら申し訳ないじゃない」チラッ
優希「よっしゃー!!飛ばしてやったじぇ!」
ワイワイ、ガヤガヤ
「ああ、何で楽しい時間はこんなにも無情に過ぎるのだろう……」
「原村さん。最後に写真を1枚よろしいでしょうか?」
和「……まぁ、写真くらいなら」
――パシャ
「ありがとうございます!一生の宝物にします!!」
「なら僕とは握手して下さい!!」
和「……まぁ、握手くらいなら」
ワイワイ、ガヤガヤ
優希「……………」
みなも「……さぁ、来たよ」
みなも「この人の親さえ乗り切ればこっちの勝ち。」
京太郎「何か策はあるのか?」
みなも「フッフ、お見せしよう」
みなも「王者の打ち筋を!」
京太郎「……………」
京太郎「(ダメだこりゃ )」
207 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:40:42.24 ID:+tNfwwpYO
東三局 ドラ 七萬
京太郎:42100
まこ:37700
久:9400
名前のない男:11700
京太郎「この点差だったら普通に打ってても、2位以上にはなれそうだな」
みなも「まぁね。『普通』ならね」
京太郎「…………」
みなも「オーラスを考えると、1万以上差は残しときたいな」
京太郎「……弱気だねぇ」
みなも「幽霊は成長しないからね」
久「(親満ぶつけて、下家の彼を飛ばしたんじゃ話にならない )」
久「(まこから直撃を取っても、意味はない)」
久「まくるには――……」
久「…………」
久「こんなとき、あのプロならどうするかしらね」
208 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:41:24.97 ID:+tNfwwpYO
久「…………」
――トンッ
久捨て牌:南北1p9s2p中1s3m發4m發
みなも「……この人、テンパった? 」
京太郎「何で分かるんだ?」
みなも「幽霊だからね。気配には敏感なんだ」
京太郎「ふーん」
みなも「(發のトイツ落としがあるから、タンピン系かな)」
みなも「(そうなると、三萬と四萬があるからって、二萬と五萬も安全じゃない)」
名前のない男「えぇと……」
――トンッ
『二萬』
みなも「……考え過ぎかな 」
京太郎「あん?」
みなも「言っても分かんないから内緒」
京太郎「最近の小学生って頭いいんだな」
みなも「アンタが使って無さすぎなのさ」
京太郎「おおん?」
みなも「(……まぁ、安牌もないし翻牌でいいよね)」
――トン
『西』
209 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:42:28.14 ID:+tNfwwpYO
久「………」ニヤッ
みなも「……ゲッ」
久「ロン」
1m1m7m7m8m8m3p3p5p5p9s9s西西
久「七対子、ドラドラ。9600」
京太郎「それ本当にアガってんですか?」
久「
>>189
を見たら?」
京太郎「わー、ホントだ。アガってらぁ」
みなも「……………」
まこ「……………」
久「……最後までとぼけた麻雀を打つというのなら、少しは褒めてあげても良かったんだけどね」
久「浅知恵働かせて勝てる相手だと思わないでよ」
京太郎「……だってさ」
みなも「まいったね、どうも」
210 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:43:51.88 ID:+tNfwwpYO
優希「これで染谷先輩がトップへ」
優希「部長も一回直撃をとれば、十分に2位に躍り出れる点差」
和「……安手で流すというのもありますが」
優希「そいつは無理だじぇ。なんせ流れが部長にいってるからな」
和「オカルトですね」
でも、事実だった。
京太郎「ポン」
『中中中』
まこ「(……特急券!)」
まこ「つーか、やっぱ鳴けたんか」
――トンッ
久「ツモ」
久「1300オールの一本場は1400オール」
京太郎「……!」
みなも「型に囚われない、予想のできない待ちでど肝を抜かされるね」
みなも「大賞もんだよ」
京太郎「だからなァ――!」
みなも「……悔しいけど、私より上手いよ」
京太郎「…………」
京太郎「……別に負けてもいいぜ。ちょっと痛い目を見るだけだからな」
みなも「……………」
チラッ
みなも「……何とかアガろうと手を進める姿が好印象の上家の彼か」
京太郎「何言ってんだ?」
211 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:44:41.00 ID:+tNfwwpYO
名前のない男「チ、チー!」
『四五六』
久「……今度はこっちか」
久「(確かに親番も残ってるしアガりたいわよね)」
みなも「……よくぞ、チーした」
京太郎「?」
名前のない男「ポンッ!」
『白白白』
まこ「(ホンイツか?)」
まこ「(いや……)」
名前のない男「ポン!」
『HHH』
まこ「……違う」
久「…………」
名前のない男「ポン!」
『222』
まこ「まさか――」
まこ「鳴かせてるんか?」
まこ「この金髪わざと」
212 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:45:49.90 ID:+tNfwwpYO
京太郎「……ほい」
――トンッ
名前のない男「それロンです!」
名前のない男「1000点の2本場で1600!」
和「……差し込んだ?」
優希「いやいや。あんな正確に鳴かせて、差し込むのは無理だじぇ」
優希「牌が見えでもしてなくちゃな」
和「……………」
『でも、もし見えているとしたら――』
和「……それこそオカルトですね」
久「………………」
久「(女の子の影が――)」
京太郎「……何したんだ?」
京太郎「おまえ」
みなも「……………」
213 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:46:26.27 ID:+tNfwwpYO
そして、オーラス
名前のない男「よーし。焼き鳥も回避したし、頑張るぞー」
トンッ
みなも「……文字通りタネも仕掛けもない」
みなも「対面の会長に見えないように、上家の彼の牌をチラッと」
タンッ
京太郎「おいおい。それって――」
トンッ
みなも「うん」
みなも「……イカサマだよ」
――タンッ
214 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:48:01.81 ID:+tNfwwpYO
「対局終了――!!」
京太郎「………………」
みなも「……………」
結局あの後は、また同じことを繰り返したらしい。
今度は全員の、対面の会長にバレないように、こっそりと
俺の体から抜け出して、相手の牌を見て。
牌が見えてたら振り込まないし、アガるのも格段に簡単になる
……らしい。
和「彼が最後にアガって終わりですか」
優希「…………」
それでも、あの会長よりも早くアガれたのは、単純に運がよかったからなのか
それとも――
久「……明日から来なさい」
久「じゃあ、まこ。戸締まりよろしくね」
まこ「はいはい」
タッタタタ……。
京太郎「……………」
まこ「明日からよろしくってな」
まこ「嫌がらせみたいな入部試験じゃったが、受かったからには同じ麻雀部員じゃ 」
京太郎「…………」
まこ「……聞いとんのか?」
それとも、この幽霊の実力なのかは俺には分からない
みなも「…………… 」
215 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:48:55.07 ID:+tNfwwpYO
京太郎の部屋
ピコーン、ピコーン
ドカーン、ドカーン
京太郎「……何やってんだ?」
みなも「シューティングゲーム」
京太郎「幽霊がゲームできんのか?」
みなも「実際できるんだからしょうがない」
京太郎「あ、そ」
ドカーン、ボカーン
アハーン、ウフーン、イヤーン
京太郎「擬音がおかしいぞ」
――ドーン
『ゲームオーバー』
みなも「あーあ、死んじゃった。もう少しだったのに」
京太郎「もう死んでるだろ」
みなも「あ、そうだった」
京太郎「……………」
みなも「あー」
みなも「悔しいなぁ」
みなも「……悔しいよぉ」
京太郎「……………」
216 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:49:45.24 ID:+tNfwwpYO
京太郎「……なぁ、幽霊」
みなも「なにさ」
京太郎「麻雀の全国大会ってどこでやるんだ?」
みなも「…………」
京太郎「お前のそのわけ分からんイカサマのおかげで、麻雀部に入ることになっちまったからな」
京太郎「付き合ってやるよ」
京太郎「この呪いの装備が外れるまでの間」
みなも「……金髪」
217 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:50:46.45 ID:+tNfwwpYO
『目指せ!両国国技館!!』
『須賀 京太郎』
京太郎「……何かおかしくねえか?」
みなも「アンタの頭ほどじゃないよ」
京太郎「うぅん……」ポリポリ
京太郎「ま、いっか」
218 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:51:43.40 ID:+tNfwwpYO
ここまでのあらすじ
15歳になった俺は――
美しく、そしてナイスバディーになった幼なじみ。
咲「京ちゃーん」ブルンブルン
よく気の利くクラスメート
優希「おーい、京太郎!」
優希「タコス食うかぁ?」
和「紅茶もありますよ」
そして、気さくで優しい先輩たち
まこ「お?やっと来たかぁ」
久「ったく、トロいんだから」
京太郎「いやー、すいません」テヘヘ
……と共に、始まった青春を謳歌するのであった。
みなも「ダメだよ。あらすじはちゃんとしないと」
みなも「読者が混乱しちゃうよ」
京太郎「……………」
219 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:52:11.43 ID:+tNfwwpYO
『K & M 第10話』
『オオカミが出たゾォ』
220 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:52:58.12 ID:+tNfwwpYO
ピンポンパンポーン
『ただいま、1 - B組で女子生徒が体育の為に着替えています』
『男子生徒の諸君は近づかないで下さい。』
京太郎「ん?あそこにいるのは―― 」
タッタタタ……。
優希「……………」
京太郎「よう」
京太郎「こんなとこで、何してんだ?」
優希「……チョイチョイ」
京太郎「あ?」
優希「お前、これなんて読む?」
京太郎「『1 - B組』だろ?」
京太郎「それが――」
優希「そうか、そうか」ニコニコ
優希「そこを動くなよ」ニコニコ
京太郎「はぁ?」
――ガラッ!!
「キャーーー!!」
「覗きよーー!!」
「先生、先生に連絡!連絡して!!」
「そこにいる金髪がっ――!!」
京太郎「……え」
『繰り返します。』
『ただいま、1 - B組で女子生徒が体育の為に着替えています』
『男子生徒の諸君は近づかないで下さい』
221 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:53:43.21 ID:+tNfwwpYO
麻雀部
久「うぅん……」ポリポリ
まこ「何を悩んどるんじゃ?」
久「カレの扱い方よ」
まこ「『カレ』?」
まこ「……ああ、須賀 京太郎か」
まこ「確かに変なヤツじゃの」
久「あの後に打った麻雀では、素人同然の打ち方だったし」
久「本当に――……」
久「…………。」
まこ「……まぁ、何にせよ」
まこ「しばらくはネト麻で様子見じゃな」
久「ええ、そうね」
久「でも、少し試したいこともあるのよね」
まこ「……試したいこと?」
222 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:54:45.95 ID:+tNfwwpYO
屋上
京太郎「……あー、ひどい目にあった」
ワイワイ、ガヤガヤ
モブ男1「お、京太郎じゃねえか! 」
モブ男2「聞いたぜ。隠れもせずに女子の着替えを覗いたんだって?」
京太郎「…………」
モブ男3「お前も度胸あるよな。着替えてる最中のドアをガラッと開けるなんて」
モブ男4「そーそ。お前にそんな度胸があるなんて知らなかったよ」
京太郎「……覗いたんじゃねえよ、覗かされたんだよ」
モブ男1「まぁ、まぁ。いいから、いいから」ニコニコ
京太郎「ウソじゃねえよ!」
京太郎「原村 和にハメられたんだよ!!」
「「「「…………………」」」」
モブ男2「……京太郎」
ポンッ
京太郎「んだよ?」
モブ男3「いいか、京太郎。俺たちはお前を責めているわけじゃない」
モブ男4「だが、嘘はよくない。原村がそんなことをするわけがないだろ」
京太郎「俺の言うことが信じられないのか!?」
「「「「…………………」」」」
京太郎「……オオカミが出たぞー」ボソッ
223 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:55:24.01 ID:+tNfwwpYO
須賀家
須賀母「あら!いやだわ!」
須賀母「田中さんったら本当に!!」
須賀母「カジキはスズキ科でマグロとは関係ないわよ!」
須賀母「オッホホ!!」
須賀母「――ハッ!いけない!」
須賀母「鍋の火が付けっぱだった!!」
ダッダダダ!!
須賀母「……あれ?」
須賀母「何だ、ちゃんと消してあるじゃない」
須賀母「私ったら、しっかり者なんだから」
須賀母「オッホホ!!」
オッホホ!!
みなも「………………」
須賀母「――ハッ!!」
須賀母「アイロンかけっぱだった!!」
ダッダダダ!!
須賀母「……おや」
須賀母「なんだ、こっちもちゃんと消してあるじゃない」
須賀母「やるー。流石、専業主婦の鏡」
須賀母「オッホホ!!」
みなも「……長生きしなよ、お母さん」
224 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:55:53.28 ID:+tNfwwpYO
そんなこんなやっている間に舞台は放課後へ。
キーンコーンカーンコーン
ワイワイ、ガヤガヤ
「やっと終わったぁ」
「てゆーか、カラオケいかない?」
「いいね!いくいく!」
優希「おーし!終わったぁ!」
優希「早く部活に行こうじぇ! 」
和「……彼に声はかけていかないのですか?」
優希「いーの、いーの!」
優希「あんな変態の覗き魔なんて!」
ワイワイ、ガヤガヤ
京太郎「……勝手に言ってろ」
咲「なにが?」
京太郎「…………」
咲「……どうしたの?」
京太郎「オオカミが出たぞォ!!」
咲「ふーん」ペラッ
京太郎「…………」
咲「?」
225 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:56:53.63 ID:+tNfwwpYO
麻雀部
優希「麻雀教室?」
久「そ、今日から開くわよ」
和「……この前言ってることと、矛盾している気がしますが」
久「まぁまぁ。過去には囚われない」
久「じゃ、頑張ってね」
優希「……はぁ?」
久「『片岡麻雀教室』」
優希「…………」
和「……生徒は誰ですか?」
久「そんなの決まってるでしょ」
――ガラッ
京太郎「お疲れ様でーす」
久 「いいとこに来た。紹介するわ」
久「今日からのアナタの先生よ」
京太郎「……はぁ?」
優希「……………」
和「……………」
226 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:57:38.62 ID:+tNfwwpYO
――トンッ
優希「バカッ!何で、そんな危険牌を捨てるんだ!」
京太郎「おお、怖い、怖い」
京太郎「……でも通ったぜ?」
優希「もっと状況をよく見ろ!! 」
優希「そんなのが何回も通用すると――!」
和「……お茶ですよ」
……コトッ。
京太郎「おお。悪いな、片岡」
和「……片岡?」
優希「呑気に茶なんか飲んでる場合か!」
ギャーギャー、ワイワイ
まこ「何で優希のヤツなんじゃ?」
久「うーん。そうねぇ……」
久「女の勘かしら」キラーン
まこ「……アテにはならんのぉ」
久「あら?結構、当たるのよ」
久「私の勘は」
――トンッ
『ロン』
優希「ほらみろ!言わんこっちゃない!」
京太郎「おお、怖い、怖い」
京太郎「怖いと言ったら、今度は饅頭が怖いなぁ」
京太郎「なぁ、片岡?」
和「…………」
優希「落語をやってんじゃないんだぞ!!」
ギャーギャー、ワイワイ
まこ「……なーんか、デジャヴじゃなぁ」
まこ「この状況」
久「まぁまぁ、よいではないか」
227 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:58:28.63 ID:+tNfwwpYO
それからしばらくして……。
久「そろそろ暗くなってきたし、帰りましょうか」
まこ「戸締まりはやっとくから、アンタら気いつけて帰りんさい」
京太郎「はーい。お疲れ様でした」
京太郎「……原村に片岡も」
京太郎「今日はありがとな」
優希「――ケッ!」
和「……お疲れ様でした」ペコッ
タッタタタ……。
優希「ぜーんぜん、練習できなかったじぇ!」
和「いいじゃないですか。人に教えるのも立派な練習ですよ」
優希「アイツが素直に人の教えを聞くかぁ!?」
和「結構、聞いてるように見えましたけどね」
優希「……………」
優希「……タコス」
和「え?」
優希「タコスが食べたーい!」
和「はいはい」
和「帰りに寄りましょうか」
優希「うん!」
まこ「……ええのぉ」
まこ「青春じゃの、青春じゃの」
久「アンタはジジイか」
久「…………」
久「……あと1人」
まこ「……ああ。あと1人じゃな」
「大会に出場するには」
228 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:59:07.70 ID:+tNfwwpYO
高久田「よう、京太郎」
高久田「今帰りか?」
京太郎「……まぁな」
高久田「結局、何部にしたんだ?」
京太郎「今流行のモンだよ」
高久田「…………」
高久田「……わかった!」
グイッ
京太郎「つまんねえ、ギャグはいらねえぞ」
高久田「……麻雀部?」
京太郎「おう」
高久田「そうか、片岡 優希がいるからか」
京太郎「……あのな!」
京太郎「俺は――!!」
高久田「そうそう。今度の土曜日開けとけよ」
京太郎「俺は……」
高久田「愛しの片岡 優希とデートだ」ニシシ
京太郎「俺は……?」
229 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 21:59:48.49 ID:+tNfwwpYO
高久田「中学が同じヤツに頼んでな」
高久田「口利きしてもらったんだ」
京太郎「…………」
高久田「しかし、知らなかったぜ。お前にあんなロリコン趣味があったなんて―― 」
京太郎「……高久田」
ポンッ
高久田「なんだ?」
京太郎「オオカミが出たゾォ!!」
ビクッ!
高久田「ええ!?」
高久田「マジか!はやく逃げようぜ!!」
…………………。
京太郎「俺たち親友だな」
高久田「今更何言ってんだ?」
230 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/08/30(水) 22:02:21.87 ID:+tNfwwpYO
……以上。9話、10話オシマイ!
すっかり遅くなり申し訳ないです。
次は……次こそはもっと早く更新しますので
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/31(木) 00:01:32.05 ID:fui38b2xo
乙
あっちも佳境で面白いからしょがない
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/01(金) 01:31:07.81 ID:vnRMoYENo
面白い
更新まってます!
233 :
◆Crh8.oXlyE
[ saga]:2017/09/06(水) 17:25:05.20 ID:jO55xV5+O
京太郎の部屋
京太郎「……よし」
『土曜日の10時に駅前の喫茶店だからな』
『忘れんなよ』ニコッ
京太郎「よし」グッ
ヒュー、ドロドロ……
「どこに行くのかな〜〜?」
京太郎「出かけんだよ」
みなも「どこさ?」
京太郎「……ついてくんなよ」
みなも「デートか。」
京太郎「土曜日の朝に出かけるからって、デートとは限らねえだろ」
みなも「なんだ違うのか。寂しい男よのぉ」
京太郎「……………」
『愛しの片岡 優希とデートだ 』
京太郎「……フフフ」
みなも「何笑ってんのさ、気色悪い」
京太郎「………………」
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