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怪奇物語 この町の十不思議 安価
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49 :
全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる
[sage saga]:2017/07/22(土) 09:41:32.25 ID:1i17oUrF0
山本五十六大将赤犬を覇気でオモラシさせる英霊じゃよ
50 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/22(土) 09:50:28.26 ID:vHznvq0CO
〜〜
男「で、やりようによっては霊を救うこともできるかも……って思ったんだ」
友「うーん、昔の子供達の霊もさ、骨が掘り出されて成仏したかもしれないしな」
女「うんそうね」
男「なら、次も子供の霊から助けられたらって思うんだよ。ほら、迷子少女ってあったろ?」
友「おお、男に幼女趣味があったとは」
男「ちげえよ!」
先輩「ふざけないで」ギロリ
友「ひえええ」
女(少女趣味……私は体的にあり? なし? ……年的には妹とか言わないでしょうね)
友「幼女と言えば女の妹だ。あの年と思えないおっぱいしてるからいずれは超乳?!」
女「るさい!!」
男「やめとけそんな話……女、詳しいこと知ってるか?」
先輩(ぐ、女さんを頼りにしている……)ヌヌヌ
女「人を惑わす迷子少女。真っ白なワンピースを着た、黒髪の少女。髪型はストレートともポニーテールとも言われているわ」
男「ワンピースは確定?」
女「さあ……まあ、他にそういう話は聞かないわね」
先輩「男君はワンピース好き?」
男「え? あ、まあ」
先輩「そう」ニコッ
友(絶対後で着てくる気だ)
51 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/22(土) 10:07:52.00 ID:vHznvq0CO
女「で、夜道でその女の子と出会うと、心惑わされてしまう……と言うわ」
友「幼女趣味に目覚めるのか?」
女「ばか」
男「ありえなくはないぞ……近年、女の子を襲った犯行の報道は増えている」
先輩「まさか、元住職もそれが原因で?」
女「あ」
男「あり得ますね」
友「……意外といい線行ったか俺」
男「かもな……女、他には何もわからないのか?」
女「精神異常をきたした人が何人かいる……ってだけ」
先輩「その人たちには会えるのかしら?」
女「
>>53
」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/22(土) 10:18:55.28 ID:NsR0S9Pk0
比較的軽度の人が近くの病院にいるらしい。
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/22(土) 10:19:25.87 ID:EXgH9fRc0
妹の友達に1人いるけど・・・
54 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/22(土) 10:36:00.91 ID:vHznvq0CO
安価の連取りなので再安価↓です
実は
>>18
と
>>24
も連取りだったのですが気づかずすみません
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/22(土) 10:46:16.99 ID:+uHZQH0a0
会うと幼女に会う確率が大きくなるって…
56 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/22(土) 11:19:51.70 ID:vHznvq0CO
男「幼女って、迷子少女の事でいいのかな」
女「そうかも知れないわ。話によれば、全員知り合いだったらしいの」
友「マジかよ、例えば俺が迷子の子と会って、そのあと男に会うと、男がその子に会えると言うことか!」
男「ううーん、でも会えるわけではないんだな」
先輩「精神を惑わされたなら、精神病院とか心療内科を調べれば……わかるかもしれないわ」
友「えー、個人情報教えてくれるのかな」
先輩「通っている人に聞き込みよ」
女「先輩気を付けてくださいね? この間みたいに大怪我されたら」
先輩「大丈夫よこのくらい」
男「いや、心配ですよ///」
先輩「ありがと男君! 気を付けるわ!」ムギュ!
男「先輩//」
女「このバカどもがあっ!!」
〜〜
57 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/22(土) 11:24:40.88 ID:vHznvq0CO
男「手分けして探すことになった……が」
友「なんで俺と男のチームと、女ちゃんと姉貴のチームなんだよ」
男「まあ……公平にクジで決めたからな」
友「意気地なしが」チッ
男「うるせえ(先輩と組みたいって言ったら不公平感でるだろーが! 馬鹿!)」
友「とにかくついた……このあたりで精神科があるのはこのクリニックと、姉貴たちが行った病院だけだ。お、交番がある」
男「うぅん……よし、まず交番の人に聞いてみよう。あのーこんにちは」
巡査「はい、こんにちは」ニコ
男(いい人っぽいな)
友「あのすいません、人を惑わす迷子の少女って知ってますー?」
男「お前あっさりと直球すぎ」
巡査「……」
男「?」
巡査「私も、見た」
男「!?」
58 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/22(土) 11:31:11.94 ID:vHznvq0CO
巡査「あれは、3年も前だったか。女の子が……女の子が……と言いながらここのクリニックに連れられて行く男性と出会った。その夜、私は見たんだ」
男「マジですか……白いワンピースの女の子!?」
巡査「……ああ。白いワンピースを着た、黒髪の少女だった」
友「はあー」
巡査「私は十不思議……と言うものを知っているかな。その一つである、人を惑わす迷子少女の話を知っていた」
男「お巡りさんも知っていたのか」
友「誰でも一つは知ってるらしい。全く知らないのは珍しいぞ」
男(俺は知らなかったなあ……あ、アニキも知らなかったっけ)
巡査「……いいかな。私は、まさかと思いながらその子に話しかけた。無論、女の子が一人で歩く時間ではなかったからだ」
男「……っ」
巡査「するとその子は笑った」
友「笑っただけ?」
巡査「そう。ただ笑っただけだ。口を何メートルにも大きく開いて」
男「う」
友「化け物……!?」
巡査「私は自分が食べられそうになる気がした。そして慌てて逃げだした。人を惑わす少女ではない、人を食う少女だ、と思い逃げたのだ」
男「……っ」ゴクリ
友「食われた人もいたんだろうか」
巡査「……なんてな」
男「え?」
巡査「はっはっは、少しは怖かったかな? いやー、面白いオチがなくてすまん。のっぺらぼうみたいに、後で出会った人が……じゃつまらんだろう?」
男「えええ……作り話」
59 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/22(土) 11:32:29.55 ID:vHznvq0CO
チエートボトボトボ
巡査「行ったか……よし」
巡査「もうここには近づくな……自分から首を突っ込むことはない。とはいえ、私と出会ってしまったばかに、君達もまた出会うこととなってしまうかもしれないな……」
……
60 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/22(土) 11:37:17.50 ID:vHznvq0CO
女サイド〜〜
女「精神病院……というか、病院の精神科」
先輩「誰か知ってる人いるかしら?」
女「患者さんに聞くと悪い気がするわね……じゃ、付き添いの人とか看護師さんに聞いてみましょ」
先輩「そうね」
女「じゃああの震えてる男の人……の横にいるおばあさんに。ぴったり横にくっついてるから他人ではないはず! あの……すいません」
老婆「なんだい?」
女「(耳がよく聞こえる人みたい)えっと。夜に女の子を見た人って知りませんか?」
老婆「はあー? なんだいそれは。最近、小さい子も夜中に走り回ったりして危ないねえ」
女「ま、まあそうですよね……」
男性「ううう、うううう」ブルブルブル
女(この人何があったんだろ……)
看護師「あの、ここは精神科なのであまり人に話しかけたりされるのは……」
女「あ、す、すいません」ペコ
〜〜
61 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/22(土) 11:39:39.12 ID:vHznvq0CO
トボトボ
女「駄目でした」
先輩「大丈夫、私は聞けたわ」
女「え」
先輩「男性の看護師さんに聞いてみたの」
女(色仕掛け……腹が立つけど役に立つ!)グヌヌ
先輩「で、そしたらね……その人、良い噂を知っていたのよ!」
女「そ、それは……?」
噂の内容 安価↓1〜2 具体的な内容で1行程度でお願いします。
今回はここまでです。次は明日の夜に再開です。
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/22(土) 12:04:28.58 ID:s0FL2G2so
迷子の少女に会えるのは夕方(巡査の「女の子が一人で出歩く時間じゃない」と矛盾するなら安価下で)
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/22(土) 12:06:05.80 ID:OggiRFDG0
4時44分4秒に中学校の証拠口ある合わせ鏡の前に立つと、鏡の世界に引きづり込まれる
64 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga sage]:2017/07/23(日) 12:18:23.22 ID:JQaUFHxtO
ゲリラ下げ更新
女「迷子の少女に会えるのは夕方……」
先輩「そういう話よ」
女「さっき言いましたよね、夜道でその少女に出会うと惑わされる……って」
先輩「そう言えばそうね」
女「どっちが正しいのかしら……それとも、たまたま夕方に出会った人が多かったってだけの事?」
先輩「……あり得るわ。所詮噂と言うことなのかしら」
女「うーん、手掛かりになりそうでならないなあ」
先輩「そんなことないわよ、会える可能性のある時間が増えたと思わないと」
女「ま、前向きな意見……どうもありがとうございます」
先輩「いいのよ(ふふ、ちょっといい気味かしら)」ニヤニヤ
女(ちょっと悔しい……で、でも、まだまだ負けない!)クウッ
65 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga sage]:2017/07/23(日) 12:21:21.84 ID:JQaUFHxtO
先輩「もう一つ、噂があるの」
女「それは?」
先輩「4時44分4秒に中学校の昇降口にある合わせ鏡の前に立つと、鏡の世界に引きずり込まれる」
女「それ、新しい十不思議……ですか?」
先輩「おそらくはね。これで私達が知ることのできる十不思議が7つになったわ」
女「ううん……そうですね」
先輩「さて、そろそろ看護師さん達の目が怖くなってきたことだし、お暇しましょ」ススッ
女「あ、は、はーい」トコトコトコ
看護師「……あの子達……」
66 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga sage]:2017/07/23(日) 12:25:58.46 ID:JQaUFHxtO
男・友サイド〜〜
男「って、このまま他を当たらないでどうするんだよ」
友「クリニックに行くぞー!」タッタッタ
男「あ、待て!」
友「自動ドアを通って中に入る!」ガーッ
患者たち「?」「誰だ……」「早く順番来い……うつだああ」ウウウ
友「あのー! 女の子に会って惑わされたって人いますかー!」
患者たち「「!?」」
男「バカ何もそんな直球に!」
老人「う、うあああっ! あの子は……あの子は……うわあああ!」ブンブンッ!!
付き添い「やめろお前! 爺さんはそれで今も苦しんでるのに!」キッ!!
友「っつっ!!」
男「ほら見ろバカ!!」ボカッ!!
友「いてっ! ……でも、俺の捨て身の行動で、女の子に遭った人に会えたぞ」
男「だからって……バカやろ!」ガンッ!!
友「うげっ!」
男「今度やったら仲間に入れないからな」
老人「あの子はあの子はあの子は……うあああううう、うああああうううう! ……
>>67
!!!」
男「え?」
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/23(日) 12:29:01.24 ID:0boJvep3o
赤い目で睨んできたんだ
68 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 20:27:15.19 ID:PmrpaTfoO
町の一角〜〜
男「あ、先輩!」
先輩「男君!」
女「私もいるんだけど……」イライラ
友「どーだった姉貴」
先輩「収穫は微妙だったわ」
男「こっちとしては……んー、あの子に赤い目で睨まれた、っておじいさんがいただけです」
先輩「そう……」
友「食われそうになったって警官もいたけど、作り話だって言ってたぜ」
先輩「そうなの」
女「こっちが得た情報は、夕方に現れるって話だけ。でも、私が知ってる……夜に出会えるって話とは矛盾してるわ。両方の時間出会える可能性はあるけど」
男「そうか……ふうむううう……でも、出会ったことがある人と会うと、出会いやすくなるって言うなら俺も俺達は出会えるかもしれない」
友「赤目で睨まれるだけならいいんだが……」
先輩「もう一つ、中学の昇降口の合わせ鏡の話も聞いたわ。十不思議の一つかもしれないの」
男「そ、そうですか……これで七つの不思議ができたわけか」
女「とにかく今は、迷子の女の子を探しましょ」
男「やっぱり一人じゃなきゃ出会えないのかな……?」
……
69 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 20:31:38.00 ID:PmrpaTfoO
夕方の道〜〜
男「俺か友が会えるかもしれない……それぞれ、遠くから見はっておいてもらったほうがいいかもしれない」
友「よし、男は姉貴に見ててもらえ」
男「えっ? (友おまえ)」
友(さっきの罪滅ぼしさ……それに姉貴の為にもなる)
先輩(友、なんて素晴らしい! いい弟を持ったわ!)
女「きょ、姉弟なら先輩が友を見てればいいんじゃない!? 私が男みるわよ」
男「う……(ここで否定したら先輩に変だと思われないか……?)」
先輩(この……何を言い出すのバカっ!!)
友「別にとっかえる必要ないだろ、さーいこーぜ」ステテー
女「あ、待ってよバカ! こ、こらー! (変な提案して許せないっ!!)」ウギー!
男「……じゃ、じゃあ行きましょうか先輩///」
先輩「え、ええ///(やった!!!!!!!!!!!!!)」
……
70 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 20:37:08.08 ID:PmrpaTfoO
男サイド〜〜
男「どうせなら並んで歩きたいな……おっと、聞かれたらまずい///」
先輩(男君と並んで歩きたいな……手とか繋いだり腕組んだり胸当てたり!)
男「ふう、10メートルは後ろ歩いて……せっかくの二人っきりが台無しにもほどがある」
先輩「……っ!」
女の子「お兄ちゃん」
男「!?」
女の子「お兄ちゃん」
男(白いワンピースに黒い髪……赤い目の女の子! 早くも会えたか!)
女の子「目医者さんはどっちですか?」
男「え……あ、なんだ。あっちの道を右だよ」
女の子「ありがとう……」
先輩(なに? 話してる? 聞こえないけど……あの子、目が真っ赤……)
女の子「お兄ちゃん」
男「?」クルッ
女の子「
>>71
」
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/23(日) 20:38:52.09 ID:73LXg++80
そっちの胸大きいお姉ちゃんは彼女?
72 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 20:43:18.92 ID:PmrpaTfoO
男「うえっ!?」////
先輩「な、なに!? あの子に何か言われた途端、男君が真っ赤に!? まさか本当に幼女趣味!?」アワワワワ
男「い、いや何言ってんだよ、それはあのなあ///」
女の子「違うの? 違うの?」
男「ち、違う……よ//」
女の子「そっかあ……」
先輩(私と触れ合った時の赤い頬は何だったの? 通じ合えたと思えた瞬間は嘘だったの? ああ、あああ、お願い! お願いだからーーーー)
男「そ、それは」
先輩「待ってええええええええ!」ダダダダーーーーーーッ!!
男「うわ先輩!?」
先輩「男君っ! 年上の女は嫌いなの!? お願い本当のことを話してーーーーーーーっ!」アアアアア!
男「せ、先輩何で泣くんで……うわわ胸がー!」////
女の子「……うふふ」クスクス
……
73 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 20:45:15.57 ID:PmrpaTfoO
友サイド〜〜
友「うーん、何もないな」
女(うろついてるだけかあ。あーもお……男、先輩に何かされてないでしょうね)イライラ
友「お、女の子がいる。白のワンピース!」
女の子「おかあさーんたすけてー! 変なお兄さんが大声出したーっ!!」
友「やばい!」ダーーーーーーーーーーッ!!
女「すごい危機回避力!?」
プーポープーポー
友「うわわわわ警察呼ばれたああああああああああ!!」
〜〜
74 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 20:49:06.78 ID:PmrpaTfoO
夜・合流地点〜〜
男「で、ま、まあ、赤い目の女の子に惑わされたわけで……二人そろって///」
先輩「ご、ごめんねさっきは///(やあんはずかしっ!)」
友「そうだったか……」
女「こっちは普通の女の子に友が声をかけて警察呼ばれちゃったのよ」
友「声はかけてねえ!」
先輩「何考えてるのバカ」
友「そ、そりゃねえよお」
男「ふう……」
女「で、どんなふうに惑わされたの?」
男「え……あ、いやー」
先輩「ふ、ふふふ///」
女「な、なに? 何を……言いなさい! 何があったの!?」
男「うわわ! 怒るなよー」
友「あーりゃりゃ。まあいいや……でも、男と姉貴が会ったなら、俺達が会える可能性が高まったってことじゃないか? 少なくとも、この全員が会える可能性が出てきたわけだ」
女「うーん、そうねえ」
……
75 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 20:51:03.49 ID:PmrpaTfoO
男「……あれ、街灯が消えちまった」
先輩「あら、本当ね。真っ暗だわ」
友「ありゃりゃ? ……いや待て、何も見えないぞ!?」
女「ちょっと、どういうこと!? このあたりのすべての街灯が一気に……停電!?」
ヒョワワワワ……
男「う!」ゾクッ
友「なんだ今のやけに冷たい風は」
女「まさか……私達4人、全員迷子少女に囚われてしまったんじゃ!?」
先輩「っ!!」
−−お兄ちゃん、お兄ちゃん
−−お姉ちゃん、お姉ちゃん
うふふふふふ……
76 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 20:55:24.81 ID:PmrpaTfoO
友「うわあ! 白いワンピースの……女の子が浮いてるぞ!」
男「え、どこだ!?」
友「そこ! そこ!」
男「どこだ……あ!!」
−−お兄ちゃん、お兄ちゃん
うふふふふふ……
男「本当だ!」
女「どっち!? 私には見えないわよ!?」
−−お姉ちゃん、お姉ちゃん
うふふふふふ……
先輩「あ、あ!」
女「見える! 女の子の……霊!? 白いワンピースに真っ赤な目……間違いないっ! う、うう」ズズッ
ドンッ
男「背中に何かぶつかった!?」
友「俺もだ!」
77 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 20:55:56.09 ID:PmrpaTfoO
先輩「ちょっとまって、これ男君と友の背中じゃ!?」
女「っぽいです……みんな、もしかして今後ずさった?」
男「え、ああ」
友「ま、まあ」
先輩「驚いて……確かに」
女「みんな目の前に女の子が見えるの!?」
男「ああ」
友「そうだよ!?」
先輩「え……と言うことは!」
うふふふふふ
うふふふふふふふ
男「囲まれた……!?」
女「そうみたい……私達は全員背中合わせ。その四方から、女の子が寄ってくるのよ!」
女の子「お兄ちゃんお姉ちゃん……
>>79
」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/23(日) 20:57:04.86 ID:q4OmHDZ30
お願い、私たちを探して
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/23(日) 21:02:50.61 ID:KPTSJllR0
その綺麗な目をちょうだい
80 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 21:07:15.39 ID:PmrpaTfoO
男「げ、やべえ!」
友「惑わすどころじゃねえ! 物理的に来てる!!」
女「どうしよ……このままじゃ!」
先輩「く……! 何か方法はないの!?」
男「弱点くらい調べればよかった……!」
ピリリリリリーーーーーッ!!
巡査「やはり……やめないかーっ!!」
男「え!? この声は……」
女の子「!」
女の子「あのお兄ちゃんだ」
女の子「お兄ちゃん……もう一個、目をちょうだい」
巡査「う、うわ……に、逃げろ皆逃げろーーーーーーーっ!!」
男「お巡りさん!?」
先輩「に、逃げるのよっ!」グイグイグイ
友「やべえ! う、うわああ!」
巡査「ぐああああああああああ!」ブチブチブチイイイイイイイッ!!!!
女の子「きれいな目……また一個貰っちゃったあ」ニッコリ
……。
81 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 21:14:06.76 ID:PmrpaTfoO
翌日・病院〜〜
男「俺達を尾けていたんですね」
巡査「……夜になっても、まだうろついていたから心配になったんだ……」
友「目に包帯巻いて……大丈夫なんですか?!」
巡査「……もう、既に一個取られていてね。これで両方奪われた……」
先輩「片方が義眼だったと言うことですね」
女「そんな! じゃあお巡りさんの目は」
巡査「……きれいな目をした人間の目を、奪うそうだ」
男「っ」
巡査「正義に燃える警察官、恋にときめく少年少女、仲間を思う友……そんな目を狙って、彼女は現れる」
友(男と姉貴と女はそれぞれ、純粋な恋愛感情……かな? そして俺はたぶん、男の恋路を応援したりとかしてるから……か!? それでも綺麗な目って判定されるものなのか……)
巡査「彼女は……生前、悪い大人……汚い目をした大人に、目を焼かれたんだという」
男「だからあんなに赤い目を……そして、最後に見た者が汚い目の大人。だから綺麗な目を獲ろうと襲う、と?」
巡査「……そうだ」
友「なんでそんなこと知ってるんですか!?」
巡査「彼女は……俺の同級生なんだ」
82 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 21:19:16.36 ID:PmrpaTfoO
30年前〜〜
女の子「ねえー男の子君、宿題やったー?」
男の子「う、うるさいなやったよ//」
女の子「へえー、ほんとー?」
男の子「み、見つめるなよ、ほんとだよ!」
女の子「ふうん……あっ!?」
クズ「ぐふへ……へへっ」トローリ
男の子「うわあ!? なんだおまえ!」
クズ「ぐへへへふふえへへへへへへ」トロトロトローリ
女の子「やだあ! よだれきたなーい! はなしてはなしてー!」
男の子「おまわりさーん! だれかいないのーっ!?」
クズ「だまれ!」ボゲッ!!
男の子「っ!!」ゲホオオオッ!!
男の子「男の子ぉおおお!!」
クズ「だまれだまれ……だまれええええ!」ダッタッタッタッタ……
男の子「あ、ああああ、女の子ぉ……女の子……」
巡査「……それが私が、警察官を目指した理由。そして、目を焼かれた状態で死んでいたあの子が……きれいな目をした人間を、欲する理由」
83 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 21:27:43.28 ID:PmrpaTfoO
男「おまわりさんをお兄ちゃん、と呼んでいたのは?」
巡査「彼女の記憶に遭った私は、同年代の少年……成長した私を、大人になった私を、あの時の少年と思わなかったのだろう」
先輩「私達が十不思議を解明しようとしたばかりに……」
巡査「……いや。違う。いずれは、彼女に誰かが狙われ、目を抜かれていただろう。私も、彼女にとっては標的の一つなんだ。二年前と同じ……」
友「二年前にもやられたんですか」
巡査「その時は恐れの中で拳銃を使ったよ。そのせいなのか、その時だけはいなくなってくれたがね」
男「うーん、あの女の子の弱点は火なのか?」
先輩「でも、そんな可哀想な子を火で追い立てる真似はしたくないわ」
女「逆に、好きだったもので救えないかしら? そのためにやってるんでしょ、男」
男「そ、そうだ! お巡りさん、あの女の子が好きだったものは何か知ってませんか!?」
巡査「確か……そうだ、
>>84
が好きだった」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/23(日) 21:29:19.17 ID:WymwjKPRo
おままごとで遊ぶ
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/23(日) 21:29:28.72 ID:73LXg++80
うさぎ
86 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 21:35:24.48 ID:PmrpaTfoO
男「おままごと?」
友「やったことねえや」
先輩「友は子供の頃から女の子と縁がなかったからね」
女「懐かしいわ……いつも子供役だったけど」
先輩「私はいつもお母さん役だったわ」
男「そ、そっか」
先輩「よおし、私がお母さん役をやるから、男君はお父さん役をやって。女さんは子供役、友は犬役で」
友「おい」
男「そうやってあの女の子をおびき寄せるわけですか///(せ、先輩と夫婦)」///
女「そ、そんな勝手に」
先輩「昔やった役をやり切ったほうが、よりリアルにできるんじゃないかしら。彼女を呼び寄せられなくなる可能性も、否定できないわ」
女「勝手に解釈を……くうー!」
男「でも、おままごとしてれば寄ってくるってわけでもないだろ。どっかで子供が目を抜かれたのか?」
巡査「……彼女が殺された場所……電気屋の第三倉庫の裏に行けば、会えるかもしれないな……」
男「!」
先輩「よっし、そこに行きましょ! そしてそこで……ふ、夫婦になるのよ私達///」
男「///////////」
友「おやおやー」
87 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 21:41:48.34 ID:PmrpaTfoO
〜〜
女「でも、目を奪われた人は他にいないのよね」
男「ああ。そういう人たちは……赤い目で脅されたりしたんじゃないのか?」
友「うーむ」
先輩「何とも言えないわね。とにかく、着いたわ」
倉庫裏〜〜
男「せめて図書館で何か調べられれば良かったんだが」
友「ま、夜だからな」
女「それにしても汚いわね」
先輩「女の子が殺された場所にしては手入れがなってないわね」
男「だからこそ誰も寄り付かなくなって、汚れていったんじゃないでしょうかね」
先輩「さすが男君//」
女「そ、そんなこと誰だって思いつくわよ! いちいち褒めて甘やかさないで!」
先輩「あら」
友「とにかくおままごとはじめよーぜ、ブルーシートは持ってきた」ザーッ
88 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 21:44:14.54 ID:PmrpaTfoO
〜〜
先輩「はいあなた、あ〜〜〜ん♡」
男「は、はい」……パク!
先輩「おいしい?」
男「お、おいしい……です///」
先輩「です、なんて言わないで/// 夫婦じゃない/// うまいよ、って言ってくれればいいのよ///」
女「うー腹立つ腹立つ……おとーさん、あそんでー!」ボゲン!!
男「いでええっ! 頭蹴るなよお!」
先輩「悪い子はお尻ぺんぺんよ!?」
女「え!? げ、げえええ!?」
友「わおーんわんわん……ん?」
男「どうした?」
友「……出た! 女の子の霊だ!
>>89
!!」
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/23(日) 21:45:30.39 ID:73LXg++80
って女何で尻出してんだよ!
90 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 22:15:37.19 ID:PmrpaTfoO
女「へ? ……ぎゃあああああああああああ!」ピッチン!
友「イイもの見たぜ!」
男「うわわ/// 何考えてんだ///」
先輩「はしたない」
女「ど、どーいうこと!?」
先輩「それはこっちのセリフよ!」ペンペンペン!
女「え、えええー!? ちょ、やめて先輩恥ずかしい!!」///
先輩「なぜか体が……勝手に」
男「ど、どうしてこんなことに///」
先輩「って男君!? 顔が血だらけ!!」
男「え? うわあ!?」ドダダダアア……
友「うわわわ! なんでこんなになってんだあ!?」
アハハハハ……ウフフフ……
アハハハハハア……
男「この声は?!」
女「あの子の声だわ!」
友「あの子が来る!? 何役だ!? 赤ちゃん役とか!? 姉貴のおっぱい狙ってくる!?」
女の子「……ばぶばぶ」クププ
先輩「!?」
91 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 22:20:02.20 ID:PmrpaTfoO
パク!
先輩「はう!?」
男「うわ、女の子!?」
女「わわっ、先輩の胸にしゃぶりついてる///」
先輩「な、なんなの!? 言ったことが実現してるような///」
友「そ、そっか! この場所は霊力が強いから、おままごとするとその通りになるんだ! よし、試そう。姉貴がぜん」
先輩「友が犬ションしてるー!」
友「え? う、うわ、うわー!」クイッ
ジョロロロー
男「げえっ」
友「うわわわわなさけねえーーーーーーーっ!」ヒエエエエ!!
男「確かに犬ション……でもポーズだけで、しっこもそれっぽく出ているように見えるだけだ」
友「見えるだけでも屈辱だーっ!」ウワワワワーーーッ!!
女「ありゃりゃ……」
先輩「じゃ、じゃあこの女の子も……お、おなか一杯になったみたい、私の胸から離れたわ」
女の子「ぷはっ」バブバブ
先輩「……やっぱり」
男「マジかよ……そんなにおままごと好きなのか」
女の子「ばぶばぶ」ニコニコ
92 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 22:29:09.39 ID:PmrpaTfoO
女「久しぶりにおままごとができて楽しいみたい」
女の子「ばぶー」
友「さっきとはえらい違いだな」
男「確かに……同じ子とは思えないくらいだな」
女「そうよね……変だわ」
女の子「ばぶばぶばぶ」チュッチュ
先輩「あらら、指しゃぶっちゃだめよー……本当に子供みたいにかわいいわ」
男「……いくらおままごとが好きだからって、純粋すぎないか?」
友「そうだよなあ……もしかして、別の霊?」
女の子「……ふ、ふぎゃあああ! ふぎゃーんっ! あーーーーーんっ!!」ビービー!
先輩「!?」
友「なんだあ!?」
男「どうした急に!」
女「あっ!? あ、あ! 上! 上から……!!」
女の子「お兄ちゃん、お姉ちゃん」
女の子「きれいな目……頂戴?」フフフフウフフフ
女の子「きれいな目……きれいな目……」ウフフフフフフ
93 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 22:40:10.53 ID:PmrpaTfoO
男「上を……上空を旋回してる!?」
友「やべえ、女の子が上から来る! スカートの中は……」
女の子「ばぶー!」ガブ!
友「ぐおわ!」
先輩「それでよくきれいな目と判定されたわね……でも、待って。宙に浮いてるこの目は黒、こっちは赤だわ」
女の子「ばぶばぶ」
友「た、確かに」
男「何が違うんだ? この子は純真な子供の霊で、あっちは怨念なのか?」
女の子「ば……ぶううっ」プルプル
先輩「震えてる……何かが違う。明らかに違う何かが……待って? どうして犯人は、この子の目を焼いたの?」
友「え?」
男「まさか、この子の目玉を……」
女の子→屑の霊「目玉を……よこせええええええええええええ!!」ブハッハッハハハーーーーーーッ!
男「屑の霊が女の子の霊に化けていた……!?」
友「うわわ来るぞおおっ!! うわわわ! 口の中に目玉がいっぱいだーーーーーっ!!」
屑の霊「むうがあああああああ!」
目を喰らう女の子の霊の正体は、迷子少女を殺した屑の霊だった。どうする男達? 安価↓&↓↓
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/23(日) 22:42:07.09 ID:wKgP7Pjp0
先輩双子の妹、妹さんは幼い頃に交通事故で死んでいたらしい
95 :
◆uNOqeZtsKc
[ saga ]:2017/07/23(日) 22:45:15.80 ID:PmrpaTfoO
「どうする?」男達。 再安価↓&↓↓
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/23(日) 22:49:34.06 ID:KPTSJllR0
女の子の霊をつれて逃げる
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/23(日) 23:02:05.32 ID:73LXg++80
先輩の服をまくり上げて動揺させる
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/03/30(月) 03:23:34.59 ID:rnn5Ur/K0
ageますwww ageますwww
さらにageますwwwwww
さぁwwwよってらっしゃいwwwww見てらっしゃいwwwwwwwww
どんどんageるよwwwwwwwww
そこのwwwお兄さんwwwあんたもageて行きなよwwwwwwwww
遠慮しなくていいのよwwwwwwwww
ほらwものの数秒だよwww
さあさあwww本日wwwageのばーageんセールwwwなんつってwww
早くしないと落ちちゃうよwwwwwwwww
こんなスレなかなかないよwwwwwwwww
さあさあ順番www順番にねwww
押さないでwww押さないでwww
こりゃwww1000いっちゃうかなwwwwwwwww
どもwwどもwwwwwww
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