【安価】勇者「姫様が魔王に拉致されたって?」

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1 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/07/19(水) 17:07:51.05 ID:Wu7ZMsG1O
〜はじまりの町〜

国王から姫の救出を命じられた。

勇者「でも、どこから手をつけりゃ良いのかサッパリだぜ……」

勇者「そうだ、>>3しよう!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500451671
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 17:09:08.21 ID:mshy5I0n0
仲間を集める
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 17:10:49.75 ID:Nh6nG67l0
効率厨になる
4 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/07/19(水) 17:18:41.60 ID:Wu7ZMsG1O
勇者「そうだ、効率厨になろう! 王様から貰った世界地図で、はじまりの町から魔王城までの最短ルートを弾き出してやるぜ! 地理学には多少の覚えがある!」

こうして地図を広げてみたが、そもそも魔王城がどこにあるのか、世界地図には記されていなかった。

勇者「国土地理院め……カスみてぇな地図を発行しやがって」

苛々した勇者は酒屋で仲間を探すことにした。

酒屋の主人「らっしゃい! 仲間をお探しですかい?」

勇者「ああ。高い殲滅力&アイテムドロップ運を持ち、且つ俺に一切逆らわない仲間が欲しい」

酒屋の主人「フム……ならコイツァどうかね?」

>>5「よろしくお願いします」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 17:19:28.27 ID:nhZxz9Vco
先代魔王
6 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/07/19(水) 17:26:56.25 ID:Wu7ZMsG1O
先代魔王「よろしくお願いします」

勇者「誰だこいつ。頭に角が生えてんぞ。人間じゃねぇだろ」

酒屋の主人「本人談によれば、先代の魔王らしいですぜ。近衛隊長に謀叛を起こされ、王の座を追われたとか」

先代魔王「爆破魔法ならお安い御用ですし、回復魔法も初級程度なら扱えます。それに、私は魔王城の位置を知っています。魔王城に飛ぶことも可能です」

勇者「あ、あんだって!? 魔王城に直接行くことができんのか!?」

先代魔王「ええ、行くことができます。しかし、あなたのレベルと装備では忽ち殺されてしまうでしょう。まずは武具屋で装備を整えるべきです」

勇者「そうか、じゃあ>>8に行こうぜ!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 17:30:13.89 ID:tVrhUiI0O
城の宝物庫
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 17:30:20.33 ID:vMBAOsWCO
魔王城
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 17:30:33.87 ID:TlMw1S3y0
経験値を稼ぎやすいところ
10 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/07/19(水) 17:38:07.70 ID:Wu7ZMsG1O
勇者「よし、じゃあ魔王城に行こうぜ!」

先代魔王「は、はあ!?」

勇者「どうした、早く転移魔法を唱えろ」

先代魔王「あなた、私の言ったこと聞いていましたか? 魔王城に踏み込んでも、真っ裸のアンタじゃ一秒足りとも保たないってんですよ!」

勇者「マスター、こいつ俺に逆らってんだけど。話が違う」

酒屋の主人「へへへ……何ででしょうね、へへ……」

酒屋の主人(この冒険者さん、相当薬キメてんなァ。普通、武器も防具も無しに魔物の巣窟へ行かないでしょ)

先代魔王「ああもう、分かりましたよ! 魔王城に移してあげます。どうなっても知らないですからね!」

勇者「そうだそうだ。従者は黙って主人の命令に従え」

先代魔王「アッバースアッバース……アッバースアッバース……」

移動した場所>>12
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 17:39:35.77 ID:TlMw1S3y0
魔王城
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 17:40:04.06 ID:tNm7URQ+O
並行世界、超ハードモードの魔王城
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 17:41:25.53 ID:Qgz+MZoDO
魔王城の寝室
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 17:47:47.78 ID:vMBAOsWCO
最初からクライマックス
15 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/07/19(水) 17:51:29.44 ID:Wu7ZMsG1O
〜魔王城〜

フィンフィンフィンフィン……

勇者「わッ! とと……。先代魔王の奴、どこに俺を飛ばしたんだ。ちゃんと魔王城まで送ったんだろうな」

勇者の降り立った場所は、食堂と思しき広場だった。
長い食卓に、人の手足が並べられている。

勇者「うわぁ……人の死体が皿に盛ってある……おい、先代魔王。ここが魔王城でいいんだな?」

シーン

勇者「クソ、あいつ自分だけ逃げやがったな! 従者の風上にも置けねぇゴミ野郎が! 姫を助けたら真っ先に叩きのめしてやる!」

>>15「果たして、貴様にできるかな。全裸の旅人よ」

勇者「ああ!? 誰だテメェは」

>>15「ここは並行世界の魔王城。全ての兵が魔改造を施され、下級のゴブリンですらアルテマを連発する世界。そもそも、貴様は今から私に殺される運命にある」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 17:52:09.94 ID:nhZxz9Vco
赤ん坊
17 : ◆vfNQkIbfW2 [sage]:2017/07/19(水) 17:52:12.91 ID:Wu7ZMsG1O
>>18でお願いします
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 17:52:49.25 ID:Nh6nG67l0
究極最強破壊神アルティメットデストロイ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 17:53:06.26 ID:Qgz+MZoDO
双子の子供
20 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/07/19(水) 18:02:37.24 ID:Wu7ZMsG1O
究極最強破壊神アルティメットデストロイ「闘う前に自己紹介をしておこう。私は究極最強破壊神アルティメットデストロイ。好きな食べ物は目玉焼き。焼き加減はミディアム」

勇者「長ったらしい名前をしやがって、最強究極アルティメットデストロイさんか?」

究極最強破壊神アルティメットデストロイ「違う! 私は究極最強破壊神アルティメットデストロイだ! もう一度言うぞ、究極最強破壊神アルティメットデストロイ!」

勇者「まぁいいや、ほんでアルデスさんよ。俺は玉子焼きのが目玉焼きより遥かに美味だと思うんだが、なぜ白身のある目玉焼きをテメェは好む? 喰った後に口が臭くなるだろうが」

究極最強破壊神アルティメットデストロイ「我が主、新魔王が初めて私に振る舞ってくださった料理、それが目玉焼きであった。黄身がグズグズに溢れていたが、それでも私は……」

勇者「奴が語っている内に逃げるか。流石に、全裸で魔族幹部に挑むのはヤベェ。三十六計逃げるに如かずだぜ!」

究極最強破壊神アルティメットデストロイ「待て、貴様、どこへゆくつもりだ!」

勇者「げ! 見つかった!」

ピピピピピ……

キュウン! ちゅどーん!

勇者はレーザーで焼き尽くされた。
21 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/07/19(水) 18:05:18.05 ID:Wu7ZMsG1O
オギャアオギャア……

父親「おっ! かわいいじゃないか。男かな? 女かな?」

母親「>>22よ」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 18:06:00.50 ID:TlMw1S3y0
わたしの鳴き声
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 18:06:00.57 ID:nhZxz9Vco
24 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/07/19(水) 18:10:41.58 ID:Wu7ZMsG1O
母親「私の鳴き声よ。オギャアオギャア!」

父親「ハッハッハ、てっきり赤ちゃんが生まれたのかとビックリしたよ。そうそう、赤ちゃんで思い出したんだがね。私も赤ちゃんを手に入れたのだよ」

母親「あらあら、ウンコをひり出して日焼けした赤ちゃんとか言わないでくださいね? ふふふ」

父親「バカ言え、しっかりとした赤ちゃんさ。ほら」

赤ちゃん「スゥスゥ」

父親「これは男かな? あるいは女かな?」

母親「>>27ね」
25 : ◆vfNQkIbfW2 [sage]:2017/07/19(水) 18:11:16.66 ID:Wu7ZMsG1O
遠いか
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 18:12:01.75 ID:TlMw1S3y0
kskst
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 18:12:09.16 ID:Qgz+MZoDO
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 18:12:11.60 ID:nhZxz9Vco
29 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/07/19(水) 18:19:21.12 ID:Wu7ZMsG1O
母親「男ね」

父親「そうかそうか! それは良かった! 男ならば、私の跡を継いでくれるだろう」

母親「誰が樵の跡を継がせるのよ。この子はいずれ、立派な勇者様になるの。そして、今も囚われたままの姫様をきっと連れ戻してきてくれるわ」

父親「見える、見えるぞ。魔王を倒した我が子が、沢山の仲間と一緒に城下町を凱旋する姿が」

母親「もう、あなたったら気が早いわね。名前はどうするの?」

父親「そうだな……>>31にしよう」

母親「いい名前ね。勇者に相応しい名前だわ」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 18:26:35.50 ID:XWKaSF/Io
ユーシャ
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 18:27:29.88 ID:UiG1ATsVo
トンヌラ
32 : ◆vfNQkIbfW2 [saga]:2017/07/19(水) 19:59:01.63 ID:Bur55UY40
父親「そうだな……トンヌラにしよう」

母親「良い名前ね。勇者に相応しい名前だな」

父親「トンヌラ、お父さんを見習って、立派な剣士になるんだぞ」

母親「だから、あなたは樵でしょう。嘘教えないの」

父親「ハッハッハ! ハーッハッハッハァ!」

〜渓谷の作業場〜

時は流れ、15歳となったトンヌラは奴隷として働かされていた。
A地点ですくった土を、B地点まで持っていく単純な作業である。
しかし、炎天下の中での作業とあって、熱中症で死に至る奴隷が後を絶たなかった。

トンヌラ「ああ、辛いなあ。僕はいつまでここで働かなくてはならないのだろう」

トンヌラ「分かってる。父さんは悪くない。悪いのは父さんを騙した周旋屋だ。今の時代、無料で勇者になれるなんてウマい話あるもんか」

トンヌラ「あの樽に乗って逃げたいなぁ……でもダメだ。あの樽は小さすぎる」

トンヌラ「そうだ、>>33して逃げればいいんだ!」
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