【艦これ】古鷹「届かぬ声」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 12:50:37.86 ID:ekXJl3qW0
マルキュウマルマル

〜執務室〜

古鷹「て、提督! これ、明日までに提出する書類ですよね…?」

提督「…」

古鷹「…きちんと書いてくださいね」スッ

提督「ん? …あ、これ明日までの書類!? あー、じゃあこっち最初に終わらせなきゃ!」

古鷹「もう…」

提督「古鷹が言ってくれなかったら気付かなかった! ありがとう!」ニコニコ

古鷹「仕事なんですからちゃんと確認してくださいよ?」ムスー

提督「あはは、そんな顔するなよ! よし! じゃあやるぞー!」カキカキ

古鷹(大丈夫かな…一応他のも確認しとこう…)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1500090637
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 12:52:11.15 ID:ekXJl3qW0
ヒトフタマルマル

古鷹「提督、もうお昼ですよ」

提督「...」カキカキ

古鷹「…はい」っ時計

提督「ん…?」

提督「あっ! もうこんな時間か! ごめんごめん! 食堂行ってきていいぞ!」

古鷹「ありがとうございます」

提督「俺もお腹空いたし食堂行ってこようかなー!」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 12:53:31.27 ID:ekXJl3qW0
〜食堂〜

提督「間宮さん! 今日のおすすめは!?」

間宮「はい。今日はこれとこれと…これですね♪」

提督「んー、じゃあこれで!」

間宮「分かりました♪」


加古「あぁ…ねむ…」モグモグ

古鷹「食べてる途中でそんな事言わないの」

加古「今日は出撃ないんだから良いじゃん〜…」

古鷹「そういう問題じゃないと思うけど…」

古鷹「…」チラッ


金剛「ヘーイ提督ぅ! 今からLunchデスカー? 私も一緒に食べるネー!」ギュッ

提督「ああ、金剛! 一緒に食べるのか!? 良いぞ、隣に座るか!?」

榛名「榛名もご一緒にいただきます!」

金剛「えへへ、今日も提督と一緒デース!」


古鷹「…」ジーッ

加古「…ふ、古鷹?」

古鷹「! な、何…?」

加古「…すごい顔して提督の事見てたぞ?」

古鷹「そ、そんな事ないよ!? …ただあそこまで積極になれる金剛さんはすごいなぁって…」パクパクモグモグ

加古(動揺してる…成程、きっと嫉妬だな)
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 12:55:41.86 ID:ekXJl3qW0
〜執務室〜

提督「すぅ…zzz」

古鷹「…昼食後に寝るなんて、子供じゃないんですから…」

提督「…zzz」

古鷹「…もう」

古鷹「枕がないと起きた時に首が痛くなりますよ…?」ソッ

古鷹「…」

古鷹(この台詞、何回目かな?)

提督「…ふる、たかぁ…」

古鷹「なんですか、提督?」

古鷹「…あっ、寝言ですか。確か寝言に返事してはいけないと聞いたことが…」

古鷹「…でも、提督には関係ないですか」



古鷹「…」




古鷹「…私の声なんか、届いてないんですから」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 12:57:30.40 ID:ekXJl3qW0
提督「んぁ…?」

古鷹「…」カキカキ

提督「ふる…たか…?」

古鷹「はい、古鷹です」

提督「はっ! うっかり寝てしまっていた! ごめん古鷹!」

古鷹「別に大丈夫ですよ?」

提督「あれ、この枕、古鷹がやってくれたのか!?」

古鷹「」ピクッ

提督「やっぱり! ありがとう古鷹! 本当に優しい子だな!」

提督「古鷹を秘書艦にして良かったよ!」

古鷹「そ、そんな事言って…起きたならちゃんと仕事してもらいますからね!」ドンッ

提督「…げっ、なんだこの書類の山! こ、これ俺がやるの!?」

古鷹「…」ジーッ

提督「わ、分かった! 古鷹が頑張ってくれてるんだから俺も頑張るぞ!」

古鷹(あとは提督の印だけで済む書類ばかりだけど…)


古鷹(優しい子…秘書艦にして良かった…)

古鷹「…♪」ニヘラ

古鷹「!///」ブンブン

古鷹「て、提督のばか!///」バシッ

提督「痛っ! なんで俺叩かれたの!?」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 13:00:20.29 ID:ekXJl3qW0
フタマルマルマル

古鷹「…」ウトウト

古鷹「!」バッ

古鷹「...」

古鷹「...」ウトウト

古鷹(午後8時…昨日はまともに寝れなかったせいか、すごく眠いなぁ…もうそろそろ部屋に戻りたいけど…)チラッ

提督「…」カキカキ

古鷹(提督も頑張ってる…お昼寝してたけど)

提督「んー! ずっと座って執務してると流石に辛いなー! …ってどうした古鷹!?」

古鷹「あ、いえ…なんでもな…」

提督「うわっ! もうこんな時間なのかよ!」

提督「没頭しすぎて全然分からなかった! 古鷹、もう終わりにするから部屋に戻っていいぞ!」

古鷹「いやでも、その…」

提督「俺も終わりにするから! こんなにやらせてごめんな!」

古鷹「…」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 13:01:59.16 ID:ekXJl3qW0
古鷹「…では、おやすみなさい」

提督「古鷹、おやすみ!」

ガチャッ

バタン

古鷹(…なんて)

古鷹「どうせまだやるんでしょう…?」チラッ

「よし! 昼寝した分頑張るぞ!」

古鷹(…やっぱり)

古鷹「…本当に仕方ない人です」

古鷹(加古、もう寝ちゃったかな…私はもうちょっと遅くなるね)

ガチャッ


「え、古鷹!?」

「提督、早く終わらせますよ」

「部屋に戻ったんじゃ…?」

「二人の方が早いですから…」

「古鷹ー!」

「あ、もう! 書類バラバラにしたら駄目じゃないですか!」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 13:03:32.31 ID:ekXJl3qW0
翌日

川内「提督ー! 艦隊が帰投したよー!」

提督「川内、昨日夜戦に行っただろ! 今日はちゃんと休みなさい!」

川内「えー! やだー! もっと夜戦したいぃー!」ジタバタ

川内「…って、私まだ何も言ってなかったよ!?」

神通「ね、姉さん…提督は…」

提督「ほら、駄々こねて神通を困らせるなって! 明日なら夜戦に行ってもいいからさ!」

川内「ほんとー!?」

提督「だから身体を休めるように! 無理は禁物だからな!」

川内「わーい! 提督大好きー!」ギュ−

古鷹「!」ガタッ

神通「あ、あの…提督…」チョンチョン

提督「そうだ神通、皆を補給させて損傷のある子は早く入渠させてやってくれ!」

神通「わ、分かりました…姉さん、早く行きますよ」

川内「明日、約束だよー!」

提督「どういたしまして!」

バタン

古鷹「…」

提督「古鷹、元気がないけどどうしたんだ!?」

古鷹「べ、別に何でもないです!」プイッ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 13:11:28.68 ID:ekXJl3qW0
ガチャッ

天龍「艦隊が帰投したぜー」

提督「お、天龍! 遠征は無事終わったみたいだな!」

天龍「オレがいるんだから当たり前だろ? だから次こそ出撃させろよな!」ビシッ

提督「ははっ、分かっているよ。ほら、間宮券! 駆逐艦の子たちの分もあるから行ってきな!」スッ

天龍「ってそっちじゃねぇ! まあ貰っとくが…ありがとよ」

提督「また頼むなー!」

天龍「し、仕方ねぇなぁ…どうしてもっつーんなら…ったく…」ゴニョゴニョ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 17:41:39.66 ID:vlO6Csvx0
ミーンミンミンミーン

提督「…あ、暑い!」ガバッ

古鷹「そ、そうですね…蝉が鳴き始めましたもんね…」

提督「古鷹も暑いよな!? よっしゃ、間宮さんの所行ってアイスでも食べよっか!」

古鷹「え、でも私…」

提督「あぁ、大丈夫大丈夫! 心配しなくても俺が奢るからさ!」

古鷹「執務の方は…」

提督「んじゃ行くかー!」ガチャッ

古鷹「あ! ま、待ってください提督ー!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 17:46:09.82 ID:vlO6Csvx0
提督「こんにちは間宮さん!」

間宮「あ、提督。こんにちは♪」

提督「今日は暑いからアイス食べに来た!」

間宮「古鷹さんと一緒にですか…仲が良いんですね♪」

古鷹「ま、間宮さん!///」

間宮「照れなくてもいいのに…」

提督「んー、古鷹は何食べたい!?」

古鷹「え、えっと…」

漣「とぉ!」ガバッ

提督「!」

漣「ふっふっふー、今目を隠しているのは誰でしょうか!」

提督「…え? …?」

潮「さ、漣ちゃん…提督が困ってるよ…?」

提督「あー! 分かった! こんな事するのは卯月だな!」

漣「いや、漣ですよご主人様…?」パッ

提督「って漣か! …そうか、天龍と一緒に遠征行ってたから間宮にいるのか!」

漣「アイスごちそうさまです!」

朧「貰ったからいただいています」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 17:58:42.87 ID:ekXJl3qW0
提督「はは! 喜んでいるようで良かった良かった!」

曙「クソ提督! 人が食べてるのに騒がないでよ! 鬱陶しいなぁ!」

間宮「曙ちゃん、提督の事だから…」

曙「うっ…それは分かってるけど…」

提督「どうした曙!? 間宮券だけじゃ不満だったか!?」

曙「そうじゃないわ! とりあえず声量を抑えなさい!」

古鷹「…」ポツーン

提督「…! 古鷹、何か食べたいの決まったか!?」

古鷹「ふぇ!? あ、いえ…まだ…」

提督「…間宮さん! 俺はこれで!」

古鷹「じ、じゃあ私もそれでお願いします!」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 18:01:46.82 ID:ekXJl3qW0
間宮「はい、どうぞ♪」

提督「いただきます!」

古鷹「いただきます」パクッ

漣「…それで古鷹さん、ぶっちゃけご主人様とはどこまで進みました?」

古鷹「!」ガチャッ

漣「わわっ! 危ないなぁ古鷹さん…」

古鷹「だ、誰のせい!? それにどこまでって…別に提督とはそんな関係じゃないよ!」

漣「ほほう…?」

曙「やめなさい」ベシッ

漣「あぅっ!」

曙「間宮さん、アイス美味しかったわ。ご馳走様」

潮「提督もありがとうございました…」

漣「あ、待ってよー!」タッタッタッ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 18:15:24.57 ID:ekXJl3qW0
古鷹(もう…漣ちゃんったら…)

提督「…古鷹、どうした!?」

古鷹「あ、何でもないです!」フルフル

提督「そうか!」

提督「…それにしても、こうやってのんびり過ごすのも良いもんだな!」

古鷹「そうですね♪」

提督「特に古鷹相手だと、俺も楽しいしな!」

古鷹「そ、そうですか!? わ、私も楽しいです!」パァァ

間宮「…」ニコニコ

古鷹「あっ…///」

提督「…?」

間宮「お似合いですよ♪」

古鷹「あぅぅ…///」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 18:30:16.50 ID:ekXJl3qW0
提督「やっぱり暑い日にはアイスだよなぁ!」

古鷹「…は、はい///」

提督「…顔赤いけど大丈夫か!?」

古鷹「だ、大丈夫です!///」コクン

提督「うーん、あまり無理するなよ!?」

古鷹「はい…///」

古鷹(ど、どうしよう…漣ちゃんや間宮さんのせいでなんだか提督の事を意識しちゃって…)

古鷹「…///」チラッ

提督「…」スタスタ

古鷹(で、でも…私なんかが、提督と…いや、そんな事ないよね…)

提督「古鷹!」

古鷹「はい!?///」

提督「なんか具合悪そうだし、今日はもう休んでいいぞ!」

古鷹「い、いや本当に大丈夫ですって!///」フルフル

提督「大丈夫だから! 仕事だけでなく出撃にまで支障が出たら大変だろ!?」

古鷹「…はぁ…分かりました…」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 18:44:55.19 ID:ekXJl3qW0
ガチャッ

古鷹「…はぁ…」

加古「な、なんだよ帰ってくるなり溜息吐いて…今日はやけに早かったようだし…」

古鷹「あ、加古…起きてたんだ…」

加古「今気付いたのか…ってか私だって起きてる時ぐらいあるよ」

古鷹「ご、ごめん…」

加古「どうして早かったの?」

古鷹「実は提督に具合が悪そうって言われて…」

加古「あー…」

古鷹「な、何…そのあーって…?」

加古「んー、まあゆっくり休みなよ。提督も古鷹の事を気遣ってくれてるんだから」

古鷹「…うん」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/15(土) 19:06:25.06 ID:HzYO2CqF0
海軍士官なら発光信号読めるだろうに誰も使ってあげないから提督がかわいそうになってきた
大勢に囲まれてるのにぼっち
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 19:44:03.04 ID:ekXJl3qW0
大淀「提督、お手紙が届いています」スッ

提督「…あれ、これ誰からのだ!?」チラッ

提督「…」

大淀「え、えっと…」

提督「あ、あぁ! 別に大した事じゃないよ!」

大淀「…失礼しました…」ペコリ

提督「おう!」

バタン

提督「…」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 19:57:00.61 ID:ekXJl3qW0
〜風呂場〜

古鷹「ふぅ〜…」チャポン

加古「あぁ〜生き返る〜…!」

青葉「あっ、ちょうど良いところに!」

古鷹「どうしたの青葉?」

青葉「古鷹さん、加古さん、明日時間ありますか!?」

古鷹「う、うん…私は秘書艦だけど…」

青葉「青葉、明日外出できる日なんで一緒に買い物に行きましょうよ!」

古鷹「え、買い物?」

加古「えー、明日とか絶対眠くなるよー」

青葉「まあまあそういわずに!」

古鷹「んー、それじゃ提督に迷惑がかかっちゃう…」

青葉「私から頼んでおきますから。それに司令官も明日は用事があるそうなんで、ちょうどいいじゃないですか!」

古鷹「えぇ!? 私そんな事聞いてないよ!?」

青葉「だってさっき大淀さんに聞いたばかりですし」

古鷹「…」

青葉「自分が知らない司令官の情報を聞いてびっくりしました?」

古鷹「い、いやそんなことは思ってないけど…」

青葉「じゃ! 明日はよろしくお願いしますね!」

古鷹「もう…」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/15(土) 20:16:09.82 ID:Vws1ly8LO
何とかなってるけど聞こえてないんだよな
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 20:28:34.70 ID:ekXJl3qW0
〜古鷹型の部屋〜

古鷹(提督…どこに行くんだろ)

古鷹(私だけ楽しむ感じがしてちょっとやだなぁ…誘ってくれた青葉に感謝はしてるけど…)

加古「なぁ、古鷹。最近難しい顔ばかりしてどうしたんだ?」

古鷹「…ううん、なんともないよ」

加古「でも提督、一人で出掛けるなんて危ないよなぁ…古鷹も一緒に連れてけば良いのに」

古鷹「…私って頼りないのかなぁ」

加古「多分そうとは思ってないだろうけどね?」

加古「まあ休暇もらえてるだけありがたいし、深くは考えすぎないように」

古鷹「分かってるよ」

加古「ふぁ〜あ…んじゃおやすみ」

古鷹「うん、おやすみ…」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 21:21:38.38 ID:ekXJl3qW0
翌日

古鷹「提督、おはようございます」

提督「あ、おはよう古鷹!」

提督「古鷹、体調はどうだ!」

古鷹「はい、もう大丈夫ですよ♪」ニコッ

提督「その笑顔なら大丈夫そうだな!」

翌日

古鷹「提督、おはようございます」

提督「あ、おはよう古鷹!」

提督「古鷹、体調はどうだ!」

古鷹「はい、もう大丈夫ですよ♪」ニコッ

提督「その笑顔なら大丈夫そうだな!」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 21:22:23.14 ID:ekXJl3qW0
誤送信ごめんなさい…
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 21:29:26.05 ID:ekXJl3qW0
提督「…」カキカキ

提督「…そうだ、古鷹!」

古鷹「はい?」

提督「今日は青葉たちと出掛けるんだよな!? 昨日青葉が執務室に来たんだ!」

古鷹「あっ…青葉が…提督、ごめんなさい…」ペコリ

提督「大丈夫だよ! 俺も用事があるから金剛に俺の代理をしてもらうし! 秘書艦だって暇になるさ!」

古鷹「は、はあ…」

提督「よし! んじゃ今日はもう終わり!」

古鷹「えー!?」

提督「なんだそんな驚いた表情をして! 俺の用事は午後からだが、古鷹たちは早い方が良いだろ!」

古鷹「提督の用事が午後からなら別にこんな早く切り上げなくても…」

提督「古鷹、楽しんでこいよ! 俺も行くまで遊んでるから!」

古鷹(あぁ、遊びたいが為にでしたか…)
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 21:34:14.64 ID:ekXJl3qW0
古鷹「…」スタスタ

青葉「あ、古鷹さん! もうお仕事終わったんですか?」

古鷹「うん。提督も用事があるからって…午後かららしいけど」

青葉「あはは、それにしては随分早いですね。まあ司令官の事ですし、早く自由になりたいだけだったんでしょうね」

古鷹「出ていくときにがっつり遊んでくるって言ってたもん…」

青葉「やっぱりですか! …でも秘書艦の仕事が早く終わったなら、私たちももう出掛けますか?」

古鷹「私は良いけど…加古は?」

青葉「部屋にいると思いますよ。仕度が出来たら言ってくださいね」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 21:43:00.07 ID:ekXJl3qW0
ガチャッ

加古「んぅ…?」

古鷹「あ、加古!」

加古「早かったなー、古鷹。提督は?」

古鷹「提督も忙しくなるからと、早めに終わらせてくれたの」

加古「へぇ〜…」

古鷹「それより青葉も待ってるから、早く準備しよ?」

加古「うぅ〜、ドタキャン無し〜?」

古鷹「もう…無しだよ!」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/15(土) 21:43:52.43 ID:ekXJl3qW0
今日はここまでで。
駄文すいません。
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/15(土) 21:59:16.81 ID:J24PjhwSO
>>17
は?
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/16(日) 15:18:14.56 ID:WvFMIKk5o
おつ
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 16:25:25.10 ID:+VqsjmlO0
再開していきます
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 16:30:58.20 ID:+VqsjmlO0
青葉「えへへ、出掛けるのなんて久しぶりですねぇ♪」

衣笠「休みはあっても、外出できる日は制限されてるからね」

古鷹「どこがいいかな? 加古は気になるところとかある?」

加古「あたしはどこでもー」

青葉「あ、じゃああそこ行きましょう! 服が沢山ありますよ!?」

加古「あそこ?」

古鷹「…別に良いけど…」

青葉「ほら、早く早くー!」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 16:32:54.64 ID:+VqsjmlO0
青葉「見てください見てください! この服…似合いますか…?」

衣笠「うん、可愛いと思うよ♪」

古鷹「青葉はなんでも似合うね」

青葉「そ、そんな事ないですって…それより、どうして皆は何も選ばないんですか…?」

古鷹「…」

衣笠「…」

加古「…zzz」

衣笠「じ、実は最近お腹が…あはは…」

古鷹「わ、私は人に見せられるような身体はしてないし…」

青葉「…」ブチッ

青葉「…ああもう! そういうなら私が勝手に選んじゃいますから! まずは衣笠、こっち来て!」グイッ

衣笠「あ、ちょっと…青葉…!?」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 16:33:56.74 ID:+VqsjmlO0
青葉「…着替え終わった?」

衣笠「う、うん…だけど…///」

青葉「とりゃっ!」シャ-ッ

古鷹「!」

衣笠「うぅ…やっぱ恥ずかしいよぉ…///」

青葉「おー!」パシャパシャ

古鷹「き、綺麗…それにお腹だって全然スラッとしてる!」

加古「おー、可愛いんじゃないかな?」

青葉「ふふん、だって私の妹ですから!」ドヤッ

衣笠「ほ、褒めないでよもう…///」

青葉「よし、次は古鷹さんですね! 古鷹はどんなのが…」グイー

古鷹「あ、青葉!? ちょ、勝手に連れてかないでー!」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 16:36:34.69 ID:+VqsjmlO0
青葉「わぁ…古鷹さんも似合いますねぇ…!」パシャパシャパシャ

古鷹「青葉…そんなに見ないで…///」

古鷹「ってあれ、今シャッター音…」

衣笠「人に見せられるような身体してないってどの口が言うか!」

古鷹「…あぅぅ…///」

青葉「隅に置けないですねぇ、このこのー!」

古鷹「も、もういいからぁ…///」

加古「…古鷹のその服、提督が見たら絶対に可愛いって言うんじゃないの?」

古鷹「加古まで!? って…ど、どうしてここで提督が…」

加古「え、だって…」チラッ

青葉「…まあ、そうですよね?」ニヤニヤ

衣笠「ねぇ?」

古鷹「…!///」カァァ

古鷹「べ、別に提督に対して特別な感情とかそういうのはないからね!? ただ信頼しているというだけだからぁ!///」

衣笠「へぇ、じゃあそういう事でいいよ」ニコニコ

青葉「はい♪」ニコニコ

古鷹「もう…!///」

古鷹「…」

古鷹(でも…い、一着くらいなら…買おうかな…)
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 16:40:41.75 ID:+VqsjmlO0


提督「! やば、もうお昼か!」

時雨「? このあと何かあるの?」

提督「悪い、ちょっと出掛けてくる! 俺の代わりは金剛がやってくれるから!」

夕立「えー! もっと遊びたいっぽいぃ…」ショボーン

提督「夕立、そんな顔するなって! また暇な時にうんと遊ぼうな!」ナデナデ

夕立「むぅ…約束っぽい!」ギュ−

白露「気をつけてねー!」

村雨「特に提督は、きちんと周りを見るんだよ!」キョロキョロ

提督「? あぁ、まあ心配しなくても大丈夫だ! じゃあな!」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 16:59:03.01 ID:+VqsjmlO0


衣笠「お腹空いたね…レストランでも行こっか」

青葉「どこが良いかなぁ〜」

加古「…青葉たちってなんだか、慣れてるんだな」

青葉「そうですか? まあ外出できる時は色々行ってますからね」

加古「ふぅ〜ん…」

古鷹「…」

古鷹(け、結局…あの服、買っちゃった…でもいつ着ようかな…)

青葉「古鷹さん?」

古鷹「!」

青葉「古鷹さんは何か食べたいのとかあります?」

古鷹「わ、私は…なんでも…」

青葉「えー、もう…この二人はそればっかりです…もっと自分の意見を言っていいのに…」

加古「だって何も知らんし…」

古鷹「それに私たちは青葉が選んでくれたところならどこでも良いんだよ?」

青葉「…嬉しい事を言ってくれますね! それならそこのレストランに行きましょう!」

古鷹「うん♪」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 17:03:24.26 ID:+VqsjmlO0
青葉「わぁ、美味しそう! いただきます!」

衣笠「いただきます」

加古「いただきまーす」

古鷹「いただきます」

青葉「…美味しい! このハンバーグ美味しいですよ!」

衣笠「…あ、うん! 美味しいわね♪」

古鷹「あふっ…あ、熱い…」

加古「…古鷹、ちゃんとフーフーしなよ?」

古鷹「ふー、ふー…」

古鷹「…」パクッ

古鷹「…美味しい!」パァァ

青葉(かわいい)パシャッ

衣笠(かわいい)

加古(かわいい)
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 19:41:35.78 ID:+VqsjmlO0
衣笠「あー美味しかった♪ また食べに行きたいね」

古鷹「私はもう満足したけど…また来れるなら皆で行けたらいいね…」

青葉「まだまだ早いですって♪」

加古「古鷹は提督と二人きりの方が良いんじゃないのかい?」

古鷹「! だ、だから提督は別にどうとか思ってないから!」

衣笠(反応分かりやすっ!)

青葉「分かってますよ古鷹さん。二人きりならきっと提督も大喜びします」

古鷹「全然分かってないよ!? もう青葉はいつもいつもそうやって…」ブツブツ

衣笠「指揮官が義兄になるってどんな感じなのかな?」

加古「…なってみないと分からないや」

衣笠(そう遠くない内になりそうだなぁ…)


ガヤガヤ ガヤガヤ


青葉「? なんだかあっちが騒がしいですね…」

古鷹「何をやってるのかな…?」

加古「…あれ、なんかこっちに来てね!?」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 19:44:57.26 ID:+VqsjmlO0
衣笠「…あ、あの大群のダンスは何だったんだろ…」

青葉「すごく賑やかだったね…結構人に流されて疲れちゃったけど…」

古鷹「いきなり道が開いたと思ったら始まるんだから…びっくりしちゃった…」

加古「なー…もう遅くなってきたし、そろそろ帰ろー?」

青葉「あ、ちょっと待ってください!」

衣笠「どうしたの?」

青葉「お土産買っていきたいんで、帰りに寄っていいですか?」

古鷹「うん、もちろん良いけど…」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 20:12:28.97 ID:+VqsjmlO0
青葉「ん〜、どんなお菓子が良いかな…」

衣笠「これとか美味しそう…!」

古鷹(私も何か買おうかな…)

衣笠「古鷹も何か買うもの探してるの?」

古鷹「うん。まあ折角だから」

青葉「それなら古鷹さん! こんなのはどうでしょうか?」スッ

古鷹「ペアのストラップ…? 可愛いね♪」

衣笠「似合うと思うよ?」

古鷹「そうだね…加古とお揃いの…」

加古「提督とじゃないの?」

古鷹「えっ!?」

青葉「古鷹さんも気に入ったみたいですし、司令官にも渡してあげたらどうでしょう?」

古鷹「わ、私と提督で…お揃い…?///」

衣笠「絶対似合うね♪」

古鷹「うぅ…///」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 20:21:04.55 ID:+VqsjmlO0
加古「古鷹はいい買い物ができたね」

古鷹「はぁ…加古も皆、今日はやけに提督を押してくるね…」

青葉「こうでもしないと、古鷹さんは自分から踏み出していかないでしょう?」

古鷹「ど、どういう事?」

衣笠「…古鷹はもう自分の気持ちに気付いてるんじゃないかな? 」

古鷹「私の、気持ち…?」

青葉「…好きなんでしょう? 司令官の事…」

古鷹「!」

青葉「古鷹さん、知っていますか?」

青葉「司令官と話している時、とても楽しそうで、いつも笑っているんですよ? …それはもう、青葉たちが見た事のないような笑顔でした」

青葉「それって、もう好きになっているという何よりの証拠じゃないんでしょうか…?」

古鷹「…でも…」

衣笠「大丈夫、きっと良い返事が貰えるはずだよ。提督なら古鷹の気持ちを蔑ろになんかしないよ」


古鷹「…」

古鷹(そう、なんだ…この気持ちって…)

古鷹「…うん」ギュッ

古鷹(私は…提督の事が…)
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 20:43:10.79 ID:+VqsjmlO0
「それで、何の御用でしょうか!」

「…君が一番よく分かってるだろうに」スッ

「? …っ!?」

「まあ、その紙に書かれてる通りさ。君も近い内にこうなるとは十分理解していると思うが…」

「…」

「猶予はそこに書いてあるように一ヶ月だ。半月が過ぎた頃には新しい提督がやってきて君の働きを見学する」

「そして一ヶ月が経った時…新しい提督は君の鎮守府を継ぐ」

「…」

「…聞こえてないか。まあ、その紙に全て書いてあるから良いが…」

「…」

「そう、君は解任だ」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 20:45:09.80 ID:+VqsjmlO0
提督「…」

「君は今まで本当によく頑張ってくれた。我々も十分感謝している」

「金も既にある。あとはゆっくり休め」

提督「…」

「…下げさせていいぞ」

「はい…」トントン

提督「!」

提督「あ、ありがとうございました!」ペコリ


スタスタ
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 20:55:16.38 ID:+VqsjmlO0
「…むぅ、この治療は…少々、いや…かなり厳しいですね…」

提督「…」

「あ、書かないと分からないか…」カキカキ

提督「…そ、そうなんですか!」

提督「じ、じゃあ聴力を改善する事も厳しいと!?」

提督「あ、ある程度なら口を大きく動かしてくれればわかります!」

提督「はい、鎮守府の子たちもそうしてくれてるので!」

提督「…そう、ですか!」

提督「あぁ、はい! でもこんな自分ではもう役に立てなくて、もう解任されますけど!」

提督「そんな顔しないでください! 仕方のない事ですから!」

提督「…はい! ありがとうございました!」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 21:19:22.60 ID:+VqsjmlO0
提督「…」スタスタ

ドンッ

「あ!?」

提督「あ、すいません!」

「ったく…ボケが! どこに目ぇつけて歩いてんだよ!」

提督「…」スタスタ

「あはは! ガン無視じゃん!」

「チッ、この野郎!」

ドガッ

提督「っ!」ドシャッ

提督「えっ、え!?」キョロキョロ

「ははは、アホみてぇに転けやがった! しかも何が起こったか分からねぇ顔してやがる! もういい、行こうぜ!」

「だっさー!」

提督(いてて…外を歩くのはもう慣れたと思ったけど、やっぱ周りの音が聞こえないと危ないな…)

提督(あ、書類がバラバラだ…)

提督「…」ゴソゴソ

提督「…」

紙「」

提督「…はは! いつかは覚悟してたが、まあ遅いくらいだな! 俺も失聴してから今までよく頑張ったさ! うん!」

提督「…」

提督「っ…!」ギュッ
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/16(日) 21:20:58.60 ID:+VqsjmlO0
今日はこれでおしまいにします。
続きは明日やります。
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/17(月) 00:48:00.75 ID:VyfJgmPA0
おつおつ
タイトルはそういう事だったのか…
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/17(月) 14:06:14.02 ID:jUGUqPNu0
〜鎮守府〜

青葉「じゃあ、おやすみなさい!」

衣笠「明日はちゃんと休むんだよ?」

古鷹「二人ともね」

加古「ふぁ〜あ…じゃああたしたちも部屋に戻ろっか、古鷹」

古鷹「あ、ごめんね…このあと少し、用事が…」

加古「…提督の所?」

古鷹「…か、帰ってきてるか確認するだけだから…」

加古「へぇ、じゃああたしは先に行ってるよー?」

古鷹「うん…」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/17(月) 14:07:04.38 ID:+oBT0wSu0
ああ
























































ああ
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/17(月) 14:08:32.21 ID:jUGUqPNu0
古鷹「…」スタスタ

古鷹「!」

古鷹(執務室の扉の隙間から明かりが漏れて…)チラッ


提督「…」


古鷹(て、提督…戻ってきてた…)

古鷹(…お土産、今渡そうかな…?)

古鷹「…///」ドキドキ

古鷹「ってやだ! 何で私、こんなドキドキして…///」

古鷹「い、いいからもう入ろう!」ガチャッ
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/17(月) 14:12:24.76 ID:jUGUqPNu0
古鷹「て、提督…」スタスタ

提督「…!」サッ

古鷹(? 今、紙みたいなのを隠して…)

提督「な、なんだ! 帰ってきたのか! どうした古鷹!」

古鷹「あ、いえ…ただ、これを…」スッ

提督「ん? なんだこれ! ストラップか!? へぇ、可愛いな!」

古鷹「は、はい…」

提督「こんなのを買ったんだな! 古鷹に似合いそうだ!」

古鷹「それは、提督の分ですよ?」スッ

提督「っと…あ、まさか俺に!?」

古鷹「…///」コクン

提督「…ありがとう! 大事にするよ!」ニコニコ

古鷹「は、はい…///」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/17(月) 14:12:44.07 ID:+oBT0wSu0
最近、思うんだけどさ。
HACHIMANとかいうタグ付ける奴うざくね?
八幡tueee!が嫌いとか言ってる奴、多すぎ。
「キリトの活躍奪うんじゃねえ!」
「ハチアスとかやめて!」
「上条さんの役割奪うなよ!」
「デレマスのヒロインNTRさせんな!」
これ、マジでキモいからね。
いやさ、お前らの気持ちも分かるよ?
何でも出来て、最強の八幡に嫉妬してるんだよね。お前らは葉山みたいな性格だもんね。
でも、落ち着いて考えてみろよ。
お前らが何と言おうと八幡が最強なのは誰の眼に見ても明らかんだから仕方ないじゃん。
ヒロインを奪われる〜とかさ、クソみたいなキリト、上条辺りに救われるよりも八幡に救われる方が幸せに決まってるよね。
まずは誰よりも八幡が強い事実から目をそらすなよ。それは誰の目にも明らかだろ?
それを劣っている立場の奴等が「俺達の役割を奪うなよ」っていうのは成り立たないでしょ。
いやね、作品を汚すなってのは分かるよ?
例えばキリトが総武高校に転校してきてヒロインNTRしたなら、俺もキレて潰しにかかるわww
でもさ、八幡なんだから仕方ないじゃん。
もうワガママ言うのやめろよな。
八幡が主人公なら皆が救われるんだって。
キリトも上条も士道も必要ないからね?
あんなん好きな奴等はガイジだからね?
もうさ、他作品をsageするなとかいうガイジの話なんか聞くのも飽々してるんだわ。
あのね、sageしてるんじゃないの。
八幡が最強だから、周りが雑魚に見えてしまうのは仕方ない事なんだよ。
八幡が最強なのが気持ち悪いとか言うけど、実際にその世界に八幡がいれば最強なのは間違いないんだから当たり前だよね。
ゴミみたいな作品なんて八幡に蹂躙されて然るべきなんだよ。それによって俺達の目に触れる機会も増えるんだから感謝しろよ。
以上、クソアンチ共を完全論破。全員、速やかに砕け散れよ。
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/17(月) 14:15:35.29 ID:14PI28Iv0
古鷹「〜!///」ジタバタ

加古「古鷹…大丈夫?」

古鷹「はっ! な、何でもないよ!?///」

加古「あぁ、やっぱり提督に喜んでもらえたんだ」

古鷹「! ど、どうしてそれ…!?///」

加古「良かったね」

古鷹「うぅ…///」

加古「…そうだ! この調子で今度デートに誘ってみたらどう!?」

古鷹「で、でででデート!?///」

古鷹「む、無理! 絶対無理だよぉ!///」

加古「いいや、今の古鷹ならできる! 古鷹頑張れー!」

古鷹「どうしてこんな時にだけ加古は張り切ってるの!?///」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/17(月) 14:21:24.12 ID:+oBT0wSu0
最近、思うんだけどさ。
HACHIMANとかいうタグ付ける奴うざくね?
八幡tueee!が嫌いとか言ってる奴、多すぎ。
「キリトの活躍奪うんじゃねえ!」
「ハチアスとかやめて!」
「上条さんの役割奪うなよ!」
「デレマスのヒロインNTRさせんな!」
これ、マジでキモいからね。
いやさ、お前らの気持ちも分かるよ?
何でも出来て、最強の八幡に嫉妬してるんだよね。お前らは葉山みたいな性格だもんね。
でも、落ち着いて考えてみろよ。
お前らが何と言おうと八幡が最強なのは誰の眼に見ても明らかんだから仕方ないじゃん。
ヒロインを奪われる〜とかさ、クソみたいなキリト、上条辺りに救われるよりも八幡に救われる方が幸せに決まってるよね。
まずは誰よりも八幡が強い事実から目をそらすなよ。それは誰の目にも明らかだろ?
それを劣っている立場の奴等が「俺達の役割を奪うなよ」っていうのは成り立たないでしょ。
いやね、作品を汚すなってのは分かるよ?
例えばキリトが総武高校に転校してきてヒロインNTRしたなら、俺もキレて潰しにかかるわww
でもさ、八幡なんだから仕方ないじゃん。
もうワガママ言うのやめろよな。
八幡が主人公なら皆が救われるんだって。
キリトも上条も士道も必要ないからね?
あんなん好きな奴等はガイジだからね?
もうさ、他作品をsageするなとかいうガイジの話なんか聞くのも飽々してるんだわ。
あのね、sageしてるんじゃないの。
八幡が最強だから、周りが雑魚に見えてしまうのは仕方ない事なんだよ。
八幡が最強なのが気持ち悪いとか言うけど、実際にその世界に八幡がいれば最強なのは間違いないんだから当たり前だよね。
ゴミみたいな作品なんて八幡に蹂躙されて然るべきなんだよ。それによって俺達の目に触れる機会も増えるんだから感謝しろよ。
以上、クソアンチ共を完全論破。全員、速やかに砕け散れよ。
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/17(月) 14:22:02.98 ID:+oBT0wSu0
最近、思うんだけどさ。
HACHIMANとかいうタグ付ける奴うざくね?
八幡tueee!が嫌いとか言ってる奴、多すぎ。
「キリトの活躍奪うんじゃねえ!」
「ハチアスとかやめて!」
「上条さんの役割奪うなよ!」
「デレマスのヒロインNTRさせんな!」
これ、マジでキモいからね。
いやさ、お前らの気持ちも分かるよ?
何でも出来て、最強の八幡に嫉妬してるんだよね。お前らは葉山みたいな性格だもんね。
でも、落ち着いて考えてみろよ。
お前らが何と言おうと八幡が最強なのは誰の眼に見ても明らかんだから仕方ないじゃん。
ヒロインを奪われる〜とかさ、クソみたいなキリト、上条辺りに救われるよりも八幡に救われる方が幸せに決まってるよね。
まずは誰よりも八幡が強い事実から目をそらすなよ。それは誰の目にも明らかだろ?
それを劣っている立場の奴等が「俺達の役割を奪うなよ」っていうのは成り立たないでしょ。
いやね、作品を汚すなってのは分かるよ?
例えばキリトが総武高校に転校してきてヒロインNTRしたなら、俺もキレて潰しにかかるわww
でもさ、八幡なんだから仕方ないじゃん。
もうワガママ言うのやめろよな。
八幡が主人公なら皆が救われるんだって。
キリトも上条も士道も必要ないからね?
あんなん好きな奴等はガイジだからね?
もうさ、他作品をsageするなとかいうガイジの話なんか聞くのも飽々してるんだわ。
あのね、sageしてるんじゃないの。
八幡が最強だから、周りが雑魚に見えてしまうのは仕方ない事なんだよ。
八幡が最強なのが気持ち悪いとか言うけど、実際にその世界に八幡がいれば最強なのは間違いないんだから当たり前だよね。
ゴミみたいな作品なんて八幡に蹂躙されて然るべきなんだよ。それによって俺達の目に触れる機会も増えるんだから感謝しろよ。
以上、クソアンチ共を完全論破。全員、速やかに砕け散れよ。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/17(月) 14:23:00.96 ID:+oBT0wSu0
最近、思うんだけどさ。
HACHIMANとかいうタグ付ける奴うざくね?
八幡tueee!が嫌いとか言ってる奴、多すぎ。
「キリトの活躍奪うんじゃねえ!」
「ハチアスとかやめて!」
「上条さんの役割奪うなよ!」
「デレマスのヒロインNTRさせんな!」
これ、マジでキモいからね。
いやさ、お前らの気持ちも分かるよ?
何でも出来て、最強の八幡に嫉妬してるんだよね。お前らは葉山みたいな性格だもんね。
でも、落ち着いて考えてみろよ。
お前らが何と言おうと八幡が最強なのは誰の眼に見ても明らかんだから仕方ないじゃん。
ヒロインを奪われる〜とかさ、クソみたいなキリト、上条辺りに救われるよりも八幡に救われる方が幸せに決まってるよね。
まずは誰よりも八幡が強い事実から目をそらすなよ。それは誰の目にも明らかだろ?
それを劣っている立場の奴等が「俺達の役割を奪うなよ」っていうのは成り立たないでしょ。
いやね、作品を汚すなってのは分かるよ?
例えばキリトが総武高校に転校してきてヒロインNTRしたなら、俺もキレて潰しにかかるわww
でもさ、八幡なんだから仕方ないじゃん。
もうワガママ言うのやめろよな。
八幡が主人公なら皆が救われるんだって。
キリトも上条も士道も必要ないからね?
あんなん好きな奴等はガイジだからね?
もうさ、他作品をsageするなとかいうガイジの話なんか聞くのも飽々してるんだわ。
あのね、sageしてるんじゃないの。
八幡が最強だから、周りが雑魚に見えてしまうのは仕方ない事なんだよ。
八幡が最強なのが気持ち悪いとか言うけど、実際にその世界に八幡がいれば最強なのは間違いないんだから当たり前だよね。
ゴミみたいな作品なんて八幡に蹂躙されて然るべきなんだよ。それによって俺達の目に触れる機会も増えるんだから感謝しろよ。
以上、クソアンチ共を完全論破。全員、速やかに砕け散れよ。
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/17(月) 14:24:58.93 ID:+oBT0wSu0
最近、思うんだけどさ。
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「キリトの活躍奪うんじゃねえ!」
「ハチアスとかやめて!」
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これ、マジでキモいからね。
いやさ、お前らの気持ちも分かるよ?
何でも出来て、最強の八幡に嫉妬してるんだよね。お前らは葉山みたいな性格だもんね。
でも、落ち着いて考えてみろよ。
お前らが何と言おうと八幡が最強なのは誰の眼に見ても明らかんだから仕方ないじゃん。
ヒロインを奪われる〜とかさ、クソみたいなキリト、上条辺りに救われるよりも八幡に救われる方が幸せに決まってるよね。
まずは誰よりも八幡が強い事実から目をそらすなよ。それは誰の目にも明らかだろ?
それを劣っている立場の奴等が「俺達の役割を奪うなよ」っていうのは成り立たないでしょ。
いやね、作品を汚すなってのは分かるよ?
例えばキリトが総武高校に転校してきてヒロインNTRしたなら、俺もキレて潰しにかかるわww
でもさ、八幡なんだから仕方ないじゃん。
もうワガママ言うのやめろよな。
八幡が主人公なら皆が救われるんだって。
キリトも上条も士道も必要ないからね?
あんなん好きな奴等はガイジだからね?
もうさ、他作品をsageするなとかいうガイジの話なんか聞くのも飽々してるんだわ。
あのね、sageしてるんじゃないの。
八幡が最強だから、周りが雑魚に見えてしまうのは仕方ない事なんだよ。
八幡が最強なのが気持ち悪いとか言うけど、実際にその世界に八幡がいれば最強なのは間違いないんだから当たり前だよね。
ゴミみたいな作品なんて八幡に蹂躙されて然るべきなんだよ。それによって俺達の目に触れる機会も増えるんだから感謝しろよ。
以上、クソアンチ共を完全論破。全員、速やかに砕け散れよ。
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/17(月) 14:25:33.48 ID:+oBT0wSu0
最近、思うんだけどさ。
HACHIMANとかいうタグ付ける奴うざくね?
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いやさ、お前らの気持ちも分かるよ?
何でも出来て、最強の八幡に嫉妬してるんだよね。お前らは葉山みたいな性格だもんね。
でも、落ち着いて考えてみろよ。
お前らが何と言おうと八幡が最強なのは誰の眼に見ても明らかんだから仕方ないじゃん。
ヒロインを奪われる〜とかさ、クソみたいなキリト、上条辺りに救われるよりも八幡に救われる方が幸せに決まってるよね。
まずは誰よりも八幡が強い事実から目をそらすなよ。それは誰の目にも明らかだろ?
それを劣っている立場の奴等が「俺達の役割を奪うなよ」っていうのは成り立たないでしょ。
いやね、作品を汚すなってのは分かるよ?
例えばキリトが総武高校に転校してきてヒロインNTRしたなら、俺もキレて潰しにかかるわww
でもさ、八幡なんだから仕方ないじゃん。
もうワガママ言うのやめろよな。
八幡が主人公なら皆が救われるんだって。
キリトも上条も士道も必要ないからね?
あんなん好きな奴等はガイジだからね?
もうさ、他作品をsageするなとかいうガイジの話なんか聞くのも飽々してるんだわ。
あのね、sageしてるんじゃないの。
八幡が最強だから、周りが雑魚に見えてしまうのは仕方ない事なんだよ。
八幡が最強なのが気持ち悪いとか言うけど、実際にその世界に八幡がいれば最強なのは間違いないんだから当たり前だよね。
ゴミみたいな作品なんて八幡に蹂躙されて然るべきなんだよ。それによって俺達の目に触れる機会も増えるんだから感謝しろよ。
以上、クソアンチ共を完全論破。全員、速やかに砕け散れよ。
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/17(月) 14:26:28.03 ID:+oBT0wSu0
最近、思うんだけどさ。
HACHIMANとかいうタグ付ける奴うざくね?
八幡tueee!が嫌いとか言ってる奴、多すぎ。
「キリトの活躍奪うんじゃねえ!」
「ハチアスとかやめて!」
「上条さんの役割奪うなよ!」
「デレマスのヒロインNTRさせんな!」
これ、マジでキモいからね。
いやさ、お前らの気持ちも分かるよ?
何でも出来て、最強の八幡に嫉妬してるんだよね。お前らは葉山みたいな性格だもんね。
でも、落ち着いて考えてみろよ。
お前らが何と言おうと八幡が最強なのは誰の眼に見ても明らかんだから仕方ないじゃん。
ヒロインを奪われる〜とかさ、クソみたいなキリト、上条辺りに救われるよりも八幡に救われる方が幸せに決まってるよね。
まずは誰よりも八幡が強い事実から目をそらすなよ。それは誰の目にも明らかだろ?
それを劣っている立場の奴等が「俺達の役割を奪うなよ」っていうのは成り立たないでしょ。
いやね、作品を汚すなってのは分かるよ?
例えばキリトが総武高校に転校してきてヒロインNTRしたなら、俺もキレて潰しにかかるわww
でもさ、八幡なんだから仕方ないじゃん。
もうワガママ言うのやめろよな。
八幡が主人公なら皆が救われるんだって。
キリトも上条も士道も必要ないからね?
あんなん好きな奴等はガイジだからね?
もうさ、他作品をsageするなとかいうガイジの話なんか聞くのも飽々してるんだわ。
あのね、sageしてるんじゃないの。
八幡が最強だから、周りが雑魚に見えてしまうのは仕方ない事なんだよ。
八幡が最強なのが気持ち悪いとか言うけど、実際にその世界に八幡がいれば最強なのは間違いないんだから当たり前だよね。
ゴミみたいな作品なんて八幡に蹂躙されて然るべきなんだよ。それによって俺達の目に触れる機会も増えるんだから感謝しろよ。
以上、クソアンチ共を完全論破。全員、速やかに砕け散れよ。
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/17(月) 14:32:19.66 ID:+oBT0wSu0
最近、思うんだけどさ。
HACHIMANとかいうタグ付ける奴うざくね?
八幡tueee!が嫌いとか言ってる奴、多すぎ。
「キリトの活躍奪うんじゃねえ!」
「ハチアスとかやめて!」
「上条さんの役割奪うなよ!」
「デレマスのヒロインNTRさせんな!」
これ、マジでキモいからね。
いやさ、お前らの気持ちも分かるよ?
何でも出来て、最強の八幡に嫉妬してるんだよね。お前らは葉山みたいな性格だもんね。
でも、落ち着いて考えてみろよ。
お前らが何と言おうと八幡が最強なのは誰の眼に見ても明らかんだから仕方ないじゃん。
ヒロインを奪われる〜とかさ、クソみたいなキリト、上条辺りに救われるよりも八幡に救われる方が幸せに決まってるよね。
まずは誰よりも八幡が強い事実から目をそらすなよ。それは誰の目にも明らかだろ?
それを劣っている立場の奴等が「俺達の役割を奪うなよ」っていうのは成り立たないでしょ。
いやね、作品を汚すなってのは分かるよ?
例えばキリトが総武高校に転校してきてヒロインNTRしたなら、俺もキレて潰しにかかるわww
でもさ、八幡なんだから仕方ないじゃん。
もうワガママ言うのやめろよな。
八幡が主人公なら皆が救われるんだって。
キリトも上条も士道も必要ないからね?
あんなん好きな奴等はガイジだからね?
もうさ、他作品をsageするなとかいうガイジの話なんか聞くのも飽々してるんだわ。
あのね、sageしてるんじゃないの。
八幡が最強だから、周りが雑魚に見えてしまうのは仕方ない事なんだよ。
八幡が最強なのが気持ち悪いとか言うけど、実際にその世界に八幡がいれば最強なのは間違いないんだから当たり前だよね。
ゴミみたいな作品なんて八幡に蹂躙されて然るべきなんだよ。それによって俺達の目に触れる機会も増えるんだから感謝しろよ。
以上、クソアンチ共を完全論破。全員、速やかに砕け散れよ。
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/18(火) 01:07:04.58 ID:WhwicjT20
伏線とか上手くできてて素直にすごいと思った 完結してくれることを切に願う
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 20:21:10.96 ID:0HQfHSwN0
>>61 ありがとうございます。荒らしがいたようなので、一旦間を空けさせていただきました。
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 20:22:28.86 ID:0HQfHSwN0
翌日

提督「…」カキカキ

古鷹「…」

提督「…」カキカキ

古鷹(…あ、あれ?)

古鷹(ど、どうしたんだろ…提督…なんだか今日は様子がおかしいような…)

古鷹(い、いや…多分私が変に意識してるだけよね…それより…)

古鷹「…」チラッ

手紙「」

古鷹「…///」カァァ

古鷹「…すぅ…はぁ…」

古鷹「て、提督…」チョンチョン

提督「ん、ああ! なんだ!」

古鷹「もうお昼ですよ」っ時計

提督「あっ、お昼か! あぁ、食堂に行ってきていいぞ!」

古鷹「はい…そ、それと…」モジモジ

提督「…?」

古鷹「こ、これ!///」バンッ

提督「!」ビクッ

古鷹「読んでおいてください! では!///」スタコラサッサー


手紙「」

提督「…て、手紙!?」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 20:25:01.65 ID:0HQfHSwN0
〜食堂〜

青葉「提督にデートのお誘い!? しかも手紙で!?」

衣笠「あ、青葉…声が大きいって…!」

青葉「あっ…失礼しました…」

古鷹「…///」カァァ

青葉「すいません…でも、失聴してる提督にはとても良い考えですね…」

衣笠「そうだね…♪」

古鷹「ちゃんと読んでくれてるかな…?///」

青葉「ええ、読んでいますとも!」

衣笠「絶対喜ぶぞ〜?」

古鷹「え、えへへ…♪///」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 20:27:05.36 ID:0HQfHSwN0
ガチャッ

古鷹「…」チラッ

提督「あ、古鷹!」

古鷹「!」

提督「手紙読んだよ! 正直驚いたけど、俺と二人で良いのか!?」

古鷹(提督と二人…提督と…///)

古鷹「…て、提督が…決めてください…///」

提督「もしそれで良いんだったらぜひ行きたいなぁ!」

古鷹「えっ!?」パッ

提督「それで、大丈夫か!?」

古鷹(だ、だってそのつもりで手紙書いたのに…///)

古鷹「...///」コクン

提督「そうか! じゃあ今度予定空けとくな! ま、今更休暇なんていくらでも取れるけど!」

古鷹「それは流石に…夢の見過ぎですって…♪」

古鷹(やった、やった! 提督と…///)

古鷹(…約束はできた…そしてその日に…提督に伝えなきゃ…)



古鷹(貴方の事が好きです、と…)
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 20:39:49.91 ID:0HQfHSwN0
古鷹「…」カチッ

加古「んん…古鷹ー、さっきから何やってるんだー?」

古鷹「あ、ごめんね加古。ちょっと懐中電灯で通信の練習してるの。手で塞いだり離したりして…眩しくない?」

加古「うん、見えるけど眩しくはないよ」

古鷹「本当? 良かったー♪」

加古「…提督と出掛ける時の為にか…」

古鷹「…う、うん…///」

加古「まあ鎮守府にいる時は大体紙に書いて済むことばかりだから良いけど…今回はデートだからね」

古鷹「私は兎も角、提督まで変な目で見られないかな…」

加古「大丈夫大丈夫。それに提督だって、間接的でも古鷹と話せたら楽しいって」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 20:57:44.43 ID:0HQfHSwN0
数日後

〜鎮守府(外)〜

古鷹「…」ソワソワ


青葉「司令官を待ちながらそわそわしている古鷹さん、可愛いなぁ…♪」

青葉「あの私服もとっても似合ってるし!」

衣笠「でも私たち、外出して良かったの?」

青葉「大丈夫大丈夫、バレないから!」

衣笠「そりゃバレたらいけないけど…今月の外出できる回数、もうないんじゃないのって」

青葉「司令官と古鷹さんのデートが見れるならそんな日数なんか捨てる!」

衣笠「えぇ〜…まあ別に良いけど…」

青葉「あ! 司令官が来たよ!」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 21:19:40.94 ID:0HQfHSwN0
提督「古鷹、お待たせ!」

古鷹「いえ、待ってないです!」フルフル

提督「…えっ!? どうしたんだその私服!?」

古鷹「えっと…これは…」スッ

提督「…?」

古鷹(懐中電灯)『青葉さんと出掛けた時に買いました』カチッ

提督「! 成程! すごく似合ってるよ!」

古鷹「…///」テレテレ


青葉「懐中電灯を使って司令官と会話…大変だけど、優しい古鷹さんらしいね」

衣笠「提督だって、古鷹のその意図をすぐ理解するなんて流石としか…」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/18(火) 21:39:54.45 ID:JpKUmrEDO
悲しいなぁ
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 22:01:14.39 ID:0HQfHSwN0
提督「おー! いっぱい人がいるなー!」

古鷹「皆さんも休日なんですね…」コクリ

提督「古鷹はどこ行きたい!?」

古鷹『提督と一緒ならどこでも』カチッ

提督「ど、どこでもか! 嬉しいが、ちょっと迷うな!」

古鷹「…」ニコニコ

提督「あ、じゃあ水族館に行かないか!?」

古鷹(提督、海の生物が好きなのかな…ちょっと可愛いかも…)

古鷹『良いですよ』カチッ

提督「ありがとう! イムヤやゴーヤ達から色んな話を聞いて気になってたんだよなー!」

古鷹「あぁ、そういう事でしたか!」

提督「こっちこっち!」

古鷹「あ、もう…はしゃいだら危ないですよー!」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/18(火) 22:06:10.99 ID:0HQfHSwN0
早いですがここまでで。
また明日続きを書きます。
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 20:37:41.88 ID:s/nXGkgq0
〜水族館〜

古鷹「思ったより広いなぁ…」

提督「古鷹! あれ見てあれ!」

古鷹「?」

提督「マンボウ! すごくでかいな!」

古鷹「そうですね、とても大きいです♪」

提督「あの水槽にはサメがいるのか! 色んな種類がいるなー!」

提督「おお、あのサメ面白い頭してる!」

古鷹「なんだか可愛いですね♪」


青葉「側から見るとただのカップルですね…」

衣笠「青葉青葉。このタコ、水槽のガラスに引っ付いてる…タコの口ってこうなってるんだね…怖…!」

青葉「き、衣笠! 司令官と古鷹さんが行っちゃうよ!」
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 20:42:08.91 ID:s/nXGkgq0
提督「古鷹、ペンギンペンギン!」

古鷹「下に小さい子がいますね。親子なんでしょうか?」

提督「泳ぐのも速いんだな!」

古鷹「そうですね♪」

提督「そういえば古鷹は水族館では何の生物が好きなんだ!?」

古鷹「え、私ですか? えっと、あまり詳しくないんですけど…」

古鷹『本で見たイルカというのが、可愛くて好きです』カチッ

提督「あぁ、イルカか! …そういえば貼ってあったチラシで見たんだが、もうすぐでイルカのショーがあるって!」

古鷹「え、本当ですか!?」

提督「…ちょうどいい時間だな! 見に行くか!」

古鷹「はい♪」


青葉「イルカのショー…ふむふむ…」

衣笠「青葉…わ、私も見たい…!」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 20:47:18.18 ID:s/nXGkgq0
「はい!」

イルカ「」バシャーン!

提督「おー!」パチパチ

古鷹「初めてこんな近くで見ました…♪」

提督「すごいジャンプ力だな!」

「それじゃあ次は皆さんの中から一人出てきてもらって、イルカに指示を出してもらいます!」

古鷹「え、そんな事もできるんだー!」

「やってみたい人ー!」

ハーイハーイ! ヤリターイ! ヤッテミタイデスー!

提督「あ、あのイルカこっち見てる! おーい!!」フリフリ

「あ、そこのお兄さん! 元気いっぱいですね! それではこちらへ降りてきてください!」

古鷹「え、提督!? 提督の事ですか!?」

提督「? …??」

「どうぞー!」フリフリ

提督「な、なんかあのお姉さんこっち見て手を振ってるんだけど!」

古鷹「えぇ!?」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 21:07:44.10 ID:s/nXGkgq0
「あ、あれ?」

提督「こんにちは!」

古鷹「…///」カァァ

「え、えっと…一人と言ったんですけど…そちらの方は…?」

古鷹「あの、ちょっと離れたくなかったので一緒に来ちゃいました…///」

「そ、そうですか! ラブラブさんですね!」

古鷹「…ら、ラブラブ…!?///」

古鷹(うぅ…提督一人だと絶対困らせちゃうからついてきたけど…私が恥ずかしすぎて死んじゃいそう…///)

「それじゃあ予定は変わりましたが、この熱々のカップルさん二人でイルカに指示を出していただきます!」

提督「…?」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 21:13:57.70 ID:s/nXGkgq0
「さ、じゃあこうやって手を出して…」

古鷹「こ、こうですか…?」スッ

提督「?」スッ

「その手を振り上げたらイルカも一緒にジャンプしてくれますから! それじゃカウントダウンします!」

古鷹「え、カウントダウン!?」

「ゼロと言ったら二人で一緒に手を振り上げてくださいねー!」

古鷹「い、一緒に!?」

「サーン、ニー…」

提督「え、何で手を出したんだ!?」

「イーチ!」

古鷹「提督! 腕、失礼します!///」ギュッ

「ゼロー!」

古鷹「えい!」グイッ

提督「おっ!」

イルカ「」バシャァ!

提督「おー跳ねた跳ねたー!」

古鷹「はあ…///」

「一緒に手を握って振り上げるなんてやっぱり熱々ですねー!!」

古鷹「あぅぅ…///」


衣笠「ふ、古鷹ってば大胆…」

青葉「二人で前に出た時は驚きましたが、中々やるもんですね…」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 21:17:36.39 ID:s/nXGkgq0
提督「水族館、楽しかったな!」

古鷹「…はい♪///」コクリ

提督「また古鷹と行けたら良いなぁ!」

古鷹「わ、私とまた…!?///」

提督「…あ、もうそれは無理か! …あはは!」

古鷹(い、いえ…提督がよろしければ…また一緒に…私は…///)

提督「…」

「どうぞー♪」スッ

提督「ん? 何だこれ!? チラシ!?」

古鷹「? あ、花火大会…聞いた事あります!」

提督「へぇ〜、今日の夜やるのかぁ〜!」

提督「…よし、折角だし花火大会行ってみようか!」

古鷹「は、はい!」コクリ
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 21:23:14.22 ID:s/nXGkgq0
ヒトキュウマルマル

提督「おー、浴衣着た人達がちらほら出てきたなー!」

古鷹「そうですね…」

提督「…古鷹も着てみたいか!?」

古鷹「えっ、私ですか!?」

古鷹「…///」

古鷹『私では勿体無いですよ…』カチッ

提督「えー! そんな事あるわけないだろ! ほら、あそこの店寄ろう! 浴衣着てる人がいっぱい出てきてるぞ!」ギュッ

古鷹「あ、提督!?///」

古鷹(提督が…手を握って…///)スタスタ
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 21:37:31.18 ID:s/nXGkgq0
提督「お、この浴衣とか可愛くないか!?」

古鷹「可愛いですけど…///」

提督「これも古鷹に似合いそうだなぁ!」

提督「んー、迷う! 古鷹はどうだ!?」

古鷹「うぅ…///」

古鷹『やっぱり浴衣なんて大丈夫ですよ…』カチッ

提督「そんな事言うなって!」

「お困りでしょうか?」

提督「……あ、店員さん! 今彼女に似合うような浴衣を探しているんですが、ここで着付けとかってできますか!?」

「はい、勿論です♪」

提督「…?」チラッ

古鷹「…///」コクリ

提督「そうなんですか! ではおすすめの浴衣も含めて、早速お願いします!」

「お任せください♪ ではこちらへどうぞ…」

古鷹「あ、えっ…まだ心の準備が…!///」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 21:41:52.65 ID:s/nXGkgq0
「着付けが終わりましたよ?」トントン

提督「! 終わりました!?」

古鷹(浴衣)「…は、恥ずかしいです…///」

提督「あ、古鷹! …えっと、可愛い! すごく可愛いよ!///」

古鷹「ど、どうして提督まで顔が赤くなってるんですかぁ…///」

提督「これ買います!」

「かしこまりました♪ このまま近くの花火大会に行くんでしたら、その格好のままどうぞ♪」

古鷹「あ、ありがとうございます…///」

提督「俺が買うよ! プレゼントだ!」

古鷹「えぇ!? ですが…」

提督「はい!」

「お買い上げありがとうございました!」

古鷹「もう買ったんですか!? うぅ…もう…///」


青葉「うへへ、古鷹さんの浴衣…!」パシャパシャ!

衣笠「そんなに撮ると流石にバレるって…」

青葉「大丈夫大丈夫! それにこんなシャッターチャンス逃せないって!」

「お客様、何をなさっているのでしょうか?」

青葉「えっ!? あ、いえ何でもないですよ! あはは…」

衣笠「もー…」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:00:55.91 ID:LnYFy0Ah0
続き書いていきます。
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:01:21.89 ID:LnYFy0Ah0
提督「なんかいっぱい店が並んでるなー!」

古鷹「皆楽しそうで、素敵ですね♪」

提督「…まだ花火は始まってないようだし、ちょっと見回るか!」

古鷹「良いですよ♪」

古鷹「…あ、あそこに金魚すくいがあります!」グイグイ

提督「お、なんだなんだ!? あれやりたいのか!?」

古鷹「はい♪」コクリ
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:01:52.90 ID:LnYFy0Ah0
古鷹「…」ジーッ

古鷹「えいっ!」バシャ

古鷹「あぅ…穴が空いちゃいました…」

提督「おぉ、黒いの取れた! 可愛いな!」

「彼氏さん金魚すくい上手だねぇ!」

古鷹「あっ、えっと…彼氏じゃ…///」

提督「古鷹! なんかでかいのも取れたぞ!」

提督「取れたやつ古鷹にあげるからな!」

古鷹「あ、ありがとうございます…///」


衣笠「ほらっ、もう一発!」パンッ!

お菓子「」ペチン!

「お、ナイスヒット!」

衣笠「やった! もう二個も貰えたよ! 射的なら衣笠さんにお任せ!」

青葉「ぐぬぬ…全く当たらない…こうなったら弾着観測射撃で…」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:03:57.10 ID:LnYFy0Ah0


提督「焼きそばも良いなー!」

古鷹(あ、この綿あめとっても美味しい…♪)

提督「おぉ、大きい綿あめだな!」

古鷹「うん! はい、あーん♪」スッ

提督「ん?」

古鷹「? …あっ!///」

古鷹(つい加古との癖で思わずやっちゃった…///)

提督「あ、一口くれるのか! じゃあいただくよ!」

古鷹「えぇ!? あ、うぅ…///」

提督「…あむ」パクッ

古鷹「…///」

提督「うん、甘くて美味しいな!」

古鷹「はい…///」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:21:32.47 ID:LnYFy0Ah0
ザワザワ ガヤガヤ

古鷹「あれ、どうしたのかな…?」

提督「? みんなもう空を見上げてるな!」

古鷹「…あ! 提督! もうすぐ始まるみたいですよ!?」

提督「もう始めるのかな!? ちょっと見やすい所に移動しよっか!」ギュッ

古鷹「!…はい、分かりました♪」ギュッ

古鷹(あぁ…今日みたいな日がずっと続けば良いな…)
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:23:24.90 ID:LnYFy0Ah0
提督「ここらへんでいいか! 人も少ないしよく見れそうだ!」

古鷹「ドキドキしますね…!」

「始まるぞー!」

「楽しみー!」

バンッ

ヒュゥゥゥ

提督「お、きたきた!」


ドーン!


提督・古鷹「「わぁぁ…!」」

ドーン! パラパラ...

ドーン! ドーン!

古鷹「凄く綺麗ですね…!」

古鷹「花火が打ち上がる音も迫力があって…」


古鷹「…あっ…」

提督「…」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:31:54.29 ID:LnYFy0Ah0
バーン! ドーン!

ターマヤー! カーギヤー!


提督「…」

古鷹「…」

古鷹(私の、馬鹿…)

古鷹(…提督には、花火のこの音は…)


提督「綺麗だなー!!」

古鷹「!」

提督「とても綺麗だ! 色とりどりで、凄くでかくて圧倒されそうだ!」

古鷹「…提督…」

提督「こんなものを古鷹と見れるなんて俺は幸せものだな! あははは!」ニコニコ

古鷹「…はい、古鷹も…幸せです…」



青葉「綺麗だね…衣笠」

衣笠「うん…じゃあ、もう帰ろっか」

青葉「え?」

衣笠「これから多分、古鷹は提督に告白する気だよ。そこまでお邪魔しちゃ悪いでしょ?」

青葉「…」

青葉「そうだね! 今回ばかりは見逃してあげよっか! あとは鎮守府に帰った時に!」

衣笠「もしかしたら今日は帰ってこないかもね♪」

青葉「もー、衣笠ったらー!」

衣笠「あはは!」

青葉(古鷹さん…あとは頑張ってくださいね…)
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:32:49.24 ID:LnYFy0Ah0


提督「いやー、花火大会楽しかった!」

提督「にしてもこの道から見える海の夜景、月が反射してて綺麗だな!」

提督「花火もとても綺麗だったけど!」

古鷹「…はい、そうですね♪」

提督「…」

古鷹「…」

古鷹(…人が誰もいない…今、言わなきゃ…)

古鷹「…すぅ…はぁ…」ドキドキ

古鷹「あの、ていと…」

提督「古鷹!」

古鷹「は、はい!」ビクッ

提督「…」クルリ

提督「…」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 21:34:20.13 ID:LnYFy0Ah0
提督「…俺は、お前達の提督になれて本当に良かった!」

古鷹「え…な、何ですかいきなり…」

提督「最初の頃は大変だったよな! まだ戦力も十分に揃ってなくて! 資源が枯渇したり、補給を忘れてしまう事もあった!」

提督「早い段階で古鷹が来てくれて嬉しかったよ!」

古鷹「…///」テレッ

提督「でも、そんな俺もみんなもさ! 今では立派になったもんだ! 鎮守府にも活気が溢れて、海もどんどん平和になっている!」

提督「それは他でもない、古鷹! お前達のおかげだ!」

古鷹「提督…」

古鷹『そんな事ないです。それは提督が居たから成せた事なんですよ』カチッ

提督「…はは! 古鷹ならそういうと思ったよ! でも俺のおかげなんかじゃない! お前達が強く、そして気持ち的にも成長したからなんだ!」

提督「心の底から感謝している!」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 22:07:07.79 ID:LnYFy0Ah0
古鷹「も、もう…そんな事言って…///」

古鷹『私達だって提督には感謝しています』カチッ

古鷹『ありがとうございます』カチッ

提督「…どういたしまして!」

提督「それで、古鷹!」

古鷹「は、はい」

提督「俺の感謝の気持ちは伝わったか!?」

古鷹「…はい! とても伝わりました!」コクリ

提督「…そうか!」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 22:08:34.80 ID:LnYFy0Ah0
提督「…古鷹!」

提督「…」ジーッ

古鷹「…な、なんでしょう…?///」

古鷹(真剣な眼差し…えっ、これってまさか…!///)

提督「…それじゃあ!」

古鷹(待って! まだ心の準備が全然…!///)





提督「俺が居なくても、もう安心だな!」


古鷹「…えっ…?」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 22:28:36.81 ID:LnYFy0Ah0
古鷹「…あ、あの…提督…?」

提督「俺は! 提督をやめることになった!」

古鷹「…!?」

提督「俺の能力! というかこんな障害を抱えたままではこの先やっていけないらしい! だから俺は一ヶ月後に鎮守府を出ていく!」

古鷹「…て、提督! な、何を言ってるんですか!?」

古鷹(そんな…)

提督「半月が経った時に、俺の後継ぎの人がやってくるらしい! それから一ヶ月後、俺が出ていった後はその人が新しい提督になるんだ!」

古鷹「提督! いい加減にしないと怒りますよ!? 何でそんな嘘を言って…」

古鷹(言わないでください…!)

提督「さっき言ったようにお前達は成長した! お前達なら提督が変わってもしっかりやっていけるさ!」

古鷹「…」

古鷹(それじゃあ、まるで…)


古鷹「本当、みたいじゃないですか…!」ジワ...
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 22:29:37.21 ID:LnYFy0Ah0
提督「ふ、古鷹!?」

古鷹「嫌です! 提督、いつまでも一緒に居たいです! 提督と離れるなんて…絶対に嫌です!」


古鷹「…好きです! 提督…貴方の事が好きです!」

古鷹「いつも優しくて…誰にも隔てなく接し、弱音も見せず、私達に笑顔を振りまいてくれる…そんな提督が大好きです!」

古鷹「だから…提督をやめないでください…私の…私達の、ずっと傍に居てくださいよぉ…」ポロポロ

提督「…」

提督「古鷹! まさか、お前が泣いてまで止めてくれるなんてな!」

古鷹「! 違います! …いえ、止めてるのは違くないんですけど…今伝えたいのは…その事じゃなくて…」

古鷹(…そ、そうだ! 焦って口で言っちゃったけど…提督に伝えたい事は信号で送らなきゃ…!)

古鷹(大丈夫…この為にいっぱい練習して…)スッ

提督「…古鷹!」ギュッ

古鷹「っ!?」ポロッ

懐中電灯『』ガシャン!

提督「…今まで、ありがとう!」ギュゥ...

古鷹「…」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 22:30:14.42 ID:LnYFy0Ah0
古鷹(…提督が、初めて私を抱きしめて…)

古鷹(でも、こんな状況で抱きしめられても…全然嬉しくないよ…)

古鷹「い、いやっ…離しっ…提督…」


提督「…俺には聞こえないんだ!」


古鷹「うっ…!?」ズキッ

提督「お前が必死に何かを話しても、俺には何も聞こえない! いくら懐中電灯で信号を送ってくれようが!」

提督「俺の声が古鷹に届いても、古鷹の声は俺に届かないんだよ!」

古鷹「…!」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 23:07:07.05 ID:LnYFy0Ah0
提督「…実はさ!」

提督「俺は別に、元々耳が不自由だったわけじゃないんだ!」

古鷹「えっ…?」

提督「だがある日を境に俺の世界は無音になった!」

提督「その原因は今ですら分からない! 医者も様子を見ただけで一向に俺の無音の世界は変わらなかった!」

提督「…俺、曙や霞とか! 色んな子から五月蝿いってよく思われてるだろ!?」

提督「耳が聞こえなくなった最初の頃は、声を出す時の感覚がまだ分かっていたから、声量は普通だったんだと思う!」

提督「だけど毎日を過ごすうちに、段々とその普通の声量っていうのが分からなくなってきてさ!」

提督「俺の中では普通に話してるつもりでも、時々! 相手には俺の声が聞こえてないんじゃないかって不安になるんだ!」

提督「曙達の鬱陶しそうな顔を見れば声が届いているのは分かるが、それでも俺には普通の話す声量なんて分からない!」

提督「俺は、自分の声さえ聞けないんだから!」

古鷹「提督…」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 23:08:04.21 ID:LnYFy0Ah0
提督「こんな事を古鷹に言っても何も変わらないのは分かっている!」

提督「…でも、ただ古鷹には俺の事を知ってほしかった!」


古鷹(賑やかな世界から、一転…無音の世界)

古鷹(それって、一体どれほど辛い事なんだろう…そして…)

古鷹(私の、声は…提督に届いていない…)

古鷹(そんなの分かっていた…でも、それでも…)

古鷹「うわあぁぁぁん!!!」ポロポロ

古鷹(…その事を提督の口からはっきり言われて、私は感情を抑えきれなかった)

古鷹「でいどぐざぁぁぁん!!」

古鷹(この声だって、届いていない…)

古鷹「うわあああん!!!!」

古鷹(この私の泣き叫ぶ声だって、提督には届いていない…)

古鷹(…だって)

提督「…」ギュッ



古鷹(提督は、耳が聞こえないから)
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 23:29:34.60 ID:LnYFy0Ah0
明日できれば続けます。
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/21(金) 00:23:41.51 ID:JNMOIaRoo
乙です。待ってる。
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/21(金) 01:22:10.40 ID:YJg288LA0
おつおつ
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/21(金) 18:48:21.54 ID:HF0Jx6Cxo
耳聞こえないと正しく言葉発声できなくなるんよね
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