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【ゆるゆり】京子「私たちは、強い!」
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62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/23(水) 16:03:25.01 ID:ZEAT4vF8O
いい
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/27(日) 04:37:30.80 ID:lkbiagorO
あかりの命の灯火が風前
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 15:20:15.00 ID:up44Jwayo
京子「ほらあかり、無駄だから戻って戻って」
あかり「ど、どうしたらいいの!?」ポン
京子「では、あかりに勝つ方法を伝授しよう」
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 15:23:28.46 ID:up44Jwayo
京子「・・・あかり。思い出すんだ」
京子「今まで、ごらく部で過ごしてきた日々を・・・」
あかり「え?ごらく部で・・・?」
―――
――
―
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 15:24:52.80 ID:up44Jwayo
〜回想〜
結衣「ふー、いつもながらお茶が美味しいな」
京子「いやー、やっぱ緑茶には煎餅だよねー」パリポリ
ちなつ「つい食べすぎちゃいますよね。太っちゃいそうですけれど」
あかり「本当だよねー」パリポリ
ダラダラ…
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 15:27:11.27 ID:up44Jwayo
あかり「さーて、あかりマンガ読んじゃおっと」
結衣「あー、私も雑誌でも読むか」
京子「じゃ私は読もーっと」
ちなつ「あ、あかりちゃん次見せてね」
ゴロゴロ…
―――
――
―
あかり「・・・何だか、ダラダラしたりゴロゴロしてる場面しか浮かんで来ないけど」
あかり「これが、どうかしたの?」
京子「・・・実は」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 15:35:44.99 ID:up44Jwayo
京子「それは全部、そうは見えないけど技の修行の一部だったんだ!」
京子「あかりは、知らない間に技の修行を積んでいたのさ!」
あかり「えっ、ええーっ!?」
結衣「いや、よくあるけどさそういうの。絶対今思いついただろ」
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 22:11:36.07 ID:up44Jwayo
京子「だから、いつも部活でやってる事を思い出して戦えば・・・」
京子「絶対に勝てるはず!・・・たぶん」
ちなつ「言ってる事が適当過ぎますよ」
あかり「い、一体どうしたらいいの?」
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 22:12:32.24 ID:up44Jwayo
王羅「何をゴチャゴチャやっている?」
王羅「そっちが来ないなら、そろそろこっちから行かせて貰うぞ・・・!」
シュオオオオ…!
『おーーーっと、王羅選手・・・』
『目に見える形にまで、「気」がふくれ上がったーーー!』
ワァー
ワァー
あかり「ひっ、ひえーーーーっ!?ちょ、ちょっと京子ちゃん!?」
京子「大丈夫だ、あかり!部活で学んだ事を思い出せ!」
あかり「お茶飲んだりマンガ読んだりしかしてないよーっ!?」
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 22:23:24.81 ID:up44Jwayo
王羅「食らえ・・・爆裂気功砲ーっ!」
王羅「破ーーーーーーー!」
ドォーーーーーーーーーーーーッ!
『うおおーーーっ、ものすごい勢いの「気」だ!あかり選手、絶対絶命かー!?』
ワァー
ワァー
あかり「いやーーーーーーーっ!?」
京子「あかり、今だ、部活でいつもやるあれを!」
あかり「え、えっと・・・」
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 22:29:13.42 ID:up44Jwayo
あかり「こう・・・?」
バチィィーーーーッ!
『あーーーっと、あかり選手』
『何と、お茶を飲む動作で猛烈な勢いの「気」を弾いたーーーっ!』
ワァー
ワァー
王羅「な、なにぃーっ!?」
京子「へっへーん。ほら見ろ。言った通りだろ?」
ちなつ「何で、あんなので攻撃をよけれちゃうんですか・・・」
結衣「これだからギャグは・・・」
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 22:51:45.98 ID:up44Jwayo
王羅「く、くそーーーーーっ!」
ズドドドドド…!
『おーーーっと、王羅選手、連続気弾攻撃だーーーーっ!』
『それを、あかり選手・・・』
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 22:54:44.86 ID:up44Jwayo
あかり「フンフン・・・」
バチバチバチィーーーッ!
『何と、床に寝そべってマンガを読む動作で全てかわしているーーーっ!?』
王羅「ちぃーーーっ!」
京子「どうだ、見たか!これぞ、ごらく部での日々の修行の成果だ!」
結衣「一体、何がどうなってるんだ・・・」
ちなつ「私たちも、いつの間にかできるようになってるって事でしょうかあれ・・・」
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 23:26:36.92 ID:up44Jwayo
王羅「なかなかやるな・・・。だが」
王羅「かわすだけでは、試合には勝てない」
王羅「判定まで行けば、当たらなくても攻撃を多く出した方がポイントで勝つ・・・」
ワァー
ワァー
『あーーっと、確かに王羅選手の言う通り!』
『このまま判定にもつれ込んだら、あかり選手は圧倒的に不利だーーー!』
あかり「えっ、ええっ?」
結衣「あっ、そういうルールがあったのか!相手はそれを利用する気だな?」
ちなつ「い、一体どうしたらいいんですか?」
京子「そんなの、簡単じゃん」
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 23:33:57.32 ID:up44Jwayo
京子「あかりの方から攻撃したらいいんだよ」
あかり「ええっ!?」
ちなつ「あ、あかりちゃんの方からですか?」
結衣「おい京子、いくら相手がマッチョじゃなくても一応成人男性だぞ?
それなりに鍛えてるっぽいし」
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 23:41:05.11 ID:up44Jwayo
結衣「普通の殴り合いになったら負けるだろ」
京子「じゃあ、普通に殴りあわないであかりも必殺技を出したらいいじゃん」
ちなつ「え?必殺技?」
あかり「ど、どうやって?」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/27(日) 23:54:47.77 ID:up44Jwayo
京子「お団子バズーカーって。ドカーンってさ」
あかり「無理に決まってるでしょーっ!?」
結衣「・・・いやあかり。出るんだよ多分。もうわかってきた」
ちなつ「ええ、さっきから非現実的な出来事ばかり起こってるんで、これはきっと・・・」
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 00:24:47.76 ID:mBK49rcp0
王羅「お前がいくら私の攻撃を防ぐ技を身に着けていようとも、無駄・・・」
王羅「はぁーーっ、いくぞっ、連続炸裂気功弾・・・!」コォォ〜
『あ、ああっと!王羅選手の『気』が今までにないほどが高まるーーー!』
『これは、ものすごい技が飛び出しそうだーー!』
あかり「ひぃーーーーーっ!?」
京子「ほらさ、いかにもおだんごバズーカ撃てってフリだろあれ?」
京子「あかり、望み通りどーんとやっちまえ!」
結衣「お前はどうしてそうのん気にしてられるんだ」
ちなつ「ほんっとーに、京子センパイは人事だと思って」
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 00:26:58.63 ID:mBK49rcp0
だいぶ前に書いたのが残ってたのでサルベージしました
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:35:29.39 ID:mBK49rcp0
京子「ほらあかりー、さっさとおだんごバズーカ出さないと下手したらやられちゃうぞー」
あかり「お、お・・・」
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:36:28.09 ID:mBK49rcp0
あかり「おだんごバズーカーーーっ!」
王羅「だりゃりゃりゃりゃーーーっ!」ドドドド!
バチィーーーーーーーンッ!
『おおーーーーっ!王羅選手の『気』と、あかり選手のおだんごが』
『リング中央で、激しくぶつかるーーーー!さぁ勝つのはどっちだー?』
結衣「しかし、あの解説の人もよくこの状況に動じないな・・・」
京子「さあねー。よくある事なんじゃないのー?」
ちなつ「よくあるんですか・・・」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:38:26.28 ID:mBK49rcp0
あかり「お、おだんごさん、頑張って!」
王羅「ム、ムウーーーッ!」ズドドド!
『王羅選手、やや押されているかー?』
ドゴオーーーーーーーーン!
『おあーーーっと!大きな爆発起こった!』
『さぁ、立っているのはー・・・?』
京子「お?」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:39:50.80 ID:mBK49rcp0
あかり「あ、あの、大丈夫ですか・・・」
王羅「グウ・・・」
『な、何と!勝ったのは赤座あかり選手だーーー!』
『あかり選手、強豪の王羅選手に見事勝利ーーーー!』
京子「ほらな?」
結衣「ほらな、じゃないから」
ちなつ「もう、あと全部おだんごバズーカで優勝できるんじゃないですかね?」
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:41:34.97 ID:mBK49rcp0
京子「いいや、そうはいかない。1回使った技は次はまるで通用しなくなるのがセオリーだ」
結衣「何のだよ」
京子「それに、次の対戦・・・ほうほう、ふふーん。なるほど、こう来たかー」
ちなつ「次はどんな相手なんですか?」
あかり「ちょっと!京子ちゃん!あかりもう帰る・・・って、聞いてる!?」
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:42:48.42 ID:mBK49rcp0
『さぁ、富山最強を決める富山アルティメットグランプリも、ついに準決勝!』
『ここまで勝ち上がって来たのは、赤座あかり選手とー・・・』
あかり「うわぁーん、もうやだよー」
京子「今回は、あかりもちょっと苦戦するかなー?いや、どうかなー?」
ちなつ「もう、どんな相手が来るかまるきり予測がつきませんね」
結衣「しかし、あかりの場違い感が半端ない・・・」
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:43:58.81 ID:mBK49rcp0
『おっと、これは珍しい格闘術を使う選手が勝ちあがって着ましたよー?』
『対するは、バトルオセロ部副主将、場取 小瀬郎(ばとる おせろう)選手だーーーー!』
小瀬郎「・・・」
あかり「ば、バトルオセロ・・・?」
結衣「とうとう、よくわからん色モノのキャラが出てきたぞ・・・」
ちなつ「オセロ?あかりちゃん、意外とオセロ得意なんですよね?それなら」
京子「いいや!ただのオセロじゃない、バトルオセロだ。これはあかり、苦戦するかも」
ちなつ「ちなみに、バトルオセロって何なんです?」
京子「まぁ、これからやるパフォーマンスを見ればわかるさ」
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:45:33.10 ID:mBK49rcp0
『さぁ、小瀬郎選手のパフォーマンスです』
『オセロ板を挟んで、小瀬郎選手の前に電柱が運ばれて来ます!』
小瀬郎「・・・」
あかり「え?え?」
京子「さーさー、見ものだ。バトルオセロ、その正体が明らかに!」
結衣「また電柱か」
ちなつ「何をする気ですかね?まさか、へし折ったりとか?」
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:46:49.21 ID:mBK49rcp0
小瀬郎「・・・」パタ
ズドォーーーーン!
『おおーーっと、オセロをひっくり返す衝撃波で、電柱が真っ二つに折れたーー!』
『凄まじい破壊力!極めると、オセロはここまでの破壊力を発揮するーーー!』
ワァー
ワァー
あかり「ひぇぇぇーーーーっ!?」
京子「あれが、バトルオセロ・・・。初めて見たが凄まじい格闘術だ」
結衣「結局電柱へし折るだけって、今まで全部のと同じじゃないか」
ちなつ「あかりちゃん、そんな相手と2回も戦ってますよ?」
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:48:07.46 ID:mBK49rcp0
京子「いや!油断しちゃいけない。勝負は、ついにギャグ領域に入り込んだんだ」
結衣「ギャグ領域?」
ちなつ「何ですかそれ?」
あかり「ちょ、ちょっと!あれをどうしたらいいの?」
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:49:04.41 ID:mBK49rcp0
京子「今までの相手は、何だかんだでシリアス領域のキャラだった」
京子「ギャグマンガのキャラ相手なら、基本手も足も出ない・・・。そんな戦いだったんだ」
結衣「そ、そうなんだ」
京子「しかし、ついに私達と対等の力を持つを言える、ギャグ領域からの刺客が現れたというわけさ」
ちなつ「へ、へぇー・・・?」
あかり「京子ちゃん!わけがわからな過ぎだよ!」
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:50:13.08 ID:mBK49rcp0
京子「しかし、あかり!同じギャグ領域と言えど、あかりには絶対有利なポイントが1つある!」
あかり「え?ぜ、絶対有利なポイント・・・?何それ京子ちゃん」
京子「それは・・・」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:51:16.18 ID:mBK49rcp0
あかり「え、えーっと・・・こう?」パタパタパタ
小瀬郎「・・・」
小瀬郎「参りました」ペコ
あかり「あ、いえ・・・」
『あーーーーっと、バトルオセロ部副主将、小瀬郎選手』
『普通に、オセロで負けたーーーーーー!』
ワァー
ワァー
京子「なー?私の言った通りだろー?」
結衣「主人公補正があるから、あかりが絶対勝つって何だよ・・・」
ちなつ「けど、何だかんだで次は決勝ですよ?」
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:53:16.44 ID:mBK49rcp0
京子「これでわかったろ!ギャグキャラに、さらに主人公補正がかかれれば、勝てない相手はない!」
京子「私たちは、強い!」
結衣「そもそも、私たちってこういう事するキャラなんだろうか・・・」
ちなつ「けれど、決勝まで来ちゃいましたね・・・」
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:54:15.00 ID:mBK49rcp0
(控え室)
あかり「京子ちゃん!もういいでしょ!」
京子「んー?もう決勝だぞーあかり」
あかり「だって、決勝だよね?すごく強い人が来たら・・・」
京子「だーいじょうぶだって。シリアス領域なら私たちに勝てないし」
京子「ギャグ領域相手でも、あかりには主人公補正があるだろ?」
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:55:51.17 ID:mBK49rcp0
京子「どーんな相手でも、勝てるヤツなんて居ないさ。楽勝楽勝ー」
京子「対戦相手表なんて、見なくたって余裕だもんねー」ヒラヒラ
結衣「おい、ちょっとはどんな相手か見て作戦ぐらい・・・」
ちなつ「すごいのが来たらどうするんですか?」
あかり「京子ちゃん、ちゃんとやろうよー」
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 21:57:09.96 ID:mBK49rcp0
『さぁ、富山最強を決める富山アルティメットグランプリ!』
『決勝進出者は、ここまで大健闘の赤座あかり選手とー・・・』
あかり「もう、これで最後なんだよね?」
ワァー
ワァー
京子「さーて、優勝賞金100万円まであと1勝だ!」
結衣「まぁ、その、何だ、もう気分的に余裕はあるな」
ちなつ「ええ、確かに今までシリアスでもギャグでも負けませんでしたしね」
京子「その上、主人公補正持ちのあかりに勝てる相手なんて居ないだろ!」
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/06(月) 22:04:37.62 ID:mBK49rcp0
『・・・さぁさぁ、決勝に当然のごとく勝ち上がってきた、優勝候補筆頭!』
『富山を代表するキャラと言える、対戦相手はー・・・何とこの方』
『ドラ○○んだーーーーー!』
ド○○もん「はぁ、やれやれ。仕方ないなぁ」
あかり「ん・・・ぶ、ぶっひぇぇぇぇーーーーーっ!?ど、ド○ちゃんーー!?」
ワァー
ワァー
京子「お、おいいいいぃーーーー!?」
結衣「な、な、何だよド○え○んって!?」
ちなつ「ちょ、ちょっと!?どうなってるんですか!?」
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/12(日) 14:41:39.98 ID:v85Ildl20
京子「く、くぞぉーっ!これは、当然予測される事だった・・・」
京子「富山が地元で、私たちと同じでどちらかと言うとギャグキャラ」
京子「なおかつ、主人公補正すら備えてると言える・・・」
京子「富山最強を決める格闘大会で、決勝でドラ○○んが出てくるのはある意味当然だったんだ」
結衣「い、一体どうしたらいいんだ?」
ちなつ「恐れ多くて、一部伏せ字になっちゃってますよ!?」
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/12(日) 14:43:23.34 ID:v85Ildl20
京子「いやー、これは厳しい!今まで私たちが有利だった点が全く通用しない!」
京子「その上、作品の格というか、知名度とかは圧倒的に向こうが上だ・・・」
京子「何だよ・・・。いいよなード○○もん公園とか電車とかあってさ」
京子「それに富山の市や県のコラボ企画とか、まず真っ先に向こうになるし・・・」
結衣「そんな事いいから。何とかする方法はないのか?」
ちなつ「そ、そうだ、○ラちゃんってそんなに凶悪な攻撃力がないはずですから、そこを何とか上手く・・・」
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/12(日) 14:44:59.69 ID:v85Ildl20
『さぁ、ド○えもん選手のパフォーマンスです。リングの中央に電柱が運び込まれます!』
『さーて、どんなパフォーマンスが披露されるのでしょうかー?』
ド○○もん「まったく、僕がなんでこんな・・・。はぁ、しょうがないなあ。それじゃあえーと」
あかり「えっ?えっ?」
京子「な、何だ?電柱をどうするんだ?」
結衣「ま、まさか電柱を素手でへし折るの?ドラ○○んが?」
ちなつ「そんなまさか、そんな光景マンガでもアニメでも一度だって・・・」
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/12(日) 14:46:51.12 ID:v85Ildl20
ド○○もん「『空気砲』」ドゴォーーーーーン!
『あ、ああーーーっと!ドラ○○んの放った『空気砲』が』
『電柱を真ん中から真っ二つにへし折ったーー!実際この目で見ると、凄い威力だーーー!』
ワァー
ワァー
あかり「ひぃえーーーーーーーーー!」
京子「い、いかんぞ!向こうは思った以上に凶悪な攻撃力を有している!」
京子「あかりも、おだんごバズーカで対抗して・・・」
京子「って、ダメだ、一回でも披露した技は相手に通用しないセオリーが・・・くそっ!」
結衣「そのセオリーとやらは、何とかならないもんなのか・・・?」
ちなつ「ギャグも主人公補正も、向こうが上なんですよね!?勝ち目なんてあるんですか?」
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/12(日) 19:31:28.12 ID:v85Ildl20
の○太「いいぞいいぞード○○えもん!」
の○太「そんな相手なんか、さっさとやっつけちゃってよ!」
ド○○えもん「のび○くん。僕は、こんな大会に出るのなんて本意じゃないんだからね」
あかり「き、棄権しよ!?ね!?ド○ちゃんに勝てるわけないから、色んな面で!?」
京子「ぐ、ぐーむ・・・。確かに、ギャグも攻撃力も、主人公補正も圧倒的に向こうが上・・・」
結衣「まぁ、あかりに勝てる要素が全くないし。これは棄権でも仕方ないだろ」
結衣「ま、同じリングに立っただけで光栄だな」
ちなつ「そうですね。あ、せっかくですから後でサイン貰いましょうよ」
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/12(日) 19:33:16.21 ID:v85Ildl20
ド○○えもん「だいたい、どうしたのさのび○くん。いきなりこんな大会に出ろだなんて」
の○太「だってー、優勝したら賞金100万円だよー?それが手に入ったら」
の○太「し○かちゃんと、パーッとハワイ旅行に行くんだー」
ドラ○○ん「はぁ、そんな理由で・・・。ほんっとーにキミというやつは・・・」
あかり「そうだよね、良かった、○ラちゃんと戦わなくていいんだよね?」
京子「まぁ、戦ったらある意味一生自慢にはなるだろうけどな」
結衣「なかなか居ないだろうな、ドラ○○んと戦った事のある人は・・・」
ちなつ「自慢になりますかね・・・?」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/12(日) 19:53:48.97 ID:v85Ildl20
ド○○えもん「あの、すいません」
あかり「ん?」
ド○○えもん「ぼく、棄権します」
の○太「ええ!?」
あかり「え!?」
『おーーーっとぉ!ここで、意外な事態が発生だ!』
『優勝候補のドラ○○ん、まさかの棄権を宣言だーーー!』
ワァー
ワァー
京子「へ・・・?な、何で?」
結衣「え?き、棄権?向こうが?」
ちなつ「え?て、て事は・・・。あかりちゃんが優勝?」
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/12(日) 20:22:59.71 ID:v85Ildl20
の○太「えー、棄権?何で?何でなのさドラ○○ーん」
ド○○えもん「いいかい○び太くん。賞金目当てでひとを格闘技の大会に出そうだなんて」
ドラ○○ん「その根性が気に食わない。さ、ほら帰るよ」
のび○「えー、そんなー。もったいないのー」
あかり「ド○ちゃん、大人・・・」
京子「ああ、場をスッと治めて・・・。意外と、大人なとこあるよね○ラえ○んは」
結衣「そうだね。ああいう性格の深さも人気の秘訣なのかも知れない」
ちなつ「京子センパイは、少しは見習ったらどうです」
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/12(日) 21:40:25.07 ID:v85Ildl20
『えーー、それでは。色んな波乱万丈がありましたが・・・』
『富山最強を決める、富山アルティメットグランプリ。優勝者はー・・・』
『赤座、あかり選手ーーー、おめでとーー』
あかり「あ、み、皆さんありがとうございます、あかり、全然実感が沸きませんけど・・・」
ワァー イエー
パチパチパチパチ
ヒューヒュー
京子「ほらなー、これでわかったろ?」
京子「私たちは、強い!」
結衣「いやまぁ、ド○○えもんの棄権で決まったようなもんだけど」
ちなつ「でもまさか、優勝するとは思いませんでしたね」
―――
――
―
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/12(日) 21:45:05.52 ID:v85Ildl20
(翌日、ごらく部)
京子「さて!優勝商品100万円をゲットした所で!」
結衣「あれは、たまたままぐれ勝ちみたいなもんだからな?」
ちなつ「そうですよ。単にラッキーだっただけですからね?」
あかり「あかり、あんな怖い思いするのは2度とご免だよぉ」
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/12(日) 21:47:05.33 ID:v85Ildl20
京子「これを旅費に、次は富山と言わず世界格闘大会編がスタートする・・・」
結衣「また、そんな事言い出して・・・」
ちなつ「次は京子センパイが出てください」
あかり「あかり、もう出ないからね」
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/12(日) 21:48:24.03 ID:v85Ildl20
京子「だって、こういうのってお約束だろー?なーに、大丈夫」
京子「私たちは、強い!」
結衣「それはもういいから。さーて、どこに行こっか?」
ちなつ「北海道なんてどうです?」
あかり「あー、いいかもねー」
終わり
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/12(日) 21:49:29.71 ID:v85Ildl20
以上でした
読んでくれた方、ありがとうございました
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