【ミリマス】亜美「最近兄ちゃんが構ってくれないYO!」

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1 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:38:38.98 ID:gUwoJ3Pj0
双海亜美(以下、亜美) 「兄ちゃ→ん、ゲ→ムしよ→ZE!」バタバタ

ミリP(以下、P) 「俺は今から仕事だっての……真美とやってくればいいじゃないか」

亜美 「真美はオシゴトっしょ→!なんで真美と違う予定にしちゃったのさ→?」

P 「いやぁ、先方からの要求としか……」

亜美 「ムカッ、それはアイドルとして聞き捨てなりませんな→?」

P 「仕方ないだろ、こればっかりは俺にも予定が弄れないんだから」

亜美 「じゃあ、兄ちゃん遊んでよ→!タイクツだってば→!」

P 「生憎、今日は仕事が山積みだ。これの処理、音無さんだけに任せられないんだよ」チラッ


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2 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:40:04.58 ID:gUwoJ3Pj0

音無小鳥(以下、小鳥) 「ごめんなさい……まさか、こんなミスを見落としてたなんて」シュン

P 「間違いなんて誰にだってありますよ。とっとと取り返して祝杯挙げましょう」ニコッ

小鳥 「プロデューサーさん……はい!やってやりますよ!」グッ

亜美 「…………」

P 「ってわけだからさ、今日はおとなしく自主レッスンしておいてくれ。あ、学校の宿題やってるのとかでも構わないぞ」

亜美 「……分かったYO」トボトボ

P 「……アイツ、なんか意気消沈しすぎじゃないですか?ちょっと構ってやるべきだったかな……」

小鳥 「ぷ、プロデューサーさん!こちらの書類も誤記載だって先方からご連絡が!」

P 「クソッ、まだ増えるのか!分かりました、俺が代わります!」
3 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:40:53.16 ID:gUwoJ3Pj0

―――――

亜美 「兄ちゃん……最近構ってくれなくなった」ショボン

秋月律子(以下、律子) 「あら、亜美じゃないの。どうかした?」

亜美 「りっちゃん……あのさ、兄ちゃん最近忙しいよね?」

律子 「へ?まぁ、そうねえ。昔の13人プロデュースしてた頃よりは忙しくしてるんじゃないかしら」

律子 「なんたって人数が段違いだから……って亜美、なんでそんな事聞くのよ」

亜美 「な、何でもないよりっちゃん」アセリ

律子 「あーみー?まさか、また何か企んでるんじゃないでしょうね?」ギロッ

亜美 「そ、そんなんじゃないよ!それじゃ!」タッタッタ

律子 「あっ、亜美!待ちなさいって!」



亜美 「やっぱり、兄ちゃん忙しいんだよね……」

亜美 「どうしようかな……」
4 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:41:23.62 ID:gUwoJ3Pj0

――――――

P 「くそっ、流石にタスクが多すぎる……」

小鳥 「プロデューサーさん、流石にお腹が……」

P 「そういや、今日は働きづめか……すみません、次の仕事一段落つけたらご飯食べましょう」

小鳥 「はいぃ……が、頑張りますよぉ!」グッ

ガチャリ

木下ひなた(以下、ひなた) 「プロデューサー?いるかい?」

P 「ひなた?どうしたんだ?」

ひなた 「んとね……これ、あげようと思ってたんだべさ」スッ

5 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:42:20.20 ID:gUwoJ3Pj0

P 「?これは……リンゴか?」

ひなた 「うん!実家から送られてきたんだぁ」ニッコリ

小鳥 「うわぁ……凄いわね、こんな瑞々しいリンゴ初めて見たわ!」

ひなた 「褒めてもらえると、ばあちゃんも喜ぶよぉ」ニッコリ

P 「凄いな……これ、貰っても良いのか?」

ひなた 「もちろん!その為に持ってきたからねぇ」

P 「そうか……じゃ、半分くらい残しておいて、後で春香にアップルパイでも作ってもらおうか」

ひなた 「わぁ!春香さんのアップルパイかぁ、美味しそうだねぇ」

小鳥 「春香ちゃんはなんでも出来る子扱いねぇ……じゃ、私がカットしてきますね」スクッ

P 「良いんですか?」

小鳥 「勿論ですよ、余ったのは冷蔵庫にしまっておきますね」トコトコ

6 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:42:58.06 ID:gUwoJ3Pj0

小鳥 「お待たせしましたー」トコトコ

P 「意外と、普通にカットされてる……」

小鳥 「私をなんだと思ってるんですか!?私だって一人暮らしなんですから料理位出来ますよ!」

ひなた 「わぁ、綺麗なうさぎさんやねぇ……小鳥さんも、たーんと召し上がれ」

小鳥 「いいの、ひなたちゃん?」

ひなた 「もっちろん!ばあちゃんたちも、その方が喜ぶべさ」

小鳥 「ありがとう!じゃ、この世のすべてに感謝を込めて……いただきます!」

P 「まったく、いつも大仰なんだから……ひなた、ありがたく頂きます」

ひなた 「どうぞどうぞ、召し上がれ〜」

7 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:44:18.67 ID:gUwoJ3Pj0

P 「はむっ……おっ、美味い!」

小鳥 「蜜が甘いわぁ……天然もののおいしさって感じねえ」シャクシャク

ひなた 「本当かい?それなら良かったよぉ」ホッ

P 「……あれ、ひなたは食べないのか?」

ひなた 「あたしはいいよぉ、帰ればいっぱい食べれるから」

P 「いや、そういう訳にもいかないだろ……そうだなあ」

小鳥 「食べさせてあげたらどうです?北海道にはプロデューサーさんはいませんし!」

小鳥 「なーんて……」チラッ

8 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:44:58.92 ID:gUwoJ3Pj0

P 「それもそうですね。ひなた、口開けて」

ひなた 「い、いいのかい?」カァ

P 「こんな美味しいもん、皆で食べないとか罰が当たっちゃうからさ。ほら、あーん」

ひなた 「あ、あーん……」パクッ

P 「どうだ、ひなた?って、美味いのは知ってるか」ハハハ

ひなた 「……いんや、今まで食べたどのリンゴよりも美味しかったよぉ」エヘヘ

ひなた 「プロデューサー、もう一口貰ってもいいかい?」

P 「ああ、どんどん食べな」スッ

ひなた 「あむ……うん、美味しいねえ!」キラキラ

小鳥 「……また、イチャついてる……」ドヨーン

9 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:45:38.17 ID:gUwoJ3Pj0

―――――

亜美 「ひなぴー、羨ましいYO……」

亜美 「亜美はどうしよう……ひなぴーんちみたいに美味しそうな食べ物とれるわけじゃないし……」

亜美 「うあうあ→!どうしよ→!」

亜美 「……あり?そういえば、この前真美とド○キ行った時に……」

亜美 「そ→だよ!アレなら、きっと兄ちゃんも満足するに違いないYO!」

亜美 「じゃ、早速行ってみよ→!」タッタッタ
10 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:46:06.44 ID:gUwoJ3Pj0

―――――

ひなた 「ふわぁ、お腹いっぱいだねぇ」ニッコリ

P 「悪いな、美味しそうに食べてくれるからついつい……」

ひなた 「あたしはいいよぉ……それより、プロデューサーあんま食べられなかったんじゃ」

P  「はは、ひなたが美味しそうに食べるのの見てるだけで幸せになるからな……構わないよ」

ひなた 「もぉ……プロデューサーは優しいんだねえ」

小鳥 「……この女ったらしめぇ」ボソッ

ひなた 「小鳥さん……美味しくなかったかい?」シュン

小鳥 「そんな事ないわよ!とっても美味しかったわ!」

ひなた 「それは良かったよぉ!」パァアア

小鳥 (ぐぅ!この笑顔を前にして……悪い事なんて考えられないわ!)

小鳥 「私の、負けね……」フッ

P 「音無さん……?」

小鳥 「なんでもありませんよーだ」ベー
11 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:46:48.16 ID:gUwoJ3Pj0

バターン

亜美 「に→ちゃ→ん!亜美からの差し入れだよ!」

P 「亜美?差し入れって……」

亜美 「んっふっふ〜、これに決まってるっしょ!」

ひなた 「これは……なんだべさ?亜美シショーのおうちで作ってるのかい?」

小鳥 「いや……これはどうみても……」ヒキッ


亜美 「そう、まいう棒だYO!」バーン


P 「……いや、な?急にまいう棒の詰め合わせ持ってこられても困るんだが……」

小鳥 「30本詰め合わせだわ……間違いなく、ド○キで買えるアレね」
12 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:47:27.69 ID:gUwoJ3Pj0

ひなた 「へぇ〜これ、美味しいのかい?」

亜美 「モッチロンだよひなぴー!ささ、一つ食べてみなされ!」パリッ

ひなた 「ありがとぉ……はむっ」パクリ

亜美 「ど→お?」

ひなた 「わぁ……美味しいねえ。不思議な味がするよぉ」

亜美 「でしょ→?さ、兄ちゃん達もドンドン食べちゃってYO!」

P 「お、おう……」スッ

小鳥 「大丈夫ですよ、プロデューサーさん……今日は、外回りの予定ないですし」ブルブル

P 「確かに事務処理だけですけど……」パクリ

P 「うん、普通に美味いな」

小鳥 「ただ、口臭が……」

亜美 「コ→シュ→?」キョトン

小鳥 「いいえ、なんでもないのよ亜美ちゃん……」モグモグ

P 「歯磨きキッチリとすれば大丈夫……大丈夫な筈ですから」モグモグ

亜美 「…………」

13 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:47:53.36 ID:gUwoJ3Pj0

―――――

亜美 「兄ちゃん……なんかあんまり美味しそ→に食べてなかった気がする……」

亜美 「そりゃ、ひなぴーのお家でとれたリンゴの方が美味しいもんね……どうしよ→」ズーン

亜美 「……やっぱり、亜美のシンコッチョーはイタズラ、だよNE!」

亜美 「そうと決まれば……」サササッ
14 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:48:41.93 ID:gUwoJ3Pj0

―――――

P ゴクリ

小鳥 ゴクリ

P 「ふぅ……すみません、助かりました」

小鳥 「いえいえ、ブレスケアは社会人のエチケットですから」ニコリ

P 「俺今日忘れちゃったんで……流石に営業出ないとはいえ、突然の応対が出来ないのは困りますから」

小鳥 「ははは……亜美ちゃんも多分、プロデューサーさんを労ってあげたかったんだと思いますよ?」

P 「それなら成長したって褒めてやるべきでしたかね……失敗したな」

小鳥 「また事務所に来たら、いっぱい褒めてあげてください」

P 「そうします……」

P 「さ、仕事やっちゃいましょうか!」バッ

小鳥 「おーっ!」グッ

15 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2017/07/06(木) 22:49:36.09 ID:gUwoJ3Pj0

ガチャリ

野々原茜(以下、茜) 「はいはーい!カワイイカワイイあっかねちゃんの登場だよー!」バーン

P 「茜……流石に、今から構ってやれる時間はないからさ」

茜 「そんなっ!?プロちゃん、茜ちゃんとの絆はそんな程度だったというの!?」ガーン

茜 「でもでもっ、茜ちゃんは諦めないよ……茜ちゃんと触れ合う時間がなくて寂しいプロちゃんの気持ち、痛いほど伝わってくるからね!」

P 「俺の仕事が終わらないこのやるせない気持ちが伝わってればよかったのにな……」グッタリ

小鳥 コソコソ

茜 「もー、今日のプロちゃんはノリが悪いなー」ムスー

P 「仕方ないだろ、これ終わらなかったら俺帰れないんだから」

茜 「あー……それはマズいかもだね」

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