市原仁奈「みんな一緒で楽しいですよ!」ウルトラマンベリアル「オレを解放しろ!!」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 22:51:35.95 ID:CiX5vkoK0
ウルトラマンエックス「私は不愛想な宇宙人じゃない!」輿水幸子「天然ですね!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498740842/

上記スレの続編というか、系列な感じのスレです。

アイドルマスター シンデレラガールズ×ウルトラマン


・物語はシンデレラガールズ2期からとなります。

・基本的にみんなハッチャケてるぞ☆

・スレタイからわかる通り、今回はシリアスはないぞ☆

・アニメで登場してなかったアイドルもいるから、温かい目で見守ってくれよ☆

・柔らかい頭で見てくれよな☆


 前回のあらすじ

CP解散の危機に、凛とアーニャがプロジェクトクローネのメンバーに選ばれてしまう!

常務に反抗する二人だったが、新たなる挑戦・出会いの未来に惹かれ、仲間の後押しと共に参加することに!

スペースビーストの大群も退けたウルトラ戦士たちに、地球の人々は歓声の声を上げる!


けど、今回の話は前回と時空列が前後してたり、メチャクチャだったりするから、注意な☆




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1499262695
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 22:53:46.25 ID:CiX5vkoK0

 秋のフェスが始まる前   仮CPルーム

島村卯月「〜〜〜♪」

城ヶ崎美嘉「あれ、卯月。手紙? ファンから?」

ゼロ(in卯月)「よう美嘉。普通に出入りするようになってきたな」

美嘉「あはは〜★ まぁ、アタシも防衛隊シンデレラガールズの一員って感じだし?」

ゼロ「はは、なんだよそれ」

神崎蘭子「おぉ、勇ましき魔法の詠唱か。して、どのような効果が?」

卯月「実はこれ、ババルウ星人バリアンこと、セレナさんからの手紙なんです」

蘭子「なんと!」

美嘉「えっ! ウソ? メールじゃなくて? あいつ、意外とマメだね。なんて書いてあるの?」

卯月「ええっとですね」

ババルウ星人セレナ『拝啓、島村卯月様、神崎蘭子様。いかがお過ごしでしょうか?』

蘭子「い、意外と真面目な人だったんですね……」

ゼロ「真面目な奴が道を踏み外すと、怖いってことだな」


『異次元人ヤプール、スペースビースト、根源破滅招来体にエンペラ星人……(怒)

 エンペラ星人を倒してくださいまして、ありがとうございます!

 ざまーみやがれ! 地球人の女の子に負けてやんの! バーカ! バーカ!』


美嘉「えぇ……?(困惑)」

ゼロ「ま、まぁ、エンペラ星人のせいで苦しんでいたようだし……」

蘭子「積年の恨み……」


※ババルウ星人セレナ
 スレ内オリジナルの敵キャラ。ババルウ星人には珍しい、エンペラ星人を恨んでいる。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 22:54:31.80 ID:CiX5vkoK0

ババルウ星人セレナ『私情が入り、失礼いたしました。それだけ感謝していると、思ってください。

 優しい卯月様達のことなので、エンペラ星人にすら光や優しさを分けてくださったかと思います。

 また、私が訪れただろう次元の闇の巨人の襲来時には駆けつけられず、申し訳ございません。

 蘭子様が狙われていると知りながら、力及ばない自分が情けないです』

蘭子「闇の巨人……カミーラ……」

卯月「セレナさんはあの闇の巨人さん達とお知り合いだったんですね」

美嘉「味方してくれるっていっても、戦いにくいだろうし……」

ババルウ星人セレナ『ですが、蘭子様達とティガダーク様……改め、ウルトラマンティガ様の力により

 全ての闇を退けたことはわかっています。僭越ながら、私からも光が飛び出したことに驚きました』

美嘉「えぇ!? じゃあ、最後のグリッターティガの光には」

卯月「セレナさんの光も入ってたんですね! 暗黒星人だろうが何だろうが、光になれるんですね!」

蘭子「誰でも、光になれる! 闇も、光も! 古の巨人はすべて受け入れようぞ!」 フンスッ!

蘭子(ティガの先輩! やっぱり、誰だって光になれるんですね!)

ババルウ星人セレナ『私は今、とある事務所に拾われ、海外でモデルの仕事をしています。

 地球人ですらない私を美人だ何だと持て囃してくれるのは嬉しいのですが……。少々、困惑気味です』

美嘉「真面目に働いてるんじゃん! いいじゃん、いいじゃん!」

ゼロ「へぇ」

卯月「確かに、物凄い美人さんでした」

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 22:55:58.72 ID:CiX5vkoK0

ババルウ星人セレナ『ガッツ星人さんやナックル星人ナクリたち連絡を受けまして、

 最近ではとある宇宙人コミュニティに参加しています。

 こちらでは私のような出生や境遇から闇の勢力に加担しながらも抜け出し、

 真面目に生きていこうとしている宇宙人の集まりです。

 皆で罪を背負いながらも、前を向いて生きていこうと思います』

ゼロ「……そうか。あいつら以外にも、そういう奴はいるのか」 ジーン

美嘉「あっれ〜? ゼロ、感動しちゃってる〜?」

ゼロ「うっせーやい」


ババルウ星人セレナ『突然ではありますがコミュニティの紹介で、お見合いをすることになりました』

卯月「おおおお、お見合いですか!?????」

蘭子「ああああ、相手は!!!???」

ババルウ星人セレナ『別次元の地球に住む、同じババルウ星人のババリューさんという方です。

 ババルウ星人で闇の勢力から足を洗う者は珍しいので、ガッツ星人さん達が是非にと。

 写真を含め伺ったところ、子供が好きな紳士的な方のようです……///』


卯月・美嘉・蘭子『キャ〜〜〜!///』


ゼロ「女の子は好きだなぁ。そういう話」

卯月「当たり前じゃないですか!」

蘭子「けけけ、結婚! 生涯の伴侶! わが身を作る半身!!」

美嘉「そうだよ、ゼロ! ……ゼロにだって、関係あるんだし」 ボソ

ゼロ「え?」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 22:57:35.20 ID:CiX5vkoK0

ババルウ星人セレナ『家族を失った私ですが、できれば新たな家族と共に小さな幸せを掴みたいと思います』

卯月「あなたには幸せになる権利があるんです! 全力で応援しましょう!」

蘭子「うんっ!」

ババルウ星人セレナ『日本は秋が深まる頃でしょうか? 風邪などにお気を付けください。

 次は手紙ではなく、直接……改めて、お礼を言いたいと思います。弱虫の私をお許しください』

美嘉「ホントに、素の性格はメチャクチャ真面目なやつだったんだねぇ〜」

ゼロ「美嘉はへそ出しだから、気をつけなきゃな」

美嘉「ゼロが温めてくれればいいんだよ〜?」

卯月・蘭子「……」

ゼロ(なんか、二人の視線が怖い)


卯月「…………。あれ? 最後にまだ何か」

ババルウ星人セレナ『追伸、ウルトラマンゼロ様。最近、宇宙が騒がしいようです。

 噂のスペースビースト、根源的破滅招来体などとは別に、『黒い雷』の目撃が相次いでいます』

ゼロ「黒い雷?」

ババルウ星人セレナ『あの『ベリアル』の目撃情報があります。てっきり、あなたが倒したと思っていましたが』

ゼロ「なんだと?」

卯月「べ、ベリアル……!!?」

ババルウ星人セレナ『シャイニング・アースを守れるのは、あなた達ウルトラマンです。

 どうか、シンデレラガールズを守ってあげてください』

ゼロ「ふっ……任せておけ。どんな奴だろうと、俺が、必ず……!!!」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 22:58:08.96 ID:CiX5vkoK0

 ガチャ

大槻唯「ゼロちゃん、やっほ〜! あれ? ファンレター? 難しい顔しちゃってるね〜」

ゼロ「よぉ! 唯じゃないか。いいのかよ? 敵陣のCPに来ちゃって!」

唯「ふっふ〜! 真っ向勝負だ〜! 返り射ちだ〜!」

美嘉「自分から来てるのに返り射ち!?」

唯「唯、ゼロちゃんに興味津々だし。いつデートする?」

卯月「で、デート?」  蘭子「ぴっ!?」

ゼロ「あのなぁ……」

唯「え〜? じゃあ、卯月ちゃんとデートすればいい?」

卯月「え、えぇ! 私ですか?」

唯「そ! だって、どうせゼロちゃんついてくるでしょ〜? みんなで遊びに行こうよ〜!」

卯月「遊びには行きたいです! 来週くらいからは、忙しいですし」

唯「美穂ちゃんと組むんだっけ? 美穂ちゃん、がんばるね〜」

美嘉「ちょっと頑張り過ぎで、心配だけどね」

ゼロ「美穂が決めたことに、俺達が口を挟む筋合いもないだろう」

卯月「はいっ! 美穂ちゃんのご期待に沿えるよう、頑張ります!」

唯「じゃあ、今日はその前祝だ!」

美嘉「結局、遊びに行く流れなのね〜。ま〜、いいけど★」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 22:59:33.38 ID:CiX5vkoK0

 夕方 街中

美嘉「いや〜、遊んだねぇ!」

蘭子「結局、ゼロさんにカラオケで勝てなかったです……」

唯「ゼロちゃん、超歌上手いじゃん! ずるいよ〜!」

ゼロ「俺は自分の番組の歌は、自分で歌う男だからな!」

卯月「ギンガのTV放送版も……アレって、友紀さん?」

唯「ホントだ。何してるんだろ〜? お〜い!」

姫川友紀「あれ? みんな〜! 今帰り?」

蘭子「はい。友紀さんはいかような儀式を?」

友紀「ああ、アタシはね。これから、仁奈ちゃんのお家に」

美嘉「仁奈ちゃんの?」

友紀「仁奈ちゃんのお母さん、忙しくてね。たまにアタシや早苗さん達とで一緒に食事したりしてね」

ゼロ「友紀は面倒見がいいんだな」

友紀「まぁね! ゼロたちが地球の面倒見てくれるみたいにさ、アタシもできることを、さ」

美嘉(うわさでは聞いたことあるけど、仁奈ちゃんのお母さんって確か……)

ゼロ(俺が立ち入れない話になりそうだな)

友紀「おっと、早苗さん達との合流もあるから! じゃあね!」

卯月「はいっ! さよなら〜」

蘭子「一緒について行きたいけど、女子寮の食事もあるしなぁ……」

美嘉「難しい問題だね」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:02:18.72 ID:CiX5vkoK0

 サイド 二十歳過ぎのアイドル組


片桐早苗「友紀ちゃ〜ん!」

友紀「あ、早苗さ〜ん! て、アスカにムサシさん!? ガイアにアグルまで!」

アスカ・シン「え、俺だけ呼び捨て?」

春野ムサシ「まぁまぁ」

高山我夢「僕らウルトラマン名で呼ばれるの?」

アスカ「つーか、友紀ちゃんが飲みに行こうなんて誘ったんだろうが!」

友紀「あ、いっけな〜い。ダブルブッキングだ!」

アスカ「仁奈ちゃんのとこ行くなら、それでもいいけどな」

川島瑞樹「最近は何かと物騒だからね。人間相手じゃなくて、こっち関係で」

高垣楓「何ができるかわかりませんが、ご一緒しようかと思って」

三船美優「は、初めまして。346所属の三船美優と申します」

佐藤心「オッス、ウルトラマン達☆ シュガーハァトだぞ☆」

藤宮博也「ヤバいぞ。一目でヤバい奴だってわかる」

シュガハ「おっ、失礼な奴だな☆ こんなに可愛いアイドルを前に」

藤宮「俺は帰るぞ」

ムサシ「まぁまぁ!」

我夢「恐ろしい空間に来てしまった……」

アスカ「そうか? 賑やかでいいじゃねぇか!」

藤宮「適応できてるのは、お前だけだ」

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:03:14.29 ID:CiX5vkoK0

美優「うぅ、すみません……。ホントにすみません……」 ペコペコ

藤宮「……このメンツの中じゃ、あんた苦労するな」

瑞樹「いやいや! 私も常識人枠よ?」

藤宮「嘘つけ」

我夢(お酒も飲んでないのに、藤宮が毒舌全開に……。最近は丸くなってたのに)

ムサシ「それにしても、これだけ一気にお邪魔したら迷惑じゃないかな?」

早苗「仁奈ちゃんを連れて外で食事するだけだし、大丈夫よ。……どうせ、誰もいないし」

我夢「仁奈ちゃんのお母さんは忙しい人なんですね」

瑞樹「……まぁ、キャリアウーマンみたいね」

楓・美優「…………」

藤宮「なるほど。『私は仁奈の面倒もきちんと見れる!』って片意地張るタイプか」

我夢「藤宮!」

心「家庭の事情はひとそれぞれ、だぞ☆ 個人的に気に入らないのは同じだけど」

早苗「子供もいないあたしらには、分からないことでもあるのよ。だから、手を伸ばせる範囲はやるからさ」

藤宮「…………ふん」 ムス

美優(テレビの説明で、アグルさんは人類に対しては厳しいって言ってた気がする……)

瑞樹「仁奈ちゃんのお母さんも別に、仁奈ちゃんに意地悪したいわけじゃないし。むしろ、仁奈ちゃんの為に」

藤宮「娘の為にといって、放置するのか? 俺には理解できないが」

瑞樹「懸命に働いているわけよ! そりゃあ、本人だって、仕事が好きな面もあるとは思うし……」

ムサシ「藤宮の言う通り一緒にいてあげられるのが一番だとは思うけど、現実にはそうならない」

アスカ「強要しちまえば、スフィアと同じか……」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:04:09.40 ID:CiX5vkoK0

 とあるマンション 廊下

早苗「このマンションの……」


仁奈『わ〜い! もっと高い高いしてほしいですよ!』


楓「あら? 仁奈ちゃんの声?」

アスカ「誰かに遊んでもらってる声だな」

友紀「あれ? 今日は仁奈ちゃんのお母さん、仕事で遅い日のはずだけど……」

心「もしかして、仁奈ちゃんのパパ?」

美優「あ、きっとそうですよ。お父さんが一時帰国してるんですよ」

ムサシ「そういえば、昨日会った時は嬉しそうな顔をしていたね」

藤宮「なら、俺達がいる必要もなくなったか」

我夢「『サイキ』じゃないけど、挨拶くらいはしていかなきゃね」

友紀「そうだね。パパがいるなら、挨拶だけして、そのまま帰ろうか」

アスカ「ごめんくださ〜い!」

 キィィィ……

アスカ「あれ? 不用心だなぁ」 トコトコ

ムサシ「そのまま入るんだ……」

楓「アスカさんらしいです」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:05:53.07 ID:CiX5vkoK0


友紀「ごめんくださ〜い! 仁奈ちゃん、いる〜?」


メフィラス星人・魔導のスライ「さ、仁奈さん。次はこのゲームをしましょう」

テンペラー星人・極悪のヴィラニアス「我輩がいくらでも遊んでやろう」

ヒッポリト星人・地獄のジャタール「いやいや! ここは最新のテレビゲームを」

グローザ星系人・氷結のグロッケン「仁奈ちゃ〜ん! オヤツもあるぜ!」

デスレ星雲人・炎上のデスローグ「グォォォ」

暴君怪獣タイラント(縮小中)「グギャー」


アスカ・ムサシ・我夢・藤宮「「「「      」」」」


仁奈「仁奈、毎日が楽しいですよ! 今日は友紀おねーさんが遊びに来る約束です!」

魔導のスライ「それはいけませんね。我々は一時隠れると……」


心「宇宙人?」

地獄のジャタール「あっ」


ダークネスファイブ「…………」

平成4人組「…………」


 ダイナーーー!! ガイアーーー!! アグルーーー!! コスモースッ!! 


ダイナ・ガイア・アグル・コスモス「デュアッ!!!!」

ダークネスファイブ「ブーーーーーーーッッッ!!!????」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:06:45.82 ID:CiX5vkoK0

極悪のヴィラニアス「ウルトラマンが4人だと!?」

氷結のグロッケン「聞いてねぇぜ!? ゼロ以外にもこんなにいるなんてよぉ!」

地獄のジャタール「しかもこいつは、慈愛の勇者と名高いコスモスに、英雄ダイナ! 名のあるやつらだ」

魔導のスライ「そちらの2人もただ者ではない様子ですね……」

炎上のデスローグ「グゥゥゥ……!!」


ダイナ「みんな下がれ!」

コスモス(ムサシ)「ゼロを知っている? お前たちは一体……」

ガイア「どうやら、今までの敵とは違うようだ……」

アグル「ああ、そこの赤い奴以外ただ者じゃないぞ」

地獄のジャタール「えっ?」


ダイナ「テメーら、何もんだ!? 仁奈ちゃんをどうする気だ!?」

コスモス(ムサシ)「まさか、仁奈ちゃんを堕落させて道を踏み外させようと……」

心「なんてひどい作戦!!」

瑞樹「別の意味で」

極悪のヴィラニアス「そんなことするわけないだろ!?」

氷結のグロッケン「大体、仁奈ちゃんの母親が碌に相手しねぇから俺らがしてたんだろうが!!」

早苗「くっ……言い返せない……!!」

友紀「この敗北感は……ぐっ、凄まじい……!」

美優「割と心にキます」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:08:08.03 ID:CiX5vkoK0

瑞樹「ていうか、何でこんな強い宇宙人ばっかりなのよ!? お仕事で紹介したわよ!!」

アグル「そこの赤黒い奴以外、要注意か」

地獄のジャタール「えっ!?」

ガイア「思い出した。あいつ、夢の中(超8兄弟)で戦った奴と同じだ」

魔導のスライ「ほぅ、この地球人達は我らを知っているようですか。自己紹介をしておきましょうか」


魔導のスライ「メフィラス星人、魔導のスライ!」 ジャーン!

極悪のヴィラニアス「テンペラー星人、極悪のヴィラニアス!」 ジャーン!

氷結のグロッケン「グローザ星系人、氷結のグロッケン! よろしくぅ!」 ジャーン!

炎上のデスローグ「グォォォ!」 ジャーン!

氷結のグロッケン「こいつはデスレ星雲人、炎上のデスローグだ」

地獄のジャタール「そして俺が……」

暴君怪獣タイラント(縮小中)「グギャー!!!」

極悪のヴィラニアス「こいつは我輩の相棒、タイラントだ」


魔導のスライ「我ら! ベリアル陛下にお仕えするダークネスファイブ!!!」

  バババ〜ン!!!!

心「……5人と一匹だと思うぞ☆」

魔導のスライ「えっ? あ」

地獄のジャタール「泣いていい?」

美優「ムリをされないほうが……」

地獄のジャタール「俺のこと覚えててくれたの、ホントに陛下だけなんだもんなぁ……」 グス

心「ウルトラゼロファイトでもオチ要員だったしな☆ 列伝Verも含めて☆」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:09:57.68 ID:CiX5vkoK0

楓「ええっと、では、名乗っていただいても」

地獄のジャタール「ゴホン。ヒッポリト星人、地獄のジャタール!!」 デデーン! ジャタール、タイキックー

魔導のスライ「では、改めて。我ら! ベリアル陛下にお仕えするダークネスファイブ!!!」

  バババ〜ン!!!!

瑞樹「ベリアルって、ゼロが言ってた……!」

楓「善人だらけのパラダイス、光の国で唯一の悪人……」

美優(光の国ってパラダイスだったんですか)

ダイナ「野郎……! この地球に目を付けたわけか……」


ウルトラマンベリアル「ん? そこのお前は見たことがあるなぁ」


ダイナ「っ! この声、ちょいと若返ってる気はするが、ベリアル! 何処だ!?」 キョロキョロ

コスモス(ムサシ)「声だけでいないようだけど」

ガイア「宇宙か?」

アグル「……どうにもおかしいぞ」


ベリアル「ククク! いいだろう、俺様が直々に遊んでやろう」

魔導のスライ「えっ!? あ、あの、陛下?」

ベリアル「なんだ、スライ」

魔導のスライ「『出られる』のですか?」

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:10:51.58 ID:CiX5vkoK0

ベリアル「お前達のお陰で、イけそうだぜ」

魔導のスライ「おぉっ!」


アグル(ん? どういうことだ? やはり、この場にはいないのか?)

楓(これは……ついに、ゾフィーさんの召喚ベータカプセルを使う時でしょうか……?)


ベリアル「いくぜ!!! ウォォォォォォォォ!!!!」

 シーン…………

ガイア「?????????」 キョロキョロ


ベリアル「グガァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

シーン…………

友紀「何もいないね……」


楓(けど、温泉に行きたいし……)

楓「使いたくないから、ネクサスさん! 来てください!」

 ピカーッ!

楓「えっ。ホントに来ちゃった」

心「えっ! あ、あたし? 26歳でアイドルとさらに兼業はきつ……て、強制かよ☆」 バシュン


ネクサス アンファス(しゅがは)「明後日は筋肉痛確実だな☆ ネクサス、お前許さないぞ☆」

ネクサス(また選定ミスった)


氷結のグロッケン「げぇ!? さらに増えた!?」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:12:24.40 ID:CiX5vkoK0

魔導のスライ「ここは我々が!」

ダイナ「よくわかんねぇけど、させるかよ!」


瑞樹「まずいわ! 2LDKのマンションの中で、ウルトラ大戦が勃発するわ!」

美優「え、えぇ!? 仁奈ちゃんのお家が壊れちゃいますよ!」

友紀「いやいや! ミラーナイトがいないんじゃ、被害はマンションどころじゃないでしょ!?」

楓「とりあえず、仁奈ちゃんはこっちに!」


仁奈「みんな、喧嘩するでごぜーますか……?」

極悪のヴィラニアス「うぐっ……。し、しかしだな」

仁奈「もうっ! ベリアルがうっせーからですよ!!」

ベリアル「うるさいだと!? オレに向かって! 大体、お前がオレを出さないからこうなって……」

魔導のスライ「へ、陛下!」


ガイア「……は?」

アグル「出さない?」


地獄のジャタール「知られてしまったか……」

氷結のグロッケン「ここまでか……」





17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:13:53.98 ID:CiX5vkoK0


『はぁ!? 仁奈ちゃんの中から出れなくなった!!?????』


楓「どうしてそんなことになったのですか?」

スライ「我々はゼロが地球にいるという情報を得て、この地球に降り立ったのですが」

ジャタール「たまたま出会った仁奈ちゃんが勘違いして我々に近づいてきたんだ」

コスモス(ムサシ)「ビクトリーみたいな黒いウルトラマンと勘違いして、近寄っちゃったのか……」

デスローグ「フゥゥ」コクコク

ヴィラニアス「最初は我々もこの娘を利用しゼロ達の情報を得ようと陛下に憑依していただいたら……」

グロッケン「陛下が仁奈ちゃんに吸い込まれて、出れなくなっちまったんだよ!」

瑞樹「もしかして、私達って何かしらの特殊能力でも持ってるのかしら?」

友紀「そうなのかもね〜。きっと、ウルトラマンが来なきゃ役に立たない能力だろうけど」

ガイア「蘭子ちゃんのティガ、ティガダークの件を考えるとそうだろうね」


ヴィラニアス「ティガダーク? まさかとは思うが、ウルトラマンティガのことか?」

グロッケン「なんでダーク? あいつ、光の戦士だろ?」

仁奈「蘭子おねーさんのティガは、闇の巨人なんですよ!」

楓「蘭子ちゃんは光の心のまま、闇の力を完璧に操れるとても特殊な子なんです」

ジャタール「……はっ!? そ、そんな能力を持つ人間がいるなんて」

スライ「ですが、陛下が吸い込まれた理由もおぼろげながら見えてきました」

ヴィラニアス「まさか『噂に名高い』ウルトラマンティガが闇の巨人だったとは」

ダイナ(噂に、名高い? こいつら、ティガを知ってるのか?)

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:15:00.62 ID:CiX5vkoK0

ベリアル「クソ! 何故だ! 何故、支配権が奪えねぇ!?」

仁奈「もう、ベリアルはうっせーですよ! 普段は遊んでくれないアグルが遊んでくれるです!」

アグル「た、高いたか〜い」 ポーイ

瑞樹「うわ、キャラを考えるとシュールね」

楓「相手が相手ですから、変身解除はできないですし」


スライ「彼女を殺すという選択肢もあったのですが、陛下もいますからね」

友紀「あ〜、それやらなくて良かったね」

ヴィラニアス「怒りに燃えるゼロに攻撃されるとでも? 侮るな!」

グロッケン「確かに和んじまったが、命令一つで俺らは仁奈ちゃんを」

友紀「あたしが前に読んだ漫画だと、仁奈ちゃんの能力って、封印した奴もそのまま死ぬタイプだし」

ジャタール「……えっ!?」


ネクサス(しゅがは)「そうなのか☆」

友紀「お兄ちゃんの漫画にもそういうのがあったし」

瑞樹「前に一緒にお仕事をした荒木比奈ちゃんが漫画なんかは詳しいから聞いてみるわ」 送信

美優「あっ、もう返事が」

比奈『そうっスね! そういう封印の仕方だと、封印解除はメチャクチャ難しいっスね!
   復活するには封印されている器の人間をそそのかしたり、堕落させるしかないんじゃないっすか?
   稀に内部の敵が強すぎて復活する場合もあるっスけど、強制的に封印されてるんじゃムズイっスね』

スライ「つ、つまり、陛下は……」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:15:44.82 ID:CiX5vkoK0

ベリアル「ふ、ふざけるんじゃねぇ!!!」

友紀「ふざけてはないけど〜」

ネクサス(しゅがは)「悪は滅びたな☆」

美優「そ、そうです! わ、悪いことはダメですよ!」


スライ「では、平和的な解決をしましょう。陛下の解放、手伝っていただけないでしょうか?」

ダイナ「なんだと!?」


ヴィラニアス「そうすれば、我々は大人しくこの地球から出て行こう」

グロッケン「しばらくは大人しくしててやってもいいぜ?」

デスローグ「グォォォ」

ジャタール「この要求をのまないというならば、俺達は力の限りこの地球で暴れるぞ」

スライ「もちろん、積極的に人間を狙わせてもらいましょうか」


コスモス(ムサシ)「お前達……!」 ギリッ!

スライ「選択肢はあなた達にありますよ? ふふ、お好きな方を選んでください。
私としては、陛下の解放がオススメですが」

ガイア「君達が約束を守る根拠は?」

スライ「ありませんよ! 強いて言うならば」

アグル「強いて言うならば?」

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:17:58.98 ID:CiX5vkoK0


スライ「次回作『ウルトラマンジード』の準備の関係で、陛下にスタンバって頂かないと……」

ネクサス(しゅがは)「こいつ、そっちで攻めてきやがった☆」


美優「ジードってなんですか?」

スライ「ご説明いたしましょう。ベリアル陛下の息子と呼ばれる、ウルトラマンジードの物語です。

光の国が開発したと思しきジードライザーとウルトラカプセルを駆使し、フュージョンライズを行い変身します。

注目すべきは、敵である『伏井出ケイ』もジードライザーを所有し、怪獣カプセルを使用することです」

ヴィラニアス「おそらく、ウルトラマンオーブのフュージョンアップを参考に光の国で開発されたのだろう」

グロッケン「主人公『朝倉リク』は『ベリアル陛下銀河帝国』でもおなじみだった、濱田龍臣くんだぜぇ!」

ジャタール「大きくなったなぁ」 シミジミ

デスローグ「フゴォォ」 コクコク

美優「ご、ご説明ありがとうございます……」

瑞樹「こいつら、普通に販促する気ね」

友紀「ノリがオフの日のダークネスファイブに」


スライ「番組には当然、ウルトラマンゼロもレギュラー出演。ウルトラゼロアイも新ギミック搭載で発売します」

ヴィラニアス「きっとゼロも、主役の座を奪おうと躍起になっているだろう」

早苗「いやいや、そんなことは」

ジャタール「『イージス 光る時』」 ボソッ

グロッケン「『ウルトラ十勇士』」 ボソッ

瑞樹「…………ノーコメントで」

楓「ゼロさんは設定が設定ですからね」

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:19:42.82 ID:CiX5vkoK0

グロッケン「ウルフェスサポーターに就任した土屋太鳳ちゃんとか出てくれるかもしれないし〜」

ジャタール「陛下を解放するのがいいと思うなぁ〜」

楓「話題沸騰中のエメラナ姫(リアル)で釣る作戦ですね」

ネクサス(しゅがは)「ウルティメイトブレス持ってるから人間だからな☆ ……マジで」

美優「普通にお洒落ですからね。発売予定とかないでしょうか」


ヴィラニアス「貴様らは次の番組の為に、協力するしかないのだ!」

グロッケン「>>1はジードがやるなんて夢にも思わなかったから、ちょっと焦ってんだよ!」

ジャタール「やったとしても、ゼロ10周年にやるとか思ってたし……」

楓「ゼロさんが地球に長期滞在したことがないことをネタに、好き放題していたSSですからね」

友紀「まぁ、公式でも何でもない、ただのSSなんだから気にする必要ないでしょ」


スライ「いずれ誰かが考えるだろうネタでしたが、「ニセモノのブルース」とかね。>>1はもう、歓喜ですよ」

早苗「あんた、ババリューに司令出してたんじゃないの?」

スライ「き、気のせいですよ」 ドキリ

ジャタール(俺はバレてないな)

ヴィラニアス(我輩もバレてないな)

アグル「バレてるぞ」

暴君怪獣タイラント「それ以上言うなって」

デスローグ「グォ!?」

ガイア「お前がしゃべるんかい」

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:20:34.77 ID:CiX5vkoK0

コスモス(ムサシ)「コズミューム光線ならベリアルだけを攻撃できるはずなんだけど」

ダイナ「積極的に人間を襲われても、被害も増えるからな」

楓「協力するしかないですね」


スライ「話は決まりましたね」

友紀「けど、どうやってベリアルを出すの? ゼロとか蘭子ちゃん呼ぶ?」

早苗「蘭子ちゃんの闇のパワーなら何かできそうだけど……ねぇ?」


ティガダーク(蘭子)「ゼロさんをひどい目に合せたベリアル? 滅します」


瑞樹「こうなるのが目に見えているわね……」

楓「ゼロさんの安寧の為にも、私達でどうにかしましょうか」

瑞樹「けど、ベリアルって相当強いんでしょ? それが自力で出れないとなると」

ネクサス(しゅがは)「仁奈ちゃん強すぎ問題☆」

仁奈「だって、ベリアルは『カギ』を持ってねーですよ」

アグル「……『カギ』?」 ピク

仁奈「そうです! きっと、だからでれねーですよ!」

アグル(ああ、子供の比喩表現か。『入口』のせいで、過敏になっているな) ハァ

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:22:10.71 ID:CiX5vkoK0

ネクサス(しゅがは)「とりあえず、ハァトは何もできそうにないからパス☆」 ヨイショ

ダイナ「俺も」 ヨイショ

美優「あの、お二人とも変身したままでソファーに座るのは……」

しゅがは「えぇ〜? けどさぁ、一応は変身し解かないと危ないしぃ〜?」 グデー

ダイナ「念の為に変身解除はできないよな」 グデー

瑞樹「CPのプロデューサーくんが悲しむからやめなさい」

武内P『ダイナとネクサスのこんな姿は見たくなかった……!』

友紀「帰ってくれウルトラマンのネタ画像状態に……」


ガイア「しかし、どうしようか」

アグル「蘭子の場合は光と闇の遺伝子を持つ古代人の末裔の可能性があるが」

早苗「相手を閉じ込める、拘束する……あ(察し)」

楓「寂しさからくるものと、私達の持つ高エネルギーが影響して、それが特殊能力に影響を?」

ダイナ「お前らの好きな闇だぞ。現代社会の」

極悪のヴィラニアス「こういう、現代社会の闇はちょっと……その、困る」

友紀「あんた、マジで極悪宇宙人テンペラー星人?」

美優「ウルトラマン列伝見てると、良い人疑惑が出てましたし……」

極悪のヴィラニアス「ヤメタランスのあんな映像見せられたら、突っ込まざるを得ないだろうが!」

※ヤメタランスのせいで消火活動を止める消防士に対し
「それは止めちゃダメだろ……」と、素のツッコミを入れる極悪宇宙人テンペラー星人。

友紀「確かに」

アグル「とりあえず、光エネルギーを照射してみるか」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/05(水) 23:23:48.81 ID:CiX5vkoK0

ガイア「じゃあ、痛かったら手を上げてくださいね〜」

仁奈「歯医者さんみてーです!」

アグル「いくぞ。せ〜の!」 ビー

ベリアル「ダメだな……。出られやしねぇ」

ネクサス(しゅがは)「おいおい、もうムリなんじゃねーか?☆」

グロッケン「諦めるな!!」

ガイア「お前がその台詞を言うんかい」


コスモス(ムサシ)「危険だけど、コズミューム光線を使ってみようか? もしかしたら」

美優「仁奈ちゃんから追い出す方に作用するかも!」

楓「ただ、ベリアルにダメージがあるのは目に見えていますね」

スライ「陛下、いかがいたしましょう?」

ベリアル「こうなっちまったら仕方がねぇ。やれ! ダメージは覚悟の上だ!」

ムサシ「わかった」

 ルナモード → コロナモード → エクリプスモード

早苗「まさかマンションの一室でエクリプスを見られるなんて!」

仁奈「すげー! かっこういいですよ!」

友紀「あたしもお兄ちゃんと、見てたな〜。強すぎてびっくりしたけど」

しゅがは「ダメージ蓄積されるまではほぼ無敵っていう、化け物だったな☆」

ムサシ(ひどい言われようだ……)
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