【ミリマス】環「かおりとたまきとおやぶんと!」響「ちょっと、自分は!?」

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9 : ◆Xz5sQ/W/66 [saga]:2017/07/01(土) 02:53:15.31 ID:0ligPOBV0

 言って、俺は頭から床に叩きつけられた。

 レッスン室に響く鈍い音、歌織さんの可愛らしい悲鳴。

 仰向けに転がった視界に、千早たちの不機嫌そうな顔がうつる。

「プ・ロ・デュー・サー?」

「全くアナタは……。歩くヨコシマなんですから」

「だからってなぁ、千早、志保……。人をそう、軽々しく"お仕置き"するもんじゃあない」

 頭にデカいタンコブをこしらえた俺の隣にしゃがみ込み、可奈が心配そうな顔をして言った。


「でも、律子さんが決めた規則ですから」

「……構わん、やってくれ」

「失礼します……えいっ!」

 ピコタン! と、可奈の振り下ろした玩具のハンマーがタンコブに直撃して音を立てる。

 痛みによって意識がグルグルと回るなか、
 俺は懐かしい歌の幻聴を聞いていた。

 ろ〜でぃんぐ、ろ〜でぃんぐ。

 ああ、あの歌の継承者が今ここに。
 それはどこか懐かしく、安心できる音色だった。
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