【ガルパン】万肛臭

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34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/22(土) 21:14:54.53 ID:bt4EZ2HiO
◆島田肛門天



:ボコランド



愛里寿(ハァ、ハァ……楽しいよぉっ……お母さんと一緒に周るボコランド、凄く楽しいよぉっ……!)

愛里寿「──お母様! 次あれ! スペースボコンテン! スペースボコンテンに乗る!」

千代「えぇ、いいわよ」

愛里寿「その次はボコーテッドマンションで! その次はイッツァボコワールドで! その次は──えほっ! ゲホッ、ゴホッ!!」

千代「愛里寿、喋る時はちゃんと息継ぎをしないとね?」

愛里寿「はい! お母様!」

愛里寿(お母さんと一緒に、こんな風に遊ぶのは──一体いつぶりだろう!


千代「あわてなくても、時間はたっぷりとあるわ」

愛里寿「あ……はいっ!」

愛里寿(〜〜〜ッ、まだまだいっぱいいっぱい、お母さんと遊べる!)

愛里寿(楽しいよぉ……嬉しいよぉ……すごく、嬉しいよぉ……!)





千代「……。」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 01:39:11.41 ID:fjnke5WP0
楽しみにしている奴もいるのだよ
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 10:31:43.75 ID:HwdtKf4oO
>>34を以下の通りに修正します。
ボコランド→ボコミュージアム




<以下修正文です>

◆島田肛門天



:ボコミュージアムにて



愛里寿(ハァ、ハァ……楽しいよぉっ、お母さんと一緒に周るボコミュージアム、凄く楽しいよぉっ!)

愛里寿「お母様! 次はあれ! スペースボコンテン! スペースボコンテンに乗る!」

千代「いいわよ」

愛里寿「その次はボコーテッドマンションで! その次はイッツァボコワールドで! その次は──えほっ! ゲホッ、ゴホーッ!! おぇっ!」

千代「愛里寿、喋る時はちゃんと息継ぎをしないとね?」

愛里寿「はい! お母様!」

愛里寿(お母さんと一緒に、こんな風に遊ぶの、いつぶりだろう! )

千代「時間はたっぷりとあるのだから、慌てなくていいのよ」

愛里寿「はいっ!」

愛里寿(〜〜〜ッ、まだまだいっぱいいっぱい、お母さんと遊べる!)

愛里寿(楽しいよぉ、嬉しいよぉ……すごく、幸せだよぅ……!)



千代「……。」


<以上修正文でした>
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 10:32:20.03 ID:HwdtKf4oO
新規文じゃないのにageてしまいました。すみません。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/23(日) 10:44:13.37 ID:xKLZJVjSO
頭おかしい
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/23(日) 13:38:38.59 ID:5Fowd0CEo
けど癖になる
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/26(水) 19:54:11.73 ID:Nxe6W5KQO
愛里寿「お母様、次はボコショーを一緒にみてほしい」

千代「ボコショー?」

愛里寿「うん。お母様は大人だからツマラナイかもしれない。だけど──ボコはすごく頑張ってる」

千代「……」

愛里寿「たしかに作り物の劇かもしれない。それでも、私はそんなボコの姿がすごく好き……だから、お母様にも一緒に応援してほしい……っ」

千代「……わかったわ、一緒に応援しましょう」

愛里寿「……! ありがとう、お母様!」

愛里寿(嬉しい……とうとう、お母さんと一緒に、ボコを応援できるんだ……!!!)

愛里寿(お母さんと、一緒に、ボコを──)

愛里寿(本当はいつも一人で、寂しかった。でもボコが頑張ってるんだから、私が弱音を吐いちゃいけないって……!)

愛里寿(ずっとずっと、私の夢だった──!)
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/26(水) 19:54:43.61 ID:Nxe6W5KQO
:ボコショー


<このチンピラどもめ! 今日こそは、オイラ絶対に負けないぞぉっ!

<ナンダァコノヤロォー?


愛里寿「頑張れ! ボコぉ! 頑張ってぇ!」


愛里寿(……。)

愛里寿(お母さま、本当に、応援、してくれるかな──お母さまは大人だから、やっぱり──)ドキドキ


千代「──ボコちゃん頑張って〜」


愛里寿「……!!」

愛里寿(お母、さん……っ!!!)

愛里寿「……〜〜〜〜〜〜〜っ!!」


愛里寿(私の大好きなボコを、お母さんが一緒に応援してくれる)

愛里寿(私の大好きなボコを、お母さんが見てくれてる)

愛里寿(どうしてだろう私、体中が、すごくドキドキしてる……!!)


愛里寿「……っ!!」


愛里寿(だめっ、私、もうっ、もうっ、……我慢できない!!! 爆発しちゃう……!!)



愛里寿「っ……あああああっ、ボコっぉおぉっぉ!! ボコボコボコぉ!! 今日はお母様も一緒だから!! 頑張って! 頑張って! 頑張ってええええええええええ!!」

千代「頑張れ〜」


<おお! よぉぉおっし! 今日のおいらはいつもと違う! 二人のおかげでっ、元気百倍だぁあああ!!


愛里寿「きゃあああああ!! ぼこぉぉおぉぉぉ!! ぼこぉぉぉぉぉ!!!!!」

千代「ボコ〜」

愛里寿(……!! 体が熱い──なんだかもう、自分の身体じゃなくなちゃったみたい──!! もう、何も考えられない──!!)

愛里寿「ボコ!! 私たちがついてるよぉぉぉおぉぉおっぉ!!!!」


 プピーーッ!


千代「え」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/26(水) 19:55:15.02 ID:Nxe6W5KQO
<今日のおいらにかかれば、お前らなんてワンパンだ! うおおおりゃああ!!


愛里寿「ああああああいっちゃぇボコぉぉぉぉぉぉ!!!!」



 ぷーっ!



愛里寿「ボコは無敵だよ! 絶対負けないよぉー!!」



 ぶーっ!



千代「……。ねぇ、愛里寿──」

愛里寿「お願いです、お母様も一緒に応援してあげてっ」

千代「……頑張ってボコー」

愛里寿「きゃあああ!! ぼこぉぉおっぉっぉおっぉぉぉぉぉ!!」


 ぷっぷっぷっ!


千代「……。」




<必殺、ボコパァァァンチ──ぐぁ!?


愛里寿「ああ……!?」


<うぐ!? うご!!

<ナンダァクチダケジャネーカー


愛里寿「ああああ!! ……あああああ……!!!」

千代「あら……」


<ボコ! バキ! ぼこぼこぼこっ!! <ぐ、ぐぁああああ!!


愛里寿「あぁ……ボコぉ……ボコぉ……!!」


<くそぉ! ちくしょぉお! どうしてだ……!! どうして勝てないんだよぉ……!!


愛里寿「あぁっ……駄目なんだねっ、やっぱり今日も、負けちゃうんだね……っ、ぼこぉっ……」

千代「……。」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 20:41:03.53 ID:+pIbSwNKO





──シャアアアアア(舞台カーテンの閉まる音)──


千代「負けてしまったわね」

愛里寿「うん……。……だけど、ボコは何度やられたって、必ずまた立ち上がる……私は、そんなボコが大好き……」

千代「……。」

愛里寿(お母さんは、ボコの事を認めてくれるかな……ボコを大好きな私の事、認めてくれるかな……)

愛里寿「……。」チラチラ

千代「……なるほど、私達も、ボコを見習わなくてはね」

愛里寿「……! はいっ! お母様っ!」

愛里寿(よかった! お母様もボコを認めてくれたんだ……!)

千代「──ただし」

愛里寿「え……」

千代「ただし──私と、貴方は──は見習うだけではなく、実際に勝利しなければならない。その事を決して忘れてはだめよ」

愛里寿「あ……」

愛里寿(……。)

愛里寿「……はい、お母様……」

愛里寿(……。)

愛里寿(それはもちろん、分かってる……でも、)

愛里寿(今だけは、この場所では、言ってほしくはなかったな……。)

愛里寿(ボコミュージアムは、私の大切な夢の国。ここにいる間だけは──何もかもを忘れて……)

愛里寿「……」

愛里寿(……だけど、そんなのは私の甘えなのかな……)

愛里寿「……。」

千代「……愛里寿?」

愛里寿「あの……お母様、これでアトラクションはすべて回り終わりました」

千代「そう」

愛里寿「今日は、本当にありがとうございました。お母さまと一緒にこれて、本当に嬉しかった」

千代「ええ、私もよ」

愛里寿「じゃあ──もう今日は、これで終わり……」

愛里寿(……私は、お母さんみたいな立派な大人になりたい。だから、今日からは……一度に一周にしなきゃ……!)

千代「……もう、帰るの?」

愛里寿「……え?」

千代「──貴方は、お気に入りのアトラクションはいつも2周3周すると──そう言っていたと思うけれど」

愛里寿「……あ……」

愛里寿(私が、ずっとずっと前に、お母さんに言った事……)

愛里寿(お母さん、ちゃんと覚えててくれたんだ……)

愛里寿(……。)

愛里寿(……嬉しいけど、でも……)


 ──貴方は──は見習うだけではなく、実際に勝利しなければならない──


愛里寿(……っ)
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 20:44:54.53 ID:+pIbSwNKO
愛里寿(……っ)

愛里寿「いいの、今日はもう……帰らなきゃっ……」

千代「……。……もしかして、余計な事を、言ってしまったのかしらね」

愛里寿「え……」

千代「……どうしても、家元の声が出てしまうのね。今日だけは──母親の顔だけをしていようと、決めたはずなのにね……」

愛里寿「……?」

千代「……ねぇ、愛里寿」

愛里寿「なに……?」

千代「本当は今、私は家元として、貴方を叱らなくてはいけない事がある」

愛里寿「え……?」

愛里寿(……何か、しかられるようなことをしたのかな……)

千代「けれど──その事だって、今日だけは許してあげるつもりでいるのよ」

愛里寿「? …??」

千代「愛里寿」

愛里寿「はい……?」

千代「私も、本当の本当に、に楽しかったのよ。貴方の特別な場所で、いつもと違う貴方と、二人で……。私にとっても、もうここは特別な場所──」

愛里寿「お母、様……」

千代「だから、ね、愛里寿。私は貴方を許します。──そして、そのためには、こうするしか──ないの──」

愛里寿「え──」


千代「──ふっ、んっ、……はぁぁ……っ」


愛里寿「──!?」

愛里寿(お母様、両手をぎゅっとにぎって、少し椅子からお尻を浮かせて──まるで固いうんちと戦っているるみたいに──?)

千代「──んっ!」


 ぶりっ!


愛里寿「──え!!??」


 ぶぶ、ぶぅっ……!


愛里寿「…………!!!???」

愛里寿「お母……さん……!?)
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 20:46:13.10 ID:+pIbSwNKO
千代「はぁっ……ああっ……!」

 
……っぷすぅぅぅぅ……──


愛里寿「────────……!!」


愛里寿(──嘘、だ──)

愛里寿(お母様が──あのお母様が──)


千代「……もう、なんて下品な音なのかしら……」

愛里寿「……おかあ……さん……」

千代「……だけど、そうよね、こんな音だったわよね。本当に──いつぶりかしらね……こんな風に、音をたててオナラをするだなんて……。もう何年もの間、私はけっして音を立てないように──」


 ──もわん──


愛里寿(……っ)

千代「ん……」

愛里寿「……お、お母様……ど、どうして……?」

千代「……。」

愛里寿「人前ではゲップやオナラをしちゃいけないって──それは、とっても下品な事だからって──」

愛里寿「例え家族の前であっても、絶対にしちゃいけないって……あんなに厳しく言ってたのに……」

千代「そうね、絶対に、許されることではないわ。一人の女性として、島田流の乙女として──」

愛里寿「じゃ、じゃぁ、どうして……!」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga !red_res]:2017/07/30(日) 20:59:23.45 ID:IJtmxOWSO
大伴家持が助走つけて殴るレベル
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/31(月) 02:55:24.37 ID:deYxGLDPO
お前ダーペコのやつ楽しみにしてるからな!
絶対書けよ!絶対にだぞ!
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/31(月) 19:22:30.05 ID:mVffy/vVO
千代「……いつかきっと、貴方にも分かる日がくる」

愛里寿「え……?」

千代「だから──今はまだ、考えなくてもいい」

愛里寿「お母様……んっ……」

愛里寿(お母さんの手が……私の頬を撫でてる……お母さんの手優しくて……あったかい……)

愛里寿「……。」

千代「いつか必ず訪れる日々の中で──貴方も理解する。私が胸にいだいている──この複雑な、気持ちをね」

愛里寿(……。)

愛里寿(そう……なのかな……私にも理解できるのかな……)

愛里寿「……私……本当に、お母様みたいになれるかな……?」

千代「ええ、必ずなれるわ。だって貴方は──私の娘なんだもの」

愛里寿「……!」

千代「だから──ね、いいのよ。今日はまだ──帰らなくていい」

愛里寿(……。)

愛里寿(……私は……まだまだ、子供なんだ……)

愛里寿(私には理解できないことがまだまだいっぱいあって──)

愛里寿(だけどお母さんは──そんな私を……そのままでいいって言ってくれる──)

愛里寿(じゃあ、今日はまだ……子どものままでいて……いい……!?)

愛里寿(……おかあ、さん……っ)

愛里寿「……っ」

愛里寿「あのっ、お母様……」

千代「……なぁに?」

愛里寿「私、私……もう一度、お母さんと一緒にボコショーを見たい……っ」

愛里寿「何回みたって、ボコはっ、勝てないかもしれないけどっ、それでも──お母さんとボコを応援していたい……!」

千代「……。──ええ、いっぱいいっぱい、応援しましょう──力一杯、全身全霊で、応援してあげなさい──!!」

愛里寿「!! はいっ! お母様──!」

 ──────────。








 ヴィイイイィィィイッィィイ(ボコショー開幕のベル)



 ──きゃああああ! ぼこおおおおおおおおおお!!! 頑張れボコぉおっぉおおおおおおおお!!!

 ──プーッ! プップッ!──



 ──ぼこちゃーん、がんばりなさぁい──

 ──ブリブリブリィ……──



 ──うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! オイラボコだぜぇえええええええ────!!!



島田肛門天〜完〜
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/31(月) 19:25:11.31 ID:mVffy/vVO
◆島田流肛門天則






〜深夜・空の酒瓶が散乱するメグミの部屋〜



アズミ「──こらルミぃ! あんたちょっといい加減に、しなさいよォ〜!?」

ルミ「あぁ?」

アズミ「そのデカいおしりをさっさと私に見せろっつってんのよォーーー!」

ルミ「うあちゃ〜! ちょっとメグミぃ、アズミさんってばメチャクチャ酔ってますよぉどうにかしてよぉ」

メグミ「アンタだって顔真っ赤だけどねぇ」

ルミ「そぉ〜?」

アズミ「こら! あんた私の話聞いてんのォ!?」

ルミ「聞いてませぇん」

アズミ「私はねぇ……あんたのそのおしりが、ホンッットに気に入らないんだからね!」

ルミ「なんでよぉ私のおしり可愛いでしょぉ?」

アズミ「あんたのおしりは男を誘惑してんのよ!」

ルミ「ありゃ〜……だめだぁ! こいつマジで酔ってるわメグミそこのお水取って、アズミに飲ませるから」

メグミ「えぇ?いやよアズミの話おもしろそうだし」

ルミ「ひぇーっ、ナァんてことだぁー! メグミもぜんぜん酔ってたー!」

アズミ「私だってねぇ、出来ることならルミみたいなおしりで生まれたかったわよ! でも骨格が無理なのよぉ!」

ルミ「いやいやいやアズミのほうが全然いろっぽい体してるじゃん」

アズミ「私なんかただそれっぽく見せてるだけよ」

ルミ「そぉ?」

アズミ「そうよ。それに比べて、あんたのオシリはねぇ……『コイツに俺の子供孕ませたいなぁ!』って男に本能的に思わせるような──そういうオシリしてんのっ」

ルミ「はぁ〜?」

メグミ「……あ〜アズミの言ってる事ちょっとわかるかも」

ルミ「うわぁメグミまで〜」

メグミ「『安産型』ってことでしょ。骨盤が──つまり産道が広々としてそうっていう」

アズミ「そうそれ! メグミは賢い!」

メグミ「えへへー」

ルミ「もー二人で何もりあがってんのよぉー私も混ぜなさいよォ」

アズミ「つまりねぇ、ルミはおっきくて丈夫な子供を産んでくれそうってことなのよ! 男は本能的にそーいうおしりにひかれるの」

ルミ「わけわかんないし」

アズミ「だーかーらー、アンタみたいなオシリしてるほうがおっきな子供産んでくれる確率が高いの!体が大きいってことは健康的で丈夫な可能性がたかいの!だからあんたの子供は他の子供より生き残る確率が高いってことになるのよ!ってことはアンタみたいなおっきいオシリを好む遺伝子を持った男の子供のほうがそうでない男の子供より生き残る確率が高くなっていくのでしょ! するとどうなる!? どうなるって決まってるでしょだんだんと世のなかの男どもはあんたみたいな大きなオシリが好きな連中ばっかりになんのよ──あーもーズルい! 私だって体の丈夫な子供産みたいのに! 私は滅びゆく運命なんだわー!」


50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/31(月) 19:29:59.01 ID:mVffy/vVO
ルミ「だから意味わかんないってばぁ」

アズミ「なんであんたばっかりぃ!」

メグミ「アズミ……かわいそう……」

ルミ「えぇ〜……」

アズミ「あーもーっ、ルミっ、あんたサァ、エッチしたことあんの!?」

ルミ「ちょ……あんた酔い方タチ悪いわよぉ……?」

アズミ「ちゃんと答えなさいよ! 男とセックスしたことあんのかって、聞いてんのっ、どうなの!?」

ルミ「ないないないない! 一緒にいたらだいたいわかんでしょぉ?」

アズミ「……ふしゅる〜……、……ああそう……そうなんだ……じゃー……男どもはまだ誰もルミのおしりに触れてはないんだわね……」

ルミ「いや、まぁ、そーだけど……んがあぁ〜〜〜! アタシなんだかメンドくさくなってきた! ……寝るっ、もーねるっ! アズミっ、あんた明日の朝までに頭冷やしときなさいよっ」



 ……ばた〜ん(ルミが座布団を丸めてソレを枕にしてうつ伏せ寝する音)



メグミ「あらホントに寝ちゃうのぉ? おやすみぃ〜」

ルミ「はいはいお休みお休み」

アズミ「……。」

ルミ「………………ぐが〜……ぐご〜……」

メグミ「早っ。しかたないか、べろんべろんだったからねぇ」

アズミ「……くそぅ、エロい尻みせつけてんじゃないわよ……」

メグミ「……。……ん〜……ねぇ、アズミ?」

アズミ「なによ?」

メグミ「パンツはぎとってさ、ルミのおしり、直に触っちゃえば?」

アズミ「……は?」

メグミ「いろいろ悔しいんでしょ? だけどそれだけじゃなくって、この子の魅力的なおしりが他の男どもにまんまと触れるのもなんか悔しいんでしょ? だったら──他の男に触られる前に、あんたがルミのおしりを思いっきり触っちゃえばいいじゃん。そしたら少しは胸がスッとするでしょ」

アズミ「……。」

アズミ「…………メグミ…………」

メグミ「ん?」

アズミ「アンタ天才だわ」

メグミ「んふふ〜、でしょ」

アズミ「……よし、ルミったらマジでぐっすり寝てるわ、これならパンツ脱がしても起きないでしょ」

メグミ「取っちゃえ取っちゃえ〜」

アズミ「よーしまかせなぁーい」


 ……ずりずり……ずり………

51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 20:39:00.12 ID:xu83CuO2O

 ぺろん


メグミ「はいおしりでましたー。どうですか? アズミ教授」

アズミ「……。……うぷっ! オエッ!!」

メグミ「はぁ?」

アズミ「やばっ……トイレっ!!」

 
 だだだだだだだだだ!! ガチャ! バタン!……


<アズミ『ぅオゲええええええええええ!! オロロロロロロロロ!!! っ……かはっ……』


メグミ「あはは、ちょっとアズミ、あんた何やってんの」


 ぼジャアアアアア……ガチャキィ……、パタン……と、と、と、と、……


アズミ「はぁー……危なかった……」

メグミ「ちゃんと便器の中にできた?」

アズミ「うん、ギリギリ間にあったから。……いや〜、やっぱ尻は尻だわ。見たとたんに気持ち悪くなっちゃった」

メグミ「勝手におしり見られて勝手にゲロはかれて、さすがに少し、ルミに同情しちゃうわ」

アズミ「脱がせって言い出したのはメグミでしょぉ?」

メグミ「まぁそうだけどさぁ。ていうかそれより、何なのよそのパンツ」

アズミ「ね。いくらなんでもこれは無いわぁ。色気のない木綿パンツでしかも──思いっきりシミがついてるじゃない」

メグミ「きったないわねぇ」

アズミ「あーあー間違いないわ、この子絶対処女。確信したわ。男に下着を見られる可能性とか一切考えてないんだもん」

メグミ「私らと宅飲みするからってのは、あったかもしれないけどね──って、ちょっと! そんな汚いのをカーペットの上に投げないでよ」

アズミ「じゃどうすんのよ」

メグミ「捨てなさいよ、そんなの」

アズミ「……それはさすがにルミが困るでしょ」

メグミ「いいのよ、g.〇.の袋開けてないのがあるから、代わりに履かせる」

アズミ「でも目が覚めてすっぽんぽんだと、パンツ脱がしたのがばれちゃうかも」

メグミ「ルミが勝手に脱いだんじゃない」

アズミ「……あぁ、そっか」


 ぽいっ


アズミ「滅菌完了〜……にしても……」


ルミ「ぐぉ〜、がぁ〜」

アズミ「尻まる出してイビキかいて……最低な女ね、この子」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 20:43:32.06 ID:xu83CuO2O
メグミ「ちゃんと記録しとかないとね」


 カシャッ、カシャッ


アズミ「ちょっとぉ、さすがにそれはルミが可哀想でしょぉ? 私の携帯にも写メ送っといてよね」

メグミ「りょーかい」

アズミ「はぁ〜、けど、なんか……私も、眠くなってきちゃったなぁ……」

メグミ「もう、あんたまで?」

アズミ「おっ、こんなところにいい枕があるじゃない」

メグミ「ん?」

アズミ「ちょっと、ルミ、足を開きなさいよ」

ルミ「んんぅ……」

アズミ「おっけおっけー……ヨイ、ショっと、」


 ……むにゅん……


アズミ「ん、高さが、よい按配だわ」

メグミ「あはは、尻枕とか、ほんとウケる。どう? 気持ちいい?」

アズミ「ん〜……低反発? まぁそれなりに柔らかいわね。見た目ほどじゃないけど……」

メグミ「アズミ、アズミ、こっち向いて?」

アズミ「ん?」


 かシャッ、かシャッ、


アズミ「あっ、こらっ、ちょっとぉ」

メグミ「ほら笑って笑って、ピースピース」

アズミ「いひひ〜」


 かしゃっ、かしゃっ、


ルミ「……むにゃむにゃ……」

メグミ「……。ほんっと、起きないわねぇ」

アズミ「鈍いんでしょ。鈍感なのよ……ま、いいや。やっぱ私も、寝るわぁ」

メグミ「え、本当にルミのおしりを直枕にして寝るの?」

アズミ「いーじゃん、べつに」

メグミ「……。」

アズミ「……。……なによ」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/01(火) 20:45:52.55 ID:xu83CuO2O
メグミ「……。」

メグミ「あのさぁ、正直に答えてほしんだけどさ」

アズミ「あぁ……?」

メグミ「忘れてほしけりゃ、あしたの朝には忘れといてあげるし、だからマジに答えてほしいんだけど」

アズミ「だから……何なのよ」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/01(火) 20:49:00.02 ID:xu83CuO2O
『君の肛門を食べたい』ってタイトルで誰かガルパンSSを誰か書いてくれないものか。
そど子×麻子とかで。
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/02(水) 22:29:17.42 ID:FQlu/1Ako
言い出しっぺの法則と言うものがだな
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/03(木) 20:58:18.65 ID:ZtqhkYJGO
メグミ「ちょっとだけ──ビアンの血が流れてるでしょ、アズミって」

アズミ「……はぁ?」

メグミ「誤解しないでね。別にアズミがルミに惚れてるだとか、そういうことを言いたいんじゃなくてね。ただ単に、そうなんじゃないかなって」

アズミ「……なんでそう思ったのかが素直に疑問なんだけど」

メグミ「……ん〜……勘?」

アズミ「……そんなあやふやな理由でビアン認定されても困るんだけど」

メグミ「そりゃそうよね。そうねぇ、もうちょっと詳しく言うと──」

アズミ「詳しく言うと?」

メグミ「──あんたの言動から、リビドーを感じる」

アズミ「あぁん?」

メグミ「ルミや私に体を絡めてくる時とか──さっき、ルミのオシリを触る時の目つきだとか呼吸の間だとか──、それと、そうね、愛里寿隊長ラブな話しをする時とかも──興奮だとか昂りだとか、なんとなく、そーいう気配を発してるように感じるのよね」

アズミ「……妄想乙、って感じに笑いとばしてやりたいんだけど」

メグミ「それに、もっと言えば──」

アズミ「何よ」

メグミ「アズミのそのファッションとかスタイル。過剰な女アピールっていうのかしらね。 『過剰』っていうのは──何かを隠そうとしてるってことじゃないかなって」

アズミ「じゃあ私みたいな雰囲気の女はみんなビアンだっての? ……あのさ、そういう風に都合の良い単純化を振りかざしてさも分かったように適当な理屈を振りまわすの、私、すっごく気に食わないんだけど」

メグミ「私も嫌な。だからさぁ──デカ尻遺伝子がどーのこうのっていうアズミの話も、すっごくバカバカしいなーって思いながら聞いてたわ」

アズミ「……。……あんたって澄ました顔してそんな事ばっかり考えてるの? なんかショックなんだけど」

メグミ「ごめんね。でも私、そーいうところ、実はあるのよね。まぁ、アズミには、白状してもいいかなって」

アズミ「そーいう演技ぶった言いまわしもすっごい鬱陶しくてわたし嫌い」

メグミ「そっかー。じゃあ、こーいう感じはどうかな」

アズミ「ん、言ってみな。判定してあげる」

メグミ「アズミがビアンだろうが私はアズミが好きよ。あんたの人格を信じてる。だからお返しにあんたも──私にこーいう嫌な所があるって分かっても、アズミが私を好きでいてくれるといいなって」

アズミ「……。……あー……。」


アズミ「……やっぱ酔ってるでしょ。メグミ」

メグミ「あたりまえじゃないの。素面でこんな事言うもんですか」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/03(木) 20:59:26.59 ID:ZtqhkYJGO
アズミ「まー……そうよねー、うん、じゃー……まぁ、私も素面じゃないし……ま、いっかぁ」

メグミ「ん?」

アズミ「……あー……私はビアンじゃないわ。違う……と、思ってる。この服装にしても、女アピールして男どもの注目を引くのが快感だからやってるんだし……」

メグミ「ビッチなのねぇ」

アズミ「けど、ただ──」

メグミ「ただ?」

アズミ「たまーにね、ほんと、たまーにだけど……感じちゃう時があって、つまり、その──」

メグミ「なになに?」

アズミ「──あ私これ、女もいけるなーって、ね」

メグミ「……。……あー……。……バイのほうかぁ〜……」

アズミ「いや、わからないよ、わからないけど……別に私、女でも普通にイケるなぁって……」

メグミ「マジかぁ……」

アズミ「さっきさ、ルミのオシリみて私吐いたじゃない」

メグミ「うん」

アズミ「あれもさ、気持ち悪かったんじゃなくて──」

メグミ「うん?」

アズミ「なんていうのかな──興奮しすぎて、……てゆーのかな。」

メグミ「マジで」

アズミ「オシリだあああああああ!! って! ルミのだからってことじゃなくて、誰のだろうがおしりってエロいでしょ、やっぱり」

メグミ「……。もしかして女風呂とか、天国?」

アズミ「うん」

メグミ「マジかぁ……」

アズミ「いやでもさ、えんえんずっとムラムラしてるわけじゃないわよ、そんなのはただの性欲過剰の変態じゃん」

メグミ「あー、まぁ、そう、なのかな?」

アズミ「うん。普通に考えてよ。同性愛=性欲過剰の変態みたいな風潮あるけど、それは──それこそ、興味本位の単純化」

アズミ「あー、……そっか、そうかも、ごめん」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/09(水) 19:42:35.45 ID:h55NvNwPO
>>57について修正

アズミ「あー、……そっか、そうかも、ごめん」

メグミ「あー、……そっか、そうかも、ごめん」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 06:29:29.89 ID:UmbCLlKeO
今いいとこだし続き頼むよ
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 19:50:48.24 ID:z1Fwde8EO
アズミ「以後気を付けるように」

メグミ「わかった、気をつける。……それはそうとして、同性にときめくって──どんな感じなの?」

アズミ「別に普通だけど」

メグミ「その『普通』っていうのが分からないの」

アズミ「あんただって男にドキっとしたことはあるでしょ?」

メグミ「そりゃ、あるけど」

アズミ「それと一緒だってば。想像力を働かせなさいな」

メグミ「じゃあ例えば、スポーツ選手のかっこいい場面を見たりすると、ドキッとしたり? その選手が女性であったとしても」

アズミ「そりゃあ、相手によるわよね」

メグミ「相手による?」

アズミ「メグミだって、誰もかれもにドキッとするわけじゃないでしょ」

メグミ「んー……好み、ってこと?」

アズミ「そんな感じ」

メグミ「ふぅむ」

アズミ「難しく考えることないんだてば。単純な話でしょ?」

メグミ「そうかもしれないけど……──あ、じゃあさ、私にドキッとしたことは? ある? 私て、アズミの好みなのかしら」

アズミ「……あのねぇ〜……アンタ、自分からそゆこと聞く?」

メグミ「え、変かな?」

アズミ「アンタ、私が男だったとしてもそーいうこと聞く?」

メグミ「アンタが男だったら? ……ん〜……」

メグミ「………………。」

メグミ「……あー、……聞かないかも……なんか、そうゆうこと聞いちゃうのって……『小悪魔』って感じ」

アズミ「でしょ。あんたはそーいうキャラじゃない」

メグミ「そりゃそうだけど……うーん……ややこしい」



アズミ「……。結構さぁ、こういう感覚的なズレが、一番寂しいかったりするのよねぇ……」


メグミ「……あー……。」

アズミ「なんていうのかなぁ……『恋愛』って本能でしょ? ノーみその根っこの部分にある感情。そーいう部分がさ、周りと共通認識できってないっていうのが……なんか、すっごい疎外感」

メグミ「……。まぁ……あんたのその気持ちは、少しだけ想像できる」

アズミ「ありがと。……ま、しかたないことなんだけどねー……はぁ〜あぁ……また寂しくなってきちゃったナァ……」


メグミ「……。」

アズミ「……。」


ルミ「……すぅ……。」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 19:51:19.20 ID:z1Fwde8EO
メグミ「……、ねえアズミ?」

アズミ「ん?」

メグミ「ルミはさ、この事、もう知ってるの?」

アズミ「……ううん、言ってない」

メグミ「そっか……」

アズミ「……これでも私今、結構、ビビってるんだからね」

メグミ「え?」

アズミ「アンタにさ、ドン引きされてるんじゃないかって」

メグミ「……。」

アズミ「今後の戦車道に影響でなきゃいいなぁって。これでも一応、プロ狙ってるんだし。チームメイトとぎくしゃくして、調子狂うのは困るし」

メグミ「……言ったはず。あんたの人格は信じてるって」

アズミ「……。……でもさ、『自分が惚れられたらどうしよう』とか考えない? そういう状況を想像して、気持ち悪いとか、思わない?」

メグミ「それは……アズミの問題じゃん」

アズミ「そう?」

メグミ「だって、仮にあんたが私に惚れたとして──私の返事は、もちろんNOよ」

アズミ「……。」

メグミ「私って結構サバサバしてるしタイプだから──アンタの『告白』はきっぱり断るし、その後もきっと引きずらない」

アズミ「自分の事を自分でサバサバしてるとか、ホント嫌なやつねアンタ」

メグミ「そーね、だからあんまり普段はこういう言動はしないの」

アズミ「猫かぶってんのね」

メグミ「その方が都合いいもの。人付き合いに気をつかって何がいけないの? ──ま、とにかく──私のほうはすっぱり気持ちを切り替えられる──だから、後はアズミの問題。でしょ?」

アズミ「………………。あんた言い方には少しムカっとくる。けど……まぁ、私にとっては……その方が都合がいいのかしらね……」

メグミ「たぶんね」

アズミ「……はぁ〜……あ〜あ、幸せになりたいなぁ……」

メグミ「そんな悲観しなくったって、アズミは男もいけるんでしょ? だったら、問題ないでしょう?」

アズミ「それとはまた違う問題なのよねぇ」

メグミ「そうなの?」

アズミ「だって、今の私ってつまり……自分の感情の半分をずっと隠してる。そーいうことでしょう?」

メグミ「んー……」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 19:52:16.42 ID:z1Fwde8EO
アズミ「マジのビアンにくらべれば半分は気持ちをオープンにできてるわけだから、多少はマシなんだろうけど、でもさぁ……やっぱりこーいうのってストレスたまるわよ。……私の『過剰』な女アピールも、もしかしたらそのうっぷん晴らしなのかもね。……なんていう、自己分析」

メグミ「……。……ま、ちょっとだけ、分かるかな。アズミの気持ち」

アズミ「ほんとかしら。どうだかねぇ」

メグミ「私だってさ──自分の頭の中にある言葉を口にするとき、一枚フィルターを噛ませてるってことだもん。やっぱりそれって、結構ストレスたまる。本心を隠してるってことだし。」

アズミ「……。まぁ、そっか。……。アンタも……いろいろ我慢してんのね」

メグミ「まぁね。……けどね……酒飲んでこーいう事言える相手がいるんだから、……今は少し、楽になった、かも」

アズミ「ん……それは、私も……かな。こーいうふうに改めって自分の事ベラベラ喋ったのって、メグミが初めてかも……」

メグミ「そっか……。そういえば私も、わりと初めてかも……」

アズミ「……へぇ〜……」




 アズミ&メグミ『……。』




メグミ「今……天使がよぎった」

アズミ「あはは、私のとこでは『妖精』だった」

メグミ「へぇ」

アズミ「あはは……。は……。」



メグミ「……。」



アズミ「……あのさぁ、メグミィ……」

メグミ「なによ?」

アズミ「その……一回だけ……さ……」

メグミ「……なによ」

アズミ「……キスとかしてみない?」

メグミ「……。あんたさ、私の話聞いてた?」

アズミ「聞いてた。だから割り切りで、一回だけ」

メグミ「意味が分からない」

アズミ「別にやましい気持ちじゃないから。そーいうんじゃないから。同性どーしなんだからいーじゃん」

メグミ「あんたの場合は同性でもアウトでしょ!」

アズミ「だからそーいうんじゃないんだってば! 同性のお遊び! 興味本位のお試しだから!」

メグミ「だとしてもお断り!」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 19:53:30.35 ID:z1Fwde8EO
アズミ「ちぇ……あ〜あ、寂しいよぉ……」

メグミ「鬱陶しい……チューしたけれりゃルミのお尻にでもしてなさい」

アズミ「へいへい、わかったわよ……」


 ちゅー


メグミ「ホントにした……」

アズミ「柔らかぁい」

メグミ「あーもー疲れてきちゃった。寝よ寝よ」

アズミ「私も寝よーっと。……あのさ、メグミ」

メグミ「……何?」

アズミ「明日からも──よろしくね、今まで通りで」

メグミ「……。……こちらこそ。私の性格人にばらさないでよね」

アズミ「ま……酒の席での話ってことで」

メグミ「りょーかい、じゃ……お休み」

アズミ「ん、お休みー」

メグミ「結局ルミのお尻で寝るのね……」

アズミ「別に欲情はしてないから」

メグミ「はいはい……」





 ──────……。





アズミ「……すー、……かー……」

メグミ「……すー……んぅ……すぅー」




ルミ(………………。)

ルミ(……も〜……人の尻を枕にしてベラベラベラベラ……そりゃ、目だって覚めるっつーの……)

ルミ(……。)

ルミ(……私一人だけのけ者にして、二人でもりあがっちゃってさぁ)

ルミ(…………寂しいじゃじゃない)

ルミ「……私だって……あんたらの人格くらい信じてるっつーの……」



アズミ「……すぅー、すぅー……」



ルミ「人の尻で、すやすやと……」

ルミ「……。……あ」


 ……ムズムズ……ッ


ルミ(……! チャンス!)
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 19:53:58.86 ID:z1Fwde8EO
ルミ(……! チャンス!)

ルミ(……くらえっ!)





 ぶぼっ……ぷすぅ〜っ……





アズミ「すぅ……んがっ……あ゛ぉ゛っ、ん゛ーっ……!」

ルミ「……くっくっく……」

アズミ「……うぅぅ……」


ルミ(……。)




ルミ(──……次の飲み会の時──何も知らないふりして『あんたソッチの気があるでしょ』って、追及してやろっかな……?)




アズミ「うー……あ゛ー……」

メグミ「すぅー……すぅー……」



ルミ(……あぁ、なんか、すっごい楽しみになってきた……)

ルミ(……うひひひ〜)





〜島田流肛門天則・完〜
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 19:54:28.16 ID:z1Fwde8EO
コミケにいきたいよぉ……
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 19:40:36.44 ID:sboWebTFo
待機列で肛門耐えられるの?
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 23:22:56.48 ID:OkOxLuMLO
◆肛門文化帖


〜執務室〜


 ぶぉっ! 

──ズキィンッ!!


辻「──ッ!?」


 ──……ジクン……ジクン……ジクン……


辻(……。……これは……まさか……)


 ──……ジクン……ジク…………ズキン!


辻「んっ……。」

辻(……。)

辻(……くそ、まったく……)


 ……ごそ……ぴ、ぴ、ぴ


辻「──、あぁ、私だ。……午後のスケジュールを調整してほしい。急で悪いが──」

辻「──あぁ、ちょっと、病院へ、ね。……いや、心配はいらない──では、よろしく頼む」


 ……ぴ……


辻「……。……ふぅ」


 ……ギシっ……(レザーチェアに腰掛けた状態でありつつも背筋と足筋を駆使して若干ケツを浮かせる音)


辻「……またしても、切れたか……」


 ……ズキン……ズキ……ズキン……じくじく……


〜肛門文化帖・起〜
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 23:25:16.86 ID:OkOxLuMLO
〜末編〜

肛門の、我らと共にありしかば

我らみな、肛門と共にありならむ

そしてまた、ここに一輪の──



◆五十鈴肛門華

 ──ぶぼぉぉーっ!!

沙織「やだもー! 華ー!!」

華「私としたことが、とてもお恥ずかしいです……」

 ──……。

──嗚呼、世に万肛の華が咲くなり──



ガールズ&パンツァー 万肛集
69 :KASA [sage]:2017/08/18(金) 23:29:56.87 ID:OkOxLuMLO
情熱が回復いたしましたらばその時にこそまた残りの肛門集を投稿させていただきたいと思います。

ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました。
70 :kasa [sage]:2017/08/18(金) 23:56:38.65 ID:OkOxLuMLO
HTML依頼出してきます。
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 03:02:12.38 ID:evMVeFhF0
乙?
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [kasa]:2017/08/20(日) 13:04:22.23 ID:Vo/KPbLSO
乙ですよ。
終わりですー。
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