【艦これ】補佐官のいる鎮守府 3

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412 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/08(金) 20:45:49.88 ID:cFsIut1to
ここまで
俺 グリムロック イベント海域 出撃してない
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 10:36:27.46 ID:3MLeywncO

当然のように男女の仲として話されてるの草
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 11:23:03.06 ID:H2qnK7HHO

海防艦は全員こんななのか
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 00:05:22.35 ID:BWXV4cFb0
もういい!もうたくさんだ!海防艦を破壊する!
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 01:30:12.78 ID:qmuFn6t20
未だに三日月と初霜をごっちゃにしてしまう時がある
このSS読んでるとたまに間違える……俺だけだろうが


この補佐官は見分けが付いているんだろうか
417 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:12:55.97 ID:ZooewlL9o


【初霜の代理4】


新海防艦松輪はヤベー奴だった!


松輪「補佐官は……めっちゃスケベなんですよね……?」

補佐「そ、そんな事はないぞ、強く否定は出来ないが」

松輪「ご、ごめんなさい、来ないで!」ギュッ

補佐「え!?」

松輪「いやぁぁ……!」カチャカチャ

補佐「ベ、ベルトを!やめっ、誰か何とかしてくれ!」

リシュリュー「は、はい!」

アークロイヤル「Stop it!」

ガシッ

バリバリーン

松輪「やだ……!」

旗風「ええ!?服がはじけ飛んだ!?」
418 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:13:24.23 ID:ZooewlL9o

リシュリュー「や、やめなさいってコラ!」グイグイ

ルイージ「色々とまずいよー」

アークロイヤル「Admiral!」

提督「ぐーぐー」

アークロイヤル「……!?」

大淀「ごめんなさい、この人いつもこうなんです」

アークロイヤル「いや、あなたもね?なんで今の今まで黙ってたの?」

ガチャ

狭霧「あの、すみません!」

天霧「遅くなってしま」

ギャーギャー

バタム

リシュリュー「くっ、ろくでもない鎮守府に来てしまった……!」

ルイージ「一日でも早く帰りたいわ」
419 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:13:52.46 ID:ZooewlL9o

松輪「い、いや!近付かないでください!」グイッ

ズルッ

補佐「いやー!!」

リシュリュー「おぉっ!」

ルイージ「これは……」

アークロイヤル「そんな事言ってる場合?」

ガチャ

霞「もういい!もうたくさんよ!海防艦を破壊する!」

補佐「霞!」

バキューン!バキューン!

霞「ほわあああああ!」

ドサッ

松輪「す、すみません……!」ジャキッ
420 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:14:22.40 ID:ZooewlL9o

補佐「霞がやられた!」

旗風「大丈夫、峰撃ちみたいです」

補佐「器用な真似するんだな……」

ルイージ「今だ!」

ガシッ

松輪「! いや!怖い……怖い……!怖い!補佐官っ!助けて!」ジタバタ

リシュリュー「あなたの方が怖いわよ!?」

アークロイヤル「少しどころじゃなく躾がいる」

補佐「全く、海防艦の中でも一番ヤベー奴なんじゃないか」


とにかく、その場は解散となった

だが新海防艦松輪はまだ諦めてはいなかった!
 
421 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:15:08.97 ID:ZooewlL9o


ここは工廠


整備士「明石、君の診断はどうかな」

明石「意識がある状態で帰ってこられたのが不思議なくらいですよ」

霞「うぅ……あのクソ海防艦……」

満潮「あなたはもうダメなんだ、当番は他の人に引き継いでお休みしてなさい」

霞「いや、頼まれた仕事は……きちんとやり切るから……」

補佐「私も休んでいた方がいいと思うがね」


その時!


シュタタタ

明石「あ!」

整備士「何だ今のは!」

補佐「松輪だ!」

明石「早く止めなさい!」

松輪「ごめんなさい……!」

バキューン!
422 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:16:22.16 ID:ZooewlL9o

雪風「大変だ!霞ちゃんは弾薬庫をやられた!きっと爆発してしまうよ!」

整備士「みんな下がれ!早く!霞が爆発する!」

霞「ほわああああああああああああああああああああああああ!!!」

ドゴーーーーーン!!!


松輪は、目標達成のためにまず霞を排除することを考えた

そして彼女の一撃は霞の弾薬庫を貫いた


補佐「みんな怪我はないか」

満潮「ええ、でも霞が」

霞「」中破!

整備士「こりゃ入渠ドックに連れて行った方がいいな」

明石「艦娘の喧嘩で入渠ドック入りは今月で七件目ですね」

補佐「しかし、新海防艦には困らされるな……」

雪風「そういえば新しい当番が必要ですよね?」

補佐「ええ?まあ、別にいなくたって大丈夫だが」
423 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:17:00.00 ID:ZooewlL9o

雪風「じゃ、私に任しといてくださいよ」

補佐「それはありがたいが、しかし」

雪風「大丈夫、初霜ちゃんには聞いてますから!」

補佐「何て聞いているんだ?」

雪風「えーっと、それは……内緒です!」

補佐「ええ?まぁ、別に構わんが……」


初霜「あの人って割と溜まってると思うのよね(ストレスとか)」

雪風「はえー」

時津風「いきなり何言いだすの……」

初霜「だからね。私だとなまじ一緒にいる分、解消ってしにくいと思うのよ。だから雪風、あなたが」

時津風「なんで!?」

雪風「はいっ!雪風やりますっ!」

時津風「ええ!?意味わかってるの!?」

雪風「ガチ友の頼みは断れませんから!」

時津風「ガチ友!……え、でも雪風こないだあたしの頼み断ったよね、え、あたしガチ友じゃないの?ねえ?」


雪風(補佐官の溜まってるものを解消させなくちゃ……///)

補佐「何か嫌な予感がするんだが」

雪風「まあそれよりも先に、松輪ちゃんの企みを何とかする方が先です!」
 
424 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:17:48.95 ID:ZooewlL9o


その頃、松輪は


国後「あなたが海防艦の新メンバーね」

占守「なかなか見どころのあるやつっすね」

松輪「でも……」

択捉「大丈夫、お姉ちゃんがいい物を貸してあげる」スッ

松輪「これは……?」

択捉「TITAN-2500000、スタンガンよ」

占守「えぇ……」

択捉「これで一発ビリリとやれば後は好きなように」

松輪「でも……択捉お姉ちゃん……私、無理矢理犯されたいタイプだから……」

占守「えぇ……」


全くもって呆れた姉妹である!
 
425 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:18:27.82 ID:ZooewlL9o


そして、翌朝


ガングート「……」スタスタ

雪風「……」zzz

補佐「……」zzz

ガングート「……!?」ギョッ


雪風が補佐官と共にいた!一体何なのか!

そして、ガングートは二人を叩き起こした


ガングート「……」ガミガミ

補佐「いや、その、つい、な」

雪風「……」ボー

ガングート「……」プンスカ
426 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:19:13.96 ID:ZooewlL9o

補佐「確かに、これはダブルスタンダードかもしれん……」

ガングート「……」プンプン

雪風「あ……!///」カァー


全くもって呆れた男である!

しかし、雪風の幸運を侮ってはならない

これもまた彼女の幸運が為せる業なのだ!


補佐「霞が言ってることも尤もなのかもしれないなぁ……」

雪風「でも……結構、よかったですよ?///」モジモジ

補佐「いやそういう問題じゃなくてな……」


初霜が帰ってくるまで、あと四日!
 
427 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:19:45.02 ID:ZooewlL9o


一方、マルタ島では


ギャーギャー

欧州棲姫「や、やめてください!こらやめろ!」

初春「うるしゃーい!どいつもこいつもわらわをバカにしおって!!」

ドッタンバッタン

若葉「私たちは他人のふりをしておこうぜ」

子日「そうだね」

初霜「うん」

欧州棲姫「ああんもう、なんでこうなっちゃったんだろう」

 
428 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/12(火) 02:23:33.38 ID:ZooewlL9o
ここまで
そう、爆発のくだりをやりたかっただけなのだ!
そして、この話は一体どこに着地しようというのか!
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 07:12:38.29 ID:v0v4qKFa0


初霜らが帰ってくる頃には鎮守府全員の艦娘と肉体関係持ってそう(無茶振り)
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 08:09:15.17 ID:EkT6dDfaO

松輪闇深い
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 18:20:41.86 ID:HF7E6GEA0
>ガングート「……」ガミガミ

どんな状況なんだろ?パントマイム?
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 18:42:39.10 ID:UDf6QFyco
こいつ...脳に直接...!?
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 19:44:21.94 ID:gIq4vpK50
ナレーションがTFの政宗ボイスで脳内再生されるようになったぞ!どうしてくれる!
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/17(日) 00:00:11.71 ID:aEZXEMTF0
>>1ゆうたらヤクザや。どつきかえされるで。
435 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:00:15.58 ID:EFtHLXSNo


【初霜の代理5】


補佐官たちは通常業務に取り組んでいた


雪風「しかしぃ、何をするにも書類がいるんですねぇ……」

補佐「ああ、そうなんだよ。遠征行くのに書類、帰ってきても書類、次の計画にも書類……」

雪風「めんどくさいですね」

補佐「なんかタイムカードみたいなのがあればな。最近は提督も私に丸投げで、重要な戦闘の時以外は毎日面白おかしく過ごしてるみたいだし……」

コンコン

補佐「どうぞ」

ガチャ

朝潮「失礼します、遠征の報告に参りました」
436 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:00:50.78 ID:EFtHLXSNo

補佐「はいよ」

朝潮「それと、霞がなにか迷惑をおかけしたみたいで」

補佐「別に構わんよ、私を思ってての事だ。気にするな」

朝潮「そうですね、んじゃ帰ります」バイバイ

補佐「う、うん」

ガチャ

バタン

雪風「うーん……思ってたよりも退屈……」

補佐「一体どんなものを想像してたのかね」
 
437 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:02:08.02 ID:EFtHLXSNo


その頃、鎮守府の隅の倉庫で松輪たちは怪しい動きを見せていた

一体何を企んでいるというのか!


マッド明石「この薬を服用すれば、一目見ただけで襲いたくてたまらなくなる雰囲気を醸し出すことができるのです!」

松輪「すごい!」

鬼怒「他にも薬はあるの?」

マッド明石「もちろんです!この鞄ちゃんに商品はたくさんつまってますよ!」

伊19「例えば痺れさせる薬とかあったりして」

マッド明石「もちろんです!こちらがそうです!」スッ

伊19「へぇー!すごいのね!」

マッド明石「かけるだけで艦娘だろうが人間だろうが一瞬にして動けなくなってしまうんですよ」

鬼怒「それを聞いて安心したよ」

パシャッ

マッド明石「!? なっ、なにを!?」ビリビリ
438 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:02:47.84 ID:EFtHLXSNo

松輪「動けませんか?」

マッド明石「当然でしょう!?あなたたち何をしているのかわかってるんですか!」

松輪「もちろんわかってますよ、この罠を考えたのは他ならないこの松輪ですからね」

ガシャーン

松輪「え゛っ!?し、閉められた!?」

マッド明石「よくも騙してくれましたね!!」

松輪「わ、私もなんです、だからこうして一緒にいるでしょーが!」

マッド明石「むぅ……しかし、まずいですね。あの鞄ちゃんには大量の商品が……」

松輪「危ない物も入ってるんですか?」

マッド明石「ええ、艦型生命体の体内に侵入し、潤滑油を汚染して死に至らしめる細菌とか。艦娘ペストと名付けましたがね」

松輪「えぇ……」

マッド明石「あの鞄ちゃんは私から離れると人工知能が作動する仕掛けになっていますから、まあ鞄ちゃんがなんとかしてくれるかと……」
 
439 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:03:16.74 ID:EFtHLXSNo


倉庫の扉は固く閉ざされてしまった!

そして、二人組!


鬼怒「これで薬を手に入れて、しかも松輪を封じ込められたよ」

伊19「なんだか悪いことしたのね」

鬼怒「あの二人は極悪人だからいーの」

伊19「極悪人なのには異論はないけど……」

ウィーン

鞄ちゃん「人工知能作動」

鬼怒「!?」

伊19「鞄が人型になったのね!」

鞄ちゃん「私ハ鞄。商品ノ販売ト管理ノ為ニ明石様ニ作ラレタ人造艦娘ダ」

伊19「人造艦娘!?すごいのね!」

鞄ちゃん「早速商品らいんなっぷヲゴ紹介スル」
440 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:03:48.60 ID:EFtHLXSNo

鬼怒「えっと、それよりも」

鞄ちゃん「ウルサイ」

鬼怒「えっ!?」

伊19「男の人を篭絡する薬とかないの?」

鞄ちゃん「ソレナラピッタリノ物ガ存在スル」ゴソゴソ

スッ

鞄ちゃん「コレダ。コノ薬ヲ飲マセレバ、タチマチ興奮シ誰ヲ襲ワズニハイラレナクナル」

鬼怒「すご」

鞄ちゃん「黙レ」

鬼怒「なんで私にこんなに厳しいの……」

鞄ちゃん「ソシテコレハ電気しょっく銃」バシュン

鬼怒「ほげえええええええ!!!」ビリビリビリ

鞄ちゃん「オ前ハ明石様ヲ騙シタ」

鬼怒「それはイクも」

バシュン

鬼怒「ほげえええええええ!!!」ビリビリビリ


鞄ちゃんはドクター・マッド明石によって作られた人造艦娘である

彼女はドクター・マッド明石が作った様々な発明品を持っているのだ

鞄ちゃんの協力を得て二人は翌日に作戦を決行する事にした
 
441 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:04:32.98 ID:EFtHLXSNo


そして、翌日

鎮守府の隅の倉庫では


松輪「丸一日閉じ込められましたね……」

マッド明石「困りましたね、こういう事は出撃で慣れっことはいえこのまま出られないのはごめんです」

ガチャン

ガラガラガラ

松輪「!」

雪風「あれ!?誰ですあなたたち!」

マッド明石「ふわああ!助かりましたねぇ!」

補佐「うめき声が聞こえるというからやって来たら、一体どういうことだ?」

松輪「補佐官、私です、松輪です……!」ダキッ

補佐「わっ。よしよし、一体何があったのかね」ナデナデ

マッド明石「鬼怒さんとイクさんに商品を奪われて閉じ込められたんです!」

雪風「わ!犯罪じゃないですか!」

マッド明石「まぁ、色々と言えない物もありますから憲兵には内緒でお願いしますね!」

補佐「え、ええ……」

マッド明石「で、その言えない物がふとした拍子で散布されてしまうとも限りませんから急ぎましょう」

補佐「散布されちゃまずい物をうちに持ち込むな!」
 
442 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:05:46.39 ID:EFtHLXSNo


そして、補佐官の執務室


伊19「さあ、やっちゃうのね!」

鬼怒「い」

バシュン

鬼怒「おっおっぉぉぉおおぉぉおぉぉぉ♥♥♥♥」ビリビリビリ

鞄ちゃん「注射ぴすとる作戦、開始」

ガチャ

伊19「入るのね!」

シーン...

伊19「あれ、いないのね」

鬼怒「一体どこに……」

鞄ちゃん「我々ガ来ルノヲ察知シテ隠レタノカモ」

ガタッ

鬼怒「机か!」

伊19「そこなのね!」

タァン!

プスッ

「いてっ!!」
443 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:07:28.97 ID:EFtHLXSNo

伊19「命中!」

鬼怒「でも補佐官じゃないみたい……」

鞄ちゃん「警告、艦型生命体反応、興奮状態ニアル」

ユラッ...

鳥海「……」

鬼怒「鳥海!」

伊19「ま、まさか……!」

鳥海「皆さん……」

伊19「は、はい」

鬼怒「これはまずいんじゃ……」

鳥海「セックスDAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」ガバッ

伊19「ぎゃああああああああああああああああああ!!!!」

鞄ちゃん「警報!警報!助ケテクレー!!」ダッ

ガシッ

鳥海「見かけない子ですねぇ、でも今はなんだか可愛くって仕方がないわ♥」

鞄ちゃん「ア、アア、明石様!助ケテ!」


そこは阿鼻叫喚の地獄絵図となった!
 
444 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:07:56.17 ID:EFtHLXSNo


そして


補佐「もしかしたらとは思うんだが……」

雪風「確かに考えられますね、残りは補佐官の執務室だけです」

マッド明石「最悪の事態になってなければいいのですが……」

ガチャ

補佐「……うへぇ」

雪風「大変そうですね……掃除」

マッド明石「おお!例の細菌は無事のようですね、安心です!」

補佐「そうか……え?細菌?」
 
445 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:08:37.58 ID:EFtHLXSNo


その後、マッド明石と鞄ちゃんは帰って行った


補佐「どういうわけか誰か説明してくれないか?」

鬼怒「ごめんなさい……」

補佐「別に怒ってはいない。ただそういう欲求不満があるんだったらこうなる前に知らせて欲しかったな」

雪風「強盗ですよ!二人を閉じ込めたりして!」

伊19「ごめんなの、松輪ちゃん」

松輪「別に気にしてませんから……」

伊19「そんな、イクが気にするのね!」

雪風「でもその子あなた方二人の惨状見て噴き出してたから本当に気にしてないと思いますよ」

伊19「え、えぇー……」

松輪「ご、ごめんなさい……ふふっ……」クスッ

鬼怒「本当、何やってんだかって感じだよね……」シュン

鳥海「……」
446 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:10:30.88 ID:EFtHLXSNo

補佐「……まぁ、その、なんだ。ちょうど初霜もいないことだし?何なら相手をしても、私は構わんが。艦娘のストレス解消装置がこの私だからな」

雪風「そうそう、補佐官は頼んだらヤラせてくれますよ!」

補佐「そういう言い方はやめてね」


その後の初霜が帰ってくるまでの数日はかつてないほど爛れていたのだという

なお、鬼怒は新たな境地を開拓していた

そして


初霜「いやー、地中海を満喫してきましたよー」

補佐「そうか……」

初霜「なんだかゲッソリしてますね」

補佐「そうかな?そうでもないとは思うけどな……」(ヽ''ω`)

初霜「……ま、いつもの事でしょうから別にいいですがね」ハァ

補佐「うん……」

初霜「霞と雪風はどうでした?」

補佐「うん……」

初霜「……人選を誤ったのかな?」

 
447 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/09/19(火) 03:13:14.16 ID:EFtHLXSNo
ここまで
みんみ
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 07:10:00.85 ID:tkplG6Q7o

みんみに汚染されてる
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 09:30:12.59 ID:vzC5CZMz0
おつ

初霜が説明をはしょりすぎたのもあるが
相手がそれを悉くえっちな方面で解釈したからなぁ
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 09:35:50.17 ID:6SvRh0Y/0
乙です
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 18:12:19.31 ID:mESXA/VC0
もうこの鎮守府には
まともな奴はいないのか?

まだ登場してない艦娘なら…
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/20(水) 20:19:47.58 ID:MBqgIfJlo
どうせみんなおかしくなる
453 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:23:04.37 ID:3fwzYs81o


【望月と白雪】


さて、今日のお話は白雪が補佐官の執務室に押しかけて来たところから始まる


白雪「私、気になります!」

補佐「はぁ」

白雪「はぁ、じゃないですよ!」

補佐「いや、何のことだかさっぱりなんだが……」

白雪「望月ちゃんですよ」

補佐「望月?望月がどうかしたのか」

白雪「わかりませんか?」

補佐「そういえば最近眼鏡変えたみたいだな」

白雪「いや、そうではありません」

若葉「出たな、吹雪型の二重人格担当」
454 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:23:41.54 ID:3fwzYs81o

白雪「にじゅっ、それは全部港区のアイツが悪いんですよ!」

若葉「深海棲艦が港区に原子爆弾を6200個も投下したのはそいつを狙ったって話だな」

白雪「ええ、しかしそれでも逃げ延びたアイツを追って戦争をしているんです」

若葉「どっちが先に発見して生き地獄を味わわせた後永久に晒しものにするのか競争している、それがこの戦争だ」

補佐「唐突にそんな設定ぶち込んできちゃうの!?ていうかどんだけ恨まれてるんだよそいつ!嘘だろ!?」


嘘ではない!事実、港区は現在ゴキブリ一匹さえも住めない死の土地と化している!


白雪「それはともかく!望月ちゃんの話です!」

補佐「横に置いといていい話なの……? で、望月がどういう風におかしいんだ?」
455 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:24:09.28 ID:3fwzYs81o

白雪「いつも一人だし、なんだか毎日がつまらなそうで……」

補佐「そんな事はないと思うがね」

白雪「きっと一人で寂しいかも」

補佐「初雪がいるじゃないか」

白雪「あの子と一緒にいたら悪影響です!」

補佐「妹にやたらと厳しいな……だが望月の性格ってものがあるんだから。そういうのは大きなお世話と思われるかもしれないぞ」

白雪「そんな事は、ないはずです」

補佐「ま、別に止めはしないがね」
 
456 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:24:51.31 ID:3fwzYs81o


そして、図書室


白雪「望月ちゃん」

望月「ん、なんだ、ごま擂り二重人格野郎か」

白雪「ええ!?二重人格はともかくごま擂りって!?」

望月「いや、だって、ほら、な?」

白雪「そんなに擂ってる……?」

望月「いや、擂ってないけど、そういうイメージがあって……」

白雪「ショックぅ……ってそうじゃなくて!」

望月「なんだよ」

白雪「えっと……最近どう?」

望月「えぇ……?いや別にどうもこうもないけど……」
457 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:25:28.08 ID:3fwzYs81o

白雪「だって、いつも一人でいるじゃない?」

望月「お前だって一人でいる時ぐらいあるだろ」

白雪「休日の日とか何してるの?」

望月「……別に」

白雪「ふーん」

望月「なあ、もういいか」


そこへ、親潮と野分の二人が現れた


親潮「あ、白雪」

野分「珍しい、こんなところで」

白雪「あ、親潮ちゃんに野分ちゃん」

親潮「そうだ、映画のチケットあるんだけど見に行かない?」

野分「4人分あって、残りは誰を誘おうかと思ってたんだ」
458 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:25:55.63 ID:3fwzYs81o

親潮「それに噂の雑貨屋にも連れて行ってよ!」

白雪「うん、そうだね、えっと、それじゃあさ。望月ちゃんも行かない?」

望月「ん?」

親潮「え?」

白雪「だって、チケット4人分でしょ?ちょうどいいかなって」

望月「別にいいけど」

親潮「……私たちももちろんいいわよ」

野分「人数多い方が楽しいし」

親潮「それじゃあ今度の休日にね。朝9時から出よう」

白雪「うん」

望月「わかった。それじゃ」

スタスタ

親潮「望月と仲良かったっけ?」

白雪「えっと、まあ、そうね。誘ったのまずかった?」

野分「いやそんな事はないけどさ」

白雪(ちょっと、無理矢理過ぎたかな)
 
459 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:26:25.59 ID:3fwzYs81o


そして、休日


白雪「おはよう、望月ちゃん」

望月「おはよう」

白雪「随分と大きな荷物だね」

望月「そうかな?」

白雪「う、うん……」

親潮「お待たせー」

野分「それじゃ行こうか」

白雪「あ、その服可愛いね」

親潮「そう?」

野分「ほら、この前行ったじゃん、あの店で買ったんだってさ」

白雪「へー、いいねー」

望月「……」
 
460 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:27:21.97 ID:3fwzYs81o


そして、映画館


ドォーン!

睦月『何があったの!?』

夕立『あ、あれは!』

如月『ああああああああああああ!!!』

睦月『如月ちゃんだ!撃て撃てぇーーーッ!!』

夕立『で、でも、あれは幽霊のはずじゃ!?』

睦月『構わん死ねぇ!このくたばり損ないめが!!!』

ズガガガガガガガ

如月『うわああああああああああああああああああ!!!』

夕立『いや待てよ、幽霊が爆風に吹き飛ばされるなんてことがあるのだろうか……』


\ どっ!!  / \ ワハハ! /

親潮「げひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

野分「ゴハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」

白雪(どうしてそんなに邪悪な笑い方なの)

望月「……」

白雪「あの、望月ちゃん」

望月「……」

白雪(つまんないのかしら……)
 
461 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:28:03.58 ID:3fwzYs81o


その後


親潮「あー、笑った笑った」

野分「面白かったよ」

白雪「ねー」

親潮「そろそろお昼時だね」

望月「あ…」

野分「いいところ知ってるんだ」

白雪「えー、じゃあ行こうよ!」

親潮「例のあそこ?行ってみたかったんだ」

野分「ちょっと道がわかりにくいけど」

キャッキャッ

白雪「あれ、どうかしたの望月ちゃん」

望月「ううん、別に」
 
462 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:28:37.49 ID:3fwzYs81o


ここは、隠れ家的カフェ“オーシャンアビス”


親潮「あれ、望月はジュースだけ?」

望月「そうだけど」

「「「……」」」

野分「お金がないなら貸すけど……」

白雪「これちょっと食べる?」

望月「いや、本当にお腹空いてないだけだから」

親潮「そ、そう?」

野分「ならいいけど……」
 
463 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:29:09.31 ID:3fwzYs81o


そして、雑貨屋


親潮「うわ!これ可愛い〜、えげつないほど可愛い」

野分「えげつない」

白雪「そうだね」

望月「……なあ、私向かいの本屋に行ってくるよ」

白雪「え?う、うん……」

スタスタ

白雪「……」

親潮「そんなにつまらないなら来なきゃよかったのにね」

白雪「え……」

野分「確かに、なんというかそりが合わないというか……」

白雪「でも、彼女も嫌って訳じゃないと思うけど」

親潮「そうかなぁ……」

白雪「そうだよ、だってほら、マイペースだからさ彼女」

野分「しかしあれじゃ仲良くしようがないよ」
 
464 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:30:19.98 ID:3fwzYs81o


その後、一行は鎮守府に帰って来た


親潮「それじゃあね」

野分「また任務ででも」

スタスタ

白雪「……なんだか、今日はごめんね。無理矢理連れだしたりして、つまんなかったでしょう」

望月「? いいや、楽しかったけど」

白雪「え?」

望月「つまんなかったら途中で帰ってるよ」

白雪「そ、そう……ならいいんだけど……」

望月「ちょっと用事があるから、じゃ」

白雪「え? う、うん」

スタスタ

白雪(……やっぱり、補佐官の言う通りだったのかな。後で報告に行こう)
 
465 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:30:54.02 ID:3fwzYs81o


そして、補佐官の執務室


補佐「美味しいなぁ」モグモグ

若葉「うむ」パクパク

望月「……」モソモソ

コンコン

ガチャ

白雪「白雪です」

補佐「返事聞いてから入って」

望月「……」

白雪「あら、望月ちゃん……その荷物、全部お弁当だったの!?」

望月「ん? うん」

白雪「だったらなんでお昼に言ってくれなかったの」
466 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:31:20.99 ID:3fwzYs81o

望月「多分弁当って感じじゃないんだろうなとは思ったんだけど、皐月が張り切っちゃってね」

白雪「……」

望月「このまま持って帰ったらうるさいだろ?だからみんなで食べてるんだ」

白雪「……」

望月「言おうとは思ったんだけど、みんな喫茶店を楽しみにしてたみたいだったしさ」

白雪「じゃあこのためにお昼、ドリンクだけだったの?」

望月「そうだけど」

白雪「……それ、私もいただいていい?」

若葉「ダメだ」

白雪「え!?」
467 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/02(月) 18:32:11.33 ID:3fwzYs81o
そしてここまで
うーん 山本ルンルンは いいぞ。
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/02(月) 18:37:10.79 ID:sKLTPHYm0
乙です。
その弁当大食い連中によく気付かれずに執務室まで持って来れたな
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/02(月) 22:02:32.55 ID:+vGhDVOxO
初デートでマイ水筒とお手製おはぎを持ってきた望月にババ臭いと言って別れたい
470 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/04(水) 20:40:52.42 ID:eaOVfyUQo


【ガングートと秋雲ら】


鎮守府の片隅に怪しい人物たちが集まっていた

一体何なのか!


秋雲「我が鎮守府のサークルの人気は補佐官というモデルのおかげでうなぎ上り!しかし、これだけじゃまだ物足りないと思うのです!」

巻雲「そうかなぁ」

秋雲「よって、新たなネタとして、例の補佐官のお兄さんをモデルにしようかと」

初雪「えぇ……」

巻雲「それはちょっと……」

秋雲「なぜ!?」

初雪「だって海軍関係者じゃないし」

巻雲「一般人ですよ?」

綾波「お子さんもいますし、そういう想像はちょっとできないかなーって……」

秋雲「ぐぬぬ、今更正論臭い事言いやがって!」
471 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/04(水) 20:41:18.73 ID:eaOVfyUQo

綾波「それよりもふたなりを」

初雪「いや、巨大娘丸呑みを」

巻雲「そういうのはニッチ過ぎるんですよ!やはり前回で受けた補佐官CFNMを」

アーダコーダ

秋雲「これじゃ埒が明かないなぁ……」

ザッ

秋雲「! 何奴!?」

ガングート「……」


ガングートであった!

彼女は秘策を持ってきたのだ!


ガングート「……」スッ

綾波「……!これは!」
472 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/04(水) 20:41:54.79 ID:eaOVfyUQo

巻雲「『黒いの観察日記』?」

初雪「黒いのって……あ、初霜か」ペラ

ガングート「……」

秋雲「こ、これわぁ!」

初雪「文字が全部ロシア語だけど、絵だけで伝わるこの濃厚さ」

秋雲「背筋がゾクゾクするような疼くような興奮を感じる!」

綾波「ガングート、恐ろしい子!」

巻雲「いや、初霜さんの方が……」ヒキ

秋雲「よし!次はこれで行こう!早速日本語で書き下して作戦会議だ!」

初雪「賛成」

綾波「素敵な物が出来そう!」

ガングート「……」ドヤァ

巻雲「いや、その、初霜さんって……」
 
473 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/04(水) 20:42:44.36 ID:eaOVfyUQo


その頃、初霜は


初霜「艦娘の呼び捨ては、やめるべきかと」

補佐「ええ?なんでだ?」

初霜「艦娘第一でしょう?つまり艦娘は目上、私は当番ですからそのままお呼びください」

補佐「いやいやいや、そんなこと言われても今更なぁ。それにその理屈なら、当番のお前が私に意見するなんて、って話になるだろ」

初霜「むぅ……ダメですか……」

補佐「呼び名なんてお前さんがいちいち気にすることじゃないじゃないか、どうしたんだ急に」

初霜「別に……」

補佐(急に何を言い出すかと思えば、何をしょげ返っているんだか……)

 
474 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/04(水) 20:44:35.75 ID:eaOVfyUQo
こんだけ
最近急に冷え込んできた、気がする
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 00:39:22.83 ID:WFoBvDFvo
補佐官しゅきしゅき初霜がみたぁーいー、みたぁーいー
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 00:52:58.31 ID:XKpc/oRA0
『黒いの観察日記』

すんごい気になる
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 12:24:00.24 ID:6aoqcB0A0
「黒いの」でゴキブリを連想してしまい
ゴキブリを観察してるの!?と思ってしまった
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 08:41:27.51 ID:mOU5+tFO0
偶には初霜への飴もあってもいいと思うんだ
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/08(日) 14:06:59.42 ID:qCWyjjXzo
初霜はまだ手でしかやってないからな
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 21:38:09.49 ID:LW2ZdU+90
結局あの首絞めプレイは何だったのか

深く考えたら負けな気がしてきた

481 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/11(水) 23:23:03.28 ID:9S6sT8tyo


【鎮守府のヤベー奴】


ところで、補佐官の兄と榛名が会話をしていた。


補佐兄「なんだか、『いつまで鎮守府に居座るんだ』って白い目で見られてる気がする」

榛名「そんな事はないですよ、榛名は大丈夫です!」

補佐兄「そう言ってくれるとありがたいけど」

榛名「二人ぐらい増えたってどうってことないです!娘さんも可愛いですし」

補佐兄「君たち艦娘が娘の面倒を見てくれるから本当に助かっているよ」

榛名「いえいえ、こちらこそ、色々と学ばせていただいています」

補佐兄「しかしなぁ、なんとか就職しなくっちゃあなぁ……」
482 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/11(水) 23:23:29.04 ID:9S6sT8tyo

テテーン!

提督「そこの君!海軍に入らないかい!?」

補佐兄「どうしたんです叔父さん」

提督「入らないかい!?」

補佐兄「え、えぇ……そんな急に入れるものなんです?」

提督「もちろんじゃよ!試験さえ合格すればあなたもすぐに激戦地へ!」

補佐兄「激戦地……でも私には娘がいるからなぁ」

提督「大丈夫!」

補佐兄「……」

提督「……大丈夫じゃ!」

補佐兄(絶対大丈夫じゃない)

提督「というかのう、なり手がおらんのじゃよ、試験がアホみたいに難しくて」
483 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/11(水) 23:24:26.97 ID:9S6sT8tyo

補佐兄「それなら私も無理でしょうが」

提督「そこはこう、コネじゃよ」

補佐兄「そんなよくある艦これSSの敵対提督みたいなのやですよ」

提督「……大丈夫じゃ!」

補佐兄「えぇ……」

榛名「げ、激戦地だなんて、ダメです!」

提督「いやまぁ、本当に送られるかどうかはわからんのじゃがな」

榛名「榛名が絶対許しません!娘さんが可哀想です!」プンプン

提督「まぁ本気で言ってるわけじゃないから、そう怒るな」

榛名「娘さんが悲しむようなことは榛名は絶対許しませんからね!この『補佐官のお兄さんの娘さんファンクラブ』会員002の榛名がね!」

補佐兄「え!?『補佐官のお兄さんの娘さんファンクラブ』!?何それ!?」
484 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/11(水) 23:25:10.98 ID:9S6sT8tyo

榛名「ご存じないのですか?娘さんを見て愛でる、触って愛でる、会話して愛でる、素敵な同好会です!」

補佐兄「触るって……父である私に言っていいのかそれは……ちなみに001って誰?」

榛名「それはもちろんあなたですよ」

補佐兄「え、私ぃ?入った覚えないけど……まあ一番娘を愛しているのは私だが」

榛名「だから001は空けてあるんです」

補佐兄「な、なるほど……」

榛名「そういうわけですから、誰が何と言おうと激戦地になんて送らせません!」

提督「むぅ、そうかぁ……」

補佐兄(ひょっとしてこの鎮守府ヤベー奴ばっかりなんじゃ……)


その通りである!
 
485 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/11(水) 23:27:34.29 ID:9S6sT8tyo
こんだけ
最近の艦これ事情が全然分からん!
2期とやらでゲーム性が変わって面白くなればいいけど、まあそのままHTML5に移行ってだけだろうなぁ
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 23:47:35.56 ID:4tjtnYtio
アズールレーンと仲良くなって、二期が始まった
あと満潮がカイニ!
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/11(水) 23:48:59.64 ID:9wAJginV0
友軍艦隊…
488 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/19(木) 01:50:49.77 ID:9kbbxH6uo


【初霜のお悩み相談】


初霜「そろそろ私にもご褒美が必要よね」

若葉「この間も旅行に行ったのに何を言ってるんだお前は」

初霜「いや、それはそうだけど、もっとこう、あるじゃない?」

若葉「ないな」

初霜「補佐官から直接よ」

若葉「なんだかんだ言ってお前補佐官めちゃくちゃ好きだよな」

初霜「いや、そんな事は断じてないんだけど。むしろあっちが私の事好きなんだけど」

若葉「……」

子日「なんでちょっと意地張るのかな」

若葉「ああいうタイプには直球勝負を挑んだ方がいいぞ」

初霜「別に、違うし、好きじゃないし」
489 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/19(木) 01:51:33.14 ID:9kbbxH6uo

若葉「仮に好きじゃないとして、その態度でご褒美貰おうとか嫌な奴だな……」ガビーン

子日「そうだよ」

初霜「いやだって……」

子日「そんなデモデモダッテちゃんだったかなぁ、初霜ちゃんは」

初霜「むぅ……」

若葉「何をそんなに恥ずかしがってるんだ、他にもっと恥ずかしいやつはいっぱいいるっていうか大体みんな振る舞いが恥ずかしいぞ」

子日「そうだよ、もうここちょっとしたスラムか無法地帯だよ」

初霜「そうだけど……だってこう、違うじゃない、いつも横にいるんだから。家族に『ありがとう』って言いにくいのと同じで」

若葉「家族なんていた事ないだろ私たちは」

子日「姉妹艦は家族だよ!」

白露「嘘を言うなっ!」

若葉「ああ、そうだったそうだった、すっかり忘れて……」
490 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/19(木) 01:52:02.03 ID:9kbbxH6uo

白露「……」

子日「……」

若葉「……」

白露「あなたたち戦闘に参加して。ベラベラ喋ってばかりいないでさぁ」

ドンドン!

パララララ

若葉「すまん……」

 
491 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/10/19(木) 01:53:56.11 ID:9kbbxH6uo
こんだけ
大体みんな振る舞いが恥ずかしい、艦これSSあるあるだな(多分)
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/19(木) 09:59:06.45 ID:0/dw2ek10
乙です。
こうして会話できるほど余裕な戦闘だったんだな
493 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/11/23(木) 12:06:35.99 ID:HP1Y/VUJo

【海防艦、また現る】


ズーン...

補佐「……」

初霜「そんなに落ち込んで、どうなさったのですか?」

[新しく海防艦が来るよ!]

初霜「えぇ……」

補佐「今いる4人でさえこの騒ぎなのに……」

コンコン

補佐「はいどうぞ」

ガチャ

佐渡「択捉型海防艦、三番艦の佐渡だぜ!よろしくな!」

対馬「択捉型海防艦、対馬」
494 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/11/23(木) 12:07:04.92 ID:HP1Y/VUJo

補佐「よろしく。私がこの鎮守府の補佐官だ。君たちのマネージメントを行うが、最近は提督が仕事をしないk」

佐渡「TN☆TN吸わせろぉ!!」クワッ

補佐「え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」

ガチャ

涼月「遅くなりました」

伊400「お邪魔しまーす」

涼月「……」

伊400「お邪魔しましたー」

バタン

補佐「わ、私がここで……逆レなどとは……」

初霜「いつもの事でしょうが」

対馬「ふふ、対馬もスイッチが入っちゃいました……対馬の、ここに、入れt」

初霜「おっと言わせませんよ」

佐渡「もうほとんど言ってるじゃねえの」
495 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/11/23(木) 12:07:38.00 ID:HP1Y/VUJo

初霜「疑問なんだけどなんで海防艦ってこんなのばっかなの」

佐渡「ここに送られてくる海防艦は試製艦娘だし」

初霜「艦政本部ほんとクソですよね」

補佐「うん、思った」

佐渡「それだけ信頼に厚いって事じゃないの」

補佐「そういうタイプの信頼はやだなぁ」

対馬「さぁ、早く……♥」

佐渡「どうやら準備万端のようだぜ」

補佐「えぇ……やらなきゃダメなの……」

対馬「やらなかったら補佐官ごとこの執務室を破壊します」

補佐「やるやる!俄然やる気が出てきたよ!」
496 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/11/23(木) 12:08:46.25 ID:HP1Y/VUJo

ガチャ

涼月「やっぱりさっきのは白昼夢じゃ……」

伊400「だと思うけど」

涼月「……」

伊400「夢じゃなかった……」

バタム

補佐「我ながら思うけど、酷い鎮守府だ……」グッタリ

初霜「酷いのは海防艦ですがね」

佐渡「じゃあ戻るわ、用事も済んだし」

対馬「また、いつでも、お呼びください」

補佐「500万年後ぐらいに呼ぶよ」

ガチャ

バタン

補佐「やれやれ、またロクでもないやつらが来てしまった」

初霜「気苦労が増えそうですね、満更でもないとか思ってるんでしょうけど」ヨシヨシ

補佐「そんな事ないし……」

 
497 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/11/23(木) 12:13:26.78 ID:HP1Y/VUJo
こんだけ
HOI4で今度支那事変イベント強化DLCが出るっぽいね!わぁい!
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 17:22:10.00 ID:sQ5U3XPzO

今の勢いを見るに海防艦は今後もどんどん実装されそうですね負けるな補佐官
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 17:26:52.27 ID:17Ulg5rC0
乙です
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 20:21:00.76 ID:JRttTHzWo

久しぶりだな
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 19:19:59.59 ID:RdSNEDrA0
どこかで見たが海防艦(択捉、松輪)は小学生低学年くらいの身長らしい
だから多分佐渡、対馬もそのくらい

そんな小さな子と大の男がチョメチョメヤってる所なんか見たら
そりゃ2人も逃げ出すわ
502 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/11/25(土) 14:11:52.12 ID:Yk4E02wao

【安価アンテナ2】


マッド明石「出来ましたぜ中尉!『安価アンテナU』でさぁ!」

補佐「初霜!」

シュバババババ

初霜「はい、初霜参りました……うわっ」

マッド明石「そんなゴキブリが出たみたいな反応しないでくださいな」

初霜「ゴキブリか白蟻の方がマシですがね」

補佐「そうだぞ」

マッド明石「(´・ω・`)」

初霜「何しに来たとか聞きません、出て行ってください」

補佐「そうだそうだ」

マッド明石「酷い!」

初霜「この間も何やら危険な細菌を持って来ていたらしいじゃないですか、困るんですよねそういうの」

補佐「困る困る」

マッド明石「ぐぬぬ、小娘め、言わせておけば!」
503 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/11/25(土) 14:12:19.03 ID:Yk4E02wao

初霜「逆切れですか?」

マッド明石「そうだとも!!」ビュンッ

初霜「当たりませんよ」サッ

ザックリ

補佐「お゛ぁ゛っ!?」

初霜「あ」

マッド明石「よっし!」

補佐「ま、またこれに操られるのか……」

初霜「ホントクズよねこいつ……」

マッド明石「だからマッドなのよ!でもあんまり言うと泣くからね!」

補佐「どんどん泣いて」

マッド明石「あ、誰か来ましたよ!実験を始めましょう!」

初霜「割と面白そうですね」

補佐「面白くない」


通りかかった艦娘↓1
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/25(土) 14:14:09.21 ID:52APialg0
古鷹
505 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/11/25(土) 14:19:22.80 ID:Yk4E02wao


古鷹「あ、補佐官と初霜ちゃん」

マッド明石「私は認識されていない!?」

補佐「下がれ古鷹!何が起こるかわからないぞ!」

古鷹「何かお困りみたいですね」

補佐「困っているけど君にも迷惑がかかるから」

古鷹「またそいつがなにかをやらかしたんですね、お助けしましょう」

補佐「んもう!いい子なんだから!」

マッド明石「ふふふ、まんまとかかりましたな」

初霜「このボタンを押せばいいのね」カチッ

マッド明石「……」


↓1 行動・セリフ等
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/25(土) 15:30:43.11 ID:D6yvu93jo
目からビーム
507 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/11/25(土) 15:48:51.58 ID:Yk4E02wao


補佐「ホワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

ビィィィィィィ

古鷹「あばばばーーーー!!?」バリバリ

バタッ

初霜「補佐官の目からビームが!」

古鷹「」ピクピク

補佐「ふ、古鷹が!大丈夫か!」

マッド明石「こんな事までできるとは……私は自分の才能が恐ろしい……!」

補佐「初霜、古鷹を医務室へと運んでやれ」

初霜「は、はい」ヨイショ

スタスタ

マッド明石「目からビームを出した感想はどうです」

補佐「お前に当ててやればよかったよ」

マッド明石「ふふふ、どんどん私の好感度が下がっていきますね、泣きそう」

補佐「自業自得だし、なんでお前のところの提督がお前を野放しにしてるのか考えたくもないな」

マッド明石「それは提督もマッドだからですよ!おっと、次なるお客のようですね」


通りかかった艦娘↓1


508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/25(土) 15:49:48.78 ID:52APialg0
鳳翔
509 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/11/25(土) 15:58:34.84 ID:Yk4E02wao


鳳翔「あら、補佐官と……何のご用ですか?」

マッド明石「鳳翔さんですらいきなり警戒するなんて……」ガーン

補佐「この大たわけを何とかしてくれ」

鳳翔「わかりました」ジャキッ

マッド明石「おっと、そんなショットガンを構えるとどうなると思います!?」カチッ


↓1 出来事、行動、セリフ等
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/25(土) 16:03:26.35 ID:GT2/FyW10
もう一度目からビームでマッド明石を轟沈
511 : ◆TLyYpvBiuw [saga]:2017/11/25(土) 16:17:59.58 ID:Yk4E02wao


補佐「ホワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

ビィィィィィィ

マッド明石「おべべべーーーー!!?」バリバリ

バタッ

鳳翔「あら」

補佐「や、やったぞ!撃沈したぞ!ふはははは!」

鳳翔「でも、陸上じゃ艦娘は沈没しませんよ」

補佐「そうか、そうだな……」

マッド明石「」キュー

補佐「なんか、宅急便とかで送り返しておいてくれ」

鳳翔「わかりました」ヨイショ

ズリズリ

補佐「ふぅ、ようやく難は去ったか……このアンテナを抜かないと……」グイグイ


通りかかった艦娘↓1
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