P「アイドルマスターと」あやめ「シンデレラガール」

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1 : ◆LwyZOMDa4U [sage saga]:2017/06/16(金) 22:58:53.60 ID:yKDdrUfa0
こちら、アイドルマスターシンデレラガールズのSSになっております。
初SS、初スレ建てなので、至らない点も多々ありますが、
見ていただけたら嬉しいです〜。

では、始めさせていただきますー。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1497621533
2 : ◆LwyZOMDa4U [sage saga]:2017/06/16(金) 23:07:40.38 ID:yKDdrUfa0
?「起きなさい、P!」


P「ふぁ〜あ...」


...眠い、学校なんてなくてもいいのに。
そう思いながら重い体を起こす。


P母「...やっと起きたのね、あやめちゃん待ってるわよ?」


P「あやめが?...早いなー」


言いながら時計を見る。
...針は8を指していた。


P母「ここ、最低でも、8時には出なきゃいけないのよね?
...どこが早いのかしら?」


P「どうりで父さんもいないわけだ。母さん、
朝飯はいらんよ」


そういって俺は手早く歯磨き等の最低限の身支度
をして家をでる。


?「P殿!遅いですよ!」


家を出ると、目の前にはお洒落な青色のゴムで
髪をお団子に結んでいる少女が立っていた。
3 : ◆LwyZOMDa4U [sage saga]:2017/06/16(金) 23:17:58.25 ID:yKDdrUfa0
P「おはよう、あやめ」


あやめ「はい、おはようございます!早くいかないと
遅刻してしまいますよ?」


そう言うとあやめは俺の手を引いて歩きだす。


P「先、行ってればいいのに...」


あやめ「いえ、P殿を置いてはいけません!P
殿はあやめのぼおいふれんど?なのですから!」


P「...その意味、わかってないでしょ?」


そんな他愛のない会話をしながら俺達は学校へと歩を進める。


P「...そういえば、今日は俺の誕生日だけど、あやめは何かくれるのか?」


俺があやめにそう聞くと、あやめは顔をそらした。


あやめ「...そ、そうだったのですか!?い、いやー、
忘れておりましたー!」


P「...小さい頃から毎年欠かさず何かしらやってたのに忘れるもんか?」


あやめ「そ、それよりもですね!P殿は今朝のにゅうす
は見ましたか?」


...誤魔化したな。
4 : ◆LwyZOMDa4U [sage saga]:2017/06/16(金) 23:32:48.74 ID:yKDdrUfa0
P「いや、見てないよ、朝寝坊したし」


あやめ「そ、そうでしたね...そのですね、新聞にも載っていたのですが、
実は、[しんでれらぷろじぇくと]なるものがあるとのことなのです!」


P「...ふーん」


シンデレラプロジェクトね。あやめは横文字が聞きずらい時があるから困る。
...話を聞いてみると、それはアイドル同士で競い合い、3年毎の成績でシンデレラ
となる者...要はトップアイドルを決める。といったものらしい。
...最近アイドルがやたら多いのはそのせいか。


あやめ「でですね!わたくしのしのびとしての特技をあいどるに活かせないかと思いまして!」


P「...アイドルになるのか?」


あやめ「はい!あいどるになって、あやめはしのび...くのいちとしての姿を様々な人に
見せたいのです!」


P「...そっか、...頑張れよ」


アイドルね...まぁあやめはそんじょそこらの奴よりはずっと可愛いと思うし
出来るとは思うが...親御さんが許さないだろうなぁ...。


あやめ「それでですね...あやめがあいどるになる時には
是非P殿にぷろでゅーす?していただきたいのです!」


P「......へ?」


...我ながら素っ頓狂な声が出たな。


あやめ「ですから、わたくしはあいどる。P殿は
プロデューサーとして、二人でこの頂に立つのです!」
5 : ◆LwyZOMDa4U [sage saga]:2017/06/16(金) 23:42:54.49 ID:yKDdrUfa0
P「...考えとくよ」


いや、俺にプロデューサーは無理があるだろう。
愛想悪いし。演技力には多少の自信はあるが、演技では
いずれボロも出るしな。
そんな事を思っているといつの間にか学校の正門に着いていた。


あやめ「ふぅ...間に合いましたね?」


P「...ああ、そうだな」


会話を交わした瞬間。

......キーンコーンカーンコーン......

...一限目のチャイムと思われるものが聞こえた。
時計は持っていないので正確な時間はわからないが。


あやめ「ち、遅刻です!...P殿!また帰りにお話ししましょう!
では、さらばー!!」


あやめは小等部の方へと走っていった。
...朝から忙しい子だ。
...さて、俺も行くか。
俺は眠気を訴え、閉じようとするまぶたをこすりながら中等部へと向かった。
6 : ◆LwyZOMDa4U [ saga]:2017/06/16(金) 23:56:03.54 ID:yKDdrUfa0
学校ではやる事は余りない。友達はそれほど多くないし、
いたとしても別のクラスだ。あやめは小等部なので俺の所に
来ることは滅多に無いしな。

...それにしても、あやめはなぜ誕生日について誤魔化したのだろうか。
何か企んでいるのかもしれないな...

そんな事を考えながら授業を受けていると、
不意に教室のドアが開いた。


教師「...Pはいるか?」


何やら息を切らしている。俺に何か用があるみたいだな。
一体何の話だろうか。
はい、と言って授業担当に軽い会釈をした後、俺は廊下に出た。


P「何の話ですか先生?」


そう聞くと先生は息を整えたのち、重そうに口を開いた。


教師「実はな...君のお父さんが倒れたんだ...」


P「...ほんと、ですか」


...誕生日に、最悪のプレゼントだ...
7 : ◆LwyZOMDa4U [ saga]:2017/06/17(土) 00:17:53.08 ID:VsHFjpXO0


--------------三年後-------------


P「...ふぁ〜あ...」


友「...おう、よく寝てたみたいだな」


P「今何時だ?」


友「12時だ。ぐっすりだな」

...もうそんな時間か。
俺は机に突っ伏していた影響で怠くなった体を起こす。
...それにしても懐かしい夢を見たな...

...あれから三年、か...。
父さんは心臓病を患っていたそうだ。しかし、軽い症状だそうで
命に別状はないらしかった。父さんはその後体調は安定したものの、
療養している。この一連の騒動により家庭環境がゴタゴタしてしまって、
あやめとは疎遠になってしまった。

...俺は、自分の今の思考に少しの違和感を持った。


友「おーい、大丈夫かー?ぼーっとしてるけど」


P「ああ、問題ない...」


友の気遣いにそう言って返す。
心配されるのは好きではない。

...それにしてもあやめはアイドルにはなれたのだろうか?
まぁそういった話をきかないからまだなってはいないのだろう。
頑張ってほしいものだ。

その後の授業を受け、放課後になるとバイト先のコンビニへと向かう。
眠気を感じながらもレジ対応などの仕事をこなし、バイトを終わる。


店長「お疲れ様」


P「はい!お疲れ様です!」


挨拶をし、俺は外にでる。疲れた...。
それにしても俺も対人付き合いによって随分演技力が上がったのではないだろうか。
これなら人を欺くこともできるかもな。

自分の演技力にそんな評価を下していると、いつもの帰り道に
男が立っていた。
それ自体はおかしなことではないが、この時間帯、
この道は人が通ることはほとんどないので少し不思議に
思うのだ。


P(スーツか...まぁサラリーマンかなんかだろう...)


そんな事を思いながらその男の横を通ろうとしたとき。


肩を掴まれた。


8 : ◆LwyZOMDa4U [ saga]:2017/06/17(土) 00:37:54.47 ID:VsHFjpXO0

P(なんだ!?)


突然のことに、俺は動揺した。危険な人物だったのだろうか?


P(面倒事には巻き込まれたくないぞ...!)


そう思うと俺はその男の方を向き


P「...何か、ご用ですか?」


と、作り笑顔を張り付けて言った。
すると男は作り笑顔とは違う、満面の笑みを浮かべて俺にこう告げた。


「君、アイドルをプロデュースしたくはないかい?」


P「...は?」


思わず声が出てしまった。


「驚くのも無理はないか。実は俺はこういう者なんだ」


男は俺に紙を差し出してきた。どうやら名刺のようだ。
俺はその名刺の名前のあたりに目を向けた。

898プロ PaP(名前)

......俺の父さんの会社じゃねえか。


PaP「いやー、君を見た時に俺はティン!っときてね。
是非君にプロデューサーをやってもらいたいと思ったんだ!
...シンデレラプロジェクトの事は知っているだろ?」


P「ええ、まぁ...」


PaP「それを898プロが取り仕切っているんだけど、君にもぜひ参加してもらいたいんだ!
興味がでたら名刺に書かれている番号にかけてほしい!じゃあよろしくねー!」


そう言うと男は走り去っていった。


P「...帰るか。」


その後、家に帰った俺は書類などを整理している
父さんに向かってこう言った


P「...父さん、採用する人はもう少し考えたほうが良いよ?」


P父「...?、どういうことだ?」


P「...なんでもない、おやすみ」


俺は風呂などを済ませ、自室の布団にもぐる。


P(...プロデューサー、か)


三年前の夢について語るあやめが脳裏によぎる。


P(...俺がプロデューサーになる時は、あやめも誘ってやるかな)


そんなことを考え、笑みをこぼした俺は、
そのまま眠りについた。
9 : ◆LwyZOMDa4U [sage saga]:2017/06/17(土) 00:39:05.63 ID:VsHFjpXO0
いったんここまでです。
眠いので寝てからまた書き始めたいと思います。
おやすみなさい...
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