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ラブライブ〜junior high school diary〜
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/10(土) 19:13:45.72 ID:W0Xd1rEX0
キーンコーンカーンコーン
亜里沙「あれ、雪穂?」
雪穂「ん?どうかした?」
亜里沙「雪穂のお弁当…」
雪穂「私のお弁当?何か変?」
亜里沙「その赤いのは何?」
雪穂「え?これ?」
亜里沙「うん」
雪穂「あ〜そっか。亜里沙は梅干し知らないんだね」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1497089625
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/10(土) 19:24:33.82 ID:W0Xd1rEX0
亜里沙「梅干し?」
雪穂「うん。梅を干したのが梅干し」
亜里沙「雪穂、それは違うよ」
雪穂「え?何が?」
亜里沙「だって、梅は赤色じゃないもん」
雪穂「え?あ、うん。そうなんだけど」
亜里沙「それとも梅は赤いのもあるの?」
雪穂「う〜ん。なんて説明したらいいのかな。梅は知ってるんだもんね?」
亜里沙「うん。詳しくは知らないけど知ってるよ」
雪穂「梅干しが赤いのはシソにつけてるから…って言っても分からないよね?」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/10(土) 22:43:23.31 ID:W0Xd1rEX0
亜里沙「うん。全然わかんない」
雪穂「う〜ん…食べてみる?」
亜里沙「いいの一つしか入ってないのに?」
雪穂「おかずは他にもあるからね」
亜里沙「じゃあ、いただきます」
パクッ
雪穂「どう?」
亜里沙「ん〜…雪穂ぉ…」
雪穂「ん?」
亜里沙「これ凄く酸っぱいよ」
雪穂「やっぱり亜里沙には合わないか」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 10:20:33.16 ID:9sEQv/Ex0
キーンコーンカーンコーン
亜里沙「ねえねえ、雪穂」
雪穂「何?どうしたの?」
亜里沙「今日どこか寄り道して帰ろうよ」
雪穂「え?どこに?」
亜里沙「どこでもいいよ」
雪穂「寄り道したいだけなの?」
亜里沙「うん。日本のハラショーな中学生は放課後友達と寄り道して帰るんでしょ?」
雪峰「えっと…どこの情報?」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/11(日) 19:33:34.50 ID:sGxTBRD9o
梅干しは漬け物
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 20:55:31.82 ID:9sEQv/Ex0
亜里沙「日本のドラマとか漫画に出てくる女子中学生はだいたい寄り道してるよ?」
雪穂「あ〜、う〜ん…まあ、そうか…うん。まあ、いいよ?どこ行こうか?」
亜里沙「私が読んだ漫画では帰りに日本のお菓子をたべてた」
雪穂「えっと…和菓子かな?」
亜里沙「そう、それ!」
雪穂「和菓子食べたいの?」
亜里沙「うん。せっかくだから。雪穂は嫌なの?」
雪穂「嫌ではないんだけど…私の家って和菓子屋なんだよね」
亜里沙「え?雪穂のお家は和菓子を作ってるの?」
雪穂「うん。だから、普段から飽きる程食べてる言うか…」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 21:05:33.16 ID:9sEQv/Ex0
亜里沙「え?飽きちゃったの?」
雪穂「まあ、和菓子は好きだよ?」
亜里沙「そっか。じゃあ、今日は何か違う物を食べて帰ろう」
雪穂「いいの?」
亜里沙「うん。和菓子はいつでも食べる機会あるもん」
雪穂「亜里沙…」
亜里沙「だから、これからもずっと仲良くしてね」
雪穂「そうだね。じゃあ、今度家に食べに来てね」
亜里沙「うん!」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 21:23:57.97 ID:9sEQv/Ex0
キーンコーンカーンコーン
先生「来週の遠足についてですが」
亜里沙「雪穂!一緒の班になれて良かったね」
雪穂「そうだね」
先生「えー、班で回るルートを話し合ってください。じゃあ、机を合わせて」
雪穂「えっと、ウチの班はどうしようか?」
亜里沙「私お寺に行きたい」
雪穂「まあ、そうなるよね」
男子A「寺なんて行ったってつまんねーよ。」
亜里沙「え?どうして?加藤君はお寺嫌いなの?」
男子A「だって、寺なんてじじいみたいじゃん。なあ?」
男子B「別に…俺はどっちでもいいけど」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 21:33:24.45 ID:9sEQv/Ex0
亜里沙「ほんと?中間くんお寺好きなの?」
男子B「まあ…ちょっと…」
男子A「はあ?嘘だろ?」
亜里沙「じゃあ、3対1だね」
男子A「おい。お前が寺が好きなんて聞いた事ないぞ」
男子B「別に…言う必要もねーじゃん」
男子A「お前、絢瀬の気を引きたいだけじゃねーの?」
男子B「はあ?な、何を言って」
雪穂「どっちにしろ」
男子A「え?」
雪穂「班でレポートを提出しなきゃいけないんだし鎌倉なんだからお寺は外せないでしょ?」
男子A「ま、まあ…」
雪穂「じゃあ、決定ね」
亜里沙「やったー!良かったね!」
男子B「ま、まあ」
亜里沙「遠足楽しみだな〜」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 21:38:36.04 ID:9sEQv/Ex0
キーンコーンカーンコーン
亜里沙「でね、お姉ちゃんがね」
雪穂「へ〜亜利沙のお姉さんは凄いんだね」
亜里沙「うん。自慢のお姉ちゃんなんだ。雪穂もお姉ちゃんいるんでしょ?」
雪穂「うん。居るよ」
亜里沙「へ〜雪穂にそっくり?」
雪穂「え〜似ては…ないかな?」
亜里沙「そうなんだ。雪穂のお姉さん会ってみたいなぁ」
雪穂「うん。まあ、機会があったらね」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 21:48:26.64 ID:9sEQv/Ex0
穂乃果「ねえ、海未ちゃん。お願い!見逃して?」
海未「ダメです。あなた…ダイエットするって言ってませんでした?」
穂乃果「言ったけどさぁ。別に太ってないよね?ね?ことりちゃん?」
ことり「うん。大丈夫だと思うけど」
海未「1年生の3人が加入してますます気を引き締めければいけないんです。わかりますよね?」
穂乃果「え〜でも穂乃果お腹空きすぎて死んじゃうよ〜」
海未「それくらいで人は死にません!」
穂乃果「海未ちゃんの鬼〜」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 21:55:25.14 ID:9sEQv/Ex0
雪穂「げっ」
亜里沙「どうしたの?」
雪穂「いや…今日は遠回りして帰ろうか?」
亜里沙「どうして?」
雪穂「た、たまには違う道から帰るのも良いと思うんだよね」
亜里沙「何か食べて帰るの?」
雪穂「あっ!うん。それもいいね!そうしよう!」
穂乃果「海未ちゃん、お願いだよ〜」
海未「ダメです」
穂乃果「あ〜ん。ケチーーーーー!!!」
亜里沙「なんかあっちの方賑やかだね?何してるのかな?」
雪穂「あっ!あー!なんか子供が駄々を捏ねてるみたいだよ?あんまりジロジロ見るのも良くないからさ。ね?もう行こうか!」
亜里沙「うん。そうだね!そっか、小さい子供だったんだ」
雪穂「う、うん。そう見たい」
(帰ったらお説教してやる)
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 22:04:54.72 ID:9sEQv/Ex0
キーンコーンカーンコーン
亜里沙「今日も雨だね」
雪穂「梅雨入りしたからね」
亜里沙「日本は大変だね」
雪穂「ロシアは梅雨とかなかったの?」
亜里沙「私の住んでる所はなかったよ?」
雪穂「ふ〜ん。その言い方だと梅雨がある地方もあるんだ」
亜里沙「ねえ?梅雨ってなんで梅の雨って書くの?」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 22:10:09.75 ID:9sEQv/Ex0
雪穂「梅が取れる時期だからだと思うけど」
亜里沙「じゃあ、梅干しがいっぱい食べれるんだ?私はあんまり得意じゃないなぁ。お姉ちゃんも苦手って言ってた」
雪穂「それは関係ないんじゃないかな?」
亜里沙「そっか」
雪穂「それにしても、梅雨はジメジメしてるし嫌になっちゃっうなぁ」
亜里沙「え?雪穂は嫌いなの?」
雪穂「いや、亜里沙も嫌いでしょ?」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 22:13:30.19 ID:9sEQv/Ex0
亜里沙「私はそんな事ないよ?」
雪穂「そうなの?」
亜里沙「うん。むしろ雨の日は好きかもしれない」
雪穂「好きなの?」
亜里沙「だって、雨が降れば傘を使えるんだよ?」
雪穂「出来れば私は傘を使いたくないんだけど」
亜里沙「え〜どうして?」
雪穂「手が塞がるし荷物とかあったら大変でしょ?」
亜里沙「う〜ん。そっかぁ」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 22:16:23.64 ID:9sEQv/Ex0
雪穂「亜里沙はなんでそんなに傘を使いたの?」
亜里沙「それはね、お姉ちゃんが買ってきてくれたお気に入りの傘だからだよ?お姉ちゃんとお揃いなの」
雪穂「なるほど。そう言う考え方もあるんだ」
亜里沙「うん。あっ、雪穂も私とお揃いにすれば雨が好きになるかも知れないよ?」
雪穂「そっかぁ。じゃあ、そうしようかな」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 22:29:00.02 ID:9sEQv/Ex0
キーンコーンカーンコーン
女子A「でね、実は私はサッカー部の大野君が」
女子B「わかる!でも私はB組の杉山君が好きなの」
亜里沙「へ〜そうなんだ」
女子A「亜里沙ちゃん好きな子いないの?」
亜里沙「私?私はまだいないよ?」
女子B「え〜勿体無い。亜里沙ちゃん凄く可愛いし男子にも人気あるんだよ?」
亜里沙「え?そうなの?」
女子A「そうだよ」
亜里沙「う〜ん。そっかぁ…でも、私はそう言うのまだ分かんないなぁ。雪穂は好きな人いるの?」
雪穂「わ、私?」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 22:38:01.83 ID:9sEQv/Ex0
女子A「あ〜そう言えば聞いた事ないかも」
女子B「どうなの?雪穂は好きな人いるの?」
雪穂「私もそう言うのはまだ分かんないって言うか…」
女子A「え〜雪穂だって結構人気あると思うよ?」
女子B「うんうん。雪穂はしっかりしてるし可愛いもんね」
雪穂「そんな事ないと思うけど」
亜里沙「そんな事はあるよ。私も雪穂大好きだもん」
雪穂「う〜ん。そう?多分亜里沙の好きと皆んなが好きは違うと思うけど」
亜里沙「そうかなぁ?」
雪穂「うん。でもまあ、じゃあしばらくはそれで良いかな?」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 22:44:52.48 ID:9sEQv/Ex0
キーンコーンカーンコーン
亜里沙「はあ…」
希「あれ?おーい」
亜里沙「ん?」
希「お?気づいたみたいや」
亜里沙「希さん?」
希「亜里沙ちゃん今帰り?」
亜里沙「はい。今お家に帰るところです」
希「そうなんや?…一人?」
亜里沙「いつも一緒に帰ってる友達が風邪でお休みで他の友達も部活とかあるから」
希「そっかぁ。せっかく梅雨がお休みしてくれてるのになぁ」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 22:56:08.71 ID:9sEQv/Ex0
亜里沙「希さんはどうして中学校の近くにいるんですか?」
希「ちょっと、野暮用でね」
亜里沙「そうなんですか」
希「うん。あっ、そうや!本当は今日お姉ちゃんと一緒にパフェを食べに行く予定だったんやけど」
亜里沙「お姉ちゃんと?」
希「うん。亜里沙ちゃんも行かない?えりちはまだ学校やけどそのうち来ると思うんよ。お姉ちゃんの大好きなパフェなんよ」
亜里沙「行きます。行きたいです」
希「うん。じゃあ先に行ってようか?」
亜里沙「はい!」
希「これで少しはえりちの息抜きになるとええなぁ」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 23:05:14.18 ID:9sEQv/Ex0
わいわいがやがや
亜里沙「アキバの街は毎日賑やかだね」
雪穂「そうだね。まあ、東京だしね」
亜里沙「ん?雪穂?」
雪穂「何?」
亜里沙「壁クイって何?」
雪穂「壁クイ?壁ドンじゃなくて?」
亜里沙「うん。壁クイって書いてあるよ?あそこのお店」
雪穂「本当だ。壁ドンと似たようなもんじなないのかな?」
亜里沙「壁ドンも私は知らないよ?」
雪穂「壁ドンって言うのは…少女漫画で見た事ない?男の人が女の子を壁際に追い詰めてドンって。まあ、一般女子の憧れだね」
亜里沙「雪穂も?」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 23:12:04.92 ID:9sEQv/Ex0
雪穂「ん〜私は別に…まあ少しは憧れるかな」
亜里沙「ふ〜ん」
女の子「…」ジィー
雪穂「ほら、あそこの小学生かな?中学生かな?興味津々でしょ?」
亜里沙「本当だ!女の子の憧れなんだね!」
雪穂「まあ、実際にやられたら驚きの方が大きいかもしれないけどね」
亜里沙「びっくりするの?」
雪穂「だって漫画の中だから違和感がないだけなんだよ」
亜里沙「そっか」
女の子「はっ!そろそろピアノの練習の時間じゃない」
亜里沙「時間を忘れるほどなんだね。壁クイって」
雪穂「人によるだろうけどね」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 23:32:13.27 ID:9sEQv/Ex0
キーンコーンカーンカーン
亜里沙「雪穂、雪穂、雪穂ー!」
雪穂「あっ、おはよう亜里沙…どうしたの?」
亜里沙「ねえ?雪穂はスクールアイドルって知ってる?」
雪穂「え?…まあ、知ってるよ」
亜里沙「本当に?こないだね、お姉ちゃんに教えて貰ったんだけどねとってもハラショーなの」
雪穂「へ〜、亜里沙もアイドルとかに憧れるんだ?」
亜里沙「うん。まさか、まさかだよ」
雪穂「まさかなんだ」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 23:41:27.02 ID:9sEQv/Ex0
亜里沙「うん。まさにあれだよ。感電しゃったもん」
雪穂「えっと…雷に打たれた様な衝撃って事?」
亜里沙「うん。そんな感じ」
女子A「凄い!」
雪穂「え?」
女子B「雪穂今の分かったんだ」
亜里沙「ん?」
雪穂「あっ、聞いてたんだ?」
女子A「うん。よく分かったよね」
女子B「うん。私なんて横で聞いててはてなマークだったもん」
亜里沙「流石雪穂」
雪穂「う、うん。ありがと」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 23:50:13.69 ID:9sEQv/Ex0
ミーンミンミンミン
雪穂「すっかり夏になったね…まだ、夏休み前なのに暑いもんね…」
亜里沙「雪穂!ファイトだよ!μ’sも暑いけど練習頑張ってるんだから」
雪穂「まあ、そうだね」
海未「………」
雪穂「あれ?噂をすれば?」
亜里沙「海未さんだー!」
海未「ふっ、ふふふ」
雪穂「え?一人で笑ってる?」
亜里沙「何か良いことでもあったのかな?」
海未「ふふっ…ふふふ」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/11(日) 23:56:08.78 ID:9sEQv/Ex0
雪穂「な、なんか声掛けにくいね」
亜里沙「海未さーん」
雪穂「え?亜里沙?」
海未「はっ!?…亜里沙?雪穂?」
亜里沙「こんにちは」
雪穂「こんにちは」
海未「学校帰りですか?」
亜里沙「はい。海未さんは今日は練習はないんですか?」
海未「ええ。今日は穂乃果もことりも練習に出れないので」
雪穂「え?お姉ちゃん何かあったの?」
海未「補習です」
亜里沙「え?テスト期間じゃないのに?高校生は大変ですね」
雪穂「しっかり勉強してないからだよ…」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 00:00:32.92 ID:3yEBBuzP0
亜里沙「ところで海未さんは」
海未「何ですか?」
亜里沙「なんで笑ってたんですか?」
海未「え?」
亜里沙「さっき一人で笑ってましたよね?何かいい事あったんですか?」
雪穂「あ、亜里沙…」
海未「え?…何の話でしょう?」
亜里沙「さっき一人で笑ってたじゃないですか?」
海未「…どこから見てました?」
亜里沙「え?笑ってる所だけですよ?笑顔の練習してたんですか?スクールアイドルだから?」
海未「え?ま、まあ…そんな所です」
亜里沙「ハラショー!流石海未さんです」
海未「い、いえ」
雪穂「本当は何をしてたんだろ…」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 07:35:26.02 ID:Xwn3/ebJO
キーンコーンカーンコーン
亜里沙「ねえねえ、皆んな」
雪穂「ん?どうしたの?」
女子A「何かあった?」
亜里沙「私ね教えて欲しい事があるんだけどね」
雪穂「何?」
亜里沙「わびさびって何?」
雪穂「え?わびさび?」
亜里沙「お姉ちゃんに聞いてもね」
絵里『あ、亜里沙にはまだ早いかな〜』
亜里沙「って教えてくれないの」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 12:17:08.05 ID:Xwn3/ebJO
雪穂「なるほど…」
女子A「わびさびって言われても…」
亜里沙「二人とも知らないの?」
雪穂「なんとなく雰囲気でしか。言葉で説明するとなると…」
亜里沙「そんな?そんなになの?それは私が子供だから理解知らないの?」
女子A「亜里沙のお姉さんが説明出来ないんじゃ私達にはもっと無理だよね?」
雪穂「うん」
亜里沙「え?お姉ちゃんは説明出来ないんじゃなくてまだ早いって言っただけだよ?」
雪穂「あ〜うん…私達にはまだ早いんだね」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 12:25:39.81 ID:Xwn3/ebJO
ザーッ
亜里沙「梅雨が明けたのに雨は降るんだね」
雪穂「うん。梅雨だけ雨が降るわけじゃないよ?」
亜里沙「あれ?」
雪穂「ん?どうしたの?」
亜里沙「あれってC組の人だよね?」
雪穂「あっ、素行が悪いで有名な鬼塚君だよ」
亜里沙「素行?素行って何?」
雪穂「う〜ん、ちょっと悪い事したりとか…」
亜里沙「ふ〜ん、そうは見えないけどなぁ」
雪穂「そうかな?私には怖く見えるけど」
亜里沙「だって、ほら?猫に傘差してあげてるよ?」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 12:28:49.42 ID:Xwn3/ebJO
雪穂「え?あっ、本当だ…捨て猫?」
亜里沙「でも、あれじゃあの人が濡れちゃうよね」
雪穂「そうだね。どうするんだろ?」
亜里沙「私行ってくる」
雪穂「え?亜里沙?」
タッタッタッタッ
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 20:28:57.58 ID:Xwn3/ebJO
タッタッタッタッ
亜里沙「傘貸してきたよ」
雪穂「亜里沙がびっしょりだけど?」
亜里沙「うん。私は雪穂に入れてもらうから大丈夫」
雪穂「もう手遅れな気がするけど…」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 20:57:05.10 ID:Xwn3/ebJO
ミーンミンミンミン
雪穂「ん…んん…誰?朝から…」
亜里沙「雪穂ーーー!」
雪穂「亜里沙?」
亜里沙「雪穂ーーー!カブトムシ捕まえに行こう」
雪穂「カブトムシ?」
亜里沙「うん。日本の夏休みはカブトムシを捕まえに行くんだよね?」
雪穂「また間違った知識を…ここは東京だし一応私達受験生だからね?」
亜里沙「それは大丈夫だよ。ですよね?」
凛「うん。任せるにゃ!東京にだってカブトムシはいるよ」
雪穂「えっと…μ’sの…凛さん?どうして?」
穂乃果「それは私が呼んだからだよ」
雪穂「お姉ちゃん…随分と早起きだね?練習は?」
穂乃果「今日は休みなんだよ」
亜里沙「雪穂ーー!早く捕まえに行こうよ」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 21:04:27.12 ID:Xwn3/ebJO
雪穂「いや、行かないよ」
亜里沙「どうして?」
雪穂「だっていい歳して虫捕りなんてしたくないもん」
穂乃果「虫捕りに歳なんて関係ないよ」
凛「そうだよ。気にする事ないにゃ〜」
亜里沙「雪穂早くーーー!」
雪穂「いや、本当に行かないよ?夏休みの宿題やるよ」
亜里沙「あっ!そっか。私も宿題やらなきゃ」
雪穂「でしょ?私も準備するから宿題持ってきなよ?一緒にやろう?」
亜里沙「うん。家に取りに行ってくるね」
穂乃果「…穂乃果の妹とは思えないよ。どうする?穂乃果達も宿題やる?」
凛「まさか…二人で取りに行こうか?」
穂乃果「そだね」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 21:19:44.96 ID:Xwn3/ebJO
シャリシャリシャリ
亜里沙「ハラショー」
雪穂「美味しそうでしょ?」
亜里沙「雪穂?これがかき氷?」
雪穂「うん。でもこれで終わりじゃないからね」
亜里沙「え?そうなの?まだ何かあるの?」
雪穂「うん。これじゃあただの氷と変わらないでしょ?」
亜里沙「確かに!雪穂は鋭い!」
雪穂「う、うん。ありがと」
亜里沙「それで?どうするの?」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 21:23:42.38 ID:Xwn3/ebJO
雪穂「これをかけます」
亜里沙「…それは何?」
雪穂「シロップだよ。これはレモンでこっちはイチゴ。どっちがいい?」
亜里沙「え〜…じゃあ、イチゴ」
雪穂「了解!」
亜里沙「ハラショー…なんか宝石みたい。食べるのが勿体無いよ雪穂」
雪穂「でも、早く食べないとこの暑さだから溶けちゃうよ?」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 21:27:03.60 ID:Xwn3/ebJO
亜里沙「じゃあ、食べる」
雪穂「うん。どうぞ」
パクッ
亜里沙「ハラショー。ハラショーーー!雪穂!これ美味しいよ!」
雪穂「あっ、亜里沙、そんなに急いで食べると」
亜里沙「イタタタ」キーン
雪穂「ほら言わんこっちゃない」
亜里沙「う〜ん。綺麗な薔薇にはトゲがあるってこう言う事を言うんだね」
雪穂「いや、違うよ」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 21:39:30.61 ID:Xwn3/ebJO
キーンコーンカーンコーン
亜里沙「おはよ〜」
雪穂「おはよ」
女子A「おはよう!ひさしぶりだね」
女子B「おはよう!ねえ?皆んな夏休みどこか行ったの?」
雪穂「私の家は自営業だからどこにもだよ」
女子A「あっ、そっか。雪穂ん家は大変だね」
女子B「亜里沙ちゃんは?」
亜里沙「私もお姉ちゃんと二人暮しだから。でも、お姉ちゃんが合宿に行ってる間雪穂のお家に泊まりに行ったよ!」
女子A「へ〜そうなんだ」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 21:55:35.07 ID:Xwn3/ebJO
亜里沙「雪穂のお父さんが作ってくれた」
雪穂「ほむまんね?」
亜里沙「そう。ほむまんがとっても美味しいの」
女子A「あ〜穂むらのお饅頭は美味しいもんね」
女子B「ここら辺でお饅頭って言ったら雪穂ん家だもんね」
亜里沙「そうなの。お姉ちゃんもハラショーって言ってた」
雪穂「ずっと思ってたけどハラショーって便利な言葉だね」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/12(月) 22:12:21.19 ID:Xwn3/ebJO
春〜夏、完
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/13(火) 23:39:29.90 ID:WazvwXmPO
とてもかわいらしい
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/14(水) 10:00:43.64 ID:9EKiYBDDO
いいね〜
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/14(水) 23:26:01.97 ID:Apeph+Ee0
秋〜
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/14(水) 23:31:40.62 ID:Apeph+Ee0
先生「という事でうちのクラスはロミオとジュリエットをやります」
男子A「えー、俺たち中3だぜ?」
女子B「いいじゃないロミオとジュリエット」
亜里沙「ねえ雪穂?演劇ってお芝居の事だよね?」
雪穂「うん。そうだよ」
亜里沙「ハラショー。お姉ちゃんもロミオとジュリエットのお芝居をやるって言ってたよ」
雪穂「あ〜絵里さんならジュリエットにぴったりだもんね」
亜里沙「え?お姉ちゃんはロミオの役だよ?」
雪穂「え?あっ、そうか。女子校だもんね」
亜里沙「ジュリエット役は希さんがやるんだって」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/14(水) 23:38:56.07 ID:Apeph+Ee0
雪穂「あ〜なんかわかるかも」
亜里沙「ね?」
先生「とりあえず配役を決めます。ジュリエット役やりたい人」
女子C「あっ」
雪穂「ん?」
女子A「はい!ジュリエット役は亜里沙ちゃんがいいと思います」
亜里沙「え?私?」
女子B「確かに亜里沙ちゃん可愛いしクウォーターだから適役かも」
亜里沙「でも私ロシアのクウォーターだよ?」
女子B「そんなのわかんないって」
亜里沙「ん〜そうかなあ?」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/14(水) 23:45:46.41 ID:Apeph+Ee0
雪穂「はい!私は山本さんが良いと思います」
女子C(山本)「え?」
女子A「いや、でも亜里沙ちゃん」
女子C「私…やってみたいです」
雪穂「亜里沙は?」
亜里沙「私は…私は他の役でもいいよ!一番やりたい人がやるのがいいと思う」
先生「それじゃあ、ジュリエット役は山本さんでいいですか?」
はーい
雪穂「ごめんね、亜里沙」
亜里沙「ううん。山本さんがやるのが一番いいと思う」
先生「それじゃあ、次。ロミオ役を」
亜里沙「はい!王子様は雪穂が良いと思います」
雪穂「え?なんで?」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/14(水) 23:52:07.03 ID:Apeph+Ee0
キーンカーンカーンカーン
亜里沙「雪穂〜」
雪穂「どうしたの?」
亜里沙「ねえ?お芋ってどこで掘れるのかな?」
雪穂「お芋? …さつまいもって事?」
亜里沙「え?焼き芋の事なんだけど」
雪穂「うん。だから…さつまいもの事だと思うよ?」
亜里沙「そっか。お芋を焼いてるから焼き芋だもんね?」
雪穂「うん。そうだね」
亜里沙「それでそのお芋はどこで掘れるのかな?」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/14(水) 23:58:43.08 ID:Apeph+Ee0
雪穂「え?なんで?」
亜里沙「さっきね、相沢君がお芋掘りしたって言ってたの。日本は秋にお芋を掘るんだって」
雪穂「あ〜なるほど」
亜里沙「どこに掘りにいけば良いの?」
雪穂「畑だと思うけど。勝手に生えるものじゃないと思うし」
亜里沙「なるほど。どこに行けば畑はあるかな?」
雪穂「農家?」
亜里沙「え?それじゃあ、農家の人に頼まなきゃいけないって事だよね?私農家の人に知り合いいないよ?」
雪穂「そうだね。どっちにしろ都内じゃ畑自体そんなないだろうしね」
亜里沙「そっか。残念」
雪穂「芋掘りは出来ないけど食べたいならうちに来たらいいよ。多分お店用にあると思うから少しは食べれると思うよ」
亜里沙「ほんと?」
雪穂「うん」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/15(木) 00:04:57.93 ID:T6AnxpG50
ヒュー
雪穂「今日は風が強いなぁ。あれ?絵里さん?」
絵里「…」
雪穂「こんにちは」
絵里「き、きゃあ」
雪穂「え?そんなに驚かなくても」
絵里「ゆ、雪穂ちゃん?こ、こんにちは。こ、こんな所で奇遇ね?」
雪穂「まあ、帰り道ですから」
絵里「そ、そうね。亜里沙は今日は一緒じゃないのね」
雪穂「さっき別れましたよ?そこの道でいつも通り」
絵里「そうよね?家に帰ったんだもんね。そりゃそうよね」
雪穂「はい」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/15(木) 00:11:58.02 ID:T6AnxpG50
絵里「あの…」
雪穂「はい?」
絵里「穂乃果の様子はどうかしら?」
雪穂「え?お姉ちゃんの様子ですか?いつも通りの調子ではけど?」
絵里「そう?ほら?生徒会長になって一週間経つからどうなのかなって思ったんだけど」
雪穂「なんら変わらないですよ?むしろ元気です」
絵里「そう。学校でも元気だから大丈夫だと思ったんだけど。もしかしたら、お家で悩んでたりしてないかなと思ってね。そう。なら良かったわ、ありがとう」
雪穂「いえ。こちらこそお姉ちゃんの心配をしていただいて」
絵里「それじゃあ、私はこれで」
雪穂「なんか、絵里さん感じ変わったなぁ。って言うか、もしかしてこれだけの為に私を待ってたのかな?」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/15(木) 00:21:09.98 ID:T6AnxpG50
キーンコーンカーンコーン
国語先生「はい、今日はこれまで」
男子A「あー、やっと終わった」
男子B「そうだな」
亜里沙「ねえねえ、雪穂?」
雪穂「どうしたの?」
亜里沙「セリヌンティウスはこの後どうなっちゃうのかな?」
雪穂「さ〜…どうなるんだろうね?」
亜里沙「助かるのかな?どうなのかな?次の国語の時間まで気になっちゃうよ」
雪穂「先に読んじゃえば?」
亜里沙「ダメだよ。次の楽しみに取っといてるんだもん」
雪穂「それだと予習出来ない事になるけど?」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/15(木) 00:29:58.76 ID:T6AnxpG50
亜里沙「確かに」
男子A「予習なんて普通しないよな?」
男子B「まあ…」
雪穂「って言うか女子の会話に勝手に入ってくるんだね」
男子A「別に〜聞こえてきたから。な?」
男子B「まあ」
男子A「だいたい、メロスは酷いやつだよな?友達を身代わりに置いていくなんて」
雪穂「まあ、それは確かに…」
男子A「だろ?」
亜里沙「そんな事ないよ。メロスとセリヌンティウスは親友なんだよ?」
男子A「いや、ならなおさら」
亜里沙「私が同じ立場だったら絶対に親友の身代わりになるよ。頼まれなくたってそうするもん」
男子B「俺もそうかも。親友の為なら」
男子A「おまえ…」
男子B「それに結果的にメロスは間に」
雪穂「おっと。それ以上はネタバレになっちゃうよ」
亜里沙「あっ、危ない所だった」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/15(木) 00:33:47.05 ID:Ecid8ueaO
亜里沙ちゃんはピュアだなぁ
心配性な絵里ちゃんかわいい
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/15(木) 07:43:45.88 ID:YPssh7PlO
キーンカーンカーンコーン
雪穂「ふぁ〜今日も一日終わったぁ」
亜里沙「ふふっ、雪穂のそういう所穂乃果さんにそっくりだよね」
雪穂「えっ?…そうかな?」
亜里沙「うん。お姉ちゃんから聞く穂乃果さんの話のイメージにぴったりだよ?今のセリフ」
雪穂「…亜里沙も言うようになったね。絵里さんはどんな話しをしてるんだろ」
亜里沙「え?雪穂は穂乃果さんにそっくりって言われるの嫌なの?」
雪穂「だってお姉ちゃんのだらしないところと似てるって言うんでしょ?」
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/15(木) 09:02:52.70 ID:YPssh7PlO
亜里沙「ん〜私は雪穂の事だらしないとは思った事ないよ?」
雪穂「え?じゃあ…どういう事かな?」
亜里沙「のほほんとした所が似てるのかな?」
雪穂「あんまり変わらないんじゃ?」
亜里沙「そうかな?」
雪穂「私、そんなにのほほんとしてる?」
亜里沙「たまに」
雪穂「そっか。気をつけなきゃ」
亜里沙「え〜そのままでいいのに」
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/15(木) 09:07:44.06 ID:YPssh7PlO
キーンコーンカーンコーン
亜里沙「ねえ、雪穂?」
雪穂「どうしたの?」
亜里沙「鈴虫って知ってる?」
雪穂「うん。知ってるよ?」
亜里沙「ハラショー!雪穂は何でも知ってるね」
雪穂「ん〜何でもは知らないけど」
亜里沙「鈴虫の鳴き声って凄く綺麗なんでしょ?」
雪穂「うん。綺麗だと思うけど。あの、都内じゃ聴けないと思うよ?」
亜里沙「え?そうなの?」
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/15(木) 09:12:00.21 ID:YPssh7PlO
雪穂「まあ、デパートとか行けば聴けるかもしれないけど」
亜里沙「本当に?じゃあ、放課後聴きに行こうよ?」
雪穂「いいけど。いるかな?」
亜里沙「楽しみだな〜チンチロリンって鳴くんでしょ?」
雪穂「ん〜それは…」
男子A「なあ、鈴虫なら飼うのはやめといた方がいいぞ」
亜里沙「え?どうして?」
男子A「夜うるさいから」
亜里沙「あっ、そうなんだ」
男子A「おう」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/15(木) 12:37:19.53 ID:YPssh7PlO
い〜しや〜きいも〜
亜里沙「雪穂!お芋だよ!畑がなくてもお芋売ってるよ」
雪穂「ほんとだ。ここら辺で珍しいなぁ。どこから聞こえるんだろ?」
亜里沙「あっ、あっちからじゃない?」
凛「い〜しや〜きいも〜」
雪穂「え?凛さん?」
穂乃果「違うよ凛ちゃん。こうだよ。いしぃやぁぁきぃいもぉぉ」
雪穂「げっ、お姉ちゃん?」
凛「何が違うの?」
穂乃果「声の出し方だよ。もっとこぶしを効かせるの」
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