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アライグマ「ふっふっふー、ついにお宝を見つけたのだ!」
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148 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/14(水) 19:25:00.10 ID:yElneWzwO
キンシコウ「それが……デスノートなんですね……」
リカオン「いくらフレンズには効かないとはいえ……こんなの触りたくなんかないですよぉ……」
サーバル「あなたたち、ノートを知って……そっか、それもヒグマに教えてもらったんだね」
フェネック「心の準備はしといたほうがいいよー?」
アライグマ「とても恐ろしい顔をしているのだ」
リカオン「待ってください……深呼吸を…」ス-ハ-ス-ハ-
リカオン「オッケーです。いつでも触れます」
キンシコウ「それでは……」スッ
リカオン「……」ピトッ
149 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 19:45:44.25 ID:yElneWzwO
リューク「よう」
リカオン「う……うわぁあ〜〜〜っ!?」ガタッ
キンシコウ「こ……これは、聞いていた以上の恐ろしさですね……」
リカオン「ほ……ほんとにアレをパークの中で連れ回して大丈夫なんですかぁ!?」
サーバル「へーきだよ!だってリュークは優しいから!」
リューク「俺がいつ優しさを見せたってんだ?」
サーバル「ヒトがいる事を教えてくれたじゃない!」
リューク(まあいいかそれはそれで……)
リューク「心配はしなくていいぞ。俺は死神だがここでは無力な存在だ」
150 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/14(水) 21:08:00.24 ID:4xk0+9XC0
キンシコウ「それならいいのですが……リカオン、立てますか?」
リカオン「はい、なんとか……ジャパリパークを一周するという事は……次はさばんなちほーに向かうんですか?」
サーバル「うーん……そこ行く前に見せたい所があるんだけどなー……山とか」
フェネック「山は神聖な場所だから博士の許可がないと入る事は出来ないよ?」
かばん「緊急時以外は……あまり立ち入らないほうがいいかもですね」
リューク「……入っちゃいけない所って聞いたら……」
リューク「入ってみたくなるな」ニヤッ
151 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 21:13:01.66 ID:4xk0+9XC0
かばん「えっ……」
バサッッ!!
サーバル「うわぁぁぁ!?リュークが飛んだー!?」
アライグマ「背中から羽が生えたのだ!?」
キンシコウ「あなた……何するつもり!?」チャキッ
リカオン「まさか山に入るつもりじゃあ……!?」
リューク「ククッ……ちょっとなにがあるのか確かめて見るだけだ……追いかけようとしても無駄だぜ」ズオォォ
キンシコウ「……早いッ!!」
リカオン「一瞬で見失ってしまいました……」
152 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 21:18:37.04 ID:4xk0+9XC0
かばん「ま……まさかリュークさんが飛べたなんて……」
リカオン「早く追いかけないと……」
サーバル「待ってよ!何があるのか見てみるだけだって言ってたし……」
キンシコウ「でも山のフィルターを開けられたら……」
かばん「リュークさんはフィルターを開けられる手段は知らないですし本当に何もするつもりはないかと……」
アライグマ「アライさんだってふぃるたー?の開け方を知らないんだからリュークも大丈夫なのだ!!」
153 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 22:03:00.72 ID:4xk0+9XC0
リューク「……」バサッ
アライグマ「……戻ってきたのだ」
リカオン「え、早くない?」
リューク「……お前らが思わせぶりな事言うから覗いてみたのに……変な残骸と石しかなかったぞ……正直がっかりだ……」
キンシコウ「……フィルターは?」
リューク「フィルター?なんだそりゃ」
かばん(存在にさえ気付いていなかった……)
154 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/14(水) 22:28:22.05 ID:4xk0+9XC0
フェネック「山はこれでいいとしてー……この辺はあらかた見尽くしたねぇ、じゃあ……」
サーバル「次はいよいよ……さばんなちほーだ!!私のナワバリがあるところ!!かばんちゃんと初めて出会った場所だよ!!」
かばん「サーバルちゃんと狩りごっこしたあの日から……サーバルちゃんと……ラッキーさんと一緒に……旅が始まったんだよね……なんだか感慨深いや」
ラッキービースト「……アノ旅ガボクニトッテノハジメテノガイドダッタンダ……ボクガ至ラナカッタセイデ……2人ニハ沢山苦労ヲカケチャッタネ」
サーバル「何言ってるのボス!!ボスに困らされた事は……ちょびっとあったけど、でもボスは私達を助けてくれたじゃない!!」
かばん「あの時ラッキーさんが船を沈めてくれなかったらどうなっていたか……ラッキーさんはぼく達にとって最高のガイド……いえ、最高のともだちです!!」
ラッキービースト「サ……カバン……アリガトウ」
フェネック(おや……嬉しくてついボスがサーバルに喋りかけた……でも突っ込むのは野暮ってもんだねー」
アライグマ「今サーバルに喋っ……」
フェネック「アライさーん……」
155 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/14(水) 22:48:48.89 ID:4xk0+9XC0
リューク「……はやくサバンナ地方にいこうぜ、ここにいたってなにも面白いことはねぇし」
かばん「……そうですね」
アライグマ(……絶対かばんさんに最高の船をプレゼントしてあげるのだ)
フェネック(私たちはかばんさんの為に各ちほーをばすてきなもので探し回ってたんだもんねー……)
サーバル(かばんちゃん……貴方のヒトを見つけたいって願い……必ず叶えてあげるからね!)
キンシコウ「私達は……お邪魔みたいですね。セルリアンが徘徊してないか……パトロールに行きましょうか」
リカオン「……オーダー、了解です」
156 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 22:51:27.78 ID:4xk0+9XC0
今日は此処で終わりにします
明日からはさばんな、じゃんぐる、こうざん、さばく、こはん、へいげん……ですね
先長い……
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/14(水) 22:54:57.12 ID:wytjuNKy0
乙
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/15(木) 13:06:31.72 ID:0LvpK0ve0
平和でいいなあ
デスノートが絡むと大抵ろくなことにならないからなあ
159 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 17:51:47.66 ID:On2Kx4KQO
さばんなちほー
サーバル「ここに帰ってくるのいつぶりかなー?」
かばん「懐かしいなぁ……」
リューク「……木と草以外何にもねぇな。ここもあまり面白くなさそうだ」
サーバル「そんなことないよリューク!さばんなにもいーっぱいフレンズがいるんだー!!みんなにも紹介してあげる!!」
リューク(俺の存在がパーク中に知れ渡っていく……死神の掟に触れてないだろうな?砂になって死ぬのはさすがに嫌だぞ……)
かばん「ぼく達の旅は……ここから始まりました。サーバルちゃんと初めて出会った 場所でもあります」
アライグマ「アライさんとフェネックもこのちほーから帽子泥棒の追跡を開始したのだ……いや違うのだ!それはアライさんの勘違いだったのだ!」
フェネック「勘違いしながら突っ走って行くアライさんは見てて面白かったけどねー」
リューク「へー……俺も見たかったな」
アライグマ「フェネックぅ!!?」
160 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 18:02:27.65 ID:On2Kx4KQO
アライグマ「勘違いだと気付いてたならなんでもっとはやく言わなかったのだー!?」
フェネック「……私へいげんちほーで勘違いかもしれないって言わなかったっけ?」
アライグマ「それは……そうだったのだ」
リューク「お前アホだな」
アライグマ「うるさいのだ!」
かばん「そういえばアライさんたちもあちこち旅をしてたんですよね」
サーバル「私達を追ってきてたんだっけ?バスがなかったのにすごい根性だね……」
161 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 18:38:48.22 ID:On2Kx4KQO
かばん「……あ、あそこに見えるのって……初めて木登りした場所かな?」
サーバル「……そーだ。ねぇねぇかばんちゃん!もう一回木登りに挑戦してみない?結構上手くなったんでしょ!」
かばん「うーん……でもあの時の木とは形が違うから思うように登れないかも」
リューク「登るって……結構高いじゃないか。あれは幾ら何でも人間じゃ無理だろ」
サーバル「大丈夫、大丈夫!かばんちゃんなら出来るよ!ボス!あそこまでいこっ!」
かばん「……ラッキーさん、あの木の近くまでお願いします」
ラッキービースト「ワカッタヨ」ブォオオオ
162 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 18:51:39.48 ID:On2Kx4KQO
ラッキービースト「ツイタヨ」
サーバル「頑張ってかばんちゃん!」
アライグマ「近くで見るとますます高く感じるのだ……これはアライさんでも厳しいのだ」
フェネック「高い山を自力で登ったアライさんなら余裕な気がするけどねー?」
リューク(いや無理だって……落ちそうなら下で受け止める準備ぐらいはしてやるか……)
かばん「……よし」
かばん「……うみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃー!!」シュバババババ
リューク「!?」
かばん(登りきれた……そしてここから)
かばん「よっ!はっ!とぅ!」シュタッ シュタッ シュタッ
サーバル「すっごーい!飛び降りることも出来たなんて!」
アライグマ「やはりかばんさんは偉大なのだ!」
リューク「……マジで?」
163 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 19:03:31.86 ID:On2Kx4KQO
リューク「……あぁ忘れてた。人間じゃなくてヒトのフレンズだもんな、そりゃあの木ぐらいは登れるか」
サーバル「でも最初の時は木登りが上手く出来なかったんだよ?私が手を貸してやっとちっちゃい木に登れたぐらい」
かばん「それどころかちょっと歩いただけすぐつまずいちゃうし……あの時のぼくは本当にダメダメでしたね」
サーバル「そんなことないよ!初めてセルリアンと闘ってた時は大活躍だったじゃない!!」
フェネック「今考えるとその時のかばんさんはフレンズになったばかりだから……体をうまく動かせなかったのかなー?」
164 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 19:27:47.98 ID:On2Kx4KQO
アライグマ「次はどこに行くのだー?」
かばん「湖に行って……カバさんに会いにいく……とか?」
リューク「……カバんさん?」
サーバル「かばんちゃんじゃないよ!カバだよ!」
リューク「……ややこしいなおい」
サーバル「カバに会う前に……友達のシマウマちゃんとガゼルちゃんを紹介しようかな、かばんちゃんも話したことないでしょ?」
かばん「シマウマさんに至っては姿さえ見えなかったからね……サーバルちゃんのお友達かぁ……会ってみたい!」
サーバル「決まりだね!早速2人を探しに行くよ!」
リューク「……広いサバンナでどうやって見つけ出すんだ?」
サーバル「2人のナワバリは大体わかるよ!私もナワバリを持ってるからね!」
165 :
◇jLRtqdurHM
:2017/06/15(木) 19:57:15.34 ID:jZNm9fi00
サーバル父「サーバルよ…もう少しはしゃぐなよ」
サーバル「父ちゃん!」
カバン「虎王様!」
周作「またでてきおったな」
サーバル父「まあそういうな飯でもくえ」
166 :
◇jLRtqdurHM
:2017/06/15(木) 19:58:13.93 ID:jZNm9fi00
周作「焼肉か」
みほ「うまそうよ」
サーバル父「有名な牛肉だえんりょしないでくえ」
みんなは肉をほうバッタ
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/15(木) 20:00:45.90 ID:1UvIh6zDO
他人のスレ荒らすまでまで堕ちたかライブラ
168 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 20:17:20.67 ID:Z7zaMP2EO
サーバル「確かこの辺にねー……いた!おーいガゼルちゃーん!」
トムソンガゼル「ゲェー!?サーバル!!」
サーバル「ゲェーってなにゲェーって!!?久しぶりに会ったのに酷いよ!」
トムソンガゼル「ご、ごめん……だってサーバル、今恐ろしい動物と一緒に旅してるって聞いたから……」
かばん「……え?誰に聞いたんですか?」
トムソンガゼル「あなた誰?耳がないフレンズなんて珍しいね……」
かばん「初めまして、今年のサンドスターで生まれました。かばんです」
サーバル「本当は初めましてじゃないんだけどね、大分前に遠くからガゼルちゃんを見つけたんだよ!」
トムソンガゼル「そうなの?全然気づかなかったなぁ」
169 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 20:28:47.74 ID:4bIuE2oXO
かばん「それで……その話は誰から?」
トムソンガゼル「博士達だよ。昨日シニガミっていう恐ろしい動物が現れたらしいからあちこちのちほーを飛び回って注意喚起してるらしいよ?」
リューク「……へぇ、そりゃ英断だ」
アライグマ「別にリュークは恐ろしくもなんともないのだ」
フェネック「まぁ気持ちはわかるけどねー……カバさんはもう知ってるのー?」
トムソンガゼル「多分知ってるんじゃないかなー……でも話と違って恐ろしい動物なんかどこにもいないね?」
かばん「……それはですね……」
170 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 20:41:16.24 ID:A5pX1Q1T0
サーバル「まった!その前に……ガゼルちゃん、シマウマちゃんは?」
トムソンガゼル「……シマウマならあそこの草陰でガタガタ震えてるよ」
サバンナシマウマ「……」ガタガタガタ
リューク「……これ俺を見せたらやばいんじゃねぇのか?」
サーバル「へーきへーき、ちゃんと説明すればわかってくれるよ!」
リューク「なんでお前はいつもそうポジティブシンキングなの?」
171 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 20:48:34.08 ID:A5pX1Q1T0
トムソンガゼル「……今誰に話しかけたの?」
サーバル「実はこのノートって本を触らないとリュークの姿は見えないんだ!」
サバンナシマウマ「リュ……リューク?」
かばん「リュークさんはとても怖い顔をしてるんですが根は優しい人なんです………多分」
アライグマ「そうなのだ!きっと仲良くなれるのだ」
トムソンガゼル「うーん……シマウマ、出ておいで」
サバンナシマウマ「さ……触るんですか?」
トムソンガゼル「怖いけど……なんか気になるじゃない?」
サバンナシマウマ「……怖いもの見たさってやつですか?」
トムソンガゼル「うん、多分それ」
172 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 21:51:51.83 ID:A5pX1Q1T0
トムソンガゼル「シマウマはどうする?」
サバンナシマウマ「……触って……みようかな」
かばん「では……どうぞ」スッ
トムソンガゼル「ごくり……」ピトッ
サバンナシマウマ「……」ピトツ
リューク「………」
トムソンガゼル「わぁ………」
サバンナシマウマ「ひ……ひぃ」ブルブル
リューク「……食べちゃうぞー」ボソッ
かばん「うぇぇ!?」ビクッ
173 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 21:58:44.74 ID:A5pX1Q1T0
トムソンガゼル「うわぁーーん!!怖いよぉ〜!!!」ダッ!!
サバンナシマウマ「助けてぇーー!!!」ダッ!!
アライグマ「逃げちゃったのだ!」
サーバル「もうリューク!なんであんなこと言ったの!」
リューク「なんかリアクションがイマイチだったから驚かせてやろうと思って……」
かばん「ノートをフレンズさんに触らせるのを嫌がってたじゃないですか!どういう心境の変化ですか!?」
リューク「そうだったけどどうせ俺の姿が見られるのを避けられないならノった方が面白じゃん?」
フェネック「見事に開き直ったねー」
174 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 22:04:31.17 ID:A5pX1Q1T0
リューク「次はカバに会いにいくんだろ?あいつの反応も今から楽しみだ……」クククッ
サーバル「おぉ……まるで考え方が変わっちゃったよ」
かばん「今から追いかけても追いつきそうにないですし……サーバルちゃん、あの2人はどうしよっか?」
サーバル「うーん……いいや、後でごめんなさいして説明してあげれば……じゃあ次はカバに会いに行こう!」
かばん「わかったよ……リュークさん!アレはもう次からはナシですよ!」
リューク「……悪ふざけが過ぎたな」
アライグマ「り……リュークはアライさん達を食べるのか……」ガタガタ
フェネック「アライさーん、冗談だってばー」
175 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 22:06:15.81 ID:A5pX1Q1T0
ね……眠い……
明日書きます
仕事が邪魔してなかなか進まないな……
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/15(木) 22:56:21.68 ID:vrJtJIkyo
白目リュークはマジモンの死神してるから逃げるのも仕方ない
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/16(金) 04:10:22.58 ID:wFHhbSAko
面白い
178 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/16(金) 07:17:49.28 ID:Jnnay2ZtO
さばんなちほー 水飲み場
サーバル「カバいるかなー?」
アライグマ「の……喉がもうカラカラなのだ……」
かばん「ここでちゃんとお水を飲んだ方が……リュークさんは大丈夫ですか?」
リューク「死神は水を飲まない程度じゃ死なない」
フェネック「ジャパリまん食べずにいたら禁断症状起こしちゃうのにー?」
リューク「……あれは嗜好品のようなもんだし」
179 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/16(金) 07:34:13.42 ID:Jnnay2ZtO
カバ「だーれー?」ザバァ-ン
かばん「うわぁ!?……カバさん……」
カバ「かばん……博士達から聞きましたわよ?身の毛もよだつ程の化け物を連れてパークを旅してるとか……」
サーバル「やっぱりカバも聞いてたんだ!」
カバ「もうサーバル……あまり博士達に心配を掛けさせてはダメよ?……ところでシニガミという動物は何処にいるんですの?」
リューク(え……これがカバ?俺の知ってるカバはもっとこう……ずんぐりむっくりだった気がしたんだが……)
180 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/16(金) 20:25:54.68 ID:XWjwl1ULO
かばん「これを触れば見えるようになるんです」スッ
カバ「なんですの?これ……」
サーバル「デスノートっていうんだって!」
カバ「そういえば博士達が黒い本について説明してたわね、名前を書かれると死ぬとか……本当に危険はないのね?」
かばん「はい、ぼくが保証します。どうか信じてください」
カバ「あらまぁ……すっかり顔立ちが逞しくなって……わかったわ……貴方を信じる」
リューク(こりゃ面白い反応は期待できそうにないか……)
アライグマ「リュークが凄くがっかりしてるようにみえるのだ」
フェネック「絶対碌なこと考えてないねー」
181 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/16(金) 20:38:54.77 ID:XWjwl1ULO
カバ「……」スッ
リューク「……」
カバ「……なんだか思ってたより怖くありませんわね」
リューク「意外な反応だな……」
アライグマ「カバならこう反応するだろうなーってなんとなく思ってたのだ」
カバ「だって博士ったら貴方のことを『邪悪の化身』とか『この世に存在してはならない悪魔』って必死な表情で私に訴えてましたのよ?私はもっとおぞましい姿をしてると思ってたわ」
リューク「……その認識で間違ってないとは思うがあいつら言いたい放題だな」
かばん「さっきのガゼルさん達の反応が最初はイマイチだったのってそのせいなんですかね?」
リューク「あれはあれで結構怖がってただろ。開いた口が塞がらなかっただけで」
182 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/16(金) 23:22:49.01 ID:XfG4opWC0
明日から続き書きます ね
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/17(土) 01:24:41.73 ID:5329zB2Uo
明日になったぞ
待ってるぞ
184 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 11:20:24.10 ID:EImQUzpiO
カバ「うふふ、かばんったらすっかりシニガミと仲良しなのね」
かばん「はい!」
カバ「……友達は沢山出来たかしら?」
サーバル「かばんちゃんはみんなの為に頑張ってきたんだもん!当たり前だよ!」
カバ「それは良かったわ……これを機にそのお堅い喋り方……やめたほうがいいのではなくて?」
かばん「お堅い……?どういうことでしょうか?」
カバ「ほらそれよ。他のみんなと話す時も……サーバルに話しかけてる時みたいに喋り方を崩したほうがいいのではなくて?」
かばん「……あー」
185 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 11:39:07.53 ID:EImQUzpiO
アライグマ「それはアライさんも気になってたのだ。どうしてサーバルにだけ喋り方が違うのだ?」
フェネック「ちゃんって名前につけるのもサーバルだけだよねー……」
サーバル「私がそう呼んでって言ったんだよ!……でもカバの言う通りかも……かばんちゃん、喋り方を変えてみない?試しにフェネックをフェネックちゃんって呼んでみなよ!」
かばん「えー……いきなりそう言われても」
サーバル「じゃあリュークの事をリュークちゃんって……」
リューク「やめろ」
186 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 13:02:45.42 ID:pYtBNTEKO
かばん「じゃあ……ふぇ……フェネックちゃん?」
フェネック「おぉう……なんだかちょっと恥ずかしいねー」
アライグマ「アライさんにもお願いしますなのだ!」
かばん「えっと……アライちゃん」
アライグマ「おー!なんだか新鮮なのだ!」
カバ「その調子よ、別に急かしてる訳ではないのよ?ゆっくり変えていけばいいわ」
かばん「はい!ありがとうございますカバちゃん!……あっ」
カバ「ふふふっ……どういたしまして」
リューク「クククッ……随分と進展したじゃないか」
かばん「はい!リュークちゃん!!」
リューク「やめろっつっただろ」
187 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 13:22:48.14 ID:pai77wa6O
かばん「あっまた……すいません」
リューク「……今まで通りの呼び方でいいぜ。ちゃん付けはその……なんだ。照れる」
フェネック「今リュークさん照れてるのー?顔全然変わってないけどねー……」
カバ「ジャパリパークを一周していると言うことは……次はじゃんぐるちほーに向かうのね?」
サーバル「そうだよ!しんりんちほーのとしょかんがゴールだから……あとはじゃんぐるとさばくとこはんとへいげんだね!」
かばん「こうざんのカフェを忘れちゃダメだよサーバルちゃん」
サーバル「あっそっか……」
カバ「フレンズにシニガミを紹介するのはいいのだけど……あまり怖がらせてはダメよ?」
サーバル「はーい」
カバ「あと水はちゃんと飲んでおきなさいね。あなたは汗をあまり汗をかかないから……」
サーバル「はーい」
カバ「あとは……」
リューク「お前はオカンか」
188 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 13:24:24.27 ID:pai77wa6O
なぜ二回言ったし
訂正
189 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 13:25:41.02 ID:pai77wa6O
かばん「あっまた……すいません」
リューク「……今まで通りの呼び方でいいぜ。ちゃん付けはその……なんだ。照れる」
フェネック「今リュークさん照れてるのー?顔全然変わってないけどねー……」
カバ「ジャパリパークを一周しているということは……次はじゃんぐるちほーに向かうのね?」
サーバル「そうだよ!しんりんちほーのとしょかんがゴールだから……あとはじゃんぐるとさばくとこはんとへいげんだね!」
かばん「こうざんのカフェを忘れちゃダメだよサーバルちゃん」
サーバル「あっそっか……」
カバ「フレンズにシニガミを紹介するのはいいのだけど……あまり怖がらせてはダメよ?」
サーバル「はーい」
カバ「あと水はちゃんと飲んでおきなさいね。あなたは汗をあんまりかかないから……」
サーバル「はーい」
カバ「あとは……」
リューク「お前はオカンか」
190 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 14:20:19.36 ID:rmLoxA0+O
かばん「そろそろ……カバさん!アドバイスありがとうございます!」
カバ「気をつけるんですのよー」
ラッキービースト「次ノ目的地ハじゃんぐるちほーダネ。出発スルヨ」ブォォォォォ
サーバル「まったねー!カバ!!」ブォォォォォ
カバ「……」
カバ「かばんは……何も出来ない子なんかじゃないわ……貴方なら島の外に出ても……きっと大丈夫よ」
191 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 16:42:50.02 ID:K8CTzwG3O
さばんなちほー ゲート付近
かばん「ここでセルリアンと初めて戦ったんですよね……」
サーバル「かばんちゃんが作った紙飛行機……あれのおかげでおっきいセルリアンを倒せたんだ!」
アライグマ「かばんさんとサーバルの活躍のおかげで……アライさん達は安全にじゃんぐるちほーに向かえたのだ!」
フェネック「ゲートの先をちょっと歩いたところがー……ボスとかばんさん達が出会ったところなんだっけ?」
サーバル「そうだよ!あの時はびっくりしたなぁ……だってボスが喋ったんだもん」
リューク「なんでボスって奴はフレンズには話しかけないんだ?」
サーバル「えーと……ヒトの……きんきゅうじたいがどうとかって……」
かばん「つまりヒトとフレンズさんに何か危機が迫ればラッキーさんはフレンズさんと話ができるんだね」
サーバル「そうそれだよ!!」
リューク「え?それじゃあ死神である俺がすぐ近くにいるんだからそこのボスはフレンズに話せるんじゃないのか?」
192 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 17:06:34.21 ID:TlwIW3UvO
かばん「どうなんですか?ラッキーさん」
ラッキービースト「リュークガフレンズノ生態系ニ害ヲ及ボサナイコトガワカッタカラダヨ……ホントハ話スベキナノカ若干迷ッテイタンダケレドモ、コレマデリュークト一緒ニ旅ヲ続ケテキテ、ソノ必要ハナイト判断シタンダヨ」
リューク「そういえばこいつは機械のくせに俺が見えるんだよな……」
ラッキービースト「ノートヲ調ベル時ニ触レタカラネ」
リューク「機械だから見えるのはおかしいだろって話してんだが……え?今俺に反応した?」
ラッキービースト「リュークハモウオ客様ダカラネ。オ客様ニパークヲ案内シテ回ルノハパーグガイドデアルボクノ仕事サ」
リューク「えぇ……マジか」
ラッキービースト「……サァ、じゃんぐるちほーニ向ケテ出発ダヨ。準備ハイイカイ?リューク」
サーバル「おー!!」
リューク「お……おう」
193 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 19:44:06.07 ID:1QCo9xfcO
じゃんぐるちほー
ザァァァアァ
サーバル「え、えー!?すごい大雨!!さっきまで晴れてたのに……それにすごい風!!」
ラッキービースト「スコールダネ、ジャングルデハ良ク起キル現状ダヨ」
アライグマ「うわー!!バスの屋根がまるで意味を成さないのだ!?」
かばん「横から雨が大量に!?」
フェネック「何処かで雨宿りしよーよー……」
リューク「多分突風と雨は長続きしないだろ、そうしたほうがいいぜ」
194 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 19:51:37.99 ID:1QCo9xfcO
かばん「とりあえず木の下に移動して……あれ?あの人は……」
キングコブラ「……お前達も雨宿りに来たのか?ってかなんだそれ……動物か?」
サーバル「バスって言うんだよ!……あれ?あなたは確か……」
キングコブラ「キングコブラだ。お前達とは大分前に会ったことがあるよな?……」
かばん「はい、あまり長く話してなかったですけど」
フォッサ「あれー?サーバル?久しぶりじゃん!」
サーバル「フォッサ!フォッサも雨宿りに?」
フォッサ「そうだね……まあじゃんぐるちほーじゃままある事だろ?どうせすぐ止むって」
195 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 19:56:33.91 ID:1QCo9xfcO
リューク「……さっそく2人フレンズみっけ!おいかばん!早くノートを触らせてみろよ!!」
かばん「ノリノリじゃないですかリュークさん……最初の時とえらい違いですね」
フェネック「まずは事情を話してからじゃないとねー……」
フォッサ「……?誰と話してるのさ?」
キングコブラ「ひょっとして……博士が言ってたシニガミって奴か?」
かばん「やっぱりじゃんぐるちほーでもリュークさんのことは知れ渡っているんですね……」
196 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 20:01:54.36 ID:1QCo9xfcO
かばん「えーっと……博士から既に聞いているかと思いますが……」
かばん、フレンズ達に事情を説明中……
197 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 20:05:59.29 ID:1QCo9xfcO
フォッサ「これに触るとシニガミが見えるんだ?どれどれ……」ピトッ
キングコブラ「躊躇なく触れるとは……」
フォッサ「うおっ!?……これはこれは……博士達が恐ろしいって言ってたのもわかるわー」
キングコブラ「そんなにやばい奴なのか?じゃあ私も……」ピトッ
リューク「クククッ」
キングコブラ「……凄まじいなこりゃ」ビクッ
リューク「死神のリュークです」
サーバル「ですって……」
198 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 20:33:55.64 ID:1QCo9xfcO
フォッサ「フレンズにはノートは効かないって本当なの?」
リューク「ヒトを殺す為に使う道具だからな……」
キングコブラ「なんでヒトを殺す必要がある?」
リューク「寿命を頂く為だ。死神は人間を殺さなければいずれ寿命が尽きて死ぬ」
キングコブラ「……そういうことなら納得だな。私だってフレンズになる前は生きのびる為にたくさんの小動物を殺してきた」
フォッサ「私もそうだったんだよなー……まぁ生きる為なら仕方がないか」
かばん「……サーバルちゃんも?」
サーバル「……うん」
199 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 20:41:58.63 ID:1QCo9xfcO
サーバル「でも今は違うよ!!私……もっと沢山のフレンズと友達になりたいもん!かばんちゃんとだって……」
かばん「わかってるよサーバルちゃん……ごめんね?イジワルなこと聞いちゃって……」
フェネック「気にしなくていいよかばんさーん……私だって虫とか小鳥とか食べてたしねー……」
アライグマ「えー!?フェネックもそうだったのか!?」
フェネック「アライさんも食べてたはずだけどねー」
リューク「……幻滅したか?」
サーバル「まさか!そんなのでリュークを嫌ったりなんかしないよ!!」
200 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 20:49:12.67 ID:1QCo9xfcO
キングコブラ「……そろそろ雨が止みそうだな」
フォッサ「風も弱くなってきたなぁ」
かばん「ラッキーさん、そろそろ行きましょうか?」
ラッキービースト「ソウダネ、バスヲ発進サセルヨ」
キングコブラ「……それボスか?えらく小さくなってないか?」
フォッサ「え……?ボス?……ってか喋るとこなんか初めて見たんだけど」
アライグマ「ボスはヒトとフレンズのきんきゅーじにのみフレンズへのかんしょーがきょかされてるそうなのだ!」
キングコブラ「……あぁ」
フォッサ「えっキングコブラ理解できたの?私にはさっぱりなんだけど……」
201 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 20:56:35.80 ID:1QCo9xfcO
かばん「ラッキーさん、準備はオッケーです」
ラッキービースト「マカセテ」
ブォオオオオ
キングコブラ「あいつが黒いセルリアンに取り込まれてたこと……もっと早く知りたかったな」
フォッサ「しょうがないって……まったくコブラは見かけによらずお人好しなんだからぁ」
キングコブラ「見かけによらずは余計だろ……やるか?」
フォッサ「やめとくわ……毒に侵されたくないし」
202 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 21:04:57.23 ID:1QCo9xfcO
じゃんぐるちほー 各所
インドゾウ「わぁ〜びっくりしたわ〜」
アクシスジカ「うおっ……土食べるか?」
クジャク「シニガミですか!?……ひぃぃ」
タスマニアデビル「わぁ……怖えぇぇ」
ミナミコアリクイ「あっちいってよ!!二度とくんな!!」
エリマキトカゲ「びっくりしたぁーーー!!?」
オカピ「オカピだゾ〜♪……やだ私より美脚……?」
リューク(フレンズって……面白!)
203 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 21:44:18.91 ID:1QCo9xfcO
サーバル「そういえばジャガー達ってもうじゃんぐるちほーに帰ってるのかなー?」
かばん「あれから1日経ってるから……帰ってるんじゃないかな」
リューク「ジャガー……あぁバカっぽい奴と一緒にいた奴だよな。今思い出した」
コツメカワウソ「……あれれー?かばんだー!!リュークもいるー!!わーいわーい!!」
リューク(あっバカっぽい奴だ……)
アライグマ「噂をすればなんとやらなのだ……カワウソ、ジャガーはどこにいるのだ?」
コツメカワウソ「うーん……ジャガーちゃんは今フレンズを向こう岸に送っているから……もうちょっとしたらこっちにくるかな」
204 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 23:56:40.35 ID:LpJpUEN80
コツメカワウソ「あっ、帰ってきたみたいだよ」
ジャガー「……」ジャブジャブ
サーバル「ジャガー!」
ジャガー「うおっ……大丈夫?みんな無事だったか?」
かばん「心配かけてすいませんでした。もう大丈夫です」
ジャガー「……ならいいんだけど」
アライグマ「リュークは良い人なのだ!安心するといいのだ!」
ジャガー「うーん……まだちょっと不安だなぁ」
205 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 23:57:14.39 ID:LpJpUEN80
続きは明日の朝から……
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/18(日) 06:20:42.67 ID:jHGEK4jno
新しい朝が来たのだ!
207 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 11:37:28.97 ID:cXmSFGOK0
ジャガー「思ってたより早かったというかもうじゃんぐるちほーまで来てたんだね……次はアンイン橋を渡ってさばくちほーにいくのかな?」
かばん「いえ、その前に山を登ってジャパリカフェに寄ろうかと」
ジャガー「そっか……バスをじゅうでん?する為に山登ったんだよね……」
リューク「充電……これ電気で動いてたのか?」
サーバル「でんきってなあに?」
リューク「いや……なんでもない」
かばん「かなり長い距離を走りましたから……一応電池を充電していった方がいいかもしれないですね……」
208 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 11:43:48.67 ID:cXmSFGOK0
じゃんぐるちほー アンイン橋
リューク「おいおい……橋が途切れてるじゃないか。これでどうやって向こう岸まで渡っ……」
かばん「サーバルちゃん。またお願いできる?」
サーバル「任せて!うん……しょっと」ヒョイ
アライグマ「わっ!?バスを持ち上げたのだ!?」
リューク「……まさか」
サーバル「そーれっ」ジャンプ!!
リューク「!?」
サーバル「よっと」シュタッ
サーバル「かばんちゃーん!!向こうまで運んだよー!!」
かばん「ありがとーサーバルちゃーん!!」
リューク(フレンズ半端ねぇ……)
209 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 11:52:58.59 ID:cXmSFGOK0
じゃんぐる ロープウェイのりば
リューク「結構ボロボロだなこりゃ……ちゃんと動くのか?」
フェネック「あれを漕げば頂上までらくちんだよー……」
リューク「漕ぐ……?手動かよこれ!?」
アライグマ「アライさんはこれの存在を知らずに先走って自力で登ってしまったのだ……」
サーバル「アライさんも自分の力で登ったんだ!!すごいね!競争する!?」
アライグマ「遠慮しておくのだ」
リューク「山結構高いしこんなの漕いで登ってたら疲れるし時間が掛かるだろ」
かばん「でも自力で登るよりは……」
リューク「俺が担いで飛んでいけばすぐだろ」
フェネック「そういえばリューク飛べたんだよねー」
210 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 12:51:43.67 ID:cXmSFGOK0
かばん「そんな……悪いですよ。ぼく達は別に」
リューク「お前らが良くても俺が退屈するから嫌なんだ……お前ら程度の体格なら2人は担げるだろ。早く身体に掴まれ」
サーバル「私空を飛べるの!?……かばんちゃん、やってみようよ!!」
かばん「リュークさんがそう言うなら……お願いします」ガシッ
リューク「次は誰だ?」
サーバル「はいはーい!!」ガシッ
リューク「しっかり掴まってろよ」バサッ ズォォォォォ
サーバル「う……うわぁぁぁぁぁぁ!!!?」
かばん「わぁぁぁぁぁ!!?」
ジャガー「びっくりした!!?……あいつ空を飛べたのか……」
コツメカワウソ「キャハハハッ!楽しそー!!私も空飛びたーい!!」
フェネック「リュークさんがまた降りてくるまで待ってようかー」
アライグマ(……)ポカ-ン
211 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 13:17:08.28 ID:cXmSFGOK0
こうざん ジャパリカフェ付近
リューク「やっぱ飛べばすぐじゃん……」バサッ
サーバル「あー……楽しかった!!かばんちゃん!どうだった?」
かばん「」チ-ン
サーバル「かばんちゃん……?かばんちゃんが……」
リューク「死んだか?」
サーバル「気を失ってるだけだよ!勝手に殺さないで!!」
リューク「だって元から名前と寿命が見えないから死んだかどうか判断が難しくてなぁ」
かばん「ハッ……意識が飛んでたみたい」
サーバル「かばんちゃん!……良かったぁ」
リューク「生きてて何よりだ……じゃ俺は残りの2人を運んでくるぜ」バサッ
212 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 14:14:05.33 ID:D9+8PYHfO
かばん「待ってくださいリュークさん!アライさん達と一緒にバスの電池もお願い出来ますか!」
リューク「あいよ」ズォォォォォ
かばん「……帰りもリュークさんに運んでもらうんだよね……不安だなぁ……」
サーバル「ボスは大丈夫かな?」
かばん「ラッキーさん……大丈夫ですか」
ラッキービースト「アワワワワワワワ」
サーバル「ダメみたいだね」
かばん「アライさん達が来るまでここで待ってよっか」
213 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 16:25:57.39 ID:HlcwYZjXO
リューク「……よっと」バサッ
かばん「もう戻ってきたんですか!?」
サーバル「はっやーい!!」
フェネック「あーびっくりしたー……アライさーん、大丈夫かーい?」
アライグマ「ガハッゴホッ……だ……大丈夫なの……ヴォエ」
フェネック「……重症だねー」
リューク「流石に2人を担ぎながら電池を持って飛ぶのはちと骨だったな……これでいいのか?」ドサッ
ラッキービースト「コレダヨ!コレダヨ!」
サーバル「ボスが復活した!」
214 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 16:36:08.56 ID:HlcwYZjXO
かばん「それじゃあ早速にカフェに向かって……あれ?」
トキ「………」
ショウジョウトキ「わ……わぁぁぁぁ」ガタガタガタ
かばん「トキさん!いつの間に」
サーバル「あれ?隣の子は?」
トキ「この子の名前はショウジョウトキ、かばん達が山を降りた時にやってきたカフェのお客さんよ。初めての常連さんなの」
サーバル「そーなんだ!よろしくねショウジョウトキ!」
ショウジョウトキ「なんで平然と話を続けてるの!?普通に無理なんですけど!!?」
215 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 16:39:09.51 ID:HlcwYZjXO
トキ「あなた達、空を飛べたの?山の下から一気に頂上まで飛んでったのが見えたのだけど……」
ショウジョウトキ「いや飛んでたっていうか浮いてたっていうか……なにあれどういう怪奇現象なの!?」
かばん「あぁあれはぼく達が自分で飛んだわけではなくてですね……」
かばん、フレンズ達に事情を説明中
216 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 16:45:08.36 ID:HlcwYZjXO
トキ「シニガミの仕業なのね……博士達から話は聞いてたわ」
アライグマ「事情がわかったところで……早速ノートに触ってみるのだ!」
ショウジョウトキ「お断りなんですけど!?」
アライグマ「なんでなのだ!?」
ショウジョウトキ「怖いからなんですけど!!?」
アライグマ「ぐぬぬ〜……あっ!あれはなんなのだ?」
ショウジョウトキ「えっ……」クルッ
トキ「なにかしら?」クルッ
アライグマ「隙ありなのだー!!」ファサッ
トキ「わっ……」
ショウジョウトキ「きゃっ!!」
217 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 17:22:46.24 ID:HlcwYZjXO
フェネック「あーあー……アライさーんまたやってしまったねー……」
ショウジョウトキ「ちょっと!だから私はお断りだって……ひゃわぁぁぁぁぁ!!?」
トキ「………ぁぁ」
リューク「……よろしく」
サーバル「もーアライさん!いきなりはダメだってさっきから言ってるじゃない!」
リューク「お前が言うなお前が」
トキ「……私の歌……聞く?」
ショウジョウトキ「脈絡無さすぎなんですけど!?いきなりなんなの!」
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/18(日) 17:44:03.66 ID:/+LAMdvFo
期待
219 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 17:59:50.62 ID:CMFBzW27O
リューク「お前も歌をうたうんだ?……パペポみたいだな」
サーバル「一文字も合ってないよ!?ペパプだよ!!」
トキ「あなた、ペパプに会ったことがあるの?」
リューク「あぁ、何故か勝手にファンにされてライブを見せられた……面白かったけどな」
トキ「むふっ、腕がなるわね……私の歌声で必ずあなたをファンにして見せるわ」
リューク「自信満々だな……」
トキ「……スゥ-」
トキ「わたぁーしはぁートーキー♪なかまーをさがしてるぅー♪」
サーバル「わ……わぁ」
リューク(声でかっ!!)
220 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 19:24:47.33 ID:KpPcTTfyO
トキ「あーあーなかーまー♪……私の歌どうだった?」
かばん「すごいです!なんだか前より更に上手くなってないですか?」
ショウジョウトキ「アルパカが出す紅茶っていろんな効能があるのよね……」
サーバル「そのおかげかぁ……最初よりは大分聴けるようになったよ……」
リューク「……最初ってそんなに酷かったのか?」
フェネック「私はそんなに酷いとは思わなかったけどなー」
サーバル「フェネック達は私達が山を降りた後にやってきたんでしょ?……私達の時は……うん」
221 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 19:35:10.56 ID:KpPcTTfyO
トキ「カフェに寄るんでしょ?ちょうど私達羽を休めようかと思って……一緒に行きましょう」
かばん「はい!喜んで!」
ショウジョウトキ「えぇぇ……こんなのと一緒に紅茶飲みたくないんですけどぉ……」
アライグマ「それは偏見というやつなのだ!話せばきっと仲良くなれるのだ!さぁ一緒に来るのだー!」グイッグイッ
ショウジョウトキ「痛い痛い!乱暴にしないでよ!!」
リューク「カフェねえ……紅茶なんて飲んだ事ないが……ジャパリまんはあるのか?」
トキ「確かボスが先日大量に補充してたはずよ」
リューク「おっ!そりゃあ楽しみだ」
222 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 19:52:48.55 ID:1nEeIZ+KO
こうざん ジャパリカフェ 中
かばん「おじゃましまーす」ガチャ
アルパカ・スリ「ふわぁぁぁぁ!いらっしゃぁ〜い!ジャパリカフェへようこそ〜……あんれまぁまぁた来てくれたんだねぇ!嬉しいよぉ〜」
リューク(聴いてて気が抜ける声だな……)
トキ「かばん達がここにくるのは久し振りだったかしら?」
サーバル「そうだね!初めて山に登って以来じゃないかな?」
アルパカ・スリ「さっそくぅ紅茶を用意するよぉ〜ちょっと待ってねぇ〜」
アライグマ「じゅうでんはどうするのだ?」
かばん「紅茶を飲み終わってからにしましょう。電池を充電してる間はお湯がでないそうなので」
フェネック「それならしょうがないねー」
223 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 21:26:53.21 ID:w7yEqsulO
アルパカ・スリ「えへっはいどーぞ、はいどーぞ」
リューク「……」ゴクゴクッ
アルパカ・スリ「あれ〜?カップが浮いてるよぉ〜」
かばん「あっ……アルパカさんこのノートを」
アルパカ・スリ「なになぁに〜」スッ
リューク「……紅茶美味しかったぜ」
アルパカ・スリ「……そりゃど〜も〜喜んでくれてうれし〜よぉ〜」
トキ「……驚かないの?」
アルパカ・スリ「なんでぇ〜?新しいお客さんが来てくれたんだよぉ〜驚くなんて失礼だよぉ〜」
ショウジョウトキ「アルパカちょっとおかしいんですけど……」
224 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 21:47:17.74 ID:IjZGVtTOO
今日はここまで
よもや一週間以上もかかってしまうとは……
225 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/19(月) 18:39:42.53 ID:0xGnGpDeO
サーバル「ぷはぁ〜……高い景色を見ながら飲む紅茶は美味しいね!」
アルパカ・スリ「そうでしょぉ〜!」
リューク「ジャパリまんと合うなコレ」ムシャムシャ ゴクゴクッ
トキ「アルパカの淹れてくれる紅茶は本当に美味しいのよ。気に入ってくれて何よりだわ」
ショウジョウトキ「なんだかんだでもう慣れちゃったんですけど……紅茶飲んで落ち着いたからかな?」ゴクッ
アライグマ「かばんさん、そろそろなのだ……」ヒソヒソ
かばん「……アルパカさん。折り入ってお願いが…」
アルパカ・スリ「んぅ?またじゅうでんしたいのぉ〜?」
フェネック「よくわかったねー。ここからとしょかんまでバスで走らないといけないからー、念の為に電池を充電しておきたいのさー」
アルパカ・スリ「わかったよ〜でも線を抜いたらお湯が出なくなっちゃうから今のうちに沢山飲んでねぇ〜」
226 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/19(月) 19:12:10.51 ID:0xGnGpDeO
こうざん ジャパリカフェ 屋根上
ラッキービースト「リューク、電池ヲココニハメコンデネ」
リューク「よっ……と」ガコン
リューク「これでいいのか?」
ラッキービースト「オッケーダヨ。コノ容量ナラ30分モアレバ満タンニナルネ」
サーバル「その間なにしてよっか?」
かばん「あっあそこは……草が生えて地面の目印が見えなくなってるね」
サーバル「ホントだね……じゃあじゅうでんしてる間、草刈りをしてあげようよ」
アルパカ・スリ「助かるよぉ〜」
アライグマ「アライさん達も手伝ってあげるのだ!」
フェネック「はいよー」
トキ「私達も手伝うわ……これだけ数が多いと、すぐ終わっちゃうわね」
ショウジョウトキ「それでも30分くらいなら時間潰せると思うんですけど」
227 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/19(月) 20:33:13.00 ID:BVxpR8sJO
リューク「目印?あそこになにかあるのか?」
かばん「今は草が生い茂っているので分かりにくいですが……草刈りが終わったら空を飛んで上から覗いてみてください」
リューク「?……おぅ」
ラッキービースト「ボディガアレバボクモ手伝エタンダケド……」
サーバル「ボスはそんなこと気にしなくていーの!さっ草刈り開始だよ!!」
228 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/19(月) 21:02:45.15 ID:+/+k3AgAO
数十分後
かばん「こんなところかな……トキさん。上から見て確かめてもらえますか?」
トキ「ええ」バサッ
リューク「俺もっ!!」バサッ
トキ「バッチリよ。かばん」グッ
リューク「ほぅこれはこれは……なかなか粋な事するじゃないか……」
アルパカ・スリ「ありがとねぇ〜これでまたお客さんが沢山来てくれるよぉ〜」
アライグマ「こんなアイデアを思いつくなんて……さすがはかばんさんなのだ!」
ショウジョウトキ「へぇーこの子があの絵をねぇー……」
かばん「いやぁ……」
サーバル「そーでしょー!……もうそろそろじゅうでん終わったんじゃない?」
かばん「そうだね。みてみよっか」
229 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/19(月) 21:21:08.61 ID:+/+k3AgAO
ラッキービースト「充電完了ダヨ」
アルパカ・スリ「次はどこに行くのぉ?」
かばん「山を降りてさばくちほーに向かおうかと」
サーバル「スナネコとツチノコだね!リュークは2人がどんな動物かわかる?」
リューク「スナネコはなんとなく猫だってのはわかるが……ツチノコって動物は聞いた事ないな」
フェネック「2人とも癖は強いけど話してて面白いよー」
トキ「もうお別れなのね……次はゆうえんちで歌を披露するわね。ペパプとコラボして一緒に歌うのよ……楽しみにしてね」
ショウジョウトキ「私も出るんですけど!楽しみにしててください!」ドヤァ
アライグマ「それは楽しみなのだ!」
サーバル(世界が終わらなきゃいいけど……)
230 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/19(月) 23:00:18.66 ID:bgWXR6UbO
リューク「じゃあまた山の下まで運んで行くぜ」
かばん「……ぼくはロープウェイでいいかな」
サーバル「かばんちゃん、よほどリュークに運ばれるのが怖かったんだね……」
アライグマ「……アライさんもかばんさんについて行くのだ」
リューク「……お前も怖かったのか?」
フェネック「アライさん吐きそうになってたもんねー……」
アライグマ「あの感覚はゾッとするのだ……あれを味わうぐらいならロープウェイでゆっくり降りた方がいいのだ」
231 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/20(火) 12:20:23.51 ID:mpI+wkINO
リューク「俺がフェネックとサーバルを運ぶとして……電池は……」
かばん「電池を持ちながら飛ぶのは大変でしょう?ぼくがロープウェイに乗せて電池を下まで降ろします」
リューク「助かる。意外と重たいんだよなアレ……」
アライグマ「ロープウェイはアライさんが漕ぐのだ!安心して任せるのだ!」
かばん「……じゃあお願いしますね。アライさん」
リューク「しっかり掴まってろよ」ガシッ バサッ
サーバル「また空を飛べるなんて……うみゃーたのしみー!!」
フェネック「今度はもう少し遅く頼むよー……アライさーん。先に下で待ってるねー」ズォォォォォ
アライグマ「落ちないように気をつけるのだフェネック!!」
232 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/20(火) 18:50:25.35 ID:57u4GvZhO
アルパカ・スリ「あんれまぁ……シニガミも飛べたんだぁ!?」
トキ「なるほど……かばん達はああやって頂上まで一気に飛んできたのね」
ショウジョウトキ「目に見えると納得だけど……やっぱアイツちょー怖いんですけど……」
かばん「あまり待たせるのも悪いですしそろそろぼく達も行きますか」
アライグマ「リョーカイなのだ!」キ-コキ-コ
アルパカ・スリ「またいつでも遊びにきてねぇ〜!」フリフリ
233 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/20(火) 18:55:51.25 ID:57u4GvZhO
じゃんぐるちほー ロープウェイ乗り場
リューク「おっ……やっと帰ってきたな」
ジャガー「みたいだね」
かばん「すいません!お待たせしました!」
アライグマ「ゼェ-...ゼェ-...足がもうパンパンなのだ……」
リューク「だから俺が運んだ方が早いっつったのに……」
アライグマ「それは絶対嫌なのだ!!」
ジャガー「あはは!」
コツメカワウソ「あれれ?ジャガーはもうリュークをこわがらないの?」
ジャガー「腰据えて話してみると結構面白い奴なんだよね。ゴメンよこの間は信用できないとか言っちゃって……」
リューク「まぁ無理もない。気にするな」
234 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/20(火) 19:33:49.35 ID:57u4GvZhO
アライグマ「ハァ-ハァ-……フェ……フェネック……体調は……大丈夫かー?……」
フェネック「こっちの台詞だよアライさーん……息も絶え絶えじゃないかー」
サーバル「アライさんお疲れー。かばんちゃんを安全にここまで運んできてくれてありがとね!」
アライグマ「これぐらい……かばんさんのためならどんとこいなのだ」
かばん(途中で変わってあげればよかった……)
ジャガー「次はさばくちほーにいくんだろ?」
サーバル「うん!……ねぇジャガー。折角リュークと仲良くなったんだから一緒にバスに乗って旅しない?」
ジャガー「やめとくよ。今日は川を渡りたいフレンズがまだたくさんいるしね」
サーバル「残念だなー……」
235 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/20(火) 22:31:36.01 ID:vltmTKJdO
サーバル「カワウソは?」
コツメカワウソ「私もじゃんぐるちほーに残って遊んでよっかなー……そーだ別れる前に……ねーねーリューク!私も空をとびたいとびたーい!!」
アライグマ「リュークに担いでもらってか?……そ……それはやめたほうがいいのだ」
リューク「お前がそう望むならやってやるが……後悔するなよ」
コツメカワウソ「こうかいってなーにー?そんな言葉の意味なんて忘れたー!」
リューク「……あっそ、じゃあとりあえずじゃんぐるを一周するか」ガシッ バサッ
コツメカワウソ「わーい!浮いたぁー!!」
ジャガー「りゅ……リューク!落とすのだけはやめてよね!」
リューク「わかってるって」ズォォォォォ
コツメカワウソ「わーい!はっやーい!!」
236 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/21(水) 18:36:39.98 ID:+fVtFdJrO
リューク「よっと……こんなところか」シュタッ
かばん「相変わらず早いですね……」
コツメカワウソ「楽しかったー!!ジャガーも飛んでみる?」
ジャガー「絶対に嫌だ」
サーバル「カワウソのお願いも叶えてあげた事だし……さばくちほーにいこっか?」
アライグマ「何であれが楽しく思えるのだ……」
フェネック「アライさーん早くバスにのったのったー」
かばん「電池を装填して……よし!では出発しますね。ジャガーさん、カワウソさん、お元気で!」ブォォォォォ
ジャガー「うん。また1ヶ月後なー」
コツメカワウソ「さよーならー」
237 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/22(木) 17:46:08.34 ID:efk78q7+O
さばくちほー
アライグマ「あ……暑いのだ……」
リューク「砂漠だからな、そら暑いだろ」
アライグマ「なんか似たような事を前に言われた気がするのだ」
リューク「気のせいじゃね?……お前らなんで座席に膝抱えて座ってんだ?」
サーバル「バスの床が今すごく熱くなっちゃってるからね
ー……」
かばん「椅子までは熱は伝わってこないのでその座り方が最適なんですよ……運転席は大丈夫なようですけど」
アライグマ「リュークは足が熱くならないのか……?」
リューク「だって俺死神だし」
フェネック「シニガミってすごいねー」
リューク「お前も平気そうじゃないか」
フェネック「私は元々さばくに住んでた動物だからねー。これぐらいの熱さなら楽勝だよー」
238 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/22(木) 17:53:02.28 ID:efk78q7+O
アライグマ「フェネックが羨ましいのだ……」
キキ-ッ!!
サーバル「わっ」グラッ
アライグマ「ふぇっ!?」コテン
フェネック「わー」ズルッ
ジュッ
サーバル「あっついよ!!」
アライグマ「うぎゃあー!!」ゴロゴロ
フェネック「ッ……流石に毛に覆われてないとこに触れちゃうと結構熱いねー」
リューク「おいおいいきなり急ブレーキとは……何事だよ?」
かばん「大変です!前方に砂嵐が!!」
サーバル「ええー!!また砂嵐!?」
239 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/22(木) 18:05:06.43 ID:efk78q7+O
ラッキービースト「急イデ旋回シテ回避スルヨ!」
サーバル「ボス!この前みたいにバス動かなくならないかな!?」
ラッキービースト「タイヤニハマエモッテ専用ノ装備ヲ取リツケタカラ砂ニ足ヲ取ラレル心配ハナイヨ」
サーバル「さっすがボス!」
リューク「今はフレンズの危機だからサーバルの問いに反応したんだな……ってもう目の前まで砂嵐が来てるじゃねぇか!!」
かばん「強風が来ます!皆さんしっかりバスに掴まってください」
ラッキービースト「アト目モ閉ジテネ。目ニ砂ガ入ルト痛イヨ」
サーバル「わかった」ガシッ
アライグマ「りょ……リョーカイなのだ」ガシッ
フェネック「……」ギュッ
ラッキービースト「Uターンスルヨ」
ギャルルルルル!!ビュオオオオオオオオオ
240 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/22(木) 18:13:25.03 ID:efk78q7+O
ビュオオオオオオオ.......
サーバル「ハァハァ......ま……巻けた?」
かばん「危機は回避できたみたい……ありがとうございますラッキーさん!」
ラッキービースト「ミンナ無事デヨカッタヨ」
アライグマ「ペッペッ……口に砂が入ったのだ……」
フェネック「あっぶなかったー……」
リューク「俺は別に砂嵐なんかへっちゃらだったが……気を取り直して出発しようぜ」
かばん「はい……あれ?」
サーバル「どうしたのかばんちゃん?」
かばん「なんか……ぼくのカバンが軽くなったような……」
アライグマ「かばんさんの……かばん?」
フェネック「確かー……ノートはいつもかばんさんの荷物の中に入れてたんだよねー?」
リューク「………嘘だろ?」
241 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/22(木) 18:59:12.43 ID:UnOARoir0
サーバル「もしかしてさっきの砂嵐でノート飛んでいっちゃったの!?」
かばん「まってサーバルちゃん……まだ中を探ってないから」ガサガサ
かばん「……」
リューク「……無かったんだな?」
かばん「……はい」
アライグマ「と、とんでもないことになったのだ……パークの危機なのだぁー!!?」
リューク「落ち着けよ。どうせ他のフレンズが拾ったところで文字なんか書けやしないし書いても死なないんだから……」
かばん「でも可能性はゼロじゃありません……早く見つけないと」
リューク「……誰かノートが飛んでいった方角を見た奴はいないか?」
サーバル「み……みんな目を瞑ってたから……」
ラッキービースト「ボクハバスノ運転デ精一杯ダッタカラ……」
リューク「……こうなりゃ死神界に一旦帰るしかねぇか」
242 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/22(木) 19:16:53.51 ID:UnOARoir0
サーバル「え?……帰ってどうするの?」
リューク「ノートの所在はもう誰も知らないときた……もしかしたらノートは風に舞って別の地方に飛んでったかもしれねぇ……俺が地上で各地を飛んで回ったとしても探し当てるのは難しいだろうな」
フェネック「じゃあどうやって……」
リューク「だから死神界に帰ってそこから地上を覗くんだ……そこからならジャパリパークの各所を一目で見渡せる。地上で無くしたノートを探すにはその方が手っ取り早い」
かばん「でも死神界に行くまでに時間がかなり掛かってしまうんじゃ……」
リューク「飛んで行けば数分で辿り着ける距離だ……死神にとってはの話だがな」
243 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/23(金) 00:26:49.48 ID:CzjqdTvS0
かばん「それじゃあ……リュークさんにお願いするしか……」
リューク「なるべく早く戻る……ちょっと待ってろ」バサッ
サーバル「……行っちゃったね」
かばん「ここは日が当たってて危ないから……何処か日陰になる所を探さないと」
フェネック「……だったらスナネコの家にお邪魔しようかー。丁度この辺の近くだよー」
アライグマ「さ……賛成なのだ……早く涼しいとこに移動するのだ」
かばん「分かりました……ラッキーさん。お願いします」
ラッキービースト「マカセテ」
244 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/23(金) 00:31:54.60 ID:CzjqdTvS0
ここ最近はリアルが忙しく近況報告もロクに出来ずすみません……
続きは明日以降書きます
金曜超えたら少しは時間に余裕できるかな
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 00:44:29.27 ID:ctRogCjP0
乙です
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 02:11:35.03 ID:MxoUA0RN0
乙ー、気長に待つ
247 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/23(金) 05:13:54.85 ID:dH5wugwuO
死神界
リューク「……」バサッ
デリダブリー「おっ?リューク……しばらく死神界を留守にしてなにしてやがったんだ?」
リューク「……ノートを下界に落としちまってな。ここから探そうと思って一旦帰ってきたんだよ」
グック「ギャハハハ……そりゃお気の毒だな。というかお前ノート2冊持ってんだから一冊ぐらいいいじゃねぇか」
リューク「いや……あれは絶対に見つけないと……」
リューク(ノートは何処だ?……ん?あれは……)
スナネコ『お?……ボクの家に変な本が……』
リューク「あっちゃー……遅かったか……」
グック「おーあったのか……なんだこいつ?なんで名前と寿命が浮かんでこないんだ?」
デリダブリー「変な耳生えてるし人間じゃねぇんじゃねーの?」
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