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【ガンダムSEED DESTINY】シン「フリーダムは敵じゃない」
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1 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 17:39:06.07 ID:audf7L6p0
デストロイを堕とさせるわけにはいかない。よりにもよって、あの少年にだけは。
ネオ・ロアノークは叫ぶ。
ネオ「やめろ坊主!その機体に乗っているのはステラだぞ!!」
シン「え…?」
接触回線によってコクピット内部に響く聞き覚えのある声。
そしてその声が紡いだ言葉に、シンは一瞬、思考を停止した。
シン「ステラ…!?」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1496219945
2 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 17:45:53.91 ID:audf7L6p0
インパルスが切り裂いた装甲の隙間に視線を移し、カメラをズームさせていく。
聞き間違いであってくれと祈りながら。
シン「そんな…」
見間違えるはずがない。
モニターに映し出されたのは、シンが誰より守りたいと願った少女の姿。
自分は今、ステラを殺すところだったのか?
なぜ彼女がここに?もう戦わせないと、約束を交わしたはずなのに。
認めたくない事実に混乱し、立ち尽くす。
3 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 17:48:43.42 ID:audf7L6p0
メイリン「シン!シン!どうしたの!?機体に不調が!?」
レイ「シン、どうした!なにをやってる!」
アスラン「シン、応答しろ!…くっ、なんでもいい、機体をくれ!俺が援護する!」
ミネルバからの通信も、耳を通り過ぎていく。
4 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 17:52:18.99 ID:audf7L6p0
キラ「なにをやってるんだ!的になりたいのか!?」
聞き覚えのない少年の声がコクピットに響く。
直後、インパルスの横を蒼い翼を広げたMSがすり抜けていく。
ネオ「ステラには近づけさせんッ!」
デストロイを止めようと仕掛けるフリーダム、それを食い止めるべく反撃するネオのウィンダム。
目の前で繰り広げられる激しい攻防に、シンはようやく思考を回復させる。
5 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 17:55:01.40 ID:audf7L6p0
シン「そうだ…今はとにかく、ステラを止める!」
シン「誰より戦いを恐れているあの子にこんなこと…させていいはずがない!」
操縦桿を握り直し、デストロイへと直進する。
フリーダムはネオのウィンダムが押さえている。
カオスはオーブ軍の機体に囲まれ、身動きがとれない。
自分とステラの間を阻むものはない、今が絶好のチャンスだ。
6 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 17:57:28.04 ID:audf7L6p0
デストロイから放たれる光の奔流。
それは殺意というよりも、怯えきった少女の拒絶の意思。
ひたすらに掻い潜り、飛び込む。
シン「ステラーッ!!」
ステラ「いや…いやぁっ!」
シン「ステラ…!」
通信を全周波に切り替え、呼びかける。
シン「ステラ、俺だ!シンだよ!」
7 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 17:58:55.13 ID:audf7L6p0
直後、インパルスのコクピットに警告音が鳴り響く。
翼を広げたフリーダムがライフルを構え、デストロイに狙いを定める。
シン「やめろっ!!」
モニターの端に、墜落していくネオの機体を確認しながら、インパルスを突進させる。
キラ「なっ!?」
シールドを構え、庇うように立ちはだかるインパルスを前に、キラはたじろぐ。
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 17:59:37.16 ID:DDsMi/DtO
駄目だ、種死のss見る度に連ザUのコミュMaxアウルの立ち絵思い出して笑う
9 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:00:12.89 ID:audf7L6p0
キラ「ザフトのMS!なにをやっているんだ!その機体を早く止めなければ…」
シン「黙れッ!なにも知らないくせに…!」
彼女は、望んでこんなことをしているわけじゃない。
ロゴスという巨悪に利用され、戦場に駆り出されただけの
死ぬのが怖いと泣いている、可哀想な少女なのだ。
10 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:01:23.45 ID:audf7L6p0
ステラ「ネオ…!ネオッ!いやぁぁぁっ!!」
ネオが堕とされた、死んでしまった。
そしてその視界に、ムラサメに切り刻まれたカオスを確認する。
ネオもスティングもいなくなった。
アウルは?記憶を操作され、忘れかけていた少年を思い出す。
そうだ、アウルも死んでしまった。
11 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:03:52.63 ID:audf7L6p0
死への恐怖から、仲間を失った悲しみから、涙が止めどなく溢れてくる。
恐怖と悲しみに支配された思考。
ステラ「やっつけなきゃ…」
『でないと、怖いものが来て、私たちを殺す』
ネオの言葉を思い出す。
そうだ、『怖いもの』が来て、みんな殺されてしまった。
12 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:05:35.41 ID:audf7L6p0
ステラ「死ぬは、だめ…!」
全てを薙ぎ払うため、操縦桿に指を伸ばす。
シン「ステラ!」
だが、聞き覚えのある声に驚き、指をひっこめた。
シン「ステラ、大丈夫だ!君は死なない!」
ステラ「…!」
13 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:08:12.51 ID:audf7L6p0
シン「君は俺が守る!絶対に!」
ステラ「まも…る…?」
ステラはおそるおそる瞼を上げる。
涙の滲んだその視界には、自分を庇うように白亜のMSが佇んでいる。
ステラ「シン…?」
14 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:10:49.88 ID:audf7L6p0
なぜ忘れていたのだろう。
必ず守ると約束してくれた存在を。
あたたかい腕で抱きしめてくれた人を。
ステラ「シン!」
シン「ステラ!?」
視線はフリーダムに向けたまま、シンはステラに問いかける。
シン「ステラ…!思い出したのか!?」
15 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:11:33.91 ID:audf7L6p0
ステラ「シン、会いに来た…?」
シン「…!ああ、そうだ!会いに来たんだ!」
ステラ「シン…」
ステラの瞳から、恐怖と死の色が消えていく。
シン「ステラ、君はそんなところにいちゃいけない!今助けるから!」
16 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:15:22.47 ID:audf7L6p0
全周波で呼びかけていたシンの声は、フリーダムのコクピットにも届いていた。
キラ「これは…」
デストロイは既に全ての武装を降ろし、停止している。
キラ「それなら…」
フリーダムの武装を手放し、キラはインパルスへと呼びかける。
キラ「ザフトのMS!聞こえるか!」
シン「フリーダム…?」
キラ「救いたいんだろ?そのパイロットを!」
シン「!」
17 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:17:28.71 ID:audf7L6p0
キラ「僕は…その人を殺すために来たわけじゃない。止めるために来たんだ」
キラ「だから早く!その機体はなにか危険な感じがするんだ!」
シン「あ、ああ!ステラ、こっちへ…」
インパルスが振り向くと同時に、デストロイの胸部に光が収束する。
シン「え…」
ステラ「シン!逃げてぇ!」
キラ「くっ…間に合えぇぇぇッ!!」
18 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:19:42.42 ID:audf7L6p0
インパルスとデストロイの間に割って入り、殆ど反射に身を任せてシールドを構える。
直後、フリーダムを巨大な光線が包み込んだ。
キラ「なんて火力だ…!」
シン「庇うなフリーダム!このままじゃアンタが!」
キラ「駄目だ!僕は…!」
キラ「もう目の前で、助けられる命を諦めたりはしないッ!」
キラ「フレイ…!僕を守ってくれ…!」
19 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:21:57.45 ID:audf7L6p0
フリーダムのシールドが焼け落ちようという正にそのときだった。
デストロイの砲門が光によって射抜かれ、その機能を停止する。
キラ「援軍…?」
シン「あれは…!」
アスラン「無事か!?シン!…キラ!」
ザフト軍の空戦用MS、バビ。
デストロイの砲撃を止めたのは、バビがその手に携えたライフルによるものだった。
20 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:25:23.12 ID:audf7L6p0
キラ「いまのうちに、早く!」
シン「ステラっ!」
デストロイのコクピットハッチが開く。
泣きじゃくる少女を抱きしめる赤いパイロットスーツの少年。
キラはモニター越しにそれを見つめ、思考を巡らせる。
シン「ステラ…」
彼の腕の中にいる少女は、とても弱っているように見えた。
ただ戦いで疲弊しただけではない。
少女の様子を見て、キラは前大戦で対峙した相手を思い出す。
戦後になってから知ったことだが、自分たちが戦った地球連合軍のパイロットは
特殊な投薬と強化を受けてコーディネイターに匹敵する力を得る悪魔の研究の産物だと。
もしや、彼女も…?
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 18:25:35.53 ID:/sejFhE3o
スパロボLの再来期待
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 18:25:40.02 ID:jR/8ZuER0
支援
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 18:26:08.82 ID:kIzMw8QT0
スパロボLですか?
24 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:28:25.64 ID:audf7L6p0
アスラン「その子…どうするつもりだ、シン」
シン「それは…」
アスラン「連合軍はその子を人間扱いしていない」
アスラン「ザフト軍にしても…おまえが彼女を連合に引き渡したきっかけになってしまった」
アスラン「俺たちに、その子を救う手立ては…」
キラ「待ってくれないかな」
シン「!」
アスラン「キラ!?」
シン(こいつが…この人が、フリーダムのパイロット…)
25 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:30:21.84 ID:audf7L6p0
キラ「ちょっと無神経な言い方をするけど…」
キラ「その子は、連合の強化人間…ってことでいいのかな」
シン「あ、ああ…」
キラ「それなら、助けられるかもしれない。心当たりが…」
シン「本当か!?」
キラ「うん。君が信じてくれるなら、この件、僕に預けてくれないか?」
26 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:31:48.25 ID:audf7L6p0
シン「俺は…」
腕の中のステラへと視線を向ける。
その瞳は、不安そうに揺れていた。
アスラン「…シン。キラは人を騙すようなやつじゃないさ。俺が保証する」
シン「アスラン…」
シン「…わかった」
27 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:32:44.63 ID:audf7L6p0
シン「俺、シン・アスカって言います。この子はステラ」
シン「ステラのこと…頼みます」
ステラ「シン…?」
シン「ごめん、ステラ…俺は、無力だ…!」
キラ「いや、それは違うよ」
シン「え…?」
28 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:35:30.67 ID:audf7L6p0
キラ「その子を救うために、ずっと敵対してきた僕を信じると言える君は、強い人だと思う」
シン「アンタって人は…!」
キラ「あ、ごめん。名乗ってなかったね。キラ・ヤマトです」
シン「キラさん!」
キラ「それじゃ、この子のことは、責任をもって預かるから…」
キラ「君さえよければ、だけど…」
ステラ「…シン、ステラを守ってくれた」
ステラ「あなたは、シンを守ってくれた。だから、あなたは怖くない…」
29 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:37:03.11 ID:audf7L6p0
キラ「よかった…」
アスラン「…話はまとまったな」
アスラン「キラ、おまえはその子を…ステラを連れて、早々に離脱した方がいい」
アスラン「ザフト軍がアークエンジェルに対してどう対応するのか…まだわからないからな」
キラ「…いいのかい?君はザフトの兵士なのに」
アスラン「キラ…!」
キラ「ごめん…少し強情になってた。素直に聞くことにするよ」
キラ「…ありがとう、アスラン」
アスラン「…ああ」
30 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:38:23.98 ID:audf7L6p0
ステラ「シン!」
シン「ステラ!絶対、また会えるから!」
ステラ「うん、今度はステラがシンに会いに行く!」
31 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:40:33.34 ID:audf7L6p0
キラ「ラクスが勝手に改造したコクピット、こんな形で役に立つなんて…」
自分も乗りたい、とラクスによって複座式にされてしまったフリーダムのコクピット
(キラが断固拒否したためその願いは叶わなかったが)
その後ろの座席にステラを乗せる。
そのあどけない顔を見て、キラは思考する。
キラ(あのとき…この子が故意に撃ったとは思えない。機体の暴走?或いは遠隔操作?)
考えてもわからないことだった。
直接聞こうと思ったが、弱っているこの少女に根ほり葉ほり聞くのも酷だろう。
キラは早々に思考を打ち切り、フリーダムを発進させた。
キラ「ありがとう、フレイ…」
32 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:42:41.99 ID:audf7L6p0
シン「フリーダムのパイロット…想像していたより、ずっと穏やかな人だった…」
アスラン「意外だったか?」
シン「そりゃあそうですよ…ふらっと表れて、いきなり戦いを始めて!」
シン「でもきっと…あの人は、あの人の大切なものを守りたかっただけなんだ…」
33 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:44:06.37 ID:audf7L6p0
アスラン「…実はな、シン」
アスラン「…俺は前の戦争で、あいつと本気で憎しみあって、戦ったことがあるんだ」
シン「え!?だって、あの人とは親友同士だって…」
アスラン「ああ。だが戦いのなかで互いに大事な人間の命を奪った」
アスラン「そして俺たちは憎しみに囚われて…」
アスラン「あれは戦争ですらなかった。ただの殺し合いだったよ」
34 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:46:00.24 ID:audf7L6p0
シン「アスラン…」
アスラン「戦いは、人を狂わせる」
アスラン「あのときキラが、ステラを討つのではなく、おまえを守ることを選ぶ男でよかった」
アスラン「お前には、憎しみの促すままに戦ってほしくないからな」
35 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:48:26.96 ID:audf7L6p0
シン「…あの人は、俺を強いと言ってくれた」
シン「その言葉を嘘にはしない…俺は強くなって、大事なもの全てを守れるようになりたい」
アスラン「そうか…いい目標だ。応援するよ」
シン「俺が守りたいものの中には、当然アスランも入ってますよ」
アスラン「頼もしいな。だが、人に頼ることも忘れるなよ?」
シン「わかってますよ。今回だって、アスランが来てくれて助かったんだから」
アスラン「ならいいんだ。議長期待のミネルバだ、応えてみせるぞ!」
シン「はい!」
36 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 18:50:20.99 ID:audf7L6p0
一旦休憩いれてまた夜に再開しようと思います。
ご都合主義の連発で強引に話を進めていくと思います。
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 19:17:29.73 ID:2cAglWono
全ての物語は作者の都合で話が進む
続きが楽しみ
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 19:40:24.50 ID:5+spp8Ui0
種死はスパロボLが正史ならどれだけ良かったことか
まあ予定調和すぎて逆に影の薄いガンダム作品になってしまいそうだが
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 20:28:43.03 ID:YeAxVYSGo
最近のガンダムに比べたら種死も充分面白く見えるから不思議だ
40 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 20:55:18.59 ID:audf7L6p0
再開します。
41 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 20:56:24.05 ID:audf7L6p0
ミネルバへと帰還したシンとアスラン。
二人を待っていたのは鬼の形相をしたレイとルナマリアだった。
レイ「シン!馬鹿かお前は!なぜあんな無茶をした!!」
シン「あ、あの機体にはステラが…」
レイ「そんなことはわかっている!通信で全て聞こえていた!」
アスラン「レ、レイ、少し落ち着け!」
ルナマリア「アスラン!あなたもあなたです!怪我も治らないうちに無茶をして!」
アスラン「ルナマリアまで…だがあの状況では…」
ルナマリア「いいわけは聞きません!」
タリア「ふたりとも、そのへんにしてあげなさい」
レイ「しかし…」
42 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 20:58:01.00 ID:audf7L6p0
有無を言わせぬタリアの表情に、レイとルナマリアは渋々引き下がる。
タリア「本艦はこれから、戦力を補充するため、ジブラルタルへ向かいます」
タリア「ハイネを…ザクを、セイバーを失った今の状態では、まともに戦うことはできませんからね」
タリア「各員、しっかり身体を休めておくこと。いいわね」
タリア「それと、シンは体力が回復し次第、私のところに来るように」
シン「へ?」
タリア「お説教よ。自分がどれだけの無茶をしたのか、理解できてるわね?」
シン「結局そうなるのかよ…」
タリア「なにか?」
シン「い、いえ…了解ですっ!」
43 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 21:00:20.97 ID:audf7L6p0
ジブリール「デストロイはおろか、その適正者を失うとはな」
ジブリール「この失態の責任…どうとるつもりだ?ロアノーク大佐」
ネオ「……」
ロード・ジブリール、この男こそ全ての元凶。
精神的に不安定なステラがパイロットとしての機能を停止することを見越し
その場合デストロイが自動で攻撃行動に移るよう仕組んだのもこの男だった。
ジブリール「ふん、返す言葉も無いか」
ジブリール「が…まあいい。ザフトの猿共が甘くて助かった」
44 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 21:02:47.69 ID:audf7L6p0
ジブリール「デストロイそのものは接収されたが、その戦闘データは全てこちらに送信されている」
ジブリール「これさえあれば、出来損ないであろうと、デストロイのパーツとして最低限の機能は果たせるはず」
デストロイの操縦に適正を見出されたステラ。
その戦闘データを使い、パイロットの操縦をサポートするOSを構築する。
そうすることで、ステラほどの完成度に満たないエクステンデッドでも
デストロイを十全に扱うことが可能になる。
ジブリールにとって、ベルリンの街はデータ採取のための生贄でしかなかったのだ。
ジブリール「既にデストロイは量産体制に入っている…」
ジブリール「ザフトなど、もはや恐れるに足らず!フハハハハハ!」
45 :
◆BRRGNconG6
[saga]:2017/05/31(水) 21:04:01.58 ID:audf7L6p0
ネオ(こいつは…悲劇を生み出す権化だ…!)
ネオは唇を噛み締める。
ベルリンでの混乱に乗じて姿を消してやろうかとも思ったが
スティングを置いて自分だけが地獄から抜け出そうとするほど、ネオは非情でもなかった。
ジブリール「もういい、失せろ。貴様に作戦指揮を執らせることは二度とないだろうがな」
ネオ「はっ…」
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