キャシー・グラハムのシンデレ落語 【デレマスSS】

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1 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/28(日) 23:06:11.10 ID:T6ePFLtuO

○キャシー・グラハムのシンデレ落語


目的1.キャシーが落語する話を書きたかった
目的2.落語の演目いくつかの紹介
目的3.デレマスは魅力的なキャラがたくさん居るから、応用の幅が広いのでは!という実験



キャシー・グラハム

ニューヨーク生まれ、浅草育ちの15歳(高校1年生?)

幼少より下町人情に育てられたおかげで、
ザ・外国人な容姿ながら英語はからっきし。
落語好きで寄席によく出没する模様、本人の話術も巧み。
もろもろ含めて、こち亀に出てきそうなアイドル。


http://imgur.com/UWp2jrx.jpg

http://imgur.com/jfHoSaC.jpg



たくさんのアイドルが登場予定


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495980371
2 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/28(日) 23:08:43.83 ID:6bK6Aj320


出囃子
〜お願い!シンデレラ〜

\テンツクテン ティーンツクテン/

\テケテテーンテケテン/\テケテケテテーンテテテーン/









キャシー「あいあい、どうもいらっしゃいました〜」

キャシー「みなさん、寄席(よせ)は初めてかな?あら、常連さんもいらっしゃる?」


キャシー「おっと自己紹介がまだでしたね、あたしは
『えま・わとそん』です!」


キャシー「……」


キャシー「はい、ホントはね
『キャシー・グラハム』ちゅう名前を親からいただきましてね。」

キャシー「芸名ちがいますよ〜、本名!地毛!この瞳も自前!」

キャシー「日本語お上手ですね〜なんてよく言われます、あたし英語できそうに見えるでしょ?」

キャシー「じゃあね、今からあたしの英語を披露しちゃいますよ〜」



キャシー「掘ったイモいじるな〜」


キャシー「ほわっと・たいむ・いず・いっと・なう、今何時〜?ですね。」

キャシー「日本語の発音がうますぎて英語に聞こえない、うん。」

キャシー「日本の中学英語終えたくらいじゃこんなもんですって〜」

キャシー「え?あたし成人してないよ!15歳!」

キャシー「そうそう、老けて見られちゃう〜大和撫子として致命的だね〜」

キャシー「いくつなの?って聞かれちゃうんだよねー」

キャシー「掘ったイモいじるな〜って」

キャシー「いやこりゃ、いくつって時間を聞いてるんだね」

キャシー「で、ぼうやいまいくつ?うん、8つ?ご立派!」

キャシー「おかあさん今、いくつ?うん、今3時。お上手〜!」



キャシー「さ、いくつーって時間でも、他の数でも通用しちゃうよね。」

キャシー「今から話すのも、そんな日本語の奥ゆかしいところがね、そばに寄り添ってくれるようなお話なんですよ。」

3 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/28(日) 23:11:08.69 ID:6bK6Aj320





小関麗奈「アッタッシ〜は♪イタズラ女王〜♪」

麗奈「さて、今日は何をしようか・なと…」

http://imgur.com/wEP7DVG.jpg




麗奈「そろそろ、4ツ時の鐘が鳴る時間かしらね、じゃあ…」





難波笑美「あーい!まいどまいど!ごっつうまい、タコヤキ屋さんやで〜!」

http://imgur.com/3spmokD.jpg



麗奈「タコヤキ屋さーん、おひとつくださいなー」


笑美「まいどおおきに!ん、もしかして自分レイナサマちゃう?」

麗奈「あら、アタシを知ってるの?アーッハッハッハ!その通りよ!」

笑美「レイナサマよーいらっしゃったなぁ〜!アンタここらじゃ有名なんやで〜、でタコヤキいくつ?」

麗奈「1パック」

笑美「ほな500円いただくで!」


麗奈「500円ね、…しめた!」

笑美「ん、今何か言うた?ほい1パック〜、ソースたっぷりにしといたで!」


麗奈「いえ、なんでもない…ありがと!で、お勘定ね、ホラ手ぇ出しなさい」


笑美「500円〜」


麗奈「100円玉が、ひい、ふう、みい…」


\ゴイーン…/


麗奈「ん、時報ね。いまいくつ?」


笑美「えーと、4つやね」


麗奈「じゃ、お勘定…はい5つね!」


笑美「まいどあり〜!また来てーな!」



4 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/28(日) 23:12:03.58 ID:6bK6Aj320






麗奈「アーッハッハッハッ…げふん!」

麗奈「クク…時報を利用して100円値切ってやったわ…」

麗奈「んん〜、あっふ!あふ…タコヤキおいしい…」



大沼くるみ「あっ、レイナしゃん〜?」

麗奈「あらくるみ、ちょうどいいわ。」

http://imgur.com/WSnVhiW.jpg




くるみ「おいしそうなタコヤキでしゅね!」

麗奈「そう!このタコヤキはレイナサマの明晰な頭脳により得た報酬なのよ、武勇伝を聞くがいいわ!アーッハッハッハ!」


くるみ「ぶゆうでん…気になりましゅ!」

麗奈「タコヤキ1コいる?」




5 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/28(日) 23:12:56.93 ID:6bK6Aj320






笑美「まいど〜!ごっつうまいタコヤキ屋さ…おっ、小春ちゃん!」


古賀小春「タコヤキくださ〜い♪」

http://imgur.com/qbgsczE.jpg



笑美「まいどおおきに〜、いつもの1パック?」

小春「おねがいします〜」

笑美「じゃー、ヒョウくんにもサービスしたるわ!タコヤキ3つオマケやで〜」

ヒョウくん「かたじけない」


小春「ありがとうございます〜」


笑美「さっきちょうど臨時収入あったからな!大盤振る舞いやで〜!」

小春「お勘定ですね〜どうぞ〜」


笑美「あい、100円〜。まいどおおきに〜!」






6 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/28(日) 23:13:49.14 ID:6bK6Aj320




麗奈「…で、500円するこのタコヤキ、400円でいただいたワケよ。」


くるみ「時報の…鐘を利用して、安くものが買える…」


麗奈「そう!今いくつ?って、ちゃんとしたタイミングで聞くのよ。」

くるみ「おぉ〜」


麗奈「マネしようたって、トロいくるみにはムリよ、ムリ!」


くるみ「むむ…」




7 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/28(日) 23:14:41.47 ID:6bK6Aj320

〜後日〜



くるみ「たまにはくるみだって、ちょいワル…?に挑戦しちゃうんだぁ。」


http://imgur.com/cL82HgO.jpg


くるみ「くるみだって、出来る…と思う、たぶん…」



くるみ「もうすぐ4時の鐘が鳴りましゅね」




栗原ネネ「いらっしゃいませ♪」

http://imgur.com/EuWFNop.jpg

涼宮星花「だがしやさんにようこそ〜♪」

http://imgur.com/znpQHaW.jpg


くるみ「えーっと、これと、これと〜?あと、あのっ…」


ネネ「あ…そんな焦らずに、ゆっくり選んでくださいね。」


くるみ「あ、ありがとうございましゅ」
8 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/28(日) 23:16:08.52 ID:6bK6Aj320


星花「こちらのお菓子なんていかがでしょうか?」

くるみ「おいしそう…」

星花「ふふ♪いろいろ見てくださいね〜」


\ゴイーン…/


くるみ「あっ、あ!鐘が…」


ネネ「これいくつでしたっけ…」

星花「4ツですね。」


くるみ「あぁ〜言わないで〜」


ネネ「?」

星花「?」


くるみ「ああ、あの、何でもないでしゅ…」

くるみ「どうしよう…かといって何も買わないのは…うう」



星花「いかがなさいました…?」


くるみ「あ、あの…これくだしゃい!」


ネネ「はい♪ありがとうございます。90円ですね。」


くるみ「えと、10円玉が、ひい、ふう、みい、よ、いつ、むー」


くるみ「…ごい〜ん」



ネネ「?」

星花「…?」
9 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/28(日) 23:17:48.54 ID:6bK6Aj320


くるみ「あ、えと、いまいくつでしゅか?」


ネネ「私、は…15歳ですが。」

星花「私は19歳ですよ♪」


くるみ「えと、あの…それだと20円…?あれ?」


ネネ「ど、どうなさいました?」

星花「もういちどお勘定を数えなおしてみませんか?」


くるみ「あっ、ひい、ふう、みい、よー、いつ、むー、なな…」


くるみ「あ、…ごい〜ん」


ネネ「…?」

星花「…?」


くるみ「えと、いまいくつ…じゃなくて、何時でしゅか?」


ネネ「4ツ、ですけど…」


くるみ「はいっ、いつ、むー、なな、やー、ここのつ…!」


星花「お…お待ちになって?」

ネネ「お勘定が多くなっちゃってますよ?」


くるみ「あ!ほんとだ…」


星花「では、90円ちゃんといただきますね。」

ネネ「多いぶんはお返ししますね♪」

くるみ「あ、ありがとうございましゅ…えへへ」



10 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/28(日) 23:18:54.07 ID:6bK6Aj320




くるみ「お菓子、おいしいなぁ〜」


麗奈「あらくるみ、どうしたの?」

くるみ「レイナしゃん!あのね、お店のおねえさんが優しかったんだぁ…♪」

麗奈「…やっぱり、くるみにはムリだったのね?」


くるみ「レイナしゃんにもお菓子あげる!」


麗奈「ありがと。やっぱくるみはこういうのが似合ってるわよ」





11 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/28(日) 23:26:10.39 ID:6bK6Aj320


Q.落語って一人芝居じゃないの?キャシーが全員を演じ分けてるの?それともVTRなの?

A.好きなほうでご想像ください



Q.江戸時代とか、昔の設定じゃないの?100円とかって現代の感覚だし、鐘の4ツ時とか今で考えたら変な時間じゃない?

A.何時代でもありませんので好きにご想像ください。クソ深夜にうら若き乙女が駄菓子屋を安全に徘徊するのも面白いでしょ?




あと3演目ほどを予定しています、
次のお話は…あの師匠の登場を予定しております。
12 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:20:20.05 ID:vrr8+MZm0





キャシー「時たこ、時だがし?」

キャシー「時でいえばうちには十時さんとか、時子様もいらっしゃいますよ〜」

http://imgur.com/P8Y1zgP.jpg

http://imgur.com/Z60yqJx.jpg



キャシー「アップルパイと豚肉料理ね…ポークパイおいしそ〜!」

キャシー「あたし?そうだね、ミートパイとかで育ってそうでしょ?」


キャシー「ところがどっこい、米と魚と佃煮で育ってきたのさ!」


キャシー「焼き鮭と白飯たべるときね、あたし海苔用意しちゃうんだ。」

キャシー「ほかほかのごはんと塩っ気ある鮭をね、パリッとした海苔に乗せてさ、一緒に食べるのがおいしいんだコレがね〜」


キャシー「そう、おにぎり好き!」

キャシー「ピクニックとか行って…小高い丘の上とかさ、川っぺりとかさ、風通しイイあずまやとかさ、そういうところで食べると最高にイイよね〜!」



キャシー「じゃ、これからするお話はね、そんなピクニックのお話です。」

キャシー「とある繁盛商店の金持ちな女将さんがね、小間使いみたいな芸人さんとか連れてピクニックに行くんだ〜」





13 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:21:18.46 ID:vrr8+MZm0






棟方愛海「あ〜あ、女将の沙理奈様とお近づきになれると思ってお抱えの奉公芸人になったけど…一向に登山チャンスが無いなぁ〜」


愛海「あの、すんごい主張の松本山、いつか絶対登るんだ…」

http://imgur.com/bur5SJ8.jpg




愛海「で、沙理奈様が休暇だからって、お遊び相手が仕事であるあたしは今いろいろ大変。」

愛海「チャンスが増えるのはいいけど、流石に疲れてきたなぁ〜!」


愛海「今日も、これから何の娯楽を始めるのかな?できればお休みが欲しい…」
14 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:24:08.34 ID:vrr8+MZm0


松本沙理奈「愛海ー!!あーーつみーーーー!!!」

http://imgur.com/qgU0GOq.jpg

http://imgur.com/x9ZJIF2.jpg




愛海「あぁ、呼ばれてる!へいへい!」


沙理奈「おお愛海、さあ行くぞ準備しなー!」


愛海「うぇ〜、今日もお出かけですか?あたしはお疲れだから、できればゆっくりしたいな…って」


沙理奈「山登りだよ」


愛海「40秒で支度します!!」



愛海「うひひひひひひ!紗理奈様ついに!あたしの活躍を認めてくれたんだね〜!!あの松本山を登山できる!!!」

15 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:25:32.25 ID:vrr8+MZm0

沙理奈「松本山…」


愛海「世界レベル百名山にも数えられるそのたわわな双峰は登山家であれば誰もがあこがれる…」


沙理奈「アンタ何の話をしてるのよ、山登り行くって言ってるでしょ?」


愛海「ええ!!ですからついにそのぷにょふわ…」


沙理奈「美城山の山頂にある神務社(じむしょ)にお参りに行くの」


愛海「…」


沙理奈「商店のみんなで行くからさ、盛り上げ役が必要!ほら行くよ」


愛海「なんだそっちの山登りかぁ…」


沙理奈「こっちの山登りを誰が提案すんのよ」(フニフニ)
16 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:27:20.54 ID:vrr8+MZm0

愛海「あたし今日、飢山病にかかってるからお出かけできないな〜」


沙理奈「…神務社に居るフジタカナスビ様っていう幸運の女神様知ってる?」

愛海「たわわの香りがする」


沙理奈「神務社に居る巫女さん、ドジっ娘で有名なのよね〜」

愛海「ハプニング登山の香りもする」


沙理奈「さ、どうする?」


愛海「…もう一声」



沙理奈「…仕方ない、書きもの出しな」

愛海「へいこちらに」



沙理奈「さらさら〜っと、ほい
『松本山登山許可証』を本人直筆で作ったわよ」


愛海「40秒で支度します!!」


沙理奈「こいつはあたしの懐にしまっとくから、あんたの活躍次第だよ〜」

17 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:29:01.29 ID:vrr8+MZm0


〜美城山〜




愛海「つかれた…もうしんどい…」


沙理奈「なーにヘバってんの、山頂はまだまだよ」


愛海「うう〜、もう山登りはイヤだ…別の山登りがしたい…」


沙理奈「んー、この調子じゃそれは叶わないね〜みんなの娯楽隊長もっと頑張ってくれないと」



愛海「あっ、あそこガケのところ、茶屋がありますよ!休みましょうよ!」


沙理奈「そだね、よしみんなー!あそこで一休みするよー!」





18 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:30:03.32 ID:vrr8+MZm0





愛海「ふぃ〜、あぁ…けっこう登ったけど、まだあるんだね…」



愛海「うわー、すっごい谷。下までどれぐらいあるんだろ…ん?」


愛海「なんだろあの輪っか?」


沙理奈「ありゃね、土器(かわらけ)投げのマトだよ」


愛海「沙理奈様、ご存じで?カワラケなげ…?」


沙理奈「お茶屋さーん!土器10枚ちょうだーい!」


槙原志保「はーい、10枚ですね!どうぞ!」

http://imgur.com/uaeaPyz.jpg

19 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:31:13.19 ID:vrr8+MZm0


愛海「それが、カワラケですか?円盤の焼き物ですね。」


沙理奈「こいつをね、あの谷の輪っかめがけて…それっ」



\ヒューン/


愛海「おお〜キレイに飛んで…」


沙理奈「よし入った!」


愛海「ああ!あの輪っかに通すんですね〜、お見事!!」


沙理奈「あはは、なかなか難しいんだよこれ?」


愛海「そうですか?これくらい、芸人のあたしなら…あ!成功したら登山許可証いただけます?」


沙理奈「うーん、まぁ…やってみな」


愛海「うひひひひ、そうと決まれば…よいしょおー!!」



\ピュー/


沙理奈「…」


愛海「…」


沙理奈「谷じゃなくて、山のほう向かってったね」


愛海「潜在的な欲望が…」
20 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:32:52.34 ID:vrr8+MZm0


沙理奈「登山許可証はやれないな〜」


愛海「いや、落ち着けあたし!お山も大事だけど、そのお山が成す谷だって大好きじゃないか…そう、谷!あたしは谷を求めてる…!」


愛海「全神経を集中して、谷に向かってまっしぐら…うん、今だ!そいやぁ!!」



\スパーン/


槙原志保「ひゃあ!?土器があたしに挟まった!?」



沙理奈「……あっちの谷にまっしぐら」


愛海「お茶屋さぁーーん!!その土器回収するから!ね、ほらちょっと大人しく触らせて!!」



沙理奈「よしなさい!そりゃ!」


\ヒュン/


\スコーン/

愛海「げふん!ちょっ…沙理奈様、投げるのうますぎない?」


沙理奈「まあねー、聖來山にある犬子谷で沢山投げたから。」
21 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:35:29.51 ID:vrr8+MZm0


愛海「なんだベテランだったんですか」


沙理奈「そうだよ、おかげで普通に投げてもつまんないな〜」


愛海「2枚同時なんてどうです?」



沙理奈「そいっ!」


\ヒュヒューン/


愛海「おおー!入りますね!」


沙理奈「他にもできるよ、例えば…そうれっ!」


\ヒューン/

\ギュイイ/


愛海「マトの横を過ぎたと思ったら曲がって返ってきてくぐった…」


沙理奈「これが、アンチエイジング投げ」

愛海「わかるわ」



沙理奈「あと、マトが2つあればメガネ投げとか…」


沙理奈「他にもマンガ投げとか小悪魔うさぎ投げとか、あるよ。」


愛海「色々と技があるんですね〜」
22 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:36:59.26 ID:vrr8+MZm0


沙理奈「ほとんどマスターしちゃったから、そしたら今回は趣向を変えて…別の物投げようかな?」


愛海「別の物?」


沙理奈「おーい、召使いのピの字!」


P「へへえ!なんでございやしょう紗理奈様!」


沙理奈「あの、円盤状のやつよこしな」


P「えと、するってえと…こちらでしょうか?」


沙理奈「そうそうこれ、マニーね。」


P「あの…それあっしのおまんまでして…」



沙理奈「そりゃあ!」


\ピューーー/


愛海「入りませんねー」


沙理奈「うーん、やっぱ手応えが違うね、やりがいがあるよ!」


沙理奈「ピの字、もっとよこしな!」


P「へ、へえ」



沙理奈「そーーれ」


\ピューーーー/


愛海「おーいい感じ、惜しいですねー」


沙理奈「よし掴んできた、もっとじゃんじゃんよこしな!」


P「はい…」




23 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:39:04.21 ID:vrr8+MZm0






愛海「マニーもあらかた投げましたね」


沙理奈「ピの字、他ないの?」


P「できればカンベン願いたく…」


沙理奈「あ、その紙よこしなよ!」


愛海「3%、10%…なんですかこの紙」


P「ワイのパーチケ…」


沙理奈「このチケットを折って…紙飛行機に、と」


愛海「軽くて難しそうですね!」


P「ワイのパーチケ…」


沙理奈「そいっ」



\スィー/



愛海「おお…けっこうイイとこ行きますね!」


P「ワイのパーチケ…」







沙理奈「あっなにまだマニーみたいなのあるじゃん、そいっ!」


P「ワイのレアメダル…」






沙理奈「星ついたワッペンみたいなのもあるね、そりゃあ!」


P「ワイのスターエンブレム…」






沙理奈「この虹色の宝石っぽいのは…」


P「ワイのジュエル…いやーそれは流石にキツいっす」


沙理奈「たしかにコレは投げらんないね」



24 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:41:43.54 ID:vrr8+MZm0





沙理奈「他にはもうないの?」


P「沙理奈様に絞られるなら字面的には本望ですが、流石にもう…」




愛海「んん、なんか星形の宝石がゴロッとありますよ?」


P「そ!それは…!!」



沙理奈「うーん、でも投げるにゃあ向かないかな…」


P「ほっ…」


愛海「うわ!2500個砕いたら封筒出てきた!」


P「えっ!ちょっ愛海オマ…あっ刺繍!?」


沙理奈「よし紙飛行機にしよう!」


P「プリーズ!ウェイトプリーズ!それはちょっと待ってさすがに!」



沙理奈「そいやー!」


\ヒュー/


P「ですよねー」

25 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 19:43:48.91 ID:vrr8+MZm0

愛海「おお、入ったー!」



沙理奈「ピの字、封筒よこしな」



P「割いてジュエル…」


愛海「こんどは普通の白い封筒だ」



沙理奈「そいやー!」



\白封筒/

\白封筒/

\白封筒/

\白封筒/

\白封筒/


\白封筒…





愛海「うわ、Pがゲッソリし始めた」


P「むぅーりぃー、もう…限界です…」



沙理奈「ねえ、次は!?次成功すれば10回連続達成するから!」


P「わたしの遺骨は相葉夕美さんの花壇の栄養にしてください…」


愛海「ダメだこりゃ」
26 :タイコもち ◆LVRldwvJNGLS [saga]:2017/05/29(月) 20:01:36.00 ID:vrr8+MZm0


沙理奈「あちゃー、どっかに紙ないかな、紙…」


P「わたしの遺骨は粉にして藤原肇さんの焼き物に混ぜてください…」



沙理奈「ん、紙…あった。」


愛海「登山許可証!?」



沙理奈「折ってーと…」


愛海「えっ!ちょ!!沙理奈様ー!?」


沙理奈「ラストー!」


\ピューー/


愛海「登山許可証ぉぉぉー!!!!」



沙理奈「よーっし!10回連続達成!」


愛海「許可証ぉぉ…」

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