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ちひろ「ポケットアイドルモンスター」
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2 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:15:18.01 ID:4/NDn+OUo
――――1ヶ月後
【クチバシティ 港】
凛「ン゙ン゙ン゙ン゙!!!」ジタバタ
奈緒「いやもう諦めろって凛、船出ちゃっただろ?」ググッ
凛「まだ追いつける」
奈緒「だーかーら追いついてどうするんだよ?プロデューサーさん困るだろう?」
凛「…」
奈緒「そ、そんな悲しい顔するなよぉ…私だって好きで言ってるじゃないんだぞ…」
3 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:16:11.53 ID:4/NDn+OUo
加蓮「ほらほら、プロデューサー手を振ってるよ?かえさなくていいの?」
凛「…」ノシ
加蓮「向こうでジム戦巡りしたら帰ってくるんでしょ?それまでの辛抱じゃん」
凛「いつまでかかるの?」
加蓮「うーん…他にもお仕事あるって言ってたし、一年くらいかな?」
凛「」
4 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:17:35.49 ID:4/NDn+OUo
卯月「行っちゃいましたね…プロデューサーさん」
未央「いやーまさかジョウト地方に事業拡大とは…すごい会社だよねぇ」
蘭子「我が友…天の鎖を受けなければ良いが…」
卯月「そうですね、また逮捕されないと良いですが」
未央「え?プロデューサーってそんな危険人物だったの!?」
5 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:18:09.13 ID:4/NDn+OUo
杏「はー、ようやくだらだら生活に戻れるよ」
きらり「もー杏ちゃん?そうやっていつまでも強がりはダメダメ☆」
杏「だからそんなんじゃないってばー、もう…」
きらり「それに!Pちゃんがいない間はきらりが杏ちゃんのことばっちり見ててあげるよぉ!」
杏「うへー」
6 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:19:12.15 ID:4/NDn+OUo
【船内】
「…」カサッ
君に頼みたい仕事は2つ、それらを全てクリアしてからカントー地方に戻るように
@ジョウト地方のレベルを確認するため、ジムを制覇すること
A346の名に相応しいアイドルをスカウトすること
以上だ
「…」
7 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:19:47.41 ID:4/NDn+OUo
<ガタンガタンッ
「…?」
【荷物室】
「…」ギィ
??「んぐ!んぐぐ…で、出られないにゃあ…!」
??「もう船は出たみたいだし、早くPチャンに合流しないとぉ…!」ググッ
「…」
8 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:20:33.54 ID:4/NDn+OUo
<ガタッ
??「うにゃ!?い、今何か音が…あわわ…誰か来たんじゃ…」
「…前川さん?」
みく「ふぁ!?そ、その声はPチャン!!良かったぁ…他の人だったら海に放り投げられてたにゃあ…」
みく「ってそれよりここから出してー!荷物に紛れて乗り込んだのはいいけど、中から出られないにゃ!」
「…」
9 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:21:35.72 ID:4/NDn+OUo
みく「ぷはー!!娑婆の空気はうまいにゃー!」
「…どうしてここに?」
みく「どうしてって、Pチャンがいつまでたっても迎えに来てくれないからこっちから仲間になりに来たのにゃ!」
みく「そしたら一人でジョウト地方に行くって話を先月センカワ博士から聞いて、みくは閃いたのにゃ」
みく「手持ちのアイドルを連れて行けないなら、向こうで仲間になればいいと!」
「…」
みく「どうにゃ?みく頭いいにゃ!」ドニャア
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 19:24:16.95 ID:doAu2bnB0
次スレがきたらみくが主役とは前スレで言ってたが実現するとは...
11 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:25:57.04 ID:4/NDn+OUo
みく「そ れ に!こう見えてみくはジョウト地方の出身なのにゃ!」
みく「旅の道案内も出来るしー!強くてかわいい猫チャンアイドルだしー」
みく「もうこれはスカウトするしかないにゃあ!」テッテレー
「…」
みく「…え?何で無言で真顔?え?え?」
みく「い、いやいや待ってにゃ!こんな優良物件他にはな、ないにゃ?」
「…」
12 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:31:04.76 ID:4/NDn+OUo
「…分かりました」
みく「お願いにゃあ…何でも…ん?ほ、ほんと!?」
「はい」
みく「ぃやったにゃああああああ!!!」
みく「やっと、やっとみくもデビューできるにゃあ…」
みく「…Pチャン!これからよろしくにゃ!」
13 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:32:07.69 ID:4/NDn+OUo
【アイドル図鑑を起動します】
前川みく 分類:まじめ系ネコ型アイドル
高さ:152cm 重さ:45kg
タイプ:ノーマル 特性:テクニシャン
説明:しっぽと耳は本物らしい。え、耳が4つあるって?
…君のような勘のいいガキは嫌いにゃ
14 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:33:47.67 ID:4/NDn+OUo
前作
ちひろ「そこに3人のアイドルがいますよね?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462971662/
前作のあらすじ
・カントー地方のジム巡り
・道中で卯月・凛・蘭子・杏・きらり・未央を仲間にする
・美城常務とイチャイチャ、裏で赤羽根Pは黒ちゃんとイチャイチャ
・公式戦(ジム戦・大会)不敗で優勝、四天王に挑む
・最後の四天王である美城常務を倒し、目標達成。プロダクションとアイドルを託される
・日々の業務に奮闘 →
>>1
へ
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 19:36:40.31 ID:3JVTEt7SO
ポケットモンスター=男性器
ポケットアイドルモンスター=男性器のあるアイドル
16 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:40:43.15 ID:4/NDn+OUo
【ワカバタウン】
みく「つ い た にゃー!!」
みく「ここはジョウト地方始まりの町と言われるワカバタウンにゃ!」
みく「思えばみくにとってはカントー地方に行く前に最後に寄った町だにゃあ…」
みく「あれから一年、流石に何も変わらな…」
「ま、待って下さい!!そのアイドルは…!」
みく「にゃ?何だろ…あっちは研究所があったはずだけど」
17 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:45:19.39 ID:4/NDn+OUo
みく「どうしたのー?って、ジョウト地方のセンカワ博士じゃないかにゃ?」
ちひろ「え、みくちゃん?…それにあなたは、346プロのプロデューサーさんですよね?」
「…はい」
ちひろ「初めまして、いつも従姉妹がお世話になっております。ジョウト地方のセンカワです」
「初めまして、よろしくお願いします」
みく「それで、さっきの声は何にゃ?誰か走って行ったみたいだけど…」
18 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:48:37.52 ID:4/NDn+OUo
ちひろ「それが、研究所で捕獲していたアイドルが謎の人物に連れ去られてしまって…」
みく「にゃ!?それって泥棒にゃ!!は、はやく警察に連絡しないと!」
みく「…あれ、『捕獲』?『所属』じゃなくて?」
ちひろ「ええ…その子は人間に危害を加えたということで、うちの研究所で捕まえていたアイドルなんです」
ちひろ「近々警察に引き渡されるはずだったんですが、その子を先ほどの人物が急に現れて連れ去って行って…」
みく「うーん…その子の仲間とか?」
ちひろ「分かりません…とにかく、私は警察へ通報しますね。少々お待ちください」
19 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:51:45.15 ID:4/NDn+OUo
みく「でも今から通報してたら絶対間に合わないよね…?」
「…」
みく「そうにゃ!みく達で追いかけて捕まえるにゃ!!」
「…危険です」
みく「でも放っておけないにゃ!大丈夫、みくは強いからPチャンを守ってあげるにゃ!」
「…」
20 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 19:54:34.11 ID:4/NDn+OUo
【ヨシノシティ 近くの茂み】
みく「たまたま近くにいた芳乃チャンのお告げだと、この辺にゃ…?」
「…」ガサッ
みく「銀髪でサングラス、ホストのような恰好をしていたってセンカワ博士は言ってたけど、そんな怪しい人物いるかにゃ」
「…これは」
みく「うにゃ?この木…殴った後のようなものがあるにゃ」
21 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 20:22:49.47 ID:4/NDn+OUo
みく「もしかして、その怪しい人物が…?」
<ドゴォッ
「…!」
みく「にゃ!この音…Pチャン!」
「行ってみましょう」
22 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 20:23:56.39 ID:4/NDn+OUo
【ヨシノシティ 近隣の森】
みく「…居たにゃ!!銀髪でサングラス…それに、あの黒髪ロングのアイドルは…!」
??「あ?っち、もう追手が来たのかよ…」
??P「あーあぁ、お前が素直に俺の言うこと聞いてりゃー今頃トンズラ出来てたろーによぉ」
??「うるせぇ、誰がてめーの言うことなんて聞くか!」
みく「な、何か喧嘩してる…でもチャンスにゃ!行くよPチャン!」
「…はい」
23 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 22:35:16.45 ID:4/NDn+OUo
みく「見つけたにゃ!大人しくお縄につくにゃ!」
??「はっ、面白れぇ…やれるもんならやってみろよ!」
??P「おいおい正気か?見ろよ相手のプロデューサー…どう見てもカタギには見えねぇぜ?」
??P「ありゃマジモンのヤーサンだって」
??「鏡みてこい、そんで二度とアタシの前に出てくんな」
みく「やっぱり仲が悪いみたいにゃ…これなら楽勝にゃ!」
「…油断せずに行きましょう」
24 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 22:36:14.74 ID:4/NDn+OUo
【アイドル図鑑を起動します】
向井拓海 分類:ヤンキーアイドル
高さ:163cm 重さ:53kg
タイプ:かくとう 特性:かたやぶり
説明:天上天下、喧嘩上等、特攻隊長向井拓海!アイドルなんてくだらねぇ…
絶対にやらねぇからな、やらないからな!!
25 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 22:37:01.73 ID:4/NDn+OUo
内匠P「プロデューサー同士目が合った…てことはライブバトルだな!」
内匠P「よし行け拓海!俺のために頑張れ!」
拓海「あぁ?ふざんけんなてめぇが売られた喧嘩だろうが、てめぇがやれ」
内匠P「ほー、つまり逃げるんだな?」
拓海「あ゙あ゙?」
内匠P「形だけとはいえ、今は俺がお前のプロデューサーだ」
内匠P「お前が戦わなかったら、俺は強制的に負けになっちまう」
内匠P「かー天下の特攻隊長様が、戦わずに敗北とは…情けないねぇ」
26 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 22:37:55.58 ID:4/NDn+OUo
内匠P:月刊少年チャンピオンにて連載中「アイドルマスター シンデレラガールズ WILD WIND GIRL」のプロデューサー
詳しくはpixiv百科事典参照
http://download1.getuploader.com/g/sssokuhouvip/134/CrMK9zhVUAEj5DO.jpg
27 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 22:38:33.47 ID:4/NDn+OUo
拓海「」ダンッ
内匠P「…」
拓海「…上等だ、乗ってやるよその挑発」
拓海「オラァッ!!てめぇらがどこのどいつだか知らねぇが、どっからでもかかってきやがれ!!」
みく「先手必勝!行くにゃ!!」
みくの【ひっかく】こうげき!
拓海「は?」ガシッ
28 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 22:39:17.61 ID:4/NDn+OUo
みく「んにゃ!?は、はーなーすにゃー!」
拓海「…おい、今のは何だ?まさかそんなこうげきでアタシを倒すつもりだったのか?」
みく「え?い、今のは様子見にゃ!次は凄いのをお見舞いしてやるにゃ!」
拓海「そうか、なら安心した…じゃあアタシの番だな」
拓海の【スカイアッパー】!!
みく「ってちょおおお!!??」バッ
29 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 22:42:02.59 ID:4/NDn+OUo
拓海「っち、外したか…」
みく「な、なんてことするにゃ!!みくにかくとうタイプの技は厳禁にゃあ!!」
拓海「知ったことかよ、アタシにはこれしかないんだ…恨むなら自分のタイプを恨むんだな」バンッ
みく「あ、あわわ…あんなの食らったら一発でやられちゃうにゃ、どうしようPチャン…」
「…」
内匠P「おやおや〜?さっきまでの勢いはどうしたよ、随分と弱気じゃねーか」
内匠P「これはいきなり逃走資金ゲットか?くくっ…」
みく「ぐぐぐ…言わせておけばー!」
30 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 22:43:14.08 ID:4/NDn+OUo
「…前川さん、聞いてください」
みく「にゃ…?」
みく「…分かったにゃ!何とかやってみるにゃ!」
「お願いします」
31 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 22:43:43.73 ID:4/NDn+OUo
拓海「どうした、土下座のやり方でも教わったのか?」
みく「…」スッ
拓海「あ?おいおいまさか本当に…」
みく「なんてにゃ!!」キラッ
みくは【すなかけ】をつかった!
拓海は命中率が下がった
拓海「なっ!?」
32 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 22:44:33.02 ID:4/NDn+OUo
拓海「ぶっ、てめ!!」
みく「まだまだ!!に゙ゃあ゙あ゙あ゙!!!」
みくの【なきごえ】こうげき!
拓海は攻撃が下がった
拓海「ぐっ、なんだこの声、力が…」
みく「さぁいくにゃいくにゃ!!」シャキーン
みくの【ひっかく】こうげき!
33 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/28(日) 22:45:48.65 ID:4/NDn+OUo
<ズバッ、ズババッ
拓海「んな攻撃効くかよ!!オラッ!!」
拓海の【メガトンパンチ】!
みく「どこ狙ってるにゃ?そこじゃないにゃー」
拓海「てめぇ…ちょこちょこ鬱陶しく動きやがって」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 08:49:34.79 ID:a0EN127Bo
乙
みくにゃんがニャースなのは分かった
拓海はヤンチャムあたりかな
35 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:29:46.29 ID:SeKLUYuzo
内匠P「おい拓海、そんな大技じゃなくて小技も…」
拓海「うるせぇ!アタシに指図するな!!」
拓海「アタシは…アタシのやり方で勝つ!!」
拓海「黙ってみてろ!」
内匠P「…分かった、好きにしろ」
36 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:30:36.43 ID:SeKLUYuzo
拓海「………」
みく「うにゃにゃにゃにゃ!!」バババッ
拓海「…1つ、教えてやるよ」
拓海「攻撃のスピード、回避のタイミング、どっちも完璧だ」
拓海「きっと、後ろの奴の指示が優秀なんだろうな…だけど」
「…」
拓海「それだけじゃアタシは倒せない」
37 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:33:21.44 ID:SeKLUYuzo
みく「これで!」
「…待って下さい!」
みく「…!」
拓海「おせぇ」
みく「……!!」
拓海「…いい攻撃だった、だがそれだけだ」
拓海「恨むならてめぇの耐久を恨むんだな」
拓海の【カウンター】、受けたダメージを倍にして返す
38 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:35:13.05 ID:SeKLUYuzo
<ドサッ
「前川さん…!」
拓海「さて、応援を呼ばれても癪だ…少し眠ってて貰うぞ」
「…!」
みく(…あれ、何で…?)
みく(やだ、駄目…)
みく(Pチャンを守るって…約束したのに!)
みく(…みくは!)
39 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:38:09.03 ID:SeKLUYuzo
内匠P「…おい拓海!」
拓海「あ?」
みく「…」
拓海「何だ、もう立ち上がったのか、そのまま寝てりゃあ楽だったのによぉ」
拓海「いいぜ、何度でも叩きのめしてやる!どこからでもかかって…」
<ブワッ
40 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:38:36.29 ID:SeKLUYuzo
拓海(…何だ?急に風が強く…)
拓海「…?」
拓海「は?どこに消え」
内匠P「拓海!上だ!!」
拓海「…!」
41 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:39:52.07 ID:SeKLUYuzo
みく「にゃあああああ!!!」
みくの【か ぜ お こ し】
拓海「な、にぃ…!」
拓海(ふざけんな…これが【かぜおこし】だと?ほとんど【ぼうふう】じゃねーか!)
拓海「第一、てめぇにこんな技が使えるはずが…!」
みく「…負けない!!」
拓海「…!」
42 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:40:29.78 ID:SeKLUYuzo
拓海(ちくしょう、かわせ…ねぇ)
拓海(アタシは…こんなところで…)
拓海「……」
拓海「…?」
内匠P「行くぞ、拓海」
拓海「あぁ?何言ってんだ、勝負はまだ…」
43 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:41:46.58 ID:SeKLUYuzo
みく「…」
拓海「…ちっ、そういうことかよ」
拓海「こんな中途半端な決着は認めねぇ、勝負は引き分けだ」
拓海「そいつが目覚めたら伝えろ、いいな」クルッ
「…」
内匠P「おいおいどこ行くんだ、傷の手当が先だろーが」
<うるせぇ、着いてくんな
<だーから俺はお前のプロデューサーになったんだって…
「…」
【プロデューサーは目の前が真っ暗になった…】
44 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:44:06.51 ID:SeKLUYuzo
【ワカバタウン 研究所】
みく「う、うぅ…魚、魚はだめにゃあ…」
「…」
みく「イカも海老も…はっ!!ここはどこみくはだれ?」
「前川さん、良かった…!」
みく「Pチャン!あ、あれ…みく達、どうして…」
「…」
45 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:44:40.65 ID:SeKLUYuzo
みく「…そっか、みく負けちゃったのにゃ」
みく「ごめんなさい、Pチャン…約束、守れなかった」
「いいえ、前川さんは約束を破ってなどいません」
「前川さんのおかげで、無傷でここに戻ってくることができました」
「ありがとうございます」
みく「Pチャン…」
46 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:45:07.20 ID:SeKLUYuzo
みく「…うん」
みく「みく、もっと頑張るにゃ!」
みく「いっぱいレッスンして、もっと強くなって、Pチャンの助けになるにゃ!」
みく「だから…これからもよろしくにゃ!」
「…はい、一緒に頑張りましょう」
みく「うん!」
47 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:46:00.87 ID:SeKLUYuzo
ちひろ「みくちゃん、目が覚めたんですね」
みく「センカワ博士…ごめんなさいにゃ、犯人もアイドルも逃がしちゃって」
ちひろ「いえいえ、お二人が無事に戻って来られて本当に良かったです」
ちひろ「犯人たちのことは警察に連絡したので、お二人は気にしないで下さい」
みく「う、うーん…とりあえず分かったにゃ」
ちひろ「それよりも、ミシロ常務のお仕事の方を進めた方がいいと思いますよ」
48 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:46:53.49 ID:SeKLUYuzo
ちひろ「ここから一番近いジムは…キキョウシティのキキョウジムですね」
ちひろ「ひこうタイプのアイドルを好むハヤトという人物がジムリーダーをしています」
みく「ひこうタイプ…まぁまだマシにゃ」
ちひろ「ちょっと性格に難がありますが、悪い方ではないので気を悪くしないでください」
みく「よーし!早速行くにゃPチャン!」
「…大丈夫ですか?まだ休んだ方が」
みく「みくはもう大丈夫にゃ!それより遅れた分を取り戻さないと」
49 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:47:21.19 ID:SeKLUYuzo
ちひろ「出発のタイミングはお任せしますが、一つお願いがあります」
ちひろ「こちらにあるのは世にも珍しいアイドルの卵なのですが…」
みく「いや、もう世界中で見つかってるにゃ、ついでにアイドルは151人以上いるにゃ」
ちひろ「このたまご、ヒワダタウンで見つかったのですが…なかなか孵らなくて」
みく「流されたにゃ…」
50 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:47:47.80 ID:SeKLUYuzo
ちひろ「良ければ、一緒に連れていってあげてくれませんか?」
「…分かりました」スッ
「…?」
おや……?
みく「にゃ?」
ちひろ「あら…」
<ピキッ
「これは…」
51 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:48:15.75 ID:SeKLUYuzo
一旦ここまで
しばらく書き溜めします
52 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:50:13.65 ID:SeKLUYuzo
【次回予告】
『まだ見ぬ強敵たち』
「僕の幸子があああああああああああああ」
「いっけー☆ヘラくん!!」
「及川牧場の牛乳は最高です〜」
53 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:50:43.48 ID:SeKLUYuzo
『新たなる仲間?』
「ここ…出るって噂なんだぁ…私が!!!」
「みかんちゃんがみっかんねぇ…フフッ」
「ち、チョップ、です。えい」ドゴォォォオオオオオオオオオ
54 :
◆nvrVoonYD.
[saga sage]:2017/05/29(月) 23:51:40.30 ID:SeKLUYuzo
『展開するsideストーリー』
「…おい、せめて笑えよ!」
「よろしくぽよ〜、難しいことはぜーんぶ任せるね☆」
「まったく、いつになったら警察署に戻れるのかしら…」
55 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:15:13.73 ID:mMYPA82ko
みく「ポケマス!」
56 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:15:56.41 ID:mMYPA82ko
「…」
みく「にゃにゃ!?」
ちひろ「まぁ…」
楓「…ん、…?」
楓「…え、っと…おはようございます?」
「…おはようございます」
57 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:16:47.32 ID:mMYPA82ko
ちひろ「…驚きました、まさか高垣楓さんだったとは」
ちひろ「それに、あれだけ様々な方法で孵化させようとして失敗したのに、まさかこんな簡単に…」
楓「…不思議ですね、こうしてお会いするのは初めてなはずのなのに…」
楓「とても、安心できる気がして…つい出てきてしまいました」
楓「どうしてでしょう?」
「…」
楓「…」
58 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:17:47.68 ID:mMYPA82ko
みく(…ん?何にゃこれ…)
みく(おかしいにゃ…いきなり出てきた大人の女性がPチャンとすっごくいい雰囲気にゃ)
みく(あれーみくのヒロイン力がクライシスしてるような…)
みく「…と、ところでPチャン!生まれてきたこの子、連れて行くのかにゃ?」
「…そうですね、ついてきて頂けますか?」
楓「…はい、私で良ければ」
みく「うんまぁそうだよねー」
59 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:18:18.21 ID:mMYPA82ko
みく「仕方ないにゃぁ…ここは先輩であるみくが面倒見てあげるにゃあ!!」
楓「あ、はい…お願いしますね、みくちゃん」
みく「み、みくちゃん…?みくは先輩にゃ!ちゃんと敬うにゃあ」
楓「はい、みくさん」
みく「…な、何かすごく違和感にゃ。やっぱりみくちゃんでいいにゃ…」
楓「ふふっ…面白い方ですね」
「…そうですね」
60 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:19:28.60 ID:mMYPA82ko
【アイドル図鑑を起動します】
高垣楓 分類:お酒好きアイドル
高さ:171cm 重さ:49kg
タイプ:こおり 特性:マイペース
説明:ちょっとだけ人見知りで口下手なところがあるとのこと
でも特別な人には心を開いていろんな面を見せてくれる
お酒の席なら饒舌になれるかもしれませんよ?
…たぶん飲みたいだけです
61 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:20:18.19 ID:mMYPA82ko
ちひろ「では、お気を付けて」
「はい」
みく「また来るにゃー」
楓「お世話になりました、行ってきますね」
ちひろ「はい、お元気で」
62 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:20:54.10 ID:mMYPA82ko
【31番道路】
みく「ちょっとでも活躍してみくのいい所をアピールするにゃ!」
<ガサッ
みく「さぁ、どっからでもかかってくるにゃあ!」
智絵里「ヒッ、た、食べないでください!」
みく「食べないにゃ!?」
63 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:23:33.31 ID:mMYPA82ko
【アイドル図鑑を起動します】
緒方智絵里 分類:天使系アイドル
高さ:153cm 重さ:42kg
タイプ:くさ 特性:ようりょくそ
説明:よく草むらでクローバーを探している
大人しく、臆病で、戦いを好まない優しい性格
こんな私ですけど、見捨てないでくださいね…
64 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:50:16.48 ID:mMYPA82ko
「…一緒に、旅をしてみませんか?」
智絵里「…え?」
「あなたの中に可能性を感じました、プロデュースさせて頂けないでしょうか?」
智絵里「わ、私…ですか?」
「はい」
智絵里「でも、私引っ込み思案で…ダメな子ですよ?」
「変われます、あなたにその気があれば、きっと」
智絵里「…」
65 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:51:04.78 ID:mMYPA82ko
智絵里「…本当に、私でいいんですか?」
「いいえ、あなたがいいんです」
智絵里「…こんな私ですけど」
智絵里「よ、よろしくお願いいます…!」
【やったー!智絵里をスカウトしたぞ!!】
みく「知ってたにゃ、まぁよろしくにゃあ」
楓「私も最近スカウトされたばかりなので、新人同士頑張りましょうね」
智絵里「は、はい!頑張ります!」
66 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:51:53.07 ID:mMYPA82ko
【キキョウシティ】
みく「つ い た にゃー」
みく「ここが古い建物が並ぶ町、キキョウシティにゃあ」
みく「まぁ古い建物ならエンジュシティにもあってぇ…」
智絵里「あ、あのみくちゃん…プロデューサーさん先に行ってるよ?」
みく「うにゃ!?ま、待つにゃ人の話はちゃんと聞くにゃー!!」
67 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:52:51.88 ID:mMYPA82ko
【キキョウジム】
今西部長「おーっす未来のチャンピオン!!」
今西部長「ここは鳥系アイドルが集まるひこうタイプのジムだよ」
今西部長「草タイプや虫タイプのアイドルは苦戦を強いられるだろうねぇ」
智絵里「…うぅ」
今西部長「では、頑張りたまえ!!」
68 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:53:54.43 ID:mMYPA82ko
ハヤト「ほう…チャレンジャーが来たと聞いていたが、なかなかいい面構えじゃないか」
「…」
ハヤト「僕の名前はハヤト、このジムのジムリーダーだ」
ハヤト「早速だが名刺を頂戴する…ふむ、今回が初めての挑戦か」
「(ジョウト地方では)そうです」
ハヤト「では使用アイドルは2人で、レベルは10に統一されるよう設定しよう」
ハヤト「これにより、レベルの高いアイドルがいても全員レベル10になる」
ハヤト「強いアイドルを連れてきて無双しよう…とか考えていたなら残念ながら無効だ」
「…」
69 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 20:57:22.00 ID:mMYPA82ko
ハヤト(おまけに、レベル10以下のアイドルはそのままだし、レベル10以上のアイドルの努力値もそのままだ)
ハヤト(このルール…俺に有利!!)
ハヤト(弱点である電気タイプの対策は完璧だし、不利な岩タイプへの攻撃手段も用意した)
ハヤト(とうさんから預かったアイドルで、無様な負けは許されないからな…)
ハヤト(悪いとは思うが、ジムリーダーとして初めてのライブバトル…勝たせてもらうぞ!)
「…」
70 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 21:11:35.42 ID:mMYPA82ko
ハヤト「…ば、馬鹿な…お、俺の…僕の…」
ハヤト「僕の幸子があああああああああああああ」
幸子「…やられるボクも、カワ…イ…イ…」ガクッ
楓「…ふぅ、何とか上手くいきましたね」
智絵里「す、すごいです…たった3ターンで終わっちゃいました」
みく「…あれ!?みくの出番は!!」
71 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 21:12:29.04 ID:mMYPA82ko
ハヤト「…な、なんだそのアイドルは!?こおりタイプのアイドルだと…」
ハヤト「…いや、それ以前に…アイドルの実力よりもお前の指示…どう考えても初心者のそれじゃない!!」
ハヤト「お前は一体何者なんだ!!」
みく「ふっふっふ、驚くにゃかれ…Pチャンは去年のアイマスリーグセキエイ大会の優勝者…さらに!」
みく「四天王を全員たおした現カントー地方のチャンピオンなのにゃああああああ!!」ドニャア
ハヤト「…何…だと…!?」
72 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 21:13:31.82 ID:mMYPA82ko
楓「まぁ、それは…」
楓「凄いことなのかしら?」
みく「あ、当たり前にゃ!?アイマスリーグの本戦に出るだけでもコウシエンに出るくらい凄いことなのにゃ!!」
智絵里「…わ、私そんなすごい人にスカウトされてたんだ…」
楓「そうだったんですか…ところで、コウシエンとは?」
みく「にゃああ!コウシエンって言うのはー…」
73 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/03(土) 21:16:15.57 ID:mMYPA82ko
ハヤト「…そういえば、どこかで見た顔だと思えば…昨年のセキエイ大会の優勝者だったのか」
ハヤト「てっきり俺は、指名手配のそっくりさんかと…」
「…」
ハヤト「…ふっ、自分のことだけを注意し、相手のことを見ていなかった時点で、俺の負けだったか」
ハヤト「ありがとうチャンピオン、あなたがなぜジョウトに来たか知らないが、いい勉強になった」
ハヤト「このお礼はいずれさせてもらうとして…このバッチを送ろう」
【ウイングバッチを手に入れた!】
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/03(土) 23:02:49.53 ID:nw7vdjtMo
智絵里が闇が深そうな解説で笑えない
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/04(日) 08:37:55.37 ID:p2CKcHmm0
この後、小梅ちゃんも仲間になるっぽいけど、果たしてみくは最後まで主役でいられるんだろうか?
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/04(日) 09:01:21.33 ID:NIqkh893o
ミガサかと思って本気でびっくりした
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 01:04:35.83 ID:SCZKuvwwO
こんな糞スレたてんなよキモいから目障りだし
78 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 22:31:51.79 ID:i6M3h9o9o
【キキョウシティ】
みく「…みくの出番全くなかったけど、とりあえずおめでとにゃPチャン、楓さん!」
智絵里「お、おめでとうございます!」
楓「ありがとうございます、これもプロデューサーの指示のおかげですね」
「いえ、高垣さんの実力かと」
楓「いえいえ、プロデューサーの…」
みく「っていつまでやるつもりにゃ!次のジムはみくが活躍するにゃあー!!」
79 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 22:32:32.41 ID:i6M3h9o9o
【36番道路】
〜♪
みく「にゃ?ギターの音?」
楓「…結構な人が集まっていますね」
智絵里「ライブ、ですか?」
みく「うーんここからじゃ見えないけどたぶんそうっぽいにゃ、にしても通行の邪魔にゃ」
「…南にも行く必要があるので、こちらから行きましょう」
80 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 22:33:53.70 ID:i6M3h9o9o
【つながりのどうくつ】
楓「…暗くて見えにくいですね」
みく「にゃはっは、みくは猫目だからばっちり見えるにゃあ!」
みく「怖かったら掴まっていいよ?」
楓「そうですか?では遠慮なく」ギュッ
みく「いやーみくは有能にゃあ、Pチャンもどうかにゃ?」
「こちらです、足元に気を付けて」
智絵里「は、はい…ありがとうございます//」ギュッ
みく「…流石Pチャン、懐中電灯とか準備万端にゃ」
81 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 22:34:59.56 ID:i6M3h9o9o
【ヒワダタウン】
みく「つ い た にゃー」
楓「…どこか懐かしい感じがしますね、アイドルになる前はここに住んでいたのかもしれません」
「…センカワ博士がここで高垣さんを見つけたとおっしゃっていたので、そうかもしれせんね」
楓「そうですか…あっ、あのお店…確か美味しいお酒が飲めたような」
楓「プロデューサー?もし良ければ、一緒に飲みに…」
みく「はいはいとりあえず休めるとこ探してからにゃ」
??「はぁはぁ…お、おいそこのお前さん達!」
82 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 22:35:56.76 ID:i6M3h9o9o
智絵里「は、はい?どうしましたか…?」
??「この辺りで黒髪のねーちゃんと、銀髪のグラサンを見んかったか?!」
「…!」
みく「そ、それってあいつらにゃ!!お爺さんあいつらに何かされたの?」
??「知っとるのか!何でもいい…教えてくれ!」
??「彼らはわしの恩人なんや!」
みく「…え!?」
83 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 22:37:14.79 ID:i6M3h9o9o
【ガンテツの家】
ガンテツ「…なるほど、やっぱり逃げ出しとったんか…」
みく「それで、一体何があったのにゃ?センカワ博士は詳しい事情は知らないって言ってたにゃ」
ガンテツ「…数日前、この町に怪しげな黒ずくめの男たちがうろつくようになってな」
ガンテツ「わしはそいつらが何かヤバいことをしでかすと思い、ずっとつけとったんや」
ガンテツ「そしたら案の定、その黒ずくめ達は森に住むアイドル達のしっぽを狙っとったわ!」
楓「…しっぽ、ですか?」
84 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 22:37:55.76 ID:i6M3h9o9o
「…まさか、しっぽを切って売るつもりで…」
ガンテツ「いや、そいつらはアイドルのしっぽに顔をスリスリするのが好きな異常者でな」
ガンテツ「無理やり捕まえたアイドルに顔をスリスリさせとったわ」
みく「ヒェッ、なんておそろしいやつらにゃ…」
ガンテツ「わしはそのうらやま…卑劣な行為を止めるべく、単身でそいつらに挑んだんや」
ガンテツ「…結果はこの顔のあざを見れば分かる通り、返り討ちにあって気を失いそうになったそん時や」
ガンテツ「黒髪のねーちゃんが助けてくれたんわ」
85 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 22:57:40.03 ID:i6M3h9o9o
【数日前 ウバメの森】
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/07(水) 23:01:32.24 ID:SiowD3V80
黒ちゃんの息子なのか...
87 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:04:15.47 ID:i6M3h9o9o
拓海「…たく、西にはどんなやつらがいるかと思えば…」
拓海「てめぇらみたいな変態しかいねぇのか、あぁ?」
乃々「た、助けてほしいんですけど…」
黒ずくめの男A「変態だと?一体どこにいるんだ?」スリスリ
黒ずくめの男B「さぁ?地面で寝てる爺さんじゃないか?」スリスリ
ガンテツ「…ぐ、ぬぅ…」
拓海「…こんな爺さん殴って楽しいか?自分より弱いやつを虐めて楽しいか?」
拓海「マジでクズだなてめぇら」
88 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:06:04.38 ID:i6M3h9o9o
, -- ‐‐ ‐‐ ― -- - 、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ___::::::::::::::::::::::::::',
,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ::::::::::::::::::i__
i:::::::::::::::::::::::::::::::::::: /0 /::::::::::::::/:::::ヽ
',::::::; ‐ 、 :::::::::::::::::ヽ /:::::::::::::::;:::::::::::::',
',::,' 0ヽ:::::::::::::::::::::`ー一´::::::::::::::::::::::::::::::/
i:ヽ ,'::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ___, --- ‐‐‐‐‐‐‐v- ‐‐‐‐‐‐‐‐ ごちゃごちゃとうるせーんだよ!!
ハ:::`ー´::::}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
',::ヽ::::::::::′:::::::::::::::::_::::::::::::::::::::::::::::::::y´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
',:::::ヽ:::::::::::::::::::, イ二 `ヽ::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: スリスリ出来ねーじゃねぇ…
ヽ::::::',::::::::::<_/} ∧::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
`ヽ',::::::::::::ヽ ハ ,/ i::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
`ヽ::::::::::::Vー一′ノ:::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/::\:::::::`ー‐‐´:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
',:::::::::`ヽ:::::::::::::::::__/:ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
',::::::::::::::`ー一 ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
89 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:06:34.86 ID:i6M3h9o9o
从 从,、、、、、,,
j,、-''~~iiiiー'~;;""""'''~''-、
从,,从、r"iiii、、;;;;''"~'-、,, ,,、 '~~~iiiii,,
,r'~ ''ヽ 、,,::::: ,、 '"" iiii'"'''""""'iiiii
从,,、 ''' " '''""" ヽ:::::'";;;;;;''" '|ii" ;;;;:::::::::" i|
,r''" iiii、 ,、 "~'t ;;;;::: '' iii ::::::::: i|
i~ 、 ''iii"":::::::::: iii| ::::: ' ii,,,,、、、ー '' "" 't;;,
t;; 、 ,、'ニ"サi '';;;;;;;;: i| :::,rヽ'"~,,,,,,ヽ :::::,,,:::: t;;
リ、,}tii、'}iii;;;:: ii ::: :: i :::t `'、,,,,,,、ノ :::;;;;::,, t;;
i、,,''';;;;t iiii ii :: : リi :: ヽ, 、、、,, '''"";;r"::::: ヽ;;
t''~;t ヽ ::: ,i'ー--- '";;~~~;;;;~::'''''''''''t''"";;;;;;;;;;;;; );
r;;; ::t::~''ー-ー''";;;;;;;;;;;;;;;;、'";;"";;;;;;;;;;;;;;;;;;''"~'ー-ー '''::::::::リ;;
i;;; | ii、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、''''''''" ;;;;; ;;;;;;;;;; ::::::::::j;;
i;; | i;;;~'' -―''" ;;;;; ii ,,iijii|;;
i;;;; t'"" '''"" ,,,,iijji '''"iii||||""
t;;;;,,;;''iii}}},,;; ,,,iii|i ''''|||iii,,iii''"
iiiiiii } iiii、、, iii||ii}}|_|ii,,,'''';;;;''"|||iiii''"
|iii |''''ii{{i 、,,iiiiijj,,,ii}}||i||||ii'i '''iiii|||'iii||||i||
. iii | ,, iiii、 ';;;; ;;;;|||||||||| i||||||||||| |||||| |;;
|ii||||| |||j ;;iiiii}}||||||i'' "''iiiii|||| |||||| |;;;
|ii ||| ii''iiii ||||| ''ii||||、 i '|||| | | i||||||i;;;
|ii ||从|||ii||||i |||| | || |||, ''i ||||||;;;;
从ヽ||}} iii|||||||iii ''';;||i || |||iiiiiii| i|||||i;;;;
从, i ii||||||;;;; | ii |||| |||||||||| |||||||ii;;;;;,,
从从 :ii||:::||:|;;; | |||i;;|;;ii,, |||||||||| ||||||||i;;
从从 ,,::::::::::''''':::i||| '';;;;;|;;;iiii ,,iii||||||||||||i ,、
从 :::::::::: :: :::::|::| ;;;;i;;;;::: ||||iii'' | ,,r'";;;;
从从 :::::: ::::::::::i ||||||''i iiiiiiiii |;;;、-',,
ii||| i ::::: :::: :::i| |||||i iiiii|| /'"iiiii
;;; ::: :: :::::iiiiiiii||||ii||||||||||||||||||'i
;;;; ;;; '':|||||||||||||||||||||||||||||
;;;; ::: iiiii||||||||||;;;;;|ii''" " //
;;;; ::::: :::::: ii||||||;;;;;;;; ー';;;i
;;;;; ::::::: :::::::::: |||||;;;;;;;; ;;;;;|
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t;;;;;;; ;;;;;;;; ;;;:::::::::::::::::::'' ''' '''ii||、||||;|
ヽ、;; ::::: ;;;;;;;;;;:::::::::::: : ,,,,, ,,,,,, ,,ノ
. | :::::::: ;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;::::
. i ::::::::::::: ;;;;;;;;::::::::::::::::::::;;;;;;;;;'''" ;;;;|||,
90 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:07:33.66 ID:i6M3h9o9o
黒ずくめの男Aだった人「ほげぇえええええええええええ!!!」グシャ
黒ずくめの男B「ど、同士ー!!て、てめぇまさかそのナリでアイドルなのか!?」
黒ずくめの男B「ち、ちくしょう!いけっ、志希!!」
<ポーンッ
志希「ふにゃー…うん?お仕事?」
黒ずくめの男B「そうだ、あいつを叩きのめせ!!」
拓海「はっ…上等だ、どっからでもかかってこい!!」
91 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:09:10.67 ID:i6M3h9o9o
みく「じゃ、じゃあ…おじいさんを助けるために?」
ガンテツ「そうや、あのねーちゃんは襲われとったアイドルの子とわしを助けるために戦ってくれたんや」
「…銀髪の方はその時いなかったのですか?」
ガンテツ「あぁ、はじめはな…その後黒髪のねーちゃんは、黒ずくめの男のアイドルに苦戦するんや」
ガンテツ「銀髪のにーちゃんが来たのはその時やったわ」
92 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:10:28.58 ID:i6M3h9o9o
拓海「…てめぇ、妙なクスリ使いやがって…!!」
志希「ほんとは状態異常を3つ同時に付与させたいんだけどぉ」
志希「まだ2つしか付けられないんだよね〜」
黒ずくめの男B「はっは〜!残念だったなぁヤンキー女…さぁて俺はモフモフに戻るとし」
内匠P「ほい」
内匠Pは【なんでもなおし】をつかった
黒ずくめの男B「ファーw、何すんだアンタ!?」
93 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:11:49.36 ID:i6M3h9o9o
内匠P「いや、何か楽しそうだったからつい」
内匠P「幸せそうなやつ見てるとぶち壊したくならねぇか?」
黒ずくめの男B「確かに、激しく同意」
内匠P「だろ?それがブ男と美少女だったらなおさらだ」
内匠P「だから仕方ねぇよ」
黒ずくめの男B「あぁ、それならしょうが…なくねぇよ!?誰がブ男だ!!」
94 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:20:26.17 ID:i6M3h9o9o
内匠P「そんなことより、いいのかあっちを放っておいて」
黒ずくめの男B「…あ?」
志希「むきゅー」
拓海「…来るのが分かってたら…躱すことなんざ、余裕なんだよ」ゼェ…ハァ…
黒ずくめの男B「…やべ」
黒ずくめの男B「逃げるんだよおおお…」
拓海「うおら!!」
<ドゴォォォォォォォォ
95 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:21:45.21 ID:i6M3h9o9o
黒ずくめの男Bだった人「」
内匠P「ヒュ‐…いいパンチじゃねーの」
拓海「うるせぇ、余計なことしやがって…アタシ一人でも十分勝てた!」
内匠P「そうか、それは悪いことしたな」
乃々「…あああ、あの…」
拓海「あ?」
乃々「ヒッ…その、あの…」
拓海「…」
乃々「……助けてくれて、ありがとう…」
96 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:27:08.65 ID:i6M3h9o9o
拓海「…勘違いするな、てめぇを助けたわけじゃねぇ」
拓海「今回はたまたま助かったかもしれねぇが、次もそうとは限らねぇ」
拓海「自分の身くらい自分で守れ」
乃々「で、でも…森久保は力もすばやさもなくて…」
拓海「力がなければ逃げればいい、それすらできないって言うなら…」
拓海「助けてくれる仲間(ダチ)を作れ」
97 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:27:40.82 ID:i6M3h9o9o
乃々「仲間…?」
拓海「どんなやつでも得意なことと苦手なことはある、だからお互いに助け合って生きてんだ」
拓海「てめぇにもあるはずだろ、自分にしかできないことがよ」
乃々「…」
拓海「…分かったらとっとと失せろ!またこいつらみたいなやつに絡まれてぇのか!?」
乃々「ひうっ!ご、ごめんなさいぃ…」
拓海「…チッ、イライラするぜまったく…」
98 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:29:43.30 ID:i6M3h9o9o
内匠P「ハハハ、良いなお前気に行ったぜ!」
拓海「あ?まだいたのかてめぇ…」
内匠P「そうつれないこと言うなよ、ちょっとは助けてやっただろう?」
内匠P「そのお礼にこれから夜の街でも…」スッ
<ボコォッ
内匠P「」チーン
拓海「アタシに気安く触るな」
ガンテツ(こいつアホやな…)
99 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:31:53.96 ID:i6M3h9o9o
拓海「はー…そろそろ帰るか」
ガンテツ(くっ、意識が…せめて、礼の一つでも言わな…)
拓海「…おい爺さん、いつまで…」
<ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
拓海「…なんだ?この音…」
早苗「みーつけた!」ズサー
拓海「げぇ、ポリ公…はぁ、まぁちょうどいい…そこで伸びてる爺さんを」
100 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/07(水) 23:44:28.08 ID:i6M3h9o9o
<ガシャ
拓海「…ん?」
早苗「被疑者、確保!」
拓海「はぁ!?おいアタシは…」
早苗「言い訳は署で聞くわ、大丈夫!悪いようにはしないから!!」
拓海「ふっざけんな!何が何でも逃げ」
早苗「おいたは…ダメよ♪」キュッ
拓海「」
ガンテツ(ま、待ってくれ…そのねーちゃんは…)
101 :
◆nvrVoonYD.
[saga]:2017/06/11(日) 23:24:16.02 ID:YZaSEu57o
【ガンテツの家】
ガンテツ「…そこから先は気を失って分からん、気が付いたら病院のベットで寝取ったわ」
ガンテツ「わしは起きて早々に警察に向かった、ねーちゃんが捕まっとるかもしれんかったからな」
ガンテツ「だが、コガネシティの警察署にねーちゃんはおらず、アイドル研究所に身柄を移されたと言われたんや」
ガンテツ「わしはねーちゃんの無実と助けてくれた事実を話したが、管轄外だから対応できないとぬかしおった」
みく「流石は自分の担当しか守らないことで有名なジョウト警察にゃ」
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