他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【ガルパン】みほ「学園十色の短編集です!」
Check
Tweet
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 23:21:49.46 ID:aqiNclrCo
上島竜兵のキスネタは誰がやるのかな?
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/27(土) 04:00:55.16 ID:6Ryy1QHwo
お乙ー
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/27(土) 09:37:21.66 ID:ZOP2eOzEO
続きはよ
後カルパッチョはドゥーチェ呼びよ
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/27(土) 12:23:46.09 ID:2Y994JmnO
「押すなよ押すなよ」 まだ押すな
「絶対押すなよ」 今だ押せ!
それが上島流
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/27(土) 13:00:46.46 ID:GYic+GgDO
因みにお湯は温い
34 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 20:30:47.47 ID:Fss0s5keo
>>29
ペパロニとキスネタやって顔真っ赤にしてるチョビの画像ください
あ、もうちょいしたら後半戦投下します
35 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 20:56:03.31 ID:Fss0s5keo
【大洗の日常です! その2】
そど子「うーん…?ない、ない…」
ゴモヨ「そっちにあったー?」
パゾ美「こっちにもないよー?」
そど子「ああ、どうしよう…」
麻子「…ん、そど子じゃないか」
そど子「園みどり子!」
麻子「何でもいいだろうそーどー子」
そど子「もう!…ああ、今それどころじゃないんだった…!」
麻子「何してるんだ?」
そど子「あ、貴女には関係ないわよ!」
36 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 20:56:37.40 ID:Fss0s5keo
ゴモヨ「おはよう、冷泉さん」
パゾ美「実は、そど子が腕章をなくしちゃって…」
麻子「腕章?」
そど子「あ!何で言っちゃうのよ!」
麻子「ああ、あの腕につけてたボロい奴か」
そど子「ボロくなんてないわよ!」
パゾ美「まぁ、確かにだいぶ痛んでたよね…」
そど子「ちょっと!」
麻子「実際痛んでただろう。端っこはボロいし、『風紀』の刺繍もちょっと崩れてたぞ」
麻子「安全ピンもちょっとサビてたし、変えるにはいいタイミングじゃないか」
そど子「余計なお世話よ!」
ゴモヨ「あれ、そど子が風紀委員になったときからずっとつけてるの」
パゾ美「だから、愛着があるんでしょう。私たちも見つけてあげたいんだけど」
麻子「それは大変だなぁ」
そど子「他人事だと思って…!」
麻子「他人事だからな。実際、そんな大事なモノだったらなくすんじゃない」
そど子「う…!」
37 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 20:57:10.42 ID:Fss0s5keo
麻子「おおかた、安全ピンが錆びてて外れたんだろう」
麻子「どっかに落ちてたら針がむき出しだろうし危ないぞ」
麻子「そもそも、裏側に名前書いてあっただろ?見つけたらだれか届けてくれるんじゃないか」
そど子「そうだけど…ん?」
そど子「…ちょっと待って。あなたさっきから、刺繍の傷といい安全ピンといい、裏の名前といい、何でそんなに詳し…」
麻子「今度から気をつけろよ。ほらっ」パシッ
そど子「あっ…」
パゾ美「あ、これ…」
ゴモヨ「冷泉さんが拾っててくれたんだ」
そど子「…も、持ってたんなら早く出しなさいよ!なんで…」
麻子「んー?」
そど子「…っ…!」
そど子「…あ、ありがと…」
麻子「よし、じゃあ私はもう行くからな。遅刻するなよ、風紀委員」
そど子「遅刻…って、あぁ!もうこんな時間じゃない!!私たちも速く教室に戻るわよ!!」
タタタ…
38 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 20:57:44.83 ID:Fss0s5keo
【告白特訓大作戦です!】
アリサ「…」
アリサ「…タカシ…」
アリサ「…私、あなたが好き」
アリサ「お願い。私と付き合ってください」
アリサ「……」
アリサ「…ど、どう?」
ナオミ「ダメね。全然ダメだわ」
アリサ「…今、結構頑張ったんだけど…」
アリサ「隊長、どうですか?」
ケイ「んー、アリサは可愛いけど、何か足りないのよねぇ」
ナオミ「いきなり告白だけされても、アプローチとか一切ないしね。どうも響いてこないっていうか」
アリサ「そんなこと言われても…」
39 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 20:58:22.05 ID:Fss0s5keo
ケイ「まぁ、練習相手になってあげるって言いだしたのは私だしね。最後まで面倒見るわよ」
アリサ「隊長、どうしてそこまでしてくれるんですか…?」
ケイ「ん? 赤くなってるアリサが面白くて」
アリサ「えー…」
ナオミ「私はケイに『面白いものが見れる』って言われて、来てみればこの様子だしね。さっさと済ませてくれる?」
アリサ「でも、もうこれ以上やれって言われても…」
ケイ「んー、そうねー…あ、それじゃあナオミ。お手本見せてあげれば?」
ナオミ「え?私が?」
ケイ「そーそー。ナオミ、そういうの慣れてそうだし」
ナオミ「別に慣れてないけど…」
アリサ「お願いよ、ナオミ」
ナオミ「んー、しょうがないな…」
アリサ「じゃあ、私が相手ってことで…」
ケイ「」ワクワク
40 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 20:58:57.47 ID:Fss0s5keo
ナオミ「…」壁ドンッ
アリサ「あっ」
ナオミ「…アリサ」顎クイッ
アリサ「えっ」
ナオミ「私の女になれ」
アリサ「…」
ケイ「アリサ?」
アリサ「…は、はひ…お願い、しまひゅ…」
ケイ「はーい、ストップストップ」
ナオミ「あ、しまった。つい…」
ケイ「アリサ、顔真っ赤よ?大丈夫?」
アリサ「へぁ…」
ケイ「あー、ダメねこれ。ナオミ、やりすぎ」
ナオミ「アリサ―、戻ってこーい」
アリサ「…あ、わ、私何を…」
41 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 20:59:40.75 ID:Fss0s5keo
ケイ「っていうか、シチュエーションがおかしくなかった?『私の女になれ』っておかしいでしょ」
ナオミ「…じゃあ、ケイが手本見せてあげれば?」
ケイ「えー?私?」
ナオミ「私はやったんだから、今度はケイがやるべきじゃない?」
アリサ「…あの、二人して私を玩具にしてません?」
ケイ「じゃ、いいかしら?アリサ?」
アリサ「えっ、ちょっ」
ケイ「…アリサっ」ギュッ
アリサ「へ…?た、たいちょ…」
ケイ「…アリサ…私、アリサが好き」ギューッ
アリサ「(当たってる!何か当たってる!)」
ケイ「…私が恋人じゃ、イヤ…?」上目遣い
アリサ「…た、隊長っ!」ギューッ
ナオミ「はーい、そこまで」
ケイ「アリサ、チョロすぎ」
アリサ「だって、普段の隊長と違う上目使いとか、ムネ押し当てたりとか、それで私」
ナオミ「ダメね。これ以上やってもアリサがおかしくなるだけだと思うけど」
42 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:00:18.93 ID:Fss0s5keo
ケイ「そうねぇ…それじゃアリサ、十分見本は見せたでしょ。もう1回やってみなさい」
アリサ「参考になった気がしないんですけど…わかりました」
ケイ「じゃあナオミ、相手役よろしく」
ナオミ「イエス、マム」
アリサ「それじゃあ、いくわよ」
ナオミ「どうぞ」
アリサ「…んー!」壁ドンッ
ナオミ「(つま先立ちで壁ドンしてる…)」
ケイ「(かわいい)」
アリサ「タカシ…私、あなたが好き」グッグッ
ナオミ「(これ何?胸を押し当てようとしてんの…?)」
ケイ「(サイズ不足よねぇ)」
アリサ「…ど、どうかしら…?」
ナオミ「…」
ケイ「…」
アリサ「…あ、あの…?」
ケイ「あー、アリサ…何か、ごめんね」
ナオミ「うん。アリサは普段のアリサのままの方が可愛いよ」
アリサ「え!?ちょっと、どういうことですか!?ちょっとぉ!?」
43 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:00:55.51 ID:Fss0s5keo
【うろうろ作戦です!】
…ヴォォォォォン…
絹代「…」
ブォォォ…
絹代「…」
絹代「(やはり、バイクは良い)」
絹代「(前だけを見て、風を切り、ただただ真っすぐ疾走することが、これほどまでに気持ちが良いとは)」
絹代「(私のことも、戦車道のことも、将来のことも、この瞬間だけは何も考えない。考える必要はないんだ)」
絹代「(この風が、空気が。私の心を洗ってくれる)」
絹代「(そう、この瞬間だけは、何も考えずに…)」
絹代「(何も…)」
キキッ
絹代「…ここはどこだろう」
44 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:01:26.42 ID:Fss0s5keo
絹代「(いかんいかん…本当に何一つ考えずに走ってしまった…どこなんだここは…)」
絹代「(何も考えないとは言っても、せめて自分の所在くらいは知っておかなければ…)」
「……ん?西隊長か?」
絹代「はて?」
まほ「…大学選抜戦以来だな。どうしたんだ、こんなところで?」
絹代「これは西住殿…ではなく、まほ殿とお呼びすればよろしいでしょうか」
まほ「呼びやすいようにすればいい。ところで、黒森峰に何か用事かな?」
絹代「…えっ、黒森峰?」
まほ「ん? ここは黒森峰の母港だけど」
絹代「黒森峰の母港、と言いますと…」
まほ「熊本だが…」
絹代「…な、なんてことだ…私は気づいたら熊本まで来てしまったのか…」
45 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:01:56.15 ID:Fss0s5keo
まほ「気づいたらって…え?まさかそのバイクで来たのか?」
絹代「いやぁ、ドライブを楽しんでいたら、気づけば自分がどこにいるのかもわからず…」
まほ「知波単の母港は千葉の筈では…」
絹代「ずいぶん長いこと走ったとは思いましたが、いやぁまさか熊本まで来てしまうとは!」
まほ「(絶句)」
絹代「はっはっはっ!」
まほ「はっはっはっ!」
まほ「じゃなーい!」
絹代「ひえっ」
まほ「…ともかく、早く帰った方がいいだろう。学園のみんなも心配しているんじゃないか?」
絹代「確かに、休暇で少しだけ走ってくると言い残したっきりなので、私を探し回っているかもしれません」
まほ「じゃあ、早く帰ってやった方が良い。ここからずっと北に行けばいいんだ」
まほ「…あと、手ぶらでも帰りにくいだろう。馬刺しでもお土産にするといい。ほら」
絹代「これはこれはご丁寧に申し訳ない!それでは!」
ヴォォォン…
〜〜〜〜
46 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:02:41.94 ID:Fss0s5keo
キキッ
絹代「…ふぅ、だいぶ走った…さて、ここはどこかな。そろそろ自分の所在を確認せねば…」
「…あれ?あなた…」
絹代「む?」
カチューシャ「やっぱり、知波単の隊長さんじゃない」
ノンナ「こんにちは、絹代さん」
絹代「これはカチューシャ殿、ノンナ殿。大学選抜の試合ではお世話になりました」
カチューシャ「いいのよ。それで、今日はプラウダに何の用かしら?」
絹代「カクカクシカジカ四角いウラヌス」
カチューシャ「(絶句)」
ノンナ「えぇ…」
47 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:03:20.54 ID:Fss0s5keo
絹代「あのぅ…?」
カチューシャ「ちょ、ちょっと!ここプラウダよ!?青森!東北!」
絹代「あいたーっ!」
ノンナ「(軽っ…)」
カチューシャ「何!?知波単は1にも2にも突撃しかないわけ!?」
絹代「おお、突撃と表現するとは!なるほど!そういう考え方もありますね!」
カチューシャ「感心してる場合じゃないでしょ!」
絹代「…そ、そうでした…早く帰らねば…」
カチューシャ「もー、仕方ないわね…ノンナ!」
ノンナ「はい。絹代さん、ここは寒いでしょう。この上着を」
絹代「おお、暖かいです!」
ノンナ「それから、お土産に青森のリンゴをいかがでしょうか。知波単の皆さんで召し上がってください」
絹代「これはこれは丁寧に申し訳ない!頂きます!」
カチューシャ「いい?千葉はここからずっと南よ?地図でいうと下の方!今度は迷わないでよ!」
絹代「はい!お世話になりました!それでは!」
ヴォォォン…
〜〜
48 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:04:24.46 ID:Fss0s5keo
キキッ
絹代「…ふぅ、だいぶ暑くなってきたな。さて、ここはどこだろう…」
「…あれ?キヌヨじゃない?」
絹代「はて?」
ケイ「ハーイ!久しぶりね!」
絹代「…あいたーっ!」
ケイ「えっ!?何!?どういうこと!?」
49 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:04:55.00 ID:Fss0s5keo
【大洗の日常です! その3】
左衛門座「んー…?あれー…?」ガサガサ
ガチャッ
エルヴィン「ただいまー」
左衛門座「おお、帰ったかエルヴィン」
エルヴィン「あれ、左衛門座だけか」
左衛門座「ああ。おりょうとカエサルはクラスの用事で少し遅くなるそうだ」
エルヴィン「ふぅん…」
エルヴィン「…ところで、冷蔵庫なんて漁ってどうしたんだ?お腹空いたのか?」
左衛門座「いや、ここに入れておいた私のプリンを知らないか?」
エルヴィン「プリン?」
左衛門座「ああ、コンビニで買ったちょっと高いヤツなんだが…」
エルヴィン「…えっ…?」
左衛門座「ん?」
エルヴィン「…あれ、左衛門座のだったのか…?」
左衛門座「…まさか、お主…」
エルヴィン「…すまん、左衛門座…私が食べた」
50 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:05:30.33 ID:Fss0s5keo
左衛門座「…っ!」ガタタッ
シャキーン
エルヴィン「ちょ、模造刀持ちだすのやめろ!」
左衛門座「松本ぉ!貴様ぁ!」
エルヴィン「唐突に本名で呼ぶな!」
左衛門座「あれは…あれはなぁ!私が今日の練習の後に食べようと思って買っておいてなぁ!どれだけ楽しみにしていたか!」
エルヴィン「だから、悪かったって…買って返すから…」
左衛門座「そんな食いしん坊だから太るんだろう!」
エルヴィン「」ピクッ
エルヴィン「…なんだと?」
左衛門座「そうかそうか!そのコートは体のラインを隠すために来ていたんだな!」
エルヴィン「は、はぁ!?それならカップに名前でも書いておけばいいんじゃないんですかぁー!?」
左衛門座「この下郎めっ!切り伏せてくれる!」
51 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:06:05.41 ID:Fss0s5keo
ガララッ
おりょう「…なーにやってるぜよ?」
左衛門座「おりょう!止めるな!」
おりょう「イチャついてるところ申し訳ないけど、私のシュークリームを知らないぜよ?」
左衛門座「」ピクッ
エルヴィン「シュークリーム?」
おりょう「冷蔵庫に入れておいたはずなのに、見当たらんぜよ」
左衛門座「…あ、あれ、おりょうのだったのか…」
おりょう「え?」
左衛門座「…す、すまぬおりょう…」
おりょう「…は、はぁぁぁ!?左衛門座!勝手に食べたのか?」
左衛門座「うるさいっ!私だってエルヴィンに勝手にプリンを食べられてるんだぞ!私だって被害者だ!」
おりょう「逆ギレもいいところぜよ!私のシュークリームを返すぜよ!」
左衛門座「はあー?そんなに言うなら袋に名前でも書いておけばよいんじゃないでござるかぁー!?」
エルヴィン「ブーメランを投げるのはやめろ!」
おりょう「もういい!こんな家にいられるか!私はグデーリアンのところに泊めてもらうぜよ!」
エルヴィン「ちょ、私だってお泊りなんてしたことないんだぞ!」
52 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:06:43.01 ID:Fss0s5keo
ガララッ
カエサル「帰ったぞー…って、うわっ。何してるんだ3人とも…」
左衛門座「止めるなカエサル!」
おりょう「さよならだけが人生、ぜよ!」
エルヴィン「カエサル…ちょっと助けてくれ…」
カエサル「…なんだ、いつものヤツか。勝手にやっててくれ」
エルヴィン「いつものってどういうこと!?」
カエサル「まぁ、気が済むまでやっててくれていいんだけどさ、私のハーゲン様知らない?」
おりょう「」ピクッ
エルヴィン「ハーゲン?何味?」
カエサル「イチゴ」
エルヴィン「チョコチップなら私のだぞ」
カエサル「それは冷凍庫に入ってた」
左衛門座「見ていないが…」
おりょう「…か、カエサル」
カエサル「ん?」
おりょう「…す、すまん、ぜよ。つい出来心で…」
カエサル「…お、お前ぇ!あれは私が自主トレの後に食べようと思って買ってたんだぞ!」
左衛門座「そんなにバカバカ食うから太るんだよ!バーカバーカ!」
おりょう「うるさいぜよ!そんなに言うならカップに名前でも書いておくぜよ!」
カエサル「返せっ!私のハーゲン様を返せっ!イチゴ味だぞ!」
53 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:07:47.04 ID:Fss0s5keo
エルヴィン「…はぁー…もう疲れたな…」
スッ
左衛門座「どこに行く!」
おりょう「裁判長がいないとおさまりがつかんぜよ!」
エルヴィン「誰が裁判長だ!」
エルヴィン「…その、この前買ってたピノがあるからさ。皆で食べよう」
おりょう「えっ?」
カエサル「ピノ?えっ?」
エルヴィン「みんなで美味しいもの食べて、それでこの話は終わりにしよう。それでいいだろう?」
左衛門座「…」
おりょう「…」
カエサル「…」
エルヴィン「…どうした?みんなして黙っ……! まさかっ…!」ドタドタ
ガララッ
左衛門座「…えっと…その、この前練習した後、エルヴィンだけ車長会議とかで遅くなっただろう…?」
おりょう「その時、3人で先に帰ったら凄く暑くて、冷蔵庫見たらピノが入ってたから…」
カエサル「誰のかわかんないけど、まぁいっかって話して…その…す、すまない」
エルヴィン「…お、お前らぁーっ!!」
54 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:09:00.50 ID:Fss0s5keo
【もぐもぐ作戦です!】
ミッコ「…おーい、ミカ、アキー。戻ったよー」
アキ「おかえり、ミッコ」
ミカ「お疲れさま。ミッコ」
ミッコ「ほら。結構採れたよ」ドサドサ
アキ「わぁ、今日もたくさん。お魚もこんなに…」
ミカ「いつもありがとう、ミッコ」
ミッコ「いいって、いいって。もう慣れっこだからさ」
アキ「…あれ?このキノコは初めて見るね」
ミッコ「うん。一応採ってきたけど、食べられるかわかんないよ?」
ミカ「ちょっと見せてもらえるかな」
ミッコ「ほい」
ミカ「…」
アキ「わかるの?」
ミカ「うん。食べられるよ、これは」
アキ「えー?なんでわかるの?」
ミカ「さぁ、何故だろうね?」
55 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:09:29.33 ID:Fss0s5keo
ミッコ「私はパスかなー。ちょっと怖いし」
アキ「私も。ミカ、食べていいよ」
ミカ「うん、それじゃあ、頂きます」パクッ
モグモグ…
アキ「…」
ミッコ「…どう?」
ミカ「うん。おいしい。おいひい」
アキ「ん?」
ミカ「ほんろ、ありあとうね。ミッコ、アキ」
ミッコ「ちょっと、何か様子おかしくない?」
ミカ「いつも付き合ってくぇて、食べ物も持ってひてくれて」
ミカ「本当にありがとう…ありぁとうね…うっ…!ううっ…!」ボロボロ
アキ「うわっ!ミカ!なんで泣いてるの!?どうしたの!?」
ミカ「うぅぅ…えぐっ…ひっぐ…」ボロボロ
ミッコ「毒キノコだったのかなぁ…どうしよう…」
56 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:10:23.83 ID:Fss0s5keo
アキ「ちょっと待って…あった、解毒薬」
ミッコ「なんでそんなの持ってるの?」
アキ「ミカ、拾い食いしてすぐ体調悪くするから…」
ミッコ「あぁ…」
アキ「効果が出るまで時間がかかるんだけど、とりあえず飲ませておこうか」
アキ「…ほら、ミカ、これ飲んで」
ミカ「え…やらぁ…おくすりいやぁ…」
アキ「」キューン
ミッコ「アキ。しっかり」
アキ「ハッ…ほ、ほらミカ?ちゃんと飲まなきゃダメだよぉ?」
ミカ「んぁ…」
ゴクン
アキ「ほーら、よくできましたねー…」ナデナデ
ミカ「んぅ…」ゴロゴロ
アキ「…」ナデナデナデナデ
ミッコ「アキ。戻ってきて」
アキ「ハッ…!わ、私また…!」
57 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:10:58.12 ID:Fss0s5keo
ミカ「んー…すぅー…」
アキ「あ、寝ちゃった…」ナデナデ
ミッコ「(まだ撫でてる…)」
アキ「流石に寝て起きたらもとに戻ってるかな…」
ミッコ「…で、どうすんの?顔に落書きでもしとく?」
アキ「だ、ダメだよ!」
ミッコ「この前ミカがミーティング中に居眠りした時は、『帽子の内側に接着剤付けちゃおっか』とか言ってたじゃん」
アキ「それはそれ!」
ミッコ「都合がいいこと言うなぁ…」
ミッコ「ミカのせいで母性でも目覚めちゃったの?」
アキ「そ、それはその…そう、かも…」
ミッコ「…はぁ、だめだこりゃ。起きるまで待とうか」
〜〜〜
ミカ「…」
スマホ『おくすりいやぁ…』
ミカ「こんな動画に意味があるとは思えない(継続特有の早口)」
アキ「ミッコ、いつの間に撮ってたの…?」
ミッコ「こんな面白いもの、動画にしない手はないでしょ?」
ミカ「…要求は何かな、ミッコ」
ミッコ「別にー?面白いもの見れればいいだけだしー」
ミカ「…ふ、ふふ…そうだね。これも、私の受けるべき罰なのかな…」
ミカ「素直に受け入れることにするよ…うん…」ジワッ
アキ「ちょ、ミッコ!ミカ、素面で泣きそうだから!動画消してあげてー!」
58 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:11:38.47 ID:Fss0s5keo
【大人たちのお食事会です!】
ガチャッ
コッ コッ…
しほ「…お待たせしました」
理事長「おお、西住さん。こちらへ」
役人「…ご無沙汰しておりますね。家元様」
しほ「…どうも」
ガタッ
しほ「…」
役人「…」
理事長「さ、どうぞ遠慮せず」
しほ「…では、頂きます」
役人「頂きます」
しほ「(…どういう事かしら。理事長が、わざわざ私とこの役人をこんな会食に呼び出すなんて)」
しほ「(大洗と大学選抜の試合から、西住流と文科省の間に深い溝ができていたのは事実)」
しほ「(この会食を通じて、その関係修復を考えているのかしら)」
59 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:12:09.39 ID:Fss0s5keo
しほ「(…このお店も、決して安くはなさそうね。さて、まずはこの役人様の様子を伺いましょう)」パクッ
モグモグ
しほ「…んぅ…?」
理事長「どうしましたか?」
しほ「いえ、何でもありません」
しほ「(えっ…?何これ…?この、何…?)」
しほ「(どうしよう…すっごい不味い、コレ…)」
しほ「(全然味しないし、変な触感しか感じられないし…)」モグモグ
しほ「(…あ、ここちょっと味濃い…ってやっぱりマズい!何よこれは!)」
理事長「」モグモグ
しほ「(理事長は普通にしてるし…)」
しほ「(え?もしかして私の口に合わないだけ?これ)」
しほ「(そういえば、普段は菊代の作ってくれた肉じゃがとか家庭料理ばっかりだし…)」
しほ「(仕事の都合で出張した時はいっつも吉●家とかばっかりだったわね…)」
しほ「(やっぱり私の貧乏舌に合わないのかしら…?)」
60 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:12:44.36 ID:Fss0s5keo
役人「どうしました?家元?」
しほ「いえ、何でも」
役人「そうですか」パクッ
役人「」モグモグ…
役人「(…えっ…?何これ…?)」
役人「(なんだコレ…どうしよ、凄い不味いんだけど…)」
役人「(家元様を煽ってやろうと思ってたらなんだこれ…ちょっと頭が回らない…)」
役人「(そもそもこの…何?この貝みたいな…何これ?)」
理事長「」ゴクゴク
役人「(理事長は普通にしてるし…というかワイン飲んでるし…)」
役人「(俺の口に合わないだけなのかなコレ…)」
役人「(そういえば普段は自炊なんてしないから、基本的に毎日コンビニ弁当だし…)」
役人「(仕事で外で食べるときも大体す●家とか、デスクに張り付いてる時はカ●リーメイトくらいしか…)」
役人「(やっぱり俺の貧乏舌に合わないだけなのか…?)」
しほ「どうしました、役人殿?顔色が優れませんが」
役人「いえ、別に」
61 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:13:13.52 ID:Fss0s5keo
理事長「うん、なかなか美味しいですな、コレ」
役人「!!」
しほ「!!」
役人「(こ、コイツ!)」
しほ「(普段から結構いい物食べてやがる!)」
役人「(そうだよな…やっぱり俺の舌が貧乏くさいだけか…)」
しほ「(そもそも何なのよあれは…貝みたいな…何アレ…?)」
役人「(もうちょっとだけ食べたらおいしくなるんじゃ…)」パクッ
しほ「(もうひとつまみしてみましょう。何かの間違いだったのかも…)」パクッ
モグモグ
役人「(いややっぱ不味い!)」
しほ「(ダメだわ!ぜんっぜん美味しくない!)」
理事長「どうしました?お口に合いませんでしたかな?」
役人「い、いえ」パクッ
しほ「とんでもない」パクッ
モグモグ
役人「(あーーーー!!不味いーーーーー!!)」
しほ「(もういやーーーー!!普通の定食が食べたいーーーー!!)」
〜〜〜
62 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:14:43.52 ID:Fss0s5keo
理事長「…では、今日はこれで失礼します」
しほ「はい、ごちそうさまでした」
役人「それではまた」
ガチャ バタン
理事長「あー運転手さん、XXまで…」
ブロロロロ…
しほ「…」 ←食べたりない
役人「…」 ←食べたりない
しほ「…」
役人「…」
しほ「では、私も失礼しますね」
役人「ええ、それでは」
しほ「…」
役人「…」
しほ「(…帰りにやよ●軒でも寄って帰りましょう…)」
役人「(…帰りにコンビニでビールとから揚げ買って帰ろ…)」
63 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:15:14.91 ID:Fss0s5keo
【エンディングです!】
まほ「…」
みほ「…」
パチッ
まほ「…なぁ、みほ」
みほ「ん?」
まほ「明日には、大洗に帰るんだろう?」
みほ「うん。明日の朝に出発するつもりだよ」
まほ「そうか」
みほ「…ありがとう、お姉ちゃん」
まほ「私は何もしていないさ」
みほ「熊本にいるあいだ、本当に楽しかったから」
パチッ
64 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:15:46.46 ID:Fss0s5keo
まほ「…みほ」
みほ「なぁに?」
まほ「熊本に…黒森峰に帰ってくるつもりはないか?」
みほ「…」
パチッ
まほ「あの事件のことも落ち着いている。エリカや小梅も、みほと一緒に戦車道をやりたいはずだ」
まほ「私はもう卒業だが…来年は、一緒に黒森峰の大学にでも…」
みほ「…ごめん、お姉ちゃん」
みほ「…大学はわからないけど、私は大洗で卒業したいの」
みほ「みんなが、私が絶対に守りたかった友達がいるから」
まほ「…そうか。そうだな。すまない、急にこんなことを言って」
みほ「ううん。嬉しい」
パチッ
まほ「私たちはいつでも待っている。お母様も、本当はみほと一緒にいたいはずだ。あの人はちょっと不器用だけどな」
まほ「今日みたいに、いつでも帰ってくれb」
パチッ
みほ「王手」
まほ「えっ」
65 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:16:15.96 ID:Fss0s5keo
まほ「み、みほ、待っ」
みほ「えー?待ったナシって言ったのお姉ちゃんだよ?」
まほ「そ、そうだな。そうだった」
まほ「(考えろ、考えるんだ。大洗はこんな逆境を何度も覆してきたじゃないか)」
みほ「本当にありがとう、お姉ちゃん」
まほ「(え?これ何?あ!さっきの会話の続きか!?これ!?)」
まほ「(すっごく嬉しい言葉だけど今ちょっとそれどころじゃないんだ!みほ!)」
まほ「…あっ!わかったぞ!ここか!」パチッ
みほ「じゃあここに桂馬置くね。王手」パチッ
まほ「えっ」
まほ「(…えっと…ここが、こう…)」
みほ「お姉ちゃん」
まほ「んっ?」
みほ「あと2手で詰みだよこれ」
まほ「」
66 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:17:08.83 ID:Fss0s5keo
しほ「…フフ」
菊代「どうされましたか?」
しほ「…まほも、年相応の女の子だったのね」
菊代「奥様?」
しほ「いつからかしら。私はまほを娘ではなく、西住流の後継者として見るようになってしまったのかもしれないわね」
しほ「みほも、あの事件の時、辛く当たりすぎてしまったわ」
しほ「大洗に行って…本当に、本当に良かったのよ」
菊代「…奥様も、もう少し器用になられては?」
しほ「…フフッ」
菊代「…ところで奥様」
しほ「何か?」
菊代「奥様の石、ほとんど死んでますよ。生きてるのがカドのここだけですが…まだ続けるおつもりでしょうか?」
しほ「………投了します……」
まほ「フラッシュ!どうだ!」
みほ「フルハウス」
まほ「くそぉーー!!」
- おしまい! -
67 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2017/05/28(日) 21:18:45.99 ID:Fss0s5keo
以上です。ありがとうございました
学校ごとに書いたけど、ネタが浮かべば他校同士の絡みとか、リボンとかリトアミ系も書きたいなぁ
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 21:54:27.52 ID:eOmYTj+mo
乙!
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 23:51:11.89 ID:9JKI35M/0
おつおつ
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 01:00:59.74 ID:yRr6WspU0
面白かった乙
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/31(水) 00:02:14.68 ID:yM10a9Jd0
囲碁でほとんどの石死ぬってド初心者じゃねーかww
52.12 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)