【咲-saki-】洋榎「穏乃ー、飲みいくでー」 穏乃「うーい」

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82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 08:54:56.33 ID:AyPQnOo9O
この竜華はアフリカに行ってコーヒー畑を見て全てを許せそう
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 09:53:15.29 ID:cELQ6dHZ0
泉もはよエンジン温めんとな
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/30(火) 00:04:21.87 ID:MtQZlbPjo



泉「…先輩もどうですか?」

竜華「いやウチはええわ…あんた熱燗なんて飲むん?」

泉「日本酒ってけっこうイけますね!」

穏乃「二条さんなんかペース上がってるけど大丈夫?」

泉「大丈夫やって、次何にしよかなぁ」ヒック

洋榎「(あいつあないえらいペースで飲みよるんか)」ヒソヒソ

セーラ「(多分やけどこの場ではそうすんのが一番やと思たんちゃうか?)」ヒソヒソ

浩子「(酒に逃げるのが最善の場てどういうことですのん)」ヒソヒソ


竜華「…でなぁ、泉聞いてるか!?」

泉「はい聞いてますて!それでそのあとどうしたんですか」

竜華「せやからウチもな…!」


セーラ「(アレがおるからしゃあないな)」ヒソヒソ

洋榎「(竜華も今日はとことん面倒くさくなるて決めた感じあるよな)」ヒソヒソ



泉「…でも私思うんですけど」

竜華「なにが?」

泉「園城寺先輩が言うてたこと、嘘は吐いてないと思うんですけど、ホンマのことも言うてない気がするんです」

竜華「…どゆこと?」

泉「ですから、園城寺先輩は『好きな人が出来た』って言わはったらしいですけど…」

浩子(あ、これアカン)

美幸(やだこれもー)

泉「それって実際は『もう付き合ってる人』ちゃうかなーと思うんです」

竜華「」

穏乃(やべえぶっ込んだ)

洋榎(酔うたらそっち行く感じなんやこいつ)

穏乃「いや、さすがに園城寺さんにかぎってそういうのは…」

泉「ちゃうって、な、穏乃考えてみ?」

セーラ(穏乃のフォローも薙ぎ倒すなーこいつは)
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/30(火) 00:05:23.36 ID:MtQZlbPjo
泉「このタイミングで好きな人が出来たってだけで別れるとかありえへんやろ!?」

穏乃「いや知らないけどさ…」

泉「絶対そうやって!付き合ってるパターンやってこれ!思わへん!?」

竜華「」

穏乃「ちょっと落ち着…指さすな!」

洋榎(穏乃に絡んでどうすんねん…)

泉「多分やけど、もうずっと前からそんな感じやったね、私が思うに」

穏乃「…二股ってこと?」

泉「いや…!んーまぁでも多分それに近い状態やな」

泉「そんで多分、先輩が忙しかったー、言うてた夏に決定的なことがあってん、多分」

穏乃「『多分』ばっかりじゃん…」

竜華「」

浩子(あー、あかんわー)アチャー

セーラ(俺今竜華の顔怖くて見られへん)

美幸(私知らなーい)

泉「でな、ほら、最後に送るー言うた時に断ったやん!?」

泉「あれって多分そん時にもうその人が外とか近くで待っててんて」

竜華「…泉」

穏乃「いやちょっと落ち着きなってば…(やべぇ超やべぇ)」

泉「もし別れ話が拗れて二人がこう、ガーなった時に何時でも踏み込んでこれるようにな」

竜華「泉」

泉「でな、そんでな!」

竜華「  い  ず  み  」ゴゴゴゴ…

泉「え」

竜華「…」

泉「あっ」


竜華「…話、楽しい?(満面の笑み)」


泉「」サァーッ

86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/30(火) 00:12:50.33 ID:MtQZlbPjo


泉「」カタカタカタ…



竜華「あー、なんか…どないしよ、ウチ」ヘナヘナ

洋榎「ほなもう「ラブラブプラス」でもやったらええねん。DS持ってるやろ」

竜華「もうそれでもええかなー(放心)」

穏乃「いや危険ですって、奴ら心の隙間に入ってきますよ」

セーラ「今お前の心隙間だらけやろ」

洋榎「バラックやバラック」

竜華「バラックて…」

美幸「危ないと思うよーそんな状態でプレイするの…一時期梢ちゃんがハマッて大変なことになってたからね?」

竜華「ほんなら…」

竜華「…犬とか飼ってみよかな…」

浩子「あーアカンアカンアカンアカン!!!」ガタッ

穏乃「ダメです竜華さんそれ一番ヤバいやつです!」

美幸「今の流れでそれやったら竜華ちゃんもう一生独身になるって覚悟してね!?」

竜華「ミニチュアダックスめっちゃかわええやん…」ウフ、ウフフフフ

セーラ「もう現実逃避やなこれは…」

洋榎「戦わな現実と」

竜華「戦ったら彼女できる?」

洋榎「すまん」

竜華「謝らんで!?」

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/30(火) 00:17:07.78 ID:MtQZlbPjo


竜華「はぁぁぁぁぁ〜…」ヘナヘナ

泉「で、でも!先輩ならすぐに新しい恋人出来ますって」

竜華「…そうかなぁ」

泉「そうですって!絶対!」

洋榎「…って言うやろ?外野は。なぁ?」

泉「外野!?」

美幸「もうお約束だよね」

洋榎「だいたい周りはそう言うてくれんの。でもよう考えてみ?自分今いくつや?」

竜華「…何よ藪からに、アンタと同じやん…27」

洋榎「うん、せやろ?まあ、あんまり言いたないけど、正直もうええ感じの歳や」

竜華「う…」

洋榎「今まで10年近く園城寺一筋で、はっきり言うていっちゃんアカンこのタイミングで別れてもうてやな」

竜華「ぐ…」

洋榎「学生やったらまだわからんで?でも時間も出会いも限定される社会人や。しかもウチらは特殊な環境」

洋榎「ハッキリ言うて、こっからの恋愛なんて、まーーーー、でけへんぞ」

竜華「」

浩子「フラれた人励まそ、いう席で何言うてんねん!」

洋榎「言うたらなわからへんこともあんねんて」グビグビ
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/30(火) 00:19:27.42 ID:MtQZlbPjo


美幸「や、でもさぁ。現実的に考えてさ、今から昔みたいな恋愛できないでしょー?割と深刻だよ」

浩子「先輩もそんな…」

美幸「さっきゲームの話があったけどさ、例えば恋愛ゲージみたいなのがあるとするじゃない」

穏乃「はい」

美幸「100がMAXとしてさ。毎日一緒に過ごして、10、15、20…って感じで」

美幸「そういう、ちょっとずつ時間をかけて積み上げる恋愛の仕方ってさ、もうできなくない?」

セーラ「…ちゅうか、今から誰かのこと好きになれるか?」

洋榎「ゼロからやで?」

穏乃「…問題はそこですね」

竜華「…う、あ…」

洋榎「…お前、もう、アカンのちゃうか(迫真)」

竜華「アカン!?なあウチもうアカン!?」ユッサユッサ

穏乃「頑張ってくださいとしか」ガクンガクン

浩子「…この人らアカンわ。泉、慰めたり」

泉「えっ、えっ!?」

セーラ「まあ急にいきなり100!っていうのも、もしかしたらあるかもしれんけどなー」

穏乃「分が悪すぎますね」

89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/30(火) 00:23:26.64 ID:MtQZlbPjo


竜華「うあぁ…」ズーン

洋榎「まーでも正直目を背けられへん問題やって。うちらと同い年でもう子ども居るんも珍しないねんで?」

竜華「まぁ、そやけど…」

セーラ「あ。なあ、お前の先輩んとこ二人目やったっけ?」

穏乃「はい、去年の10月に生まれたばっかです、また女の子」ホラ

泉「え、なにこれめっちゃかわいい!」

浩子「目ぇパッチリやな」

泉「iPSおそるべし…」

穏乃「もう手とかこんなで、抱っこすると小っちゃくて軽くてもう…」

美幸「赤ちゃんていい匂いするよね〜」

セーラ「俺怖くて抱っこでけへんわ…」

浩子「あれ、松実先輩て東京に嫁いだん?」

穏乃「いえ、こっちに居ますよ、旅館継ぐって」

浩子「あー、ほんなら安泰やな」

美幸「いいよねぇ、あの二人…」

洋榎「あいつもなぁ…インハイで顔合せた時はガッチガチの堅物やと思っとったけど、ようやりよるわ…」

穏乃「ちょー可愛いっす、宥さんちの子」

洋榎「絹もこの前同級生が子供生まれたとか言うてたなぁ…」

セーラ「結婚に子育てねぇ…」

竜華「…なあ洋榎」ムクリ

洋榎「何?」

竜華「…絹ちゃん元気?今どこにおんの?」

洋榎「ホンマしばくぞお前」

竜華「何で!?」

洋榎「こっぴどくフラれたからってウチの妹に手ぇ出そうやなんて思たらそのデカいケツが4つに割れんで」

竜華「ちょっと気になったから聞いただけやん!?」

穏乃「まあ今の流れで聞いたらそうなりますわー」

浩子「しゃあないですわー」

セーラ「そういうとこでやらかすねんなー竜華は」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/30(火) 00:31:16.69 ID:MtQZlbPjo

ワイワイ

ガヤガヤ


「…失礼します、そろそろラストオーダーのお時間になりますが…」

洋榎「え、もうそんな時間なん!?」

穏乃「4時間も喋ってたんですね…」

セーラ「ほんなら店変えたらええんちゃう?食うもん食ったし…ここ騒がしすぎるしな」

洋榎「せやなー」

竜華「一番うっさいのあんたらやで?」


美幸「あー、じゃあさ、近くに行きつけのバーあるからそっち行こうよ」

洋榎「ええな。行くで泉」グイッ

泉「確定なんですか…」ヨヨヨ

洋榎「いやお前考えてみ?このまま帰したら…竜華は家で独りやで?」

セーラ「フラれた3日後の夜中に…家で独りやで?」

竜華「うるさいそこ!」

セーラ「もう朝までコースや、俺が奢ったるから腹くくれや泉ー」バンバン

泉「はい…お供します…」

竜華「アンタらも時間ええの?」

洋榎「ウチも穏乃も明日休みやし、付き合うわ。おもろいし。な!」

穏乃「こっちは姐さんのおごりですよねっ」

洋榎「おっま…調子ええヤツやなー、しゃーない」

穏乃「おっし」グッ
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/30(火) 00:34:24.99 ID:MtQZlbPjo

穏乃「…そしたら姐さん、恭子さんに電話したほうがいいんじゃないですか」

洋榎「あー、それもそやな、ちょお待っとって」ゴソゴソ

穏乃「私も憧に電話しとこ…」ゴソゴソ


竜華「無理して来てくれんでもええのに…」フッ

浩子「でも嬉しそうな顔してますよ?」

竜華「はぁ…ま、感謝はしとるで?こんなんして笑いにでもしてくれんと、ウチも凹み過ぎて死にそうやったし…」

浩子「先輩はいいんですか?」

美幸「私はもう言ってあるからいいの」

浩子「さよですか」


洋榎「…あーもしもし恭子?今夜ちょお帰れへんねん、あー、竜華の奴がな…」

穏乃「もしもし憧?ごめん、今日ちょっと先輩がさ…えっと、竜華さんなんだけど…」


〈フラレタンヤッテアイツ、ホンマヤッテ



      ワカレチャッタンダッテ、ホントダヨー〉


竜華「…」

浩子「…」

竜華「…恭子と憧ちゃんやったっけ」

浩子「ええ…」

竜華「なあ、これ明日にはもう情報広がりまくってるパターンとちゃう?」

浩子「…て、手間が省けてええんとちゃいますか」

セーラ「そもそも洋榎に知らせた時点でたかじんさんに教えたんと同じやで」

泉「それもそうですね」アハハ

92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [細かいことに突っ込んではいけない]:2017/05/30(火) 00:36:57.92 ID:MtQZlbPjo




洋榎「…まぁいつまでも湿気た顔されとったらこっちかて張り合いないからな…」

穏乃「…うん、普段もけっこうお世話になってるし、こういう時位はさ…」



竜華「まぁ、うちもええ友達持ったんやなって思うわ…」フッ



洋榎「…ちゃんと戸締りするんやで?心配やから…大袈裟なことあるか、恭子に何かあったらウチかて生きて行けんわ」

穏乃「ううん、憧と食べるご飯が一番美味しいよ!明日は一緒に居ようね」




竜華「…ええ、友達を…」ヒクッ

セーラ「ラブラブやなー」ヒュー

浩子「特に穏乃は新婚やしなぁ…」



洋榎「…ほんなら明日な」

穏乃「…うん、あとでね!」



洋榎「…愛しとるで、恭子。またな」ピッ

穏乃「うん、憧大好き!じゃあね!」ピッ




竜華「」



洋榎「ほな行こか」

穏乃「お待たせしました」

竜華「無理して来てくれんでもええのに!!!」クワッ



泉「まあまぁ…!」


93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 12:46:32.43 ID:DJbpA19y0
SSSさんは2本目の矢をシャープシュートしたのか
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 13:42:30.74 ID:WV371uK6O
まあでも竜華には玄ちゃんやらなんやら選り取り見取りだし
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 18:22:37.17 ID:XhbhzBNqo
これで寝取り相手が葉子ちゃんか進ちゃんだったらワロス
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/31(水) 00:49:27.81 ID:5UH8nvXH0
竜華から怜をNTRのは照しかいないと
普通に思い込んでた
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 22:40:04.31 ID:+Chr4JPqo



浩子「えらい人通り減りましたね」

泉「こんなところにお店なんてあるんですか?」

美幸「着いたよ」

穏乃「おー、一人じゃ絶対開けられなそうな渋い木の扉…」


ギィ…


「…いらっしゃいませ」


美幸「こんばんわ」


「お久しぶりです…今夜はずいぶんとにぎやかですね」


美幸「うん、ちょっとね」

セーラ「こいつが3日前にフラれてんwwwwww」

竜華「…な!?」

「それはそれは…」

「では、私から一杯ご馳走させてください」

竜華「え、ありがとう…」


「どうぞ」カラン

「それでは、どうぞごゆっくり」

美幸(メリー・ウィドウか…)

美幸「ふふっ」

竜華「…?」


竜華「…美味しいなぁ…」フッ



穏乃「わー、ああいうの初めて見た…カッコいいね」ヒソヒソ

泉「なんか、オトナって感じやな…」ヒソヒソ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 22:41:11.24 ID:+Chr4JPqo


美幸「素敵でしょー?ここ」

穏乃「美幸さんてこういうお店よく知ってますよね」

美幸「お酒好きだからねー。うちのラウンジにもバーカウンター作ろっかなぁ…」

穏乃「うちの…?ラウン…ジ?」


洋榎「ウチ何にしよかな」

穏乃「カクテル沢山ありますね」

泉「あの、私こういうとこ来たこと無くて、どうすればいいか…」

洋榎「大してビビることないやんか…」

穏乃「せっかくだから何か変わったやつ飲んでみたいね」

洋榎「!」ピコーン

洋榎「…泉にはコレがオススメや」ヒソヒソ

泉「…じゃあ最初はそれにします」ヒソヒソ


「…ご注文は?」

洋榎「ほれ」ツンツン

泉「えっと、ユー・アンド・ミー」

洋榎「ラブ・フォーエバー」チラッ

竜華「」ピクッ

穏乃「あっ(察し)…スウィートメモリー」

竜華「」

セーラ「ウェディング・ベル、スイートでww」

竜華「」

浩子「キス・オブ・ザ・ブライドwwww」

竜華「」

美幸「ラスト・キッスwwwwww」



竜華「すいませんこのお店で一番強いお酒を」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 22:44:45.78 ID:+Chr4JPqo


美幸「…だからさぁりゅーかちゃん、卒業したらさっさと紙出しちゃえば良かったんだよ。実業団入り決まってたんでしょ?」

竜華「…うん、でも実績とか積まな、って」

美幸「色々考えすぎなんだって。一緒になっちゃえばどうにでもなるんだよこういうのはさぁ。ねぇ?」

洋榎「せやなー」

穏乃「はい」

竜華「うう…」

美幸「りゅーかちゃんはご両親からの理解もあったんでしょ!?」

竜華「うん…孫だけは見せてなって…」

美幸「だったら細かいこと考えないで一緒になっちゃえば良かったの!」

セーラ「美幸が言うと説得力あるなぁ」

洋榎「あー、駆け落ちやったっけ」

泉「ふぁっ!?」ガタッ

セーラ「ずばり言うたんなや!」

穏乃「そうなんですか!?澄子さんと!?」

美幸「うん、まぁ」クイッ

竜華「は!?え、何それ初耳なんやけど!」

美幸「そりゃ、あんまり話せることじゃないしね。褒められたやり方じゃないし。後悔もしてないけどさ」カランッ

竜華「え、めっちゃ興味あるわ、どういう経緯でそうなったん!?」

美幸「いいよ私の話は…」

洋榎「いやいや竜華にこそ聞かせたらな!」

竜華「うん聞きたい!」

泉「わ、私も聞きたいです!」

穏乃「同じく!」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 22:45:56.23 ID:+Chr4JPqo


洋榎「そんなわけでセンセー教えたって下さいこのヘタレに!」

竜華「う、うるさいなぁ…で?」

美幸「うーん…えっと、まぁ、私のトコも澄子のトコもさ、けっこー古いんだよ、家が」

洋榎「古い言うても築年数ちゃいまっせ、歴史ある旧家ちゅう意味でございますよ!」

セーラ「ご両家とも格式高い家っちゅー事ですわ奥さん!」

竜華「やかまし!…ほんで?」

美幸「…で、お互いに一人娘だし」

セーラ「一人娘!そらもう家族の愛を一身に受けまして!」

洋榎「蝶よ花よと育てられ…目に入れても痛くな−い!」

竜華「うっさいねんて!!」

穏乃「事情知ってる者同士で混ぜっ返すの止めてくださいよ…」

竜華「で?で?」フンス

美幸「…で、今じゃ同性婚もわりと一般的になってるけど、旧家ってそういうのをすっごく気にする訳」

穏乃「…跡取りの問題とかですか」

美幸「うーん…それを込みのメンツが9割かな。形骸化した肩書きだけの旧家にとって、依って立つ処はそれしか無いの。滑稽でしょ」

泉「私らにはよく分からん話ですね…」

浩子「お二人はいつから付き合ってたんですか?」

美幸「私が高校卒業したあとくらいかな。それで、澄子も私と同じ大学入って、って感じ」

セーラ「そこからはもうふたりの薔薇色桃色キャンパスライフや」

竜華「そやなぁ…」ホワーン

洋榎「お前と怜も過ごしたアレや」

竜華「…そや、なぁ…」ズーン
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 22:47:41.87 ID:+Chr4JPqo

泉「そ、それでどうなったんですかっ」

美幸「…で、私が卒業して仕事に就いて…澄子の卒業が決まった頃からかな。澄子が私と距離を取りだして」

泉「え?」

美幸「最終的には『別れてください』って言いだして。訳わかんないよね」

竜華「何で!?」

美幸「だから問い詰めたの。そしたら、実家から『お見合いしろ』って連絡が来たって」

浩子「お見合い…」

泉「なんかドラマの話や」

洋榎「THE・旧家って感じやな」

美幸「この場合のお見合いって、ほとんどイコールで結婚、だからねぇ…少なくとも家には連れ戻されるし」

美幸「あの子、気が小さいし押しに弱いし、しかも親に逆らったことなんて一度も無いもんだから…」

穏乃「それで悲観して美幸さんとの関係を諦めようとしたんですね」

竜華「せつないわぁ…」

美幸「結局、澄子を大学まで出したのだって、知識と教養を身につけたことを示す『だけ』の為で…」

美幸「あとは『家の為』にお見合いして、結婚して、家を継いで…」

美幸「まぁ、そんな風に『用意してあった』ってわけ」

穏乃「…それは…」

泉「それで、そのあとは…!?」

美幸「で、狙い済ましたみたいに私にも縁談の話が持ち上がってね」

美幸「その頃には、澄子の家の人も何かと理由をつけて会わせてくれなくなったし」

泉「…ホンマにドラマみたいや」

美幸「笑っちゃうよねぇ。私を見くびるなっての。もー」

美幸「あたしはその時に、そんな『家』ってやつに心底嫌気が差したわけ」

美幸「長年溜まってた鬱憤が爆発したのかもねー」

浩子「…で、駆け落ちですか」

美幸「そ」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 22:50:31.03 ID:+Chr4JPqo

穏乃「でも澄子さんもよくそんな思い切った決断しましたね」

浩子「そもそも会ってくれへんかったんと違います?」

美幸「そこは強硬策よ」

泉「何ですかそれ」

美幸「あの子の部屋の窓から良く見える丘の上に、一本だけ大きな木があるんだけどね」

美幸「その木の下に立って、会ってくれるまでここを動かないってメール送ったの」

洋榎「ホンマに強硬策やな」

美幸「お見合いの当日に」

竜華「強硬すぎひん!?」

穏乃「完全なる宣戦布告」

美幸「その日はおあつらえ向きに雨まで降ってくれたもんだから、しっかり傘も捨ててやったわ」

美幸「雨のそぼ降る中、ずぶ濡れで立ち尽くす私を澄子が放っておけると思う?」

穏乃「ここにもヤクザがいた…」

セーラ「えげつないやろー?」

泉「そう言い切れるんが素直に凄いですわ…」

美幸「で、私はもう丸一日でも待つつもりだったんだけど」

泉「はい…!」

美幸「15分後」

穏乃「早っwwwwwwwwwwwwww」

洋榎「見てられへんかったんやなwwwwwwww」

セーラ「ホンマにええ子やなぁwwwwwwww」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 23:02:51.10 ID:+Chr4JPqo


美幸「で、まぁ、それでまんまと私を招き入れたわけよ。裏口からこっそりと」

洋榎「何で『騙されやがって』みたいな口調やねんwwww」

穏乃「で、告白したんですか?」

美幸「告白っていうか、まぁ、そうねー」

竜華「何て言うたん?」

美幸「え?あ〜、えっとねぇ…」

セーラ「オレらしっとるけど、聞いたら痺れんで?」

美幸「え!?何で知ってんの!?」

洋榎「この前本人に聞いてん」

美幸「もう、澄子ぉ〜…」

洋榎「いやホンマに。ちょお再現してもらおか!」

美幸「嫌だよ…」

洋榎「ほな竜華がお姫様役な」

美幸「嫌だってば!あと澄子はもっと繊細で儚げだよ」

竜華「そうなんやぁ…って、ひどない!?」

穏乃「どうやって説得したかだけ教えてくださいよー」

美幸「別に説得も何も、言ったのは一言だけだよ」

泉「なんてですか!?」

美幸「…そんなに食いつかれると言いづらいじゃない」

美幸「…」コホン

美幸「『全部捨てて、私と来て』」

竜華「うへぁ…///」

泉「うわー///」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 23:05:30.59 ID:+Chr4JPqo

洋榎「ほんでお姫様が無言で頷くわけや、何度も何度も。大粒の涙を零しながら」

美幸「で、まぁそこで私も覚悟を決めたと。それだけ」クイッ

竜華「ほへぇ〜…」

セーラ「竜華お前口空きっぱなしやでwwwwww」

浩子「その後は?」

美幸「押し倒した」シレッ

穏乃「うわぉ」

泉「うわー、うわー///」



洋榎「生まれた家を捨てるって、想像つかんなぁ」

美幸「それは幸せなことだよ」

美幸「私が私であることを家が許してくれなかった以上は、そうするしか無かったの」

穏乃「でも生活とか大変じゃなかったですか?」

美幸「まぁ私も働き始めたばっかりだったからね。二人で振袖売ったりしてさぁ…」ハァ

洋榎「涙ぐましいなぁ…振袖なんて売っても大した額にはならへ…」

浩子「ふ、振袖ってあの成人式の写真のやつですか!?」ガタッ

美幸「うん…お婆様から頂いたものだからちょっと後悔してるけど…」

浩子「」パクパク

洋榎「…え?」

浩子「ああああれ…ううう牛首紬って言うてませんでした?人間国宝の人が絵付けしたって」カタカタ

美幸「うん、そうだよ」

泉「牛首…なんですかそれ」

穏乃「人間国宝って響きだけでなんかもうすごそうですけど」

浩子「超高級品の着物や、帯だけでもベンツ買えんで…」

洋榎「」

美幸「買ったら、ね。売るとなったら全然だよ」

洋榎「誰が買うねんそんなもん…」

美幸「イギリスの…えーと、何て美術館だったかなぁ…」

穏乃「美術品扱い!?」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 23:11:35.85 ID:+Chr4JPqo


浩子「あと澄子さんが着てたのは…あれ本加賀友禅ですか?」

美幸「うん、浩子詳しいねぇ」

セーラ「…もしかしてそれも高いん?」

浩子「牛首紬ほどやないけど、ごっつ高い」

セーラ「」

美幸「あと別荘も一戸だけ残してあとは売ったり不動産投資に回したり…」

美幸「まあとりあえず私名義になってるものは有り難く処分したかな、実家にバレる前に」ケラケラ

穏乃「べっそう、のこす、わたしめいぎ、うった…?」ポカーン

浩子「え、それであのごっつ広いマンション買ったんですか!?」

美幸「うん。取り敢えず生活の場が必要だったから…でもあんまり選んでる余裕なくてさぁ」

浩子「そんな日用品みたいな感覚で…」

セーラ「…目眩して来た」

洋榎「お前ら何やねん!?」

穏乃「澄子さん今何してるんですか?」

美幸「基本主婦してるよ。時々お茶とかお華とか着付け教えたりしてる」

セーラ「めっちゃ優雅に暮らしとるやんか!」

洋榎「しょーじき、お前働く必要無いやろ?」

美幸「うんまぁ、無いけどさ。でもそれなりの不自由は無いと生活にメリハリつかないじゃない」

穏乃「なんて贅沢な労働理由」

美幸「まあ研究職も楽しいけどね」




竜華「…でもあん時かてウチは先に謝ったんやで?」

泉「はい、それでええんですって、間違ってませんよ先輩は…」

106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/31(水) 23:17:50.63 ID:+Chr4JPqo
これからはちょっと期間空くかもしれません
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 12:07:56.27 ID:tZd38/JyO
美幸さんイケメンすぎんよ…
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 12:27:55.28 ID:LlCyfK0Ko
なかなかのクズっぷりだと思うが

続き待ってるよ
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/03(土) 18:32:15.40 ID:VrNQ1Hl60
まあipsで子供作れるんなら2人作って1人ずつ養子とかできるし……それも認められること前提ではあるけど
と言うか体裁に拘る旧家で娘1人ってのがまずアレ
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 19:05:33.99 ID:yVQBW8080
まだか
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/17(土) 10:54:14.49 ID:7LSBm5mso
「カクテル言葉 メリーウィドウ」
でグクるとバーのマスターのイケメン具合が分かる
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/17(土) 17:22:30.49 ID:tT/kikGs0
この書き方は…もしかして年末の番組企画で全国高等学校女子麻雀選手権の長編を書いた人?
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 23:45:25.51 ID:+h/kKy82o
>>112
いいえ、違います
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 23:48:20.41 ID:+h/kKy82o

穏乃「うはー、本物のモヒートってこんなにミント効いてるんですね」

美幸「そうそう、ちゃんとしたの飲むと全然違うでしょー?」

洋榎「にしたってミントの葉多すぎやろ、外から見たら金魚鉢やで」

浩子「金魚鉢て」

穏乃「あー、でもこれ好きかも。今度憧と一緒に来ようかなぁ」

美幸「うん、エスコートしてあげて」

穏乃「憧喜ぶかなー」ヘヘヘ

竜華「…あんたそういうとこあるで!」バン

セーラ「八つ当たりすなwwwwwwwwww」



美幸「さって、ここもそろそろ看板なんだけど、次は?」

洋榎「あー、もうええ時間やなぁ」

セーラ「今から言うたらもうキャバクラとかちゃう?」

竜華「いや、ウチあかんわ…」

セーラ「竜華苦手やったっけ?」

竜華「いや、今そゆとこ行ったら…」

竜華「好きになってまうから」

洋榎「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

穏乃「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

竜華「多分今耳かき屋さんとかでももうアカンと思うねん」

セーラ「どんだけ弱ってんねんwwwwwwww」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 23:56:15.36 ID:+h/kKy82o

美幸「とりあえず出よっか」

洋榎「そやな。ここ幾ら?」

美幸「いいよいいよ、ここは私が持つから」

美幸「ちぇっく」スッ

「畏まりました」

穏乃「すいません、ご馳走様です」ペコ

浩子「申し訳ない、ありがとうございます」

竜華「なんや悪いなぁ」

美幸「いいってば、もー」ヒラヒラ

洋榎(流石にブラックカードやなかったな)ヒソヒソ

穏乃(ゴールドでも十分ですって)ヒソヒソ



セーラ「泉ー、もう出るで、起きー」ユサユサ

泉「…んぁっ…?」ハッ

セーラ「次行くで?」

泉「…あ、はい…」ゴシゴシ

穏乃「二条さん鞄、鞄」

泉「…あー、ごめん」ボー

洋榎「泉だいじょぶか?これ何本に見える?」クネクネクネクネ

泉「え、なんか…いっぱいあります!わかんないです!」

セーラ「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

穏乃「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

浩子「悪酔いしたんちゃう?ちゃんと見えてるか?」(眼鏡をナナメに掛ける)

泉「先輩なんか、ダメです、歪んでます!?」

美幸「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

穏乃「二条さん大丈夫?私のことわかる?」(ポニテを顔に被せる)

泉「…何?穏乃?誰!?え!?」

セーラ「混乱させて遊んだんなやwwwwwwwwwwwwww」

洋榎「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/24(土) 00:00:34.19 ID:FSH3jhBno
こんな調子でぼちぼち再開しますが特に能動的なオチがあるわけじゃないです
ご了承ください

お休みなさい
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/24(土) 21:36:21.92 ID:+hUKwZ3l0
いずみんいじり安定すぎて笑う
おつ
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/02(日) 23:22:35.81 ID:f+yJTuG4o
洋榎「おっしゃ、ほんならもうとことん遊ぼか!」

穏乃「行きましょう!」

竜華「おーもうどうとでもなりー」

美幸「たまにはいいかな」

セーラ「ほい泉、水」ピト

泉「あ、ありがとうございます…」

浩子「ちゅうてもどこ行くん?」


穏乃「アレ行きましょう!あのでかいボーリングのピンのビル!」

洋榎「おっしゃ!もうどうせやから来れる奴全員呼ぼか!」

竜華「全員てどゆこと?」

洋榎「全員言うたら全員やろ?穏乃ー」

穏乃「あいあいさー!」ピッ


<ピロリン♪

  ♪ピコピコ>

<ピローン♪

美幸「?」

浩子「?」

竜華「何送ったん?」スッ


LINEグループ「竜華さん大失恋集会」


竜華「」

セーラ「おまwwwwwwwwww」

浩子「メンバー何人招待してんねんwwwwwwwwwwwwwwww」

穏乃「取り敢えず私と竜華さん知ってる人を30人くらい呼んでみました」

洋榎「花金で今反応する奴なんて全員ヒマ人やろ」

浩子「そんな無茶苦茶な…」

<ピロリン♪

  ♪ピコピコ>

<ピローン♪

  ♪ピコピコ>

<ピロリン♪

  ♪ピコピコ>

<ピローン♪

竜華「うっさいねん!」

セーラ「めっちゃ反応来てるwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/02(日) 23:48:26.54 ID:f+yJTuG4o

<パカーン!

花子「しゃおらー!スプリットぉ!」ガッツポ

穏乃「おー花子さんすげー!ウォッシュアウトだ」

仁美「ナイススペア、助かったばい」タッチ

花子「へっへー、楽勝楽勝!」タッチ

美幸「これで花子と仁美チームが二位浮上だね」カキカキ

洋榎「ほっほー、やるやんか。そろそろ本気出さなあかんなぁ」グルグル

穏乃「姐さんお願いですからとにかく真ん中へんに投げてください!へんなスピンとか試さなくていいですから!うちらぶっちぎりで負けてますよ!?」

洋榎「素人は黙っとれ」キリッ

穏乃「ビリだけは嫌なんですよ(泣)!」


美幸「ね、私先でいい?」

巴「ええ、どうぞ」グッ

美幸「…それ、自前?」

巴「ふふふ、無論ですっ」myグローブ&シューズ&ボール

美幸「よーし、首位は死守だね!」

巴「鷺森さんがいないのが残念です…行きましょう美幸さん!」


浩子「…鷺森は来ぉへんの?」

穏乃「はい、なんかおばあちゃんが体調崩してるらしくて」

浩子「そら残念」

セーラ「言うても来たら来たでアイツの一人勝ちやろ」

泉「でも変わりに巴さんが大暴れしてますけどね…」

花子「な!全然そんな感じなかったのに」

仁美「人は見かけによらんちゅうこつばい」


120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/03(月) 00:08:45.18 ID:mTJ0Tygro

ボウリング大会

・一位  美幸・巴ペア
・二位  花子・仁美ペア
・三位  セーラ・浩子ペア
・四位  竜華・泉ペア
・五位  友香・由子ペア
・最下位 洋榎・穏乃ペア


由子「まだまだここからなのよー」

友香「先輩には負けないんでー」

美幸「ほほほ、寝言は寝て言いなさいよー」ポンポン

友香「ぐぬぬぬ…負けないんでー」ギリギリ

由子「ほとんどは巴の頑張りなのよー」

美幸「バレた?」テヘッ


竜華「こっから巻き返すんは厳しそやなぁ…」

泉「すんません…でも、次はいいとこ見せますから!優勝しましょう!」

竜華「ははは…あんたはええ子やなぁ」

洋榎「そんな竜華に助っ人や!」

竜華「え?」


やえ「お待たせ!」ザッ

穏乃「やえさん!」

竜華「あー…これどっちのパターンやろ…」

やえ「?」


美幸「おー、やえちゃんやっほー」

やえ「なんだ、思ったより元気そうだな」

竜華「カラ元気やあほ!」


洋榎「やっぱボールの重さちゃう?これにしよか」ゴトッ

穏乃「いや重さとかじゃないんですって!ピンじゃなくて足元の点々見てください!」

洋榎「いやピン見ぃへんでどうすんねん」

穏乃「取り敢えず言うとおりにやってください!あともっと手前で投げて!じゃないとファールライン踏…!あー!」

洋榎「…」

洋榎「…靴があかんのかなー」

穏乃「やえさんこっち助けて!」


竜華「…取り敢えず最下位の心配はなさそやな」

泉「そうですね」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 08:13:03.40 ID:ZXlXyrqsO
花子って誰や……とか思ってググったら本当に誰だ状態
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 12:09:45.76 ID:HhziyRo60
ググったらあーこの子かって感じやな
越谷の次鋒か
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/05(水) 22:05:20.40 ID:6zg6lwOrO
ちなみに>>1って他になんか書いてる?
あれば教えて欲しいんやが
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/07(木) 12:17:42.44 ID:7eF3gQ1eO
更新止まっててカナシィ
125 :全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる [sage saga]:2017/09/07(木) 12:24:11.69 ID:KdHydlbg0
誠子「リベンジ100億回−6万点にして一生麻雀牌を見れない廃人にする」

菫「復讐は程々にな私は東京オリンピック2020年に向けてアーチェリーの特訓をする」

淡「じゃぁ私は生態竜オネストクイックHEROデッキで猿を負かす」

照「淡のガチデッキは学園三位クラスの化物」

尭深「じゃぁ私はモバマスシャンシャンしながら部室で待機しますね」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/07(水) 21:01:36.57 ID:v0bs+ZzJ0
保守
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/09(金) 00:06:47.69 ID:6NI9OL2h0
久々に読んだけど面白いなこれ。
もうエタったのでしょうか。悲しい…
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/16(月) 06:49:49.38 ID:5GAlVmtU0
保守
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/25(火) 11:14:32.86 ID:PQwjPlSi0
保守
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/05(土) 00:56:33.14 ID:/jJTyprk0
保守・・・続きは、まだか!?
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/23(日) 16:52:13.15 ID:Hg0gJ2zf0
まだ生きているのか?
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