【ミリマス】765学園物語HED √SSL

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290 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/25(金) 23:43:30.68 ID:/H7EXSDyo
P「消えた…?」

麗花「美味しかったよ、ご馳走様!」

さらっと怖いことを言う新しいぷっぷかさん

…もう片方を取り込んだのならさらに強力になったんじゃ…

俺は更に警戒を強め、ぷっぷかさんから視線を逸らさずに距離を取る

しかしそんな俺とは逆に、真壁さんはぷっぷかさんに近付いていく

P「真壁さん危険だ!」

瑞希「北上さん、お疲れさまです、ありがとうございました」

麗花「ううん、私の方こそありがとう!」

…何やら和やかに談笑していた
291 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/25(金) 23:47:08.32 ID:/H7EXSDyo
P「えっと…?」

瑞希「紹介します、この方は北上麗花さんです」

麗花「北上麗花です!」

P「うん」

瑞希「…」

P「…」

瑞希「…」

P「終わり!?」
292 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/25(金) 23:56:13.67 ID:/H7EXSDyo
瑞希「ぷっぷかさんは北上さんから離れた生き霊が何かしらの原因で悪霊かしてしまったもので、私は北上さんと協力し、ぷっぷかさんを回収していました」

P「そうだったのか…でも生き霊って本人は昏睡状態になるんじゃ?」

瑞希「北上さんですから」

P「そ、そうか」

麗花「手伝ってくれてありがとう」

P「いえ…佐竹さ…友達のためだったので」

麗花「ふふ♪お礼のぎゅーっ!」

P「わっ!?」

北上さんに抱き着かれてドキッとする

仕方ないじゃないか美人なんだし
293 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/25(金) 23:58:21.06 ID:/H7EXSDyo
しかし柔らか

ベキベキベキ!

体中の骨が音を立ててへし折られている

やばい

P「」

瑞希「む…周防さんが気絶してしまいました」

麗花「あらら、どうしたんだろう?」

瑞希「さあ…」
294 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/26(土) 00:05:26.46 ID:P3NZUbDSo
P「し、死ぬかと思った」

瑞希「背中に椅子が直撃していましたから、思った以上にダメージが大きかったのかもしれませんね」

P「いやー全く別の要因だよ」

可奈「あ!美奈子さんが目を覚ましました!」

佐竹さんの様子を見ていた矢吹さんが声を上げる

P「!」

俺は佐竹さんの傍に駆け寄った

美奈子「ん…」

P「佐竹さん、大丈夫か?」

美奈子「あれ…私は、確か…」

可奈「美奈子さん!」

矢吹さんが佐竹さんに抱き着く

美奈子「きゃっ、可奈ちゃん…?」
295 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/26(土) 00:20:51.02 ID:P3NZUbDSo
可奈「良かったぁ…!」

美奈子「…心配かけてごめんね、可奈ちゃん」

佐竹さんが矢吹さんを抱き返し、頭を撫でる

俺には2人が本当の姉妹のように見えた

P「佐竹さん」

美奈子「あ…す、周防くん」

P「良かった、無事で」

美奈子「う、うん…ありがとう」

佐竹さんが顔を赤くして答える

…もしかして記憶があるのだろうか?
296 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/26(土) 00:30:00.73 ID:P3NZUbDSo
瑞希「…矢吹さん、美味しいお菓子を手に入れたので部室に来ませんか?」

可奈「え!美味しいお菓子ですか!?」

瑞希「はい」

可奈「行きます!」

瑞希「ではこちらに…北上さんも」

麗花「わーい♪お邪魔するね♪」

真壁さんが矢吹さんと北上さんを連れて教室を出て行った
297 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/26(土) 00:42:34.63 ID:P3NZUbDSo
P「その…佐竹さん」

美奈子「周防くん、その…少し、歩きませんか?」

P「…ああ」

佐竹さんと一緒に少し校内を歩いた後、一階の渡り廊下に出た

月のおかげで思っていたよりも明るく、佐竹さんの顔がよく見える

美奈子「!」

俺と目が合うと佐竹さんはさっと顔を伏せるが、耳の辺りが真っ赤だ
298 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/26(土) 01:03:01.81 ID:P3NZUbDSo
P「よ、夜風が気持ち良いな」

美奈子「う、うん」

P「…」

美奈子「…」

か、会話が続かない

こういう時は俺から言った方が良いんだろうか

しかし…

悩んだ末に俺がとった方法は

P「…そ、そろそろ戻ろうか」

ヘタレて逃げることだった
299 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/26(土) 01:08:06.46 ID:P3NZUbDSo
クイッと、袖が引かれる

P「佐竹さん…?」

美奈子「もう少しだけ、一緒にいてください」

P「…わかった」

そのまま2人で空を見上げる

この月が照らす静かな世界で、俺と佐竹さんしかいないんじゃないかと錯覚するほど俺達は静寂に包まれていた

P「…佐竹さん、さっきは…その」

美奈子「美奈子…」

P「え?」

美奈子「美奈子って呼んでくれないんですか…?」

P「あー…」
300 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/26(土) 01:22:10.31 ID:P3NZUbDSo
やっぱり記憶あるよな…

責任取るって言ったし

…俺自身も、そうしたい

P「…美奈子」

美奈子「は、はい」

P「多分記憶はあると思うんだけど、正気に戻ったみたいだから、もう一度言わせて欲しい」

P「俺は…美奈子、君が好きだ」

P「ゴールデンウィークが終わってから…いや、その前から気になっていた…」

P「美奈子といると心の底から安らげるんだ、美奈子の料理を食べると力が漲るんだ、美奈子の笑顔を見ると俺も笑顔になれるんだ、だから…」

P「俺の傍に居て欲しい」
301 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/26(土) 01:22:40.51 ID:P3NZUbDSo
一旦ここまで
夏休みの出来事募集
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/26(土) 06:53:19.79 ID:ZXsHj0T8O

プールでデート
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/26(土) 08:12:53.93 ID:eua5kpgFo

商店街の大食いチャレンジ

ところで√Cの次スレってありますか?
304 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/27(日) 22:33:34.75 ID:IEEGgy0zo
P「傍に居てくれるだけで、俺は…」

美奈子「…嫌です」

P「…えっ」

美奈子「傍に居るだけなんて、嫌です」

P「」

まさか拒絶されてしまうとは…

やはり無理矢理唇を奪ったせいで嫌われてしまったのか
305 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/27(日) 22:41:33.45 ID:IEEGgy0zo
覚悟していたとはいえ拒絶されたことにショックを受けていると

俺の右手が美奈子の両手に包まれた

P「美奈子…?」

美奈子「傍に居るだけなんて、嫌です」

もう一度同じ事を口にする

美奈子「私は、周防くんの身の回りの全部をお世話したいんです」

P「え?」

美奈子「食事も、身嗜みも、お部屋の掃除も、家事も、洗濯も、隅から隅まで全部私がやりたいんです」
306 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/27(日) 22:53:34.15 ID:IEEGgy0zo
P「それはちょっと…」

美奈子「駄目…ですか?」

P「全部はちょっと困るかなぁ」

美奈子「な、なんなら性欲の処理だって付けますよ!」

P「落ち着けぇ!」

いきなり何を言い出すんだこの子は
307 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/27(日) 23:04:53.74 ID:IEEGgy0zo
P「あのな、美奈子」

俺は美奈子の両肩に手を置くと、美奈子は顔を赤くする

P「お世話されるとか、そういうのじゃなくて俺は美奈子と対等でありたいんだ」

P「だからさ、一緒に歩こう」

P「同じ歩幅で、一緒に」

美奈子「周防くん…わかりました、でも、食事だけは譲りませんよ!」

美奈子「周防くんのお腹は、私がいっぱいにするんですから!」
308 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/27(日) 23:20:13.38 ID:IEEGgy0zo
P「は、はは…破裂しないように努力するよ」

ついでに太らないように常に身体を絞らないと…

美奈子「私達が付き合ったら、これからもっともっと驚くような事が起きるんでしょうね…」

美奈子「ビックリして丸くなった周防くんの瞳に、映るのがずっと私だったら良いなって思うんです」

美奈子「そしていつかは…」

美奈子「…」

P「美奈子?」

美奈子「周防くん、告白の返事ですけど…」

P「…ああ」

美奈子「佐竹美奈子、不束者ですが精一杯頑張ります!なので、これからもよろしくお願いしますね!」
309 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/27(日) 23:28:25.55 ID:IEEGgy0zo
そういって抱き着いてくる美奈子

P「おふっ」

美奈子の身体の柔らかさや大きな山が押し付けられる感触、そしてふわりと漂う美奈子の良い匂いにものすごくドキドキする

美奈子「周防くんの心臓、すっごくドキドキしてますね」

P「そりゃあ美奈子に抱き着かれたら誰だってドキドキするって」

美奈子「ふふ、安心してください、このドキドキは、世界でただ一人、周防くんだけのものですから」
310 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/28(月) 00:00:11.55 ID:ysaYMVJNo
P「…そうか、俺だけのドキドキか」

美奈子「はい、周防くんだけのドキドキです」

P「嬉しいな」

美奈子「私も、周防くんが喜んでくれて嬉しいです」

P「…俺も、美奈子をドキドキさせたい」

美奈子「じゃあぎゅっと抱き締めてください、私みたいに」

P「ん」

言われた通りに美奈子を抱き返す

P「どうだ?」

美奈子「すっごくドキドキします…ふふ、顔が赤くなっちゃいますね」
311 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/28(月) 00:24:16.05 ID:ysaYMVJNo
P「うーん、俺には美奈子のドキドキがわからないな」

美奈子「ふふ、じゃあこれは私が独り占めしちゃいますね」

P「ずるいぞ、美奈子」

美奈子「じゃあ、確かめてみますか?」

P「どうやって?」

美奈子「そ、その…触って」

P「……………………………」
312 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/28(月) 00:33:26.67 ID:ysaYMVJNo
P「い、良いのか?」

美奈子「は、はい、私がドキドキしてるって、知って欲しいです」

否応なしに視線が美奈子の大きな山に向く

P「…ゴクッ」

…いや、これはあくまでもドキドキを確かめるため…

かつて逮捕された偉い人も言っていた、俺は胸を触ったんじゃ無くてハートに触ったんだと

なら俺も、嫌らしい気持ちでは無くハートに触るために美奈子の胸を…

俺はゆっくりと美奈子の胸に手を伸ばす
313 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/28(月) 00:43:47.92 ID:ysaYMVJNo
美奈子の胸に手が触れる直前だった

瑞希「周防さん、佐竹さん」

P「」ビクゥ

美奈子「」ビクゥ

突然声をかけられて思わず身体が跳ねる

P「ま、真壁さん!?」

全く気配がしなかったぞ

瑞希「…すみません、驚かせてしまったようです」

P「い、いや、気にしないでくれ…何かあった?」

瑞希「いえ、ただもう良い時間なので」

P「え?もうそんな時間か」

瑞希「はい、もう間もなく補導タイムです」
314 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/28(月) 00:48:35.92 ID:ysaYMVJNo
P「補導はまずいな」

そうならないうちに帰るか

瑞希「矢吹さんも篠宮さんも帰る準備は出来ています」

P「わかった」

瑞希「では、校門で待っていますので」

P「すぐ行く」

美奈子「…」

P「美奈子、帰ろう」

一歩踏み出した瞬間だった

俺の左手に、美奈子の右手が触れた

美奈子「周防くん…手を、握りませんか?」
315 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/28(月) 00:54:27.29 ID:ysaYMVJNo
P「…ん、わかった」

美奈子の手を取り、歩き出す

美奈子の手はひんやりしていて、柔らかくて

なんだか幸せな気持ちになる

美奈子「さっきも思いましたけど、周防くんの手、大きいなぁ…」

P「そう?」

美奈子「うん、すごく頼りになって…安心します」

P「そう言って貰えるなら嬉しいよ」

美奈子「私の手、離さないでくださいね?」

P「もちろん」

やがて校門が見えてきた

遠目でもはっきりわかるくらいに矢吹さんが手を振っていた
316 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/28(月) 01:00:19.71 ID:ysaYMVJNo
美奈子「可奈ちゃん、元気だなぁ」

P「元気なのは良いことだ」

美奈子「周防くんも、これからは私が元気にしてあげますね!」

P「美奈子と一緒なら何時だって元気でいられるさ」

美奈子「ふふ、だったら嬉しいな」

P「さ、行くか」

美奈子「はい!」

美奈子と一緒に校門に駆けていく

みんなと合流し、美奈子、矢吹さんと一緒に帰り道を歩く

会話中の矢吹さんのリアクションを楽しみながら、俺達の夜は過ぎていった
317 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/28(月) 01:01:09.27 ID:ysaYMVJNo
一旦ここまで
次回、砂糖
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 14:28:11.94 ID:JZxKT1/Eo
個人的に美奈子のおっぱいは至高の物だと思うんです
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/28(月) 20:42:34.20 ID:PnHWq+2So
やっぱ麗花さんつええ…そしてここから砂糖タイムか、楽しみ
320 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/31(木) 23:31:00.25 ID:0bvw102Ro
可奈「あ、美奈子さん!」

美奈子「ただいま可奈ちゃん」

周防くんと別れたあと、明日は休みだからと久しぶりに可奈ちゃんが泊まりに来た

可奈「美奈子さんのお部屋、なんだか久しぶりかな〜」

美奈子「そうだね、確かに久しぶりかも」

可奈「でもやっぱり美奈子さんの部屋好きです!なんだか良い匂いもしますし!」

美奈子「良い匂いか〜」

自分じゃ良くわからないけど
321 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/08/31(木) 23:50:02.56 ID:0bvw102Ro
可奈「でも良かった、美奈子さんが元に戻って」

美奈子「心配かけてごめんね、可奈ちゃん」

可奈「そんなことないです!周防先輩がすっごく頼りになって格好良かったですし!」

美奈子「そ、そっかな?」

可奈「はい!」

好きな人を褒められると私も嬉しくなっちゃう

可奈「美奈子さん、周防先輩と付き合うことになったんですよね?」

美奈子「う、うん」
322 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/01(金) 00:01:26.38 ID:moVzqqF1o
可奈「美奈子さん、すごく嬉しそう」

美奈子「うん、やっぱり好きな人が出来ると嬉しい」

美奈子「可奈ちゃんにもいつかわかるよ」

可奈「好きな人か〜…私にもそんな素敵な人、見つけられるかな?」

美奈子「ふふ、可奈ちゃんが見つけるか、見つけられるか、楽しみにしてるね?」

可奈「はい!可奈の素敵な人、絶対美奈子さんに紹介しますね!」

美奈子「うん!」
323 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/01(金) 00:31:18.06 ID:moVzqqF1o
可奈「ところで美奈子さん」

美奈子「どうしたの?」

可奈「美奈子さんは周防先輩のこと、名前で呼ばないの?」

美奈子「え?」

可奈「周防先輩は美奈子さんのこと美奈子って呼んでたし、美奈子さんは呼ばないのかなー?って」

美奈子「…やっぱり、名前で呼んだ方が良いのかな?」

可奈「私はどっちが良いかは分かんないけど、美奈子さんはどうしたいの?」
324 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/01(金) 01:12:53.10 ID:moVzqqF1o
美奈子「私は…うん、やっぱり名前で呼びたい…かな」

可奈「じゃあじゃあ名前で呼びましょう!」

美奈子「…うん、そうだね!名前で呼んでみる!」

周防くん…ううん、ぷ、Pくん

…よし、心の中なら呼べる

後は現実でも呼べるようにしなくちゃ

…明日、誘ってみようかな?
325 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/01(金) 01:13:36.45 ID:moVzqqF1o
一旦ここまで
326 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/08(金) 00:40:21.84 ID:YHmTOYs/o
翌日

P「で?」

冬馬『だからよ、昨日の夜765学園ですげえことがあったらしくてよ』

冬馬『お前どうせ暇してるだろ?せっかくだから見に行ってみようぜ』

P「勝手に決め付けるなよ…つーかどこ情報だよそれ」

冬馬『ネットの学園掲示板だ』

P「あんなとこガセネタの宝庫じゃねえか」

冬馬『確かにそうかもしれねえがこの情報を乗せたのは「学園の手品師(将来性大)」さんだからな、信頼出来る』

P「長い名前だな…っとすまん電話だ」

冬馬『またかよ』

P「…」

電話をかけてきた相手の名前がディスプレイに表示される

その名前を見て、俺は自分の頬が緩むのが分かった
327 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/08(金) 00:46:27.63 ID:YHmTOYs/o
P「もしもし」

『もしもし、周防くんですか?』

P「ああ、俺だよ美奈子」

美奈子『おはようございます、周防くん』

P「ああ、おはよう美奈子」

美奈子『…えへへ… 』

P「はは…」

朝の挨拶をしただけなのに、それだけで心が温かくなって幸せな気分になる

P「何かあった?」

昨日の今日なので念の為確認する

美奈子『あ、体調は大丈夫です、後遺症とかもありません』

P「なら良かった」
328 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/08(金) 00:53:46.13 ID:YHmTOYs/o
美奈子『…あの、周防くん』

P「ん?」

美奈子『今日って何か予定があったりしますか?』

P「…それって」

美奈子『もし、予定が無いなら…その』

美奈子『私とお出かけしませんか?』

P「喜んで」

美奈子からのデートのお誘い、断る理由など無い

美奈子『ありがとうございます!待ち合わせはどうしましょうか?』

P「何処に行くかにもよるけど…俺が美奈子の家まで行くよ」

美奈子『わかりました!準備して待ってますね!』

美奈子との通話が切れる

俺はその後少しの間、ディスプレイを眺めていたのだった
329 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/08(金) 00:57:19.88 ID:YHmTOYs/o
P「というわけで予定が出来たから無理な」

冬馬『いや、説明放棄すんなよ』

P「出かける用事が出来た、悪いが他を当たってくれ」

冬馬『しゃあねえな…翔太と北斗でも誘うとするか…』

冬馬との通話を切り、俺はクローゼットをあける

P「…よし」

気合いを入れて準備しないとな
330 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/08(金) 00:58:14.90 ID:YHmTOYs/o
一旦ここまで
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/08(金) 14:33:15.52 ID:KM/dJSRdO
美奈子積極的だな破壊力高い
かわいすぎるわ
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 21:01:23.30 ID:U7C88bSgo
エミリー
とあることがきっかけで周防さまと呼び、懐くようになった後輩の外国人と女の子
何故か英語や横文字を使わずに面妖な日本語訳で喋る
茶道部に所属しているが、中々正座が出来ず困っている
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 21:01:57.76 ID:U7C88bSgo
誤爆
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 21:46:51.66 ID:DsUIfJDVO
エミリー編があると思ってよかですか?
335 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/10(日) 00:12:53.05 ID:IFtnyKdao
エミリーは一応構想だけはある程度
書くかどうかは未定
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/10(日) 02:01:46.26 ID:TU5etuVDO
エミリー編期待
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/10(日) 12:57:48.24 ID:RUCVBc/D0
今進行中の√っていくつある?
338 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/10(日) 14:45:56.22 ID:IFtnyKdao
√SSL
√C(前スレ完了、後半予定)
この二つ
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/10(日) 17:23:55.79 ID:RUCVBc/D0
ありがとうございます!
340 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/11(月) 00:47:27.49 ID:oCrQdw2mo
美奈子の家に到着した俺は、チャイムを鳴らす

するとすぐに返事があった

美奈子『はい佐竹です』

P「周防です」

美奈子『周防くん!すぐ行きますね!』

その言葉通り、美奈子は1分もしないうちに外に出て来た

美奈子「周防くん、お待たせしました」

P「いや、待ってないから大丈夫」

P「じゃあ行こうか」

美奈子「はい!あ、周防くん…手、繋いでも良いですか…?」

P「…うん、もちろん」
341 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/11(月) 00:59:19.26 ID:oCrQdw2mo
美奈子の手を握る

…柔らかくて温かな手だ

美奈子「えへへ…」

P「うん」

手を繋ぐだけですごく恥ずかしくなる

この先に進んだら恥ずかしさで死ぬんじゃなかろうか

美奈子「どこに行きますか?」

P「そうだな…これといったところは無いからゆっくり見て回ろうか?」

美奈子「あ、それなら街より商店街の方に行きませんか?」

P「良いね、そうしようか」
342 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/11(月) 01:15:11.52 ID:oCrQdw2mo
商店街に行くと美奈子が沢山の人に声をかけられた

どうやら商店街の人気者らしい

美奈子「もう!気が早いですよ!」

八百屋のおじさんにまるで夫婦のようだとからかわれた美奈子は顔を赤くしながらも満更でも無さそうだ

嬉しくなるな

美奈子「ほ、ほら周防くん、行きましょう」

美奈子に手を引かれて歩き出す

八百屋のおじさんは微笑ましいものを見るような表情で手を振っていた
343 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/11(月) 01:15:51.51 ID:oCrQdw2mo
一旦ここまで
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/11(月) 06:55:32.24 ID:eNdYDaw/o
うみみとはまた違った方向での正統派だわ
345 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/12(火) 00:07:08.49 ID:NPuAmDkQo
P「美奈子、結構人気者なんだな」

美奈子「商店街のみんな、よくうちに食べに来てくれるんです」

美奈子「私、こう見えても佐竹飯店の美少女看板娘ですから!…なーんて」

P「ああ…俺はそんな人気者の美少女看板娘を彼女に出来て凄く幸せだよ」

美奈子「ちょ、じょ、冗談で言ったのに恥ずかしいですよ」

P「嘘は言ってないから良いじゃないか」

P「美奈子は佐竹飯店の看板娘だし美少女だ、これに異を唱える奴なんかいないって」

美奈子「う、うう…恥ずかしい…」

美奈子が赤くなった顔を隠す

そんな仕草もまた可愛いかった
346 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/12(火) 00:33:41.44 ID:NPuAmDkQo
その後、商店街で色々と買い物をする

といってもショッピングデートのようなお洒落なものではなく、主に食材などを見て回った

美奈子「ふむふむ、今日の野菜は中々…」

P「美奈子、次どうする?」

美奈子「そうですね…そろそろお昼時ですし、お昼ご飯にしましょうか」

P「了解」

美奈子「周防くん、何か食べたいものとかはありませんか?」

P「そうだな…それなら」

色々と浮かんでくるが…

P「…うん、美奈子が作った料理が食べたいかな」
347 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/12(火) 00:40:19.43 ID:NPuAmDkQo
美奈子「私の?」

P「ああ、美奈子の料理が食べたい」

美奈子「わっほーい!わっかりました!それなら腕によりをかけて作りますね!」

P「ああ、楽しみにしてる」

美奈子「じゃあ私の家に行きましょう!」

美奈子と手を繋ぎ、佐竹飯店に向かう

美奈子の料理…美味しいのは知っている

けど

関係の変わった今なら

きっともっと美味しいと思う

そんな想像をすると、腹が減るのを感じた
348 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/12(火) 00:52:24.56 ID:NPuAmDkQo
美奈子「どうぞ」

P「お邪魔します」

何度も通った美奈子の家

しかし今の関係になってからは初めて来る

…なんだか緊張するな

美奈子「準備しますから周防くんは寛いでいてくださいね」

P「手伝いは要らない?」

美奈子「お気持ちは嬉しいんですけど、私が一人で作りたいんです」

P「…わかった、待ってる」

美奈子「はい!期待しててくださいね!」
349 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/12(火) 01:03:01.63 ID:NPuAmDkQo
すぐに軽やかに包丁が具材を刻む心地良い音が聞こえてくる

俺の期待値は既に最上限だ

どんな料理が出て来るだろう

そんなことを考えていると

P「あ、これ」

初めて美奈子の家に来たときにも見た写真が目に入った

…小さい頃の美奈子も可愛らしいな

…俺や海美が小さい頃はどうだったかな

俺の小さい頃は…あれ?

小さい頃のことが思い出せない
350 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/12(火) 01:09:36.28 ID:NPuAmDkQo
…まあ良いか

忘れるくらいだし大したことないだろう

それよりも美奈子の料理だ

台所からは良い匂いがし始め、空腹を刺激する

…あれ、これ案外キツいんじゃ?

その後、料理が来るまで俺は空腹に耐え続けた




美奈子「お待たせしました!腕によりをかけた愛情たっぷりの特製エビチリです!」

P「おお…!」

目の前の皿には少なく見積もって10人前くらいのエビチリ

思ってたよりは少ないが足りるだろうか?

P「じゃあさっそく!いただきます!」

美奈子「召し上がれ」

エビチリを箸で掴み、口に運ぶ

仄かな酸味と辛みと甘みとエビのぷりっとした食感に思わず笑顔になる

しかしそれ以上に

P「…なんだろう、懐かしい味がする」
351 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/12(火) 01:10:47.34 ID:NPuAmDkQo
一旦ここまで
352 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/12(火) 01:12:38.03 ID:NPuAmDkQo
ついでに宣伝

765学園物語HED √MT 序章
https://t.co/KYhUFYz1es
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/12(火) 11:07:11.19 ID:16VCEIdK0
待ってました
あっちだとまとめて投稿できていいですよね
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/13(水) 12:01:57.85 ID:BLLGUY31O
765学園周辺地域

商店街
アーケード式のよくある商店街
二階堂精肉店や、近所に佐竹飯店が存在する

公園
比較的大きな公園
夜はカップルが多く訪れる
近所に小さな教会があり、最近はうどんの屋台も出ている


ショッピングモールを中心とした繁華街
表は煌びやかな街だが裏道は治安が悪い
高木音楽店や茜ちゃんショップが存在する

住宅街
少しお高い住居の並ぶ地域
周防家、高坂家が存在する
強力な悪霊が存在していた

市民プール
最近出来た娯楽施設
流れるプールやウォータースライダーが人気
茜ちゃんは出禁

ぷっぷか山
少し離れたところにある山
空気が綺麗でキャンプに適しているので人気が高い
生態系が狂っており、淡水生物と海水生物が同時に生息している
強力な悪霊が根付いている

共同墓地
比較的大きな墓地
結構雰囲気があるので夏は肝試しなどで賑わう人気スポット
強力な悪霊が根付いている

お城のような建物
お城のような建物
家や公園ではいちゃつけないカップルがやってくるお城のような建物
値段は安め

スポッヂャ
スポーツをメインとした複合娯楽施設
雨の日などは普段より賑わう
ゲームセンターもあり、ランキング1位はVivid_rabbitという人物が独占している
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/13(水) 12:50:38.39 ID:vti68J3BO
どんだけ悪霊いるんだww
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/13(水) 12:54:48.78 ID:WOlwx48RO
”目の前の皿には少なく見積もって10人前くらいのエビチリ ”
”思ってたよりは少ないが足りるだろうか?”

順調に調教されてますねぇ、コレは
357 : ◆p7PT31uvn8zf [sage]:2017/09/13(水) 18:40:39.21 ID:0YHF4+u+O
>>355
√RRRで羅刹を連れて逝こうとしたのは麗花さんじゃなくてぷっぷかさんの方だからね
ちなみにぷっぷかさん全7人を回収すると願いを1つぷっぷか的解釈をして叶えてくれるよ
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/13(水) 19:59:28.37 ID:/wI+tCHX0
痩せたいとか願ったら肉を直接削いできそう
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/13(水) 20:12:09.40 ID:T1Vh3uCtO
あと4人?のぷっぷかさんはいづこに・・・
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/15(金) 09:11:21.27 ID:tZ7sVD/S0
ぷっぷかさん冬木の聖杯説
361 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/18(月) 00:45:36.25 ID:ShUDEARVo
昔何処かで食べた味に、より近い味

一体、一体どこで食べた?

美奈子「実はそれ、私が小さい頃にしていた味付けなんです」

P「小さい頃に?」

美奈子「はい!」

P「…」

もう一口食べて目を瞑る

すると少し頭が痛んだ

そして頭痛と共に、脳裏に浮かぶ光景

小さな女の子が二人と、同じくらいの男の子が料理を…
362 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/18(月) 00:51:24.55 ID:ShUDEARVo
『おいしいよ!…子ちゃん!』

『うん!もっとたべたい!』

『わあ、うれしい!もっとつくるね!』

『あ、でもぼくはおなかいっぱ』

『男の子なんだからもっとたべられるよ!だいじょうぶ!カロリーはみかただっておかあさんが言ってたから!』

『でもほんとうにおなかいっぱ』

『なるほど、これがおかあさんの言ってたいやよいやよもすきのうちってやつだね!だいじょうぶ、わたしがたべさせてあげるね!』

『ごふっ』
363 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/18(月) 01:07:09.05 ID:ShUDEARVo
…今のは

遥か昔の記憶…?

思い出せない俺が小さな頃の記憶だろうか

ならあそこにいたのは海美と、もう1人

テーブルの上にあった料理はエビチリだった

…まさか

P「美奈子」

美奈子「はい」

P「前に…ボランティアの時かな?昔仲が良かった子が二人がいるって言ってたよな」

美奈子「はい」

P「名前、わかるか?」
364 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/18(月) 01:38:03.06 ID:ShUDEARVo
美奈子「…秘密、です」

P「そうか…」

半分答えたようなものだ

…俺は小さい頃に美奈子と会ってたのか

何故忘れていたのだろう

…いや、今となってはどうでも良いことか

大事なのは今、美奈子と一緒にいられること

昔どうだったかなんて関係無い
365 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/18(月) 01:40:09.62 ID:ShUDEARVo
P「…うん、美味い、もっと食べたい」

美奈子「安心してください!お代わりはちゃーんと用意してありますから!」

P「はは、それはありがたい」

多分10人前じゃ足りないだろうし

P「さ、美奈子も食べよう」

美奈子「そうですね、じゃあ私も…いただきます」

この後お代わりもし、美奈子と楽しい昼食を過ごした
366 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/18(月) 01:56:08.92 ID:ShUDEARVo
P「ふう…食った食った」

美奈子「良い食べっぷりでしたね!」

P「美奈子の料理は美味しいからな、つい食べてしまう」

美奈子「そう言って貰えると嬉しいです」

P「さて、腹ごなしに出掛けようか?」

美奈子「お出掛けも良いですけど、のんびりするのも良いですよ!」

美奈子「例えばほら…今私の膝は意味ありげに空いてたりしますし」

P「…」
367 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/18(月) 01:56:58.42 ID:ShUDEARVo
一旦ここまで
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/18(月) 07:35:09.47 ID:jHSjw6nRO
カロリーは味方って母親譲りだったのか(困惑)
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/18(月) 09:08:47.76 ID:DzKEJ8+Eo
飯の直後に横にさせるとはさすが美奈子
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/18(月) 09:11:25.38 ID:Cij8qb1IO
飯の直後に体横にする事自体は悪くないんだぜ
体重にヤバいのは寝る事
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/18(月) 20:59:25.27 ID:tj1eGwoEo
(Pの胃が)広がってないか?
372 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/18(月) 22:14:42.34 ID:ShUDEARVo
P「えーっと」

美奈子が笑顔で自分の膝を叩いている

…そこに頭を乗せろと?

美奈子「さあ周防くん」

P「じゃ、じゃあお邪魔します」

美奈子の膝に頭を乗せる

こ、これが膝枕か…!

あまりの柔らかさに思わず驚愕した

美奈子「す、周防くん?目が見開いてますけど」

P「い、いや、ちょっとな」
373 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/18(月) 22:49:04.25 ID:ShUDEARVo
改めて見上げると中々に中々な光景だ

じっと見ていると胸の間を通して美奈子と目が合った

美奈子「も、もう、どこ見てるんですか?」

P「いや、だってさ」

こんな立派なものが目の前にあったら見てしまうに決まってる

だって男の子だもの

美奈子「えっちな目になってますよ?」

P「許して欲しいかな…」
374 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/18(月) 23:12:16.04 ID:ShUDEARVo
美奈子「でもちょっと嬉しいです」

P「嬉しい?」

美奈子「はい、だって私をえっちな目で見るって事は私は周防くんにとって性的魅力を感じる女の子って事ですよね?」

美奈子「好きな人にそう想って貰えるとやっぱり嬉しいです」

P「そっか…」

美奈子「…いつかは」

P「ん?」

美奈子「いつかはキスしたり、それ以上のこともやったりするんですよね」

P「いつかは…な」

P「でも別に急ぐ必要は無い」

P「俺達は俺達のペースで進もう」
375 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/18(月) 23:18:07.56 ID:ShUDEARVo
一旦ここまで
ついでにアンケート
プロデュース()量は少、並、大のどれが良い?
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/18(月) 23:24:11.71 ID:VtxLODyqO
当然大盛りで
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/18(月) 23:36:37.14 ID:t7SdxfZLo
大盛りのプロデュースで食った分のカロリーを消費し
また溜め込んでまた消費して・・・の繰り返し?
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 00:04:04.54 ID:A0yOS9cuo
そりゃあSSL盛りですよ
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 14:00:07.54 ID:hw7jj/rxO
大盛りなんて生温い!メガ盛りで!
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 18:57:06.61 ID:zKvGrw6xO
満漢全席の愛だよなぁ!?
381 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/20(水) 00:43:13.83 ID:zbmYsxGKo
貴様達そんなに腹一杯になりたいか!
…良かろう、胸焼けの薬を用意しておくが良い

とりあえず今日は無しで
382 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/21(木) 00:31:33.43 ID:22hIZGisO
美奈子「そうですね!フードファイターは自分のペースが大事だってハンター錠二も言ってました!」

P「誰だよ…」

そんな風に他愛ない話をしながら、穏やかな時間は過ぎていった




P「美奈子、足は大丈夫か?」

美奈子「あ、はい、大丈夫ですよ」

なんだかんだ結構な時間膝枕してもらったので少し心配になる

美奈子「むしろ周防くんの頭が離れて少し寂しいですね」

P「うーん後ろ髪引かれることを」
383 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/21(木) 00:49:27.20 ID:Tveuysn4o
美奈子「周防くん、夕飯はどうしますか?」

P「そうだな…このみ姉さんか志保が何か作ってるかも知れないし、家で食べるかな…」

美奈子「一応確認取った方が良いですよ」

P「そうだな」

俺はスマホを取り出し、家に電話をかけた

志保『はい、周防です』

P「もしもし、志保か?」

志保『はい、あなたの志保です』

P「今日の夕飯とかって何か考えてる?」

志保『いえ、まだお買い物をしていませんし特には…何か希望があるならそれを作りますが』
384 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/21(木) 01:07:05.85 ID:Tveuysn4o
P「買い物は今から?」

志保『はい、夕方にはセールがあるのでその時にしようかと』

P「了解、なら帰ったら…」

美奈子「周防くん、周防くん」

P「どうした、美奈子?」

電話の途中、美奈子が俺の肩を叩いた

志保『…兄さん、誰か他の女と一緒にいるんですか?』

美奈子「夕飯の件なんですけど」

P「ああ、まだ用意が無いみたいだから帰ってから一緒に買い物でも行こうかなって」

美奈子「だったら私に良い考えがあります」

P「良い考え?」

美奈子「私が周防くんの家に夕飯を作りに行きます!」
385 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/21(木) 01:07:32.96 ID:Tveuysn4o
一旦ここまで
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/21(木) 11:27:51.31 ID:JYWDaiVkO
志保と桃子とこのみさんの胃が危ない(物理)
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/21(木) 14:32:45.96 ID:QqDxHQ6qO
だいじょぶだいじょぶ、最終的にPが全部たいらげるよ
388 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/21(木) 21:49:57.85 ID:Tveuysn4o
P「ただいま」

志保「兄さん、お帰りなさい」

美奈子の提案を受け、俺は美奈子を連れて家に戻る

玄関を開けると志保が1秒も経たずに出迎えに来た

美奈子「お邪魔します」

志保「………兄さん、何故佐竹飯店の店員さんがここに?」

P「あれ、キャンプの時自己紹介しなかったっけ?」

志保「記憶にはありませんが…」
389 : ◆p7PT31uvn8zf [saga]:2017/09/21(木) 21:52:59.16 ID:Tveuysn4o
美奈子「佐竹美奈子です!えーっと、志保ちゃん…だったよね?」

志保「はい、北沢志保です」

美奈子「良かった、志保ちゃん、これからよろしくね」

志保「これから…?一体どういう…」

P「言ってなかったんだけど実は俺は美奈子と付き合う事になったんだ」

志保「……………………………すいません兄さん、良く聞こえなかったのでもう一度お願いします」

P「美奈子と付き合う事になったんだ」

志保「」
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