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【ミリマス】765学園物語HED √SSL
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262 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/24(木) 22:48:21.45 ID:0mwX5WqBO
今更なんだけど展開早すぎて違和感あったりしないだろうか
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/24(木) 23:06:52.90 ID:HhX3ytIvo
唐突すぎるというわけではないし大丈夫かと
しかし株式市場を占ってもらうのっていったい・・・
264 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/24(木) 23:43:21.98 ID:kCFVAfaxo
P「しかし恋占いか…」
瑞希「やってみますか?」
P「いや…けど男が恋占いっていうのもな…」
瑞希「男子生徒が一人で恋占いをしにくるのはそんなに珍しいことではありません」
P「そうなのか?」
瑞希「はい」
P「そうか…じゃあお願いしようかな」
瑞希「わかりました、では相手の名前をどうぞ」
P「…佐竹美奈子で」
265 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/24(木) 23:51:33.64 ID:kCFVAfaxo
瑞希「佐竹美奈子さんと周防Pさんの相性を占います」
真壁さんが水晶玉に手を翳すと、水晶の中に靄が掛かり渦を巻き始めた
P「すご…どうなってるんだこれ?」
瑞希「…なるほど」
P「何か分かったのか?」
瑞希「周防さんと佐竹さんの相性はとても良いようです、お互いがお互いを立てて尊敬し合う、理想の関係が築けると思います…しかし」
P「しかし?」
瑞希「二人の間には大きな山があります、佐竹さんはその山を気にしないようですが…周防さんには苦難が待ち受けているようです」
P「山…山かぁ…」
一体何の山だろう
266 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/24(木) 23:58:06.06 ID:kCFVAfaxo
瑞希「とにかく、相性は問題ありません、むしろとても良いと感じました」
P「それなら良かった」
瑞希「ただし、これらは佐竹さんからぷっぷかさんを引き剥がさなければ消えてしまいます」
P「ああ、わかってる、必ず助けてみせる」
瑞希「はい、頑張りましょう」
P「なあ、真壁さん」
瑞希「はい」
P「ありがとうな」
瑞希「お礼は、佐竹さんを助けてから聞きたいです」
P「そうだな…よし、頑張るとするか!」
瑞希「今日の夜には準備が整います、週が明け次第作戦を実行しましょう」
P「ああ」
週明けに備えて、気力を充実させないとな
267 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 00:03:29.51 ID:/H7EXSDyo
美奈子「週末だし周防くんを誘ってみようかな…?でもまた用事とかがあったら…」
週末に差し掛かった放課後、私は周防くんを誘おうかどうか悩んでいた
ぷっぷかさん「潮時だね」
美奈子「?ぷっぷかさん、何か言いましたか?」
ぷっぷかさん「ううん、何も、それより美奈子ちゃん、ちょっと良い?」
美奈子「はい、何ですか?」
手招きするぷっぷかさんの元に行くと
ぷっぷかさん「〜〜♪」
ぷっぷかさんが急に歌い出した
268 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 00:05:47.04 ID:/H7EXSDyo
美奈子「わあ、やっぱりぷっぷかさんの歌は歌声が綺麗…」
耳にすっと入ってきて、心に染み込むような…
美奈子「あ…れ…?」
なんだか…瞼が…重…く…
私の意識はここで途絶えた
ぷっぷかさん「ふふ♪美奈子ちゃん、そろそろ逝こっか♪」
美奈子「…はい」
269 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 00:15:23.47 ID:/H7EXSDyo
夜、冬馬とネトゲで遊んでいると電話が鳴った
P「悪い、電話だ」
着信画面を見ると…
P「真壁さん?」
何か進展でもあったのだろうか
P「もしもし?」
瑞希『もしもし、周防さんですか?』
P「あ、ああ」
何やら焦っているのか、少し早口だ
瑞希『すぐに連絡がついて良かったです…やられました、緊急事態です』
P「何かあったのか?」
瑞希『ぷっぷかさんが動きました』
P「え?」
瑞希『ぷっぷかさんは佐竹さんを連れて逝くつもりです、篠宮さんの貼っていた結界に2人の反応がありましたから』
P「ば、場所は!?」
瑞希『765学園高等部3-B…』
瑞希『私たちの教室です』
270 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 00:31:58.58 ID:/H7EXSDyo
P「はあ…はあ…佐竹さんは!?」
電話を受けて俺は家を飛びだすと、走って学園へと向かった
校門に到着すると真壁さんと可憐が既に到着していた
瑞希「まだ大丈夫です、教室の結界が足止めをしています」
可憐「で、でも、な、長くは保ちません…」
P「急ごう、手遅れになる前に」
瑞希「はい」
「待ってください!」
校内に足を進めようとしたとき、後ろから声をかけられた
P「…矢吹さん」
可奈「私も、連れて行ってください!」
271 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 00:39:17.56 ID:/H7EXSDyo
P「危険だ、矢吹さんは家に…」
可奈「私だって美奈子さんを助けたいんです!」
P「…」
瑞希「わかりました、矢吹さん」
可奈「部長さん!ありがとうございます!」
P「良いのか、真壁さん?」
瑞希「大丈夫です、私がしっかり護りますから」
P「…真壁さんにばかり負担をかけるわけにはいかない、矢吹さんには俺がつくよ」
瑞希「ありがとうございます、では、お願いします」
P「矢吹さん」
可奈「はい!」
P「俺から離れないようにな」
可奈「はい!」
272 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 00:50:35.53 ID:/H7EXSDyo
矢吹さんを連れて学内に侵入する
夜の学園は不気味で、ぷっぷかさん以外の何かも潜んでいそうな異様な雰囲気があった
しかし俺は冷静でいられた、何故なら
可奈「よよよ夜のが、がが学園ってぶっ不気味です!」
滅茶苦茶ビビっている子が傍に居たからだ
ガタッ
どこかで物音がすると
可奈「ひいっ!」
思いっきり腕が締め付けられる
この子、案外力が強い
273 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 00:54:57.58 ID:/H7EXSDyo
あまり時間をかけると矢吹さんに腕をへし折られそうなので早足に教室に向かう
3-Bのある階層に辿り着くのと
可憐「け、結界が破られました!」
結界が破られたのは同時だった
P「急ごう!」
教室に向かい、扉を開ける
美奈子「…周防くん」
そこには俺の机を撫でる佐竹さんがいた
274 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 00:59:10.14 ID:/H7EXSDyo
P「佐竹さん」
美奈子「「こんばんは、周防くん」」
佐竹さんの声が、不意に誰かの声と重なる
P「…あんたが」
俺にも、見える
佐竹さんの首に手を回し、肩から顔を覗かせて妖しく微笑む女の人が
ぷっぷかさん「初めまして周防くん、私ぷっぷかさん、今美奈子ちゃんの中にいるの」
P「佐竹さんの中に…?」
瑞希「同化して肉体を奪うつもりですね」
ぷっぷかさん「うん♪本当は周防くんの身体が欲しかったんだけど、依り代に気付いちゃったんだよね?」
P「依り代…あの和菓子のことか」
275 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 01:03:08.95 ID:/H7EXSDyo
ぷっぷかさん「繋がりが断たれちゃったらもう連れて逝けないから周防くんは諦めて、美奈子ちゃんを連れて逝こうかなって♪」
P「佐竹さんを解放しろ!」
ぷっぷかさん「駄目だよ、美奈子ちゃんは私との約束を守れなかったんだから、お仕置きしないと」
P「約束…?」
ぷっぷかさん「うん♪美奈子ちゃんはね、絶対周防くんを手に入れるって約束したのに果たせなかったから」
ぷっぷかさん「だからお仕置き♪」
P「そんなお仕置きは無効だ!」
ぷっぷかさん「無効じゃないよ、だって美奈子ちゃんは周防くんを手に入れてないから」
P「いいや、無効だ、何故なら俺の心はもう、とっくに佐竹さんに奪われてるんだからな」
276 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 01:06:53.47 ID:/H7EXSDyo
ぷっぷかさん「そっか、周防くんは美奈子ちゃんが好きなんだね」
P「そうだ」
ぷっぷかさん「でも残念、私は美奈子ちゃんを連れて逝くから、諦めて♪」
P「佐竹さんは約束を守ったはずだ!」
ぷっぷかさん「うん、周防くんが美奈子ちゃんのことが好きなら約束は守れてるね」
ぷっぷかさん「でも私は最初から約束を守る気が無かったから」
P「なっ…!お前…!」
ぷっぷかさん「ふふ、ふふふ♪」
ぷっぷかさんが頭を引っ込め、姿が見えなくなった
変わりに佐竹さんが顔を上げる
その瞳は黄色く光っていた
277 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 01:10:26.34 ID:/H7EXSDyo
美奈子「「せっかくだしこの場に居るみんな、連れて逝っちゃお♪」」
佐竹さんが手を振ると
瑞希「伏せてください!」
椅子が飛んできた
P「あっぶねえ!?」
美奈子「「ほら、避けないと怪我しちゃうよ?」」
今度は二つ、椅子が飛んでくる
P「くっ!?」
可憐「か、可奈ちゃんと瑞希さんはこっちに!」
可憐が2人を避難させる
278 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 01:14:03.50 ID:/H7EXSDyo
美奈子「「今度は机」」
P「ひいっ!?」
机が鼻先を掠って吹き飛ぶ
流石に今のは怖かった
美奈子「「ふふ、あはは♪どのくらい逃げられるかな?」」
P「っの野郎…!」
佐竹さんの身体で好き勝手やりやがって…!
しかしこの状況、一体どうすれば…
このままではじり貧になってやられてしまう
そんな時、視界の端から影が飛びだし、佐竹さんに抱き着いた
可奈「美奈子さん!もうやめてよ!」
279 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 01:18:56.68 ID:/H7EXSDyo
美奈子「「?」」
可奈「元の優しい美奈子さんに戻ってよぉ…また、一緒にご飯食べようよ…」
一瞬、ポルターガイストが止まった
P「今だ!」
俺はその隙を突き、佐竹さんに飛びかかった
美奈子「「あっ!?」」
P「佐竹さん!元に戻ってくれ!」
美奈子「「離して!」」
佐竹さんが暴れて手を振り回し、その爪が俺の顔を引っ掻く
そして手の動きに合わせるように、椅子が俺の背中を打ち付けた
P「〜〜!」
声にならない激痛が走るが、止まらない、止まれない
280 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 01:22:40.06 ID:/H7EXSDyo
しかし佐竹さんは止まらない
P「くっ…!駄目なのか…!」
打開策がない
どうすれば…
瑞希「周防さん!佐竹さんに強い衝撃を与えてください!物理的でも精神的でも構いません!とにかく強い衝撃を!」
強い衝撃強い衝撃…物理的には論外だなら精神的に?精神的な衝撃は…
P「…!」
あった、精神的にも物理的にも強い衝撃を与える方法が
もう、これしかない
二回目の激痛が背中に走るが、俺は佐竹さんの目を真っ正面から見る
281 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 01:25:54.09 ID:/H7EXSDyo
例え嫌われたって構わない
もうこれしか方法はないんだ
P「…っ、佐竹さん…いや、美奈子!」
P「俺は君が好きだ、君の笑顔が好きだ!ずっと一緒にいて、俺の隣で笑っていて欲しい!」
P「だから俺は君を助ける…必ず!」
P「後で絶対に責任を取るから…ごめん!」
そう言って俺は
美奈子の唇に自らの唇を重ねた
282 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 01:26:56.85 ID:/H7EXSDyo
一旦ここまで
次回、ぷっぷかさん死す
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 06:07:05.29 ID:21BdplwvO
乙
ずっと一緒がいいな(憑依)は長くは続かなかったなー(
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 09:21:57.48 ID:DM2ZPrOsO
デュエルスタンバイ!
どんな責任を押し付けられるかワクワクするな!
285 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 22:25:14.10 ID:/H7EXSDyo
ぷっぷかさん「きゃー♪」
美奈子「…?」
美奈子「…」
美奈子「!?す、周防くん!?」
P「!美奈子!元に戻ったのか!?」
美奈子「な、なななんでキキキキスを…キス…あう」
P「み、美奈子!?」
佐竹さんの体から急に力が抜け、倒れそうになったので咄嗟に支える
…どうやら意識を失ったらしい
286 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 22:30:25.66 ID:/H7EXSDyo
ぷっぷかさん「きゃー♪きゃー♪」
さっきからぷっぷかさんが頬を抑えながらきゃーきゃー言っている
…うまく引き剥がせたようだ
P「真壁さん!」
瑞希「はい」
P「次はどうすれば良い!?」
瑞希「そのまま佐竹さんを抱き抱え、後頭部を椅子が掠めて震えている矢吹さんを回収して下がってください」
P「わかった!矢吹さん、手を」
可奈「こ、腰が抜けて」
P「仕方ない…よっと」
可奈「わわわっ!」
矢吹さんを肩に担ぎ、片手で佐竹さんを支えながら結界まで下がる
P「矢吹さん、怪我は無いか?」
可奈「ははははい!大丈夫です!」
P「なら良かった、真壁さん、次は?」
瑞希「もう大丈夫です、切り札が到着しましたから」
287 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 22:36:15.97 ID:/H7EXSDyo
P「切り札?」
それは一体…
俺がその言葉を口にすることは無かった、何故なら
突然の破裂音と共に結界が破壊され、扉を開けて女性が入ってきたからだ
P「け、結界が!?」
「みぃつけた♪」
聞き覚えのある声が…むしろ絶賛対峙中の相手の声が、扉の方から聞こえてきた
扉を開けたのは、ぷっぷかさん…!?
そして未だきゃーきゃー言っているぷっぷかさん
…これは
ぷっぷかさんが…2人!?
288 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 22:41:01.94 ID:/H7EXSDyo
P「…嘘だろ」
ぷっぷかさんが2人…絶望的過ぎる
一体どうすれば良いんだ
そんな俺の絶望を尻目に、2人目のぷっぷかさんがこちらに向かってくる
俺は三人を護るように前に出て、ぷっぷかさんと対峙する
P「三人に手は出させない」
「…?」
ぷっぷかさんは何を言われたのか分からないとでも言いたげに首をかしげた
289 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 23:33:03.22 ID:/H7EXSDyo
「瑞希ちゃん、あれ?」
瑞希「はい、お願いします、北上さん」
麗花「うん、任せて!」
真壁さんが立ち上がり、何かをぷっぷかさんに投げた
ぷっぷかさん「けほっけほっ…くちゅん!」
すると突然ぷっぷかさんが咽せ、くしゃみをする
瑞希「今です」
麗花「はーい」
そしてその隙に新しいぷっぷかさんがむせたぷっぷかさんに近づき、タッチした
ぷっぷかさん「あらら」
そんな気の抜けるような声を出して
ぷっぷかさんは呆気なく新しいぷっぷかさんに取り込まれた
290 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 23:43:30.68 ID:/H7EXSDyo
P「消えた…?」
麗花「美味しかったよ、ご馳走様!」
さらっと怖いことを言う新しいぷっぷかさん
…もう片方を取り込んだのならさらに強力になったんじゃ…
俺は更に警戒を強め、ぷっぷかさんから視線を逸らさずに距離を取る
しかしそんな俺とは逆に、真壁さんはぷっぷかさんに近付いていく
P「真壁さん危険だ!」
瑞希「北上さん、お疲れさまです、ありがとうございました」
麗花「ううん、私の方こそありがとう!」
…何やら和やかに談笑していた
291 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 23:47:08.32 ID:/H7EXSDyo
P「えっと…?」
瑞希「紹介します、この方は北上麗花さんです」
麗花「北上麗花です!」
P「うん」
瑞希「…」
P「…」
瑞希「…」
P「終わり!?」
292 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 23:56:13.67 ID:/H7EXSDyo
瑞希「ぷっぷかさんは北上さんから離れた生き霊が何かしらの原因で悪霊かしてしまったもので、私は北上さんと協力し、ぷっぷかさんを回収していました」
P「そうだったのか…でも生き霊って本人は昏睡状態になるんじゃ?」
瑞希「北上さんですから」
P「そ、そうか」
麗花「手伝ってくれてありがとう」
P「いえ…佐竹さ…友達のためだったので」
麗花「ふふ♪お礼のぎゅーっ!」
P「わっ!?」
北上さんに抱き着かれてドキッとする
仕方ないじゃないか美人なんだし
293 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/25(金) 23:58:21.06 ID:/H7EXSDyo
しかし柔らか
ベキベキベキ!
体中の骨が音を立ててへし折られている
やばい
P「」
瑞希「む…周防さんが気絶してしまいました」
麗花「あらら、どうしたんだろう?」
瑞希「さあ…」
294 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/26(土) 00:05:26.46 ID:P3NZUbDSo
P「し、死ぬかと思った」
瑞希「背中に椅子が直撃していましたから、思った以上にダメージが大きかったのかもしれませんね」
P「いやー全く別の要因だよ」
可奈「あ!美奈子さんが目を覚ましました!」
佐竹さんの様子を見ていた矢吹さんが声を上げる
P「!」
俺は佐竹さんの傍に駆け寄った
美奈子「ん…」
P「佐竹さん、大丈夫か?」
美奈子「あれ…私は、確か…」
可奈「美奈子さん!」
矢吹さんが佐竹さんに抱き着く
美奈子「きゃっ、可奈ちゃん…?」
295 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/26(土) 00:20:51.02 ID:P3NZUbDSo
可奈「良かったぁ…!」
美奈子「…心配かけてごめんね、可奈ちゃん」
佐竹さんが矢吹さんを抱き返し、頭を撫でる
俺には2人が本当の姉妹のように見えた
P「佐竹さん」
美奈子「あ…す、周防くん」
P「良かった、無事で」
美奈子「う、うん…ありがとう」
佐竹さんが顔を赤くして答える
…もしかして記憶があるのだろうか?
296 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/26(土) 00:30:00.73 ID:P3NZUbDSo
瑞希「…矢吹さん、美味しいお菓子を手に入れたので部室に来ませんか?」
可奈「え!美味しいお菓子ですか!?」
瑞希「はい」
可奈「行きます!」
瑞希「ではこちらに…北上さんも」
麗花「わーい♪お邪魔するね♪」
真壁さんが矢吹さんと北上さんを連れて教室を出て行った
297 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/26(土) 00:42:34.63 ID:P3NZUbDSo
P「その…佐竹さん」
美奈子「周防くん、その…少し、歩きませんか?」
P「…ああ」
佐竹さんと一緒に少し校内を歩いた後、一階の渡り廊下に出た
月のおかげで思っていたよりも明るく、佐竹さんの顔がよく見える
美奈子「!」
俺と目が合うと佐竹さんはさっと顔を伏せるが、耳の辺りが真っ赤だ
298 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/26(土) 01:03:01.81 ID:P3NZUbDSo
P「よ、夜風が気持ち良いな」
美奈子「う、うん」
P「…」
美奈子「…」
か、会話が続かない
こういう時は俺から言った方が良いんだろうか
しかし…
悩んだ末に俺がとった方法は
P「…そ、そろそろ戻ろうか」
ヘタレて逃げることだった
299 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/26(土) 01:08:06.46 ID:P3NZUbDSo
クイッと、袖が引かれる
P「佐竹さん…?」
美奈子「もう少しだけ、一緒にいてください」
P「…わかった」
そのまま2人で空を見上げる
この月が照らす静かな世界で、俺と佐竹さんしかいないんじゃないかと錯覚するほど俺達は静寂に包まれていた
P「…佐竹さん、さっきは…その」
美奈子「美奈子…」
P「え?」
美奈子「美奈子って呼んでくれないんですか…?」
P「あー…」
300 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/26(土) 01:22:10.31 ID:P3NZUbDSo
やっぱり記憶あるよな…
責任取るって言ったし
…俺自身も、そうしたい
P「…美奈子」
美奈子「は、はい」
P「多分記憶はあると思うんだけど、正気に戻ったみたいだから、もう一度言わせて欲しい」
P「俺は…美奈子、君が好きだ」
P「ゴールデンウィークが終わってから…いや、その前から気になっていた…」
P「美奈子といると心の底から安らげるんだ、美奈子の料理を食べると力が漲るんだ、美奈子の笑顔を見ると俺も笑顔になれるんだ、だから…」
P「俺の傍に居て欲しい」
301 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/26(土) 01:22:40.51 ID:P3NZUbDSo
一旦ここまで
夏休みの出来事募集
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/26(土) 06:53:19.79 ID:ZXsHj0T8O
乙
プールでデート
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/26(土) 08:12:53.93 ID:eua5kpgFo
乙
商店街の大食いチャレンジ
ところで√Cの次スレってありますか?
304 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/27(日) 22:33:34.75 ID:IEEGgy0zo
P「傍に居てくれるだけで、俺は…」
美奈子「…嫌です」
P「…えっ」
美奈子「傍に居るだけなんて、嫌です」
P「」
まさか拒絶されてしまうとは…
やはり無理矢理唇を奪ったせいで嫌われてしまったのか
305 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/27(日) 22:41:33.45 ID:IEEGgy0zo
覚悟していたとはいえ拒絶されたことにショックを受けていると
俺の右手が美奈子の両手に包まれた
P「美奈子…?」
美奈子「傍に居るだけなんて、嫌です」
もう一度同じ事を口にする
美奈子「私は、周防くんの身の回りの全部をお世話したいんです」
P「え?」
美奈子「食事も、身嗜みも、お部屋の掃除も、家事も、洗濯も、隅から隅まで全部私がやりたいんです」
306 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/27(日) 22:53:34.15 ID:IEEGgy0zo
P「それはちょっと…」
美奈子「駄目…ですか?」
P「全部はちょっと困るかなぁ」
美奈子「な、なんなら性欲の処理だって付けますよ!」
P「落ち着けぇ!」
いきなり何を言い出すんだこの子は
307 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/27(日) 23:04:53.74 ID:IEEGgy0zo
P「あのな、美奈子」
俺は美奈子の両肩に手を置くと、美奈子は顔を赤くする
P「お世話されるとか、そういうのじゃなくて俺は美奈子と対等でありたいんだ」
P「だからさ、一緒に歩こう」
P「同じ歩幅で、一緒に」
美奈子「周防くん…わかりました、でも、食事だけは譲りませんよ!」
美奈子「周防くんのお腹は、私がいっぱいにするんですから!」
308 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/27(日) 23:20:13.38 ID:IEEGgy0zo
P「は、はは…破裂しないように努力するよ」
ついでに太らないように常に身体を絞らないと…
美奈子「私達が付き合ったら、これからもっともっと驚くような事が起きるんでしょうね…」
美奈子「ビックリして丸くなった周防くんの瞳に、映るのがずっと私だったら良いなって思うんです」
美奈子「そしていつかは…」
美奈子「…」
P「美奈子?」
美奈子「周防くん、告白の返事ですけど…」
P「…ああ」
美奈子「佐竹美奈子、不束者ですが精一杯頑張ります!なので、これからもよろしくお願いしますね!」
309 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/27(日) 23:28:25.55 ID:IEEGgy0zo
そういって抱き着いてくる美奈子
P「おふっ」
美奈子の身体の柔らかさや大きな山が押し付けられる感触、そしてふわりと漂う美奈子の良い匂いにものすごくドキドキする
美奈子「周防くんの心臓、すっごくドキドキしてますね」
P「そりゃあ美奈子に抱き着かれたら誰だってドキドキするって」
美奈子「ふふ、安心してください、このドキドキは、世界でただ一人、周防くんだけのものですから」
310 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/28(月) 00:00:11.55 ID:ysaYMVJNo
P「…そうか、俺だけのドキドキか」
美奈子「はい、周防くんだけのドキドキです」
P「嬉しいな」
美奈子「私も、周防くんが喜んでくれて嬉しいです」
P「…俺も、美奈子をドキドキさせたい」
美奈子「じゃあぎゅっと抱き締めてください、私みたいに」
P「ん」
言われた通りに美奈子を抱き返す
P「どうだ?」
美奈子「すっごくドキドキします…ふふ、顔が赤くなっちゃいますね」
311 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/28(月) 00:24:16.05 ID:ysaYMVJNo
P「うーん、俺には美奈子のドキドキがわからないな」
美奈子「ふふ、じゃあこれは私が独り占めしちゃいますね」
P「ずるいぞ、美奈子」
美奈子「じゃあ、確かめてみますか?」
P「どうやって?」
美奈子「そ、その…触って」
P「……………………………」
312 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/28(月) 00:33:26.67 ID:ysaYMVJNo
P「い、良いのか?」
美奈子「は、はい、私がドキドキしてるって、知って欲しいです」
否応なしに視線が美奈子の大きな山に向く
P「…ゴクッ」
…いや、これはあくまでもドキドキを確かめるため…
かつて逮捕された偉い人も言っていた、俺は胸を触ったんじゃ無くてハートに触ったんだと
なら俺も、嫌らしい気持ちでは無くハートに触るために美奈子の胸を…
俺はゆっくりと美奈子の胸に手を伸ばす
313 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/28(月) 00:43:47.92 ID:ysaYMVJNo
美奈子の胸に手が触れる直前だった
瑞希「周防さん、佐竹さん」
P「」ビクゥ
美奈子「」ビクゥ
突然声をかけられて思わず身体が跳ねる
P「ま、真壁さん!?」
全く気配がしなかったぞ
瑞希「…すみません、驚かせてしまったようです」
P「い、いや、気にしないでくれ…何かあった?」
瑞希「いえ、ただもう良い時間なので」
P「え?もうそんな時間か」
瑞希「はい、もう間もなく補導タイムです」
314 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/28(月) 00:48:35.92 ID:ysaYMVJNo
P「補導はまずいな」
そうならないうちに帰るか
瑞希「矢吹さんも篠宮さんも帰る準備は出来ています」
P「わかった」
瑞希「では、校門で待っていますので」
P「すぐ行く」
美奈子「…」
P「美奈子、帰ろう」
一歩踏み出した瞬間だった
俺の左手に、美奈子の右手が触れた
美奈子「周防くん…手を、握りませんか?」
315 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/28(月) 00:54:27.29 ID:ysaYMVJNo
P「…ん、わかった」
美奈子の手を取り、歩き出す
美奈子の手はひんやりしていて、柔らかくて
なんだか幸せな気持ちになる
美奈子「さっきも思いましたけど、周防くんの手、大きいなぁ…」
P「そう?」
美奈子「うん、すごく頼りになって…安心します」
P「そう言って貰えるなら嬉しいよ」
美奈子「私の手、離さないでくださいね?」
P「もちろん」
やがて校門が見えてきた
遠目でもはっきりわかるくらいに矢吹さんが手を振っていた
316 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/28(月) 01:00:19.71 ID:ysaYMVJNo
美奈子「可奈ちゃん、元気だなぁ」
P「元気なのは良いことだ」
美奈子「周防くんも、これからは私が元気にしてあげますね!」
P「美奈子と一緒なら何時だって元気でいられるさ」
美奈子「ふふ、だったら嬉しいな」
P「さ、行くか」
美奈子「はい!」
美奈子と一緒に校門に駆けていく
みんなと合流し、美奈子、矢吹さんと一緒に帰り道を歩く
会話中の矢吹さんのリアクションを楽しみながら、俺達の夜は過ぎていった
317 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/28(月) 01:01:09.27 ID:ysaYMVJNo
一旦ここまで
次回、砂糖
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/28(月) 14:28:11.94 ID:JZxKT1/Eo
個人的に美奈子のおっぱいは至高の物だと思うんです
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/28(月) 20:42:34.20 ID:PnHWq+2So
やっぱ麗花さんつええ…そしてここから砂糖タイムか、楽しみ
320 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/31(木) 23:31:00.25 ID:0bvw102Ro
可奈「あ、美奈子さん!」
美奈子「ただいま可奈ちゃん」
周防くんと別れたあと、明日は休みだからと久しぶりに可奈ちゃんが泊まりに来た
可奈「美奈子さんのお部屋、なんだか久しぶりかな〜」
美奈子「そうだね、確かに久しぶりかも」
可奈「でもやっぱり美奈子さんの部屋好きです!なんだか良い匂いもしますし!」
美奈子「良い匂いか〜」
自分じゃ良くわからないけど
321 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/08/31(木) 23:50:02.56 ID:0bvw102Ro
可奈「でも良かった、美奈子さんが元に戻って」
美奈子「心配かけてごめんね、可奈ちゃん」
可奈「そんなことないです!周防先輩がすっごく頼りになって格好良かったですし!」
美奈子「そ、そっかな?」
可奈「はい!」
好きな人を褒められると私も嬉しくなっちゃう
可奈「美奈子さん、周防先輩と付き合うことになったんですよね?」
美奈子「う、うん」
322 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/01(金) 00:01:26.38 ID:moVzqqF1o
可奈「美奈子さん、すごく嬉しそう」
美奈子「うん、やっぱり好きな人が出来ると嬉しい」
美奈子「可奈ちゃんにもいつかわかるよ」
可奈「好きな人か〜…私にもそんな素敵な人、見つけられるかな?」
美奈子「ふふ、可奈ちゃんが見つけるか、見つけられるか、楽しみにしてるね?」
可奈「はい!可奈の素敵な人、絶対美奈子さんに紹介しますね!」
美奈子「うん!」
323 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/01(金) 00:31:18.06 ID:moVzqqF1o
可奈「ところで美奈子さん」
美奈子「どうしたの?」
可奈「美奈子さんは周防先輩のこと、名前で呼ばないの?」
美奈子「え?」
可奈「周防先輩は美奈子さんのこと美奈子って呼んでたし、美奈子さんは呼ばないのかなー?って」
美奈子「…やっぱり、名前で呼んだ方が良いのかな?」
可奈「私はどっちが良いかは分かんないけど、美奈子さんはどうしたいの?」
324 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/01(金) 01:12:53.10 ID:moVzqqF1o
美奈子「私は…うん、やっぱり名前で呼びたい…かな」
可奈「じゃあじゃあ名前で呼びましょう!」
美奈子「…うん、そうだね!名前で呼んでみる!」
周防くん…ううん、ぷ、Pくん
…よし、心の中なら呼べる
後は現実でも呼べるようにしなくちゃ
…明日、誘ってみようかな?
325 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/01(金) 01:13:36.45 ID:moVzqqF1o
一旦ここまで
326 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/08(金) 00:40:21.84 ID:YHmTOYs/o
翌日
P「で?」
冬馬『だからよ、昨日の夜765学園ですげえことがあったらしくてよ』
冬馬『お前どうせ暇してるだろ?せっかくだから見に行ってみようぜ』
P「勝手に決め付けるなよ…つーかどこ情報だよそれ」
冬馬『ネットの学園掲示板だ』
P「あんなとこガセネタの宝庫じゃねえか」
冬馬『確かにそうかもしれねえがこの情報を乗せたのは「学園の手品師(将来性大)」さんだからな、信頼出来る』
P「長い名前だな…っとすまん電話だ」
冬馬『またかよ』
P「…」
電話をかけてきた相手の名前がディスプレイに表示される
その名前を見て、俺は自分の頬が緩むのが分かった
327 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/08(金) 00:46:27.63 ID:YHmTOYs/o
P「もしもし」
『もしもし、周防くんですか?』
P「ああ、俺だよ美奈子」
美奈子『おはようございます、周防くん』
P「ああ、おはよう美奈子」
美奈子『…えへへ… 』
P「はは…」
朝の挨拶をしただけなのに、それだけで心が温かくなって幸せな気分になる
P「何かあった?」
昨日の今日なので念の為確認する
美奈子『あ、体調は大丈夫です、後遺症とかもありません』
P「なら良かった」
328 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/08(金) 00:53:46.13 ID:YHmTOYs/o
美奈子『…あの、周防くん』
P「ん?」
美奈子『今日って何か予定があったりしますか?』
P「…それって」
美奈子『もし、予定が無いなら…その』
美奈子『私とお出かけしませんか?』
P「喜んで」
美奈子からのデートのお誘い、断る理由など無い
美奈子『ありがとうございます!待ち合わせはどうしましょうか?』
P「何処に行くかにもよるけど…俺が美奈子の家まで行くよ」
美奈子『わかりました!準備して待ってますね!』
美奈子との通話が切れる
俺はその後少しの間、ディスプレイを眺めていたのだった
329 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/08(金) 00:57:19.88 ID:YHmTOYs/o
P「というわけで予定が出来たから無理な」
冬馬『いや、説明放棄すんなよ』
P「出かける用事が出来た、悪いが他を当たってくれ」
冬馬『しゃあねえな…翔太と北斗でも誘うとするか…』
冬馬との通話を切り、俺はクローゼットをあける
P「…よし」
気合いを入れて準備しないとな
330 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/08(金) 00:58:14.90 ID:YHmTOYs/o
一旦ここまで
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/08(金) 14:33:15.52 ID:KM/dJSRdO
美奈子積極的だな破壊力高い
かわいすぎるわ
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/09(土) 21:01:23.30 ID:U7C88bSgo
エミリー
とあることがきっかけで周防さまと呼び、懐くようになった後輩の外国人と女の子
何故か英語や横文字を使わずに面妖な日本語訳で喋る
茶道部に所属しているが、中々正座が出来ず困っている
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/09(土) 21:01:57.76 ID:U7C88bSgo
誤爆
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/09(土) 21:46:51.66 ID:DsUIfJDVO
エミリー編があると思ってよかですか?
335 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/10(日) 00:12:53.05 ID:IFtnyKdao
エミリーは一応構想だけはある程度
書くかどうかは未定
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/10(日) 02:01:46.26 ID:TU5etuVDO
エミリー編期待
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/09/10(日) 12:57:48.24 ID:RUCVBc/D0
今進行中の√っていくつある?
338 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/10(日) 14:45:56.22 ID:IFtnyKdao
√SSL
√C(前スレ完了、後半予定)
この二つ
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/09/10(日) 17:23:55.79 ID:RUCVBc/D0
ありがとうございます!
340 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/11(月) 00:47:27.49 ID:oCrQdw2mo
美奈子の家に到着した俺は、チャイムを鳴らす
するとすぐに返事があった
美奈子『はい佐竹です』
P「周防です」
美奈子『周防くん!すぐ行きますね!』
その言葉通り、美奈子は1分もしないうちに外に出て来た
美奈子「周防くん、お待たせしました」
P「いや、待ってないから大丈夫」
P「じゃあ行こうか」
美奈子「はい!あ、周防くん…手、繋いでも良いですか…?」
P「…うん、もちろん」
341 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/11(月) 00:59:19.26 ID:oCrQdw2mo
美奈子の手を握る
…柔らかくて温かな手だ
美奈子「えへへ…」
P「うん」
手を繋ぐだけですごく恥ずかしくなる
この先に進んだら恥ずかしさで死ぬんじゃなかろうか
美奈子「どこに行きますか?」
P「そうだな…これといったところは無いからゆっくり見て回ろうか?」
美奈子「あ、それなら街より商店街の方に行きませんか?」
P「良いね、そうしようか」
342 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/11(月) 01:15:11.52 ID:oCrQdw2mo
商店街に行くと美奈子が沢山の人に声をかけられた
どうやら商店街の人気者らしい
美奈子「もう!気が早いですよ!」
八百屋のおじさんにまるで夫婦のようだとからかわれた美奈子は顔を赤くしながらも満更でも無さそうだ
嬉しくなるな
美奈子「ほ、ほら周防くん、行きましょう」
美奈子に手を引かれて歩き出す
八百屋のおじさんは微笑ましいものを見るような表情で手を振っていた
343 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/11(月) 01:15:51.51 ID:oCrQdw2mo
一旦ここまで
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/11(月) 06:55:32.24 ID:eNdYDaw/o
うみみとはまた違った方向での正統派だわ
345 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/12(火) 00:07:08.49 ID:NPuAmDkQo
P「美奈子、結構人気者なんだな」
美奈子「商店街のみんな、よくうちに食べに来てくれるんです」
美奈子「私、こう見えても佐竹飯店の美少女看板娘ですから!…なーんて」
P「ああ…俺はそんな人気者の美少女看板娘を彼女に出来て凄く幸せだよ」
美奈子「ちょ、じょ、冗談で言ったのに恥ずかしいですよ」
P「嘘は言ってないから良いじゃないか」
P「美奈子は佐竹飯店の看板娘だし美少女だ、これに異を唱える奴なんかいないって」
美奈子「う、うう…恥ずかしい…」
美奈子が赤くなった顔を隠す
そんな仕草もまた可愛いかった
346 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/12(火) 00:33:41.44 ID:NPuAmDkQo
その後、商店街で色々と買い物をする
といってもショッピングデートのようなお洒落なものではなく、主に食材などを見て回った
美奈子「ふむふむ、今日の野菜は中々…」
P「美奈子、次どうする?」
美奈子「そうですね…そろそろお昼時ですし、お昼ご飯にしましょうか」
P「了解」
美奈子「周防くん、何か食べたいものとかはありませんか?」
P「そうだな…それなら」
色々と浮かんでくるが…
P「…うん、美奈子が作った料理が食べたいかな」
347 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/12(火) 00:40:19.43 ID:NPuAmDkQo
美奈子「私の?」
P「ああ、美奈子の料理が食べたい」
美奈子「わっほーい!わっかりました!それなら腕によりをかけて作りますね!」
P「ああ、楽しみにしてる」
美奈子「じゃあ私の家に行きましょう!」
美奈子と手を繋ぎ、佐竹飯店に向かう
美奈子の料理…美味しいのは知っている
けど
関係の変わった今なら
きっともっと美味しいと思う
そんな想像をすると、腹が減るのを感じた
348 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/12(火) 00:52:24.56 ID:NPuAmDkQo
美奈子「どうぞ」
P「お邪魔します」
何度も通った美奈子の家
しかし今の関係になってからは初めて来る
…なんだか緊張するな
美奈子「準備しますから周防くんは寛いでいてくださいね」
P「手伝いは要らない?」
美奈子「お気持ちは嬉しいんですけど、私が一人で作りたいんです」
P「…わかった、待ってる」
美奈子「はい!期待しててくださいね!」
349 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/12(火) 01:03:01.63 ID:NPuAmDkQo
すぐに軽やかに包丁が具材を刻む心地良い音が聞こえてくる
俺の期待値は既に最上限だ
どんな料理が出て来るだろう
そんなことを考えていると
P「あ、これ」
初めて美奈子の家に来たときにも見た写真が目に入った
…小さい頃の美奈子も可愛らしいな
…俺や海美が小さい頃はどうだったかな
俺の小さい頃は…あれ?
小さい頃のことが思い出せない
350 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/12(火) 01:09:36.28 ID:NPuAmDkQo
…まあ良いか
忘れるくらいだし大したことないだろう
それよりも美奈子の料理だ
台所からは良い匂いがし始め、空腹を刺激する
…あれ、これ案外キツいんじゃ?
その後、料理が来るまで俺は空腹に耐え続けた
美奈子「お待たせしました!腕によりをかけた愛情たっぷりの特製エビチリです!」
P「おお…!」
目の前の皿には少なく見積もって10人前くらいのエビチリ
思ってたよりは少ないが足りるだろうか?
P「じゃあさっそく!いただきます!」
美奈子「召し上がれ」
エビチリを箸で掴み、口に運ぶ
仄かな酸味と辛みと甘みとエビのぷりっとした食感に思わず笑顔になる
しかしそれ以上に
P「…なんだろう、懐かしい味がする」
351 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/12(火) 01:10:47.34 ID:NPuAmDkQo
一旦ここまで
352 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/12(火) 01:12:38.03 ID:NPuAmDkQo
ついでに宣伝
765学園物語HED √MT 序章
https://t.co/KYhUFYz1es
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/12(火) 11:07:11.19 ID:16VCEIdK0
待ってました
あっちだとまとめて投稿できていいですよね
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 12:01:57.85 ID:BLLGUY31O
765学園周辺地域
商店街
アーケード式のよくある商店街
二階堂精肉店や、近所に佐竹飯店が存在する
公園
比較的大きな公園
夜はカップルが多く訪れる
近所に小さな教会があり、最近はうどんの屋台も出ている
街
ショッピングモールを中心とした繁華街
表は煌びやかな街だが裏道は治安が悪い
高木音楽店や茜ちゃんショップが存在する
住宅街
少しお高い住居の並ぶ地域
周防家、高坂家が存在する
強力な悪霊が存在していた
市民プール
最近出来た娯楽施設
流れるプールやウォータースライダーが人気
茜ちゃんは出禁
ぷっぷか山
少し離れたところにある山
空気が綺麗でキャンプに適しているので人気が高い
生態系が狂っており、淡水生物と海水生物が同時に生息している
強力な悪霊が根付いている
共同墓地
比較的大きな墓地
結構雰囲気があるので夏は肝試しなどで賑わう人気スポット
強力な悪霊が根付いている
お城のような建物
お城のような建物
家や公園ではいちゃつけないカップルがやってくるお城のような建物
値段は安め
スポッヂャ
スポーツをメインとした複合娯楽施設
雨の日などは普段より賑わう
ゲームセンターもあり、ランキング1位はVivid_rabbitという人物が独占している
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 12:50:38.39 ID:vti68J3BO
どんだけ悪霊いるんだww
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 12:54:48.78 ID:WOlwx48RO
”目の前の皿には少なく見積もって10人前くらいのエビチリ ”
”思ってたよりは少ないが足りるだろうか?”
順調に調教されてますねぇ、コレは
357 :
◆p7PT31uvn8zf
[sage]:2017/09/13(水) 18:40:39.21 ID:0YHF4+u+O
>>355
√RRRで羅刹を連れて逝こうとしたのは麗花さんじゃなくてぷっぷかさんの方だからね
ちなみにぷっぷかさん全7人を回収すると願いを1つぷっぷか的解釈をして叶えてくれるよ
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 19:59:28.37 ID:/wI+tCHX0
痩せたいとか願ったら肉を直接削いできそう
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/13(水) 20:12:09.40 ID:T1Vh3uCtO
あと4人?のぷっぷかさんはいづこに・・・
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/09/15(金) 09:11:21.27 ID:tZ7sVD/S0
ぷっぷかさん冬木の聖杯説
361 :
◆p7PT31uvn8zf
[saga]:2017/09/18(月) 00:45:36.25 ID:ShUDEARVo
昔何処かで食べた味に、より近い味
一体、一体どこで食べた?
美奈子「実はそれ、私が小さい頃にしていた味付けなんです」
P「小さい頃に?」
美奈子「はい!」
P「…」
もう一口食べて目を瞑る
すると少し頭が痛んだ
そして頭痛と共に、脳裏に浮かぶ光景
小さな女の子が二人と、同じくらいの男の子が料理を…
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