千歌「念能力…」

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126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 20:08:36.06 ID:bqqB7Wt50
希「構わんよ♪」

聖良「えっ本当に?。い、いいんですか?!」

希「うん、暇やしね」

希(もともと英玲奈とはそういう約束やったし)

千歌「!?。そ、それなら…!」

千歌「私たちもお願い…できませんか?」

希「ふふ、もちろんいいよ」にこ

みんな「…!!」パァァ

千歌「や…やったーーー!」

ーーー
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 20:33:52.40 ID:bqqB7Wt50
希「で何見てあげたらいいの?ダンスとか?もういい歳やからなあウチも。体も動かなくなってきたし、センスも時代遅れとか言われちゃうんじゃないかなあ今の子たちからしたら。だいたいウチ、人に教えるってキャラじゃないんよ」あはは

ルビィ「そんなことないですよ!μ’sは未だにすべてのアイドルの憧れの的なんです!」

理亞「…A-RIZEもね」ぼそ

ルビィ「?」


聖良「私たちが見て欲しいのは…念です」

希「念…ね」

希(まぁそうだろうね)

曜「わ、私たちも、念について教えて欲しいです!」

希「うん、いいよ」

理亞「いいんですか…!」

千歌「本当に…!?」

希「うん」


曜(これで…やっと私たちも前に進める…!)グッ
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 20:40:02.70 ID:bqqB7Wt50
聖良「でも…いいんですか?特定のスクールアイドルに、念という機密情報を教えて」

希「ふふ、頼んできたのは君たちでしょ。正直なところあんまり介入したくはないんよ?質問を質問で返すようだけど、ウチが断ったら君たちは引き下がってた?まあとりあえず1つ目の質問について。今日ここで出会ったのが別のスクールアイドルだったとしてもウチはちゃんと教えてあげます。」


聖良「はい。…もちろん引き下がりません」

千歌「私たちもです…!」


希(ふふ…)
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/14(日) 20:47:18.81 ID:bqqB7Wt50

希「そもそも念は教えた知識がそのまま実力になるって世界じゃないからね。できない人は何をしてあげてもできないし、出来る人は放っておいてもできるようになる。全部君たち次第ってことやな。そういう意味じゃ結局ウチはあなた達に対して何もしてあげられない。だからウチは何もしてないってことにならんかな。あはは、これはちょっと暴論やね。まあこれが2つ目の質問の答えや」


聖良「…ありがとうございます。希さんがそれでいいのなら、私たちはただこの機会を最大限活かぜるように努力するだけです」

千歌「希さん、お願いします」

希(スクールアイドル…やっぱりええな)


希「じゃあ始めようか」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/15(月) 00:49:06.99 ID:fxonhZRK0
面白い
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/16(火) 23:00:22.93 ID:cnkSmPtw0
希「じゃあ…始めようか」

千歌(…ごくり)

全員が緊張に包まれる
ようやく始まるんだ、私たちの物語が


希「うーん、…といっても1度に2グループは見てあげられんなあ。」

千歌(ガクッ)


理亞「じゃ、じゃあまずは私たちを見てください!!」

善子「あっズルいわよ!」

希「そうやね。まずは先にお願いしてきたセイントスノーから始めようか。aquosの皆は悪いけど、3時間たったらここに来て」


みんな『は、はーい…』がっくし
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/16(火) 23:02:25.93 ID:cnkSmPtw0
ーーーーーーーー
ーーー

ジョギング中

タッタッタッタッ…


ルビィ「ほんと夢みたいな1日だよ」

花丸「μ'sにA-RIZE…」

千歌「ホンモノは全然違うね」

曜「だね」


…。


梨子「…ついに始まるのね」

曜「怖気づいちゃった?」にやにや

梨子「ふふ…いいえ、待ち遠しかったよ」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/16(火) 23:04:21.97 ID:cnkSmPtw0
千歌「…正攻法から外れるね、あとは希さんがOKしてくれるかどうか」

花丸「念による攻撃を生身で受けることですね?」

曜「意地でもやってもらうしかないよ、それしか方法がない。だからこれが最後の確認、気を抜かないでやろう。セイントスノーが言った通りオーラが扱えないようじゃいくら時間があっても足りないんだ。もう希さんにやってもらうしかない」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/16(火) 23:08:58.39 ID:cnkSmPtw0
ーーーーーーーーー

3時間後


善子(はぁ〜、今までこれほど長い3時間を過ごした事なかったわ…)

聖良・理亞「…ぜえ…ぜえ…」

花丸(相当絞られたみたいだね…)

ーーーー
ーー

希「本気?」

曜「はい」

希「特訓見てやるのはOKしたけどなあ…。神社やでここ。勘弁してほしいなあ、神様の前で外の道を使うなんて」

千歌「じゃあ場所変えましょうか?」

希「…っぷ、あはは。そういう問題じゃないよ、神社云々は冗談や。知ってるでしょ、適正ないと最悪死ぬんや。嫌だなあ千歌ちゃん」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/16(火) 23:16:04.21 ID:cnkSmPtw0
曜「心配はいりません…、ここに来るまでに特訓は積みました。適性は…あるかと思います」

希(そのようやね)


希「はぁ、相当切羽詰まってるみたいやね。でも覚えておいて、これは本当に最後の手段ってことを」

みんな『はい…!!』


希「じゃあ皆、そこ並んで」


希「や っ て あ げ る か ら」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/16(火) 23:35:53.85 ID:cnkSmPtw0
ゾゾゾゾ…!!

念が使えなくても痛い程感じる
希さんのオーラを…!


ーー鞠莉の言葉が思い出される

鞠莉『確かにスクールアイドルの技術レベルは当時と比べも飲みならない程進化した。でも未だに彼女たちは夢見る少女を惹き続けている…。一体どれほどの念能力者だったのかしら…♪』うふふ


千歌(…あ)ゾクゾク

…すごく、惹き込まれる
『全身から鳥肌が立つような感覚』


千歌(果南ちゃんに念能力を見せてもらった時にも感じた…。でもこれは、あの時以上の…!!)
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/16(火) 23:48:50.10 ID:cnkSmPtw0
希「じゃあ、いくで」

みんな『は、はい…!』


ドンッ




…と希に背を押されたその直後


希「成功やね、みんな♡」

千歌たちの体が、オーラに包まれた
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 00:16:08.62 ID:yslTatF40
ーーー
ーー

千歌「うわっ…うわっ…」

ゴオォォォ…!

梨子「何これ、凄い…!」


希「ふふ、おめでとう。それが君たちのオーラです」

曜「こ、これが…!」

花丸「私たちの、オーラ…!」

希「そ、たった今全身の精孔は開かた。もうオーラ視えてるでしょ?、目の精孔も開いたからね」


善子「ついに、やったんだ…私たち…」

ルビィ「やったね、善子ちゃん!!」

善子「ええ…!」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/17(水) 00:20:32.63 ID:7BTU8x8C0
意外とあっさりだな
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 00:21:13.17 ID:yslTatF40
千歌「希さんのおかげです…!ありがとうございます!!」

希「大したことはしてないよ、ウチのしたことはあくまで1つの要因であって原因じゃない」

千歌「?」


希「ウチが残った最後のスイッチ押したってだけや。ほかはもう全部押されてる状態だったから、直列つなぎみたいな話。実はもうほとんど開きかかってたしな」

千歌「そうなんですか…?!」

希「うん」
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 00:23:46.09 ID:yslTatF40
希(それはもちろんこの子ら自身の努力の賜物なんだろうけど、こっちに来る前からオーラを浴びせられてきたような節がある。攻撃にならない程のを意図的に…。ふふ、まったくどこの誰なんやろな♪)


ーーー
ーー

3年生『はっくしょんッ!』

ダイヤ「嫌ですわ…夏風邪でしょうか」

果南「まさか、勘弁してよ」

鞠莉「うふふ、噂されてるのよ♡、人気者は困っちゃうわね」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 23:04:24.48 ID:yslTatF40
シュゥゥゥ…

千歌「すごい、どんどんあふれてくるよ…!」

希「あはは、お喜びのところ悪いけどそれ、早くなんとかしないと明日以降動けなくなるよ」

みんな「へ?」

希「オーラって生命Eのことやからな?現在進行形で君たちの体からは生気が抜けて行ってるんやで」にやにや

曜「ど、どうすればいいんですか?!」

希「自然に開けた場合は勝手に出来るんだけどね。道外したら碌なことないってことやな。まず体をラクにして。そしたらオーラを体に纏うようにイメージするんや、できるかな」


希(まあ、最悪1日2日はおねんねやな)
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 23:10:53.92 ID:yslTatF40
曜「こう…かな?」ズズ…

希(お?、この子は筋がいいね…ってあれ?)

善子(う〜ん)ズズ…

梨子(こんな、感じ…?)ズズズ…

シュ‥ゥ…ゥ…

…ピタッ

希(ふふ、見くびってたつもりは決してないけど…)
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 23:17:06.99 ID:yslTatF40
善子「止まった―!」

梨子「…ふぅ、よかった」

曜「やったね…ってあれ」


シュゥゥゥ…

千歌「え〜、3人とももう止まったのお!」

曜「あはは、いえーい」

希「ほーら集中集中、そしてリラックス」

善子「うふふ♪、イメージするのよ、オーラの動きをね」ドヤッ


花丸(善子ちゃんはよく妄想してるからイメージとか得意なんだろうね)
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 23:21:55.06 ID:yslTatF40
花丸(うーん、こうかな…)ズズズ

ルビィ(うぅ…)ズズズ

千歌(…イメージ、イメージ)ズズズ←素直

ーーー
ーー

ピタッ

千歌「はぁ〜、やっととまったぁ」へたり

ルビィ「つ、疲れた」


希「みんなお疲れさん♪」

希(…なかなかやるやん♡)
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 23:32:54.19 ID:yslTatF40
千歌「曜ちゃんたちと比べて結構時間かかっちゃったな…」

希(いやいや、上出来だよ)

希「落ち着いたところで見てみ、自分たちの体を」

千歌「…オーラを『纏』っているみたい。まるで服でも着てるみたいに」


希「これが『纏』、オーラにおける基本技術の1つや。オーラを纏うことで体が普通よりも丈夫になるね、オーラの拡散を防いぐから老化をおさえるとも言われてるな」

千歌(…!。確か聖良さんそんな事言ってたな、東京スクールアイドルワールドのステージの時既に覚えてたとかなんとか)
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 23:42:01.31 ID:yslTatF40
希「この他に、『練』『絶』『発』と呼ばれるものがあるんだけど、今みんなにやってもらってる『纏』と合わせて『四大行』なんて呼ばれているな。」

曜「それぞれどういったものなんですか?」


希「まあ簡単に説明していくと『練』は、精孔を拡げて通常以上のオーラを生み出すよう技術やね。『絶』はその逆、精孔を閉じて完全にオーラを閉ざす。疲労回復に有効やね。」

梨子「それ凄くいいですね!」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/17(水) 23:51:32.31 ID:yslTatF40
花丸「それで『発』は…?」


希「『発』は四大行の集大成や。オーラを自在に操って、『系統』に乗っ取った個別能力を使う技術。君たちスクールアイドルがおそらく目指してるところなんじゃないかな」


ーーー

鞠莉『人を惹き付けるというオーラを念能力にまで昇華させる程のつかいてになれば取り合えず勝負の舞台には立てるわね♪』

ーーー

千歌「はい…!」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 00:28:51.83 ID:Psl+Kp230
希「系統の話はまあ後に譲るとして…。今後の修行の予定は『纏』の修行と並行しつつ『練』と『絶』を習得することやろうね。はじめは『練』かな」

みんな「はい!」

希「いい返事やね。それじゃあまだ時間もあるし『纏』をもっとスムーズに行えるように練習しようか」

みんな「はい!!」

希「ふふ」

ーーーーーーーーーーー
ーーーー
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 00:33:28.34 ID:Psl+Kp230
希(…ここに来るまでそうとう努力してきたんやろな)

「念」は「燃」
すなわち意志の強さ


―――全員が1つの目標に向かって「点」になり、

千歌『私たちは絶対にラブライブに行く!、アクアーーー!』

みんな『サンシャイン!!!』



ーーー「舌」で想いを口にする

千歌『私悔しいんだよ…!』ぽろぽろ

ルビィ『私はただスクールアイドルが大好きなの…!』

梨子『もう嘘がつけなくなっちゃったの…。スクールアイドルをやりたい気持ちに…!』
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 00:38:09.73 ID:Psl+Kp230
ーーーともに「練」習を重ねることで意志を高め

曜『確かに出てるよ、修行の成果!!』

善子『やったわね!』



ーーーそして「発」で行動に移す、と。




希(まぁ、これは詭弁だけどな)あはは


希(案外早く進むかもな、修行)


希「…そろそろ時間やな、みんなあがろうか」

ーーーー
ーー
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 00:53:53.78 ID:Psl+Kp230
ここまでで
連休中に完結させるとかいっておいてアレですがまだ終わりそうにない。。。
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 01:12:12.22 ID:5tccFaLA0
おつ
次の連休ぐらいまでゆっくり書いてくれてもいいよ
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 22:42:30.18 ID:LbX3qozkO
T樫先生よりは早いから問題ないんやで
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 23:53:29.85 ID:obsPcQd40
希「ウチも毎日来れるわけじゃないけど、しばらくは顔出すよ。君たちもまだ自分たちじゃ何したらいいか分からないでしょ」

ルビィ「あ、ありがとうございます!」

希「うん。帰ったら今日の復習ちゃんとしておくんだよ、いいね?」

花丸「はい…!」

希「よし、じゃあ今日のところはここまで。お疲れさん♪」


みんな『ありがとーございました!』
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 23:54:23.38 ID:obsPcQd40
ーー帰り道


千歌「ここまで来るのに大分時間掛かっちゃったけど、やっとオーラまでたどり着いたね。長かったー」

曜「これで『壁』を超えたことになるのかな」ズ…

梨子「どうかな?でも希さんのおかげだよ、ほんと助かった」

ルビィ「やっぱ素敵だったなあ…」

善子「『結局は君たち次第』って希さんも言ってたでしょ?。実力よ、これが私たちの!今日くらいは調子に乗らせてもらってもいいでしょ♪」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/21(日) 23:55:10.37 ID:obsPcQd40
花丸「善子ちゃんはいつでも調子いいでしょ」

善子「なっ、私は皆を盛り上げようと思って言ってるの…!。それにヨハネって呼びなさいよずら丸!!」

梨子「あはは、でもそうかも。慢心はいけないけど、自信持つことも大切だよね」

千歌「そうだね。よーし、ここまでみんなお疲れ様!そうだよ、ここまでこれたのは今までの頑張りがあってこそだよ!今日はーーー」

聖良「お疲れ様です、aquoursの皆さん」


千歌「…あ、お疲れ様です」

ーーーー
ーー
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 00:04:10.92 ID:OulpuYn40
聖良「」ジ…


聖良「…ふふ、あなた達もオーラが使えるようになったみたいですね」

千歌「は、はい」

聖良「よかったですね。これで晴れて真のスクールアイドルの一員ですよ、おめでとうございます」

千歌「あ、ありがとうございます!」

聖良「でも『調子に乗らないこと』です」

千歌(…×)

聖良「オーラを扱えるスクールアイドルなんてごまんといるんですから」ズズズ…


曜(あはは…、こんなこと言うためにわざわざ待っててくれたのか)
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/22(月) 00:07:43.94 ID:OulpuYn40
曜(…でもオーラが見える今だからこそいえる。彼女たちのオーラ、大きさも練度も私たちの数段上だ。それでいてあのステージで9位だったなんて…)


理亞「私たちは今日希さんに『発』を見てもらいました。もっとも地元にいるときから修行は始めていましたから、あとはもう自分達に合った能力を開発して磨き上げている段階です」

みんな「…!」

梨子(『発』って確か念能力の集大成だよね…、セイントスノーはもうそんなところまで…!)
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 00:09:16.49 ID:OulpuYn40
聖良「明日の修行はあなた達に譲りますよ。明日は今日教えてもらったことを自分たちで確かめたいんでね。今後はお互い見てもらう日をずらしましょう。そうした方がお互い効率がいいと思うんです」

千歌「は、はあ…、ありがとうございます」

聖良「同じ希さんの弟子どうし仲良くしましょう、aqoursの皆さん。それでは、お疲れさまでした」

理亞「…」ペコ



曜(あはは…。どう見ても仲良くしようとする人たちのする目じゃないよね、アレ…)

ーーー
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 00:58:14.05 ID:OulpuYn40
別荘

善子「あー疲れた」ぼす

花丸「お腹すいたずら…」ぐぅぅぅ

曜「うーん、私はお風呂入りたいな」

千歌「そういえば何も決めってなかったね、そういうこと」

梨子「一日バタバタしっぱなしだったからね。当番とかちゃんと決めといたたほうがいいかも」

曜「そうだね。取り合えず現状食事係とお風呂係が必要だね。食事係は2人で大丈夫かな、お風呂係は…」

善子「お風呂、かなり広かったわよ」

曜「ありがとう隊長、じゃあお風呂係りも2人にしとこうか。後で足りないようなら増やせばいいしね。担当の組み合わせも毎回変えるとおもしろいかも♪、みんなどうかな?」

ルビィ「いいとおもいまーす♪」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/22(月) 01:02:24.12 ID:jSe5LGY30
敵視していても礼儀正しくて可愛い
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 19:02:53.53 ID:OulpuYn40
千歌「よし、それじゃあ洗濯は…」

善子「ランドリーがあったわ。乾燥機付きでね」

梨子「あはは、凄いね。それなら交代で使おっか」

花丸「…炊事、洗濯ときたら後は掃除ですね」

曜「うーん、掃除は週末にみんなでまとめてでいいんじゃないかな。日中は外出てるんだしそんな散らからないと思うけど…」
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 20:39:30.78 ID:OulpuYn40
善子「でもここ使わせてもらえる条件が綺麗に使うことでしょ?。週末に大掛かりな掃除するのは賛成だけど、やっぱり毎日掃除するべきだと思うわ」

曜「そうだね、それじゃあ掃除係もつくろっか、これも2人で。2、2、2でうまいこと分かれたね、いいんじゃないかな♪」

ぐぅ〜〜

花丸「す、すいません。お腹ペコペコでもう限界ずら…」

千歌「あー大変!、そうと決まったら早く決めちゃおっか。グーチョキパーで分けられるね」

曜「よーしじゃあいくよ」

みんな『グーチョキパーでわかれましょ!』

ーーーーーー
ーーー
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 21:43:22.10 ID:OulpuYn40
千歌「あ〜おいしかったねぇ」

花丸「ごちそうさまです、梨子さん、ルビィちゃん♪」

梨子「ふふ、気に入って貰えてよかったよ」

千歌「すごいね、あんな短時間で手際よく作れちゃうなんて。しかもおいしいし!」

ルビィ「私は何も…、梨子さんがいろいろ教えてくれたから」

梨子「違うよ、ルビィちゃんが手伝ってくれたからだよ。飲み込み早いから、すごい助かっちゃった」

ルビィ「えへへ…。もっといろいろ教えて欲しいな…♡」
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 21:44:45.48 ID:OulpuYn40
千歌「梨子ちゃんは料理が趣味なんだっけ、私料理イマイチなんだよね。旅館の手伝いはするけど厨房には入れてもらったことないし。梨子ちゃんがずっと料理担当でいいんじゃないかなあ、もう」

曜「ダメだよそれじゃあ梨子ちゃんも大変でしょ」ジャー

千歌「だよね〜。梨子ちゃん私にも教えて〜」

梨子「私は毎日でも構わないけどね、いいよ教えてあげる」

善子「ルビィ、シャワー開いたわよ」

ルビィ「うん、分かった♪」ジャバッ

善子「ヨハネよ、まったく気をつけてよね…って」


善子「なんで6人全員でお風呂入ってるのよ!!」
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 22:03:21.88 ID:OulpuYn40
千歌「へ?」

善子「何で当たり前のように会話してるの!、なんで誰一人ツッコまないの!。梨子さんなんていの一番に拒否しそうなのに…!」

梨子「あはは…、今日一日いろいろあったからいちいち反応するのも疲れちゃった☆」

善子「なっ?!」

曜「善子は元気だね」ワシャワシャ

善子「ヨハネッ!気を付けて下さいッ」

曜「ごめんね〜」ザバー

千歌「だって1年生は先輩の私たちをたてようとしてくれて、私たちはここまでついてきてくれた1年生の皆にちょっとでも先に休んでもらいたくてお互い先を譲り合ってなかなか順番決まらなかったんじゃん」

善子「でもだからって全員で入ることないでしょ?!いくら広いとはいえキツキツじゃない!!」
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 22:39:43.86 ID:OulpuYn40
千歌「一人ずつだったら最後に入った人が出るの2時間後になっちゃうんだよ?それに善子ちゃんは2人ずつ入るのも嫌なんでしょ?」

善子「当り前よ、さすがにこのお風呂でマンツーマンはハードル高すぎるでしょ!余計に恥ずかしいわよ!!」

千歌「ほらね。なら3人づつ入るとか中途半端なことするくらいなら全員で入った方がいいでしょ。時間の節約にもなるし。ほら、いつまでそこに立ってるの?こっちにおいでよ、湯冷めしちゃうよ」

善子(…そうなのかな)ざぶっ

曜「はー生き返った、やっぱご飯より先にお風呂がいいな。ねぇ今日は段取り悪くてこういう順番になっちゃったけど明日からお風呂先にしない?」キュッ

梨子「賛成〜」

善子(私が…間違っているの…??)

ルビィ「〜〜なんて言うんですよ?」

千歌「あはは、なにそれおかしい〜」

善子(私が…)


善子「間違っていたようね…!」フッ…
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/22(月) 22:43:22.01 ID:OulpuYn40
ーー後に判明するが

この風呂の想定収容人数わずか2人…ッ!


善子(なにを悩んでいたのかしら…、ああー凄いスッキリした。完全に目が覚めた、…いや解放されたって感じかな)

疲労は確実に彼女たちに蓄積していた


夏休み1日目、終了

…残り39日

ーーーーーー
ーーー
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/22(月) 23:56:11.61 ID:BB3A/Ruo0
ゾルディック家がいますね
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/23(火) 19:14:13.72 ID:bzoUhy3L0
夏休み2日目、午前中


希「おはよ、みんなやっとるね」

千歌「あっ希さん、おはようございます!!」

希(あはは、早朝からずっとやっとるな)

希「じゃ、はじめよっか」



ーーーー
ーー
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/23(火) 19:29:26.19 ID:bzoUhy3L0
スゥゥ…

ーーーーピタッ



希(うん、いい『纏』やな。オーラの動きも静かでいて力強さも感じる)

曜「どうですか…?」

希「いい感じやね。もちろん2日目にしてはって意味だけど」

希(『点』は完璧ってとこかな)くすっ

千歌「やった…!」ブワワ…

希「ほら、集中切らしたらダメよ」

千歌「は、はい…!」

ーーー
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/23(火) 19:44:12.34 ID:bzoUhy3L0
希「うん、そこまで。良くなってきてるよ、ひとまず先に進んでみよっか。もっともより高度に使いこなす努力は怠っちゃダメやで」

花丸「はい!」


希「昨日あの後セイントスノーに会った?」

梨子「はい」

希「…どう思った?」

曜「…オーラの量も練度も私たちの比じゃありませんでした」

希「あの子達もいい『燃』を持ってるからね、まあ今はしかたないな。今は、ね。オーラはその時の状態や生まれつきの才能に左右される部分があるけど、総量は修行によって増やしていくことができるんや」

花丸「それが『練』ですね」
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/23(火) 19:52:45.07 ID:bzoUhy3L0
希「うん。念能力を使った戦闘じゃオーラの総量がかなりモノいうからね。総量で扱える能力も戦術も変わってくるし。もちろん経験やその時の体調も大切な要素だけどね。『練』が念において大きなウエイト占めてることが分かったかな」

ルビィ「はい…」ごくり

希「まあじっくりとやっていけばいいよ。…ていうか君らが誰かと闘う前提で話しててごめんね。戦闘が一番手っ取り早く念の妙を覚えられるから、非戦闘向けに能力を開発しようとする人も修行に取り入れることが多いんや」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/23(火) 19:55:36.46 ID:bzoUhy3L0
曜(あ、そうだった。希さんには私たちと3年生のこと話してなかったな)

希「オーラってのは生命の根幹のエネルギーやからな。だから大目標の生存に直結する単純な『強さ』が求められる戦闘の場こそ、早くオーラを成長させるって訳や」にやり

千歌(…ん?)


希「あはは、話が横道行っちゃったね。じゃあお手本見せてあげるよ。」

千歌「お、お願いします!」


ーーーーーー
ーーー
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/23(火) 20:07:17.18 ID:bzoUhy3L0
夕方

…。

千歌「むむ…む…」


千歌「むずかしい〜!」どさ

希「あはは。そんなすぐはできんよ、2週間は見ておいた方がいいかもね」

善子「に、2週間…!」

希「あくまで目安だよ。これよりもっと掛かるか、あるいは掛からないか…ぜんぶ『君たち次第』や」うふふ

千歌「あの…コツとかないんですか?アドバイスとか…」

希「オーラの感覚ってみんな同じじゃないからね。ウチがあんま口出すと余計に混乱するかもしれないよ?」

曜「まさに私たち次第ってことか…」あはは…


希「そ。それじゃあウチは帰るね。あんまり遅くならないようにね、お疲れ様♪」


『お、おつかれさまでーす…』


梨子「じゃあまた初めからやっていこうか…」
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/23(火) 23:30:02.47 ID:bzoUhy3L0
ーーーーーーー
ーーーー
ーー

その夜

鞠莉「ん〜気持ちいい♡」ぱしゃ

…小原鞠莉の1日は風呂で始まり風呂で終わる


鞠莉「…けど一人じゃ寂しわね、2人も誘えばよかった」

ここは都内某所、小原家グループ系列のホテルである
鞠莉もまた、『ある目的』があり東京にいた


鞠莉(コネは上手く使わないとね…♡。あの子達は大丈夫かしら)
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/23(火) 23:35:21.77 ID:bzoUhy3L0
鞠莉「ふぅ…」ちゃぷ

それにしても

鞠莉(みんなはちゃんとやってるかしら…♡)

夏休みの終わりが、今から待ち遠しい


鞠莉「うふふ…♡」

ズズズ…
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/23(火) 23:37:25.12 ID:bzoUhy3L0
鞠莉「うふふふふふ」

ゾゾゾゾゾゾゾゾ…!!!


バシャバシャバシャバシャ


鞠莉「オウオウオウオウ、いっけなーい」


鞠莉「『お湯が溢れ』ちゃった♡」てへ

180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/24(水) 02:07:15.17 ID:pF+iNAz90
戦うのか
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/24(水) 04:05:11.11 ID:ZBYwdDBJO
お湯が溢れたから鞠莉は強化系なのか?
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/05/24(水) 21:36:10.21 ID:f+merqTPo
http://i.imgur.com/dW0pXVq.jpg
自分で絵描いちゃった、テヘ
引かないでね
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/26(金) 03:36:37.19 ID:tsRkAPN10
ーーーーーーー
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夏休み7日目

希による修行開始から、早くも1週間が経とうとしていた


ズズズズ…

理亞「こんな感じです…。あくまでベースなんですが」

希「うん、いいと思うよ。理亞ちゃん自身にも合ってると思うし、単純であるが故に伸びしろが大きい能力だね。今後必要に応じてルールなんかで強化していけるし、『発』そのものが奥義になる強化系の強みやね」

理亞「ありがとうございます…!」



【踊るんだよ(ダンス・ダンス・ダンス)】
強化系能力。バック宙返りなどを軽々とこなすほど身体能力をオーラによってさらに強化。
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/26(金) 03:42:01.78 ID:tsRkAPN10

希「よし、これで2人は四大行の一通りの修行は終えたことになるね」

聖良・理亞『ありがとうございました…!!』

希「ふふ、2人の努力あってこそだよ。これは基本やからね、これからもずっと続けていくこと」

聖良・理亞『はい!!』

希「しばらくは新しいことよりも確認に時間を割こうか」


聖良「…あの」

希「ん?」

聖良「aqoursの皆さんは、今どんな感じですか…?」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/26(金) 03:45:35.32 ID:tsRkAPN10
希「あはは、気になるん?」にやにや

聖良「そ、そういう訳では…!」

希「残念、実はしばらく放っておいてるんよ。成果待ちや」

聖良「そうですか…」

希(めっちゃ気にしてるやん…♡)

希「意外やなあ、そういうの聖良ちゃんは気にしないのかと思ってたわ」からかうような目

聖良「…ただ負けたくないだけですよ、どのスクールアイドルにも。それだけのことです」

希「ふぅん、まいいけど」


希(いいライバル関係になれればええんやけどね)

186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/26(金) 18:50:19.61 ID:tsRkAPN10
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『練』の修行を始めて1週間
1番苦労しているのが、千歌だった


バシュゥゥ…

千歌「だ、だめだ〜」

千歌(私がリーダーなのに…、皆から色々アドバイス貰っちゃったな)あはは…

焦りが募る

千歌(確かにみんなを引っ張っていくキャラじゃないけど…、足手まといだけは絶対に嫌だ)

やっぱりみんなを支えるリーダーでいたい

千歌「何が…いけないんだろう」

『体からオーラをかき集めて『纏』でとどめて一気に解き放つイメージや』

なんて希さんは言ってたけど、…ていうかそれしか言ってなかったけど

千歌「うーん」

千歌(『纏』…)スゥゥゥ…

…ピタッ
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/26(金) 18:57:58.65 ID:tsRkAPN10
千歌(ふぅ…ここまではよし)

千歌(ルビィちゃんは、体にオーラを貯めるイメージ…って言ってたね)


目を閉じる

目を閉じると自然とこれまでのaqoursの活動が思い起こされた

千歌のオーラの源泉は、スクールアイドルに対する憧れからきている
だから、オーラの根源に迫る際にaqoursのことを考えてしまうのは自然の成り行きだった
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/26(金) 19:03:56.48 ID:tsRkAPN10
曜ちゃん、梨子ちゃん、ルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃん…

千歌(みんな、こんな私についてきてくれてる…)

皆をラブライブに連れて行ってあげたい

そしてもちろん私も行きたい


そのためにはまず念を覚えて3年生たちに勝たなくちゃいけない

そうだ、私のオーラはもう

千歌(私一人のモノじゃないんだ…!)

ズズズズズ…


みんながいて、今の私がいる
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/26(金) 19:12:42.46 ID:tsRkAPN10
念は「燃」、心の力

『練』で意識を高めれば、『発』(結果)に至る


千歌「私はラブライブに…」

ズズズズズズズズ…!!

千歌「出たいんだ!!!」


ボッッ!!!



シュゥゥゥゥ…


…。

千歌「そりゃそうだ。世の中そんなに甘くはない」あはは

千歌「…また初めからやろう」


千歌、コツをつかむ


ーー夏休み、残り31日
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 20:01:45.17 ID:YPkITdfSO
講堂の穂乃果…
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/26(金) 22:30:44.92 ID:tsRkAPN10
ーーーーー
ーー

夏休み10日目


希「…うん、梨子ちゃんもいいでしょう♪」

梨子「やったあ!」

希「最後は千歌ちゃんやね」

千歌「…はい」

花丸「大丈夫だよ、千歌ちゃん」

千歌「うん」

…ごくり。

千歌「じゃあ…見ていて下さいね」

証明してやろう、こんな私でも

希「うん」


輝けるんだってことを…!
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/26(金) 22:32:34.73 ID:tsRkAPN10
ズズズ…

『練』!!


ズオォォッ!!


希「…」


希(10日でここまできたか)くすっ
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/26(金) 22:40:55.24 ID:tsRkAPN10
希「…うん、全員合格やね♪」


千歌「やった…」

千歌「やったぁぁぁ!」

ルビィ「やりましたね、千歌さん!」

千歌「うん!みんなのおかげだよー!」ギューッ

ルビィ「い、痛いですよぉ」


希(おもしろいオーラやな。千歌ちゃんのオーラの動きはaqours全員のいい特徴が表れている。みんなからいろいろアドバイス貰ったんやろうね。)

希(皆と一緒に進んでいくリーダー、か。それも素敵やね)うふふ
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/26(金) 22:52:08.28 ID:tsRkAPN10
希「まぁ全然まだぎこちないけどな、もっとスムーズに行えないと実戦じゃ何の役にも立たないよ」

千歌「は、はーい」

希「今日までずっと根詰めてたんでしょ、ちょっと休憩しようか」

千歌「私なら大丈夫ですよ…!」

善子「ねぇ、千歌さん最近鏡見ました?」にやにや

千歌「えっ嘘、ひどい顔してる?!」

ルビィ「あはは」

千歌「か、顔を笑われた…!」

梨子「うふふ、ここはひとまず休憩させてもらおうよ」

希「休むことも大切な要素やからね。休憩のあと『絶』をおしえてあげる♡」

千歌「…はい!」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 00:33:41.02 ID:CMey9cod0
ーーーーー
ーー

夏休み14日目

初日から2週間が経過


希(ふふふ、おもしろいなぁ)

ズズズ…

希(この2人の能力が本当に威力を発揮するのは…)

聖良・理亞「…」ズズズズ!

希(2人合わせて使用したされた時みたいやな)

聖良「…ふぅ」

希「お疲れさん、おとといより凄くよくなってるよ」

理亞「ありがとうございます…!」


希(2人は決してお互いの能力に合わせようとして念能力は開発してない。でも何故かお互いがお互いの欠点を埋めるような能力になっている…。うーん、これが姉妹の愛かね)
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 00:59:19.41 ID:CMey9cod0
希(ま、相当仲良くなくちゃ一緒にスクールアイドルなんかできないか)


prrrrr…

希「おっとごめんよ、2人は水でも飲んできて」


希「ほーい、どした」

希「うん、うん…分かった。じゃあ明日な。」



聖良「aqoursですか?」

希「も〜、盗み聞き?聖良ちゃんのえっち!」

聖良「えっ…ち…、じゃないです!でなんて言ってました?!」

理亞(また姉さまがペースを崩されてる…)

希「『絶』を習得したから見て欲しいだって」

聖良・理亞「…!」
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 04:09:32.10 ID:CMey9cod0
ーーーーーー
ーーー

夏休み15日目、aqours練習日

『絶』…

スッ


・・・。


希「うん、いいでしょう」にこ

ルビィ「やった!」

曜(これで一応は四大行のうちの3つをマスターしたことになる)

残すは『発』
念能力の集大成にして、ラブライブ入賞の最低条件…!!


善子「は、はやく『発』を…!」

希「こら、焦りすぎだよ」こつん
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 04:13:04.10 ID:CMey9cod0
千歌「でも『練』は結構苦戦したけど、『絶』はあまり時間がかからなかったな…?」

希「『練』の時オーラを貯める予備動作で一瞬『絶』に近いことやってるからね。1つ1つの修行に素直に向き合ってきたおかげってこと。全部の修行が繋がってるんや。だから『発』に行く前にいままでの3つをより高度に使えるようにする」

善子「は、はーい」

梨子「でも大分前に進むことができたね」

千歌「うん。このままいけば、勝てるかもしれない…!」


希(勝つ、ね)

ーーーー
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 16:57:20.43 ID:CMey9cod0
聖良「…『絶』って」

希(反応かわいいからついからかいたくなっちゃうんだよなぁ)

理亞「もう…そんなところまで…」

聖良(私たちは…1か月掛ったのに)

希「教え方がいいからだろうね」

聖良「あなたはあくまでただ『見ているだけ』ですよね…?!初めこそ精孔開いてましたが」

希「ウチのおかげじゃないとしたら…あの子たちの実力になるね」にやにや

聖良「!」

希「…なんてね。あの子達のはまだ付け焼刃だよ。ていうか君たちも身をもって分かってるででょ、そんなにホイホイ出来るものじゃないって。ま、君らもそういう意味じゃまだまだなんやけど。修行に終わりはないってことやね、今回の教訓は」

聖良・理亞「…」

希(ありゃ、反応悪いな)

聖良「…ラブライブじゃ、勝てなくちゃ意味がない」ボソ

理亞「希さん…、お願いします。私たちももっと先に進みたいです」

希(…)

200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 17:00:01.16 ID:CMey9cod0

ーーー


希(勝ちにこだわるのは決して悪いことじゃない。でも)

希(今のスクールアイドルはちょっと盲目的になりすぎてるな)


希「千歌ちゃんは…勝ちたいん?」

千歌「え?」

希「ううん、何でもない」


『私たちがまずは精一杯楽しもう、それでお客さんにも目一杯楽しんでもらおう!』


希(この子たちは気付いてくれるかな、穂乃果ちゃん)
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 21:18:48.19 ID:CMey9cod0
ーー夏休み、残り26日


ーーーーーーーー
ーーーー
ーー


都内某所



あんじゅ「あー疲れたぁ、収録伸びすぎでしょ〜。甘いもの食べたい」

にこ「上も力入ってるわね、英玲奈が新曲出すからかしら。まぁ望むところよ、私たちも負けてられないわ」

あんじゅ「…ぷっ」

にこ「何?」

あんじゅ「ツバサみたいなこと言うなって思ってね、まあいいの。次の仕事まで時間あるしそこの喫茶店入りましょ、もうヘトヘトなの」


ーーー

202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 21:35:52.69 ID:CMey9cod0
あんじゅ「にこってまだスクールアイドル追ってるの?」ズズ―

にこ「え、当たり前でしょ。あんじゅは?」

あんじゅ「デビューしてからは忙しくて最近の子たちは見れてないんだよね。まだ変わりなくドーム大会が開かれてるのは知ってるけど」

にこ「なんなら貸すわよー、ビデオ」ズズー

あんじゅ「あはは、ビデオはまた今度貸してもらうよ」

にこ「でも突然ね。どうしたの?」

あんじゅ「英玲奈の親戚の子がスクールアイドルやってるみたいで今こっちに来てるんだって。それ聞いたらなんだか懐かしくなっちゃってさ。聞いてよ、あの英玲奈が『お姉ちゃん』なんて呼ばれてるらしいの!」あはは
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/27(土) 21:55:29.45 ID:CMey9cod0

にこ「あー、aqoursでしょ。聞いてるわよ」

あんじゅ「えー誰に聞いたのー?はっ、もしかしてみんなの中で知らなかったの私だけとか?」


あんじゅ「あー…♡。そっかぁ、真姫ちゃんも一枚絡んでたね、そういえば」にやにや

にこ「べ、別にあの子は関係ないわよ…!」

あんじゅ「それにしても別荘貸出か、気前がいいことで。でも最近みんなで集まる機会も減ったわよね。真姫ちゃんは元気にしてる?大学大変そうよね」

にこ「しーらない」ズズ―


あんじゅ(あらら、スネちゃった)
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 02:09:24.53 ID:aE3iPwX60
おつ
どうでもいいけど今の子も映像データの事をビデオって言うのかな
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 19:42:51.54 ID:3JVTEt7SO
まきちゃん
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/29(月) 22:34:25.20 ID:jzvBoLge0
あんじゅ「うーん、久しぶりにみんなで集まりたいなー。もう2、3年はそういう機会なかったんじゃない?にこはどう思う?」

にこ「いいわね、でも集まるなら今から声かけとかないとなかなか掴まらないわよアイツ等」

あんじゅ「そういう話が出てるってことにこからμ’sのみんなに伝えといて、日取りとかは考えとくから」

にこ「分かった」

〜♪

にこ「電話だ…、こう休憩中を狙ったようにに電話掛けててくるのが…」

pi

にこ「…どうしたの希?」

ーーー

207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/29(月) 22:49:08.33 ID:jzvBoLge0
にこ「…それだけでいいの?…はいはいじゃあまたね」

…pi


あんじゅ「なんだって?」

にこ「…みんなで集まるの大賛成〜♡だって」

あんじゅ「あはは…さすが特質」

にこ「英玲奈もかわいい従妹を希に預けていいのかしらね、私の方が心配なんだけど」

あんじゅ「にこはのんちゃんをなんだと思ってるのよ」


「お待たせしましたー、チョコレートパフェになります」

あんじゅ「わーい♡」

にこ「…あんたそれ何個目よ」

あんじゅ「んーおいしい♡」もぐもぐ

にこ「無視ね」
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/29(月) 22:57:39.28 ID:jzvBoLge0
あんじゅ「でも今のスクールアイドルって聞いた話じゃ良くも悪くも別物に近いんでしょ。教えるにしても大変そう」


にこ「…まぁ電話かけてきた理由本当の理由はそれでしょうね。いろいろ今のスクールアイドルについて表面的な質問ばかりしてきて最後は自分の中で望んだ答えが得られたのか知らないけど、勝手に納得して切られたわ」

あんじゅ「かなりレベルが上がってるのよね?」


にこ「念能力習得がラブライブの裏条件、とまで言われてるからね。楽しもう、とは言ってられないでしょうね今の子たちは。ことごとくふるいにかけられるようになっちゃったんだもの」

あんじゅ「その責任、私たちにないと言えないのが嫌ね」もごもぐ


にこ「そうね、でも結局は『みんなで叶える物語』よ。見ている側もやっている側もそれが一番いいからこういう現状になってるのよね。ラブライブは得票で競われるものだから、もしかしたらお客さんに引っ張られた実力至上主義なのかもしれない。でも現実では参加者団体は年々増えているのよ」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/29(月) 23:12:02.90 ID:jzvBoLge0

あんじゅ「勝ちにこだわるからこその面白さだったり美しさがあるってことね。私たちとは違った考えだけど」

にこ「そういうこと。まぁでも現状は少し行き過ぎてるわね。私に言わせればそろそろこういう時代を変えるグループが出てくるわよ」

あんじゅ「へー、にこがいうのならそうなのかもね♪。あーなんかスクールアイドル熱が戻って来ちゃったかも。やっぱビデオ貸してよ」

にこ「もちろんいいわよ」

あんじゅ「ありがと♪、どこら辺注目して見るものなの」

にこ「そこから?!。まったくしょうがないわね〜、教えてあげるわよ。スクールアイドルの見方って奴を」

あんじゅ(あ、もしかして聞き方間違えたかも…)

あんじゅ「に、にこ…そろそろ次の仕事の向かう準備しないとだからちょっと巻いて…」

にこ「ここ数年のスクールアイドルを語るうえで知っておかなくちゃいけないのはやっぱり…」ペラペラ


あんじゅ(あはは、止まらないや…)

ーーーーーーーー
ーーーー
ーー
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/29(月) 23:33:12.07 ID:jzvBoLge0
見てくれた人ありがとう
もしかしたらしばらく更新あくかも…
結局ビデオのままというね
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/30(火) 01:06:41.30 ID:LvaeLmkE0
おつ
エタらなけば問題ない
伝わればビデオでも動画でもいいと思うけど
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/30(火) 09:37:52.37 ID:kT04cbf90
しばらくってどれくらい?
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/05(月) 07:41:13.54 ID:MjCSbW72O

ビデオでも問題ないかと…なんなら映像データとかをビデオって言っちゃう癖とかでも
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 18:25:19.20 ID:Qoon2Z0m0
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ーーーー
ーー


夏休み15日目、公園


希(あんま干渉するのもあれやけど)

千歌「あの…」

希「ん?」にこにこ

聖良「なんで…」


千歌・聖良『なんでaqours(セイントスノー)の皆さんがここにいるんですか!?』


希「aqoursもセイントスノーもウチが呼んだからだよ♪」



希(君たちがどういうスクールアイドルになっていくのか興味があるんや。『先輩』としてな)
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 18:31:32.92 ID:Qoon2Z0m0

希「えーごほん。突然ですがこれから3日間、aqoursセイントスノーによる第一回合同練習を開催したいと思いまーす」


みんな『だ、第一回合同練習〜〜〜!?』



梨子(ほ、ほんと突然ね…)

理亞「第一回って…二回以降もあるの…」

善子「ていうか3日間って…」

曜「さ、さすがにちょっとそれは思いつきすぎませんか?」

希「それは今日に始まったことじゃないでしょ?」

善子(じ、自分で言うんだ…)
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 18:33:09.23 ID:Qoon2Z0m0
希「昨日の時点でここにいる全員が四大行のうち『絶』まで習得したことになりました。いい機会だしみんなで復習タイムをとろうと思ってな。セイントスノーもここ最近『発』ばっかでしょ」


聖良「確かにそうですけど…でも本当は今日私たちの練習日ですよね?次の練習日にはもっと高度なこと教えてくださるっておととい約束してくれたじゃないですか」


希「もちろん忘れてないよ。四大行を極めることでその先の『応用技』が使えるようになるからね。そういう意味じゃ今回の『復習タイム』はとても大きな意味を持つと思うよ」
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 18:35:36.20 ID:Qoon2Z0m0
千歌(『応用技』…?)

希「例えばそうやなぁ」

スラスラと希は宙に指を走らせる

希「今ウチは『隠』ていうオーラを見えなくする技術を使って念で文字を書きました。これを見るためには目にオーラを集中させる必要があります」



希「それが『凝』っていうだけど。おとといセイントスノーのみんなには教えといたよね、知識として。ちなみに今書いたのは…」
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 18:47:52.41 ID:Qoon2Z0m0
聖良「『聖良ちゃんのえっち』…ですね」ズズ…ズ…

希(もう出来るようになったんか。執『念』てやつやな)

理亞(姉さま、凄い…!)

希「うふふ、正解。やるね聖良ちゃん♪」

聖良「…はぁ…はぁ。変な…こと、書かないでくださいよ…!」


曜(ちょっとは距離を詰められたと思ってたけど、やっぱまだ遠いな。私たちも負けてられない…)



曜(…ていうかえっ…ち…って、何があったんだろ)あはは
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 19:26:11.90 ID:Qoon2Z0m0
希「じゃあここからが本題な。さっき見てもらった『凝』とか今までの基本編を合わせてどんなことができるかってことやね」



ーーーーッ!!!






みんな『!!!』ビリビリ

花丸(す、凄い…。希さんの『練』…!)

ルビィ(惹き込まれるってより…吸い込まれそう…!)ゾクゾク



希「今から見せるのは『硬』。元になる技は順に『練』『纏』『凝』『絶』やね」

希(応用編でも最多の必要技術を誇るいわば総集編やな、習得難易度はS。初見でこれ見せるのもなかなか意地悪いねうちも)あはは
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 19:30:18.82 ID:Qoon2Z0m0
希「まず増幅させたオーラを拡散させないよう『纏』で留めます」

曜(オーラの動きが…凄いスムーズ…)


希「そしたら次に『凝』でオーラを指先に集めます」



キ キ キ キ キ キ ! !


みんな「…!!」

221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 19:31:52.65 ID:Qoon2Z0m0
希「ここ時並行して『絶』を使って他の箇所の精孔を閉じて、より一層指先にオーラを集中させる、と」



キィィィーー………ン


千歌(す、凄い…!!)

善子(何、これ…!?)



希「『硬』なります♡なんちゃって。ごめん、我慢できなかった」

みんな(ガクッ)
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 19:47:52.75 ID:Qoon2Z0m0
希「よっ」


‥と希は足元に転がる石をつまみ上げると


指先で容易にそれを砕いた


みんな「…!!」

花丸「…こんなこともできるんだ」

希「これが応用編やね、他にも『堅』とか『周』とかあるんやけど。アイディア次第でいろんなことができるようになるよ。今回の合同練習ではそんなことも考えながら復習してほしいの。聖良ちゃん納得してもらえたかな」


聖良「は、はい…」



希「じゃあさっそくみんなで鬼ごっこしようか」
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 19:59:50.93 ID:Qoon2Z0m0
ーーーーーー
ーーー

希「今から皆には、鬼ごっこをやってもらいます」

千歌(懐かしいなぁ鬼ごっこ。それなら私も簡単に出来そうだなぁ。だって曜ちゃん果南ちゃんと一緒に昔よくやってたし♪…ってえ?)


みんな『鬼ごっこぉ〜〜〜!?』←希の『硬』からの呆然自失からやっと回復


希「そう。まぁより具体的に言うとケイドロやね。あっもしかして静岡と北海道じゃこの呼び方通じないかな?ドロケイとも言うけど…。知ってる?」

ルビィ「し、知ってますけど…」


希「簡単に言えば1度捕まっても仲間からタッチされれば復活出来るルールの鬼ごっこやな。捕まった泥棒は復活の機会を持ちながら牢につながれるだけで、鬼になったりゲームから除外されたりはしない」
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 20:11:06.76 ID:Qoon2Z0m0
理亞「…そ、それが一体念の修行の何に関係があるんですか?」

希「まぁまぁ、最後まで聞いて。普通に鬼ごっこするのも楽しいけど、それじゃあみんな納得しないよね。だから今からやるケイドロにはうちらだけのローカルルールを入れようと思うんや」

花丸「ローカルルール…?」


希「ローカルルールその1、『そのケイドロにおいて念能力の使用の一切を認める』」


みんな「…!?」


聖良(ケイドロで念の使用を認める…)


善子(それってつまり…)


希(何人かは気付いたみたいやな。今回の趣旨を)にやり
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 20:21:19.23 ID:Qoon2Z0m0
☆のぞみんルール☆


1、そのケイドロにおいて念能力の使用の一切を認める

2、泥棒側の勝利条件を警察が守る『お宝』を手にいれること、警察側の勝利条件を泥棒全員の捕縛ということとする

3、牢屋の位置は警察が任意に選ぶことができる


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