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【安価】京太郎「冥球島?」美穂子「ズバッと三振毎度ありっ!」【咲-Saki-】

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162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 01:50:18.43 ID:JiBoQYo+0
了解
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 02:07:40.68 ID:LhZoGIAn0
仮眠する場合は目覚まし時計か携帯の時計をセットしておいた方がいいよ
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 11:31:17.87 ID:klgeLCLro
パットン将軍は地獄でしたね 了解
165 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/01(月) 20:59:34.68 ID:ncMXqNJl0
こんばんわ。昨日はお休みしてしまいましたが、基本毎日やれればなと思っているので、よろしくお願いします。

>>160>>164
私は実際には見てないのですが、試合を見ていた人や現地にいた人は生きた心地しなかったんだろうなと思います。
何より一番驚いたのは石川がレフト方向にホームラン打ったという事ですが。
>>163
ちょっと軽く横になるつもりがすやすやでした。

もう少ししたら再開します。
166 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/01(月) 21:30:55.25 ID:ncMXqNJl0
>霞

霞「あら? 京太郎くんも、練習かしら」

京太郎「霞先輩」

さてこれからどうしようかと思いながらベンチで過ごしていると、グラウンドには霞が姿を現す。
日が落ちるまで数刻と無いが、それでも僅かな時間の合間を縫って練習にやってきたのだろう。
ここら辺に関しては、霞も非常に真面目である。
忘れられがちであるがキャプテンとしての面目も、多分にあるのかもしれない。

京太郎「はい、丁度そろそろ練習再開しようとしてた所なんで……折角ですし、ご一緒してもいいですか?」

霞「ええ、勿論。 私からお願いしたいくらいだわ」

霞が打撃練習をするにも、捕手としての練度を上げるにも、京太郎が付き合ってくれた方が効率はいい。
京太郎の言葉に霞は快く承諾しながら、少し苦笑を浮かべつつ口を開く。

霞「でも、本当に京太郎くんはいつも練習しているわね」クスクス

京太郎「はぁ……」

霞「練習熱心なのはいいけれど、息抜きも必要よ? たまには、ね」

京太郎「は、はい」

よもやついさっき美穂子と公園デートをしてきました、とは言えない。
制服ではなく普段着のMIHOKOを本日お披露目され、それはそれは非常に有意義な時間を過ごせたのだが、
ふと京太郎は目の前で練習に備えてストレッチをする霞へと視線を向ける。

霞「よいしょ、よいしょ」グニーン

京太郎「(そういえば霞先輩の私服も見た事が無いんだよなぁ……どんなんなんだろ)」

寮内では巫女服。グラウンドではユニフォーム。
他のチームメイトもそうではあるが、彼女の場合は特に私生活やそういった面がベールに包まれているきらいがある。
167 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/01(月) 21:40:35.95 ID:ncMXqNJl0
京太郎「(今度はちょっと霞先輩をデートに誘ってみて、私服姿を拝めれば……。
     ああいや、でもこの前散歩に行った時も巫女服なんだっけ。 そもそも霞先輩は私服を持ってるのだろうか?)」

良子「須賀くん、須賀くん」

京太郎「うぇっ!? あ、はい?」

なんてことを考えていると、ちょんちょんと肩を突かれ、良子から声がかかる。
思わず驚いた声を上げながら意識を戻すと、既に霞はストレッチを終えグラウンドへ。

良子「何か考え事ですか?」

京太郎「ああいえ、なんでも! そ、それじゃ俺も練習してきます!」スタター

京太郎「(いかんいかん、邪な考えをしてちゃ……今は練習に集中しないとな!)」

頬を叩き、グラウンドへと駆けだす京太郎。

良子「(ふむ、福路さんとお出かけして色々と積極的になりかけているんですかね。よい傾向です。
    ただまぁ、最終的には1人に決めなさいと言っておく必要はありますか)」

なお、良子にはバレバレだったもよう。

01〜32 経験値1
34〜65 経験値2
67〜98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 21:41:00.72 ID:RCvKlepuO
はい
169 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/01(月) 21:43:25.27 ID:ncMXqNJl0
>コンマ72 獲得経験値3
>霞合計経験値6

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

霞スキル群
【強気なリード】pt5
捕手時能力。読みを外した際、打者の巧打力−10。一致した際、長打力+10。

【高速スローイング】pt5
捕手時能力。ランナーが盗塁した際守備力+10。

【意外性】pt5
打順が6〜8番、ビハインド時に発動。巧打力+20、長打力+20。

【いぶし銀】pt5
7回以降の同点・2点差以内のビハインドの際巧打力+20。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【強気なリード】
2.【高速スローイング】
3.【意外性】
4.【いぶし銀】
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 21:47:42.91 ID:UzwbycM90
4
171 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/01(月) 22:02:36.14 ID:ncMXqNJl0
>4.【いぶし銀】

今日の練習において、霞は打撃練習を選択した。
基本的に守備が得意な霞だが、ザコプロよりはバッティングもマシ。
おまけに新たなカードを手に入れてからはその打撃にも多少なりと磨きがかかっている。

守備は勿論重要だが、まだまだ主力選手が少ないのが現状だ。
恐らく今後霞が入る打順は6番以降となるのが有力だが、前のクリーンナップを返せる程度の打力は身に着けておきたい。
そう考えた末の打撃練習であるが――。

グギンッ!

霞「つうっ……! どうしても、差し込まれてしまうわね」

京太郎「そう簡単に打たせる訳にもいかないですからね」

今日の京太郎は先ほどの練習の時から好調である。
その速球のスピードに霞はバットを当てるだけが精いっぱい。
差し込まれ、ボールは前に飛ばず、前に飛んでも内野ゴロが関の山だ。

霞「(どうしても速球には手も足も出ない……というか、まともにヒットにしようとしても無理ねこれは。
   なら……私に出来る事は……)」

ビュッ!!

霞「んっ!」

カァンッ!!

京太郎「おっと……(うまく当てられた……けどこれは内野フライか?)」
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 22:03:42.40 ID:JiBoQYo+0
高速スローイングって取ったら役立つのかな?
ランナーが盗塁を試みた場面がまだないんで判断つかない
173 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/01(月) 22:16:05.28 ID:ncMXqNJl0
強く振っては差し込まれる、よって霞は軽くバットを振るだけにして当てるだけにした。
当てるだけが精いっぱいならば、その精一杯をすればいい。
そして、問題はその打球をどちらへと飛ばすかである。

霞「(引っ張るのは難しい、なら流すしかない。 京太郎くんの球威のせいでフライにはなっているけれど……)」

ポーンッ

ザコプロ「おおう? こ、これは……」

霞「(あそこの位置なら、落ちる!)」

流して打った打球は、丁度サードの後方へと飛んでいく。
サードを守っていたザコプロがバック走をしながら追いかけるも追いつけず、
レフトを守っていたザコプロが前進しても届かない。

ポテンッ

京太郎「うわ……」

霞「ふふ、なんとか……ようやくヒットが打てたわね」

京太郎「ヒット性じゃないですよ今の、打ち取った当たりです」

霞「それでもヒットはヒットだわ。
 (こうするしか格上の投手からヒットを狙うのは難しそうだものね……それに、打ち取った筈の当たりがヒットになれば、投手の方が受けるショックも大きい)」

サードとレフトの間に上手く落ちた白球に悔しそうにする京太郎を見ながら、そっと霞は笑みを浮かべる。
まともには打てない、ならばまともでなくてもヒットにすればいい。
そうした方が対戦投手にやりきれなさを与えるというのならば、尚のこと良しだ。
ヒットに出来ない球をヒットにする、その技術に手ごたえを覚える霞だったが……。

ザコプロ「すげぇ! 流石霞さん、老獪なヒットだ!!」

ザコプロ「ああ、なんていぶし銀なんだ! ベテランの渋味を感じるぜ!」

霞「…………」クスン

ザコプロ達の言葉を聞いて軽くしょげもした。
実際、老獪で狡猾で技ありと言えるヒットなのだからしょうがない。

※霞の好感度が+1され、28になりました。
※霞が【いぶし銀】を習得し、更に新スキルが解放されました。

【一族の誇り】pt5
ヒットが出れば同点・勝ち越しの場面で発動。巧打力+20、長打力+10。
174 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/01(月) 22:28:03.91 ID:ncMXqNJl0
京太郎「大丈夫ですか、霞先輩?」

霞「ええ、なんでもないわ……(私ってやっぱり老けて見えるのかしら……)」

その後、京太郎はしょげていた霞に暖かく声をかけながら寮へと帰り着いた。
寮では美穂子と睦月が食事の支度をしてくれており、今日も無事に美味しい夕食にありつけそうだとホッと安堵する。

久「そういえば京太郎くん」

京太郎「なんです?」

そして、食事の席である。
和やかに談笑しながら食を進めていた京太郎は、不意に久から声をかけられた。

久「お昼終わってからどこ行ってたの? 部屋にもグラウンドにもいなかったみたいだけど」

京太郎「うぇっ!?」

美穂子「!!」

睦月「うむ……てっきり、午後も練習をしにやってくると思っていたんだけど」

どうやら今日、昼から練習に参加をしていたのは久と睦月だったらしい。
練習の虫、練習魔、三度の飯より練習が好きと言える京太郎。
そんな彼がグラウンドにもいない、後で話を聞けば寮にもいなかったという。
そうなれば一体どこに行っていたのか、そう疑問に思うのは自然の事であった。
あったのだが、京太郎としては返答に困る。

京太郎「(まさか美穂子さんとデートしてましたと答える訳にはいかないし……)」

良子「…………」ニヤニヤ

京太郎「さ、散歩ですよ散歩。 たまには気晴らしにそこらへんを歩いてみようかと」

霞「あら、そうだったの? なら、練習の時に私が声をかけるまでもなかったわね」

やえ「京太郎は少し根を詰め過ぎる所があるからな。 これからも適度に息抜きはするんだぞ」

京太郎「は、はい。 あはは……」

美穂子「…………」ホッ

どうやら京太郎の答えには、一同納得はしてくれたようだ。
ちら、と視線を動かせば美穂子はどこかホッとした様子。やはり彼女としてもバレるのは本意ではないのだろう。

京太郎「(別に悪い事してる訳じゃないけど……久先輩は絶対からかってくるもんなぁ……特に美穂子さんの事だし)」

久「ん、どうかした? 私の顔に何かついてる?」

京太郎「いえ、何も!」

とにかく、なんとか誤魔化せた事に京太郎自身も安堵しつつ、そのまま食を進めていくのだった。
175 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/01(月) 22:29:57.20 ID:ncMXqNJl0
………

京太郎「ふぅ、焦ったなぁ。 いや、本当に悪い事をしてる訳じゃないんだけど……やっぱりからかわれるのは辛いしな。
    特に俺だけじゃなく美穂子さんの事もある事だし。

    さてと、それはそれとして……寝るまでまだ時間はあるな。 何をしよう?」

夜行動1回目(1/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 22:30:18.66 ID:SsRPnn7A0
シズ
177 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/01(月) 22:49:18.90 ID:ncMXqNJl0
>穏乃

京太郎「そうだな……久しぶりに高鴨に電話してみようかな」

ここに来て知り合った、唯一のチーム関係者ではない少女。
以前全国大会終了後に会った時とはまた違う印象を与えられた少女が、果たして今どうしているのか。
咲や優希とはまた違った意味で喋りかけやすい彼女と連絡を取ってみるのもいいだろうと考えると、京太郎は迷わずコール。
数秒後、電話の先からは元気な声が届いてくる。

穏乃『やっほー、久しぶり!』

京太郎「おう、久しぶり!……って言うほど久しぶりか?」

穏乃『気にしない気にしない! でも結構連絡くれるね、何かあった?』

京太郎「いや、今日も別に何もないんだけどな。 暇だったからちょっと電話してみた……大丈夫だったか?」

穏乃『いいよー、こっちもスマホ弄ってただけだし』

京太郎「(やっぱりスマホは弄ってるのか……まぁ、電話出るのが速かった分、ある程度予想してたけど)」

天真爛漫、という言葉がよく似合う声を聞きながら、京太郎はやはりギャップに苦しむ。
果たしてこんなにこの少女は現代っ子的だっただろうか。
見た目のインパクト的にも、山登りが趣味という言葉的にも、野生児系かと思っていたのだが。

穏乃『そういえば須賀くんやっぱりSNSやってくれてないんだね。 残念だなぁ』

京太郎「どうにも億劫でなぁ……」

穏乃『こっちは今日も更新したよ。 基本的に毎日更新してるんだけどね』

京太郎「すげーな」

穏乃『そんな事ないよー、凄い人は数時間置きに呟いたりしてるし』ウェヒヒ
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 22:51:31.51 ID:LhZoGIAn0
さりげなく声が同じ別キャラネタ入ってる
179 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/01(月) 23:01:32.91 ID:ncMXqNJl0
実際穏乃の言う通りなのだろうが、それでも京太郎からすれば毎日更新するだけでも大変だと思う。
そもそも、それだけネタが見つかるとは思えない。

京太郎「どんな事呟いたりしてるんだよ? そんなに毎日ネタってあるのか?」

穏乃『そうだね、勿論、どこかに遊びに行ったりしたときとかに撮るのは当然として……。
   日常でも、割と面白い事って転がってるんだよ?
   あとは他の人と一緒に映ったりとかさ、ほら、須賀くんと丁度会った時みたいにね』

京太郎「あー……」

言われて、京太郎は穏乃とこの島で初めて会った時の事を思い出す。
あの時は驚いたが、京太郎はいきなり穏乃に写真を撮ってもいいかと聞かれたのだ。
果たしてそんな事でネタになるのか?と京太郎としては思わないでもないが、
あれもまた日常の中のちょっとした非日常ではある。

そういったとりとめのない事でも、記録し、SNSサイトに投稿して、穏乃は楽しんでいるのだろう。

穏乃『こんなことで? って思うような事でも、割と喜んでくれるんだよね、見てくれてる人。
   それに何も無ければ、思った事を綴ったりしてもいいし』

京太郎「ポエム的な?」

穏乃『そこまでじゃないけど! 例えば最近だったら、試合が終わった後とか、対戦相手についてとかかなぁ。
   あっ、対戦相手については名前は公表してないんだけどね!』

京太郎「お、おう……(しかしそうか、色々ネタってあるもんなんだな。 それにしても……)」

1.「遊びに行ったりって、どこに遊びに行ったりしたんだ?」
2.「日常での面白い事って例えば?」
3.「対戦相手と言えば、今度の試合はどうだ? 勝てそうか?」

↓1
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/01(月) 23:07:43.01 ID:LhZoGIAn0
アゲ。安価↓
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 23:07:55.64 ID:3CWAMJ8wo
3
182 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/01(月) 23:25:10.68 ID:ncMXqNJl0
>3.「対戦相手と言えば、今度の試合はどうだ? 勝てそうか?」

穏乃『もっちろん!!』

京太郎「即答かぁ……よっぽど自信あるんだな」

穏乃『あるよー! なんたってうちのチームは本当に穴が無いもん!』

京太郎の問いかけに対して即答する穏乃の鼻息は荒い。
余程、己のチームの強さというものに自信があるようだ。

穏乃『私ってさー、あんまり野球とかは見てなかったんだよ』

京太郎「そうなのか? 結構そういうのには詳しそうに思えたけど」

穏乃『野球見るより山に登る方が楽しいし!』

京太郎「(また山か……)」

穏乃『でも、そんな私でも知ってるくらいのピッチャーがいるからね! しかも2人!!』

京太郎「マジか……」

これは京太郎としても予想外である。
勿論、以前戦った二条泉の手持ちカードのように、有名=強力という訳ではない。
しかし、基本的に一般人にも知名度がある選手というのは一流選手である事ものだ。
それがピッチャー、しかも2人もいるとなれば京太郎としては思わず構えてしまう。

何せ、こちらのピッチャーは誰もかれもが1.5軍クラスなのだ。
183 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/01(月) 23:38:09.25 ID:ncMXqNJl0
穏乃『野球ってさ、ようは打たれなければ負けないでしょ?
   うちはエースが2人いるようなものだし、だからまあ、かなり自信あるよ!!』

京太郎「そりゃそうだろうなぁ」

野球は投手という言葉がある。
穏乃の言う通り、相手に点を与えさえしなければ負けないのが野球というスポーツ。
逆に言えば、どれだけ点を取ってもそれ以上にとられてしまえば負けてしまうのだ。
野手は、どれだけ打席が回ってきたとしても、多くて5打席といった所が限度だろう。
そして、その中でヒットを打てても、打線がつながらなければ点にはならない。
1人だけ優秀な野手が――打者がいたところで、どうにもならないのが打線だ。

しかし、投手は違う。27のアウトを取るまで、マウンドに立つのは1人。
その投手の良しあしで、試合が決まると言っても過言ではないのだ。

穏乃『打線だって、爆発力あるからね! 投手だけじゃないから!』

京太郎「(チームカラーは読めないけど……相当自信ありそうだし、こりゃ当たったら厄介そうだなぁ)」

勿論、京太郎とて負けるつもりはない。
京太郎自身、最初の頃に比べて大きく成長出来たつもりであるし、頼もしいチームメイトたちもいる。
前回の試合での完封勝ちも自信になっており、当たったら厄介だとは思うが、それでも気持ちの上では負けてはいなかった。

穏乃『たださぁ、やっぱり阿知賀の皆とは会えないんだよね』

京太郎「そうなのか? ……前にも言ってたけど、高鴨の方からはあんまりみんなとは連絡とってないんだよな?」

穏乃『うん、直接会うまではあんまりね。 早くみんなと、野球で目いっぱい遊びたいんだけどな……』

京太郎「うーん……」

1.「そういえば、今度俺は松実さん……松実玄さんと戦う事になったぞ」
2.「まあ勝ち進めばいずれ会えるだろ。 みんなまだ敗けてないんだろ?」
3.「和はこの前の試合も勝ったみたいだったな」

↓1
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 23:39:25.44 ID:47pURXYDO
3
185 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/01(月) 23:49:46.60 ID:ncMXqNJl0
>3.「和はこの前の試合も勝ったみたいだったな」

穏乃『あ、そうなんだ!』

京太郎「おう、この前電話してな。 確か和もチームメイトに阿知賀の人がいるって言ってたし、その人も勝ち上がったんだろ。
    高鴨が勝ち上がっていけば、いずれ和やその人とも当たるだろうさ」

穏乃『そうだね! うーん、和とも早く遊びたいな。 でも一緒にいるのって誰なんだろ』

或いはここで京太郎が、玄と次に当たる事を言っていれば、和と共にいる阿知賀メンバーについて穏乃もわかったかもしれない。
和が阿知賀にいた頃、深くつながりがあったのは穏乃、憧、玄の3人なのだ。
ただ、悲しいかな京太郎がそれを知る由も無い。

京太郎「俺も、和とは約束したからな。 麻雀の前に、まずは野球で勝つってさ」

穏乃『そうなんだ。 じゃあ、私と須賀くん、どっちが先に和たちと当たるか競争だね!』

京太郎「ははは、対戦相手はランダムだし……その前にまずは目の前の試合だけどな」

なんとも気が早い穏乃の言葉に京太郎も思わず笑ってしまう。
が、目の前に試合が迫っているのにそう言うあたり、負ける気が微塵も無いあたりがなんとも穏乃らしい。

穏乃『もしもその前に私と須賀くんが当たる事があったら、須賀くんを引き抜けるようにキャプテンにも言ってみるよ』

京太郎「何言ってんだ、俺だって負ける気はないぞ」

穏乃『へへへ、楽しみだなぁ』ウェヒヒ

その後、しばらくああでもないこうでもないと言いながら、
そろそろいい時間という事で電話を切る事となった。

京太郎「うーん、相変わらず元気な奴だ……」

どこか無尽蔵のエネルギーを持ってるのかと錯覚するほど、とにかく元気な穏乃。
彼女の言葉を聞いて、京太郎も少し元気を分けてもらったような気持ちとなるのだった。
186 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/02(火) 00:06:35.10 ID:/m3JFxiu0
………
……


穏乃「ふぅ〜、いやー、話した話した! 話したら喉乾いちゃったなぁ。
   何か飲み物でももらおっと」

一方その頃、電話を終えた穏乃は部屋を出て食堂に向かっていた。
向かっていたのだが――既に夕食を終え、誰もいないはずの食堂から、何やら声が聞こえてくる。
それは声、というよりも歌だったのだが――。

穏乃「あれ? 誰かいるのかな?」ヒョコッ

穏乃が覗いてみると、そこには食堂に取り付けられた大型テレビが点けられ、
画面にはお茶の間でそこそこの人気を持つアイドルグループが映っている。
そしてそれを見ているのが、2名。

いちご「いつかちゃちゃのんもこれくらい有名になりたいのう……」

小蒔「わぁ、すごく可愛い衣装ですね。 着てる人たちもとっても綺麗です」

佐々野いちご、神代小蒔。
穏乃のチームメイトにして、先ほど京太郎に言った誰もが知る有名人のカード。
そのカードを持つ、このチームの2枚看板、ダブルエースだった。

穏乃「佐々野さん、神代さん、何してるんです?」

いちご「ああ、穏乃ちゃん。 いや……ちょっと小蒔ちゃんと話をしてただけじゃけ」

小蒔「佐々野さんがアイドルさんに詳しいそうなので、色々教えてもらいながらテレビを見てました」

いちご「詳しいというか、ちゃちゃのんもアイドルなんじゃがの……」シュン

この2人、ダブルエースとあって互いに意識をしあうかと思われたが、まるでそんなことはない。
そもそも小蒔の性格上あり得ない話ではあるのだが、チーム内でもかなりの仲良しである。
この事をチーム内の野球に詳しい人に聞いてみたら、『まあ元々カード自体がチームメイトじゃけぇ、フィーリングが合うんかもしれんのう』と言っていた。
穏乃としては、単純に小蒔の純真さにいちごが色々面倒を見てあげているように見えるのだが。
187 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/02(火) 00:18:53.50 ID:/m3JFxiu0
穏乃「それにしても、アイドルですか? 神代さんあんまりこういうの興味ないと思ったんだけどなぁ」

穏乃はキッチンへと入り、飲み物を片手にしながら小蒔たちの隣に座った。
テレビの中では、相変わらずアイドル達が歌って踊ってしている。
穏乃はあまりこういった事には興味が無いが、好きな人は好きなのだろう。
実際、小蒔はキラキラした瞳でテレビに夢中といった様子だった。

小蒔「アイドルに興味が無かった、というよりは詳しくなかった、あまり知らなかった……というのが正しいと思います。
   私のおうちにもテレビはありましたけど、あまり見る事はありませんでしたから」

穏乃「そうなんですか?」

いちご「なんでも色々と修行とかで忙しくてそんな暇は無かったそうじゃけ……小蒔ちゃんも苦労しとるのう」

小蒔「お勤めを大変だと思った事は一度もありませんけど、でも、離れてみて色々新しい発見があって、凄く楽しいです!」

色々と特殊な家庭環境上、小蒔の生活スタイルは一般的な女子高生とはかけ離れている。
そんな彼女はテレビを見る機会というのもあまりなく、
だからこそそこで輝くアイドル達に強く惹かれたのかもしれない。

小蒔「野球をするのも楽しいですし、本当に参加してよかったですね」パァァ

いちご「うおっ、まぶしっ!」

穏乃「(凄いいい笑顔……佐々野さんより神代さんの方がアイドルに向いてるんじゃないかなぁ)」

純粋無垢という言葉しかつけられないような笑顔を浮かべる小蒔。
これには思わずいちごも眩しさのあまり目を瞑り、穏乃は割と失礼な事を考える。

小蒔「でも、本当に綺麗ですね……私もああやって歌って踊ってとかしてみたいです」

穏乃「私はあんなフリフリの服は無理だなぁ……」

いちご「服はともかく、歌って踊ってなら出来るけぇ、やってみる小蒔ちゃん?」

小蒔「え? 本当ですか?」

いちご「ここに取り出すはちゃちゃのんのスマホ。 音量を上げてスピーカーモードにして音を流せば……」

〜〜♪

いちご「ちゃちゃのん音頭のはじまりじゃ!」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 00:26:13.54 ID:edDfWeZA0
出た!ちゃちゃのん音頭!
和な雰囲気を持つ小蒔さんは音頭系のナンバーとの相性は良さそうですが
189 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/02(火) 00:26:47.74 ID:/m3JFxiu0
言いながら、スマートフォンから流れてくる大音量の音楽。
それと同時にいちごは立ち上がり、その場を1人でくるくる回り始める。

いちご「ちゃっちゃっちゃっちゃ、ちゃ〜っちゃのん♪」

小蒔「わぁ……♪」

穏乃「えぇ……」

これを見て小蒔はやはり目を輝かせるが、穏乃はドン引きだ。
何せ、ただその場でくるくると回っているだけである。踊りでもなんでもない。
なんでもないが、小蒔は喜んでいるようだ。

いちご「さぁ小蒔ちゃんも輪に入るんじゃ!」

小蒔「私が入ってもいいんですか?」

いちご「大丈夫じゃけぇ。 手はこう、角度をつけて! ……そう、そうじゃ!」

小蒔「ちゃっちゃっちゃっちゃ、ちゃ〜っちゃのん♪」

穏乃「(うわぁ、大変な事になっちゃったぞ)」

いちご「穏乃ちゃんも入るんじゃ。 これは人が多ければ多い程、見栄えがええけぇ」

穏乃「えぇぇ……」

そのまま、小蒔と共に強制参加させられる穏乃。
いちごは小蒔の為を想い、一心不乱に踊っている――というか、回っている。
小蒔は小蒔で非常に楽しそうに、歌を口ずさみながら回っている。
穏乃だけは割と困惑状態だ。穏乃をこのような状態にするあたり、割とダブルエースの天然度・ボケ度は高い。

いちご「逆回転!」クルッ

小蒔「わぁ、今度は私が先頭ですね! 全力以上で頑張ります!!」

穏乃「(輪になって回ってるんだから、先頭も何もないんじゃ……誰か、助けて……)」

その後、このチームのキャプテン――の補佐を務める少女に、夜中に騒ぐなと注意されるまでこの宴は続いた。
こんな2人だが、れっきとしたエース、らしい。

※穏乃の好感度が1回目+1、2回目+2(ゾロ目で+4)され17になりました。
190 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/02(火) 00:30:14.73 ID:/m3JFxiu0
………

視点は戻って、京太郎へ。

京太郎「うーむ、なんだか高鴨がえらく苦労しているような気がする。
    なんというか、慣れない突っ込み役に回された結果、突っ込み切れずに色々と巻き込まれている気が……。

    まあ気のせいだろう。さてと、まだ寝るまでに時間はあるけどどうしようかな」

夜行動2回目(2/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 00:31:05.26 ID:oyQpaCDKo
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/02(火) 00:31:21.13 ID:iwQ0V2pO0
193 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/02(火) 00:34:15.56 ID:/m3JFxiu0
哩さんに決まった所で、本日は一旦ここまで。
今まで大体23:00〜2:00くらいまでで更新していましたが、
ちょっと仕事の関係上、前倒しになって今後は全体的に早く初めて早く終わるようになると思います。
今までと開始時間が変わるので、参加しにくくなる人もあると思いますが、ご了承下さい。

それでは。
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 00:37:43.07 ID:edDfWeZA0
乙です
哩ぶちょーと言えば課題等で困ると美子さんに電話して居ますが
今回はどうして居ますかね?
やっぱり久部長やミッポさんややえさんに頼るんでしょうかね?
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 00:38:33.48 ID:OI8RTCgL0
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 00:43:24.94 ID:oyQpaCDKo
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 00:48:04.55 ID:0RyXTtIA0
乙です
もしカードが広島の投手だったら一般人にも知名度ある2人って黒田とマエケンやん
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 01:29:55.08 ID:Kpqpcajfo

すっげえあの巫女さん、落ちながら踊ってる
あとちゃちゃのんも
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/02(火) 08:34:48.30 ID:4ZnLetQI0
マエケン黒田がこの2人なら誰が京ちゃんの相手の???なんですかね?
200 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/02(火) 20:14:46.76 ID:/m3JFxiu0
こんばんわ。乙ありです。
菅野相手に勝てる訳ないのでもう少ししたら再開します。
対戦相手候補のカードについては、一応私からはヒントは出しているつもりなので、推理してもらえれば面白いなと思います。
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 20:21:21.36 ID:bz0VPj0Ao
石川のエラーが失点に繋がり懐かしさを覚える始末
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 21:25:58.53 ID:iwQ0V2pO0
もう少し(1時間以上)
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 23:20:25.01 ID:UWBePuY4o
キサマ!寝ているな!m9
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/02(火) 23:31:43.40 ID:bz0VPj0Ao
眠いんやろ ワイもねよ
205 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/03(水) 00:35:21.82 ID:A2ol4BF/0
ごめんなさい、今日もお休みさせていただきます。
また明日お願いします。
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 00:49:06.81 ID:hjCb60a60
了解!
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 02:07:10.94 ID:uADkSjNyo
ええんやで。
ほぼ毎日更新してるだけでも、大したもんだし。
208 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/03(水) 21:13:24.84 ID:A2ol4BF/0
どうもです。もう少ししたら再開します。
209 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/03(水) 21:37:19.20 ID:A2ol4BF/0
>哩

京太郎「ん?」

哩「はぁ……む」

さてこれからどうしようか、と思いながら京太郎が食堂でのんびりしていると、そこにやってきたのは哩であった。
どことなく気落ちした様子であった彼女は、京太郎の姿を見るとすぐに表情を取り繕うのだが、
不意に周囲をきょろきょろと見回し他に人影が無い事を確認すると、
こそこそと隠れるようにしながら京太郎の座る席までやってくる。

哩「須賀しかおらんと?」

京太郎「ええ、さっきからここにいましたけど俺以外の人は誰もいませんよ。 何かありました?」

哩「監督には直接ば聞けんとやし、強いて言えば津山くらいやけど……わざわざ部屋におるんを引っ張りだすんもな。
  丁度よか、聞きたかこつばあるばい」

京太郎「聞きたい事ですか?」

哩「ん」

鸚鵡返しに問いかければ、哩はこくりと頷いて肯定。
果たして聞きたい事とはなんだろうと考えながらも、京太郎は哩に席に座るよう促し、自身は立ち上がった。
食堂に来たという事は大よそ、何かを飲みに来たという事。
男須賀、リクエストを聞いてしっかりと上級生には給仕をするファインプレー。

哩「悪いな」

京太郎「いや、丁度俺もおかわり貰おうと思ってましたし……それで、聞きたい事ってなんです?」

哩「私は回りくどいこつば嫌いやけん、単刀直入に言う。 ……次の試合」

京太郎「はい」

哩「私たちが勝って、姫子ばこっちのチームに引き入れると思うか?」

京太郎「……あー」
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 21:42:57.36 ID:8pgFl5Hro
石川美穂子が普通に強いからなあ
リアルにも適合されてくれよ
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 21:47:23.64 ID:5WJwdU4zO
リザベが姫子の方にもあるだろうし普通にキャップコンバート前提でもありだと思う
守備30上昇だし
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 21:48:31.00 ID:5Nt3lMtO0
空きポジションの関係からすると智葉と竜華と漫の三人からやしな
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 21:52:43.87 ID:8pgFl5Hro
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491581198/743
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493222546/7

美穂子も開眼以外の能力が死んでる
姫子も二遊間いれても守備+30 リザベが残り枠取ってるかどうかも問題か
コンバートにpt使うより空いてるポジいれて打撃強いの入れたほうが代打にも出来て強そうにもみえるんだよねww
214 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/03(水) 21:53:36.05 ID:A2ol4BF/0
哩の言葉を聞いて、京太郎は思わずそんな声を出していた。
単刀直入に、と前置きをしてのその台詞は、確かに単刀直入――だが、言いたい意図はわかる。
先ほど言っていた監督……良子や睦月に聞こうとしていた、という事もわかる。
食堂に入ってきた時、どこか気落ちした様子だった事もまた、わかる。

次の試合に勝った際、哩や久と同じく、点差にもよるが相手チームからは選手を引き抜ける事になる。
果たして彼女の大事な大事な後輩――鶴田姫子がこのチームに引き抜かれるか。
監督である良子がその選択を取るかどうか、試合を前にして哩も不安になってきた、という事なのだろう。

そして――。

京太郎「(その可能性が、割と低いって事にも気づいたのかな……)」

ある程度の知識を得てきたとはいえ、京太郎と睦月以外のチームメイトたちは基本的に野球については素人だ。
だが、それでも現状のチームの態勢と補強ポイントについては考えがつくのだろう。

哩「姫子のポジションばセカンドばい。 私と一緒に組めれば、二遊間の球ば全部取っちゃるくらいには働ける。
  須賀や津山の負担もかなり減らせるとは思うばい」

彼女の言う通り、仮に哩と姫子が二遊間を守ればそれは投げる京太郎にとって非常に心強い事だろう。
ただでさえ守備力の高い哩と姫子だが、彼女たちにはカードの力とそれ以上に2人の間にある強い絆がある。
声をかけなくても、目を見なくても、まさに阿吽の呼吸でボールを捌く姿が目に浮かぶ。
安打性の当たりすらアウトに取る、そんな事も夢では無いに違いない。

哩「ばってん、うちには既に福路がセカンド守ってるけん……。空いてるポジションはサードか外野、もしくはファーストばい」

京太郎「そうですね」

問題点は、既にセカンドは美穂子が守っているという事だ。
彼女の場合、守備に関しては特有のステップこそ治ったものの、そこまで得意という訳ではない。
しかし、持っているカードからは考えられない程の巧打力。
次の試合でも恐らくは1番として抜擢されるだろう、不動のリードオフマンとして定着をしつつあった。

逆に、現状のチームで空いているポジションはサード・ファースト・外野のいずれか。
次の対戦チームで考えれば、智葉・竜華・漫のいずれかの方が補強ポイントとしては合致する。

京太郎「(白水さんはそれに気付いたから、こうやって落ち込んでたんだろうけど……)」

1.「確かに。 鶴田さんが引き抜き候補に選ばれる可能性は、低いと思います」
2.「美穂子さんをコンバートするという手もあると思います。 二遊間の守備を高める為にも、鶴田さんを引き込む可能性は十分あるかと」
3.「こればかりは俺からはなんとも……監督に直談判してみるのはどうです?」

↓1
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 21:55:29.45 ID:hRtQxilA0
2
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 21:57:54.23 ID:5WJwdU4zO
石川も倉本も横校時代は三だったし何とか思いだして欲しいものよ
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/03(水) 22:01:19.91 ID:8lSRnuyXO
キャップは去年センターとかやってたしヘーキヘーキ
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 22:11:13.40 ID:5Nt3lMtO0
なにこれ姫子絶対引き抜けとかそういう事なん?
作者がそういうのやめろよ
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 22:14:34.77 ID:8pgFl5Hro
どこでそんな話がされたんだ?
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 22:19:07.17 ID:5Nt3lMtO0
こんな話題出したら補強ポイントに合わんのに無理に引き抜けって奴絶対でるやん
221 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/03(水) 22:20:04.69 ID:A2ol4BF/0
>2.「美穂子さんをコンバートするという手もあると思います。 二遊間の守備を高める為にも、鶴田さんを引き込む可能性は十分あるかと」

哩「? こんばあと? ってなんね」

京太郎「ああ、えーっとですね。 つまりは本来のポジション以外に移動してもらうって事ですよ。
    勿論相応の練習は必要になるでしょうけど……」

哩「! そ、そんな手があっとか」

どちらもセカンドを守るのだから、どちらかしか使えない――という訳ではない。
その位置が不得手な選手には、或いはどちらも使いたいからという場合には、
一方をコンバート――他のポジションに回す、という選択肢もある。
京太郎の言葉に、哩は目から鱗だと言わんばかりに感心をした。

京太郎「特に二遊間っていうポジションは守備の生命線ですからね。
    センターラインがしっかり固まっているチームは強い、とも言われますから、ここを強化したいと監督が思ってもおかしくはないです」

また、良子の傾向からしても決して守備を軽視していない。
もしも軽視しているのならば、先の試合の後、哩ではなく誠子を取っていただろう。
打力よりも守備を取った――という風に見えなくもない。

京太郎「勿論、監督がどう考えるかはわからないですけどね。
    中軸を打てる選手が欲しいという事で清水谷さんとかを取る可能性だってありますし、
    リリーフが欲しいからって沢村さんを取る可能性もありますから」

哩「ん……やけど、さっきまでよりはまだ、選ばれるかもしれんと思えるようにはなったけん」

まだ不確定ではあるが、それでも彼女の気持ちは幾分か軽くなったようである。
222 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/03(水) 22:22:20.84 ID:A2ol4BF/0
>>218>>220
そういう風に見えたならごめんなさい、ただこちらとしてはそういう意図は無いです。
引き抜きの際はお好きなキャラを選んでもらえればなと思います。
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 22:23:15.74 ID:8pgFl5Hro
>>220
哩からしたら当然の疑問だろ 第一ここは安価スレだから。スレ閉じて寝たら?
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 22:32:27.04 ID:h36Y1mhCo
>>218
むしろ、この発想は無かった。
よくそこまでヒネた見方が出来るなwwwwww
こいつは俺以上の、本物の捻くれ者だわ。
225 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/03(水) 22:39:40.29 ID:A2ol4BF/0
京太郎「ただ……逆に、向こうからしたら白水さんは絶対に引き抜きたいような補強ポイントかもしれないですね」

哩「ん? そうか?」

そういえば、と発想を転換させて呟いた京太郎に、哩は首を傾げる。
彼女としてはいまいちピンとは来ていないようだが、
実際、相手チームからすれば哩の守備力は是が非でも欲しいものだろう。

京太郎「辻垣内さんはサードも守れるようですから、白水さんとポジションが被るという事は無いですし……。
    相手チームで守備が堅いのは、それこそ鶴田さんくらいみたいですからね」

正直な所、前回の合同練習でセンターを守っていた漫も決して守備が上手いとは言えず、
竜華に至っては守備走塁に関してはザコプロにも劣る有様だった。
勿論、それでもチームには欠かせない打撃技術を両者ともに持っていたが……。
投手目線である京太郎としては、あのチームで投げるのは相当に心労が溜まりそうだとは思う。

京太郎「白水さんが入れば1・2番で鶴田さんともコンビ組めるでしょうし上位からの繋がりがよくなるでしょうしね」

1番姫子が塁に出て、2番哩がヒットエンドラン、3番智葉がタイムリー、4番竜華がホームラン。
などという、守備だけでなく攻撃面でも応援歌の歌詞にでもなりそうな綺麗な流れも出来そうだ。
勿論、京太郎たちのチームには他にもいい選手が沢山いるものの、目玉となり得るのは哩である。

京太郎「それに、やっぱり白水さんの持ってるカードはあっちのチームのユニフォームが似合ってますから」

哩「そげなもんかね……」

何より1番大事な事は、哩の持つカードである。
本人ではない、あくまでカードの力で模倣したものだとしても――もう一度あの二遊間を見たい、というファンは少なからずいるだろう。
そんな京太郎の言葉を聞いて……しかし、哩はどこか不満げである。

1.「すみません、向こうのチームのユニフォームが似合うとか言って。白水さんはもう俺達のチームメイトなのに」
2.「手加減して、わざと負けて向こうのチームに……なんて考えてないですよね?」
3.「やっぱり鶴田さんとコンビ組みたいですか?」

↓1
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 22:41:55.88 ID:U2YP9O0Go
1
227 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/03(水) 23:03:02.86 ID:A2ol4BF/0
>1.「すみません、向こうのチームのユニフォームが似合うとか言って。白水さんはもう俺達のチームメイトなのに」

不満げな哩の表情を見て、京太郎はたまらずそう謝罪をした。
実際、今の京太郎の発言は非常に失礼である。
いくらカードがそのチームのものであり、そして尚且つ、
相手チームには姫子という哩と浅からぬ関係の選手がいるとはいえ、哩は既に京太郎達のチームの一員なのだ。

簡単に、相手チームのユニフォームが似合う――などと言うのは、酷い言いぐさだっただろう。

京太郎の謝罪を受けて、哩は小さく溜息をつきつつ、気にしていないと言わんばかりに手を振った。

哩「よかよ、すぐに謝ってくれとるけん、気にしてなか。
  そいに、聞いた話やと本当にこんカードと姫子んカードは2つで1つみたいなもんやったとやろ?」

京太郎「ですね……多分、球界の歴史に残るレベルでの名コンビです。
    2人揃ってのゴールデングラブ――その年、1番守備が上手かったとされる選手に贈られる賞で、同時に取った事が1度や2度じゃない」

哩「で、元いたチームが姫子がおるチームなら、須賀がそげなこつ言うのもわかる」

実際、京太郎の言う事も強ち間違いではないのだ。
ただ、哩が姫子を想う気持ち――彼女と共にプレイをしたい、共にありたいという願い以上に、彼女は1人の勝負師であった。

哩「今は私と姫子は敵やけん、こうして一緒のチームになれるかどうかは気にしてても、試合で互いに手ば抜く事はありえん。
  思えば、こうやって真剣勝負ばするのは初めてやけんね」

無論、中学生時代から共に過ごしてきた哩と姫子だ。
麻雀という競技を介して対戦をした事もある、時には喧嘩をした事もある。
それでも、真剣に何かで勝負をした――という経験は無かった。

だからこそ、不安もあるが哩は次の試合を楽しみにしている。
228 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/03(水) 23:18:13.64 ID:A2ol4BF/0
哩「こんチームに移籍してきて、もうじき一週間ばい。
  前の試合で私や竹井が負けた理由も、ようわかってきた」

京太郎「………………」

哩「前のチームが全員仲が悪かったちゅう訳やなか、むしろ監督のもとによう纏まってた。
  ばってん、ここはそれ以上に纏まりば強い……野球に対する熱意もある。
  こんチーム、私は嫌いやなかとよ」

それは意外な言葉に思えて――しかし、それと同時に京太郎にとっては嬉しい言葉であった。
京太郎も、このチームに配属され、最初はどうなる事かと思っていたが……。
監督とチームメイトには恵まれ、ここまで全員で1つの目標に向かって歩んできた。
このチームというものに愛着はあるし、今は絶対に負けて即座解散という目にあいたくないという思いもある。
だからこそ、このチームを好きになった――という哩の言葉は、何よりも嬉しい。

京太郎「なら、尚の事次の試合では負けられないっすね白水さん」

哩「2度も負けてられっか。 負けられないやなか、勝つとよ須賀」

京太郎「うす!」

既に1度負けている哩にとって、これ以上の屈辱というものも味わいたくはない。
強い語気でそう呟く哩に対し、京太郎もまた強くうなずき勝利を誓うのであった。

※哩の好感度が1回目+1、2回目+2(ゾロ目で+4)され22になりました。
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 23:21:40.45 ID:DB0Q1naH0
悪くなければおでかけなしでも25になるかな?
230 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/03(水) 23:24:56.56 ID:A2ol4BF/0
2週目 6日目

京太郎「よーし、やるぞー!!」

久「ふぁぁ……朝から元気ねぇ、京太郎くん」

日付が変わって翌日。
あの後哩と別れ、部屋に戻った京太郎はすやすやと寝て体力回復。
ぐっすりと寝た事により体調は万全、元気は満タン、何よりやる気に満ちている。
昨日の哩の発言でわかりやすくやる気が出ている辺り、彼もまた割と単純である。

朝食を取り、お腹の調子も絶好調。
食後に今日は野菜ジュースを取りながら、さてこれから何をするかと思案をする。

京太郎「うーむ、なんでこう野菜ジュースって独特の苦みというか臭みがあるんだろう」

やえ「ニワカめ、野菜ジュース程度でそんな事を言うとは小学生か。
   私は小学3年生の頃から青汁を飲んでる、以来風邪を引いた試しが無い」

京太郎「(おばあちゃんかな?)」

良子「いよいよ明日は2度目の試合です。悔いのない一日を過ごしましょう」

京太郎「はい!(さてと、俺は何をしようかな)」

朝行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 23:25:38.59 ID:8pgFl5Hro
2
232 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/03(水) 23:28:47.51 ID:A2ol4BF/0
>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 7
睦月 4
美穂子 2
やえ 2
霞 1
久 5
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 23:30:10.17 ID:lRpe8d7DO
京太郎
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 23:30:16.43 ID:U2YP9O0Go
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 23:32:48.32 ID:8pgFl5Hro
あ 今日が試合前最後だよな確か
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 23:42:59.91 ID:H89X8wLU0
残りの練習回数で取り敢えず京ちゃん、ムッキーくらいはスキル取っときたい
哩は普通に一回会話しとけば運が悪くなければ好感度25行くはず
237 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/03(水) 23:47:43.43 ID:A2ol4BF/0
>京太郎

京太郎「よし、悔いのない一日にする為にも……まずはやっぱり練習だな!!」

ザコプロ「い つ も の」

もはやすっかり日常風景となっている、京太郎の練習。
とりあえずビールならぬ、とりあえず練習である。
或いは、隙あらば練習である。

良子「目を光らせておいて良かったです……」

京太郎「あ、監督」

こうなれば京太郎の行動も、周囲からは簡単に予想が出来る。
先回りしてグラウンドで待っていた良子は、案の定姿を現した京太郎を見て感心するやら呆れるやらだ。
大体、彼女の心情的には7:3くらいだろう。

良子「明日が試合、前日の練習で投手に無理をさせる訳にはいきませんからね。
   今日もしっかりと手綱は握らせてもらいますよ」

京太郎「そんな、まるで人が無茶ばかりするかのように……」

良子「無茶はしていませんが、無理はしかねないですからね……」

前日の練習で練習しすぎにより肩を壊しましたと言われては、監督としてはたまったものではない。
しっかりと管理をしなければと意気込む良子を後目に、京太郎は今日も元気に練習を開始した。

01〜32 経験値1
34〜65 経験値2
67〜98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 23:48:11.84 ID:bDiQzVRdO
はい
239 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/03(水) 23:48:58.53 ID:A2ol4BF/0
>コンマ84 獲得経験値3
>京太郎合計経験値10

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

京太郎スキル群
【バントが上手い】pt5
バント選択時、バント判定を+20する。

【高さを生かす】pt5
身長が149cm以下の打者を相手にした際、球威+20。

【持ってる男】pt10
投手時能力。勝利投手の権利を得ていない際発動。
自身を除く全野手の巧打力+5。勝利投手の権利を得た際この効果は消える。

【攻撃に繋がるリズム】pt10[テンポ○発展形]
ランナーを出さないまま2アウトを取った際、次の打者との対戦時に球威・変化+20。
その回が終わる、ランナーを出すとリセットされる。

攻撃に繋がるリズムが生まれ、ランナーを一度も出さないまま3アウトを取った際発動。
次の回、打者の巧打力+10。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【バントが上手い】
2.【高さを生かす】
3.【持ってる男】※選択出来ません
4.【攻撃に繋がるリズム】[テンポ○発展形]※選択出来ません
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 23:49:28.35 ID:1Nm2sW0P0
>>238 ナイス
241 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/03(水) 23:50:00.47 ID:A2ol4BF/0
あ、ごめんなさい。正しくはこうです。

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

京太郎スキル群
【バントが上手い】pt5
バント選択時、バント判定を+20する。

【高さを生かす】pt5
身長が149cm以下の打者を相手にした際、球威+20。

【持ってる男】pt10
投手時能力。勝利投手の権利を得ていない際発動。
自身を除く全野手の巧打力+5。勝利投手の権利を得た際この効果は消える。

【攻撃に繋がるリズム】pt10[テンポ○発展形]
ランナーを出さないまま2アウトを取った際、次の打者との対戦時に球威・変化+20。
その回が終わる、ランナーを出すとリセットされる。

攻撃に繋がるリズムが生まれ、ランナーを一度も出さないまま3アウトを取った際発動。
次の回、打者の巧打力+10。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【バントが上手い】
2.【高さを生かす】
3.【持ってる男】
4.【攻撃に繋がるリズム】[テンポ○発展形]
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 23:50:03.03 ID:8pgFl5Hro
4
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 23:50:13.57 ID:hRtQxilA0
4
244 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/04(木) 00:04:37.06 ID:SQI903/60
>4.【攻撃に繋がるリズム】[テンポ○発展形]

ズパンッ! ズバァンッ!!

京太郎「うっし!」

良子「(ふむ……)」

無理のし過ぎが心配された京太郎であったが、今のところ、良子の目から見ても異常は無さそうである。
投手カードが3枚あるが為か、割とこの京太郎、体力だけは人一倍ある。
そんな彼はその体力任せに、そして力任せに直球をテンポ良く投げ、適度に散ったボールはキャッチャーミットへ吸い込まれる。

良子「(……よいリズムですね。 無駄に投球間隔が開くという事が無い)」

投手の全てを決めるのは、何も直球の速度や変化球の変化量だけではない。
制球、配球――そして、テンポ……投球間隔というものも深く関係をする。

元々、京太郎は強く投げ込みゴリ押しに近い形で打者を封じ込め、あっさりと打たせて取る。
或いは早いカウントから三振を取りに行く事を前回の試合で得意としていた。
それは彼が練習で会得をした1つの長所でもあったのだが、この練習においてそれは更なる進化を遂げる。

良子「(よい守備は、よい攻撃への流れを作る)」

否定するものも少なからずいる、オカルトめいた事とも言われる。
しかし、実際に、試合には流れというものがあるとされてきた。

例えば、満塁の危機を無失点で切り抜ける。
例えば、ファインプレーによって嫌なムードを断ち切る。
例えば、停滞していた雰囲気を主砲の一振りで霧散させる。

野球も人がやるものである。
ムード、流れ、雰囲気――そういったものが影響を少なからずするのは、間違いない。
245 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/04(木) 00:16:35.43 ID:SQI903/60
そして、今の京太郎にも、その流れを作る力が備わりつつあった。
即ち、テンポのいい投球で3者凡退を取る事により、相手の攻撃の芽を摘む。
相手の攻撃の芽を摘めば、当然ながら相手の士気は下がる。
逆に味方はといえば、テンポのいい投球でそのリズムそのまま、攻撃に転じる事が出来る。

テンポよく3人で切って取る事で、攻撃面でもそのままあっさりとヒットを打つ。
今の京太郎のピッチングには、そんなリズムが宿っている。

スパァンッ!!

良子「(これは試合前に、大きな収穫ですね。 味方の士気を上げる、という意味では――やはり彼しかエースはいない。
    彼が投げれば勝てる、そう敵味方に思わせる事が出来るのがエースの条件です)」

未だなお投げ続ける京太郎を見て、静かにそう納得をする良子。
伊達に毎日練習漬けとなっている訳ではない京太郎は、
少しずつ、一歩ずつ、しかしながら着実に、エースへの階段を上り始めていた。

よもや彼が、最初の頃は四球癖がある、球威しか取り柄の無いノーコン投手とは、初対面の選手はだれも思うまい。
……いや、未だにノーコンはノーコンなのだが。

良子「(しかし……)」

ズパァンッ!! スパァンッ!!!

京太郎「よーし、もういっちょ!」

良子「そろそろストップかけないとですかね……はぁ」

エースへの階段を上り続けても、まだ京太郎は自身に満足していないのか、ひたすら投げ続けた。
これには良子もたまらずストップをかける。
なんだかんだと言いつつ、やはり無理をしないかだけが良子の気がかりで、
それでいて無理をしてしまいそうになるのが京太郎という男だった。

なお、良子のストップのお蔭で肩を壊す前に休憩を挟むもよう。

※京太郎が【攻撃に繋がるリズム】を習得しました。現時点ではこれ以上スキルが解放されません。
※良子の好感度が+1され、38になりました。
246 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/04(木) 00:19:11.47 ID:SQI903/60
………

京太郎「うーん、折角ノッてきた所だったのに監督に止められてしまった。
    もう少し投げたかったけど……仕方ないか。 一旦休憩だ」

投げたがりの京太郎はそう呟きながら、ベンチで一休みしつつスポーツドリンクを呷る。

京太郎「ただ、さっきの練習でいい感じにテンポいい投球のコツが掴めた気がするぞ。
    次は何をしようかな?」

朝行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:20:07.24 ID:IvjC+p9AO
2
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:20:10.39 ID:0V1XUuWG0
2
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:20:11.89 ID:vCT3mjUio
2
250 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/04(木) 00:22:21.82 ID:SQI903/60
>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 0
睦月 4
美穂子 2
やえ 2
霞 1
久 5
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:22:39.03 ID:BH2FFFDS0
ムッキー
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:22:40.66 ID:dCjvpjpM0
ムッキー
253 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/04(木) 00:36:17.63 ID:SQI903/60
>睦月

睦月「流石に早いね、京太郎くん。 もう来てたんだ」

京太郎「あれ、睦月さん?」

そうして休憩を取っていると、グラウンドに現れたのは睦月。
彼女もまた京太郎と同じく野球に情熱を注いでおり、京太郎の次に練習場で姿を見かける。
バットなどの用具を肩から下げ、苦笑しながら睦月は京太郎の元までちょこちょこと歩いてくる。

睦月「もしよかったら、また付き合って貰えないかな? 京太郎くんとだと、効率よく練習出来るから……」

京太郎「勿論ですよ! すみません、ちょっと待ってください」

睦月「ああ、あわてなくていいよ。 私もウォーミングアップが必要だし」

睦月の誘いに、京太郎は快く承諾。
京太郎としても対戦打者がいた方が練習になるのだから、断る理由も無い。
ウォーミングアップを開始した睦月を見ながら、京太郎もゆっくりと準備をするのだが……。

そんな2人を見やりつつ、良子は腕を組んだままはて、と考え込む。

良子「(京太郎くんがエースならば、津山さんは投打どちらでも便利に使える……ほぼ穴の無い選手なのですよね。
    まあ、次の試合でも彼女には外野手……ライトとして出場してもらう予定ですが、
    はてさて打順はどうしたものか)」

これが初戦の時ならば迷う事は無かったが、人数が増えた分、良子としても色々と考える事も多い。
割と嬉しい悲鳴、というものではあるのだが。

京太郎「睦月さん、準備できました?」

睦月「うむ! いつでもいいよ」

そんな良子の悩みを他所に、睦月はバッターボックスへと向かっていった。

01〜32 経験値1
34〜65 経験値2
67〜98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:37:01.99 ID:6MGOQYVa0
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:39:43.07 ID:6MGOQYVa0
そういや打順ってどうやって決めるんやっけ
256 : ◆0RbUzIT0To [saga]:2017/05/04(木) 00:41:14.67 ID:SQI903/60
>コンマ99 ゾロ目 獲得経験値5
>睦月合計経験値9

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

睦月スキル群
【高さ危険太郎除去】pt5

【意外性】pt5
打順が6〜8番、ビハインド時に発動。巧打力+20、長打力+20。

【ピンチに強い】pt5
得点圏にランナーを背負った際発動。球威・変化+10。

【ミスタースリーベース】pt5
打撃結果判定がツーベースの際発動。打撃結果判定下1桁が3・6・9の際、スリーベースに。
ただし1塁にランナーがいる、かつランナーの走力が49以下の際は発動がキャンセルされる。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【高さ危険太郎除去】
2.【意外性】
3.【ピンチに強い】
4.【ミスタースリーベース】
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:41:35.95 ID:VMRLYcTA0
3
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:43:49.03 ID:VMRLYcTA0
>>255
>>1「オーダーこんな感じでええか?」
俺達「ええんやで」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:44:49.39 ID:bi2n9OBwo
打順は前回は>>1がオートで決めてこちらが追認した
次回もそうするのか1から決めるのかは不明
260 : ◆0RbUzIT0To [saga sage]:2017/05/04(木) 00:45:18.29 ID:SQI903/60
>>255
打順については一応こちらでこれがいいかな、というものを最初に提示します。
その後に安価を取って、そのままか違う打順がいいというのならその打順を提示してもらう感じになります。
ちなみに今のところは、

1番セカンド美穂子
2番ショート哩
3番ライト睦月
4番ファーストやえ
5番センター久
6番キャッチャー霞
7〜8番ザコプロさん
9番ピッチャー京太郎

がいいかな、と>>1としては考えています
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/04(木) 00:47:11.62 ID:dIFZ+hHFO
そういやザコプロの能力っていくつぐらいだっけ
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