【ダンガンロンパ×ペルソナ】???「我は汝、汝は我……」【安価コンマ】

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42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:32:09.67 ID:fgNU751xO
相棒(?)枠かどうかは分からんが百田の兄貴人気過ぎィ!

>>41
銀河眼とか来そうすね
43 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 21:43:12.68 ID:9fbvc2L00


百田「おっ、オレのルームメイトは最原か!」

隣に座っていたクラスメイトの一人――百田解斗くんが声をかけてくれた。

最原「うん、みたいだね」

百田「へへっ、これも何かの縁だ。いっちょよろしく頼むぜ!」

最原「よ、よろしく……」

彼もかなり明るい性格のようだ。
こういう人と同じ部屋で暮らすなんて初めてだけど……上手くやっていけるだろうか。

「それじゃあ、今日はこれで終わり! 一応寄宿舎の門限は決まってはないけど、あまり遅くならないうちには帰ってくるようにね!」

「それと……最近、学園の周りでおかしな事件が起こってるみたいだから外出する生徒は気をつけるように! それじゃあ、赤松さん号令お願い!」

赤松「あ、はーい!」

こうして入学式が終わり放課後になる……。





20XX年 4/9 sat
朝→昼

入学式が終わればとりあえず授業はないので、お昼からは自由に行動できるみたいだ。

さあ、どうしようかな……。


‡行動選択
・校内を歩く(場所指定)
・誰かに会いに行く→赤松・百田
・部屋に行く

↓2
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:44:32.49 ID:/pI0vmSf0
1 自分の研究室をみる
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:46:13.53 ID:3if6XmZ0O
1図書室
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:48:32.89 ID:RKfgvlZpo
おおざっぱでいいから、どんな施設が校内にあるか教えてほしいかも
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 21:49:06.76 ID:8+W8UejnO
なん図書まったなし
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 21:50:55.97 ID:OGSl03Hf0
もはやシンボルエンカウント
49 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 22:00:35.76 ID:9fbvc2L00


【図書室】

最原「ここが図書室か……さすが希望ヶ峰学園。かなり大きいな」

僕がやって来た図書室はかなりの大きさで、街の図書館――は言い過ぎにしても、それとほぼ同じくらいの広さだった。
才能を育成するには本や資料も必要ということだろうか。

??「はぁ……どうしたものっすかね」

そのやや奥の本棚。そこから男の子の声が聞こえてきた。

最原「……あれ? 天海くん……だよね?」

??「え? ああ、誰かと思えば……最原くんでしたっけ?」

ホームルームの自己紹介で既にクラスメイトの名前と肩書きは覚えている。
彼は天海蘭太郎。【超高校級の冒険家】であったはずだ。

天海「こんなところで何を? せっかくの早終わりですから、街に出るなりすればいいのに」

最原「いや……一応学園の中を歩いてみようと思ってさ」

天海「それにしたってこんな図書室なんて……おっと、これは俺自身にも言えることっすね」

あはは、と屈託なく笑う天海くん。

最原「それより、何かため息みたいなのが聞こえたんだけど……」

天海「聞かれちまいましたか。まあ、気にしないでくれると助かるっすね」

そう言われては深く追求するわけにもいかないか……。


‡話題選択
1 先生が言ってた事件のことって何か知ってる?
2 ここの図書室って本当に大きいよね
3 天海くんは学園はもう見て回った?

↓2


ちょっと離脱するっす
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 22:06:29.80 ID:/pI0vmSf0
乙っす
1
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 22:08:46.81 ID:8+W8UejnO
52 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 22:24:45.98 ID:9fbvc2L00


最原「天海くんはもうこの学園は見て回った?」

天海「ある程度はっすけど」

そうなのか……まだホームルームが終わって間もないのに……。

天海「俺は今朝一番乗りで来て、事前に学内を見たっすから」

最原「そうなんだ……ちなみにどういう場所があった?」

天海「まあ、教室は当然として保健室に購買部に娯楽室に……」

天海「それと俺らの学年限定で研究教室なんてものがあるみたいっす。79期生の入学と同時に造ったらしいっすから、先輩には無いみたいっすね」

へぇ……なるほど。

最原「ありがとう。自分で学園内を回る際の参考にするよ」

最原「どこに何があるか知っていれば迷わずに済みそうだしね」

天海「まあ、無茶苦茶広いっすからねこの学園……」

天海「俺はちょっとここでまだやることがあるんでご一緒できませんが、参考になったんなら嬉しいっす」

最原「あはは……ありがとう」

保健室、購買部、娯楽室……。
後僕らの学年限定で研究教室なんてものがあるのか。

まあ、研究教室は後回しでいいだろう。他の人の研究教室には入りにくいし……。





20XX年 4/9 sat
昼→放課後

お昼が終わって放課後。
そろそろ寄宿舎に戻った方がいいかな?


‡行動選択
・校内を歩く(場所指定/研究教室以外)
・誰かに会いに行く→赤松・百田
・部屋に行く

校内の施設は原作1の施設とV3の研究教室があります
↓2
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 22:27:50.35 ID:RKfgvlZpo
場所公開ありがとうございます
購買部で
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 22:32:10.04 ID:cBKkwv/x0
じゃ購買部で
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 22:32:23.46 ID:OGSl03Hf0
赤松に会いに行ってみる
56 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 22:48:22.14 ID:9fbvc2L00


【購買部】

最原「購買部……だよな? 先生とかが誰もいないんだけど……」

色々な物が山のように積まれていて、お世辞にも綺麗とは言えない場所であった。
その中に先生は見当たらない。監視カメラがあるから問題ないとは思うけど……窃盗とかの心配はしなくていいんだろうか?

??「あっれー? 誰かと思えば最原ちゃんじゃん」

そんなことを思っている僕の後ろから誰かがやって来たようだ。
振り向くとそこに立っていたのは……。

最原「王馬くん?」

クラスメイトの一人、王馬小吉。
【超高校級の総統】なんて肩書きで入学してきたらしいけど……正直、嘘くさい。それに彼が自己紹介の際に言っていた組織というのも聞いたことがない。

王馬「そうだよ! いやー、てっきり忘れられてるかなって思ってたんだけどそういうわけじゃないみたいだね!」

最原「そりゃあ、あんな自己紹介されたらね……」

最原「それよりも、王馬くんは何か用事?」

王馬「放課後に購買部がガラ空きなのは調べておいたから、ちょっと物色をしに……」

最原「もしかして盗む気!?」

窃盗の心配をしていたらこれだ。
まさかとは思うけど、本気なんじゃ……。

王馬「嘘だよ! 監視カメラがあるのに盗みなんてするわけないじゃん!」

最原「…………」

やっぱり、平然と嘘をつくタイプみたいだ。
侮れない……というよりは、ちょっとめんどくさい人なんだろうか……。


‡話題選択
1 超高校級の総統ってのも嘘なんだよね?
2 担任の先生って、臨時なんだったよね
3 王馬くんのルームメイトは誰だったの?(V3男子生徒の名前も指定/最原、百田、王馬以外)


↓2
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 22:50:05.45 ID:RKfgvlZpo
ふみふみ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 22:50:40.37 ID:ZQsQHRe6O
3 ゴン太
59 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 23:00:03.78 ID:9fbvc2L00


最原「王馬くんのルームメイトは誰だったの?」

王馬「ああ、オレのルームメイトはゴン太だったよ。獄原ゴン太」

あの大きな体の……。

王馬「いやー、ゴン太ってかなりたんじ――純粋なヤツだよ! オレの言うこと全てを信じちゃってさ!」

最原「ちょっと、何やってるのさ……」

しかも単純って言いかけたよな……?

王馬「オレが悪の総統だってのもすぐに信じたし!」

最原「…………」

王馬「ほら、最近この学園の周りでおかしな事件が起きてるじゃん? あれも実はオレの仕業なんだよ!」

最原「は?」

それって先生が言っていたこと、だよな……?

最原「具体的には何をしてるのさ?」

王馬「そりゃあ言えるわけないよ! 言ったら最後、最原ちゃんの命をもらわないといけなくなるし!」

つまり言う気はないってことか……。

でも、王馬くんが言っている事件は確実に起きているわけだし……外に出るときは気を付けよう。


60 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 23:10:59.86 ID:9fbvc2L00
20XX年 4/9 sat
放課後→夜


【寄宿舎・最原と百田の個室】

百田「おー、帰ってきたか最原!」

夜。自分の個室に戻るとルームメイトの百田くんが出迎えてくれた。

最原「ただいま。百田くんも今帰ってきたところ?」

百田「そんなところだ。にしても見ろよこの部屋! かなり大きくねぇ?」

寄宿舎の個室は玄関を通ると長い通路があり、その左右にそれぞれの部屋があった。

最原「奥はリビングとキッチンなんだっけ? 本当に豪華な部屋だよね」

通路を奥に進むとリビングとキッチンがある。学生寮の個室と考えると破格の大きさと豪華さだ。
もっとも部屋自体は広いだけで殺風景なんだけど。

百田「それで、どうする? もうこんな時間だけど、メシでも食べるか?」

最原「そうだね……今日はもう疲れちゃったし、ご飯食べて寝たい気分だよ」

百田「なんだよ、そんな疲れたのか? しゃーねー……ルームメイトとの交流はまた後日だな!」

そんなことをするつもりだったのか……。





【???】


最原「……あれ?」

百田くんとご飯を食べ、寝たはずの僕。
しかし目を開けるとそこは不思議な空間であった。

最原「どこだここ……?」

円形に広がる部屋。高さはかなりあって、天井が霞んで見える。
周囲を取り囲むのは本棚。その中には資料がぎっしりと詰まっている。部屋というよりは書庫、というべきか。

そんな空間の中央。
豪華な机と椅子があり、その椅子に見慣れない人物が座っていた。


‡選択
1 普通にイゴール
2 モノクマだよ!
3 モノミでちゅ


↓2
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 23:14:03.21 ID:hhn7ik5kO
踏み台
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 23:16:29.89 ID:OGSl03Hf0
63 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/25(火) 23:25:24.74 ID:9fbvc2L00
短くてごめんなさい。本日終わりですわ
戦闘は簡単にさっくり進む方向を予定。ペルソナ側の用語はそのまま引用予定(シャドウとかパレスとか)

お疲れ様でした
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 23:28:33.45 ID:/pI0vmSf0
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 23:32:22.46 ID:RKfgvlZpo
乙です
66 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 15:42:53.81 ID:T1Kt8XtBO
20時とかに再開します
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 15:45:12.89 ID:h1RF7S/D0
りょか。
68 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 20:21:35.51 ID:dicbFleK0


イゴール「ようこそ……我がベルベットルームへ」

最原「ベルベットルーム……?」

その人物の特徴は、とにかく鼻が長いことだ。
例えて言うならば天狗か。見ただけで普通じゃないことが分かる。

これは、夢? それとも……?

イゴール「ふふふ……どうやら戸惑っているようだな。ここは意識と無意識の狭間にある空間。つまりお前の心の有り様だ」

最原「何を言って……」

イゴール「無限に保管された書物。それに取り囲まれるようなこの空間は――まるで探偵が好んで使う書斎のようだ。そうは思わんか?」

全く意味がわからない。
これは夢。そう思うしかない。

イゴール「本題に戻ろう。現在、お前の運命の果てには狂気に満ちた絶望が待ち構えている」

最原「絶望だって……!?」

イゴール「そうだ。今のお前では到底適わぬような、それほど強大な絶望だ」

イゴール「それはやがてお前の身を蝕み、世界をも崩壊させる」

最原「…………」

イゴール「だが、お前にはそれに抗うための力が眠っている。今はまだ弱い力、しかしそれは剣となってお前の力になるだろう」

本当に、何を言っている……?

イゴール「信じられないと言う顔だな。こちらとしても今すぐ信じてもらおうなどとは考えていない」

イゴール「もうすぐお前は信じざるを得なくなるのだから……」

そうしてイゴールという男性が意味深に笑うと、不意に強烈な頭痛が襲いかかってきた。

イゴール「今回はここまでのようだ。次もこちらから呼び立てる。それまで待つがいい……」

最原「ま、待て……!」

そこから先の言葉は発せれなかった。


69 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 20:34:20.53 ID:dicbFleK0
20XX年 4/10 san



最原「…………」

最悪の目覚めだった。
意味のわからない夢。しかしその中で感じた全てのことが現実のようで……。

最原「絶望って、何のことだ……?」

考えれば考えるほど意味がわからない。

最原「まあ、夢のことをいつまでも気にしてたって仕方ないか」

今日は日曜日。入学式の次の日ではあるけど、学園は休みだ。
休みでも学園は基本的に開放されてはいるけど、街に出てみるのも悪くないかもしれない。

最原「そう言えば百田くんはどうしてるんだろう?」

部屋を出て彼の部屋をノックするけど、反応はない。
早起きして出かけたんだろうか?

最原「ま、いいか」

いくらルームメイトって言っても昨日知り合ったばかりなんだし、そんな間柄で休みに一緒に行動するのも変だろう。

とりあえず僕はどうしようか。


‡選択
1 とりあえず朝ごはん(食堂へ)
2 外へ出て街を歩こう(学園外へ)


↓2
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 20:35:23.59 ID:+WHlr9jA0
加速。安価なら↑
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 20:38:26.34 ID:lb4tf60AO
2
72 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 20:49:54.55 ID:goudj+aj0


外へ出よう。せっかくの転校先だし、街のことを知っておくべきだ。

そう思った男子寮を出て、街へ出ることにした。





希望ヶ峰学園がある街はかなり大きく、行ける場所は限りなくある。

ショッピングモールに行けば売店やファミレス、書店があるし。
大通りに行けばゲームセンターやスポーツジムにカラオケなんてものもある。

他にも探せばまだ知らない場所があるだろうし……街の散策は定期的にしておくのもいいかもしれない。

さあ、どこへ行こう?


‡選択
1 ショッピングモール
 ※売店・ファミレス・書店から選択
2 大通り
 ※ゲームセンター・スポーツジム・カラオケ


↓2
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 20:53:37.35 ID:h1RF7S/D0
1 売店
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 20:55:20.23 ID:UvFhFQF/O
75 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 21:19:02.43 ID:wAyHquG30


【売店】

「いらっしゃいませ〜」

ショッピングモールにある売店の一つ。
そこで店員の声に出迎えられ、中へ入る。

最原「へぇ、結構大きい売店なんだな」

見れば普通の商品に並んで希望ヶ峰学園が協力したという商品もいくつか並んでいる。
まあ、確かにこの街にとって希望ヶ峰学園は誇るべき物なんだろうし、こういうのもあって当然か。

「ふぅ……聞き込みもこれくらいにしておこうかしらね」

そんな売店の奥。店員が出入りするような扉から女性が一人出てきた。
背の高いスーツ姿の女性だ。凛とした雰囲気を放つ美人という言葉が似合いそうである。

最原「…………」

店員、ではないだろう。
それならあの人は何をしているのか? それに聞き込みって……?

最原「って、ダメだダメだ」

こういうところは探偵の悪い癖というか。一度怪しいと思ったらそう思い込んでしまいがちなところは悪いところだ。
そう思った僕は適当に中を歩いた後で出ようと思い、足を動かすが――続けて外から一人の男の人が入ってくるのに気付く。

「すいません、聞き込み終わりました」

スラっとした背丈に、茶髪と爽やかな顔立ちが印象的。
歳は僕と同い年くらいだろうか? もしくは一つ上とか……。

「お疲れ。それで、何かあった?」

「特別何も。しかし、やはり希望ヶ峰学園が関係しているとは思います」

希望ヶ峰学園……?
自分が通う学園の名前を出されては気にならないわけがない。でも、盗み聞きは……。


‡直後コンマ40以下で二人にバレる
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 21:20:43.15 ID:3pMyBp600
ほい
77 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 21:35:52.72 ID:eRx1lu4f0


「……ちょっと。そこのキミ、盗み聞きとは感心しないわね」

しまった……バレてしまったみたいだ……。

最原「すいません、希望ヶ峰学園の名前が出ていたので気になってしまって……」

「へぇ、希望ヶ峰の名前が出たのがそんなに気になったの?」

女性の代わりに男の子の方がそう言ってくる。

最原「はい。一応、僕も今年から希望ヶ峰学園の生徒になったので」

「ということは……79期生?」

「冴さん、これは望んでいたチャンスなのでは?」

「そうね……」

そうして冴さんと呼ばれた女性は胸ポケットから名刺を取り出し、僕に渡してきた。

冴「検察官の新島冴です。最近この周辺で起こっている事件について調査しているの」

冴「……明智くん。あなたも自己紹介して」

「はいはい」

もうひとりの男の子も自己紹介をしてくれた。

明智「明智吾郎。高校生兼、探偵だよ。テレビとかでも一応何度かは出てるから、もしかしたら知ってくれてるかもね」

そうだ……どこかで見た顔だなと思ってたら、テレビとかでたまに見る明智吾郎くんだ……。

最原「それで、調査って?」

冴「先生方から話くらいは聞いたことはない?」

言われてみれば、確かに昨日もそんなことを言っていた気が……。

明智「まあ、立ち話もなんだしファミレスにでも行こうか。冴さんが奢ってくれますよね?」

冴「…………」

明智「そんなに睨まないでくださいよ……」


‡選択
1 調査に協力する(ファミレスに移動。その後時間が夜まで進む)
2 理由をつけて協力を断る


↓2

※ちょっと離脱しますぅ
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 21:38:00.96 ID:3pMyBp600
kskst
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 21:38:59.01 ID:CgyA3I2zO
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 21:39:01.59 ID:jDgMupLwo
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 21:39:37.29 ID:fGQELnrmO
1
82 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 22:21:57.39 ID:SHkZZXVS0


最原「わかりました……何ができるのかわかりませんけど、協力します」

冴「ありがとう」

明智「それじゃあ行きますか」





【ファミレス】

冴「それじゃあ、早速本題に入る……よりも前に、今この周辺で起きている事件について教えておくわね」

場所を変えてファミレスに来た僕と新島さんと明智くん。
新島さんと明智くんが並んで座り、その対面に僕が座っているという構図だ。

冴「とは言ってもその規模や内容は様々で、深く説明するとキリがないから簡単に言うと……事件の犯人やその周囲に関わっていた人におかしな現象が起きる、不可解な事件がこの街で起きてるの」

明智「今までは窃盗や暴行、その他傷害といった小規模で済んでいたけれど……ついに先週、死人が出る事件が起きてしまった」

最原「死人……!?」

冴「とあるテレビ局のディレクターなんだけどね。以前にもいくつか小規模の事件が起きていたから私達もマークはしていたのだけど……」

明智「そのディレクターが死ぬ直前まで親しくしていた人物がいた。多分、最原くんも見覚えくらいはあると思うよ」

そうやって明智くんが懐から一枚の写真を取り出した。

最原「この人は……」

明智「【超高校級のアイドル】の舞園さやか。希望ヶ峰学園の78期生だ」
83 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 22:38:24.85 ID:B5KuX0xl0


最原「78期生……僕の先輩ってことですか」

最原「でも、どうして舞園さんのことを調べているんですか? ……まさか、彼女が犯人って思っているんじゃ」

冴「それはまだ確定していない。でも、彼女の様子が事件前後で明らかに違っているのよ」

明智「事件前はアイドルとしての活動をしていた彼女だけど、事件後はその頻度も著しく減っている。テレビ関係者に聞き込みをしても仕事後はすぐに帰宅していて同じグループのメンバーともろくに話をしていないとのことだ」

……確かにそれは明らかにおかしい。
犯人ではないにせよ、事件への関わりは確定だろう。

明智「彼女自身に話を聞こうにも拒否されて終わりなんだ。だから同じ学園の生徒であるキミに頼みたい」

最原「でも、78期生ってことは先輩ですよ? 新入生の僕に聞き込みなんて……」

明智「そこは他の先輩を味方にしてみるとかね」

冴「さっきの名刺に私の携帯番号が書いてあるから、もし何かわかったら教えてくれるかしら?」

明智「それなら僕の番号も……」

メモ用紙を一枚取り出し、簡潔に番号を書いて手渡してくる。

最原「……可能な限りはやってみせます」

会ったこともない人。でも、同じ学園で生活する先輩。
そんな人を疑えと言われるとあまりいい気はしないけど……これも探偵の宿命だと思うしかない。


84 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/26(水) 22:54:08.40 ID:Goh4Yn8M0
20XX年 4/10 san
朝→夜


すっかり日も暮れて夜。
僕は学園に戻る道中で考え事をしていた。

それはもちろん舞園さやかさんのこと。
彼女が全国的に有名なアイドルであることは知っていたし、希望ヶ峰学園の先輩であることもありえないことではないと思っていた。

でも――そんな彼女が。まだ出会ったことすらない人だけど、そんな彼女がおかしな事件に巻き込まれている?

最原「…………」

これが夢の中で言っていた絶望というやつなのか?
なら……これを放っておくといずれ僕にも振りかかる?

最原「……【超高校級のアイドル】の【舞園さやか】か……」

その瞬間。視界が歪んだ。

最原「え?」

まるで渦を巻くように視界が回る。
回る。回る。回る。回る。回る。

ぐるぐると回る視界がやがて元に戻ると――僕の周りの風景は一変していた。


※今回終わりです。短い&遅くてごめんなさいです
 何かあればどうぞご自由に。次くらいに仲間一人増えるかな?
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 23:44:13.82 ID:wd6jx7ikO
絶女や3のキャラも出てくるかな?
86 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/27(木) 21:40:04.25 ID:qI3rUp+bO
今日は休み

>>85
出てきます
3はともかく絶女は上手くやれるか不安ですが
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:46:32.02 ID:Td7BOF8jO
イゴールのしゃべり方に違和感。敬語じゃなかったっけ?いや、理由があるんなら悪い
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:49:28.58 ID:nwptWhgF0
>>87
P5だとあんな感じだったはず。 
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:49:36.53 ID:pLfQ6mwbo
5のイゴールはこんなかんじ
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:51:01.84 ID:Td7BOF8jO
そうなん?知らんかった
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:53:03.98 ID:V//jzBdVO
5だとあんな喋りだったな
理由は最大級のネタバレになるから言えんが
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 21:58:52.05 ID:lCAGqi4To
クリアしてないわい喋り方を調べようとして「p5イゴール」で検索して今最大の後悔をしている
93 : ◆AmrfQFpObA [sage]:2017/04/28(金) 08:54:50.23 ID:uUV/k9FVO
1はペルソナ5しかやってないので……すいません
なるべく気を付けますが以降もネタバレがあると思いますのでお気をつけください
94 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 21:07:17.53 ID:+vZdRT080


【???】

最原「なんだ、ここ……」

確かに街を歩いていたはずだった。
学園に戻ろうとしていたのに、今は全く別の場所に来ている。

最原「……ドーム?」

今僕の目の前に建っているのは巨大なドーム。
テレビとかでよく見る、アイドルや歌手がライブをするときに使いそうな場所だけど……こんなものは間違いなく無かったはずだ。

最原「どういうことだ……夢でも見ているのか?」

とにかくこの場を去ろうとする――その瞬間、ドームの入口のところで誰かが動いたような気がした。

あれは……舞園さやかさん?

直前に明智くんから写真を見せられていたからすぐにわかった。
今のは間違いなく舞園さんだ。

最原「こんなところで何を……?」

疑問に思った僕は少し迷った後で彼女の後を追うことにする。
普段なら気にしなかったかもしれない。でも今はなぜか――嫌な予感がする。


95 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 21:25:36.23 ID:HYEiw5Z70





正面入口を抜け、中にはテレビで見るような光景が広がっていた。
たくさんの観客席があり、中央には舞台がある。

最原「あれは……」

その舞台の上にさっき見かけた舞園さんと――もう一人誰かの姿が見えた。

舞園「うう、ううう……」

頭を抱えて苦しんでいる舞園さん。
それは何か普通とは違う、苦痛と心痛が伴っているような表情だった。

「――は、本――から――」

舞園「ち、違う! 私は……」

舞園さんの方はよく聞こえるけれど、もう一人の方はあまり鮮明に聞こえない。
何を話しているのか。その内容がわからない。

最原「…………」

もう少し近づければもっとよく聞こえそうだけど、バレたりしたらアウトだろう。

どうする……?


‡選択
1 もう少し近づく(コンマ40以下で見つかる)
2 このままでいる
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/28(金) 21:26:23.63 ID:oAU1ZsF90
1
97 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 21:53:46.54 ID:x4gdcas40
よく見たら安価先書いてなかった。ごめんなさい
今回は直下のを採用します


最原「少しずつ……少しずつ……」

物音を立てないように少しずつ近づいていく。

「お前が、あの男を殺したんだ」

舞園「ち、違う違う違う! 私はそんなことしてない!」

「本当にそう? 記憶を辿ってみればわかるんじゃない?」

舞園「あ、あああ……」

……あの男を殺した? 記憶を辿ればわかるだって?
おそらく、新島さんや明智くんが言っていたディレクターの事件についてだろう。

なら――舞園さんの前に立っているあの人は誰だ?
暗い空間で表情も見えない。声はかろうじてはっきりと聞こえてくる程度にはなったけど……。

最原「……これ以上の深追いは危険かな」

そう判断した僕はひとまずここから出て外に向かうことにした。
彼女のことは気になるけど、僕だけでどうにかできるとも思えないし……警察か、新島さんに連絡をしないと。





「――ッ!!」

外に出た僕に襲いかかるのは激痛だった。
上から飛び降りてきた何者かに倒され、僕は正面から地面に倒れこむ。

最原「が、あっ……!?」


※ちょっと離脱します
98 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 22:23:38.23 ID:Y7WHLKsh0


最原「な、なんだよこれ……!?」

僕の体を押さえ込むようにしているのは、ガードマンの制服に身を包んだ【怪物】であった。

険しい表情をしているからだとか、尋常ならざる力だからだとか。そんな些細な問題ではなく――単純に、人の形を成していない。

「――ッ!!」

怪物の咆哮が響き渡る。
その瞬間、僕の背筋が文字通り凍るようだった。

最原「ひ、っ……」

首だけを動かし、その怪物の目を見る。

憎しみ。妬み。敵意。殺意。

その様々な感情が入り混じった視線は――身に覚えがある。

最原「う、うわあああああ!! 離せ、離せッッッ!!」

そこから先はもうがむしゃらであった。腕や足を動かそうとし、怪物の束縛を振りほどこうとする。
だけど、僕なんかの力じゃそれは叶わなくて……。

――その瞬間、不意に怪物が吹き飛んだ。

最原「え……?」

突然の出来事に現実の認識が追いつかない。
そんな僕の元に、とある人物が現れる。

「……危ないところだったわね。もう少しであなた、死んでいたわ」


99 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 22:34:34.54 ID:60J4wNIj0


その人は凛とした態度で僕を見下ろしていた。
長い髪の毛が印象的で、その瞳は僕のことを冷静に見据えている。

最原「だ、誰ですか……?」

「話は後で。それよりも――あなたは逃げなさい」

彼女の声とほぼ同時で僕の後ろから物音が聞こえてくる。
先ほどの怪物。しかもその数が三体に増えている……!!

最原「で、でもっ!」

「あなたに戦える力はない。でも、私にはある」

「ならあなたは逃げるべきよ」

あくまで僕を逃がそうとする彼女。
でも僕がここで逃げたら彼女が危ない目に……!!

最原「しまっ!?」

「くっ……そっちにもいたのね……! 待っていなさい、すぐに助けて……!」

後ろからもう一体が現れ、僕を羽交い締めにする。
彼女も僕を助けようとしてくれるけど、他の三体に阻止されてしまっていた。

まずいまずい! このままじゃ僕どころか彼女まで本当に……!!


ドクン……。


最原「ッ……!?」

不意に、僕の鼓動が早くなった。

『どうしたのだ? よもやこれで終わりだと言うつもりではあるまいな?』

そして僕の頭に声が響く。
聞き覚えのない――でも、どこか気持ちが昂ぶるような声。


100 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/28(金) 22:59:49.63 ID:cU5UW+WX0


『お前の瞳に映る真実がこんなものでいいのか? 解明できぬ謎に身を危険に犯され、見知らぬ少女さえも犠牲にしようとして』

いいわけがない。でも、僕なんかに何ができるっていうんだ……!!

『力ならあるだろう。幾重にも張り巡らされた謎を解きほぐす知恵が』

最原「あ、ああ……あああ……!!」

頭がガンガンする。全身に激痛が走る。

『それとも、お前の才能はその程度であったのか? この程度の謎に敗れるくらいであったのか?』

最原「ち、が……う……!!」

確かに僕はまだ探偵として見習いだ。解いてきた事件の数も本当に数える程度でしかない。
でも……それでも、こんな僕のおかげでと笑ってくれた人もいたんだ……!!

『ふっ……いいだろう。お前の覚悟、受け取った』

ドクン……!!

再び鼓動が早くなる。
しかしそれは先ほどとは違い、比べ物にならないほどの激痛が伴った。

最原「ああああああああ!!」

「これは……」

『眼前に立ちふさがる謎を解き明かさんとする者よ……契約だ』

『我は汝、汝は我……』

『その両の目に映る謎を暴き、見事己の真実を紐解いてみせるがいい!』

『例え虚像がお前を惑わそうとも、その決意を忘れるな!!』

その瞬間。僕の周囲に暴風が巻き起こった。
僕を束縛していた怪物と、彼女と相対していた怪物。合計四体が吹き飛ぶ。

最原「これが……キミの力なんだね……」

最原「……【シャーロック・ホームズ】……」


※今回ここまでです。安価ほぼ無かったですが、お疲れ様でした
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/28(金) 23:01:19.67 ID:oAU1ZsF90
乙。ワクワクすっぞ。
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 23:08:57.32 ID:/2en5/rG0
この展開は熱い
103 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 18:04:19.89 ID:L1/ukKfJ0


『さあ、契約は完了した。己の仮面を取り払い、お前の全てを開放しろ!』

いつの間にか僕の目元を隠すように仮面が付いていた。
これは何なのかとか。どういう原理で出てきたものなのかとか。そんな考えは追いついてこない。

それよりも前に――僕はその仮面を取り払った。

最原「ペルソナァァァッッッ!!」

青白い炎にも似た何かが僕の周りを取り囲む。
そうして轟々と燃え上がる炎はやがて消えていき、中から見たことのない人物が現れた。

最原「いや、これは……違う」

人物、ではあるもののそんな言葉で収めていいわけがない。

【シャーロック・ホームズ】。
探偵を名乗る人間ならば知らないわけがない。それほどまでに巨大な存在。
それがどうして今僕の近くに立ち、この謎を解き明かすための力を貸してくれているのか。

それはまだわからない。
でも……この現状を打破するにはペルソナの力があれば十分だ!

「あなたも目覚めたのね……ペルソナの力に」

最原「それじゃあ、キミも……?」

「希望ヶ峰学園78期生。【超高校級の探偵】の【霧切響子】よ」

目の前の彼女は顔色一つ変えずに言う。

霧切「よろしくね。79期生の【超高校級の探偵】、【最原終一】くん」

最原「霧切響子……?」

どこかで聞いたような名前だった。いや、名前というよりは苗字の方か。

「そこまでです!」

不意にダンッと地面を蹴る音がする。
それを合図に怪物達は姿を消していき、その向こう側に誰かの姿が見えた。

最原「あれは……」

この緊迫感漂う状況とは裏腹に、底抜けに明るい服装。
有名アイドルがライブで着るような衣装に身を包んだ、僕らと同い年くらいの女の子。

最原「舞園さやか……なのか?」

舞園さやかだと断定はできなかった。
なぜなら、今目の前に立つ彼女からは人間が放てるとは思えないような空気を感じられるからだ。


104 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 18:21:50.75 ID:/1uVzuf50


霧切「いいえ、違うわ。彼女は舞園さやかであって舞園さやかではない」

最原「それってどういう……」

「正解です。さすがは探偵さんですね……一目で看破しましたか」

ニッコリと笑顔を浮かべ、目の前の少女は頭を下げた。

「初めまして……私は舞園さやかの心が生み出したもう一つの存在です」

霧切「物は言いようね。つまり彼女の心に眠っていた負の心……つまりは【シャドウ】ということよね?」

シャドウ舞園「そう言われるのは心外ですけど……まあ、お好きなように捉えてください」

シャドウ舞園「それよりも、どうでしょう? この場で私が他のシャドウを消したのには理由があります。取引、しませんか?」

取引、だって……?

霧切「へぇ?」

シャドウ舞園「ここでお二人を見逃す代わりに、もう二度とこの中には入ってこないでください。それを約束してくれるのであれば私はお二人に対して不干渉でいてあげます」

霧切「随分と上から目線で言うじゃない」

シャドウ舞園「そちらの彼がペルソナに目覚めたのは多少予想外でしたが、だからといって私の方が有利な状況には変わりません」

霧切「…………」

言っていることは正しいのかもしれない。まだ戦力差を比べるなんてことは僕にはできないけど……彼女の自信がそう言っているようなものだった。

最原「断る」

だけど、僕の口から発せられた言葉は否定の言葉だった。

最原「キミが舞園さやかに何をしようとしていのかは知らないけど……あんな怪物を使ってまでしようとしていることだ。どうせロクなことじゃないんだろ?」

最原「なら……その目的を暴くまではキミの言いなりにはならない」


105 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 18:33:06.58 ID:VzBCakez0


霧切「あなた……」

シャドウ舞園「そうですか……」

シャドウ舞園「霧切さんはどうですか? そちらの素人探偵さんはああ言ってますが?」

素人探偵って……!!

霧切「……そうね。私もお断りさせていただくわ」

霧切「ここで舞園さんの偽物の言いなりになっては、現実世界で本当の舞園さんに合わせる顔がないから」

シャドウ舞園「わかりました……非常に残念ではありますが――」

ため息を一つ吐き、彼女は続けた。

シャドウ舞園「――死ね!!」

前後左右。四方に先ほどの怪物が再び現れる。

最原「くっ……」

霧切「ここでバカ正直に戦いを挑むのは愚策よ。ペルソナの力に目覚めたばかりのあなたでは消耗の方が激しいでしょうから」

最原「ならどうするっていうのさ!?」

霧切「当然、逃げるわ」

直後。霧切さんが僕の手を取って駆け出した。

最原「ええっ!?」

目的は当然このドームの敷地から出ること。
しかし後ろに逃げたところで怪物がそれを許すわけもなく……。

霧切「ッ!!」

ギリギリまで近づいたところで左に方向を変える。
その先には――大きな木があった。

霧切「喋らない方がいいわよ。舌を噛むことになるかもしれないから」

最原「それってどういう……!?」

不意に霧切さんが左手を横に払うと、木が折れた。
原理も方法も不明の攻撃であったがそれは確実に木を折っていき……。

霧切「ッ!!」

最原「うわっ!?」

その倒れゆく木を足場にして霧切さんは大跳躍。
怪物の頭上を飛び越え、そのまま出口になっている空間に空いた穴へ飛び込んだ。

最原「うわあああああ!?」





シャドウ舞園「逃げられましたか……ですが、どうせ同じことです。何をしようとももう手遅れなんですからね……ふふふふふ……」


106 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 18:34:23.51 ID:VzBCakez0
ちょっと休憩。適当な時間に再開します。
イベントパート長いね。安価出せなくてごめんなさい。

霧切さんのペルソナも最原と同じようにして決めます。
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 18:36:32.79 ID:Ibi6D6Vl0
一旦乙
108 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 21:39:00.90 ID:X8L5ez4G0
20XX年 4/10 san



最原「はっ!」

混濁する意識が覚醒したとき、僕は見慣れた街中に立っていた。

霧切「ギリギリだったわね」

最原「霧切さん……よく、あんなこと思いついたね。木を倒して足場にするなんて……」

霧切「別にあれくらいはどうということはないわ。それよりも、最原くん。あなたはこれからどうするつもり?」

どうするって……。

霧切「ペルソナに目覚めた以上、あなたには是が非にでも戦ったもらいたい。シャドウと戦うにはペルソナの力が必要不可欠なのだけど……生憎私以外に能力に目覚めた人は見たことがないの」

霧切「私も今までは一人でなんとかやってきたけれど、舞園さんのようなケースは初めてだったから」

最原「……うん。わかったよ。このまま逃げたら気持ちが悪いというか、目覚めが悪いし……」

最原「それに、ここで逃げたらカッコ悪いしね」

霧切「愚問だったみたいね」

僕の言葉に霧切さんは薄く笑った。

霧切響子。僕と同じ【超高校級の探偵】か……。


‡選択
1 シャドウのことについて聞く
2 舞園の学園での様子について聞く
3 あの世界について聞く

↓2
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 21:49:38.52 ID:Ibi6D6Vl0
3
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 21:50:06.05 ID:YgSWrs53O
1
111 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 22:05:58.96 ID:Mh4TpowD0


最原「あのさ。シャドウって結局どういう存在なの?」

学園へと戻る道中で僕は霧切さんに質問をすることにした。

霧切「そうね……説明するのは少し難しいのだけど。仮にあの舞園さんのシャドウを例として出すんだったら……」

霧切「舞園さやかという人間の内側に潜むもう一人の自分、かしら」

つまり、多重人格ということか……?

霧切「先に言っておくと、多重人格とかじゃないわよ。シャドウはそういう枠組みから外れた、もっと特殊なものだから」

霧切「嫉妬や憎しみみたいな負の感情だったり、欲望が実体化した姿とでも言うべきかしら」

最原「ということは、舞園さんにもそういう感情が?」

霧切「当たり前。私達はどこまで言っても人間なのだから、そういう感情はあって当然のことだわ」

霧切「普段ならそれぞれの理性によって抑えられているから実体化なんてことにはならないのだけど……それも限界を超えたらアウト。一気に放出され、シャドウという形で実体化する」

最原「なら、僕や霧切さんもああいうことになる可能性があるってこと?」

霧切「ペルソナに目覚めるまではそうだったでしょうけど、今はもうそんな心配はいらないわ。負の感情や欲望に負けた姿がシャドウとなるのなら、自分の心に立ち向かった姿がペルソナとなる」

自分の心に立ち向かったのなら、シャドウという形で心が歪むことはもうないってことか……。


‡自由安価
他に何か聞きたいことがあれば↓3までで
何もなければそのまま進行
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 22:12:24.98 ID:Ibi6D6Vl0
あの世界の事(入った瞬間のことも話す)
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 22:14:13.01 ID:YgSWrs53O
ディレクターが殺された事件との関係性(自分が目撃したことも含めて)
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 22:20:43.37 ID:4YsKHdJnO
他にペルソナに目覚めた人、もしくは詳しい人はいるのか。
115 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 22:42:42.34 ID:sPIVdaBM0


最原「それじゃああの世界ももしかして……」

霧切「舞園さんの心が生み出した世界。あのシャドウはそこの主といったところね」

最原「でも、どうして僕がそんな世界に? 特別何かをした覚えはないんだけど……」

霧切「意図的にあの世界に入る他にも手段はあるわ。例えば、誰かがあの世界に入った瞬間に自分も近くにいて巻き込まれるとか……あとはそこの主が招き入れるとか」

そんな偶然が起きて、偶然ペルソナに目覚めた……?
偶然にしては出来すぎている。でも、誰かの意図でそうなったとは思えないし……。

霧切「それよりも、私が気になるのは彼女の知り合いであるディレクターが殺された事件ね」

霧切「こちらでもある程度の捜査はしてきたけど……舞園さんと事件の関連性はほぼ皆無と言ってもいいくらいだったわ」

最原「そうなの?」

霧切「なのにも関わらず舞園さんは自らの事件との関係性を否定しない。……それどころか、警察を避けている。そんなことをすれば警察は間違いなく彼女を怪しむというのに」

最原「つまりそれも……」

彼女のシャドウによる影響ということか……。

最原「それともう一つ。他にペルソナに目覚めた人や詳しい人っているの?」

霧切「目覚めた人に心当たりはないわ。詳しい人なら……心当たりはあるけれど」

最原「それって?」

霧切「……ごめんなさい。あまり言いたくない」

最原「でも」

霧切「…………」

僕を見る彼女の視線は少し冷たい。
もう少し彼女と親しくなれば話してくれるかもしれないけど……。


116 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 22:55:13.17 ID:k3FaM18/0





【希望ヶ峰学園・最原と百田の個室】

百田「うーっす! どうした最原、随分と遅い帰りじゃねぇか!」

霧切さんと別れ一人になった僕は個室へと戻ってくる。
元気な百田くんの声が僕を現実へとようやく戻してくれたようで……何故かホッとした。

最原「あはは……ちょっと、探偵の仕事がね」

百田「あー、そうか。それなら仕方ねぇな。でもなんだ、こうルームメイトの帰りが遅いとオレも心配になるな」

百田「そうだ! そんならいっそのこと番号交換しとくか! つーかむしろしてねぇことがおかしかったってわけだ!」

最原「そうだね。ルームメイトで番号も知らないなんておかしな話だし」

百田「ルームメイトでクラスメイトでダチだかんな! それに番号交換しときゃ色々と不都合もなくなるだろうしよ!」

それならと僕は携帯を取り出して起動させる。
するとそこには見慣れないアプリがあった。

最原「……【サイノウナビ】?」

入れたことのないアプリの名前だ。
こんなもの、いつの間に……?

百田「どうした?」

最原「あ、ううん。なんでもないよ」

普段なら即アンインストールしていたところだけど、もしかしてこれは……。


そうして僕の一日は終わった。
でも寝たからといって次の朝を待てばいいわけではなく――僕はまたあの空間へと行くことになる。


117 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 22:59:32.27 ID:k3FaM18/0
本日ここまで。今日は途中で長期休憩(爆睡)してごめんなさいなの。

仲間数もペルソナも何も決まってないノリと勢いだけで進行していきますがこれからもよろしくお願いします。

後霧切さんのペルソナ先に決めておきたいです。オーケー?
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:02:57.65 ID:iCi7jTgYO
おk
女探偵か
推理小説家ならいっぱいいるけどな
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:05:27.48 ID:Ibi6D6Vl0
おk
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:09:12.37 ID:PuMGLdRbO
おk
探偵じゃなくても『聡明な女性』くくりで行けば結構あるよね。
121 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 23:12:22.68 ID:eGpimltkO
では決めるぞー

霧切のペルソナ決め
↓3まででお願いします
その後多数決安価で決定なり
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:12:36.64 ID:Ibi6D6Vl0
ブラヴァツキー
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:14:30.04 ID:ylb6rcM30
マープル
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:14:42.01 ID:PuMGLdRbO
マーブル
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:15:32.67 ID:PuMGLdRbO
>>124
ミスったマープルや。
126 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 23:18:03.10 ID:eGpimltkO
あと1枠可能です
安価下で
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:18:48.23 ID:sbhQXCYGO
モリアーティ
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:18:49.97 ID:ImrHFTeno
アケチ
129 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/29(土) 23:23:10.32 ID:eGpimltkO
では
・ブラヴァツキー
・マープル
・モリアーティ

上記3つで多数決
先に3票入った方で採用
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:43:31.55 ID:sbhQXCYGO
マープル
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:47:22.34 ID:PuMGLdRbO
モリアーティ
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:50:23.26 ID:vQnJoDK5o
モリアーティ
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/29(土) 23:54:55.92 ID:ksMchMLno
マープル
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/30(日) 00:01:04.02 ID:OU1bKVPp0
マープル
135 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/04/30(日) 00:46:34.72 ID:FwkFX3gFO
霧切のペルソナはマープルに決定しました

属性というかステータスは追々公開
仲間は8〜9人を予定してます

※ペルソナのサントラ流しながら書いていくのが最近の流行り
136 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 21:03:33.75 ID:AdM+4QJW0





【ベルベットルーム】


イゴール「ペルソナの力を目覚めさせたようだな……」

僕が再びやって来たのはあの空間だった。
目の前には鼻の長い男性――イゴールさんがいる。その隣には前回は見なかった二人の女の子が。

イゴール「ああ、この二人とは初対面になるな。紹介しよう」

イゴール「向かって右がカロリーヌ。左がジュスティーヌだ」

カロリーヌ「お前が最原終一か。少々頼りない感じだな……」

ジュスティーヌ「初めまして。私達はあなたの運命への抗いを手助けする存在……一応は味方であると思ってくれてよろしいかと」

最原「……どうも」

イゴール「ほう、このような現実も受け入れるようになったか。適応力が高いようで大いに結構だ」

最原「どうせいくら否定したり慌てたところで現実は変わらないんだろう? それに……」

あの力を体験した以上はもう受け入れるしかない。

最原「それで? 僕をここに呼び出した理由は?」

イゴール「まずは私から送らせてもらった【サイノウアプリ】はどうであった? あれがあれば異世界への侵入が可能となる。お前の運命を打ち破るには必要不可欠な代物だ。大切に扱え」

最原「あのアプリ……やっぱりそういう意図があったのか」

インストールした覚えのないアプリ……やっぱりこの男の仕業だったのか。

カロリーヌ「あれがあれば異世界への侵入はいつでも可能だ」

ジュスティーヌ「起動ワードは【対象の超高校級の肩書き】に【対象の名前】となります」

……待てよ。それってつまり。

最原「あの空間は僕ら希望ヶ峰学園の生徒にしか生まれないってことか?」

イゴール「そうだ。今回より前の段階で生まれた異世界はいわば劣化版となるが……今回の物は別だ。それ相応の備えを持って立ち向かわないと死が待っているだろうな」


137 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 21:22:04.07 ID:k408jSaW0
※×サイノウアプリ
 ◎サイノウナビ


最原「待ってくれ。どうして僕ら希望ヶ峰学園の生徒にしかあの異世界が生まれないんだ? ……いや、そもそもそうなるとお前たちはどうしてその異世界のことを知っている?」

最原「今の言葉を信用するなら、希望ヶ峰学園の関係者しかあの異世界のことは知りえないはずだ。なら……お前たちは学園の関係者なのか?」

イゴール「ふふふ……さあ、どうであろうな?」

イゴール「一つ言うならば、これは運命のイタズラ……本来ならば起こり得なかった分岐点の果てだ」

イゴール「そうなれば、私達が気まぐれに力を貸すのもおかしな話ではあるまい? なにせ本来ならば起こりえない出来事なのだから」

最原「…………」

イマイチ言っている意味がわからない。
でも……こうして僕の現実に起こっていることは間違いないのだから、それを解決するための力を貸してくれるというなら……素直に頂戴するとしよう。

カロリーヌ「さて、それでは今回お前を呼び出した用事を済ませるとしよう」

ジュスティーヌ「まず、あなたの運命に抗うには圧倒的に力が足りません。ペルソナは心の力……ですが、あなたの心はまだ力に目覚めたばかりでとても儚い」

カロリーヌ「異世界で鍛錬を重ね、ペルソナを鍛えるのも良し。しかしそれよりもまずするべきことは協力者を探し出して力を束ねることだ」

ジュスティーヌ「仲間を探し出し、絆を深めることであなたの心も強さを増すでしょう。それはやがてあなたの力の源となる……」

最原「……つまり、仲間や協力者を探し出して親しくなることでペルソナの力が増すってことか?」

イゴール「直接的な力の増加にはならないだろうが、間接的にお前の運命に抗う力にはなるだろう」


138 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 21:47:12.66 ID:PP/SMsGY0


最原「……わかった。それが僕のやるべきことなら……やってやるさ」

カロリーヌ「ほう? てっきり泣いて許しを請うと思っていたが……やる気だけはあるようだな?」

最原「……僕は探偵だ。目の前にある謎は全部解き明かしてやるさ」

ジュスティーヌ「…………」

イゴール「やる気があるのは大いに結構。そうでないとこちらとしても力を貸す意味がないからな」

イゴール「そうと決まればまずは手始めにお前に力を授けよう。せいぜい頑張るがいい……」

イゴールからの期待を感じる……。


――我は汝……汝は我……
――汝、ここに新たなる契を得たり

――契は即ち、
――虚像を破らんとする探求の翼なり

――我、【愚者】のペルソナの生誕に祝福の風を得たり
――真実へと至る、更なる力とならん……


【愚者 ランク1】
イゴール
【get ability】
アルカナバースト
・ペルソナ合体時、対応コープのランクに応じて経験値が増加する


イゴール「さて、そろそろ時間のようだ」

意識が遠のいていく……。


139 : ◆AmrfQFpObA [saga]:2017/05/01(月) 22:00:21.25 ID:pWTD95Fm0
20XX年 4/11 man



最原「……朝か」

もうあのベルベットルームだとかに疑問を抱く必要はなくなった。
僕のやるべきことが決まったのなら、それを実行するまでだ。そしてやがて――。

最原「っと。それよりも、準備をしないと」

今日は初めての投稿日だ。遅刻は免れたいところだし、早く百田くんを誘わないと。

最原「……って、そうか。百田くんはもう出て行ってるんだっけ」

昨夜の話を思い出す。


百田『オレは毎朝の日課があっからよ、朝は勝手に登校してっていいぞ』

百田『寝坊だけはすんじゃねーぞ!』


最原「朝の日課って、何をしてるんだろう?」

ランニングか、それともただの散歩なのか……。

最原「まあいいか」

それよりも今は早く準備をしないと本当に遅刻してしまうかもしれない。





最原「いい朝だなぁ……」

‡判定
登校時に遭遇した生徒を一人指定
1・2・V3(百田以外)が対象。赤松・天海・王馬以外の生徒だとコンマ40以下で遭遇ならず。そのまま進行


↓2
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/01(月) 22:00:50.13 ID:hCLk6C1dO
日向
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/01(月) 22:03:48.93 ID:kts9GE6U0
赤松
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