ドラえもん のび太と進撃の巨人

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282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:07:10.88 ID:2qXrIpbkO
獣の巨人「!?」

オルオ巨人「ウオオオオオオ!!!!!」

獣の巨人「何てこった・・・死の間際で覚醒するとは・・・。」

オルオ(何だこれは・・・一体俺はどうしちまったんだ・・・。)

リヴァイ「・・・・・・。」

オルオ(あっ、兵長!)

ペトラ「・・・・・・。」

オルオ(ペトラ、俺は無事だ!)

ペトラ「邪魔するな!」

オルオ(おっと、危ねえ!)

ペトラ「避けた!?」

エルド「こいつ、すばしっこいぞ!」

グンタ「気を付けろ、小型だが手強い。」
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:07:51.47 ID:2qXrIpbkO
オルオ「ちょっと待てよ、何で俺を攻撃するんだ!」

リヴァイ「・・・・・・。」

ペトラ「・・・・・・。」

エルド「な、ななな・・・。」

グンタ「オルオが巨人のうなじから出てきやがった!」

オルオ「うなじ?・・・本当だ!?」

リヴァイ「どういうことだ、お前も巨人化能力者だったのか?それを今まで隠してたのか?」

オルオ「いや、俺もついさっき気づいたところなんです。」

ペトラ「本当に?」

オルオ「本当だ!」

リヴァイ「・・・信じよう。」

オルオ「兵長!」

リヴァイ「オルオ、お前の巨人は機動力が高いようだな、俺たちをドラえもんのいるところまで連れて行ってくれ。」

オルオ「了解です!兵長!」
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:09:10.06 ID:2qXrIpbkO
出木杉「・・・そうか、そんなことになっていたとは・・・。」

しずか「・・・・・・。」

出木杉「獣の巨人・・・許せない。」

しずか「!?」

のび太「やっぱりそうだよな?」

出木杉「ああ、さっきのジャイアンといい、獣の巨人がおかしな力を使ったとしか思えない。」

しずか「でも私が・・・。」

出木杉「自分を責めることはないよ、しずかちゃん。」

のび太「ほらね、出木杉だって同じこと言うだろ。」

しずか「・・・・・・。」

出木杉「さあ、みんなで獣を倒そう!」

しずか「・・・ええ!」

スネ夫「うん!」

ジャイアン「おう!」
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:15:16.65 ID:2qXrIpbkO
ドシン! ドシン!



のび太「あわわわわわ!!!」

ドラえもん「巨人がこっちに向かってくる!」

ジャイアン「しかも屋根伝いに!」

スネ夫「何て身軽なんだ!」



ドシン!



ドラえもん「みんな気を抜くな!」

のび太「分かってる!」

ドラミ「出木杉さんがせっかく生き返ったんだし、もう誰もやられちゃダメよ!」

リヴァイ「おい、落ち着け。」

スネ夫「この巨人、喋るぞ!」

ジャイアン「しかもリヴァイ兵長の声で!」

リヴァイ「落ち着けと言っているんだ、お前ら。」

しずか「待って、巨人の背中を見て!」
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:16:06.93 ID:2qXrIpbkO
のび太「ああ〜!リヴァイ兵長!」

ドラえもん「どうなってるんだ、出木杉だけじゃなく、リヴァイ兵長まで生き返ってる。」

リヴァイ「話をしている暇はない。ドラえもん、お前の道具を貸せ。」

ドラえもん「道具?」

ジャイアン「リヴァイ班の人がみんないるぜ!」

スネ夫「すごい!巨人をてなづけたのか!」

オルオ「ばかやろう、これは俺の巨人だ。」

のび太「オルオさん!」

しずか「最後の巨人化能力者は、オルオさんだったのね!」

オルオ「よく分からんが、すごいだろ?」

リヴァイ「話している暇はないと言っただろう。」

オルオ「はい!すみません!」
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:16:40.98 ID:2qXrIpbkO
リヴァイ「よし、ドラえもん頼む。」

ドラえもん「はい、ビッグライト〜!」

リヴァイ「おっと、これで獣にブレードが届く。」

のび太「ねえドラえもん、ビッグライトで大きくしたって、攻撃力が大きくなるわけじゃないんだよね?」

ドラえもん「うん、セワシ君の説明では、確かそのはずだよ。」

リヴァイ「よし、次はカチンカチンライトとかいうので強度を最強にしてくれ。」

ドラえもん「なるほど、カチンカチンライト〜!」

リヴァイ「これなら獣にも勝てそうだ。」

ドラえもん「でも、パワーで勝っててもあいつのスピードは・・・。」

リヴァイ「問題ない、なあオルオ。」

オルオ「え、まさか!?」

リヴァイ「こいつに乗って戦う。」

オルオ(そんな責任ある仕事を俺が〜!)

ペトラ「やったじゃんオルオ!」

エルド「兵長の力になる時が来たんだ!」

グンタ「よっ、兵長の犬!」
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:17:37.45 ID:2qXrIpbkO
オルオ「・・・分かりました。俺は兵長に一生ついていくって決めてますから!」

リヴァイ「というわけだ、後は俺たちに任せてもらおう。」

のび太「待ってよ、獣を倒すのは僕たちだ!」

リヴァイ「・・・お前にその力があるのか?」

のび太「ドラえもんの道具を使って、何とかします。」

リヴァイ「・・・いいだろう。」

ペトラ「兵長、いいんですか?あいつは兵長を・・・。」

リヴァイ「俺よりもこいつらの方が、因縁があるみたいだ。」

のび太「・・・・・・。」

リヴァイ「周りのザコ巨人どもは俺たちに任せろ。」

ドラえもん「お願いします。」
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:18:32.09 ID:2qXrIpbkO
エルヴィン「・・・何だ?巨人が急に倒れていく。」

ミケ「どれどれ・・・あれは!?」

ハンジ「どうしたミケ!」

ミケ「リヴァイだ・・・。」

ハンジ「そんな!リヴァイは死んだはずじゃあ!?」

ミケ「しかし、ああして生きて、巨人を狩っている!」

ハンジ「・・・何だよ、生きてるなら顔ぐらい見せに来いよ。」

エルヴィン「・・・ミケ。」

ミケ「ああ・・・行ってくる。」

ハンジ「これほどの巨人、ミケとリヴァイ以外に任せられない。」

エルヴィン「ここら一帯の巨人どもを、一掃してこい。」

ミケ「了解。」
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:19:12.09 ID:2qXrIpbkO
ズバッ! ズバッ! ズバッ! ズバッ! 



リヴァイ「ふう、ブレードが太いから、わざわざV字に切る必要が無いってのは楽でいい。」

オルオ「そうですね、兵長!」

リヴァイ「いちいち顔を出すな。集中しろ。」

オルオ「すいません!」

ミケ「さすがだなリヴァイ、巨人を乗りこなすとは・・・。」

ミケ「と思ったが、そいつはオルオか。」

リヴァイ「ミケか、今巨人どもをぶっ殺して回ってるところだが、俺たちだけじゃ時間がかかる。」

ミケ「だろうな。」

リヴァイ「手を貸してくれないか?」

ミケ「・・・元からそのつもりで来ている。」

オルオ(いま兵長、俺たちって言った!たちって!)
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:19:45.75 ID:2qXrIpbkO
エレン「おい、あれリヴァイ兵長か?」

ミカサ「すごい、あれほどのスピードで巨人を・・・。」

アルミン「最初から兵長がいれば、苦労は無かっただろうね。」

ジャン「ああ。」



ライナー「すげえなリヴァイ兵長、巨人をああもあっさりと。」

ベルトルト「そうだね、僕もいつかはあんな風に・・・。」

アニ「・・・なれるよ、きっと。」

ベルトルト「えっ、何?」

アニ「さあね。」
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:20:44.45 ID:2qXrIpbkO
のび太「ドラえもん、僕らは獣を倒そう!」

ドラえもん「うん、あと少しのところまで来てるんだ、頑張ろう!」

スネ夫「ジャイアン以外は、あと一回巨人化できる力を残してる。」

ジャイアン「ちょっと待てよ、三回までは・・・。」

しずか「だめよ、使うとしても、確かなチャンスをものにできる時だけよ。」

ドラミ「そうよ、巨人化のエネルギーは無限じゃないの。三度目の巨人化がどれだけ持つか・・・。」

ジャイアン「・・・・・・。」

のび太「あいつを倒すには、確実な手段を取らないといけないんだ。」

出木杉「・・・・・・ねえ、こんなのはどうかな?」

ドラえもん「なになに?」

出木杉「そもそも・・・・・・。」
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:22:36.93 ID:2qXrIpbkO
ズバッ! ズバッ! ズバッ! ズバッ! ズバッ! ズバッ! 

リヴァイ「・・・・・・ん?」

獣の巨人「おいリヴァイ、俺は言ったよな?」

オルオ(あいつは・・・!)

獣の巨人「お前がいると、ゲームバランスが崩れるってよお!!!」

リヴァイ「・・・知らねえな。」

獣の巨人「もう一度殺してやる!」

リヴァイ「・・・・・・悪いが。」



キィィィン!!!



オルオ(最強硬度のブレードに耐える腕だと!?なんて頑丈な奴だ!!)

リヴァイ「お前の相手は俺じゃない、あいつらだ。」

獣の巨人「あいつら?」

リヴァイ「じゃあな、俺は忙しい。」

オルオ(あばよ!)
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:23:48.52 ID:2qXrIpbkO
カッ!



獣の巨人「ん?」

超大型巨人「ウオオオオオオ!!!」

獣の巨人「あいつらもあがくねえ。相手してやるか。」

ドラえもん「みんな、頑張れ!」

ドラミ「頑張って!」

出木杉「・・・・・・。」



〜さっき〜

出木杉「僕は巨人化できないから、この作戦は君たちに任せることになる。」

出木杉「正直上手くいくかは分からない。」

のび太「大丈夫だよ、出木杉が立てた作戦なんだから、上手くいくに決まってるさ!」

ジャイアン「そうそう!」

スネ夫「後は僕たちに任せてよ!」

しずか「必ず成功させるわ!」
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:25:11.35 ID:2qXrIpbkO
〜現在〜

出木杉「・・・みんな、頑張れ!頑張れ!」

獣の巨人「超大型は体がでかいだけ、俺の敵じゃない。」

出木杉(獣の巨人は自分の力に絶大な自信を持っている。)

スネ夫(だから僕が攻撃を仕掛ければ必ず向かってくる!)

獣の巨人「まずは一人だ!」



ドゴオ!



獣の巨人「!?」

出木杉(超大型を倒せると油断したところで、女型が背後から攻撃する。)

女型の巨人「・・・・・・。」

獣の巨人「まさか後ろを取られるとはな・・・、スピードも上げたのか。」
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:26:35.10 ID:2qXrIpbkO
〜さっき〜

ドラえもん「チータローション〜!」



チータローション
このローションを足に塗ると、目にも止まらぬ速さで走ることが出来る。ただし効力は短い。



ドラえもん「これを使えば、獣のスピードにも対応できるはずだ!」

出木杉「念のため、カチンカチンライトで防御力も上げておこう。」



〜現在〜

ドガン! ドガン! ドガン!

獣の巨人「やるじゃねえか、しずか。」

しずか(スーパー手袋、カチンカチンライト、チータローション。)

しずか(攻撃、防御、スピードを極限まで高めて、やっと互角だなんて・・・。)

獣の巨人「確かチータローションの効果時間は短いんだよな?」

しずか(!?)

獣の巨人「だったら距離をとって時間を稼げばいい。」

しずか(・・・まさかこれほどとはね。)
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:27:27.49 ID:2qXrIpbkO
〜さっき〜

出木杉「ドラえもん、このゲームは未来で発売されていたんだよね?」

ドラえもん「うん、そうだよ。」

出木杉「だったら、改造した人も未来人だ。ってことは、ひみつ道具についてもいろいろ知っているはず。」

のび太「うん。」

出木杉「ひみつ道具の効果についても、分かっていると思う。」



〜現在〜

しずか(出木杉さんの言った通り、距離を取ってきたわ。)

出木杉(さあ、後は一発当てるだけだ。)

獣の巨人「さあて、効果が切れた時が最後だ。」

ジャイアン「いや、その前にお前が消える。」

獣の巨人「!?」
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:28:08.99 ID:2qXrIpbkO
獣の巨人「いつの間に俺の後ろについてやがった!?」

ジャイアン「さあ、いつだろうな?」



〜さっき〜

出木杉「女型の最初の攻撃時、かべがみハウスを獣の背中に貼ってほしい。」

ドラえもん「ちょっと待って、あれは平らな壁に貼るものだよ。さすがに背中には・・・。」

出木杉「ひみつ道具が使えるというのは、のび太君の子孫が作った機能らしいね。」

のび太「うん、セワシ君っていうんだ。」

出木杉「だったらさ・・・。」



〜現在〜

ジャイアン「やっぱりのび太の子孫、細かいところは適当だ!」



カッ!



獣の巨人「巨人化して後ろから攻撃か?」

鎧の巨人「・・・・・・。」

獣の巨人「そんなんで俺が倒せるかよ!」
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:29:32.33 ID:2qXrIpbkO
のび太「ジャイアン、そいつを離すなよ。」

獣の巨人「のび太、お前も・・・おい、それは・・・ジャンボ・ガン!!」

ジャイアン(じたばたするなよ・・・。)

獣の巨人「離せ!!」

獣の巨人(まずい、あれをまた食らえば・・・。)

獣の巨人「おい巨人ども!俺を助けろ!!!」



リヴァイ「残念だったな、もう全部討ち取った・・・。」

獣の巨人「リヴァイ・・・!!!」

リヴァイ「残るはお前だけだ。」



〜さっき〜

出木杉「最後はのび太君にやってもらう。」

のび太「僕?」

出木杉「鎧が獣を押さえている間に、ジャンボ・ガンで撃つんだ。」

ドラえもん「やったなのび太君、君の得意な射撃だ!」

ジャイアン「いやいや、俺が獣を押さえられる時間なんて、一瞬だけだぜ?」

のび太「ノープロブレム、一瞬あれば・・・。」
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 13:30:16.96 ID:2qXrIpbkO
〜現在〜

のび太(十分さ・・・。)







ドン!!!







獣の巨人「」
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:27:09.60 ID:2qXrIpbkO
ドラえもん「やった〜!!!」

ドラミ「やったわ!」

出木杉「よし!」



〜現実〜

セワシ「よし、修正プログラム、オン!」



〜夢〜

ジャイアン「・・・終わったんだな。」

スネ夫「・・・うん。」

しずか「・・・私たちの苦しみも・・・ね。」

スネ夫「・・・・・・ふふふ。」
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:28:07.53 ID:2qXrIpbkO
ハンジ「終わったね、エルヴィン。」

エルヴィン「いや、まだだ。」

ハンジ「?」

エルヴィン「我々の使命は領土奪還だ。壁の穴を塞ぐまでは終わらない。」

ハンジ「・・・そうだったね。」

エルヴィン「大事なことだ、忘れるな。」

ハンジ「はいはい。」



しずか「ねえ、スネ夫さん。」

スネ夫「何?」

しずか「あのね・・・。」
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:29:03.22 ID:2qXrIpbkO
カッ! カッ!



ハンジ「女型と超大型?」

エルヴィン「巨人化して何をするつもりだ?」



スネ夫(いくよ、それ!)

しずか(それ!)

のび太「すごい・・・超大型が瓦礫を運んできて・・・。」

ドラえもん「女型が硬質化の力で穴を塞いでる。」



エルヴィン「・・・・・・。」

ハンジ「・・・終わったね。」

エルヴィン「・・・そうだな。」
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:29:38.01 ID:2qXrIpbkO
エルヴィン「作戦は成功した!!!」

エルヴィン「帰還する!!!!」

兵士たち「おおおおおおおおお!!!!!」



のび太「・・・ははは、疲れたな・・・。」

ドラえもん「お疲れ様。」

セワシ「お疲れ様。」

ドラえもん「セワシ君、何でいるの?」

セワシ「僕だって眠いんだよ。」

のび太「そっか、今僕は夢の中にいるんだっけ。」

ドラえもん「そうだよ。」

のび太「大変だったな・・・。」
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:30:33.64 ID:2qXrIpbkO
〜祝勝会〜

ドラえもん「そっか、セワシ君がみんなを生き返らせてくれたのか。」

セワシ「うん、まあね。死んだ人を生き返らせる、僕の傑作チートの一つさ。」

ドラミ「でもそんな手があるなら、言ってくれればよかったのに。」

セワシ「言おうとしたけど、ドラミちゃんが止めるから・・・。」

のび太「まあ何にせよ、勝ったからいいじゃない。」

ドラえもん「そうだね。」

セワシ「そうそう、生き返ったのは、ゲームを始めてから死んだ人たちみんなだから。」

ドラえもん「えっ、本当!じゃあミーちゃんも!?」

セワシ「ミーちゃん?」

ドラえもん「やった〜!」
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:32:28.55 ID:2qXrIpbkO
ジャン「おい、何でみんな生き返ってんだよ!」

トーマス「どうしたジャン、俺らが生きてちゃ悪いか?」

ジャン「そうは言ってねえが・・・。」

エレン「不思議だ・・・、みんな生きてる・・・。」

ミカサ「エレン。」

エレン「何だ?」

ミカサ「生きててくれて、ありがとう。」

エレン「・・・どういたしまして。」

アルミン「ふふふ。」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:33:49.96 ID:2qXrIpbkO
ライナー「おいベルトルト、アニに話しかけろよ。」

ベルトルト「いや、何だかきまずくて・・・。」

ライナー「何言ってんだ、まだ答えを聞いてないだろ。」

ベルトルト「そうだけど、アニとは友達のままでもいいかなって・・・。」

ライナー「いいわけないだろ!もう告ってんだ。早く行け!」



ベルトルト「アニ。」

アニ「・・・ベルトルト・・・。」

ベルトルト「その・・・返事が聞きたい・・・。」

アニ「何の?」

ベルトルト「何って・・・。」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:35:28.84 ID:2qXrIpbkO
ベルトルト「戦いが終わったら聞かせてくれるって。」

アニ「・・・もっかい言え。」

ベルトルト「え?何?」

アニ「もっかい言ったら答えてやる。」

ベルトルト「分かった・・・。」

アニ「・・・・・・。」

ベルトルト「・・・・・・。」

アニ「・・・・・・。」

ベルトルト「・・・・・・アニ。」

アニ「・・・・・・。」

ベルトルト「結婚しよう。」

アニ「!?」
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:37:59.50 ID:2qXrIpbkO
ベルトルト(しまった!何で結婚しようなんて言ったんだ!早いだろ!僕のバカ!)



ライナー(バカ野郎!「結婚しよ」なんて、思ってるだけにしとけ!)



アニ「・・・・・・いいよ。」

ベルトルト「!?」

アニ「よろしくお願いします。」

ベルトルト「よっ、よろしくお願いします!」



ライナー「アイラーービューー!フォエーバーー!!!」

ユミル「うわっ、なんだこいつ、急に歌いだしやがって!」

クリスタ「大丈夫、ライナー?」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:38:27.01 ID:2qXrIpbkO
ライナー「クリスタ!」

クリスタ「?」

ライナー(思ってるだけじゃダメなんだな、ベルトルトは大切なことを教えてくれた。)

クリスタ「どうしたのライナー、私の顔に何かついてる?」

ライナー「クリスタ、結婚しよう!」

クリスタ「えっ!?」

ユミル「おいライナー、私の目の前でクリスタにプロポーズするとは、いい度胸だな。」

ライナー「ほざけ。」

クリスタ「ライナー、気持ちは嬉しいんだけど、いきなり結婚っていうのは、ちょっと早いんじゃないかな?」

ライナー「・・・・・・。」

クリスタ「まずは友達から・・・ね?」

ライナー「・・・・・・ああ。」
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:39:40.72 ID:2qXrIpbkO
ベルトルト「ライナー、おめでとう!クリスタと仲良くなれたんだね!」

ライナー「うるさい!」

ユミル「おい、アニとベルトルさんが一緒とは、珍しい組み合わせだな。」

ライナー「・・・実はこいつらはな、結婚するんだ。」

ユミル「何だと!?そりゃマジか!」

クリスタ「おめでとう!」

アニ「ありがとう・・・。」

ユミル「お前らいつから付き合ってたんだよ!」

ベルトルト「いや、付き合ってはいないんだ。」

ライナー「急に結婚が決まったんだよな?」

アニ「まっ、まあ・・・。」
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:40:46.91 ID:2qXrIpbkO
ユミル「じゃあ、あれか、できちゃった婚ってやつか!」

クリスタ「そうなの!?」

ベルトルト「ちっ、ちが・・・。」

ユミル「いつのまにヤったんだよ、おい!」

クリスタ「どっちから仕掛けたの!?」

アニ「ちょっと待って・・・。」

コニー「おい、何の話だ?」

サシャ「私たちも混ぜてください!」

ユミル「ベルトルトとアニができちゃった婚するらしいぜ!」

コニー・サシャ「アイラーービューー!フォエーバーー!!!」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:41:32.34 ID:2qXrIpbkO
ベルトルト「違う!できちゃった婚じゃない!」

ユミル「・・・悪かったよ、悪ふざけが過ぎた。」

コニー「何だ、冗談かよ。」

サシャ「ベルトルトとアニがくっつくなんて、ありえないですよね。」

アニ「いや、結婚するのは本当なんだ。」

コニー・サシャ「アイラーービューー!フォエーバーー!!!」

ライナー「うるさい!」

ユミル「嫉妬か?」

ライナー「違う、俺は純粋に親友の幸せを喜んでる。」

コニー「・・・・・・。」

サシャ「・・・・・・。」

ライナー「何だよ。」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:42:57.90 ID:2qXrIpbkO
ミカサ「アニとベルトルトが結婚するらしい。」

アルミン「嘘!あの二人が!?意外!」

エレン「世の中分からねえもんだな・・・。」

ミカサ「エレン、私たちは家族。」

エレン「ああ、そうだな。」

ミカサ「ので、私たちも結婚しよう。」

エレン「はあ?どういう理屈だよ。」

アルミン(ミカサの言語力には呆れるよ。)

エレン「別に、今結婚しなくてもいいだろ?したいと思ったときにすればいいんだよ。」

ミカサ「・・・エレン。」

アルミン「そうだよ、焦る必要は無いよ。」
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:45:11.33 ID:2qXrIpbkO
ユミル「おい、聞いたかクリスタ。」

クリスタ「うん。聞いた聞いた。」

ユミル「シたいと思ったときにスればいいんだよ、だってさ!」

クリスタ「そっち?」

ユミル「大胆発言だな!」

クリスタ「何言ってるの?」



マルコ「何だか盛り上がってるね。」

ジャン「知るか。」
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:45:58.92 ID:2qXrIpbkO
のび太「・・・・・・。」

ドラえもん「どうしたの?」

のび太「うん、ライナー、ベルトルト、アニがみんなとああやって騒いでるのって、原作じゃ見られないよね。」

ドラえもん「そうだね、ゲームの中だから再現できることなんだよ。」

のび太「案内人がいなければ、楽しく遊べていたのにな。」

ドラえもん「うん。」

のび太「しずかちゃんたちは、平気そうに振舞っているけど、きっと心の中では・・・。」

ドラえもん「・・・・・・。」



案内人「こんばんわ。」

のび太「お前は!」

ドラえもん「倒したはずなのに!」
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:47:39.99 ID:2qXrIpbkO
案内人「いえいえ、私は修正プログラムにより、本来のプログラムに書き換えられた案内人です。」

のび太「じゃあ、僕たちには何もしないの?」

案内人「もちろんです。」

ドラえもん「よかった。」

のび太「それで、何の用?」

案内人「この度は、進撃の巨人のゲームをプレイしていただき、誠にありがとうございます。」

案内人「そろそろゲーム終了のお時間がやってまいりました。」

のび太「・・・もう、本当に終わるんだね。」

案内人「終了前にお聞きしたいことがございます。」

ドラえもん「何?」

案内人「ゲームプレイ時の記憶を消去するかどうかです。」
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:49:00.49 ID:2qXrIpbkO
のび太「消去?」

案内人「このゲームをプレイして、トラウマを抱えてしまう方がいらっしゃると考え、このような措置をとらせていただいてます。」

のび太「消去か・・・。」

ドラえもん「・・・・・・。」

案内人「どうなさいますか?」

のび太「・・・・・・。」



しずか「素敵ね、結婚ですって。」

ジャイアン「だったらお祝いに俺の歌を・・・。」

スネ夫「ああ〜!それはやめといた方が!」



のび太「・・・消去で、お願いします。」

ドラえもん「いいの?のび太君。」
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:49:41.51 ID:2qXrIpbkO
のび太「いいんだ、これで。」

案内人「かしこまりました。それでは、ゲーム内で起きた出来事に関する記憶は、全て消去させていただきます。」

のび太「・・・・・・。」

ドラえもん「・・・待って、最後にミーちゃんとお話を!」

のび太「もう諦めろ!」



〜現実〜

のび太「・・・・・・ううん。」

ドラえもん「・・・ん?」

ドラミ「・・・・・・あれ、何で私、のび太さんの部屋で寝てるの?」

セワシ「ごごごごご・・・。」

ドラミ「こらセワシさん、起きなさい!もう朝よ!」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:52:01.24 ID:2qXrIpbkO
〜学校〜

ジャイアン「おいのび太!よくも危険な道具を使わせたな!」

のび太「そんな!」

スネ夫「しずかちゃんと二人っきりになりたいから、僕らを眠らせたままにするなんて!」

のび太「誤解だよ!僕にだって、何で三人がずっと眠ってたのか分からないんだ!」

ジャイアン「嘘つけ!ドラえもんの道具で何かしたんだろう!」

のび太「信じてよ!」

しずか「やめなさいよ!」

のび太「しずかちゃん!」

しずか「のび太さんがそんなひどいことするわけないでしょ?」

ジャイアン「・・・確かに・・・。」

スネ夫「のび太がそんなことするはずないか・・・。」

出木杉「いいじゃないか、もう解決したんだから。」

ジャイアン「・・・出木杉がそういうなら。」

スネ夫「・・・のび太は悪くないのかも。」
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:54:13.28 ID:2qXrIpbkO
ジャイアン「のび太、疑って悪かったな。」

スネ夫「許してくれ。」

のび太「いいんだよ、分かってくれれば。」

スネ夫「そうだ、帰りにうちにおいでよ。面白いゲームがあるんだ!」

のび太「ゲーム?」

スネ夫「そう、新発売の、進撃の巨人のゲームさ!」

ジャイアン「まじかよ!俺、やってみたかったんだ!」

しずか「私も!」

出木杉「僕も行っていいかな?」

スネ夫「もちろんいいよ!」
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:55:35.81 ID:2qXrIpbkO
のび太「僕も・・・ってそのゲーム、どうせ4人までしか使えないんでしょ?」

スネ夫「ふふふ・・・何と、コントローラの数だけプレイ人数は増えるんだ!」

のび太「本当!?」

出木杉「そんなことが可能なのかい?」

スネ夫「もちろんコンピュータの性能にもよるんだけどね。パパに頼んで超高性能なものを買ってもらったんだ!」

ジャイアン「すげえな〜!」

スネ夫「だからさ、ドラえもんも誘っておいでよ!」



〜のび太の家〜

のび太「ドラえもん!」

ドラえもん「おかえり、どうしたの?」

のび太「スネ夫の家で、進撃の巨人のゲームで遊ぶんだ!ドラえもんもおいでよ!」

ドラえもん「え!いいの!」

のび太「早く行こう!」

ドラえもん「うん!」
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:57:33.32 ID:2qXrIpbkO
〜スネ夫の家〜

ジャイアン「おいのび太、また巨人に食われたのか!」

のび太「待ってよ、難しいんだこれ。」

スネ夫「しっかりしてくれよ、残基数はチームで共有してるんだからさ!」

ジャイアン「のび太がチームにいると全然クリアできねえよ!」

のび太「ごめん・・・。」

しずか「いいじゃない、助け合えば。」

出木杉「そうそう、仲間なんだから。」

スネ夫「仕方ないな、教えてやるよ。」

のび太「ありがとう〜!」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/23(日) 16:59:39.82 ID:2qXrIpbkO
スネ夫「このボタンを押してすぐ、これを押すんだ。」

のび太「こっ、こう?」

しずか「うまいうまい!」

ジャイアン「やればできるじゃねえか!」

出木杉「よし、今度は巨人を倒してみよう。」

のび太「できるかな〜?」

スネ夫「心配すんな、教えた通りにすればいいんだ。」

のび太「こうして・・・こうして・・・こう!」

しずか「やったわ!」

のび太「やった!討伐数1!」

ジャイアン「それまでが長いんだよ!」

スネ夫「さあ、もう一度行くよ!」

ドラえもん(ふふふ・・・やっぱりみんなで遊ぶゲームは面白いな。)





おしまい
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/24(月) 00:54:55.56 ID:s6OZQU1GO
おつ
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/24(月) 01:00:40.00 ID:HknpYNu3o


完結して良かった。セワシくん優秀だな
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/24(月) 02:54:43.32 ID:n76fF4JSO
>>1です

ちょっと喋らせてください

自分は今まで何度かSSを書いてきましたが、プライベートが忙しくなってきたので、今回でSS書くのはやめにしようと思います

読んでるときは親しみのあるキャラクターが、キチったり、キャラ崩壊したり、原作と違ってハッピーエンドになる話を読んで、すごく楽しい気持ちになりました

書いてるときは自分の書いた話で、面白かったとコメントをいただけたとき、心が温まりました

最後に、自分の今まで書いたものを記しておきます



ベルトルト「寝相が悪い?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432596209/

エレン・イェーガー 〜土下座を極めし者〜
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435325525/

ライト「蝶野ート?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451651954/

服部「小学生は楽でええな〜?」コナン「ああ!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452520359/

コナン「変声機で愛してるって言ってみるか。」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462804519/

ドラえもん のび太と進撃の巨人
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491485009/

(他にも書いていたと思いますが、忘れました)



これを読んでだれかが楽しい気持ちになってくれたら、この上ない幸せです
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/24(月) 13:14:45.94 ID:fMhr2hE70
おつ

ベルトルトの寝相は俺も読んでた
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/24(月) 20:50:05.73 ID:SKUJJDNP0
ジャンボガンとかありかよ
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/27(木) 14:05:01.68 ID:0FKUnm8LO
乙でした

蝶野ートはスレタイで爆笑した記憶があるわ
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/28(金) 22:32:09.59 ID:yWAPR9Tm0
>>327
貴方でしたか!!乙でした!!!
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