穂乃果｢私とμ'sの｣

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1 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/20(月) 11:45:21.24 ID:+z0+tHsb0

海未｢穂乃果...起きて下さい...｣

にこ｢穂乃果...！穂乃果ぁ...！｣ｸﾞｽｸﾞｽ

凛｢うぇぇぇぇん！穂乃果ちゃぁぁぁぁん！｣

真姫｢ごめんなさい...！穂乃果...！｣ｸﾞｽﾝ

絵里｢穂乃果...今まで辛かったわね...｣

希｢もう痛くないし苦しくない。ゆっくりおやすみ...｣

花陽｢穂乃果ちゃん...今までありがとう...｣

ことり｢また...すぐ会えるよ...穂乃果ちゃん｣


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2 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/20(月) 11:46:12.01 ID:+z0+tHsb0

...


ことり（穂乃果ちゃんが病気で亡くなってから数日）

ことり（みんなはちょっとぎこちないけど、お互いがお互いを支えあって悲しみを乗り越えようとしてる）

ことり（私も...覚悟を決めた）


部室


絵里｢それで、全員集めてどうしたの？ことり｣

ことり｢うん。あのね、みんなに聞いて欲しい提案があるの｣

凛｢なになに？｣

ことり｢あのね...穂乃果ちゃんを作ろうと思うの｣

3 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/20(月) 11:47:06.76 ID:+z0+tHsb0

花陽｢へ...？｣

希｢穂乃果ちゃんを...作る？｣

ことり｢詳しく説明するね｣

ことり｢えっと、穂乃果ちゃんのアンドロイドを作ろうと思うの。穂乃果ちゃんそっくりな、本物の穂乃果ちゃんを｣

にこ｢な、何言ってるのよ...そんなの無理に決まってるでしょう？縁起の悪いこと言わないでよ...｣

ことり｢ごめん...みんなが反対するんだったら私1人で作るつもりだよ｣

絵里｢作るのは決定してるのね...｣

ことり｢だって...穂乃果ちゃんがいない生活なんて...｣

海未｢私は賛成です！協力します！｣

絵里｢ちょ、海未！何言ってるの！穂乃果を作るなんて...無謀よ！｣

海未｢穂乃果がまたこの生活に戻ってくるのでしょう？穂乃果とまた過ごせるのでしょう？｣

ことり｢そうだよ。また穂乃果ちゃんに会えるんだよ｣

海未｢ならば協力しない手はありません。武力でも財力でもなんでも使ってことりに協力します｣

4 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/20(月) 11:47:54.59 ID:+z0+tHsb0

絵里｢でも、穂乃果を作るとしても分からないことが多すぎるわ｣

希｢そうやねぇ。例えば細いことから言うと、体温や仕草、歩き方に歩く時の歩幅｣

にこ｢言い出したらキリがないわ｣

ことり｢大丈夫。これを見て｣

花陽｢これ...穂乃果ちゃんのカルテ...｣

海未｢それに日記ですね｣

ことり｢真姫ちゃんはもう協力してくれるって言ってくれました｣

真姫｢えぇ。私ももう一度穂乃果に会いたい。穂乃果とまた笑い合える日が来るのなら、私はことりに協力する｣

ことり｢このカルテは真姫ちゃんが入手してくれたの。入院してる間の穂乃果ちゃんの体のことは隅々まで書いてある｣

海未｢日記は...つけさせていたんですか？やけに詳しく書いてありますね｣

ことり｢そう。私は最初から穂乃果ちゃんを作るつもりだったの。だから穂乃果ちゃんに細かいとこまで教えてもらったし、記録に残してもらった｣

凛｢用意周到だにゃ｣

花陽｢じゃあ...穂乃果ちゃんを作れる可能性は...｣

ことり｢充分あるよ｣

5 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/20(月) 11:48:27.32 ID:+z0+tHsb0

花陽｢...じゃあ！私も賛成します！協力する！｣

絵里｢花陽...！｣

花陽｢私...穂乃果ちゃんのいないμ'sは耐えられない！μ'sは9人なの！一人欠けても...違うんじゃないかって思うの！｣

凛｢そっか...そうだね。凛も賛成だよ。穂乃果ちゃんとまたダンス踊りたいよ！｣

ことり｢花陽ちゃん凛ちゃん...！｣

海未｢絵里達は...どうしますか？｣

絵里｢...っ...｣

希｢そうやねぇ...うちは賛成にしようかなぁ｣

にこ｢希...｣

希｢うちがどんな思いでμ'sって名前をつけたか...μ'sは9人でμ'sなんよ...｣

絵里｢...なら！私も賛成にするわ！にこもよね！｣

にこ｢えぇ！...えっと...本当に穂乃果とまた過ごせるなら...協力してあげなくもないわ...｣

ことり｢...！！みんなありがとう！私が主に主体となって動くから、サポートをお願いします！｣

ことり｢みんな！頑張ろうね！｣

全員｢おー！！｣

6 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/20(月) 13:08:57.03 ID:cajhMDTpO

学校であった怖い話の荒井みたいな

7 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/21(火) 12:11:02.90 ID:fw/Cmw580

翌日

部室


ことり｢私と真姫ちゃんはしばらく出席停止扱いだから、学校休んで穂乃果ちゃんに力を入れるね｣

海未｢私も手伝いたいのですが、さすがに長く学校を休むことはできかねます...｣

絵里｢生徒会は私と希でフォローしていくから、ことりと真姫も頑張って！｣

にこ｢...私も少しは手伝うわよ｣ﾌﾝｯ

希｢え〜にこっちに手伝える仕事なんてあるかなぁ〜？｣ﾆﾔﾆﾔ

凛｢にこちゃんができる仕事なら凛にもできるにゃ！｣

にこ｢ちょっと！私は1年生レベルの頭じゃないわよ！｣

花陽｢ふふっ私達も手伝えることがあるなら、いつでも頼ってね！｣

海未｢みなさんありがとうございます｣

ことり｢じゃあ、私はしばらく真姫ちゃんのお家にお邪魔させてもらうね｣

真姫｢じゃあ行きましょうか｣

ことり｢じゃあ、みんなまたね｣

凛｢練習終わったら様子見に行くね！｣

ことり｢うん♪｣

8 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/21(火) 12:11:37.61 ID:fw/Cmw580

西木野家


ことり｢うん...うん｣ｶﾁｬｶﾁｬ

真姫｢肌はシリコンよりもっと柔らかめの...｣ｸﾞﾆｸﾞﾆ

ことり｢声は...｣

真姫｢ビデオ見ながらだと分かりやすいわよ｣

ことり｢どうやって体温を保させるの？｣

真姫｢それは...｣


...


真姫父｢海外の学者に医者を集めた。これで作業効率は上がっただろう？｣ﾄﾞﾔ

真姫｢パパありがとう｣ﾆｺｯ

学者｢血はなんの動物の血ですか？｣

ことり｢馬さんです！あ、日本語じゃ通じないか｣

真姫｢いや、日本語で話してるじゃないの｣

ことり｢わぁ本当だ！｣ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

真姫｢ことりったら...｣ｸｽｸｽ

9 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/21(火) 12:12:05.77 ID:fw/Cmw580

生徒会室


海未｢ことりと真姫の方はどうなってるんでしょうか...｣

希｢この間覗いて来たけど何やってるかさっぱり分からんかったなぁ〜｣

絵里｢外国人もたくさんいたし...真姫の家って本当にすごいのね｣

にこ｢一体いつになったら穂乃果に会えるのかしら...｣

海未｢...きっとすぐ会えますよ｣

にこ｢もしかしたらおっはよー！なんて言っていきなり学校に来るかもね｣

絵里｢穂乃果なら本当にありえそうだから怖いわ｣ｸｽｸｽ

10 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/21(火) 12:12:46.97 ID:fw/Cmw580

ダウン！｣

学者｢おー！！声が出なくなりました！｣

真姫｢だからその部品使うなって言ったじゃない！｣

ことり｢ていうかこれ...穂乃果ちゃんの声に似てないし、機械音混ざっちゃってる...｣

真姫｢あぁーー！！進まない！｣


3ヶ月後


ことり｢あ、うまくいった！｣

医者｢脳の部分ができました！これでどんな動きも自分の意思で動かすことができますよ！｣

真姫｢あと1歩ね！｣

11 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/21(火) 12:13:44.15 ID:fw/Cmw580

1ヶ月後


ことり｢これで中身ができた...｣

真姫｢まだこっちが終わってないわ｣

医者｢血が流れませーん...｣

真姫｢あーもう！うまくいかないわねぇ！｣

ことり｢穂乃果ちゃんの記憶...全部が全部分かるわけじゃないし...｣

学者｢それならば自己進化プログラムが使えますよ｣

ことり｢なにそれ...難しいなぁ...｣


2ヶ月後


真姫｢あぁもう！なんでこうなってんのよ！｣

ことり｢真姫ちゃんクールダウン！｣

学者｢おー！！声が出なくなりました！｣

真姫｢だからその部品使うなって言ったじゃない！｣

ことり｢ていうかこれ...穂乃果ちゃんの声に似てないし、機械音混ざっちゃってる...｣

真姫｢あぁーー！！進まない！｣


3ヶ月後


ことり｢あ、うまくいった！｣

医者｢脳の部分ができました！これでどんな動きも自分の意思で動かすことができますよ！｣

真姫｢あと1歩ね！｣

12 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/21(火) 12:14:57.04 ID:fw/Cmw580

4ヶ月後


ことり｢は...ついに...｣

真姫｢できた...！｣

学者・医者｢素晴らしいです...どこからどう見ても本物の人間です...！｣

ことり｢はぁ...もう午前2時...｣

真姫｢これで穂乃果が8時頃に起きれば...本当に完成したことになる...｣

ことり｢じゃあ...ちょっとだけ...｣ﾌﾗﾌﾗ

学者｢ね、寝ます〜...｣ﾊﾞﾀｯ

医者｢おやすみなさ〜い...｣zzz…

真姫｢お疲れ...さま...｣ｽｰｽｰ


穂乃果｢...｣

13 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/21(火) 12:16:07.35 ID:fw/Cmw580

午前5時


穂乃果｢ん...まぶし...｣ﾑｸ

穂乃果｢あれ...ここは...｣

穂乃果｢わたし...わたしは...ほの...か...｣

穂乃果｢私...高坂...穂乃果...！｣

穂乃果｢私...起きてる...！｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

穂乃果｢私...！私は...！高坂穂乃果！！｣

ことり｢んん...誰ぇ...？騒がしいよぉ...｣ﾑｸ

穂乃果｢ことりちゃん...！｣

ことり｢えっ...穂乃果ちゃ...今は...5時...ってことは失敗して｢ことりちゃん！｣

穂乃果｢ことりちゃん！ことりちゃん！｣ｷﾞｭｳｳ

ことり｢ほ、穂乃果ちゃ...苦しい...｣

穂乃果｢ことり...ちゃ...｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ことり｢穂乃果ちゃん...本当に...穂乃果ちゃん...｣

14 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/21(火) 12:16:44.11 ID:fw/Cmw580

穂乃果｢ことりちゃん...｣

ことり｢もっとよく...顔見せて...？｣

穂乃果｢ことりちゃん...会いたかったよ...｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ことり｢そんなに泣くと目腫れちゃうよ...｣ｸｽ...

ことり（あぁ...本当に赤くなってきた...穂乃果ちゃんだ...穂乃果ちゃんが戻ってきた...！）

真姫｢なに抜け駆けしてるのよ｣ﾑｩ

穂乃果｢真姫ちゃん...！｣

真姫｢穂乃果...！本当に穂乃果なのね！？穂乃果よね！？｣

穂乃果｢本当だよ！私高坂穂乃果！｣

真姫｢穂乃果ぁ...！！｣ｷﾞｭｳ

穂乃果｢真姫ちゃん...｣ｷﾞｭｳｳ

真姫｢穂乃果...っ！ずっと会いたかった...！この時をずっと待ってた...！｣

穂乃果｢真姫ちゃん...珍しく素直だね｣

真姫｢その人をいじるところ...本当に穂乃果ね...｣

ことり｢穂乃果ちゃん！おかえりなさい！｣

穂乃果｢...！！｣

穂乃果｢うん...！ただいま！！｣

15 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]：2017/03/22(水) 00:55:42.83 ID:UUjf6Obu0

おつ
そこまで準備出来たなら細胞培養してクローンの方が作れそう

16 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/22(水) 01:19:41.00 ID:bVojNsCH0

学校

1年生教室


凛｢はぁ...また月曜日の始まりにゃ...｣

花陽｢憂鬱だねぇ...｣

凛｢真姫ちゃんには全然会えてないし...みんな揃わないからダンスなんて全然練習してないし...｣

花陽｢それは穂乃果ちゃんがいなくなってからずっとだよ...｣

凛｢...そうだけど...｣

花陽｢はっきり決めてなかったけど、私達の活動ってもう終わってるのかな？｣

凛｢実際何もしてないし、終わったってことなんじゃないかにゃ？｣

花陽｢まぁ...仕方ないよね...｣

凛｢うん...仕方ないにゃ...｣

花陽｢穂乃果ちゃん...いつ会えるんだろう...｣

17 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/22(水) 01:20:14.41 ID:bVojNsCH0

2年生教室


海未｢...｣ｶﾘｶﾘ

海未｢...｣ｶﾘｶﾘ

海未｢...穂乃果もことりもいないと寂しいです...｣


3年生教室


希｢ことりちゃんと真姫ちゃんは作業の方は順調なんかなぁ...｣

絵里｢最近また外国人が増えてたわ...｣

にこ｢さすが金持ちね...｣

希｢なんか...｣

絵里｢だるいわー...｣

にこ｢月曜日だからかしら...｣

のぞえりにこ｢はぁ...｣ｸﾞﾃﾞｰ

18 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]：2017/03/22(水) 01:21:03.52 ID:bVojNsCH0

西木野家


真姫｢zzz…｣

ことり｢zzz…｣

穂乃果｢2人ともまた寝ちゃった...疲れたんだろうなぁ...｣

穂乃果｢あの外国人さん達は帰っちゃったし...｣

穂乃果｢外に出てもいいのかな？勝手に出たら怒られるかなぁ｣

穂乃果｢暇だよー！｣


夕方

生徒会室


海未｢...はい。終わりました｣

絵里｢私も終わったわ｣

希｢結構早く終わったね。久しぶりに真姫ちゃんとこ寄ってこうかなー｣

海未｢あ、私も行きます｣

絵里｢あーじゃあ私も行くー｣

ガチャ

凛｢真姫ちゃん家行くって言った！？｣

花陽｢私達も行きますー！｣

にこ｢差し入れでも持って行ってあげましょ｣

絵里｢さ、3人とも居たの？｣

海未｢では全員で行きましょうか｣