【ガルパン】まほ「ラジオ道、はじめます」その2【安価あり】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

100 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/08/03(木) 00:28:27.85 ID:Y+NB3Jns0

まほ「まあいい、そろそろお便りを読んでいくとするか」

エリカ「な、ながかった…」

まほ「おいおい、まだ序盤だぞ。どうしたエリカ」

エリカ「なんだか最初の隊長が嘘のように吹っ切れましたね…」

まほ「何も考える必要がなくなったからな。あのオニババアに対する扱いは今日はもうこれでいいだろう」

しほ「まほ、いま母親のことオニババアって言いました?」

エリカ「もう早くお便り読んでください…」

101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/03(木) 00:29:34.07 ID:Y+NB3Jns0

まほ「一通目のお便りだ」

まほ「熊本県にお住いの天草さくまさんからのお便り」

まほ『みなさんこんばんは』

三人「こんばんは」

まほ『今回はとうとう家元のしほさんの登場ということで、いつにもまして楽しみにしていました!』

まほ「余計なことを言うな」

エリカ「隊長も余計な口を挟まないでください」

まほ「チッ…」

エリカ(がんばれわたし…っ!)

まほ『そこで質問なのですが、西住流の家元の視点からみて、個人的にこの選手は期待できる!となるような注目の選手はいますか?』

まほ『よろしければ教えてください!』
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/03(木) 00:30:36.36 ID:Y+NB3Jns0

エリカ「そう!こういう普通のお便りを待っていたのよ私は!!」 

エリカ「さあ家元!お願いします!!」


まほ「ふっ、愚問だな」


エリカ「私は!家元に!!聞いたのですが!!!」

まほ「西住流家元が個人的に注目する選手など決まり切っているだろう」

まほ「次期家元候補最有力、この私をおいてほかには…」


しほ「エリカさんね」


まほ「…っ……っっ……っ!!!」

エリカ「あぁ…また望まぬ恨みを……」

まほ「ぶっ…こ……ろす…っ!」

エリカ「女の子が言っちゃいけないこと言いだしちゃった…」

まほ「グルル……ガルゥ…」

エリカ「人としてはみ出てはいけないラインまで超えようとしてません??」

しほ「あわれね」

エリカ「母親が娘にとどめさしに行くのやめません????」


しほ「……なーにがオニババアよ」ボソッ


エリカ(あ、やっぱり傷ついてたんだ)

103 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/08/03(木) 00:32:42.54 ID:Y+NB3Jns0
なんか酉めっちゃ忘れてたりしますね、すいません



まほ「うぅ…」

エリカ「……」

エリカ「というか、なんでめったにイキったこと言わない隊長が今日は張り切っちゃったんですか…?」

まほ「……さすがにちょっと自信があったんだよぅ…」

エリカ(……あれ、かわいいぞ?)

エリカ「…あ、えっと」

エリカ「さすがに家元もさっきのはちょっとしたジョークですよね?」

しほ「??????」

しほ「はて?」

まほ「あぁ…」

エリカ「隊長ー!!」

エリカ「家元!私も今までのあれこれ謝りますから!」

しほ「…冗談抜きに話せばもちろんまほよ?」

しほ(みほもだけど)

まほ「!!」

まほ「そ、そうですか…!」

まほ「いやー、そうですよね!!」

まほ「ふっ、やはりGUMONだったな!!!」

エリカ(………ん、かわいいぞ?今日どうした??)
104 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2017/08/03(木) 00:34:03.70 ID:Y+NB3Jns0

エリカ「…あ、えー」

エリカ「やはり隊長のことは見ておられるのですね」

しほ「当然よ、家元でもあるけれど、それ以前にまほの母親だもの」

まほ「母親はあんなにシャレにならない冗談言わないのでは?」

エリカ「おおむね同意ですが今は静かに」

しほ「…それに以前、母親であることを忘れて手痛い失敗をしたばかりだしね」

エリカ「家元…」

まほ「……」


まほ「…………?」


エリカ(あ、わかってないな)

まほ「よくわからないですが過干渉はやめてくださいね」

エリカ「おかしいわね…久しぶりにいい話の流れが来たと思ったのだけれど…」

しほ「途中でまほが口をはさんだ時点で望み薄だったわね」

エリカ「やっぱあそこですか…」

まほ「私のせいにするのはやめろ、今回もまたエリカが悪いでいいじゃないか」

エリカ「お約束で私のせいにしないでください」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/03(木) 00:36:15.65 ID:Y+NB3Jns0

今日はここまでで

いや、ほんとごめんなさい
これからはもうちょっとちょいちょい更新します
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/03(木) 09:00:25.90 ID:JjBI8zwG0
エリカわいい
がんばれエリカっ
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/03(木) 09:34:36.48 ID:Mvs/u2sM0
更新乙!
エリカ頑張れ!
まほかわいい!
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/03(木) 15:06:05.63 ID:GAlKEcg3O
掛け合いが良いSSはそれだけで面白いということを再認識させてくれますね
乙です
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/14(月) 17:48:09.30 ID:AsDbapVk0
次もまってるよ
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 09:36:37.48 ID:znnV21IJ0
待ってる
楽しみです
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/25(金) 09:22:54.29 ID:8uGFjuLI0
まだかな
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 09:13:47.64 ID:bxph4smP0
今月はもう無理かな
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/01(金) 09:13:18.40 ID:RrKstQS40
9月
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/06(水) 23:29:14.81 ID:ua/ytBaP0
1か月たっても更新なしか
115 : ◆Fy/1.pr/0U [sage]:2017/09/09(土) 15:32:06.22 ID:RS2+i9GtO
なんとしてでもこの回は終わらせます

更新はいつできるかちょっとわかんないですが…

だらだらやってて申し訳ありません
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/09(土) 17:08:15.44 ID:q1/YlS/tO
乙。気長に待ってるよ
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 22:05:00.90 ID:u+lP2ljn0
保守
118 : ◆Fy/1.pr/0U [sage]:2017/10/18(水) 01:42:34.24 ID:Wu5oOnGT0
あっ、あっ…

なんとかします…
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 10:31:19.50 ID:kc8aKssUO
がんばれーまけんなー
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/04(土) 12:26:12.34 ID:8ZObvxC90
年内に終われるかな…
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 11:54:46.31 ID:qtvlBMAy0
今月は生存報告こないかな
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 11:10:30.49 ID:4agKpi150
もうだめか
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 11:32:16.01 ID:pJnA2Fmk0
だめだな
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/31(日) 15:59:45.42 ID:q3ajImk6O
年内には復活しなかったか…>>1は元気だろうか
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/18(木) 18:40:53.63 ID:7Uqr+H1DO
残念
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/30(火) 21:57:02.56 ID:houkrhG20
もう3ヶ月音沙汰なしかあ・・・続きは流石に期待できないか
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/09/10(火) 01:51:00.55 ID:Bwl6+obC0
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/14(土) 11:52:09.93 ID:PUCT1IiL0
なんで家元は浮気ばかりしているのか聞いてもらいたかった…
129 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 20:21:58.73 ID:ri1Y3vXA0
まほ「もう次のお便り行くぞ」

エリカ「ああっ!せっかくのまともなお便りだったのにあんまり真面目な話できなかった!」

まほ「エリカのせいだがな」

エリカ「隊長と家元のせいでしょう…」

まほしほ「「は?」」

エリカ「え、こわい」
130 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 20:23:16.54 ID:ri1Y3vXA0
まほ「続いてのお便りは、岩手県にお住いの前沢牛さんからだ」

まほ『お三方こんばんは』

三人「こんばんは」

まほ『いつもたのしくラジオ聴かせていただいています』

まほ『早速ですが、今回のゲストはラジオ初の経産婦ということで』

エリカ「そんなナチュラルに経産婦とかいうワード出てきます…?」

まほ『せっかくなので旦那さんとのなれそめなんかを聞かせていただきたいなと思いました』

まほ『よろしければ聞かせてください』

まほ「とのことだ」

エリカ「うそでしょ…西住流現家元に向かって経産婦……えぇ…」

まほ「まったくだ」

まほ「何が悲しくて親のなれそめ話を娘が、しかも全国波に乗る中で聞かなければならないんだ」

エリカ「いやまあそれもそうでしょうけど」

エリカ「そこか〜…」

しほ「あれは私が高校三年生のころだったわ…」

エリカ「おかまいなしか〜……」
131 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 20:24:29.28 ID:ri1Y3vXA0
しほ「まあなんかいろいろあって知り合ったんだけど、いろいろあって好きになったから告白していろいろあって結婚したわ」

エリカ「どんなに面倒でも超えちゃいけないラインがあるんですよ!!!」

エリカ「そのはしょり方が許されちゃうなら世界中の夫婦のなれそめが同じになってしまいますからね!?」

エリカ「せめてもう少し詳しく!掘り下げられませんかね!!」

まほ「ほう…?」

まほ「つまりエリカは私が嫌がっていることを察して濁してくれたお母様に対して」

エリカ「そうだったの!?」

しほ「いえ、違いますが」

まほ「気遣いを踏みにじった挙句、誰も幸せにならない提案をするわけだな?」

エリカ「ごり押していく!!!」

まほ「答えろエリカ!!!!!!」

エリカ「前提が違うって言ってるんですよ!!!!!!!!」

まほ「チッ…」

エリカ「情緒が怒りにしか振れていない…」
132 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 20:25:27.90 ID:ri1Y3vXA0
しほ「まあめんどくさくなったのではしょっただけでまほのことを案じたわけではないのですが」

エリカ「怒りの概念みたいになってる隊長の神経をさらに逆なでするのはどうして???」

しほ「このままだとエリカさんが悲しむので詳しく話しますか」

エリカ「もしかして増幅させた怒りこっちに向けようとしてます????」

まほ「グルル……ガルゥ…」

エリカ「また野生化しちゃってますよ!!!!」

しほ「あれは私が高校三年生だったころよ…」

エリカ「おかまいなしか〜……」

しほ「自家用戦車の調子が悪くてね、本家のほうに派遣されてきたのが常夫さん、今の夫だったのよ」

まほ「ゲグガルゥ…グゥ…」

しほ「当時まだ若手だったのだけれど男性には珍しく戦車が好きだったらしくてね、」

まほ「グガガガルゥ…」

しほ「戦車の修理にたけてるってことで派遣されてきたのだけれど…」

まほ「グガッ!?…ギッ…ギギッ…」

エリカ「全然頭に入ってこない!!!!!!!」

エリカ「隊長なんか苦しんでません!?このままだと人に戻れなくなっちゃう!!!」

しほ「あわれね」

エリカ「あんたらほんとに親子の情あんの!?!!?」

しほ「あら、失礼ね」

しほ「こんな時のまほの扱いなんてそれこそ簡単よ、母をなめないで」

しほ「まほ、みほがラジオいつも楽しみにしてるって言ってたわよ」

まほ「なるほど、確かに戦車を扱える男性は少ないからな」

エリカ「いやいやいやいやいや!!!」

エリカ「もう無理でしょ!!取り戻せないでしょ!!!」

まほ「エリカ、何を言っているんだ?ゲストのトークに集中しろ」

エリカ「軌道修正の仕方が力づく過ぎて慣性に耐えられないんですってば!!」

まほ「うるさい」

エリカ「それ以上の反論を許さないタイプの注意」

しほ「それでまあなんやかんやあって結婚したわ」

エリカ「ちょっと頑張ったんだから最後まで頑張ってくださいよ!!」

まほ「私はもう知ってる話だしよくないか?」

エリカ「これラジオ!!視聴者は!!しらないの!!!!!!」

まほ「では質問コーナー行きまーす」

エリカ「ダレカタスケテ…」
133 : ◆Fy/1.pr/0U [saga]:2020/05/14(木) 20:28:20.00 ID:ri1Y3vXA0
お久しぶりすぎです、生きてます
久しぶりに身に来たら残ってたのでどさくさに紛れての更新ですね…
とりあえずこの回だけでもやり切るぞという気概で存在する幽霊のような存在なので優しくしてくれると嬉しいです…

質問コーナー受付

まほ『安価下』
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 20:41:42.96 ID:+u88KtPn0
まほさんぶっちゃけ両親のことどう思ってるんですか
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 20:46:39.13 ID:eoKqfH130
カレーが好物とのことですがそのきっかけとなったエピソードを
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/05/14(木) 20:50:11.76 ID:ri1Y3vXA0
まほ『家元、次期家元、…誰だっけ、こんばんは』

しほまほ「こんばんは」

エリカ「逸見エリカです!!よろしくね!!!」

まほ『質問コーナーとふつおたの違いがよくわからないのですがとりあえず質問なのでこちらに送らせていただきますね』

しほ「実際になが違うのかしら?」

エリカ「ライブ感ですかね…」

まほ「質問読んでいますが!?」

エリカ「うわびっくりした」

しほ「番組側の怠慢に依る曖昧さに起因するものなのだから私は悪くないわ」

まほ「チッ…」

エリカ「どんどん険悪になる」

まほ『まほさんの母親、しほさんがゲストということで普段のラジオを聴いていてふと疑問に思ったことを聞かせていただきます』

まほ『まほさんはぶっちゃけたところ両親のことをどう思っているのでしょうか』

エリカ「…」

しほ「………」

まほ『…ぜひお答えいただきたいです、お願いします』

エリカ「……」

しほ「……………」

まほ「…………………………」

しほまほエリカ「……………………………………………………」

エリカ「質問者さんは一つの家庭が壊れる瞬間に立ち会えたかもしれないですね」
137 : ◆Fy/1.pr/0U [saga sage]:2020/05/14(木) 20:58:31.09 ID:ri1Y3vXA0
あ、酉…



エリカ「一応この空気あまりにもしんどすぎるので何かしゃべっていただけますか…?」

しほ「…」

まほ「……」

エリカ「……えぇ…」

まほ「逆に私がここで本心かどうかは別として『お母様大好き!!喧嘩するほど仲がいいって言いますよね!!心の底からマジリスペクト!!』って言ったら信じるか?」

エリカ「いやまあ口調さえ準拠させればまだ通るかもしれないですよ…?」

まほ「…な?」

まほ「発言の結果がどうあがいても信じられないんだからやめません?」

エリカ「ウス…」

しほ「…で、実際どうなの」

エリカ「聞いてました??」

まほ「何とも答えにくい雰囲気なので私は空気を読みます」

エリカ「悪い空気読んじゃったら悪い空気のままなのですが…」

しほ「…そうね、不公平だものね」

しほ「私からあなたへの正直な気持ちを述べましょう」

まほエリ「!!」
138 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 21:15:53.01 ID:ri1Y3vXA0
しほ「まどろっこしいのは嫌いなので単刀直入に言うけど」



しほ「心の底から大好きよ、愛してるに決まってるわ」



まほ「…!」

しほ「あたりまえよ、腹を痛めて産んだ子だってだけでも愛おしいのにまほは本当によくやっているわ」

しほ「私なんてろくに親としてふるまえてなんていなかった、そんな私にも文句も言わずついてきてくれて、いつも私が望む物以上の結果を出してきたわ」

まほ「……」

しほ「ま、結果なんて伴わなくたっていいのだけれどね」

しほ「みほとのことでつらい気持ちもたくさんさせたわ、普段はこんなことだって素直に言うことのできない母親だもの、きっと思うことだっていくらでもあるはずよ」

しほ「実際私が嫌われてしまっているのも仕方のないことかもしれないわ、でも少なくとも私は、不器用で、それでいて一所懸命なまほをとても愛していると胸を張って言えるわ」


まほ「…ずいぶんと勝手な物言いですね」

まほ「私は結局のところお母様のことをどう思っているのか、言った覚えはありませんよ」

しほ「え…?」



まほ「わたしだってお母様のことが大好きです」



まほ「お母様は不器用すぎるんです」

まほ「お父様にいつも弱気になって私たちの子と相談していたことだって知っていますし、みほのことだって転校してからずっと気にかけていたことも知っています」

まほ「家元の立場に縛られてしたくない決断ばかりしてきたことだってちゃんと伝わってるんですよ」

まほ「私のことが不器用だって言いましたが…」

まほ「それはお母様が不器用なのが悪いんです」

しほ「まほ…」

まほ「そして、お母様が言ったように、私だって不器用ながらに私たちとちゃんと向き合おうとしてくれているお母様のことが好きなんです」

まほ「勝手に嫌われているなんて被害妄想はなはだしいことはやめていただきたいものですね」
139 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 21:25:50.70 ID:ri1Y3vXA0
まほ「だいたい今のいままでそんなこと言ってくれたこともなかったのに卑怯です!」

まほ「普段はくそ真面目で石頭の融通利かないクソババアのくせに…」

しほ「まほいま母親のことクソババアって言いました??」

まほ「私が質問直後にまごついてる隙にまんまと好感度上げてくれましたね!それがお前のやり方か!!!!」

しほ「まほいま母親におまえって言いました???」

エリカ「あれっ!?結構感動的な流れじゃありませんでしたっけ!!?」

エリカ「しみじみしてた次の瞬間には喧嘩なんですが!?なに!?夢!?!!?」

まほ「だいたいいつもは鉄面皮も鉄面皮で何考えてるのかわからないくせしてお父様の前ではデレデレデレデレ、バレてないとでもお思いですか!?」

エリカ「自分の親御さんの夫婦事情を全国波に乗せないで上げて!!!」

しほ「い、いいじゃない!ちょっとくらい心許せる時間があったっていいじゃない!!」

まほ「私たちの前でも気を抜けっていってるんですよ!!」

しほ「嬉しいこと言わないでちょうだい!」

エリカ「喧嘩風にいい話するならちゃんとしんみりした空気にしてからやって…」
140 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 21:28:49.44 ID:ri1Y3vXA0
まほ「はーやだやだ、もう次の質問へ行こう」

エリカ「一応両親について聞かれてるんですが…」

まほ「お父様、すきすき」

エリカ「かっる」

しほ「私は愛してるわ、常夫さんがいない日常があるなら死を選ぶくらい愛してる」

エリカ「おっも」

まほ「では改めて次の質問行くぞ」

まほ『安価下』
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/14(木) 21:50:27.46 ID:+u88KtPn0
戦車以外に操縦してみたい乗り物はありますか

連取りだめなら安価↓
142 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 22:17:12.96 ID:ri1Y3vXA0
まほ『お三方こんばんは』

おさんかた「こんばんは」

まほ『おそらく日本でもトップレベルにたくさん戦車に乗っていらっしゃる方々だとは思うのですが、戦車以外に乗るとするなら操縦してみたい乗り物はありますか?』

まほ『戦車道頑張ってください』

まほ「とのことだ」

しほ「ふむ…」

エリカ「そもそも普段は戦車以外の何かに乗ったりすることはあるのですか?」

まほ「うちは何かにつけて戦車だからな、自家用車も戦車だし乗り物としてはカウントしていいかわからないが船しか乗ったことがない」

エリカ「学園艦は確かにカウントしていいか微妙ですよね」

まほ「あぁ、操縦したことはあまりないがドラッヘもたまに乗るか」

しほ「私も実はあまり戦車以外の乗り物には乗りませんね」

しほ「そうね…あ、つね」

まほ「おい」

まほ「全国の西住流門下生が聴いていることを前提にしたうえでの発言か?それは」

エリカ「あなたが言いますか?」

しほ「まほ、親にため口をきくものではありませんよ」

エリカ「家元も、全国波で穴と程の立場の人が下ネタはいうものではありませんよ」

しほ「誰に口をきいているの?」

エリカ「こっわい」
143 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 22:19:44.33 ID:ri1Y3vXA0
しほ「…そうですね、実は自動車の免許は持っているのですが…」

しほ「戦車の運転に慣れてしまうと自動車を運転するときにいろいろ問題が発生してしまうのよ」

エリカ「それはわかります、どうしても戦車の大きな動きに慣れているので自動車でも新井運転になってしまうとよく言いますもんね」

しほ「そうなのよ、ブレーキも毎回急ブレーキじみたものになってしまうし、多少整地されてない獣道でも行けるかしらと思ってしまうのよね」

エリカ「そういった意味では自動車なんかよりもっと大きなものを運転してみるといいのかもしれませんね」

しほ「何かないかしら、操縦したい乗り物ね…」

まほ「そうだな…」

まほ「わたしは学園艦を操縦してみたいな」

エリカ「大変に大きなものが出てきたぞ〜」

しほ「いいじゃない、ちょっとやってみれば」

しほ「黒森峰なんて私の言葉一つでどうにでもなるから話し通しておきましょうか?」

エリカ「正々堂々と職権乱用の宣言かまさないでください!!!」

エリカ「気が付けば同窓の仲間と海の藻屑みたいな未来は嫌ですよ!!」

まほ「エリカ、私が信じられないのか?」

エリカ「今そういう話してなくないですかね!」

エリカ「信頼と崇拝は違うんじゃありませんでしたっけ!?!!?」

まほ「うるさい」

エリカ「すべての理不尽を具現化したタイプの注意」

しほ「学園艦なんてそんな簡単にしずむようにできてないわ」

しほ「ちょっとくらい素人が舵とったって平気よ」

しほ「…たぶん」

エリカ「たぶん!?!!?!?」

エリカ「想像だけでウン万人の生死をゆだねないでくださいよ!!!」

まほ「エリカ!!」

エリカ「!!」

まほ「これも戦車道よ」

エリカ「戦車以外の乗り物の話しとろーが!!!!!!」
144 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 22:34:55.95 ID:ri1Y3vXA0
エリカ「どうせ学園艦運転してみほに会いに行くつもりだったんでしょうが」

まほ「いいだろう!最近会ってなくて心がしんどいんだ!!!」

エリカ「付き合いたてのカップルみたいなこと言わないでくださいよ!!」

まほ「////」

エリカ「照れんな!!!」

しほ「そういうことなら私ものせてください」

しほ「みほがたりない」

エリカ「家元この間までみほのこと勘当しようとしてませんでしたっけ!?」


エリカ「大体この間寄港したとき会わなかったんですか?」

エリカ「私はちょっとしか会えませんでしたけど、隊長はしっかり会ってるでしょうし、あれからそんなには日がたってないでしょう?」

まほ「……は?」

エリカ「………あれ?」

まほ「ちょっと待てどういうことだ…?」

まほ「前回の寄港ではみほは用事があったから会えないと…」

エリカ「……あ」

まほ「あさましい女だ。」

まほ「お前はそういうことをする人間だったのか。」

まほ「人間というにもおこがましいな、正式に海の藻屑にしてやる」

エリカ「こわいこわいこわいこわい!!!!」

まほ「ふふふ…そうか、ふふふ…」

エリカ「ヒィィイイ!!!」

エリカ「家元、どうにかならないですか!?」

しほ「エリカさん、あなた、みほと、エリカさん…いいな、みほ…」

エリカ「家元!?」

しほ「ふふふ…私は…ふふ…」

エリカ「家元も壊れちゃった!!!」
145 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 22:52:54.27 ID:ri1Y3vXA0
エリカ「…あ、時間ですよ!!ラジオしめなきゃ、隊長!!」

まほ「…ラジオが終わっても私の憎しみが消えるわけではないからな…っ!」

エリカ「はいもういいですから締めちゃってください、家元もしゃきっとして!」

しほ「…さっきまでのおどおどエリカさんはどうしたのかしら」

エリカ「頃合いでしょう」

しほ(この子ちょっと怖いわね…)
146 : ◆Fy/1.pr/0U [sage saga]:2020/05/14(木) 22:54:06.74 ID:ri1Y3vXA0
 ♪〜 (なんかそれっぽい音楽)

まほ「しかたないから締めてやる」

エリカ「ばちばちの上から目線ですね」

まほ「わたしは隊長だぞ!!!お前の上なの!!!!わかる!?!!?!!?」

エリカ「声おっき…」

まほ「チッ…」

エリカ(今日すごい舌打ちする)

まほ「みなさん、今週の西住まほのラジオ道、いかがだったでしょうか」

まほ「これからも今回の放送のように戦車道の情報を幅広く日本中に発信していきますのでよろしくお願いします」

しほ「あ、実際の私は戦車道けっこうすごいので西住流をこれからもどうぞよろしくお願いします」

エリカ「大丈夫か西住流ってなってないことを祈ります…」

まほ「締めろって言ったのあなた!!!!」

まほ「締めているのわたし!!!!」

まほ「わかる!?!!?!!?!?!?」

エリカ「日本語覚えたてですか…?」

まほ「ババアも黙っててください」

しほ「まほいま母親のことクソババアって言いました?」

まほ「クソは言ってないです」

しほ「ババアは言ったのね」

まほ「…では、また来週もこの時間にお会いしましょう」

しほ「…黒森峰の練習に顔出します」

エリカ(とんだとばっちりだ!!!!!!!)

まほ「お相手は黒森峰女学園隊長、西住まほと」

エリカ「同じく副隊長、逸見エリカと」

しほ「西住流から西住しほでした」


三人「よい戦車ライフを」


 ♪〜 (ちょっとずつフェードアウト)

147 : ◆Fy/1.pr/0U [ sage saga]:2020/05/14(木) 22:57:19.62 ID:ri1Y3vXA0
と、いうわけで以上になります
3年もかけてしまいましたがひとまず終わらせることができてよかったです

今後ももしかしたらどこかで何か書くこともあるかもしれませんが、優しくしていただけると幸いです…
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/05/17(日) 01:15:25.76 ID:UkRnjUCh0
おう寧ろこのまま続けて書いてくれてええんやで
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/05/10(月) 03:13:30.23 ID:vS/P5wMv0
え、めっちゃ久しぶりに来たら何か完結してるじゃん草
とりあえずおつかれさま、おもろかったで
71.56 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)