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冬馬「俺と765の恋愛事情」2.1スレ目
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78 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/07(日) 14:37:13.61 ID:z2fIKdtW0
冬馬「わざわざ悪いな、Pさん」バイザーアゲツツ
P「良いさ。下手に店で落ち合われて撮られても困るし……ほら、千早」
千早「……あの、これブカブカなんですけど」ライダースーツ
P「あぁ、元は小鳥さん用のものだからな。サイズが合わないのは勘弁してくれ……冬馬」
冬馬「大丈夫だ。天海にも先に言っといたから、ばれねぇようにやるさ」
P「くれぐれも頼むぞ?騒ぎにだけはするなよ?」
冬馬「わかったわかった」
P「じゃあ、俺は行くから……」ブロロロロ
千早「あ……」
冬馬「ほら、如月。乗れよ」メットワタシ
千早「え、えぇ……」
79 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/07(日) 14:37:46.53 ID:z2fIKdtW0
冬馬「……」ブロロロロ
千早「……(ど、どうしよう。何を言っていいのか分からないわ」ギュウ
冬馬「……悪いな、落ち着いたところで話せなくて」
千早「う、ううん。気にしないで」
冬馬「下手に会ったらマスコミが煩いからな。こんな形でしか無理そうだった」
千早「そうね。私も帰ってきたばかりだし」
冬馬「なに他人事みたく言ってんだ。お前が出立前にキスなんてするからこんな状況なんだろ」
千早「ご、ごめんなさい」
冬馬「良いさ。こういうのも密会って感じで、まぁ悪くはない……Pさん的には困るだろうけどな」ハハ
千早「……」
80 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/07(日) 14:38:14.57 ID:z2fIKdtW0
千早「それで、今日はその……」
冬馬「あの時の答えを言いたくてな。電話で済ませるのもアレだと思ったから、Pさんに頼んだんだよ「道端で下してくれ」って」
千早「そ、そうなの」
冬馬「おう。それでだな、一応お前に聞いておきたいことがあるんだが……」
千早「なにかしら?」
冬馬「向こうにいる間に気が変わって、俺の答えがいらない。なんてことはないか?だったら何も言わずに俺は」
千早「変わらないわ。私の想いはあの時から、何も変わってないから」
冬馬「そうか」
千早「えぇ」
81 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/07(日) 14:38:44.38 ID:z2fIKdtW0
冬馬「……俺はな、お前があっちに行ってからすげぇ悩んだ。それはもう悩んだもんだ」シミジミ
千早「えっと、軽くない?」
冬馬「今はな。ただ最初はしんどかったんだぞ?お前の気持ちを無下にはしたくないし、俺もアイドルを辞めたくないからさ」
千早「ごめんなさい」
冬馬「お前が悪いんじゃないんだ、謝るな」
千早「……」
冬馬「それでだな、俺はお前の気持ちを受けることにした」
千早「くっ!」ギュウウ
冬馬「嬉しいのは分かった、わかったからもう少し緩く!」ギチギチ
千早「」パッ
冬馬「ふぅ……ただ、ひとつだけお前に頼みがあるんだよ」
千早「え?」
82 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/07(日) 14:39:19.20 ID:z2fIKdtW0
冬馬「俺は、まだまだアイドルでいたい。まだ終わりたくない」
千早「……」
冬馬「だから、俺たちの関係を公にするのはまだ先にしたいんだ。その、なんだ、デートとかそういうのもバレないくらいなら行けるだろうけどさ。いや、今までより仲良くしたいと俺も思うけどな?バレるとアイドルが出来ないからさ」
千早「……」
冬馬「その、嫌だよな?こういう、隠すようなの」
千早「え?いえ、全然?」
冬馬「?」
千早「?」
冬馬「嫌じゃないのか?」
千早「えぇ」
冬馬「結構待たせるぞ?」
千早「いつまでも待つから」
冬馬「……そうか」
千早「あなたが不完全燃焼で終われる人じゃないのは知ってるわ。私はあなたのそういうところも好きなの」
冬馬「そうか。助かるぜ」
千早「それよりも、一つ私に言ってないこと……あるわよね?」
冬馬「……」
千早「私はあなたに好きだと言ったわ。けど、私はまだ、あなたにちゃんと言われてない」
冬馬「……」
千早「それくらい、聞かせてもらえるのよね?」
83 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/07(日) 14:40:11.35 ID:z2fIKdtW0
冬馬「……わかった。一度しか言わねぇぞ?」テイシャ メットハズシツツ
千早「えぇ」メットハズシ
冬馬「普段は澄ました顔してるくせに笑うと可愛い顔になるところとか、しっかりしてるようで案外子供だったりとか、そういうギャップがたまらなく好きだ。歌にストイックな姿勢には尊敬もするし、アイドルとしての自覚が出てきて恥ずかしそうに手を振ったりとか、そういうところも俺的にツボに入ってしょうがねぇ」
千早「お、思いのほか恥ずかしいことを言うのね」
冬馬「う、うるせぇなぁ……一度好きなところってのを考えたら、こう、今まで気にしてもなかった部分が好きだってことに気づいちまったんだよ!」
千早「……」
冬馬「と、いうわけなんだが……足りないか?」
千早「いいえ、十分よ。ありがとう、冬馬。それだけで何年でも待てるわ」
冬馬「………できるだけ、早く終わらせるさ」
千早「ふふ、期待してるわね」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/14(日) 19:22:58.28 ID:yssdE3Hv0
あ
85 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/16(火) 18:19:22.11 ID:KXUz3vPG0
物理旅直前から再開
春香「ドキドキッ!全力(物理)三人旅っていう言葉に聞き覚えは?」
冬馬「あん?………あぁ、確かそんな話をされたな。一年以上前に」
春香「一年以上って、あはは、何を言ってるのかちょっとわからないんだけど……」
冬馬「俺にも良くわかんねぇ……」
春香「あぁ、うん、まぁ突っ込むつもりはないけどさ……それで」
冬馬「俺らのほかはどっち?ってことで美希か如月かだろ?」
春香「イエス!」
冬馬「じゃあ美希でファイナルアンサー」
春香「……」ドドドドドドドドドド
冬馬「……」ドドドドドドドドドド
春香「正解はプロデューサーしか知らないから、私にみのさんネタ振られてもねぇ……」
冬馬「お前が勝手にドラムロール鳴らしたんだろうが!俺はミリオネアネタで言ったんじゃねぇよ!!」
春香「テヘペロ」
86 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/16(火) 18:20:00.17 ID:KXUz3vPG0
当日
美希「この三人で温泉ロケだなんて、楽しみなの!」
冬馬「そうだな」
美希「ミキね、温泉のどこが有名とかはわからないけど、温泉饅頭がおいしいところなら幸せだと思うな!」
春香「あ、うん」
美希「………あのね、二人とも。ミキがせっかく盛り上げようとしてるのに、その態度はないの」
冬馬「だってよ……」
春香「なんか嫌な気配しかしないし……どっきりとか、走らされ続けたりしない?」
美希「?物理旅っていうけど、ここは普通の温泉郷なの。そんなに変なことはしないと思うな」
冬馬「わかんねぇぞ?裏山で一日中山菜取りとかさせられるとか」
春香「大きな卓球ラケットを振り回させられたりしそうだよね」
美希「なんでそんな、具体的に意味の分からないことを考え付くの……」
春冬「なんとなく!」
87 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/16(火) 18:20:38.17 ID:KXUz3vPG0
春香「ねぇ、本当に大丈夫?施設のプールで遠泳させられたりしない?」
カンペ「大丈夫です」
冬馬「なんかギャグ聞かされ続けたり、声の大きいやつに走らされたりは……」
カンペ「しません!」
美希「いい加減にするの!もうロケ中だよ?」
冬馬「あはは、悪い悪い」
美希「まったく!」
春香「いやぁでもさ、本当に何もないんだったら良い番組だよね。温泉なんて昔家族で旅行に来たぶりだし」
美希「ミキは何回かロケで来てるかな。あふぅって言ってただけだけどね」
冬馬「俺は結構おっさんに連れてきてもらってたな」
春香「冬馬君の話を聞いてると、黒井社長って案外フットワーク軽いってわかるよね」
冬馬「お前んとこの社長も同じようなもんだろうが」
美希「大きな事務所の社長とうちの社長を比べるのはどうかと思うなぁ」
88 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/16(火) 18:21:06.62 ID:KXUz3vPG0
美希「普通に離れに通されたけど……部屋中に衝立とビニールシートが貼ってあるの」
冬馬「ほら言ったじゃねぇか!なんかぜってぇあるぞ!!」
春香「ねぇ、隙間に目張りしてあるんだけど?これ防音対策だよね?だよね?」
冬馬「うわぁいやだ。何かいやだ」
美希「だ、大丈夫なの。カラオケ大会とかそんなものだって!」
春香「三人で?」
美希「あの、ほら、人気曲当てないと眠れまテンとか……」
冬馬「それのどこが大丈夫なんだよ……」
春香「ひ、ひとまず荷物だけ置いてさ、外でお店でも見て回ろうよ」
冬馬「そうだな。流石に観光地で大騒ぎはないだろうし……」
89 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/16(火) 18:21:42.16 ID:KXUz3vPG0
冬馬「美味いな、この饅頭」
美希「うん!」
春香「はふぅ、はふぅ」
冬馬「お前はなに画面外で火傷してんだ?」
春香「い、いや、お茶が熱くて……」
??「冷たいおひやはいかがですか?」
春香「いただきます………」
??「このおひやは、おひんやりしてますからゆっくり飲んでくださいね」
美希「あ、そのダジャレで思い出したの。確か346の楓?さん?って……」
楓「うふふ、バレちゃいましたね」
美希「そりゃわかるの」
楓「正解した美希ちゃんには、楓ちゃんシールをお近づきのしーるしにあげちゃいます」
美希「ありがとうなのー!」
冬馬「如月じゃなくてよかったな、これ」
春香「千早ちゃんだったら腹筋が爆発しかねないよね」
90 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/16(火) 18:22:12.88 ID:KXUz3vPG0
楓「またのお越しを〜」フリフリ
冬馬「この調子だと、またどっかのアイドルとかが出てきそうだな」
美希「ミキ知ってるよ。そういうのフラグって」
!!!「呼びましたか!!!!!?????そうです私!!!!日野茜とおおお!!!???」
???「ナナでーっす!」キャピッ
三人「うるさい……」キーン
茜「あ、まわりの方々すみません!気を付けてはいるんですけど!ついつい声が大きくなっちゃいましてですね!!!」
安部さん「茜ちゃん、お口チャック!チャックです!」
茜「んー!!!」チャックポーズ
91 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/16(火) 18:22:58.74 ID:KXUz3vPG0
冬馬「あの……どなたですか?」
安部さん「キャハっ!歌って踊れる声優アイドル目指して、ウサミン星からはるばるやってきた」
春香「あなべべさん!?あなべべさんじゃないですか!!」
安部さん「安部菜々ですぅ!?」
冬馬「そうですか、それで安部さんは一体どうしてここに」
安部さん「あの、そこはかとなくとてつもない距離感を感じるんですけど」
冬馬「あ、いや、高垣さんからすごい落差だなぁと……年上なのに」
安部さん「17歳です!ナナは17歳ですからね!?」
美希「えっと、茜……さん?ちゃん?そろそろ息をしても良いんじゃ」
茜「ぷはぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
冬馬「うるせー!!!」
92 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/16(火) 18:25:09.96 ID:KXUz3vPG0
千早の話、もっと詰めようがあったな。
むりやりGWを休ませておいて、次週以降に全力でしわ寄せするのやめて………
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/17(水) 16:55:01.61 ID:Si7IW7Kbo
おつー
94 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/27(土) 13:18:42.71 ID:VjQWApTl0
冬馬「で、二人は何のために出てきたんだ?」
茜「決まってるじゃないですか!!宣伝です!!!!」
菜々「それは後、後ですからね?」
茜「そうでした!!温泉に入りに来ました!!!」
菜々「それはもっと後ー!!」
冬馬「帰ってくんねぇかなぁ」
菜々「ええええ!?もう少し構ってくださいよーう」
美希「ミキ的には、理由を言ってくれないと話が続かないかなって思うんだけど……」
95 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/27(土) 13:19:13.81 ID:VjQWApTl0
菜々「えっとですね、温泉でやるスポーツといえばなんでしょうか?」
冬馬「卓球か?」
菜々「はい!そうです!皆さんにはこれから卓球勝負をしてもらいたいと思います」
冬馬「まーた変なことを……」
春香「どうせ大きいラケット振り回させられるんでしょ……」
菜々「???」
美希「あのね、良く分からないけど今日の二人は色々沸いてるから、気にしないでほしいの」
菜々「は、はぁ?」
茜「はい!そういうことなら、会場までダッシュで行きましょうか!!!皆で走れば楽しいですよ!!」
春冬「へーい」
美希「はーい」
96 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/27(土) 13:19:55.82 ID:VjQWApTl0
茜「着きました!!」
冬馬「はや!」
春香「一時間も走ってないよ!?」
茜「普通に考えたらそんなに走らないのでは!!!???」
菜々「茜ちゃんに突っ込まれてるって……」
冬馬「もしかしてこれ、マジで普通の番組なんじゃ」
カンペ「最初から普通の番組です!!」
春香「………」チラッ
冬馬「………」チラッ
春香「いやぁ卓球なんてひさしぶりだなぁ、楽しみー」スブリスブリ
冬馬「負けねぇぞ765プロー!」スブリスブリ
春冬「ははははは」
菜々「えーっと?」
美希「気にしないで」ゲンナリ
97 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/27(土) 13:21:03.35 ID:VjQWApTl0
楓「特設スタジオからお送りするのは「アイドル卓球三番勝負!」!実況解説は私、高垣楓がお送りします」プルタブアケテ
冬馬「……」
楓「おーっと、さっそく選手の入場だー。ドゥードゥードゥドゥー」グビグビ
春香「酔ってない?」
美希「酔ってるの」
茜「酔ってますね!!!!」
冬馬「この人、どういう人なんだよ……」
菜々「25歳児っていえばわかりますかね?」
冬馬「あぁ、なるほどそういう……」
菜々「あと、楓ちゃんはもう出番じゃないはずというか」
美希「えぇぇ?」
98 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/27(土) 13:21:40.58 ID:VjQWApTl0
ナレーション「このままでは何も進まないので、スタッフが趣旨を説明する」
冬馬「じゃああれか、俺たち三人がゲストと対戦して、負けたやつには罰が与えられるというわけか」
菜々「そうです!」
冬馬「ふーん、で、罰ってなんだ?」
菜々「今日の食事がインスタント麺になります」
三人「……………」
茜「おお!目つきが変わりましたねー!!」
楓「温泉でインスタントは嫌ですもんねぇ」グビビ
菜々「楓ちゃん……あとで常務に怒られるんじゃ」
楓「慣れてまーす、うふふ」
99 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/27(土) 13:22:07.27 ID:VjQWApTl0
美希「おらおら掛かってくるのー!!」イチバンテ
菜々「お相手は……」
??「私です!!!!!!!」
冬馬「なんでわざわざ名前を隠すんだお前は……」
茜「いやぁ!!お約束と言いますか!!!とりあえずそうしたほうが良いのかなと思ったんです!!!!!!」
美希「なんでも良いから早くするのー!!おいしい山の幸、GETするんだから!!」
春香「山の幸とは限らないけど、頑張れー!」
冬馬「ついでに俺の分も勝っといてくれー!」
美希「はいなのー!!ストレートで7点取ってミキの勝ちだと思うな!!」
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 19:23:06.67 ID:8xq8ZpFco
おつ
101 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/31(水) 18:07:49.64 ID:kRuYawb90
美希「負けたの……」シクシク
茜「勝ちましたー!!!!!!」5-7
春香「み、美希が負けた?」アゼン
冬馬「あ、ありえねぇ……」ボーゼン
菜々「そこまで驚くことなんですか?」
冬馬「うちの美希はな、天才なんだ。だから大体勝つんだよ」
春香「美希は冬馬君ちのじゃないけどね!」
冬馬「はー!?美希は俺の妹みたいなもんなんだがー!?だからうちの美希なんだがー!?」
茜「ずっと練習していた甲斐がありました!!!ボンバー!!!!!」
美希「おいしいごはん……」シクシク
冬馬「お、俺の分けてやるからさ、な?」
春香「私のもあげるから、ね?」
茜「(本気で慰めてますね!!!!仲が良いとはすばらしいです!!!!!!」
102 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/31(水) 18:08:19.84 ID:kRuYawb90
冬馬「よっしゃあ!俺が仇をとってやる!!!」
春香「頑張れ!!」
菜々「次のお相手はこの方!!」
??「なんていうか自分、状況的にすごくやり辛いんだけど……」
冬馬「!!…………あーあー、ユニットメンバーが泣いてるのに敵に回るなんて、港区の住人も地に落ちたなぁ我那覇さんよぉ」
響「港区言うな!自分は沖縄人だぞ!!」
冬馬「大体なんでお前なんだよ。流れ的に、ここは346のアイドルのはずだろ?」
響「プライベートで温泉に来てたら番組Dに見つかって、番組に引きずり込まれた自分の話するか?するか?」
冬馬「あ、すみません我那覇さん。プライベートとは知らず馴れ馴れしくしちゃって……」
響「引きすぎだぞ!?もっとフランクに来てよね!」
美希「響……」ウルウル
響「み、美希にその顔されると弱いんだけど……でも、自分も赤カブ太の餌を用意して貰うって契約で此処に居るからな!負けないぞ!!!」
春香「よっ!プロ根性!!」
菜々「ううぅ、皆さんのキャラが濃すぎてナナたじたじです……ええい!じゃあ始めちゃってください☆」
103 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/31(水) 18:09:03.95 ID:kRuYawb90
響「サー!!!」
冬馬「………やられた」3-7
春香「ダッサ」
冬馬「うぐぉ」グサリ
美希「……」
冬馬「……」
響「じゃ、じゃあ自分はこのあたりで帰るかな、は、はは…………強く生きろ!!!」ダット
冬馬「裏切者ー!!」
菜々「裏切りって、天ケ瀬さんは765プロじゃないですよね?」
冬馬「」グサリ
春香「冬馬君はナイーブだから、刺さないであげてください……」
美希「春香も今刺したばかりじゃ……?」
104 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/31(水) 18:09:33.38 ID:kRuYawb90
春香「真打登場!春香さんにお任せ!!!」
冬馬「頼む!勝ってくれ」
美希「もう春香しかいないの!!」
春香「さぁ私の相手は誰だ!!」
菜々「盛り上げってきましたねぇ!!ラストはこの方!」
!!「よろしくおねがいしまぁぁぁぁすぅ!!!!!!!!!!!!」
暗転
茜「良い元気ですね!!!」
愛「元気の良さがアピールポイントなので!!!!」
茜「ほほお!私も負けませんよぉ!!!ボンバー!!!!」
愛「ボンバー!!!!」
冬馬「うるせぇ!!!」ゴン
愛「なんで私だけ!!!???」
105 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/31(水) 18:10:30.08 ID:kRuYawb90
春香「それで、愛ちゃんが来たのはなんで?」
愛「家族旅行で来てたら番組Dさんに見つかって……」
冬馬「どんだけプライベートのアイドルを見つけるのがうまいんだ……つーかそんな連中を引き込むなよ」
愛「でも、今度番組で使ってくれると言っていたので気にしません!!」
美希「あぁうんそれはいいんだけど……春香、勝てる?」
春香「あたらきしゃりきのこんちきちん!!」
冬馬「京人かお前は」
春香「いやだなぁ、私は群馬人だよ」
美希「さらっと噓つくのやめようなの」
春香「はーい」
菜々「まだ耳がキーンってしますけど、始めちゃってください!」キーン
106 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/05/31(水) 18:15:42.30 ID:kRuYawb90
春香「ふはははは!!二度あることは三度あるんだよぉぉぉ」クズレオチ
愛「やったー!!ママみてるー!!!??」0-7
冬馬「ストレートじゃねぇか!!!!」
春香「て、てへぺろ………」
美希「ミキ、失望したの。春香は卓球部のエースっぽい雰囲気なのに実力は素人だなんて」
春香「だ、だってぇ」
菜々「(三縦するなんて思ってなかったんですけど)えっと、結果はこんな感じになっちゃったわけですけど……」
楓「皆さんの食事になるはずだった料理は、スタッフさんの晩酌のつまみになりまーす」
菜々「楓ちゃんは食べられませんからね?」
楓「食を食べられないなんて、ショックです」
美希「いっそ笑うしかねぇの」
愛「ご、ごめんなさーーーーい!!!!」ダッシュ
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 21:00:16.44 ID:W9g2p+8v0
懐かしいのが復活してたのね
気づかんかった
108 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/09(金) 06:17:50.43 ID:Yb+HSLwE0
茜「そろそろ宣伝しちゃって良いんですかね!!!!????」
冬馬「勝手にどうぞ」ヤサグレ
茜「はい!!!!来週木曜日にわたしと菜々さんのCDが発売されまして!それを記念に!!……記念にで良いんですかね?」
菜々「記念にで良いと思いますよ」
茜「記念に!!!サイン会をですね、行うので来てください!!!!!!!」
菜々「下にテロップ出てますけどね?場所を言ったほうが」
茜「そうでした!!!!!いやうっかり!!!!!!」キーン
他「!!!」モンゼツ
茜「場所は……えっと、ここ!!!!」テロップ ユビサシ
冬馬「忘れたのかよ!!」
109 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/09(金) 06:18:21.91 ID:Yb+HSLwE0
冬馬「騒がしい連中はいなくなったが……わざわざ温泉まで来てインスタント麺かぁ」ズルズルズル
春香「まぁ、これもこれで美味しいし……うん百円っぽい味だね」ズルズルズル
美希「どうせなら塩ラーメンがよかったの……」ズルズルズル
三人「……はぁ」
カンペ「まだ食べてないですよね!?」
冬馬「そのうち食べるんだから同じだろ」
春香「どうせ、やっすい成形麺なんですよねぇ」
美希「ミキ、こういう目に合うなら来なかったのに」
冬馬「やっぱ変な番組じゃねぇか、なぁ?」
春香「うん。そういえばこれからどうするんだろうね、とりあえず歩いてるけど」
??「へ、へいらっしゃい!へいらっしゃい!よってってー」//////
三人「……」
??「へいへいそこの三名様!面妖な顔をしてないでよってってー!」//////
春香「……貴音さん、仕事は選んだほうが良いですよ?」
貴音「貴女に言われたくはありません!!!」
110 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/09(金) 06:18:47.12 ID:Yb+HSLwE0
美希「貴音はそんなとこで何やってるの?」
貴音「かっぷらぁめんの売り子をしております」
三人「売り子……」
貴音「私のおすすめはいりませんか?」
冬馬「四条のおすすめならインスタントでも……」
春香「間違いはなさそうだよね」
美希「じゃあ、くーださい!なの」
貴音「七百円になります」
三人「お金とるの!?」
111 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/09(金) 06:19:25.98 ID:Yb+HSLwE0
冬馬「あ、普通にうめぇ」
春香「そこらのお店に入るよりよほど美味いよねぇ」
美希「ハフハフ」
貴音「四条貴音監修 魚介の旨みたっぷりらぁめん!税込み七百円で、来月発売ですよ」
美希「えっと、宣伝?」
貴音「その通りです!!」
春香「だとしたら普通に来てほしかったんですけど」
貴音「いえ、もともと私はぷらいべぇとで来ていたのですが」
美希「貴音も?」
貴音「も、とは?」
春香「響ちゃんもさっき来てましたよ」
貴音「響、私に黙って温泉に行くとは……!」
冬馬「ブーメラン投げるのはやめろ!」
112 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/09(金) 06:19:56.00 ID:Yb+HSLwE0
貴音『私はぶぅめらんなど投げてはおりませんが?だいじょうぶですか?面妖な頭していませんか?』
冬馬『四条。お前、煽るの下手だな』
美希『普段人を怒らせようなんてしないもんね?』
貴音『私、基本的に善良な人間ですので』
春香『その通りなんだけど、自分で言うかなぁ……』
伊織「それで、この番組のどこが物理とか全力なのよ?」
冬馬「俺に突っ込まれてもなぁ」ズズズズ
ナレーション『美味しいラーメンをふるまわれて元気を取り戻した三人は、いよいよ本日の最難関へと足を踏み入れる!』コノアト CM
113 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/11(日) 19:14:33.19 ID:zI5WG/m70
冬馬「温泉に入りたいだけなんだが……この壁は一体?」
春香「これってあれだよね、今話題のポンデリング」
美希「ボルダリングなの」
春香「それそれ」
冬馬「いや、ボルダリングは知ってんだよ。問題は……どう見てもSASUKEだろ、これ」
美希「SASUKE?」
冬馬「知らないか?」
美希「うん」
春香「SASUKEっていうのはね、大掛かりのアスレチック的な装置を身体能力だけでクリアしていく競技だよ。昔はすごく面白かったんだけど……」
冬馬「(昔っていつだよって突っ込みはなしにしとくか」
114 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/11(日) 19:15:05.33 ID:zI5WG/m70
美希「……」YOUTUBEシチョウチュウ
美希「えっと……この人たちはなんなのなの?芸人?」
春冬「ははっ」
美希「誤魔化さないでほしいの」
冬馬「そうだなぁ、初期開催からある程度時間が経ってそういう奴らも目に付くようになったが、大体はアスリート志向の連中だよ」
美希「これならミキでも余裕かなぁ」
春香「それは第一ステージだから簡単に見えるだけで、段々難易度があがるから笑えないというか」
冬馬「俺の知る限り、アイドルでこなせそうなのは菊地と我那覇くらいだな」
美希「冬馬は?」
冬馬「水流を泳ぐところで無理だな。ラストのタワー登りも無理無理」
美希「ふぅん」
115 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/11(日) 19:21:10.71 ID:zI5WG/m70
響『さぁ和バウバウ!やかな話もそこまで、自分わぉぉぉん!!の話を聞いてヂュイ!!ちょっとお前たち静かにしてくれ』
春香「はーいはーい!」
響『なんだ春香?』
春香「いつまでいるの?」
響『明後日の朝一で帰るぞ?』
春香「えー良いなぁ!私も普通に来たい!!」
響『来れば良いだろ。それより自分の話を聞け!』
三人「はーい」
響『うふん!』
三人「あはん?」
響『せ、咳払いだから変な反応しないで!えっとね、三人にはいまからその壁を登り、横に渡って、三十メートル向こうのゴールに向かってもらうぞ!』
冬馬「渡ったら良いことでもあんのかよ」
響『ここらで一番いい眺めの露天風呂に入れるのと……えっと?夜ごはんがデージ豪華になるんだって』
三人「!!」ギラッ
116 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/11(日) 19:21:46.49 ID:zI5WG/m70
響『おおう、やる気になったな?』
冬馬「飯は我慢できるが温泉は此処でしか入れねぇからな」クッシン
春香「私はどっちも妥協したくないもん」セノビ
美希「ミキはまぁやるからにはね、負けないし」シンキャク
響『ははは、ちなみにデモプレイ的な映像があるから見てくれ』
三人「デモ?」
響『うん』
貴音「くっ!!」ヨジヨジ
貴音「私、負けません……」ヨコイドウ
貴音「な、なぜ取っ手が離れたところに……と、飛べというのですか!?」
貴音「………と、とうっ!」ピョン
貴音「や、やりましあっ」ツルン
ドボン!!
貴音「………めんような」ドロダラケ
三人「えぇ……」ドンビキ
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/11(日) 23:48:31.98 ID:ZJZ2ZaXSo
おつ
118 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/15(木) 17:25:43.53 ID:Nn56V8GP0
冬馬「なんで四条の奴が挑戦してんだよ」
響『ラーメン食べ歩きツアーみたいな番組をやりたくないか?って言われて釣られたらしいぞ?』
春香「貴音さん……」
美希「変なところで食い意地張ってるからそうなるの」
響『あ、そんなこと言うと……』
貴音『あとで覚えておきなさい美希』
美希「居たんだ?」
貴音『もちろんです、私は』
響『今の今まで、へび香にビビッて固まってたんだよな?』
貴音『……』
響『いひゃいいひゃい!!』
冬馬「漫才は良いから、進めてくれ」
119 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/15(木) 17:26:11.27 ID:Nn56V8GP0
響『……ステージの説明をするぞ!』
春香「見ればわかるよ?」
響『わからないひともいるでしょ!?まったく……えースタート地点からボルダリングで三メートル上まで登った後、泥池の上を渡るように右に十五メートル行くんだ。ある程度行くと取っ手が小さくなるから注意してくれ?』
響『そうすると貴音が落ちた、取っ手が途切れているところにたどり着くぞ!反動をつけるなりして飛んで渡ってくれ。そこを渡ると着地できる足場があるから、そこで一度体勢を立て直してね。そこからは取っ手がばらばらに上下するエリアにはいるから、タイミングを計って渡り切ればゴールだ!!』
冬馬「なかなか厳しくねぇか?」
響『正直難関は飛ぶところだけだと思うぞ?自分はクリアできたし』
三人「(自分を基準に比べられても……」
響『とういうわけで、誰から挑戦する?』
冬馬「……」
美希「……」
春香「……じゃあさっきと反対の順番で行こうか」
冬馬「お前、俺、美希か」
春香「うん」
美希「おーけーなの」
120 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/15(木) 17:27:00.81 ID:Nn56V8GP0
響『おお!春香が先か』
春香「そうだよ。春香さんの実力見せちゃうからね!」ジャージ
春香「(一番手だし、ある程度まで進んでから落下してドボン!のほうが美味しいよね」
春香「(貴音さんと同じところより、一度着地できる場所まで行って、また登るときに手を滑らせて落ちるほうが面白いかな……うん、これで行こう」カベ ヲ ミアゲ
響『あとな、春香』
春香「なに?」
響『今この温泉街に神長瑠衣さんが来てるらしいぞ?』
春香「……え?」
響『三人の中で一番早く渡り切れたら、番組Dさんが合わせてくれるってさ』
春香「……ちょ、ちょっと待って!もう一回準備運動するから!」
響『わかったぞ』
美希「?」
冬馬「(あいつ、落ちる気だったな?」
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/17(土) 02:20:17.60 ID:oancir7jO
おつ!
122 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/21(水) 22:31:15.96 ID:vsBLglMK0
美希「ねぇ冬馬?どうして春香はあんなに張り切りだしたの?」
冬馬「ん?いや、今は女優として有名だが神長瑠衣は凄いアイドルだったしな……ファンなんじゃないか?」
美希「へぇ」
響『気のない返事してるけど、美希?お前、前にあの人を目の前で呼び捨てにしてたろ。プロデューサーがびびってたからな?』
冬馬「美希……」
美希「そ、それは二年くらい前のことだから!生意気盛りの時のことだったからノーカンなの!」
春香「」ジーッ
美希「あ、あはは、あはははは」
冬馬「誤魔化しきれんだろ……」
響『そんな失礼な美希の態度に怒るでもなく笑って済ませてくれたんだから、大物だよなぁ』
春香「そうだね……よし!準備できたよ響ちゃん!!」
響『おーけー!じゃあはじめるさー』
123 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/21(水) 22:32:00.19 ID:vsBLglMK0
春香「よいっしょ!よいしょ!」
冬馬「良いスタートだ」
美希「あっというまに登って行ったけど……」
一番手の春香、憧れの人物に会えるという餌につられて全力で進む。
ボルダリングはなんなくクリア。空中を右に進むことも、これまたなんなくクリア。
取っ手の途切れたエリアで一分少々足踏みしたが、無事飛びつくことに成功し足場に着地する。
響『調子いいな』
春香「ま、まぁね(正直きついんだけどね」ハァハァ
響『でも、すぐに行かないと他の二人のタイムが気になるぞ』
春香「はーい!」
順調といってよかった春香だが、上下エリアで予想外の大苦戦。
隣に移動するタイミングを計れずに、わずか五メートルに三分をかけてしまった。
124 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/21(水) 22:32:31.18 ID:vsBLglMK0
響『春香のタイムは六分三十秒!いやぁなかなか早かったな!』
春香「……」ハァハァ
冬馬「お疲れ、大丈夫か?」
春香「な、なんとか」
美希「冬馬ぁ」
冬馬「あ、あぁ。できる限りゆっくりとだな」
響『冬馬』
冬馬「なんだ?」
響『さっき愛が来ててさ、家族旅行って言ってたろ?』
冬馬「あ、あぁ」
美希「ダメなの!話を聞いちゃダメ!」
響『会いたくないか?日高舞さんに』
冬馬「悪いな天海。勝負は非情だ」クッシン
春香「酷いよ響ちゃんーーー!!!!」
125 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/21(水) 22:33:07.32 ID:vsBLglMK0
二番手冬馬、本気でわめいている春香を尻目にシリアスモード。
響『はじめ!』
冬馬「うおおおおお!!」
美希「手加減のtの字もねぇの……」
春香「ひどいよぉ」
ボルダリングも、取っ手を飛ぶことさえあっという間にこなして一時着地地点まで到達した冬馬。
響の言葉を待つことなく再び空中に躍り出て、上下エリアへと向かい、波乱も何もなく鮮やかにゴール!!からの
冬馬「どうだ!」コイヲハジメルポーズ!!!
美希「だ、ダセェの……」
響『ライブの時だとかっこいいんだけどな……タイムは四分十一秒。自分より少し早かったな』
春香「」
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/22(木) 18:59:54.57 ID:H3UfkigUo
乙ー!
127 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/26(月) 18:12:01.78 ID:5Sme65fz0
春香「……」
冬馬「ふはは、悔しかろう」
美希「ミキ、こんな雰囲気だとやり辛いんだけど……」
響『番組D曰く「ここまで人が変わるとは思わなくって」だ、そうだぞ……』
美希「あー、まぁ、うん。そうだよね……」
響『一応美希にも、張り切りそうな物は用意されてたんだぞ?』
美希「されてた?」
響『佐渡コシヒカリを定期的に送る』
美希「それは嬉しいけど、ミキにはミキマイがあるからねぇ」
響『だよな……番組Dも、美希が自分のブランド米を持ってるとは思ってなかったらしいし』
美希「はぁ、じゃあミキもそろそろ始めようかな。ご飯もお風呂もたのしみー」ボウヨミ
響『おお!四分ジャストだぞミキ!!』
冬馬「はぁぁぁ!!!!????」
美希「やったぜなの」
128 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/26(月) 18:12:29.83 ID:5Sme65fz0
美希「米!米!」ルンルン
冬馬「はー、まじ空気読めない系女子かよーお前はー」
春香「冬馬君に言われたくないでしょ」プークスス
美希「ふはは、悔しかろうなの!」
冬馬「ぐぬぬ」
響『誰も落ちないのかぁ、一人くらい落ちてほしかったんだけど』
春香「釣り餌が良すぎたのが悪いんじゃない?」
冬美「そうだそうだ」
響『はぁ……バラドルが、都合の良いときだけ本気だすなよ』
三人「バラドルじゃない!」
129 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/26(月) 18:16:10.08 ID:5Sme65fz0
冬馬「風呂行く前に、一度部屋に戻れって事だったから戻ってはきたが……」
春香「なんか、ビニールシートとか片づけてあるね」
美希「うん。え?さっきまで別番組で使ってた?終わったから撤収した?あとは勝手に使ってくれ?」スタッフミミウチ
春香「おざなりな感覚で部屋を使われるトップアイドルって……」
冬馬「変なことやらされるよりはましだろ」
春香「まぁねぇ、寝起き逆バンジーとかなさそうなだけ良いかぁ」
美希「寝るのが嫌になるからそういう話はやめよう?」ハクシン
二人「はい」
美希「まったく」
冬馬「ははは……よし、ちゃっちゃと風呂入って飯にしようぜ」
春香「え?せっかく露店風呂なのにそこは撮らないの?」
冬馬「黒井プロはさ、グラビア撮影以外での肌色は厳禁なんだよ……」
美希「そうなんだ。じゃあミキたちは撮っちゃうから、出たら部屋に戻ってて欲しいな」
冬馬「おう」
130 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/26(月) 18:17:13.85 ID:5Sme65fz0
冬馬「(良い風呂だったなぁ……暇になったらまた来よう」ポカポカ
冬馬「(346に行く前と忙しさが変わらなくなってきたし、しばらくは無理そうだが番組改変の時期になったら少しは空くだろうしな」
冬馬「(……まぁ、暇になったらというか、ただいま現在暇なんだけどな!」ジタバタ
冬馬「(あいつら絶対長引くだろ!ただでさえ女の風呂は長いことで有名なのに、撮影も入ったら一時間は普通に越すだろう」
冬馬「(どうすっかなぁ、ゆっくり散歩でも……あぁそうだな、散歩でもしよう」
冬馬「というわけで散歩行ってくるぜ、番組Dさん!!」カメラメセン
番組D『ばれてる!?』
131 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/06/26(月) 18:18:56.79 ID:5Sme65fz0
作中で使おうと思ってたシチュエーションに近いことを、まさかAKBシリーズの人間に現実でやられるとは思わなかった……結婚報告とかアニメかよぉ
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/27(火) 22:50:45.87 ID:bS+ah5zRo
おつ
このスレ読んで初めて木星のライブ映像見てきたけどかっこよくてワロタ
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/28(水) 20:22:07.85 ID:LApNjJ6nO
乙
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/06(木) 15:15:43.36 ID:ONMk/1peo
そしてあまとうの中の人が結婚するという
135 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/06(木) 21:31:18.79 ID:wrIKX+9Q0
冬馬「さて、散歩とは言っても……下手に外で歩いて騒ぎになるのも嫌だが、スタッフに見つかるのも癪だし」トコトコ
冬馬「どうすっかなぁ……ん?」
??「その、あのですね?私はですね?」ケータイデンワーー
冬馬「(四条?ここに泊まってたのか」
貴音「ですから、私はらぁめん探求の為にここに参ったのです。美味しいらぁめんには美味しい卵が必要かと思いまして、そのりさーちをですね……いえ、いいえ、温泉卵が食べたくなったからとか、温泉に入りたいからとか私情からの温泉旅行ではありません!」
冬馬「……」
貴音「そうなのです、私はただらぁめんの為によい具材を探しに来ただけで。ええ、ええ、勿論おいしゅうございました、満足ですとも」
冬馬「……」
貴音「美味しいらぁめんがあれば私のもちべーしょんも天高く舞い上がるのでして、仕事にも好影響!!というわけでなので、ぜひとも経費でおろして欲しいと……え、ダメ?美味しいらぁめん作りは私情も私情?そんな!後生です律子……律子!?」
貴音「くっ、美味しい卵が経費で落ちぬとは……もしや、先日こっそり出したそば粉の購入費も」
冬馬「落ちるか!!」
貴音「なにやつ!?」ケータイブンナゲ
136 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/06(木) 21:31:53.27 ID:wrIKX+9Q0
冬馬「……おー、いてて」ハラ サスリサスリ
貴音「申し訳ありません」
冬馬「いや、後ろから大声出しちまった俺も悪かったよ」
貴音「それもそうですね」
冬馬「おい!」
貴音「ふふ、冗談ですよ……あなたはどうしてここに?」
冬馬「どうしてもこうしても、俺たちが泊ってるのがここだからな。あっちの大部屋なんだが」
貴音「大部屋?春香や美希も同じ部屋なのでしょうか?」
冬馬「ああ、そうだ」
貴音「む、婚姻関係に無い者が寝食を共にすべきではないと思うのですが……」
冬馬「そ、それは俺じゃなくて番組Dさんにだなぁ……」
貴音「あの御仁は、私たちがらみの仕事では大変な阿呆になりますので、言っても詮無き事です」
冬馬「そうだなぁ、そうなんだよなぁ……」
137 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/06(木) 21:32:43.18 ID:wrIKX+9Q0
貴音「それで、本日のろけは終わったのですか?」
冬馬「いいや、まだだ」
貴音「では休憩を?」
冬馬「あぁ。天海と美希は露天風呂で撮影してるけど、俺はな」
貴音「なるほど。確か、そちらの事務所は色々制約があったのでしたね」
冬馬「その通りだけど、よく知ってるな?」
貴音「……とある男に聞きましたので」プイッ
冬馬「?」
貴音「まぁ良いでしょう。では、時間があるのですね?」
冬馬「一応な」
貴音「では、少し付き合いなさい」
冬馬「は?」
貴音「しょっぴんぐと洒落こみましょう」
138 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/06(木) 21:33:14.54 ID:wrIKX+9Q0
貴音「ふむ……」ボクトウスブリスブリ
冬馬「そういうの、土産屋の定番だよな」
貴音「えぇ。置いていないほうが珍しいまでありますね」
冬馬「大体買っても邪魔になるだけなんだよ……どこにしまったか忘れちまった」
貴音「私は木刀ではなく本物を幾振りか所持しておりますが、あれらも蔵のどのあたりにあることやら」
冬馬「蔵、本物か……スケールが違うな」
貴音「あなたも買いますか?」マイドー
冬馬「それ買うのかよ!!」
貴音「うふふ」
139 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/06(木) 21:33:53.40 ID:wrIKX+9Q0
冬馬「やれやれ、結局買っちまった」フタフリ
貴音「そう言いながら脇差まで買うのですから、男子ですね」
冬馬「うるせぇ」
貴音「さて、私は事務所に持っていくお土産でも買いますが、あなたはどうするのです?」
冬馬「あー、俺も適当に買うぜ。事務所にではないけどさ」
貴音「私は温泉饅頭が良いです」
冬馬「お前に買うなんて一言も言ってないからな!?」
貴音「イケず」モグモグ
冬馬「どこから取り出したんだよそれ……」
140 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/06(木) 21:36:56.52 ID:wrIKX+9Q0
てらしー結婚おめでとう!とか、ミリシタ全員可愛いので好き!!とか、アルスラーンコラボかよ神!!!とか言いたいことは色々あるけど一週間寝込んでました!!
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/07(金) 09:21:51.83 ID:rVuFJE3ro
ノロケは終わった?(空耳
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/07(金) 10:38:52.05 ID:9eA9OiyHO
>>141
おまおれ
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/08(土) 00:37:29.31 ID:IFz4sIDNo
おつ
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/11(火) 16:56:00.85 ID:J1LZbEtq0
懐かしいの見つけたけど内容忘れてたから前回から見てきた
145 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/12(水) 17:50:22.18 ID:DJzBO4FY0
冬馬「これと、これと……これとこれだな」モクモク
貴音「そんなに沢山、誰に送るのですか……」アキレ
冬馬「翔太と北斗とおっさんと、あとは……世話になってる家にだ」アトコレモ
貴音「ほほう」
冬馬「これくらいで足りるか……?」
貴音「それで不安になる量とは、大家族なのですか?」
冬馬「おう。にぎやかなもんだよ、あそこはな」アハハ
貴音「随分と楽しそうに話すのですね。頬が緩んでいますよ?」
冬馬「ん、そんなに顔に出てたか?」
貴音「それはもう大きく書いてありました」
冬馬「マジかよ。ちょっと気をつけねぇとなぁ」
貴音「私は、それは直さずとも良いと思いますよ?」
冬馬「そうか?」
貴音「ええ」
146 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/12(水) 17:50:53.01 ID:DJzBO4FY0
冬馬「さて、あとは配送してもらうだけだな」
貴音「そうだろうと思い、先にだんぼうると用紙を貰っておきました」ドヤァ
冬馬「おっ、サンキュ(なぜドヤ顔?」
貴音「いえいえ」カキカキ
冬馬「……」カキカキ
貴音「……事務所用だとしても、まずは自宅に送るべきなのでしょうか?」
冬馬「食いもんだろ?ならクール便で時間指定すればそのまま送っちまっても問題ないと思うんだけどな」
貴音「くうる便?時間指定?」
冬馬「用紙に書いてあるだろ?」
貴音「はて?」
冬馬「ここだよ、ここ」パサパサ
貴音「なるほど」
冬馬「知らなかったのか?」
貴音「いえその、何分初めてなものですから……」
冬馬「お前、配送依頼初体験なのにドヤ顔とか、なかなか可愛いことするよな」ハハハ
貴音「……すけこましも、此処まで極まると罪深いものですね」ボソッ
冬馬「?」
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/12(水) 17:51:15.66 ID:js4tyLwz0
あ
あ
ああ
148 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/12(水) 17:51:29.86 ID:DJzBO4FY0
美希「え!?じゃあ冬馬が貴音の初体験の相手なの!?」
春冬「ぶぅぅ!!!」オチャフキダシ
美希「きたないの!」サッ
冬馬「ゴホッ……おまえ、そういうの大声で言うなよな!?」
春香「そ、そうだよ!もう少し慎みをね!?」///
美希「慎み?……あ!そういう意味で言ったんじゃないの!!配送なの、配送……!」///
テロップ「この直前、天ヶ瀬さんは四条貴音さんとお土産探しをしていたようです」
春香「じゃ、じゃあ気を取り直してご飯にしようか?」
冬馬「そうだな……」
美希「むぅ」///
春香「用意おねがいします!」
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/12(水) 17:52:33.05 ID:js4tyLwz0
あ
あ
ああ
150 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/12(水) 17:52:56.18 ID:DJzBO4FY0
美希『うぅん!この天ぷらおいしいの!』
冬馬『ほんとにうめぇ……』
春香『山の中なのにエビが新鮮で、ぷりっぷり』
女将さん『専用のいけすがあるので、漁港から生きたまま取り寄せて放してあるんです。なので味が良いんですよ』
三人『へぇ!』
伊織「あんたね、わざわざカップラーメン食べながらこれ見る必要ある?」ズズズ
冬馬「お前が「わざわざ二人しか居ないのに作るのもねぇ」とか言ったんだろ?」ズズズ
伊織「そうだけど……」
???「ただいまー!!!」ガラガラ
冬馬「お、帰ってきたな」
やよい「伊織ちゃーん!!そこで貴音さんと会ったから家に誘っちゃ……あ!?」
貴音「近くを寄ったので、直接お土産をとお邪魔を……」
冬馬「……」
伊織「……あんた、今日はこいつが帰ってくる日だって言ってたじゃない」
貴音「帰ってくる……」
伊織「あ」
貴音「詳しく聞かせなさい」
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/12(水) 17:54:00.70 ID:hpaFZxCA0
あ
あ
ああ
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/12(水) 17:58:02.55 ID:hpaFZxCA0
あ
あ
ああ
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/12(水) 18:06:52.42 ID:vBaaeKG10
あ
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/13(木) 01:37:15.88 ID:3gtE+pTro
おつー
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/18(火) 19:45:10.26 ID:tLv+OtAw0
復活してたのか!(今更)
楽しみが帰ってきた!!
無理せずゆっくり進めてください!
156 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/22(土) 00:40:51.53 ID:9yc9MLRP0
ーーーーー説明中ーーーーー
貴音「ということは、三年近くからこういう生活をしていると?嘆かわしい」モグモグ
伊織「高槻家とこいつはともかく、私はここ半年くらいで慣れただけで三年は」
貴音「しゃあらっぷです伊織。結局慣れてしまっているのですから同罪ですよ」モグモグ
冬馬「別に悪いことしてるわけでもねぇし、お前に何か言われる筋合いはないんだが?」
貴音「私は、婚姻関係に無いものが寝食を共にすべきではないと、先の温泉街でも申したはずですが……」モグモグ
冬馬「それはお前の価値観だし、寝食を共にって言われても俺が寝るのは大体男部屋でだ。やましいことはなんもねぇよ」
貴音「大体?」モグモグ
冬馬「あとは居間で寝落ちしてるくらいだ」
貴音「……ふむ、やましいことは無いようですね」ゴクン
冬馬「当たり前だ」
伊織「(そういう時、やよいが隣にこっそりと忍び込んでいるのは……まぁ言わなくても良いわよね」
157 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/22(土) 00:41:18.15 ID:9yc9MLRP0
冬馬「つーかお前、なにさっきから食ってんだよ。カロリーメイトか?」
貴音「試作の固形らぁめんばぁですよ」
伊織「それは流石にイロモノすぎない?美味しいの?」
貴音「いえ、格別美味しいというわけでは……正直これ以上食べたくはないのですが、今日中にれびゅぅを書かねばならない上に、作った以上残すわけにもいかず」
やよい「どんな味なんですか?」
貴音「一口食せばわかりますよ。ほら」スッ
やよい「あん」パクッ モグモグ
冬伊「(間接キスか」
やよい「……」モグモグ
伊織「どう?」
やよい「はい」スッ トコトコ
伊織「えぇ?……あむ」パクッ モグモグ
158 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/22(土) 00:42:23.82 ID:9yc9MLRP0
冬馬「どうなんだ?」
伊織「……成形麺と、粉末スープと、安いかやくの味が混ざり切らないで口の中を暴れてる感じ?あと、無駄に海鮮風味が効いててそれも煩いわね」
冬馬「つまり?」
伊織「不味い。ただただ不味い」
貴音「これは失敗作でした。もう少し改良を加えねば売り物になりません……」
伊織「完成させるの?これを?」
貴音「道がいかに険しくとも、必ずやたどり着けるのです」
伊織「どこによ……」
貴音「らぁめん道の彼方へ」
冬馬「いや、どこだよ……」
159 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/07/22(土) 00:42:54.25 ID:9yc9MLRP0
やよい「伊織ちゃん、貴音さん。具は入ってないけど、お味噌汁飲みます?」
伊織「いただくわ。はぁ、カップラーメン食べた後にらぁめんばぁを食べて、その後味噌汁って……絶対美容に悪いわよ」
貴音「感謝します」
冬馬「俺には?」
やよい「冬馬さんは食べてないからお預けです」
冬馬「ちぇー」
やよい「ふふふ、明日はちゃんと具入りで出しますよ」
冬馬「大根は……」
やよい「はいはい、細切りでちゃんと入れますからー」
貴音「(夫婦?」
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/22(土) 01:21:43.27 ID:Zqx8cAjno
おつ!
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/22(土) 22:49:47.64 ID:bXBlVjGX0
売れてるのに未だに具無しみそ汁なのかって悲しくなったけど朝のために準備しててまだ具がないだけか
よかったー
162 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/08/02(水) 21:29:11.07 ID:KzSdzZOJ0
P『冬馬、来週の木金土日の内暇な日はあるか?』
冬馬「来週?……金曜と土曜は暇だが、突然なんだよ」マンメンミ
P『前にツーリング行こうって話してたろ?それのお誘いだよ』
冬馬「あれか!良いぜ、行こう行こう!」
P『じゃあ予定は開けておいてくれ』
冬馬「おう、仕事が入りそうでもキャンセルするから大丈夫だぜ」
P『それは大丈夫なんだろうか……まぁ良いか、あとな』
冬馬「ん?」
P『黒井社長とかには言っても構わないんだが、できればうちのアイドルの耳には入らないようにして貰ってて良いか?』
冬馬「なんでだ?」
P『俺がバイク乗ってるの見たり聞いたりすると、自分も連れてけって言うんだよ!前までは年齢で断ってたけど、もう美希以上の連中は断れないし……』
冬馬「あはは、そういうことなら了解だよ」
P『頼むぞ』
冬馬「おう!」
163 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/08/02(水) 21:29:36.46 ID:KzSdzZOJ0
P「と、いうわけで……直接会うのは久しぶりだな」
冬馬「ああ。前に、346で誘われた食事を断ってなきゃ会えてたんだが。良いもの食えたか?」
P「良いもの食えたかーとはいっても、あれは接待に近いものだったからな。居心地が悪かったのなんの……」
冬馬「飛ぶ鳥を落とす765プロでも接待は避けられないか?」ンー?
P「あー、いや、自分がもてなす側ならいくらでも良いんだけどな?あれ、俺もされる側だったんだよ」
冬馬「ほーん?出世したじゃねぇか」
P「からかうなよ」
冬馬「ははは、でも出世したのは事実だろ?三年前にあんたの名前を出しても誰も反応しなかったが、今アイドル業界であんたを知らない奴はそう居ないぜ?」
P「俺みたいな裏方の名前が有名になるほど、春香たちが頑張ってきただけだよ。俺なんてたいしたことはないさ」
冬馬「だが、あいつらだけじゃ此処まで来れてなかった。あんたがいてこその765プロだよ」
P「お前にそういわれると、少し照れるな」
冬馬「そうか」
164 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/08/02(水) 21:30:13.75 ID:KzSdzZOJ0
P「話は変わるが、バイク変えたんだな?」
冬馬「変えたというか、二台目で貰ったんだよ。偶には違うものにも乗りたいしな!」
P「なるほど。とはいえはKTM RC8か、また何とも言えない趣味だな」
冬馬「KTM RC8ってこれの名前か?おっさんのところで一目ぼれして貰ってきたから名前なんて知らなかったぜ」
P「保険はどうしたんだよ。色々書くだろ」
冬馬「こことここにこう書いて〜ってやってるうちに終わってたから詳しく見てなかった!見たくもなかったし!!」
P「お前普段は意識高いくせに、そういうところだけは年相応の男の子だよな」
冬馬「ああいうの、面倒くさくてさ……」
P「いや、うん、わかるよ……」
冬馬「ま、まぁ乗れれば良いじゃねぇか!」
P「そうだな!ほらインカム!」
冬馬「あんがとよ!!」
P「ちなみに行先はひたち海浜公園な!!」
冬馬「イズどこ?」
P「茨城県だよ」
165 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/08/02(水) 21:31:52.02 ID:KzSdzZOJ0
月曜から今日まで茨城出張だったよという話
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/04(金) 01:26:33.13 ID:w4i2G6Spo
おつ
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/19(土) 02:05:57.06 ID:IoL62O5Bo
面白い
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/04(月) 18:44:57.63 ID:U28gPWSw0
ほしゅ
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/06(金) 01:38:15.60 ID:YFrUnOFuo
ほ
170 :
◆ddIfKRoPKw
[sage]:2017/10/09(月) 18:36:32.84 ID:fBs1bMmo0
酉テスト
171 :
◆HyZk02P5Ec
[sage]:2017/10/09(月) 18:37:21.94 ID:fBs1bMmo0
テスト
172 :
◆HyZk02P5Ec
[sage]:2017/10/09(月) 18:43:02.84 ID:fBs1bMmo0
P「なぁ冬馬」ブロロロロ
冬馬「あー?」ブロロロロ
P「お前、346の件が終わってからまた仕事が増えてきただろ?」
冬馬「おかげさまでな」
P「こっちから一つ仕事依頼したいんだけど、黒井社長に言ってみてくれないか?俺が電話するとなんか物凄く警戒して話にならないんだよ……」
冬馬「別にいいけど、何を警戒することがあるのやら……内容は?」
P「やよいの、さしすせそにまた出て欲しいかなーってさ」
冬馬「あぁアレか」
P「今回はスペシャルでな?伊織と春香と、あと346の子も何人か打診してるところなんだ」
冬馬「おいおい。それ、男一人だと俺が浮かないか?アウェー丸出しなスタジオなんて行きたくねぇぞ」
P「なら律子に頼んで涼君引っ張るからさ、頼むよ」
冬馬「断言したな。それなら良いぜ、やろう」
P「黒井社長には言わなくて良いのか?」
冬馬「さしすせそなら文句はねぇだろ」
P「それは良かった……そろそろ一度、休憩挟むか。次のSAで停まるぞ」
冬馬「はいよ」
173 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/10/09(月) 18:43:30.35 ID:fBs1bMmo0
冬馬「ふぅ。誰かに合わせて走るってのはなかなか疲れるな」
P「馬力もなにも違うし、初めてだから余計にそうだろう」
冬馬「おう」
P「なに、慣れれば問題ないさ。俺もそうだったしな」
冬馬「なるほどな。そういやPさんは、いつからバイクに乗ってるんだ?」
P「ちゅ、高校からかな」
冬馬「……今、やばいことを聞いてしまった気がするんだが?中学って言おうとしたよな?な?」
P「あっはっは」
冬馬「誤魔化しかた!誤魔化しかたー!!」
174 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/10/09(月) 18:44:01.86 ID:fBs1bMmo0
P「それにしても、お前もなかなか多芸だよな」
冬馬「そうか?」
P「料理ができる、バイクに乗れる、車の運転もできるしお笑いも」
冬馬「笑いは入れなくて良いからな!?」
P「?」
冬馬「なんで不思議そうにするんだよ……」
P「いやだってお前、春香とコンビだろ?ツッコミもボケも綺麗にこなすし」
冬馬「……」
P「え?」
冬馬「ま、まぁ良いや。それで多芸だなぁって突然どうしたんだ」
P「系統の違う番組に沢山呼ばれてるだろ?なんでもできるから他と組みやすいんだろうなぁって思うんだよ。うちだと響くらいなんだ、何でも出来るの」
冬馬「天海も芸達者だろ、あいつはどうした」
P「春香はアイドルも出るような番組ならともかく、歌唱力を売りにするような番組には出せないよ。あと観光リポも無理だな、温泉で分かった」
冬馬「そりゃそうだな!うん、なるほど!」
P「力強く納得するな……!」
175 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/10/09(月) 18:45:02.27 ID:fBs1bMmo0
冬馬「というわけで仕事貰ってきたんだが、良いよな!」
黒井「構わん。こっちに迷惑が及ばない限りは好きに選ぶんだな」
冬馬「おう!」
黒井「分かっているとは思うがダブルブッキングだけはするなよ?」
冬馬「大丈夫だよ。スケジュールはしっかり頭に入れてるからさ」
黒井「空いているからと言って過密スケジュールにするのもダメだからな」
冬馬「分かってる分かってる」
黒井「再来月からドラマの撮影が始まるから台本に目を通しておくように」
冬馬「おう!……おう?」
176 :
◆HyZk02P5Ec
:2017/10/09(月) 18:48:02.98 ID:fBs1bMmo0
両腕骨折するわ、肋骨折れるわ、片足グチャるわ散々な目にあったけど、ようやく左腕が動くようになったから投稿を再開します
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 20:09:01.71 ID:7t6SWvk2o
交通事故にでも遭ったのかい?
無理だけはしないでくれよ
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