【ラブライブ】ダイヤ「必殺仕事人」【サンシャイン】

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80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/21(火) 20:48:01.57 ID:ASjWJQ8ZO
あと残ってるのはずら丸と梨子ちゃんか
楽しみ
81 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/02/23(木) 23:44:27.15 ID:5YL6WtJpO
明日更新予定。
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 03:53:01.65 ID:8AseiwYUo
待ってます
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/27(月) 11:30:13.59 ID:28P9s4Tpo
まだー?
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/27(月) 13:43:45.79 ID:lIfUggN9o
待ってる
85 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/02/28(火) 18:37:17.35 ID:1nq6YxQRO
前回は申し訳ありませんでした。
本日8時くらいから更新します。
86 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/02/28(火) 19:56:00.45 ID:1nq6YxQRO
CASE5



『恐ろしいことを知ってしまったずら』




ーーーーーー



ダイヤ「もう、これ、匿名の意味ありませんわね」

ダイヤ「……まったく。いくら田舎とはいえ、こんな語尾は一人しかいないでしょうに……」

ダイヤ「まぁ、いいですわ。花丸さんの悩み、お聞きしましょう」



ーーーーーー



『本当はダイヤさんに伝えるべきかどうか悩んだんだ』

『だけど、やっぱり知ってた方がいいと思ったから』

『ダイヤさん自身のことだから』



ーーーーーー



ダイヤ「?」

ダイヤ「なんのことですの?」

ダイヤ「わたくし、自身のこと……?」

ダイヤ「一体なにかは分かりませんが、何故花丸さんがわたくし自身のことを知っているのでしょうか?」

87 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/02/28(火) 20:06:10.38 ID:1nq6YxQRO
ーーーーーー



『ダイヤさんはいんたーねっとって知ってるずら?』



ーーーーーー



ダイヤ「はあ……」

ダイヤ「この現代社会においては、知ってて当たり前のことでしょう」

ダイヤ「勿論、便利な一方で、注意して使わなくてはならない代物ではありますが……」

ダイヤ「……はて、花丸さんはなぜこんな質問を……?」



ーーーーーー



『いんたーねっと、っていうのは、世界中のありとあらゆる情報が集まってるところなんだ』

『まるで、知識の海!』

『本を読むのが好きなまるからしたら、いつどんなときでも色んなことがわかって』



『未来ずら〜〜♪』



ーーーーーー



ダイヤ「……なるほど」

ダイヤ「フフッ、そういえば花丸さんは機械に疎かったですからね」

ダイヤ「きっと、インターネットで怖い話でも見つけてしまったのでしょう」

ダイヤ「それを誰かに伝えたかった」

ダイヤ「そんなところでしょうね」



ダイヤ「フフッ」

ダイヤ「仕方がありませんわ。わたくしが聞きましょう」

ダイヤ「可愛い後輩からの投書ですからね」



ダイヤ「ん?」

ダイヤ「そういえば、わたくし自身のこと……ってーー」


88 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/02/28(火) 20:08:05.28 ID:1nq6YxQRO
ーーーーーー



『まるが知ってしまった恐ろしいこと』

『善子ちゃんの家でいんたーねっとを見てて判明したこと』

『それはーー』





『善子ちゃんがダイヤさんの妹』

『黒澤サファイアだということずらっ!!』




ーーーーーー
89 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/02/28(火) 20:22:27.49 ID:1nq6YxQRO

ダイヤ「…………」

ダイヤ「は、はい?」



ーーーーーー



『そう』

『時は15年前に遡るずら』

『黒澤家で起きた御家騒動。それに巻き込まないように、生まれたばかりの赤ん坊が分家に預けられたんだって』

『その娘は、抗争に巻き込まれないように、そして、もしもの時の為に本家の血を絶やさないように、黒澤とは関係のない一般人として育てられているらしくて』

『……ここまで言えば、分かるよね』



『そう』

『その娘の名前は、黒澤サファイア』

『今の名前は、津島善子』



『それが真実ずら』



ーーーーーー



ダイヤ「…………頭が痛くなってきましたわ」

ダイヤ「よくこんな出鱈目を信じましたね……」

ダイヤ「証拠もないのに……」



ーーーーーー



『きっと、ダイヤさんのことだから、証拠もないのに、っていうと思うんだ』

『だから、証拠の写真も入れておいたずら』



ーーーーーー



ダイヤ「え?」

ダイヤ「…………」ゴクリ

ダイヤ「いや、いやいや……まさか!」

ダイヤ「…………」ガサゴソ



ダイヤ「っ!」バッ
90 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/02/28(火) 20:31:45.00 ID:1nq6YxQRO
ーーーーーー




『雑コラ画像』

『ね?』




ーーーーーー




ダイヤ「はっ!!」バシィィィン




ダイヤ「ちょっとドキドキして損しましたわっ!!」

ダイヤ「完全に雑コラではありませんか!」

ダイヤ「これに比べたら、かよちんの武器コラ画像の方が何倍もましですわ!」

ダイヤ「やっつけ仕事にもほどがあります!」

ダイヤ「あぁぁぁぁ、まったくもうっ!!」



ダイヤ「……はぁ、はぁ……」ゼェゼェ



ーーーーーー



『分かってもらえたかな……』

『うん。動揺するのは分かるずら』

『まるもはじめて知ったときは、ビックリして、七時間しか寝れなかったから』

『ダイヤさんの気持ちは分かるよ』

『だからーー』



ーーーーーー



ダイヤ「…………」スッ
91 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/02/28(火) 20:33:58.45 ID:1nq6YxQRO
ーーーーーー



『情報の授業をしっかり聞いてください』

『メディアリテラシーを身に付けましょう』



『黒澤ダイヤ』



ーーーーーー
92 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/02/28(火) 20:39:03.68 ID:1nq6YxQRO
CASE5'



『恐ろしいことを知ってしまったずら』

『今度はほんとだよ!』




『実はルビィちゃんが梨子ちゃんの妹』

『桜内林檎だってことずら!!』




ーーーーーー




ダイヤ「あぁぁぁぁ、もうっ!!」

ダイヤ「まったくもうっ!!」




ーーーーーー
93 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/02/28(火) 20:46:59.18 ID:1nq6YxQRO
ーーーーーー



翌日。
Aqoursメンバー国木田花丸は、黒澤ダイヤからの特別講義を受けた。

しかしながら、国木田花丸のメディアリテラシーは向上しなかったため、その後も続々と偽の情報を信じ込んでいたようである。

また、今回のCASEを経て、津島善子の黒澤ダイヤへの態度並びに黒澤ルビィの桜内梨子への態度に若干変化があったようであるが、その件に関しては後に追記することとする。



こうして、また一件。
生徒の悩みを解決した仕事人、黒澤ダイヤ。

彼女の仕事は終わらない。
彼女の服用する胃薬の量も増える一方である。



続く。



ーーーーーー
94 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/02/28(火) 20:51:55.86 ID:1nq6YxQRO
ーーーーーー



ルビィ「えへへ、おねぇちゃぁ♪」

「フフッ、かわいいわね」

ルビィ「おねぇちゃぁのおひざ、きもちぃ」

「……ねぇ、ルビィちゃん?」

ルビィ「ぅゅ……なぁに?」




「お姉ちゃんのこと、好き?」

ルビィ「うん♪」




「そう」




メノ^ノ。^リ「フフフフ……」




ーーーーーー



次回。
『梨子、襲来』



ーーーーーー
95 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/02/28(火) 20:53:56.10 ID:1nq6YxQRO
今日はここまで。
レス感謝と更新遅くて申し訳ないです。
次の更新で最終回を予定してます。
もう少しだけお付き合いください。
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/28(火) 21:47:13.00 ID:wfmy85ULo
全く悩みが解決していない件について
ついに次回はラスボス登場ですか!
楽しみに待ってます
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/28(火) 22:00:31.73 ID:HCcaaT8T0
梨子だとラスボスという気はしないが、メノノリだと漂うラスボス臭
果たして梨子の悩みはなんなのか、楽しみに待ってます。
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/28(火) 23:12:54.46 ID:gu6h30eEo
|c||•.- •|| ……


|c|| ゚.ロ ゚||
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/01(水) 02:34:21.70 ID:3W1RO4oNo
このネタほんときらい
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/01(水) 19:54:54.50 ID:1qn4LQilO
よーそろー
ルビッチ
黒澤家
メノノリ
見事に闇を突っついてるなwww
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/02(木) 02:07:04.79 ID:ZrP9+aiEo
>>100
消えろカス
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/04(土) 08:57:00.09 ID:WNUWpdYSO
完全に使徒
103 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 18:50:39.08 ID:BetePdcjO
本日更新予定です。
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/05(日) 19:46:53.09 ID:Pjo8pCVH0
待ってた
105 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 20:50:16.15 ID:BetePdcjO
CASE6




梨子「お願いです、ダイヤさん!」

梨子「私を助けてください……」




ダイヤ「梨子、さん……?」


106 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 20:57:40.91 ID:BetePdcjO
ーーーーーー



ここで紹介する最後の依頼。
それは、黒澤ダイヤと同じAqoursメンバーから持ち込まれたものだった。

目を涙で潤ませながら、生徒会室へ駆け込んできた彼女。
その姿を見て、我らが生徒会長ーー黒澤ダイヤは、二つ返事で頷いた。



「勿論ですわ」



と。

その内容が如何なるものであろうと構わない。
浦の星の生徒、まして、同じグループの仲間の涙を見過ごすことなど、彼女には出来なかった。


そう。
彼女の意気込みが、あんな悲劇を招くとは、この時誰も想像すらしていなかった。



ーーーーーー
107 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 21:08:52.61 ID:BetePdcjO
ーーーーーー



ダイヤ「……記憶がなくなっている、ですか?」



梨子「……はい」

ダイヤ「詳しく、教えてもらえますか?」

梨子「…………えぇと」


梨子「なぜか私、記憶がないときがあるんです」

梨子「……大体1週間に一回くらいなんですけど……」

梨子「どこにいたのか、何をしてたのか、全然覚えてなくて」


ダイヤ「……ふむ」

ダイヤ「ここ最近だと、いつあったんです?」


梨子「……最近だと、えっと……1週間くらい前かな」

梨子「その日、ルビィちゃんとお出掛けの約束をしてたんです」


ダイヤ「ルビィと?」


梨子「はい。えっと、前から約束してたんですけど、朝から沼津の方まで出て、お洋服とか、ルビィちゃんが好きなお菓子屋さんとか色々回ったんです」


ダイヤ「あぁ、あの日ですか。珍しくルビィが向こうまで出てくると、朝から出掛けた日ですわね」


梨子「……うん。ルビィちゃんもすごく楽しんでくれて……」



梨子「でも、その日の夕方から次の日の朝までの記憶」

梨子「そこだけが抜け落ちてるんです」



ダイヤ「…………」
108 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 21:11:37.61 ID:BetePdcjO

ダイヤ「…………ルビィには?」

梨子「勿論、聞いてみました。でも……」

ダイヤ「でも?」



梨子「……ルビィちゃん、微笑むだけで教えてくれなくて……」




ダイヤ「…………ルビィが?」

ダイヤ「……………………」

ダイヤ「……………………」



ダイヤ「…………あっ」


109 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 21:16:30.80 ID:BetePdcjO

ダイヤ「…………あー」

梨子「ダイヤさん?」

ダイヤ「……えぇと、ですね……。梨子さん」

梨子「? なんですか?」

ダイヤ「少し参考までにお訊ねしたいのですがーー」



ダイヤ「ーーその時、記憶がなくなっていると気付いた場所はどこですか?」

梨子「っ///」




ダイヤ「…………」

梨子「……あ、そのっ/// えっとっ!!」

ダイヤ「教えてください」

梨子「そ、の……っ」




梨子「……そういう……ホテル、です……///」




ダイヤ「はい。だと思いましたわ」
110 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 21:23:02.53 ID:BetePdcjO

ダイヤ「……梨子さん、貴女がなぜ記憶がなくなっているのか大体察しがつきましたわ」

梨子「え……?」

ダイヤ「大丈夫。貴女は正常ですわ」

ダイヤ「…………むしろ、異常なのはルビィの体力の方ですから……」ボソッ

梨子「そ、それって、一体……?」

ダイヤ「……いえ」



ダイヤ「とにかく、梨子さんは記憶喪失でも、まして病気でもありませんわ」



梨子「!」

ダイヤ「一時的なショックで、その前後の記憶が飛んでしまうという類いのものでしょう」

梨子「ショック……?」

ダイヤ「……ショック、というか……快感というか……」

ダイヤ「はぁぁ……原因を今、呼びますわ」ポチポチ
111 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 21:24:22.79 ID:BetePdcjO
ーーーーーー



『今すぐ生徒会室に来なさい』

『大至急ですわ!』



『黒澤ダイヤ』



ーーーーーー
112 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 21:29:54.67 ID:BetePdcjO

ダイヤ「……これで、よしと」

梨子「えっと、ダイヤさん……その私の記憶は結局なんでなくなってたんでしょうか?」

ダイヤ「…………」

ダイヤ「……そうとうハードなことをされたんでしょうね」ボソッ

梨子「……え?」

ダイヤ「い、いえ! なんでもありませんわ! ルビィを問い質せば分かりますから、あまり焦らないでください」

梨子「で、でも!」



ダイヤ「り、梨子さん!」アセアセ

梨子「は、はい!」ビクッ

ダイヤ「そういえば、そのホテルというのは、もしかして鞠莉さんのところのものですか……?」

梨子「あっ、は、はい……///」

ダイヤ「そ、そうですか」


ダイヤ「……ルビィ、鞠莉さんまで落としているですか……はぁぁ」

113 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 21:37:31.71 ID:BetePdcjO

梨子「あの……ダイヤさん?」

ダイヤ「……えぇと、少し待っていてくださいな。もうすぐ来るはずですから」

梨子「は、はい!」

ダイヤ「そうですわ! お茶、飲みます? 少し待っていてくだされば、御淹れしますわよ」

梨子「い、いえ! 相談に乗ってもらってお茶まで淹れてもらったら、申し訳ないですよ!!



梨子「そうだ! むしろ、私、淹れてきますね!」パタパタ



ダイヤ「あっ!」

ダイヤ「……行ってしまいましたね」

ダイヤ「御言葉に、甘えてしまいましょうか」

ダイヤ「仕事の方も溜まっていましたしね」

ダイヤ「……さて、ルビィが来るまでに少しでも片付けてしまいましょう」ガサゴソ




ーー パラッ ーー




ダイヤ「あら?」

ダイヤ「…………この封筒は? 前に善子さんが出してきたものと同じもののようですけれど」

ダイヤ「……中身は?」
114 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 21:38:49.03 ID:BetePdcjO
ーーーーーー



『友達に黒魔法をかけたら、実現しちゃったの!?』

『お願い!』

『助けて、ダイヤさんっ!!』



ーーーーーー
115 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 21:44:09.89 ID:BetePdcjO

ダイヤ「え?」

ダイヤ「この間と同じ……いえ、若干違いますわ」

ダイヤ「……と、いうことは……善子さんはルビィ以外にも……?」




ーー バタンッ ーー




ダイヤ「っ」ビクッ

ダイヤ「だ、だれですの!?」バッ



ルビィ「おねぇちゃぁ……えへへ♪」



ダイヤ「ル、ルビィっ!!」

ルビィ「なぁに? だいしきゅうって」

ルビィ「もしかしてーー」




ルビィ「ーーシていいのぉ……?」エヘヘ




ダイヤ「っ、しくじりましたわっ、今はわたくし1人……このままではっ!!」

ルビィ「おねぇちゃぁ♪」

ダイヤ「くっ!?」
116 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 21:50:31.37 ID:BetePdcjO



ーー コトッ ーー



梨子「お待たせしました、ダイヤさん」

梨子「……ルビィちゃんも」



ダイヤ「梨子さんっ!!」

ルビィ「ぅゅ?」

ダイヤ「助かりましたわ! 梨子さん、手伝ってください!」

梨子「……? 手伝う、ですか?」

ダイヤ「えぇ! 今のルビィは正気を失っていますわ。善子さんがかけたというまじないのせいで」

梨子「…………へぇ」

ダイヤ「恐らくですが、梨子さんの記憶の欠落の原因も、この状態のルビィのせいでしょう!」

梨子「…………」

ダイヤ「ですから、まずは二人でルビィを押さえつけましょう!!」

梨子「…………」

ダイヤ「って、梨子さんっ!! 聞いてますか!?」




梨子「…………」

梨子「ねぇ、ルビィちゃんはどうしたいの?」




ダイヤ「…………え?」

ルビィ「ぅゅ……ルビィは、『おねぇちゃぁ』の言うとおりにすゅよ///」

梨子「…………そう」
117 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 21:51:16.07 ID:BetePdcjO
ーーーーーー




メノ^ノ。^リ「フフ……いい娘ね」




ーーーーーー
118 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 22:03:08.48 ID:BetePdcjO



ダイヤ「っ!?」ゾワッ



ルビィ「ぇへへ」ガシッ

ダイヤ「っ、ルビィ!?」

ルビィ「ごめんね、おねぇちゃぁ? ルビィ、『おねぇちゃぁ』におねがいされたの」



ルビィ「おねぇちゃぁをトリコリコにしよ、って♪」



ダイヤ「ーーーーっ!?」




ーーーーーー



『なぜか私、記憶がないときがあるんです』

『……大体1週間に一回くらいなんですけど……』


『友達に黒魔法をかけたら、実現しちゃったの!?』


『……善子さんはルビィ以外にも……?』


『お待たせしました、ダイヤさん』

『……ルビィちゃんも』


『ぅゅ……ルビィは、『おねぇちゃぁ』の言うとおりにすゅよ///』


『フフ……いい娘ね』



ーーーーーー




ダイヤ「そういうこと、ですか」

ダイヤ「繋がった……脳細胞がトップギア、ですわ」



ダイヤ「梨子さん……貴女は、善子さんにまじないをかけられていた」

ダイヤ「そう。ルビィと同様に」

ダイヤ「そして、それは1週間に一回、発症するようになっていたのですわ!」

ダイヤ「……前回からちょうど1週間。それが今日……」



ダイヤ「つまり、ここに入ってきたときから、既に発症していたのですね!!」



119 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 22:07:44.90 ID:BetePdcjO

メノ^ノ。^リ「流石、ダイヤさん。その通りですよ」

ダイヤ「くっ、ルビィは……!」

メノ^ノ。^リ「大丈夫ですよ。この間、私が襲われて、返り討ちにしただけですから」

ダイヤ「っ」

メノ^ノ。^リ「目的を果たしたら、皆解放します。勿論、ダイヤさんも」ニッコリ




ダイヤ「くっ、身体を弄ばれようとも、この心までは決して屈しませんわ!!」キッ








「らめぇぇ、ですわぁぁぁぁっっ」





ーーーーーー
120 : ◆6cZRMaO/G6 [saga]:2017/03/05(日) 22:17:50.39 ID:BetePdcjO
ーーーーーー



浦の星女学院生徒会長。
黒澤ダイヤ。



成績優秀。
容姿端麗。
絵に描いたような優等生であり、その上、地元内浦の名士の家の長女でもある。

完璧超人。
彼女を一言で表すならば、それが相応しいだろう。


当然のことながら。
彼女は、生徒会長の職務も完璧にこなす。
そんな彼女の仕事のひとつに、生徒の悩みの解決がある。



浦の星女学院生徒会が設置した目安箱。
通称「片付けてね☆BOX」。



日々、生徒からの要望で満たされるその箱は、校内に1ヶ所と、生徒会室内にもう1ヶ所設置されている。
その内容は、非常に多岐に渡る。
蛍光灯の交換から生徒間のトラブルに至るまで、彼女は回答していくのである。

しかし、生徒会長と言えど、一生徒。
彼女には、荷が重い依頼も中には存在する。

だが、黒澤ダイヤは挫けない。

どんな無理難題であろうと、彼女は解決するのである。
砕けないその心をもって。
その名、金剛石のごとく。

彼女の活躍によって、今日も浦の星女学院は平和である。
身を粉にし、秩序と安寧を守る彼女の姿。



『必殺仕事人』



そう呼ぶに相応しいだろう。

これは、そんな彼女の記録である。
彼女の学院への奉仕のほんの一部でも留めておけたらと思う。
この記録が後世に伝えられることを願って。



ーーーーーー


文責
国木田花ーー
121 : ◆6cZRMaO/G6 :2017/03/05(日) 22:21:20.14 ID:BetePdcjO
ーーーーーー




「え?」

「な、なにずら!?」

「みんな、なんで、まるを囲んでるの……?」

「だ、ダイヤさんまで!?」

「えっ!? ちょ、そ、そんなの、ムリだよぉぉ///」

「ま、まって、まってっ///」

「ずーー」






「ずらぁぁぁ〜〜っ///」






ーーーーーー fin ーーーーーー
122 : ◆6cZRMaO/G6 [saga]:2017/03/05(日) 22:27:50.68 ID:BetePdcjO
以上で
『ダイヤ「必殺仕事人」』完結になります。

レスをくださった方
読んでくださった方
稚拙な文章・表現にお付き合いいただき、ありがとうございました。

以下、過去作です。
よろしければどうぞ。


果南「異世界に飛ばされた。百合の楽園だった」
https://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1482147488
※944にまとめあり
ほのかんさつ日記
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1447502133

次はソルゲジャー的なものか、百合ものかになると思います。
またお付き合いいただけると嬉しいです。
では、また。
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/05(日) 23:51:54.97 ID:kK/6TlUEo
なんどこのゴミ展開
今間でのはなんだったんだ
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 00:04:28.85 ID:QLvLP0dWo
ダイヤさん、そしてまるちゃん、強く生きて……
色々なケースに頑張るダイヤさんが良かったです
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 00:45:11.09 ID:LAroqfqVO

善子さんパネッス
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/06(月) 02:42:25.13 ID:8yI9OHNAo
なぜダイヤさんは同性に襲われるのが似合うのか
乙です、今後も期待してます
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 13:41:43.97 ID:QdE1fIdSO
[らめぇぇっ!]
128 :ゴンベッサこと先原直樹の悲惨な末路 [sage]:2017/06/17(土) 17:23:48.15 ID:rXwgI9MH0
http://i.imgur.com/zqI2Qlo.jpg
先原直樹・ゴンベッサ

都道府県SSの痛いコピペ「で、無視...と。」の作者。

2013年、人気ss「涼宮ハルヒの微笑」の作者を詐称し、
売名を目論むも炎上。そのあまりに身勝手なナルシズムに
パー速、2chにヲチを立てられるにいたる。

以来、ヲチに逆恨みを起こし、2017年現在に至るまでヲチスレを毎日監視。
バレバレの自演に明け暮れ、それが原因で騒動の鎮火を遅らせる。

しかし、自分はヲチスレで自演などしていない、別人の仕業だ、
などと、3年以上にわたって稚拙な芝居でスレに降臨し続けてきたが、
とうとう先日ヲチに顔写真を押さえられ、言い訳ができなくなった。

2011年に女子大生を手錠で監禁する事件を起こし、
警察に逮捕されていたことが判明している。

先原直樹・ゴンベッサ まとめwiki
http://www64.atwiki.jp/ranzers/
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 15:54:02.32 ID:l+UoM5pH0
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