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【ラブライブ】ダイヤ「必殺仕事人」【サンシャイン】
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1 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 20:10:51.70 ID:uKkEQ20AO
ゆるめ
キャラ微崩壊
百合要素もあり?
毒にも薬にもならないss
以上のことが大丈夫な方はぜひお付き合いください。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1486897851
2 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 20:30:03.46 ID:uKkEQ20AO
ーーーーーー
浦の星女学院生徒会長。
黒澤ダイヤ。
成績優秀。
容姿端麗。
絵に描いたような優等生であり、その上、地元内浦の名士の家の長女でもある。
完璧超人。
彼女を一言で表すならば、それが相応しいだろう。
当然のことながら。
彼女は、生徒会長の職務も完璧にこなす。
そんな彼女の仕事のひとつに、生徒の悩みの解決がある。
浦の星女学院生徒会が設置した目安箱。
通称「片付けてね☆BOX」。
日々、生徒からの要望で満たされるその箱は、校内に1ヶ所と、生徒会室内にもう1ヶ所設置されている。
その内容は、非常に多岐に渡る。
蛍光灯の交換から生徒間のトラブルに至るまで、彼女は回答していくのである。
しかし、生徒会長と言えど、一生徒。
彼女には、荷が重い依頼も中には存在する。
だが、黒澤ダイヤは挫けない。
どんな無理難題であろうと、彼女は解決するのである。
砕けないその心をもって。
その名、金剛石のごとく。
今回は彼女の仕事ぶりを、この『片付けてね☆BOX』への回答の様子と共に見ていこう。
ーーーーーー
3 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 20:35:13.00 ID:uKkEQ20AO
CASE1
ダイヤ「さて、それでは今日も片付けてしまいましょうか」
ダイヤ「それにしても……今日は一段と、多いですわね……」
ダイヤ「……まぁ、休み明けですからね……えぇと」ガサゴソ
ダイヤ「これ、ですわ!」
ダイヤ「さて、それでは本日最初のお悩みは……」
4 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 20:47:55.90 ID:uKkEQ20AO
ーーーーーー
『生徒会長さんへ』
『お忙しい中、ごめんなさい』
『生徒会長にこんなこと相談するのは……本当はダメだと思うんですけど』
ーーーーーー
ダイヤ「いいえ。どんなに忙しくても、生徒会長とは生徒のためにあるのです」
ダイヤ「わたくしでよければ、いくらでも相談に乗りますよ」
ダイヤ「……それで、相談というのは……」
ーーーーーー
『実は、好きな人ができたんです!』
『しかも、その学院の先輩に……』
『友達にはこんなこと話せなくて……』
ーーーーーー
ダイヤ「……好きな人」
ダイヤ「投稿者も学院の生徒ですから、女性同士、ということですか」
ダイヤ「これは確かに、安易には話せませんね」
ダイヤ「……それで、わたくしに……責任重大ですわ」
ーーーーーー
『こんなの普通じゃないことは分かっています』
『けど!』
『私はどうしても先輩のことが好きなんです!』
『でも、先輩にこんなことを言ったら……』
『私は一体どうしたらいいでしょうか?』
ーーーーーー
ダイヤ「………………」
ダイヤ「…………」スッ
5 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 20:55:16.34 ID:uKkEQ20AO
ーーーーーー
『前略 投稿者様』
『貴女の相談、確かに読ませていただきました』
『女性同士の恋愛』
『それは確かに、辛いものでしょう』
『先輩にどう思われるか、友達にもどう思われるか』
『きっと貴女の心の内には、ここでは書き切れないほどの不安や恐怖があることでしょう』
『けれど』
『やはり貴女の心に素直になるのがよろしいかと思います』
『そのまま黙っていても始まりませんし、何も解決しません』
『確かに不安は大きく、足がすくむこともあるでしょう』
『ですが』
『大好きなものを大好きだと言えないのは、とても辛いことですよ』
『ですから、まずは自分の心に聞いてみて』
『もし、何かわたくしで力になれることがありましたら、いつでも仰ってください』
『貴女の悩みが解決しますことを願って』
『黒澤ダイヤ』
ーーーーーー
6 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 20:57:03.38 ID:uKkEQ20AO
ダイヤ「……ふぅ」コトッ
ダイヤ「こんなところ、でしょうか」
ダイヤ「ふふっ」
ダイヤ「その恋が叶うことを願っていますわ」
ダイヤ「さて、お次は……」ガサゴソ
7 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 21:03:44.68 ID:uKkEQ20AO
ーーーーーー
『こんにちは! ダイヤさん!』
『生徒会のお仕事お疲れ様です!』
ーーーーーー
ダイヤ「はい。ありがとうございます」
ダイヤ「……って、わたくしを名前呼び……?」
ダイヤ「クラスの方でしょうか?」
ダイヤ「っ」ブンブン
ダイヤ「いえ! ここではあくまで匿名ですから、余計な詮索はいけませんわ!」
ダイヤ「…………ふぅ、さて」
ーーーーーー
『突然ですが、私の最近の悩みを聞いてください』
『その悩みのせいで、毎日七時間しか寝れません』
ーーーーーー
ダイヤ「…………えぇと」
ダイヤ「まぁ、世間一般では十分だとは思いますが……」
ーーーーーー
『それどころか、夢の中にまで、それが付きまとってくるんですよ!』
『いやぁ、困っちゃいますよねぇ、ふへへへ』
ーーーーーー
ダイヤ「…………こほん、それで、その悩みというのは…………」
8 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 21:04:54.38 ID:uKkEQ20AO
ーーーーーー
『そう!』
『私の悩み、それはっ!!』
『幼馴染みが可愛すぎるんです!』
ーーーーーー
9 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 21:22:12.56 ID:uKkEQ20AO
ダイヤ「」
ダイヤ「はっ!」
ダイヤ「いや、これは、あれですよね。幼馴染みが可愛いから変な殿方に捕まらないか心配だ、とか……」
ーーーーーー
『まず、子犬のように戯れてくるその無邪気さ!!』
『練習終わりだと、汗の香りでんもぉ、最高だヨーソロなぁぁっ!!!』
『何度それで昇天かけたことか……』
『まさに天使!』
『私たちを天へと導く天使だね!』
『しかし、その実態はーー』
『それとは反比例するようにたわわに実ったその身体っ!!』
『小悪魔ボディィィィィっ!!』
『カァァァッ、もうあれですよね!?』
『これは誘ってるんですよね!?』
『一緒に魚たちのパーティー楽しんじゃっていいんですよね!?』
ーーーーーー
ダイヤ「やベェですわっ!!」
ダイヤ「変態ですわ!!」
ダイヤ「……ま、まさかこんな危険人物が……」
ダイヤ「この変態の幼馴染みが心配ですが……」
ダイヤ「……一体どこの誰なのでしょうか」
ダイヤ「学院の生徒……案外わたくしの近くにいたりして……」ブルッ
ダイヤ「は、ははは、まさか、そんなわけ……っ」
ダイヤ「……ん? まだ、続きが……」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 21:31:05.13 ID:6+amVLAjo
曜ちゃん…
11 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 21:33:56.90 ID:uKkEQ20AO
ーーーーーー
『でも、彼女は危うさもあってね』
『ほら』
『いっつも普通だ普通だって、自分のこと卑下してさ』
『たぶん、私のせいなんだけどね』
『私、昔から要領ばっかりよくて』
『たぶんそれで嫌だなって思われちゃったのかも……』
ーーーーーー
ダイヤ「あっ、なんだかシリアスな雰囲気になりましたわね」
ダイヤ「……ふむ、もしかしたら、こちらが本当の悩みというものでしょうか」
ーーーーーー
『と、そう思ってたのはちょっと前までの話』
『幼馴染み……まぁ、かりに千歌ちゃんとするけど』
『千歌ちゃんは私を嫌ってなんかいなかった!』
『むしろ、終バスもないのに、私に会いに来てくれるレベルで愛されてる!』
『もう、これは相思相愛!』
『ふへへへ……ヨーソロなぁ』
『あぁ、また二人でステップ練習したいなぁ、『夜の』ステップ練習したいなぁ』
ーーーーーー
ダイヤ「」
12 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 21:40:37.57 ID:uKkEQ20AO
ーーーーーー
『「あんっ、youちゃん、ダメだよぉ……///」』
『フフフッ、そんなこと言って……こんな時間にまで、私のこと考えて来ちゃうくらい、私のこと……』イケボ
『「っ……は、はずかしいよ……」』
『まったく、千歌ちゃんはいやらしい娘だね』イケボ
『甘い声で、甘く熟したその身体で』イケボ
『私を誘惑してくるなんて』イケボ
『「……っ、そんなことっ///」』
『フフフッ、口ではそう言ってても、身体は正直だよ』
『「ひゃぁんっ///」』
『…………千歌ちゃん、欲しいんでしょ?』
『「うんっ、ちか、youちゃんがほしいよぉ……///」』
『フフフッ』
『……いいよ、新しいステップじゃなくてさ』
『二人で新しい世界を作ろう』イケボ
『「youちゃんっ、抱いてっ!!」』
『カァァァ、ヨーソロなぁぁぁっ!!』
『あ、というわけで』
『幼馴染みが可愛すぎるから、毎日困ってるんだ!』
『どうしたらいいかな、ダイヤさん?』
ーーーーーー
ダイヤ「……………………」
ダイヤ「…………」スッ
13 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 21:41:47.62 ID:uKkEQ20AO
ーーーーーー
『通報しました』
『黒澤ダイヤ』
ーーーーーー
14 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 21:46:57.88 ID:uKkEQ20AO
ーーーーーー
その数日後。
Aqoursメンバーの渡辺曜が数日間、学校に出席をしないという出来事が発生した。
この事が今回のCASEと関係するかは謎である。
しかし、渡辺曜がいない数日間は、高海千歌の私物がなくなる事件は激減したという。
こうして、また一件。
生徒の悩みを解決した仕事人、黒澤ダイヤ。
彼女の仕事はまだまだ終わらない。
続く。
ーーーーーー
15 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/12(日) 21:49:29.94 ID:uKkEQ20AO
本日はここまで。
前回がガチ百合だったので、その反動だと思います。
ひどいです。
許せる方はお付き合いいただけると幸いです。
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 22:15:36.29 ID:DRdcATrZO
わ
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 22:18:46.04 ID:DRdcATrZO
渡辺ェ……
そういや
この人ソルゲジャーの人か
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 23:42:50.34 ID:N1uLpeVe0
乙
許せるッ!続けたまえ…
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/13(月) 03:59:26.55 ID:q1f1qHkXo
ヨーソロなぁぁぁ!
20 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/13(月) 18:39:30.79 ID:onGG6x44O
本日少しだけ更新予定。
21 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/13(月) 18:53:59.78 ID:onGG6x44O
CASE2
ダイヤ「前回はあまり消化できませんでしたからね」
ダイヤ「今日は、ドンドン解決していきましょう」
ダイヤ「まずは……」ガサゴソ
ダイヤ「これ、ですわね」
ダイヤ「……ふむ。前回とは違い、怪しい雰囲気もありません」
ダイヤ「むしろ、可愛らしい封筒に入っていますから、まぁ、大丈夫でしょう」
ダイヤ「さて……」
22 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/13(月) 19:01:03.49 ID:onGG6x44O
ーーーーーー
『おねえちゃんへ』
『おしごと、おつかれさまです』
『ルビィです』
ーーーーーー
ダイヤ「って、あら。ルビィから?」
ダイヤ「ふふっ、まったくあの子は……」
ダイヤ「匿名の意味を理解しているのでしょうか?」
ダイヤ「ま、妹とは言え、ルビィも浦の星の生徒ですからね」
ダイヤ「困り事があるなら、聞きましょう」
ーーーーーー
『えっと、おねえちゃん、いつもいそがしいから……』
『いつ、読んでもいいからね?』
ーーーーーー
ダイヤ「はいはい。分かりましたわ」フフッ
ダイヤ「それで、ルビィはなぜここに投書を?」
ーーーーーー
『それでね?』
『ルビィ、おねえちゃんに聞いてほしいことがあるんだ』
『それはね』
『友だちに黒魔法をかけられてるの』
ーーーーーー
ダイヤ「は?」
23 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/13(月) 19:11:13.37 ID:onGG6x44O
ーーーーーー
『あ、ちがうよ!』
『善子ちゃんじゃないよ! ちがうからね!』
『ぜったいぜったいちがうよ!』
ーーーーーー
ダイヤ「……………………」
ダイヤ「…………まぁ」
ダイヤ「とりあえず読み進めましょう」
ーーーーーー
『えっと、そのね……かりにY子ちゃんって呼ぶけど……』
『Y子ちゃんはね、ルビィのお友だちで……とっても仲よしなんだ』
『休み時間ははなまるちゃんとY子ちゃんとおしゃべりしたり、お昼休みはいっしょにお昼ごはん食べたりするんだ』
『とっても大切なお友だちだよ』
ーーーーーー
ダイヤ「まぁ、はい」
ダイヤ「色々と突っ込み所は多いですが、いいでしょう。ルビィが友達と仲良くしていることは分かります」
ーーーーーー
『でも、そのY子ちゃんは変わった趣味があって』
『Y子ちゃんはね』
『堕天使になりきることがあるの』
『それで、たまに黒魔法をかけてくるんだ』
ーーーーーー
24 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/13(月) 19:17:42.52 ID:onGG6x44O
ダイヤ「話がずいぶん飛びましたわね」
ダイヤ「いや、あの子のことですから、まぁ、よくあることではありますけど」
ダイヤ「それで、どんな……く、黒魔法?を……?」
ーーーーーー
『えっと』
『ルビィの中のうちなるジンカク?を呼び覚ます黒魔法だったかな?』
『たしかーー』
『ーールビッチを覚醒させるって』
ーーーーーー
ダイヤ「…………?」ハテ
ダイヤ「…………」スマホポチポチ
ダイヤ「…………」ポチポチ
ダイヤ「っ///」ボンッ
ダイヤ「破廉恥ですわっ!!!!」バンッ
ダイヤ「な、ななな、なんですか、これはっ///」
ダイヤ「る、ルビィが、このようなことを言うなんて……っ!!」
ダイヤ「っ、今すぐ返事を書かなくてはっ!!」
ーー ハラリ ーー
ダイヤ「って、あら?」
ダイヤ「この如何にも、善子さんが使いそうな真っ黒な封筒……」
ダイヤ「…………」ガサゴソ
25 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/13(月) 19:20:45.72 ID:onGG6x44O
ーーーーーー
『友達に黒魔法をかけたら、実現しちゃったの!?』
『助けて、ダイヤさんっ!!』
ーーーーーー
ダイヤ「…………え?」
ダイヤ「っ」ガサゴソ
ダイヤ「……っ!!」
ダイヤ「も、もう1通……さっきのルビィ封筒と同じ封筒が……」ブルブル
ダイヤ「……くっ!」
ダイヤ「ええい!!」バッ
26 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/13(月) 19:27:49.77 ID:onGG6x44O
ーーーーーー
『さいきん、Y子ちゃんとよくあそぶんだけどね』
『Y子ちゃん、すぐクタクタになっちゃうんだぁ?』
『おねがい、もうやめてって、真っ赤な顔で、トロトロになっちゃってるの?』
『えへへ♪』
『うーん』
『どうやったら、Y子ちゃんをもっとた〜〜っぷりかわいがれるかなぁ?』
『ねぇ、おねえちゃぁ♪』
『おうちにかえったら、ルビィにおしえてください』
『もちろん……』
『か・ら・だ・で?』
ーーーーーー
27 :
◆6cZRMaO/G6
[>>26訂正]:2017/02/13(月) 19:30:27.84 ID:onGG6x44O
ーーーーーー
『さいきん、Y子ちゃんとよくあそぶんだけどね』
『Y子ちゃん、すぐクタクタになっちゃうんだぁ』
『おねがい、もうやめてって、真っ赤な顔で、トロトロになっちゃってるの?』
『えへへ♪』
『うーん』
『どうやったら、Y子ちゃんをもっとた〜〜っぷりかわいがれるかなぁ?』
『ねぇ、おねえちゃぁ♪』
『おうちにかえったら、できの悪いルビィにおしえてください』
『もちろん……』
『か・ら・だ・で?』
ーーーーーー
28 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/13(月) 19:31:29.61 ID:onGG6x44O
ダイヤ「」
ダイヤ「」
ダイヤ「」
ダイヤ「」スッ
29 :
◆6cZRMaO/G6
:2017/02/13(月) 19:32:22.80 ID:onGG6x44O
ーーーーーー
『勿論ですわ』
『黒澤ダイヤ』
ーーーーーー
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