姫神「はい。はっぴー。ばれんたいん。」上条「カカオ100%超苦ェエ!!」

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414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/14(日) 02:33:19.58 ID:a3sm+qT70


姫神「…あ。無理矢理付き合わせてごめんね。もう…帰ろっか。」ガタッ

上条「…」ガタ


姫神(ああ。聞けない。私の意気地無し。)

姫神(私の勇気。いつの間にか実家に帰ってた。)

姫神(けど…もういいよね?私。昨日からずっと頑張った。)

姫神(もう。これで精一杯。)

姫神(感情をコントロールして。人に好意を持ってもらう事がこんなに難しいだなんて知らなかった。)

姫神(逃げたい。超逃げたい。)

姫神(『いろいろと失敗してしまった。これ以上の成果が望めそうもない。』)

姫神(うん。言い訳はこれにしよう─────)



上条「なあ姫神」

姫神「…なに?」





415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/14(日) 02:44:19.49 ID:a3sm+qT70




上条「さっきの続きなんだけど」

姫神「…」ビクッ



416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/14(日) 03:16:32.82 ID:a3sm+qT70

>>398

×姫神(借りる→返す→返したついでにチラ見→見たい→借りる→以下エンドレスというレンタル輪廻は。)

○姫神(借りる→返す→返したついでにチラ見→見たい→借りる→以下エンドレスというレンタル輪廻が!)


417 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/05/14(日) 03:17:30.85 ID:a3sm+qT70
眠い。続きはやれそうだったら明日やる。やれなかったらそのうち。
418 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/05/20(土) 01:59:11.29 ID:W3wCBLPxO




上条「ちゃんと姫神の口から聞いてないから聞かせてほしい。」




上条「…聞くタイミング、もうたぶん今しかないと思うからさ…もう1回聞きたい」

姫神「…」




上条「姫神は…俺のこと、好き?」

姫神「…」



419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/20(土) 02:04:34.67 ID:W3wCBLPxO



姫神「…」ダッ!

上条「!」



上条「待てって!待ってくれよ姫神!」

姫神「…っ。」タタタ..


420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/20(土) 02:05:54.20 ID:W3wCBLPxO

上条「なぁ!ちょっg 痛っ!?本棚にぶつけっ、待ってくれって!」

姫神「…!」


姫神「…」タタタ...



姫神(! しまった。)







上条「そっち、行き止まりだぞ姫神」

姫神「…」

421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/20(土) 02:07:19.57 ID:W3wCBLPxO

上条「なぁ」壁ドン

姫神「…」プイ


上条「お願いだって」

姫神「…」ダッ!

上条「おっと」ガシッ



上条「…捕まえた。」ギュッ

姫神「!////」


422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/20(土) 02:18:39.35 ID:W3wCBLPxO


姫神「〜ッ!!///」ジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタ

上条「ちょ、ちょっ!暴れ、暴れんなって!」

姫神「だめ。聞かないで。」

姫神「勝手に言って。やっぱり聞きたくないなんてのは。とんでもなく自分勝手だってわかってる。けど。」

姫神「だめ…怖い。…恐すぎる。」

上条「でも姫g」

姫神「あっ…。」





トサ。




上条
姫神「「…」」


423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/20(土) 02:22:06.51 ID:W3wCBLPxO


上条(お、押し倒しちまった)

姫神「…////」カァアッ///

姫神「…どいて。くれる?///」

上条(い、いや!これはむしろチャンスなんじゃないのか?)

上条「…だめ。俺の質問に答えてくれないと」ノシッ

姫神「…///」プイッ

上条「じゃあ言ってくれるまで絶対逃がさないからな?」ガシッ

姫神「…へんたい。///」

上条「うぐ」

姫神「これ以上変な事。する気なら…声。…出しちゃうよ?//」

上条「それはちょっと」



424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/20(土) 02:40:09.91 ID:LjCW79XJ0




姫神(変なの。昨日もさっきまでも。何度も密着してたのに。)


姫神(今の今まで。拒絶されたら嫌だって。上条くんとは距離を置きたかったのに。)


姫神(こうして。押し倒されて。覆いかぶさられて。抱きしめられると。)


姫神(幸せ。///)ニヨ



姫神(…普通。嫌いだったり。何とも思ってない子にこんな事しないよね?)

姫神(………少しは。期待してもいいのかな。)

姫神(上条くんも。私を好きでいてくれる可能性を。)



425 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/05/20(土) 02:40:43.71 ID:W3wCBLPxO
今回はここまで。
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/20(土) 07:27:27.46 ID:oGiIlcuvo
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 09:28:02.51 ID:3gp73OWI0
素晴らしい
乙でした
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/26(金) 14:53:48.39 ID:x4PkWtP90
さてと、カカオ豆を丸かじりする準備しとくか
429 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/05/27(土) 02:41:39.48 ID:YK6wucNu0

話の流れとか、『はいはい、この話はそういうジャンルなのね』って読んでくれてる人の認識とかをたまに思いっきりぶち壊したくなる。


例えばこの後突如姫神さん達はなんやかんやで宇宙戦争に巻き込まれたりだとか上条さんが実はサイコパスだったりとか、全裸の青ピがボディフライングで窓ガラス叩き割って侵入してくるとか。


そんなシュールレアリスムとかいいなって。短いの投下。

430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 02:44:29.19 ID:YK6wucNu0




上条「…」

姫神「…」



上条「…わかった」

姫神「?」



431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 02:45:48.80 ID:YK6wucNu0


上条「俺は姫神が俺の事が好きなのか知りたい。」

上条「でも姫神は答えてくれないんだよな?」

姫神「…うん。…自分勝手で。ごめんね。」

上条「姫神の気持ちに対して、俺が姫神を拒絶する意思を示すかもしれないから…だよな?」

姫神「…うん。」



姫神(でも…そんなの。あたりまえだよ。)

姫神(好きな人に。半分告白したのに対して『ごめん』って。言いかけられて。)

姫神(その上で答えを聞こうなんて。私にはできない。)



姫神(そんな勇気は…私には。ないよ。)


432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 02:47:03.56 ID:YK6wucNu0

上条「でもそれじゃあ話はずっと平行線だろ?」


上条「だからさ、」

姫神「?」



上条「姫神が俺の事を本当はどう思ってるのかなんて関係無しに。言葉にしないで俺の気持ちを一方的に姫神に伝えようと思う」

姫神「…」


433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 02:47:38.00 ID:YK6wucNu0


上条「ひょっとしたら姫神を傷つけるかもしれないけど…悪いけど、俺も俺のエゴだけで行動する。」

上条「その後で…もし言ってくれる気になったら…よかったら聞かせて欲しい」

姫神「…」

姫神「…」コクン...

434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 02:48:46.52 ID:YK6wucNu0


上条「姫神」

上条「これが…さっき言おうとした、俺の答えだから」

姫神「…? 何を。」





上条「ん…」

チュ。

姫神「 」



435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 02:50:50.72 ID:YK6wucNu0



姫神(…キス。された。)



上条「…」ググッ...

姫神「っ。…ん。ふ…っ?!///」

姫神(しっかりと。隙間なく。私の薄い唇に上条くんの唇が。重ねられている。)



姫神(…あれ?)


姫神(ちっとも。現実味が。ない。)

姫神(夢…?幻…?これは本当に現実なのかな。)



上条「…」クチ..クチュ。レロ..

姫神「は…///あ…。ふ…。///」




436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 02:53:06.48 ID:YK6wucNu0


姫神(舌が。入ってくる。…///)

姫神(…上条くんの。気持ちが。わかる気がする。)

姫神(『好き。俺も姫神の事好きなんだ』)

姫神(『俺のこの想いを伝えたい。』)

姫神(『俺、こんなに姫神の事好きなんだって!』)

姫神(…そんなふうに。言ってるような。)クス...

上条「…んっ…む…」

姫神「ん…」ギュッ...

姫神(ああ…)

姫神(あったかい。柔らかくて。安心してドキドキして。幸せで。…それから…顔から火が出そう。////////)

姫神(ふふ。今。私すごいことしてる。)

姫神(好きな男の子と。キスしてる…///)


上条「…」チウ

姫神「…っふ…」チム



姫神(私。こんなに幸せな気持ちになったこと。ない。///)





437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 02:53:42.87 ID:YK6wucNu0

上条「ぷあっ…//」

姫神「ふぁ…///」


上条「…」ハァーッ...ハァーッ...

姫神「///」ハァーッ...ハァーッ...




上条「俺は…こう、思ってるから」

姫神「…あ。ありがとう…///」

438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 02:55:10.79 ID:YK6wucNu0

姫神「…///」モジモジ

姫神「…じゃあ。さっき。『ごめん』って。言いかけたのは…?」

上条「あれは…『ごめん、俺の勘違いだった?』って聞こうとしてて」

姫神「そうなの?(なんだ。勘違いだったのか。)」

上条「ああ。…で、さ、」

上条「俺、ちゃんと俺が姫神の事どう思ってるか伝えたつもりだから」

姫神(うん…とっても。よく伝わりました…///)カァ

439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 02:58:04.52 ID:YK6wucNu0

上条「…聞かせてくれないか?」

上条「聞きたいんだ。ちゃんと。」ニコッ...

姫神「…」ポロッ...

姫神(あれ…?なにかよくわからないけど。嬉しさで…涙が出てきた。)グスッ

姫神「…!」ギューッ

上条「ん」ギュッ





姫神「…うん。私も…上条くんの事が…好き…!」グスッ

上条「ありがとう。俺も…姫神の事が好きだ」




440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/27(土) 03:00:09.36 ID:YK6wucNu0



上条「…///」

姫神「///」

上条「あー、あのさ、」

姫神「? なぁに?」

上条「…なんか姫神が愛おしくてしょうがないからもっかいキスしたいんだけど…いいか?」エヘ

姫神「ん…でも私。今。泣いてるから。汚れてるよ。」

上条「気にしないから。だから…させてくれよ」

姫神「…うん…じゃあ…いいよ…?///」


ちう。


・・・・・・・・。


441 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/05/27(土) 03:00:57.22 ID:YK6wucNu0
今回はここまで。
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 22:30:51.57 ID:kBm/vDsn0
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 01:08:59.71 ID:kWHG5MrE0
これはあれですか?エンダー、言っていいのでせうか?
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/28(日) 10:42:02.92 ID:snRwydjG0
おかしいな、サルミアッキ食べてたはずがアメリカの菓子並みに甘い
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 04:52:09.45 ID:hWiNwQjj0
このまま上でも下でも結ばれちゃえ!
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/02(金) 02:39:59.87 ID:BZxvhD7Io
最高やでぇ
447 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/06/03(土) 03:14:47.32 ID:9C6Kxgw30

ダメでせう。

いけませんな。

まだ結婚してゐませんからな



──────宮沢>>1/詩『レスにて云う』。




目がさめちったからちょっと投下。


448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/03(土) 03:18:01.45 ID:9C6Kxgw30




姫神(ああ。私。時間の感覚が狂ってしまった。)



姫神「ん…」チュッチュッ

上条「ん…むっ…はぁ…ぁっ、」

姫神「…もう。上条くんばっかりズルイ。」モゾ

上条「え…何が…?」

姫神「私も…。上条くんみたいに覆いかぶさって。上からキスしたい。」

上条「はは、いいよ。じゃあ交代…な?」ナデ

姫神「うん…こーたい。///」



姫神(告白されてから。どのくらい時間が経ったのか。もうわからなくなってしまった。)




449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/03(土) 03:20:11.47 ID:9C6Kxgw30

姫神「ん…む…」

上条「ん…」



姫神(10分くらいしか経ってないのかもしれないし。)

姫神(一時間以上経っている気もする。)

姫神(もうずっと抱き合ってこんなことばかりしてる。)




上条「なぁ…今度はまた俺からぁ…」

姫神「うん…きて?して?もっと…。」



チュー。


姫神(でも。やめ時がわからない。上条くんが愛おしすぎて。やめられない///)




450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/03(土) 03:23:14.95 ID:9C6Kxgw30


・・・・。


上条「やば…もう真っ暗になってきたな」

姫神「…ん。」

上条「じゃあ…そろそろ帰ろうか」

姫神「…ん。」

上条「…」

姫神「…」

上条「あー、ちょっと離して、…どいてくれないか?」

姫神「…」



姫神「…やっぱりだめ。離してあげられない。もう今日はずっと抱き合ってたい。」ギュ

姫神「君を離したくない。」スリ

上条「///」


451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/03(土) 03:24:51.57 ID:9C6Kxgw30



上条「そ、そうは言ってもさ…俺だってずっと抱き合ってたいけど」

姫神「やだ。もう今日は。離してあげない。今日は上条くんは私から離れちゃダメ法案が私の中で可決された。」

上条「ええー…破ったらどうなるんだ?」

姫神「…きす。」

姫神「離れる度に。キス5回。」

姫神「私を寂しがらせたら更に回数を上乗せする。」

上条「はは…そんなご褒美あるならわざと離れちゃおっかな」

姫神「だめ。やだ。ちゅーするの…。」

上条「しょうがないなぁ姫神は」ナデナデ

姫神「んっ…もっと。それもっとして?それ…好き。」

上条「ああ。いいよ」ナデナデ

姫神「…ちゅーも。でも。ちゅーもしてほしい…」

上条「わかったわかった」ちゅ

姫神「ふふ…幸せ。///」ギュ



452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/03(土) 03:27:04.10 ID:9C6Kxgw30



ガラッ。



明日香「んもーメガネ君が図書室の鍵をさっさと返却してくれないから私がわざわzぴゃあ!?」

上条「あっ、」

姫神「あっ。」

453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/03(土) 03:29:11.51 ID:9C6Kxgw30

明日香「ふゃああああ?!///」

明日香「ごっ!ごごごごごごごめんなさーい!お邪魔する気はなかったんですぅうう!」ぴゃわぁぁ!

上条「いやっ、あのっ、俺達の方こそ!なんかごめん!///」バッ

姫神「…///」

明日香「でも図書室でそういう事はシないでぇ!?」

上条「シ!シてないシてない!するつもりもねぇよ!」

姫神「え…そうなの…?」シュン

上条「あ、いや、あの今とかじゃなくてさ、いつかもうちょっとムードあって落ち着いてイチャつける所でっていうか」

姫神「そう?…じゃあ…期待して。待ってるね。」

上条「お、おう///」



明日香「ふぇえーん!こんな仲がいい恋人さん達の邪魔しちゃったよぉ!未絵ちゃん助けてぇ!」ぴぃぃ!

上条「あんたもいつも秋川にばっか助け求めんな!」


454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/03(土) 03:30:24.64 ID:9C6Kxgw30



・・・・・。




〜帰り道〜


上条「…なぁ、」テクテク

姫神「何?」テクテク

上条「俺達…付き合ってるって事でいい…んだよ…な?」

姫神「うん…いいよ。」

上条「姫神が俺の彼女、なんだよな?」

姫神「うん。そうだよ?///」


455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/03(土) 03:34:13.13 ID:9C6Kxgw30

上条「なあ、ちょっと思いっきり俺の頬をつねってみてくれるか?」

姫神「えっ。どうして?」

上条「いや…なんか現実味なくてさ」

上条「だって万年不幸でそんなラブイベント皆無な上条さんがさ、」チラッ

姫神「?」

上条「…こんなすげー美人と付き合えるとか、…キス///…したとかさ」

上条「にわかには信じ難いんですよ」

姫神「そう?…ふふ。大丈夫。ちゃんと。現実。」ニコッ

上条「…けど」

姫神「わかった。じゃあ…」

姫神「ほら。手。今日は。ちゃんと恋人繋ぎして帰ろう?」キュ

上条「あっ」

姫神「それとも。こうやって腕組む方がいい?」キュ

上条「あっ、むね当たっ、やわっこいっ!///」



456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/03(土) 03:35:34.96 ID:9C6Kxgw30


姫神「まだ信じられない?」

上条「えーと…まぁ、まだ、かな…」

姫神「そう?それじゃあ…」



上条「えっと…むぐっ!?」

姫神「ん。」



上条「…」
姫神「…」



姫神「…ぷあ。ほら。少なくとも。今の私とのキスは。現実。」ニコッ

上条「ひ、姫神ぃ!」ギューッ

姫神「ひゃんっ///」

457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/03(土) 03:47:04.91 ID:9C6Kxgw30

〜姫神宅前〜


姫神「送ってくれて。ありがとう。でも部屋の前までじゃなくても良かったのに」

上条「いやダメだって。学園都市は頭がおかしい奴ばっかだからな」

上条「歩いてたらいきなり拉致されて実験体にされる事だって多々あるしな!」

姫神「そうなの?」

上条「そうなんだよ」コクン

姫神「でも。確かにそういえば。前に吹寄さんとデパート行った時。ブービートラップ仕掛けられてて男の人の足が床にくっついて。」

姫神「踏ん張ったらその人のズボンがビリビリに破けた事もあった。」



上条「…マジで?」プッ

姫神「うん。マジで。」コクン



458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/03(土) 03:51:07.45 ID:9C6Kxgw30

上条「あー、まぁいいや。あのさ、」

上条「俺、守るからな。姫神の事全力で守るから」

姫神「うん…ありがとう。上条くん///」ニコッ

上条「…」

姫神「…」

上条「…」

姫神「?」

姫神「どうしたの?」

上条「あ、いや…なぜかなんとなく姫神のこと見つめたくなって。」

姫神「なにそれ。」クスクス



上条「やっぱ姫神可愛いよなーって」

姫神「もう。褒めても。何も出ないよ?」クス


459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/03(土) 03:54:31.60 ID:9C6Kxgw30


上条「…あ、あのさ、」

姫神「?」

上条「あとで電話とか、あー姫神ってFukidasiやってる?」

上条「声聞きたいっていうか、…その、よかったらさ、」

姫神「うん。やってる。いいよ。教える。」ニコッ



上条「///」ポチポチ

姫神「///」ツィツィ


460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/03(土) 04:00:09.32 ID:9C6Kxgw30

姫神「けっこう前から知り合いだったのに。付き合ってからお互いの電話番号知るのも。変な話だね。」クス

上条「だな。もっと早く交換しとけばよかった」

姫神「それじゃ。おやすみ」ン

上条「ん。おやすみ」チュ


姫神「…」

上条「…」

上条(おい嘘だろ別れ際の挨拶にナチュラルにキスするなんて上条さんのキャラじゃねーぞ!?)

上条(いやさっきいっぱい練習したけども!ああああ!!!)


姫神「そ。それじゃ///おやすみ。」

上条「///」カアッ


461 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/06/03(土) 04:00:35.70 ID:9C6Kxgw30
今回はここまで
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/03(土) 05:09:43.89 ID:u+Yesbw40
よし、このバカップルが結婚するシーンのスレになったら、皆でエンダー言おう
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/03(土) 08:03:31.99 ID:6qvQvUhKo
※このスレはレールガンに監視されています
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/03(土) 08:56:29.05 ID:2c+j7g/30
旧約聖書に塩柱の話があるが、これは見てるこっちが砂糖の柱になる(体が崩壊する音)
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/04(日) 21:50:02.47 ID:8Uvw8jj50
乙でした!!
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 00:26:54.92 ID:hSdA0hLDO
甘いわッッ!
467 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/06/14(水) 00:31:27.74 ID:M1CRzfkt0

塩柱と聞くとナディアのガーゴイルの最期、エヴァのターミナルドグマと南極の海、LCL化とか思い出す。

古い?古いアニメだっていいもんだぜ?10代の子とかに言うと「絵柄や画質、技術とかギャグ、言い回しが古臭過ぎて無理」って子多いけど。

わかるけどね。ちょっとだけ投下。


468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 00:35:26.17 ID:M1CRzfkt0



・・・・・・・。



夜。上条宅。



上条「はいはいお前らーごはんですよー」

インオティ「「わーい!!!」」トタタタタタ!

上条「いやーまさかバードウェイがウチに来てて、しかも食材をくれていたとは思わなかったなー!」ホクホク

上条「おかげで晩飯作るのが久しぶりに楽しかった」

オティヌス「フン、せいぜい私に感謝するんだな人間。」チョコチョコチョコ

上条「え、なんだよお前が何かしてくれたのか?」

オティヌス「ああ。」フフン


469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 00:37:24.43 ID:M1CRzfkt0



オティヌス「私が『この事を黙っておいて欲しければ1週間分の我々の食料と金銭を寄越せ』と脅してなければこれらは手に入らn」

上条「何脅迫してんのお前ぇえええーッ!?」


470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 00:39:13.94 ID:M1CRzfkt0


上条「えっ、何?つーかあのバードウェイが屈するほどの弱味を握ったってこと?」

オティヌス「ああ」ドヤッ

上条「どんな弱味なんだそれ…」

オティヌス「まぁ一言で言うとだな、」

インデックス「!?」

インデックス「あ、あー!そういえばとうまっ!今日の晩御飯とっても美味しそうだね!」

上条「え?ああ、今日は上条さん頑張っちゃったからなー」

インデックス「とうまのごはんは見た目も味も美味しいから食べるのが楽しみかも!」

上条「え、えー?そそそそうか?」テレテレ

471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 00:46:02.33 ID:M1CRzfkt0


上条「この生姜焼き、姫神にレシピ教えてもらったやつでさー」デレデレ


オティヌス「…」ジロッ

インデックス「お兄ちゃん属性の件の暴露はさすがに可哀想なんだよ」ヒソヒソ


上条「昼にも食ったんだけどな?これがまた美味くってさぁ、丁度材料もあったし作っちゃおっかなーって」



オティヌス「別にそれくらいいいだろう。大した事じゃない」ヒソ

インデックス「バードウェイにとっても大した事じゃないなら食材とか置いていかなかったんだよ」ヒソヒソ



上条「あ、そういえばさー今日上条さんはスゲーいいこと起きてさー」

インデックスオティヌス「「へー」」






上条「…お前ら俺の話ちゃんと聞いてる?」

オティイン「「うん聞いてる聞いてる(棒)」」





472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:04:03.24 ID:M1CRzfkt0

上条「聞きたい?」

上条「普段不幸な事しか起きない上条さんにどんないい事が起きたか!」

インオティ「「うん、聞きたい聞きたい(棒)」」


オティヌス「しかしだな、あの小生意気な小娘の半泣き顔とか見て愉悦をだな、」ヒソヒソ

インデックス「イジワルはダメなんだよ!」ヒソヒソ


上条「あー、実はだな、」コホン


オティヌス「別に全ては暴露しない。少しだけだ少しだけ」ヒソヒソ

インデックス「だめ!かわいそうかも!」ヒソヒソ


上条「────俺、姫神と付き合う事にしたんだ!」


インデックス「おめでとうなんだよ(棒)」チパチパ

オティヌス「おめでとう(棒)めでたいなぁ(棒)」チパチパ

スフィンクス「にゃにゃにゃーん!」

上条「ありがとう!」


インデックス「もしもとうまが近い内に彼女とか出来そうになったりとかしたら…とうまもバードウェイの事気にする事になっちゃうし」ヒソヒソ

オティヌス「フン、有り得んな。アイツには私という最大の理解者がいるんどぞ?他の女に流れる事などない」ヒソヒソ


上条「あーもう俺幸せ過ぎて今ならどんな奴とでも友達になれる気がする…!」

上条「俺、今ならテッラとも親友になれる気がする!!」



上条「…つーかお前ら本当に俺の話聞いてる?」

インデックス「うん!ちゃんと聞いてるんだよ!(棒)」

オティヌス「ああ、聞いてる(棒)」




473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:06:42.71 ID:M1CRzfkt0

×
オティヌス「フン、有り得んな。アイツには私という最大の理解者がいるんどぞ?他の女に流れる事などない」ヒソヒソ



オティヌス「フン、有り得んな。アイツには私という最大の理解者がいるんだぞ?他の女に流れる事などない」ヒソヒソ
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:16:53.60 ID:bz07CITIO

上条「いやー!ついに上条さんにも春が来ましたよ!」

上条「念願の初彼女!うっしゃぁあああ!!」


インデックス「オティヌスだってとうまに対しての気持ちをバラされたりしたらイヤでしょ?」ヒソヒソ

オティヌス「…」

インデックス「ないしょにしてあげてほしいな」ヒソヒソ

オティヌス「…ちっ」

インデックス「ありがとう」ニコッ



上条「でさぁ、キスした時の姫神の顔がまた可愛く…って、ちゃんと聞いてるのか?お前ら」

オティヌスインデックス「「うん聞いてる聞いてる(棒)」」


475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:21:31.11 ID:nERT2j2r0


〜ご飯後〜


オティヌス「ふー…久しぶりに本当に美味いものを口にしたな」ケフッ

インデックス「うん。美味しかったね!」

スフィンクス「うにゃー」


上条(さってと…食器洗っとくかな…)ヨッコイショ


上条「…」




上条(姫神、今頃どうしてんのかな)



476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:23:09.85 ID:nERT2j2r0


上条「…」



───────姫神『上条くん。』ニコッ


上条「…」ニヘ

インデックス「?」

オティヌス「どうした人間。誰を思い出している?」

インデックス「え?そうなの?」

オティヌス「ふふん。私くらいになればコイツが何を考えてるかなどお見通しよ」ドヤッ


477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:24:49.27 ID:nERT2j2r0


──────姫神『…うん。私も…上条くんの事が…好き…!』グスッ


上条「うほっ…///」ニヨニヨ

インデックス「うわっ…なんかとうま気持ち悪い顔してるんだよ」ヒキッ

オティヌス「むう…オイ人間。聞いてるのか」クイクイ

上条(…うっわ、何だこれ。さっきまで一緒にいたくせになんかもう今すぐ会いたくなってきた)


オティヌス「おい人間っ!私の話をちゃんと聞いてるのか?」クイクイ

オティヌス「私を無視するな!オイ!理解者だぞ!この世で唯一無二のお互いの理解者だぞ!」クイクイ

478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:28:28.17 ID:nERT2j2r0


─────姫神『その。なんとなく。…もう少しだけ。上条くんと2人で居たい。』モジ


上条「〜っ////」ガシガシガシガシ

オティヌス「わかった!さっきは悪かった!バードウェイにも謝る!」

オティヌス「ああ、それにさっき本当はちゃんと話聞いてなかった!謝る!だから私を無視するな!」クイクイクイクイ

インデックス「ダメなんだよなんだかよくわかんないけどとうま完全にトリップしてるんだよ」

479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:29:55.49 ID:nERT2j2r0



上条(会いてぇなぁー…)



上条(抱きたい。抱きしめてキスしたい。)



上条(んだよ、さっき死ぬほどやったのにまだ足りないって…///)

上条(うわぁー…なんだコレ。けどメチャクチャ会いてーー!)


オティヌス「私゛が悪がっだがら゛ぁあ゛あ゛あ!!!」ビェー!

インデックス「とうま!無視しないであげてよ!」

上条「えっ、なに?」ウヘヘヘヘヘ

インデックス「とうまキモイ」


480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:33:06.85 ID:nERT2j2r0



・・・・・。



オティヌス「…ぐずっ」グスングスン。ヒックヒック

インデックス「オティヌス、拗ねてとうまのおふとんでふて寝しちゃったんだよ」

インデックス「もう!どうしちゃったの?何を考えてたのか教えてほしいんだよ」

上条「え?別にいいだろ?ちょっと気づかなかっただけだって」

インデックス「…」ジー

上条「…わ、わかったよ…後で謝っておくって!」


481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:35:42.21 ID:nERT2j2r0


上条「…」

上条(もう遅いし…電話とかダメだよな?)

上条(Fukidasiで…いやそれもダメか?もう遅いしな…)



上条「せめて…話、したいなぁ…」ポソッ



上条「…」


上条「…〜っ!」


上条(ええい!ままよ!送ってみよう!たぶん起きてるし!)

上条(答えたくなきゃ無視するだろ!)ポチポチポチポチ

上条(届けぇえええ!!俺の熱い想いぃいぃ!!!)

上条(送☆信!!!)ポチィィイイイ!!!


482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:44:57.54 ID:nERT2j2r0


〜姫神宅〜


ティロン♪


姫神「?」

姫神「!」

姫神「…!…!」ツィツィ


┌──────┐
|起きてる?  |
└───v───



姫神「…」

姫神「…」ツィツィ



┌────────────┐
|起きてるよ。だーりん。  |
└───v─────────



483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 01:49:17.48 ID:nERT2j2r0



┌────────────────┐
|声聞きたい。電話してもいいか…? |
└───v─────────────


姫神「…」クス

姫神「…」ツィツィ




┌──────────┐
|いいよ。かけるね。 |
└───v───────


姫神「…♪」ツィツィ



とぅるる。



上条『はい!俺です!!』

姫神「はや。」クスクス


484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 02:06:58.70 ID:nERT2j2r0


上条『夜遅くにごめんな?』

姫神「ううん。いいよ」

姫神「でもどうしたの?何かあった?」

上条『あー…いや、その、さ、』

上条『…なんか急に姫神の声聞きたくなっちゃって//』

姫神「そう。」クス

上条『寝てたか?』

姫神「ううん。上条くんの事考えてた。」

上条『え?』

姫神「明日から上条くんとどうやっていちゃいちゃしてようかなって。」

上条『〜っ、…っとに、俺を悶えさせるのが得意ですね姫神さんは』

姫神「そう?」


485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 02:10:30.80 ID:nERT2j2r0

上条『…』

上条『あのさ、』

上条『…今から会えたりとか、』

姫神「え?」

上条『い!いやいや!なんでも!何でもない!』

姫神「いいよ。言って?」

上条『…』

姫神「電話した本当の理由。聞きたい。」

上条『…その、本当は…なんか急に今すぐ姫神に会いたくなっちゃって』

姫神「…」

上条『いや夜遅くだし、明日学校で会えるし、さっきあんなにくっついて何度もキスしてたのに何言ってんだって自分でも思うんだけど』

姫神「…」

上条『やっぱ悪いからさ、姫神の声だけでいいから聞きたいなって思って電話したんだ』

姫神「…」



姫神「いいよ。今から会おう?」

上条『え?』


486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/14(水) 02:12:20.81 ID:nERT2j2r0

姫神「うん。私も。なんだか君と会いたくなってきたから」

姫神「待ってて。すぐ会いに行ってあげるね。」

上条『い、いいって、夜道危ないし!俺のワガママだし!』

姫神「ううん。それに。今日図書室でも言ったでしょう?」



姫神「今日は離してあげないって。離れたらキス5回。私を寂しがらせたら上乗せするって」

上条『////』



姫神「大丈夫。気にしないで。上条くんの寂しさを埋めに行ってあげる。待ってて。」ニコッ


487 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/06/14(水) 02:13:34.36 ID:nERT2j2r0
今回はここまで。
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 08:34:57.75 ID:DFM7Z5260
おいおいa(甘すぎて砂糖漬けになる音)
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/14(水) 21:16:35.04 ID:gV5wRHkZ0
いいねェ!青春送ってるじゃねェかよォっ!!甘っっっっったる過ぎてコーヒーがココアになっちまうじゃねェかァっ!!

声聞きたい声聞きたい。電話してもいいか…?
いいよ。かけるね。 

これが一番効いたぜ!!
・・・俺もこう言う青春送ってみたかったな。
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/15(木) 19:29:27.24 ID:3VuUI1Oto
おつかれなのー
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/20(火) 19:36:25.20 ID:ypA+slwoo
やっとこさ追いついた
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/22(木) 02:28:08.28 ID:FQZJTdqe0
良いぞ良いぞ
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/22(木) 03:05:28.59 ID:wEM1ZRkW0
FQZJTdqe0 色々なSSでsagezuないでコメントするのやめて!
494 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/06/23(金) 03:20:07.99 ID:H4bz8jQe0


そういえば先日、>>80のヒナタの話を見る機会があったんどす。

いやぁヒナタちゃんはええ子どすなぁ。ナルトは多分相当幸せなんやろうなぁと。今までの分もいっぱい幸せになって欲しい限りどす。


グループ回。


495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:21:58.48 ID:H4bz8jQe0


〜上条宅〜


上条「ありがとな。…あのさ、早く会いたいからさ、俺も姫神に会いに行くから。」

上条「近くの…そう、俺んちと姫神んちの中間のさ、…そうそう、Joseph'sって名前の、そうファミレスあるとこの」

上条「そこで…その、」

上条「いっぱいチュッチュしよ…///」ポソッ

上条「…」

上条「うぐぁあああ!!つい勢いで言ったけど今俺凄いキモイ!ぐがぁぁあ!!///」

上条「いや、え?『うん…///いっぱい。ちゅっちゅしよ。///』って!!?ぐぁああ!!!///」

上条「やめよう!恥ずかしい!すげぇ恥ずかしい!//」

上条「忘れて!お願い忘れてくださいお願いします!」

上条「じゃあ!後でな!気をつけてな!」

上条「…よし」ピッ



上条「〜♪」ゴソゴソ

オティヌス「ん…?」ムク


496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:23:41.30 ID:H4bz8jQe0


オティヌス「おい人間。こんな時間に何しに行くんだ」

上条「ん〜ちょっとそこまで」

オティヌス「…誰かに会うのか?」

上条「え?」ニヘラ

オティヌス「…っ」

オティヌス「…」

オティヌス(別に電話の話の内容なんて聞いていない)

オティヌス(コイツの近況も特に聞いてない。)

オティヌス(今から具体的に誰に会いに行くかなど知らん。)

オティヌス(だが、なんとなくわかってしまった。)


オティヌス(理解者故に。長く、永くアイツを見てきた私だから)


オティヌス「…そうか。”彼女”によろしくな」

上条「おう!」ニコッ!




オティヌス(────ああ、今から恋人に会いに行くのだな、と)




497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:24:21.81 ID:H4bz8jQe0


上条「じゃ、行ってくる!」

オティヌス「…ああ。気をつけて行け。」フリフリ

上条「ん。ありがとな」


ガチャ……


バタン。



オティヌス「…」



498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:26:38.46 ID:H4bz8jQe0


オティヌス「…禁書目録。」トテトテ

インデックス「ん?あれ?とうまはどこ行ったの?」

オティヌス「今宵は飲むぞ。残ってる酒とアイツが残しておいた明日の朝飯用のおかずを出せ」

インデックス「ええ?また飲むの?それにとうまが怒るよ?」

オティヌス「…辛い事を忘れるために酒を飲むというのは精神医学的にもあまり良くない事だが」


オティヌス「それでも。人には飲まずにはいられん時ってのがある…」

インデックス「?…何か辛い事があったの?」

オティヌス「…ああ」

インデックス「そう。…いいよ。私は子供だし宗教上の理由でお酒は付き合えないけど」

インデックス「私もシスターさんだから。告解という名の愚痴ならいくらでも付き合うんだよ」ニコッ

オティヌス「そうか…すまんな」フッ



・・・・。



499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:27:29.06 ID:H4bz8jQe0



トクトクトク…。



オティヌス「…」つ

オティヌス「…」クピ

オティヌス「…」

オティヌス「…」フルフル...

インデックス「…」



オティヌス「ちくしょう、この酒は甘いヤツだったはずなんだがな」フルフル

インデックス「…」





オティヌス「辛い。辛すぎて涙が出てきやがった。」フルフル

インデックス「…よしよし」ナデナデ




500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:29:08.55 ID:H4bz8jQe0




〜本来ならば上条当麻が立ち向かうはずだった科学兵器達が闊歩するとある実験施設内の1室〜



501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:29:43.05 ID:H4bz8jQe0



一方「…ンでェ?」ジロリ



一方「あまりにも暇で暇すぎて死にそォだったからオマエのラブコールに応えてやったが」

一方「どォいう風の吹き回しだ?『報酬は払う。ヒーロー代理を頼みたい』っつゥ愉快すぎる文言はよォ」

土御門「…」


502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:34:15.29 ID:H4bz8jQe0

結標「そうね、それは私も聞きたいわ」ヒュンッ

海原「おや、結標さん。下のロボット兵器はどうでした?」

結標「どうもこうも。推測通り敵は4体。各々で私達侵入者を探してるわ」

海原「そうですか。なら…ここもあまり持ちませんね」

結標「ええ。…話を戻すわ。私も報酬分の働きはするつもりだけど、」

結標「何故私達を?この案件って完全に私達、及び私達の大事な人達にはカンケーない事案じゃない」

結標「傭兵ならもっと優秀なのがいるでしょうに」

結標「…まさかとは思うけど、正義の”グループ”ごっこがしたくなった、という訳じゃないわよね?」

土御門「…」


503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:37:26.57 ID:H4bz8jQe0

土御門「ああ」

土御門「実はあながち間違ってはいない」

一方「ハァ?…なら俺は降りる。ヒーローごっこしたけりゃ公園で一人でやってろ」カツッカツッ

結標「同感ね。できれば私も今すぐ帰りたいわ」フゥ

結標「土御門、私達もあなたと同じよ?」

結標「自分の目的と大事な人達の為なら手段は選ばないし、隙あらば自分の目的に利用する」

結標「足を引っ張られたら容赦なく切るし、助けを求められても利害が存在しない限りは行動しない」

結標「…海原も何故こんなよくわからない遊びに付き合ってるのか理解に苦しむわ」ジロリ

海原「いえ自分も少々の纏まったお金が入用なだけですから」ニコッ..

海原「本格的に付き合うつもりもありません」

結標「あらそう。」


土御門「心配するな。ちゃんとお前達を納得させられる理由は用意してある」


結標「ふぅん?」

一方「ほォ。一応聞いてやる」

海原「…」



504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:39:42.04 ID:H4bz8jQe0


土御門「まず一つ。例えばそもそもの前提として、一人のスーパーヒーローが活躍するためだけに作られた街があるとする。」

土御門「そして問う。『そのスーパーヒーローが活躍できる街とはどんな街だろうか?』」

一方「はっ、そりゃイカレた悪党蔓延る世紀末な街なのにも関わらず、ロクな警察機構もねェ、平和ボケした一般人もたくさんいるよォな、」

結標「あら?どこかで聞いたような特徴の街ね。ひょっとして学園都市って名前なんじゃないかしら?」クスクス

土御門「その通りだ」


「「「…」」」


土御門「そうだ。正真正銘、本当に本気で真実冗談抜きでまさしくこの街だ。そして…」

土御門「そのヒーローがもうすぐ引退してしまうとしたら?」


「「「…」」」


土御門「ああ、鞭で叩いて無理矢理ヒーローを続行させる事はできる」

土御門「だがいつまでも続けられないし、根本的解決にはならない。」

土御門「『とあるヒーローのために造られた街』」

土御門「言い換えれば『元々は悲劇しかない街』だ。」

土御門「お前達にも覚えがあるんじゃないのか?」


「「「…」」」


505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:40:47.42 ID:H4bz8jQe0


一方「…」


─────『絶対能力者に興味はないか?』


───『ミサカは所詮単価18万円ですから』


──────────『何が一流の悪党だ!?』


─────『ギャハハハハハ!!いつまで最強気取ってんだ糞ガキ!』



────────『暗闇の五月計画。皆が皆、仲良しこよしになりたいとか考えてるって思ってンじゃねェぞ』


一方「…」


506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:42:48.26 ID:H4bz8jQe0


海原「…」


────『上条勢力を排除せよ』

─────────『御坂美琴を殺せ』

────────『悪いけどそれは約束できない。』


──────『体を破壊する術式だ。』




────黒子『ハスハスハスあはぁあああ!!!』

海原『くっ…なんという悲劇…!御坂さんのお気に入りゲコ太パンツが自分以外の人間に盗まれただと…!?』ギリッ

海原『くっ、しかも何か染みが付着…!?なんだ!?アレは御坂さんの何が付着したんだ!?』

海原『ぐぅあああああ興奮しまするぅうぅ!!!』フンスフンス





507 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:43:20.59 ID:H4bz8jQe0

結標「…」



─────『レムナントがあれば学園都市にもうでかい顔をさせない』

────『お前の大事な仲間は俺達が預かっている。下手な真似はしない事だ』





───『うわぁあん!!やめてよぉ!おねぇちゃん!たすけて!やだぁ!!!』

結標『大丈夫よ天井の染み数えてたらすぐ終わるからねちょっとてぃくびprprするだけだからね』ペロペロペロ


508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:44:03.39 ID:H4bz8jQe0


海原「…」ニヤニヤ

結標「…」ニヤニヤ


土御門「悲劇っつっただろお前ら何ニヤニヤしてるんだ」

509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:48:58.65 ID:H4bz8jQe0

土御門「ともかく。ヒーローが居なくなった時の代理を用意するにもヒーローが必要ない街にするにも時間も金も学園都市の人間の意識や常識を変える力も足りん」

土御門「ある意味では利害で行動する分、思考回路がある程度わかっている分お前達が1番信用できて腕も立つ」

土御門「まぁ『そんなもん知るか他所で暮らすわ』と言って大事な人達と街を出て何処かで生きるのもいいが…」

土御門「オレや海原はともかく一方通行や結標、お前達はここを動くわけにはいかないだろ?」


一方「…」

結標「…」

海原「…」

510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [ saga]:2017/06/23(金) 03:50:44.55 ID:H4bz8jQe0


一方(チッ、確かに打ち止めや番外個体、学園都市に残る妹達の調整にはここの機関のがイイ。)


一方(他国の下手な研究機関じゃ信用できねェ)

一方(それに黄泉川は教師だ。俺のエゴで辞めさせるのは…)

一方(ついでに芳川。アイツも優秀な研究員だから日本の他の研究機関へでも行けば生きてはいけるだろォが)

一方(学園都市がそれを許すか?技術漏洩もそォだが泥は幾ら落としても落ちねェもンだしな)

一方(俺自身学園都市から出たら生きていけるのかもわからねェ)

一方 (…クソ。変えるしかねェのか。俺が)チッ

511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:51:54.59 ID:H4bz8jQe0


結標(確かに…この街の少年達はかなりレベルが高い…)

結標(おまけにゲテモノ科学の力でファンタジーなあーーんな事やこーんな事もできるかもしれないという夢が実現する可能性もこの街は秘めてる)

結標(それに私自身。今更学園都市より技術がない所で暮らすのもちょっとね…)


512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:56:23.82 ID:H4bz8jQe0

海原(土御門さんは自分もいざとなれば国へ帰れるだろうと暗に言いましたが)

海原(自分は御坂さんを強行してでも連れて から 祖国に帰りたいです。)キリッ

海原(両親に紹介して結婚式挙げたいです)

海原(しかし彼女はこの街が好きなようですし、彼に首ったけ…)

海原(それに彼女は自分の事など…)

海原(自分に惚れてもらうにはまだまだ時間が必要…)

海原(よくよく考えればまだまだこの街に居なければならないんですよね…)

海原(ショチトルやトチトリ?さぁ?彼女達はもう自由ですし。帰りたくなれば自分で帰るでしょう。何故さっさと本国に帰らないのか不思議ですね)


513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/23(金) 03:57:34.20 ID:H4bz8jQe0

土御門「…それに。お前らも金に困ってるんじゃないのか?」

結標「…」ピクッ

一方「チッ」

海原「…」


土御門「一方通行、お前は学校行ってないから奨学金は出ないし、今は何かのプロジェクトに参加してるわけでもないだろ」

一方「…」

土御門「冥土帰しはいつまで善意でお前の大事な人達の調整をタダでやってくれるだろうな?」

一方「…」

土御門「それに…お前いつまで結婚適齢期の未婚女性の家に居座る気だ?」

一方「は?バッヵ、オマッ、言っ」


結標「えっ」

海原「えっ」

一方「〜ッ」ガシガシ

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