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【オリキャラ注意】加賀「ガガガロンパ!」城須賀「リゲインモード…です…」
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60 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/22(日) 19:48:03.48 ID:nVOcBvX60
加賀「よかった…よかった…!」
新島「そうね…メカニズムが全く理解できないけれど…」
城須賀「はっ、はっ…あ…の…」
加賀「どうかした…?」
城須賀「…ゆでら…んと……じまさ…いち…でて…らえま…か…?」
露寺「…なるほど、あたしとアスちゃんは一旦抜けた方がいいのかな?」
加賀「よく聞き取れたね…」
露寺「…だよね、ツバやん?」
城須賀「え…え…」
新島「仕方がないわね…用が終わったのなら呼んで頂戴」
加賀「私が?」
新島「…ええ。私も彼と話したいことがあるのよ」
新島「…内通者と黒幕として、ね」
加賀「…」
完全に忘れていた。でも確かに…そうだよね。
新島「…それじゃ」
加賀「あ…うん」
61 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/22(日) 20:08:29.77 ID:nVOcBvX60
加賀「…えーと…何かな?」
城須賀「…どう、して……さな、かった…です?」
加賀「…えっ?」
城須賀「ゲホゲホゲホッ…さっきは…新島さんも、露寺さんもいらっしゃったから…」
城須賀「…遠慮したのかも…しれませんけど…」
加賀「遠慮って何を…?」
城須賀「僕は…殺してくれと…書いたはずです…」
城須賀「あのまま殺してくれても…よかった…のに…」
城須賀「それとも…いま、から…ころし、ますか…?」
加賀「…なんでそんなことを」
城須賀「…ころ…して…ほしいん…ですよ…」
城須賀「どうして…殺してくれない…んですか…」
加賀「…」
1 昔は仲間、だったんでしょ。
2 黒幕から何も聞かずに殺せるわけないじゃんか
3 死にたい理由は一体何なの?言ってくれたら考えるよ
4 …好きな人にそんなこと出来ないよ
5 (任意)
↓1
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/22(日) 20:10:55.39 ID:omhwIu6f0
5
仲間だから、例え城須賀君には一緒にいた日々が演技だったとしても、私が城須賀君といて楽しかったのは本当だから。
だから、もっとちゃんとあなたを知りたい。
63 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/22(日) 20:50:20.82 ID:nVOcBvX60
加賀「…仲間だから。例え城須賀君にとって、一緒にいた日々が演技だったとしても…」
加賀「…私があなたといて楽しかったのは本当だから」
加賀「だから、もっとちゃんと…あなたを知りたい」
城須賀「…」
加賀「…城須賀君?」
城須賀「…優しい方ですね、本当に。だからこそ僕はここまで…」
城須賀「…でも、ここまでやった甲斐がありましたよ」
加賀「…甲斐?」
城須賀「…なんでもありませんよ。新島さんを呼んでくれますか?」
加賀「…あ、うん。分かったよ…」
加賀「新島さん、呼び出しだよ」
新島「あら、早いのね。分かったわ」
加賀「…じゃ城須賀君、また…」
城須賀「加賀さん」
加賀「…何?」
城須賀「僕は…嘘吐きですからね」
加賀「どういうこと…?」
城須賀「ふふっ、さあ?」
加賀「さあ、って…」
本当にどういうことだろう…。
結局新島さんは城須賀君の部屋に入ったまま話し込んでいたし、露寺さんに至っては姿が見られなくなっていた。どこ行った。
本日の自由行動 残り1回
↓1 行動する相手を指名(芦本 イモニア 城須賀 露寺 新島は不可)
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/22(日) 20:51:03.86 ID:Ps9qNxh2o
紡
65 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/22(日) 21:21:44.25 ID:nVOcBvX60
紡「…あ…紅香さん…」
紡「…起きたんだ…よかった…よかった…!」
加賀「あ、うん…城須賀君も…」
紡「…!あ…よかった…!」
加賀「…あれ?紡さんの研究室ってこの棟?」
紡「…そ、そうだよ…二階にある…」
加賀「うっそ全然気が付かなかった」
紡「…存在感消してるからね…」
加賀「なんでそんなこと…」
紡「派手なのは…ちょっと…」
加賀「へえ…」
紡「…紅香さん、私の部屋来る?」
加賀「えっ」
紡「あ…嫌ならいいよ…もうそろそろ戻ろうかと思ってたんだ…」
加賀「…うーん…」
1 甘える(二質問完遂可)
2 断る(最大一質問)
↓1
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/22(日) 21:23:02.85 ID:2maQZJkDO
1
67 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/22(日) 21:51:31.55 ID:nVOcBvX60
加賀「…じゃあ甘えさせてもらおうかな…」
紡「嫌じゃないんだね…よかった…」
加賀「…あっでも校則…」
紡「…紅香さん、もうクマはいないんだよ…?」
加賀「…そうだったね」
PM 10:55 Tsumugi′s room
加賀「いやこのベッド一人用だよね?」
紡「頑張れば…入れるよ…」
加賀「うーん…まあ…いいけどさ」
寝相が悪いと突き落とされそうなんだよな…信頼はしてるけど…。
加賀「…」
この機に何か聞いておこうかな…。
1 別世界で二人を殺した理由
2 こっちに戻ってからの出来事
3 (任意)
↓1 二つまで選択可
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/22(日) 21:52:25.60 ID:omhwIu6f0
1
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/22(日) 21:55:16.67 ID:BlQZQ3F7o
2
70 :
今はこのかたまりだけ ごめんなさい
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/24(火) 05:58:16.32 ID:nI54rnqi0
加賀「…ねえ、紡さん」
紡「な…何?」
加賀「…すごい聞くのが憚られるんだけど、どうしてあの世界で…」
加賀「…飯田君と因幡君を殺したの?」
加賀「殺した行為の理由は知ってても、何であの二人だったのか…」
紡「…国大君は、現場を…見られちゃったから…」
紡「あの時…隠れてて…それで…見つかっちゃうかもって思って…」
紡「典羽矢君は…なんでだっけ…」
紡「何も…考えてなかった…けど…」
紡「自分が文化系の女子に…殺される訳ないって…高を括ってたし…」
紡「…だから、だったのかな…あんまり覚えてない…ごめんね…」
加賀「どうして刺したの?」
紡「…証拠が…隠滅できたら…なんでもよかった…」
紡「…飛鳥さんに…やられちゃったもん。よく見てるよ…」
紡「でも…よかったのかなって…思うんだ…」
紡「もし私一人生き残っても…生きられない…」
加賀「…」
…だから、新島さんは…内通者だった…。
71 :
寝落ちするかもしれません
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/26(木) 00:18:05.46 ID:pXPA8xs00
加賀「…この世界に戻ってきてからって…何かあった?」
紡「…特にない…みんなバラバラに過ごしてた…」
紡「…あ…でも…」
加賀「でも?」
紡「ちゃんと…二人に謝った…」
紡「すぐには…謝りにいけなかった…けど…」
紡「明美さんが…手助けしてくれたから…」
紡「許されないと…思ったけど…なんとか…許してもらえた…」
加賀「…」
紡「…みんな生きてて…本当に…よかったよ…」
加賀「そう…だね」
その後たわいない会話をしていると、いつの間にか眠ってしまっていた。
72 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/26(木) 00:40:07.89 ID:pXPA8xs00
Day 1
紡「あ…私ご飯作ってくるね…」
加賀「手伝おっか?」
紡「遠慮する…紅香さん、あまり上手じゃ…ないし…」
加賀「…それもそうだね。それじゃ食堂で座って待ってるよ」
紡「どう…かな…?」
加賀「…美味しい!」
大江さんの料理も樫月さんの料理も美味しいけど…。
紡さんの料理も美味しい。三者三様といった感じだ。
加賀「これが俗に言う女子力ってヤツですか…」
紡「女子力は…料理の上手さじゃないよ…」
紡「料理だけできても…意味ない…」
加賀「…やっぱりそうだよねえ…」
…はーあ、上手くなりたいなぁ。料理。
本日の自由行動 残り4回
12芦本0/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
14大江0/6
14樫月0/6
14栗須0/6
12狭野0/7
14不知火0/6
11城須賀0/7
14谷0/6
14紡0/6
14露寺0/6
14新島0/6
(左端の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右端は終了したイベント数/存在するイベント数)
↓1 相手を指定
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/26(木) 00:41:53.34 ID:ZiVkju/p0
不知火
74 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/26(木) 23:06:08.94 ID:pXPA8xs00
AM 9:33 Shiranui′s laboratory
不知火「…あ、コウだ!」
加賀「あ…えっと…」
…言い出しにくい。
不知火「どうしたの?」
でも…言わなきゃなぁ。
加賀「…不知火さん、ごめんね」
不知火「なんのこと?」
加賀「その…最後まで守ってあげられなくて…」
加賀「注射まで打って、不知火さんを苦しめちゃって…」
不知火「…きにしてないよ!」
不知火「さいごのさいごまでコウはまりかをまもってくれたじゃん」
不知火「くすりだってコウのごはんにぜんぶいれたのはまりかだもん」
不知火「コウはきにしなくていいんだよ!」
加賀「でも…」
不知火「しつこい!それにね、まりかがいきのこってたらきっとツバもころしちゃってた」
不知火「そしたらずーっとかえってこられなかったんだよ?」
不知火「それをかんがえたらコウのしたことはまちがってないよ!」
加賀「…そう、かな」
不知火「そうだよ!さいごまでいきてたまりかがいうんだからまちがいないよ!」
加賀「…うん、ありがとうね」
…嫌み無き、純粋なる励まし。
励ましと形容するのは相応でないか。
…そうすると叱咤激励、なのかな。
75 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/26(木) 23:08:13.13 ID:pXPA8xs00
不知火「…それでなにはなしにきたのー?」
加賀「えっ!?い、いや…特に考えて…」
不知火「じゃはなびのはなしする?」
加賀「そうしよっかな…あっ」
不知火「どうかした?」
加賀「不知火さんってさ…金属の匂いが分かるの?」
加賀「向こうの世界で言ってて少し気になったんだけど」
不知火「んー…きんぞくのにおいよりかやくになれそうなにおいかな?」
不知火「たとえばじしょのきんいろのにおいとか」
加賀「…炎色反応を完全に覚えてるってことかなそれは」
…それにしても、匂いだけで金属の種類を判別する能力は異常だけど…。
不知火「…えんしょくはんのう?なにそれ?」
加賀「えっ」
不知火「においのいろはわかるけどそんなのしらないよ」
…匂いの色が感知できる方がすごいよ。
不知火「きいたことはあるけど」
加賀「覚えたりはしないの?」
不知火「うん」
不知火「だってあかのしゅるいがなんこもあるのにいちいちおぼえるのめんどうだもん!」
不知火「それにさー」
不知火「にんげんがかってにつけたなまえをおぼえるのって」
不知火「かやくにたいするぼうとくだよ!」
加賀「冒涜って…」
不知火「えごだよ!えご!」
1 それは言い過ぎだと思うよ…
2 でも色の名前だって人間が決めたものだよね?
3 まあ言われてみればそうだよね…
↓1
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/01/26(木) 23:11:50.52 ID:dsJpElow0
1
77 :
寝落ち、故に今投下
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/27(金) 07:31:27.17 ID:YZ4yTtpV0
加賀「それは言い過ぎだと思うよ…」
不知火「えー?」
加賀「火薬に対する冒涜だなんて言っちゃったら、不知火さんの言ってることも科学に対する冒涜だよ」
加賀「火薬に元の金属がある以上、それを基盤に考えるのは至極当然のことじゃないかな」
加賀「それに同じ赤でも濃い赤だったり薄い赤だったり…言葉じゃ定義できない部分もあるよ」
加賀「元素名は便宜的に名付けられたものかもしれないけど、それでも国際的なものだから」
加賀「やっぱり覚えるに越したことはないと思うよ」
不知火「…うー」
不知火「でもみわけつかないのもある」
加賀「それは…」
不知火「ほら!やっぱりぼうとくだよ!かがくによるぼ…」
不知火「…ぼ…」
不知火「や、やっぱりいまのはなしはなし!」
加賀「今の話は無し?どこから?」
不知火「ぼうとくから!」
加賀「すごい遡るね…えっ、なんで?」
不知火「…なんとなくだよ!ちょっとおもいだした…」
加賀「思い出した?何を?」
不知火「い、いわない!」
『通信簿 不知火真理華 1/6』
『彼女だけが嗅げる金属の匂いであの時助けられたけれど、彼女自身は炎色反応を覚える気はないみたい』
『なんでも金属に名前を付けて覚えることは火薬に対する冒涜らしいんだけど…』
『定められた名前を覚えないのも、科学に対する冒涜なんじゃないのかなぁ』
『そう言ったら何故か今までの話をなかったことにされた。何かあったのかな?』
本日の自由行動 残り3回
12芦本0/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
14大江0/6
14樫月0/6
14栗須0/6
12狭野0/7
28不知火1/6
11城須賀0/7
14谷0/6
14紡0/6
14露寺0/6
14新島0/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 更新は今夜予定
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/27(金) 07:34:58.35 ID:BPXKNACdo
樫月
79 :
申し訳ありません
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/28(土) 17:05:29.92 ID:N1hyLTt80
AM11:44
樫月「あら、紅香さん。おはようございます」
不知火さんの研究室から出たところ、すぐ近くに樫月さんがいた。
加賀「おはよう…でももう昼だよ?」
樫月「…あら、そうでしたか…私が研究室を出たのは九時前でしたから…」
樫月「まだ一時間も経っていないと思ったのですが…」
加賀「…もう昼だよ…南中時刻だよ!」
加賀「三時間も何してたの?捜し物?」
樫月「…何かを捜していたのは事実です。ですが…物ではありません」
加賀「…不知火さん?」
樫月「ええ」
だからここにいたのか…。
加賀「私を気にせずに入れば良かったのに」
樫月「紅香さんと真理華さんの会話を阻害するような野暮ったい真似はしませんよ」
樫月「彼女を傷つけることにもなってしまいますからね」
加賀「…は…はは…」
盲信…?
加賀「えーと…他にすることはなかったの?」
樫月「ありますよ。でもやはり…」
加賀「不知火さんを見ないと手が付かない?」
樫月「…ええ」
加賀「ちょっと思ったんだけどさ…その…」
加賀「幼児愛者とかじゃないよね…?」
樫月「…はて、どうしてそのようなことを?」
加賀「いやー…あまりにも不知火さんに固執してるからさ…」
樫月「保育士としての役目を遂行したいまでですよ?」
樫月「保育士は皆幼児愛者だとおっしゃるのなら、それは…偏見ですよ」
加賀「そこまでは言ってないよ。でも…」
樫月「心配なのですから、仕方ありませんよ」
加賀「うーん…」
1 不知火さんが迷惑してるって可能性は考えないの?過保護じゃないかなぁ
2 そういうのを幼児愛者って言うんだよ…
3 まあ…樫月さんらしいね
↓1
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 17:07:27.72 ID:Tbol6nAp0
3
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 17:07:48.90 ID:BKmexYcXo
3
82 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/28(土) 18:12:42.38 ID:N1hyLTt80
加賀「まあ…樫月さんらしいね」
樫月「でしょう?」
加賀「…ここに別の幼児がいても平等に扱うならの話だけどね」
樫月「何か?」
加賀「いや、何も?」
樫月「勿論平等に扱いますよ。保育士ですから」
加賀「…」
聞こえてんじゃん。
というか不知火さんと幼児を同列に扱ってる事実が色々とまずいよ…。
樫月「では、私はこれで」
加賀「…不知火さん?」
樫月「ええ、勿論」
…好きが顔に出過ぎてるんだって。口振り冷静だけど。
『通信簿 樫月明美 1/6』
『保育士という職業柄、不知火さんに対する執着の強い樫月さん』
『三時間彼女を待つ精神力の強さはすごいとは思うけど、ちょっと狂気的な気もする』
『不知火さんに対する執着は幼児に対しても向けられるから自分は問題ない、そう思ってる感じだけど』
『…幼児と不知火さんが同列な時点で危ないってことは黙っておこう…』
本日の自由行動 残り2回
12芦本0/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
14大江0/6
28樫月1/6
14栗須0/6
12狭野0/7
28不知火1/6
11城須賀0/7
14谷0/6
14紡0/6
14露寺0/6
14新島0/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 不知火 樫月は不可
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 18:16:03.68 ID:BKmexYcXo
栗須
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 18:16:52.58 ID:WkU4Nx1A0
谷
85 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/28(土) 18:53:55.48 ID:N1hyLTt80
14:33 Gymnasium
加賀「…えぇ…」
栗須君を見つけたのは体育館。彼と会うのは一月ぶりなのだけれど…。
栗須「…ん?あ!紅香さん!」
加賀「ちょっと待ってそこから降りる気!?」
…何故か天井の骨組みにぶら下がっている。
栗須「?床は抜けませんよ?」
加賀「問題はそこじゃないの!降りたら骨が…」
栗須「よっと」
…あ、降りた。
加賀「うわああああああああああっ!」
栗須「…ボクの才能が冒険家だってこと、紅香さん忘れてらっしゃいません?」
加賀「それは知ってるよ…知ってるけどさぁ…!」
ピンピンしている。…何故だ。
栗須「高々15mから落ちたくらいでどうってことないですよ」
加賀「…」
訳が分からない。
加賀「5階建てのビルから落っこちてるのと同じだよね…?」
栗須「下が木の床だから何ともないだけで、人工のコンクリートだと砕けますよ」
加賀「…」
人間なのか…?
加賀「…足がだよね?」
栗須「そこで地面が砕けるのでしたらボクは冒険家の肩書きじゃなく生存力の肩書きを貰えるくらいですよ」
加賀「だよね…」
…流石に期待しすぎた。ここは現実だ…。
…現実でもあり得ないよ…。
加賀「何で天井に登ったの?」
栗須「あー…えっとですね、天井に何か引っかかってるのが見えたので」
栗須「何が引っかかっているのか確認しようとしました」
加賀「…」
えぇ…。
1 死に急ぎ過ぎだよ…
2 よくもまあそんな勇気があるね
3 …ホントは人間じゃなかったりして
↓1
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 18:57:58.25 ID:WkU4Nx1A0
3
87 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/28(土) 20:00:35.76 ID:N1hyLTt80
加賀「…ホントは人間じゃなかったりして」
栗須「…?」
加賀「うーん…例えばロボットとか?」
栗須「ロボットと仮定するならもう少し落下音が大きそうなものですが?」
加賀「じゃあ超軽量ロボット…」
栗須「…どういう技術を持ってすれば、そのようなことが可能なのでしょうね」
栗須「少なくともボクはロボットではありませんよ?」
栗須「ロボットに人権が与えられるなんて聞いたことありませんし」
加賀「だ…だよね…」
栗須「冒険するロボットと言われれば響きは悪くはないですが…」
栗須「メンテナンスやエネルギーを考慮すると、管理者も付き添う必要があります」
栗須「その体力があるのなら、初めからロボットを要しませんし」
栗須「自給自足での活動を可能にするのなら…人間の身体には程遠い重量になるかと」
加賀「すごい熱弁するね…」
栗須「よく研究者がボクの行動を模倣したロボを創ろうと同伴してくるので」
加賀「…ところで何が引っかかってたの?」
栗須「紙飛行機でした」
加賀「…えぇ…」
『通信簿 栗須鐘太 1/6』
『衝撃的な再会を果たした彼と私。元気そうなのはよかったけど…』
『15mの高さから平気で降りて無傷だったり、物を見つけてすぐ確認しに行ったり
…』
『冒険家らしく向こう見ずなところが目立つし、あまりにも人間離れしている』
『ロボットじゃないかと冗談で言っても真面目に考察されるし…なんなんだろう、一体』
本日の自由行動 残り1回
12芦本0/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
14大江0/6
28樫月1/6
28栗須1/6
12狭野0/7
28不知火1/6
11城須賀0/7
14谷0/6
14紡0/6
14露寺0/6
14新島0/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 不知火 樫月 栗須は不可
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 20:01:48.13 ID:vp1quKDXo
新島
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 20:02:00.93 ID:fMwxMlsDO
城須賀
90 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/28(土) 20:39:05.69 ID:N1hyLTt80
汎用A
新島「…あら、加賀さん」
加賀「…新島さんか」
…昨日は城須賀君と何話してたんだろう。
加賀「…あ、あのさ」
(カチッ)
加賀「うえっ!?」
新島「…停電かしら」
加賀「それっぽいけど…」
…しまった、暗闇に目が慣れてないから…何も見えない…!
新島「…加賀さん、とりあえずそこから動かないでくれるかしら」
加賀「あ…うん…」
動くのは確かに聡明じゃないよね。
新島「…」
加賀「ひあっ!」
…顔に妙な感触。
新島「あ…ごめんなさい、距離感が…」
加賀「あ、いやうん大丈夫…大丈夫だよ…」
新島「座りましょう。電気が復旧するまで動けないわ」
加賀「そうだね…あ、近く寄っていいかな?」
新島「…いいけれど、貴女…警戒しないのね」
加賀「警戒?」
新島「別世界とはいえ私は内通者だったのよ?」
加賀「…まあでも、今ここで私を殺す理由なんかないじゃん?」
新島「…」
加賀「いつまでもぎくしゃくしてたらずっと仲違いしたままだと思うし」
加賀「それに、本当に悪い人だったらさ」
加賀「停電した瞬間問答無用で仕留めるでしょ?」
新島「…」
加賀「私は信じてるよ。新島さんも城須賀君も悪い人じゃないって」
新島「…」
加賀「…新島さん?」
新島「…はっ…ごめんなさい、寝てたわ…」
加賀「そんなぁ…」
折角カッコ良く決めたのに…。
91 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/28(土) 20:45:52.24 ID:N1hyLTt80
加賀?「…はっ!」
いつの間にか寝てた…あれ?
加賀?「私がいる…」
私の隣で私が私の肩に凭れて眠っている…。
加賀?「…胸がある」
白衣もある。待望の胸もある。
加賀?「…えっこれって」
新島?「…私?」
新島?「…っ!胸とメガネが…ないわ…」
加賀?「…やっぱりこれ」
加賀(中身は新島)「入れ替わってるのかしら…」
新島(中身は加賀)「入れ替わってる!?」
加島(加賀の身体に新島)「どうして入れ替わりなんか…信じがたいわ…」
新賀(新島の身体に加賀)「胸だ…胸だーっ!」
加島「私の身体ではしゃがないで頂戴…イメージが崩れるわ」
新賀「胸があるんだよ!?あれだけ待ち望んだ胸だよ!?」
加島「胸に飢えすぎよ…」
新賀「後はこれが夢じゃないことを祈って頬を抓るだけーー」
92 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/28(土) 21:10:29.89 ID:N1hyLTt80
加賀「…はっ!夢か!」
新島「急に何よ…」
加賀「胸、胸…ない…ない…!」
新島「元々ないじゃない」
加賀「根も葉もない!ないけど!」
加賀「…夢だったのかぁ」
新島「どんな夢を見ていたのよ…」
加賀「新島さんの名は。」
新島「…答え出てるじゃない…」
加賀「…あ、確かに」
新島「…はぁ」
その後呆れながら新島さんが朝食を作ってくれた。
流石に三人には劣るけど…私よりは美味しい。
…巧くなりたい。
本日の自由行動 残り4回
12芦本0/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
14大江0/6
28樫月1/6
28栗須1/6
12狭野0/7
28不知火1/6
11城須賀0/7
14谷0/6
14紡0/6
14露寺0/6
07新島0/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 21:11:09.98 ID:YJx6QXaD0
城須賀
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/28(土) 21:11:25.33 ID:fMwxMlsDO
城須賀
95 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/29(日) 00:22:26.51 ID:c+qplwMD0
Day 2 AM 9:55
城須賀「…あ、加賀さん」
加賀「もう動けるように?」
城須賀「ええ。元々そこまで重症ではなかったので」
加賀「…そっか」
加賀「それにしても…ごった返してるよね」
彼の研究室は様々なもので溢れかえっている。
木材、ウィッグ、カチンコ、衣装、台本…。
城須賀「ええまあ…研究室、というよりも倉庫みたいになってしまってますね…」
城須賀「代わりに研究室にありそうな物は大抵寄宿舎に移してしまってるので」
加賀「ふうん…あ、これって何て名前なの?」
城須賀「これはクランプです。万力に近い働きをするんです」
加賀「万力…えーと、じゃこれは?このベニヤ板みたいなのにも名前が?」
城須賀「ベニヤですが…用途を考えると蹴込み板と呼ばれますね」
加賀「…これは?」
城須賀「これは平台です。これと足場を組み合わせてクランプで固定して舞台装置を造るんです」
城須賀「組み立てた後に蹴込み板を蹴込んで完成させるんです」
城須賀「まあ…一人なので滅多に使いませんでしたけど」
加賀「…そういうもんなの?」
城須賀「独り舞台だと素舞台の方がやりやすいですよ。舞台装置に上ることで何かを表現する…」
城須賀「例えば他の人物との断絶だとか、心中描写だとか…」
城須賀「相手のいない舞台に、断絶だなんてことは起き得ませんよ」
加賀「…あー」
何となくしか分からない。
城須賀「演劇って、奥が深いんですよ」
城須賀「例えば殆どのスポーツは一人でやることを想定していません」
城須賀「カヌーは一人ですし、長距離走も切り取り方次第では一人でやるものなのかもしれませんけど」
城須賀「メジャーなスポーツは必ず、フィールド上に『相手』が想定されています」
城須賀「演劇は相手を想定するのが『舞台上』と『観客席』の二方向」
城須賀「歴史はギリシア神話まで遡るのに、今も独り舞台というジャンルが確立されている」
城須賀「どうです?奥深いでしょう。…尤も、僕は独り舞台しか知らないので」
城須賀「どこかで集団演劇に携わりたいと思ってはいるのですが…」
1 私も演劇やってあげようか?勿論経験はないけど…
2 どうやって演技力を磨いたの?
3 寂しかったのかもしれないけど…だったら誰かを誘うって勇気はなかったの?
↓1
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/29(日) 00:26:20.61 ID:xPsXecOI0
3
97 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/29(日) 01:00:17.45 ID:c+qplwMD0
申し訳ありません 本日ここまでとさせていただきます
答えられる範囲の質問でしたら返答したいと思います
98 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/30(月) 21:16:55.29 ID:9nu/J9RS0
加賀「寂しかったのかもしれないけど…だったら誰かを誘うって勇気はなかったの?」
城須賀「…誰も僕の思想を理解してくれませんでしたから」
城須賀「思想と言うよりも…演劇に対する情熱ですけれどね」
城須賀「誰も理解してくれる人は居ませんでした。教師でさえ…白い目で見る始末」
城須賀「勇気だけあっても、受け入れる人が居なければ…その勇気は無駄ですよ」
加賀「…そっか」
城須賀「妥協することも幾度か考えました。けれど…それじゃ僕の目指す演劇には辿り着けない」
城須賀「寂しさを押し殺してでも…僕は演劇をしたかった」
城須賀「ただそれだけです。それ以上でも、それ以下でもない」
加賀「…」
城須賀「…やけに神妙な顔ですね」
加賀「えっ!?あ、いや…そうかな?」
…演劇、好きなんだなぁ。好きだからきっと色々ひねくれてるんだろう。
…まあ、他の人たちに比べればまだ捻くれてない方なのかな。
『通信簿 城須賀翼 1/7』
『…黒幕とはいえ、やっぱり悪い事をするようには思えない彼』
『研究室は改めて見ると演劇道具で埋め尽くされていて、彼の演劇への愛が感じられる』
『私に対して熱く演劇を語る彼、その姿は夢追う少年のようだったけど…』
『その情熱を誰にも理解されない故に、交友より演劇を選んだのは…正解、なのかな?』
本日の自由行動 残り3回
12芦本0/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
14大江0/6
28樫月1/6
28栗須1/6
12狭野0/7
28不知火1/6
22城須賀1/7
14谷0/6
14紡0/6
14露寺0/6
07新島0/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 城須賀は不可
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/30(月) 21:17:53.06 ID:IKgjjRuM0
栗須
100 :
汎用
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/30(月) 23:29:29.35 ID:9nu/J9RS0
PM 1:14 Dining room
加賀「結局あの後も熱論に付き合わされた…」
正直専門用語の応酬で訳が分からなかったよ…バミリとかシーリングとか言われても困る…。
加賀「うーむもう昼時…食堂に来たのはいいけど…誰もいない」
…下手な料理で切り抜けるしかないかぁ。しょうがないか…。
栗須「…あれ?紅香さんも食事ですか?」
加賀「あ…栗須君か」
…しめた。押し付けよう。
加賀「あ、うんそうなんだけど…」
栗須「作らないのですか?」
加賀「あーいや…腕に自信がないからさ…栗須君作ってくれる?」
栗須「…」
加賀「…?」
栗須「…お断りします」
加賀「えぇ…」
栗須「自分で作らないと始まりませんよ?自信が無くともそれに託けて料理をしないのは間違っています」
加賀「…自信が無いだけならいいけど味も酷いんだよ…」
栗須「はぁ」
加賀「…だからお願い!」
栗須「…はぁ、分かりましたよ」
加賀(よしっ)
加賀「えっ何これ」
栗須「食事ですよ?」
加賀「…」
鶏の丸焼きって…。
栗須「作ってくれと言ったのは紅香さんの方ですよ。内容まで指定された覚えはありません」
加賀「…はい」
内容指定すればよかった…。いやそもそも作れるようになるのが早いか…。
本日の自由行動 残り2回
12芦本0/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
14大江0/6
28樫月1/6
23栗須1/6
12狭野0/7
28不知火1/6
22城須賀1/7
14谷0/6
14紡0/6
14露寺0/6
07新島0/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 城須賀 栗須は不可
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/30(月) 23:31:08.02 ID:57JauU6qo
紡
102 :
汎用二連
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/30(月) 23:53:39.67 ID:9nu/J9RS0
PM 3:55 Tsumugi's room
紡「…え…紅香さんどうしたの…?」
加賀「特に用と言った用はないんだ」
紡「な…ないの…」
加賀「ちょっと駄弁りに来ただけで…あ、そうだ」
紡「?」
加賀「紡さんってさ…露寺さんと前から仲良かったの?」
紡「…あ」
加賀「?」
紡「前って言うのは…あの世界の話?それとも…ここ?」
加賀「…ここかな」
紡「…悪くは…なかったよ…」
紡「でも…」
加賀「でも?」
紡「美緒ちゃ…美緒さんは…飛鳥さんとか…紅香さんと…」
紡「仲が良かったかな…確か…」
加賀「…へぇ」
…やっぱりあの写真、本物なんだろうな。
本日の自由行動 残り1回
12芦本0/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
14大江0/6
28樫月1/6
23栗須1/6
12狭野0/7
28不知火1/6
22城須賀1/7
14谷0/6
07紡0/6
14露寺0/6
07新島0/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 城須賀 栗須 紡は不可
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/30(月) 23:54:52.94 ID:xqUVKJeFo
谷
104 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/01/31(火) 00:23:53.21 ID:8L1BDyFs0
PM 7:39 Audio-visual room
谷「…」
加賀「…」
谷君だ。何か画面に見入っているようだけど…。
谷「…クソッ」
加賀「…おーい」
谷「…」
気付いてない…?
加賀「おーい!」
谷「…」
…ダメだ、完全に自分の世界か…。
加賀「…」
ヘッドホン外すか。
加賀「よいしょ」
谷「うおっ!…加賀かよびっくりさせんなよ…」
加賀「あ、ごめん…何観てたの?」
谷「…何だって良いだろ」
加賀「…バレーの映像?」
谷「…」
加賀「…これって!」
画面に映っていたのは…スパイクを決めている谷君。
谷「…」
加賀「…研究?」
谷「…もうここまで跳べねえんだよ」
加賀「…えっ」
谷「最高点が下がってきてるんだ。振り抜く力も、左右に打ち分ける技術もまだ衰えちゃいないけど」
谷「高さのあるスパイクはもう打てない」
谷「…これでも今までは代表のエース張ってたんだぜ?それが今じゃ裏エースだよ」
加賀「裏でもエースなら十分すごいんじゃ…」
谷「…皆そう言うよ。でもな…エースはチームの顔なんだよ」
谷「裏に回った瞬間、人気は下がる。知名度も下がる。そういうもんだ」
谷「名声だけ求めてバレーやってた訳じゃないけど、一度名声の味を知るとそれ無しじゃやる気が出ないんだよ」
谷「…って、こうやってかこつけてここに来てから努力を怠ってきた俺が悪いんだけどな?」
加賀「…」
1 過去の名声に縋り続けるのも良くないと思うよ
2 それでも昔はスターだったんでしょ?まだ間に合うんじゃない?
3 …本当に努力不足だけが原因なのかな
↓1
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/31(火) 06:46:55.12 ID:b4IDCspDO
3
106 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/01(水) 00:00:19.36 ID:unHin7KR0
加賀「…本当に努力不足だけが原因なのかなぁ」
谷「…何が言いたいんだ?」
加賀「その…例えばさ、どこかの慢性的な疲労だったり」
加賀「努力でカバーしきれない身体機能の低下だったり」
加賀「別世代の躍進に対する焦りだったり」
加賀「『超高校級』の肩書きに対する強迫観念だったり…」
加賀「勿論、可能性にすぎないから聞き流してもらっていいけど…」
谷「…」
加賀「…谷君?」
谷「…どうだろうな。そんなこと考えもしなかった」
谷「ただまあ…どれであれ、どうにもならねえよな今頃…」
『通信簿 谷拝登 1/6』
『私が入ってきたのも、声をかけているのにも気が付かないほど集中して過去の映像を振り返っていた谷君』
『彼に突然昔ほどの力がもうないとカミングアウトされた。昔を知らないけれど。』
『それでも思い悩む彼に何も言わないのは非道に思えて、何とか言葉を絞り出す』
『努力不足以外の問題を指摘したらぼやかされた。本人が分からないことを私が分かろうとするだなんて無理なのかも』
107 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/01(水) 00:07:30.93 ID:unHin7KR0
Day 3 AM 8:33
加賀「…にっが!」
食堂には誰もいなかったので、仕方なく自分で料理を作ったのだが…。
加賀「こんなことなら無理にでも誰かを呼ぶべきだった…!」
大失敗だ。口の中が苦い。
加賀「朝からテンションが下がる…下がる…」
動く気力も…下がる。
本日の自由行動 残り3回
12芦本0/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
14大江0/6
28樫月1/6
23栗須1/6
12狭野0/7
28不知火1/6
22城須賀1/7
28谷1/6
07紡0/6
14露寺0/6
07新島0/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 谷は不可
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/01(水) 00:15:34.40 ID:22isSDrEo
大江
109 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/02(木) 00:01:59.30 ID:cU8HszOv0
AM 10:35
加賀「…あ」
大江さんだ。
加賀「おはよう大江さん」
なんでマスクしてるんだろう。
大江「…」
加賀「…大江さん?」
大江「…私綺麗?可愛い?」
加賀「…えぇ…」
口裂け女かよ…。
加賀「あのね大江さん、マスク付けたままその質問されるのは心臓に悪いよ…」
大江「…?」
加賀「…あー、えっとね…」
大江「べっこう飴?」
加賀「…そうだよ!」
大江「あ、確かにね…マスク外してっと…」
加賀「…」
裂けてない。裂けてたら怖いか。
大江「…よし!改めて聞くよ?」
大江「私可愛い?」
加賀「そこは変わらないんだね…」
大江「いやー漸く私も自らの可愛さに気付いて」
大江「晴れて可愛さを全面に押し出そう!って思ってるんだ」
加賀「へぇ…」
大江「なんか地味な反応…」
加賀「相槌打ってるだけだから…」
大江「ふうん…で、どう?どう!?絶世のナイスバディな美少女が目の前にいるんだよ!?」
大江「ほらほらどうよどうよ?可愛い?ん?可愛い!?」
…イメチェン…?それにしては変わりすぎてるよね…
1 いつも通り可愛いよ
2 …誰かに触発されたの?
3 格好は可愛いけど…発言はそうでもない、かな
↓1
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/02(木) 00:04:23.77 ID:iObGOSFw0
2
111 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/02(木) 20:48:29.18 ID:cU8HszOv0
加賀「…誰かに触発されたの?」
大江「えっ?」
加賀「いや…大江さんちょっと変わったなあって」
加賀「それで誰かに影響受けたのかなあって」
大江「…変わった?そんなことないよ?」
大江「夢の中じゃ猫かぶってただけだよ!」
加賀「うっそだぁ。だってすごい必死だよ?」
加賀「本当に猫かぶってたならもっと自然に振る舞えると思うんだけど…」
大江「…」
加賀「…大江さん?」
顔がどんどんぐしゃぐしゃになってく…
大江「うわあああああああああん!!」
加賀「なんで泣くのおおおおお!」
加賀「狭野さんの受け売りって…あの子貞操観念が人と違うんだから参考にしちゃダメだよ…」
大江「知ってるよぉ…」
加賀「…」
知ってるなら何で参考にしたんだ…。
大江「だってぇ…由地夜ちゃんに可愛く思われる方法聞いたら自分を騙せって…」
大江「だからそうしたのに…紅香ちゃんに可愛くないって言われちゃうし…」
加賀「別にそこまでは言ってないよ…」
大江「うっ…そこまでってことは可愛くないとは思ってるんたね…」
加賀「…あっ」
失言した…。
大江「いいもん…どうせ可愛くない…うわあああああああああん!!可愛くなりたいよおおおおおお!」
加賀「…」
面倒くさい…。
『通信簿 大江杜麩果 1/6』
『数日ぶりに会ったけれど、何故か性格ががらりと変わって可愛さを全面に押し出すようになった大江さん』
『無理してる感半端なかったし、きっと誰かの入れ知恵だろうと探ってみたらビンゴだった』
『自分に自信が持てないならまず自分から欺け!と狭野さんに言われたらしいんだけど…』
『…変なことしなくても、大江さんは可愛いと思うけどなぁ』
112 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/02(木) 20:49:32.94 ID:cU8HszOv0
本日の自由行動 残り2回
12芦本0/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
28大江1/6
28樫月1/6
23栗須1/6
12狭野0/7
28不知火1/6
22城須賀1/7
28谷1/6
07紡0/6
14露寺0/6
07新島0/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 谷 大江は不可
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/02(木) 20:50:53.67 ID:pH2QbEr1o
紡
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/02(木) 20:51:43.77 ID:JK7L3nuso
亜堂
115 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/03(金) 00:31:50.55 ID:/tySaNQu0
PM 1:44
紡「…あ…」
加賀「…どうかした?」
紡「ううん…何も…」
加賀「…そっか」
紡「話す気で…いた…?」
加賀「あ、うん。ちょっとだけ…」
紡「じゃ、じゃあ…立ち話も…なんだし…部屋に入る…?」
加賀「…お言葉に甘えさせてもらうね」
紡「…」
加賀「…」
気まずい…付き合い始めのカップルかよ…。
加賀「…ちょっと聞きにくいこと聞いちゃってもいいかな?」
紡「…いい…よ…」
加賀「…紡さんの手首のことなんだけど」
加賀「言いにくいかもしれないけど…どうしてそんな風になったのか、詳しく教えてくれないかな」
紡「…分かった…」
紡「あのね…子どもの…頃に…お母さん…出て行っちゃって…」
紡「父と…お姉ちゃんと…私だけで…暮らしてて…」
紡「中一の…時に…父が暴れて…」
紡「中華包丁で…家の中の物を壊して回って…」
紡「止めた私の手首を…切り落として…」
紡「お姉ちゃんは…ちょっと遅れて帰ってきたから…襲われずに…済んだんだけど…」
紡「お姉ちゃんが…私の近くにきて…名前を呼んで…」
紡「…ごめん…そのあとは…覚えてないの…」
紡「気が付いたら…ベッドで寝てて…」
紡「…」
紡「お姉ちゃんとは…離れ離れになっちゃったんだけどね…」
紡「どこにいるのかも…分かんない…」
加賀「…」
1 …なんだか、想像もしたくない…ね…
2 どうして無理に止めようとしたの…?
3 お姉さん、見つかるといいね
↓1
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/03(金) 00:33:04.89 ID:dGNvgAEso
1
117 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/03(金) 01:02:31.89 ID:/tySaNQu0
加賀「…何だか、想像もしたくない…ね…」
加賀「意識があった状態で…切り落とされたんでしょ…?」
紡「…うん…」
加賀「…なんかごめんね」
紡「…なんで…?」
加賀「いや…思い出したくないようなことを思い出させちゃったなぁって…」
加賀「きっと…辛かっただろうし…ずっと忘れたい過去な筈なのに…」
紡「忘れたくても…忘れられない…だから…話して…気を紛らすしか…」
紡「…忘れられても…手首を見たら…思い出しちゃう…から…」
紡「…辛さより…諦めの方が…強い…」
『通信簿 紡紫葉莉 1/6』
『折角の機だし、前々から気になっていた手首の事件について聞いてみることにした私』
『彼女の口から飛び出してきた現実は、私が予期していた物よりも遥かに残酷だった』
『私は彼女の境遇に同情するとともに、一件を聞いたことを後悔した』
『紡さんはそこまで辛くなく、諦観の念が強いと言っていたけれど…いや、本当はきっと…辛いんだろうな』
118 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/03(金) 01:03:46.11 ID:/tySaNQu0
本日ここまでとさせていただきます
質問ありましたらどうぞ。
生存組六人のオシオキは頃合いを見計らい投下する予定です
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/03(金) 01:05:14.68 ID:0bIgomnu0
乙
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/04(土) 00:32:40.37 ID:WAqeCgQQ0
え、新スレ立ったから最後の7人から最終決戦のやり直しか、
それともそのまま才能や事件の秘密を明かすのかと思ったら
謎は全部放り投げてコロシアイ終了なのか……
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/04(土) 00:44:24.84 ID:aPxCmARAo
>>120
このモードですべてネタ晴らしするって言ってたよ
122 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/06(月) 23:10:50.71 ID:V7ysu14s0
三日ぶりです wikiの才能リストでまーた城須賀君が女子にされてる模様
本日の自由行動 残り1回
12芦本0/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
28大江1/6
28樫月1/6
23栗須1/6
12狭野0/7
28不知火1/6
22城須賀1/7
28谷1/6
23紡1/6
14露寺0/6
07新島0/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 谷 大江 紡は不可
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/06(月) 23:11:56.59 ID:T02z/Gygo
狭野
124 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/06(月) 23:47:50.53 ID:V7ysu14s0
PM 9:04 Sano′s room
狭野「…んー?ガガガ?」
寄宿舎の扉の小窓から、小さい狭野さんが背伸びをしながらこちらを伺う。
狭野「まーガガガならいっか…」
加賀(誰か駄目な人がいるのか…)
狭野「ん。開けたけど入んないの?」
加賀「えっ?あ、ごめん入るよ」
狭野「…」
加賀「…」
和服じゃない狭野さん、新鮮だなぁ。
加賀「着替えたの?」
狭野「流石に和服で寝るわけにはいかねーし…つーかさっきまでシャワー浴びてたし?」
加賀「お風呂入るんだね…」
狭野「…いや入んねーと不潔っしょ?」
加賀「いや、その…」
狭野「あー…太腿?別に自分で見る分には平気だし」
狭野「それに好き好んで他人に見せたくねーだけだから別に見たいなら見せるし?」
加賀「好き好んで見るものじゃないと思うんだけど…」
狭野「…まーね」
加賀「…」
狭野「…」
加賀「…ごめんね」
狭野「なんで急に謝るん?」
加賀「いや…ここの世界の話じゃないけど…」
加賀「娯楽室で一緒に居てあげたら…って思っちゃってね…」
加賀「少し前に酷いことを言って喧嘩別れみたいになっちゃってたから…余計に…」
狭野「いい加減忘れろし…」
狭野「ウチはもう気にしてないし?そもそもガガガが居たらアッシーが死んでたかもじゃん?」
狭野「ウチが死んだ所為でアッシーも自殺したって聞いたときは面食らったけど」
狭野「ウチは後追いとかする柄じゃねーし…あそこで死んどいてよかったし」
狭野「…気にすんなって」
加賀「…うん」
加賀「…ところでちょっと思ったんだけど…」
1 音楽室での反応って…素なの?
2 ひょっとして狭野さんって二重人格だったり?
3 太腿の傷って…本当なの?
↓1
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/06(月) 23:49:09.15 ID:AKz5EtDDO
2
126 :
畜生!また寝落ちしやがった!
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/08(水) 20:55:06.94 ID:+wccjcJp0
加賀「狭野さんって…二重人格だったり?」
狭野「…急になんだし…」
加賀「いや…音楽室の一件でそう思ったんだけど」
加賀「あそこまでがらっと性格が変わるとそういうのも疑いたくなるっていうか…」
狭野「…わかんねーし」
加賀「えっ」
狭野「…まあウチにわかんねーウチのことがガガガに分かるわけないっしょ」
加賀「それはまあ…そうだけど」
狭野「心当たりはあるけど…」
加賀「あるの!?なら…」
狭野「い、言わねーし!じ、時期尚早だし!」
加賀「…」
狭野「黙って欲しがったって何も出ねーし…あーもう!ウチは寝たいの!」
加賀「…添い寝はダメかな」
狭野「…っ…今日はダメだし!」
加賀「まるで他の日ならいいみたいな言い方だね…」
狭野「…っ!いいから出てけーっ!」
…まだ言いたくないんだろうなぁ。
なら…無理に聞き出すのは得策じゃないね。
『通信簿 狭野由地夜 1/7』
『太腿の正の字は、彼女にとってさほど問題ではないようで…見せることも厭わないみたい』
『それにしてはあのときの反応は妙だったので、二重人格ではないかと聞いてみた』
『振ったときの反応から推察するに、それに近しいものなんだとは思うけれど…』
『…まあ、本人が詳細を言いたがらない以上、詮索するのは良くないよね』
127 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/08(水) 21:02:03.76 ID:+wccjcJp0
PM 10:33
加賀「追い出されちゃった…まあいいや、自分の部屋で…あれ?」
おかしい。…開かない。
加賀「あっ、鍵か…あったあった…よいしょ」ガンッ
…鍵は刺さっている。なのに…開かない。
加賀「建て付けが悪いのかな…えぇ…どうしよう…」
体当たりしてみるか…
加賀「せーの…っ!」ガンッ
加賀「いったー!痛い!開かない!」
加賀「…廊下で寝るの…?」
それは…まずい。夏とはいえ風邪を引きかねない。
加賀「…誰かの部屋に行くのも手なのかなぁ…」
…何で開かなくなっちゃうかな、ドア。
加賀「そもそも起きてなかったらダメなんだけどね…」
↓1 眠りに行く部屋の主を指定(廊下で寝る場合「加賀」を選択)
コンマの下一桁がこのレスと合致した場合強制野宿
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/08(水) 21:03:18.18 ID:L65DIeYZo
露寺
129 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/08(水) 23:57:32.40 ID:+wccjcJp0
PM 10:39
加賀「…露寺さん!起きてる!?」
何度かドアをノックする。
露寺「…起きてるよ…どうしたの?」
加賀「ドアの建て付けが悪くって…部屋に入れないんだ」
露寺「それでここに転がり込んできたの?」
加賀「うん…」
露寺「うーん…あたしを頼ってくれたのは有り難いんだけど」
露寺「建て付け、クニやんに直してもらえばいいのに」
加賀「…あっ」
露寺「ま、いいよ。どうせ起きちゃったし」
露寺「一緒に寝る?」
加賀「露寺さんが構わないならいいけど」
露寺「ちょっと狭くなるけどそれでもいいなら」
加賀「無いよりマシだよ…」
加賀「…」
露寺「…」
私が露寺さんの背を拝む形になる。
加賀「…ところでなんだけど」
露寺「ひあっ!急に揉まないでよ…」
加賀「どうすればこんなに大きくなるの?」
露寺「こっちが聞きたいよ」
加賀「生物学的な観点から観たら…」
露寺「刺激を与えれば大きくなるけど…ホルモン分泌とか遺伝の影響もあるから」
露寺「個人じゃどうにも出来ない部分もあるかな」
加賀「…はぁ…」
露寺「…なんか入れる?シリコンとか」
加賀「入れないよ!胸は羨ましいけどそこまでは…」
露寺「羨ましい、ねぇ。邪魔になることも多いよ、ただの脂肪だし」
加賀「…ただの脂肪ならもっと揉ませろーっ!」
深夜テンションの恐ろしさを実感した。いや、勝手に私が暴走しただけなんだけど。
130 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/09(木) 00:00:18.91 ID:V/CxIBiL0
Day 4
朝食は露寺さんが作ってくれた。
普通に美味しいし、色々と負けてるから…胸はどうにもならないとして、食事は何とかしたい、かな。
本日の自由行動 残り4回
12芦本0/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
28大江1/6
28樫月1/6
23栗須1/6
25狭野1/7
28不知火1/6
22城須賀1/7
28谷1/6
23紡1/6
14露寺0/6
07新島0/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 大江 紡 狭野は不可
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/09(木) 00:00:55.16 ID:IUZlfsmDO
芦本
132 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/09(木) 23:41:56.78 ID:V/CxIBiL0
AM 9:51 Ashimoto′s laboratory
芦本「…急に押し掛けてきて一体何だというのだ」
加賀「大した用はないんだけど…」
芦本「…ならば何故ここへ来た」
加賀「気分…」
芦本「…出て行ってくれ。考案の妨害になる」
加賀「考案?」
芦本「ああ。出版社から執筆の依頼が来たのでな」
芦本「題材に指定はないとのことらしい…俺としてはそちらの方が困るがな」
加賀「…え、そうなの?自由な方が書きやすいかと思ってた」
芦本「漠然としたテーマも見えぬまま執筆をするのは困難だ。それに…」
芦本「自由であるからこそ、書きたい題材が頭に多く浮かぶ。それを選別するのは…断腸の思いだ」
芦本「予め定められていたのなら、そうはならないのだが」
加賀「ふうん…」
芦本「…どういう種の反応だ、それは」
加賀「いや…」
加賀「題材を考えるのって難しいんだなあって…簡単そうに思ってたから」
芦本「まあな…何か妙案でもあるのか?」
加賀「いや…そういう訳じゃないけど…うーん…」
1 狭野さんのこと書いたら?
2 私を題材に書いてみてよ
3 いっそ自叙伝形式とか…
↓1
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/09(木) 23:44:25.46 ID:WPavpH9Ho
2
134 :
暫く不定期更新になります
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/12(日) 01:37:30.85 ID:bh3Kx+DC0
加賀「…私を題材に書いてみてよ」
芦本「お前の何を書くというのだ?無論捻出すれば書けぬ事もないが」
加賀「例えば人生とか…」
芦本「…それはお前自身が自叙伝の形で書けば良かろう」
加賀「じゃ、じゃあ私達がここに来てからのこととかさ」
芦本「…」
加賀「…芦本君?」
顔が曇っている。…なんだろう。
芦本「いや…考え事をしていたまでだ」
加賀「…あ、芦本君はさ、私の才能が何だったのか…知ってるの?」
芦本「…」
芦本「…加賀」
加賀「何、かな」
芦本「仮に俺がその問いに応と返したとき、お前は続きを知りたがるだろう?」
芦本「仮に否と返せば誰がその秘匿を知るか問いただすだろう」
芦本「どう転んでもお前は得をしない」
芦本「…因って俺は黙秘する」
加賀「…一つ良い?」
芦本「なんだ?」
加賀「…秘匿、って言ってるってことは私の才能が何らかの秘密であることは知ってるんだね」
加賀「で、多分黙秘するってことは…秘密も知ってるんだよね?」
芦本「…」
加賀「…」
芦本「面白い推理ではないか」
芦本「だが…強ち間違っているという訳でもあるまい」
加賀「…教えてよ」
芦本「断る」
芦本「口止めされているのでな」
加賀「誰に?」
芦本「…学園長、とでもはぐらかしておけば満足か?」
加賀「…」
『通信簿 芦本軽明 1/7』
『"超高校級の作家"だけあって、私が訪問したときも丁度執筆依頼の題材を練っていた芦本君』
『なんでも一から考える方がテーマが決められるよりも難しいらしくて…ちょっと意外だった』
『理由が自由すぎる、ってのは芦本君らしいけれど』
『考え倦ねている彼に、私のことを書いたらどうかと提案したら…彼の顔が曇ったように思えた』
『色々問いただしたが…何か私のことで思い悩む事があるのかな?』
135 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/12(日) 01:39:04.38 ID:bh3Kx+DC0
本日の自由行動 残り3回
25芦本1/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
28大江1/6
28樫月1/6
23栗須1/6
25狭野1/7
28不知火1/6
22城須賀1/7
28谷1/6
23紡1/6
14露寺0/6
07新島0/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 紡(1) 狭野(2) 芦本(3)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 01:44:03.32 ID:F7l9vz2ao
新島
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/21(火) 23:07:32.85 ID:IIzUR4ikO
前スレ凄まじいクソスレで、こっちはエタってる
救いようがないな
138 :
◆MHdQKyTE3k
[sage]:2017/02/22(水) 17:49:30.64 ID:lyMv+8Bu0
申し訳ありません 不定期と宣言しましたが暫く更新が困難になりそうです
遅くとも一ヶ月以内には必ず新島とのイベントから再開いたします 本当に申し訳ありません
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/22(水) 21:00:34.12 ID:f4SF5E+gO
うるせえ[
ピーーー
]
140 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/27(月) 21:15:10.48 ID:OD1iiFw+0
PM 0:11 Musical room
加賀「…ピアノ?」
学園棟四階。音楽室の近くへとやってくると…ピアノの音色が聞こえてくる。
加賀「誰が弾いてるんだろう?…ま、見てみれば分かるかな」
加賀「…?」
白い服が見える。服と言うより…白衣?
加賀「話しかけたいところだけど…いや、待つべきだよねこれは」
暫くの間、正体の察しが付いた"彼女"の演奏に聴き入っていると。
区切りが付いたのか演奏が止まる。
新島「…あら。いつからいたのかしら」
加賀「あ、終わっちゃったの?」
新島「悪いかしら」
加賀「いや…良い演奏だったからもうちょっと聴きたかったなって」
新島「…その"良い"演奏という言葉の定義は一体何かしら」
加賀「…定義?」
突然出てきた堅苦しい言葉に少し慌てる。
加賀「それは…どういう…?」
新島「…」
加賀「えっと…新島さんは何でピアノを弾いてたの?」
新島「作曲家の生きていた情勢をより深く理解する為よ。単調に学習を重ねるよりも、実物に触れていた方が理解が深まる…そう思ったのよ」
加賀「あ、そうなの…弾く事にその…歓びを感じてるとかそういうのじゃないんだね」
新島「単なる音の連なりに一体何を喜べと?」
加賀「あ、うん…」
冷酷だなぁ。
新島「…今、冷酷だと思ったでしょう」
加賀「えっ」
新島「結構よ。それは私でも自覚している事」
新島「感情なんて不要。そう思わないかしら?と言うよりも、正確には…感情が欠落している。その表現が正しいのかしら」
1 それじゃあの豹変は嘘ってこと?
2 新島さんには"好き"って感情もないってこと?
3 …心苦しくない?
4 過去に何か…?
↓1
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 21:15:50.58 ID:VRFA9HjNo
3
142 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/27(月) 21:55:14.66 ID:OD1iiFw+0
加賀「…心苦しくない?」
新島「どうしてそのようなことを?」
加賀「いや…感情が感じられないって、何だか世間が狭く見えちゃう気がして…」
加賀「勿論本当に感情が欠落してるのかもしれないけど…いや…」
新島「…?」
加賀「前に感情を持ったスパコンだって言ってたけど…その感情すらなかったら」
加賀「その…スパコンに過ぎないんじゃないのかなぁって…」
新島「貴女の言う通りよ。ええ、そうよ!私はスパコンに過ぎないのよ…!」
新島「分かりきっていた事…それは分かりきっていた事…!」
新島「…分かりきっていた事だというのに、何故貴女は再燃させるのでしょうね」
加賀「…怒ってる?」
新島「いえ?さっきも言ったでしょう、感情が欠落していると」
加賀「…」
絶対怒ってるよね…。いや、でも『怒』の感情しかない可能性も有り得なくはない…のかなぁ。
いやでもそれ最初の発言に矛盾してるよね…!?
『通信簿 新島飛鳥 1/6』
『黒幕陣営であった彼女だけど…特にそういった感じにはやっぱり思えない』
『でもピアノを弾く事を楽しんでいると思ったら、逆に楽しみとは何かと質問されてしまった』
『流れで感情の欠落を明かしてきたけれど…その事実は心苦しくないのかなぁ』
『…と、言ってみたら立腹された。なんなんだよ、もう』
本日の自由行動 残り2回
25芦本1/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
28大江1/6
28樫月1/6
23栗須1/6
25狭野1/7
28不知火1/6
22城須賀1/7
28谷1/6
23紡1/6
14露寺0/6
23新島1/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 狭野(1) 芦本(2) 新島(3)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/27(月) 21:59:12.65 ID:F3mcv3hDO
露寺
144 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/02/28(火) 00:32:19.92 ID:B7iESYuk0
PM 4:19 Recreation room
加賀「…ん?」
三階に降り立ち娯楽室の扉を少し開くと…。
加賀「…一人でダーツ?」
一人でダーツに勤しむ露寺さんの姿がそこに。
加賀「…露寺さん」
露寺「んん?…おー、コウちゃんか」
手を止めこちらへと寄ってくる。
加賀「一人でダーツしてたの?」
露寺「そうだよ?」
加賀「寂しくなかったの?」
露寺「普通に寂しかったよ?」
加賀「ならなんでやってたの…」
露寺「別にあたしがダーツしたかっただけ」
加賀「…」
露寺「楽しかったからギリギリセーフって感じ、かな?」
加賀「誰か誘えば良かったのに」
露寺「まあね…でもコウちゃんもアスちゃんも空いてなかったからさ」
加賀「…あっ」
空いてないよなぁ。さっきまで二人でいたんだし…。
加賀「それはごめん…ってことは、一人学者の息抜きってこと?」
露寺「まあね」
にしては格好が学者感ゼロだけどなぁ。
1 そんな格好で学者だって認識されるの?
2 …結構ダサくない?
3 その格好って拘りとかあるの?
↓1
145 :
◆MHdQKyTE3k
[sage]:2017/02/28(火) 00:50:03.93 ID:B7iESYuk0
本日ここまでとさせていただきます
明日更新できるかは不明です ご了承ください
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/28(火) 00:52:49.69 ID:KFBwj5Y6o
乙と言いたいとこだけど誰か安価とってから閉めなよ
まぁ、誰も取ってないようなんで一応3で
147 :
帰ってきたよ
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/03/11(土) 00:45:13.92 ID:bU/JoSq10
加賀「…その格好って拘りあるの?」
露寺「その格好?…この格好?」
加賀「そりゃそうだよ…」
露寺「拘りかぁ…え、なんでそんなこと聞いたの?」
加賀「いやまあ…なんとなくだけど…」
露寺「…そっか」
…若干顔が曇った…?
加賀「何か気になる事があるの?」
露寺「え?あ、ううん別に」
加賀「…で、なんでその格好なの?」
露寺「うーん…拘りがあるって訳じゃないんだけど、白衣はあんまし着たくないんだよねぇ」
加賀「生物学者なのに?」
露寺「…寧ろ生物学者だから、かなぁ」
露寺「ほら、一端の生物学者だったら別に白衣を着てたところで問題はないじゃんか?」
加賀「まあ、うん」
露寺「でも…ほら、あたしたちって一応"超高校級"なワケじゃん?」
露寺「そうなるとさ、やっぱ白衣着てて顔がバレてると…色々あるじゃんか」
加賀「…」
露寺「まあその内容は伏せるけどさ、簡単に言えばそういうことだよ、コウちゃん」
露寺「学者が白衣着なきゃなんないって考えも古い古い、古いよ古い!」
加賀「あ、うん…」
露寺「…反応が薄いよコウちゃん!」
…重たい話をしたからシメだけでも元気に振る舞ってるんだろうけど…。
でも"色々"の中身を聞くのは、まだ…ちょっと早いのかな。
『通信簿 露寺美緒 1/6』
『一人寂しくダーツをする露寺さんを見かける。…彼女は格好からして不思議だ』
『…彼女は白衣を羽織らない。でもそこに拘りは特にないらしい』
『その格好は生物系には到底見えず、どちらかというと工学系に見える』
『白衣を着ない上に工学系に見える生物学者って一体何だろう、とは思うけど…』
『追及は避ける事にした。少なくとも、まだ早いと思うから』
148 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/03/11(土) 00:45:54.67 ID:bU/JoSq10
本日の自由行動 残り1回
25芦本1/7
14亜堂0/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
28大江1/6
28樫月1/6
23栗須1/6
25狭野1/7
28不知火1/6
22城須賀1/7
28谷1/6
23紡1/6
28露寺1/6
23新島1/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 芦本(1) 新島(2) 露寺(3)は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/11(土) 00:46:31.83 ID:1xw3Yt65o
亜堂
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/11(土) 00:46:46.93 ID:8CZfRTEZo
亜堂
151 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/03/11(土) 01:18:33.36 ID:bU/JoSq10
PM 8:18 Library
ふらっと図書室にやってくると、人の気配を感じた。
亜堂「…お、紅香さんか」
加賀「誰かと思ったら亜堂君か…」
…亜堂君か。
加賀「何読んでるの?」
亜堂「いや、別に」
加賀「別に?だって今…」
亜堂「ほら、あるだろたまに。ボーッとしたくなる時間が」
加賀「あ、う…うう?」
そんなことないよ…。
亜堂「…そんなことないって顔してんな」
加賀「ないよ!」
亜堂「…だろうなぁ。本を広げながら考え事は流石にレアか…」
加賀「私も考え事するときはあるけど本はないかな…」
亜堂「この考えばかりは二番目って訳でも無いか」
加賀「…そりゃそうでしょ…」
加賀「というか亜堂君、かなり二番目に拘るよね…」
亜堂「あたりめーだろ!なんてったって"二番手"だからな!」
加賀「まあ、そうだけど…二番手だからって二番目に拘るのはちょっと違うんじゃ…」
亜堂「甘い!」
加賀「甘いの!?」
亜堂「二番手に付けると言う事はな、俺自身が二番目でなくちゃならないんだよ!」
加賀「えぇ…」
亜堂「それは何にしたってそうだ!時間の過ごし方だって、趣味嗜好だって…」
亜堂「今の時点で二番手として捉えられない物は何とかしてそうしたいんだよ!」
亜堂「…勿論これが窮屈だってのは分かってるけどな」
加賀「分かってるんだ…」
亜堂「おうよ」
1 一体いつからそういうのを意識し始めたの?
2 それは…止めるってことはしないの?
3 …折角なら一番を目指したら…?
↓1
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/11(土) 01:19:56.57 ID:1xw3Yt65o
1
153 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/03/11(土) 01:58:15.11 ID:bU/JoSq10
加賀「…一体いつからそういうのを意識し始めたの?」
亜堂「いつからか…うーん…」
亜堂「高校生…といってもここに来てからだけどな」
亜堂「"超高校級の二番手"なんて肩書き貰っちゃったら、意識しねえ訳にはいかねえだろ?」
加賀「あ、そのタイミングなんだね」
亜堂「…それで中学から意識してたなんて言ったらおかしな話になるだろ」
加賀「…確かにね」
亜堂「これがまた一旦意識しちゃうとどうにも離れなくってな」
加賀「気合いでも無理?」
亜堂「無理だな。…というかまあ、実際この"二番手"は俺のアイデンティティみたいなもんだし」
加賀「…」
…それでいいのかなぁ。
亜堂「なんでそんな顔するんだよ」
加賀「えっ?」
…正直に言うのは……角が立つか。
加賀「いや…才能があるっていいなぁって…」
亜堂「…それは何だ?俺に紅香さんの才能をバラせってことか?」
加賀「そういう訳じゃ…」
亜堂「…言っておくけど俺の口からは漏らさねえぞ」
加賀「…逆に誰の口からなら…」
亜堂「そりゃ…自分で捜せ」
加賀「えぇ…」
『通信簿 亜堂銀二 1/6』
『"超高校級の二番手"というなんとも形容しがたい肩書きを持つ亜堂君』
『話していると、想像していた以上に二番手への執着が強いように思える』
『意識し始めたのがここに来てからだから、多分才能への執着が強いってことなんだろうけど…』
『…本当のところはどうなんだろう、分かんないな』
154 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/03/11(土) 02:03:48.72 ID:bU/JoSq10
本日はココまでとさせていただきます 更新は今後不定期になると思います
どこかのタイミングで残り六人(芦本 狭野 城須賀 亜堂 不知火 大江)のオシオキは投下するつもりです
何か質問ありましたらどうぞ
155 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/03/13(月) 23:46:37.24 ID:qzO/XerH0
Day 5 Dining room
加賀「えーと…今朝は…今朝…」
…誰もいない。これはつまり自分で作る羽目になるんだけど…。
加賀「むー…ちょっとだけ待ってみようかなぁ。また馬の肥やしにもならない料理を作りそうだし…」
…ここは仮想世界じゃないから、食料は有限だしね…。
↓直下コンマ÷15 余りが名簿順に対応(樫月が余り7、以降ずれて新島は余り0) 但し91〜99の場合誰も来ない
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/13(月) 23:47:55.93 ID:DPRrK2F3o
お
157 :
ちょっと今日ここまでになります すいません
◆MHdQKyTE3k
[sage]:2017/03/14(火) 00:01:36.10 ID:LhaNRh7a0
十五分経過
加賀「…来ない」
これはあれかな…自分で作れ、って神様の導きかなぁ…。
加賀「そこまではいかないにしても…作んなきゃなぁ。お腹も減ってきたよ…」
…仕方ない。私はそう思って自分に活を入れた。
加賀「でしょうね!」
…所要時間二十分。端的に調理を済ませる事で被害を最小限に留める。
加賀「留まってない!」
…目下にあるのは食べられない事もない、が…食べたくはない料理…らしきもの。
加賀「…しょうがないか、もう…」
恐る恐る口へと運ぶ…。
加賀「苦っ!」
…こんなことなら大江さん起こしてこれば良かったよ…!
158 :
◆MHdQKyTE3k
[saga]:2017/03/15(水) 16:40:58.89 ID:rlDAKaMg0
本日の自由行動 残り3回
25芦本1/7
28亜堂1/6
14飯田0/6
14因幡0/6
14イモニア0/6
28大江1/6
28樫月1/6
23栗須1/6
25狭野1/7
28不知火1/6
22城須賀1/7
28谷1/6
23紡1/6
28露寺1/6
23新島1/6
(左の数字をコンマが下回った場合汎用イベント その内ぞろ目の場合据え置きゲーム、名簿順にぞろ目の数だけ前後に揺らして残るメンバー二人を選定 0は10と見なす)
(右は発生したイベント数/存在するイベント数)
↓1 新島(1) 露寺(2) 亜堂(3) は不可 (名前横の数字は行動不能ターンを示す)
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/15(水) 16:41:32.33 ID:wiPDmLYho
紡
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