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穂乃果「私が音ノ木坂のテッペンを取るよ!」
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169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 11:50:52.58 ID:8euw1yMn0
<追試の行われる教室>
英語教師「……」
英語教師「……遅い」
英語教師「星空のヤツ、まだ来ないのか」
「センセー、まだ始めないんすかー」
「私達この後カラオケ行くんですけどー」
英語教師「全員揃うまで待ちなさい!」
「えー」
英語教師「まったく、星空め……毎回点数の低いヤツだったが、とうとう今回白紙のプリントを出してくるとは……」ブツブツ
英語教師「友人の小泉は真面目にやっているというのになんでアイツは真面目にやってこないんだまったく……」ブツブツ
英語教師「教室に来たらまず今回の態度を反省させてそれから……」ブツブツ
「あのー」
英語教師「……なんだ」
「星空ならさっき校舎から出ていくの見たけど」
英語教師「……は?」
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 11:52:02.85 ID:8euw1yMn0
<学校外、とある空き地>
凛「はー……」
凛「いくらかよちんの目を誤魔化す為って言ってもさー」
凛「やっぱりわざと白紙で提出して、本当に追試にしたのはやりすぎだったかにゃ?」
凛「ね、どう思う?」バシバシ
「」グッタリ
凛「あ、もうノビちゃってるか」
「て、テメェ……」
「なんでだ……」
「なんで星空がここに来てやがんだ!?」
凛「まったく……停学くらって大人しくしてるのかと思ったら」
凛「西木野組の連中が揃いも揃って、凶器持ち出してこんなところに集まって」
凛「まさかあの二人のタイマンを邪魔しようと企んでたなんてね」
「くっ……どっから情報が漏れやがった!?」
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 11:53:02.23 ID:8euw1yMn0
凛「お前ら、西木野の仲間じゃなかったの?」
「うるせぇっ!!」
「アイツにはもうついていけねぇんだよ!」
凛「ふーん」
「西木野のヤツ、一年生ナンバーワンになったってのにいつまでたっても絢瀬派の幹部になろうとしやがらねぇ」
「アタシらはナンバーワンになったアイツが幹部入りすることを期待してたってのに……」
「そんで私らも絢瀬派に入れると思ってたってのによぉ」
「まあそれもいつかは誘いに応じるだろうと思っていた」
「だけど! アイツはこの一ヶ月誘いを断り続けた!」
「しまいにゃ、転校生とオマエを潰そうとしたアタシらの邪魔をしやがった!」
凛「……」
「星空ァ、一ヶ月前にお前に言ったことだがよ……あれ、訂正するわ」
「西木野もお前と一緒だ……この音ノ木坂じゃあ生き残れない」
「少なくとも、アタシらにとっては邪魔な存在なんだよ!」
「西木野も、お前も、転校生も! 全員潰してやるよ!!」
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 11:54:05.09 ID:8euw1yMn0
凛「……はー」
凛「ホントに、考え方まで雑魚キャラなヤツらだにゃ」
「んだとっ!?」
凛「こんなヤツらについて来られてたなんて、やっぱり少しだけ西木野に同情するにゃー」
「こ、コイツ……!」
凛「まあいいや、雑魚キャラ達の言い分も聞いたし」スッ
凛「さっさとお前ら全員倒して」トーンッ
凛「かよちんと穂乃果ちゃんのとこに行きたいから」トーンッ
凛「本気で行くよ」トンッ
ダンッ!!
「なっ」
「速っ」
凛「おっせぇにゃっっっ!!」
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 11:55:03.65 ID:8euw1yMn0
バキィッッ
「あぐっ」ドサッ
ドゴォッッ
「ぐげっ」ドサッ
ダンッ
凛「ふっ!!」グルンッ
ガンッッ
「うごっ」ドサッ
凛「ふぅ」スタッ
「い、一瞬で三人が……」
「コイツの動き……一週間前とは違う!」
「前宙からの踵落としって、喧嘩でやる技じゃねーだろっ……!」
凛「西木野は穂乃果ちゃんに任せる」トーンッ
凛「そう言っちゃったからね」トーンッ
凛「だからこっちは凛に任せて!」トンッ
ダンッ!!
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 11:56:07.59 ID:8euw1yMn0
<空き地から少し離れた場所>
「おー、やっぱあの子強いやん!」
「今年の一年生ナンバーツーですからね」
「ええなぁ、やっぱあの子とヤるのも……」
「ていうか見てるだけでいいんですか?」
「ん? あの人数ならあの子一人で大丈夫やろ」
「え、じゃあなんで私達まで呼ばれたんですか……?」
「一人で十分ならここで見てる必要もないんじゃ……」
「いや、ウチらはここにいる必要がある」
「はぁ、もしかしてまた……」
「そう、カードがウチに告げるんや」
「……」
「……」
「……」
「なんで三人とも黙るん?」
「いや、なんでって言われましても……」
「あっ、ほら見てみぃ! あれが理由や!」
「ん? あれは……」
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 11:57:09.32 ID:8euw1yMn0
<とある空き地>
ザッザッザッ
「ん〜? コイツがそうなの〜?」
「でも一人しかいなくな〜い?」
凛「?」クルッ
「う……ぐ、やっと来たかっ……」
「遅かったじゃねぇか……」
ザッザッザッ
「ん〜? 一人相手にヤられちゃってるの〜?」
「それってダサくな〜い?」
ザッザッザッ
ザッ……
凛「……」
「あ、ははっ……どうよ、星空っ」
「この人数相手にも同じ立ち回りができるかよっ!?」
「ん〜? コイツが星空凛〜?」
「思ってたよりちっちゃくな〜い?」
「ははっ、これでテメーもおしまいだぜ!」
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 11:58:24.20 ID:8euw1yMn0
<空き地から少し離れた場所>
「アイツら、音ノ木坂の生徒じゃないですね」
「かなりの人数……よく集めたね」
「先頭の二人がリーダー格かな?」
「これ全部、たぶん近隣の高校から集めたんやろなぁ」
「なるほど……」
「な? ウチらがおらなアカン理由、わかったやろ?」スクッ
「……そうですね」スクッ
「同じ音ノ木坂の生徒で争う分には手出しする義理はないけど」スクッ
「他校の生徒が関わってくるんじゃあ話は別ですね」スクッ
「なんや、ヒフミちゃん達もヤる気満々やん」
ヒデコ「これだけの人数を相手にするのは久々ですからね」
フミコ「全員凶器持ってますし」
ミカ「ていうかヒフミちゃんって、まとめて呼ぶのやめて下さいっていつも言ってるじゃないですか!」
「ウチは呼びやすくてええんやけどなー」
ヒフミ「……」
「ま、ええわ」
「……ほな、いこか?」ニヤッ
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 11:59:29.62 ID:8euw1yMn0
<とある空き地>
凛「……ふぅ」トーンッ
「ん〜? 跳びはね出してどうしちゃったの〜?」
「準備体操でも始めるの〜?」
凛「多勢に無勢、上等だよ」トーンッ
凛「何人いようが関係ない」トーンッ
凛「全員倒すだけにゃ」トーンッ
パチパチパチ
凛「?」トーンッ
「ん〜? 拍手〜?」クルッ
「誰がしてるの〜?」クルッ
「いや〜、よう言うたでホンマ」パチパチパチ
「そういう姿勢、ウチ好きやわ〜」パチパチパチ
凛「……誰?」スタッ
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 12:00:27.67 ID:8euw1yMn0
「はじめましてやね、星空凛ちゃん」
凛「……凛を知ってるの?」
「知っとるで」
「そんでウチらはキミを手伝いに来たんや」
凛「えっ……?」
ヒデコ「……先輩、呑気に自己紹介してる場合じゃないですよ」スタスタ
フミコ「ちょっとは緊張してくださいよ……」スタスタ
ミカ「本当に相変わらずですね」スタスタ
「まあまあ、第一印象は明るくいかんとアカンやろ?」
「ん〜? いきなり出てきたけど誰なの〜?」
「コイツらも音ノ木坂なの〜?」
「なんだ、アイツら……見たことないぞ……」
「アタシらの学年にはいない……音ノ木坂のヤツなのか?」
ザワザワザワ
ヒデコ「さて、どうします?」
フミコ「どこまで私らで相手しますか?」
「そうやな……とりあえず他校のヤツらはウチが全員もらうわ」
凛「!?」
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 12:01:43.19 ID:8euw1yMn0
ヒフミ「はぁ……」
「んじゃまたヒフミちゃん達は事後処理よろしく頼むで〜」スタスタ
ヒデコ「……そんなことだろうと思ったよ」
フミコ「先輩はやっぱりおかしいです」
ミカ「出番あると思ってヤる気になってたのがアホらしくなってきちゃった……」
凛「ちょ、ちょっと!」
ヒデコ「ん?」
凛「あの人、凛を手伝いに来たって……?」
ヒデコ「ああ、それは言葉通りの意味だよ」
フミコ「先輩、今日の一年生同士のタイマン楽しみにしてるからね」
凛「え?」
ミカ「大方、他校の生徒が絡んできてるってことを理由にして、あっちに邪魔が入るのを止めたいんだろうねぇ」
フミコ「まあついでに自分が楽しめたらってのもあるんだろうけど」
ヒデコ「……下手したらそれだけかも」
ミカ「……それもありえる」
凛「……」ダッ
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 12:02:38.73 ID:8euw1yMn0
「なんだ? 一人だけこっちに来たぞ」
「おい、テメェ! アタシらは西木野真姫、高坂穂乃果、星空凛の三人をヤりに来てんだよ!」
「オマエ、その三人の誰でもないだろっ!? 邪魔しに来てんじゃーよ!」
ギャーギャー
「あー、もううるさいやっちゃなー」スタスタ
「ていうかその三人が狙いなら尚更なんやけどなぁ」スタスタ
「ん〜? ねぇ、アイツはどうするの〜?」
「ターゲットじゃないみたいだけど〜?」
「アタシらの邪魔しに来てるなら誰でも一緒だよ! 全員でヤっちまいな!!」
「おっ、やっと来るんかな」ピタッ
「誰か骨のある子がおるとええんやけどなー」
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 12:03:41.03 ID:8euw1yMn0
凛「……」スタッ
「お? 凛ちゃんも来たんやね」
凛「……どこの誰かは知らないけど、手伝うって言うなら止めないよ」
凛「ただ、凛の足引っ張らないでね」
「……ふふっ、それは気を付けんとなぁ」
凛「……名前」
「ん?」
凛「名前、なんて言うの?」
「ウチ?」
凛「うん」
「うーん、それはこの喧嘩が終わってからやなぁ」
凛「……どうして?」
「ふふっ、事情があるんや」
凛「……じゃあさっさと終わらせるよ」トーンッ
「ウチはなるべく楽しみたいんやけどなぁ」
凛「……変な人だにゃ」トーンッ
「喧嘩は楽しんでナンボやで?」スッ
凛「その余裕があれば」トンッ
凛「ねっ!」
ダンッ!!
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 12:04:48.29 ID:8euw1yMn0
<同時刻、とある河川敷>
ザッザッザッ
真姫「……来たわね」
ザッ……
穂乃果「来たよ、西木野さん」
花陽「うぅ……」
真姫「……その子は?」
穂乃果「立ち会い人をお願いしたんだ」
花陽「よ、よろしくお願いします」
真姫「そう、まあなんでもいいわ」スッ
穂乃果「……四時までまだ少し時間があるね」
真姫「ええ」スタスタ
穂乃果「今日なんで学校に来なかったの?」
真姫「集中したかったから」スタスタ
穂乃果「何に?」
真姫「決まってるじゃない」スタスタ
真姫「アナタを倒す」ピタッ
真姫「ただそれだけに」
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 12:05:40.69 ID:8euw1yMn0
穂乃果「……っ」ジリッ
花陽「ひゃっ」ヘナッ
穂乃果(西木野さんから出てるこの圧力……!)
穂乃果(半端じゃない集中力を感じるよ……! 教室にいる静かなときとはまるで別人……っ)
真姫「アナタは」
穂乃果「っ?」
真姫「どうしてこの学校に来たの?」
穂乃果「っ……それは」
穂乃果(い、言えない! この西木野さんに『留年したから』なんてことは言えない……!)
真姫「……言いたくないなら別にいいわ」
真姫「質問を変えましょう」
真姫「アナタ、音ノ木坂の頂点(テッペン)を獲る気はある?」
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 12:06:43.83 ID:8euw1yMn0
穂乃果「音ノ木坂の……テッペン……?」
真姫「そう」
穂乃果「私は、テッペンを獲るとか、そういうことを考えたことはないよ」
真姫「へぇ……そうなの」
穂乃果「うん」
真姫「なら尚更負ける訳にはいかないわね」
穂乃果「……っ!?」ジリリ
穂乃果(さ、さらに圧力が強く!?)
真姫「高坂穂乃果、アナタが星空凛並みの強さだってことはこの前見てわかった」
真姫「そして、私と頂点(テッペン)を奪い合う相手になるかもしれないと考えたわ」
穂乃果(に、西木野さん……そんなこと考えてたんだ)
真姫「だけど、当の本人に頂点(テッペン)を獲る気が無いなんて」
真姫「そんな人には絶対に負けない」
真姫「負ける訳にはいかないわ」
穂乃果「……」
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 12:07:43.61 ID:8euw1yMn0
穂乃果「西木野さん」
真姫「何よ?」
穂乃果「私はね、学校のテッペンを獲るだとか、何人もの不良達のトップに立とうだとか」
穂乃果「そんなことを考えたことはないんだよ」
真姫「……」
穂乃果「でもね?」
穂乃果「売られた喧嘩には絶対に勝つ」
穂乃果「私の考えてることはそれだけだよ」
西木野「……へぇ」ジリッ
花陽「あ、あのっ、間もなく四時になります!」
穂乃果「花陽ちゃん、カウントダウンお願い」
真姫「そうね、四時ちょうどに開始しましょう」
花陽「へっ、あっ、えっと……10!」
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 12:08:38.05 ID:8euw1yMn0
花陽「9!」
穂乃果「すぅーっ」グーッ
花陽「8!」
穂乃果「はぁーっ」ダラーッ
花陽「7!」
穂乃果「すぅ」
花陽「6!」
穂乃果「……」スッ
花陽「5!」
穂乃果(……集中)
花陽「4!」
穂乃果(……集中)
花陽「3!」
穂乃果「……」
花陽「2!」
真姫「……」
花陽「1!」
穂乃果・真姫「っ」カッ
花陽「0!」
ガンッッッ!!
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 12:09:41.04 ID:8euw1yMn0
穂乃果・真姫「っ」ギリギリ
花陽「ぴゃっ」ドサッ
穂乃果「まさかっ、二人とも同じこと考えてたなんてねっ」グググ
真姫「そっちもっ、いきなり頭突きしてくるとは思わなかったわっ」グググ
花陽「あわわっ」
真姫「っ」フッ
穂乃果「!」グラッ
真姫「ふっ」ガシッ
ドゴォッ
穂乃果「お、ぐ」
花陽「あぁ、西木野さんの膝が思いっきり鳩尾に……」
穂乃果「……なんてね」ニヤ
真姫「っ!」
花陽「と思ったら寸前で両手を滑り込ませてガードしてたのぉ!?」
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 12:10:48.44 ID:8euw1yMn0
穂乃果「お返しだよっ!」ガシッ
真姫「なっ」フワッ
穂乃果「どりゃあっ!!」ブンッ
真姫「くっ」
ドガッバキッ
穂乃果「痛っ!?」グラッ
真姫「っ……」ゴロゴロッ
花陽「ひぇぇ……二人とも凄すぎて何がなんだか……」
穂乃果「ちぇっ、今のはいけたと思ったのにな」スッ
真姫「あそこから持ち上げられるとは思わなかったわ」スクッ
穂乃果「こっちこそ、まさかあの体勢から頭に蹴り入れられるとは思わなかった、よっ!」ダッ
真姫「全力で叩きつけられなくて残念だったわ、ねっ!」ダッ
ダンッ!!!
真姫・花陽「!?」
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 12:11:48.74 ID:8euw1yMn0
ガンッ
真姫「あぐっ」グラッ
穂乃果「っと」スタッ
花陽「えっ、穂乃果ちゃん、今何メートル跳んで……?」
穂乃果「ありゃ、これも防がれちゃったか」スクッ
真姫「くっ……ふふ」
穂乃果「?」
真姫「何よ……期待以上じゃない……」
花陽「に、西木野さん……?」
真姫「アナタなら……」ボソッ
穂乃果(何……? 西木野さんの雰囲気が……)
真姫「今の私の全力」
真姫「受け止めてくれる?」ニィッ
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/15(水) 12:12:40.67 ID:8euw1yMn0
投下終わりです
書き貯めが出来次第また投下します
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/15(水) 12:15:52.06 ID:FrziCAfCo
気になるところで終わるなぁ
続き待ってる!
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/03/15(水) 23:07:45.80 ID:9m6Ze1BA0
待ってるぞ〜 面白過ぎてにやける
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/04/06(木) 23:19:45.70 ID:5lqReZZu0
待ってるぞ
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/09(日) 21:19:39.46 ID:MZ3l9Ryso
まってる
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/04/16(日) 13:03:27.81 ID:5k2pxiq90
まだか
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/17(月) 03:31:44.48 ID:ppUt5cm6O
一ヶ月たったしそろそろくるだろ
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:30:56.09 ID:0orPKaYs0
投下始めます
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:31:39.29 ID:0orPKaYs0
穂乃果「!?」
真姫「今度はこっちの番よ」ダッ
穂乃果「っ」サッ
真姫「ふっ」ダンッ
ドゴォッッッ
穂乃果「っったぁ!?」ズザァッ
真姫「……あら」
穂乃果(西木野さんのパンチ重っ!?)
真姫「よく防いだわね」
穂乃果「これくらいっ!」
真姫「けど」
真姫「いつまで耐えられるのかしら?」スッ
ガッドカッゴンッ
穂乃果「ぐっ……」グラッ
穂乃果(一発一発が重い……っ!)
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:32:38.10 ID:0orPKaYs0
真姫「がんがん行くわよ」
バシッガッズドッ……
穂乃果「くっ」
穂乃果(受けてばっかりじゃダメだっ)
穂乃果(こういう押せ押せタイプが相手のときは……)
真姫「ふっ」ブンッ
穂乃果「っ」サッ
真姫「!」
穂乃果(避けてカウンターだよっ!!)
バキィッッッ
真姫「っ……!」グラッ
花陽「穂乃果ちゃんのカウンターが入った……!」
穂乃果(これはかなり効いたはずっ!)
真姫「……ったいじゃない!」グワッ
穂乃果・花陽「!?」
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:33:50.37 ID:0orPKaYs0
ガンッッッ
穂乃果「へぶっ!?」グラッ
花陽「ずっ頭突き!?」
真姫「お返しよ」ガシッ
穂乃果(ま、まずっ)
ズドンッ
穂乃果「ごっ!?」
真姫「まだまだ」
ズドンッ
穂乃果「あっ、ぐ」
真姫「ふっ」ブンッ
穂乃果「……こんのっ!」パシッ
真姫「っ」
ガンッ
穂乃果「がっ!?」グラッ
穂乃果(拳を止めたと思ったらまた頭突きっ!?)
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:34:49.98 ID:0orPKaYs0
真姫「喰らいなさい」ガシッ
バギィッッッ
穂乃果「っ!!」ブシュッ
真姫「……ふぅ」スタッ
穂乃果「あ、が」フラッ
花陽「が、顔面固定からの膝蹴りっ……!」
花陽「穂乃果ちゃんっ!!」
ズダンッ!
真姫・花陽「!!」
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:35:43.28 ID:0orPKaYs0
穂乃果「……」ポタ…ポタ…
真姫「……っ」ジリッ
花陽「ほ、穂乃果ちゃ、鼻血がっ……」
穂乃果「……」ザッ
真姫「……へぇ」
真姫「あれだけ私が叩き込んでも倒れないなんて」
真姫「アナタってとんでもなく丈夫なのね?」
穂乃果「……」ザッ
真姫「……いいわ」ザッ
真姫「それなら」スッ
穂乃果「……」
真姫「倒れるまで……叩き込むだけよっ!!」グワッ
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:36:45.96 ID:0orPKaYs0
バキィッッッ!!
真姫「ぶっ!?」グルンッ
ドサッ
穂乃果「……ふーっ」
真姫「ぁ、え……?」
花陽「……え!?」
真姫「地面……? なん、で私……」
穂乃果「んん……べっ」ベシャッ
花陽「に、西木野さんが倒れて、穂乃果ちゃんが立ってる……?」
穂乃果「うぇ……口ん中血だらけで気持ち悪い……」
真姫「はっ!?」ガバッ
穂乃果「……ふぅ」ザッ
真姫「くっ」ジリッ
穂乃果「……どうしたの?」
真姫「は?」
穂乃果「全力、受け止めてほしいんでしょ?」ニコッ
穂乃果「それなら」フッ
穂乃果「かかって、来なよ」チョイチョイ
真姫「……こんのっ!!」ダッ
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:39:20.10 ID:0orPKaYs0
<しばらくして、とある空き地>
ピーポーピーポー
「怪我人は?」
「はぁ、また音ノ木坂の子達ね……」
「はは、もう慣れましたよ……さて、運びましょうか」
「あ、ぐ……」
「が……」
「ぐ、お……」
「くそっ……なんなんだよアイツは……」
「聞いてないわよ……あんな化け物がいるなんて……」
「く、あ……」
「ちくしょぅ……」
「いってぇ……」
「おい、ノビてるヤツらどうすんだ?」
「知るかボケッ」
「仕切ってたヤツら皆ノビちまってるからなぁ……」
「ははっ……こんなに人数集めたのにね……」
「あの女一体何者なんだ……」
「そういやよ、あの双子はどうしたんだ?」
「あ? あー、刃物使いのヤツらか」
「さぁ? アイツらはこの件にノらなかったみてぇだし知らねーわ」
「そんなのどうでもいいわよ……どうすんのアタシらこのザマで」
「はぁ……まあ、こうなったら結果を待つしかないっしょ」
「なんの?」
「決まってんだろ」
「一年生最強が誰になるか、だよ」
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:40:14.93 ID:0orPKaYs0
<とある空き地からとある河川敷への道>
「んー、毎度毎度ありがとうな」
「いやー、ホンマにヒフミちゃん達には頭が上がらんわー」
凛「……ん」パチ
「ほな、また明日なー」ピッ
「お、目ぇ覚めた?」
凛「あぇ……?」
「ふふ、寝ぼけとるん?」
凛「……にゃっ!?」
「おはよー、凛ちゃん」
凛「な、なんで凛はおんぶされてるのっ!?」
「あはは、凛ちゃん喧嘩終わったら倒れてもーたからね」
凛「なっ、えっ」
「あんなとこに倒れてる女の子放っとくわけにもいかんしね」
「だからウチが背負ってくって話になったわけやん?」
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:41:09.26 ID:0orPKaYs0
凛「いやいや、降ろしてよ! 凛、自分で歩けるし!」ジタバタ
「こらこら、怪我人は無茶したらアカンでー」
凛「なっ、それを言うならあなただって……」
「ん?」
凛「怪我して、る、はず……あれ?」
「んー? ウチは全然平気やで?」
凛「え、だっ、だって凛よりもたくさん相手いたのに」
「まーさすがに無傷ってわけやないけど、全然大したことあらへんで?」
凛「そ、そんな」
「結局骨のある子もおらんかったしなー」
凛「……」ジー
「?」
凛「……本当に大したことなさそうだね」
「はは、せやからそう言うとるやん?」
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:42:05.87 ID:0orPKaYs0
凛「それで」
「んー?」
凛「今はどこに向かって歩いてるの?」
「凛ちゃんのお友達のとこやで」
凛「え? それって」
「結果」
凛「?」
「気になるやろ、どっちが勝つのか」
凛「もちろんっ!」
「ははっ、ええ返事や」
凛「もし穂乃果ちゃんが負けてたら凛と交代だからね!」
「えっ、そうなん?」
凛「だってもしものときは凛に任せるって穂乃果ちゃん言ってたもん!」
「へー、ならますます現場に駆けつけんといかんわけやね」
「よっしゃ、ちょーっとスピード上げたるでー!」ダッ
凛「わっ、ちょっ、揺れるにゃー!」
「ははっ、しっかり掴まっとき!」タッタッタッ
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:43:18.55 ID:0orPKaYs0
<同じ頃、とある河川敷>
穂乃果「ふぅ……ふぅ……」ポタ…ポタ…
真姫「はぁっ、はぁっ」ポタ…ポタ…
花陽「ふ、二人とも……血だらけだよぉ……」
花陽「さ、さすがにこれ以上は……!」ザッ
真姫「入ってこないでっ!!」
花陽「!?」ビクッ
真姫「まだ……まだ、決着ついてないんだから……」ズル…ズル…
真姫「ここで止められたら、たまんないわよっ……!」ザッ
穂乃果「ふぅ……西、木野、さん……!」ザッ
真姫「行く、わよ……!」ダッ
穂乃果「……!」ダッ
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:44:21.36 ID:0orPKaYs0
真姫「ふっ!!」ブンッ
バキッ
穂乃果「っ、のっ!!」ブンッ
ガンッ
真姫「ぐっ、っらあ!」ブンッ
ドカッ
穂乃果「いっ、たいな!」ブンッ
ゴンッ
真姫「っっ、くぅっ!」ズザァッ
穂乃果「はぁ……はぁ……」
真姫「こ、の……」ザッ
穂乃果「い、いよ……」ザッ
真姫「あ?」
穂乃果「とこ、とん……やろうよ」ニィッ
真姫「……上等よっ!」ニイッ
ドカッバキッズドッ……
花陽「あ、あわわ……二人とももうノーガードで殴り合ってるよぉ……」
花陽「私じゃ止められないし……誰か助けてぇ!!」
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:45:30.83 ID:0orPKaYs0
真姫「はぁっ!!」ブンッ
ドゴッ
穂乃果「っっう!」ズザァッ
真姫「ちっ……!」
穂乃果「くっ!」ブンッ
バキィッ
真姫「ぶっ、がっ」グラッ
花陽「あ、西木野さんが……」
ズダンッ!
真姫「はぁっ、はぁっ」グググ
穂乃果「ふぅっ……ふぅっ……」
真姫「負けるわけには……負けるわけにはいかないのよ!」グググ
真姫「私は……音ノ木坂の、テッペン、を……」グググ
真姫「絢瀬、絵里を……」グググ
穂乃果「……」
真姫「倒さなきゃいけないのよっっっ!!」グワッ
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:46:30.15 ID:0orPKaYs0
真姫「ぁぁぁああああっ!!!」ダッ
穂乃果「……」スッ
花陽「え、穂乃果ちゃ、なんで構えを解いて……」
バギィッッッ!!
穂乃果「っっ!!」ズザァァッ
穂乃果「っ、っ……」グググ
穂乃果「ふんっ!!」グワッ
真姫「はぁっ、はぁっ、なん、で」
穂乃果「……ぺっ」ベシャ
真姫「なんで、倒れない、のよ」
穂乃果「……ねぇ」
真姫「……なに、よ」
穂乃果「全力、出せた?」
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:47:48.21 ID:0orPKaYs0
真姫「!!」
真姫「……えぇ」
穂乃果「そ、っか……じゃあ」グッ
穂乃果「次は、穂乃果の番、だね」
穂乃果「行くよっ……!」ダッ
真姫(あぁ……もう、最悪)
真姫(口の中切れてるし、鼻血ダラダラ出てるし、体中が痛くて)
真姫(こんなの、めちゃくちゃで、最悪よ)
真姫(私の全力、ぶつけたのに)
真姫(だけど)
真姫(私の全力を、受け止めてくれて)
真姫(私に全力でぶつかってくれる人)
ダンッ!!
真姫(ようやく、見つけられたわ)
バギィッッッ!!
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:48:57.70 ID:0orPKaYs0
ドサッ……
真姫「……」
穂乃果「はぁっ……はぁっ……」
花陽「えっ……あっ……」
花陽「に、西木野さん……?」
真姫「……」
穂乃果「はぁっ……はぁっ……?」クルッ
花陽「あっ……こ、この勝負っ」
花陽「穂乃果ちゃんの勝ちですっ!!」
穂乃果「はぁっ……やっ、た」フッ
穂乃果「勝った……私、勝ったよ」ズル…ズル…
花陽「穂乃果ちゃんっ!」ダッ
穂乃果「……っ」グラッ
花陽「わっ、と!」ガシッ
穂乃果「あ、りがと……は、なよちゃん」
花陽「お疲れさま、穂乃果ちゃ、ん」グスッ
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:50:01.74 ID:0orPKaYs0
穂乃果「え、花陽ちゃ……泣い、てる……?」
花陽「だって……こんなにっ、ボロボロになっ、て……血、だらけで……」グスッ
花陽「心配、したんだから……」ポロポロ
穂乃果「あ……」
穂乃果「え、へへ……ありがと」
花陽「あ、そうだ! 血! 血を止めなきゃ!」ゴシゴシ
穂乃果「あ、ごめ……せ、ふくに、私の血、ついちゃ……」
花陽「ううん! 気にしないで!」
花陽「え、と、座れる?」
穂乃果「うん、だいじょぶ」
花陽「よしっ、ちょっと待っててね? 鞄から救急セット取り出してくるから!」スクッ
穂乃果「え、持ち歩いてた、の?」
花陽「もしもの為に今日は準備してたんです!」タッタッタッ
穂乃果「そっかぁ……はは、花陽ちゃんは凄いや……」
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:51:31.38 ID:0orPKaYs0
真姫「……」スッ
真姫(……負けた)
真姫(私の、全力をぶつけた……今の全力を)
真姫(それでも負けた)
真姫(それに……最後の私からの一撃)
真姫(あの子は、私のパンチをわざと喰らったように見えた)
真姫(私の、全力の一撃を、ね)
真姫(それでも倒せないなんて)
真姫(完敗、ね)
真姫「……」パチッ
真姫(こんな風に大の字になって空を見上げるのなんて、久しぶりじゃないかしら)
真姫(……このまま眠れたら気持ち良さそうね)
真姫(あいにく、体中痛くてできそうにないけれど)
真姫「……ふっ」
花陽「……あの」
真姫「!?」
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:52:24.60 ID:0orPKaYs0
花陽「あ、ご、ごめんなさい……!」
真姫「あ……?」
真姫(この子……立会人をしてた……小泉さん、だっけ)
真姫(私に何の用……?)
花陽「あ、あの、に、西木野さんも、ボロボロっだからっ」
真姫「?」
花陽「え、っと、私、手当てするのが、その、得意っでして……あっ、いや、そんな大したことは、ないんです、けど……」
真姫「……」ジッ
花陽「その、穂乃果ちゃんの、応急処置ができたので、あの……」
真姫「……?」
花陽「西木野さんも、ね? 傷だらけ、だから……あの、手当てを……」
真姫(何が言いたいのかしら?)
花陽「に、西木野さんのっ、手当てを、してもいい、ですか……?」
真姫「……え?」
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:53:24.63 ID:0orPKaYs0
花陽「あ、いや、迷惑でなければ、なんですけど……」
真姫「何、言ってるの……?」
花陽「あっ、ご、ごめんなさい……」
真姫「いや、だっ、て……」
真姫「私は、アナタ達の敵、なのよ?」
花陽「えっ、と……」
真姫「どうして、敵を助けるようなことを……」
花陽「……っ」
花陽「わ、私っ!」
真姫「?」
花陽「にっ西木野さんは、悪い人ではないと思うんですっ!」
真姫「……は?」
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:54:33.51 ID:0orPKaYs0
花陽「西木野さんは、喧嘩が強くて、その、怖い感じの人だとは思うんですけどっ……」
真姫「……」
花陽「でもっ、私に絡んでくる人みたいな、そんな悪い人達とは違うと思うんですっ!」
真姫「……」
花陽「だって、あのっこの前も、私が悪い人に捕まったときに、助けてくれましたし……!」
真姫「あれは……私が、気に食わないヤツを、ぶっ飛ばしただけよ……」
花陽「で、でも、あれがなかったら、私も凛ちゃんも穂乃果ちゃんも! 皆、あそこでやられてたと思うんですっ!」
真姫「……それは」
花陽「ほ、本当に、敵だったら……私達がやられてしまう方が、都合がいいはずですよね?」
真姫「……そんな勝ち方、私のプライドが許さないわよ」
真姫「私は、勝負は正面からヤり合って、それで勝つものだと、思ってるもの」
真姫(今回は、それで負けちゃったけど)
花陽「えっ、と……たぶん、そういうところが、悪い人だと思えないところ、なんです」
真姫「……」
真姫「……はぁ、いいわよ」
花陽「……」
真姫「手当てでも、なんでも……好きにしたら?」
花陽「あ……は、はい!」ニコッ
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:55:29.81 ID:0orPKaYs0
花陽「えっ、と、まずは血を拭いて……」ガサゴソ
真姫「……」
真姫(この子……さっきまで自分の仲間と喧嘩してた相手の手当てするなんて、一体何を考えてるのかしら?)
花陽「あ、の……ちょっと、動かないでください、ね?」スッ
真姫「……ええ」
真姫(こんな、ビクビク怯えながら私に接するくらいだったら、放っといて帰ればいいのに)
真姫(恩でも売るつもりなのかしら)
真姫(よくわかんない人……)
花陽「よし、次は……」
真姫「……」ジッ
「にっしっきっのちゃぁぁぁん!!」
真姫・花陽「!?」
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:56:44.92 ID:0orPKaYs0
「おーおーおー、あらまぁ無様な格好ですこと」ニヤニヤ
「あらららぁ? この様子じゃ負けちゃったんですかな?」ニタニタ
花陽「あ、こ、この人達、は、この前の双子の……」
真姫「アナタ達……何しに、来たの?」
「あっはは〜、何しに来た、だってぇ?」ニヤニヤ
「決まってんじゃん、そんなの」ニタニタ
「お前を」チャキッ
「殺しに来たんだよ」チャキッ
花陽「ひっ!? な、ナイフっ!?」ビクッ
真姫「……っ」グッ
「おっとっとっ?」ニヤニヤ
「その体で動けるんですかぁ〜?」ニタニタ
真姫「くっ……」グググ
真姫(さっきのタイマンでのダメージが……っ)
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:57:45.32 ID:0orPKaYs0
花陽「あ、う……」ブルブル
「おろろ〜ん? 隣にいるのは誰かと思えば!」ニヤニヤ
「この前の弱虫泣き虫ちゃんじゃな〜い!」ニタニタ
「キミもついでに刺されとくぅ?」ニヤニヤ
「なんつってー、ぎゃははは!」ニタニタ
花陽「ひっ」ブルブル
真姫「っ」バッ
真姫(この子は、関係ない)
真姫(これは、私がケリをつけないと)
「お? なーに、西木野ちゃん?」ニヤニヤ
「いつの間にかその子と仲良くなっちゃった感じ?」ニタニタ
真姫「別に、そんなんじゃないわ」
花陽「っ」ブルブル
真姫「……ただ」スクッ
真姫「この子には、私の手当て、してもらうから」
真姫「だから、手は出させないわ」バッ
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:58:43.99 ID:0orPKaYs0
花陽「に、西木野さん……」ブルブル
真姫「……」
「あーあーあー! そうそう、それだよその目っ!」チャキッ
「その目がムカつくんだよっ!! 目ん玉えぐり出してやろうか、あぁ!?」チャキッ
真姫(コイツら、冷静じゃないわね)
真姫(頭のネジが飛んでるのか知らないけど、本気で刺しに来る、そういう目をしてる)
真姫「……」グッ
「行くぞオラァっ!!」ダッ
「殺してやるよ西木野ォっ!!」ダッ
穂乃果「ぐっ……」
穂乃果(まずい……まさか、今のこの状況に乱入者が現れるなんて考えてなかった……!)
穂乃果(凛ちゃんが食い止めてくれてるヤツら以外にまだいたなんて……!)
穂乃果(私も、行かなきゃっ)
穂乃果「ふんっ!」スクッ
穂乃果「今行くよ、花陽ちゃん!」ダッ
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 21:59:53.00 ID:0orPKaYs0
「オラァっ!!」ブンッ
真姫「っ」サッ
「死ねっ!!」シュッ
真姫「くっ」サッ
真姫(体が、重い……反撃にまで手が回らないっ!)
花陽「に、西木野さん!」
「オラオラどうしたァっ!?」ブンッ
「いつまで避けられるかなァっ!?」ブンッ
真姫「このっ」
ガッ
真姫「あっ」グラッ
真姫(しまっ、バランスが……!)
「はい、もらったァ!!」シュッ
真姫「!!」サッ
花陽「っっ!!」ダッ
ドスッ
穂乃果「っ、花陽ちゃん!!!」
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 22:00:59.36 ID:0orPKaYs0
真姫「……っ!?」
花陽「ふーっ、ふーっ」ブルブル
「あ?」
「おいおいおいおいおいおーい、え? 何割って入ってくれちゃってんのキミ?」
真姫「あ、アナタ……!」
「ちっ、鞄なんか盾にして防ぎやがって、このっ」
花陽「っ」グッ
「あっ? てめ、ナイフ抜けねーじゃねーか!」ググッ
花陽「っっ」グググ
「もういいっ、俺がソイツを刺す!!」バッ
真姫「!? あぶなっ
凛「やあああぁぁぁっっ!!」ギューン
ドゴォッッッ
「ぐはっ!?」ドサッ
凛「ぐっ!?」ドサッ
「なっ、星空ァ!?」
真姫「っ」ダッ
バキィッッ
「ぐふっ!?」
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 22:02:22.79 ID:0orPKaYs0
「こ、このっ、に、しきのォ!」
穂乃果「せいやぁっ!」バッ
ドガッッ
「あぐっ!?」ドサッ
穂乃果「っとぉ」スタッ
穂乃果「花陽ちゃん!!」クルッ
花陽「は、ほ、穂乃果ちゃ」
凛「うぉぉぉおおっ!!」ガバッ
花陽「り、凛ちゃんっ!?」
凛「テメェっかよちんに何向けてんだっ!!」ブンッ
ドゴォッ
「ぁぐっ!?」ゴロゴロッ
穂乃果「はい、この二つ危ないから没収ね!」バッ
「っ……くそっ!!」ダッ
「ちっ、くしょ!!」ダッ
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 22:03:20.98 ID:0orPKaYs0
凛「あっ、こら、待てっ……ぐっ!」ガクッ
花陽「り、凛ちゃん!」サッ
凛「う、ぐ……ごめん、かよちん……アイツら、逃がしちゃった」
花陽「そんな、そんなのいいよっ! 助けてくれてありがとうっ!」
穂乃果「花陽ちゃん! 大丈夫!?」サッ
花陽「あ、穂乃果ちゃん! う、うん、怪我はないよ」
穂乃果「……はぁ〜、よかったぁぁ」ガクッ
穂乃果「花陽ちゃんにもしものことがあったら、私、凛ちゃんに顔向けできなくなるとこだったもん……」
穂乃果「ていうか凛ちゃんっ! 来てくれて本当にありがとうっ!」バッ
凛「穂乃果ちゃん! うん、かよちんを守るためなら凛はいつでもどこでも駆けつけるからね!」
真姫「……小泉さん」ザッ
花陽「あ、西木野、さん……」
真姫「アナタ、どうして私を庇ったの?」
花陽「え?」
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 22:04:21.96 ID:0orPKaYs0
真姫「だって、アナタ、刃物を見たとき物凄く怯えていたじゃない」
花陽「……」
真姫「なのに、どうして仲間でもない私なんかのことを……」
花陽「……だって」
真姫「?」
花陽「だって、刃物で刺されたら、死んじゃうかもしれないんですよ……?」
真姫「それは、そうだけど……」
花陽「私、それは、絶対に怖くて、だから……刃物は、怖いけど……」
凛「……」
花陽「それ以上に、目の前で誰かが刃物で傷つけられちゃうことの方が怖い、から……」
凛「かよちん……」
花陽「だから、私……」
真姫「……もういいわ」
花陽「……」
真姫「……ありがとう」ボソッ
花陽「え?」
真姫「……助けてくれて、ありがとう」
花陽「……うんっ」
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 22:05:06.67 ID:0orPKaYs0
花陽「あ、そういえば……凛ちゃんはどうしてここに?」
凛「……え?」
花陽「英語の追試は終わったの?」
凛「え、ああ、えーと」
花陽「……それにしては、やけに傷が多い気がするんだけどな?」
凛「うーんと、うーんと」
花陽「……何かあるなら、正直に話してほしいな?」ニコッ
凛「うぅ……穂乃果ちゃーん」
穂乃果「仕方ないよ、正直に話そう? 私も一緒に謝るから」
花陽「え、穂乃果ちゃんも知ってるの?」
穂乃果「ご、ごめんね、花陽ちゃん」
凛「しょうがないかにゃ……実はね」
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 22:06:16.25 ID:0orPKaYs0
花陽「えぇっ、西木野さんの仲間達がタイマンの邪魔をしないように、そんな大人数と一人で喧嘩してたのぉっ!?」
真姫(……本当に私についてきてたヤツらが迷惑かけっぱなしなのね)
凛「ひ、一人じゃないよ! なんか、知らないけど、協力してくれた人達がいて……」
穂乃果「えっ、そんな人達がいたの?」
凛「うん! お恥ずかしいことにその内の一人にここまでおんぶしてきてもらっちゃったにゃ……」
花陽「えぇっ!?」
凛「ほら、あそこに……あれ?」
穂乃果「どうしたの?」
凛「おかしいな、そこで降ろしてもらったんだけど」
花陽「どこにもそれらしき人は見当たらないね……」
穂乃果「帰っちゃったのかな?」
凛「ええっ、結局まだ名前も聞いてないのに……」
真姫「……」
凛「どこに行ったんだろ……」
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 22:07:18.43 ID:0orPKaYs0
<とある路地裏>
「はぁっ……はぁっ……」
「こ、ここまで来れば平気だろっ」
「くそっ……タイマンが終わった頃に襲撃かけりゃ間違いないと思ったのによ!」
「まさかあんな弱虫泣き虫ちゃんに邪魔されるとはな……ちっ!」
「あの四人……ぜってぇぶっ殺してやる!!」
「あぁ!! どんな風に痛めつけてやろうか」ニヤニヤ
「そうだなぁ、考えとかないとなぁ」ニタニタ
「ちょいと、そこの双子さん?」ヌッ
「あ?」
「なんだテメーは」
「いやぁ、ウチな、喧嘩は正々堂々ヤるのが好きなんや」スタスタ
「は?」
「それも素手の殴り合いが一番好きなんよ、わかるかな?」スタスタ
「なんだそりゃ、喧嘩は勝てばなんでもいいだろうが」
「……はぁー、わからんかー、まぁわからんやろなぁ」スタスタ
「キミらみたいな卑怯モンには、な」ザッ
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 22:08:03.56 ID:0orPKaYs0
「あぁん?」
「なんだテメー、喧嘩売ってんのか」
「いいや? これは喧嘩売ってるのとちゃうよ」
「じゃあっなんだっつーんだよ!!」
「アタシら、マジで今気ィ立ってっからよ! ぶっ殺されたくなかったらさっさと消えろやっ!!」
「……“殺す”?」
「そうだよ、マジで殺すぞ!!」チャキッ
「アタシら、ネンショーとか別に怖くねーからよ!!」チャキッ
「……アカンなぁ、ホンマにアカンで、キミら」
「そんな物騒な言葉は覚悟ナシに使ったらアカンのやで?」
「るせェえええ!!」ダッ
「死ねごらァあああ!!」ダッ
「やれ、“死ね”だの“殺す”だの、ホンマ物騒やなぁ」ピキッ
「キミらさぁ」パキッ
「……自分が“そうなる”覚悟ができてて、使っとるんか?」スッ
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 22:08:56.35 ID:0orPKaYs0
ドッゴォォォオオオ!!!!
バッギィィィイイイ!!!!
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 22:10:05.84 ID:0orPKaYs0
「……あー、楽しないわ、ホンマ」
「やっぱ喧嘩は強い子と正々堂々ヤるのが一番やで」
「はーっ……」スッスッ
「……あーもしもし、ヒデコちゃん?」
「すまんけど、また救急車呼んでくれへん?」
「……あー、うん、そう……すまんなぁ」
「……うん、わかるところに出しとくから」
「はい、はい……わーってるって、はいはい」
「じゃ、頼むでー」
「はーっ、今日は夜ごはん何にしようかなーっと」スタスタ
「あ、が……」ピクピク
「っ、ぁ……」ピクピク
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/17(月) 22:12:19.06 ID:0orPKaYs0
投下終わりです
書き貯めが出来次第また投下します
月刊連載になっちゃってるんでペース上げられるように頑張ります
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/17(月) 23:36:32.20 ID:ftCLmy5Yo
おつおつん
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/18(火) 22:16:16.55 ID:oRoJBPIu0
このss楽しみにしてるからまた待ってる
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/19(水) 23:53:23.24 ID:NlkqIsfn0
関西弁の子強すぎぃ!
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/21(金) 01:08:29.85 ID:fTrjPSk30
絵里と仲間じゃない希って珍しいな
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/21(金) 23:32:27.99 ID:ZdRcyz820
この絵里はロシア仕込みの筋肉ムキムキな気がする
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/25(火) 02:32:04.01 ID:fKBIZUymO
グラップラー矢澤の活躍はまだかな
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/05/09(火) 16:59:45.42 ID:uqRoDJ7z0
そろそろかな
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/16(火) 17:46:03.46 ID:Gf4FaH2fO
一ヶ月毎だから明日くるな(確信)
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/17(水) 22:36:28.46 ID:xIx2/kP1O
あくあく
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:32:04.98 ID:dj5c846y0
投下始めます
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:33:00.04 ID:dj5c846y0
<とある河川敷>
凛「どこに行ったのかなぁ、あの人……」
穂乃果「どんな人だったの?」
花陽「確かに、気になります!」
凛「ん、えっとね……」
凛「……関西人?」
穂乃果「え?」
花陽「か、関西の人だったの?」
真姫「……」
凛「だって関西弁っぽいしゃべり方してたし……あとね」
凛「おっきかったにゃ」
穂乃果「何が?」
凛「おっぱいが」
花陽「!?」
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:34:24.21 ID:dj5c846y0
花陽「凛ちゃんっ!!」ガシッ
凛「えっ、どしたのかよちん」
花陽「その人に何もされなかった!?」
凛「えっ、と? 別に何もされてないよ?」
花陽「ほ、本当に?」
凛「あっ、でも凛、喧嘩終わったあと寝ちゃったみたいで……目が覚めたらあの人におんぶされてたんだ!」
花陽「えっ」
凛「だから凛が寝てる間に何があったかはわからないにゃ〜」
花陽「……」
凛「かよちん?」
花陽「……凛ちゃん」ギュッ
花陽「傷の手当て、しよっか」ニコッ
穂乃果(何……? 花陽ちゃんの雰囲気が……)
真姫(本当によくわかんない人ね)
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:35:18.93 ID:dj5c846y0
花陽「……あっ」
穂乃果(変わった、と思ったら元に戻っちゃった)
花陽「ご、ごめんなさい、西木野さんの手当てを……」
真姫「……いいわよ、私は後で」
真姫「血は拭いてもらったし、別にこのまま帰っても」
花陽「そっそれはだめです!」
真姫「……じゃあ待ってるから」
花陽「は、はい! あ、ごめんなさい……大きな声出しちゃって」
真姫「いいわよ別に」
花陽「は、はい……」
凛「……」
凛「ねぇ」
花陽「あっ凛ちゃん、ちょっと待っててね、今救急セットを……」
凛「どうしてかよちんと西木野が仲良さそうに話してるの?」
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:36:19.10 ID:dj5c846y0
花陽「えっ」
真姫「……」
凛「だって、西木野は敵なんだよ?」
花陽「え、えっと」
凛「そうだっ、ねぇっ! タイマンの結果はどうなったの!? ちゃんと決着着いたの!?」
穂乃果「……それは
真姫「負けたわ」
穂乃果「えっ」
凛「!!」
真姫「私が、負けたわよ」
凛「……ほっ」
穂乃果「ほ?」
凛「穂乃果ちゃんすっごいにゃあ!!」ガバッ
穂乃果「うわぁ!?」グラッ
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:37:31.71 ID:dj5c846y0
凛「本当に勝っちゃったんだ! 凄い凄い!」ピョンッピョンッ
穂乃果「あ、はは……いやぁそれほどでも」ポリポリ
真姫「何よ、私に勝ったことは大したことないってわけ?」
穂乃果「あ、いや、そういうわけじゃあ……」
凛「ふっふーん、これで一年生ナンバーワンは穂乃果ちゃんになったんだね!」
凛「西木野は『ナンバーツー』に降格だにゃ!」
真姫「……ふっ、私がナンバーツーになるなら、アナタは『ナンバースリー』に降格かしら?」
凛「なっ!」
真姫「だってそうでしょ? 一つずつズレるんだし」
凛「……穂乃果ちゃんがナンバーワンになるのはいいけど、凛が降格するのはなんか気に喰わないにゃ」
穂乃果「あー、えっと」
凛「西木野! 今ここでナンバーツーの座をかけて勝負にゃ!」
穂乃果「えっ! ちょ、ちょっと凛ちゃん」
真姫「上等よ、白黒はっきりさせようじゃない」
穂乃果「えぇっ! に、西木野さんまで!?」
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:38:46.26 ID:dj5c846y0
凛「へぇ……珍しいね、凛の挑発に乗るなんて」
真姫「アナタ、私に喧嘩売るときいっつもボロボロだったじゃない」
真姫「私は、自分よりボロボロの相手と喧嘩しようだなんて思わないわ」
凛「ふーん」
真姫「アナタこそいいの?」
凛「なにが?」
真姫「ナンバーワンとタイマンした後でボロボロのナンバーツーに挑んで負けるなんて、せっかくのナンバースリーの座に傷がつくんじゃないかしら」
凛「ななっ! どうして凛が負ける前提で話してるの!」
真姫「今ならまだ、かつてボロボロの状態で元ナンバーワンに挑んだ『元ナンバーツー』っていう肩書きでいられるわよ?」
凛「むむむ……! こ、この」
真姫「何よ」
凛「え、と……穂乃果ちゃんに負けた癖に!」
真姫「……それは事実だけど、別にアナタより弱いというわけじゃないわ」
凛「むむむむ……! 仲間に裏切られた癖に!」
真姫「……そもそも、アイツらのことをちゃんとした仲間だと思ったことは一度もないわ」
凛「むむむむむ……!」
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:39:40.40 ID:dj5c846y0
真姫「ほらどうしたのよ、何も言い返せないのかしら?」
穂乃果「お、おーい、二人ともそこらへんで……」
凛「こ、このつり目っ!」
真姫「は?」
凛「赤毛っ!」
真姫「あのね、私の身体的特徴と今の話に何の関係が……」
凛「ぼっちっ!」
真姫「っ」
凛「なーにが
『アイツらのことを仲間だと思ったことは一度もないわ』キリッ
だにゃ!」
凛「凛知ってるよ、西木野には友達がいないってこと!」
真姫「べっ別に友達なんて」
凛「あーあーあー、可哀想だにゃー友達がいることの素晴らしさがわからないなんてー」
凛「生まれてこの方ぼっちの西木野にはわからないんだにゃー」
真姫「だっ誰が生まれてこの方ぼっちよ!!」
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:41:06.79 ID:dj5c846y0
凛「お? 何かにゃ? 友達いたことあるのかにゃ?」
真姫「そ、そんなの当たり前じゃない」
凛「へー、じゃあ最後に友達と遊んだのはいつなのかにゃ?」
真姫「……」
真姫「……中二の夏」ボソッ
凛「え? よく聞こえなかったなぁ、もう一回大きな声ではっきり言ってくれるかにゃ?」
真姫「……」
凛「ん〜?」
真姫「っ! 中二のっ、夏よっ!!」グワッ
凛「うるさいにゃ」
真姫「ええ、そうよ! 友達なんてまともにいたことないわよ! その子もそれを最後に音信不通だし! 同じ学校でもなかったし、同級生でもなかったし! そもそも向こうは私のこと友達と思ってくれてたかもわからないし!」
凛「そんなことまで聞いてないにゃ」
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:42:05.80 ID:dj5c846y0
真姫「……はーっ、はーっ、ったく大声出させるんじゃないわよ」
凛「勝手に語り出したのはそっちだにゃ」
真姫「はぁ……ほんっとにムカつくわね、アナタ」
凛「……それはこっちのセリフだよ」
真姫「いいわよ、決着つけてあげる」スッ
凛「凛は最初からそのつもりだよ」スッ
穂乃果(あ、これヤバイやつだ)
穂乃果(私が止めなきゃ……!)
穂乃果「ふ、二人ともいい加減に
花陽「いい加減にしてくださいっ!!!」
穂乃果・凛・真姫「!?」ビクッ
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:43:27.93 ID:dj5c846y0
花陽「凛ちゃんっ!!」
凛「にゃっ!?」
花陽「前にも言ったよね? ボロボロなときに無茶しないでって!」
凛「う、うん」
花陽「なのになんですぐ自分から喧嘩売ろうとするの! もっと怪我しちゃうからだめって言ったよね?」
凛「ご、ごめんかよちん」
花陽「あと体の特徴を悪口に使うのはだめだよ! 言われた人の気持ちを考えて!」
凛「う……ごめんなさい」
花陽「私にじゃなくて、謝るなら西木野さんに、だよ?」
凛「ぐ……そ、それは」
花陽「凛ちゃん」
凛「ぐ、ぐぐぐ……ご……わ、悪かった、ね」
花陽「……」ジッ
凛「うぅ……ごめんなさいっ!」バッ
花陽「うん、ちゃんと言えたね」ニコッ
凛「……」
真姫(凄い顔してるわね……ていうか別にその点に関しては謝られなくてもいいんだけど)
花陽「西木野さん」クルッ
真姫「なっ、なに?」
花陽「西木野さんも怪我してボロボロなんだから無茶しないでくださいっ!」
真姫「……え?」
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:44:35.13 ID:dj5c846y0
花陽「さっきも危なかったのに……これ以上怪我するようなことしないでくださいっ」
真姫「……」
真姫「……悪かったわね」
花陽「あと凛ちゃんのこと煽りすぎです! 西木野さんが煽らなければ、凛ちゃんだってあそこまで煽ったりしなかったはずですっ」
穂乃果(それはどうなんだろう……)
真姫「……はぁ」
真姫「ごめんなさい」ペコッ
凛「ありゃ? 随分簡単に頭下げたね」
真姫「私は大人だから」
凛「ん? それは凛が子どもだって言いたいのかにゃ?」
真姫「あら、そんなつもりはなかったけど?」
凛「言い方が紛らわしいんだにゃ」
真姫「勘違いするってことは、アナタ自身に子どもだっていう自覚があるんじゃないかしら?」
凛「なんか言った?」
真姫「何も」
凛・真姫「……」
花陽「二人とも、さっき言ったこと聞いてなかったのかなぁ?」
凛・真姫「っ」ビクッ
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:45:45.98 ID:dj5c846y0
凛「な、なんでもないにゃー」
真姫「……」
花陽「そっかぁ、じゃあ凛ちゃんから手当て始めよっか?」ニコッ
凛「う、うん」
穂乃果(花陽ちゃん、怒ると凄いなぁ)
真姫「……ふぅ」ドサッ
真姫(疲れたわね)
真姫(小泉さん、あんな表情もできるのね)
真姫(さっきまではビクビクしてたのに)
真姫(変な人)
穂乃果「西木野さん」ザッ
穂乃果「隣、いい?」
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:46:41.33 ID:dj5c846y0
真姫「……駄目って言ったら?」
穂乃果「駄目なの?」
真姫「……」
穂乃果「聞きたいことがあるんだ、西木野さんに」
穂乃果「……本当に嫌なら諦めるけど」
真姫「……はぁ、別にいいわよ」
穂乃果「やった! それじゃ座るね!」ドサッ
真姫「……一応聞くけど」
穂乃果「なになに?」
真姫「普通、喧嘩の直後にこんな風に隣り合って座ったりはしないんじゃないかしら」
穂乃果「えー、そうかな?」
真姫「少なくとも、私はほとんど経験がないわ」
穂乃果「そっかー……あ、でも確かに私も喧嘩相手としたことはあんまりないかも」
真姫「それじゃどうして?」
穂乃果「えっとね、気になったことがあって……」
穂乃果「西木野さん」
穂乃果「どうしてあなたは音ノ木坂のテッペンを目指すの?」
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:47:44.38 ID:dj5c846y0
真姫「……不良の集まる高校でトップを目指すなんて、私達みたいな人間にとっては普通のことじゃないかしら」
穂乃果「かもしれないね」
穂乃果「……でも」
真姫「?」
穂乃果「西木野さんからは、他の人からは感じないような、なにかこう……強いものを感じたんだよね」
真姫「……」
穂乃果「なんだろう……意地、みたいな……えっと、かっこよく言えば覚悟!みたいな感じ?かな」
穂乃果「だからかな、西木野さんからもらう一撃一撃が本当に重たく感じて、凄いなーって思ってたの」
真姫「……アナタは倒せなかったけどね」
穂乃果「あー、それは私が頑丈だから、あはは……」
真姫「……」
真姫「いいわ」
穂乃果「ん?」
真姫「アナタには、話してあげる」
真姫「どうして私が、音ノ木坂の頂点(テッペン)を目指すのかを」
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:48:34.74 ID:dj5c846y0
真姫「……中学生の頃にね、ある人と出会ったの」
穂乃果「ある人?」
真姫「……私に、喧嘩のやり方を教えてくれた人」
穂乃果「へぇ! それじゃ西木野さんの師匠みたいな人なんだ!」
真姫「別に、そんなんじゃなかったわ」
真姫「ただ」
穂乃果「ただ?」
真姫「とても、強い人だった」
穂乃果「……西木野さんがそう言うってことは、よっぽど強いんだね、その人」
真姫「……ええ」
真姫「それに、あの人は喧嘩はもちろん……人間的にも強い人だったわ」
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:49:40.19 ID:dj5c846y0
真姫「いつも一人でたくさんの人達を相手にして……自分より背も大きくて強そうな相手もたくさんいる中で、それでも怯まずに戦っていたわ」
穂乃果「ほへぇ……一人で、なんだ」
真姫「そう、一人で、よ」
真姫「弱い癖に、群れて行動することで強くなった気になってる連中とは全く違う……」
穂乃果「……そっか」
穂乃果「それで西木野さんも一人で行動してるんだね!」
真姫「……どういうこと?」
穂乃果「だって、西木野さんが誰ともつるまずにいたのってさ」
穂乃果「その人に憧れてるからでしょ?」ニコッ
真姫「……」
真姫「なっ!?」
真姫「そっ、そんなんじゃないわよ! 憧れとかじゃなくて、ただ、私も群れて生きるようなカッコ悪い真似したくないって……そう思ったのよ!」
穂乃果「じゃあその人の生き方はカッコいいと思ったんだよね?」
真姫「っ、それは」
穂乃果「そういうのを憧れって言うと思うんだけどなぁ、西木野さんにとっては違うのかな?」
真姫「……」
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:50:38.33 ID:dj5c846y0
真姫「……はぁ」
穂乃果「えへへ」
真姫「アナタって、本当に変な人よね」
穂乃果「えぇっ!?」
真姫「……話が逸れたわね」
真姫「それで、その人と私は……まぁ時々会ったりしてたんだけど……」
穂乃果「だけど?」
真姫「二年前のある日を境に、突然あの人は変わってしまったの」
穂乃果「それって、どういう……」
真姫「詳しいことはわからないわ」
穂乃果「そう、なんだ」
真姫「……ただ、一つだけわかっていることがあるわ」
真姫「絢瀬絵里」
真姫「彼女が、関係してるということよ」
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:51:45.51 ID:dj5c846y0
穂乃果「絢瀬、絵里……」
真姫「そう」
穂乃果「……誰だっけ?」
真姫「えっ……まさか、嘘でしょ?」
穂乃果「うーん……どこかで聞いたことがあるような気はするんだけどね、忘れちゃった」
真姫「はぁ……絢瀬絵里はね、現在の音ノ木坂で最も頂点(テッペン)に近いとされている三年生よ」
穂乃果「テッペン……三年生……」
穂乃果「……あっ、思い出した! 前に花陽ちゃんから聞いた人だ!」
真姫「小泉さんから?」
穂乃果「そう! 凄く強いって!」
真姫「……そうね、彼女は強いわ」
真姫「そして、私が音ノ木坂に入った目的は……」
真姫「その絢瀬絵里を倒すことよ」
穂乃果「!」
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:53:04.57 ID:dj5c846y0
真姫「だけど、音ノ木坂で三年生が一年生を相手にするなんてことは、まずないわ」
真姫「ましてや、絢瀬絵里のような『最大派閥のトップ』がわざわざ『無名の一年生』からの挑戦を受ける、なんてことはね」
穂乃果「じゃあどうするの?」
真姫「『無名の一年生』じゃなくなればいいのよ」
穂乃果「……どういうこと?」
真姫「つまり、相手にとって勝負する価値のある相手になればいいのよ」
真姫「私にとって、アナタがそうなったようにね」
穂乃果「……あっ!」
真姫「理解したようね」
真姫「頂点(テッペン)を目指す者にとって無視できない存在……それは自分と同じように頂点を目指す者……さらに自分の立場を脅かすであろう実力を持つ者よ」
真姫「だから私は、音ノ木坂の頂点(テッペン)を目指した」
真姫「そして、学年トップの座を手にした」
真姫「全ては、絢瀬絵里とタイマンをして、倒す為に」
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:54:12.67 ID:dj5c846y0
穂乃果「そうだったんだ……」
真姫「えぇ」
真姫(……まあ、アナタに負けたことでその計画は狂ってしまったけれど)
穂乃果「……うーん」
真姫「どうしたのよ?」
穂乃果「えっとね……なんかちょっとしっくり来ないなぁって」
真姫「……どうして?」
穂乃果「んーとね、西木野さんがその……絢瀬先輩?を倒す為にテッペンを目指そうとしてたことはわかったよ」
穂乃果「けどね、なんで絢瀬先輩を倒したいのかがわかんないなぁって」
真姫「……」
穂乃果「西木野さんは、どうして絢瀬先輩を倒したいの?」
真姫「……」
真姫「……それは」
ザッ
穂乃果・真姫「!」バッ
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:55:23.68 ID:dj5c846y0
花陽「わっ」ビクッ
穂乃果「あっ、花陽ちゃんかぁ」
穂乃果(また誰か襲ってきたのかと思っちゃった)
真姫「……ふぅ」
花陽「ご、ごめんなさい、驚かせちゃいましたか……?」
穂乃果「ううん、大丈夫だよ! ちょっと西木野さんとお話してただけだから!」
花陽「そうだったんだ……あ、あのね、凛ちゃんの手当てが終わったから、次は西木野さんの手当てを始めようと思って……」
真姫「……なら行くわ」スクッ
花陽「あ、えと……お話は、大丈夫ですか?」
真姫「ええ、話すべきことは話したから」
穂乃果「えっ、まだ聞きたいことが」
真姫「小泉さん、向こうでお願いするわね」スタスタ
花陽「あっ、ちょっちょっと待ってくださいっ」タッタッタッ
穂乃果「……えぇ?」ポツーン
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:56:32.10 ID:dj5c846y0
<同時刻、河川敷より離れた場所>
海未「……」スッ
プルル…プルル…ガチャッ
海未「園田海未です」
海未「……はい、決着が着きました」
海未「勝ったのは、高坂穂乃果です」
海未「……ええ、例の転校生です」
海未「……はい」
海未「それと、西木野真姫についてはいかが致しますか?」
海未「……承知しました」
海未「では」ピッ
海未「……ふぅ」
海未「……」
海未「これで、ようやく……」
海未「……」
海未「……ことり」
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:57:43.48 ID:dj5c846y0
<しばらくして、河川敷>
花陽「……これで、よしと」キュッ
花陽「えっと……一応これで終わりなんです、けど……」
真姫「……本当に得意なのね」
花陽「えっ?」
真姫「手当ての話よ、正直ここまでのレベルだとは思っていなかったわ」
花陽「あっ、と、ごっごめんなさい」
真姫「……褒めてるのにどうして謝るのよ」
花陽「えっ? あっ……ありがとう、ございます」
花陽「……えへへ」
真姫(本当に、よくわかんない人ね)
真姫「さて、と」スクッ
花陽「どうしたんですか?」
真姫「小泉さん……手当てしてくれたこと、感謝するわ」
花陽「どっどういたしまして!」
真姫「……それじゃ」クルッ
花陽「えっ、どっどこに行くんですか?」
真姫「? 家に帰るに決まってるじゃない」
花陽「じゃっじゃあ凛ちゃんと穂乃果ちゃんを呼んで
真姫「待って」
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/22(月) 22:58:56.94 ID:dj5c846y0
花陽「にっ西木野さん?」
真姫「一人で帰るから、呼ばなくていいわ」
花陽「えっ、でも」
真姫「……私、これでもプライドを賭けて全力の勝負した後なのよ」
真姫「その全力の勝負をして負けた相手と、仲良く一緒に帰るなんてできると思う?」
花陽「あっ……」
真姫「……さよなら」ザッ
花陽「……」
凛「かよちーん!」タッタッタッ
花陽「あ、凛ちゃん……」
穂乃果「あれ、花陽ちゃん一人?」
花陽「穂乃果ちゃん……うん、西木野さんは先に帰るって」
穂乃果「そっかぁ、まだ聞きたいことがあったんだけど……」
花陽「西木野さんに?」
穂乃果「うん! さっき西木野さんと話してたんだけどね……」
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