ナツメ「レッドが指名手配!?」

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794 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 03:39:13.95 ID:WkuYEQt30
レッド「ふー食った食った」

レッド「後はデザートだな、ナツメ何がいい?」

レッド「俺とってくるよ」

ナツメ「いいわよ、私がとってくる、レッドこそ何がいい?」

レッド「え、ああ…そう悪いね、じゃああそこのショートケーキがいいな」

ナツメ「わかった、待っててね」

レッド「……」

レッド「!」

レッド「サカキ…」

サカキ「ふっ、少し失礼するぞ」
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 03:40:41.78 ID:WkuYEQt30
レッド「な、なんだよ…」

サカキ「そう構えるな、私はただお前と話しがしたいだけだ」

レッド「話?」

サカキ「ああ、こんな時でもないとお前とこうして話す機会はないからな」

サカキ「ロケット団での生活はどうだ?」

レッド「…まあそれなりに」

レッド「ロケット団としてなれてくるのがいいことなのかはよくわからんが、十分だな」

サカキ「そうか」

レッド「俺からもいいか」

レッド「なんでこんな旅行なんか計画した?」

サカキ「なぜ…?」

サカキ「そんなことただ団員たちを休ませるためだ」
796 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 03:41:24.12 ID:WkuYEQt30
レッド「それだけにしちゃ急すぎないか?」

レッド「こんな旅行だったら普通はもっと前から知らせていたはず」

レッド「でも俺たちが知ったのは一週間ほど前、しかもその時にはすでに船はシンオウに向かってた」

レッド「幹部にも知らせねえとはどういうことだ?」

サカキ「……」

レッド「……」

サカキ「ポケモンリーグが動きだす、戦いの前の休息というやつだ」

サカキ「十分に体を休めておけ」

サカキ「私は部屋に戻る」
797 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 03:42:17.77 ID:WkuYEQt30
リーグ本部

アクロマ「ゲーチス、全ての準備が完了しましたよ」

ゲーチス「何度言えばわかるのです、ワタクシのことはここではルザミーネと呼びなさいと言ったはずです」

アクロマ「ああ、失礼、以後気をつけますよ」

アクロマ「ではルザミーネさん、いつ行動を?」

ゲーチス「そんなの決まっています、いますぐですよ」

ゲーチス「これよりシンオウに向かいます」

アクロマ「了解…」
798 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/18(火) 13:02:07.87 ID:etEwdkF50
面白いな。続きはまだかいな
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 00:59:05.26 ID:6ISkvwTm0
二日後

シロナ「あーあ、楽しかった旅行も今日で終わりかー」

シロナ「ねえクロナ、最後にもう一回プールで泳がない?」

クロイロ「私はいい、お姉ちゃん一人で行ってきなさい」

シロナ「ええ〜」

クロイロ「一人が嫌なら泳がないかレッドとナツメ誘えばいいじゃない」

シロナ「そうしよっかな」
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 00:59:41.86 ID:6ISkvwTm0
ドンドン ガチャ

シロナ「ねーねーレッドナツメープール行こー」

レッド「ノックが荒い」

シロナ「ごめんねー」

ナツメ「シロナってこの旅行の間ずっと泳いでたんじゃないの?また?」

シロナ「楽しいからいいじゃない」

シロナ「ね、行こうよ」

ナツメ「どうする?」

レッド「んーどうしようかな…」
801 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 01:00:48.93 ID:6ISkvwTm0
レッド「今日で終わりだし、ギリギリまで遊ぶか」

シロナ「やった、それじゃあ」

ガシャーン

三人「!?」

グリーン「レッド…みーつけた」

レッド「グリーン…!」

グリーン「これお前のバッグだな」スッ

レッド「おい何やってんだ、とんじゃねえよ」

レッド「てか、なんだお前急に…」

グリーン「返してほしかったらついてこい」

グリーン「ピジョット」

ヒューン
802 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 01:02:50.12 ID:6ISkvwTm0
シロナ「びっくりした」

レッド「あいつなんだったんだ?」

ナツメ「さあ…」

シロナ「でもなんだか目がおかしかったわね」

レッド「目がおかしい?」

シロナ「うん、なんかこう…うん」

レッド「わからん…」

レッド「でもバッグ返してもらわねえといけねえ…ちょっと行ってくるわ」

レッド「すぐ戻ってくるから」

レッド「リザードン行くぞ」
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 01:03:29.31 ID:6ISkvwTm0
槍の柱

レッド「たしかここに来てたはずなんだけどな」

グリーン「こっちだレッド」

レッド「ついて来たんだから返せよ」

アクロマ「返せばあなたは帰ってしまうではないですか」

レッド「変髪眼鏡野郎…!」

アクロマ「へん…っ!?」

アクロマ「ああ…いや…わたくしのことは今はいいのです」

アクロマ「あなたには今からこのグリーンさんとバトルしていただきます」

レッド「は?やだよめんどくせえ」

アクロマ「決着がつけばこのバッグはちゃんと返しますよ」

レッド「ちっ」
804 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 01:09:01.78 ID:6ISkvwTm0
レッド(あのバッグの中にはジガルデが入ってるからこのまま帰るってことはできないし…)

レッド(なんだかめんどうなことになったな)

レッド(それにこうして見るとシロナの言ったとおりグリーンの様子がおかしい)

レッド「ああ…くそ」

グリーン「この勝負に勝った方が世界で一番強いってわけだ」

レッド「……」

グリーン「行くぞレッド!」

グリーン「出ろギャラドス!」

レッド「フシギバナ」

アクロマ「始まりましたよ」

ゲーチス「そうですか、もう少しですね」
805 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/20(木) 01:10:11.65 ID:6ISkvwTm0
ナツメ「レッド遅いなぁ…」

シロナ「心配はないとは思うけどたしかに遅いわね」

シロナ「一応このことサカキ様に言っておきましょう」

シロナ「あら…?」

シロナ「ディアルガとパルキアが何かに反応してる…」

むにょん

ギラティナ「んんー!ぷはっ」

ギラティナ「なっちー」

ナツメ「ギラティナ?どうしたの?めずらしい」

ギラティナ「たいへんだよ、アルセウスが…もうすぐアルセウスが」

ナツメ「アルセウスがどうしたのよ」
806 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 00:20:02.93 ID:0WmDei60o
変髪がなんだ、あるだけいいじゃないか
807 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/27(木) 02:13:18.61 ID:QB+mVDjh0
シロナ「サカキ様!」

サカキ「なんだ騒々しい」

シロナ「す、すみません…」

シロナ「ですが緊急なので」

サカキ「なんだ」

シロナ「ポケモンリーグのトップであるゲーチスがアルセウスを呼び出そうとしているそうです!」

シロナ「いえ…もう呼び出してしまっているのかも…」

シロナ「こうなるとこちら側では…」
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/27(木) 02:14:08.55 ID:QB+mVDjh0
――――――――――

ピカチュウ「オンドリャア!」

カイリキー「ウホッ」バタッ

グリーン「さすがレッドだな」

グリーン「まさかこの俺様がここまでやられるとは」

レッド「……」

グリーン「これでお互い最後の一匹同士」

グリーン「出ろピジョット!」

グリーン「我が心に答えよキーストーン…メガシンカ!」
809 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/27(木) 02:15:00.79 ID:QB+mVDjh0
レッド「かっこよくやったとこ悪いけど飛行タイプじゃピカチュウの方が有利だぞ」

グリーン「それはどうかな」

グリーン「お前のピカチュウはもう体力ねえだろ」

グリーン「ギリギリの赤ゲージ」

グリーン「先に攻撃を当てた方が勝ち」

グリーン「と言ってももう俺が勝ったようなもんだけどな」

レッド「……」
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/27(木) 02:15:44.06 ID:QB+mVDjh0
レッド「そこまで言うなら先に攻撃を当ててみろ…」

レッド「ピカチュウ、これで終わらせるぞボルテッカー!」

ピカチュウ「ピカピカピカピカ!」

グリーン「ふっ」

グリーン「みがわり」

レッド「!?」

ヒョイ

バチッ

ピカチュウ「ピ…カ…」どさ

グリーン「当たればお前の勝ちだったな」

グリーン「ま、当たんなかったんだけどな本体に」
811 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/27(木) 02:19:05.28 ID:QB+mVDjh0
アクロマ「お見事!」

アクロマ「この勝負グリーンさんの勝ちですね」

グリーン「まだ終わってねえ」

アクロマ「え?」

グリーン「まだレッドは立ってる」

グリーン「とどめをささねえと」

グリーン「ピジョット、レッドにダイレクトアタック!」

レッド「…!」
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/27(木) 02:19:44.30 ID:QB+mVDjh0
ミュウツー「このクソ鳥が!!」ドギャン

グリーン「!」

アクロマ「な、なんだというのです…」

アクロマ「急に現れた…あれは一体…まさかポケモンなのか?」

レッド「ミュウツー…」

ミュウツー「もう少しでやられるところだったなレッド」

レッド「ああ、危ないとこだったまさかお前が来てくれるとはな」

レッド「てかここがよくわかったな」

ミュウツー「最後に話したときからずっと姿を消してお前の後ろにいたからな」

レッド「え?」
813 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/13(土) 14:37:49.59 ID:fz1BoRp/o
>>793
マサラの家すごく質素だもんな…

おつおつ
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 02:59:46.02 ID:3W7EtqVR0
グリーン「戻れピジョット」

グリーン「……」

グリーン「おい、やるんだったら早くやれ」

アクロマ「…わかりました」

アクロマ「では、あなたの魂をこの笛に…」

アクロマ「このスーパーアクロマシーンで!」

ギュイイイイイイイイン

グリーン「ぐがっ…があ…」

グリーン「……」どさっ
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:00:20.89 ID:3W7EtqVR0
アクロマ「これで天界の笛の完成…!」

アクロマ「歴史的瞬間ですよ…!!」

ゲーチス「おお…これが…」

アクロマ「ではどうぞ」

アクロマ「この笛を吹けば、始まりの間へと続く階段が現れるはずです」

ゲーチス「わかりました…」

ピ〜ヒョロロロロ プピー

アクロマ(へたくそ…)

にゅい〜にょろろろ

ゲーチス「これは…」

アクロマ「おそらく成功かと…」
816 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:01:01.94 ID:3W7EtqVR0
レッド「なあなんだあれは」

ミュウツー「始まりの間へと続く光の階段だ」

ミュウツー「その先にはアルセウスがいる」

レッド「アルセウスって…」

レッド「おい、ジガルデ出て来いって!」

レッド「あれ止めるんだろ」

ジガルデ「…もう遅いかもしれん」

レッド「はぁ!?」

ミュウツー「アルセウスが勝てばいいだけだ」

ジガルデ「それは…そうだが…」
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:02:05.55 ID:3W7EtqVR0
始まりの間

アルセウス「……」

ゲーチス「おお、あれがアルセウス…」

アクロマ「すばらしい…!」

ゲーチス「苦労しましたよ」

ゲーチス「アルセウスを倒すため各地の伝説のポケモンを集めるのは」

アルセウス「私を倒す…?」

ゲーチス「そうです、そしてその体を私が手に入れ、今度こそ」

アルセウス「馬鹿馬鹿しい」

アルセウス「今すぐここから消えることだ、そうすればわずかではあるが長く生きられる」

ゲーチス「そうはいかない、こちらも目的があってきたんですから」

ゲーチス「やれ」

レシラム「クロスフレイム」ボウッ

アルセウス「……」キンッ

ゲーチス「!?…効いていないのか」

アクロマ「データによるとアルセウスは全てのタイプに変化することができます」

アクロマ「そしてその時のタイプ相性はもちろん、その時のアルセウス自身のタイプの技は全て無効化されます」

ゲーチス「そういうことはもう少し早く教えてほしかったですね」

アクロマ「いやぁ…聞かれなかったものでね」
818 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:04:05.94 ID:3W7EtqVR0
アルセウス「どうやら消える気はないようだな…」

アルセウス「裁きの時だ…」

アルセウス「せめて私自らの力で消してやろう」

アルセウス「だああああああぁぁぁっ!」

アクロマ「すばらしい力を感じます…」

アクロマ「指一つすら動かせないほどの圧力…」

ゲーチス「ただの人間のあなたはそうでしょう…」

ゲーチス「だが!!人を超えた存在であるこのワタクシと!!伝説のポケモンたちはこの程度ではひるみもしない!!!」

ゲーチス「タイプが変化するとはいえ、弱点はあるっ!ダメージを与えることも可能だ!」

ゲーチス「いけっ!我が僕!神を倒せ!」

アルセウス「愚かな…」
819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:05:10.35 ID:3W7EtqVR0
ゲーチス「ランドロス、トルネロス、ボルトロス、やつの動きを止めろ」

アルセウス「別のタイプの技で同時攻撃」

アルセウス「たしかにそれなら私は無効化することはできない」

アルセウス「だが!」

アルセウス「攻撃される前に倒してしまえば問題ない」

アルセウス「凍っていろ!」ギュフン

ゲーチス「三闘、聖なる剣」

アルセウス「無駄だと言うのがわからんのか」

ゲーチス「こちらにはまだ弾丸は残ってますから」

ゲーチス「それと、これらは無駄ではない…」

アルセウス「どうやら全滅せねばわからぬようだな」
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:05:58.54 ID:3W7EtqVR0
ゲーチス(タイプ変化にかかる時間は約1.3秒…)

ゲーチス「それだけあれば時間は十分すぎる」

ゲーチス「ふっ遅い…遅すぎるぞ神よ」

ゲーチス「ふふふ…ふはは…」

ゲーチス「ふははははははははは!」

アクロマ「…何笑ってるんです」

ゲーチス「完璧な作戦ができたのだ」

アクロマ「ほう…」

ゲーチス「そこで見ていなさい」

アクロマ「言われなくても私は動くことはできないですからね、ここで見ることしかできないですよ」
821 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/18(木) 03:06:52.13 ID:3W7EtqVR0
ゲーチス「ゼクロム、レシラム、キュレム、攻撃だ」

アルセウス「3体とも同じラタイプの技とは…あきらめたか」

ボウッ

アルセウス「!?…炎」

ゲーチス「その炎はただの炎ではない、それは聖なる炎」

アルセウス「こんなもの」バフウッ

アルセウス「火遊びも大概にしろよ人間が」

ゲーチス「もう少しでお前を倒せるのだ、ここでやめると思うのか?」

アルセウス「なんだと」

アルセウス「なっ…ばかな、なぜまだ炎が…」

アルセウス「ぐっ…貴様…何をした!」

ゲーチス「お前の能力は自分と同じタイプの技を一切受け付けない」

ゲーチス「ではなぜ今炎タイプになっているのに、炎のダメージを受けているのか…」

ゲーチス「簡単だ、その炎は炎タイプではないからだ」
822 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:08:11.51 ID:3W7EtqVR0
アルセウス「どういうことだ、まるで意味がわからんぞ」

ゲーチス「やれやれ…敵に説明させるとは」

ゲーチス「まあいいでしょう」

ゲーチス「たしかに最初の炎はホウオウが出した聖なる炎」

ゲーチス「この時点では間違いなく炎タイプの技」

ゲーチス「そしてお前は炎タイプとなり聖なる炎を消し飛ばした」

ゲーチス「だが、さすがは伝説のポケモンの技」

ゲーチス「いくらアルセウスといえども、そう簡単には消せなかった」

ゲーチス「残った炎が再び大きく燃え上がり、今お前を襲っている」

ゲーチス「ではなぜ再び大きく燃え上がったのか」

ゲーチス「簡単だ、別の力が加わったため」
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:08:53.20 ID:3W7EtqVR0
ゲーチス「それはルギアの力だ」

アルセウス「ルギアだと…?」

アルセウス「ならこの技は」

ゲーチス「そうだエスパータイプだ」

ゲーチス「ふふふ…まったく、一体いつからその炎を炎タイプだと錯覚していたのか」

アルセウス「技がエスパータイプだとわかれば」

ゲーチス「そう、ここでタイプを変化させる」

ゲーチス「しかも無効化させるのに、お前は悪ではなくエスパーになる」

ゲーチス「そしてこの説明こそ、罠」

ゲーチス「今だサザンドラ!悪の波動!!!!!!!」
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:10:07.85 ID:3W7EtqVR0
アルセウス「ぎがあぁぐっっっ…貴様あああああ!!」

ゲーチス「ふふ、苦しそうだな」

ゲーチス「今楽にしてやる」

ゲーチス「アクロマ、あれを」

アクロマ「どうぞ勝手にとってください、私はまだ動けないようです」

ゲーチス「…まあいいです、使い方はわかったいますから」

ゲーチス「スーパーアクロママシィィィィィン!!」

ゲーチス「その体もらい受ける!」

アルセウス「ぬ…あ…」

アルセウス「……」

アクロマ「成功ですか?」

アルセウス(ゲーチス)「ええ…」

アルセウス(ゲーチス)「これがワタクシの目的」

アルセウス(ゲーチス)「ワタクシ自身がアルセウスになる事だ」
825 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/05/18(木) 03:12:18.76 ID:3W7EtqVR0
ゲーチスについての解説

一番最初(ゲームとか普通の)ゲーチスはBW2の後精神破綻を起こしもう何も出来ない状態になります
が、そこをまだ野望はあるがもう年なうえにボロボロのため体がついて行かないためもう何も出来ない状態になったと設定します

その時にアクロマが発明したのがスーパーアクロママシン(適当)
これは生物の魂を別の者に移すことができます
元の体がどうなるとかは今はどうでもいいです
それを使いゲーチスはタケシ(たぶん合ってるはず)の体を手に入れます
その後なんやかんやあって次はルザミーネの体に魂を移します
そして最終目的であるアルセウスへ魂を移しました
これによりアルセウスの体はゲーチスの物になりました

何を書いてるのかわからねーと思うがおれも何をかいてるのかわからなかった…
826 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 09:34:31.25 ID:eUM7n4CCo
タケシは最初から乗っ取られてたの?
それとも捕まってから?
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 02:05:16.35 ID:GHqp8Ahh0

タケシは最初からではなかったと思います
どこで乗っ取られたってなるともうあんまり覚えてないですけど捕まってからなんでしょうね
正直話が変な方向にいっててまとめきれてないとはいえ雑な回答で申し訳ないです
828 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/01(木) 02:07:02.62 ID:GHqp8Ahh0
アルセウス(ゲーチス)「フハハハハ!スバラシイ!スバラシイぞ!この体は!」

アルセウス(ゲーチス)「これでワタクシの…」

アルセウス(アルセウス)「貴様何を勘違いしている…!」

アルセウス(アルセウス)「この体は私のものだ!」

アルセウス(ゲーチス)「ちっ、まだ残っていたか」

アルセウス(ゲーチス)「さすがにしぶといですね…」

アルセウス(ゲーチス)「ならこれでどうです!」

アルセウス(アルセウス)「ぐうっ…き、貴様…」

ゲチセウス「ふふふ…いいぞ…体がワタクシに馴染んできた…」

アルーチス「黙れ小僧!お前ごときが私に勝てると思うな!」

ゲーチス(シンオウの姿)「な、なんだというのだこの力は…」

ゲルチウス「ぐあ…やめろ…!魂が…精神が…体が…名前さえも歪んでいく…っ!」
829 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/01(木) 02:07:56.58 ID:GHqp8Ahh0
アルセチス「……」

ゲルセウス「……」

アクロマ「ゲーチス…?」

アーチス「…なんだお前は」

アチス「!」

ゲーチス「ふはぁぁ…」

ゲーチス「……」

ゲーチス「やあ、アクロマ…」

ゲーチス「ふう…少し頭が混乱してしまっているな…」

ゲーチス「だが間違いなくワタクシはアルセウスに勝ち、この体を手に入れた…」

ゲーチス「とてもいい気分ですよ」
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/01(木) 02:08:37.48 ID:GHqp8Ahh0
アクロマ「そうですか、それはよかった」

アクロマ「ではゲーチス、私を解放してくれませんかね」

アクロマ「いつまでも動けないというのは困りますから」

ゲーチス「わかりました、いいでしょう」

アクロマ「お願いします」

ゲーチス「ああ、そうそう、アルセウスというのは素晴らしいですね」

ゲーチス「人間程度の考えていることなら手に取るようにわかる」

ゲーチス「アクロマ、お前の白衣の左ポケットにマスターボールが入ってますね」

アクロマ「!?」

ゲーチス「何に使おうとしたのですか?」

アクロマ「……」
831 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/01(木) 02:09:52.64 ID:GHqp8Ahh0
アクロマ「なあに、念のために持っていただけですよ」

ゲーチス「……」

ゲーチス「言ったはずです、人間ごときの考えていることなら手に取るようにわかると」

ゲーチス「アルセウスは創造ポケモン…」

ゲーチス「全てを超越した神と言われる存在であってもポケモンなのです」

ゲーチス「それならマスターボールであれば捕獲可能」

ゲーチス「そんなことあなたならわかってますよね、アクロマ」

アクロマ「私が捕獲を考えていると?」

ゲーチス「……」

アクロマ「ふっ…わかりました捕獲はやめます」

ゲーチス「……」

アクロマ「?」

アクロマ「ゲーチス?」
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/01(木) 02:12:00.70 ID:GHqp8Ahh0
ゲーチス「たしかに捕獲することはあきらめたようですね…」

アクロマ「疑ってたのですか?」

アクロマ「心外ですね」

アクロマ「これまで二人であらゆることを成し遂げてきた仲だというのに」

ゲーチス「ええ、そうですね」

ゲーチス「これまでいろいろありました」

ゲーチス「それら全てはあなたのおかげだと思ってますし、感謝してますよ」

ゲーチス「もちろん今回の件も」

ゲーチス「お前の力なくこの姿になることはできなかったでしょう」
833 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/01(木) 02:13:43.69 ID:GHqp8Ahh0
アクロマ「あなたらしくもない、だかそう思ってもらえるのはうれしいですね」

ゲーチス「最後ですからね」

アクロマ「?」

アクロマ「最後?何を言って…」

ヌッ

アクロマ「!」

アクロマ「ゲーチス!これはどういうことです!!」

ゲーチス「ワタクシも残念ですよ、まさかこんなことになるとは…」

ゲーチス「ワタクシがアルセウスとなった後、捕獲するという計画を気づかなかったワタクシも馬鹿ですがね…」

ゲーチス「さらばだ盟友よ」

ゲーチス「せめてワタクシ自らの手で」
834 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/01(木) 02:16:35.05 ID:GHqp8Ahh0
アクロマ「ま、待てゲーチス!」

アクロマ「あなたを捕獲するのはあきらめたといったはず!」

ゲーチス「今は…ね」

ゲーチス「何度も言わせるな、人間が」

ゲーチス「一年…二年…何年たとうとお前はチャンスをうかがい続ける」

アクロマ「そんなこと」

ゲーチス「黙れ」

ゲーチス「消えろ、お前は醜い」

アクロマ「ゲー」

ぷちゅっ
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 12:08:26.81 ID:KHVzthI00
このロケット団なら入団したいな(
おっつおっつ
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 02:03:33.59 ID:j+uCpMQo0
レッド「なあ、俺たちも上に行かなくていいのか?」

ジガルデ「今行ったところで何もできん…待つしかない…」

レッド「……」

レッド「ん?おいっ階段が消えていくぞ」

ミュウツー「終わったのか…?」

ジガルデ「そのようだな」

レッド「じゃあアルセウスが…」

ヒュー

レッド「何の音?」

ドスンッッッ

ゲーチス「……」

ジガルデ「アルセウス…じゃないな…」

ミュウツー「最悪の結果になったわけか」
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 02:07:52.11 ID:j+uCpMQo0
ゲーチス「ごきげんよう、ポケモントレーナーレッド」

レッド「あんたさっきの美女か?」

ゲーチス「ええ、御覧のとおりワタクシはアルセウスの力を手に入れることができました」

ゲーチス「過程は予定していたものよりズレましたが目的は達成したので良しとしましょう」

ゲーチス「これより世界をワタクシのものにするため…」

ゲーチス「まずはレッド、お前から消してあげましょう」

レッド「ちっ、結局こうなんのか」

レッド「ジガルデ、ミュウツー力をかしてくれ」

ジガルデ「無論そのつもりじゃ、全力で行くぞ」
838 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 02:09:47.50 ID:j+uCpMQo0
ゲーチス「神に等しい力を手に入れたこのワタクシと」

シロナ「ディアルガ時の咆哮!パルキア亜空切断!」

ドーン

ゲーチス「ぐぬっ!?」

レッド「シロナ!?」

シロナ「よっと」スタッ

シロナ「やっレッド君、私がいなくて寂しかったでしょ、でももう大丈夫よ」

レッド「別にさみしくもなんともなかったけど…」

シロナ「またまた〜」

レッド「てかなんで来たんだよ」

シロナ「ディアルガとパルキアが教えてくれたの、もうすぐサカキ様がロケット団を率いて来るわ」
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 02:11:04.80 ID:j+uCpMQo0
ゲーチス「貴様はシロナ…!」

シロナ「あらあら、不意打ちでくらわせたけど効いてないのかしらね」

シロナ「ただ今の私は機嫌が悪いの」

シロナ「とりあえず発散のためにあなたをボコボコにするまで攻撃させてもらうから」

シロナ「いや…私じゃなかったわね…」

シロナ「私たち…か」

シロナ「もう一度攻撃!時の咆哮!亜空切断!」

ディアルガ「ウルトラダイヤモンド!!」

パルキア「ウルトラパール!!」

ゲーチス「ぬがっ…な、なぜだ…なぜタイプが変わらぬ…」

シロナ「まだその体があなたに馴染んでないから上手く使いこなせないの」

シロナ「逆に言えば早いところ倒さないとこっちがやばいってなるんだけどね」
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 02:12:41.88 ID:j+uCpMQo0
ゲーチス「ふっ…能力の一つや二つ使えなかったところでお前たちを潰すことぐらい」

むにゅん

ギラティナ「スタープラチナ!!」オラオラオラ

ギラティナ「あ、なんか出た」

ゲーチス「ぬぐあっ」

ナツメ「お待たせレッド」

レッド「ナツメまで…」

ナツメ「シロナ来たんだし当然でしょ」

レッド「お、おお…なんで二人だけ早いんだよ」

シロナ「私はパルキアの力で、簡単に言うとワープね」

ナツメ「私はギラティナと破れた世界を通ってきたから他の団員より早かったの」
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 02:13:38.03 ID:j+uCpMQo0
ディアルガ「おい、なんだスターって」

パルキア「そうだウルトラのはずだろ」

ギラティナ「あれー、そうだっけー?」

ギラティナ「でもなんかいいじゃんスタープラチナって」

ギラティナ「ウルトラプラチナよりはいいと思うよー」

アルセウス「このハエどもが!」

ドーン

ギラティナ「いったー…急に攻撃してくるなよー…」

ギラティナ「!?」

ギラティナ「ディアルガ!パルキア!おい、しっかりしろ!何寝てんだ起きろよ!」

ゲーチス「ほう、お前はまだ動けるのか、ならさらに強烈なのをくらわせてやろう」

ゲーチス「消えろ!」

ガシッ

レジギガス「……」

ゲーチス「な、なんだこいつ…ビクともせん、そんなワタクシのパワーより上だというのか!?」

シロナ「ごめんなさい、ちょっと目を離したらディアルガとパルキアがやられてるとは…」

シロナ「でもこっからは大マジでやるから」
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/07(金) 04:38:23.22 ID:WIu0zt17o
843 :ハ長調 :2017/07/18(火) 21:23:11.87 ID:tJe6nGsM0
コメ失礼します。
こんばんは、いつも読ませてもらってます。
とても面白いです。

唐突なんですが質問です。

ここでのレッドの外見はどのレッドなんですか?

年齢が20歳ってことは後述のレッドより成長している(であろう)サンムンレッドですか?

それとも黒髪の初代レッドですか?
茶髪のリメイクレッドですか?(サンムンじゃない方)
あと多分違うと思いますが黒髪赤目(稀に黒目)のpixivレッドですか?

ちょっと気になったんですが良ければ教えていただけると嬉しいです!外見をしれた方がこの話を楽しめると思ったので…

長文失礼しました
844 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 01:52:06.04 ID:RbS5batI0
シロナ「……」

シロナ「ディアルガは瀕死状態、パルキアはまだ少し体力があるみたい」

シロナ「攻撃を受ける瞬間空間を歪めてダメージを軽減したのね」

シロナ「まずはディアルガを元気の塊で復活させないと」

ナツメ「じゃあその間私たちがあいつを止めておくわ」

ナツメ「ね、レッド」

レッド「お…おう」

レッド「作戦知らないけど」

シロナ「(パルキア聞こえる?私をディアルガのところまで空間移動させて)」
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 01:52:50.44 ID:RbS5batI0
シロナ「これでよし」

シロナ「まだ起き上がっちゃだめよ」

シロナ「今はまだあいつにあなたが戦闘不能状態だと思わせておかないと」

ディアルガ「うむ」

シロナ「(パルキア、私を元の場所に)」

ブンッ

シロナ「ありがと、ディアルガは回復できたわ」

レッド「で、ここからどうするんだ?作戦とかあるのか?」

シロナ「もちろん」
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 01:54:07.79 ID:RbS5batI0
ゲーチス「…?」

ゲーチス「なんだ…今、シロナが急に現れたような…」

ゲーチス「なぜかは知らんが、あの顔何かを企んでいるようですね」

ゲーチス「早めに消しておくとしますか」

ゲーチス「ふんっ」ポッ

シロナ「…直接私に来るとはね」

レッド「ジガルデ!ミュウツー!シロナを守れ!」

シロナ「レッド君、もうそっちにいないから大丈夫よ」

レッド「え?」
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 01:55:22.40 ID:RbS5batI0

ゲーチス「なんだ…?何が起きたというのだ」

ゲーチス「一瞬にしてシロナが…」

ゲーチス「!」

ゲーチス「あれは…」

ガブリアス「グルルルル…」

ゲーチス「ガブリアス…?まさかあいつがやったのか?」

ゲーチス「ガブリアスは音速で動くことができる、だがそれはこのアルセウスなら簡単に捉えられる速さだ」

ゲーチス「元チャンピオンのポケモンだからとはいえ他より多少速い程度」

ゲーチス「動きがまったく見えないなどありえない」

ゲーチス「他のポケモンを使いテレポートする動作も見られなかった…」

ゲーチス「おい貴様、何をした!?」

シロナ「ふふっ」
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 01:57:20.29 ID:RbS5batI0
レッド「シロナ、今のはいったい?」

シロナ「秘密」

レッド「なんで?」

シロナ「私とレッド君の距離でギリギリ聞こえるぐらいの声でも、あいつにははっきり聞こえているはず」

シロナ「だからレッド君には悪いけど、私が今やったことを言うわけにはいかないの、ゴメンね」

シロナ「ナツメ、次はあれで行くよ」

ナツメ「ええ」

レッド「え?ナツメは知ってるの?」

ナツメ「うん」

レッド「なんか俺だけ仲間はずれみたい…」

ナツメ「そんなことないって!」

レッド「でもそのあれってのも秘密なんでしょ」

ナツメ「ま、まあ…理由はさっきと同じ…」

レッド「……」シュン
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 01:59:29.84 ID:RbS5batI0
シロナ「じゃあレッド君にもお願いしようかな」

シロナ「正面から攻撃お願い」

レッド「わかった」

ナツメ「がんばってねレッド」

ナツメ「あっちに行くよギラティナ」

ギラティナ「うーい」ぽわぐちょ

ゲーチス「シロナは動かず、レッドは正面から攻撃、ナツメは裏側の世界へ行ったか…」

ゲーチス「さっきまでのシロナはギラティナを使っていたのか…?」

ゲーチス「いや、消えたときも現れたときもあんな大きな歪みはなかった」

ゲーチス「!」

ゲーチス「パルキアか…!」

ゲーチス「やつは今どこに…あんな遠くか」

ゲーチス「いや…距離は関係ない、やつならどこにいても空間移動をさせることはできる」

ゲーチス「シロナになんの動作も見られなかったのはパルキアがワタクシの視界の外にいたからか」
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:03:16.11 ID:RbS5batI0
ゲーチス「仕掛けがわかれば簡単な話だ」

ゲーチス「もう動くこともできないと思っていたが、あれはやられたフリか」

ゲーチス「待っていろ、今とどめをさしてやる」

シロナ「……」

シロナ「レッド君、攻撃お願いね」

レッド「ああ、いけミュウツー!」

ミュウツー「サイコブレイク」

ゲーチス「おっと…」

ゲーチス「そうか、ワタクシをパルキアに近づけさせないためのレッドか…」

シロナ「やっぱりパルキアのことバレてたんだ」

ゲーチス「シロナ…!?いつの間に!」

シロナ「この距離なら避けられないでしょ?ギガスパンチ!」

レジギガス「……」ドゴッ

ゲーチス「ふがっ…!」メコメキョバキバキ
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:06:04.20 ID:RbS5batI0
ドスンッ

ゲーチス「おのれ…」

ゲーチス「脚の一本ぐらいならすぐ再生できる…」

ゲーチス「!?」

ゲーチス「なぜレジギガスが空中に」

シロナ「その質問には答えてあげていいわ」

シロナ「あなたが考え事してる間にクレセリアでスキルスワップしておいたの」

シロナ「それによりレジギガスの特性は浮遊になり、そしてスロースタートが強制解除された」

ゲーチス「なるほど…」

ゲーチス「それを聞いて安心しましたよ」

ゲーチス「今のパワーがスロースタート状態なら危なかったですが、それが全力なら見切れない速さではない」
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:09:51.64 ID:RbS5batI0
シロナ「それはどうかしらね」

ゲーチス「なに…?」

バキバキッ

ゲーチス「…っ!」

ゲーチス「ぬおおおおおおおおお!」

ゲーチス「な、なんだ!?ワタクシの前脚が!?」

ゲーチス「バカな…何をされたというのだ…」

ゲーチス「ぐっ…今は考えている暇はない、足二本を再生しなければ…」

ゲーチス「考えるのはその後だ」
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:16:09.75 ID:RbS5batI0
ゲーチス「はぁ…はぁ…」

シロナ「少しは効いたかしら?」

ゲーチス「黙れ」

シロナ「体にきてるかどうかはともかく頭にはきてるみたいね」

ゲーチス(おのれ…何が起きた…考えろ!)

ゲーチス(あいつはあの場からは動いていない)

ゲーチス(ギラティナでもない、やつの姿も気配も感じなかった)

ゲーチス(ならなんだ…なぜワタクシの足が二本同時に砕かれたのだ…)

シロナ「とどめよレッド君」

レッド「ああ、やれジガルデ」

ジガルデ「見よ!これが余の真の姿!そして受けてみよ!」

ジガルデ「コアパニッシャー!!!」
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:18:08.79 ID:RbS5batI0
シロナ「終わったのね」

レッド「ああ、ちょっと雑だったかな」

シロナ「終わりさえしたらいいのよ」

ゲーチス「お前らの命がか」

シロナ「!」

ゲーチス「ぬおおおおおああああああ!」

レッド「今の受けてまだ倒せねえのかよ」

シロナ「だったらもっともっと攻撃するまでよ」

シロナ「!?」

シロナ「なっ…どういうこと…?」

レッド「なんだ、どうしたんだ…ってなんでそんなとこに、一瞬で移動したのか?」

ゲーチス「そうか…そういうことか」

ゲーチス「全てわかった…お前の仕業だったかディアルガ」
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:21:26.06 ID:RbS5batI0
ゲーチス「ワタクシがジガルデの攻撃を受けたとき考え事をしていた」

ゲーチス「このままワタクシはやられるのか?」

ゲーチス「どうすれば助かるのか…」

ゲーチス「そういったことではない」

ゲーチス「なぜワタクシの足二本が同時に砕けたのかを考えていた」

ゲーチス「これが解決しない限り、あの状況を耐え抜いたところでワタクシに勝ち目はないと考えたからだ」

ゲーチス「アルセウスの能力を使えば耐えきれるという自信があったからこそ、考えることができたのだろうな」

ゲーチス「そのアルセウスの能力を考えたときわかったのだ、全て」

ゲーチス「わかりさえすればあとは簡単だ」

ゲーチス「アルセウスの力はディアルガ、パルキア、ギラティナを合わせた力をはるかに超えている」

ゲーチス「対策法などいくらでもある」
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/20(木) 02:29:04.31 ID:RbS5batI0
見ていただきありがとうございます
質問あったので答えまーす

レッドの外見についてですが、この話は基本的に全キャラゲーム基準で一番最後に出たシリーズから成長した感じということでやってます
ですがこの話のレッドはアローラ地方には行ってない(はずな)のでサンムーンの服装ではありません、顔はサンムーンに出てきた状態です
服装の一番近いものとしてはHGSS、BW2ですかね、あれが20〜22歳になったってイメージです
あ、一応ロケット団なんで他の団員に合わせてズボンは黒で靴はレッドのもの

ついでなんで他の登場人物も
ナツメ
見た目はHGSS、BW2に出てきたような感じ
服装は…思い浮かばない…HGSSのままかな…
年齢はレッドの年+2歳

シロナ
見た目はいつも通り
服装もいつも通り、左胸にロケット団のマーク
20代、誰が何と言おうと20代
見た目は大人、頭脳も大人、性格子ども

ゲーチス
姿は完全アルセウス

雑ですけどこんな感じ
他に何かあればその都度答えます
857 :ハ長調 :2017/07/20(木) 21:58:18.31 ID:U6fPAJjA0
856 さん>>
858 :ハ長調 :2017/07/20(木) 21:59:36.39 ID:U6fPAJjA0
あ、すいません
切れましたw

質問に答えていただきありがとうございます!

これからも応援させていただきます!
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:28:25.89 ID:y83WX1WT0
レッド「おいおいおいおい何が起きたか俺に教えろよ」

シロナ「さっき私は時を止めた」

レッド「時…?」

シロナ「正確にはディアルガがだけど」

シロナ「時が止まっている間はディアルガと私とそのどちらかが触れている者のみ普段通り動くことができるの」

シロナ「さっき時を止めたとき、私はレジギガスの上に乗りとどめをさそうとした」

シロナ「そしたら動けるはずのないゲーチスが動きだした」

シロナ「ゲーチスだけじゃない、レッド君も他のポケモンたちも動いていた…」

シロナ「つまりどういうわけか私が時を止められる時間が短縮されたのよ」

レッド「……」

レッド「もう一回言ってくれる?」
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:29:07.20 ID:y83WX1WT0
レッド「……」

レッド「それってお前がゆっくりしてたとか勘違いとかじゃないのか?」

シロナ「そんなわけないでしょ」

シロナ「普通に動いてもレジギガスの上に乗ってそのレジギガスが20発は殴れる余裕はあるはず」

シロナ「それで終わりだったはず…」

レッド「じゃああいつはどうやって停止時間を短縮したんだ?」

シロナ「…わからない」

シロナ「ただ何をされたかわからなくてもやらなきゃやられるだけ」

シロナ「確かめるためにももう一度やる…」

シロナ「そしてレッド君は動けるようになったらすぐに攻撃を」

レッド「わかった」

シロナ「ディアルガ…時よ止まれ…」
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:31:01.46 ID:y83WX1WT0
シロナ(1…)

シロナ(2…)シュタッ

シロナ「レジギガス!」

レジギガス「……」ゴゴゴ

シロナ(3…)

ゲーチス「ふっ…」

シロナ「!?」

シロナ(今ゲーチスが動いた…?まさか…)

ゲーチス「時は動き出す」

シロナ「そんな…やっぱり停止時間が短すぎる…!」

ぷちゅん

シロナ「え…」

ぽとっ
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:31:59.89 ID:y83WX1WT0
レッド「いけっミュウツー!ジガルデ!」

ゲーチス「ちっ…」

レッド「大丈夫かシロナ?」

レッド「今攻撃されたように見え…っておいお前左腕がねえじゃんか!」

シロナ「たいしたことないわ…カスリ傷よ」

レッド「いやお前腕切られたんだぞ!?」

シロナ「大げさよ…切られた方の腕を回収すればクロナが治してくれる…元通りになる」

シロナ「ま、この出血はどうにかしないとね」

シロナ「クレセリア」

クレセリア「はい」テンテンテレテン

クレセリア「これでもう何もしても大丈夫です」

クレセリア「しかし腕をくっつけるのはクロナさんに頼むしかありません」

シロナ「わかってる」

シロナ「それまで私の左腕預かっといて」
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:32:31.03 ID:y83WX1WT0
シロナ「レッド君、次の作戦を言うわ」

レッド「言っていいのか?聞かれるんじゃないのか」

シロナ「さすがにミュウツーとジガルデとレジギガスの三体を相手にしながらここの話を聞くのは無理がある」

レッド「なるほど」

シロナ「次の作戦は…といってももう始まってるけど」

レッド「何したらいいんだ?」

シロナ「牽制」

シロナ「あきらかなチャンスが来るからそれまでとにかく牽制よ」

シロナ「そして一気に決める」

シロナ「単純だけどこれができるかできないかで全てが決まる」

シロナ「失敗したらもう私たちの負けよ」
864 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:33:06.41 ID:y83WX1WT0
レッド「わかった…」

レッド「でも牽制と言っても俺の手持ちはゼロ」

レッド「ミュウツーとジガルデもあいつの相手してるし…何したらいいんだ?」

シロナ「えっとー…」

シロナ「構えてて!何があってもすぐ行動できるように」

シロナ「ミュウツーとジガルデにも的確な指示をできるように」

レッド「あ…ああ…」

シロナ「それとあいつの能力を考えといて」

シロナ「どうやって停止時間を短縮させたのか…」

シロナ「きっとそれだけじゃないはずだし」
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/30(日) 01:34:13.37 ID:y83WX1WT0
レッド「考えるっていってもこういうのはシロナやナツメの方が得意なんだけどな…」

レッド「むしろ俺は苦手な方だし…」

レッド「でも今まではほとんど直感でやってたし…たまには考えるのもいいか」

レッド「最強トレーナーの腕の見せ所だな」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「わからん…」

レッド「時間停止を短縮させる能力…?そんなピンポイントなわけないよな」

レッド「複数の伝説級のポケモンと戦っても余裕の表情…」

レッド「あんなすげえやつの能力ってなんだ?」

レッド「ヒントが足りない…」
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 21:36:23.54 ID:xafz6fcT0
支援
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/13(日) 22:39:17.08 ID:kWvr6Bfz0
支援
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/21(月) 02:52:31.48 ID:wfSjbVef0
レッド「そうだ!こんなときのポケモン図鑑だ」

レッド「もしかしたら何かヒントが…」

図鑑「データなし」

図鑑「全国図鑑にアップデートしてください」

レッド「……」

レッド「……」

レッド「この役立たたず!」ガシャーン

レッド「くそ〜じゃあ他…他に何か…」
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/21(月) 02:53:03.07 ID:wfSjbVef0
シロナ「何かわかった?」

レッド「わかるわけないじゃん…」

シロナ「…そう」

レッド「そっちは何かわかったのか?」

シロナ「……」

レッド「まあ仕方ねえか」

シロナ「相手の能力がわからないのなら何をするにも危険」

シロナ「レッド君にはなんとしても考えてもらわないと」

レッド「俺に?」

シロナ「だって私片腕なくなっちゃったもの」

レッド「関係ねえだろ」
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/21(月) 02:53:49.11 ID:wfSjbVef0
シロナ「早く対策をしないと…」

シロナ「こっちのポケモンたちのパワーもスピードもあきらかに弱くなってる」

シロナ「このままじゃもうすぐ体力が尽きてしまう…」

レッド「……」

レッド「わかった」

シロナ「えっ何が?」

レッド「あいつの能力」

シロナ「ほんとに!?それはいったい…?」

レッド「一応確認したい、遠距離技を使えるポケモン持ってるか?」

シロナ「うん、いるけど」
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/21(月) 02:54:48.05 ID:wfSjbVef0
シロナ「出てきなさいルカリオ」

レッド「全力で攻撃してくれ」

シロナ「わかった」

シロナ「少し下がってて」

シロナ「いくよルカリオ…」

シロナ「波導、最大っ!メガシンカ!!」

シロナ「波導の力を見よ!」

ルカリオ「ハドウノアラシ!」ズオッ

ゲーチス「!」

ドドドドーン

シロナ「やったの…?」
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/21(月) 02:56:11.91 ID:wfSjbVef0
レッド「いや…」

レッド「あと技出したあとそういうの言うのはやめた方がいい」

ゲーチス「ふん…コソコソしてると思えばこんなことを」

シロナ「あれを受けても平気でいるなんて…」

シロナ「ほんとにわかったの?」

レッド「ああ、もちろん」

レッド「今のルカリオの一撃は巨大なものだった」

レッド「でもアルセウスに当たる寸前のところではかなり小さく、しかもゆっくりだった」

レッド「ミュウツーたちのパワーやスピードが小さくなっているのも」

レッド「時間停止を短縮させたのも同じ能力だとするとあいつは敵を弱体化させることができるんじゃないのか?」

シロナ「弱体?」

シロナ「…まあ、ありえるか」
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 22:47:03.48 ID:zpk4VKzZ0
支援
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:22:07.51 ID:lFRyIXG+0
レッド「相手の能力がわかれば、たいしたことはねえ」

レッド「ちゃんとあれを抑えといてくれよ」

レッド「来いジガルデ!」

シロナ「ちょっと!勝手に行動しないでよ!」

シロナ「ナツメが困惑しちゃうじゃない!」

レッド「問題ねえよ、ナツメのことを一番よくわかってるのは俺だし、俺のことを一番わかってくれるのはナツメだ」

レッド「何があってもちゃんと合わせてくれるよ」

シロナ「まったく…何かあったら全部責任はとってよね」

シロナ「ガブリアス、ルカリオ!アルセウスに攻撃よ!」
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:22:39.22 ID:lFRyIXG+0
ジガルデ「なんじゃ、何か良い策でも思いついたのか」

レッド「その前にジガルデって相手の特性を消すことができたよな」

ジガルデ「ああ、できるぞ」

レッド「特性じゃなくてそいつのもってる能力を消すことはできるのか?」

ジガルデ「余がその気になれば能力どころか状態異常、持ち物まで消すことができるぞ」

レッド「そんなことできんのか…」

ジガルデ「ただ相手のその能力を把握しておく必要があるがな」

レッド「あいつの能力ならもうわかった」

ジガルデ「なら可能じゃ」

レッド「よしじゃあ俺を乗せてくれ」

ジガルデ「危険じゃぞ」

レッド「完璧なタイミングで指示するにはそれが一番いいんだよ」

レッド「それに危険なことなんてもう慣れてんだよ」
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:23:13.08 ID:lFRyIXG+0
レッド「今だ!」

ジガルデ「タイミング見るって言ってたのにもううつのか!?」

ジガルデ「乗った意味ほぼないぞ!」

レッド「いいから今だ!全員離れてろ!」

ジガルデ「コアパニッシャー!!」

ゲーチス「!?」

ゴアッ ゴゴゴゴゴ ギュアッ

ゲーチス「ぬぐおああああああああああああああ!」

ゲーチス「…ぐっ…はぁ…はぁ」

ゲーチス「な…なんだ今のは…?」
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:24:04.57 ID:lFRyIXG+0
ガシッガシッガシッガシッ

ゲーチス「足が!?」

ギラティナ「どうもーギラティナでーす」

ゲーチス「な、なんだこの力は!?」

ゲーチス「なぜギラティナがこんな力を…!」

ギラティナ「力を使えなくなったんだよねー、聞いてたよ」

ギラティナ「さっきまでと受ける力が違いすぎて驚いてるよねー」

ギラティナ「このまま僕の世界に引きずり込んでボコってもいいけど、なっちーが言うからレッドたちに任せるよ」

ギラティナ「足だけこっちに引きずり込んで固定してやる」ズズズ

ゲーチス「くっ!貴様!!離せ!」

ギラティナ「やーだよーだ」

ゲーチス「このままワタクシを倒せばアルセウスも無事では済まんのだぞ!」

ギラティナ「アルセウスなら不死身だからどんなことが起きても平気だよー」
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:25:06.23 ID:lFRyIXG+0
ナツメ「よいしょっと…」

ナツメ「上手くいったねレッド」

レッド「ああ、何も言ってないのにタイミングよくやってくれるなんてさすがだな」

ナツメ「当然、私はあなたのことをよーくわかってるんだから」

シロナ「二人はわかってても私は知らないんだからもっと詳しく教えてくれててもよかったのに」

レッド「すねんなよ」

シロナ「すねてない」

ナツメ「まあまあシロナ、今はチャンスなんだからそういうのは後で」

シロナ「……」

ナツメ「後でアイス買ってあげるから」

シロナ「ほんと!?やった!」

ナツメ「レッドが…」ぼそっ
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:25:52.80 ID:lFRyIXG+0
シロナ「レジギガス!本当の力を見せるときよ!」

シロナ「これが私たちの全力!!フルパワー!!」

シロナ「真祖・レジギガス!!!」

レジギガス「……」ズゴゴゴゴ

シロナ「くらいなさい神の鉄槌、ギガスパンチ!!」

レッド「じゃあ俺たちもいくぞジガルデ、ミュウツー」

レッド「ミュウツー、サイコブレイク!」

レッド「そして必殺のジガルデシュート!」

ゲーチス「こ…こんなことが…!」

ゲーチス「ま、待…」

ゲーチス「ぬおあああああああああああああああああああああああああああああ!」
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 03:27:54.60 ID:lFRyIXG+0
ゲーチス「……」

ゲーチス「……」ドサッ シュウウ

シロナ「今度こそ終わりね…」

シロナ「アルセウスの体が消滅していく」

レッド「ああ…」

ナツメ「ゲーチスはもう終わりだろうけどアルセウスは何度でも蘇る…」

ナツメ「だからそんな心配しなくてもいいのよレッド」

レッド「別に心配してるわけじゃない…」

レッド「ただちょっと疲れただけ」

ナツメ「じゃあ戻って休みましょうか」

シロナ「そうね、早く帰りましょうか、サカキ様にも報告しないと」
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/03(火) 08:12:33.81 ID:lFRyIXG+0
テンガン山麓

ゲーチス「ぐっ…」

ゲーチス「こ、ここは…?」

ゲーチス「それにこれは元のワタクシの体…」

ゲーチス「何が…」

ゲーチス「体が動かん…」

サカキ「なら、今楽にしてやろう」

ゲーチス「!」

ゲーチス「き、貴様はロケット団の…!」

サカキ「スピアー、止め針だ」
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:45:17.38 ID:uWvxZ/Nn0
一か月後

シロナ「ポケモンリーグのアタマを潰したことにより組織は崩壊」

シロナ「これで世界の法も秩序もロケット団の、サカキ様のものですね」

サカキ「お前たちの力があってこそだ」

サカキ「礼を言う」

シロナ「やったー、私たち褒められたよ!」

レッド「うん、そーだねー」

ナツメ「あなたのそのテンションどこから出てるの」

シロナ「二人はもうちょっと明るくしなさいよ」
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:45:51.76 ID:uWvxZ/Nn0
サカキ「レッド」

レッド「ん?」

サカキ「ポケモンリーグを倒したことでお前との契約は終了した、ご苦労だったな」

サカキ「リーグはもうない、お前の指名手配もなくなりどこでも好きに暮らせるだろう」

レッド「ああー…そのことか…」

レッド「俺は…いや、俺たちはロケット団に残ることにするよ」

サカキ「……」

サカキ「それでいいのか?」

レッド「ああ、ナツメと話して決めたことだ、変えるつもりはない」

サカキ「わかった、ならこれからもロケット団として働いてもらうぞ」
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:46:38.08 ID:uWvxZ/Nn0
――――――――――

シロナ「ほんとに二人ともロケット団に残ってよかったの?」

シロナ「手配もなくなって自由になったのに」

ナツメ「残ってほしくなかったの?」

シロナ「そういうことじゃないよ」

レッド「手配書なら幹部全員あったじゃん」

レッド「シロナのもなくなったじゃんか」

シロナ「んー私は別にこのままでも不満はないし、いいかなと思って」

レッド「俺たちも同じだ」

シロナ「もうロケット団が世界の中心になってるから?」

シロナ「そこの幹部だったら自由にやりたいことがやれるもんね」
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:47:48.99 ID:uWvxZ/Nn0
レッド「…俺がそんな理由で残ってるわけないだろ」

シロナ「じゃあ何なの?」

レッド「楽しそうだから」

シロナ「楽しそう?ロケット団が?」

レッド「ああ」

レッド「俺が金や地位なんかが欲しかったらずっとチャンピオンを続けてたよ」

シロナ「それもそうねー」

シロナ「でも仕事を楽しむのを悪くは思わないけどいつまでもそうは言えないでしょ」

レッド「なんで?」

シロナ「だって結婚したりすると自分だけのために働くわけじゃないでしょ」

シロナ「それに子どもができたらなおさらよ」
886 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:49:21.06 ID:uWvxZ/Nn0
シロナ「そういうことは考えてないの?」

レッド「考えてないわけじゃないけど…」

レッド「改めて言われるとな…」

レッド「どうしたらいいかな、ナツメ…?」

ナツメ「あなたが好きでもないことを続けられるとは思えない」

ナツメ「でもそれだとあなたはゴロゴロするだけになっちゃう」

ナツメ「楽しそうって思えるうちはやっときなさい」

レッド「サンキュー」

レッド「よし、許可は得た」

シロナ「……」
887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:50:15.10 ID:uWvxZ/Nn0
シロナ「ナツメも残るの?」

ナツメ「うん、ここを出てもやることないしね」

ナツメ「それにレッドもいるから」

シロナ「結局それじゃないの」

ナツメ「…うん、そうだけど」

シロナ「……」

ナツメ「何よその顔」

シロナ「別に〜」
888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:52:40.26 ID:uWvxZ/Nn0
シロナ「はぁ…私もナツメみたいにいい人見つけないとなー…」

シロナ「ほら、もうロケット団が世界一の組織じゃんか」

シロナ「そこの幹部だと忙しいじゃない」

シロナ「私がいくら美人とはいえ時間がないから出会いがないのよ」

シロナ「あったとしてもやっぱり完璧な女性ってのは近づきにくいのかそういうことが何もないのよね」

レッド「…かんぺき…?」

レッド「完璧ってなんだっけ?」

ナツメ「欠点や不足がなく、見事なこと…じゃなかったっけ」

レッド「完璧…」

シロナ「私のことじゃん」
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/10/31(火) 00:53:30.19 ID:uWvxZ/Nn0
レッド「……」

ナツメ「……」

レッド「さて仕事しないと」

ナツメ「そうね」

シロナ「ちょっと聞いてるの?」

ナツメ「そうそう、サカキがあなたにポケモンランドの運営を任せたいそうよ」

レッド「ポケモンランド…ああ」

レッド「……」

レッド「ロケット団も以外といいかもな」

終わり
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 01:02:33.00 ID:uWvxZ/Nn0

グダグダでしたがこれで完結です
見てくださった方、ありがとうございます
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 06:55:47.50 ID:viBTI037o
乙です
892 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/31(火) 08:13:51.27 ID:8ww5cRABo
おお、乙

一年経ったのか。よく完結したわ
面白かったよ。ロケット団大勝利おめ
893 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 01:06:29.90 ID:32aHIYMd0
サカキ様万歳
スレ主万歳
お疲れ様でした面白かったです
894 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/03(金) 14:39:49.80 ID:YfKD4AAaO
完結おめでとうございます
895 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/28(火) 01:00:15.88 ID:K1lIO5IX0
面白かったです
お疲れ様でした。
896 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/13(土) 12:21:19.46 ID:6NZVYlg40
ゲーム準拠?
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