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ナツメ「レッドが指名手配!?」
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747 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 19:55:21.36 ID:6/PYa7aF0
ハルカ「ユウキあんた…」
ヒガナ「思い出ってどういうこっちゃー!やっぱ何かしたの!?」
ユウキ「ヒガナはさっきから何言ってんの?」
ハルカ「…ヒガナ」
ハルカ「あんたはさっきからユウキと何なれなれしく話してんの…」ゴゴゴ
ヒガナ「何か問題でもあるの?」バチバチ
ユウキ「ふ、二人とも…」
リラ「あの」
ユウキ「どうしたの?」
リラ「私のことを知っているのなら教えてください」
ユウキ「うん、いいけど」
748 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 19:56:21.46 ID:6/PYa7aF0
リラ「その前にレックウザはあなたのポケモンですよね、ボールに戻しておいた方がいいです」
リラ「少し前から施行された法によりリーグ関係者以外が伝説ポケモンを持っていると逮捕される可能性があります」
リラ「私たち以外に見つかるとやっかいですから」
ユウキ「そういやそんなこと言ってたね…」
ユウキ「じゃあレックウザ、空で待機しててくれ、用ができたときまた呼ぶから」
リラ「ボールに入れないのですか」
ユウキ「うん、ボールで捕まえたわけじゃないから」
ユウキ「ボールで捕獲することによって強力なポケモンの力に制御がかかってしまうらしいんだ」
ユウキ「あの人たちに少しでも対抗するために制御をかけるわけにはいかないからね」
749 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 19:57:56.13 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「さて、リラのことについてだったね」
ユウキ「といっても何もかも知ってるわけじゃないから、僕の知ってる範囲だけど」
リラ「構いません」
ユウキ「まずそんな話し方じゃなかったね、一番気になった」
リラ「話し方ですか?」
ユウキ「そう、そんな堅い話し方じゃなかったよ、一人称もボクだったし」
ユウキ「まあこれは成長で変わるようなことだから仕方ないけどね」
ユウキ「見た目も前は男の子でも女の子でもどちらにも見えるっちゃ見えたけど…」
ユウキ「今はすごく美人で…スーツ姿もすごくいい」
ユウキ「うん、めちゃくちゃいい」
リラ「…あの、できれば見た目とかではなく、具体的なことを」
ユウキ「あ、ああ…普通そうだよね!」
750 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 19:58:50.34 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「さっきも言ったけどリラはバトルフロンティアの施設の一つバトルタワーのボスだったんだよ」
リラ「バトルタワー…」
ユウキ「そう、フロンティアブレーンだったんだ」
ハンサム「そうか、そういうことか」
ユウキ「わっなんだこのオッサン」
ハンサム「む、オッサンとは失礼な、私はそもそも最初からいたぞ」
ユウキ「そうだっけ…?」
リラ「はい、ハンサムさんは私と一緒にここに来ましたから」
ユウキ(全然きづかなかった…)
751 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:01:03.09 ID:6/PYa7aF0
ハンサム「君の言うとおりそのバトルタワーというところのボスだったのならリラの覚えていたことと一致するな」
リラ「そのバトルフロンティアというところはどこなんですか」
ユウキ「…今はもうない」
ユウキ「消えたんだ、一夜にして」
ユウキ「これは何がどうなって消えたのかは僕にもわからない、しかも僕以外のみんなからバトルフロンティアの記憶が消えているんだ」
リラ「そう…ですか」
ユウキ「元々バトルフロンティアがあった場所は別の施設になってる」
ユウキ「今そこに行ってもリラのことは何もわからないと思う」
ユウキ「そういえばバトルフロンティアだけじゃなかったな…」
リラ「他にも私に関することで変わったことがあるのですか?」
ユウキ「いや…リラのことじゃないけど街が丸ごと変わってるのに誰も何も不思議に思わず生活してたってこともあった」
ユウキ「たしかバトルフロンティアがなくなった日と同じ…もしかしたら関係があるのかもしれないけど」
リラ「……」
752 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:02:46.60 ID:6/PYa7aF0
クレセリア「シロナさん、レックウザの反応が消えました」
シロナ「反応が消えた?」
クレセリア「はい、このことから考えられるのは二つあります」
クレセリア「一つはボールに入った」
クレセリア「二つ目は星の外、つまり宇宙にいるかと思われます」
シロナ「なるほど…どっちにしろ見つけるのはむずかしいか」
クレセリア「そうとも限りません」
クレセリア「今反応が消える前に留まっていた場所へ向かっています」
クレセリア「もしかすると、まだ近くにトレーナーがいる可能性があります」
753 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:03:42.89 ID:6/PYa7aF0
クレセリア「シロナさん、あれを」
シロナ「…どこかで見たことあるトレーナーたちね」
シロナ「当たりよ、クレセリア」
シロナ「こんにちは〜トレーナーのみなさん」
シロナ「…と国際警察のお二人さん」
ハンサム「シロナ…!」
シロナ「あなたたちの誰かがレックウザのトレーナーよね?誰かしら」
ユウキ「…僕だ」
754 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:04:28.79 ID:6/PYa7aF0
シロナ「ふぅん、あなたが…」
シロナ「私に譲ってくれないかな?」
ユウキ「嫌です」
シロナ「ええ〜」
リラ「フーディン、シャドーボール!」
バシュッ
クレセリア「……」キンッ
リラ「弾かれた!?」
シロナ「ちょっと〜危ないじゃないの!」
755 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:06:15.86 ID:6/PYa7aF0
シロナ「今はこの子と話してるんだから邪魔しないでよ」
リラ「そうはいきません、私はあなたたちを逮捕しなければなりませんから」
シロナ「…はぁ」
シロナ「レックウザは譲ってくれないし、私は捕まるわけにはいかない」
シロナ「結局こうなるのよね」
シロナ「クレセリア、上昇して」
クレセリア「はい」ふわっ
シロナ「それなら…この大魔王シロナ様がまとめて相手してあげるわ」
シロナ「出てきなさい、ディアルガ、パルキア、ダークライ」
756 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:06:48.79 ID:6/PYa7aF0
ハンサム「シ、シンオウの伝説のポケモンを一度に使うとは…!」
リラ「それでもやるしかありません」
ユウキ「うん、僕とリラならなんとかなるかもしれない」
ヒガナ「ユウキ、私もいるのよ」
ハルカ「ま、また先にしゃしゃり出て!」
ハルカ「ユウキ!私も手伝うよ!」
ヒガナ「あれ〜?ハ〜ルカちゃんは戦えるのかな〜?」
ハルカ「戦えるわ!」
ユウキ「二人ともありがとう」
757 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:08:06.86 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「来い!レックウザ!!」
レックウザ「私を」
レックウザ「呼んだか」
シロナ「これがレックウザ…かっこいいじゃない」
シロナ「私たちのものになるのが楽しみね」
ユウキ「誰が渡すもんか」
シロナ「…攻撃よ、ディアルガ、パルキア、ダークライ」
シロナ「クレセリア、私たちはもう少し離れましょ」
クレセリア「指示はなさらないのですか?」
シロナ「なんとかなるでしょ…」
クレセリア「かしこまりました」
758 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:09:05.12 ID:6/PYa7aF0
ディアルガVSレックウザ
パルキアVSメガボーマンダ・メガバシャーモ
ダークライVSメガフーディン・カビゴン
パルキア「うおらあっ」バシュッ
ボーマンダ「グヘエッ」
ヒガナ「ボーマンダ!」
リラ「とんでもない威力のハイドロポンプ…!あんなのを受ければいくらメガボーマンダでも」
シロナ「今のはハイドロポンプじゃないわよ」
シロナ「水の波動ね」
リラ「!!」
シロナ「いやパルキアからすれば水鉄砲…水遊びのつもりだったのかもね」
シロナ「そんなことよりあなたよそ見してていいの?」
シロナ「ダークライ相手じゃダブルじゃなくてトリプルにした方がいいんじゃないの?」
シロナ「なんだったら6匹全部、私はそれでもかまわないわよ」
759 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:10:11.29 ID:6/PYa7aF0
リラ「後悔しますよ」
シロナ「しないと思うけど、あなたが的確に6匹に指示できるとは思えないし、それに…ふふっ」
リラ「私をあまり甘くみないでください!」ぼむっ
シロナ「あーあ、出しちゃった…」
ダークライ「ダークホール…」
リラ「な…これは…」
シロナ「あなたのポケモン全員眠っちゃったね」
シロナ「それじゃダークライ、あとは…あら?」
シロナ「1…2…3…4…5…あと一匹いない、あのときボールは全部で6つのはず」
760 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:10:58.05 ID:6/PYa7aF0
シロナ「!」
マニューラ「セヤアアア」
シロナ「直接私を…しかもこのクレセリアじゃどうすることもできない」
リラ「最初から狙いはあなたです!マニューラ辻斬り!」
シロナ「おしいわね」
マニューラ「エッ!?」
ドギャーン
ガブリアス「シロナマモル」
シロナ「私には最強のナイト様がついてるの」
761 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:11:54.55 ID:6/PYa7aF0
リラ「そんな…」
シロナ「そろそろあっちも終わりそうね」
シロナ「えっと…ユウキ君だっけ?そろそろ諦める気になった?」
ユウキ「全然!」
シロナ「そう…でも周りが見えてないわね、見てごらんなさいよ」
ユウキ「!」
ユウキ「みんな…!」
シロナ「あとは君だけ」
ヒガナ「ごめんユウキ…まさかこんな強いとは思わなかった…」
ハルカ「……」
762 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:12:31.79 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「レックウザ…仕方がない…」
レックウザ「どうするのだ」
ユウキ「ここは退くしかない」
レックウザ「わかった…」
ユウキ「ハルカ!ヒガナ!リラ!おっさん!みんな捕まって」
ハンサム「誰がおっさんだ!」
ユウキ「あんただよ!早くしろ」
リラ「ハンサムさん!」
ハンサム「う、うむ…」
ユウキ「よし…レックウザ、神速だ!」
クレセリア「シロナさん、逃げられましたよ、いかがいたしましょう」
シロナ「慌てないの、あなたは何もしなくていい」
シロナ「パルキア、お願い」
763 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:15:04.37 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「みんなごめん…」
ユウキ「僕がもっとしっかりしていればみんなもみんなのポケモンもそんな傷つかなかったのに」
ヒガナ「ユウキ…その」
ゴチンッ
ユウキ「いてっ」
ハルカ「あんたそんなキャラじゃないでしょ、もっと堂々としなさい」
ハルカ「ここにいる誰もあんたが悪いなんて思ってない」
ユウキ「…みんな」
ぐにゃ
キキーッ
ユウキ「レ、レックウザ!なんで急ブレーキなんか…」
シロナ「おっかえり〜」
764 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:16:34.52 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「なんで…」
ユウキ「まさか、こんな短時間で世界一周したのか?」
レックウザ「そんなわけないだろう、だが我は真っすぐ進んでいた、それも上空を」
ユウキ「どういうことだ…」
ユウキ「レックウザ、次はあっちだ」
レックウザ「うむ」
ーーーーーーーーーーー
シロナ「やっほー」
ユウキ「また!?」
ユウキ「次は向こうだ」
ーーーーーーーーーーー
シロナ「久しぶりー」
ユウキ「くっ…なんで」
765 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:17:24.97 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「まさか幻か夢なのか?」
ユウキ「ちょっと俺の顔つねってみて」
ハルカ「うん」ギュイ
ヒガナ「まかせな」グニィ
ユウキ「いたたたた!二人でひっぱんなくていい!どっちか!どっちかでいいから」
ヒガナ「ハルカ離しなさいよ、ユウキ痛がってるよ」
ハルカ「それヒガナのこと言ってんの、わかったらすぐ離しなさい」
ユウキ「い、いや…もう…両方…二人とも…」
リラ「お二人ともこれ以上やると頬がはれてしまいますよ」パシッ
ユウキ「うう…ありがとうりらぁ…」ひりひり
766 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:17:59.83 ID:6/PYa7aF0
ヒガナ「何すんのさ、ムネナシ!」
リラ「な、なし!?」
ハルカ「そうよペタンコ、入ってこないで」
リラ「ペタ…」
リラ「こ、言葉の暴力はよくありません!」
ヒガナ「でも事実じゃーん」
ハルカ「珍しく意見が一致したね」
ヒガナ「うん」
リラ「ユウキはどう思いますか!女性はここの大きさではないと私は考えます!」
ユウキ「そ、そんなの僕に聞かれても…」
767 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:19:05.09 ID:6/PYa7aF0
ヒガナ「君はもちろん大きい方が好きだよね」
リラ「私は好みの話をしているのではありません!」
ハルカ「ユウキはそもそも小っちゃいのに興味がないから論外論外」
ユウキ「いや、僕は別に小さくても…」
リラ「小さい方が好きなんですか!それはすごくいいことですよ!」
ヒガナ「小さくてもいいって言ったの、好きとは言ってないでしょ」
リラ「想像力が足りませんね!」
ヒガナ「それ私の…」
リラ「ユウキは小さくてもいい、いやむしろ小さい方が好きだって言おうとしたんですよ」
ハルカ「そんなめちゃくちゃな」
768 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:20:47.61 ID:6/PYa7aF0
シロナ「おい、貧乳ども」
リラ「貧乳言うな!」
ユウキ「!」ビクッ
リラ「…はっ、私ったらつい」
シロナ「いつの間にか私ほったらかされてるんだけど構ってくれない?」
ユウキ「レックウザ、もう一度逃げる」
レックウザ「うむ」
バヒューン
シロナ「ああもう、構ってって言ったのに」
シロナ「パルキア、もう一回」
769 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/17(金) 20:22:14.99 ID:6/PYa7aF0
ユウキ「3人ともいい加減にしなさい」
ユウキ「そういうのはおっさんの方がわかってるから」
ヒガナ「……」ちらっ
ハルカ「……」ちらっ
リラ「ハンサムさん…」
ハンサム「わ、私に話を振るな!」
ユウキ「じゃあもうその話も終わりです」
シロナ「そろそろ無駄だってわかった?」
ユウキ「……」
シロナ「わざわざ最初に言ったでしょ、大魔王シロナって」
ユウキ「?」
シロナ「あれ、まだわかんないの?」
シロナ「知らないのなら教えてあげる」
シロナ「大魔王からは逃げられないのよ…」
770 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:40:02.06 ID:g/dN9UoW0
ユウキ「……」
ヒガナ「ユウキ、大魔王ってのは逃げることはできなくても倒すことはできるのよ」
ユウキ「倒すってどうやって…」
ハルカ「もしかしてメガシンカ…?」
ヒガナ「そう、竜神様…レックウザをあの時のように、君ならできるよ」
ユウキ「あの時は夢中で…」
ヒガナ「夢中でもなんでもここでやらなきゃ全滅だよ」
ヒガナ「君とレックウザとの間の絆は十分、後は君の強い祈りだ」
ヒガナ「今はどういうわけか相手も動かない、今がチャンスだ」
ユウキ「うん…」
771 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:40:50.23 ID:g/dN9UoW0
シロナ「……」
クレセリア「シロナさん…もう」
シロナ「大丈夫…まだ…まだもつ」
シロナ「逃げられないって言ったところで私が退いちゃかっこ悪いでしょ」
クレセリア「ですが伝説級のポケモンを3体…私を含めると4体のポケモンを使うのは体への負担が大きすぎます」
シロナ「相手を倒すのにあと1分もかからないわ、問題ない」
クレセリア「…わかりました、無理をなさらないように」
シロナ「ディアルガ、パルキア、ダークライ攻撃よ!」
772 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:41:32.21 ID:g/dN9UoW0
ハルカ「き、きた!」
ピカッ
レックウザ「うおおおおお!」
ユウキ「できた…!やった!」
ヒガナ「やっぱりやればできるじゃん」
リラ「ユウキ、早く指示を!敵がもう」
ユウキ「レックウザ、竜星群!」
ヒュー ドンドドン
シロナ「ディアルガ、時の咆哮よ」
ユウキ「みんなちゃんと捕まっててよ、あれを突破する」
ユウキ「画竜点睛!!」
773 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:43:00.44 ID:g/dN9UoW0
シロナ「…っ!?」ピキッ
シロナ「体が…」
クレセリア「シロナさん!やはりもう限界です」
クレセリア「ディアルガさん、パルキアさん、ダークライさん、全員ボールへもどってください!」
シュン
シロナ「くっ…」
クレセリア「あと少し、私がレックウザさんの攻撃を避けるまで我慢してください」
774 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:46:02.58 ID:g/dN9UoW0
レッド「ハードプラント」
フシギバナ「モクトン」
ズドドドドド グルルルル ギュッ
レックウザ「ぐがっ!?」
レッド「大丈夫か?シロナ」
シロナ「れっど…くん…きてくれたんだ」
レッド「ったく、いくらお前でも伝説のポケモンを4匹も使い続けたらそんなことになるってわかってんのに倒れるまでやるかね」
レッド「戻っていいよクレセリア、後は俺が何とかするから」
クレセリア「はい、シロナさんをお願いします」シュン
775 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:46:48.77 ID:g/dN9UoW0
ユウキ「レッドさん…」
レッド「よっ、久しぶりだなぁ」
ユウキ「あなたもロケット団だったんですね」
レッド「ああ」
レッド「じゃあ俺を倒すか?」
ユウキ「はい」
レッド「無理だな」
レッド「レックウザは今は動けない、大木に絡みつかれてるようなもんだしな」
ユウキ「……」
レッド「そんな見ないでくれよ、そもそも戦う気はないからさ」
776 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:47:49.14 ID:g/dN9UoW0
ユウキ「逃げるんですか」
レッド「逃げるもなにも、もう戦えない相手と戦う意味なんてないだろ」
ユウキ「何を言って…」
レッド「シロナが何でこうなったかわかるか?」
レッド「伝説級のポケモンを使うには体力・精神を大きく消費する、ボールに入れず力を制御していないと特にな」
レッド「生半可なトレーナーなら指示しただけで体が持たず死ぬ」
レッド「それに関しちゃお前はすごい方だけど、まだまだトレーナーとしてのレベルが低いな」
レッド「お前じゃそのレックウザだけで限界、いや限界を超えてしまっている」
777 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:49:39.77 ID:g/dN9UoW0
ユウキ「何言って…」
ハルカ「ユウキ…すごい汗が」
ユウキ「え?」ふらっ
ヒガナ「ちょ、ちょっ!しっかりしなよ!」
ユウキ(あれ…?なんだろ、急に…)ぱくぱく
レッド「あー、言わんこっちゃない」
レッド「早く休ませてあげな、じゃないとシロナみたいに」
シロナ「すー…」すやすや
レッド「…まあこいつはバカだから」
レッド「普通はこうじゃないよ」
778 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:51:47.78 ID:g/dN9UoW0
レッド「じゃあ俺らは帰るから、ばいばーい」
レッド「リザードン、行くぞ」
ハンサム「逃がすか!」
リラ「待ってくださいハンサムさん」
ハンサム「な、なんだリラ」
リラ「ここから追いかけても確実に逃げられます」
リラ「それで時間を無駄にするより今はユウキを早くお医者様に診せた方がいいです」
ハンサム「うむ…わかった」
779 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:53:25.39 ID:g/dN9UoW0
ロケット団本部
レッド「着いたよシロナ」
シロナ「うーん…あとちょっと…」
レッド「何があとちょっとなんだよ、立てよ」
シロナ「ちょっと冷たくない?」
レッド「普通だ、てかやっぱ起きてんじゃねえか」
シロナ「絶対ナツメだったらこんな…あれ」
レッド「今度は何」
シロナ「だめ、立てない、これかなり足にダメージきてるわ」
レッド「足にダメージってなんだよ…」
780 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:55:06.71 ID:g/dN9UoW0
レッド「…なんで俺がこんな」おんぶ
シロナ「ありがとねー」むにゅ
レッド「……」
シロナ「ふふっ」
レッド「おい…お前」
エリカ「あら、レッドさんにシロナさんお久しぶりですね」
レッド「エリカ…久しぶり…あれ、そんな会ってなかったっけ?」
シロナ「たしかに…最近見てなかったような」
シロナ「いつもどこにいるの?働いてる?」
エリカ「いつもはランスさんの班にいます、ちゃんと働いてますよ」
シロナ「へーランスさんの…じゃあカイオーガの方に行ったんだ」
エリカ「はい」
781 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:56:39.71 ID:g/dN9UoW0
エリカ「それにしてもめずらしいですね」
エリカ「レッドさんがシロナさんをおんぶしてるなんて」
レッド「これはこいつが足痛いって言うから仕方なく」
シロナ「でもそう言いながらやってくれるなんてやさしいよね」
シロナ「エリカもやってみる?」むにゅ
レッド「お、お前な…」
エリカ「いえ、私はまだやることがありますので」
シロナ「あ…そ、そう?それならまあ…」
782 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:57:59.24 ID:g/dN9UoW0
コンコン ガチャ
レッド「せんせ〜…あれ?」
レッド「いねえのか?」キョロキョロ
シロナ「意外とあの子もいそがしいのかしらね」
レッド「めんどくせえからもうここに置いてくか」
シロナ「そんな物みたいな扱いしないでよ」
レッド「じゃあどうしろってんだ」
シロナ「レッド君ももうちょっとここにいなよ、ねっ」むにっ
レッド「……」
783 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 02:59:38.85 ID:g/dN9UoW0
レッド「さっきから思ってたけど、それわざとか?」
シロナ「ん?なにが?」
レッド「その押しつけてくるやつ」
シロナ「なんのことだろ〜」
レッド「ムネだよムネ!でけえのつけやがって」
シロナ「レッド君おっきいの好きでしょ、ナツメも大きいし」
レッド「そ、そんなの…知らん」
シロナ「毎日見てるのに知らないはおかしいじゃない」
レッド「大きさとか気にしねえし…」
784 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 03:02:07.43 ID:g/dN9UoW0
シロナ「ふーん…」
レッド「てかもうおろすぞ、ここで寝かしときゃ後は先生が何とかするだろ」
レッド「よっと…あー軽くなった、じゃあな」
シロナ「待ってよ、一人じゃ寂しいじゃない」
レッド「そういうときには自分のポケモン出して遊んでてもらえ」
シロナ「それもいいけど今は人間と話したいの」
レッド「人間と話したいってなんだよ」
レッド「…先生が戻ってくるまでだぞ」
シロナ「ほんと?やったー」
レッド「30超えがそんなことやっても全然かわいくないぞ」
シロナ「まだまだ20代よ!!」
785 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 03:03:25.40 ID:g/dN9UoW0
シロナ「その証拠に…うんしょ」ぽろんっ
シロナ「ほらおっぱいだってきれいでしょ」
レッド「ぶっ」
レッド「な、何やってんだ、しまえ!」
シロナ「さわりたかったら別にかまわないわよ」
レッド「さわら…!さわらな…さわら…」
レッド「……」
レッド「…シロナさぁ…そんなことして俺が何もしないとは限らないだろ、そういうのはやめとけよ」
シロナ「私はレッド君がちゃんと責任とってくれるんだったら何されてもいいよ」
レッド「…だから何もしねえよ」
786 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 03:04:07.28 ID:g/dN9UoW0
シロナ「見てるだけじゃ退屈でしょ、ぱふぱふとかパイズリとかしてあげようか?」
レッド「し、してもらわなくていい」
レッド「それに見てるんじゃなくて、無駄にでけえから勝手に視界に入るだけだ、早くしまえっての」
シロナ「勝手にねぇ」
シロナ「もしかしてナツメにそういうことしてもらってるの?」
ガチャ
クロイロ「!」
クロイロ「な、何やってるんですか」
レッド「あ、やっと戻ってきた」
787 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 03:05:22.48 ID:g/dN9UoW0
レッド「じゃあ俺も帰るとするか」
クロイロ「いや帰るじゃないです、何してたんですか」
レッド「いや別に、特になにも」
シロナ「レッド君がおっぱい見たいって言うから」
レッド「言ってねえよ!」
クロイロ「…言った言ってないは読心すればわかります」
クロイロ「ですがここで何をしていたかという質問に対してはちゃんと聞いておかないといけません」
レッド「いや、ほんと…何もしてないです」
クロイロ「……」
クロイロ「ではなぜ私の部屋に?」
シロナ「私の足が動かなくなっちゃって、クロナなら治せると思ったから来たの」
788 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/03/28(火) 03:06:27.11 ID:g/dN9UoW0
クロイロ「……」
クロイロ「うーん…まあだいたいわかりました」
レッド「そうですか、それはよかった、じゃあ俺帰ります」
クロイロ「これは一度ナツメにも来てもらった方がいいですかね」
レッド「いや、おかしいです」
クロイロ「レッドがお姉ちゃんに手を出すとは私でも読めませんでしたからね」
クロイロ「一応ナツメにも伝えておいた方がいいかと思って」
レッド「手出してないし、もしそうだとしてもナツメに言う必要ないでしょ」
789 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/05(水) 03:22:05.16 ID:YfUYrIRa0
面白いよ
790 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/11(火) 03:36:10.80 ID:WkuYEQt30
サカキの部屋
サカキ「アポロ」
アポロ「はい、何でしょう」
サカキ「最近団員たちの元気がないようだが、疲れているのじゃないのか?」
サカキ「休みはとらせているのか?」
アポロ「はあ…まあ…」
サカキ「まあ?」
アポロ「い、いえ!しっかりと!」
サカキ「……」
791 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/11(火) 03:37:07.73 ID:WkuYEQt30
サカキ「アポロ、ロケット団での旅行を計画しておけ」
アポロ「りょ…旅行ですか!?」
サカキ「何か文句でもあるのか?」
アポロ「ありません…」
アポロ「ですがロケット団の活動を隠し、全員となると…」
サカキ「そのことなら問題ない」
サカキ「行き先はシンオウ、宿泊場所はホテルグランドレイク」
サカキ「前回シンオウに行ったときに買い取っておいた」
サカキ「旅行のときにロケット団の貸し切りにすればいいだけだ」
サカキ「後はいつ行くかだが、それはお前に任せる、団員たちの活動にあわせて計画しろ」
サカキ「なるべく早くがいい」
792 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/11(火) 03:37:57.93 ID:WkuYEQt30
二週間後・シンオウ地方
レッド「まさかロケット団で旅行に来ることになるとは…」
ナツメ「ほんと、しかもこんな大きなホテル買い取って」
シロナ「あ、いたいた、レッドくーん」
シロナ「はいこれ」ジャラ
レッド「なにこれ?」
シロナ「団員たちの分のルームキー、配っといてね」
シロナ「それとこれがレッド君とナツメの部屋の鍵」
シロナ「じゃっ後よろしくねー」
シロナ「ああ、言い忘れてた」
シロナ「夕食はバイキング形式で6時から8時30分までだから」
シロナ「団員たちにルームキー渡すときに伝えといてね」
レッド「なんかお前テンション高いな」
シロナ「そりゃ旅行だもの、楽しまなきゃ」
793 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/11(火) 03:38:34.18 ID:WkuYEQt30
夕食
レッド「もぐもぐ…」
レッド「ここいいホテルだな、料理もうまいし」
ナツメ「シンオウでも1.2の高級ホテルらしいしね」
レッド「そうなの?通りで部屋もあんなにいいわけだ」
レッド「マサラの実家より豪華だったもんな…」
ナツメ「それは言い過ぎでしょ」
レッド「いや、ほんと…」
794 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/11(火) 03:39:13.95 ID:WkuYEQt30
レッド「ふー食った食った」
レッド「後はデザートだな、ナツメ何がいい?」
レッド「俺とってくるよ」
ナツメ「いいわよ、私がとってくる、レッドこそ何がいい?」
レッド「え、ああ…そう悪いね、じゃああそこのショートケーキがいいな」
ナツメ「わかった、待っててね」
レッド「……」
レッド「!」
レッド「サカキ…」
サカキ「ふっ、少し失礼するぞ」
795 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/11(火) 03:40:41.78 ID:WkuYEQt30
レッド「な、なんだよ…」
サカキ「そう構えるな、私はただお前と話しがしたいだけだ」
レッド「話?」
サカキ「ああ、こんな時でもないとお前とこうして話す機会はないからな」
サカキ「ロケット団での生活はどうだ?」
レッド「…まあそれなりに」
レッド「ロケット団としてなれてくるのがいいことなのかはよくわからんが、十分だな」
サカキ「そうか」
レッド「俺からもいいか」
レッド「なんでこんな旅行なんか計画した?」
サカキ「なぜ…?」
サカキ「そんなことただ団員たちを休ませるためだ」
796 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/11(火) 03:41:24.12 ID:WkuYEQt30
レッド「それだけにしちゃ急すぎないか?」
レッド「こんな旅行だったら普通はもっと前から知らせていたはず」
レッド「でも俺たちが知ったのは一週間ほど前、しかもその時にはすでに船はシンオウに向かってた」
レッド「幹部にも知らせねえとはどういうことだ?」
サカキ「……」
レッド「……」
サカキ「ポケモンリーグが動きだす、戦いの前の休息というやつだ」
サカキ「十分に体を休めておけ」
サカキ「私は部屋に戻る」
797 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/11(火) 03:42:17.77 ID:WkuYEQt30
リーグ本部
アクロマ「ゲーチス、全ての準備が完了しましたよ」
ゲーチス「何度言えばわかるのです、ワタクシのことはここではルザミーネと呼びなさいと言ったはずです」
アクロマ「ああ、失礼、以後気をつけますよ」
アクロマ「ではルザミーネさん、いつ行動を?」
ゲーチス「そんなの決まっています、いますぐですよ」
ゲーチス「これよりシンオウに向かいます」
アクロマ「了解…」
798 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/18(火) 13:02:07.87 ID:etEwdkF50
面白いな。続きはまだかいな
799 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/20(木) 00:59:05.26 ID:6ISkvwTm0
二日後
シロナ「あーあ、楽しかった旅行も今日で終わりかー」
シロナ「ねえクロナ、最後にもう一回プールで泳がない?」
クロイロ「私はいい、お姉ちゃん一人で行ってきなさい」
シロナ「ええ〜」
クロイロ「一人が嫌なら泳がないかレッドとナツメ誘えばいいじゃない」
シロナ「そうしよっかな」
800 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/20(木) 00:59:41.86 ID:6ISkvwTm0
ドンドン ガチャ
シロナ「ねーねーレッドナツメープール行こー」
レッド「ノックが荒い」
シロナ「ごめんねー」
ナツメ「シロナってこの旅行の間ずっと泳いでたんじゃないの?また?」
シロナ「楽しいからいいじゃない」
シロナ「ね、行こうよ」
ナツメ「どうする?」
レッド「んーどうしようかな…」
801 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/20(木) 01:00:48.93 ID:6ISkvwTm0
レッド「今日で終わりだし、ギリギリまで遊ぶか」
シロナ「やった、それじゃあ」
ガシャーン
三人「!?」
グリーン「レッド…みーつけた」
レッド「グリーン…!」
グリーン「これお前のバッグだな」スッ
レッド「おい何やってんだ、とんじゃねえよ」
レッド「てか、なんだお前急に…」
グリーン「返してほしかったらついてこい」
グリーン「ピジョット」
ヒューン
802 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/20(木) 01:02:50.12 ID:6ISkvwTm0
シロナ「びっくりした」
レッド「あいつなんだったんだ?」
ナツメ「さあ…」
シロナ「でもなんだか目がおかしかったわね」
レッド「目がおかしい?」
シロナ「うん、なんかこう…うん」
レッド「わからん…」
レッド「でもバッグ返してもらわねえといけねえ…ちょっと行ってくるわ」
レッド「すぐ戻ってくるから」
レッド「リザードン行くぞ」
803 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/20(木) 01:03:29.31 ID:6ISkvwTm0
槍の柱
レッド「たしかここに来てたはずなんだけどな」
グリーン「こっちだレッド」
レッド「ついて来たんだから返せよ」
アクロマ「返せばあなたは帰ってしまうではないですか」
レッド「変髪眼鏡野郎…!」
アクロマ「へん…っ!?」
アクロマ「ああ…いや…わたくしのことは今はいいのです」
アクロマ「あなたには今からこのグリーンさんとバトルしていただきます」
レッド「は?やだよめんどくせえ」
アクロマ「決着がつけばこのバッグはちゃんと返しますよ」
レッド「ちっ」
804 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/20(木) 01:09:01.78 ID:6ISkvwTm0
レッド(あのバッグの中にはジガルデが入ってるからこのまま帰るってことはできないし…)
レッド(なんだかめんどうなことになったな)
レッド(それにこうして見るとシロナの言ったとおりグリーンの様子がおかしい)
レッド「ああ…くそ」
グリーン「この勝負に勝った方が世界で一番強いってわけだ」
レッド「……」
グリーン「行くぞレッド!」
グリーン「出ろギャラドス!」
レッド「フシギバナ」
アクロマ「始まりましたよ」
ゲーチス「そうですか、もう少しですね」
805 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/20(木) 01:10:11.65 ID:6ISkvwTm0
ナツメ「レッド遅いなぁ…」
シロナ「心配はないとは思うけどたしかに遅いわね」
シロナ「一応このことサカキ様に言っておきましょう」
シロナ「あら…?」
シロナ「ディアルガとパルキアが何かに反応してる…」
むにょん
ギラティナ「んんー!ぷはっ」
ギラティナ「なっちー」
ナツメ「ギラティナ?どうしたの?めずらしい」
ギラティナ「たいへんだよ、アルセウスが…もうすぐアルセウスが」
ナツメ「アルセウスがどうしたのよ」
806 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/22(土) 00:20:02.93 ID:0WmDei60o
変髪がなんだ、あるだけいいじゃないか
807 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/27(木) 02:13:18.61 ID:QB+mVDjh0
シロナ「サカキ様!」
サカキ「なんだ騒々しい」
シロナ「す、すみません…」
シロナ「ですが緊急なので」
サカキ「なんだ」
シロナ「ポケモンリーグのトップであるゲーチスがアルセウスを呼び出そうとしているそうです!」
シロナ「いえ…もう呼び出してしまっているのかも…」
シロナ「こうなるとこちら側では…」
808 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/27(木) 02:14:08.55 ID:QB+mVDjh0
――――――――――
ピカチュウ「オンドリャア!」
カイリキー「ウホッ」バタッ
グリーン「さすがレッドだな」
グリーン「まさかこの俺様がここまでやられるとは」
レッド「……」
グリーン「これでお互い最後の一匹同士」
グリーン「出ろピジョット!」
グリーン「我が心に答えよキーストーン…メガシンカ!」
809 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/27(木) 02:15:00.79 ID:QB+mVDjh0
レッド「かっこよくやったとこ悪いけど飛行タイプじゃピカチュウの方が有利だぞ」
グリーン「それはどうかな」
グリーン「お前のピカチュウはもう体力ねえだろ」
グリーン「ギリギリの赤ゲージ」
グリーン「先に攻撃を当てた方が勝ち」
グリーン「と言ってももう俺が勝ったようなもんだけどな」
レッド「……」
810 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/27(木) 02:15:44.06 ID:QB+mVDjh0
レッド「そこまで言うなら先に攻撃を当ててみろ…」
レッド「ピカチュウ、これで終わらせるぞボルテッカー!」
ピカチュウ「ピカピカピカピカ!」
グリーン「ふっ」
グリーン「みがわり」
レッド「!?」
ヒョイ
バチッ
ピカチュウ「ピ…カ…」どさ
グリーン「当たればお前の勝ちだったな」
グリーン「ま、当たんなかったんだけどな本体に」
811 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/27(木) 02:19:05.28 ID:QB+mVDjh0
アクロマ「お見事!」
アクロマ「この勝負グリーンさんの勝ちですね」
グリーン「まだ終わってねえ」
アクロマ「え?」
グリーン「まだレッドは立ってる」
グリーン「とどめをささねえと」
グリーン「ピジョット、レッドにダイレクトアタック!」
レッド「…!」
812 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/04/27(木) 02:19:44.30 ID:QB+mVDjh0
ミュウツー「このクソ鳥が!!」ドギャン
グリーン「!」
アクロマ「な、なんだというのです…」
アクロマ「急に現れた…あれは一体…まさかポケモンなのか?」
レッド「ミュウツー…」
ミュウツー「もう少しでやられるところだったなレッド」
レッド「ああ、危ないとこだったまさかお前が来てくれるとはな」
レッド「てかここがよくわかったな」
ミュウツー「最後に話したときからずっと姿を消してお前の後ろにいたからな」
レッド「え?」
813 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/13(土) 14:37:49.59 ID:fz1BoRp/o
>>793
マサラの家すごく質素だもんな…
おつおつ
814 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/18(木) 02:59:46.02 ID:3W7EtqVR0
グリーン「戻れピジョット」
グリーン「……」
グリーン「おい、やるんだったら早くやれ」
アクロマ「…わかりました」
アクロマ「では、あなたの魂をこの笛に…」
アクロマ「このスーパーアクロマシーンで!」
ギュイイイイイイイイン
グリーン「ぐがっ…があ…」
グリーン「……」どさっ
815 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/18(木) 03:00:20.89 ID:3W7EtqVR0
アクロマ「これで天界の笛の完成…!」
アクロマ「歴史的瞬間ですよ…!!」
ゲーチス「おお…これが…」
アクロマ「ではどうぞ」
アクロマ「この笛を吹けば、始まりの間へと続く階段が現れるはずです」
ゲーチス「わかりました…」
ピ〜ヒョロロロロ プピー
アクロマ(へたくそ…)
にゅい〜にょろろろ
ゲーチス「これは…」
アクロマ「おそらく成功かと…」
816 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/18(木) 03:01:01.94 ID:3W7EtqVR0
レッド「なあなんだあれは」
ミュウツー「始まりの間へと続く光の階段だ」
ミュウツー「その先にはアルセウスがいる」
レッド「アルセウスって…」
レッド「おい、ジガルデ出て来いって!」
レッド「あれ止めるんだろ」
ジガルデ「…もう遅いかもしれん」
レッド「はぁ!?」
ミュウツー「アルセウスが勝てばいいだけだ」
ジガルデ「それは…そうだが…」
817 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/18(木) 03:02:05.55 ID:3W7EtqVR0
始まりの間
アルセウス「……」
ゲーチス「おお、あれがアルセウス…」
アクロマ「すばらしい…!」
ゲーチス「苦労しましたよ」
ゲーチス「アルセウスを倒すため各地の伝説のポケモンを集めるのは」
アルセウス「私を倒す…?」
ゲーチス「そうです、そしてその体を私が手に入れ、今度こそ」
アルセウス「馬鹿馬鹿しい」
アルセウス「今すぐここから消えることだ、そうすればわずかではあるが長く生きられる」
ゲーチス「そうはいかない、こちらも目的があってきたんですから」
ゲーチス「やれ」
レシラム「クロスフレイム」ボウッ
アルセウス「……」キンッ
ゲーチス「!?…効いていないのか」
アクロマ「データによるとアルセウスは全てのタイプに変化することができます」
アクロマ「そしてその時のタイプ相性はもちろん、その時のアルセウス自身のタイプの技は全て無効化されます」
ゲーチス「そういうことはもう少し早く教えてほしかったですね」
アクロマ「いやぁ…聞かれなかったものでね」
818 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/18(木) 03:04:05.94 ID:3W7EtqVR0
アルセウス「どうやら消える気はないようだな…」
アルセウス「裁きの時だ…」
アルセウス「せめて私自らの力で消してやろう」
アルセウス「だああああああぁぁぁっ!」
アクロマ「すばらしい力を感じます…」
アクロマ「指一つすら動かせないほどの圧力…」
ゲーチス「ただの人間のあなたはそうでしょう…」
ゲーチス「だが!!人を超えた存在であるこのワタクシと!!伝説のポケモンたちはこの程度ではひるみもしない!!!」
ゲーチス「タイプが変化するとはいえ、弱点はあるっ!ダメージを与えることも可能だ!」
ゲーチス「いけっ!我が僕!神を倒せ!」
アルセウス「愚かな…」
819 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/18(木) 03:05:10.35 ID:3W7EtqVR0
ゲーチス「ランドロス、トルネロス、ボルトロス、やつの動きを止めろ」
アルセウス「別のタイプの技で同時攻撃」
アルセウス「たしかにそれなら私は無効化することはできない」
アルセウス「だが!」
アルセウス「攻撃される前に倒してしまえば問題ない」
アルセウス「凍っていろ!」ギュフン
ゲーチス「三闘、聖なる剣」
アルセウス「無駄だと言うのがわからんのか」
ゲーチス「こちらにはまだ弾丸は残ってますから」
ゲーチス「それと、これらは無駄ではない…」
アルセウス「どうやら全滅せねばわからぬようだな」
820 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/18(木) 03:05:58.54 ID:3W7EtqVR0
ゲーチス(タイプ変化にかかる時間は約1.3秒…)
ゲーチス「それだけあれば時間は十分すぎる」
ゲーチス「ふっ遅い…遅すぎるぞ神よ」
ゲーチス「ふふふ…ふはは…」
ゲーチス「ふははははははははは!」
アクロマ「…何笑ってるんです」
ゲーチス「完璧な作戦ができたのだ」
アクロマ「ほう…」
ゲーチス「そこで見ていなさい」
アクロマ「言われなくても私は動くことはできないですからね、ここで見ることしかできないですよ」
821 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/18(木) 03:06:52.13 ID:3W7EtqVR0
ゲーチス「ゼクロム、レシラム、キュレム、攻撃だ」
アルセウス「3体とも同じラタイプの技とは…あきらめたか」
ボウッ
アルセウス「!?…炎」
ゲーチス「その炎はただの炎ではない、それは聖なる炎」
アルセウス「こんなもの」バフウッ
アルセウス「火遊びも大概にしろよ人間が」
ゲーチス「もう少しでお前を倒せるのだ、ここでやめると思うのか?」
アルセウス「なんだと」
アルセウス「なっ…ばかな、なぜまだ炎が…」
アルセウス「ぐっ…貴様…何をした!」
ゲーチス「お前の能力は自分と同じタイプの技を一切受け付けない」
ゲーチス「ではなぜ今炎タイプになっているのに、炎のダメージを受けているのか…」
ゲーチス「簡単だ、その炎は炎タイプではないからだ」
822 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/18(木) 03:08:11.51 ID:3W7EtqVR0
アルセウス「どういうことだ、まるで意味がわからんぞ」
ゲーチス「やれやれ…敵に説明させるとは」
ゲーチス「まあいいでしょう」
ゲーチス「たしかに最初の炎はホウオウが出した聖なる炎」
ゲーチス「この時点では間違いなく炎タイプの技」
ゲーチス「そしてお前は炎タイプとなり聖なる炎を消し飛ばした」
ゲーチス「だが、さすがは伝説のポケモンの技」
ゲーチス「いくらアルセウスといえども、そう簡単には消せなかった」
ゲーチス「残った炎が再び大きく燃え上がり、今お前を襲っている」
ゲーチス「ではなぜ再び大きく燃え上がったのか」
ゲーチス「簡単だ、別の力が加わったため」
823 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/18(木) 03:08:53.20 ID:3W7EtqVR0
ゲーチス「それはルギアの力だ」
アルセウス「ルギアだと…?」
アルセウス「ならこの技は」
ゲーチス「そうだエスパータイプだ」
ゲーチス「ふふふ…まったく、一体いつからその炎を炎タイプだと錯覚していたのか」
アルセウス「技がエスパータイプだとわかれば」
ゲーチス「そう、ここでタイプを変化させる」
ゲーチス「しかも無効化させるのに、お前は悪ではなくエスパーになる」
ゲーチス「そしてこの説明こそ、罠」
ゲーチス「今だサザンドラ!悪の波動!!!!!!!」
824 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/18(木) 03:10:07.85 ID:3W7EtqVR0
アルセウス「ぎがあぁぐっっっ…貴様あああああ!!」
ゲーチス「ふふ、苦しそうだな」
ゲーチス「今楽にしてやる」
ゲーチス「アクロマ、あれを」
アクロマ「どうぞ勝手にとってください、私はまだ動けないようです」
ゲーチス「…まあいいです、使い方はわかったいますから」
ゲーチス「スーパーアクロママシィィィィィン!!」
ゲーチス「その体もらい受ける!」
アルセウス「ぬ…あ…」
アルセウス「……」
アクロマ「成功ですか?」
アルセウス(ゲーチス)「ええ…」
アルセウス(ゲーチス)「これがワタクシの目的」
アルセウス(ゲーチス)「ワタクシ自身がアルセウスになる事だ」
825 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/18(木) 03:12:18.76 ID:3W7EtqVR0
ゲーチスについての解説
一番最初(ゲームとか普通の)ゲーチスはBW2の後精神破綻を起こしもう何も出来ない状態になります
が、そこをまだ野望はあるがもう年なうえにボロボロのため体がついて行かないためもう何も出来ない状態になったと設定します
その時にアクロマが発明したのがスーパーアクロママシン(適当)
これは生物の魂を別の者に移すことができます
元の体がどうなるとかは今はどうでもいいです
それを使いゲーチスはタケシ(たぶん合ってるはず)の体を手に入れます
その後なんやかんやあって次はルザミーネの体に魂を移します
そして最終目的であるアルセウスへ魂を移しました
これによりアルセウスの体はゲーチスの物になりました
何を書いてるのかわからねーと思うがおれも何をかいてるのかわからなかった…
826 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/18(木) 09:34:31.25 ID:eUM7n4CCo
タケシは最初から乗っ取られてたの?
それとも捕まってから?
827 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/01(木) 02:05:16.35 ID:GHqp8Ahh0
タケシは最初からではなかったと思います
どこで乗っ取られたってなるともうあんまり覚えてないですけど捕まってからなんでしょうね
正直話が変な方向にいっててまとめきれてないとはいえ雑な回答で申し訳ないです
828 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/01(木) 02:07:02.62 ID:GHqp8Ahh0
アルセウス(ゲーチス)「フハハハハ!スバラシイ!スバラシイぞ!この体は!」
アルセウス(ゲーチス)「これでワタクシの…」
アルセウス(アルセウス)「貴様何を勘違いしている…!」
アルセウス(アルセウス)「この体は私のものだ!」
アルセウス(ゲーチス)「ちっ、まだ残っていたか」
アルセウス(ゲーチス)「さすがにしぶといですね…」
アルセウス(ゲーチス)「ならこれでどうです!」
アルセウス(アルセウス)「ぐうっ…き、貴様…」
ゲチセウス「ふふふ…いいぞ…体がワタクシに馴染んできた…」
アルーチス「黙れ小僧!お前ごときが私に勝てると思うな!」
ゲーチス(シンオウの姿)「な、なんだというのだこの力は…」
ゲルチウス「ぐあ…やめろ…!魂が…精神が…体が…名前さえも歪んでいく…っ!」
829 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/01(木) 02:07:56.58 ID:GHqp8Ahh0
アルセチス「……」
ゲルセウス「……」
アクロマ「ゲーチス…?」
アーチス「…なんだお前は」
アチス「!」
ゲーチス「ふはぁぁ…」
ゲーチス「……」
ゲーチス「やあ、アクロマ…」
ゲーチス「ふう…少し頭が混乱してしまっているな…」
ゲーチス「だが間違いなくワタクシはアルセウスに勝ち、この体を手に入れた…」
ゲーチス「とてもいい気分ですよ」
830 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/01(木) 02:08:37.48 ID:GHqp8Ahh0
アクロマ「そうですか、それはよかった」
アクロマ「ではゲーチス、私を解放してくれませんかね」
アクロマ「いつまでも動けないというのは困りますから」
ゲーチス「わかりました、いいでしょう」
アクロマ「お願いします」
ゲーチス「ああ、そうそう、アルセウスというのは素晴らしいですね」
ゲーチス「人間程度の考えていることなら手に取るようにわかる」
ゲーチス「アクロマ、お前の白衣の左ポケットにマスターボールが入ってますね」
アクロマ「!?」
ゲーチス「何に使おうとしたのですか?」
アクロマ「……」
831 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/01(木) 02:09:52.64 ID:GHqp8Ahh0
アクロマ「なあに、念のために持っていただけですよ」
ゲーチス「……」
ゲーチス「言ったはずです、人間ごときの考えていることなら手に取るようにわかると」
ゲーチス「アルセウスは創造ポケモン…」
ゲーチス「全てを超越した神と言われる存在であってもポケモンなのです」
ゲーチス「それならマスターボールであれば捕獲可能」
ゲーチス「そんなことあなたならわかってますよね、アクロマ」
アクロマ「私が捕獲を考えていると?」
ゲーチス「……」
アクロマ「ふっ…わかりました捕獲はやめます」
ゲーチス「……」
アクロマ「?」
アクロマ「ゲーチス?」
832 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/01(木) 02:12:00.70 ID:GHqp8Ahh0
ゲーチス「たしかに捕獲することはあきらめたようですね…」
アクロマ「疑ってたのですか?」
アクロマ「心外ですね」
アクロマ「これまで二人であらゆることを成し遂げてきた仲だというのに」
ゲーチス「ええ、そうですね」
ゲーチス「これまでいろいろありました」
ゲーチス「それら全てはあなたのおかげだと思ってますし、感謝してますよ」
ゲーチス「もちろん今回の件も」
ゲーチス「お前の力なくこの姿になることはできなかったでしょう」
833 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/01(木) 02:13:43.69 ID:GHqp8Ahh0
アクロマ「あなたらしくもない、だかそう思ってもらえるのはうれしいですね」
ゲーチス「最後ですからね」
アクロマ「?」
アクロマ「最後?何を言って…」
ヌッ
アクロマ「!」
アクロマ「ゲーチス!これはどういうことです!!」
ゲーチス「ワタクシも残念ですよ、まさかこんなことになるとは…」
ゲーチス「ワタクシがアルセウスとなった後、捕獲するという計画を気づかなかったワタクシも馬鹿ですがね…」
ゲーチス「さらばだ盟友よ」
ゲーチス「せめてワタクシ自らの手で」
834 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/01(木) 02:16:35.05 ID:GHqp8Ahh0
アクロマ「ま、待てゲーチス!」
アクロマ「あなたを捕獲するのはあきらめたといったはず!」
ゲーチス「今は…ね」
ゲーチス「何度も言わせるな、人間が」
ゲーチス「一年…二年…何年たとうとお前はチャンスをうかがい続ける」
アクロマ「そんなこと」
ゲーチス「黙れ」
ゲーチス「消えろ、お前は醜い」
アクロマ「ゲー」
ぷちゅっ
835 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/01(木) 12:08:26.81 ID:KHVzthI00
このロケット団なら入団したいな(
おっつおっつ
836 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 02:03:33.59 ID:j+uCpMQo0
レッド「なあ、俺たちも上に行かなくていいのか?」
ジガルデ「今行ったところで何もできん…待つしかない…」
レッド「……」
レッド「ん?おいっ階段が消えていくぞ」
ミュウツー「終わったのか…?」
ジガルデ「そのようだな」
レッド「じゃあアルセウスが…」
ヒュー
レッド「何の音?」
ドスンッッッ
ゲーチス「……」
ジガルデ「アルセウス…じゃないな…」
ミュウツー「最悪の結果になったわけか」
837 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 02:07:52.11 ID:j+uCpMQo0
ゲーチス「ごきげんよう、ポケモントレーナーレッド」
レッド「あんたさっきの美女か?」
ゲーチス「ええ、御覧のとおりワタクシはアルセウスの力を手に入れることができました」
ゲーチス「過程は予定していたものよりズレましたが目的は達成したので良しとしましょう」
ゲーチス「これより世界をワタクシのものにするため…」
ゲーチス「まずはレッド、お前から消してあげましょう」
レッド「ちっ、結局こうなんのか」
レッド「ジガルデ、ミュウツー力をかしてくれ」
ジガルデ「無論そのつもりじゃ、全力で行くぞ」
838 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 02:09:47.50 ID:j+uCpMQo0
ゲーチス「神に等しい力を手に入れたこのワタクシと」
シロナ「ディアルガ時の咆哮!パルキア亜空切断!」
ドーン
ゲーチス「ぐぬっ!?」
レッド「シロナ!?」
シロナ「よっと」スタッ
シロナ「やっレッド君、私がいなくて寂しかったでしょ、でももう大丈夫よ」
レッド「別にさみしくもなんともなかったけど…」
シロナ「またまた〜」
レッド「てかなんで来たんだよ」
シロナ「ディアルガとパルキアが教えてくれたの、もうすぐサカキ様がロケット団を率いて来るわ」
839 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 02:11:04.80 ID:j+uCpMQo0
ゲーチス「貴様はシロナ…!」
シロナ「あらあら、不意打ちでくらわせたけど効いてないのかしらね」
シロナ「ただ今の私は機嫌が悪いの」
シロナ「とりあえず発散のためにあなたをボコボコにするまで攻撃させてもらうから」
シロナ「いや…私じゃなかったわね…」
シロナ「私たち…か」
シロナ「もう一度攻撃!時の咆哮!亜空切断!」
ディアルガ「ウルトラダイヤモンド!!」
パルキア「ウルトラパール!!」
ゲーチス「ぬがっ…な、なぜだ…なぜタイプが変わらぬ…」
シロナ「まだその体があなたに馴染んでないから上手く使いこなせないの」
シロナ「逆に言えば早いところ倒さないとこっちがやばいってなるんだけどね」
840 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 02:12:41.88 ID:j+uCpMQo0
ゲーチス「ふっ…能力の一つや二つ使えなかったところでお前たちを潰すことぐらい」
むにゅん
ギラティナ「スタープラチナ!!」オラオラオラ
ギラティナ「あ、なんか出た」
ゲーチス「ぬぐあっ」
ナツメ「お待たせレッド」
レッド「ナツメまで…」
ナツメ「シロナ来たんだし当然でしょ」
レッド「お、おお…なんで二人だけ早いんだよ」
シロナ「私はパルキアの力で、簡単に言うとワープね」
ナツメ「私はギラティナと破れた世界を通ってきたから他の団員より早かったの」
841 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/08(木) 02:13:38.03 ID:j+uCpMQo0
ディアルガ「おい、なんだスターって」
パルキア「そうだウルトラのはずだろ」
ギラティナ「あれー、そうだっけー?」
ギラティナ「でもなんかいいじゃんスタープラチナって」
ギラティナ「ウルトラプラチナよりはいいと思うよー」
アルセウス「このハエどもが!」
ドーン
ギラティナ「いったー…急に攻撃してくるなよー…」
ギラティナ「!?」
ギラティナ「ディアルガ!パルキア!おい、しっかりしろ!何寝てんだ起きろよ!」
ゲーチス「ほう、お前はまだ動けるのか、ならさらに強烈なのをくらわせてやろう」
ゲーチス「消えろ!」
ガシッ
レジギガス「……」
ゲーチス「な、なんだこいつ…ビクともせん、そんなワタクシのパワーより上だというのか!?」
シロナ「ごめんなさい、ちょっと目を離したらディアルガとパルキアがやられてるとは…」
シロナ「でもこっからは大マジでやるから」
842 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/07(金) 04:38:23.22 ID:WIu0zt17o
ほ
843 :
ハ長調
:2017/07/18(火) 21:23:11.87 ID:tJe6nGsM0
コメ失礼します。
こんばんは、いつも読ませてもらってます。
とても面白いです。
唐突なんですが質問です。
ここでのレッドの外見はどのレッドなんですか?
年齢が20歳ってことは後述のレッドより成長している(であろう)サンムンレッドですか?
それとも黒髪の初代レッドですか?
茶髪のリメイクレッドですか?(サンムンじゃない方)
あと多分違うと思いますが黒髪赤目(稀に黒目)のpixivレッドですか?
ちょっと気になったんですが良ければ教えていただけると嬉しいです!外見をしれた方がこの話を楽しめると思ったので…
長文失礼しました
844 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/20(木) 01:52:06.04 ID:RbS5batI0
シロナ「……」
シロナ「ディアルガは瀕死状態、パルキアはまだ少し体力があるみたい」
シロナ「攻撃を受ける瞬間空間を歪めてダメージを軽減したのね」
シロナ「まずはディアルガを元気の塊で復活させないと」
ナツメ「じゃあその間私たちがあいつを止めておくわ」
ナツメ「ね、レッド」
レッド「お…おう」
レッド「作戦知らないけど」
シロナ「(パルキア聞こえる?私をディアルガのところまで空間移動させて)」
845 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/20(木) 01:52:50.44 ID:RbS5batI0
シロナ「これでよし」
シロナ「まだ起き上がっちゃだめよ」
シロナ「今はまだあいつにあなたが戦闘不能状態だと思わせておかないと」
ディアルガ「うむ」
シロナ「(パルキア、私を元の場所に)」
ブンッ
シロナ「ありがと、ディアルガは回復できたわ」
レッド「で、ここからどうするんだ?作戦とかあるのか?」
シロナ「もちろん」
846 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/07/20(木) 01:54:07.79 ID:RbS5batI0
ゲーチス「…?」
ゲーチス「なんだ…今、シロナが急に現れたような…」
ゲーチス「なぜかは知らんが、あの顔何かを企んでいるようですね」
ゲーチス「早めに消しておくとしますか」
ゲーチス「ふんっ」ポッ
シロナ「…直接私に来るとはね」
レッド「ジガルデ!ミュウツー!シロナを守れ!」
シロナ「レッド君、もうそっちにいないから大丈夫よ」
レッド「え?」
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