仗助「強くてニューゲームッス」

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17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 23:10:31.40 ID:NH177GEvO
注意書きなんてしてもしなくても文句言うやつはいるから気にするだけ無駄
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 23:14:50.46 ID:rVlECByVo
>>16
>>17
ありがとうございます。
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 23:15:38.59 ID:rVlECByVo
投下します
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 23:20:10.97 ID:rVlECByV0
―――――場所は変わって、とある岬
そこには一人の男と、

それを取り巻く3人の女性と、

崖っぷちに立つ男がいた。

「・・・準備はいいか?」

「・・・いつでも」

と、次の瞬間

シュバッ

バギャァ―――ッ

なんと、崖っぷちにいた男が飛び降りた

「きゃああ―――ッ!」

「危ないッ!!」

「よけてェ!!」

「・・・」

その下には、とがった鋭い岩があり

刺さる直前であった。

しかし、その男は刺さる直前になんと、

ドバァ―――ッ

ドロドロに溶けて油のようになってしまった

バシャァ

油状になったおかげで男は助かり、ゆっくりと岩を伝って水に流れていく

ヌルヌル

男「オーイッ!ミキタカーッ!大丈夫かーッ!!」

ミキタカ「ええ、刺さる寸前に「オリーブ油」になりましたから」

「良かったァ〜」

「ダメかと思ったわ!」

「無事で良かったわ、ネッ!裕ちゃん!」

裕ちゃん「ああ、やっぱり・・・



「ボヨヨン岬」なんてのはただのうわさ話か・・・」




「ボヨヨン岬」

杜王町市街地から北東にある別荘地帯の海に面した崖っぷちの名所。

とがった岩が顔を見せている。

漁師が偶然見かけた「自殺しかけた若い女を岬の岩はやさしくボヨヨンとはじき飛ばした」

といううわさ話から名所として広まった。

地元の漁師たちには無事を祈って「神の岬」としてお祈りされている。
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 23:21:41.05 ID:rVlECByV0


しかし、この奇妙な名所にはなんと、

康一と由花子が関わっている。

康一と由花子の「共通点」が、この名所を知らず知らずの内に作り上げていた。

「共通点」は、持たないものには見えず、

「共通点」は、(アンジェロ岩を含む)奇妙な名所を生み出し、

「共通点」を持つ者同士を惹かれあわせた。

その「共通点」の正体は、傍に立つ(Stand by me)ところから



『スタンド』と呼ばれている



康一と由花子は、それぞれスタンドを所持しており、

それを切っ掛けにお互い惹かれあった。

ボヨヨン岬の真相は、広瀬康一と山岸由花子との戦いが元になっている。

詳しくは説明しないが、訳あって死闘を繰り広げた康一と由花子。

その際に、崖と共に崩れ落ちた由花子を、

康一が自らのスタンド、エコーズの能力を使い

落下した由花子をボヨヨォンと跳ね上げ、救出したのを偶然

漁師に見られ、広まったのだ。



そして、彼らもまたスタンドを持ち、惹かれあった。


22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 23:23:21.67 ID:rVlECByV0




裕ちゃん「・・・すまないな、ミキタカ。こんなことさせちまって」

ミキタカ「いえ こちらこそお役に立てなくて申し訳ございません、裕也さん。」



彼の名は噴上裕也

通称、裕ちゃん

自分の容姿に絶対の自身を持っているナルシスト。

取り巻きの女達や友人がピンチになれば命すら賭けることが出来る

意外にも人情に溢れる性格。

昔は暴走族をやっていたが、現在は暴走族時代に目覚めた

スタンド、ハイウェイ・スターの影響で得た人一倍の嗅覚を利用して警察に勤めている。



裕也「いいんだ、付き合ってくれてありがとうな。

裕也「どうだ、これからカフェ・ドゥ・マゴでも行くか?お礼に何か奢ってやるよ」

ミキタカ「いえ、これから・・・



会議があるので一度宇宙に帰らないといけないのです。」


彼は支倉未起隆。

本名はヌ・ミキタカゾ・ンシ

マゼラン星雲からやって来た宇宙人。

年齢は216歳、職業は宇宙船パイロット。

・・・自称。

掴み所が無く、謎の多い性格だが、

基本悪い奴ではない。

彼の能力、アース・ウインド・アンド・ファイヤーは

体をほとんどの物に変えることができるが、

スタンド能力かどうかは不明。一応スタンドを見ることはできるらしい。



裕也「そうか、じゃあまた今度だな。」

ミキタカ「ええ。そのときはお願いします」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 23:24:36.26 ID:rVlECByV0



「・・・ところでさ、アケミ」

アケミ「何よ、ヨシエ」

ヨシエ「あのミキタカって奴の事、どう思ってるの?」

アケミ「どッ!どうってどういうことよ!」

ヨシエ「アンタ最近裕ちゃんよりアイツと話してるほうが楽しそうじゃないの、」

アケミ「なッ!?何言ってんのよ!そんな分けないでしょォ!?」

レイコ「何々?その反応、もしかして図星?」

アケミ「ちッ!ちがうっての!!」




アケミ、レイコ、ヨシエ

いつも裕也を取り巻く3人組。

ちなみに、金髪の女がヨシエ、

バンダナにちょっと前髪がかかってるのがアケミ

髪型にウェーブが掛かっているのがレイコである

スタンドは持っていない。

レイコ「ミキタカくーん!アケミが裕ちゃんからアンタに乗り換えるってさァーッ」

アケミ「やめろォォォーッ!違うって言ってんだろうがよォー!!」

ミキタカ「・・・乗り換える?」

ミキタカ「ハッ!そうだ!」

乗り換えるという言葉を聴き、

ミキタカは突然変形をはじめた。

グネグネと形を変え、なんとバイクになってしまった

ミキタカ「裕也さんッ!見てください!」

裕也「おおッ!?お前ついに機械になれる様になったのかッ!!」

アケミ「すっ、すっごーい・・・」

ミキタカ「今はバイクだけですが、もっと特訓を重ねて、いろんな物になって見せますよ!」

裕也「期待してるぜッ!ミキタカッ!」

ミキタカ「で、アケミさん。乗るんですか?」

アケミ「え? あっ!いや、その乗り換えるじゃないのッ!大丈夫大丈夫!!」

ミキタカ「?? そうですか」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/27(火) 23:28:08.36 ID:rVlECByV0


裕也「おっと、そろそろ俺はもどらねーと」

ヨシエ「えーっもう少しくらいいいじゃないのーッ」

レイコ「そうよォー」

アケミ「どーしてもダメなのォ?」

裕也「・・・」



裕也「俺はこの町を守るこの仕事に、誇りを持ってるんだ。」

裕也「遊びたい気持ちは分かるが、本当に俺の事好きなんだったら、俺の気持ち分かってくれるだろ?」



ヨシエ「・・・裕ちゃんがそこまで言うなら私、我慢するわ」

レイコ「それに、裕ちゃんのお願いだもの!断れるわけ無いわ!」

アケミ「裕ちゃん、頑張ってねッ!」

裕也「おうよッ!ミキタカッ!また明日なッ!」

ミキタカ「はいッ!」

裕也は、愛車のエンジンを掛け

仕事場に向かって走り出した。
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 23:38:57.60 ID:ysf3dSElO
キテタ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 00:13:06.41 ID:6MZkcAXr0
――――またまた場所は変わって、ここは町立図書館

そこには、柄の悪い男と

どことなく根暗そうな学生が会話をしていた。


男「・・・おい、間田。一体何見てんだ?」

間田「・・・今一部で大人気のアニメ、

「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」

の、コミカライズ版さ」



間田敏和

漫画好きの男。

高校生の頃から「パーマンを知らない奴とは会話したくない」

というくらい過激で、好きな漫画をけなされただけで

スタンド、「サーフィス(うわっ面)」を使い、親友の左目を抉り取る位だった。

スタンドを破壊されたり、走り屋にボコボコにされたりした経過をたどり、

落ち着いたというより根暗な性格になった。

最近は読む漫画のジャンルが増えてきてるらしい

ちなみに、「スタンド使いは惹かれあう」という事実に真っ先に気付いた人物でもある。


男「なす・・・うぃんなー?」

間田「ナースウィッチだッ!主人公の中原小麦はナースで魔法使いなんだ」

間田「日々悪いウイルス、あんぐら〜に取り付かれた人々を助けるちょっと腹黒い一面をひめた全く新しい魔法少女さ」

間田「ちなみにこれはもともとソウルテイカートイウアニメノスピンオフトシテデタサクヒンナンダケドショウジキボクハコッチノホウガスキダネ。アトコノアニメガハジメテアスキーアートヲテレビニダシタンダヨコレハレキシテキウンタラカンタラペチャクチャイロイロ・・・」

男「そっそうなのか・・・(康一どのォ〜この小林玉美・・・話についていけませんぜッ!!なんとかしてくだせェ〜)」


小林玉美

金融関係の仕事に勤める男。

元はスタンド「ザ・ロック」を悪用して金稼ぎを目論むゆすり屋だった。

その後は康一に懲らしめられた事で改心したようだが、

金にがめつい性格は変わっていない。

現在はそのザ・ロックの「罪悪感を感じると錠前をつけられる」

という能力をうまく活用し、借金の取立人をやっている。


間田「康一くんにお勧めしよう、きっと喜ぶぞッ!」

玉美(プッツンの由花子がどうなるか、こりゃ見ものだな・・・)
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 00:51:47.94 ID:6MZkcAXr0
「お前たちッ!さっきからうるさいぞッ!」

間田「ヒイイッ!すいませんッ!」

玉美「あっ!あっしは静かにしていましたぜッ!露伴先生ッ!」


露伴「僕は今機嫌が悪いんだッ!静かにしてろッ!」

玉美「だからあっしは・・・」

露伴「フンッ!」



露伴「康一くんが由花子とデートに行ったから、変わりに手伝うと言っておきながら」

露伴「いざ図書館に着いたらくだらない最近の漫画を読んでばかりとは!」

玉美「あっしはちゃんと・・・」

露伴「この岸部露伴を馬鹿にするのもいい加減にしろッ!」

間田「すっ、すいません・・・」

玉美「・・・」ショボォーン




岸部露伴

週間少年ジャンプにて「ピンクダークの少年」を連載中の売れっ子漫画家。

その漫画技術はすさまじく、下書きなしで背景ともども描く事ができ、

ベタ塗り部分はインクをペン先から飛ばす事で済ますことができる。

調子が良い時は、一晩でアシスタントなしで19ページ描いたという。

漫画にはリアリティを求めており、自分からいろんな物事を自分で実行する性格。

蜘蛛を解剖して内臓の配置とその味を舐めて確かめたり、

ボコボコに殴られた事すら経験として活かし、漫画を描いている。

また、漫画の為なら他人を犠牲にすることもためらわない自己中心的なところもある。

しかし、彼のスタンド「ヘブンズ・ドアー」は、相手を本にして相手の行動や記憶を書き換えるという

とてつもないパワーを持つにもかかわらず、彼はそれを悪用したことはほぼ無い。


康一の事を(一方的に)親友だと思っており、信頼してる。

また、間田、玉美も康一のことを(一方的に)慕っている



28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/28(水) 00:53:53.50 ID:6MZkcAXro
中途半端で申し訳ございませんが、本日は(おそらく)ここまで。

多分次回で2003年編終了です
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/28(水) 01:24:53.51 ID:6MZkcAXro
一応今後の展開です。

オリジナルのスタンド使いが一人登場

キャラクターの生死の変更

細かい説明カット

波紋を覚える仗助

といった感じです。

あと、注意事項が不快だと思われる方や、

細かい説明がいらないという方はレスしてください。

新しいスレを立て直します。
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 03:10:36.19 ID:kf/G0PAsO

今のところは丁寧で好きだ
建て直す必要なんざ無いだろうしもっと気にせずやればいい
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 03:23:52.29 ID:hzwWW1mHo
ここまで丁寧だとジョジョを知らない人でも読めそうだな
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 05:26:44.49 ID:UyGvuwzCo
先の展開話すとかスレ立て直すとか一番やっちゃいけないことでしょに
謝るのもいちいち返事するのも必要無い
ひたすら夢中で書けばいいだけじゃねえの
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 07:00:52.54 ID:EpS5STa4O

きちんと修行してないジョセフは波紋教えられないだろうからどうやって覚えるのか期待
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 07:22:05.30 ID:9LSncwgKo
ところでこれのどこが強くてニューゲームなの
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 09:54:09.12 ID:rJ2Rimfvo
>>34だな…
あと展開は言っちゃだめだよ…
色々と楽しみに読むのに分かってしまうと…

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 11:38:37.91 ID:mULRKA7Uo
これはまだ導入部分なんだろう
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 11:56:37.23 ID:7f3ySfg6o
オリジナリティキャラが一人でるので注意してください程度でよかったのでは
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 11:57:09.97 ID:7f3ySfg6o
オリジナルがオリジナリティに変換されてたわ
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/28(水) 21:06:02.91 ID:QfYPn/PD0
期待
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/28(水) 22:31:22.46 ID:6MZkcAXr0
今夜投下します
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:29:02.77 ID:qIRy1bWb0
細かい説明カットと言ったな、あれは嘘だ

考えた末に、説明文はカットしない代わりに
区切ってレスしてジョジョを知らない人たちは読むことができ、
すでに知っている人は飛ばせるようにします。

すでに説明の書かれたアンジェロ岩や、康一も
あとでまとめるので、読み飛ばしてもらって構わないです。
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:29:40.96 ID:qIRy1bWb0
不機嫌そうな露伴の下へ、

図書館の館長がやってきた。

館長「おやおや露伴先生、これはどうも」

露伴「ン?なんだ館長さんか」

館長「本日はどのような本をお求めで?」

露伴「・・・恐怖」

館長「恐怖・・・と、いいますと・・・」

館長「ホラーコーナーなら突き当たりを右、怪談話なら・・・」

露伴「いや、そうじゃあない。」

館長「?」

露伴「人間の感情にはさまざまな種類がある。」

露伴「「恐怖」という感情もその一つだ。」

露伴「ただ「恐怖」というだけでも何種類も思い浮かぶ」

露伴「例えばそうだな・・・威圧により感じる心の弱さを引き出す物から」

露伴「対抗する術が思い浮かばず、じわじわと死を待つ物、」

露伴「普通とは違う、異質な物を見た時に感じる物・・・と、まあこんなものか」

露伴「そんな恐怖をまとめた様ないわば・・・『恐怖の専門書』が欲しいんだ。」

館長「なるほど・・・少し難しいですな・・・」

露伴「無いなら今日はもう帰らせてもらうよ。」

館長「・・・ハッ!」

館長「そうだッ!あの本があった!」

露伴「なんだ?思い当りがあるのか?」

館長「ええ、少々お待ちを!」

そう引き止めると館長は裏の事務室に回り、一冊の本とノートを持ってきた

間田「なんだ、例の「エニグマの本」じゃないか」

露伴「エニグマ・・・ああ、あのめちゃくちゃで読めない本か、それは前見せてもらったよ。」

館長「ええそうです。ですが、こちらをご覧ください。」

館長が渡しだしたのは、さっきのノートだ。

玉美「なんだこれ?ただのノートじゃねーか」

館長「・・・あれは先週のことでした・・・」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:31:13.17 ID:qIRy1bWb0
館長「全身を黒いマントのような物で包んだ男に

「エニグマの本を貸してくれ」

と、頼まれたのです。」

館長「オカルト好きの度が過ぎた男だと思いつつも、私はエニグマを渡しました。」

館長「するとその男は、本をバラバラと2、3回見て、ノートに何かを書き出したのです。」

館長「腕をあまりに素早く動かしていたのでビックリしましたよ、

   まあ、露伴先生のスケッチよりかはずっとゆっくりでしたがね」


館長「そしてノート一冊を描ききり、男は本と一緒にそのノートを渡してくれたのです」

館長「そのノートを見て私は目を丸くしましたよ。

   ノートには、普通の本のような「文章」がと乗ってたんですもの

   男が必死にやってたのはエニグマの解読だったんですよ」

露伴「・・・何?」

玉美「うおッ!本当だ!!ガキの頃やった漢字の書き取りよりもずっとビッシリ乗ってるぜ!!」

館長「納得してもらえるか分かりませんけど、

   エニグマの文字を並び替えると、

   このノートの文章とぴったり同じものができるのです」

間田「ええっと・・・ココがこうで、これがこうで・・・
   ウオォッ!!本当だッ!!ページの数まで一緒だぞッ!!」

間田「こ、こういうの何て言うんだったか
   
   ええと、ホログラムでもなく・・・ミリグラムでもない・・・

   確か・・・」

露伴「アナグラムか・・・」

間田「そうッ!!それッ!それですッ!!」

館長「私はエニグマが寄付された4年前からずっと解読に挑戦してました。

  縦読みとか、ローマ字や英語に直してみるなど
  
  いろんな方法を試してみましたが、
   
  まさか、こんな単純なトリックだったとは・・・」

44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:31:46.17 ID:qIRy1bWb0

館長「でもこれからはエニグマを読みに来た

   お客様にはこのノートを一緒に渡すようにしようと思っています」

館長「おっと、話が長くなってすいません。」

館長「さあ、露伴先生。

   ノートをお読みください。」

露伴「・・・」

そのつもりと言わんばかりに露伴はページをめくり始めた

露伴「・・・」パラ パラ パラ

館長「いかがですか・・・」

露伴「・・・気に入ったよ」

露伴「「恐怖のサイン」か・・・」

露伴「確かに思い当たる節が僕にもある。」

露伴「それに、いろん「恐怖」を細かくそれでいて的確にあらわしているな。」

露伴「実に気に入った。」

露伴「館長さん、このノート借りれないんだろう?
   
   スケッチブックに写させてもらってもいいかい?」

館長「いえ、ノートのほうならコピーが裏にあるので、

   それを持ってきましょうか?」

露伴「本当か?写す手間が省けたな、助かるよ。」

館長「いえいえ。これもサービスのうちです(本当はインクが飛び散って掃除がめんどくさいからだよォ〜)」



裏に戻されたエニグマの本「・・・」

本「・・・たす・・・け・・・て」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:32:28.45 ID:qIRy1bWb0
「エニグマの本」

杜王町立図書館に4年前寄付された本。

ずっと内容が分からなかったが

ある日謎の人物に解読された。

その人物を一部では「答え合わせをしに来た本の著者」とか
 
「印刷ミスした本だったから責任を持って修正しに来た出版社の人」

だとか推測が飛んでいる

その影響かたまに声が聞こえるという都市伝説が

ますます世に広まった

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:33:15.46 ID:qIRy1bWb0
突然だが、ここで冒頭に戻ってみよう

時々奇妙な声をあげる「アンジェロ岩」の事を思い出してほしい。

この「アンジェロ岩」と「エニグマの本」には

「2つの共通点」がある。

1つは「声をあげる」

もう1つは「4年前に世に現れた」

偶然にしてはあまりにも似ていて、

あまりにも「奇妙」である。

そして、もう1つ

この町には、4年前まで行方不明者が

全国平均の5倍も出ていた。

さらに同じく4年前の春、目や耳の内部を破壊されて死亡する

変死事件が杜王町内部でのみ起きていた。

しかしどちらも2000年に入り激減した

一体4年前に何があったのか?

普通ならその疑問に頭を抱えるはずだ

しかし、この疑問の真相を知り

この「奇妙」な町を見守る

一人の男が



一人のスタンド使いがいた。

それは・・・
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:34:07.45 ID:qIRy1bWb0

―――――8月14日、ぶどうヶ丘銀行にて

杜王町の銀行に3人組の強盗が立てこもった

その際に一人の銀行員が人質にとられた

凶器はナイフが2本に銃が1丁。

警察はまだ来ていない

「キャアアアアッ!」

「たすけてくれーッ!」

強盗リーダー「テメエら動くんじゃあねーぞォォォーッ!!」

パンストかぶり強盗「少しでも抵抗したらこいつの脳みそが飛び散るぞォーッ!!ケケケケケケェ!」

敏腕銀行員「ヒィィィーーッ!!」

警備員「・・・」

一人の警備員が取り押さえようと身構えるが、

強盗下っ端「おおっと、マッチョさんよォ。あんまり抵抗はしない方が吉だぜ」チャキッ

銃を持っているため、抵抗できなかった。

警備員「・・・」

強盗リーダー「3時間以内に1千万円を用意しろッ!!さもねえとこいつの命はねーぞッ!!」

従業員「ヒィィ・・・」

絶体絶命の状況、

その時、どこからか声が聞こえた

「チョーシに乗るのも、そこまでにしといた方が良いッスよォ・・・」

銀行にいた全員が声のする方向を振り向いた

入口のほうからだ。

そこには特徴的な・・・


リーゼントヘアーの男が立っていた。

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:35:28.91 ID:qIRy1bWb0
強盗リーダー「なんだとテメーこのヤローッ!!」

「今時パンストかぶって強盗なんて・・・ドラマの見すぎじゃあねーッスか?」

パンストかぶり強盗「うッ!!うるせえッ!!」

「大人しく武器をおろしなよ・・・




いまなら軽ーい罪で済ましてやるからよォー」

パンストかぶり強盗「な、なに?済ましてやる?」

強盗リーダー「何寝ぼけた事言ってやがんだクソガキーッ!」

強盗下っ端「お前こそ正義のヒーロー気取りで調子乗ってんじゃねーかよォーーッ!!」

パンストかぶり強盗「お前に俺たちを逮捕する権利なんかねーよッ!!ギャハハハーッ!」

凄腕銀行員「じゅ・・・巡査・・・」

強盗下っ端「・・・へ?」

凄腕銀行員「東方巡査ッ!」

パンストかぶり銀行員「なッ!?ナニイイイッ!?」

なんと、一昔前の不良にしか見えないこの男は、

この町を守る警察だったのだ



そしてこの東方巡査こと、東方仗助こそ・・・



4年前の真相を知る、スタンド使いなのである







「東方巡査だッ!!」

「巡査が来てくれたわ!」

仗助「オレもあんまり手荒な事はしたくねーしよ・・・お前たちも罪が軽くなったほうが良いだろ?」

強盗リーダー「近付くんじゃあねえッ!こっ、こっちには人質が・・・」





「おおっと、それはどうかな?」

そのとき、なぜか銀行員の体と銃がスッと

何かに引き寄せれた

仗助「ン!」



「おい仗助ッ!人質は助けたぜェーッ!!」

仗助「おおッ!?億泰じゃねーかッ!!ナイスだぜッ!」

強盗リーダー「なッ!?ナニィィィーーーッ!!?」


49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:36:01.28 ID:qIRy1bWb0

虹村億泰

一見強面だが、実際は甘い物好きで人情的な男

頭が悪く欲望に弱い奴だが、面倒見がよく気のいい兄ちゃんキャラ。

仗助とは親友で、4年前とある事情で戦ったが、

負傷したところを仗助に助けられ仲良くなった。

スタンド、「ザ・ハンド」は

空間を削り取り、どこか分からない場所に

飛ばしてしまう恐ろしい能力だが、

億泰の大雑把な性格故に、細かい作業はできない。

しかし応用することで遠くのものを引き寄せたり、 

自分を瞬間移動させる事もできる。

現在はその能力を利用して工事関係の仕事に就いている
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:39:31.45 ID:qIRy1bWb0




仗助「だがなんでオメーがこんなところにいやがんだーッ?」

億泰「仕事が早く終わったからよォ〜〜〜!
   レストラン・トラサルディーでメシ食おうと金下ろしに来たんだ!偶然だよッ!偶然!」

億泰「じゃあ仗助ッ!あとはいけるかッ!」

仗助「ああ、問題ないぜッ!」



億泰「ところで大丈夫か?アンタ・・・

   ・・・!?」

凄腕銀行員「・・・タイプだわ」

億泰(ウゲェッ!?かっ、勘弁してくれよォーッ!俺の好みはピチピチのオネーチャンなんだよッッ!!)

億泰「そ、その分だと大丈夫そうだなッ!ハハハッ!」





パンストかぶり強盗「チクショウッ!!」

強盗下っ端「クソッタレ!!」

強盗リーダー「頭来たぜッ!こうなったらッ!!」








強盗リーダー「この銀行ごとぶっ飛ばしてやるぜェェェーッ!!」

強盗リーダー「スイッチ・オン!」

仗助「なッ!?何ィィィーーッ!?」


どこからともなく電子音が聞こえた

カウントダウンだ

強盗下っ端「この銀行に爆弾を「3つ!」仕掛けた!」

パンストかぶり強盗「制限時間はたったの3分!!」

強盗リーダー「この爆弾は丸ごと銀行をぶっ飛ばせるッ!!お前らはお終いだ!!」

仗助「おい!!爆弾はどこにあるんだッ!!」

パンストかぶり強盗「教えるわけねーだろマヌケッ!!」

下っ端強盗「お前たちもぶっ飛んでもらうぜェーッ!」

億泰「バカかオメーはッ!!そんなの使ったらお前たちも吹き飛んじまうぞッ!!」

パンストかぶり強盗「え」

強盗下っ端「え」

強盗リーダー「え」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:41:48.72 ID:qIRy1bWb0


強盗下っ端「ハッ、ハッタリかましてもおっ、俺たちはひっ、引き下がんねーぞッ!」


パンストかぶり「そっ、そうだッ!俺たちはちゃんと逃走経路を・・・」

仗助「ハッタリじゃねーよッ!隣にガソリンスタンドあるの調べてねーのかよッ!!」

そう、強盗たちは知らなかった

隣にはガソリンスタンドがあり、しかもちょうどタンクローリーが

ガソリンを補充しているところだった

強盗たちはどうやら詳しく調べずに適当に設置したらしい


凄腕銀行員「ガ、ガソリンスタンドに着火なんかしてしまったら・・・」

「ヒイイイッ!!」

「イヤだッ!まだ死にたくないッ!!」

億泰「どうするつもりなんだてめーらッ!」

億泰「着火したってことは逃げる方法しっかり考えてるんだろうなコラァーッ!!」

強盗リーダー「・・・」

強盗下っ端「・・・リ、リーダー?」

パンストかぶり強盗「何とか言ってくだせえよ!」











強盗リーダー「ヒィィィーーーーーッ!!嫌だァァア!!まだ死にたくないよォォォーンッ!」

強盗リーダー「助けてェェェーッママァァァーッ!!HEYYYYYYYYYYYYYYYYYY」
なんと強盗リーダーは厳つい顔をくしゃくしゃにして泣きじゃくり始めたのだった

億泰「なっ、なんてアホ野郎だ・・・(俺が言うのもなんだけどさ)」

仗助「マヌケはどっちだ・・・としか言えないッスね」

億泰「ハッ!そうだ!オレのザ・ハンドで・・・」

仗助「待てッ!!億泰!!」

億泰「何で引き止めるんだ仗助ッ!!このままだと全員死ぬんだぞッ!!
   おいテメーッ!それをよこせッ!」

仗助「だーかーらッ!あれはただのスイッチで爆弾は別のとこにあるんだよッ!!」

億泰「あッ!そうか!!」

仗助「あいつらもバカだがお前は筋金入りのバカだな・・・」

億泰「そこまで言うことね―だろッ!」

仗助「くッ!おい!爆弾の場所は・・・」

強盗3人組「オロロォォーーン」

仗助「駄目だこりゃ・・・」

億泰「どーすんだよ仗助ッ!!」

仗助「・・・!!そうだッ!!」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:42:25.39 ID:qIRy1bWb0

仗助は通信機を取り出し、誰かと通信を始めた

仗助「いまどこだッ!今すぐぶどうヶ丘銀行まで来てくれッ!!今すぐだッ!!」

すると外からバイクのエンジン音が鳴り響いてるのが聞こえた

「マジにラッキーだったぜ、ちょうど通りかかったところだったんだ」

億泰「おっ、お前!!噴上裕也じゃねえかッ!!」

裕也「よう億泰、元気してたか?」

億泰「仗助ッ!お前なんで噴上をッ!?」

仗助「知らなかったのか?噴上は1年前に同じ部署の警察になったんだよ」

億泰「そ、そうだったのか・・・」

仗助「さてと、もう時間がねえぞ。
   噴上!オメーの嗅覚とハイウェイ・スターで爆弾を探してくれッ!!」

裕也「わかった!任せておけッ!」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:43:05.42 ID:qIRy1bWb0


「ハイウェイ・スター」

匂いを覚えて標的を追跡することができるスタンド。

普段は人の型をしたスタンドだが、無数の足跡の形に変形し

時速60kmで飛行できる。また、相手の生物から養分を吸い取ったり

大体の位置を匂いから予測してテレポートすることも可能。

特徴的な点として、自分で意思を持ち、動くことができる

遠隔自動操縦型のスタンドである。(指示を出してコントロールすることもできる)
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:44:17.31 ID:qIRy1bWb0


仗助「億泰ッ!オメーは俺と一緒に爆弾を外すのを手伝ってくれ!」

億泰「おうッ!オメーの考えてること事、分かったぜこの虹村億泰はよォ〜!」

そして、タイムリミット2分間の爆弾解体作業が始まった

裕也「あったぞ億泰!外のゴミ箱の中だッ!」

億泰「そいつは確かかッ!?あいつ等の私物とかじゃねーよなッ!」

裕也「火薬の匂いがするッ!間違いない!!」

億泰「あったぜッ!ウリャアッ!」ガオンッ

ザ・ハンドで爆弾を削り取る億泰。しかし、「爆弾を外す」と

仗助に言われていたのに削り取って良いのか?

億泰「あ〜〜〜〜っ!!やっべえ!仗助に外せって言われていたのに削り取っちまったッ!!」





しかし、当の仗助も・・・

裕也「仗助ッ!トイレの中だッ!」

仗助「あったぜ!!」

仗助「クレイジー・ダイヤモンドッ」バグォッ

爆弾を原材料まで戻していた。
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:44:59.28 ID:qIRy1bWb0


「クレイジー・ダイヤモンド」

近距離パワー型のスタンド。

パワーとスピードに優れ、精密な動作も可能。

能力は「触れたものを直す」事。ケガ人でも、壊れた物でも

自分以外のものならなんでも直せる。

他にも、

「壊れた物のかけらに触れることで、そのかけらを元の場所に飛ばす、もしくは引き寄せることができる」

「料理を食材に戻す」

「別々の物を同時に殴ることで、一体化させる」

など、応用の利く能力である。

しかし、死亡した物を生き返らせることはできない。

(逆に言うと死んでさえなければ完治させることができる)

アンジェロ岩や、エニグマの本を作ったのもこのクレイジー・ダイヤモンドである


56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:47:31.68 ID:qIRy1bWb0

裕也「仗助ッ!残り時間はあと30秒だッ!」

裕也「あと1つッ!最後の爆弾は・・・ッ!!」

仗助「どうしたんだッ!裕也!!」

億泰「どこにあるんだよォーッ!!」






裕也「こいつらッ!ガソリンスタンドと銀行の間に仕掛けてやがるッ!!」

仗助&億泰「ナニィーッ!?」

裕也「テメーらッ!!最初からガソリンスタンドごと爆破させるつもりだったのかッ!!」

強盗リーダー「ちッ!違うんです!本当に偶然なんですッ!!」

残り時間あと10秒

億泰「クソッ!!急ごうぜ仗助ッ!」

9秒

仗助「おうよッ!!」

8秒

――――銀行とガソリンスタンドの間の小道
7秒

仗助「あったぞッ!!」

6秒

億泰「だがもう時間がねえッ!!」

5秒

仗助「じゃあもう・・・」

4秒







仗助&億泰「・・・やるっきゃねえなッ!!」

3秒

億泰「ウダラァーッ!!」

ガオンッ

億泰「爆弾は引きよせたッ!!後は頼むぜェーッ!!」

2秒

仗助「グレートだぜッ!!億泰ゥーッ!!」

1秒

仗助「うおおおおおおおおおおおッ!」

0びょ・・・







仗助「ドララララララララララララララララ
    ラララララララララララララララララ
     ラララララララララララララララララァーッ」

仗助「ドラァーッ!!」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:48:14.40 ID:qIRy1bWb0

杜王駅から100m歩いたところにその店はあった。

扉を開けると机が2つにイスが6つ。待合い用のチェアとミニテーブルを含めると3つと8つ。

アヒルの形の彫刻に、イタリア風暖炉。真っ白なテーブルクロス。

捩れたおしゃれなロウソクと、綺麗に飾られ仄かにいい香りを漂わせる花。

お客様にピッタリのメニューを選び、提供するお店。

イタリア料理店レストラン・トラサルディーは今日も営業中。



そこにすわる一見柄の悪い男たち。

一仕事終え休息をとっているようだ

真っ白な服を着た如何にも「イタリア人」といった感じの見た目の

男が、お皿に乗った料理を運ぶ。コックとウェイターを兼ねているのだ。

「お待たせいたしマシタ、モッツァレラチーズとトマトのサラダでございマス!」

真っ白なモッツァレラチーズに、新鮮かつジューシーなトマト。

そしてシェフ特製のドレッシングが掛かっていた。

バジル、パン、レタスも添えてあり、見栄えは最高だ。

億泰「おおッ!来た来たァーッ!!」

パクッ

フォークでトマトとチーズを一緒に口に入れる。

トマトのジューシーな甘酸っぱさが

チーズのクリーミーでありながらサッパリした部分を

引き立て、何とも言えぬハーモニーを醸し出た。

億泰「〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!」

そして思わず・・・




億泰「ゥんまああ〜〜〜〜〜〜いっ!!」

と叫んでしまった

「絶品」以外の言葉が見つからなかった

億泰「これこれェ〜ッ!これですよォ〜!!」

億泰「一仕事終えた後だから余計にうまいぜェ〜ッ!」

億泰「例えるなら、学校の授業で体育2時間と英語数学と続いたあとに
  
   食べた時の給食っつー感じだよォ〜ッ!」

億泰「いつ食っても最高だぜェーッ!トニオさんよォ〜ッ!」

トニオ「グラッツェ〜いつもありがとうございます〜」

58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:49:23.15 ID:qIRy1bWb0


億泰「ウォッ!こ、この肩がかゆくて暑いこの感じはッ!!」

仗助「さっそく来たかッ!!」

億泰が上着を脱ぎ、肩を引っ掻くと

なんと大量のアカが剥がれた。

さらに掻き続けると、肩が抉れるほどのアカが出て

まとめるとソフトボールくらいの大きさになった

裕也「この瞬間は何回見ても慣れねーぜ・・・」

そして、すぐに肩は再生し

億泰は何ともないどころか・・・






億泰「肩こりがなくなったッ♥」



仗助「料理の腕前は年々上がっているが、これ(スタンド技術)は何年たっても変わんねーな・・・」

トニオ「メ、メンボクナイデス・・・」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:50:34.36 ID:qIRy1bWb0

トニオ・トラサルディー

レストラン・トラサルディーにてシェフをやっている

イタリア人。本名アントニーオ・ヴォルペ。元々は貴族のヴォルペの跡取り息子であったが、

料理人を目指したことにより、勘当された為母親の旧姓トラサルディーを名乗っている。(恥知らずのパープル・ヘイズ より)

祖国イタリアでは、若造というだけで認められなかったので、杜王町にやってきた。

料理の味見係として子犬を飼っているのと、

ヴェルジーナという恋人がいる(スピンオフ作品 岸部露伴は動かない より)

温厚で礼儀正しいが、衛生管理にはとても厳しい。(手を洗わず調理場に入ると包丁を投げつけてくるほど豹変する)

また、イタリア人としても料理人としてもプライドが高く、

一部の食通にしかウケないような高級料理ではなく

素材の味を活かした伝統的な庶民的な料理を出すことをポリシーとしている。

世界中で修行して、手を見るだけで体の不調を知ることができるという特技がある

また、スタンド「パール・ジャム」は戦闘向けのスタンドではなく

食べた者の病気や疲れを治癒する変わった能力を持つ。
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:51:08.17 ID:qIRy1bWb0
だが治癒する際は

料理の栄養素と、パールジャムの能力が合わさり

とてもスプラッターに治癒する。(他にも、涙が大量に出て目がふやけて眠気が覚めたり
 
虫歯が口から飛び出して新しい歯が生えてくるなど)

ちなみに、健康な人が食べても治癒は起きない他

スタンドは本来ダメージを受けたら本体にもダメージが加わるが

パール・ジャムが食べられてもトニオはダメージを受けない。
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:52:25.65 ID:qIRy1bWb0
仗助「ところで、俺の料理まだかよォーッ」

トニオ「今パスタを茹でてマス。

    タマゴも茹でるので、もう少シかかりマスヨ」

仗助「く〜ッ!!待ちきれねーぜッ!!ミートソーススパゲッティボローニャ風ッ!」

裕也「クレイジー・ダイヤモンドが自分に使えればこんな事しなくて良いのにな」モグモグ

裕也「ンッ!うまいッ!特にこのとろけたチーズが最高だぜッ!」ノビィーッ

仗助「見せ付けるかのようにチーズを伸ばすなッ!」

億泰「おい裕也、それオレにも一切れくれよッ!」

裕也「ああ、いいぜ」

億泰「センキューッ!」ガブリ

億泰「`ノ ま あ ー い っ ! !」

仗助「くっそぉ〜〜〜〜っ!!おめーら嫌味でやってんのかよォォォーーッ!!」

億泰「そう怒るなって仗助ェェ〜〜〜オレのサラダ一切れやるからよッ」

仗助「ほッ!本当かッ!?やっぱりオメーは俺の親友だぜッ!」

億泰「ホレッ!!端っこの部分だぞッ!デケーの取るなよッ!」

仗助「分かってるっつーの!」パクッ

仗助「うっまああーいッ!!生きてて良かったァーッ!!」

億泰「さすがにオーバーすぎるんじゃねーのかァ?(オレが言うのもなんだケド)」

裕也「それにしても・・・今日は大変だったな」

仗助「ああ、あの後もあいつ等泣きじゃくってたな・・・」

裕也「パトカーが涙でビショビショになったらしいなァ・・・」

仗助「億泰が昔ここの水飲んだとき言ってた

  「「チャンプ」観たときはもっと泣けた」ってのも
   あながち嘘じゃねーかもなァ〜〜〜」

億泰「だからアレは本当だっつーのッ!!

   チャンプはそれだけいい映画なんだよォーッ!!」

仗助「ヘイヘイッ、わかったわかった」

裕也「そういう億泰、オメーあの後どうなったんだよ」

億泰「そうそう、いつまでも離れないで困ってたんだよ・・・」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:53:17.56 ID:qIRy1bWb0

―――――――――――1時間前


強盗リーダー「AHYAHYAHYYYYY!怖かったよォォーッ
      おまわりさァーん」

強盗下っ端「助けてくれてありがとオ〜〜〜ッ!」

パンストかぶり強盗「俺漏らしちゃったァァァ―ッ!」

警部「もう良いから早く乗れッ!お前はズボン履き替えてからだッ!!」

強盗3人組「ハイィィィーッ!」ウォォォーン



警部補「東方、噴上、良くやったぞ
   お手柄だッ!」

仗助「いえいえ、大したことねーッスよ!なあ噴上ッ!」

噴上「ああ、相手がアホだったからな!」

警部補「いやいや、爆弾処理班も呼ばず爆発を止めるなんて大した奴らだお前たちはッ!」

仗助(・・・爆弾ぶっ壊したから近くの100均の目覚まし時計テキトーに原材料とくっつけた事はだまっとこ)

警部「本当に良くやってくれたな。さすが良平さんの息子さんなだけある。」

仗助「・・・いやぁ、じいちゃんにはかなわねーッスよ!ハハハッ!」

警部(後は髪型とその口調を直せば完璧なのだが・・・大目に見るか)

噴上「ところで、なんで仗助は銀行にいたんだ?」

仗助「エッ!?」

警部補「そういえばそうだ、何故だ?」

仗助「あっ、いや、そのォ〜」

仗助「爺ちゃんから受け継いだ「勘」が働いた・・・ってところッスね」

警部補「なんだとこいつめッ!頼もしいことを言いやがって!」コノコノォ

噴上「なるほど!さすがだなッ!仗助!」

警部「そこまで言うなら今後も期待してるぞ〜ッ!」

仗助「ははは・・・」

仗助(サボってパチンコ行ってたら偶然見かけたってのは黙っとこっと(オレって見栄っ張りかな))

警部「そういえばお前の友人はどうしたんだ?」

仗助「ああ、あいつなら・・・」





凄腕銀行員「本当にありがとうございますゥ〜〜〜!!
      命の恩人さまァァァ〜〜〜!!」

億泰「もっ、もう分かったから、いい加減離れてくれッ!!」

凄腕銀行員「そんな事言わずにッ!せめてお名前だけでも!」

億泰「だああッ!億泰だッ!虹村億泰だよッ!これでいいだろ!もう勘弁してくれッ!!」

凄腕銀行員「億泰サマ・・・」

凄腕銀行員「あなたの事を、私にお預けいただけませんかッ!」

億泰「オレの名前の「億」と金の単位の「億」を掛けてんのかッ!
   そりゃー面白いデスねッ!!もう分かったからッ!」ダダッ

凄腕銀行員「あッ!最後まで話を・・・」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:54:44.42 ID:qIRy1bWb0


仗助「良かったじゃあねーか、オメーいつも彼女欲しいって泣いてたじゃねーかよッ!!」

裕也「お前にもとうとう春が来たなァ!」

億泰「うるせぇッ!!あんなばあさんとの間に来るものなんて死神くらいだぜッ!!」

裕也「しっ、死神・・・ククク・・・」

仗助「ギャアアアーハハハハァーッ!そりゃあいいぜッ!
   アヒルボートの変わりに三途の川の渡り舟でデートしちまえッ!」

億泰「オメーら人事だと思いやがってッ!!クソーッ!!もうあの銀行にゃあ行けねーぜッ!!」

トニオ「アノ、お取り込み中のトコロ、悪いのデスガ・・・
    ご注文のボローニャ風、トロトロタマゴのせでございマス」

仗助「オッ!!来たぜ来たぜェーッ!」

仗助は、フォークでサッとタマゴを崩し、ミートソースと絡めた

それを少し行儀悪くズビズバーッとすすった

まろやかな黄身とソースのいい香りが混ざり合って口の中に広がっている

そこにアクセントのチーズとバジルが混ざり、

何ともいえない旨さだった

仗助「ンまい!ンめーッスよッ!グー!グレートッ!」

億泰「オレが言えるわけじゃあねーケドよォ〜
   もー少し行儀良く食えねーかね−」

裕也「「他人がやってるのを見るのはイヤッ」ってやつか?」

億泰「そーそーっ!アイスやツナのフタ舐めるのとか、ストローでズズーッってやるのも嫌なんだよォ〜」

仗助「確かに言えてるなッ!そりゃ!今度から気をつけるぜッ!」

と、言いつつも仗助の口の周りは黄身とソースでベタベタだ。

億泰「説得力ねーッ!!」

裕也「ハハハッ」

と、ここで億泰が表情をかえてこう問いかけた

億泰「・・・ところでよォ・・・明日、お盆だよな・・・」

さっきまでの和やかな雰囲気が一瞬にして凍りついた。

口を拭いていた仗助も一旦手を止める。

億泰「覚えてるか・・・?鈴美さん、重ちー、彩さん、それに・・・」

何か言いかけて、億泰は口を閉じた

仗助はわかっていた。

そして聞き返した。

仗助「・・・形兆の事か?」

億泰は黙り込んだまま頷いた。

仗助「・・・忘れるはずがねーだろ・・・」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:55:22.34 ID:qIRy1bWb0


東方良平

仗助の祖父であり、警察官をやっていた。階級は巡査だった。

出世こそしなかったが、35年間も杜王町を守り続けていた。

孫の仗助や、娘であり仗助の母の東方朋子を没愛していた。

趣味はファッション収集であり、孫の仗助にも受け継がれている。

モデルガンで仗助を驚かしたりして遊ぶお調子者の性格を見せるときもあるが、

事件の事になると「町を守る人の目」をしていた。

しかし、急性心臓発作で55歳にしてこの世を去った。

仗助が警察になったのもこの祖父の後を継ぎ、町を守ろうと決意したからであった。
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/29(木) 02:56:38.38 ID:qIRy1bWb0
今回はここまでです。
次回、2003年編終了&ニューゲーム編スタート&説明まとめ
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 07:49:21.57 ID:D0wQLexyO
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 11:50:37.75 ID:OrnJbKFL0
爺ちゃん思ってたより若かったんだな…
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/29(木) 12:01:59.87 ID:qIRy1bWb0
>>67
3部の10年後、つまり四部の頃のホリィさん(3部の時点で45歳)と同年齢
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 14:44:35.13 ID:gg3LAplAo
>>62
良平さんの息子さん……?
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/29(木) 14:54:49.80 ID:qIRy1bWbo
>>69
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッ!!
素で間違えたッ!すまないッ!!
正しくは「お孫さん」だッ!!
本当にすまないッ!!

こんな重要なところで間違うとは・・・
原作を読み直す事を本気で考えたよ・・・
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/29(木) 14:56:21.12 ID:qIRy1bWbo
―――――――――――1時間前


強盗リーダー「AHYAHYAHYYYYY!怖かったよォォーッ
      おまわりさァーん」

強盗下っ端「助けてくれてありがとオ〜〜〜ッ!」

パンストかぶり強盗「俺漏らしちゃったァァァ―ッ!」

警部「もう良いから早く乗れッ!お前はズボン履き替えてからだッ!!」

強盗3人組「ハイィィィーッ!」ウォォォーン



警部補「東方、噴上、良くやったぞ
   お手柄だッ!」

仗助「いえいえ、大したことねーッスよ!なあ噴上ッ!」

噴上「ああ、相手がアホだったからな!」

警部補「いやいや、爆弾処理班も呼ばず爆発を止めるなんて大した奴らだお前たちはッ!」

仗助(・・・爆弾ぶっ壊したから近くの100均の目覚まし時計テキトーに原材料とくっつけた事はだまっとこ)

警部「本当に良くやってくれたな。



さすが良平さんの お孫 さんなだけある。」




仗助「・・・いやぁ、じいちゃんにはかなわねーッスよ!ハハハッ!」

警部(後は髪型とその口調を直せば完璧なのだが・・・大目に見るか)

噴上「ところで、なんで仗助は銀行にいたんだ?」

仗助「エッ!?」

警部補「そういえばそうだ、何故だ?」

仗助「あっ、いや、そのォ〜」

仗助「爺ちゃんから受け継いだ「勘」が働いた・・・ってところッスね」

警部補「なんだとこいつめッ!頼もしいことを言いやがって!」コノコノォ

噴上「なるほど!さすがだなッ!仗助!」

警部「そこまで言うなら今後も期待してるぞ〜ッ!」

仗助「ははは・・・」

仗助(サボってパチンコ行ってたら偶然見かけたってのは黙っとこっと(オレって見栄っ張りかな))

警部「そういえばお前の友人はどうしたんだ?」

仗助「ああ、あいつなら・・・」





凄腕銀行員「本当にありがとうございますゥ〜〜〜!!
      命の恩人さまァァァ〜〜〜!!」

億泰「もっ、もう分かったから、いい加減離れてくれッ!!」

凄腕銀行員「そんな事言わずにッ!せめてお名前だけでも!」

億泰「だああッ!億泰だッ!虹村億泰だよッ!これでいいだろ!もう勘弁してくれッ!!」

凄腕銀行員「億泰サマ・・・」

凄腕銀行員「あなたの事を、私にお預けいただけませんかッ!」

億泰「オレの名前の「億」と金の単位の「億」を掛けてんのかッ!
   そりゃー面白いデスねッ!!もう分かったからッ!」ダダッ

凄腕銀行員「あッ!最後まで話を・・・」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/29(木) 14:57:14.02 ID:qIRy1bWbo
訂正しましたorz
深夜だったから疲れていたのかな・・・
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/29(木) 14:59:40.30 ID:qIRy1bWbo
>>64
祖父って書いてあるのに・・・
仗助は孫って書いてあるのに・・・
仗助が何べんもじーちゃんって呼んでるのに・・・
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/29(木) 17:07:24.34 ID:dioJZxdXo
あるあるだから気にし過ぎないようにな
頑張って完結まで書いてくれ
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/29(木) 18:18:56.77 ID:qIRy1bWbo
何時までもクヨクヨするのはやめだァーッ!!

今夜少し遅れますが、投下しに来ますッ!!
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/30(金) 01:38:51.24 ID:6l7dxE9Xo
すいません・・・説明部分はまだ書ききれてないので

次回投下します。本日は本編だけです。

ジョジョを知らない方はすいませんorz
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 01:40:34.20 ID:6l7dxE9X0

億泰「兄貴が死んだのは償いの為だ・・・当然の事だったんだ・・・」

億泰「親父のためとはいい、いろんな人間を殺してきたからな・・・」

仗助「だが、家族思いで頼りになる、お前のたった1人の兄貴
   ・・・そうだろ」

億泰「・・・。」

裕也「・・・露伴先生や康一、あと早人も、明日霊園に行ってくんだとよ・・・」

仗助「・・・俺も行くぜ。鈴美さんの分もあるが、
   お袋と一緒にじーちゃんの墓参りに行くんだ。
   じーちゃんの大好きだった、ブランデーを持ってな・・・」

仗助「億泰、オメーの気持ちも分かるがよ、
   行ってやった方が、きっと喜ぶぜ・・・
   

   形兆の兄貴だけじゃあねえ。重ちーや鈴美さんもきっと・・・」

億泰「・・・ああ。そのつもりだ・・・」













静まり返った雰囲気の中、仗助は考えた







仗助(・・・だが、あの時俺がもっと気をつけていたら
  みんなは死なずに済んだんじゃあないのか・・・?)




仗助(重ちー・・・俺があの時もっと早く気付いていれば助かったかも知れねえのに・・・)



仗助(形兆の兄貴も、彩さんも、早人の父さんも・・・クレイジー・ダイヤモンドで助けれたはずだ・・・)



仗助(そしてじいちゃんもそうだ・・・俺が目を話した隙に・・・)









仗助(・・・みんなは俺が来て、喜んでくれるのかな・・・)



78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 01:42:50.30 ID:6l7dxE9X0






ビーッ! ビーッ!




その時、突然仗助の通信機が鳴り出した

警部「おいッ!仗助!!聞こえるかッ!!」

仗助「うおッ!?」

慌ててイスを倒してしまう仗助、それに驚く2人。

仗助はすぐさま通信に出た。

仗助「こッ!こちら仗助です!!どうしたんッスか警部!?」

警部「お前さっきトニオさんの店で、噴上たちと食事をするって言ってたよなッ!!」

仗助「ハッ!ハイ!今噴上もこっちに居ます!」

警部「ならすぐ霊園の方へ向かってくれ!!
   誘拐犯がそっちの方へ逃げたんだッ!!」

仗助「なッ!何ィ!?」

警部「すぐ応援を呼ぶッ!それまで時間を稼いでいてくれッ!!
   いいか!?赤い軽自動車に乗っている2人組みの男たちだぞッ!!」

仗助「了解しました!!すぐ向かいます!」

裕也「なんだ!?何事だ!?」

億泰「どっ!どうしたんだ仗助!?」

仗助「誘拐犯だッ!!誘拐犯が霊園に向かってるらしいッ!!」

裕也「ナニィッ!?」

仗助「俺たちで応援が来るまで時間を稼いでくれって事だ!
   赤いトラックに乗っているらしい!!」

仗助「噴上ッ!!オメーはハイウェイ・スターで、赤いトラックを探してくれ!」

裕也「よし、分かった!赤い軽だな!」

仗助「億泰ッ!協力してくれるか!」

億泰「おう!もちろんだぜッ!!」

仗助「あっ、そうだ!トニオさん、お勘定・・・」

トニオ「・・・お金ハ、いつでもいいデス」

トニオ「今は、犯人を追いかけてくだサイ。」

仗助「おッ!恩に着るぜッ!トニオさんッ!」

裕也「行くぞ仗助!!」

仗助「おうよッ!!」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 01:43:50.87 ID:6l7dxE9X0

――――――霊園への道

赤い軽自動車がスピード表示を無視して坂を下っていく

中には一人の女性と2人の男たちが乗っていた

女性「あんた達・・・どこへ連れてくの?」

犯人1「・・・」

犯人2「・・・」

女性「何とかいいなさいよッ!」

犯人1「だ、大丈夫だから・・・もうすぐ着くから・・・」

犯人2「・・・おい、何か追ってくるぞ?」

ミラーに移っていたのは一台のバイクだった

しかし、何かがおかしい



80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 01:44:44.29 ID:6l7dxE9X0



億泰「ウダラァーッ!止まりやがれコラァーッ!!」

なんと、バイクの上で億泰が仁王立ちしていたのだ

犯人1「なッ!?なんだあれはッ!?」

裕也「警察だ!大人しく車を止めろッ!」

裕也が追跡に成功し、追いかけてきたようだ

億泰「ところでよォーッ!警察が2人乗り許して大丈夫なのかよッ!」

裕也「今回ばかりは許可するッ!犯人逮捕が優先だッ」

女性「警察・・・ッ!警察の人達が来てるッ!」

犯人2「け、警察!?警察が追って来たぞ!!」

犯人1「ヤバイッ!とりあえずブレ・・・」

ブォォォーーッン

車は、一見忠告を聞かずにスピードを上げた

しかし、実際は焦ってブレーキとアクセルを踏み間違えただけだった

犯人1「ヤバイッ!!加速しちまった!!」

犯人2「ヒィィィッ!!」

女性「キャッ!!」


億泰「あいつらが加速したってことは
  「抵抗してる」って事で良いんだなッ!」

裕也「ああッ!だが気をつけろ、オレまで削り取るなよッ!!」

億泰「あったりめーだッ!ザ・ハンド!!」

バイクは車にぶつかるギリギリまで近づき、ザ・ハンドでタイヤと扉を削り取った

犯人2「うわあああッ!なんだァァァ!?」

億泰「そーれもう一丁ッ!」

今度は空間だけ削り取り、女性を引き寄せた

億泰「大丈夫かッ!?」

女性「ありがとうッ!とっても怖かったわ!」

女性はつい億泰に抱きついてしまった

億泰(ウオッ!そうそうッ!こういうのを待ってたんだ!!ババアじゃなくってッ!)

裕也「二人ともッ!!しっかり捕まれッ!止めるぞ!!」

億泰「おうよッ!!」

億泰は言われるがままに女性を抱きかかえたまま

座席にしゃがみ込んだ

裕也がブレーキを掛けると、タイヤが勢い良く擦れ、音と火花が辺りに飛んだ

キキキィィーーーッ

その時同じく犯人たちも今度はブレーキを掛け、タイヤの擦れる音が交じり合っていた
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 01:46:08.59 ID:6l7dxE9X0

ガチャッ

犯人1「ハア・・・ハア・・・死ぬかと思った・・・」

犯人2「ああ、ホント・・・」

ドアを開けた犯人たちは呼吸を荒くし、グッタリしてる。

裕也「おいッ!!オメーら!車からゆっくりと降りて来い!!!」

犯人たち「ヒイッ!!」

億泰「妙な動きするんじゃあねーぞッ!ダボがッ!!」

犯人2「ハッ!ハイ!!」

犯人1「わ、わかりました・・・」

そこに、遅れて仗助が駆けつけた。

仗助「おおッ!捕まえたのかッ!お前らすげーなッ!」

億泰「出る幕無かったなッ!東方巡査よォ〜」

仗助「うっ、うるせえッ!」

嫌味を言われ少し怒る仗助。

犯人たち「・・・ン?」

その時、犯人2人が仗助を見て表情を変えた
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 01:47:45.37 ID:6l7dxE9X0

犯人2「あれ・・・ッ?あんた・・・どこかであわなかったか・・・?」

仗助「・・・?何のことだ・・・?」

犯人1「確かにオレも・・・どっかで見た顔だ・・・」

仗助「いや、人違いじゃあねえッスか?俺はあんた達のことなんて・・・





  ・・・ハッ!!」



犯人たち「・・・ハッ!!


思い出した!」




犯人1「よ、4年前・・・」




犯人2「俺からケータイを奪った・・・」










吉岡&美奈代の彼氏「「あのバイク男だッ!!」」

仗助「ッ!!!」

億泰「ナニィッ!?」

裕也「!!」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 01:50:14.40 ID:6l7dxE9X0


吉岡&美奈代の彼氏

4年前、噴上裕也は「矢」を受けてトンネルでバイク事故を起こした。

その際に、トンネルに入ってきた露伴の養分をハイウェイ・スターで吸収し、

死に掛けの状態にした。そこに助けに来た仗助は

ハイウェイ・スターに追われ、止まらずバイクで走り続けながら、裕也の居る病院を探さないといけない

状況下にいた。仗助は康一に裕也のいる病院を聞くため、

電話が必要だった。その時電話を奪われたのがこの2人。吉岡は10億円が掛かった取り引きの電話を待っていた。

美奈代の彼氏は、恋人の美奈代にプロポーズを申し出ようとしたていた真っ最中だった。

しかし2人とも仗助に電話を奪われ、失敗してしまった。

84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 01:51:49.94 ID:6l7dxE9X0
裕也(あの犯人が・・・あの時の2人だとッ!?)

裕也(あの後、仗助に話を聞いて、思い出して想像するたびに罪悪感を抱いてたが・・・
  まさかこんなところで出会うとは・・・)

裕也(きっと仗助に電話を奪われて仕事と恋人を失いヤケになり・・・
  金持ちのとこの娘をさらって身代金を取ろうとした・・・って所だろうか・・・)





吉岡「じゅ、巡査って事は・・・警察になったのか!?」





美奈代彼氏「あの時バイクで爆走してて、俺の電話ひったくってった、


     あの時の高校生が・・・?」




仗助「!!」





その時仗助は、強いショックを受けた




仗助は、その言葉が心が突き破られそうなくらいの勢いで突き刺さったように思えた








「あの時電話をひったくった高校生が、警察になった」



85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 01:56:19.74 ID:4XsmioOt0
あの時の赤ん坊も出るかな?透明じゃない方ね
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 02:13:37.61 ID:6l7dxE9X0
仗助自身は、祖父の後を継ぎ

立派な警察官になったつもりだった

しかし、思い返してみれば

ふさわしくない節があった。

(追い詰められていたからとはいえ)他人から携帯をひったくり、

その上人生をメチャメチャに・・・

言い換えれば泥棒。そして今回の事件の原因を作ったと言える。

また、露伴をイカサマで騙した挙句、(遠まわしとはいえ)家を焼く・・・

言い換えれば詐欺、放火だ。

普段の仗助ならば謝罪し、丸く治めることもできたはずだ。





しかし、墓参りの話の時考えていた事で心に隙ができてたこともあり・・・






裕也「ち、違うッ!あれは俺も関わってたんだッ!」

裕也「仗助一人のせいじゃないッ!」

億泰「そうだそうだッ!オメーも何か言ってやれ仗助ッ!」

仗助「・・・俺は」

億泰「そうだ、ビシッと決めてやれッ!」






仗助「・・・俺は正義って言葉を・・・利用してるだけなんじゃあねーのか・・・?」



億泰「・・・仗助?」



仗助「俺が今までやってきたことって一体なんだったんだ!?」



億泰「おいッ!どうしたんだ仗す・・・」




仗助「うわあああああああああああああああああああああああああーッ!!」


プッツーン





バタッ











仗助の心は折れてしまった。
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 02:19:44.76 ID:6l7dxE9X0
億泰「仗助ッ!?」

裕也「おっ!おい!!どうしたんだ仗助ッ!!」

2人は必死に呼びかける、

しかし、仗助の耳には微かにしか届いていなかった。

その微かな声も聞こえなくなり、意識が薄れていく中、

仗助は考え事をしていた。













「俺は正義を・・・名乗っていていいのか?」








「俺こそ・・・アンジェロや吉良の事を言えない」










「「正義」という言葉を自分の為に使ってきた」










「最低野郎だったんじゃないのか・・・?」






答えが見つからないまま仗助の意識は途切れた
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 02:22:40.73 ID:6l7dxE9X0

―――――――――――――――――

仗助が気がつくと、あたりは異常なほどに静まり返っていた。

しかしそんな事すら気にしないくらい仗助は自暴自棄になり、

心に穴があいたような間隔に浸っていた

「笑っちまうよな・・・今までやってきた事
 ぜェーんぶ、人の事言えねえ立場だったなんて・・・」

「じいちゃんに変わってこの町を守る?笑わせんなよ・・・」

「今まで戦ってきたスタンド使いと・・・
 億泰の兄貴や、音石のヤローとか、アンジェロに、
 宮本輝之輔・・・もしかしたら・・・いや、もしかしなくても吉良と
 比べてみても・・・
 オレって最低だったんだな・・・」

「・・・俺って一体、何なんだろうな・・・どう思うよ、億泰ゥ」

仗助は億泰に問いかける。しかし、返事は返ってこない。

仗助「おいどうしたんだよ億泰ゥ〜まさかお前の兄貴引き合いにだしたから怒ってんのか?」

仗助「それとも遅れたこと指摘されて俺がムキになったのが気に食わなかったか?」

しかし、それでも億泰は黙ったままだ。

仗助は軽く肩を掴み、億泰の顔を自分のほうに向けた

仗助「おい返事しろよ億泰、悪かったっ・・・て・・・」




次の瞬間




仗助の目に、ヤケになってた頭を一瞬で冷やす光景が入り込んだ。







肩をとても冷たくし、








腹の部分を血まみれにし、
















目を瞑っていた億泰だった。
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 02:25:01.44 ID:6l7dxE9X0



仗助「・・・おい・・・億泰・・・冗談だろ・・・?」

仗助「あいつらを捕まえたから、ちょっとオレをからかってるんだろ・・・?

  お前があいつ等なんかに・・・」

仗助はクレイジー・ダイヤモンドで傷口を治しながら問いかける。


ナイフか何かで付けられた様な傷のため、治すのは容易かった。

傷口は塞がり、血も止まった。完璧に治した。元の状態に戻した。

しかし、一つだけ治らない物が・・・

もう戻らない物があった。








億泰の魂だ。








もうすでに、行ってしまっていたのだった。
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 02:27:00.43 ID:6l7dxE9X0

仗助「・・・おい、ふざけるのもいい加減にしろよ・・・」

仗助「オメー腹を抉られても・・・腕をもがれても・・・思いっきり焼かれても・・・
   顔にブツブツの穴開けられても死ななかったじゃあねーか・・・なあ億泰・・・」

億泰の頬に涙が一粒落ちた、また一粒、また一粒と、大粒の涙が流れ落ちていく・・・

仗助「だってよお前・・・さっきまで元気だったじゃねーかよ・・・


   一緒に爆弾ぶっ壊して・・・トニオさんとこで肩こり治して・・・


   それでオレにサラダの端っこケチ臭く分けてくれて・・・


   ババアに絡まれてクタクタになってたけどよォ・・・




   新しい出会いを探すって・・・気合入れてたじゃねーかよ・・・」

仗助は、強がりながらも現実を受け入れられず、涙を流し続けた。

仗助「嘘がヘタクソなんだよオメーはよォーッ!
   だからオメーはいつまでもバカのまんまだって言われてるんだよォ〜〜〜ッ!」

仗助「億泰・・・返事しろよ・・・そもそも・・・ザ・ハンドを持ってるハズのお前が死ぬわけねーだろ・・・」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 02:27:56.67 ID:6l7dxE9X0


その時、後ろから擦れるような声が聞こえてきた

「抱きかかえてた・・・女が・・・グル・・・だった・・・んだ・・・」

仗助は後ろを振り向くのが怖かった。

仗助は杉本鈴美のいた、振り返ってはいけない小道で振り向くと

得体の知れない「何か」に「どこか」へ連れてかれるという話を康一から聞いたことがあった。

しかし、仗助はそれの何倍もの恐怖を味わっていた。

何が、どうなっているか、すでに解っていた。

だからこそ振り向きたくなかった。

しかし、「運命」は非情な事に

仗助を振り向かせた。







そこには噴上裕也が、血だらけで壁に寄りかかっていた。


92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 02:35:12.67 ID:6l7dxE9X0

仗助「うおおおおおおおおおおおおおッ!!ふ、噴上ィィィーッ!!」

仗助はこの時、


億泰が死んだという現実を受け入れた。



なぜなら彼の頭の中には



「億泰のように手遅れにしたくないッ!確実に治したいッ!」



という思いがよぎったからだ。


犯人なんかもうどうでもいい、

噴上だけでも助けたい

そう思っていた。

仗助「しっかりしろォーッ!噴上ィーッ!」

裕也「あの女が・・・億泰を刺した隙に・・・ドジちまった・・・」

裕也「すま・・・ねえ・・・」

仗助「いいんだッ!気にするんじゃねえッ!」

仗助(なんでだ・・・なんでクレイジー・ダイヤモンドでも治せないんだッ!!)

全力でクレイジー・ダイヤモンドを使ったが、

噴上の様態は良くなった様には見えない。

むしろ、どんどん顔色が悪くなっている

裕也「・・・仗助・・・頼みがある・・・」

仗助「ああ、なんでも言ってくれッ!!どうしたいんだッ!!」




裕也「・・・ミキタカと・・・女たちに・・・



   「ごめんな」



   って・・・つた・・・え・・・」




噴上裕也はもうすでに、虫の息だったようだ

最後の力を振り絞って、



仗助に何があったかと



大切な友人へのメッセージを伝えた




強敵でもあり大事な同僚でもあった勇敢な男の最後だった。
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 02:37:31.62 ID:6l7dxE9X0

仗助「・・・なんだよお前ら・・・」

仗助「揃いも揃って抜け駆けしやがって・・・」

仗助「俺より先にアイツらのところに行くとはよォ〜〜〜ッ!
   いい度胸しているじゃあねーかァ〜〜〜ッ!!」

仗助「供え物が目当てかよォ〜〜〜ッ!食い意地張ってるなあ億泰ゥ〜〜〜ッ!!」



仗助は強がってジョークを叫んだが、

声は震えて今にも崩れそうだった。

彼なりの現実逃避をしているのだ。

もちろんこれが本心のわけが無い。




仗助の思いはただ一つだった。







「やり直したい」







一生に一度、誰でも考える事だ

ゲームで負けて考える事もあれば

テストの間違った部分の答えを

終わってから思い出し考えることもある。




東方仗助は今まで過ごして来た人生の中で一番、





生きてきた中でもっとも






「やり直したい、戻りたい」




と考えた。



この物語は

クライマックスでも

序章でも

中間地点でもない。




94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/09/30(金) 02:44:36.18 ID:6l7dxE9X0
ジリリリリリリリリリッ


「・・・ハッ!?」

「・・・」

カチッ

「夢・・・?だったのか・・・?」

「妙に生々しくて、イヤな夢だったぜ・・・」

「・・・」



「何か・・・おかしいぞ・・・」




「この部屋、いつものボロい寮じゃない・・・」



「ここは・・・俺の・・・



 高校生の頃の部屋ッ!?」




「どうしてここに・・・

 ・・・ハッ!?」



「こっこれはァ〜〜〜〜ッ!?」




鏡に映った高校生の仗助「高校生になってるゥーッ!?」










たった今から始まるのである。






 ジョジョの奇妙な冒険
     part4
ーダイヤモンドは砕けないー
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 02:49:52.68 ID:B9a/AL6tO
つーても作中でクレイジーダイヤモンドが大きく成長した描写もないし
タイマンで勝てるのも分かってるしで
吉良邸押し掛ければ終わるんだよな
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/30(金) 03:04:18.65 ID:6l7dxE9X0
今日はここまでです。




・・・これで(プロローグは)終わったな・・・

このssにはみんなが貸していたのだよ・・・3日前から数々の人間が・・・

あらゆるもの(主にアドバイスや期待)を貸していたのだ

戻って来ねえものが・・・多すぎるな・・・(主に体力と睡眠時間)

しかし彼ら(先代ジョジョss)のおかげだ・・・

彼ら(応援してくれる人たち)のおかげで

このssは続いているんじゃ・・・


良平の息子仗助・・・

バグでデータ吹っ飛んで書き直しになった
>>86>>87の元データ・・・

早速>>93で打ち間違えた本来序章の部分に
入るはずだった「承句」・・・


終わったよ・・・




・・・というわけで、ながったるい2003年編ことプロローグは

(説明まとめを除けば)これで終了です。

次回からは強くてニューゲーム編がスタートします

さっそく>>95で指摘されている事や、実写化によるショックを

必ずや何とか乗り越えて見せます

最後まで応援よろしくお願いします。
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 10:03:28.80 ID:7F4wGV8oO
いちいちコメントしない方がいいと思うぞ
あんまりやると寒いだの何だのと叩かれたり荒らされたりする原因になる
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 12:10:23.80 ID:l+qPv81CO
期待
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 13:00:33.07 ID:17Zx2sdJO
三部以降唯一仗助だけが新しい能力に目覚めてないんだよな
承太郎は時止め
ジョルノはG.E.R
六部は徐倫ではなく別の人が目覚めてトドメ刺してるし
ジョニィは絶対[ピーーー]マン
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/09/30(金) 14:37:00.83 ID:6l7dxE9Xo
お知らせ

今日はお休みです、投下は多分明日になります。



101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 21:25:09.66 ID:CNrbNasYo
仗助は最終的に「治すスピード」が上がってるっぽい
爆発でバラバラになっても死ぬ前に治せてしまったり人を貫く威力の自動追尾弾が作れたり
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 21:37:52.76 ID:KroYPh9bO
>>101
確かにな
億安の時は「........治ったぜ」的な感じで少し間があったけど、最終的に早くなってるからな
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/01(土) 00:57:51.15 ID:cFtY+COF0
皆様の質問や感想を聞きたいです

>>1から>>94まで読んで

104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/01(土) 00:59:18.74 ID:cFtY+COF0
誤爆

>>1から>>94まで読んでの質問、感想を聞きたいです。
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 03:08:07.16 ID:pTz0ZdrHo
仗助ってあんまり強くなったって感じしないからなー
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/01(土) 05:43:16.47 ID:+LhcbpNjo
楽しみにしとるよ乙ー
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 05:44:08.19 ID:KXU3drrbo
SS以外の部分はチラシの裏に書いてくれ
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 10:19:25.52 ID:5fluIchkO
感想を聞くだとかコメントだとか>>96みたいなのとかは止めてくれ
ほんとに
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 10:45:13.03 ID:9fpS3qiSo
で、無視…と。を思い出すからあまりこいあとがきはやめてくれ
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/01(土) 11:21:09.14 ID:cFtY+COF0
>>107
>>108
>>109
失礼いたしました、次からは気を付けます
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/01(土) 15:11:45.75 ID:6oRYqbcjo
>>110
気にしなくていいぞ
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 00:13:49.10 ID:XT2j6AFJ0
続きはまだか
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/03(月) 05:40:05.08 ID:D/J4SOuNo
感想や質問を望んでるようだけど
下手に書くと先の展開を当ててしまいそうで書きにくいのよな
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 07:45:05.78 ID:aD+7jEu8O
最初の勢いだけか
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/04(火) 17:23:01.84 ID:oGrWuS/Lo
今夜投下します
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/04(火) 17:24:49.18 ID:vwThlC9FO
まってる
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