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吹雪「彼らこそはアベンジャーズ」
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251 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/19(土) 21:21:55.99 ID:UPUkclY+0
トニー『ああ・・・パイロットを二名・・・』
ニック「そうか・・・」
トニー『金剛と木曾は大丈夫か?』
ニック「向こうの世界でドックに入渠中とのことだ」
ニック「命に別状はないが、長門に背後から撃たれたことがショックだったようだ」
ニック「体より心に傷を負っている」
252 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/19(土) 21:22:57.63 ID:UPUkclY+0
トニー『・・・』
ニック「君は大丈夫なのか?」
トニー『・・・ああ、全然?』
トニー『それよりニック・・・気を付けたほうがいい』
トニー『長門からロキの杖と同じエネルギー反応が出た。ゾラは肉体を持っていない、誰かが杖を勝手に持ち出して使ったとしか考えられない』
トニー『S.H.I.E.L.D.に裏切り者がいる可能性が高いぞ』
ニック「・・・わかった、もっと詳しく確認してみる」
253 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/19(土) 21:24:11.67 ID:UPUkclY+0
ピッ
ニック(裏切り者か・・・)
ニック「スパイには・・・スパイだな」
254 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/19(土) 21:37:28.23 ID:UPUkclY+0
.......
....
..
.
場所 ???
ピピピッ ピピピッ
〔ニック・フューリー〕
?「・・・」ピッ
ニック『ロマノフか?』
ナターシャ・ロマノフ「ええ、私よ?悪いけど今はあなたに依頼された任務中なんだけれど」
ナターシャ「これから敵のボスに吐かせるところよ、何か用?言っておくけど、緊急任務だから戻ってくれとかはナシよ?この間それ言われたばかりなんだから」
255 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/19(土) 21:39:06.49 ID:UPUkclY+0
ニック『悪いが緊急任務だ。戻ってきてくれ』
ナターシャ「・・・ねぇ、冗談でしょ?今中止することなんて------」
ニック『艦娘達がバートンと同じ目に遭っている』
ナターシャ「・・・!」
ニック『S.H.I.E.L.D.の何者かが裏切ってロキの杖を使用した可能性が高い』
ナターシャ「・・・ちょっと待ってて」スッ
256 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/19(土) 21:44:51.97 ID:UPUkclY+0
ガッ! バキッ! ドゴッ
ニック『・・・』
ゴリッ メキキッ
ギャァァア! ワカッタ! ハナスカラ! タノム! コロサナイデクレェ!
ニック『・・・・・』
スッ
ナターシャ「はい、で?緊急任務って?」
ニック『・・・まずはトリスケリオンにもどって来てくれ。話すのはそれからだ』
ナターシャ「了解ボス。すぐに戻るわ」スタスタ
257 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/19(土) 21:47:59.84 ID:UPUkclY+0
......
....
..
.
ヘリキャリア 医務室
加賀「・・・・・っ」
クリント「起きたか?」
加賀「ここは・・・?」
クリント「医務室だ」
加賀「そう・・・ですか・・・」
加賀「・・・!」バッ
加賀「赤城さん・・・!赤城さんとロジャースさんは!?」
258 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/19(土) 22:08:50.27 ID:UPUkclY+0
クリント「赤城なら隣の医務室でまだ寝てるよ。命に別状はないそうだ」
加賀「よかった・・・」
加賀「ロジャースさんは?」
クリント「キャプテンは今ソーが助けに向かっている・・・が、あいつのことだ、きっと吹雪に危害を加えまいと防戦一方のはずだ・・・間に合うかどうか・・・」
加賀「そんな・・・」
クリント「・・・とりあえず今は回復に専念しておけ。なにか欲しいものあるか?」
加賀「遠慮します・・・」
259 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/19(土) 22:14:34.73 ID:UPUkclY+0
クリント「なあ・・・操られている中で自覚はあったのか?」
加賀「・・・知っているんですか?」
クリント「俺も昔なったことがある」フッ
クリント「自我を奪われて別の何かを入れられて・・・自分が自分でなくなる・・・」
クリント「正直思い出したくもない」
加賀「・・・」
加賀「あの・・・私は・・・一体何人・・・」
クリント「自分を責めるな、悪いのは全てゾラとやらだ。お前の意思じゃない」
加賀「・・・でも私がやりました」
260 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/19(土) 22:20:01.96 ID:UPUkclY+0
クリント「・・・」
クリント「ところで、お前を洗脳した奴は覚えているのか?」
加賀「それが・・・全く記憶にないんです・・・綺麗さっぱり・・・」
クリント「どういうことだ・・・?」
加賀「まるでこういう時のために忘れろと命令しておいた・・・という感じです」
クリント「そう簡単には探らせないか・・・」
クリント(S.H.I.E.L.D.の中で杖にアクセスできる人間か・・・)
クリント「こんな時あいつがいれば楽なんだがな・・・」
加賀「あいつ?」
クリント「世界最強のスパイさ」ニッ
261 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/19(土) 22:27:02.88 ID:UPUkclY+0
今回はここまでとなります
次回は来週の土日あたりを予定しています
更新遅くなってしまって申し訳ないです
ルークケイジやレジェンドオブトゥモローが見たいがためにネットフリスクに入ろうか検討しています
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/19(土) 22:34:59.16 ID:GLnYMjbl0
乙!
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/19(土) 22:58:12.73 ID:PvlUVx7V0
乙す
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/26(土) 22:23:27.07 ID:nf6dTxgN0
やばい面白い
265 :
◆Ua1M3q7gGI
[sage]:2016/11/27(日) 21:56:56.86 ID:AXooQEEk0
本日投稿の予定でしたが
矛盾を見つけてしまったので、書き換えて明日投稿します。申し訳ないです
266 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/29(火) 20:22:38.51 ID:GLVCqCCP0
------------------------------------------------
クインジェット 機体番号 ????
ストラッカー「奴らはどうなっている?」
ラムロウ「長門の奴は失敗した。加賀の方は取り付けていた盗聴器がソーの雷でイカレちまった」
ラムロウ「が、この様子を見るとどうやら失敗みたいだな」
ラムロウ「どうするんだ?あいつらが口を割ったらすぐに犯人がばれるぞ?」
267 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/29(火) 20:24:15.79 ID:GLVCqCCP0
ストラッカー「問題ない。俺達の事に関しての記憶は消してある。そして、お前が彼女達を連れて行った先の記憶は改竄しておいた。足はつかない」
ラムロウ「便利なもんだな」
ストラッカー「しかし、そろいもそろって使えん奴らだ・・・」
ストラッカー「艦娘共がヘリキャリアを落とし、あの道化どもを抹殺してこそこの作戦が成り立つというのに・・・」
ラムロウ「おっと、吹雪とロジャースの方は面白いことになってるぜ」
ラムロウ「ハハハ!あの野郎ヒーロー気取って無抵抗のまま相手になぶられてやがる!傑作だ!」
ストラッカー「守るものが多くて大変だな・・・ヒーローは」
ストラッカー「さぁ、さっさと移動するぞ。次の作戦だ」
ゾラ『準備はできている。奴らの世界へ乗り込むとしようじゃないか』
268 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/29(火) 20:25:08.40 ID:GLVCqCCP0
......
....
..
.
数分前 ヘリキャリア直下 海面
スティーブ「ゲホッ・・・吹雪・・・」
バキィッ
スティーブ「グッ!」
吹雪「戦う気が無いんですか・・・?あなたには・・・!」ジャキッ
スティーブ「!」サッ つ┫
バシュゥッ!
吹雪「速すぎて見えなかったですか?」
269 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/29(火) 20:26:47.01 ID:GLVCqCCP0
スティーブ(背後を・・・!)
ドゴッ!
スティーブ「ううっ!」
バシャッ
吹雪「いい加減-----」
スティーブ「なんど言わせるんだ・・・!」グッ
スティーブ「君を倒すつもりはない」スクッ
スティーブ「君は・・・いい人だから・・・」
スティーブ「必ず正気に------」
吹雪「その後は?家に帰るんですか?」
吹雪「あなたに帰る家なんて無いのに?」
270 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/29(火) 20:27:49.15 ID:GLVCqCCP0
スティーブ「--------!」
吹雪「ゾラさんから全て聞きました」
吹雪「この現代には帰るべき家も、帰りを待つ家族も存在しない」
吹雪「あなたは過去の時代の遺物」
スティーブ(僕の・・・帰るべき場所・・・)
『スティーブ、家に帰りましょう・・・?』
スティーブ「ペギー・・・」
271 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/29(火) 20:31:20.70 ID:GLVCqCCP0
吹雪「あなたが守るべきものも・・・戦う意味も・・・もう無いんですよ」
吹雪「あなたは・・・長く生きすぎました・・・」スッ
吹雪「私を倒さないというならば・・・私があなたを倒します」ジャキッ
スティーブ「・・・」
『ダンスの約束が------』
ズドォンッ
ギィンッ
スティーブ「・・・」つ┫
272 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/29(火) 20:32:20.54 ID:GLVCqCCP0
吹雪「・・・生きる意味を失ったとしても・・・まだ戦うんですか?」
スティーブ「僕の生きる意味は・・・人の盾になることだ」
スティーブ「例え必要とされていなくても、周りの世界が変わってもこの想いだけは変わらない・・・」
スティーブ「ここが僕の居場所だ」
ザンッ
I can do this all day
スティーブ「 絶 対 に あ き ら め な い」
吹雪「・・・ッ」ゾッ
273 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/29(火) 20:33:10.08 ID:GLVCqCCP0
※キャプテンアメリカシリーズのネタバレを含みます
>>272
I can do this all day
映画でキャプテンが放った名台詞
このセリフはキャプテン三部作の中で三回言われる
最初は一作目の序盤、もやしのスティーブが路地裏でチンピラに殴られた際に諦めずに何度も立ち向かい、諦めろと言われた際に初めてこのセリフを言う
二度目は同じく一作目の中盤。敵に捕らえられ、尋問を受けた時にもう一度
最後はシビルウォーのラストバトルでトニーにボロボロにされ、投降しろと迫られた時によろけながらも立ち上がり、トニーに向かって言い放つ
直訳するなら「こんなの一日中やってられるぜ!」要するに強がりや意地を張る時によく用いられる言葉
このセリフはキャプテンアメリカが血清を打つ前も、その後も、70年の眠りから覚めた後も信念は真っ直ぐであることを示す。
どんなに痛めつけられても立ち上がり強がりを言えるキャプテンの不屈の精神を表したセリフである
ちなみに「絶対にあきらめない」は日本語吹き替え版のセリフ。字幕だと「まだやれる」もしくは「何度でも来い」になっている
274 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/29(火) 20:34:25.93 ID:GLVCqCCP0
吹雪「・・・その強がりをいつまで続けていられるか・・・試させてもらいます」ジャキッ
キィィィィイイイ....
吹雪「・・・!」
吹雪「この音は・・・航空機の-----」バッ
流星X「」ヴゥゥゥゥゥンッ
吹雪「きゃぁっ!」ズガガガガッ!
スティーブ「!?」
275 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/29(火) 20:35:43.07 ID:GLVCqCCP0
スティーブ(あれは赤城の爆撃機!?暴走している!彼女に何かあったのか!?)バッ
ヒュルルルル...
スティーブ(まずい!航空機だけじゃない!爆発したヘリキャリアの一部がこっちに向かって落ちてきている!)
スティーブ「吹雪!早く逃げろ!」
吹雪「うぅ・・・足が・・・」ヴァチチッ...
スティーブ「ッ!」バッ
スティーブ「吹雪!この盾の裏に・・・!」スッ
276 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/29(火) 20:37:09.18 ID:GLVCqCCP0
吹雪「ふざけないでください!」
ガシッ
吹雪「私の・・・任務は・・・!」ブンッ
ドゴォッ!
スティーブ「ぐうっ!」
吹雪「あなたを殺すこと!」ブンッ!
バキィッ!
スティーブ「がはっ・・・」
スティーブ「この盾は・・・!たとえ死んでも離さない・・・っ!」
吹雪「・・・っ!」
吹雪「うああああ!!」グアッ!
ヒュルルルルルルル....
ズドドドドドド.....!!!!
ドドドド....
277 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/11/29(火) 20:38:47.73 ID:GLVCqCCP0
今回はここまでです
土日に上げるはずがここまで遅くなってしまって申し訳ないです
I can do this all day がどうしても入れたかった・・・
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/29(火) 21:08:14.86 ID:Nsi9flxZ0
おつー
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/05(月) 22:18:15.40 ID:8RKam/sT0
面白いです
280 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/11(日) 23:43:30.81 ID:KALb0/dG0
.......
....
..
.
現在 瓦礫墜落地点 上空
ソー「なんてことだ・・・!海一面がめちゃくちゃだぞ・・・!」
ソー「ロジャース!!どこだ!返事をしろ!!ロジャース!」
ガラ...
スティーブ「ソー・・・彼女を・・・!」ズルッ...
ソー「吹雪・・・!ロジャース・・・!その傷は・・・!」
スティーブ「吹雪は気絶しているだけだ・・・問題ない・・・」ヨロッ..
ソー「お前の傷の方がはるかに深刻だぞ!」
スティーブ「僕の事は良いから・・・彼女を・・・早く・・・!」スッ...
281 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/11(日) 23:45:14.03 ID:KALb0/dG0
ソー「・・・わかった!吹雪を先に連れて行く!お前はそこで待機してろ!」ガシッ
ソー「おい!誰か聞こえているか!こちらに救護班を今すぐ送れ!」
S.H.I.E.L.D.レスキュー部隊長『了解した。だが座標が分からない。正確な位置は解るか?』
ソー「今サインを送ってやる」スッ...
ズズズ...
ゴロゴロ...
カッ
ヴァチチチチチチィィィイイッ!!
ソー「これでどうだ」ブンッ
S.H.I.E.L.D.レスキュー部隊長「ざ・・・座標を確認した。今すぐそちらに救護班を送る」
ソー「さっさとしろ」ブンッ ブンブンッ バゥーンッ
ゴオオオォォォォ.....
スティーブ「はは・・・相変わらず豪快な奴だ・・・」フラッ...
ドシャッ
282 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/11(日) 23:46:08.36 ID:KALb0/dG0
.......
....
..
.
艦娘達の世界 鎮守府 作戦会議室
ジャーヴィス『ほぼ無傷のMs.吹雪以外、洗脳された艦娘達は全員ドックに入渠中。いずれも命に別状はありません。脳波も安定しています。入渠が終わり次第会話も可能でしょう』
明石「それを聞いて安心しました・・・」
ジャーヴィス『ロジャース様は現在向こうの世界で集中治療を受けています。最も怪我が深刻ですが、治る見込みはあるとのことです』
トニー「さすがは超人兵士、そう簡単にはくたばらないか・・・」
ジャーヴィス『Ms.吹雪はロジャース様の治療が終わるまで治療室の外でずっと待機しています』
ジャーヴィス『ソー様は別室で待機。バナー博士は自室で心を落ち着かせています』
283 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/11(日) 23:46:41.35 ID:KALb0/dG0
提督「ジャーヴィス、向こうは今艦娘に対してどう反応している?」
ジャーヴィス『良い反応とは言えません。被害を受けたS.H.I.E.L.D.の職員たちが筆頭となって艦娘達を逮捕しようとする動きを見せています』
トニー「聞いたか?ニック。どう対応するつもりなんだ?正直に答えてくれ」
ニック『S.H.I.E.L.D.内での艦娘に対する評価は今の所最悪だ。だが裏切り者に杖を奪われその力で操られていたことを発表すれば今度はS.H.I.E.L.D.の全職員が互いを疑いはじめ、疑心暗鬼になることになる』
ニック『そうなったら、この組織は成り立たなくなる』
ニック『悪いが、こちらも組織が大事だ。杖に関する情報は秘匿とさせてもらう』
284 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/11(日) 23:48:07.41 ID:KALb0/dG0
トニー「だってさ明石。彼はS.H.I.E.L.D.がかわいくて仕方ないようだ」
明石「それは仕方が無いですよ・・・提督が長官の立場なら同じ決断をしたと思いますよ」
提督「まぁ・・・致し方ないことだな」
トニー「君は嫌われ者のままでもいいっていうのか?」
明石「う・・・たしかにそれは嫌ですけど・・・」
トニー「だったらすることは一つだよな?」
明石「・・・!」
明石「ええ!犯人とっ捕まえて汚名返上します!」
285 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/11(日) 23:49:03.18 ID:KALb0/dG0
トニー「なかなか君も僕らの世界なりの解決法が解って来たんじゃないか。いいことだ」
明石「喜ぶところなんでしょうか・・・?」
「その子に変なこと教えたらただじゃおかないわよ」
明石「ナターシャさん!」ダッ
ナターシャ「あら明石、相変わらず元気そうね?ハグしてちょうだい?」スッ
ダキッ
トニー「・・・」
トニー「なぁジャーヴィス」
ジャーヴィス『はい、なんでしょう?』
286 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/11(日) 23:50:37.46 ID:KALb0/dG0
トニー「なんで明石は僕が触ろうとすると嫌がるのにナターシャ相手だと自分から行くんだ?」
ジャーヴィス『恐らく思春期の女性特有の照れでしょう。トニー様が嫌われているわけではないと思います』
トニー「おかしいな・・・僕が触れようとして嫌がる女性なんてこの世に存在するのか・・・?」
ジャーヴィス『乙女心はコンピューターである私にも解読不可です』
提督(そのナルシストは日本じゃ受けないだろうな・・・)
ナターシャ「ところで、他の皆は?ピンチって聞いて駆け付けたんだけど」
ニック『まず、先ほども説明した通り艦娘達がバートンと同じようにロキの杖で空飛ぶ猿にされた』
提督「猿?申し訳ないですが、アメリカンジョークはちょっと我々日本人には伝わりにくくて・・・」
287 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/11(日) 23:51:06.32 ID:KALb0/dG0
明石「あ!私そのネタ知ってますよ!」バッ
トニー「・・・」ハァーッ
明石「オズの魔法使いですね!」ビシッ
明石「いやー、長官も冗談言うんですね〜・・・なんて・・・」ハハハ...
トニー「ニック、話を続けてくれ」
明石「・・・」
ナターシャ「・・・」ナデナデ...
明石「撫でないでくださいよ・・・よけい惨めに見えるじゃないですか・・・」
288 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/11(日) 23:58:27.11 ID:KALb0/dG0
>>287
オズの魔法使い〜
アベンジャーズ1で登場した笑いどころ
ニックが出した空飛ぶ猿という例えに対してキャプテンが知ってる!オズの魔法使いだな?と得意げに言う
トニーは呆れてため息をつき、みんなに無視されるという何ともかわいそうなキャプテンを見ることができる
289 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/11(日) 23:59:04.10 ID:KALb0/dG0
ナターシャ「それで?操られた子たちは?」
ニック『何とか正気に戻した。今は入渠中だ』
ナターシャ「それじゃぁ・・・私の仕事は杖を使った人間を調べることね?」
ニック『ああ、その通りだ』
ナターシャ「杖がいつ奪われたとかは解ってるの?」
ニック『それは調査中だ。なにせ監視カメラ、赤外線センサー、温度センサー・・・ありとあらゆるセキュリティに一切の異常が確認されていないんだからな』
ニック『裏切り者の可能性が高いが、もしかすると我々の英知を超えた技術で奪い去った可能性もある』
290 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/11(日) 23:59:33.93 ID:KALb0/dG0
ニック『相手はあのジャーヴィスすら出し抜く元人間の人工知能だ』
ニック『だがもっとも不審な点は・・・今確認されている杖が紛れもなく本物ということだ』
ナターシャ「つまり・・・気が付かれないうちに抜き取って気が付かれないうちに元に戻したっていうの?」
明石「まるで魔法ですね・・・」
ナターシャ(これは・・・いや、考えたくないけど・・・)
ナターシャ「わかったわ、調べてみる」クルッ
ニック『頼んだぞ』ピッ
スタスタ...
291 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/12(月) 00:00:07.45 ID:CaU5TnSc0
明石「あれだけの情報で・・・行っちゃった・・・」
明石「大丈夫なんでしょうか・・・」
トニー「僕らは僕等の仕事だ。で?彼女たちはいつごろに完治するんだ?」
明石「えっと・・・そうですね・・・提督が高速修復財を使ったと言っていましたので多分もうすぐ皆来るかと・・・」
ガチャッ
長門「・・・」
明石「あ・・・」
長門「・・・」
トニー「・・・大丈夫か?」
長門「提督、スターク・・・怪我は大丈夫か・・・?」
提督「俺もスタークもこの通りだ、かすり傷程度だよ」
292 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/12(月) 00:00:39.93 ID:CaU5TnSc0
長門「そうか、それは幸いだった・・・聞きたかったのはそれだけだ」
提督「なぁ長門、気がすぐれないならまだ休んでてもいいんだぞ?自分をあまり責めるな・・・お前がやったんじゃない・・・」
長門「私は・・・すべて覚えている・・・何人殺めたかも・・・提督や仲間たちを傷つけたことも・・・」
長門「自分が何をしているかわかっていたのに・・・自分を止めることができなかった・・・」
長門「人を救う使命を背負っておき、なにがビッグ7・・・なにが連合艦隊の旗艦・・・」ギリッ...
長門「私は・・・艦娘失格だ・・・」ポロポロ....
293 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/12(月) 00:01:07.27 ID:CaU5TnSc0
明石「長門さん・・・」
提督「俺達は・・・魔法に対する訓練なんて受けちゃいない、君が恨むべきは君自身じゃ----」
長門「だとしても!これは全て私の未熟さが招いたことだ!」
「・・・・」
長門「・・・怒鳴り散らして済まない・・・部屋に戻っている」スタスタ...
バタンッ
トニー「・・・」
トニー(僕は・・・正しかったんだろうか?彼女たちをこちら側の世界へ連れてきて・・・)
トニー(僕らの戦いに勝手に巻き込んで・・・心に傷を負わせてしまった・・・)
トニー(彼女たちはあのまま元の世界で暮らしていた方がまだ楽だったんじゃないか?)
294 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/12(月) 00:02:04.50 ID:CaU5TnSc0
明石「長門さんは・・・人一倍責任感も正義感も強いです・・・」
明石「だからこそ、今は心が引き裂かれそうなほどつらいはずです・・・」
提督「・・・心の傷だけは入渠じゃ治せない」
トニー「それを何とかするのが提督の仕事・・・だろ?」
トニー「だが・・・彼女には提督よりもっといい相手がいるはずだ」
提督「いつの間にか仲良くなって・・・妬けるよ」
295 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2016/12/12(月) 00:12:22.54 ID:CaU5TnSc0
今回はここまでです
中途半端なところで終わらせて申し訳ないです
スパイダーマン ホームカミングのトレイラーが公開されましたね!
ヴァルチャーはかっこいいしトニースタークもわりとがっつり出てるっポイですね
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/12(月) 00:43:35.70 ID:dvzLdriP0
乙!
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/24(土) 01:11:35.50 ID:TLASGXQr0
おつん
298 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/01/19(木) 23:26:12.16 ID:d1yRXffH0
......
....
..
.
鎮守府 堤防
ブルース「やぁ長門・・・探したよ」
長門「・・・バナーか。何か私に用か・・・?」
ブルース「まぁ・・・君のことが心配でね・・・隣良いかな?」
長門「悪いが今は-----」
ブルース「君はいつの日か僕に言った」
ブルース「破壊者か、救世主か、選ぶのは自分自身だって」
ブルース「怒らずに聞いてほしいんだけど・・・」
ブルース「僕には・・・今の君は破壊者に見えるよ」
299 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/01/19(木) 23:27:17.83 ID:d1yRXffH0
長門「・・・」
ブルース「君は今何が恐ろしい?何に対して怒っている?」
ブルース「ゾラか?自分か?」
長門「・・・どちらもだ」
ブルース「怒りというのは・・・ただ抑え込んでおくものじゃない。静かに燃やしていくものだ」
ブルース「君は賢いし、心も強い」
ブルース「きみにとって何が最も正しい“選択”か・・・わかっているはずだ」
長門「・・・」
300 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/01/19(木) 23:28:50.85 ID:d1yRXffH0
ブルース「それじゃ・・・僕はもう戻るよ・・・あ、それと・・・」ゴソゴソ
ブルース「ほら、えっと・・・なんて名前だっけ・・・ああ、マミャー・・・いや、マミー羊羹・・・だったか。お店に行って買ってきたんだ」スッ...
ブルース「君、これが大好物なんだって?提督から聞いたよ」
長門「またあの人は余計なことを・・・」フフッ
長門「ああ、それには目がないくらいだ。喜んでいただくよ・・・ありがとう。バナー博士」
ブルース「・・・こちらこそ、長門。君の笑顔が見れて良かった」
長門「それと、これの名前はマミー羊羹じゃない、間宮羊羹だ。あの店には他にも美味い物がたくさんある。良かったら今度紹介するぞ?」
ブルース「それは楽しみだ。みんなも誘おうか」
長門「ああ、任せておいてくれ!」
301 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/01/19(木) 23:30:19.93 ID:d1yRXffH0
......
....
..
.
ヘリキャリア 医務室
医師「怪我と出血は酷かったですが、幸い命に別状はありませんでした」
医師「ロジャースさんは直に意識を取り戻すでしょう。あとは安静にしてれば問題ないです」
吹雪「そう・・・ですか・・・」
医師「くれぐれも部屋の外には出ないようにしてください。私はソーさんに事情を聞きましたが、他の人たちは違います。あなたを目の敵にしているはずです」
医師「私は隣の部屋で待機しています。何かあったら呼んでください」スタスタ
医師「それでは」バタン
302 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/01/19(木) 23:31:14.02 ID:d1yRXffH0
吹雪「・・・」
吹雪「ごめんなさい・・・キャプテンさん・・・」
吹雪「こんな目に合わせておいて私・・・何でこんなことになってしまったのかさえ・・・覚えていないんです・・・」
吹雪「キャプテンさんが目を覚ました時・・・私なんて言えばいいの・・・?」
「左から失礼・・・くらいでいいさ」
吹雪「・・・!キャプテンさん!!」
スティーブ「やぁ、大丈夫だった?」
吹雪「こっちのセリフですよぉ!!キャプテンさんこそ大丈夫なんですか!?」
スティーブ「これでも僕は頑丈な方なんだ。心配しなくていい」
303 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/01/19(木) 23:32:39.90 ID:d1yRXffH0
吹雪「・・・あの」
スティーブ「なんだ?」
吹雪「本当に・・・本当にごめんなさい!私の不注意でこんなことに・・・」
スティーブ「謝らなくていい。君は悪くないし、僕は僕のわがままを通そうとしただけだ」
スティーブ「そして、僕も謝りたいことがあるんだ」
304 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/01/19(木) 23:33:27.95 ID:d1yRXffH0
------------------------------------------
医務室前 廊下
ソー「おい、中の声が聞こえないぞ。もっと扉の前まで詰めろ」
クリント「お断りだ」
---------------------------------------------
305 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/01/19(木) 23:34:20.59 ID:d1yRXffH0
吹雪「謝りたいこと・・・?」
スティーブ「君たちにずっと隠してた秘密がある」
スティーブ「僕は・・・気まずさから君たちと距離を取っていると言ったが・・・本当は・・・君たちと仲良くなりたかったんだ」
吹雪「・・・」
スティーブ「君たちの存在をスタークから聞いたときは心が躍ったよ。僕と似たような境遇の人間がいるんだってね」
スティーブ「だが・・・すぐに祖国が昔犯した罪が頭をよぎった」
スティーブ「僕に仲良くなろうとする権利なんてない。そう決心していたはずが・・・」
スティーブ「その決心は・・・距離を取ろうとしても縮めてきて、優しく接してくれる君たちを前に揺らいだ」
スティーブ「僕が謝りたいのは・・・今まで散々君たちから離れておいて、今になってやっぱり仲良くしてくれなんて言う自分の身勝手さについてだ」
スティーブ「すまない吹雪。こんな僕だが、これから仲よくしてくれないだろうか?」
306 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/01/19(木) 23:35:21.60 ID:d1yRXffH0
吹雪「・・・」
スティーブ「・・・吹雪?」
吹雪「うぅ・・・」ポロポロ...
スティーブ「!?」
スティーブ「な、なにか気に障ることを言っただろうか・・・!?」
吹雪「ち、ちょっと複雑な気分で・・・すいませんっ!」ゴシゴシ
吹雪「改めて、こちらこそよろしくお願いします!キャプテンさん!」
スティーブ「ああ・・・よろしく頼む」
吹雪「早速ですが、この戦いが終わったらみんなで行きたいお店があるんですよ!」
スティーブ「へぇ、どんなお店なんだ?」
吹雪「甘味処 間宮って言うんですけど・・・」
307 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/01/19(木) 23:36:20.81 ID:d1yRXffH0
--------------------------------
クリント・ソー「・・・フッ」ニヤニヤ
308 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/01/19(木) 23:39:21.04 ID:d1yRXffH0
※シビルウォーネタバレ注意
>>304
>>307
ソーとクリントのやりとり
シャロン・カーターといい雰囲気なスティーブを見守るバッキーとサムがこんな感じなやり取りをする
なんだか微笑ましい
309 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/01/19(木) 23:40:30.78 ID:d1yRXffH0
......
....
..
.
艦娘達の世界 大本営
「お気に召していただけたでしょうか?」
中将「ああ・・・実にすばらしい考えだ・・・」
少将「なるほど・・・秩序に保たれた平和な世界・・・ね」
元帥「あなた方の目的、掲げる思想は理解した。我々としてもこの世界にはあなた方の考えが必要だと思っている」
元帥「して、その世界の実現のために我々は何をすればいいのかね?」
「簡単なことですよ・・・」
ストラッカー「ほんの少しだけ・・・我々が動きやすいようにしてくれればいいんです」
元帥「お安い御用だ・・・」
ストラッカー「詳しい話はまた後ほど・・・それではまた・・・」
「HAIL HYDLA」
「「「HAIL HYDLA」」」
310 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/01/19(木) 23:42:34.28 ID:d1yRXffH0
今回はここまでとなります
更新が大幅に遅れてしまって申し訳ないです
次回はまたも未定です
前のスレよりはるかに遅い不定期更新ですが最後まで付き合っていただければ幸いです
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/20(金) 00:26:02.16 ID:0xx0WU4B0
乙!待ってるよ
312 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/06(月) 04:09:01.10 ID:jwnOPyGx0
......
....
..
.
艦娘達の世界 ラボラトリー
トニー「さて、パーティーの時間だ」ワキワキ
木曾「すまねぇ・・・迷惑かけちまうな」
金剛「申し訳ないネー・・・」
明石「壊れたら治すだけです!より良くして!」
トニー「その通り。まぁ、こんなの6歳の時に組み立てたバイクのエンジンと大して変わらないさ」
木曾「むかしからとんでもない奴だったんだな・・・」
木曾「しっかし、また新しいマシンが増えているな?向こうから持ちこんできたのか?
313 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/06(月) 04:10:28.00 ID:jwnOPyGx0
トニー「まぁな、持って来たり作ったりだ」
トニー「ジャーヴィス、艤装を隅々までスキャンしといてくれ」
ジャーヴィス『お任せください』
金剛「作業にFocusできるヨウニ紅茶淹れてくるネー!」
トニー「たまにはコーヒーを-------」
金剛「あんなの泥水DEATH」
トニー「あー・・・紅茶を頼んだ」
金剛「まっかせといてヨー!」
タタタ...
トニー「・・・彼女にコーヒーをせがむのは金輪際やめておこう」
314 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/06(月) 04:14:07.17 ID:jwnOPyGx0
木曾「だな・・・」
明石「トニーさん、見てくださいよこれ・・・」
トニー「?」
明石「見事なまでにグチャグチャです・・・」
木曾「げっ・・・よくこんな状態で生きてたな・・・俺・・・」
トニー「わずかに残っていた長門の理性のおかげかもな」
木曾「・・・」
トニー「さて、次は僕が改良を施した部分も入渠で直せるようにしなくちゃな」ガチャガチャ
明石「さすがにそれは無理でしょう・・・」ガチャガチャ
315 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/06(月) 04:14:43.19 ID:jwnOPyGx0
トニー「ジャーヴィス、深刻な損傷個所は?」ピピピッ
ジャーヴィス『アークリアクター周辺です』
ジャーヴィス『アークリアクターを覆うパネルが破損したことによるプラズマエネルギーの流出によって周囲の精密機械が全て溶解しています』
明石「うわっ・・・何もかも作り直しじゃないですか・・・」
トニー「・・・」
明石「・・・トニーさん?」
トニー「ジャーヴィス、プラズマエネルギー放出時のエネルギー量は?」
ジャーヴィス『アークリアクターフル稼働時の50倍以上です』
木曾「そ、そんなエネルギーが艤装の中で暴れまわっていたのか!?」
明石「パネルを強化すべき------」
316 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/06(月) 04:15:45.65 ID:jwnOPyGx0
トニー「いや、使えるな」
明石「え!?」
トニー「僕らがこの間作った応急修理女神の改良品の仕組み覚えているか?」
明石「ええ・・・アークリアクターのエネルギーを少しずつ全身に回して、いざという時に致命傷を食らっていてもフルパワー以上で戦えるようにするシステムですよね?」
明石「私、かっこいい名前考えてつけてたんですよ!F(ファイナル)S(スタンド)システム!いいアイディアだと思いません!?」
木曾(カッケェ)
トニー「名前はともかく、これをもっと強化する」
317 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/06(月) 04:16:22.85 ID:jwnOPyGx0
明石「どうやってですか?」
トニー「アークリアクターを強制的にオーバーロードさせて、一気にエネルギーを攻撃に利用する」
明石「そんなことしたら大爆発しますよ!?」
トニー「違う、違うよ明石。爆発させないために放出させるんだ」
木曾「何を言ってるのかさっぱりなんだが、わかりやすく説明してくれないか?」
トニー「リアクター周辺を溶かしたプラズマを、外に逃がすついでに攻撃に転用するってことだ」
木曾「・・・?」
トニー「あー・・・無理に理解しなくていい。要するに最後の特大の一撃を見舞う必殺技を撃てるようにするってことだ」
明石「理屈は分かりましたけどこれ・・・撃ったらそれでお終いですよね。アークリアクターは完全に機能を停止しますよ?」
318 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/06(月) 04:16:56.13 ID:jwnOPyGx0
トニー「言ったろ?最後の特大の一撃必殺だって」
トニー「これは僕の持論だが・・・撃たずに勝負が決する武器よりも撃って勝負が決する武器の方がいいに決まっているだろう?」
木曾「カッコイイじゃないか・・・!気に入ったぜ。後はない究極の一撃を持って勝負を決する・・・俺好みだ」
トニー「決まりだな?」
明石「わかりました・・・やりましょう」
ガチャッ
金剛「紅茶お待たせデース!」
トニー「よし、設計3Dモデルを今日のディナーまでに完成させるぞ。食前茶を飲みながらな」ピピッ
319 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/06(月) 04:18:06.51 ID:jwnOPyGx0
......
....
..
.
艦娘達の世界 提督執務室
提督(フューリー長官をあてには出来ない・・・)
提督(彼女たちの濡れ衣をどうやって晴らす・・・?)
提督(艦娘の本当の素性は軍事機密だ・・・明かせない・・・)
提督(ゾラを倒すまでみんなを表に出さないようにするしかないか・・・)
ピピピ...
提督「!」
320 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/06(月) 04:24:24.94 ID:jwnOPyGx0
ガチャッ
提督「はい、こちら呉鎮守府」
提督「元帥?ご無沙汰しております。何かご用でしょうか?」
提督「ええ・・・その件は・・・私の注意不足でした・・・おかげで彼女たちがあんな目に・・・」
提督「・・・!?」
提督「そんな!?彼女たちに責任はありません!すべては私のミスです!」
提督「元帥!どんな罰でも受けます!だからどうかお考えを・・・!」ブツッ
ツーツーツー...
提督「くそっ!」ダンッ
提督「ジャーヴィス、いるか?」
ジャーヴィス『はい、彼女たちを呼び出しますか?』
提督「ああ・・・吹雪にもメッセージを頼む」
ジャーヴィス『了解しました』
提督「元帥・・・いったいなぜ・・・」
321 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/06(月) 04:25:32.64 ID:jwnOPyGx0
.......
....
..
.
ラボラトリー
明石「このままの回路だったらエネルギーの射出がスムーズに行かないんじゃないですか?」
トニー「リアクターと射出口を直結させる。普段はパネルで栓をして・・・そして任意のタイミングでバルブを開けるようにパネルを開けば・・・」
明石「100%の力で余すことなく射出されるわけですか・・・」
トニー「その通り。原発2基分のエネルギーが一気に放たれるぞ」
明石「敵がかわいそうになりますね・・・」
ジャーヴィス『トニー様。緊急でお知らせです』
トニー「なんだ?今いい所なんだから後に------」
ジャーヴィス『大変申し上げにくいのですが・・・』
ジャーヴィス『S.H.I.E.L.D.に長門、加賀、吹雪を逮捕のために引き渡すことをこちらの日本海軍の上層部が決定しました』
「!?」
322 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/06(月) 04:41:19.90 ID:jwnOPyGx0
今回はここまでです
ドクターストレンジをIMAX3Dで見てきました
NYでの戦いはすさまじい迫力でした。ぜひIMAXで見ることをお勧めします
エンシェント・ワンがめっちゃかっこいいです・・・
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/06(月) 08:35:05.40 ID:Vhpkswr6O
乙!
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/07(火) 23:54:30.38 ID:HCD339Md0
乙ー
これ洗脳で外堀埋めまくられたら詰みそう
325 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/12(日) 20:55:09.04 ID:IKeXM3FQ0
明石「そ・・・そんな!?」
木曾「どういうことだ!」
金剛「ノー!元帥は何考えてるネー!?」
トニー「期限は?いつまでだ?」
ジャーヴィス『明日までです。提督は今現在こちらの世界にいる吹雪以外の二名に出頭するように命令しています』
木曾「向こうにいる吹雪はどうなる!?」
ジャーヴィス『S.H.I.E.L.D.が直接逮捕するとのことです』
326 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/12(日) 20:56:31.64 ID:IKeXM3FQ0
金剛「まるでテロリスト扱いデース!いくらなんでも早すぎマス!!」
トニー「明石、引き続き設計を頼んだぞ。僕はニックと話をつけてくる」ピッ...
Mk.11「」 キィィィイ.... ピピッ
ジャキンッ ガシンッ ガコンッ ガキキッ
明石「ちょちょちょ!!スーツ着ていくんですか!!?」
トニー「交渉する時はスーツを着ると相場が決まっているだろう?」ガコガコガコ...ガシンッ
木曾「ちゃんとした計画を立てろ!感情的になるな!」
トニー「計画ならある」カンッ!
トニー「戦う」 ドシュゥゥゥウッ!
327 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/12(日) 21:18:18.90 ID:IKeXM3FQ0
木曾「行っちまった・・・」
金剛「とにかく事情を聞きにテートクの部屋に行くネー!」ダッ
明石「わ、私はとりあえず・・・任された仕事をします!」
木曾「俺はスタークを追うぜ。あいつ一人じゃまずそうだ!」ダッ
328 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/12(日) 21:26:05.00 ID:IKeXM3FQ0
.......
....
..
.
アベンジャーズの世界 ヘリキャリア
医務室
ピピッ ピピッ
スティーブ「君の携帯じゃないのか?それ」
吹雪「ジャーヴィスさんからだ・・・なんだろう」ピッ
吹雪「・・・!」
吹雪「うそ・・・」
スティーブ「なにがあった?」
吹雪「S.H.I.E.L.D.が私たちを逮捕するようです・・・今すぐ」
スティーブ「何だって!?」
329 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/12(日) 21:29:03.33 ID:IKeXM3FQ0
吹雪「当然と言えば当然です・・・大損害を与えてしまいました・・・」
スティーブ「君は操られていただけだ!逮捕される筋合いはないだろ!」
スティーブ「事情を話せばわかるはずだ!」
吹雪「いえ・・・操られていたことは言わないようにと・・・フューリー長官から念を押されているようです」
スティーブ「・・・!」
スティーブ「フューリー、組織の保身に走るつもりか!」
吹雪「これも当然の事でしょう・・・」
吹雪「私達の世界の上層部で何があったかはわかりませんが、S.H.I.E.L.D.に私たちを引き渡すつもりです」
スティーブ「吹雪、君は牢屋に入れられたいのか?」
330 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/12(日) 21:34:24.42 ID:IKeXM3FQ0
吹雪「それはもちろん嫌ですけど・・・」
スティーブ「組織の保身のために君が逮捕されるなんて僕は納得できない」
吹雪「でももうどうすることも・・・」
ガチャッ!
?「その場を動くな!」
吹雪「!」
機動部隊員A「軍艦の名前をコードネームにした別次元の特殊部隊、通称艦娘。吹雪だな?」
吹雪「は、はい・・・」
331 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/12(日) 21:37:19.96 ID:IKeXM3FQ0
機動部隊員A「我々が来た理由は解るだろう?お前を一時的に拘束する!おとなしく従う方が身のためだぞ」
機動部隊員A「手を頭の後ろに回して、膝を突くんだ!」
吹雪「・・・」スッ...
機動部隊員A「よし、手錠を出せ。確保しろ」
機動部隊員B「少しでも妙な真似をしたら容赦無く----」チャリ...
ガシッ
スティーブ「その子に・・・触るな」
機動部隊員B「なっ・・・?」グイッ
332 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/12(日) 21:37:59.72 ID:IKeXM3FQ0
ブンッ!
機動部隊員B「うおあああ!?」
ガシャーンッ!
機動部隊員C「キャプテン・ロジャース!なんのつもりだ!?」
機動部隊員A「なぜ邪魔をする!」
スティーブ「お前達のやり方が気に食わない。フューリーに直接話を聞く」
スティーブ「行くぞ吹雪。ついて来い。僕の後ろに隠れてろ!」グイッ
333 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/12(日) 21:42:22.04 ID:IKeXM3FQ0
吹雪「は、はい!」
機動部隊員A「止まれ!最後の警告だぞ!」ジャキンッ ヴァチチッ
機動部隊員C「攻撃許可は出ている!」ジャキンッ ヴァチチッ
吹雪「ど、どうするんですか・・・?」
スティーブ「・・・」
スティーブ「戦う」ダッ!
334 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/02/12(日) 21:44:51.95 ID:IKeXM3FQ0
今回はここまでとなります
短くて申し訳ないです
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/12(日) 22:52:28.75 ID:wxDQX0FW0
おつ
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/21(火) 23:27:38.57 ID:E/zg5KOl0
つづきまだかなー?
337 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/04(土) 22:45:31.42 ID:FAh+Em+P0
…….
….
..
.
?
?
鎮守府?提督執務室
?
?
提督「全員揃ったか」
長門・加賀「・・・」
提督「話は聞いていると思う・・・すまない、こんなことになってしまって・・・」
長門「いいや、こうなることは覚悟していた。あなたの責任ではないさ」
加賀「我々は問題ありません。赤城さんのことを・・・よろしくお願いします」
提督「ああ、できるだけ君たちが早く戻ってこれるように手を打つ」
338 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/04(土) 22:47:49.07 ID:FAh+Em+P0
ガチャッ!
?
金剛「HEYテートク!!アノ放送はナンデスカー!?」
?赤城「私も放送を聞いて駆けつけました!一体どういう事なんですか!?」
?金剛「ホントーに二人を送っちゃうノ!?」
?加賀「赤城さん、いいんですよ・・・これで」
?赤城「そんな・・・!」
?長門「海軍の上層部が決定したことだ。下手に抵抗したりすれば余計に事が悪くなる」
?長門「こちらの世界と向こうの世界の仲を悪くさせるわけにはいかない」
?赤城「そう・・・ですか・・・」
?金剛「うぅー・・・」
339 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/04(土) 22:51:46.05 ID:FAh+Em+P0
提督「・・・長官は君たちを本気で囚人のように扱ったりはしないはずだ。彼は事情を知っている。形だけの収監だろう」
提督「ゾラを倒せば君たちの汚名も晴らす事ができるはずだ」
赤城「お二人共早く解放されるように、私たちは全力を尽くします!」
金剛「Trust me!」
加賀「ありがとう。赤城さん、金剛さん」
長門「心強いな、頼りにしているぞ」
提督「二人は直接長官に引き渡すからいいとして、心配なのは吹雪だな・・・」
提督「長官は事情を知っているが、職員達は違う・・・手荒な連行をされていなければいいが・・・」
長門「長官がそうならないように取り計らってくれているだろう」
加賀「吹雪さんは優しく、大人しい子です。きっと穏便に済むように上手くやるでしょう」
提督「心配しすぎか・・・」
340 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/04(土) 22:54:04.39 ID:FAh+Em+P0
…….
….
..
.
アベンジャーズ世界 ヘリキャリア
スティーブ「くらえ!」ブンッ
ドゴッ
機動部隊員A「グハァッ!」ドシャッ
隊員C「くそ!あの傷でなんであそこまで動ける!?」
隊長「盾のないキャプテンアメリカなど脅威ではない!おまけに奴は手負いだ!そのまま攻撃し続けろ!」
隊員達「了解!」
隊長「諦めて降伏しろ!キャプテンアメリカ!」
341 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/04(土) 22:56:03.56 ID:FAh+Em+P0
スティーブ「絶対に・・・しない・・・!」
ポタッ… ポタッ…
吹雪「キャプテンさん!血が・・・!」バッ!
スティーブ「吹雪!僕の後ろからでちゃ──」
隊長「今だ!麻酔銃を撃ち込め!」
ジャキッ
スティーブ「危ない!」ガバッ!
ブォンッ!
キンッ!
隊員B「なっ・・・?麻酔銃が・・・弾かれた・・・!?」
隊員D「あれは・・・ハンマー・・・?」
隊長「誰がハンマーなんて投げ付けた!?」
スティーブ「・・・・?」
342 :
◆Ua1M3q7gGI
[sage]:2017/03/04(土) 23:00:37.42 ID:FAh+Em+P0
「我が手に戻れ、ムジョルニア」
ブォンッ!
パシッ
ソー「ロジャース・・・一体こんなところで何をしている?」
ロジャース「長官に用があってね・・・すまない、助かった」
ソー「気にするな、ここは俺が引き受けよう。丁度軽く運動がしたかったんでな」
スティーブ「事情は後で必ず話す・・・」
スティーブ「今のうちに走れ!」ダッ
吹雪「はい!ソーさん、ありがとうございます!」ダッ
ダダダ…
隊長(ふざけるな・・・!ソーだと!?一体どうしろって言うんだ!?)
ソー「さて・・・誰からかかってくる?ハッハッハ!」
343 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/04(土) 23:03:20.86 ID:FAh+Em+P0
…….
….
..
.
アベンジャーズ世界 トリスケリオン
長官執務室
AI『ソーが機動部隊と戦闘中との情報が入りました。戦況は極めて劣勢です。もう既に機動部隊の半数が倒されました。いかがいたしますか?』
ニック「・・・なぜソーが暴れている?」
AI『事の発端はキャプテンロジャースが吹雪の逮捕を拒み、機動部隊に攻撃を始めたことです』
AI『その後ソーが追手との戦闘を引き受けた模様です。ソーの戦闘時間から見てキャプテンロジャースがこちらに着くまでもう間もなくでしょう』
ニック「これ以上事を荒立てるな・・・部隊は撤退させろ、ロジャースは私が説得する」
AI『了解です。サー』
ピッ
ニック「それで、ロマノフは今どうしてる?」
AI『エージェント・ロマノフは現在・・・』
ピピピピ…!
ニック「なんだ!?」
AI『高速接近物を検知。窓から退避して下──』
ガッシャァァァッ!
トニー「邪魔するよニック。話し合おうじゃないか」シュゴゴゴ… ガンッ
344 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/04(土) 23:09:03.32 ID:FAh+Em+P0
今回はここまでとなります
スマホからの投稿になってしまったので文字や効果音の配置がおかしいです。
セリフが文字化けしたりしている訳では無いので気にしないで読んでいただければ幸いです
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/12(日) 15:44:14.54 ID:5GIIA6UBO
乙待ってた
346 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/28(火) 20:38:16.93 ID:lyUJ9S6R0
ニック「いきなり窓を突き破り入ってきておいて話し合おうとはどういうつもりだ?スターク」
トニー「どういうつもりはこっちのセリフだ。なぜ彼女達を逮捕する話が出てきたときに僕や提督に声をかけない?」
ニック「こういうことになるからだ」
トニー「なるほど?それで、どう向こうの世界の海軍上層部と話をつけたんだ?どんな手を使った?」
ニック「どんな手だと?この話を最初に持ちかけてきたのは海軍の方だ。私ではない」
トニー「なに・・・?」
ガチャッ
木曾「間に合わなかったか・・・!」ゼェッ... ゼェッ...
トニー「・・・木曾?何しに来た?」
木曾「お前が何かやらかさないように追ってきたんだ!・・・遅かったけどな・・・」
木曾「だが、もう二人ここにきてるぞ」スッ
347 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/28(火) 20:38:58.78 ID:lyUJ9S6R0
吹雪「し、失礼します・・・って、窓が・・・!」
スティーブ「邪魔か?」
トニー「ああ、これから君が何をするかによってな」
スティーブ「・・・木曾から粗方話は聞いた。僕も同じ目的で来た」
トニー「この状況を見て何も言わないのか?」
スティーブ「言えるような立場じゃない」
トニー「なら話の続きだ。海軍が先に逮捕の話をしてきたというのはどういうことだ?」
木曾「は・・・?どういうことだそれは・・・?」
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/03/28(火) 20:39:06.25 ID:VNJvMc6R0
久々だ
349 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/28(火) 20:41:08.93 ID:lyUJ9S6R0
スティーブ「フューリー、詳しく話せ」
ニック「・・・提督がS.H.I.E.L.D.と向こうの世界の海軍とのパイプラインをつないだ。歩兵用対深海棲艦装備の提供の時にな」
ニック「私が武器提供に対する礼としてこちらの世界の技術の提供を申し出ようとした矢先にヘリキャリア等での騒動が起きた」
ニック「その後、この件について連絡すると・・・海軍上層部は我々の世界で裁いて構わないと言ってきた。杖による洗脳の説明したにもかかわらずだ」
ニック「別次元間で犯罪者引き渡しなんて前例が無いってこともあるが・・・こうもあっさり、しかも押し付けるような形で艦娘達の処遇の決定権をこちらに委ねてきた」
木曾「そんな・・・長門達は自分の世界に帰れないのか?」
吹雪「・・・」
トニー「それでイエスって答えたのか?」
350 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2017/03/28(火) 20:43:10.67 ID:lyUJ9S6R0
ニック「ああ、彼女達はこちらが用意した専用の刑務所に収監する」
スティーブ「・・・どんな場所だ?」
ニック「カリフォルニア州にある巨大施設だ。念のために言っておくが、助けに行かない方が彼女たちの為になると思うぞ」
トニー「・・・そんな観光地に刑務所があるなんて聞いたことが無いんだが?」
ジャーヴィス『トニー様、今S.H.I.E.L.D.のデータベースにアクセスした結果ですが・・・何と言いますか・・・そこはトニー様も良く利用している高級リゾート地です』
トニー「・・・ニック?」
ニック「あいにくヘリキャリアにあった檻はソーに壊されたんでな、その代りだ。事態が収拾するまではあそこで生活してもらう」
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