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【このすば】カズマ「この素晴らしい世界で喧嘩だ喧嘩ァッ!!」
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31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/10(水) 10:23:49.64 ID:GiYBcmmuO
乙、序盤はサブタイ名前でも死ななかったろ!さてはエリス教徒か
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/10(水) 10:40:22.41 ID:Ch+RdJPQo
内容はともかくタイトルで笑った
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/10(水) 11:56:48.51 ID:uZTWULDqo
ライダーの時も面白かったので今回も期待ww
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/10(水) 13:01:56.81 ID:SSdvW5CmO
>>30
他者スレで自分の宣伝してんじゃねーよゴミクズ
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/10(水) 13:58:05.28 ID:L4ETk6Aro
なんで荒れそうなことするんだよ、止めてほしいわ
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/10(水) 14:30:21.13 ID:uGemnbaPO
このすば知らないからなんでスクライド増えたのかと疑問に思ったの思い出した
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/10(水) 16:24:34.36 ID:vOSNlf3SO
激しく期待
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/10(水) 17:27:58.98 ID:K5Z9v3Tlo
臭い奴いるけど期待して舞ってる
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/11(木) 15:39:09.67 ID:Llmwcsn/o
めっちゃきたい
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/11(木) 20:03:40.55 ID:94uUVGWPO
その発送はあった
期待
41 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/11(木) 23:59:46.35 ID:gDjA9HReo
このすクライド
42 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:00:23.58 ID:HnaJaiP1o
・・・・・・
〜馬小屋〜
チュンチュン……
カズマ「ん…………朝、か……」
アクア「グゴゴゴゴゴ、ンガー」Zzz
カズマ「……………………よし、寝てるな」
カズマ「壁作りは俺の趣味じゃねぇ。悪いが……」
アクア「くぁじゅま!」
カズマ「ッ!」ビクッ
アクア「Zzz」
カズマ「ふぅ……今日も行くか」
43 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:01:19.19 ID:HnaJaiP1o
カズマ「(この訳の分からねぇ世界に来て1週間。ギルドとやらの仕事にロクなのは無かった)」
カズマ「(ガキのおもり、土木作業、左官……どれもこれも俺に合わねぇ)」
カズマ「(まぁ飯や寝床については、ロストグラウンドより遥かに良かったがな)」
カズマ「(今日も壁塗りだろうが、そうはいかねぇ!)」
カズマ「俺は俺の思うまま、だぜ」
デレッデッンデッデンテテテレレレ ジャン!テレレッテッテッテレレン!
傷つくのが怖いのか?
44 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:02:31.56 ID:HnaJaiP1o
・・・・・・
〜工事現場〜
アクア「もーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!! カズマの奴ーーーーーーーーー!!」
「なんだい、またあの野郎はサボりか?」
アクア「そうなのよ!! こんな可愛い女の子を残してサボりよサボり!!」
「ワハハハハ! 俺が見るに、アイツは甲斐性無しのろくでなしだな!」
アクア「まったくよ! ったくアイツぅぅぅぅ! 今日なんか起きたら居なかったし!」ブンブン
「おぉ……今日は一段と壁塗りが速いな」
アクア「誰のおかげでおまんま食べられてると思ってるのよあのクズ! 帰ってきたらゴッドブローよ!!」
45 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:03:26.51 ID:HnaJaiP1o
・・・・・・
〜ギルド〜
ルナ「はいカズマ様、今回の報酬です」
カズマ「おう。随分袋が重いがこんなもんなのか?」
ルナ「はい。相場ですが」
カズマ「そうか、サンキュ」
ルナ「しかし、この前一緒にいたアクア様は……?」
カズマ「あんな奴には壁塗りがお似合いだからな。俺はこういう仕事の方が合ってる」
ルナ「ふふっ、優しいんですね」
カズマ「そんなんじゃねぇ。足手まといは邪魔なだけだ」
ルナ「しかしアクア様も高い能力値のはずですが」
カズマ「1人の方が気が楽なだけだ」
46 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:04:09.95 ID:HnaJaiP1o
・・・・・・
〜夕方・馬小屋〜
カズマ「帰ったぞ〜」
アクア「フンッ!!」ドゴォッ!
カズマ「ぐえええっ!」
カズマが吹っ飛んだ!
カズマ「テメェ…………! 不意打ちたぁいい度胸してるじゃねぇか!」
アクア「いい度胸してるのはどっちよ!! このろくでなしの穀潰しが!!」
カズマ「んだとぉ!?」
47 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:04:38.82 ID:HnaJaiP1o
アクア「今日もフラフラフラフラ……働きもせずにチンピラがぁぁ!!」
カズマ「うおっ!」
アクア、カズマの襟をつかみ振りまくる!
アクア「あたし1人であんな土臭くて男臭い場所でぇぇ!! 壁塗ってぇぇ!! あんたは気楽に遊びまわってるのが許せないぃぃぃ!!」
カズマ「ま、待て落ち着け! 俺だって働いてんだよ!!」
「うるせぇぞ!! 死にてぇか!!」
隣から怒号が飛んでくる!!
カズマ・アクア「うっ、すみませーん……」
48 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:05:52.66 ID:HnaJaiP1o
カズマ「とにかく、俺だって働いてんだよ。ほら、これが証拠だ」ジャラッ
アクア「え、ええ、ええぇぇぇぇぇ!!?」
アクア「こ、これ……ざっと6万エリスはあるじゃないのよ!!」
カズマ「なんだ、これそんなに高いのか?」
アクア「はぁぁ!? 金の価値も知らないの!?」
カズマ「うるせぇ! こういうのは苦手なんだよ!」
アクア「それよりどうやってこんな金を…………ハッ、あんたまさか……カツアゲ……」
カズマ「ちげぇ! ちゃんとギルドで稼いでるんだよ。討伐でな」
アクア「とうばつ?」
49 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:09:22.66 ID:HnaJaiP1o
カズマ「なんか狼の群れを追っ払ったりしてたら、今日達成したとかでくれた」
アクア「ズルイ!! なんであたしも誘わないの!?」
カズマ「群れるのは好きじゃねぇからな」
アクア「私女神よ!!? 私みたいな高位職にこそ戦いは相応しいでしょうがぁぁ!!」
アクア「それにくらべてなに? あんたは力が強いだけの荒くれもの! は? なに? なんで頂点に立つあたしと底辺に這うあんたが一緒の馬小屋に寝泊まりしてるの!?」
カズマ「そりゃ金が無ぇからだろ! それに雨風しのげてこんな柔らかい場所で寝られるなんて、もうけもんじゃねぇか」
アクア「あんたどんだけ酷い生活してたのよ!」
50 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:10:09.42 ID:HnaJaiP1o
アクア「とにかく、明日は私もついてくからね! 討伐クエスト!」
カズマ「だけどもう狼の群れは倒しちまったぜ」
アクア「他のがあるでしょ他のが!」
カズマ「あるといいがなぁ……だが、つまらねぇ相手だったらテメェ1人で行けよ」
アクア「ふっふん任せなさい、私の見抜き力は女神界随一よ」キラン
カズマ「んじゃあ今日は飯食ってとっとと寝るか」
アクア「そうね、おやすみなさい」
カズマ「おう」
51 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:11:15.65 ID:HnaJaiP1o
アクア「……………………ねぇ」
カズマ「なんだ?」
アクア「あんた、今私と寝食を共にしてるわよね」
カズマ「ああ」
アクア「なんとも思わないの?」
カズマ「何にだ?」
アクア「いや、私一応ピチピチの女の子だけど」
カズマ「女だからどうした」
アクア「………………なんでもない」
カズマ「おかしなこと言ってないで寝るぞ」
アクア「え、ええ」
アクア「(もしかしてコイツ、性欲無いのかしら)」
52 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:11:46.31 ID:HnaJaiP1o
・・・・・・
〜翌日・平原〜
アクア「今日のクエストはぁぁ!! ジャイアント・トード5体撃破ー!」
カズマ「あのでかいカエルか。ヘッ、倒しがいがあるな!」シュウウウ
ボシュッ、ボシュツ! シャアァアァア……!
カズマの右腕がこの前とはまた違う形に変化し、同時に背中に3枚の羽が出現する!
カズマ「まずは俺から行かせてもらうぜ! 衝撃のぉ、ファーストブリットォォ!!」
3枚の羽の内1枚が砕け、推力エネルギーと変わる!
カズマはその勢いのままジャイアント・トードに突っ込んだ!
53 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:12:16.09 ID:HnaJaiP1o
アクア「凄い! 早速にジャイアント・トード1体を倒した!!」
カズマ「ッ、いや、まだだ!」
カズマの攻撃を受けたジャイアント・トードだが、ダメージは受けても倒しきれていない!
ベロ攻撃を避けろカズマ!
カズマ「クッ、おっと!」ヒョイッ
カズマ「なんだぁ? 今日は妙に威力が乗らねぇな……」
アクア「情けないわねカズマ! なら私が……おりゃー!」
パクッ
アクア「あ」
カズマ「あ?」
アクアがジャイアント・トードに捕食された!
54 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:12:46.21 ID:HnaJaiP1o
カズマ「何してんだお前ぇぇ!!」
アクア「助けて! 助けてカズマ様ぁぁ!! 靴を舐めるからぁぁぁ!!」
カズマ「チッ、世話の焼ける奴だ……撃滅の、セカンドブリットォォ!!」
カズマの拳がジャイアント・トードの腹に深くめり込む!
今度は芯まで攻撃が通ったのか、ジャイアント・トードはうめき声をあげて地面に沈んだ!
カズマ「これ、倒したんだよな? おーい、生きてるか」
アクア「うわあああぁぁぁぁん!」ダキッ
カズマ「うおおっ!!? く、くせぇ!! 生臭ぇぞ!! それに汚ぇ!!」
アクア「あ、あっ、ありがとぉぉあ゛り゛が゛ど゛お゛ぉ゛ぉ゛」
カズマ「いいから離れろ!」
55 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:13:35.98 ID:HnaJaiP1o
アクア「うっ、ふぅぅ……ふぅぅぅぅぅ…………」
カズマ「まず1体か。あと4体だな。次はあそこに居る奴を……」
アクア「ふ、ふふふふ……女神のあたしにこんな屈辱を味合わせるとは…………死をもって償えやぁぁ!!」ダッ
カズマ「ッ、奴の拳から炎が!」
アクア「神の力思い知れ! 私の前に立ちふさがったこと、そして神に牙を剥いたこと、地獄で後悔しながら懺悔なさい! ゴッドブロオオォーーッ!!!!」
アクアがカズマよろしく拳をジャイアント・トードに繰り出す!!
アクア「ゴッドブローとは女神の怒りと悲しみを乗せた必殺の拳! 相手は死ぬ!!」
ポヨンッ
アクア「あ」
カズマ「あ」
アクアのゴッドブローはジャイアント・トードの腹に衝撃を吸収された! カズマの拳ほど威力が無ければジャイアント・トードにダメージを与えることができないのだ!!
そして流れるような捕食!!
56 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:14:38.15 ID:HnaJaiP1o
アクア「ぎゃああああああああああぁぁぁぁ!! カズマ様ー! カズマ様ーー!!」
カズマ「アホかぁぁ!!」
その後2体目のジャイアント・トードも抹殺のラストブリットで倒し、今日は中断となった!
アクア「うわあぁぁぁんありがとおございましゅううぅぅ!! いらない、もう私この人以外なにもいらない!」
アクア「この人の進むべき道を私が照らす! 前に小石が落ちていたらあたしが拾う! あたしはあたしの全身全霊をかけてこの人の盾になりゅううう!!」
アクア「それがあたしがこの世に存在する意味! あたしのすべてええぇぇぇ!!」
カズマ「だからくっつくなぁぁぁ!!」
57 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:15:30.01 ID:HnaJaiP1o
・・・・・・
〜翌日・食堂〜
アクア「このままじゃ駄目よ!! 仲間を増やしましょう!!」ダンッ
カズマ「はぁ?」
アクア「昨日の無様な戦い……あれは女神史に刻んではいけないものよ……アクシズ教徒が知ったら暴動が起きるわ」
アクア「今後ああならないためにも、私の壁……じゃなかった、仲間は必要よ!」
カズマ「駄目だ。ただでさえお前という邪魔者がいるんだ。これ以上俺を群れさすな」
アクア「うっ、昨日は悪かったわよ! でも絶対仲間は要るって!」
カズマ「昨日のも俺1人で十分だったんだが……」
アクア「でももう貼り紙しちゃったもんねー」
カズマ「ああ……あの胡散臭い募集、お前のだったのか」
58 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:16:03.11 ID:HnaJaiP1o
アクア「私達と一緒に旅ができるラッキーちゃんは勿論上位職のみって決まってるじゃない」
カズマ「はぁ……とにかく、どんな奴が来ても俺は入れねぇからな」
「募集の貼り紙、見させていただきました」スタスタ
カズマ・アクア「え?」
めぐみん「我が名はめぐみん! アークウィザードを生業とし、最強の攻撃魔法『爆裂魔法』を操る者!!」
カズマ「ほう?」ピクッ
めぐみん「ふふふ」ムッフー
カズマ「最強かぁ……俺の口角を上げさせる言葉だぜ」
めぐみん「そうであろうそうであろう、このあまりの強大さに世界に疎まれし我が力を欲するなら――」
カズマ「おいガキ! 俺と勝負だ!!」
めぐみん「ふっふふふふふ、このめぐみんの爆裂魔法は天を裂き山を砕く。我に敵対すれば爆発四散は待ったなし!
アクア「(あ、駄目だ……この2人、人の話を聞かない)」
59 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:16:54.91 ID:HnaJaiP1o
アクア「ねぇカズマ! とりあえず話だけでも聞きましょうよ!」
カズマ「話なら聞いた。奴は自分が最強だと言う、俺も自分が最強だと疑わねぇ。ならどうするか……白黒つけるしかねぇよなぁ!!」
アクア「その話じゃないわよ!! この子は私達の仲間になるって言ってるの!!」
めぐみん「ザッツライト!」
カズマ「仲間?」
アクア「ええそうよ。アークウィザードといえば上級職だし、それにその子の目……紅魔族よ」
めぐみん「一目見ただけで我が才気を見抜くとは……貴様只者ではないな」
アクア「まぁね、女神だしー」
めぐみん「女神、か……あいにくと、私は神に祈らない」
アクア「はいはい、祈らなくてもいいわよ別に。カズマ、紅魔族っていうのは生まれつき魔力と知力が高い魔法使いの種族なのよ」
カズマ「アルター使いってことか?」
アクア「この世界にアルター使いとやらはあんた一人だけでしょうけど……」
60 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:19:04.94 ID:HnaJaiP1o
めぐみん「それで、我が力を欲するか?」
カズマ「別に――」
アクア「ええ歓迎するわ!!」
カズマ「おい!」
アクア「(この子はアークウィザードで攻撃役、そこの鉄砲玉と一緒に突っ込ませて私は後ろから見ているという最強フォーメーションを組んでやるわ!)」
アクア「じゃあまず、めぐみんだっけ? 力を試すがてら、私達のクエストに同行してくれないかしら」
カズマ「おい勝手に決めてんじゃねぇ!」
アクア「お願いよ! もし役に立たなかったり邪魔だったら断ってあげるから(断るとは言っていない)」
カズマ「チッ……今回だけだぞ」
めぐみん「いいでしょう。ただその前に……」
カズマ・アクア「ん?」
めぐみん「なにか……食べ物をください……」ドサッ
カズマ・アクア「………………」
61 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:19:40.96 ID:HnaJaiP1o
・・・・・・
〜平原〜
カズマ「とりあえずあそこに2体見えるが……俺は好きにやらせてもらうぜ」
アクア「え、まずはめぐみんの実力を見るんじゃないの? 最強って言ってるくらいだし気になるでしょ」
カズマ「ああそうだったな、忘れてた」
アクア「あんたねぇ……」
めぐみん「では、あの遠い方のカエルをやりましょう。爆裂魔法は準備時間がかかります。もう片方の足止めは任せました」
カズマ「おう。んじゃあ早速右の方を」
アクア「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃーーーーー!!」ダッ
カズマ「なっ、オイお前!」
アクア「昨日はよくも私に辛酸を舐めせてくれたわねぇぇぇ!! このクソガエルがぁぁ!! くらいなさい、ゴッドレクイエム!!」
62 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:20:29.98 ID:HnaJaiP1o
カズマ「なっ、奴の杖が!」
アクア「ゴッドレクイエムとは、女神の愛と悲しみの鎮魂歌! 相手は死ぬ!! 震えろ! 恐れと共に爆散しろ!!」
パクッ
アクア「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!! 助けてええぇぇぇ!!」
カズマ「…………」
その時だ! カズマの横で詠唱が始まるのだ!
カズマ「ッ……! こいつぁ……!!」
めぐみん「【今オマエの夢の中でこのオレはどう映るのだろう? 遠い街で重ねた日々 anyway,everyday ガムシャラだったmy life……敵は誰? とわめいたりイキがっても不意に虚しさが襲ってくる。優しさに触れたい? でもそれは甘え。空回るだけなら、いっそ……!】」
めぐみん「これが最強の攻撃魔法……エクスプロージョン!!!!」
63 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:21:39.45 ID:HnaJaiP1o
めぐみんのタマ付き杖から放たれる魔力! 収束、解放、爆発!!
ジャイアント・トードはなすすべなく爆発四散! サヨナラ!
後に残るのはMagmaが噴き出したかの如く赤黒いクレーター!!
カズマ「ク、クククク……どうやらハッタリばかりのガキじゃねぇらしいなぁ」ニヤッ
カズマ「こんなん見せられて、燃えねぇ奴はいねぇ、ああいねぇよ!」
カズマ「おいガキ! 次は俺とやろうぜ! 派手な喧嘩と――」
ドサッ
カズマ「………………あ?」
64 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:22:12.44 ID:HnaJaiP1o
めぐみん「我が奥義である爆裂魔法はその絶大な威力故、消費魔力もまた絶大……要約すると、限界を超える魔力を使ったので身動き取れません」
カズマ「おーい、なんかお前の真後ろの地面からカエルが出てきたぞ」
めぐみん「近くからカエルが湧き出すとか予想外です。ヤバイです。食われます。すみませんちょっと助けて」
パクッ
アクア「」
めぐみん「」
カズマ「お前らぁぁぁ…………!!」
カズマ、アルターを発動! シェルブリットだ!!
カズマ「巻き添え喰らっても文句言うんじゃねぇぞぉぉぉぉ!!」
ジャイアント・トード計5体撃破完了!!
65 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:23:17.81 ID:HnaJaiP1o
・・・・・・
〜夕方・町〜
アクア「うううぅぅぅ……生臭いよぉ…………生臭いよォ……」ヌルヌル
めぐみん「腕の骨が折れた……」ヌルヌル
アクア「人間には215本も骨があるのよ! 1本くらいなによ!」
めぐみん「薄情な! あ、でもやっぱり折れてません」
カズマ「どっちだよ! 落とすぞ!」
めぐみん「ああごめんなさい! おんぶやめないで!」
66 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:24:08.08 ID:HnaJaiP1o
カズマ「にしてもこんな棒っきれであんな爆発を起こせるんだな」
めぐみん「先端の宝玉が魔力を増大させてくれるんです」
カズマ「この玉がか」チョンチョン
パリン
カズマ「あ」
めぐみん「わ、私の大切なタマがぁぁぁぁーーーーッ!!」
カズマ「わ、わりぃ! まさかつついただけで割れるとは……」
めぐみん「ま、まぁ大丈夫です……この杖、買った時予備の宝玉もつけてくれましたから…………そう、私のタマは2つあるッ!」
67 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:24:36.56 ID:HnaJaiP1o
カズマ「なんにせよだ、毎回撃ってすぐぶっ倒れるのも辛いだろ。これからはそのなんたら魔法ってのじゃなくて他のもっとやりやすい技とかでなんとかしろ」
めぐみん「使えません」
カズマ「は?」
めぐみん「私は爆裂魔法しか使えません。他には一切魔法が使えないんです」
アクア「…………ま、マジ?」
めぐみん「マジです」
アクア「で、でも爆裂魔法が使えるなら他の魔法も使えるでしょう? 私なんか宴会芸スキルを習得してからアークプリーストのスキルを全部習得したし」
めぐみん「私は爆裂魔法をこよなく愛するアークウィザード。爆発系統の魔法が好きなのではなく、爆裂魔法だけが好きなのです!!」
68 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:25:53.38 ID:HnaJaiP1o
めぐみん「勿論他の魔法も覚えれば楽になるでしょう……でも駄目なのです、私は爆裂魔法しか愛せない!!」
めぐみん「たとえ1日1発が限度でも、魔法を使った後に倒れるとしても!! それでも私は爆裂魔法しか、愛せない!!」
めぐみん「だって私は、爆裂魔法を使うためだけにアークウィザードの道を選んだのですから!!」
カズマ「……」
アクア「…………す、素晴らしい……素晴らしいわ! 非効率ながらもロマンを追い求める姿に私は感動したわ!!」
めぐみん「ふっ」グッ
アクア「ふっ」グッ
69 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:26:28.06 ID:HnaJaiP1o
アクア「カズマ、どう? この子なかなかいいじゃない!」
カズマ「駄目だ」
めぐみん「んなっ!?」
アクア「どうして!?」
カズマ「1日1発が限度とか技とは言えんだろ。外したらどうする、防がれたらどうする。当てても相手が生きてたらどうする。お前は倒れてなすすべなくやられるのか?」
めぐみん「で、でも……」
カズマ「お前に足りないもの、それは生きる術だ」
カズマ「この世界の人間がどんだけ他人に優しいかはこの1週間で多少なりとも学んだ。だがもしもの時、自分以外に何が頼れる。頼れねぇよ」
カズマ「俺達はお前のセーフティじゃねぇ。他人に頼るな、自分を生かせ」ギロッ
70 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:27:10.10 ID:HnaJaiP1o
めぐみん「う……」
アクア「カズマ、ちょっと言いすぎじゃ――」
カズマ「だが、お前の考え方は否定しない。むしろ好きな方だ」
めぐみん「え?」
カズマ「俺もこの右腕に何度も振り回された。使ってぶっ倒れたり、使って痛めたり感覚が無くなったり……だが頼れるものはコイツだけだった」グッ
カズマ「お前が頼るのがそれなら、お前がそれを貫くなら、やり通せ」
めぐみん「も、もとよりそのつもりです! ゆくゆくは何発撃っても倒れないアークウィザードに!」
カズマ「ヘッ、その覚悟があるなら俺からは何も言いやしねぇ」
71 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:27:42.38 ID:HnaJaiP1o
めぐみん「でっでは仲間にしてくれるんですね!?」
カズマ「あ? ああそんな話もあったな……まあいいんじゃねぇか。俺は好きにやらせてもらうが、邪魔すんじゃねぇぞガキンチョ」
めぐみん「むっ、ガキではありません」
カズマ「?」
めぐみん「我が名は、めぐみんです」
カズマ「……ああそうかい、めぐみんか。オーケー刻んだ、ならお前も俺を刻め。俺の名を。カズマという名を」
めぐみん「カズマですね。オッケーです」
アクア「あ、私はアクアね。一応」
カズマ「お前そんな名前だったのか」
アクア「あんたブッ殺されたいの!?」
72 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:29:24.41 ID:HnaJaiP1o
めぐみん「で、では……」スッ
ヌチャァという音と共にめぐみんが手を差し出す!
カズマ「なんだこれ」
めぐみん「見て分かりませんか。握手です」
カズマ「違うだろ」スッ
めぐみん「えっ?」
カズマ「こうだ」グッ
めぐみん「……グーですか?」
カズマ「ああ」
めぐみん「……ふっ、では」グッ
拳を、合わせる!
テッテン!ジャンジャンジャンジャンテレレレ〜テンッ!
い〜ますぐ捨てたい 偽り〜の
73 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/12(金) 00:34:30.61 ID:HnaJaiP1o
デレレレレレレレレ
次 回
爆裂魔法後の激しい消費が、めぐみんの体を蝕んでいく……
動けず倒れためぐみんに、脱出の道はあるのか
それとも未来無き闇に、覆われてしまうのか
ああ、めぐみんよ!
そのギラついた目は、どこへ向かう
第 3 話
ギ ル ド
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/12(金) 00:39:31.29 ID:aH1QRtYgo
乙
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/12(金) 00:46:01.03 ID:oreffX0Po
乙
キャラに違和感ないし面白いわ
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/12(金) 01:36:50.60 ID:uGfFm+sco
おつ、予告ネタバレワロタ
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/12(金) 02:15:52.24 ID:K7CO7Wzno
唐突にニンジャスレイヤーが
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/12(金) 03:01:55.67 ID:BANB+6S0O
ギルドじゃねーか!
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/12(金) 09:57:36.76 ID:41gdEslX0
乙乙
この小説を待ってたんだ…
web版からカズマを名乗るならシェルブリッド使えよと読みながらツッコんでたわ
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/12(金) 11:01:46.88 ID:gp69uzO7O
元の3話がホーリーだから組織繋がりか
てことは4話のタイトルはあの…
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/12(金) 17:27:14.97 ID:4/LvcBHR0
乙
このすば観てないのにスクライドのカズマと聞いて
恐る恐るみたが面白いじゃねえか、原作でもアクアとめぐみんってこんな
残念なキャラなのか?ww
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/12(金) 17:53:40.18 ID:wFuQz1VH0
シェリス、Magma、大事なタマ
このすばだけじゃなくてスクライドの方からもネタを持ってきてくれてるのが素敵
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/13(土) 15:58:34.87 ID:XKPNCNm50
>>81
もっと残念
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/14(日) 02:36:40.95 ID:M6XNMG9NO
>>81
お前の頭残念
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/14(日) 12:39:34.31 ID:JYe02e1xO
>>81
見てないのがほんとに残念
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/14(日) 19:56:32.12 ID:6Ie+u2+/o
このすばは珍しく嫌みのない主人公だったな
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/14(日) 23:22:22.11 ID:PQicVldWO
このすばのカズマさんはオーフェンとか三橋貴志とかそれ系の主人公
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/15(月) 09:00:11.64 ID:Kw8S44QG0
>>84
頭が残念とか言われて本気で傷付いたんで首吊ってきます
でもその前にこのすば観てからにします
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/15(月) 16:05:04.34 ID:dgpFUPGtO
>>84
あーあやっちまったな
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/15(月) 18:45:35.36 ID:Fa1MJf/2O
>>88
そこは
見下してんじゃねぇ!
とか
確かに俺は頭が残念だ、そこにクズとウスノロを足してもいい
とか言い返さないと
91 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 06:55:20.38 ID:o1sjXK9Qo
・・・・・・
〜夜・食堂〜
カズマ「(ここは飯がうめぇ。人が自由だ。どいつもこいつも誰かと助け合って生きてやがる)」
カズマ「(ムカつくぐれぇに居心地のいい世界だぜ)」
カズマ「(かなみも、ここに居りゃ……)」
カズマ「(いや、俺達インナーは……あそこでしか生きられねぇ。戦いの中でしか……)」
カズマ「……まぁ、戻れねぇ分にはどうしようもねぇか……」
92 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 06:55:47.69 ID:o1sjXK9Qo
「もし、そこの人」
カズマ「あん? 俺か?」
「あの募集にあったカズマとは、あなたのことか?」
カズマ「ああカズマは俺だが……アイツ、俺の名前を勝手に使いやがったな……」
「そうか、安心した。もしまだメンバーを集めているようなら……入りたいのだが」
カズマ「あんたは何者だよ」
「ああ失礼、自己紹介が遅れたな」
ダクネス「私はダクネス。クルセイダーを生業としている者だ」
93 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 06:56:19.46 ID:o1sjXK9Qo
ダクネス「是非私を…………ぱ、ぱぱぱぱぱパーティーに……!」
カズマ「悪いが今はオフだ。シェルブリットのカズマはここにはいませーんっと」
ダクネス「さっきの2人、ヌルヌルのあの2人! さっき街で見たあの2人はあなたの仲間だろう? 一体何をやったらあんな風に!?」
カズマ「人の話を聞け! ……あの2人はなんかでけぇカエルに喰われて」
ダクネス「んなっ!? デカいカエル……つまり、ジャイアント・トードだな! あんなのに捕食されるプレイをやっているなんて……想像以上だ!」
カズマ「(なんだコイツ変な奴だな)」
ダクネス「い、いや違う! あんな年端も行かぬ少女がそんな目に合うなんて、騎士として見過ごせない!!」ハァハァ
94 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 06:56:58.10 ID:o1sjXK9Qo
カズマ「なぁ、あんたの為に言ってやるが、俺達は日々の雑用だの工事だのをやるパーティーじゃねぇ。街の外で戦う喧嘩集団だ。女がやることじゃねぇよ」
ダクネス「フッ、上等! 望むところだ! むしろスライムにまとわりつかれてヌルヌルまみれにされたりオークに力任せに壊されたりゴブリン共に飛び疲れてなすすべがなくなったりするとなお良い!!」
カズマ「言ってる意味がよく分からねぇんだが……」
ダクネス「ああすまない、つい興奮してまた我を忘れてしまった……ゴホン、私は不器用故攻撃がまったく当てられないのだが、頑丈なのが取り柄なのだ。だから戦闘となれば私は味方の盾になる。むしろそれしかできない」
カズマ「誰かを守るってのか」
ダクネス「ああそうだ。仲間を傷つける白刃を受け、仲間を狙う雷の避雷針となる。私は誰かの盾となる生き様しかできない女だ。だから私は、その生き様を貫き、見せつける」
カズマ「誰にだよ」
ダクネス「誰でもいいさ。私を見た者すべてにだ」
カズマ「………………ヘッ、いいじゃねぇか。またお荷物が増えるのはと思ったが、気が変わった」
カズマ「表に出な。お前の行き様、確かめさせてもらおうじゃねぇか」
デレッデッンデッデンテテテレレレ ジャン!テレレッテッテッテレレン!
掴め! すべて! 心に!
95 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 06:57:38.95 ID:o1sjXK9Qo
・・・・・・
〜ギルド前〜
アクア「いや〜お風呂気持ちよかったぁぁ!」
めぐみん「やっとヌルヌルがとれました……」
アクア「ん? あれカズマじゃない?」
めぐみん「えっ? あ、本当です。なにやら女の人と一緒にいますね」
アクア「おっとぉ? チンピラがいっちょ前に色恋ですかなぁぁ?」
めぐみん「いや、とてもそんな雰囲気じゃないんですけど……むしろ――」
96 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 06:58:05.10 ID:o1sjXK9Qo
ダクネス「確かめるとは、どうやってだ?」
カズマ「抜けよ。お前の誇りを」シュウウウ
ボシュッ、ボシュッ!
ダクネス「なっ、その右腕は……?」
カズマ「これが俺の生き様、自慢の拳、シェルブリットだ!」
ダクネス「面妖な……だが面白い! 私も抜こう、この剣を!」シャッ
97 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 06:58:37.46 ID:o1sjXK9Qo
アクア「ちょ、ちょっとちょっと! なにしてんの!?」
めぐみん「カズマ、こんなところで喧嘩はまずいですよ!」
カズマ「止めんじゃねぇ。それにコイツぁ喧嘩じゃねぇよ」
ダクネス「うむ。悪いが黙って見ていてもらおうか」
めぐみん「えぇ……アクア、どうしましょう」
アクア「見てろってんならそれでいいんじゃない?」
めぐみん「ええええ!?」
98 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 06:59:11.13 ID:o1sjXK9Qo
ダクネス「来い! 受け止めてやる!」
カズマ「ああ、やるからには本気だ! ケガしても文句言うんじゃねぇぞぉぉぉぉッ!!」
カズマの背中に生えた尻尾状の突起がしなり、地面を叩きつける!
その反動で一気にダクネスの懐に飛び込むカズマ!
ダクネス「速い……!」
カズマ「うおおおおおおおおおおおおオオオオオオオッ!!」ブォン!
カズマの拳がダクネスの腹を捉える!
ダクネス「ぐ、あああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
カズマ「なにっ!?」
大きく後方へ吹き飛ばされるダクネス!
ダクネスは民家の壁にめり込んでいた!
99 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:00:18.02 ID:o1sjXK9Qo
アクア「う、うっわ……カズマ、あの人ホントに死んだんじゃない!?」
めぐみん「街中でこんなこと……ほら、何事かと人が出てきましたよ! せめてその右腕だけでも解いてください!」
カズマ「…………」シュゥゥン
カズマの視線の先は、先ほどまでダクネスが立っていた場所からめり込んだ民家の間にある地面!
そこには深々と2本の線が掘られていた!
カズマ「……アイツ、ずっと地に足をつけていやがった。ふっ飛ばしてやるつもりだったが……」ザッザッ
ダクネス「う、ゲッホゲッホ……」
ダクネス「(なんて重い拳だ……それでいて、痛い…………ああ、素晴らしい!)」ハァハァ
カズマ「おい」
ダクネス「ん?」
カズマ「立てるか?」
ダクネス「ああ……これくらい、めじゃないさ」スクッ
カズマ「マジかよ……(コイツがタフすぎんのか、それとも俺のアルターが……?)」
100 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:01:22.20 ID:o1sjXK9Qo
ダクネス「それで、どうだった? 私の生き様は」
カズマ「ああ、見させてもらったぜ。正直、見上げたもんだ」
ダクネス「ははは……それはなによりだ、が……うっ、カズマの拳も、なかなか効いた。そしてなにより、一切の手加減が無い! 私のツボを心得ている!」
カズマ「お、おう?」
ダクネス「改めて是非とも、私をあなたのパーティーに加えてほしい!!」
カズマ「ああいいぜ。好きにしな」
ダクネス「…………断らないのか? そこは断られ心を傷つけられた私を見て楽しむんじゃないのか?」
カズマ「え?」
101 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:01:51.28 ID:o1sjXK9Qo
・・・・・・
〜翌日・食堂〜
めぐみん「それで昨日の黄色い人がパーティーに入ることになったんですか?」
カズマ「ああそうらしい」
アクア「ちょっとーあたしの許可なくそういう重大事項決めないでくれない〜?」
カズマ「勝手に俺の名前使っただろうが! あいこだあいこ!」
アクア「なによ! 昨日まであたしの名前覚えてなかったくせに! じゃあ昨日の黄色い人の名前言ってみなさいよ!」
カズマ「おお言ってやろうじゃねぇか! アイツは………………アイツは、あれ?」
めぐみん「カズマ、パーティーに入ってくれるという人の名前を忘れるのは……」
アクア「あんたホント名前覚えるの苦手よね」
カズマ「うっせぇ! 後で聞きゃぁいいだろうが」
102 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:02:19.18 ID:o1sjXK9Qo
ダクネス「探したぞ、カズマ」
カズマ「おうあんたか。丁度あんたの話をしていたんだ」
めぐみん「あなたがパーティーに入ってくれるという方ですか。我が名はめぐみんです!」
アクア「あたしはアクアよ。あなたは……?」
ダクネス「私はダクネス。カズマから聞いていなかったのか?」
アクア「ごめんね、コイツ人の名前ホンットに覚えられない奴だから」
カズマ「悪かったって……ごめん、わりぃ、すまねぇ、許せ。昨日は別れ際に名前を聞くのを忘れてたからよ」
ダクネス「ならこの場で刻んでくれるか?」
カズマ「ああ刻んだ刻んだ。ダクネスだな」
103 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:02:55.15 ID:o1sjXK9Qo
クリス「じゃあついでに私も刻んでもらおうかな?」ヒョコッ
カズマ「うおっ、なんだお前どこから湧いて出やがった」
ダクネス「なんだクリスも入りたいのか?」
クリス「いやいや、私はダクネスがどんなパーティーに入るのかなーって見に来ただけ」
カズマ「そんな恰好で風邪ひかないのか?」
クリス「お気遣いありがとう。君がカズマ君だね? 昨日のアレ見てたよ」
カズマ「アレ?」
ダクネス「私とカズマのアレだろう」
カズマ「ああアレか」
クリス「あの右腕、すごかったね。何かのスキル?」
カズマ「スキル?」
104 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:03:25.62 ID:o1sjXK9Qo
ダクネス「それは私も気になっていた。あんなスキルは見たことが無かったからな」
めぐみん「そういえば私もその力について聞いたことはありませんでしたね。何スキルですか?」
カズマ「待て待て、そもそもスキルってなんだよ」
全員「え゛」
カズマ「あ?」
クリス「ぼ、冒険者がその職業にちなんだ強力な能力のことだけど…………知らないの?」
カズマ「なんだそれ」
クリス「…………」
めぐみん「じゃ、じゃあその腕は?」
105 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:03:57.77 ID:o1sjXK9Qo
カズマ「コイツはアルター能力ってんだ。ロストグラウンド……俺の生まれたところの人間しか使えないらしいが、詳しいことは俺にも分からねぇ」
アクア「ああなんかそんなこと言ってたわね」
カズマ「だからスキルなんてもんじゃねぇな」
クリス「へぇ……とても興味深い能力だね」
ダクネス「では今ならレベルも上がっているだろうし、スキルも覚え時では?」
カズマ「いらねぇ」
ダクネス「なっ、いらないのか!?」
カズマ「俺ぁややこしいことは苦手でよ。それに、男なら着の身着のままってな」
めぐみん「着の身着のまま冒険に出られても迷惑ですよ……」
106 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:04:45.10 ID:o1sjXK9Qo
カズマ「いいんだよ。俺にはコイツさえあれば」
クリス「ふぅん……ねぇ、そのアルターっていうの、見せてくれない?」
カズマ「見世物じゃねぇぞ」
クリス「分かってるよ! でも興味があるんだ。今ならシュワシュワ奢るよ?」
カズマ「……! ヘッ、そう言われちゃ首を縦に振らざるを得ないな」
めぐみん「カズマ、シュワシュワ好きですね」
クリス「うむうむ、世の中ギブアンドテイクだね」
107 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:05:18.39 ID:o1sjXK9Qo
・・・・・・
〜裏路地〜
カズマ「ってなんでお前らまで来てるんだよ」
アクア「いやー何度見ても面白くて」
カズマ「見世物じゃねぇっつってんだろ!」
めぐみん「私は単純に興味があります」
ダクネス「右に同じだ」
クリス「さぁさ、見せておくれよ!」
カズマ「チッ、仕方ねぇな……」
108 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:05:55.54 ID:o1sjXK9Qo
カズマ「こうして意識するとな、周りの物がバラバラになって俺の右腕になるんだよ」
クリス「ほうほう。物質を変換する能力ってことかな……? そのバラバラにするものは選べるのかい?」
カズマ「強く意識すればな。だけど大体なんとなく周りのだから基本無意識だ。今もな、っと!」グッ
カズマの言う通り、右腕が変化し、背中に3枚の羽が現れる!
しかし変だ! 何故かって? いつもみたいに地面や建物が抉れないのだ!
カズマ「あれ? おかしいな……俺今何を使ったんだ?」
めぐみん・クリス「ッッッッ!!?!??!?」カァァァ
アクア「どうしたの2人とも、股間なんかおさえて」
109 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:06:27.94 ID:o1sjXK9Qo
クリス「い、いやああぁぁぁぁぁぁ!!」ブワッ
めぐみん「カズマ、本当に無意識なんですよね? 意識してないんですよね?」プルプル
カズマ「お、おうそうだが……?」
めぐみん「だとしたら、カズマは今とんでもないものを引き当てたことになります……」
アクア「なによとんでもないものって」
クリス「わ、私のパンツ返してぇぇぇ!!」
めぐみん「私のパンツも今、カズマの右腕となっています」グスッ
カズマ「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ダクネス「な、なんと!!」
そう! カズマに下心は一切無い! まさに神の悪戯である!!
110 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:07:04.37 ID:o1sjXK9Qo
アクア「カズマ最低!! 早く返してあげなさいよ!」
カズマ「いや、1度アルターにしたらもう元に戻らねぇよ!」
クリス「えええっ!? じゃ、じゃあ私はどうすれば!? このまま服屋に行けって!?」
カズマ「ああそうだよそうしろ!」
ダクネス「なっ、なんという鬼畜の所業! 往来で少女の下着を剥ぎ、しかもそのまま代えを買いに行けなど! やはり、やはり私の見込み通りの男だ!!」
カズマ「ちっげぇよ! 取っちまったのは謝るから!」
めぐみん「わ、私はカズマを信じていますから……買ってきます……」
クリス「待って、私も行く!」
111 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:07:32.64 ID:o1sjXK9Qo
・・・・・・
〜食堂〜
クリス「はぁ……ひどい目にあった」
めぐみん「まったくです」
カズマ「いや、だから悪かったって……見てぇって言うから」
クリス「まぁいいさ、授業料だと思うことにするよ」
アクア「え、そこはカズマがド変態だって広めないの?」
カズマ「おい!」
クリス「一応盗賊な私がパンツを盗まれたなんて、自分で恥を広めるようなものだからね……流石に人に言えない」
ダクネス「いやはや恐れ入った。カズマよ、もしアルターとやらの材料が足りないときはいつでも私の衣服を使ってくれていいぞ!」
カズマ「ぜってぇ使わねぇ!!」
112 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:08:08.10 ID:o1sjXK9Qo
ウーーーーーーーーーーーーーーーーー!! ウーーーーーーーーーーーーーー!!
カズマ「なんだこれ、飯の配給時間か?」
クリス「いや、これは確か……」
ルナ『緊急クエスト! 緊急クエストです! 冒険者はただちに街の正門に集合してください! 繰り返します!』
カズマ「なんだなんだ」
ダクネス「行こうか」
めぐみん「はい」
アクア「クックック、腕が鳴るわね」
113 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:08:34.58 ID:o1sjXK9Qo
・・・・・・
〜正門前〜
「街の住人の避難は完了したみたいだ」
「よかった……これで誰も犠牲にならない」
「あとは俺達の仕事だな」
カズマ「おいアクア、一体なんなんだよ」
アクア「あれを見て」
カズマ「あれ……?」
アクアが指差すは遥か彼方から飛来する緑色の波!
カズマ「なんだありゃあ……」
ダクネス「皆は私が守る……下がっていろ」
めぐみん「あれは、この季節にやってくる嵐……数多くの冒険者を苦しめてきた爆弾!」
アクア「キャベツよ!!」
カズマ「…………………………は?」
114 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:09:11.03 ID:o1sjXK9Qo
アクア「この世界のキャベツは、飛ぶのよ! そして旨味を凝縮した我が身を簡単に食べさせてなるものかと自我を持ち、収穫には相当の苦労を強いられるわ!」
ルナ「みなさーん! 今回のキャベツはとても質が良く、1玉1万エリスで買い取らせていただきまーす!」
「「「「「うおおおおおおおおおお!!」」」」」
カズマ「…………俺、帰るわ。たかが野菜に働いてたまるかよ」
アクア「ちょっと! そのたかが野菜が1つ1万よ!? 働きなさいよこのボンクラァ!!」
「うおおおキャベツを一番取るのは俺だぁ!」
「馬鹿野郎俺だ! 俺んちは農家なんだ!」
冒険者達の攻撃を受け、次々と収穫されていくキャベツ達!
しかし、意地があんだよ! キャベツにはあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
「ぐあっ!」
「クッ、キャベツの体当たりつええぇ……!」
115 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:09:44.78 ID:o1sjXK9Qo
ダクネス「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ブンッ
スカッ
ダクネス「くらえっ!!」ブォン
スカッ
ダクネス「くっ、やはり強敵か……!」
「ぎゃあぁぁ!!」
「う、動けない……」
ダクネス「なっ、危ない!」
キャベツに体当たりされ足をやられた冒険者!
それにのしかかれ動けなくなったもう1人にもキャベツが殺到する!!
バキャッ! キャベツが砕ける音!!
116 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:10:30.58 ID:o1sjXK9Qo
「ひっ………………あれ?」
ダクネス「うっ……!」
「あ、あんた……俺達を庇って……!」
ダクネス「守ってみせる……私の騎士の誇りとして!!」
ダクネスの気迫に引き寄せられるように生き残った大半のキャベツがダクネスへと突撃!!
徐々に傷つき、砕け、剥がされていく鎧!!
アクア「ちょ、ダクネス! 危ないわよ!」
カズマ「…………」
117 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:10:59.49 ID:o1sjXK9Qo
「騎士様、逃げてくれ!」
「そうです! 無理しないでください! 死んでしまいます!!」
ダクネス「できん!! 私は、クルセイダー…………守ることこそ、私の生き様だ!!」
「おお……なんて素晴らしい騎士なんだ……」
「俺も騎士として見習わなければ」
ダクネス「(ああっ、見られてる……キャベツに破かれた服から除く私の肌を……むくつけき男達が私の肌を見て興奮している!!)」ハァハァ
ダクネス「さぁ、もっと来い! もっと破け!!」
カズマ「ヘッ」シュウウウ
118 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:11:55.21 ID:o1sjXK9Qo
カズマ「面白れぇ!」
シェルブリットを纏ったカズマがダクネスの横へと躍り出る!
ダクネス「カズマ……!」
カズマ「キャベツだからと見下してたのは俺だ。謝るぜお前らァッ!!」グググググ
カズマ「シェルブリット・バーストォォォォォォォッッ!!」
カズマの拳から広範囲の衝撃波が放たれる!
たまらず無数のキャベツが地に落ちるが、それでもまだ軽く100は越えるキャベツが健在!
カズマ「チッ、やっぱ足りねぇな……」
めぐみん「いいえカズマ、ナイスなお膳立てです」キッ
119 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:12:27.59 ID:o1sjXK9Qo
めぐみん「【心地良い夕立に濡れて、両手広げ深く息を吸った。始まってゆく新しい僕を受け止めてゆこう。気がつけば誰かが作ったレールの上、がむしゃらに進んでた……自分の弱さ認められず『願い』だけ響かせて! 抱えきれないほどに詰め込んだ荷物なら、時の河へ投げ捨てて。今日の思いを、今日のすべてを、解き放てるままに!!】」
めぐみんのギラついた目が、カズマを、ダクネスを、動けない冒険者を、キャベツを見据える!
めぐみん「エクスプロージョン!!!!」
それはキャベツを一撃ですべて収穫する勢いの爆裂魔法だった!
そう、カズマ、ダクネス、冒険者諸共!!
「「ぎゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!?!?!?!??」」
カズマ「ぐおおおおおおおおおおおぉぉぉぉっ!!?」
ダクネス「んっ、んあああああぁぁぁぁーーーーーーーーっっ!!」
120 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:12:55.05 ID:o1sjXK9Qo
・・・・・・
〜夜・食堂〜
カズマ「テメェめぐみん……!」
めぐみん「いやぁ……あの数の敵を目の前にして爆裂魔法を撃つなというのが無理な話ですよ」ホクホク
ダクネス「あれほどの爆発の直撃は初めてだった……いいものだな!」
アクア「まぁなんにせよ大豊作でよかったわね! こりゃ明日渡される報酬も……げっへっへ」
カズマ「あれで金になるんだな……てか、これうめぇな!」
アクア「そりゃそうよ! あれだけ苦労して収穫したキャベツを使った野菜炒めだもの!」
カズマ「畜生、うめぇ……かなみにも食わせてやりてぇぜ…………」
めぐみん「誰ですかそれ?」
カズマ「あ……なんでもねぇよ」
めぐみん「ええぇ気になります!」
121 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:13:22.67 ID:o1sjXK9Qo
ダクネス「この戦いで、皆に私のクルセイダーとしての実力は分かってもらえただろうか」
アクア「ええ! あの守りには流石のキャベツ達も攻めあぐねていたもの!」
めぐみん「まさに壁でしたね。乗り気でなかったカズマまで思わず飛び出すくらいの騎士っぷりでした」
ダクネス「では…………改めて、よろしく頼む。私は守ることしか知らない堅い女だが、いつでも壁になれるぞ! なんなら囮にして見捨ててくれてもいい。ミスをしたら激しく罵って、体罰を加えてもいいぞ! くぅぅ……想像しただけで武者震いが……」
カズマ「……なぁあんた」
ダクネス「なんだ?」
カズマ「まさかと思うが、傷つけられるのが趣味なのか?」
ダクネス「ぶっ、ち、ちちちち違うぞ! 傷つけられるだけでなく、放置されたり縛られたり……い、いやなんでもないぞ!」
カズマ「そ、そうか……(やっぱりよく分からねぇな)」
テッテン!ジャンジャンジャンジャンテレレレ〜テンッ!
い〜ますぐ捨てたい 偽り〜の
122 :
◆wQQcI0pNtAGr
[saga]:2016/08/17(水) 07:17:13.86 ID:o1sjXK9Qo
デレレレレレレレレ
次 回
大きいモノ、硬いモノ、雄々しいモノ……
それは、『デュラアン』ベルディアのビッグブレイドである
ベルディアの大剣と、カズマの拳の衝突と衝撃が
アクセルを大きく震わす!
二人、男の太さを競う
第 4 話
ビッグブレイド
123 :
◆wQQcI0pNtAGr
[sage saga]:2016/08/17(水) 07:19:40.46 ID:o1sjXK9Qo
Q:アクアやめぐみん、ダクネスといったキャラは残念なんですか?
A:このすクライドは男の話なので、女に関して語ることなどなにもありません。
124 :
◆wQQcI0pNtAGr
[sage]:2016/08/17(水) 07:55:40.11 ID:o1sjXK9Qo
>>122
そしてデュラアンではなく、デュラハンでした申し訳も
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/17(水) 08:12:28.58 ID:qko71SF8o
待ってたぜえ! てめえのSSをなあ!
刻ませてもらうぜ乙
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/17(水) 12:50:16.07 ID:Ua1AXqD3O
乙
馬鹿げてる…男の人って異世界でもこうでもしないと生きていけないの!?
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/17(水) 16:05:46.06 ID:hhdWAPLGO
ふっ、ふふふっ。
>>1
ぃ、お前は限界を超えちまったんだなぁ。だったら進め、徹底的にな
乙
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/17(水) 20:52:39.17 ID:7gu+vnzhO
めぐみん可愛いよめぐみん
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/19(金) 01:22:04.74 ID:HpP+owqZo
そういやこの世界でもカズマの使っている指ぬきグローブあるんだろうか
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/19(金) 02:23:44.29 ID:JkmdQfHxO
めぐみんの手を見るのだ
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