召喚術師「安価で修業する」

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469 :>>468 さ 三対…… [sage saga]:2017/04/01(土) 12:53:01.35 ID:yEb5HQDfO
 
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 13:43:46.48 ID:ixV9jMR90
つまり六本やで
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/01(土) 23:59:22.88 ID:WRR7UQJ10
>>468
お?ぉははぁ!ちゃんと読んでないって証拠になっちゃったな
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/03(月) 21:55:08.75 ID:HelIhkJV0
植物のドリルって金属よりは柔らかそうなんだけど、そこんところどうなんです?
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 11:01:04.60 ID:1X4QP5IK0
ここで空気を読まずにフィギュア系ロボバトルものならヘビーメタルサンダー(PS2)だろ!(ドヤァ... とか言ってみる
474 :>>473 こんなアホゲーがあったとは……ざっと調べたら対戦傀儡の設定モロ被りでした 更新はもう少し待ってください [sage saga]:2017/04/11(火) 00:46:12.24 ID:sD0FwWeTO
 
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/12(水) 02:44:27.13 ID:c5pONxoC0
埋め立て地?だかのハンター君の心象風景は、fateで英霊と繋がった後の夢的なやつ?
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/15(土) 20:55:40.74 ID:Tw/V8udW0
そんなアホゲーと、まさか共通点があろうとは……w
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:08:45.64 ID:ze0apkfIO


半鳥「……」glab color
ロボット「……」ジー

ドリアード「ごめんなさいってば」うぐ

ドリアード「あの あのね 背伸びで足の裏ツりそうなの襟放してくれないかしら……背高いわねハーフィ 素敵ね」プルプル

ドリアード「ちょっと熱くなっちゃっただけなのよ ね ハンター君も肩の上から睨まないで」

ドリアード「関節用の一番高いオイル買ってあげるから! ね?」

ロボット「……」

半鳥「あ グラつきおったな」

ロボット「違うし」

半鳥「まいっか いーよ」パッ

ドリアード「ふうっ……」ストン

ロボット「グラついてない」

半鳥「そうだね うんうん」

ロボット「ないから!」

玩具屋「上の店の赤い缶の機械油のこと言ってるなら売り切れなんだ ごめんね」

ドリアード「知ってる。」

ロボット「manipulate! manipulate!」うををををを

半鳥「ふはは半端者奴 そっちがされる側でしょォーが」ブランブラン

ロボット「つまむなー! 寒い装甲剥げたとこが寒い」ガクンガクン

玩具屋「そう 装甲をバリバリ剥がしてたね ツルっていうか見た目木製ドリルで」

玩具屋「一体どういうカラクリなのか教えてくれないかな どうも気になってたのは俺だけじゃないみたいだから」

半鳥「?」
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:09:23.68 ID:ze0apkfIO

ドリアード「人形のやったことです記憶にありません」

ロボット「そういうのいいから」

ドリアード「せっかち」
ドリアード「蔓に硬化をかけたのよ 木精ならみんな使える魔法」

玩具屋「硬化……」

ドリアード「昔はこれで伐採に来た不敬な樵の斧とかボロボロにしてたりしたんだけどね」

ドリアード「製錬技術が上がった辺りからキツくなったわ 今なんかチェーンソーでバリバリバリドーンだもの」

玩具屋「……待って 何 ドリアードちゃんのドリアードって木の精霊のドリアードなの? 変わった人名じゃなく?」

ドリアード「僭越ながら」

玩具屋「どういうんだ ゴーストの次は精霊かよ……これはやっぱりラジオの中で俺は架空の物語の登場人物なのかい」

半鳥「精霊様が出てくる話もあるんですか?」

玩具屋「あるよ」
半鳥「あるんだ」

玩具屋「環境破壊にキレた森の精霊が木の傀儡軍団で製鉄所を襲うのよ 主人公は精霊と仲良くなんだけど あっ製鉄所は森に出来るのねだから 魔導排煙バリバリな感じのやつ」

玩具屋「で主人公は精霊と仲良くなんだけど 政府側だから悲しみつつやっつけて人々には感謝されるっていう回なの 若い精霊の捨て台詞がまたキツくてさ……」

半鳥「ホロ苦ですね……」

ロボット「聞いたことある気がする……かも」

ドリアード「ありがちだものね」

半鳥「スれてるなぁ」はは

玩具屋「後々主人公の役者の都合で主役変わるんだけど辻褄合わせにこの回の心情も上手く組み込まれててさ……っと脱線したな」

玩具屋「満喫してるっぽいしそういうあれじゃないんだよね?」

ドリアード「もう似たようなことやったわ」

半鳥「うん」

玩具屋「おおう」

半鳥「いい教訓になったよ 人のトサカに触らないようにする 除草剤はちゃんとしたの使う――」
半鳥「お酒は控えた方がいい 書いたら一回時間置いてちゃんと読み返した方がいい……」

玩具屋「そうなんだ?」
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:11:16.31 ID:ze0apkfIO

ロボット「なあ 早く修理してって」

ドリアード「分かってるわよ すみませんけどお願いできますか?」

玩具屋「毎度」ガチャガチャ

ロボット「痛い ネジ歪んでる 痛い 痒い 痛い痛い痛い」

玩具屋「交換すっから動くなってば」

半鳥「でもまあまあ面白かったかも 札束でぶん殴られた感じを差し引けば」

ドリアード「あーあー聞こえない」close ear

半鳥「あと酔っちゃうのがね 慣れればいいのかな」

玩具屋「ああそうだそうだそれなんだけど」

玩具屋「何 ハン太と二人で動かしてる感じなの?」

半鳥「いや……どっちかっていうと違くて ゲーしちゃってたじゃないですか」

玩具屋「頻繁にね」

ロボット「接続切れでオエッてしてた」
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:12:39.39 ID:ze0apkfIO

半鳥「ハンター君か私のどっちかがどっちかの意志でしか動かせてませんでした 魔導車のハンドルを取り合いしてる感じ」

ロボット「あっ、そんな感じだ 普通に運転する時おれ、ぶつけて殺すからハーフィっていちいち切り替えるみたいな」

半鳥「例えヒドくね」

ドリアード「撃ってたのはハーフィなんでしょう 頭を向けもせずに上のを見付けてたのがハンター君かしら」

半鳥「そう 流石」

玩具屋「んーむ……一つの体に二つの頭か なんかあの犬の魔獣みたい なんつったか」

ドリアード「オルトロス?」

玩具屋「それだ」

半鳥「おるとろす……?」
ロボット「おるとろす……!」

玩具屋「分かる どっちの反応も」

半鳥「なんとかなりませんかね」

玩具屋「多分だけどなんとか出来るとは思う 要は二人で操縦できればいいんでしょ」

ドリアード「回路を増やす」

玩具屋「言った通りやったことはないんだけどね パッと来たのはそれ」

ロボット「また頭開くの」ビク

玩具屋「お時間は取らせませんので」

ロボット「やだ! ふざけんなよすっげー痛いんだぞ!?」

半鳥「ん まー嫌ならしょうがないよね」

ドリアード「あら あっさりね」
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:14:56.37 ID:ze0apkfIO

半鳥「ちょっと遊び辛かったってのがね 維持費とか改造費とかあるし」

玩具屋「……」

半鳥「一回一回やるごとに壊れたらかかるんじゃさぁ 大人の遊びだよね それに」

ドリアード「それに?」

半鳥「ハンター君は私の玩具じゃないから ハンター君自身だから」

ドリアード「まあ……」

半鳥「まあってそんな意外そうに」

ロボット「ピストルでグリってやった」

ドリアード「あれの弟子というだけで十分じゃない」

半鳥「ひでぇ」

玩具屋「自身だからと来たか……いやあ」

半鳥「ほらちゃんと感銘を受けてくれてる人もいるんだよ これが普通の通常の流れよドリさん」

ドリアード「ヤな響きね」

玩具屋「本当に腹話術じゃない?」

半鳥「違った」

玩具屋「冗談だよ へへへ」custom over

玩具屋「っしゃ、装甲装着完了 もう動いてオッケーよ」

ロボット「……ちょっと重い」クイクイ

玩具屋「うん」

ロボット「うんって」

玩具屋「まーまーまーサービスよサービス 今度またやる時に試してみ」

玩具屋「ハーフィちゃんは微妙みたいだけどハン太郎一人でも遊べるんだろ? そん時にでもさ ブッ飛ぶぜ〜これは」

ロボット「楽しみさよりも不安さが先に来てる」

半鳥「良かったねハンター君 ありがとうございます色々」

玩具屋「まあ 気が向いたらまた遊んでよ」

半鳥「はい」

ドリアード「それじゃあこれ」pay

玩具屋「毎度ありがとうございます」

ドリアード「私は楽しかったわ また来るかも」

玩具屋「嬉しいね スジも良かったし大歓迎」

ドリアード「払いもいいし?」

玩具屋「まったく」

玩具屋「ところでどーかな 近く対戦傀儡の催しがあるって話はしたっけ?」

半鳥「あー 最後の方で言ってた……」

玩具屋「前後のヤツは忘れていいからね」

半鳥「忘れました」

半鳥「忘れましたか?」
ドリアード「忘れました」
ロボット「忘れました」

半鳥「忘れました」

玩具屋「センキューセンキュー なんだけどドリアードちゃんどうかな」
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:16:56.93 ID:ze0apkfIO

ドリアード「昨日今日の素人だけど 資格とかは?」

玩具屋「無い無い傀儡使いなら誰でもオーケー あーでも参加権として強いて言うなら」ゴソ

玩具屋「これがそうかな」KeyBolt

半鳥「そのネジが?」

ドリアード「……ねじ山の入り方が妙ね 刻みが深過ぎるし、その割に途中で途切れてる所があったり これじゃ普通には使えない」

ドリアード「魔導鍵?」

玩具屋「うお一発で看破されたか」

玩具屋「そうだよ錠前と合わせて変型合金製なんだ 高級車なんかに使われてる技術の聞き齧り」

半鳥「ホント何でも作れるんですね……」

玩具屋「天才ですから」

ロボット「自分で言うんだ」

玩具屋「小さい頃から言ってたんだぜ 俺だけしか俺がそうなのを知らなかった時から 事実だしね」

玩具屋「看板しょったら後は認めさせるだけよ 超簡単」

半鳥「あ なんかヤなダブり方した 今」

ロボット「ただのカッコつけじゃん」

玩具屋「貫くんだよ 大概そーやって茶々入れられて恥ずかしくなっちゃうもんなんだ 勿体ないことだよ」

ロボット「変なの」
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:19:28.19 ID:ze0apkfIO

ドリアード「鍵はどうしたら貰えるんですか? やっぱり買うとか」

玩具屋「気になる?」

ドリアード「……まあ」 

玩具屋「はい」give KB

ドリアード「はい」take KB

ドリアード「はい?」

玩具屋「期待してるよ ダークホースとしちゃ面白いかもしんない」

ドリアード「ええ 適当……や まだ決めたわけじゃ」

ロボット「気に入った奴に渡してるってこと?」

玩具屋「欲しい? いいよ」

ロボット「うーん」チラ

半鳥「うーん」

玩具屋「即ダメって言わないのは脈ありってことなのかな」

半鳥「見るだけならそこそこ興味ある感じなんだけど……やるとなるとなぁ ボッコボコだったから」

玩具屋「正直ドリアードちゃんの戦法は初見殺しなとこあったからね」

玩具屋「回転盾と飛翔砲台で牽制、そこにヤドリギで削り殺せれば良し 近付かれたら多脚の機動力と蔓で応戦」

ロボット「卑怯だった」

ドリアード「勝てば官軍というのよ」

ロボット「けっ」

玩具屋「だからまあ気にする負けじゃない どころかハーフィちゃんもイイ線行ってた」

半鳥「おお……」

ロボット「撃つの上手だったしね」

半鳥「もっと褒めてもいいよ」

ロボット「いいゲロだった」

半鳥「デコピン喰らえ」ズビシ

ロボット「痛っ」

半鳥「固っ」

ドリアード「何やってるのよ」

ドリアード「……そういうわけですから 私達は保留かな」

玩具屋「そっか」

玩具屋「持ってて 日取りと場所教えるからさ、来てくれるなら飛び入りなんてのでもいい」

ドリアード「ありがとう それじゃ今日のところは」

玩具屋「またのお越しを」

半鳥「待ってハンター君どうしよ」

ロボット「おれ?」
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:22:56.88 ID:ze0apkfIO

半鳥「どうする一緒に大学帰る? 入れ物今工具箱しか無いからガチャガチャしちゃうかもだけど」

ロボット「下ろせないんだよね」んー

半鳥「借り物です」

ロボット「……一緒に行こっかな」

半鳥「あれ」

ロボット「魔法の学校だろ おれ今魔法の生き物だし そっちの方が色々やりやすそうかなって」

半鳥「正確には村だけどね」

ドリアード「貴方家まで連れて帰る気なの」

ロボット「!」ピク

半鳥「ダメかな」

ドリアード「ダメってことないでしょうけど」

玩具屋「おおっと役得だな少年」

ロボット「はあっ? 意味分かんないし 何が得するんだよ」

半鳥「ここか大学の研究室でもいいんだろうけどさ あーいやいや研究室はダメですわ大学はダメダメ」

ロボット「なんでだよ」

半鳥「私のやり方なんて目じゃない勢いで速攻バラされちゃうかもよ?」

ロボット「え」

ドリアード「サモナーやプロフェッサー・Jなら分からないけど 約一名危険なのがね……」

半鳥「工学棟はラーメン教授いるしね 超調べたがってた」

ロボット「泊まらせてください」

半鳥「素直でよろしい」

ドリアード「私は預かって欲しいんですが ついでに修理も」

玩具屋「分かった 任せといて」


半鳥「じゃあまた! ねえねえドリアードちゃんネジ見せて!」

ドリアード「ほら 大学に戻ったら返すのよ」はい

半鳥「ふぅーむ へーぇ……」しげしげ

ロボット「おれにも見せて」

ドリアード「壊さないでよね……? すごく凝った造りだから私も見たいの」

ガチャ バタン

485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:25:44.45 ID:ze0apkfIO


……

玩具屋「しかし珍しいお客様だったな 歴代客層平均年齢を大きく下げたんじゃない」

玩具屋「いや 大きなお友達が身体年齢もそうだった頃を鑑みればそうでもないか ははっ」

玩具屋「やーやー参ったなぁ若い女の子と長いこと喋っちった おっさんちょっと若返ったんじゃねえのー?」

ガチャ

玩具屋「うおっと」
玩具屋「はいらっしゃい あら」

ヅラ客「お おォい聞いてくれよォォ〜〜……!」

玩具屋「どうしたのそんなげんなりして ズレちゃうぞ」

ヅラ客「ズレねぇよォ高ッけぇのピチッとやってんだからよォ」

ヅラ客「じゃなくて大変なんだよ! 俺のキーボルトがブン取られちまったんだァ!」

玩具屋「またアンティやったんだろ パーツか金でやれないから代わりにって渡したんじゃないの〜? お前はあの複合大剣に頼り過ぎなんだよ――」

玩具屋「ハードポイント増し増しの装甲付けてんだから動き難いなんて言わずに固定武装とかで取れる択をもっとだな……」

ヅラ客「違ぇんだよ 見ねぇ奴だし絶対カモだと思って俺の方からアンティは仕掛けたんだ」

玩具屋「だせぇ」

ヅラ客「うるせぇなァ! なんか普通の魔導鎧みてぇなアセンでよォ――」

玩具屋「ふーん、普通のね……」

ガチャ

玩具屋「またか いらっしゃい」

チビ客「お お おおいスミスぅ!」

玩具屋「金属パーツは基本プレスと溶接だ 鍛冶屋じゃないんだからやめなそれ」

ヅラ客「どうしたァ?」

チビ客「き き き きききききき」

ヅラ客「いつもにましてドモりが酷ぇなァ落ち着けってよ」

玩具屋「待った」
玩具屋「キーボルト?」

チビ客「そ そそうなんだよ取られちゃったんだ大会に出れない」
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:27:17.96 ID:ze0apkfIO

ヅラ客「……おめぇもか アンティで」

チビ客「俺の欲しいもんくれるって言うから 傀儡使いに悪い奴はい いないし 信じて 勝てるとも思ったし」

チビ客「けど負けちゃったんだ お金じゃなくて良かったけ 良かっ 良かったよお金じゃなくて」

玩具屋「どんな奴だった」

ヅラ客「それが……いいか俺から話すぜ? それがいけ好かないコート着た野郎でよ……」

チビ客「もっと古いやつだよ 外套! フードがつ ついててさ」

ヅラ客「そうだそれだァ 決まりだなァ同じ奴だぜ」

玩具屋「この短時間に? 違うんじゃねえかな……」

ヅラ客「思い当たる節があるって感じだァ」

玩具屋「まあね 何かしら来ると思ってたがこういう形とは……しかも早い」

玩具屋「(キーボルト持った奴だけ狙い撃ち? この二人だけじゃないんだろうな 面子をどこで……まああそこだよな)」

玩具屋「(数的には狙う必要はない でもってあの子のこった、ローラーをかけさせてるんだ 俺に合わせたやり方で)」

玩具屋「二人とも 電話貸すからちょっと話回してくんないかな、それでアンティは当分無しって」

チビ客「すスミスは?」

玩具屋「自宅用の電話使う ちょっと確認しなきゃだ」

玩具屋「頼むよ」

ヅラ客「後で修理も頼むぜ」

487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:32:38.66 ID:ze0apkfIO


帝都魔法大学 召喚魔法研究室


マンチカン「……」
髪蛇「……」

茶「混ぜんな〜 危険な〜」ゴリゴリゴリゴリ

茶「奴らが会いすりゃ」サラサラサラサラ

BOMB!!

マンチカン「!?」サッ
髪蛇「!!」シュルルル

茶「ドカンだ〜 ってね けほっ、あーまた駄目だったわ、これも失敗リスト入りーと……」check

コンコン

茶「今取り込み中だ 後にしてくれ」声真似

ガチャ

J「友よ なんでそんな早……なんだブラウンじゃないか 妙に高いとは思った」

茶「嘘は言ってないわ! 取り込み中って言ったじゃない、駄目でしょ他人の研究室にズカズカ入って来ちゃ?」

茶「私の研究室が今魔導汚染状態で使えないから間借りさせて貰っているの 大丈夫大丈夫サモナーいないし!」

茶「貴方ももうちょっとだけデリカシーがあったって罰は当たらないんじゃないかしら!」

J「お前さあ」

J「まあいい 私はきちんと本人に許可を取った上で来ているんだ、さあさあ机を片付けた」

茶「それは構わないけど今動かしたら危険のねんごろよ?」

J「君の言う危険は常人の5倍増しだ それは困る」pray GRAVITY CONTROL

茶「え? あぁあ? ちょっ おろして 実験器具がぁ!」フワー

J「着地」to ceiling

茶「あら」ストン

J「道具にもかけた ジャンプしたりしない限りしばらく君の床は天井だ スペースを有効活用しようじゃないか」

茶「素晴らしいアイデアね! じゃあお言葉に甘えて仕事させて貰うわ!」ゴリゴリゴリゴリ
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:34:53.71 ID:ze0apkfIO

茶「ところで貴方は何しに来たの?」チャポチャポチャポチャポ

J「出先から戻ってきたんだ 奴と一緒に今日は休みを取ってな、これだ」つ傀儡

茶「む この照明大分汚れてるわね……」

J「落とそうか 汚れと一緒に」

茶「冗談よ! 真上だから首が痛くなりそう」どれ

茶「……あー あー見たことあるわそれ! うわ懐かしいー! 男の子のステイタスだったやつよね!」

J「よく知ってるじゃないか サモナーに誘われてな、懐かしくてつい」

茶「休んだ?」

J「私の部下達は優秀だからな」

茶「私の助手だってそうよ! 間口が広いのは同じだけど、私が求めてるのは優秀な人材ばかりじゃないから」

J「玉石混合と言いたいのかい 君らしくない」

茶「メインは玉石に金剛よ文句ナシ」

茶「ほら 一応バイトさんも研究室預かりだから……」

J「ああフィールドワーク組か ハンターとか傭兵とか――」

J「賞金稼ぎとかに外注しているんだったな 基本的に研究室には入れない筈では? 何があった」

茶「ちょっとね!」

J「はいはい じゃあお互い自分の用事に取りかかるとしよう」

J「真上を向いて会話するように人間の体は出来ていないようだからな」

茶「真下を見ながらもね!」

茶「ということはじきにサモナーも帰ってくるのかしら」

J「すぐではないだろうが だろうな」

茶「対戦傀儡って言ったっけ」

J「そうそう 今はツアー中だ」

茶「何それ?」

J「しかる筋からプレイヤーを探して辻斬りして回っているのさ ちゃんと相手の都合は考えてる」

J「まあ 曰く賭けるものがあった方が楽しいし本気になれるというんで 奴は勝つなり相手から色々取り上げてるようだが」

茶「必死になるものね。いい考えだと思うわ!」

J「やる側からすればな でも見てた時断る輩は居なかったし、突拍子もなくても楽しいのはそうなんだろう」

J「私も参戦しなければ さて買ってきたパーツをどう組むか……」ガチャガチャ

茶「……そういえばハーフィ達はどうしてるのかしら」

J「ドリアードと遊びに行ったとか」

茶「付き合い良いわよね、お姉ちゃんみたい!」

J「本人に言ってやったらどうだい」

茶「ツンデレだから もうトルネードスピンはゴメンよ……」

J「ふっ」

489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:37:25.79 ID:ze0apkfIO


帝都 玩具屋を出てより数分の通り


ドリアード「なんかお腹空いちゃったわね」

半鳥「そうだねー ていうか木精でももう水だけじゃ足りない感じなんですか」

ドリアード「体でいる時はそうかも いえ、そうね、上手に作り過ぎちゃったからそう 枝の時はそんなことないんだけど」

ロボット「……ドリアードさんって木で出来てるの」in toolbox

ドリアード「木製って? 間違いではないかな さっきの話冗談だと思っていたの?」

ロボット「思ってた……」

ドリアード「貴方ほどじゃないと思うけど フフ……ところでよく工具箱重くないわね」

半鳥「ハーピィの筋肉舐めないでください 軽くて強いんだよ? 小指で逆立ち歩きとかヨユーだし」

ロボット「ウソぉ!」

半鳥「ウソぉー」

工具箱「  」ガンッ

半鳥「あははは工具箱が怒ってる」


ガヤガヤガヤガヤ


ドリアード「ん ここら辺はあんまり来たことなかったけど お店いっぱいあるわねぇ あっという間に人だかり」

半鳥「お昼時だもんね ビジネス街からはちょっとしか離れてないし――」

半鳥「工場とかあるとこからもそんな遠くないし 安いのもお高いのもごっちゃんなってる 賑やかー」

ドリアード「何か食べたいものはある」

半鳥「高いの!」

ドリアード「高い=美味しいって発想がもうお安いわね……」

半鳥「うっせ」

ドリアード「まあいいわ じゃあ……あ」

ドリアード「ごめんなさいハーフィ ちょっとお金下ろして来なきゃ」
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:41:04.28 ID:ze0apkfIO

半鳥「銀行までちょっとあるんじゃない ついてくよ いいよ別に」

ドリアード「いいえ飛んでくわ 風があれだから羽は使えないでしょう」pray WIND

半鳥「分かった ……ああ通行人のお姉さんのスカートが」ブワァアアア

工具箱「  」カタ

半鳥「んー?」バカッ

ロボット「あッ なんでいきなり開けるんだよ眩しいだろ!」

半鳥「開けた方がいいかと思って もー行っちゃったよ!」くくく

ロボット「閉めてよ!」

半鳥「はーいはーい」ガチャ

ドリアード「(普段自分より賢しい連中にイジられてばっかりだからはしゃいでるのね……)」

ドリアード「あんまり人で遊ばないの すぐに戻ってくるから待っていて」ゴォォオッ

ロボット「なんだよもう……早くね」


「うわ飛んでった あの年で魔法使いか」
「今日は風が騒がしいな……」
「見えたか! 見えたか!?」
「見えたが下になんか履いてやがったSHIT」
「HOLY SHIT」
「でも、この風……少し 泣いています」
「そうそう夕方から雨降るってねーラジオで」


半鳥「ああもう往来で風起こしたり飛んだりするもんだから目立ちおってからに」

半鳥「立ちっぱなしも辛いししゃがんでますかね」ストン

ロボット「出してくれたりとか」

半鳥「ゴースト傀儡ってバラすか一人で高い人形遊びしてるって説明するかの二択じゃん もうちょっと我慢してー……」


おっさん「……ん? お、鳥の嬢ちゃんじゃないか」

半鳥「ああ…… こんにちは、お昼ですか?」

おっさん「そうそう 部下と一緒にな」
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:43:33.02 ID:ze0apkfIO

若いの「え、係長知り合いなんスか? 妻子ある身じゃ、や、どーなんスかこういう……職種の」

半鳥「ラフな格好の亜人と見ればそれか こないだ最初の焼き直しかなァ」

おっさん「すまんすまん! 謝れバカタレ 社内の亜人軽視はウチのチームから無くすって言っただろうが」グイッ

若いの「ちょっと前の朝連絡のあれマジだったんスか? 誰も本気にしてませんって」いだだだ

半鳥「ほう……」ゴト

工具箱「いでッ」ガチャ

おっさん「?」

若いの「なんだよ 言われんの嫌なら家帰れば」

半鳥「上等だコラ」

おっさん「あーマズい……」

ロボット「なんだよもうハーフィの奴っ――」


『見ィ〜つけたぞ〜〜〜』


ロボット「……!?」

492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/22(土) 12:47:11.86 ID:ze0apkfIO


ズ

ズズ ズ ゴト

グラッ


ロボット「(箱を動かしてる ハーフィ?)」


「コブラツイスト!!!!!!」
「いだいいだいいだだだだだだだだだだ」
「俺ん時よりソフトだなぁ その辺にしてやってくれよな」


ロボット「だよね 声が遠くなってるってことは誰だ? ハーフィ! ハーフィ?」

『気付いてない気付いてな〜〜い〜〜〜 あの売女は男に絡み付くのに夢中〜みたいよ』

ロボット「お前何だ! 何勝手に人のもの取ってるんだよ、そういうの駄目なんだぞ!」

『シャルァップ! ヒヒヒ』shake

ロボット「うばばばばばばばばば」ガッチャンゴッチャン



ゴトン

『はァ〜い到着ゥ〜〜〜〜』

ガチャ

ロボット「うおっまぶしっ……ど、どこ ここ……」


赤い傀儡「おはよ〜さァ〜〜〜ん あらいいベッド、寝てる間に修理して貰えてそ〜なか〜〜んじィ〜〜〜? それか」

赤い傀儡「バラバラになってたりとか ん? ん〜〜坊っちゃん?」

ロボット「……喋る傀儡……!」

赤い傀儡「坊っちゃんも喋ってるじゃなァ〜い? お仲間!!!」

赤い傀儡「だ〜から見つけやァ〜すかったんだけども」

ロボット「何なんだよ……気持ち悪い喋り方だな」wake up

ロボット「路地裏? どこに連れてきたんだ!」

赤い傀儡「オイラも知らんねん〜」

赤い傀儡「後ろの奴に聞けばァ〜?」

ロボット「?」クル


外套男「遊びが過ぎるぜ旦那」

赤い傀儡「遊び易い場所選んでくれたクセにィ〜」RDY ARM

ロボット「!!」equip weapon

赤い傀儡「そ〜来なくっちゃヒィ〜ヒヒヒヒヒ!」Booster On




赤い傀儡の装備↓
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 13:07:06.26 ID:bwEuBnJH0
重火器系
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 20:35:16.48 ID:wOoJtIEA0
まさかハンター君が攫われるとはなぁ……赤い傀儡は、台詞からなんかラットル臭を感じるwまぁ、本来の彼より幾分か挑発的な部分が強くなってる気もするけどw
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 11:00:56.38 ID:Uy9ZXZpv0
謎の外套集団とか、多分普通に原作(>>1さんの脳内作)対戦傀儡の作品でもあったんだろうなw
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/10(水) 22:48:41.45 ID:Qt5spg4D0
今回の外套男はサマナーなのか?別人なのか……?
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/13(土) 22:54:36.03 ID:wT7tpdhM0
サマナーの傀儡にはもっと相応しそうな装備があるだろうけどね
メダロットで言うエイリアンタイプみたいに、任意のタイミングで全パーツをランダム召喚出来る術式を骨組みの時点で仕込んでたりとかw
498 :※今さらですがフレーバーですのでInglishは気にしないでください [sage saga]:2017/05/16(火) 11:42:41.27 ID:Lu1fn41UO


赤い傀儡「とォォ〜〜〜ゥ!」ズシャッ

ロボット「(飛び退いた あの重たそうな見た目で)」take cover Toolbox
ロボット「(なんだアイツ カミキリムシみたいな顔 両手両脇にガトリング砲 肩どっちもにロケット砲 腰にも何かある……ッ?)」

赤い傀儡「坊っちゃんを穴空きチィ〜〜〜ズにするためだよォ逃げてんじゃない」climbs iron rock

Ready to fire

ロボット「………!!!」


ッッヴゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッツッ


赤い傀儡「ヒィ〜〜〜ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」DEEEEEEeeeeeeST

赤い傀儡「ツラ出せ」ROOOOOOOOOooooooooooooooY

ロボット「ふざけろ!」lean fire

チュンチュンチュンチュィン チュィーン

ビスッ

赤い傀儡「いでッ」HIT

ロボット「(ハーフィの真似!)」ダダダダダダダダダ

赤い傀儡「ッだらァオイコラボケェ!!!!」ボシュボシュボシュボシュ

ロボット「っ!?」ビクゥ

工具箱「ぐわああああああああああああああ」ズドドドドドドドドド

ロボット「くそっ箱が」

赤い傀儡「今撃ってンだろ!? 今撃ってンだろ俺!? なあ!? 俺!!! 俺!!!!」suppression

赤い傀儡「撃ってっ時に撃ち返してンじゃねェェェ〜〜〜よカスが!!!!!」
赤い傀儡「み〜た〜い〜な〜」
赤い傀儡「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」パシュッ
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 11:48:25.73 ID:Lu1fn41UO

シューッ カンッ

ロボット「腰からワイヤーっ? 先っぽが箱に……」

赤い傀儡「こっちに来ォ〜〜〜〜い!」キュァルルルルルルルルー

ズズ ズズズズズズズズズ

ロボット「引っ張――ウインチかそれ!」

赤い傀儡「おいで〜〜〜チュ〜してやるよォ回路までガッッッツリとォォ〜〜〜〜〜!」ガパァ

ロボット「やだ!」draw knife

赤い傀儡「そうか初めてか! 初めてか!? そ〜かァ!! 何事も経験よォ〜坊っちゃァァ〜〜〜〜ん!!」ready HuuuuuUuuuuuuuG

ロボット「死ねよ男じゃんかよ!!」バッ
ロボット「(ここだッ)」

赤い傀儡「坊っちゃ〜〜んワイヤー切れちゃうから出ても撃たれないと思ったの? 大正解!!」open mask

赤い傀儡「がががァ〜〜〜〜〜っ!!!」FIRE BREATH

ボゴァァアァァアアアァアアアアアアアアアア

ロボット「!? ぅがぁぁああ!!!」ドシャッ

赤い傀儡「ヒィ〜ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ 何か仕込んでたのは分かってたンでしょォ〜〜?」BUUUUUUuuUUUUu

赤い傀儡「常に最悪を想定しとかなきゃ〜〜戦場じゃそういうのが命取りなんだよォ〜〜〜〜ッ?」rRRRRRRrRrrRRN

外套男「あんたもな旦那 いっつもだよ」
外套男「足元」

赤い傀儡「あ?」チラ

グレネード「  」コロ


KA-BOOOooooooooooooN


ロボット「あッづ……灰になっちゃえよ」ブスブス

赤い傀儡「……いや〜ァ ハイになっちゃうよォ〜〜〜〜……」ユラ…

ロボット「(アーマーが重たい上にブ厚いのか 全然効いてない……)」
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 11:56:00.20 ID:Lu1fn41UO

ロボット「(けど今なら足をくっつけてる! 多少下手でもッ)」ジャキッ

赤い傀儡「ヒッヒ」Remove winch & climb irons

ロボット「喰らええええ!」ガガガガガガガガガガ

赤い傀儡「一々叫ばなくても弾は飛んでくよォ坊っちゃん痛だだだ」shot WinchAnchor

カキンッ キュァルルルルルルルルル

ロボット「路地の壁にッ」reload

赤い傀儡「ァ〜〜〜〜ァア〜〜〜〜〜〜〜〜ァァ!!!」Jaaaaaaaaegeeeeeeeerrrrrrrrrr

ロボット「(ワイヤーの巻きとブースターで無理矢理飛んでるのか!)」Bratatatatatatat

赤い傀儡「ゲリラ豪〜〜〜〜雨!!」ヴヴゥゥーーーーーーーーッッッ

ロボット「濡れたら死ぬやつ!!」ガパ

赤い傀儡「(装甲があっちゃこっちゃ展開? 格納型の増設ブ〜スタ〜〜……)」

ロボット「(おじさんサンキュー)」Boooooooooost

ロボット「墜ちろ!」BLAMBLAMBLAMBLAM

赤い傀儡「(推力に物言わせて弾幕から抜けたかァ〜〜 確かに速いは速い)」キュァルルルルルルルルル

赤い傀儡「(だ〜が〜〜〜)」stick wall

ロボット「!」boost dogge

ヴヴゥゥーーーーーーーーッッッ

ロボット「(壁に張り付いた瞬間を狙えば……ッ!)」BLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAM

赤い傀儡「ヒヒヒヒヒ」ボシュボシュボシュボシュ

ロボット「避けないッ?」バシュゥゥゥゥゥゥゥゥ

赤い傀儡「スピードに振り回されて肝心の射撃が当たらないんじゃしょォ〜〜がないんとちゃいます??」continue

ロボット「(じゃあ グレネードっ……)」ピンッ

赤い傀儡「で手榴弾ン!? ヒ〜ヒヒヒ素人丸出しィ〜〜!」winch maneuver

ゥヴヴゥーーーーーーッッッ
ドガォォオン

ロボット「避けたし 撃ち落とされた……」

赤い傀儡「右往左往だね坊っちゃ〜ん 可ン哀想ォにねェ〜〜〜ヒヒヒヒヒ」キュァルルルルルルルルルルルル

ロボット「……くそッ!」Booooost

バシュゥゥゥゥ……
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 12:15:47.44 ID:Lu1fn41UO

赤い傀儡「ヒヒヒ! ケツ捲って逃げるのかい〜〜?」winch and boost

外套男「旦那……」

赤い傀儡「そ〜んなに遠くまで行かないよォ 止まったら蜂の巣って分かってんだ」
赤い傀儡「なのに坊っちゃんたら後先考えず全開ブゥゥ〜〜〜〜ン ヒヒヒヒ」

外套男「確かにあんたのでもあれなトばし方だったが」

赤い傀儡「そこのところ詳しくインタビュ〜したいっていうのもあるけど」

赤い傀儡「すぐ済む」

外套男「チッ ゴースト野郎共」

赤い傀儡「ヒヒヒヒヒ」
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 12:23:12.57 ID:Lu1fn41UO

Booooooost

ロボット「……っ?」クル

ヒュッ

ロボット「!!」evade

チャキン キュァルルルルルルルルル

ロボット「っなんだよッ!」ズダダダダダダ

赤い傀儡「だから当たらな〜〜いってば」

赤い傀儡「ど〜したの坊っちゃん もう門限〜? 早くない? それにおうちはあっちのあれじゃなかったァ〜〜〜〜?」

ロボット「何なんだよいきなり来て! 追いかけて来んなよっ!」ゴォッ

赤い傀儡「あれいじけてら」

赤い傀儡「とりあえず高度グングン上げんのよしたら〜? 路地も大分奥まで来ちゃったしィ〜〜」

ロボット「……あのネジが欲しいならハーフィかドリアードさんとこ行けばいいだろっ!」landing banister

赤い傀儡「お? そうなの?」

赤い傀儡「(窓手摺? 安アパートの方まで来てたのねェ〜 下がゴチャゴチャしてきていよいよ墜落がメンドくなってきた〜〜……)」

赤い傀儡「坊っちゃ〜ん 鉢植えあるからそこは下りようね?」

ロボット「うるさい!」ゲシッ

鉢植え「」ヒューン

赤い傀儡「あァ〜〜人ンちのお花を」ヒュンヒュン
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 12:31:14.33 ID:Lu1fn41UO

カシャーン

赤い傀儡「この辺に住むような連中なら居ないような時間だからいいけどさァ〜〜〜〜」

ロボット「さんざっぱら路地の壁撃ちまくっといて何言ってんだ!」ヒョイヒョイヒョイヒョイ

鉢植えs「「「「」」」」ヒューン

赤い傀儡「ヤケクソならヤケクソでこっち向かってくるとかにしたらど〜なの!」winch evade

カシャーンカシャーンカシャーンカシャーン

赤い傀儡「あァ〜綺麗だったのに」 

鉢植え「「「」」」ヒューーーーン

赤い傀儡「まだ落とすかよォ〜? あ゛ァ〜〜も゛ォ〜〜〜〜」aim MINIGUN

ヴヴゥゥーーーーーーーーッッッ

カシャンバリンバギンカリャァン

手榴弾「」hit

ドグォォォオオオオオォン

赤い傀儡「!? 混ぜて落としてたのかァこのバカ――」

ロボット「今だっ」escape

赤い傀儡「だからなんで上昇するのォ〜?」chase

ロボット「もうほっとけよッ!」

赤い傀儡「仕事としてはねェ〜〜〜〜これで及〜第点なんだけども」

赤い傀儡「オイラぁ個人的にちょっとお話ししたいの! ダメ〜〜〜〜?」ボシュボシュボシュボシュ

ロボット「うわああならロケット弾やめろ!!」

赤い傀儡「焦んなくていいって魔導信管無しの下からなんだから〜〜からかい甲斐のある坊っちゃんだよォ ヒヒヒヒヒ」
赤い傀儡「け〜ど一回休憩にしといた方がいいかなァ〜……」

ロボット「はあっ?」

ガチャ

ロボット「!」ギョッ

赤い傀儡「こんだけ騒ぎゃねェ オイラは隠れるけど坊っちゃんはァ〜?」ヒョイ

ロボット「馬鹿にすんなよ――」

ロボット「(いや待った おじさんはあんまり目立たないで欲しそうだったよな)」

ロボット「……静かにしろよ!?」サッ

赤い傀儡「お前がな」サッ

504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 12:39:56.55 ID:Lu1fn41UO
undefined
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 12:44:50.88 ID:Wk1/1iKt0
こっ、工具箱オオオォォ〜〜〜!?借り物なのにイイイィィィィ!!
506 : [sage saga]:2017/05/16(火) 12:45:18.12 ID:Lu1fn41UO
undefined
507 :なんだこれはどうすればいいのだ! 仕方がない家に帰ってから続きを……といっても安価まで届かないのでsage進行になりますが 未定義? [sage saga]:2017/05/16(火) 12:49:21.19 ID:Lu1fn41UO
 
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 14:27:01.62 ID:jqAJDqS0O
書こうとしてるの行数多すぎるとか?
詳しいことは分からん
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 15:56:26.77 ID:Lu1fn41UO


アパート住人「誰や やたら窓の近くで騒いでんのは! ここ四階やぞ!?」バタン

アパート住人「公園か裏の道路に行けや、なんでわざわざこんな勝手口めいた裏手で遊どるんやボケ!」

ロボット「(聞いたことない喋り方……)」窓の上

赤い傀儡「(島国の訛り方だね〜〜)」窓の下

赤い傀儡「(貧乏侍の出稼ぎ傭兵?)」窓の横

赤い傀儡「(ふゥゥ〜〜〜ん)」窓の上

アパート住人「なんとか言ったらどうなんや!!」

ロボット「でも昼間から家に居るんだろこの怒鳴ってる人……」ボソ

赤い傀儡「せやなァ」ボソ

ロボット「!?」

赤い傀儡「ヒヒヒヒ!!」kick

ロボット「な お前は下に引っ込んだハズじゃ……」ドガシャ
510 :割ったら入った [sage saga]:2017/05/16(火) 15:57:53.42 ID:Lu1fn41UO

アパート住人「ああん? 上か!」グイッ

赤い傀儡「てい」close window

アパート住人「お゜っ」ガスッッッ

ロボット「うわ お、おじさんっ」

赤い傀儡「ノびてるだけよ〜心配ナッスィン ヒヒヒ」パシュッ

ロボット「待て! そうかそれがあるから静かに登って来れたのか ズルいな……!」

赤い傀儡「ウインチはそォ〜〜っとやれば静かでいいよねェ〜〜 ブーストの魔力も節約出来るしィ〜〜」キュァルルルルルルルルル

ロボット「ケチやろう」バシュゥゥゥゥ

赤い傀儡「ほ〜らァ また言った側からバシュゥゥゥゥ〜〜〜〜」

赤い傀儡「坊っちゃァん そんだけの魔力をどっから融通してるのォ〜〜?」

ロボット「はっ?」

赤い傀儡「つまり意識しないでやってんでしょ〜 それってスゴいんだよォ〜〜、良い意味でばっかりじゃないけどォ〜〜」ガシャコ

赤い傀儡「生まれは〜? それとも死んでる〜? いつからそれに憑いてるの〜〜?」
赤い傀儡「憑くまでは何してたのォ〜〜〜〜?」ッッヴヴヴゥゥゥーーーーーーゥヴゥッッッッッ

ロボット「(と、隣の雨戸の裏にッ!)」ガラ バタン

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

赤い傀儡「オジサンもねェ〜、坊っちゃんみたくこんな風に傀儡みたいのに"入って"普段も仕事してるんだけど」

赤い傀儡「あ傭兵ね仕事」

赤い傀儡「魔導鎧はタンクの魔力とかあるからいいよォ? こ〜いう裸一貫で操るヤツはどうしても息切れしちゃうものなの普通はさァ〜〜」

ロボット「(……ゴーストって割りといるってこと……?)」cover
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:32:02.26 ID:NIe+FRvaO

チュィーン

ロボット「く 貫通した……」

赤い傀儡「聞いてる〜〜? 聞いてないねェ〜〜〜〜」

ロボット「この真っ赤野郎! 吹っ飛ばすか撃つか話すかどれかにしろってんだよ!」

赤い傀儡「鉄火場じゃなくとも楽しめる仕事って触れ込みで雇われてるからさァ〜 うん 募集要項に合わせて?」MINIGUUUUUUUUUuuuuuuuuuuuuuuN

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガカガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ロボット「(……ホントにラチが明かないな)」
ロボット「(とにかく逃げなきゃ 話とか言って聞いてたら殺される…………よし……)」グググ

バギンッ

赤い傀儡「雨戸ォ盾にしようって?」

ロボット「っ重……ッ」グルン

赤い傀儡「!」

ロボット「せええぇッ!」throw shutter

赤い傀儡「(ほう 撃ち落とせないね〜〜弾の無駄)」wire evade

ロボット「……落ち着け……落ち着け おれ」Boost
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:36:27.13 ID:NIe+FRvaO

ロボット「(アイツのブースト+ワイヤーアクションはスピードにノるとすげー速い けど――)」

赤い傀儡「……」landing
赤い傀儡「ん〜〜ん?」climbs rock

ロボット「来るっ」swooooooop
ロボット「(で下に隠れつつカワラを一枚!)」ベキッ

赤い傀儡「三階の庇ィ〜〜? ちょ〜〜〜〜こまァ〜〜〜〜かとォォ〜〜〜〜……」ッッヴヴゥーーーーーーーーーーーーーッッッッッ

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

赤い傀儡「(ミニガンとはいえ釘弾じゃ〜屋根は抜けないわなァ〜〜)」パシュッ

ロボット「(――けど その分小回りが効かないんだ いっぺん飛びたいとこに先っぽを打たなきゃいけないからコースも分かる)」つ屋根瓦

赤い傀儡「坊っちゃん 出てきな〜〜〜〜〜ってェ〜〜」キュァルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

ロボット「しかもこの巻き取り音 傀儡の体なら音だけで十分ッ……」

ロボット「そこだッ!」ブンッ

赤い傀儡「(偏差投擲ってェ〜〜?)」
赤い傀儡「な〜るほど」ッヴゥゥーーーーーッッ

パキャァァアン

赤い傀儡「っとォ〜……」グラッ

ロボットよし 空中で撃ってバランス崩したな……」バシュゥゥゥゥ

赤い傀儡「……」

赤い傀儡「で来ない? で逃げの一手か! 妙なとこクレバーだね〜坊っちゃん……」

赤い傀儡「……ミニガン四つははしゃぎ過ぎたかなァ〜〜……」faaaaaaaaaaaaall

パシュッ カキン
キュァルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

赤い傀儡「坊っちゃん! どこまで逃げるのよ〜〜〜〜ッ?」stick wall

ダダダダダダダダダ
チュイン チュイッ

赤い傀儡「い〜いお返事……さァて」

赤い傀儡「坊っちゃんが逃げ方を覚えちゃった以上 ここからはジリ貧だね〜〜〜〜〜〜 〜参ったね〜〜〜〜〜うん」


赤い傀儡「この辺にしとこ〜か」active Multiple arm

ガシャガシャガシャガシャガシャガシャ
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:41:21.01 ID:NIe+FRvaO


ロボット「……射撃が止んだ」バシュゥゥゥゥ

ロボット「さっきの適当撃ちで死んだとか? ないか」

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥ

ロボット「だよね……ブースト?」

赤い傀儡 バシュゥゥゥゥ

ロボット「勿体無いとか 思いっきり吹かしてんじゃん、言ってられなくなったのかよ」

ロボット「(それにしたって速くない?)」

ロボット「真っ直ぐ突っ込んで来るだけなら当てられ――」aim
ロボット「!」


赤い装甲「   」バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……


ロボット「(アーマーだけ!? 抜け殻みたいに外のブースターで飛んで……中身はッ?)」


「上上 屋根の上だよ〜〜〜」


ロボット「なッ――」ガクン

紅蓮傀儡「おんぶして〜〜〜〜〜〜軽くなったしいいでしょ〜〜〜〜〜」grapple

ロボット「子泣きジジィか!!!」ジタバタ

紅蓮傀儡「姿勢崩さない〜〜〜バーニア余所向けるとしっちゃかめっちゃかんなるよォォ〜〜〜?」choke

ロボット「離 ぅう ぐッぎっ……」ギシィッギシィッ

紅蓮傀儡「知ってる知ってる〜〜〜〜〜気道なんか無いのに絞められると苦しいんだよねェ〜〜よく出来てるよね〜〜〜本当」ギリリリ

ロボット「ぁ……か ふ……ッ」ググググググ

ロボット「(意識が ブースターに魔力送れな い)」バシュゥゥゥゥ
ロボット「(落ちるっ……)」ボボボ ボ

紅蓮傀儡「ヒヒヒヒヒ」throw

ロボット「ぅッ――」ヒュアッ

紅蓮傀儡「って あっ」


ガッシャァァアアアアァアアアァァアーーーーン


住人女性「! 何ですか……?」

ロボット「――ッッ!」ドンガラガッシャァァ

紅蓮傀儡「あの窓〜……」
紅蓮傀儡「あちゃあ バスル〜ム?」シュバッ


ロボット「ううん…… くそ 脱ぐなんて卑怯だぞ」ヨロ

ロボット「? 生暖か……い……」

サァァァ……

住人女性「……」nude

ロボット「」
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:45:15.01 ID:NIe+FRvaO

住人女性「……傀儡?」

ロボット「えっあっあのっそのっ」アタフタ

ロボット「ご ごめんなさい本当ごめんなさいだって昼間からいるなんて」

住人女性「…………私、夜勤でして ある種の」シャワァァー

ロボット「そうなんだ……じゃなくて! すぐ出ます! 内緒にして!」バッ

ロボット「ガラス散っちゃってごめんなさい! ごめんなさい!」バヒュー

住人女性「ちょっと待っ……行ってしまいましたか」

住人女性「……あー 確かにガラスどうしましょう」



ロボット「赤いの!! どこだよ!!!」Boost

紅蓮傀儡「生身だったら顔真っ赤なんだろ〜ね〜坊っちゃ〜〜〜んヒィ〜〜ヒヒヒヒ」Boost

ロボット「うるさいっ!!」

ロボット「ハーフィもお前もおれのことバカにして 頭きた!!」ズドドドドドドドド

紅蓮傀儡「ホント? 楽しみィ〜〜!」evaaaaaaaaaaaaaaaaade

ロボット「さっき言ったよな 魔力どうしてるかって」バシュゥゥゥゥゥゥゥゥ

ロボット「知るかよ! 出てこいってやったら出てくるんだよどっかから!」ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ロボット「(やっぱり身軽になって速くなってる どっち道銃をそのまま撃つだけじゃ当たらない)」

紅蓮傀儡「あははァ〜そんな馬鹿な」ゴォォォオオオオ

ロボット「!」Carbine and Handgun

紅蓮傀儡「そうそう接近には弾幕弾幕〜〜〜それで近付けなくなるんだよ〜坊っちゃ〜〜〜ん」シュババババ

ロボット「(言いながら弾の間縫ってるじゃん 見えてるのかよッ)」BARRAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaGE

紅蓮傀儡「でもじゃあど〜するのォ〜〜〜? 坊っちゃんはどうやってオイラをギャフンと言わせてくれるのかな〜〜〜〜〜???」

ロボット「簡単だろ 足りてないからもっと寄越せってやればいい」

紅蓮傀儡「えェ?」

ロボット「っ……!!」OVERLOAD

ッッッッギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ

紅蓮傀儡「!」
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:49:48.08 ID:NIe+FRvaO

ロボット「……よぉし 来る……来る……来た!」ギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュン

紅蓮傀儡「これは……」バッ

ロボット「行くぞ赤いの まずお前から黙らしてやる!」HighBoost

ロボット「おらぁああッ!」boost charge

紅蓮傀儡「面白い」pray JET FRAME

シュゴォォオオオオオォオオオオオオオ

ロボット「(手からも足からも火柱 魔力のブースターじゃない?)」

紅蓮傀儡「自前だよ〜 傀儡でも魔法がつかえるのは知ってるゥ〜〜??」ゴォォォオオオオオォオオオ

ロボット「知ってる」aim carbine
ロボット「だから何って感じだけど!」BLAMBLAMBLAM

紅蓮傀儡「お〜お〜」swing

ジュッッッッ

ロボット「(弾 焼かれた)」reload

紅蓮傀儡「(急に撃つの上手くなったね 本当にパワーアップした〜? 違うな)」シュゴォォォォオ

紅蓮傀儡「(魔力 この水道代ケチる考えやめて蛇口全開にした感じ……)」aim

紅蓮傀儡「坊っちゃ〜ん? 降参降参〜」charge

紅蓮傀儡「オジサンが悪かったよゴメンネ〜 やめにしな〜い〜?」pray BLAZING COLUMN

ロボット「火柱?」ギュォォオオオオオオ

紅蓮傀儡「初速とかほぼビームなのにカスりもしな〜い! ヒヒヒヒ」and FIRE BALL

ロボット「(すごいなこれ 速く動けるし全部が遅く見える――)」バラララララ

紅蓮傀儡「  」RAPID

ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ
バババババババババババババババババババババババババババ

ロボット「(自分で撃った弾が当たるまで見える ドリアードさんの時も最初からこうしてれば良かった!)」Shootdown Fire ball

紅蓮傀儡「(撃たれて火球は爆発していく 視界が塞がる――)」

ロボット「まだやるのか? 全部撃ち落としてやるよ!」

紅蓮傀儡「威勢は大変よろし〜かったんですけども〜〜〜」
紅蓮傀儡「そろそろ終わりにするからさァ〜〜〜〜」

ロボット「まだ何かあん――」


ガシャン


ロボット「!? 一人でに――」ギギギギギ

赤い装甲「    」hold
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:52:20.53 ID:NIe+FRvaO


ロボット「は なせッ……」ギヂィ

紅蓮傀儡「オジサンの一張羅ムリヤリ着せられた感想はどう〜? いいでしょォ〜〜」

紅蓮傀儡「遠くからでも動かせるのよ〜〜〜それ 坊っちゃんにも多分出来るよ?」shot wireanchor

ドスッ

ロボット「ぐぶッ」

キュァルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

赤い装甲「   」release

ロボット「ぐ……」フラ

紅蓮傀儡「で 魔導鎧の近接格闘ってのは」charge

紅蓮傀儡「掌底でこう!」ズドッッ

ロボット「――ッッ!!」ガグン

Booster OFF

ロボット「っ……ッ 落」グラ


ビィィ…ン

ロボット「……えっ……?」


紅蓮傀儡「は〜〜〜いおしまいねェ〜〜〜〜」

紅蓮傀儡「じゃあゆっくり降りましょ〜〜かね〜〜〜〜〜〜」バシュゥゥゥゥ

赤い装甲「   」バシュゥゥゥゥ
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:54:51.55 ID:NIe+FRvaO
undefined
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:55:31.57 ID:NIe+FRvaO


ロボット「う……頭 痛ぁ……」ガンガン

紅蓮傀儡「本物じゃ〜いくら人型って言っても頑丈過ぎるのよ〜〜 普通に殴ったりはあんまりな〜いの〜〜」

紅蓮傀儡「だ〜から中身に衝撃を通す 傀儡は人じゃなくて回路にだねェ〜〜、アブソーバーが頭部フレームにあるから――」

紅蓮傀儡「壊れない程度に思いっきりブン殴ると"揺らせる"んです〜〜〜 丁度脳味噌みたいにィ〜〜〜……」landing

ロボット「よく分かんない……いだ」ドサ

紅蓮傀儡「年季の差ってことよ〜〜〜〜〜〜」remove anchor

紅蓮傀儡「さ〜坊っちゃ〜〜んいきなり喧嘩売って悪かったね〜〜〜〜〜〜〜〜〜立てる?」

紅蓮傀儡「はい手〜 大〜丈〜夫もう火ィ〜出さないから」スッ

ロボット「……いらない……」グッ
ロボット「…………あれ」ヨロリ

紅蓮傀儡「ちゃんと魔力通ってないんじゃな〜〜〜い? 一瞬トんでたでしょォ〜〜〜」multiple arm

赤い装甲「   」ARMOR MODE

ガシャガシャガシャガシャ

赤い傀儡「ふ〜 落ち着く」装着

ロボット「よい……しょ……」standup

赤い傀儡「意地の張り方は流石男の子だね〜〜〜」
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:56:01.11 ID:NIe+FRvaO

ロボット「……中身の背中にそれ着る用の腕があるってこと?」

赤い傀儡「スゴいでしょ〜? アーマーの背中から出せるからこれで腕の二つと別のミニガン二つも持てるんだよ〜? ヒヒヒヒヒ」ニョキニョキワキワキ

ロボット「…………キモい」

赤い傀儡「ケチもつくってェ〜! 魔導鎧と同じ憑依式操縦って聞いてたから正直イタズラ目的だったのに――」

赤い傀儡「蓋開けたらオッサンばっかなんだも〜〜〜ん! 傭兵は男女比6:4くらいなのに今回と来たらシチサンですらない!!」ア゛ーーーーーーーー

ロボット「今回?」

赤い傀儡「お仕事よお仕事! さる高貴な筋のお方からねェ〜〜――」

ロボット「玩具屋の社長の人でしょ どーせ」

赤い傀儡「あり? な〜〜〜んで知ってんのォ〜〜〜〜〜〜ヒヒヒヒヒヒヒヒ」

ロボット「その喋り方ムカつくからやめてくんない……」

赤い傀儡「やめさせてみな ヒィ〜〜〜〜〜〜ヒヒヒヒヒヒヒ」lol

ロボット「いいよ……!」overload…

赤い傀儡「またハアアアアアアア〜〜〜ってウンコ気張るみたいにィ〜〜〜? そんな暇あるかな〜〜〜〜〜〜」aim MINIGUN×4

ロボット「……」ス

赤い傀儡「ン〜〜〜いい子」

520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 00:32:26.17 ID:4ZqVZWDt0
乙!
ハンター君の台詞の一部から、ガリバーボーイの「来い来い来い来い、来た来た来た来た!」っての思い出したわ
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/02(金) 09:17:14.15 ID:6JlyjjhJ0
社長さんも面倒臭い事をしてくれるモンだぜ。傀儡方面だけでない包囲網とかも狭まってたりするのかね?
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/04(日) 20:17:22.88 ID:UH6qKeh40
ウンコ気張るって、ハリウッドラゴンボールじゃないんだから……(苦笑)
523 :難産 [sage saga]:2017/06/10(土) 21:53:39.01 ID:hCq9xJpEO
undefined
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 21:54:23.69 ID:hCq9xJpEO

ロボット「…………おれをボコすのが仕事なの 違うよな」

ロボット「玩具屋のおじさんの邪魔したいからお客さんを狙ってるんだろ それで――」

ロボット「とりあえず会ってる奴から」

赤い傀儡「あの若白髪と面識あんのォ〜? ゴーストがいるなんて聞かなかったけど〜 だから見っけて興奮しちゃったんだし〜〜〜」

ロボット「……向こうは気付いてないかも」

赤い傀儡「ナルホドね〜 そういうこと出来るのがこの体質のいいとこなんだよね〜〜」

ロボット「違うって言わないんだな 黙ったりとか」

赤い傀儡「契約に守秘義務は盛り込まれてなかったからね〜 "ロートル玩具のローカル大会を邪魔しろ"」

赤い傀儡「以上! 遊びみたいな仕事だし〜〜 聞きたいこととかある〜〜?」

赤い傀儡「こっちにはあるから交換でいかな〜〜い〜〜〜〜?」

ロボット「別に無いけど」

赤い傀儡「ホントに〜〜? ハーフィってのはさっきのデミ子ちゃんのことでしょ〜心配じゃな〜〜いの〜〜〜〜?」

ロボット「別に」フイ

赤い傀儡「あっ目反らした! モノアイは分かりやすくてい〜ね〜ヒ〜〜ヒヒヒ」

ロボット「べ・つ・に!! しつこいんだよ!」
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 21:54:51.30 ID:hCq9xJpEO
ロボット「もういいようっさいな! ほら動いたぞ撃てばいいだろ 撃てよ! 手足壊れたら芋虫みたいにして帰るから!」スクッ

赤い傀儡「そ〜〜んな怒んないでよォ ミルク買ってこようかってあ〜あ〜冗談だってばも〜〜〜〜〜〜」ガシャガシャガシャガシャ

赤い装甲「   」FOLLOW MODE

ロボット「うわっ!」escape

赤い装甲「   」ガシ

紅蓮傀儡「はい座る」

ロボット「あ゛〜……」イラァ

紅蓮傀儡「坊っちゃ〜〜ん 喋り方がトサカに来るならゴメ〜ンね〜〜性分は変えらんないからさァ〜〜〜〜」

紅蓮傀儡「けど質問ってのはマジなの〜〜〜〜〜〜」

ロボット「ふゥ〜〜んマジなんだ〜〜〜〜〜〜」

紅蓮傀儡「ヒヒヒヒ そ〜だよ」

ロボット「あっそ」

紅蓮傀儡「じゃ〜もう一押し」
紅蓮傀儡「坊っちゃん オジサンからもう今情報を一個貰っちゃってるよね〜〜?」

ロボット「勝手に喋ったんだろそんなの 押し売りじゃんかよ」

紅蓮傀儡「押し売り結構〜 代金を払わなきゃ体で払って貰〜うよ」

紅蓮傀儡「ゴーストだからね 依代ついでに魂魄まで一辺に砕く方法も知ってるしすぐ出来る 一瞬だよ〜」

紅蓮傀儡「話くらいよくない?」

ロボット「……」
ロボット「何だよ……?」

紅蓮傀儡「ありがとォ〜〜〜〜!」
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 21:56:43.04 ID:hCq9xJpEO

紅蓮傀儡「生まれは〜? それとも死んでる〜?」

ロボット「……煽ってただけじゃなかったんだな」

紅蓮傀儡「煽ってだっていないよォ〜〜ヒヒヒヒ いつからその体使ってる〜? 憑くまでは何してたの〜?」

ロボット「保留じゃダメかな」

紅蓮傀儡「どゆこと」

ロボット「覚えてないんだ」

ロボット「こう、モヤモヤ……寝て起きたばっかな感じで」

ロボット「生まれは分かんない 死んでるかも ていうか人間だったのかな? 多分だけどこの体はかなり長いこと使ってる気がする」

ロボット「憑くまでは……分かんない」

紅蓮傀儡「……記憶喪失ってこと〜?」

ロボット「ぼやっとだけど ちょっと前まではどこかのゴミ捨て場にいたような気がするんだ」

ロボット「ハーフィが召喚魔法でおれを喚んだの なんで喚んだのかは知らないけど」

ロボット「喚ばれるまでのはなんか……ボーッと……ハッキリしてない」

紅蓮傀儡「……」フム

ロボット「殺す? 足りない?」

紅蓮傀儡「……いや 充分充〜分」remove order

紅蓮傀儡「ありがと〜坊っちゃん 要領は得ないけど色んなのを聞いて回るのが目的だかんね〜〜」ガシャガシャガシャガシャ

ロボット「何で?」

赤い傀儡「オジサン、ゴーストなんだけど生きててさァ〜〜」

ロボット「???」

赤い傀儡「まあそれはい〜のよ うん 関係ナイナイ」

赤い傀儡「じゃ〜思い出したらまた聞かせてくれな〜〜い〜〜?」

ロボット「また会ったらね」

赤い傀儡「会うよ」

ロボット「……」

赤い傀儡「おっ 部下が来たァ〜〜」

ロボット「部下?」

527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 21:58:24.75 ID:hCq9xJpEO


外套男「旦那! ちったァ考えてくれや」ドスドス

外套男「路地裏を人の足じゃあブーストに追い付くのキツいんだぞ」ゼーハー

ロボット「あっ持ち主の」

赤い傀儡「持ち主ィ〜? ヒヒヒヒヒ 持ち主だってよォ〜ヒヒヒヒヒヒ」

赤い傀儡「マスタ〜! ご命令を!」

外套男「対応し辛い絡み方はやめてくれ」

外套男「あーこれ暑ィな」ガサゴソ

ロボット「……脱ぐなら着てこなきゃ良かったじゃん」

ロボット「って 亜人?」

豚鬼整備士「違う 生粋のオークだ混ざりじゃない、それにコートは支給品だクライアントからの」つ外套

赤い傀儡「見分け付かないよねェ〜〜?」

豚鬼整備士「肌! 分厚くて緑色なのは俺らだけっていつも言ってんだろ 部下のことだぜ」

豚鬼整備士「ど〜でもいいことはすぐオツムからポロっといくんだからよぉ 隊長」

ロボット「隊長……?」

豚鬼整備士「こんなんでって思うよな 傭兵だったら普通社長とか代表とかだろ呼び方にしても」

赤い傀儡「仕事はど〜したのかねェ〜〜」

豚鬼整備士「あっそうだよそれそれ 減俸かなァ」

赤い傀儡「あ?」

豚鬼整備士「スマン旦那しくった」
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 22:01:16.55 ID:hCq9xJpEO


「ううん ちゃーんとしっかりやってくれたよ」


豚鬼整備士「屋根の上ですー……」

赤い傀儡「何がよ〜」

ロボット「……! ハーフィっ?」

半鳥「ハンター君!」チャキ

赤い傀儡「マジか」take cover

豚鬼整備士「おい!!」summon ARMORED PLATE


ズギュゥーンズギュゥーンズギュゥーンズギュゥーンズギュゥーンズギュゥーン
ガギンガギンガギンガギンガギンガギン


ロボット「召喚魔法? 鉄の板……」

赤い傀儡「うちのエンジニア自慢の魔導鎧用装甲板〜〜 トラックの荷台に魔方陣彫って跳ばせるようにしてんの〜〜〜〜」

豚鬼整備士「連れてったら撃たねーって約束だったろ!」

半鳥「そんな鉄板出さなくたって当たらないように撃ってましたから それに」

半鳥「初っぱな脅してきた誘拐犯と何か約束して守るフツー? 律儀に オークさん」

赤い傀儡「や〜無理かな」

豚鬼整備士「主犯格」

半鳥「放して 早く」summon GOLEMs

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ

ゴーレム「  」block front
ゴーレム「  」block rear

豚鬼整備士「使役召喚 バカ学生みたいなナリして……」

赤い傀儡「挟み撃ち〜〜? こりゃ参ったね〜〜〜〜」

豚鬼整備士「ぬかせよ」

ロボット「あの ハーフィ……」

半鳥「潰されたいッ?」reload
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 08:20:41.81 ID:xMRYTp5d0
乙!
とりあえず、壊された工具箱と工具代だな。逃げられなければだけど
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 12:22:57.82 ID:SuWfBU7A0
とりあえず、赤傀儡のCVは主任で安定?
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 21:26:00.30 ID:kmBh1X0C0
バカ学生みたいなナリってどんなんさ?
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/12(月) 17:41:25.54 ID:/4YfBT7G0
依代ついでに魂魄まで一辺に砕く方法も知ってるしすぐ出来る
地味にヤベーっスね
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/13(火) 23:26:39.28 ID:JBMBlA/oO

赤い傀儡「デミ子ちゃ〜〜〜〜んやたら急かすじゃな〜〜〜〜〜〜い?」

半鳥「……ん、そこの傀儡が喋ってるの?」

豚鬼整備士「何だ旦那」

赤い傀儡「ヒヒヒヒ 二重召喚とは恐れ入ったけど〜〜」pray BLAZING COLUMN

ドグォォォオオォオォオォォオオオオオオオン

ゴーレム「  」ボロッ…

半鳥「ちっ」ズギュゥーンズギュゥーン

豚鬼整備士「っぶね!」plaaaaaaaate

赤い傀儡「随分脆〜いお人形だことォ〜〜〜〜こんなんなら何百匹でもボ〜コボコ喚べそうだ〜〜わね〜〜〜〜ェェ〜〜〜〜〜〜」

半鳥「(傀儡入ってると魔力通し難いのにあの威力 ハリボテでも石は石なんだけどな けど)」

半鳥「ドリアードちゃん!」つ枝

ゴーレム「」シュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

ドリアード「持たせといて正解だったわね」スゥ…
ドリアード「苗床あるとラクでいいわ」

半鳥「柔らけーってか はいはい」

豚鬼整備士「ツタで壁作る気だ 旦那!」

赤い傀儡「モテモテじゃんね〜〜坊っちゃ〜〜〜〜ん?」pray BLADED BURNER

ドリアード「!」

シュゴォォォオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーー

灰塊「   」

半鳥「(土塊ごと蔦を燃やし飛ばした スゴい勢いの火を両手で剣みたいに振ってる――)」double tap

ドリアード「傀儡のクセに」bind VINE

赤い傀儡「しェえァらッッ!!」ジュバババババババ

ドリアード「――成程 捕まえに来るんだから自分はファイヤーダンスしてるだけで良いと」

ドリアード「なら これでどう」pray GUST

ビュォォオオオオオオオォオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ

ロボット「ぅわッ!」ゴロ

赤い傀儡「突風……」ボボボボ
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/13(火) 23:31:43.92 ID:JBMBlA/oO

半鳥「風なんか吹かしてどーすんの!」

ドリアード「どうなると思う? ね 赤いの」

赤い傀儡「……ヒィ〜ヒヒ 二人共一端ってワケ〜〜?」シュゥー…

半鳥「消えた 消した?」

ドリアード「見た目と違ってかなり繊細な魔法よ 燃料
空気 炎のナイフを作る諸々を魔力で生み出す精製のバランス 慣れてるけど細かな操作に腐心させられてる」

ドリアード「崩すのは容易い それに蝋燭は吹き消すものよ」pray LEAF CUTTER

赤い傀儡「坊っちゃ〜ん」

豚鬼整備士「専門じゃねぇんだ 手早く頼むぜ」PlatePlatePlate

ドリアード「何それ。厚紙?」シュカカカカカカカカカカカカカカカ

豚鬼整備士「嘘ォ装甲板が切っ マジで手早く!」more summon

赤い傀儡「ガールフレンドがヤバいからこの辺で〜 全然 全っ然 全っっ然本気じゃなかったけどそこそこ楽しめましたよ〜〜〜〜」

ロボット「ヤな奴 おーいドリアードさんこっち!!」

赤い傀儡「坊っちゃんからかい甲斐がありすぎるからね〜〜〜よく言われな〜〜い〜〜?」pray FIRE WALL

ロボット「早とちりだよって言って止めようかと思ったけどやめた 死んじゃえ」

赤い傀儡「お〜怖! 将来が楽しみィ〜〜ヒヒヒヒ」

赤い傀儡「楽しみついでに一個サービスしちゃうよ坊っちゃ〜〜ん また会いたいからね〜〜〜〜」

ロボット「   」ザッ

赤い傀儡「身構えなくてもいいよォ〜! 何もしないって〜〜アドバイスよアドバイス」

赤い傀儡「あの出力解放 もう使わない方がい〜よ」

ロボット「え?」

赤い傀儡「坊っちゃんの魔力がどっから来てるか 少〜〜し考えればす〜〜ぐ分かる筈だよォ〜〜〜〜」

赤い傀儡「回復する手段か節約するやり方を探しな〜〜 蛇口を捻りまくるのはそれからそれから〜〜」

ロボット「……じゃ 蛇口?」

赤い傀儡「話変わるけど対戦傀儡にはアンティルールってのがあるそうじゃな〜〜〜〜い?」

ロボット「おい 蛇口って何が――」

赤い傀儡「勝ったオジサンは負けた坊っちゃんの記憶の話を賞品にしま〜〜す」
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/13(火) 23:34:12.98 ID:JBMBlA/oO

赤い傀儡「次会う時までにパーペキ思い出しといてよォ〜〜 楽しみにしてるからねェ〜〜〜〜〜〜?」

豚鬼整備士「おい旦那ネジはどうすんだよ そっちを奪うんじゃねーのかッ?」break plate

豚鬼整備士「つーかゴメンもー無理いだだだだだだだだいだいいだいいだいいだい」サクサクサクサク

ドリアード「安心するといいわ 血達磨にはなるけど死なないように撃ってるから」ニィ

半鳥「ドリアードちゃんスゴい! スゴいイイ笑顔!」ヒキ

赤い傀儡「お〜〜っと部下が出血で死んじゃ元も子も無いか コワモテ作戦でダメなら――」

赤い傀儡「素直に頂けませんかって土下座でもしときゃ良かったんだよォ〜〜〜〜」pray MIRAGE

ゴォッ…………

ロボット「暑っ……!」

赤い傀儡「じゃ〜ね〜坊っちゃ〜〜〜〜ん バイバ〜〜〜〜〜〜イ!」ユラ

豚鬼整備士「やっとか 遅ぇよォ……」ユラァ

ドリアード「陽炎が……膨張で無理矢理路地の気流を」ジリジリ

半鳥「風止めて 任せて」aim

ズギュゥーン ズギュゥーン

「ヒィ〜〜〜〜ヒヒヒヒヒヒヒヒ」フッ…
「絆創膏貼らねーとなァ」フッ…

チュィッ チュィィーン

半鳥「えっ ユラユラして……透けて……消えちゃった」ジリジリ

ドリアード「幻覚って感じじゃないわね……熱と……」

ドリアード「光と空気を操って 逃げた後も居るように見せかけたってところかしら」ジリ…

半鳥「そんなことできるの?」

ドリアード「昔 蜃気楼っていう似たような幻っぽいのの話をサボテンから聞いたことがあるわ」

半鳥「シンキロー……」

536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/15(木) 00:40:29.28 ID:uf5gf3410
熱量を持った残像だというのか!
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/16(金) 14:13:18.85 ID:RE9pQv0E0
蜃気楼……東方だと、蜃っていう貝がどうのこうのって話だったっけ?
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/19(月) 08:19:07.04 ID:b1up9o4c0
これ以降、もっとキツい戦闘が待ってるのかなぁ?ハンター君達、大変だな
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/20(火) 15:23:42.02 ID:UsnMpIN90
乙!
ガチでアンティられなくて良かったな。まぁその情報の方が後で響いちゃったりするのかも知れないけど
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/21(水) 20:27:02.08 ID:KXJng3+E0
こりゃむしろ玩具屋主人率いるローカル大会出場予定勢に、大会妨害組との傀儡戦争イベントとして鬱憤とマンネリ払拭の為に利用されるかも知れないなぁ
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/28(水) 11:56:14.63 ID:WsIR9kF9O


半鳥「……ま 今はどうでもいいよ」

半鳥「ハンター君 大丈夫だった!」シュタッ

ドリアード「何を話していたの 怪我は」フワ ストッ

ロボット「……二人とも4階の屋根から飛び降りて何ともないんだ ハーフィなんか風も無し……」

半鳥「ごめんね、ちょっと目ぇ離した隙に……あのオークの人がキーボルトを渡せって」

ロボット「うん……」

ドリアード「枝越しに伝えられるまで気付かなかった 本当にごめんなさい」

ロボット「いいよ ネジは?」

ドリアード「ハーフィが持ってると思ってたみたい どの道黙らせていたでしょうけれど」

ロボット「良かった……のかな」

半鳥「やっぱり寄越せって?」

ロボット「そんな感じだったよ アンティルール? で奪おうって考えだったみたいだ」

ロボット「あの社長から頼まれたって 仕事」

半鳥「温室育ちめ……」

ドリアード「どこでそんな言い回し覚えたの 駄目よ」

半鳥「有機栽培め……」

ドリアード「次は頑張って」

ドリアード「私達を狙ったってことなの? 昨日の今日どころかさっきの今よ」

ドリアード「常連の二人が流したのでもないでしょうし どうやって……」

ロボット「よく分かんないけどあの赤いのがおれを見付けたって言ってた 傀儡が居たから来たってより――」

ロボット「ゴーストがいるのを分かるみたい 仕事は仕事だけど赤いの的には……あー えーっと だから」

ロボット「でも何かしら傀儡を見分けるやり方はある感じだった かなぁ……」

半鳥「さっきの私くらい要領得ないね……ん?」
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/28(水) 12:02:10.25 ID:WsIR9kF9O


住民「お巡りさんこっちよこっち! 銃声がしたの!」

警官1「危ないから下がっていて 確認して来ます」

警官1「状況が確認できるまで絶対に来ないで ここで待ってて下さいよ」RDY ShotGun

住民「行かないわ それで蜂の巣にされそう」

警官1「近頃は物騒ですから さ」


ドリアード「……とりあえず行きましょうか」ブワッ

ロボット「ああ」バシュー

半鳥「あっ いいよいいよほら」ヒョイ

ロボット「自分で飛べるよ……」

半鳥「ボロボロでしょ 無理しないで」つサンダル
半鳥「はい行くよー」グイ

ロボット「……うん ありがt」むんず
ロボット「って足! 足で掴むのかよ!? ちょっ ねえ!」

半鳥「困った時はお互い様ってね」

ロボット「おれ 魚!?」

半鳥「まーちょっと持ちにくいけど両腕で飛びますんで私 はい」バサッ バサッ

ロボット「い゛っ」ジャリ
ロボット「痛い! 指に砂ちょっと挟まってた! 痛い爪とか普通に」ジタバタ

半鳥「我慢してよ屋根の上来たんだから! 騒いじゃ駄目だって!」危ね

ドリアード「持ちにくいと言えば」
ドリアード「ハーフィ 工具箱はどうしたの?」

ロボット「あっ」

半鳥「そうだよ工具箱工具箱忘れるとこだった ただでさえエロ教授のせいでおかんむりなんだもん」

半鳥「返さないと私までナイヨーショーメーされちゃう」

ドリアード「なにそれ」

ロボット「そ それなんだけとさぁ……」

半鳥「箱ごと持ってかれてたんだっけ どこ?」

ロボット「あっち……」



543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/28(水) 12:23:45.75 ID:WsIR9kF9O




同刻 帝都某所


髭傀儡「」brakedown


髭客「バカな! 僕の月光蝶が突破されるなんて……!」

外套男「奇をてらい過ぎでしたね」

外套男「見ていて面白くはありましたけどそれじゃあ勝てませんよ」

髭客「くうっ…… 仕方ない、負けは負けだ」

髭客「持って行ってください」つボルト

外套男「……確かに」

外套男「(本当にくれた…… いや反故にされても困るが これで二人目)」クル

外套男「(楽しいは楽しいけど気持ちのいい人達ばかりなだけに少し可哀想だな)」スタスタ

外套男「(彼女の方はどうだろう……)」



544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/28(水) 12:25:57.69 ID:WsIR9kF9O




外套女「はい、私の勝ち 約束は守って貰いますよ」

白髪客「持ッてけよ」つボルト

外套女「どうも それじゃあさようなら」

白髪客「待ちな 姉さん」

外套女「何ですか?」

白髪客「あんた何者なんだ」

白髪客「界隈じゃ見たことねえのは無論 立ち振舞いに傀儡捌き 俺ら自身や俺らのやる――」

白髪客「お遊びのそれと一線を画してる センス良いクソにわかかと思いきやボルトの事まで知ッてるし」

白髪客「気味悪いぜ ええっ? ツラも見せようとしやがらねェしよ、内輪のノリに混ざろうッてんならイイ声だけじゃダメだ」

外套女「……」

白髪客「集まりに出てえッてだけならスミスの奴に頼みゃあいいのにわざわざ奪うんだもんな……あー この辺にしとっか」

白髪客「取ってったんだ 楽しんでけや」スタ

外套女「……はいはい」



545 :※度量衡 アルファベット 慣用句表現等々につきましては気の効いた日本語訳がなされているものと思ってください [sage saga]:2017/06/28(水) 12:33:39.30 ID:WsIR9kF9O


路上某所走行中 魔導車内


外套男「三戦 三つです」

外套女「二戦で二つ」

外套亜人「四戦――」
外套傀儡「四戦で二つゥゥ〜〜〜〜〜暑いから取っていい?」

御曹司『むしろ車内でまで着てたのかい? 外から窓は?』TELL

運転手「スモークの上、カーテンを引いています」

御曹司『……というか貴方は着る必要ないだろう 部下の玩具で通せるのでは』

赤い傀儡「ま〜そォ〜〜〜なんだけどォ〜〜〜〜」バサ

豚鬼整備士「あ〜暑い暑い なあマスクとかじゃダメだったのかよ」バサ
豚鬼整備士「じゃなくて ダメだったんですか?」

御曹司『傀儡用の外套を用意させておいてその言い種? 布あったから良かったけどさあ まあ付き合ってよ』ハハハハ

御曹司『うんメートルの本物よりずっと小さい玩具なんだし』

赤い傀儡「本物でやれないこと出来て今のところはスゴ〜〜〜〜く楽しませて貰ってま〜〜す」

豚鬼整備士「ミニガン四丁なんざマジにやったら弾薬費だけでギャラ吹っ飛びかねねぇもんな」

赤い傀儡「そちらのお二人はァ〜〜〜〜?」

外套男「まあ そこそこに」

外套女「仕事ですから」

赤い傀儡「カタい!」

御曹司『だろうね』

御曹司『一先ずご苦労様 これで実に二十人前後、流石は本職だ』

外套女「二十人前後?」

外套男「別動隊がいると」

御曹司『最初が肝心だからね 大人数は今日だけ』

御曹司『スコアを元に明日以降の面子を決めさせてもらう』

外套女「予選」

御曹司『ははっ ぽいね』

御曹司『抑えられる出費は抑えたいし こんな仕事でも効率的にやれるところは効率的にいきたい 気を悪くしないでくれ』

外套女「……」

外套男「いえ、我々も気分転換になっていますから」

外套男「打診された時は流石に面食らいましたけどね 内容を聞いて」

御曹司『はははは だろうね……と それじゃあ一旦失礼するよ』

546 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 12:48:33.21 ID:Ueq2uvbQ0
俺も楽しんでるけど、どちらの陣営も何だかんだ言って楽しめてらっしゃる様で
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/28(水) 14:09:16.93 ID:gqKPJR7F0
ヒゲの月光蝶ってモロアレwww
しかし武装解除のチートも、どうやら本職の戦闘屋には敵わなかった様子で
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 19:04:18.64 ID:zHxCbH6a0

ステゴロでも何とか出来なきゃ務まらないんだろうね

しかし、ここで使われてる人達はモノホン?の方の戦線から離れても大丈夫なパイロットなのかな?
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 19:18:20.48 ID:zHxCbH6a0
あ、間違えてんな。魔導鎧はカヤコVSフェイトVSサモナーの時のだ
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/29(木) 01:12:25.54 ID:vRZb7B7Y0
スライムは居たっちゃ居たけどな。その人を(一応助け)出してナンパする為に
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 06:21:34.11 ID:yoqWi4XC0
??? >>549は一体何を間違えたって言うんだ?文に脈絡が無いんだが……
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/29(木) 08:18:41.53 ID:j/f56JDl0
あーっはっはっはっは
そもそも一番の間違いは、>>548番の最後に"ん……?もしかしてだけど、この外套女さんってプチスラの時の魔導鎧の人だったり?"って書いてるつもりになってた事だね
笑えよ>>1
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 09:17:54.60 ID:yoqWi4XC0
ふむ……つまり 自演乙☆ って事なのかな
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/29(木) 13:03:52.12 ID:3maqnp8F0
クックック…… フハハハハ  ハーッハッハッハ!!
>>1じゃないけど笑えと言われたので
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 14:42:47.72 ID:r57QcfLg0
's 〜 The end justifies the means
556 :>>555 取りやがったな…… [sage saga]:2017/06/30(金) 16:21:43.42 ID:pgnvAHJtO
 
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/30(金) 18:43:22.02 ID:r57QcfLg0
えっと、もしや、>>1様が盛大に>>555を取る予定がありましたのでしょうか?
もしそうだとしたら……それは大変申し訳ございませんでした(>_<)
558 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 21:55:08.77 ID:GXKjV6QP0
まぁいいじゃん。ファイズのクリムゾンスマッシュ格好良いし
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/07(金) 21:35:23.69 ID:grgmJiTE0
草加「よくないなぁ。こういうの(↑)は」
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/11(火) 21:20:01.70 ID:rrU0ronb0
「」外のword、格好良くて好きだぜ

ところで、この件を機に対戦傀儡のリブームメントが起こったりするだろうかね?
既に似たような新基軸のものがいくつか出ては廃れてるんだろうな〜とは思うけど
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/13(木) 14:52:16.65 ID:kDFb7Xc00
それにしても、戦闘も会話もそれ以外も色々と巧みで羨ましいなぁ
562 :さっさと戦闘シーンに行きたいのにいいいいいいいいいいもう背景周り全部キンクリして傀儡ボーグ編に路線変更すべきか [sage saga]:2017/07/18(火) 17:00:19.83 ID:pWLnV2drO


玩具会社 社長室


御曹司「着くまでにそれは着替えておいてくれ いいね」ガチャ

御曹司「チャーリー・チームは全員進出と……やっぱり違うな」つ戦績表

秘書「……チャーリー」

御曹司「アルファ ブラボー チャーリー デルタ のチャーリー」

御曹司「オファーに応じてくれた近隣の魔導鎧操縦経験者をくじ引きで適当にチーム分け……」

御曹司「いや ふ ブロック分けして……今日のところは宣戦布告さ」

秘書「……」

御曹司「しかしCは頗る優秀だな 内々で装甲警備部門でも作って引き抜いてみようか?」

秘書「社長」

御曹司「彼を手に入れた暁には実物"で"模したパレードなんかやるんだ おいおい冗談だってば」

御曹司「そんな困ったものを見る顔しないでよ」

御曹司「君はいつも黙々と仕事をこなしてくれてるけど 今日は珍しく表情豊かだね」

秘書「そうかも知れません」

御曹司「人のこと言えないって?」

秘書「いえ」

御曹司「いいよいいよ まあちょっとはしゃいでるのはある」

秘書「変わったやり方です」

御曹司「いつものやり方だろ 調べて 握らせて 潰す 少し趣向を変えただけさ」

御曹司「向こうに合わせてね ぐうの音も出ないようにしてあげるよ」

秘書「こちらの準備は整っています 首尾はいかがでしょうか」

御曹司「どうぞ」つ戦績表

秘書「……では 順次」ペラ

御曹司「よろしく」

563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/18(火) 17:03:31.83 ID:pWLnV2drO


老舗玩具屋


ブックメーカー『ああ 教えた』TELL

玩具屋「はあ? なんで? あのボケナスもついに耄碌したってことなのか」

玩具屋「分かってるだろうな」

BM『何をキレてんだ 不干渉なんだろ』

BM『うちと先方での取引があったってだけの話』

玩具屋「お前が売りやがったのは顧客の情報だ 不干渉? バッチリ影響出てんぞ」

玩具屋「いいか こっちの模様見て賭けやるのはおたくの勝手にしろと言ったよ 随分前確かに」

玩具屋「で それから少ししてしゃしゃり出ようとした時どうなったかは忘れたのか? え?」

BM『さあ』

玩具屋「さあ???」

BM『そんなのは知らないし 気に入らないってんなら時代と一緒にやり方も変わってるんだとしか言えない』

BM『前任のがどうだったか知らないが 仲良かったんだったか?』

BM『けど 聞いた話だとなんか困ってたそうじゃないか 付き纏われてたんだろ』

玩具屋「それがどうした 解決して差し上げましょうってか? ふざけなさんなよ」

BM『別に 得したなって』
BM『他意は無ぇんですよ本当に』

玩具屋「何を得するってんだよ」
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/18(火) 17:08:02.76 ID:pWLnV2drO

BM『分かってるだろ 新進気鋭の坊主は――なんでそんなもの欲しがったか……ああ……知らないが』

BM『欲しい情報を得る手段として俺に目を付けた 大口は大口だし当然お伺いを立てて』

BM『二つ返事だったからトントン拍子と』

玩具屋「……そこまで無知なのか あれは」

BM『しっかり口止めはしてきたさ』

玩具屋「……」

BM『だがそういうことじゃないんだよな あんた教えてやれよ』

BM『頬をひっぱたかれてニヤけそうになったのはお店以来だぜ ははは』

玩具屋「……くそ 世間知らずのボーヤめ」

BM『一度挨拶しとこうかと思ってたから丁度良かった Mr.パペット・スミス』

BM『今度の催しでも稼がせて貰いますよ 楽しみにしてる』

玩具屋「余計な真似はするんじゃない」

BM『優しいなあ 気に入られるわけだ』ククク
BM『じゃあまた』ガチャン

玩具屋「……」カチャ

玩具屋「参ったね どうも……」


チリンチリーン


禿客「よう 邪魔するぜ」

玩具屋「おう……」

禿客「デブもすぐ来る ……どうした浮かねーな」

禿客「缶詰 ライフルで開けようとして昼飯食い損なった時みたいな顔してんぜ」
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/18(火) 17:16:57.81 ID:pWLnV2drO

玩具屋「…………二個目は拳銃でやったから食えただろ」

玩具屋「食えたよな確か……食わなかったんだっけ? 缶詰パーン事件何回かあった」

禿客「食えた」

玩具屋「思い出した 飛び散った豆拾って洗おうとしてたよな」

玩具屋「ただでさえ排気魔力まみれの泥被ってたってのに大事に取っときやがったからお前 終いには糸引いてたろ」

禿客「知らなかったのか あの辺り今豆畑になってるんだぜ」

玩具屋「そーなの?」

禿客「知らね」
禿客「撒いたしなってんじゃねえの」

玩具屋「豆缶の豆じゃなぁ 無理だろ はっ」

禿客「分かんねーだろ」

玩具屋「はは」

禿客「へへへへ んじゃ確かめに週末辺りピクニックでも行くかよ? パスポートどこやったかなァ」

玩具屋「段腹も誘ってな あそこなら国境警備隊に賄賂の方が早いんじゃないだって」

禿客「違えねぇ へへ 男共でムサいったらねえわ はははは」

玩具屋「ははは 流石にキモいよ」

禿客「へ 吸っていい?」ゴソ

玩具屋「まあいいでしょ おら」カチッ シュボ
玩具屋「外に吐けよ」ッチン

禿客「んーんー」はいはい

玩具屋「灰落とすな」

玩具屋「……」

禿客「……」ジジ ジ
禿客「それで?」フゥー

玩具屋「連絡を取った」

禿客「若旦那に」

玩具屋「や ブックメーカーだ」

禿客「は?」

玩具屋「状況が状況だから そういや新しい奴んなってたな」

禿客「ちょっと前に変わった うん 今回も賭けてっけどなんかあったのか」
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/18(火) 18:46:55.43 ID:VHs6zGr50
今日はここまでかな? 乙!
今回はなんか、時代の流れと、少年だった中年達の黄昏って雰囲気を感じたね
諸行無常
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 16:52:02.11 ID:pz0PJAqj0
缶切りの代わりに銃とか、ぶっ飛んでんな。銃社会ったって乱暴に過ぎるだろうよ(苦笑)
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/07/20(木) 21:12:46.12 ID:gVEarOR90
しかしクロ校の曲とは懐かしいモノを聞いたなw
まぁ多くの人物がろくでなし的な繋がりはあんのか?
ともかく乙だぜ
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