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少女「………」男「どうしたの?」
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521 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/08/21(日) 15:02:56.76 ID:1w0BH3/I0
ミュール「」シュンッ
妹「」シュンッ
妹「きゃあっ!」
ミュール「そろそろ慣れなよ…」
妹「そろそろ!? たった2回でこんな訳の解らないテレポートもどきに慣れろと!?」
ミュール「まぁまぁ…」
ミュール「…というより2回も経験すりゃいい加減慣れろよ……」ボソッ
妹「何か言った?」
ミュール「言ったけど、独り言だから気にしないでね〜」
妹「………」
ミュール「さ、それじゃここ…名も無き宮殿について説明しようか」
妹「名無しの宮殿でもいい?」
ミュール「それでもいいけど、とにかくここは現夢から覚める時に必ず通る場所だ」
ミュール「ここを通らずに現夢から覚めると、まぁ……大変なことになる」
妹「どうなるの?」
ミュール「さぁ? ボクも解らない」
妹「解らないのかよ…」
ミュール「解らないけど、どう考えても危険なのは解るかな…」
ミュール「でもボクがいる限りは妹ちゃんは必ず、無意識の内にここを通ることになるから安心して貰って構わないよ」
妹「無意識の内に、か…」
ミュール「無意識の内に通るから記憶に残らないかもしれないけど、ここを通ったことを覚えてる場合もある」
ミュール「覚えてる場合には…まぁ、何かしら面白いことがあるからお楽しみに」
妹「そう言われると気になるんですが…」
ミュール「だから、その時のお楽しみだって…ボクからそれを伝えることは出来ないんだ」
妹「ふぅん…」
ミュール「さぁ、それじゃもう少し宮殿の奥に進もうか」
522 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/09/04(日) 01:32:59.17 ID:g7CrEFm60
ミュール「さて…ここでいいか」
妹「こ、ここは…?」
ミュール「現夢世界から元の世界に還る為のゲートがある部屋…」
妹「ゲート?」
妹「そんなのどこにもないじゃん」
ミュール「そうだろうねぇ…」
妹「いや、そうだろうねぇ…じゃなくてどういう事なの?」
ミュール「どういう事って…簡単だよ」
ミュール「今の妹ちゃんがここをどれだけ探してもゲートなんて見つからない」
ミュール「つまり……君はここから還れないという事だ」
妹「…っ!」
ミュール「君はここにいる限り老いる事も死ぬ事もないんだ」
ミュール「ただし……ここから出られないけどね」
523 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/04(日) 01:35:40.84 ID:spwvsHdr0
忙しいからもう安価しないのか……参加していた自分的には寂しい
524 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/09/04(日) 01:55:27.41 ID:g7CrEFm60
妹「くっ……!」
妹「やっぱり……」
ミュール「ん?」
妹「やっぱり……何処か信用できないと思ったら…こういう訳ね…!」
ミュール「………」
妹「ねぇ、ここに閉じ込めて私をどうする気なの?」
ミュール「どうするって……どうもしないさ」
妹「はぁ? じゃあ何の為に…!」
ミュール「前言撤回しよう……」
ミュール「君は現夢世界から還りたい?」
妹「当然よ!! 私には還らなければいけない理由があるの!!」
ミュール「だったら…ここから還る方法教えてあげようか」
妹「何? また私を陥れるつもり?」
ミュール「ぷっ…」
妹「何よ、何がおかしいの?」
ミュール「あっはっはっはは、いやぁ…妹ちゃんって思ったより単純だなぁ」
妹「…はぁ? ふざけてんの?」
ミュール「いやいや、ふざけてないよ…それより」
ミュール「ボクは“今の”君がここをどれだけ探してもゲートは見つからないとは言ったけどさ」
ミュール「あくまで“今の”君が、という事だよ」
妹「はい?…“今の”??」
ミュール「そうさ、ここはあくまで現夢世界の入り口」
ミュール「入り口に来ただけなのに直ぐに還れる訳ないでしょ」
妹「い、意味が解らないんだけど…」
ミュール「つまり……」
525 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/09/04(日) 01:58:06.49 ID:g7CrEFm60
>>523
安心して下さい、安価しますよ!!
526 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/09/04(日) 02:13:09.73 ID:g7CrEFm60
ミュール「現夢世界で神に認められる業績を上げられたらここに還るゲートが出現するんだよ」
妹「まずアンタを信じていいのか、というところからだけど」
妹「神に認められる業績って何をすればいいの?」
ミュール「何、簡単さ」
ミュール「現夢世界に入ってから、その世界で最初に決めた目標を達成出来たらOK…それだけだよ」
妹「安価下1↓」
527 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/04(日) 08:47:33.59 ID:spwvsHdr0
で、その目標って何?
528 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/09/05(月) 00:24:36.66 ID:einxYe6n0
妹「で…その目標って何なの?」
ミュール「それは妹ちゃんが決めることさ…ボクが決める事じゃない」
ミュール「例えばその世界でお金持ちになるとかでもいいし、未来に飛んだなら新技術を学んでみるのも面白いかもね」
ミュール「とにかく些細な目標でもいいし、叶えられそうもない大きな目標でもいい」
ミュール「その世界の住人として初めて妹ちゃん自身が定めた目標を達成出来れば元の世界に還られるって理屈さ」
妹「なるほど……つまりクエストをクリアするまで還れない」
妹「更にそのクエストの目標は自分で設定出来るって事ね?」
ミュール「そういう事さ」
ミュール「だけど、そのクエストの目標は自分の心の中にしまっておくだけじゃダメだよ」
妹「だったら、どうすればいいの?」
ミュール「そうだね、クエストを受けるには受けるクエストの目標を登録しないといけない」
ミュール「詳しい仕組みは今度説明するけど、取り敢えずボクにクエストの目標を宣言すればOK」
ミュール「そしたらボクがクエストを登録しておくから、妹ちゃんはクエストクリアを目指して現夢世界で奮闘する事になる」
妹「じゃ、クエストの登録やらややこしい事はアンタに任せればいいって事ね」
ミュール「うん…まぁ、そうだね…」
ミュール「さ、取り敢えずざっとこんなところかな…あとは習うより慣れろ、だね」
妹「そうね…なら早速だけど」
妹「
>>529
に行きましょう」
>>529
1,西暦2300年、男と妹の実家
2,西暦2060年、場所ランダム
3,ファンタジー風異世界
529 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/05(月) 00:26:00.32 ID:tABHkAUo0
1。知っている場所の方がやりやすいかもしれないから
530 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/09/22(木) 14:28:25.91 ID:Af2JrvEi0
西暦2300年 妹実家跡
妹「はっ…?」
妹「ここは……」
ミュール「あらら、こりゃ酷い…」
妹「もう、着いたの…?」
ミュール「うん」
妹「ここが……284年後の私の家…」
ミュール「完全に廃墟と化してるね…」
妹(辺り一体が瓦礫の山に…約300年の間に一体何が…)
???1「あ、あれはもしかして!」
ミュール「ん?」
???2「いや、間違いないわ!生存者よ!」
妹「…え?」
???3「あ、あのー!すいませーん!」
ミュール「おや、厄介なのが近付いてきたね」
妹「厄介とか言わないの!」
531 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/22(木) 14:33:42.81 ID:5F1WuC7a0
機械が氾濫起こしたかダンガンロンパの江ノ島盾子のような奴が世界を破壊したか……
532 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/10/18(火) 13:30:34.45 ID:Rh+LbeE10
???1「アナタたち、何処のシェルターから来たの?」
妹「え、えぇっ? あ、あの…」
ミュール「………」
???1「あぁ、ごめんなさい…先に名乗るわね」
???1「私、シェルターCから来たサヤと言います、よろしく」
サヤ「で、こちらが姉のアヤ」
???2「アヤです、よろしくお願いします」
サヤ「で、この娘は私の妹のマヤよ」
???3「よろしくお願いします」ペコリ
妹「は、はぁ……よろしくお願いします…」
ミュール「君も名乗りなよ」ボソッ
妹「アンタから名乗りなさいよ…!」ボソッ
ミュール「いやいや、何を言ってるのさ…」ボソッ
妹「アンタこそ何言ってるのよ」ボソッ
ボソボソボソ…ワーワーワー…
三姉妹「………」
533 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/10/18(火) 13:46:25.24 ID:Rh+LbeE10
シェルターC
サヤ「ふぅん……記憶喪失、か」
アヤ「大変ですね……はい、ミュールくん、どうぞ」つ紅茶
ミュール「どうも…」
マヤ「はい、これ妹ちゃんのね」つココア
妹「あ、ありがと…」
アヤ「まずは何処のシェルターから来たか、とか家族は何処にいるか、とか」
アヤ「そういった事を、ちょっとずつ思い出していきましょう」
ミュール「おや、手伝ってくれるのかい?」ズズッ
アヤ「ここは数少ない生存者同士がそれぞれ協力しあって暮らしているんです」
マヤ「one for all, all for one…」
妹「ふふ、ありがとう…」ズズッ
534 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/10/18(火) 14:08:42.86 ID:Rh+LbeE10
シェルターC 妹部屋
妹(まずは、ここから帰る為の目標を決めましょう…)
妹(そもそも何故世界が荒廃してしまってるのか、だけど)
妹(アヤちゃん達の話では、2120年頃からAIが軍事力を持ち始め…)
妹(2120年代の内にAIが一部管理していた各国の核ミサイル、食糧、その他諸々の物資がAIに悪用され…)
妹(2135年、機械と人間の立場が逆転した)
妹(その後、2250年頃までは機械が世界の支配していたが…)
妹(2250年代後半、機械が自らの軍事力として、それから機械同士の争いを無くす為に創り出した機械の為の神により機械は支配者の座を下ろされた…)
妹(つまり人間の創った機械が創った、機械の為の神々が今の世界を支配している、と…)
妹(その神々の間での争いが今の惨状の原因)
535 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/10/18(火) 14:16:35.72 ID:Rh+LbeE10
妹(ここから帰る為に私は何をしようか…)
>>536
1,神々の撃退
2,2ヶ月間生き残る
3,アヤ,サヤ,マヤの願いに応える
4,アヤの願いに応える
5,サヤの願いに応える
6,マヤの願いに応える
536 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2016/10/18(火) 14:17:22.38 ID:52fZKjDI0
4
537 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/10/18(火) 16:36:03.47 ID:Rh+LbeE10
シェルターC ミュールの部屋
ミュール「そう、それはあの子も喜ぶだろうね…」
妹「うん……私はアヤちゃんに何か、一つ残してあげたい…」
妹「そして、必ず…お兄ちゃんのもとに帰る」
妹「必ず……」
ミュール「…………」
ミュール「まぁ、頑張りな…ボクも出来る限りは手を貸してあげる」
妹「………」
ミュール「さ、これで現夢は始まったよ…もう変更は効かない」
妹「うん………」
ミュール「…じゃあ、お兄さんのもとに帰れるように、ね…」
538 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/11/08(火) 14:12:30.88 ID:CdS2orpq0
ジリリリリリリリイイイイイ
ワーワーワー
アヤ「また警報ですか…!」
妹「な、何なの一体!?」
サヤ「神襲警報よ!」
マヤ「妹ちゃん、逃げるよっ!」
妹「うっ、うん」
539 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2016/12/10(土) 01:01:44.98 ID:T+obXA8i0
地下要塞都市
妹「はぁ、はぁ……」ゼエゼエ
アヤ「こ、ここまで…来れば…はぁ、はぁ…」ゼエゼエ
サヤ「み、水が飲みたいわ…」ハァハァ
マヤ「わ、私も……」ヨロヨロ
アヤ「そ、そうですね…何か飲み物を買いましょうか…」
540 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2017/02/02(木) 01:25:06.22 ID:Im/UUqI30
ゴオオーン…
妹「ん、今のは…」ゴクゴク
アヤ「どうしました、妹ちゃん?」ゴクゴク
妹「いや…何でもない」
アヤ「?」
ゴオオーン…
サヤ「んん?」ゴクゴク
マヤ「姉ちゃんもどうしたのさ」ゴクゴク
サヤ「いや…今何か音が聞こえなかった?」
マヤ「え、何も聞こえなかったけど…?」
妹「え、サヤちゃん聞こえたの?」
サヤ「あ、うん…妹ちゃんも聞こえたの?」
ゴオオーン…
妹「まただ…」
サヤ「鐘の音…?」
アヤ「???」
マヤ「???」
541 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/02(木) 01:41:06.04 ID:kvVMjetm0
打ち切りになりそう
542 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2017/03/05(日) 01:19:08.46 ID:yCy5pscT0
妹(それからも何度か鐘の音のようなものが聞こえたが……)
妹(やはり私とサヤちゃん以外には聞こえてないようだった)
妹(でも………)
543 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2017/04/02(日) 23:35:25.80 ID:Xjtzwl7M0
妹(鐘の音は次第に大きくなってきて)
妹(それでもアヤちゃんとマヤちゃんには聞こえていなくて)
妹(私とサヤちゃんにだけ聞こえるどんどんと大きくなる鐘の音)
妹(うるさい、耳が痛い!)
妹(そう思ったとき、懐かしいあの声が)
男の声『おーい、妹!』
妹(聞こえた)
544 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2017/05/20(土) 23:10:10.56 ID:H0ANg0d/0
妹「お兄……ちゃん…」
男「おう」
妹「あ……」
男「………」
妹「どうして……?」ウルウル
妹「…どうして私の現夢世界にいるの?」グスン
男「私の…?」
妹「だって、ここは私が見ている現夢世界なのに……なんでお兄ちゃんが…」ウルウル
男「助けにきたからだ」
妹「えっ……?」グスッ
男「とにかく、お前はここにいちゃいけない」
男「さぁ、まずは早く帰ろう? な?」
妹「あ……うぇ…えっと…あの…」
男「ふふっ…いきなりだもんな、混乱するのも無理はない」
男「さ、おいで」
妹「で、でもっ……アヤちゃん達が…」
男「…………」
妹「お兄ちゃん…?」
男「あの子達を救いたい……そうだよな?」
妹「な、なんで知って…」
男「救いたいなら元の世界に帰るんだ」
545 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/28(日) 23:16:06.76 ID:E/fEv9qF0
続きが気になる
546 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2017/06/28(水) 01:52:55.21 ID:fzfMqGSn0
妹(次に目を開いた時には呆然と白い天井を見上げていた)
妹(……頭に鈍い痛みを感じる)
妹(私は“私の現夢世界”から元の世界に戻ってきたのだろうか)
妹(それとも……)
男「」Zzz…
妹(今、私のこの手に温もりを与えているのはあの不可思議な世界?)
妹(いや、違う……)
妹(何故違うのかは解らないけど直感的にここはあの世界とは違うという事は解る)
妹(つまりあの世界から脱出できた…という事?)
妹(そうだとして……)
妹(ミュール曰く、私はアヤちゃんの願いに答えなければあの世界から出る事はできない)
妹(彼の言葉が偽りだったのか。それとも私があの場から消える事がアヤちゃんの望みだったのか)
妹(何もかもが解らない……)
妹(ただ解らないという事しか解らない)
男「」Zzz…
妹(お兄ちゃんが起きるまで私ももう一眠りしようか…)
547 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2017/06/28(水) 13:35:08.08 ID:fzfMqGSn0
アリス「あら、もうこんなに……」ペラッ
アリス「ただ、現夢の旅の記録を残していただけなのに…」
アリス「気付けば、数百巻に渡る壮大な物語になっていたわ」
執事「お嬢様、お客様が参られておりますが」
アリス「追い返して頂戴」
執事「かしこまりました」
アリス「……ふむ」
アリス「そういえば……ねぇ、執事?」
執事「は……如何なさいましたか?」
アリス「あのさ……これ」
執事「はぁ……これはお嬢様の日記にございますね」
アリス「そう、日記よ…2000年分のね」
執事「えぇ、存じております…それがどうかなさいましたか?」
アリス「……執事、これ読んでみない?」
執事「申し訳ございませんが、多忙な身でございます故……」
アリス「そう……残念」
執事「申し訳ございません」
アリス「いえ、謝らないで頂戴……私が暇そうな方を探して読んで貰うわ」
執事「…私が探しましょうか?」
アリス「えぇ、助かるわ」
アリス「………ふふ、どんな反応を示すのかしら」
548 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2017/08/19(土) 23:38:21.99 ID:GTjiWVbB0
4時間後
妹「……ふわあああ」
妹「……ん、よく寝たわ」
男「」Zzz…
妹「………」
男「」Zzz…
妹「……お兄ちゃん」スッ
男「」Zzz…
妹「………ふふ、可愛い寝顔」ナデナデ
男「」Zzz……
妹「…………」ナデナデ
男「」Zzz…
妹「……」ナデナデ
男「」Zzz……
妹「………起きないな」ナデナデ
549 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/19(土) 23:39:27.72 ID:yE0BuuBP0
まだ残ってたのか(驚愕)
550 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2017/10/11(水) 03:12:43.64 ID:GewIbMI60
コンコン
妹「どうぞ」
看護師「ありゃー、目を覚ましてしまいましたか〜」
妹「目覚めてなかった方が良かったですか?」
看護師「あ、気を悪くしちゃったかな? ゴメンねー?」
妹「………」
看護師「隣の男の子は……」
男「」Zzz…
看護師「…まだ寝てるね」
妹「ええ」
看護師「………よいしょっと」スッ
妹「…! 兄のシャツを捲って何を…」
看護師「イヤらしい事でもしようかな、と」
妹「………辞めて貰えます?」ギロッ
看護師「ジョークよジョーク。体を拭いてあげるだけだよ」フキフキ
妹「………」
看護師「………」フキフキ
551 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2017/12/06(水) 03:06:04.11 ID:ID43fo6j0
看護師「……!」フキフk prrrr…
妹「…」
看護師「失礼、ちょっと出るね」prrrr…
妹「どうぞ」
病室(仮)前廊下
看護師「………はい」
看護師「……はい」
看護師「えぇ…まだ」
看護師「……はい」
看護師「………………えっ?」
552 :
◆b0WfvkcEH/8G
:2018/03/09(金) 16:35:10.49 ID:3HjS1FSF0
アリス邸
アリス「日記を読める者が見つかったですって?」
執事「はい、私の姪でよろしければ…ですが」
アリス「私は構わないけれど……でも、大丈夫なのかしら」
執事「あの娘も私の血をひいております」
アリス「そうね…ならお願いしていいかしら」
執事「畏まりました」
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