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【咲 -Saki- SS】 大学編 - いちご味 - ちゃちゃのん「おかえりなさい」
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484 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/17(日) 18:13:47.93 ID:7aYacRpe0
私は、胡桃を守りたい―――
そのためにも、私は一人で生きられるように、先ずは自分自身の地盤を固めなくちゃならない。
お金より大切なモノはたくさんあるけれど、大好きな子を守れるような――――そんな大人に、私はならなくちゃ駄目なんだ。
だから胡桃が残るというのなら、私もこの大阪に残ろうと思う。
たとえ胡桃の気持ちが、まだアイツにあって、私のことなど見ていないと分かっていても。
485 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/17(日) 18:17:00.55 ID:7aYacRpe0
胡桃「そうだ、塞。 今日は時間あるって言ってたよね?」
塞「うん、平気だけど…」
胡桃「久しぶりに哩ちゃんと、洋榎のトコにでも顔出してみない?」
塞「いいの……?」
胡桃「そりゃそうでしょ。 振られたからって『はい、友達ヤメます…』なんて、私はイヤだよ」
洋榎―――か…
あのイヴの夜以来、胡桃はアイツのことを そう呼ぶようになった。
胡桃はそれを『リスタート―――』と、言っていたけれど。
それは胡桃が、アイツへの想いに整理をつけようとしているということで良いんだろうか。
486 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/17(日) 18:20:36.07 ID:7aYacRpe0
塞「ちゃちゃのんも、いるかもしれないよ―――」
胡桃「いや、別に… そんなの気にしないよ。 だいたい私は、ちゃちゃちゃんのことも大好きだし……」
塞「胡桃がもぅ大丈夫だって言うのなら、私も一緒に行くだけだよ」
きっと胡桃も、少しずつ前に踏み出そうと頑張っているんだろう。
何もしてあげられないけど、私はいつだって胡桃のこと 応援してるからね―――
カラン コロン
マスター「やぁ、いらっしゃい」
胡桃「あれ、哩ちゃんは… 今日はお休みですか?」
マスター「あぁ… さっき人生の終わりみたいな顔した、洋榎ちゃんが来てね…」
マスター「とっても大事な話があるみたいで、一緒に裏の方に行ったようだけど…」
胡桃「洋榎、が……」
487 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/17(日) 18:26:07.87 ID:7aYacRpe0
洋榎「ウチは――――もぅ、シマイや〜〜〜」ボロボロ
哩「分かった、分かったて。 それはさっきも聞いたばい」
哩「だから、この前のデートの時に、佐々野のヤツと何があったんや?」
洋榎「ウチ、『いいんちょのことホンマはどう思ってるの?』って、ちゃちゃに聞かれてな―――」
洋榎「ウチのこと、『ホンマは友達としてしか見てない』って、ちゃちゃのヤツに言われてな――――」
洋榎「そんで頭ん中 真っ白になってもうて…」
洋榎「嫌がるアイツに『ズキュウウウン』と、無理やりキスしてもうたんや…」ウゥッ
哩「そ、それはまた、随分と情熱的なキスやったなぁ…」アーーア
洋榎「そしたらアイツ、メッチャ泣いとってん…」
洋榎「凄くツラそうな顔しとった…」
洋榎「でもって泣きながら『ゴメンね…』って、 繰り返すように謝ってくんねん…」
洋榎「それって、もしかしてウチとはもぅお付き合い出来ませんいうことなんやろか!?」
洋榎「あ〜〜〜 ウチは何てサイテーなことを、してしまったんや〜〜〜!?」オロローーーーン
哩「う〜〜〜ん、実にウザい。 ま〜〜 とりあえず焼き土下座でもして謝り倒すしかないやろ」
タッタ…
哩「―――ん、今 誰かおらんかったか?」
488 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/17(日) 18:30:29.17 ID:7aYacRpe0
コツ コツ コツ…
ちゃちゃのん「……………ハァ」
ジャリ
胡桃「ちゃちゃちゃん…」
ちゃちゃのん「あれ、胡桃ちゃん。 こんな時間に、ちゃちゃのんのマンションの前に、どうして…?」
胡桃「ちょっと、久しぶりに話をしたくなって…」
ちゃちゃのん「う、うん… ほんで、塞ちゃんは…?」コクッ
塞「こんな夜遅くにゴメンね…」
胡桃「―――ついて来ないでって、言ったんだけどさ…」
塞「…………」
今、胡桃を一人に出来るわけないじゃない。
胡桃「ここで立ち話もなんだしさ、あっちの公園にでも行こうよ」
ちゃちゃのん「う、うん…」
胡桃「悪いけど、塞はここで帰って貰えないかな」
塞「…………」
489 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 20:39:07.60 ID:vbwxdeeg0
ちゃちゃのん「悲しい、なごり桜じゃの…」
胡桃「―――?」
ちゃちゃのん「この公園の桜の花もだいぶ散ってしもうて、ちらほら薄紅色の若葉が混ざり始めとるじゃろ」
ちゃちゃのん「こういう葉桜になりかけとる、なごり桜がちょっと切なく見えたんじゃ……」
胡桃「そうかな。 綺麗な花が散るのは確かに寂しいけど…」
胡桃「それって、桜の木がそこで役目を終えるわけじゃないってことでしょ…」
ちゃちゃのん「散った桜の花びらと、これから芽吹く若葉たち…」
ちゃちゃのん「それって、同じ心を持ったものなんじゃろか―――」
胡桃「さぁ、私にはよく分かんないけど……」
490 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 20:47:14.93 ID:vbwxdeeg0
ちゃちゃのん「でも、胡桃ちゃんと、こうしてお話するのもホンに久しぶりじゃの」
胡桃「……そうだね」
胡桃「お互い何かと忙しかったし、そういう感じでもなかったもんね」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんな、胡桃ちゃんにはずっと謝りたかったんじゃ…」
胡桃「謝る、何を―――?」
ちゃちゃのん「ヒロちゃんの、こと――――」
胡桃「…………」
胡桃「洋榎がアンタを選んだ、それだけのことじゃない…」
胡桃「―――それをどうして、何でアンタが謝る必要あるのよ?」
ちゃちゃのん「…………」
491 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 21:43:38.76 ID:vbwxdeeg0
胡桃「それよりも、ちゃちゃちゃん。 洋榎に『友達』だって、言ったんだって―――?」
ちゃちゃのん「…………う、うん」
胡桃「何だって、そんなこと言ったの?」
胡桃「アンタだって、洋榎のこと 好きなんでしょ―――?」
ちゃちゃのん「…………うん、好きじゃよ」コク
胡桃「だったら、どうして―――」
ちゃちゃのん「でも、ちゃちゃのんは…」
ちゃちゃのん「それと同じくらい、胡桃ちゃんや塞ちゃんのことも大好きじゃ…」
胡桃「アンタ、それ本気で言ってんの?」ギリッ
ちゃちゃのん「本気じゃよ。 ちゃちゃのんにとって――――」
ちゃちゃのん「ヒロちゃんも、胡桃ちゃんも―――同じくらい、大切なお友達じゃ……」
492 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 21:46:02.22 ID:vbwxdeeg0
ちゃちゃのん「これ、覚えちょる―――?」スッ
胡桃「それ、伊勢神宮で撮った……」
ちゃちゃのん「生憎とせーちゃんと哩ちゃんは、一緒ではなかったんじゃが…」
ちゃちゃのん「この時のみんな、スッゴく ええ顔しちょるよね―――」フフッ
胡桃「……………」
ちゃちゃのん「一人張り切っておめかししてきた、ちゃちゃのんだけ―――」
ちゃちゃのん「とっても浮いちょるって、みんなにたくさん からかわれたんじゃ…」
ちゃちゃのん「これは、ちゃちゃのんの 宝物じゃ――――」
493 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 21:47:39.63 ID:vbwxdeeg0
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんは―――」
ちゃちゃのん「あの頃みたいに、みんなで楽しく過ごしたいだけなんじゃ――――」
胡桃「バカじゃないの―――」
ちゃちゃのん「胡桃ちゃん――――?」
胡桃「私も、アンタも、アイツだってね、永遠に変わらないものなんて無いのよ…」
胡桃「それを、アンタは… いつまでも昔の思い出にしがみついて、今を全然 見ようとしてない―――」
胡桃「そういうの――――ホンット気持ち悪い…」
ちゃちゃのん「…………」
494 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 21:49:40.05 ID:vbwxdeeg0
胡桃「アイツが、洋榎のヤツが…」
胡桃「いつ頃から、お酒をお昼からたくさん飲むようになったか知ってる?」
ちゃちゃのん「え………?」
胡桃「今にして思うとね―――アンタがアイツと、なかなか会えなくなった頃からなんだよ…」
胡桃「その意味、少しは分かってあげてよ―――」ギュッ
ちゃちゃのん「…………」
495 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 21:52:14.83 ID:vbwxdeeg0
胡桃「アンタがそんなだったら、私が――――洋榎を奪うわよ」
ちゃちゃのん「…………」
ちゃちゃのん「胡桃ちゃんは、ホンにヒロちゃんのこと よぅ見ちょるね…」
ちゃちゃのん「胡桃ちゃんは、ちゃちゃのんなんかより…」
ちゃちゃのん「ヒロちゃんのこと、一途に想っとったのかもしれんね―――」
胡桃「…………」
ちゃちゃのん「そんな胡桃ちゃんにじゃったら、それも仕方ないのかもしれんの……」
ちゃちゃのん「その方が、きっとヒロちゃんじゃって――――」ギュッ
496 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 21:53:54.07 ID:vbwxdeeg0
ちゃちゃのん「―――あ」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんとヒロちゃんな、まだ何もしちょらんけぇの…」
ちゃちゃのん「そりゃぁ、この前…」
ちゃちゃのん「事故みたいなキスだけは、してしもぅたけぇ――――////」ゴニョゴニョ
ちゃちゃのん「じゃ、じゃけぇ――――」
胡桃「――――ふっざけんな!!」
ちゃちゃのん「―――――!?」
497 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 21:55:26.93 ID:vbwxdeeg0
胡桃「それって振られた私が可哀想だから、同情のつもり―――?」
胡桃「それとも、私が仲の良いお友達だから―――?」
胡桃「私と洋榎がくっつけば、アンタの言うお友達ごっこが続けられるの――――?」
ちゃちゃのん「そ、そんなつもりは――――」
胡桃「私はあの時―――」
胡桃「私の想いを、アイツに伝えたつもり――――」
胡桃「そりゃ、本当はもっと伝えたいことあったし、大分不恰好なカタチになっちゃったけど――――」
胡桃「私は私の恋に、自分なりの決着をつけた!!」
―――――それでも、アイツはアンタを選んだ。
498 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 21:57:49.96 ID:vbwxdeeg0
それなのに―――
そのアンタが、後ろばっかり見て 前に進まないとか――――あんまりじゃない。
胡桃「アンタは、いつだって そうだった―――」
胡桃「私がアイツに告白するのを、ただ黙って待っただけ―――」
胡桃「アイツからの告白を、ただ黙って受け入れただけ―――」
499 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 21:59:13.12 ID:vbwxdeeg0
胡桃「――――アンタ、本当は何も選んでないじゃない!!」
ちゃちゃのん「―――――!?」
胡桃「せめて… アイツのこと、誰にも渡さないくらい 言いなさいよ……」
胡桃「じゃないと、私――――どんだけ惨めなのよ……」ポロポロ
ちゃちゃのん「胡桃、ちゃん………」
500 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 22:00:34.36 ID:vbwxdeeg0
私のことだけじゃない、それ以上に許せないのことがある――――
胡桃「私が大好きだった――――」
胡桃「アイツのアンタへの想いまで、ウソにすんな!!」
胡桃「こんな時くらい… ちゃんと戦いなさいょ………」ポロポロ
塞「胡桃、もぅいいよ。 帰ろう……」
501 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 22:02:36.33 ID:vbwxdeeg0
胡桃「何よ、来ないでって言ったでしょ……」バカ…
塞「そりゃ来るよ、胡桃がツラそうな顔してる時だもの…」
ちゃちゃのん「あ、あの………」
塞「何か、ゴメンね…」
塞「胡桃は私が面倒みるから、ちゃちゃのんも涙 拭いてね…」
塞「ちゃちゃのんは私にとっても、大切な友達だけど―――」
塞「それ以上に、私は胡桃の理解者だから。 今は、手を貸してあげること出来ないから…」
ちゃちゃのん「う、うん………」
502 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 22:05:00.65 ID:vbwxdeeg0
ちゃちゃのん「その、ごめんの―――」
ちゃちゃのん「胡桃ちゃんを傷つけるつもりなんて――――ちゃちゃのん、なかったんじゃ……」
塞「うん、分かってる―――」
塞「きっと胡桃も、それが分かってるから 余計にツラいんだと思う……」
ちゃちゃのん「それに、ちゃちゃのんは―――」
ちゃちゃのん「ヒロちゃんからの告白を、受ける入れた時―――」
ちゃちゃのん「塞ちゃんの、純粋な想いを――――」
ちゃちゃのん「自分勝手な、言いわけに使ったんじゃ……」
塞「そう、なんだ―――――」
503 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 22:08:10.76 ID:vbwxdeeg0
塞「ほら、胡桃 鼻かんで」
胡桃「ん、ありがと…」チーーン
胡桃「ちゃちゃちゃんは…?」
塞「胡桃のこと気にしてたけど、とりあえず今は帰ってもらった」
胡桃「私―――ちゃちゃちゃんに、とっても酷いこと言っちゃった…」
塞「そう思うなら、今度一緒に謝ろうね」ヨシヨシ
胡桃「うん、そうする…」ズズ…
塞「それにしても、胡桃って意外と不器用だよね…」フフッ
胡桃「何それ…?」
塞「本当は洋榎のためだったんでしょ?」
胡桃「し、知らないわよ!! 私を振ったあんな薄情者のことなんて……////」
塞「ふふ、不器用な胡桃も可愛いって思うよ」
胡桃「塞――――」
504 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 22:12:03.61 ID:vbwxdeeg0
胡桃「いつも、ゴメンね……」
塞「ん、何のこと?」
胡桃「―――私、きっと塞のこと…」
胡桃「これまでにも、いっぱい傷つけてるよね…」
塞「私はこれくらいじゃ傷つかないから、平気だよ……」
胡桃「ウソ、絶対 今だって傷ついてる……」
塞「そんなことないってば…」ハハッ
胡桃「塞のそうやって、いつも一人だけ大人ぶってるポーズ、ちょっとキライ…」
塞「うん、そうだね…」
塞「私も、あんまり好きじゃない……」
うん、胡桃の言う通りだね。
これは私の本心を覆い隠すためのポーズ―――
これでも自分じゃ、結構 器用で素直な性格だと思ってたんだけどなぁ――――
505 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 22:14:41.65 ID:vbwxdeeg0
胡桃「私ね、ガンコだよ…」
塞「うん、知ってる」
胡桃「ずっと、気持ち―――変わんないかも知れないよ…」
塞「うん、知ってる」
胡桃「これからも塞のこと、いっぱい傷つけちゃうかもしれないよ…」
塞「良いよ。 私は傷つかないから…」
塞「大体 今まで私が胡桃のこと、どれだけ見てきたと思ってるのさ…」
506 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 22:16:22.94 ID:vbwxdeeg0
塞「胡桃が歩けるようになるまで、ずっとそばにいるからね―――」
胡桃「私が、一人で歩けるようになったら――?」
塞「それは、どうだろう…」
塞「それはまた―――その時にでも、考えれば良いんじゃないかな」ハハッ
胡桃「何それ、バカみたい…」
塞「そうかな…?」
胡桃「ううん… バカなのは、私もかな……」
507 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 22:21:00.65 ID:vbwxdeeg0
胡桃「何だか、トヨネたちにも 会いたくなってきちゃったな…」ヘヘッ
塞「あ、それいいね♪」
塞「今度の休日、一緒に会いに行こっか…?」
胡桃もちゃちゃのんも、きっと優し過ぎただけなんだ。
相手のことを思いやって、自分も相手も傷つけて。
純粋ゆえにいっぱい傷ついて、いっぱい泣いて。
私たちは、本当にどうしようもないくらいに未熟だ―――
でも私は、そんな不器用なこの子たちが大好きだし―――
とても愛おしくて、かけがいのないものだって感じてる――――
508 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/19(火) 22:24:35.46 ID:vbwxdeeg0
今はまだ、とても言えないけど――――
胡桃――――あなたのこと、私が絶対 幸せにするからね。
そして、数日後の週刊誌の芸能記事にて―――
奇しくも、私たちはちゃちゃのんを見ることとなった――――
509 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/21(木) 18:18:45.44 ID:hPilukeK0
-----------------------------------------------------------------------------
〜〜 ちゃちゃのん 熱愛スクープ!? 〜〜
今、人気上昇中の若手アイドル・佐々野 いちご(ちゃちゃのん)に恋人発覚!?
お相手は同大学に通う、同性の女性との噂。
二人が某テーマパークにて、手を繋いで歩く姿などが目撃されている。
以前に二人は、同性カップル応援企画の挙式PR活動のモデルもしていたとか。
これまで、事務所移籍の際の噂以外では 異性の影を一切感じさせなかった
清純派の彼女だけに、そちらの人という可能性は意外と濃厚かもしれない。
現時点では仲の良い女友達という可能性も否定は出来ないが、真相の程は?
証言者M氏「とっても仲良さそうでしたし、可能性は高いんじゃないかな…」
証言者L氏「二人で観覧車に乗って、キスしてるようにも見えたけどね…」
-----------------------------------------------------------------------------
510 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/21(木) 18:24:32.62 ID:hPilukeK0
塞「胡桃、この記事読んだ?」
胡桃「う、うん… 洋榎はこのこと、知ってるのかな…」トゥルルルル…
洋榎「もしもし、いいんちょか」ピッ
胡桃「洋榎、ちゃちゃちゃんの記事は見た?」
洋榎「ああ、見たで……」
胡桃「それで、ちゃちゃちゃんとは もぅ話したの?」
洋榎「イヤ、連絡しても通じんかった…」
洋榎「事務所にも聞いてみたんやけど、アイツ 前から何日か休みとってたらしくて―――」
洋榎「事務所側もアイツが何処におるんかまでは、把握しとらんかったわ……」
511 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/21(木) 18:27:56.29 ID:hPilukeK0
胡桃「それで、どうするの―――?」
洋榎「どうする言われても、どうにもならんやろ…」ボソ
胡桃「どうにもならんって、ちゃちゃちゃん ほっとくの?」
洋榎「そら、気にはなるけど…」
洋榎「ウチ、アイツに酷いことしたんや。 ホンマ合わせる顔ないで……」
胡桃「洋榎のヘタレ!! 私を二人の仲人に呼ぶって約束、どうしちゃったのよ!!」
胡桃「つまんないことでウジウジしてる暇があったら、さっさと ちゃちゃちゃん捜しなさいよ!!」
洋榎「いいんちょ……」
512 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/21(木) 18:30:58.04 ID:hPilukeK0
胡桃「ホントはあの子だって、アンタのことが大好きなの!! それくらい、分かりなさいよ バカ!!」
洋榎「バカて、随分な言い草やなぁ。 大体 何でいいんちょに、そないなこと分かるんや…」
胡桃「…………」
胡桃(当たり前だよ。 だって私たちは、同じ人を好きになったんだもん…)
胡桃(貴方の良いところは、私たちが一番良く知ってるんだから―――)
胡桃「―――とにかく、さっさとちゃちゃちゃんを迎えに行くこと!!」
胡桃「それと、あの子に―――」
胡桃「『アンタなんかに心配されるほど、私はヤワじゃないわよ!!』って、文句言っといてよね!!」ジャーネ
洋榎「カカッ、了解やで。 いいんちょ――――」
洋榎「―――ホンマ、サンキューな…」
洋榎「やっぱいいんちょは、ええ女やで!!」
513 :
塞 視点@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/21(木) 18:34:10.89 ID:hPilukeK0
ツー ツー ツー ツーー
胡桃「…………」
塞「胡桃、平気……?」
胡桃「ヒロエの、バッキャローーーーーーーーッ!!!!」
塞「―――――!?」ドキッ
514 :
※塞さん視点 ここで終了です@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/21(木) 18:38:42.29 ID:hPilukeK0
胡桃「ふぅ、ちょっとだけ スッキリした…」ハァ
塞「胡桃……?」
胡桃「アハハ、ゴメンね。 もぅ平気だから、それじゃ〜 トヨネたちに会いに行こっか―――?」ヨイショ
塞「胡桃は、強いんだね」
胡桃「そうかな? それって、きっと塞のおかげもあると思うけど」ヘヘッ
塞「だったら、私も嬉しいかな……////」
塞「―――ちゃちゃのんは、大丈夫かな?」
胡桃「心配ないよ、アイツがついてるんだもん」
胡桃「後は任せたよ、洋榎――――」
515 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/23(土) 17:02:07.70 ID:Z9Gqc4rv0
【いちご日記】
×月××日(くもり)
大好きなばっちゃが おらんくなった。
お母さんはもぅ会えんゆーちょるけぇ、いちごはそんなん 絶対信じないんじゃ。
ばっちゃはきっとどっかにおって、今でもいちごのこと 見守ってくれとるんじゃ。
ばっちゃ…
いちごがええ子にしとったら、きっとまた会いに来てくれるんじゃろ…?
いちごの想い、この絵はがきにのせて ばっちゃにとどけるんじゃ…
×月××日(はれ)
夕べ、ばっちゃがいちごに 会いに来てくれたんじゃ。
あそこは、夢の中だったんじゃろうか?
夢でも何でも、ばっちゃと会えるなら いちごはええんじゃ。
やっぱり、ばっちゃは今でもいちごのそばに おってくれたんじゃね。
516 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/23(土) 17:04:39.32 ID:Z9Gqc4rv0
【いちご日記】
×月××日(あめ)
夕べもまた、ばっちゃとお話したんじゃ。
大好きなばっちゃ、ずっといちごのそばにいてくれにゃぁ イヤじゃよ。
×月××日(はれ)
婆っちゃとの思い出詰まった、鹿老渡を離れてだいぶ経つ。
今日はあのアイドルさんが呉でライブをするゆーんで、会いに行ったんじゃ♪
アイドルさん、前にいちごの出した手紙のこと 覚えちょってくれたんじゃ。
婆っちゃとも、一緒に行きたかったのぅ。
517 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/23(土) 17:06:17.03 ID:Z9Gqc4rv0
【いちご日記】
×月××日(はれ)
今日、いちごは婆っちゃも通った
あの鹿老渡高校に入学したんじゃよ。
そこで婆っちゃも知っちょる、あの子たちと再会出来たんじゃ。
×月××日(はれ)
双子ちゃんが入学してきて
ようやっと待望の鹿老渡高校 麻雀部の復活じゃ♪
いちごな…
婆っちゃと同じ、鹿老渡高校 麻雀部の部長さんになったんじゃよ。
いちごがみんなを引っ張っていけるよう、もっともっと頑張らんとの…
518 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/23(土) 17:09:00.64 ID:Z9Gqc4rv0
【いちご日記】
×月××日(くもり)
最後の全国大会
いちごのせいで、鹿老渡高校は 一回戦 敗退。
いちごはみんなの気持ちを 裏切ってしまったんじゃ。
婆っちゃ…
いちごは守りたい思っちょったもん…
また、守れんかったんじゃ―――
×月××日(あめ)
最近、婆っちゃに絵はがき届かんことが増えてきちょる。
もしかして、このまま婆っちゃと 会えなくなってしまうんじゃろか?
婆っちゃはいちごのこと、置いていったりはせんじゃろ?
お別れなんてイヤじゃよ…
別れは、怖いんじゃ…
519 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/23(土) 17:17:45.62 ID:Z9Gqc4rv0
【いちご日記】
×月××日(はれ)
二度目の大阪の桜。
今日な…
全国大会でいちごが負けた、あの愛宕さんたちと再会したんじゃよ。
不思議と恨みの気持ちとかはなく、いちごは純粋に嬉しいって思ったんじゃ。
婆っちゃ、どうしてじゃろうね?
いちごは何かが変わるような、そんな気がしたんじゃ。
520 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/23(土) 17:19:39.80 ID:Z9Gqc4rv0
【いちご日記】
×月××日(くもり)
あのイブの夜以来、婆っちゃと会えちょらん。
婆っちゃ、いったい何処へいってしまったんじゃ?
いちごにゃぁ、婆っちゃが必要なんじゃ。
会いたい…
ただ会って、またお話がしたいんじゃ…
迷子のいちごを、一人きりにしないで欲しいんじゃ――――
521 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/24(日) 00:04:12.64 ID:5ceRQtLW0
ここは…
山と海とトンボロの島。
おそらく明治の頃から 何百年と変わっちょらんじゃろう、潮の薫る古い碁盤の目の町並み。
遮蔽物一つない、見渡す限りの蒼い空と碧い海。
あの小高い丘に見えるんは、子どもん頃 よぅ通ったお宮さんじゃろか。
全てが懐かしいと思えるこの風景。
ここはちゃちゃのんの故郷、鹿老渡かの……?
雪じゃ……
こんな季節に珍しいのぅ…?
でも、潮っけ多いここでは きっと積もらんじゃろね。
積もることさえ許されん 淡い雪たちが、何故だか 今はとても悲しく思われて……
522 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/24(日) 00:06:45.29 ID:5ceRQtLW0
―――
あそこにおるんは…
誰じゃったかの……?
ちゃちゃのん、たぶんあの人のこと…
知っちょった はずなんじゃが―――――
523 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 18:23:00.99 ID:MUKpKKPS0
あぁ、そうじゃ…
アレは――――若い頃の、ばっちゃ…
ちゃちゃのんの知っちょる ばっちゃとは
ずいぶんと違うんで、気づかんかったんじゃ――――
524 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 18:35:05.98 ID:MUKpKKPS0
あぁ、ばっちゃ…
ずっと会いたかったんじゃよ―――
いっぱいいっぱい、お話したかったんじゃ―――
もぅ何処にも、いなくなったりしたらイヤじゃよ――――
ばっちゃ―――――
ばっちゃ―――
525 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 18:37:41.42 ID:MUKpKKPS0
いちご―――
いちご―――――
いちご―――――――
「おい、いちご!! しっかりせんか―――!!」
ちゃちゃのんを必死に呼ぶ声、誰じゃろう?
なんでそんな心配そうな顔で、ちゃちゃのんのこと見とるんじゃ?
ばっちゃと会えて、今 ちゃちゃのんはとっても幸せな気分なんじゃよ。
もぅ少し、このままでいたかったんじゃが――――どうやら意識は覚醒へと向かっとるようじゃ。
『サヨナラ、ちゃちゃのちゃん―――――』
526 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 18:39:47.77 ID:MUKpKKPS0
洋榎「おい、いちご!! 自分、しっかりせんか!!」ユサユサ
ちゃちゃのん「あ、ヒロちゃん――――?」
洋榎「こんアホンだら。 ようやっと見つけたでぇ!!」ギュッ
ちゃちゃのん「婆っちゃ、は――――?」
ちゃちゃのん「それに、あの淡雪―――――?」
洋榎「―――――?」
ちゃちゃのん「そか、アレは―――――全部、ちゃちゃのんの夢だったんじゃな……」ツゥーー
527 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 18:46:59.16 ID:MUKpKKPS0
洋榎「いちご―――?」
洋榎「自分、泣いとるんか――――?」
ちゃちゃのん「へへ… 大好きじゃった人に、また会えたんじゃ――――」
洋榎「そか、良かったな」
ちゃちゃのん「うん、そんでな―――――『サヨナラ』って…」
洋榎「そうか―――」
ちゃちゃのん「もぅ独りじゃないけぇ――――婆っちゃがおらんでも 大丈夫じゃろって…」
ちゃちゃのん「最後のお別れ、言われてもうたんじゃ……」
洋榎「……………」
528 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 20:11:24.39 ID:MUKpKKPS0
ちゃちゃのん「へへっ……」
洋榎「ん……?」
ちゃちゃのん「迷子のちゃちゃのん―――また、見つけ出してくれたんじゃね」
洋榎「あ、当ったり前やろ。 自分が迷子の時は、何度だってウチが見つけ出したるで―――」
ちゃちゃのん「うん、ありがと……」
529 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 20:14:40.20 ID:MUKpKKPS0
洋榎「しっかし… まさか鹿老渡まで追って来ることになるとは、流石に思わんかったで――――////」
ちゃちゃのん「ヒロちゃんが来るなんて、ちゃちゃのんも驚いたんじゃ……」ヘヘッ
幼い日に夢見た、魔法の解けたシンデレラを見つけてくれた王子さま。
それとは、随分と違ったけぇ…
うぅん、そうじゃない。
この人は、あの日の王子さまの代わりなんかじゃない。
目の前のこの人は―――――きっとちゃちゃのんだけの……
530 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 20:17:55.02 ID:MUKpKKPS0
洋榎「そんで自分、何だってこないなトコで倒れとったんや?」
ちゃちゃのん「ここはの… 婆っちゃが大好きじゃった、思い出の場所なんじゃ…」
ちゃちゃのん「ここに来れば、また婆っちゃとお話が出来るかもしれん 思っての……」
ちゃちゃのん「あぁ… 婆っちゃゆーんは、ちゃちゃのんが大好きじゃった―――」
洋榎「知っとるで―――」
ちゃちゃのん「ほぇ―――!?」
洋榎「コレに自分と婆さんとの思い出、いっぱい書かれとったからな」スッ
ちゃちゃのん「それは、ちゃちゃのんの―――」
洋榎「スマン。 これまで使うことのなかった合鍵、使わせてもらったんや」
洋榎「そんで、悪いとは思ったんやけど――――自分の部屋にあった、コレも読ませてもろた…」
531 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 20:26:57.85 ID:MUKpKKPS0
洋榎「いちご日記――――」
洋榎「この日記帳は、自分がこれまで天国の婆さん宛てに送った絵はがきを、スクラップしたモンやったんやな」
洋榎「最初のうちは鹿老渡の実家宛てになっとるが、最近のは出さずにそのままスクラップしとるな」
ちゃちゃのん「…………」
ちゃちゃのん「それは… 夢の中で婆っちゃと会うための、一種のおまじないだったんじゃよ」
ちゃちゃのん「それを書いた夜は、いつも夢の中に婆っちゃが現れて、ちゃちゃのんとお話してくれたんじゃ」
ちゃちゃのん「最初のうちは鹿老渡の実家宛に送っとったんじゃが、お母さんにもぅ止めなさいって怒られてしもうて…」
ちゃちゃのん「そっからは、書いてスクラップするだけにしとったんじゃ…」
ちゃちゃのん「そんでも、婆っちゃにゃぁ しっかり届いたけぇ―――」
ちゃちゃのん「でも、最近は――――それでも婆っちゃと、全然 会えなくなって…」
洋榎「そんで休みをとって、婆さんの命日に鹿老渡に帰っとったんやな……」
ちゃちゃのん「う、うん……」コクッ
洋榎「何にせよ… コイツが、自分が何処におるんか 教えてくれたんやで…」
ちゃちゃのん「そか、婆っちゃが――――」
532 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 20:34:46.11 ID:MUKpKKPS0
洋榎「そんで、大好きな婆さんとは――――会えたんやな?」
ちゃちゃのん「うん――――」
ちゃちゃのん「夢の中のちゃちゃのんは、何故だか小学生だったんじゃが…」
ちゃちゃのん「そこでは桜も散り始めちょるゆーに、雪が降っとってのぅ―――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんは、その淡い雪が積もらんことを知っちょったけぇ――――何じゃかとても悲しくなって…」
ちゃちゃのん「シクシク泣いとったら、いつもと変わらん婆っちゃが――――」
ちゃちゃのん「まぁ〜 見た目は随分と違ったんじゃけど、婆っちゃが来てくれたんじゃ」
洋榎「…………?」
ちゃちゃのん「婆っちゃはちゃちゃのんが泣き止むまで、ただずっとそこにいてくれて…」
ちゃちゃのん「泣き止んだ後も、ちゃちゃのんの話を ただ黙って聞いてくれとったんじゃ―――」
洋榎「…………」
533 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 20:39:09.64 ID:MUKpKKPS0
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんの話が一通り終わったとこで―――」
ちゃちゃのん「婆っちゃは、『今日はお別れを言いに来たんじゃ―――』って……」
ちゃちゃのん「モチロン、ちゃちゃのんは そんなん嫌じゃって 引き止めようとしたんじゃが…」
ちゃちゃのん「『全てのモノにゃぁ、必ず始まりと終わりがあるんじゃよ―――』って、言われてしもうた…」
ちゃちゃのん「それに、『もぅ独りじゃないけぇ、婆っちゃがおらんでも 大丈夫じゃろ』って―――」
ちゃちゃのん「『サヨナラ、ちゃちゃのちゃん』って――――」
洋榎「いちご――――」
534 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 20:41:08.16 ID:MUKpKKPS0
洋榎「せやけど、こんな道端で 寝とるヤツがおるか…」
洋榎「一応、年頃の女の子やろ。 自分、どんだけ無防備やねん……」アホ…
ちゃちゃのん「えへへ、申しわけないんじゃ…」
ちゃちゃのん「でも、ヒロちゃん。 よぅこん場所まで分かったのぅ?」
洋榎「あぁ、それはな―――」
「ちゃちゃの〜〜〜〜ん!!」
ちゃちゃのん「ほぇっ――!?」
洋榎「お、ようやく来たみたいやな……」ヒヒッ
快活な長女さん「ちゃちゃのん、ホンに久しぶりじゃの〜〜〜!!」ダキッ
ちゃちゃのん「えぇっ、何で!?」
535 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 20:44:44.40 ID:MUKpKKPS0
陽気な妹ちゃん「あっ、お姉ちゃんばっかり こすいんじゃ!! ボクもボクも〜〜〜!!」ダキッ
しっかりものの妹ちゃん「ちゃちゃのんの、あんぽんたん。 ぶち心配したんじゃけぇ…」ウルッ
物静かな女の子「フフッ、私もいますわよ〜〜〜♪」フリフリ
ちゃちゃのん「鹿老渡のみんな… 一体どうして……?」アワワッ
洋榎「自分、ケータイ 部屋に忘れてったやろ」
洋榎「家探ししとる時に着信あってな、見覚えある名前やったから ウチが代わりに出たんや」
ちゃちゃのん「あ……」
快活な長女さん「雑誌の記事読んで、心配だったんで電話したんだけど―――」
快活な長女さん「いや〜〜〜 まさかそんお相手が、あの姫松の愛宕さんだったとは ビックリじゃよね〜〜〜」アハハッ
洋榎「ちゅーわけで、先にちゃちゃの居てはりそうな場所を電話で聞いとったんや」ニシシ
536 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 20:47:44.79 ID:MUKpKKPS0
ちゃちゃのん「………………」
物静かな女の子「いちごさん、どうかされまして?」
陽気な妹ちゃん「ちゃちゃのん、元気出せ〜〜〜〜〜!!」
しっかりものの妹ちゃん「アンタの無駄元気を、ちゃちゃのんに分けてあげたいのぅ」
ちゃちゃのん「みんな、あの時はゴメンの……」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんが、不甲斐なかったせいで――――」ポロポロ
快活な長女さん「誰もちゃちゃのんのせいなんて思ってないけぇ」
快活な長女さん「自分 責めるんも、もぅそれくらいにしときんさい―――」ナデナデ
しっかりものの妹ちゃん「ちゃちゃのんってば、気にしすぎなのよ…」
537 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 20:49:33.49 ID:MUKpKKPS0
ちゃちゃのん「じゃって、ちゃちゃのんのせいで―――」
ちゃちゃのん「鹿老渡高校は……」
物静かな女の子「それこそ、ちゃちゃのんは関係ないでしょう…」
洋榎「鹿老渡高校の廃校―――」
洋榎「ちゃちゃは、一度も言わんかったし…」
洋榎「ウチ、今日の今日まで ちっとも知らんかったで……」
しっかりものの妹ちゃん「大体、アレはずいぶん前から決まってたことだもんね…」
陽気な妹ちゃん「うん、ちゃちゃのんは何も悪くないんじゃ!!」
洋榎「せやな、どうせ全部 ウチが悪いんやし……」ズーーーン
快活な長女さん「いやいや、言ってない言ってない!!」ドードー
538 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 20:52:20.81 ID:MUKpKKPS0
陽気な妹ちゃん「の〜 の〜 これから、みなで探検しようよ!!」
快活な長女さん「おっ、ええのぅ♪ せっかく集まったんじゃ、久しぶりにみなで探検ごっこでもする?」
しっかりものの妹ちゃん「たまにゃぁ、アンタもええことゆーのぅ…」
陽気な妹ちゃん「えへへ〜、もっと褒めてくれてもええんじゃよ〜〜」ニッコニコ
しっかりものの妹ちゃん「このポジティブ、とろふわ脳め…」クッ
物静かな女の子「ちゃちゃのんと愛宕さんも、一緒に行きましょう♪」ニコッ
洋榎「探検ええやん。 ウチそういうの大好きやで〜〜♪」
洋榎「あ、それとウチのことは洋榎で頼むわ♪」ニッ
快活な長女さん「ふふ… 了解、洋榎♪」
ちゃちゃのん「……………」
洋榎「ほれほれ。 ちゃちゃもそないしょぼくれとらんで、今日は童心に返って れっつらごーやで〜〜!!」ギュッ
ちゃちゃのん「あ、ヒロちゃん……///」
物静かな女の子「あらあら、お二人とも本当にラブラブですのね」ホホホッ
洋榎「うっ、これはその… その場のノリっちゅうか なんちゅうか……///」
ちゃちゃのん「……………////」
539 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/27(水) 20:58:12.40 ID:MUKpKKPS0
陽気な妹ちゃん「川口隊長!! そこに巨大なヤシガニが!?」ビシッ
洋榎「なんやて!? そないな生物がいったいどこに――――」ワサワサ
洋榎「―――て、こりゃ ウチ自慢のヤシガニヘッドやで〜〜〜!!」ズビシッ
陽気な妹ちゃん「「わーい!! 変テコ動物いっぱいじゃ〜〜!!」 デデデッ
快活な長女さん「あはは、アイツら何をやっとるんじゃ…」
しっかりものの妹ちゃん「アホが二人に増えたんじゃ…」
メイド服の少女「ほんだら、はんだら、すかどろば―――」
メイド服の少女「命が惜しけりゃ置いてきな、燃やして砕いて飲み込むぞ。 孫子の代まで居直るぞ〜〜〜♪」ウフフッ
しっかりものの妹ちゃん「うふふって…」
物静かな女の子「ていうかなんの歌ですの、今のは?」
メイド服の少女「子守唄ですよ♪」
ちゃちゃのん「ちゅーか、誰じゃ… 何でメイド服…?」
キリリウサ「気に、するな…」キリッ
「私、助手なので…♪」ペカー
540 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/30(土) 21:14:00.01 ID:J+rQ37440
ちゃちゃのん「―――みんな、あん頃と変わっちょらんのぅ…」ヘヘッ
物静かな女の子「いちごさんだって、ちっとも変わってませんわよ」フフッ
ちゃちゃのん「そ、そうじゃろか……?」
物静かな女の子「えぇ、いちごさんは何年経っても変わらぬ、至高の愛らしさですわ〜〜〜♪」ハァハァ スンスン
ちゃちゃのん「アハハ、ゆうちゃんは初対面の頃とは だいぶ印象変わったのぅ…」
快活な長女さん「ねぇ… これからみなで、あっこに行ってみない?」
陽気な妹ちゃん「あはは、サンセー♪」
しっかりものの妹ちゃん「ええと思う…」
物静かな女の子「まぁ、それは素敵ですわね♪」
ちゃちゃのん「ほぇ―――?」
541 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/30(土) 23:05:39.59 ID:J+rQ37440
【旧鹿老渡高校 麻雀部部室】
洋榎「おぉっ、ここが鹿老渡 麻雀部の部室か!!」
ちゃちゃのん「まだ結構 綺麗じゃね……」ドキドキ
快活な長女さん「そうじゃな。 ちぃーと埃 溜まっとるけぇ、払えば全然大丈夫そうじゃ♪」
シャーーーー
しっかりものの妹ちゃん「それにカーテン開ければ、明かりの方も充分じゃの…」
陽気な妹ちゃん「ほんじゃ、早く机を並べちゃおっか〜〜♪」ガタガタ
物静かな女の子「あっ、私も手伝いますわ♪」ヨイショ
ちゃちゃのん「机とか並べて、ここで何をするんじゃ?」
542 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/30(土) 23:07:09.13 ID:J+rQ37440
快活な長女さん「何って… 麻雀部の部室に、こんメンバーですっことゆーたら―――」
快活な長女さん「麻雀しかないじゃろ!!」ドンッ
ちゃちゃのん「雀牌、持ってきちょったんか…」
快活な長女さん「ま、何事も用意周到がアタシのモットーじゃけぇの」フフン
ちゃちゃのん「用意周到は、ちゃちゃのんのモットーじゃよぉ!!」
快活な長女さん「洋榎、アタシたち鹿老渡麻雀部との勝負――――受ける度胸はあるかの?」
洋榎「勝負か―――面白いやん」
洋榎「その勝負、買うたるでぇ〜〜!!」
543 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/01/30(土) 23:12:45.79 ID:J+rQ37440
ジャラ ジャラ ジャラ ジャラ…
洋榎「ロンやで…」パララ
しっかりものの妹ちゃん「うっそ、やられたわ…」
快活な長女さん「元姫松高校 不動のエース・愛宕洋榎、流石じゃのぅ」
洋榎「カカッ… ウチの本気、まだまだこんなもんやないで〜〜〜!!」ダンッ
陽気な妹ちゃん「あっ、それロンじゃ♪」ヤッホーー パララ
洋榎「ていうか、その役って まさか―――!?」
陽気な妹ちゃん「うん、ちゃちゃのんがやられた清老頭って役じゃよ〜♪」ニシシ
洋榎「そ、そんなん――――考慮しとらんで…」ガバッ
ちゃちゃのん「こりゃ〜〜 そりゃぁ誰の真似じゃ!?」
洋榎「誰て… 清老頭くらってポロポロ泣いとった、自分しかおらんやろ?」
ちゃちゃのん「大体 ちゃちゃのんは、そんな大股広げたりなんかしとらんわ……///」プンプン
一同((してたけどね……))
陽気な妹ちゃん「これでちぃーとは、あん時のちゃちゃのんの 意趣返しってヤツが出来たじゃろか?」ヘヘヘッ
洋榎「流石、ウチら姫松に5万点以上もの差をつけた先鋒やな。 自分、ホンマ強いで…」
洋榎「最近、まともな勝負しとらんかったからな。 何やメッチャ楽しくなってきたで!!」ワクワク
544 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/02(火) 18:19:04.78 ID:H2hbcKH+0
ジャラ ジャラ ジャラ ジャラ…
快活な長女さん「の〜 ちゃちゃのん…」
ちゃちゃのん「――――?」
快活な長女さん「アタシさ…」
快活な長女さん「ちゃちゃのんのこと、ずっと好きだったんじゃよ……」
ちゃちゃのん「ほぇっ!?」
快活な長女さん「ちっとも気付いとらんかったじゃろ…」
快活な長女さん「ちゃちゃのん、そーゆーの昔から鈍かったけぇのぅ―――」フフッ
ちゃちゃのん「うぅっ、ごめんのぅ……///」カァァ…
545 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/02(火) 18:29:09.45 ID:H2hbcKH+0
陽気な妹ちゃん「アハハ、実はボクもだったりして〜〜〜♪」
しっかりものの妹ちゃん「その、私も… 本当のお姉ちゃんみたいに、好いとったんじゃよ……////」テレテレッ
洋榎「何やねん。 自分モテモテやないか」
ちゃちゃのん「えへへ……////」テレッ
快活な長女さん「ちゃちゃのんは、ウチらのアイドルじゃけぇのぅ〜〜」ケラケラ
物静かな女の子「そのぅ… 実は、私もだったりして〜〜〜///」ポッ ユビクルクル
快活な長女さん「イヤ… アンタのは、みな気付いとったじゃろ」
物静かな女の子「ななっ!! そんなバカなですわ!?」ショック!?
鹿老渡メンバー「「アハハハハ…」」
ちゃちゃのん「みんな……」
洋榎「へへッ……」
546 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/02(火) 18:39:22.62 ID:H2hbcKH+0
快活な長女さん「ま〜 いろいろあるだろうけどさ、アタシらはいつだってアンタの味方だからさ…」
快活な長女さん「そのこと、忘れないでよね――――」
陽気な妹ちゃん「うん、ボクたちずっと友達だよ♪」
しっかりものの妹ちゃん「今度、大阪に遊びに行くけぇの…」
物静かな女の子「メールも送りますわね〜〜」
ちゃちゃのん「みんな、どうもありがとうの……」グスッ
陽気な妹ちゃん「アハハ、ちゃちゃのんがまた泣いた〜〜〜♪」
しっかりものの妹ちゃん「幾つになっても、ちゃちゃのんは泣き虫さんじゃのぅ…」
物静かな女の子「ウフフ、お宝写真ですわ♪」パシャパシャ
ちゃちゃのん「うっ、うるさいんじゃよぉ〜〜!?」
快活な長女さん「洋榎、ちゃちゃのんのこと―――支えてあげてな」
洋榎「おっ、おぅ…」
陽気な妹ちゃん「ヒロエ、また麻雀しようね〜〜〜♪」
洋榎「上等やん。 自分との決着は、プロの舞台で付けたるで!!」カカッ
陽気な妹ちゃん「プロかぁ〜〜 楽しそうじゃね♪ ボクも頑張って目指してみよっかな…」
547 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/02(火) 18:45:29.21 ID:H2hbcKH+0
洋榎「アイツら、ホンマ ええヤツらやったな…」
ちゃちゃのん「そうじゃろ、ちゃちゃのんにゃぁ 勿体無いくらいの友達じゃ…」
ちゃちゃのん「すっかり暗くなってしまったのぅ……」
洋榎「ちゃちゃ……」
ちゃちゃのん「ん―――?」
洋榎「空、見てみ……」
ちゃちゃのん「空…? あぁ、本当じゃ…」
ちゃちゃのん「鹿老渡の夜空、凄いじゃろ―――」
洋榎「あぁ、満天の星空… 話には聞いとったが、これは想像以上やで――――」
ちゃちゃのん「そうじゃろ、ここはちゃちゃのんの自慢じゃけぇ♪」ヘヘッ
548 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/04(木) 21:06:36.62 ID:fisR6t9X0
洋榎「ん… あっちの茂みの方でも、何か光っとんで…?」
ちゃちゃのん「本当じゃ、チカチカしちょるね。 アレって…」テテテッ
洋榎「お〜 これってもしかして閉店だから早よ帰れでお馴染み、ホタルの光っちゅーヤツか?」
洋榎「そういや、ウチ 実際にホタル見るのって初めてやな〜〜」カンドー
ちゃちゃのん「この子は、日本の固有種。 ヒメボタルのメスみたいじゃね…」
洋榎「そこまで分かるんか?」
ちゃちゃのん「うん… ヒメボタルはゲンジやヘイケよりも小ぶりで―――」
ちゃちゃのん「冷光も、こういうチカチカとした短い明滅を繰り返すんじゃ」
洋榎「冷光って…?」
ちゃちゃのん「ホタルとか生き物の出す光は電球とかと違って熱を殆ど出さんけぇ、そう呼ぶんじゃよ」
ちゃちゃのん「それにヒメボタルは清流じゃなく、こういう茂みとか森に住んどるんじゃ…」
洋榎「へぇ〜〜 そうなんやな…」
549 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/04(木) 22:32:57.69 ID:fisR6t9X0
ちゃちゃのん「まるでマッチ売りの少女が最後に灯す、マッチの炎みたいじゃね…」
洋榎「何やねん、その微妙な例えは…」
ちゃちゃのん「…………」
洋榎「そういや、普通 ホタルってもっとたくさんでおらへん? 何で一匹だけなんやろな?」
ちゃちゃのん「ヒメボタルの羽化は、大体5月から6月―――」
ちゃちゃのん「この子は、ちょっと あわてんぼさんだったのかもしれんのぅ…」
洋榎「間違って、他のヤツらよりも早く起きてまったっちゅーことか…」
洋榎「せやけど、確かホタルの寿命って短いんやろ…?」
ちゃちゃのん「うん、成虫になったホタルの寿命は1、2週間―――」
ちゃちゃのん「そして成虫になったヒメボタルのメスの寿命は、2日から3日じゃ――――」
洋榎「えっ、そない短いんか!?」
550 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/04(木) 22:36:53.89 ID:fisR6t9X0
ちゃちゃのん「それにヒメボタルのメスは、仲間を探そうにも空を飛べないんじゃ…」
ちゃちゃのん「じゃけぇ… こうやって、必死に光を出して―――」
ちゃちゃのん「誰かが自分を見つけてくれるのを、ただ待ち続けとるんじゃよ――――」
洋榎「…………」
ちゃちゃのん「でも… それもこの時期では、きっと駄目じゃろう…」
ちゃちゃのん「たぶん、この子は――――このまま誰とも出会えないまま……」
洋榎「探してみようや―――」
ちゃちゃのん「ヒロちゃん――――?」
551 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/04(木) 22:41:40.66 ID:fisR6t9X0
洋榎「そないなこと、勝手に決めつけんなや―――」
洋榎「コイツと同じあわてんぼが、どっかにおるかもしれんやろ…」
洋榎「諦める前にまず動け――――とりあえずやってみようが、ウチの信条やねん」
洋榎「ウチらでコイツの仲間、探してみようやないか――――?」ニッ
ちゃちゃのん「うん、そうじゃね――――」ニコッ
ガサガサ…
洋榎「おっ―――!?」
ちゃちゃのん「あ――――!?」
552 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/04(木) 22:49:01.67 ID:fisR6t9X0
ちゃちゃのん「他のヒメボタルたちの生息場所―――ホンにあったんじゃ…」
洋榎「何や… 多少 時期はずれ言うても、結構 群れになっとるやないか」ヘヘッ
ちゃちゃのん「うん、今年はこの辺り。 いつもよりも暖かかったんじゃろか…」
洋榎「それんしても、自分 泥だらけやで〜〜」カカッ
ちゃちゃのん「うぅっ、それはヒロちゃんもじゃろぉ〜〜〜!!」
洋榎「ほんじゃ、さっきのあわてんぼは ここに放したるか…」
ちゃちゃのん「うん、そうじゃね♪」
ちゃちゃのん「仲間、見つかってホンに良かったのぅ――――」
553 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/07(日) 23:12:25.63 ID:fjDBkjeA0
洋榎「…………」
ちゃちゃのん「…………」
洋榎「綺麗やな…」
ちゃちゃのん「うん……」
ちゃちゃのん「よぅこうやって、婆っちゃや鹿老渡のみんなとホタルを見たもんじゃ…」
洋榎「冷たい光っちゅうわりには、こうやって集まっとると暖っかそうやな」
ちゃちゃのん「うん、そうじゃね…」
ちゃちゃのん「この光の群れを見とると、何だか胸のところが熱くなってくるんじゃ…」
ちゃちゃのん「蛍の光は、死者たちの魂―――」
洋榎「――――?」
ちゃちゃのん「昔からそう言われるくらい、蛍の光は人の心を惹きつけ 揺さぶるものだったんじゃ…」
554 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/08(月) 01:35:54.97 ID:L/4pCBH50
ちゃちゃのん「きっと昔の人はこの儚げな光を、失った大切な人の魂に見立てて―――」
ちゃちゃのん「その人の死後の幸福なんかを、願ったりしたんじゃろうね」
洋榎「…………」
ちゃちゃのん「成虫になったホタルはな、何も食べず 綺麗な水だけで生きとるんじゃ―――」
ちゃちゃのん「じゃけぇホタルの光は、こんなにも綺麗で儚げなんじゃろか――――」
洋榎「ホンマ、切ない気持ちになる生命の灯火やな…」
ちゃちゃのん「ぷっ… ヒロちゃんもなかなかに詩人さんじゃのぅ♪」
洋榎「ア、アホッ!? こないな時に、茶化すなや…///」ツラレタ…
ちゃちゃのん「へへっ、ゴメンのぅ…」ツイ…
555 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/08(月) 02:40:15.69 ID:L/4pCBH50
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん昔から、こういう綺麗なものに強く惹きつけられとったんじゃが―――」
ちゃちゃのん「どうして綺麗なものって、こんなにも人の心を切ない気持ちにするんじゃろうね――――」
洋榎「この美しさも永遠やないって、見とるモンにそう思わせるんやろか?」
ちゃちゃのん「綺麗なものっちゅうんはドコか儚げで、滅びの象徴みたいな側面もあるのかもしれんね」
ちゃちゃのん「蛍の光は、死者たちの魂―――」
ちゃちゃのん「亡くなった人のこといつまでも忘れず、大切に慕い続ける心はとっても尊いと思うんじゃが―――」
ちゃちゃのん「あまり気持ちがそっちに向き過ぎると、自分も死者の側に引っ張られるような感覚になるんじゃ――――」
洋榎「て、それはちょっとヤバイやろ…」
洋榎「感受性 強すぎるのも考えもんやで〜〜」
ちゃちゃのん「あはは… それ小さい頃に、よぅ言われたんじゃ…」
556 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/08(月) 02:43:26.88 ID:L/4pCBH50
ちゃちゃのん「でも、ちゃちゃのんな―――」
ちゃちゃのん「強くて、自由で、したたかで、たとえ泥の河の中でも立派に咲き誇れるような―――」
ちゃちゃのん「そんな力強くて、しぶとい花もええもんじゃなって――――ヒロちゃん見てて、そう思ったんじゃ」
洋榎「腐臭漂う泥の河って、そら大阪もんならカーネルオジさんかて道頓堀ダイブしてまうけど―――」
洋榎「とりあえず自分、今のは絶対 褒めてへんやろ?」
ちゃちゃのん「へへッ… それはどうじゃろね」フシュウハ イットランジャロ…
ちゃちゃのん「でもちゃちゃのんは、そんなヒロちゃんじゃけぇ――――」
557 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/08(月) 02:49:27.26 ID:L/4pCBH50
洋榎「ちゃちゃ……」
ちゃちゃのん「ん………」
洋榎「その… 観覧車でのこと―――」
洋榎「あの時は、ホンマ すまんかった――――」
―――恋人の魔法は… もぅ解けてしもぅたみたいじゃね…
―――続きは… ヒロちゃんが一番大切な時のために、とっておいての……
洋榎「ウチは、ホンマ アホたれや――――」ギリッ
ちゃちゃのん「―――もぅ、ええんじゃ…」
ちゃちゃのん「それにちゃちゃのん――――そんなに、イヤじゃなかったよ……////」モジモジ
洋榎「ちゃちゃ――――////」
558 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/08(月) 02:53:26.64 ID:L/4pCBH50
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんの方こそ、ゴメンの…」
ちゃちゃのん「ヒロちゃんにも、胡桃ちゃんにも、塞ちゃんにも…」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんは、随分と酷いことをしたんじゃ――――」
洋榎「そんなん、ウチは別に気にしてへん――――」
洋榎「いいんちょかて、『アンタなんかに心配されるほど、私はヤワじゃないわよ!!』言うとったで…」
ちゃちゃのん「アハハ、胡桃ちゃんはやっぱり素直じゃないのぅ…」
洋榎「まったくやで、いいんちょは もぅちょい可愛げあった方がええと思うわ」ヘヘッ
ちゃちゃのん「………」
洋榎「………」
ちゃちゃのん「――――ヒロちゃん……」
洋榎「………ん?」
559 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/08(月) 02:56:32.97 ID:L/4pCBH50
ちゃちゃのんと―――――別れてもらえんじゃろか。
560 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/08(月) 02:59:47.97 ID:L/4pCBH50
洋榎「…………」
ちゃちゃのん「…………」
洋榎「――――自分が、そうしたい言うんやったら」
洋榎「ええで―――――」
561 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/08(月) 03:02:21.44 ID:L/4pCBH50
ちゃちゃのん「えへへ… これでまた、お友達に逆戻りじゃね…」
洋榎「せやな… それも案外、悪くないかもしれん…」カカッ
ちゃちゃのん「の〜 ヒロちゃん―――」
ちゃちゃのん「明日はこのまま二人で、広島観光でもどうじゃろ?」
ちゃちゃのん「呉とか、たけはらとか――――ちゃちゃのんの育った町なんかを、いろいろ紹介したいんじゃ♪」
洋榎「おっ、そいつは楽しみやな♪」
流石に何年も人のおらんかった、婆っちゃの実家に泊まるわけにもいかんけぇ。
その日の夜は、ヒロちゃんと二人で鹿老渡にある宮林の旅館に泊まることにしたんじゃ。
562 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/12(金) 21:55:09.78 ID:wkruOXaw0
その日の夜―――
ちゃちゃのんは婆っちゃのこと、家族のこと、鹿老渡の友人たちのこと
とにかく、たくさんのことを――――ヒロちゃんに話して聞いてもらったんじゃ。
そしてヒロちゃんも、そんなちゃちゃのんに自分の色んなことを話して聞かせてくれた。
良いとこ、悪いとこ、お互いにまだまだ知らないとこ、たくさんあるって改めて気づかされたんじゃ。
563 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/14(日) 12:02:09.43 ID:J7jFRzcy0
たぶんちゃちゃのんは―――
これまでこの人のこと、本気で見ようとしとらんかった。
それはきっと、ちゃちゃのんが弱かったからなんじゃろぅ。
ちゃちゃのんは、大事なものを選ぶ痛みから逃げとったんじゃ。
でもそれじゃいけないって、みんなが教えてくれたけぇ。
今度こそ、ちゃちゃのんは――――
目の前の現実と向き合って、ほんとの気持ちを見つけようって思うんじゃ。
そうせんことにゃぁ、ちゃちゃのんは前に進めないって――――ようやっと分かったけぇ。
564 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/16(火) 20:02:31.00 ID:EzFSoAzO0
お父さ〜〜ん…
お母さ〜〜〜ん…
うぅっ…
二人とも、いったい どこにおるんじゃろぅ……
それは私の中にあった、とても古い記憶の断片―――
見慣れぬ夜の街並みを、優しく照らし出す幻想的な光の小路。
光の正体は竹筒に入れたろうそくが発つ、ほのかに揺らぐ数千本もの竹灯り。
安芸の小京都と呼ばれる父の故郷で、江戸の頃から続く古い街並みを明るく彩る光のお祭り。
その日の私は夕方から父の馴染みのお店で美味しいものを食べ、日が落ちた後には美しい光のアートに心を躍らせていた。
565 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/16(火) 20:07:58.43 ID:EzFSoAzO0
うわぁ〜〜〜
すごいんじゃ〜〜
とってもきれいじゃね〜〜〜♪
こらこら、いちご…
そがーにはしゃぐと、まくれてまうぞ〜〜
ま〜 ちぃーとくらい、えーがの。
こがー嬉しげないちごは、珍しいけぇのぅ。
えへへ…
お父さん、お母さん、大好きじゃよ…♪
大切な人たちと過ごした―――
とてもささやかだったけれど、かけがえのない、暖かな夢のような時間。
今にして思えば―――
これが私の憧れ続けた、きらきらと輝く光の原風景だったんじゃろうか――――?
566 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/18(木) 19:36:39.45 ID:L8tVPTIB0
洋榎「ぷっはぁ〜〜 朝飯も美味かったし、何や港の香りが落ち着くで〜〜!!」
ちゃちゃのん「じゃろ♪ ここは鹿老渡でも有名な旅館で、江戸の頃にゃぁ材木なんかを扱っとったそうじゃ」
洋榎「確かに白壁の土蔵とか、何や由緒ありげな感じやもんな〜〜」
洋榎「おっ、何やろ… 海の向こうの方、何や島影みたいの見えんで?」
ちゃちゃのん「瀬戸内を挟んで、あっちにうっすら見えちょるんは、たぶん四国の愛媛じゃな…」
ちゃちゃのん「ここの入江は静かじゃけぇ」
ちゃちゃのん「その昔は潮待ちの港として、日向の国の藩主さんなんかも立ち寄られたりしたっちゅう話じゃよ」
洋榎「へぇ〜〜 今は人影も少ないみたいやけど、昔は結構賑わっとったんやなぁ…」
ちゃちゃのん「うん… 婆っちゃが若い頃なんかは、小学校もまだあったそうじゃし」
ちゃちゃのん「今より、もっともっと人も多かったそうじゃ…」
567 :
駄文@鹿老渡について
[sage saga]:2016/02/18(木) 19:42:28.87 ID:L8tVPTIB0
ここでちゃちゃのんを育んだ鹿老渡という土地の説明をば少し(興味のない方はすっ飛ばして下さい)
鹿老渡は倉橋島(広島県呉市倉橋町)と、その南にある鹿島を繋ぐトンボロの島(陸繋島)で
山と山の間に挟まれた場所に集落のある、瀬戸内海に位置するとても景色の良い静かな港町のようです。
余談にはなりますが、ちゃちゃのんの声をされていた松来未祐さんも同じ呉市の出身ですね。
尚、鹿老渡は県道35号線 音戸倉橋線の終着点で、その先にある鹿島大橋を渡ると鹿島です。
なのでこの作中のちゃちゃのんは県道35号線を走るバスで、倉橋島にある小学校に通っていたという設定になってます。
因みに鹿老渡にあった小学校は平成9年に廃校となっており、現在は災害避難場所として残っているようですね。
そもそもこの鹿老渡という港町は、江戸時代に瀬戸内海を行き交う船舶との商売や潮待ちによる宿泊などを目的に作られたそうで
享保15年(1730年) 倉橋町の有力者達によって企画・整備され、現在もその碁盤の目のような街並みは維持されています。
穏やかな砂州、静かな入江は古くから風待ち、潮待ちの港として参勤交代の大名等にも利用されたそうですが、
現在は人影も少なく、何だか時間が止まってしまったような、とても景色の良い静かで穏やかな港町のようですね。
ちゃちゃのんのんびよりな、小学生時代のちゃちゃのんの生活…
そんなほっこり癒される内容な作品、誰か書いてくれませんかね〜〜
尚、以下のサイト様を参考にさせて頂きました。
興味のある方はそちらも合わせて読まれてみては如何でしょうか。
・何の変哲もない咲の地名紹介様「広島県代表・鹿老渡高校」
・のんびり屋の瀬戸内めぐり様「鹿老渡(倉橋島)」
・えいちゃん笠岡を走りまくる様「鹿老渡@」
・そぞろ歩き様「鹿老渡〜倉橋島」
・ひろしま文化大百科様「鹿老渡と本浦」・宮林家住宅
※鹿老渡の位置
568 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/20(土) 15:59:38.30 ID:WOfYDrRg0
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんが小さかった頃から、ここはちっとも変わっとらんけぇの…」
ちゃちゃのん「ここは、まるで時間の流れが止まっとるようじゃ……」
ちゃちゃのん「鹿老渡高校の廃校も、きっと時代の必然じゃったと―――」
ちゃちゃのん「今なら、そう思えるかのぅ…」
洋榎「ちゃちゃ……」
ちゃちゃのん「うぅん、それもちょっと違うかのぅ」
ちゃちゃのん「どうにもならんっちゅうことは、あん頃から みんな分かっとったんじゃ…」
ちゃちゃのん「じゃけぇ、テレビや雑誌の向こうのみんなの記憶にも―――」
ちゃちゃのん「鹿老渡高校っちゅうモンがあったこと、覚えておいて欲しい思って頑張っとったのかもしれん――――」
洋榎「…………」
569 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/20(土) 16:03:15.02 ID:WOfYDrRg0
ちゃちゃのん「―――あ」
ちゃちゃのん「だからっちゅうて、そこでヒロちゃんが申し訳なく思う必要はないけぇの!?」アセッ
ちゃちゃのん「勝負っちゅうんは そういうモンじゃって、ちゃんと分かっとるけぇ♪」ヘヘヘ
ちゃちゃのん「そんなことより、今日は広島観光たっぷり楽しもうの♪」
洋榎「なぁ、昨日は ああ言うたが―――」
洋榎「この前の記事のこともあるやん。 ホンマにウチと観光なんかしても、ええんか…?」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんは、ヒロちゃんとがええんじゃが…」
ちゃちゃのん「ヒロちゃんは、やっぱりちゃちゃのんとじゃ―――迷惑だったりするんじゃろか?」
洋榎「―――いや、ウチはええんやけど……///」ドキッ
ちゃちゃのん「えへへ、ほんなら決まりじゃの〜〜♪」レッツ、ゴージャ♪
570 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/20(土) 16:38:31.92 ID:WOfYDrRg0
洋榎「な〜〜〜」
ちゃちゃのん「ん…? 何じゃ、ヒロちゃん…?」
洋榎「どうでもええねんけど、自分のその変装 めっちゃダサイで〜〜」
ちゃちゃのん「えぇっ!? そ、そうじゃろか!?」アセッ
洋榎「何やねん、そのハート型のグラサンに尻みたいなピーチ帽といちご模様のケープは?」
ちゃちゃのん「お、おかしいのぅ… ちゃちゃのん、あんまり変装とかせんのじゃが」
ちゃちゃのん「これが今年の流行りじゃって、お洒落上手なチハちゃんに教えてもらったんじゃが…///」シリテ…
洋榎「業界の流行とか知らんが、どうせ自分 またからかわれたんやろ?」
ちゃちゃのん「うぅっ… そんなことないって否定しきれんのが、悲しいトコなんじゃ…」チハチャン…
洋榎「その様子だけで、現場での自分の立ち位置がよぅ分かんで〜〜」カカッ
ちゃちゃのん「うっ、うるさいんじゃよぅ!?」
洋榎「―――で、結局スタンダードな帽子と色メガネだけにしたんやな?」
ちゃちゃのん「へっ、変じゃろか…?」
洋榎「いや、なかなか似合ってんで〜〜♪」ニカッ
571 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/21(日) 02:20:53.87 ID:dm4CI8OM0
【たけはら】
ジュー ジュー
洋榎「おぉっ、これがたけはら名物、ほぼろ焼き言うヤツやな!?」ハフハフ ウマウマ
ちゃちゃのん「そうじゃよぉ、ちもさんのお好み焼きは 絶品なんじゃ♪」エッヘン
ちも「いちごちゃん、どうもありがとぅの♪」ニコニコ
洋榎「そういや、店主さんとちゃちゃは、どういう知り合いなんや?」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんの前のお父さんが、たけはらの生まれでのぅ」
ちゃちゃのん「お父さんが先代ほぼろさんのファンで、小さいちゃちゃのんも よぅここに連れてきて貰ったんじゃよ〜」
ちも「いちごちゃん、あの頃は毎年 お父さんたちと憧憬の路を見に来とったよね〜 懐かしいわぁ〜〜♪」
ちゃちゃのん「ホンに、懐かしいのぅ…」
572 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/21(日) 02:26:04.07 ID:dm4CI8OM0
ちゃちゃのん「あ、ちもさん。 写真お願いしてもええじゃろか?」
ちも「うん、モチロンええよ〜〜♪ ホンなら、洋榎ちゃんも一緒に並んで〜〜」
ちゃちゃのん「せっかくじゃけぇ、ヒロちゃんも一緒にの♪」
洋榎「おぅ、ええで!!」
「おこのみや〜〜〜〜き♪」パシャ
ちゃちゃのん「ちもさん、どうもありがとなんじゃ♪」
洋榎「おおきにやで〜〜♪」
ちも「ふふ… 二人とも、とってもええ笑顔しとるよぅ♪」
573 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/21(日) 09:58:52.03 ID:dm4CI8OM0
【広島駅】
ガタンゴトン ガタンゴトン
洋榎「おっ、広島名物の路面電車やな!!」
ちゃちゃのん「うん♪ ちんちん電車、もぅすぐ来るのぅ」
洋榎「ん、今 何か言うたか?」
ちゃちゃのん「じゃけぇ、ちんちん電車がもぅすぐ着くって―――」
洋榎「スマン、もっかいおっきな声で頼むで〜〜」ヒヒッ
ちゃちゃのん「もぅ、路面電車でええわ。 ヒロちゃんは、やっぱり意地悪なんじゃ…///」ブー
ブーー ピポン ピポン
洋榎「へぇ〜 路面電車なのに、5台繋ぎなんやな」
ちゃちゃのん「そうじゃよ。 こりゃぁ国産100%のグリーンムーバー系・5車体連接の超低床電車ゆーヤツじゃ♪」
574 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/21(日) 11:23:21.17 ID:dm4CI8OM0
ピンポーーン ガタガタン
みゆき《ご乗車、ありがとうございます。 本車輌はこれより発車 致しま〜〜す♪》
ちゃちゃのん「あっ、みゆきお姉ちゃ〜〜ん♪」フリフリ
みゆき「ほぇ……?」
みゆき《ありゃ〜 いちごちゃんけぇ、ひーさ会わんかったねぇ!?》キーーン
ちゃちゃのん「お姉ちゃん、マイクマイク」ヒソヒソ
みゆき「うひゃぁ〜〜 し、失礼しました〜〜」アセアセッ
アハハ クスクス
洋榎「この人は?」
ちゃちゃのん「広島電鉄で働いちょる『鷹野 みゆき』お姉ちゃんじゃ」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんが中学時代、呉に住んどった時のご近所さんで色々とお世話になったんじゃよぉ♪」エヘヘ
みゆき「いちごちゃんとは何かと気が合ってのぅ、妹みたいに可愛がっとったんじゃよぉ〜〜♪」エヘヘ
洋榎(あ〜〜 何や このお姉さんからも、ちゃちゃと同じ匂いするわ……)
みゆき「広島んことなら色々と教えちゃるけぇ。 おいでやんせ、広島へ♪」
575 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/24(水) 23:52:22.38 ID:wcfarA/X0
【宮島口 フェリー乗り場〜〜宮島桟橋】
ザザザーーーン
洋榎「うひょ〜〜 フェリーの風がメッチャ気持ちええでぇ!!」
ちゃちゃのん「原爆ドームにも行ったし、お次はいよいよ宮島じゃね」
洋榎「たけはら行ったり、呉行ったりで、今日はホンマ強行軍やったな〜〜」
洋榎「あ… そういや、ちゃちゃの憧れのアイドルさんって 確か呉の出身やったな」
ちゃちゃのん「う、うん……」
洋榎「その人って、どういう人なんや?」
ちゃちゃのん「……………」
洋榎「ん…?」
ちゃちゃのん「いつも一生懸命で、誰にでも優しくて、とってもファン想いな…」
ちゃちゃのん「周りにおる人や、ファンの子たちの心まで優しい気持ちにしてくれる―――」
ちゃちゃのん「そんなぽかぽかとした、自然と人の集まるひだまりみたいに暖っかい人じゃったよ……」
洋榎「―――じゃった?」
576 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/25(木) 00:28:21.68 ID:c2O1Jj3I0
ちゃちゃのん「ちょっと前にな、病気で亡くなったんじゃよ…」
ちゃちゃのん「まだ、38になったばかりじゃった―――」
洋榎「そか、スマン……」
ちゃちゃのん「ええんじゃ。 人の死ゆーんは、誰にも避けられんもんじゃけぇ…」
ちゃちゃのん「本当はもっともっとたくさん生きて、いっぱい幸せになって欲しかったし…」
ちゃちゃのん「これから先も、ずっとずっとちゃちゃのんの目標でいて欲しかったんじゃが―――」
ちゃちゃのん「こればっかりは、どうしようもないことなんじゃ……」
洋榎「…………」
577 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/25(木) 00:34:24.35 ID:c2O1Jj3I0
ちゃちゃのん「じゃけぇ… ちゃちゃのんだって、いつまでも泣いてちゃ駄目なんじゃ!!」
ちゃちゃのん「早く気持ちの整理つけなくちゃ、いけないんじゃ…」
ちゃちゃのん「あの人だって、きっとそんなん喜ばんはずじゃけぇ……」
洋榎「ちゃちゃ………?」
ちゃちゃのん「それにの―――」
ちゃちゃのん「誰だって、人はいつか必ずいなくなるもんじゃ」
ちゃちゃのん「そしてそれは、必ずしも年をとってからとは限らん」
ちゃちゃのん「そんな当たり前のこと、みんな分かっとるはずなんじゃが…」
ちゃちゃのん「分かっとっても、普段そういうこと あまり考えんようにしとるんじゃ」
ちゃちゃのん「それを考えること、認めるゆーことは――――とっても痛いことじゃけぇ……」
578 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/25(木) 00:36:58.73 ID:c2O1Jj3I0
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんはな――――」
ちゃちゃのん「婆っちゃの死からも、ずっと目をそらし続けてきたんじゃ…」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、冷たくなった婆っちゃが 柩の中に入るとこ、確かに見たはずなんじゃ」
ちゃちゃのん「それなのに、そのことをちゃちゃのん――――全く覚えとらんかったんじゃ……」
ちゃちゃのん「婆っちゃは亡くなったんじゃなく、どこかに行ってしまったんじゃと―――」
ちゃちゃのん「そう思い込むことで、婆っちゃがいつか帰ってきてくれるって思っていたかったんじゃな……」
洋榎「……………」
579 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/25(木) 00:41:02.02 ID:c2O1Jj3I0
ちゃちゃのん「昨日、夢ん中で婆っちゃからお別れ言われて―――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、ようやっとそれを受け入れようって思ったんじゃ」
ちゃちゃのん「これからはちゃちゃのんも、ちゃんと前を見ていこうって決めたんじゃ……」
ちゃちゃのん「これもきっと、ヒロちゃんやみんなの おかげだって思っとるよ」
ちゃちゃのん「どうもありがとなんじゃ、ヒロちゃん♪」ニコッ
洋榎「へへ、ちょっとテレくさいで…///」
ちゃちゃのん「あぁ、そうじゃ… ちゃちゃのんの憧れのアイドルさんなんじゃが」
ちゃちゃのん「ちょっぴりドジで、お茶目なベビーフェイスな人でのぅ…」
ちゃちゃのん「周りからはよぅ丸いとか、大食いとか、結婚出来ないとか、痴女とか、からかわれとったんじゃが―――」
ちゃちゃのん「そんでも決して怒らず、いっつも明るい笑顔で『雨にも負けず、風にも負けず』な強い人だったんじゃよ♪」ヘヘヘッ
洋榎「――――それは、どうなんやろな。 アイドルとして……」エット…
580 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/28(日) 02:24:31.83 ID:6woIij+Z0
【宮島】
洋榎「ここがあの有名な宮島やな。 そういや、ウチ 今まで来たことなかったで!!」
ちゃちゃのん「神さまの島 宮島は『安芸の宮島』とも呼ばれる日本三景の1つで、大鳥居や厳島神社なんかが特に有名じゃ」
ちゃちゃのん「季節や時間帯によっても その情景を変える、とっても美しい島なんじゃよ♪」
ちゃちゃのん「歴史的にゃぁ3本の矢の毛利の元就さんと、陶 晴賢さんの厳島の戦い何かも有名でな―――」
洋榎「お〜〜ぅ、そんなことより、あっちの店でもみじ饅頭 売っとるで!!」
ちゃちゃのん「うん、もみまんは宮島の紅葉谷(もみじだに)に、ちなんだ銘菓じゃけぇ」
ちゃちゃのん「でもどうせ宮島で もみまん食べるんじゃったら、焼きたてのお店がええんじゃよ〜〜」
洋榎「そういうもんなん?」
ちゃちゃのん「うん… 宮島のもみまんゆーたら、やっぱり焼きたてほくほくが一番じゃ♪」
581 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/28(日) 02:33:05.99 ID:6woIij+Z0
洋榎「つーか… 自分のその『もみまん。』って言い方、何やちょっと卑猥な感じやな〜〜」
ちゃちゃのん「―――ちょっ、もみまんのドコが卑猥なんじゃ!?」////
ちゃちゃのん「もみ子ちゃんと、アルフレッド後藤クンにも失礼じゃろ!!」
洋榎「アルフレッド後藤隊長とか 誰やねん。 カミソリ後藤?」
ちゃちゃのん「アルフレッド後藤クンは、後藤製菓さんが考案した二足歩行のシカくんじゃよ」
洋榎「何で、シカが二足歩行やねん…」
ちゃちゃのん「そりゃぁ、まぁ… 前足を地面についとったら、もみじ饅頭食べられんし…」
洋榎「おぉっ、向こうの店にあるのって、あの幻の『元祖ぷよまん』やないか!?」
ちゃちゃのん「あっ、本当じゃ。 ちゃちゃのんも初めて見たんじゃ…」
洋榎「オバちゃ〜ん、コレ一箱 ボヨヨンロック風にばよえ〜〜んと頼むでぇ!!」
アイヨーー
ちゃちゃのん「ヒロちゃんは、ホンにこういうレアモンが好きじゃのぅ」モー
ちゃちゃのん「あ……」テテテッ
582 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/28(日) 12:28:12.27 ID:6woIij+Z0
洋榎「で… 自分は何で宮島まで来て、クレープ食っとんねん」
ちゃちゃのん「へへっ… 美味しそうだったんで、ツイのぅ。 ヒロちゃんの分もあるんじゃよ」ハイ♪
洋榎「おぅ、サンキュ♪ ウチこういうのあんま食わへんから、ちょっと緊張すんで」モグッ
ちゃちゃのん「ヒロちゃんはお好み焼きとか、ケバブとか、辛いのよぅ食べちょるもんね」ハムッ
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんはケーキとか 甘いの好きなんじゃが、ダイエットもあるけぇ 普段はなかなかのぅ…」
洋榎「はぁ〜 女の子やな〜〜」
ちゃちゃのん「そうじゃろか…?」
洋榎「ウチはどちらかっちゅうと男っぽい言われるから、自分のそういうトコ ちょっと羨ましいで…」
ちゃちゃのん「―――ちゃちゃのんは、ヒロちゃんのカッコ良いトコなんかに凄く憧れるかのぅ」ハムハムッ
洋榎「…………///」ムググ…
ちゃちゃのん「ヒロちゃん―――?」
洋榎「いや、別に何でもないで…///」
ちゃちゃのん「う、うん……?」
583 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/28(日) 14:02:45.64 ID:6woIij+Z0
カポ カポ カポ
洋榎「おっ、鹿やで鹿!? 何やコイツら、ちっとも逃げんで こっち寄って来んで〜」
ちゃちゃのん「あはは、ここの子たちゃ〜 平和ボケしとるけぇ。 きっと何かくれる思っちょるんじゃな」
洋榎「平和ボケの代表選手みたいなヤツが、よう言うで」
ちゃちゃのん「んもぅ… ちゃちゃのんのことは、別にええんじゃよぉ…///」
キューー キューーー
ちゃちゃのん「ゴメンのぅ。 今は鹿にエサをあげるんは、駄目なんじゃよぉ…」
洋榎「へぇ〜 今は鹿せんべいとか、やっちゃアカンのか?」
ちゃちゃのん「うん… 人から食べ物を貰うことに慣れすぎた鹿は」
ちゃちゃのん「ゴミを漁るようになって、ビニール食べたりして早死にしてまうんじゃ…」
ガジガジ
584 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/28(日) 14:14:23.44 ID:6woIij+Z0
ガジガジ
洋榎「ところで自分、さっきから かじられとんでぇ」
ちゃちゃのん「ちょ〜〜 ちゃちゃのんの洋服なんか、カジっちゃアカンよぉ!?」アセアセッ
洋榎「カカッ 相変わらず、自分は動物にも舐められるタイプやな〜」
ちゃちゃのん「もぅ… そんなんええから、助けて欲しいんじゃ〜〜」アウアウッ
グイグイッ
ちゃちゃのん「ちょっ… スカート、そんなに引っぱっちゃダメじゃって!?」アワワッ
ズルズル
ちゃちゃのん「わわっ、ちょっ… ちゃちゃのんを、引きずるのもダメなんじゃ〜!?」ウヒャーー
洋榎「面白いから、暫く見とこかな……」
585 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/28(日) 14:18:52.41 ID:6woIij+Z0
洋榎「おぉっ、あっちに五重の塔発見!? ドクター・ランドの国際シンジケート集団との死闘やで!!」アチャーー
ちゃちゃのん「別に死亡的遊戯とかは、行われとらんけぇの…」
洋榎「ほんなら、世界最悪の軍隊のムラサキな曹長とかのおる―――」
ちゃちゃのん「マッスルな塔も関係ないかのぅ…」
【厳島神社】
洋榎「おっ、あれが例の有名な厳島神社と大鳥居やな!?」
洋榎「おぉっ、デッカイ鳥居が海の中に浮かんどるで!!」スゴッ
ちゃちゃのん「今は満潮じゃけぇの。 潮が引けば、あそこまで 歩いて行けるんじゃよ」
586 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/28(日) 14:33:39.60 ID:6woIij+Z0
ちゃちゃのん「社殿の方も、今の時間だと浮いちょるように見えるじゃろ」
ちゃちゃのん「瀬戸の海に浮かぶ、厳島神社の壮麗さは竜宮城にも例えられる程なんじゃ♪」
洋榎「海の上に浮かぶ朱塗りの社殿か。 流石は世界遺産、えらいもんやで」
ちゃちゃのん「厳島神社は本殿の他にも、平舞台に高舞台、海に浮かぶ能舞台や反橋、廻廊なんかで構成されちょるんじゃが」
ちゃちゃのん「今日はもぅ時間も無いんで、あまり多くは見て回れそうにないかのぅ」
洋榎「無限回廊とか聞くと、何やテンション上がらん?」ネクロゴンド?
ちゃちゃのん「ま〜 ちょっとゲームっぽい響きじゃけぇのぅ」
洋榎「あと熾天使のゲートとかも、メッチャテンション上がるで―――」
ちゃちゃのん「ドSの上司に変態メガネさん、ハム☆スターも怖いんじゃ…」フルフル
587 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/28(日) 15:36:04.83 ID:6woIij+Z0
洋榎「おっ、アレって…?」
ちゃちゃのん「―――どうやら、今は結婚式の最中みたいじゃな」
洋榎「えっ… 厳島神社って、結婚式もやっとんの!?」
ちゃちゃのん「うん… 神社さんの祭事が多い 一月なんかは無理じゃけど、人気の式場の一つじゃよ」
洋榎「世界遺産で結婚式とか、そりゃ人気もあるやろなぁ」
洋榎「カカッ、これがホンマの『瀬戸の花嫁』いうヤツやん♪」
ちゃちゃのん「それ婆っちゃが大好きで、よぅ口ずさんどったんじゃ…」
ちゃちゃのん「瀬戸内海の島から嫁ぐ女性の心象を描いた歌で、昔は結婚式なんかでも よぅ歌ったんじゃとか…」
ザザザーーーン
たそがれる若者「マサさん……////」ポッ
洋榎「自分、誰やねん……」
ちゃちゃのん「――――?」ホエ?
588 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/02/28(日) 16:52:13.69 ID:6woIij+Z0
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんは、どちらかっちゅうと洋式ブライダルへの憧れ強かった方じゃが―――」
ちゃちゃのん「やっぱり広島モンなら、ここでの結婚式っちゅうのも憧れるのぅ…」ウットリ
洋榎「そのためにも、まずはええ相手を見つけんとな〜〜」カカッ
ちゃちゃのん「うん、そうじゃね♪」ヘヘッ
洋榎「――――――////」ドキッ
ちゃちゃのん「ヒロちゃん……?」
洋榎「んなっ… 何でもないわぃ、こんダラずがぁ〜!!」ボコッ
ちゃちゃのん「あいたぁっ!? うぅっ、流石に今のは酷いんじゃ……」ウルウル
洋榎「…………」ドキドキ
洋榎(天使のような笑顔とか、不覚にもそんなこと思ってまったで――――////)ハズッ
589 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/03(木) 19:04:23.33 ID:ppNegn2l0
【夕暮れ時】
ちゃちゃのん「焼きたてのもみまんと、宮島のかきも美味しかったのぅ♪」ハフハフッ
洋榎「そうやな。 あの揚げたてのもみじ饅頭いうのも、なかなか新鮮で良かったで♪」
ちゃちゃのん「お日さんも、だいぶ瀬戸内に落ちてしもうたけぇ―――」
ちゃちゃのん「そのへんの灯籠にも火が灯って、あの海の大鳥居もライトアップされたみたいじゃ」
洋榎「おぉっ、ホンマや。 はぁ〜〜 綺麗なもんやで〜〜〜」
ちゃちゃのん「…………」
洋榎「ん、ちゃちゃ―――?」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんが、随分と小さかった頃の話なんじゃが―――」
ちゃちゃのん「たけはらの憧憬の路に、家族で何度か行ったことがあってのぅ―――」
ちゃちゃのん「ちょっと… そん頃のことを、思い出しとったんじゃ……」
洋榎「家族との思い出か……?」
ちゃちゃのん「うん……」コクッ
590 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/03(木) 21:39:21.31 ID:ppNegn2l0
ちゃちゃのん「あの時のちゃちゃのんは、珍しく随分とはしゃいどってのぅ」
ちゃちゃのん「竹灯りを追って一人走り回っとるうちに、お父さんたちと はぐれてしもぅたんじゃ」
ちゃちゃのん「周りは人だらけゆーのに凄く寂しくて、心細くて―――」
ちゃちゃのん「まるで世界中で、ちゃちゃのんのこと知ってる人なんて」
ちゃちゃのん「もぅ誰一人としておらんよぅに思えてきて…」
ちゃちゃのん「そんなことを思っとたら、とっても怖くなってしもうて―――」
ちゃちゃのん「そんで大泣きしとったトコを、お父さんとお母さんが見つけてくれたんじゃが――――」
591 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/03(木) 23:17:39.83 ID:ppNegn2l0
ちゃちゃのん「二人とも真っ青な顔して、凄く息も切らせとったけぇ」
ちゃちゃのん「今度は何だか、とてもイケないことをしてしまったような気がして―――」
ちゃちゃのん「そんでちゃちゃのん、ベソかきながら二人に凄く謝ったんじゃ…」
ちゃちゃのん「そしたら、とっても困ったって顔したお父さんが―――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんの頭を、優しく優しく なでなでしてくれたんじゃ」
ちゃちゃのん「お父さんの手はゴツゴツとした大きなものじゃったが、おろおろとちゃちゃのんをあやす姿が あんまりにも可笑しくてのぅ」
ちゃちゃのん「それ見たちゃちゃのんは、今まで泣いとったはずなのにツイツイ笑ってしもうたんじゃ」
ちゃちゃのん「そんで今度はちゃちゃのんがお父さんの頭をなでなでしながら、こうゆーたんじゃ―――」
ちゃちゃのん「いちごはもぅ大丈夫じゃけぇ――――そんなに心配しないでねって……」
592 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/04(金) 00:04:59.23 ID:Hvchj6KF0
ちゃちゃのん「そんなに恐る恐る触らんでも―――」
ちゃちゃのん「いちごはそんな簡単に、どうにかなったりしないんじゃ……」
洋榎「…………」
ちゃちゃのん「いちごは… もぅ大丈夫……」フルフル…
洋榎「…………」ギュッ
ちゃちゃのん「ひ、ヒロちゃん………?」
洋榎「こんアホんだら……」
洋榎「自分――――それ、全然 大丈夫ゆーとるヤツの顔やないで!!」
ちゃちゃのん「……………」
洋榎「ホンマは、ちっとも平気やないんやろ――――?」
593 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/04(金) 00:10:20.11 ID:Hvchj6KF0
洋榎「フェリーの上で、大好きな婆さんとアイドルさんの話しとった時もそうやったんやな」
洋榎「泣き虫のくせに涙こらえて、必死に強がって――――」
洋榎「大切な人たちと、今度こそしっかりお別れしよう思ったんやろ…」
洋榎「そんなん――――大丈夫なわけないで……」
洋榎「ホンマはとってもツラくて悲しくてしゃーないんやろ」
洋榎「こんなウチだって、きっとおらんよりはマシやろ―――」
洋榎「あんま一人で無理とかして欲しくないねん……」
ちゃちゃのん「……………」ギュゥゥ
594 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/04(金) 00:25:21.13 ID:Hvchj6KF0
洋榎「ちゃちゃ………?」
ちゃちゃのん「ズルいんじゃ……」グスッ
ちゃちゃのん「もぅ泣かんって……」
ちゃちゃのん「笑って、笑顔でさよならするって決めとったのに……」ポロポロ
ちゃちゃのん「そんな優しくされたら――――涙、止められんじゃろぉ……」ボロボロ
洋榎「そいつは、スマンかったなぁ…」
洋榎「ウチな、実はちょっと意地悪やねん……」ナデナデ
595 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/07(月) 23:42:56.20 ID:KGbZaR5S0
ちゃちゃのん「ぐすっ… ひっく……」ズズズーーー
洋榎「だいぶ落ち着いたみたいやな…」
ちゃちゃのん「うぅっ… ヒロちゃん、ごめんのぅ…」ゴシゴシ
洋榎「そんなん、別にえ〜〜て」
洋榎「ホンマにツラい時や悲しい時は、思いっきり泣いた方がええんやで…」ナデナデ
洋榎「自分の大好きな婆さんたちかて、きっとそう言うと思うで〜〜♪」ワシャワシャ
ちゃちゃのん「ちょ、ヒロちゃん!? ちゃちゃのんの髪を、ワシャワシャするんヤメるんじゃ!!」ウヒャアッ
洋榎「おっと… スマンスマン、つい…」
ちゃちゃのん「もぅ、今の流れで何がついなんじゃ…」
596 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/07(月) 23:56:41.49 ID:KGbZaR5S0
ちゃちゃのん「―――何か、前にもこんな感じのことあったのぅ…」クスッ
洋榎「お〜〜 初めて自分の家で、晩ごはんご馳走になった時やな!!」ナツカシイデ
洋榎「自分の泣き虫は、あん頃からちっとも変わってへんゆーこっちゃな」カカッ
ちゃちゃのん「変わっとらんのは、ヒロちゃんの意地悪もじゃろぅ…」ムー
洋榎「ちょっ… この優しさの塊みたいなウチの、ドコが意地悪やねん!!」
ちゃちゃのん「さっき自分でも、そうゆーとったじゃろうが!!」
洋榎「言っとらんわ、ボケぇ!!」
ちゃちゃのん「も〜〜 ゆーとったじゃろ〜〜!!」
テーー ナンヤネン、コノカイワ!!
プッ… クスクス…
コラッ!! ジブン、ナニワラットンネン!!
ワラッテナンカ イナインジャ!!
テ、メッチャワラットルヤナイカ!!
597 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/08(火) 00:03:41.48 ID:V3JZ77SS0
洋榎「んで、その後どうなったんや…?」
ちゃちゃのん「ん……?」
洋榎「自分が迷子になって、親父さんたちに見つけて貰ったって話や」
ちゃちゃのん「あぁ、うん……」
ちゃちゃのん「その日の帰り道は―――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんを真ん中にして、お父さんと、お母さん」
ちゃちゃのん「二人と手を繋いで、家族三人で仲良く帰ったんじゃ……」
洋榎「へへっ、ええ思い出やな…」
ちゃちゃのん「うん、とっても大切な家族の思い出じゃ……」
598 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/12(土) 00:05:48.70 ID:yUjluB8r0
ちゃちゃのん「……………」
洋榎「……………」
ちゃちゃのん「人の愛情とか、優しさって――――」
ちゃちゃのん「失ってみるまで、その本当の価値に気付けないもんなんじゃろか…」
洋榎「ま〜 そういうもんかもしれんな…」
洋榎「絹のヤツもな―――」
洋榎「今ではウチよりもしっかりしとる位やけど、昔はめっちゃ泣き虫やったんやで〜〜」
ちゃちゃのん「ほぇ〜〜 そいつは意外じゃのぅ」
洋榎「アイツは昔っから、お姉ちゃんっ子でな〜〜」
洋榎「いっつもウチの後をついて来ては、ウチのすること真似とったわ!!」カカッ
ちゃちゃのん「姉妹かぁ…」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんは一人っ子じゃけぇ、そうゆーのって凄く羨ましいんじゃ…」
599 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/12(土) 00:08:27.29 ID:yUjluB8r0
ちゃちゃのん「今のお父さん、お母さんにも…」
ちゃちゃのん「何だか久しぶりに、会いたくなってきたかのぅ…」ハァ
洋榎「おっ… せやったら、この後にでも会いに行けば ええやん―――?」
ちゃちゃのん「えぇっ!? そんなん無理じゃよぉ!!」ブンブン
ちゃちゃのん「だいたい、そんな急に押しかけたら迷惑じゃろ…」
洋榎「な〜〜に、家族相手に遠慮とかしとんねん!!」
洋榎「腹減った〜〜 メシ頼むで〜〜〜 言うて、ひょっこり顔出したらええねん!!」
600 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/12(土) 00:14:53.56 ID:yUjluB8r0
洋榎「ちょっとウザがられるかもしれへんけど…」
洋榎「それはそれで、あっちも悪い気とかせ〜〜へんやろ」
洋榎「家族なんて、案外そんなもんやで―――」
ちゃちゃのん「そっ、そういうもんじゃろか……////」
洋榎「大阪に帰る前にでも、チラッと顔出してやろうや!!」
洋榎「きっと、喜んでくれる思うで……」ヘヘッ
ちゃちゃのん「そ、そんならヒロちゃんも…」
ちゃちゃのん「一緒に付いてきて貰っても、ええじゃろか……?」テレクサインジャ…
洋榎「ん!? ま、ま〜〜 そんくらい、ウチは別にかまへんけど……////」ドキドキ
601 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/12(土) 00:21:38.27 ID:yUjluB8r0
ちゃちゃのん「家族の絆って、やっぱり素敵じゃよね…」
洋榎「ま〜〜 ウチはいつも一緒やから、時々ウザなるけど―――」
おかえりなさい――――
洋榎「そう言って貰える場所があるいうんは、やっぱ ええもんやって思うで……////」
ちゃちゃのん「うん、そうじゃね♪」ニコッ
洋榎「…………」ドキッ
洋榎(屈託のない、まるで子どもみたいな笑顔やと思った)
洋榎(嬉しい時に笑い、悲しい時に泣く、どこまでも真っ直ぐで純粋な…)
洋榎(それがコイツ、佐々野いちご 本来の魅力なんやと、何となくそんなことを思った――――)
602 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 21:40:54.71 ID:JfmLL4uh0
洋榎「血は水よりも濃い言うけど、それにも負けへん繋がりいうのも あるんやろ〜〜か…?」
ちゃちゃのん「う〜〜ん、どうじゃろうね―――」
ちゃちゃのん「でもちゃちゃのんは、きっとあるって信じとるよ」
洋榎「ちゃちゃ―――」
ちゃちゃのん「あ、あのな… ヒロちゃん―――////」ドキドキ
洋榎「な、なんや―――?」
ちゃちゃのん「…………」
603 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 21:44:42.40 ID:JfmLL4uh0
ちゃちゃのんは――――
いちごは―――――やっぱり貴方のこと、大好きみたいじゃ。
604 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 21:45:57.54 ID:JfmLL4uh0
この世界で一番に、誰よりも愛しとるって思うんじゃ―――――
605 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 21:48:44.58 ID:JfmLL4uh0
洋榎「―――――いちご」
ちゃちゃのん「ヒロちゃんの想い、身勝手に断っておいて――――」
ちゃちゃのん「それを今更んなって、何をゆーとるんじゃって話なのは分かっとるんじゃ…」
ちゃちゃのん「――――ちゃちゃのんにゃぁ、本当はこんなこと ゆー資格なんてないのかもしれん……」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんは―――」
ちゃちゃのん「ヒロちゃんを、胡桃ちゃんを、塞ちゃんを傷つけた…」
ちゃちゃのん「じゃけぇ… あのまま流されるように、ヒロちゃんの想いを受け入れることが―――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんにゃぁ、どうしても出来んかったんじゃ……」
606 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 21:54:19.29 ID:JfmLL4uh0
ちゃちゃのん「ホンに、胡桃ちゃんの言う通りなんじゃ」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんは、これまでずっと流されるように生きてきたけぇ…」
ちゃちゃのん「大切な人と真正面から向き合うことが、怖かったんじゃ――――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんは――――」
ちゃちゃのん「どうしようもないくらいに――――臆病で、弱虫じゃ……」フルフル
洋榎「……………」
607 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 22:00:07.00 ID:JfmLL4uh0
ちゃちゃのん「じゃけぇ、ちゃちゃのんは―――」
ちゃちゃのん「一度 友達の関係に立ち返って、自分のほんとの気持ち見つめ直したい思ったんじゃ……」
洋榎「……………」
ちゃちゃのん「そんで、ようやっと分かった――――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、やっぱりヒロちゃんが大好きじゃ―――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんは、ヒロちゃんのこと失いたくないんじゃ――――」
ちゃちゃのん「たとえ、それで胡桃ちゃんと戦うことになっても…」
ちゃちゃのん「もぅ二度と、ヒロちゃんのこと諦めたりしないって決めたんじゃ――――」
608 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 22:04:27.77 ID:JfmLL4uh0
ちゃちゃのん「今回のことで、ちゃちゃのんがヒロちゃんに嫌われたとしても」
ちゃちゃのん「今度はちゃちゃのんが、ヒロちゃんを振り向かせる番なんじゃ――――」
あの日、あの時ついた、私のウソ―――
魔法使いの魔法で全てを偽り、私は私を騙すと決めた――――
ちゃちゃのん「それでも……」
洋榎「……………?」
ちゃちゃのん「この想いだけは……」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、どうしても ウソにゃぁ出来んかったんじゃ――――」ポロポロ
609 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 22:08:32.05 ID:JfmLL4uh0
洋榎「ホンマ、世話の焼けるやっちゃで…」
洋榎「泣き虫のクセして、一丁前にカッコつけおって――――」ソッ
ちゃちゃのん「ヒロ、ちゃん―――?」
洋榎「だいたい何を一人で決め付けて、自分の言いたいことだけ言っとんねん」
洋榎「今回のことでな―――」
洋榎「ウチも、いちごのええトコ、悪いトコ――――いっぱい知ること出来たで…」
洋榎「そんでウチも、分かったことがある――――」
ちゃちゃのん「……………」
610 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 22:14:16.08 ID:JfmLL4uh0
それはウチの気持ちが―――――
あのクリスマスの夜から、少しも変わっとらんいうことや。
611 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 22:15:49.72 ID:JfmLL4uh0
いや、それもちょっと ちゃうか――――
あの日の夜よりも―――――――もっともっと愛しとるで、いちご。
612 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 22:18:38.56 ID:JfmLL4uh0
洋榎「ウチは、いちごの全部が愛おしいんや―――」ギュッ
ちゃちゃのん「えへへ、ちゃちゃのんもじゃよ――――」ギュッ
ちゃちゃのん「ヒロちゃん――――震えとるんか……?」
洋榎「……………」
洋榎「ウチな、ホンマはずっと怖かったんや―――」
洋榎「いつか突然、いちごがウチの前から消えてしまうんやないかって―――」
洋榎「いちごのこと強く抱きしめたら、ガラス細工みたいに壊れてしまうんやないかって――――」
洋榎「いちごのこと好きになればなるほど、その念も強なってまってなぁ……」
ちゃちゃのん「ヒロちゃん………」
613 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 22:23:17.93 ID:JfmLL4uh0
洋榎「まったく、情けない話やろ…」
洋榎「正直 ウチも、自分がこない情けないヤツやとは思わんかったで……」
ちゃちゃのん「――――大丈夫じゃよ…」ギュゥゥーー
洋榎「いちご……?」
ちゃちゃのん「そんなに怖がらんでも、いちごは大丈夫…」
ちゃちゃのん「急におらんくなったりなんてしないけぇ、大丈夫じゃよ…」
ちゃちゃのん「だからな――――もっといちごのこと、ぎゅってして欲しいんじゃ……////」
洋榎「いちご… ホンマ、大好きやで……」ギュゥゥーー
ちゃちゃのん「へへっ、そんなに何度も言われると照れくさいんじゃ……////」
614 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 22:36:56.05 ID:JfmLL4uh0
ちゃちゃのん「ヒロちゃん、柔らかくて 暖かいんじゃ…」
洋榎「そ、そうやろか……?」
ちゃちゃのん「うん―――」
ちゃちゃのん「こうしてると、何だかとっても落ち着くんじゃ……」
洋榎「…………////」ドキドキ
ちゃちゃのん「――――?」
洋榎「そ、その――――キス、してもええ?」ドキドキ
ちゃちゃのん「もぅ、ヒロちゃんはエッチじゃのぅ……」ヘヘッ
洋榎「す、スマン……////」ドキドキ
615 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/15(火) 22:42:33.74 ID:JfmLL4uh0
ちゃちゃのん「うん、え〜〜よ…」
ちゃちゃのん「いちごの全部、もぅヒロちゃんにあげたけぇ……////」
洋榎「いちご……////」
ちゃちゃのん「ヒロちゃん……////」
いちごとの二度目のキス――――
それはとても幸せな、甘い甘い いちごの味やった―――――
616 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/03/16(水) 23:49:38.09 ID:gkN8SPLTO
京豚の僕が書いたオナニーSS、読んでくれよな!!!
京豚の僕が書いたオナニーSS、読んでくれよな!!!
【咲-Saki-】京太郎「俺が種牡馬に……??」【安価SS】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458065884/
【咲-Saki-】京太郎「俺が種牡馬に……??」【安価SS】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458065884/
617 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/20(日) 01:01:26.29 ID:eg3u71p80
ちゃちゃのん「のぅ〜〜 ヒロちゃん―――」
洋榎「ん―――?」
ちゃちゃのん「色々あったけど…」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、これからもアイドルとして頑張ってみよう思うんじゃ―――」
洋榎「そうか―――」
ちゃちゃのん「そんでな、ちゃちゃのん――――ヒロちゃんとのこと、隠さんつもりじゃよ…」
洋榎「ええんか―――?」
ちゃちゃのん「そんでアイドルとしてダメんなるんじゃったら、それは仕方のないことなんじゃ…」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんにゃぁ、そんこと黙ったままファンの子たちの前で」
ちゃちゃのん「笑顔でいること、やっぱり出来そうもないけぇ……////」
洋榎「カカッ… 確かに単細胞な自分には、そんな器用な生き方は無理やろな〜〜」
ちゃちゃのん「むぅ… ちゃちゃのん、多細胞じゃもん……」
618 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/20(日) 01:10:28.00 ID:eg3u71p80
ちゃちゃのん「でな、そんでも ちゃちゃのんを応援してくれる」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんのこと、励みにしてくれるって人がおる限り」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、精一杯 アイドルとして頑張っていこう思うんじゃ―――」
洋榎「自分、何や随分と強うなったんやないか―――?」
ちゃちゃのん「―――もぅ、ちゃちゃのん 一人じゃないけぇ……////」キュッ
洋榎「うっ……////」テレッ
619 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/20(日) 01:14:23.68 ID:eg3u71p80
ちゃちゃのん「それにな―――」
洋榎「―――?」
ちゃちゃのん「フェリーの上でした、アイドルさんの話―――」
洋榎「…………」
ちゃちゃのん「人はいつか、必ずいなくなるもんじゃが―――」
ちゃちゃのん「そんでも、その人の残した想いや気持ちは、きっと永遠なんじゃ――――」
ちゃちゃのん「あの人の想いは――――今でもちゃちゃのんの中、しっかり息づいとるけぇ……」ギュッ
ちゃちゃのん「だから、ちゃちゃのんは大丈夫――――これからも頑張っていけるって思うんじゃ……」
洋榎「いちご………」
620 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/20(日) 01:18:23.56 ID:eg3u71p80
ちゃちゃのん「だ、だからっちゅうて―――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんの目の前から―――」
ちゃちゃのん「突然いなくなったりしたら、絶対 絶対ダメじゃけぇのぅ!!」
洋榎「分〜〜とるわい。 こないな寂しがり屋 置いて―――」
洋榎「誰が一人で、何処かに行くかっちゅ〜〜話やで!!」
ちゃちゃのん「ほ、ホントのホントじゃよ!!」ヒッシ!!
洋榎「あぁ、約束する。 せやから、そない心配そうな顔すんなや…」ポフッ
洋榎「それとも自分、ウチのことそない信じられへん―――?」
ちゃちゃのん「――――////」ブンブン
ちゃちゃのん「ヒロちゃんのことじゃけぇ、もちろん信じちょるんじゃ!!」
洋榎「よしよし、ええ子ええ子やで〜〜」ナデナデ
ちゃちゃのん「へへ… ヒロちゃんのなでなで、何か安心するんじゃ…」
621 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/20(日) 01:27:44.54 ID:eg3u71p80
ちゃちゃのん「それじゃぁ……」
ちゃちゃのん「誓いの―――ゆびきりなんじゃ…」ソッ
洋榎「おぅ!! 二人だけの、誓いのゆびきりや♪」スッ
大人になるとゆーことは、自分の中にある大切な何かを失うこと―――
ちゃちゃのんは、一体 何をなくし――――代わりに、何を得たんじゃろうか――――?
それとも、塞ちゃんがゆーたように――――初めから、何も失ってなど おらんかったんじゃろうか――――?
今のちゃちゃのんにゃぁ、その答えは よぅ分からん――――
そんでも、今なら未来の自分たちを信じられるって――――そう、思うんじゃ。
622 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/23(水) 21:44:24.16 ID:zBd6cmHr0
【後日―――】
洋榎「でへへ〜〜♪」
哩「…………」キュッキュッ
洋榎「でへへ〜〜〜♪」
哩「……自分、最近あんま飲まんのやな?」
洋榎「おぅ、いちごのヤツに『あんま飲み過ぎちゃ駄目じゃよ』って、お願いされてもうたからな〜〜」
哩「は〜〜 さいですか……」キュッキュッ
洋榎「でへへ、いちごからのメールは まだやろか〜〜♪」ルンルン
哩(ウザッ……)ピキピキッ
623 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/23(水) 22:09:29.29 ID:zBd6cmHr0
哩「それんしても、例の佐々野の交際宣言には驚かされたばい」
哩「相手については誰とは言っとらんかったが、周囲のヤツはアレで大体分かったやろな」
洋榎「せやな。 正直、初めはウチもヒヤヒヤしとったが…」
洋榎「思っとった以上に、いちごを擁護してくれるファンが多かったんはありがたかったで…」
哩「何でか応援してあげたなる、それがアイツの人徳かもしれんばい」
哩「きっとこれが自分やったら、大炎上間違いなしやろな〜〜」
洋榎「喧嘩上等!! 文句あるヤツぁ、まとめて相手んなったるで〜〜〜」フンッ!!
哩「煽るな、煽るな…」
哩「―――まぁ、異例の同性カップル宣言やったが…」
哩「そういうの応援してくれるファンも、たくさんおるっちゅうことやな…」
哩「世間の目とか法的なこともあるし、色々と大変なのはこっから先なんやろうけど―――」
哩「それは、私たちも同じか……」
624 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/23(水) 22:13:30.65 ID:zBd6cmHr0
洋榎「結婚が全てやなし。 大好きって気持ちさえありゃ、何とかなるやろ―――」
洋榎「とりあえず今は自分トコの後輩ちゃんの研究にでも、期待しとくで〜〜♪」
哩「ま、せいぜい期待しておくと良いばい―――♪」
♪〜 いちごのようにかわいくて〜〜
洋榎「おっ、いちごからの呼び出しメールや♪」
哩「―――どうでもええけど、その着メロ何やねん……」
625 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/23(水) 22:19:06.36 ID:zBd6cmHr0
憩「いちごちゃーん、お久しぶりやね〜〜♪」フリフリ
ちゃちゃのん「―――あ、憩ちゃ〜〜ん♪」ヤッホー
憩「洋榎さんとの交際宣言の映像、ウチも見ましたよーーぅ」
ちゃちゃのん「へへっ、ちょっと照れくさいのぅ……///」
憩「それにしても、この可愛ええ いちごちゃんを独占されるなんて―――」
憩「ウチ、ホンマにショックやわ〜〜〜〜」ホオズリ ホオズリ
ちゃちゃのん「あはは♪ 憩ちゃん、くすぐったいんじゃよ〜〜〜」
憩「ま〜〜 とりあえずリセさんには、釘は刺しときましたけどー」
憩「洋榎さんはしばらくの間、月のない夜に気をつけた方がええですね〜〜」
ちゃちゃのん「ほぇ…? 何でそこでリセちゃん―――?」
憩「あ〜〜 こっちの話やさかい、お気になさらずーーぅ♪」
ちゃちゃのん「――――?」
憩(いちごちゃんは、相変わらずのニブちんやな〜〜)フフッ
626 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/23(水) 22:22:41.98 ID:zBd6cmHr0
ちゃちゃのん「それで憩ちゃん、今日は―――?」
憩「あぁ、そうやったね…」
憩「前に話した『洋榎さん、ボッコシ凹ませたるで計画』なんやけどー」
憩「その助っ人さんが集まったんで―――」
憩「いちごちゃんには、洋榎さんを上手いこと誘い出して欲しい思いましてな〜〜〜♪」ニッコリ
ちゃちゃのん「あはは、そうだったんじゃ……」
627 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/23(水) 22:48:54.62 ID:zBd6cmHr0
ちゃちゃのん「ほんで、そのメンバーって…?」
憩「まず一人目は元高校全日本 個人戦王者でもある、白糸台出身の宮永 照さん(現プロ)」
憩「でもって、もぅ一人が元高校全日本 個人戦三位・臨海女子出身の辻垣内 智葉さんやで〜〜」
ちゃちゃのん「ほぇぇ〜〜 よ〜もそんな豪華メンバーが!?」ハワワッ
憩「―――で、当然 三人目は元高校全日本 個人戦二位やった三箇牧出身のウチやでー」
ちゃちゃのん「でも辻垣内さんって、確か今は海外留学中じゃろ…?」
憩「そうやで〜 今やガイト師匠 言えば『東洋の極妻・辻斬りガイト』と恐れられる、世界ランカーですよーーぅ」
ちゃちゃのん「辻斬りって―――」タジッ
憩「で〜 そのガイト師匠が丁度こっちに帰国中やったんで、声かけてみたんやけど―――」
憩「腑抜けた洋榎さんを粛清する言うたら、『面白そうだ――』言うて超乗り気やったで〜〜♪」クスクス
ちゃちゃのん「こわっ―――」カタカタ
628 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/23(水) 22:53:40.05 ID:zBd6cmHr0
憩「それと、いちごちゃんと洋榎さんのラブラブ交際話を聞かせてあげたら―――」
憩「大先輩のはやりんとすこやんも、肩震わせて参加したがっとったで〜〜〜」ニコニコ
ちゃちゃのん「いやいや、さっきの二人だけで もぅ充分過ぎるじゃろ〜〜!?」アセアセッ
憩「というわけで、いちごちゃん―――洋榎さんの方は上手いこと、宜しく頼みますね〜〜♪」
ちゃちゃのん「うん、了解じゃよぅ―――♪」
憩「…………」
ちゃちゃのん「………ん?」
629 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/23(水) 22:59:38.74 ID:zBd6cmHr0
憩「いや、何やちょっと意外やな〜〜 思いまして〜〜」
ちゃちゃのん「ほぇ、そうじゃろか―――?」
憩「これから、いちごちゃんの大事な人ボコボコにするいうのに―――」
憩「いちごちゃん――――ずいぶんと余裕そうなんやもん」
ちゃちゃのん「あ〜〜 うん、そうじゃね―――」
ちゃちゃのん「憩ちゃんが、親友であるヒロちゃんの為に頑張ってくれとるけぇ」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、憩ちゃんのその気持ちがとってもとっても嬉しいんじゃ」
ちゃちゃのん「―――どうも、ありがとうね。 憩ちゃん♪」エヘヘ
憩「はぁ… いちごちゃんには、ホンマかないませんね〜〜」ヤレヤレ
ちゃちゃのん「――――?」
憩「これ以上 いちごちゃんと話とったら、ウチの毒っけ全部抜かれてしまいそうですよ〜〜ぅ」
630 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/23(水) 23:05:50.04 ID:zBd6cmHr0
ちゃちゃのん「―――それにのぅ」
憩「――――?」
ちゃちゃのん「ヒロちゃんは、こんなことで潰れるような弱い人じゃないけぇ」
ちゃちゃのん「きっと今回のことをバネに、雀士として更に強ぅなってくれるって信じとるんじゃ―――」
憩「ウチもそれには同意ですよーーぅ」ニコッ
ちゃちゃのん「ふふ……」
憩「いちごちゃん―――?」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんたち鹿老渡が、全国に行けたのも―――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんがヒロちゃんと出会えたのも、憩ちゃんのおかげだって思うんじゃ―――」
ちゃちゃのん「―――憩ちゃんは、きっとみんなを素敵な方向に導いてくれる天使さんなんじゃ♪」ヘヘッ
憩「んもぅ… そういう恥ずかしいセリフは禁止ですよーーぅ!!」///
631 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/23(水) 23:13:19.63 ID:zBd6cmHr0
憩「とにかく洋榎さんは、きっと今より強くなりますよー」
憩「だってあの人には、いちごちゃんが付いてるから――――」
憩「きっとどんな困難やって、二人の愛の力で乗り越えていけるやろ〜〜〜♪」ニッコニコ
ちゃちゃのん「うぅ〜〜〜////」セキメン
憩「あはは、さっきのお返しですよーーぅ♪」ナデナデ
ちゃちゃのん「もぅ、憩ちゃんは意地悪なんじゃ―――////」
憩「―――いちごちゃん」
ちゃちゃのん「――――?」
憩「ん〜ん… やっぱり何でもないですよーーぅ」クスクス
ちゃちゃのん「えぇ〜〜〜〜」
憩「ほな、また今度な〜〜」バイバイ
憩(いちごちゃん―――)
憩(ウチはな… いちごちゃんに――――)
憩(能力者と非能力者を繋ぐ架け橋であって欲しいって――――そうも思っとるんやで……)
632 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/23(水) 23:21:53.06 ID:zBd6cmHr0
それから、数日後―――
ヒロちゃんは完膚無きまでに、憩ちゃん達にボコボコにへこまされることとなった。
暴力的ですらある圧倒的な力の差を前に、ヒロちゃんの技術も経験もまったく通用せんかった。
それはこれまでヒロちゃんが大事に守ってきたプライドと自信、それら全てを破壊するには充分過ぎる大敗じゃった。
それからの数日間は、流石のヒロちゃんも酷い落ち込みようじゃったが―――
その更に数日後には見事に再起を果たし、打倒三強(ついでにプロ入り)を誓って猛烈に自身の麻雀を磨き始めたんじゃ。
やっぱりヒロちゃんは絶対に諦めない、とっても強い人なんじゃ。
ただ、その効果があまりに てきめん過ぎたんじゃろか?
大学の授業もそっちのけでの、麻雀三昧な日々だったけぇ
4回生の途中でヒロちゃんの留年が決まるっちゅうオチがついたんじゃ。
やっぱりヒロちゃんの芸人体質は治りそうもないみたいじゃな……
633 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/28(月) 00:01:16.21 ID:olCKscyX0
【クリスマス】
哩「それでは、クリスマスと、胡桃の内定祝い―――」
哩「そして洋榎の5回生決定を祝って、かんぱーーーーい!!」ニッコニコ
洋榎「うっぎゃーーッ! ココロに大ダメージっ!!」
セーラ「ギャハハハハ、やっぱ自分 サイッコーやなぁ!!」バンバン
塞「あ、あはは…」
胡桃「バカみたい……」
哩「このまま来年も再来年も、単位落としてええんやで…」ニヤニヤ
セーラ「もぅこのままバイトと同じ高卒でええんちゃう?」
漫「あと一年残って貰えれば、私と一緒に卒業出来ますね〜〜」
洋榎「うっさいわ、ボケッ!!」バカッ!!
漫「あたっ!!」
634 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/28(月) 00:13:59.55 ID:olCKscyX0
ちゃちゃのん「えっと… ちゃちゃのんも語学とかなら、教えてあげられるけぇ」
ちゃちゃのん「来年は麻雀だけでなく、勉強の方も一緒に頑張ろうの…」ヨシヨシ
洋榎「いちご〜〜〜♪」ウルウル
セーラ「いちごにセンセーとか無理なんちゃう〜〜?」
ちゃちゃのん「え〜〜 そうじゃろか?」
漫「胡桃センセと違うて、いちごちゃん あっまあまですもんね〜〜」
セーラ「コイツは甘やかされると、際限なく付け上がるタイプやで〜〜〜」
洋榎「何を言うとんねん、ウチはフクちゃんくらい繊細な女やでぇ!!」フルフル
絹恵「せやな〜〜 憩さんたちにボコられた時も、お姉ちゃん メッチャへこんどったもんな〜〜」
洋榎「ちょっ、絹―――!?」
635 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/28(月) 00:37:53.81 ID:olCKscyX0
セーラ「おっ、その話 もっと詳しゅー頼むでぇ♪」
漫「あ… それは私も聞きたいかも…」
絹恵「すっかり自信なくしたお姉ちゃんを、いちごちゃんが甲斐甲斐しくお世話してなぁ―――」
洋榎「だ〜〜〜 もぅそん話はシマイやシマイ!!」ブンブンッ
ちゃちゃのん「うぅ… 恥ずかしいんじゃ……////」
塞(…………)チラッ
胡桃「フン……」
塞(洋榎とちゃちゃのん、二人が本格的に付き合うようになった後―――)
塞(胡桃はそのことで遠慮されたり気を使われることを、何よりも望まなかった)
塞(それをされたら、きっと自分はみんなの友達ではいられなくなる気がするからと―――)
636 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/28(月) 00:42:36.71 ID:olCKscyX0
絹恵「でな〜 この前も二人で広島まで憧憬の路を見に行ったとかで、ホンマらぶらぶみたいやで〜〜」
ちゃちゃのん「き、絹ちゃん〜〜〜///」アウアウ
セーラ「センセーとか、きっとこのバカにエッチぃご褒美のおねだり ぎょうさんされんで〜〜」カッカッカ
洋榎「あ、それはええかも……」
ちゃちゃのん「ちょっ… ヒロちゃんまで、何を言っとるんじゃ!?」
胡桃「死ねばいいのに……」
塞「あ、あはは……」
ちゃちゃのん「――――く、胡桃ちゃん……」オズオズ
胡桃「ん――――?」
ちゃちゃのん「そ、その… 内定、オメデトなんじゃ……」
胡桃「ん、ありがと―――」
カンパイ カチンッ
637 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/31(木) 18:20:17.98 ID:0zlOk9/H0
【卒業の日】
そして、ちゃちゃのんは―――
大切な人と再会した、この想い出深い学び舎を 今日卒業した――――
洋榎「いよっ、ミス・キャンパス♪」
ちゃちゃのん「あはは… その呼ばれ方は、ちょっと恥ずかしいのぅ……////」
洋榎「ま〜 ええやないか。 エルダーやろうと、エトワールやろうと、貰える称号はありがたく受け取っとけて♪」
洋榎「その大正女学生風のはいからさんルックも、なかなか似合っとんで!!」
ちゃちゃのん「へへ、どうもありがと……///」
ちゃちゃのん「てっきり またカタチから入っとるとか、からかわれる思ったんじゃ…」フリフリ
洋榎「―――せやな、まるで帝都物語みたいや…」
ちゃちゃのん「てっ、何じゃ その微妙に喜べん例えは!?」
洋榎「加藤 保憲 陸軍少尉―――」
ちゃちゃのん「そっちけ!?」
洋榎「ホンなら、荒俣センセ―――」
ちゃちゃのん「そ、それはちょっと……」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、由佳理ちゃんか恵子さんが良かったんじゃ…」ブー
洋榎「由佳理ちゃんは境遇的にヘビーやで…」ヤンドルシ…
638 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/31(木) 18:34:59.40 ID:0zlOk9/H0
ちゃちゃのん「でも、残念じゃったのぅ…」
ちゃちゃのん「ホントじゃったら、ヒロちゃんも今日 卒業だったのに―――」
洋榎「ぐっ、そん話はヤメ〜や……」
洋榎「そういや、今日は親父さんたちも式に来とったんやろ…?」
ちゃちゃのん「うん、別にええってゆーたんじゃけどね…////」
洋榎「何だかんだ言うて、上手くやっとるみたいやん…」
ちゃちゃのん「うん… 最近はメール交換したり、会いに行ったりしとるんじゃ♪」
ちゃちゃのん「改めて、家族って―――」
ちゃちゃのん「ちょっとずつ、時間かけてなってくもんじゃって思ったんじゃ……」
639 :
ケイ@終章「いつかのひかり」※この作品内では、佐々野姓は前の父親のって設定です
[saga]:2016/03/31(木) 18:50:17.44 ID:0zlOk9/H0
ちゃちゃのん「……今の佐々野いちごとも、そろそろお別れかもしれんの」
洋榎「いちご……」
ビュウゥゥーーッ
ちゃちゃのん「うひゃっ!?」
洋榎「おっ…」
ちゃちゃのん「もぅ、急な春一さんじゃのぉ。 ビックリしたんじゃ…」
洋榎「袴のせいで、自分のいちごパンツ 拝めんかったんが残念やで!!」カカッ
ちゃちゃのん「んもぅ、またバカなこと言っとるんじゃ……」
640 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/31(木) 18:55:08.97 ID:0zlOk9/H0
ちゃちゃのん「大阪の桜――――今年も綺麗じゃね」
洋榎「せやな――――」
ちゃちゃのん「ヒロちゃん達と再会した日の桜も、こんな風に綺麗じゃったね」
洋榎「ん!? あぁ……」
洋榎「そういや、あん時もこんな風に桜が咲いとったな〜〜」
ちゃちゃのん「あの日の桜も、今日の桜も―――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、きっと忘れないって思うんじゃ……」
641 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/31(木) 18:58:44.77 ID:0zlOk9/H0
洋榎「――――ん」
洋榎「そういや、そのいちごのヘヤピンって確か―――」
ちゃちゃのん「えへへ、気付いた――――?」ソッ
洋榎「たく… こういう晴れの日に、そないな安モンしおってからに…」
ちゃちゃのん「へへ… ちゃちゃのんは、これがええんじゃ――――////」
洋榎「その―――」
ちゃちゃのん「ん―――?」
洋榎「それ、よぅ似合っとんで―――////」
ちゃちゃのん「うん、ありがと――――」
642 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/31(木) 19:46:35.15 ID:0zlOk9/H0
洋榎「―――そんで、ゼミ連中との飲み会は楽しかったんか?」
ちゃちゃのん「うん、みんなでワイワイ楽しかったんじゃ♪」
洋榎「自分また酔って、周りのヤツにキスとかハグしまくらんかったやろ〜〜な…」ジーー
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんじゃって、あの頃よりちょっとは強うなったし―――」
ちゃちゃのん「それにちゃちゃのん、ヒロちゃんおらんトコでお酒は飲まんようしとるんじゃ…」ムーー
洋榎「だったらええんやが、ホンマ気をつけなアカンで〜〜」
ちゃちゃのん「うん、気をつけるんじゃ……」
洋榎「ホンマ、アレはウチにとってもちょっとしたトラウマなんやで〜〜〜」
ちゃちゃのん「うぅ〜〜 もぅその話はええじゃろ〜〜〜!!」
643 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/31(木) 19:49:58.25 ID:0zlOk9/H0
ちゃちゃのん「そんでも、一回生の頃は同じキャンパスのみんなと」
ちゃちゃのん「こない仲良ぅなれるなんて、正直 思っちょらんかったんじゃ…」
洋榎「これもひとえに、ウチらのおかげやで〜〜」
ちゃちゃのん「へへっ、本当にその通りじゃね♪」
大学3回生の時にやったゲリラライブ。
アレが良かったのか、みんなのちゃちゃのんに対する認識も少しずつ変わり
今ではゼミにたくさんの友人も出来、気軽にお喋り出来るようなそんな関係になっとった。
辛いこともいっぱいあったけど、おかげでちゃちゃのんは――――あの頃よりも、少し成長出来たと思うんじゃ。
644 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/31(木) 19:57:04.59 ID:0zlOk9/H0
ちゃちゃのん「―――ほんでヒロちゃんは、今まで何をしとったんじゃ?」
洋榎「あぁ… ウチはさっきまで、いいんちょと二人で駄弁っとったで―――」
ちゃちゃのん「胡桃ちゃんと―――?」
洋榎「アイツんトコ、ゼミの飲み会なかったみたいで 一人暇そうにしとったからなぁ〜」カカッ
ちゃちゃのん「そか、そんで―――胡桃ちゃん、何か言うとった?」
洋榎「卒業おめでと、親友――――」
洋榎「自分にそう伝えといてって、確かそないなこと言うとったで……」
ちゃちゃのん「そっか―――」
ちゃちゃのん「それは、ホンにありがたいんじゃ……」ジワァ
洋榎「カカッ、ま〜〜た泣いとるんか!? この泣き虫いちごが!!」
ちゃちゃのん「べっ、別に泣いたりなんてしとらんじゃろ!?」
645 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/03/31(木) 20:14:45.50 ID:0zlOk9/H0
洋榎「アイツは、ウチの一番の親友やで…」
洋榎「いちごのこと――――恨んだりなんてしてへんで…」ポンッ
ちゃちゃのん「うん、よぅ分かっちょるんじゃ―――」グスッ
ちゃちゃのん「だって… 迷子じゃった、ちゃちゃのんの背中―――」
ちゃちゃのん「誰よりも強く押してくれたのが、胡桃ちゃんじゃもん――――」
胡桃ちゃんのことを思うと、今でも胸のあたりがジンワリと痛む。
それでもそれは罪の意識とか、彼女への同情の気持ちなどでは決してないと思う。
傍から見れば滑稽に見えたかもしれんような、不器用なモンじゃったけど。
ちゃちゃのんたちは恥ずかしいくらい、精一杯の恋をしたんじゃ。
これは、その青春の残り火―――
それが今でも胸の奥で静かに揺らめいとるんじゃと、ちゃちゃのん 思うんじゃ――――
646 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/04/05(火) 02:01:05.91 ID:rWiQalpH0
洋榎「そういや、いちご―――」
洋榎「自分、ホンマにプロや実業団には行かんで良かったんか?」
洋榎「実業団からのスカウトは、ずいぶん前から ぎょうさん来とったみたいやし―――」
洋榎「はやりんみたいに、アイドルしながらやってプロや実業団でやってく道もあったやろ?」
ちゃちゃのん「うん、ええんじゃ―――」
あの七夕の日にした、絹ちゃんとの会話を思い出す―――
647 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/04/05(火) 02:20:35.21 ID:rWiQalpH0
ちゃちゃのん「そっかぁ。 妹さんは、今は麻雀よりサッカーなんじゃね」
絹恵「ですわ。 お姉ちゃんやオカンに憧れて、麻雀やったりもしてましたけど…」
絹恵「麻雀と同じくらい、やっぱサッカーも好きなんやな〜 思いまして。 私って昔からブレまくりなんですわ…」ハハッ
ちゃちゃのん「分かるんじゃ、ちゃちゃのんも同じじゃけぇ…」
ちゃちゃのん「大切にしたいモンいっぱいあるんに、この両手じゃ とても掴みきれないんじゃ―――」
絹恵「でも、悩んだ結果 上手くいく。 そんなことも たまにはある… みたいですよ―――」
絹恵「それに、私は――――」
それに、私は――――大好きなお姉ちゃんに、その道は任せましたから。
648 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/04/05(火) 02:58:06.63 ID:rWiQalpH0
ちゃちゃのん「うん、ええんじゃ―――」
ちゃちゃのん「そのちゃちゃのんの夢は――――愛するヒロちゃんに、託すって決めたけぇ」
洋榎「カカッ… そいつは責任重大やな〜〜〜」
ちゃちゃのん「そんでも、ヒロちゃんにだったら託せるって思ったんじゃ…」
洋榎「あっ… あったり前やろ!! 何せウチは西に降り立った天才 ヒロエさんなんやで〜〜!!」ドヤッ
ちゃちゃのん「うん♪ ヒロちゃんのこと、ちゃちゃのんは信じとるけぇの!!」
心の底から信じられる人がここにいる。
この人にだったら私の夢を託せると――――そう思える人がここにいる。
愛する人と同じ夢を共有出来るゆーこと、それはとっても幸せなことだから――――
649 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/04/08(金) 21:25:17.24 ID:x4TGeqza0
ちゃちゃのん「それにな、ちゃちゃのんは―――」
ちゃちゃのん「ヒロちゃんとする楽しい麻雀が、大好きなんじゃ―――♪」
洋榎「…………?」
婆っちゃや、爺っちゃたちとした麻雀。
鹿老渡のみんなや、憩ちゃんたちとした麻雀。
そして、ヒロちゃんや胡桃ちゃんたち みんなでした麻雀。
ちゃちゃのんにとっての麻雀。
それはどんなものだったんじゃろうと、振り返る。
650 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/04/08(金) 21:31:25.23 ID:x4TGeqza0
勝負に勝てた時、褒められた時、それはとっても嬉しかったけど
そのためだけに、ちゃちゃのんは麻雀を続けてきたわけじゃないって思うんじゃ。
泣いたり、笑ったり、ドキドキしたり、時にゃぁちょっとしたことから喧嘩もしたり…
ちゃちゃのんにとっての麻雀―――
それはいつだって、大好きなみんなとの繋がりだったんじゃ――――
651 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/04/08(金) 21:44:49.55 ID:x4TGeqza0
ちゃちゃのん「勝っても負けても、楽しくて―――」
ちゃちゃのん「能力があっても、なくても関係ない―――」
ちゃちゃのん「友達や家族、愛する人、年の離れた初対面の人たちとも笑顔になれるような―――」
ちゃちゃのん「そんな、ただただ楽しいだけの麻雀もあるんじゃよって――――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんはアイドルとして―――」
ちゃちゃのん「たくさんの子どもたちにも、それを知ってもらいたいって思ったんじゃ……////」テレッ
洋榎「はぁ… なんやねんそれ。 自分のオツムくらいに、あまあまな麻雀やな―――」
ちゃちゃのん「やっぱり、ちゃちゃのんの考えは あまあまじゃろか……?」
洋榎「せやなぁ… あまあまもあまあま。 まるで練乳たっぷりのいちご味やで!!」
ちゃちゃのん「まぁ、そうじゃよね……」
652 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/04/08(金) 21:52:08.17 ID:x4TGeqza0
洋榎「せやけど……」
洋榎「まぁ、ウチはええ夢やって思うで――――」
ちゃちゃのん「ヒロちゃん――――?」
洋榎「世の中――――そんなバカもおった方が、オモロイやん♪」カカカッ
ちゃちゃのん「えへへ、バカはお互い様じゃったのぅ♪」
洋榎「アホ抜かせ。 ウチはバカが一周して、既に天才の領域やっちゅうねん!!」ドヤッ
ちゃちゃのん「それ、どんな自慢じゃよ〜〜」アハハ
夢を見る時間、夢を探す時間は 一応の終わりを迎え―――
これからは夢を実現させ、多くの人に夢を見て貰えるよう前に踏み出していく時間なんじゃ―――
それは口で言うほど、容易いことではないじゃろうけど―――
愛する貴女と一緒なら きっと何も恐れず歩んで行けるって、そう思うんじゃ――――
653 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/04/24(日) 20:09:42.38 ID:v3QCQLVb0
結婚式―――
今日は私たちにとって、とても大切な日になるじゃろぅ―――
あの後も大変なこと、いっぱいあったけど
そんな時、いつだって私の傍にゃぁ貴女がいてくれた。
早いもんで、あれから数年の月日が流れ
今では私たちも、一端の大人としてそれぞれの道を歩み始めちょった。
654 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/04/24(日) 20:19:28.50 ID:v3QCQLVb0
鏡に映る、純白の花嫁衣装に身を包み込んだ私。
白がよぅ似合っとるって、またゆーてくれるじゃろか―――?
愛する貴女と再会した、大学時代に思いを馳せる。
貴方とする結婚式は、これで二度目っちゅうことになるんじゃろうか―――?
あの頃の私は本当に何も見えちょらんような子どもで、いつだって間違えてばかりじゃったね。
後ろばっかり見とって、今ある大事なもの ちっとも見えとらんかったんじゃ。
私は今までずっと、たくさんの人たちによって守られてきたんじゃな…
お父さん「いちご、花嫁姿 とっても綺麗だよ―――」
お母さん「いっぱい幸せに、してもらうんじゃよ―――」
ちゃちゃのん「お父さん、お母さん。 今まで本当にありがとうございました―――」
655 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/04/24(日) 20:24:16.89 ID:v3QCQLVb0
みんなが私に教えてくれた、幸せの掴みかた。
それは私自身がそうありたいと望み、自ら手を伸ばすということ。
それにゃぁ ホンの少しの勇気と、現実に耐えるだけの強さが必要なのかもしれん。
生きていれば、辛いことや悲しいことだってあるじゃろう。
それでもそれら全てを、全部 無かったことにしちゃ 駄目なんじゃ。
幸せの掴みかた、それさえ忘れなければ…
ドキドキと心踊るような嬉しい出会いだって、きっとあるはずじゃけぇ。
これまでの全ての出会いに、きっと無駄なものなんてなかったんじゃ。
そして今はただ、みんなへのありがとうの気持ちで 胸がいっぱいじゃ――――
656 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/04/24(日) 20:33:33.40 ID:v3QCQLVb0
ちゃちゃのん「いちごは、本当に幸せモンじゃ――――」ポロポロ
お母さん「ホンにお前は、昔から泣き虫じゃけぇのぅ…」フフッ
お父さん「せっかくの可愛い顔が台無しだよ…」ソッ
ちゃちゃのん「お父さん、お母さん、ありがど……」ズズッ
お母さん「今のお前を見たら―――」
お母さん「あの人や婆っさまも、きっと喜んでくれるじゃろ…」ナデナデ
ちゃちゃのん「うん。 じゃったら、とっても嬉しいんじゃ―――」ギュウッ
あの日以来、婆っちゃが夢ん中で私に会いに来てくれることは もうなかった。
もし、私に唯一の心残りがあるとすれば―――
それはもぅ一人のお父さんや婆っちゃにも――――今日の私の姿を見て欲しかったゆーことじゃろか。
657 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/24(日) 21:12:00.36 ID:1SY0yuEh0
見てます
自分もちゃちゃのん好きだから嬉しい
658 :
ケイ@大歓喜
[sage]:2016/05/10(火) 23:17:58.54 ID:AfTctB3f0
コメントありがとうございます(*゚∀゚*)
壁打ち気分でモチベーションもだいぶ下がってたので、とっても嬉しいです( ´ ▽ ` )♪
もぅそろそろ終わりなんですけど、ストック切れてなかなか続き書く時間取れずにホント申し訳ないです。
ちゃちゃのん好きな人と、松来さんを大事に思ってくれてたファンの人に
ホンのちょっとでも喜んで貰えたら、これ以上嬉しいことはないな〜〜って感じです。
ホントノロノロですけど、必ず完結はさせますね(この章もぅちょっと書いて、後はちょっとした番外編的後日談で終わりの予定です)
659 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/05/14(土) 23:38:27.63 ID:uSB/t8qq0
【数日前―――】
塞「やぁ、ちゃちゃのんは相変わらず綺麗だね」
ちゃちゃのん「えへへ、塞ちゃんはますます大人っぽくなったのぅ♪」
塞「そうかしら…? 本人的には、そういうのってあんま実感ないんだけど…」
ちゃちゃのん「へへ… ま〜 そんなもんかもしれんのぅ」
その日は仲人をお願いした胡桃ちゃんの代理として来た、塞ちゃんと久しぶりにお話をした―――
塞「―――あ、 もぅ『ちゃちゃのん』って呼び方は、ヨシた方が良いのかな…?」
ちゃちゃのん「苗字 変わっても、ちゃちゃのんは ちゃちゃのんじゃけぇ」
ちゃちゃのん「みんなにゃぁ あの頃と同じ、ちゃちゃのんがやっぱり嬉しいかのぅ…」
塞「そっか、了〜解♪」
660 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/05/14(土) 23:56:21.47 ID:uSB/t8qq0
塞「二次会は胡桃と元姫松の恭子さんが、幹事として動いてくれてるけど」
塞「料理の方は本職の哩に頼んだみたいだから、きっと期待して良いと思うわよ」
ちゃちゃのん「哩ちゃんの料理はホンに美味しいけぇ、今から楽しみじゃね♪」
塞「もぅバイトじゃないのに、洋榎には今だにバイトって言われてるんだよね…」ハハッ
塞「ちゃちゃのん……?」
ちゃちゃのん「その、塞ちゃんは―――」
ちゃちゃのん「胡桃ちゃんとは、相変わらずなんじゃろか…?」
塞「ん、ん〜〜 そうだね…」
塞「まぁ、相変わらずと言えば、相変わらずなのかしら―――」
塞「お互い自分の仕事をしつつ、半同棲みたいな感じではあるけど……」
塞「たぶん、胡桃は まだ――――」
ちゃちゃのん「そう、なんじゃ……」
661 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/05/15(日) 00:15:26.50 ID:z3Un6DvN0
塞「でも、ま〜〜 別に心配とかはしてないんだ…」
ちゃちゃのん「――――?」
塞「私たちも、オトナだしさ」
塞「今回の仲人の件にしたって、きっと胡桃なりのケジメなんだと思うし…」
ちゃちゃのん「胡桃ちゃんは、やっぱり強いんじゃね…」
塞「うん、胡桃は強いんだ―――」
塞「しかも素直じゃないもんだから、私の立つ瀬がないって感じなんだけどね〜〜」トホホ…
ちゃちゃのん「塞ちゃんは、相変わらず苦労しとるみたいじゃね…」ヘヘッ
662 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/05/15(日) 00:20:49.87 ID:z3Un6DvN0
塞「でも、今回のこと 全部終わったら―――」
塞「きっとその時は、私の番だって思ってるの――――」
ちゃちゃのん「塞ちゃん……」
塞「まぁ、こっちはこっちで勝手にやるからさ―――」
塞「だからちゃちゃのん達は、自分たちの幸せのことだけ考えなさいよね」
ちゃちゃのん「うん、塞ちゃん ありがとぉの!!」
ちゃちゃのん「応援、しちょるけぇの―――」
塞「うん、ありがとう」
塞「それと、今回のこと――――本当におめでとね」
ちゃちゃのん「うん――――」コクッ
663 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/05/19(木) 21:34:21.51 ID:2l3PmVjO0
【再び、結婚式 当日―――】
フレデリック「やぁ、いちごちゃん。 今日は本当におめでとう♪」
ロッキー「おめでと……」ボソッ
ちゃちゃのん「あ、フレデリックさんにロッキーさん!!」
ちゃちゃのん「今回の挙式の段取り、本当に色々とお世話になりました」ペコリッ
フレデリック「な〜〜に、今をときめく売れっ子アイドル いちごちゃん―――」
フレデリック「その晴れ舞台に協力出来るなんて、こちらこそ光栄ってなもんですよ」ニッ
664 :
横須賀鎮守府
:2016/05/19(木) 21:36:57.30 ID:N+DXYCtG0
名前: 白糸台一軍最強【100年分】で三連覇約束亦菫様イエィ
E-mail:
内容:
「ダンジョンズ&プリンセス」は、2015年12月28日(月) 15:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。
ご利用いただいていた皆様には、これまでのご愛顧に厚く御礼申し上げます。
今後ともDMMオンラインゲームをよろしくお願いいたします。
「ひつじ×クロニクル」は、2016年3月31日(木) 14:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。
ご利用いただいていた皆様には、これまでのご愛顧に厚く御礼申し上げます。
今後ともDMMオンラインゲームをよろしくお願いいたします。
「ラビリンスバインド」は、2016年3月31日(木) 17:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。
ご利用いただいていた皆様には、これまでのご愛顧に厚く御礼申し上げます。
今後ともDMMオンラインゲームをよろしくお願いいたします。
「ハーレムカンパニー」は、2015年10月30日(金) 12:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。
ご利用いただいていた皆様には、これまでのご愛顧に厚く御礼申し上げます。
今後ともDMMオンラインゲームをよろしくお願いいたします。
運営終了は犯罪ナノデスよライダーをユルスナ
京様不在編
665 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/05/19(木) 23:56:55.57 ID:2l3PmVjO0
ロッキー「それにしても、あの原村 和には―――驚かされた…」ボソッ
ちゃちゃのん「あはは、そうじゃね。 彼女にも、感謝せんとのぅ―――」
アイドルにして、iPS細胞研究の第一人者でもある原村 和さん。
彼女が同性との電撃結婚を果たし、国民の注目を大きく浴びたおかげもあって
紆余曲折の末、女性同士でも国内で正式な挙式が行えるようになったんじゃ―――
これは余談じゃが…
同じくiPS細胞の研究をしとった、姫子ちゃんの方は
原村さんに先を越されたっちゅうて、とっても悔しがっとったみたいじゃ。
666 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/05/20(金) 00:05:09.21 ID:6mIJXMk70
フレデリック「それになぁ、あの日のこと―――やっぱ気になってたからさぁ」
フレデリック「今日という日を迎えられて、本当に心から良かったって思ってるぜ…」
ちゃちゃのん「フレデリックさん―――」
そうなんじゃ―――
実は今回の式場は、あの日、あの時。
恋人の魔法のかかった貴方と二人で来た、あの梅田の結婚式場じゃ。
貴女は私を気遣ってか、広島の厳島神社でもええ言うてくれちょったけど
やっぱり私たち二人にとっては ここが一番しっくり来るということで、ここに決まったんじゃ。
667 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/05/20(金) 00:17:44.36 ID:6mIJXMk70
あの時、貴女は―――
もっとバカ騒ぎ出来るような、そんなトコの方がええ 言うちょったね。
でもそんな貴女が真剣に考え、ここにしようと選んでくれた。
それはきっと私の幸せを一番に考え、私を想って選んでくれた結果なんじゃろ?
洋榎「う、ウチにとって一番の式場は、大事な人が喜んでくれるとこやからな…///」カァァァァ
洋榎「これでも何したら いちごのこと幸せに出来るのか〜〜とか、いつだって真剣に考えとるんやで……」
二人で式場の下見にと、またここを訪れた時
とっても照れくさそうにしながらも、貴方はそう言ってくれた。
もぅそれだけで、涙が溢れそうなほど幸せだったけど
また泣き虫と笑われそうじゃけぇ、私も何とか必死に涙を堪えてみせた。
668 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/05/20(金) 00:23:47.64 ID:6mIJXMk70
フレデリック「にしても新郎・新婦ならぬ、ダブル新婦形式なことには驚いたねぇ」
ちゃちゃのん「へへっ、あの時はヒロちゃんにタキシード姿の新郎さんをやって貰ったじゃろ」
ちゃちゃのん「じぇけぇ今度はヒロちゃんにも、ウエディングドレスを着て貰いたい 思っとったんじゃ」
ちゃちゃのん「一生に一度かもしれん女の子の幸せ、ヒロちゃんにもちゃんと味わって貰いたかったけぇ―――」
これは、私のわがままじゃ…
最初 貴女は恥ずかしいけぇ、自分は新郎役でええ言うちょったが―――
最終的に貴女が私のわがままを聞いてくれるカタチで、二人揃ってウエディングドレスっちゅうことになった。
669 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/05/20(金) 00:31:37.63 ID:6mIJXMk70
結婚式―――
それは多くの女性にとって、一生に一度の憧れの舞台。
純白の衣装に身を包み、二人の花嫁はバージンロードを歩く。
そして神さまの前で永遠の愛を誓い合い、二人は幸せなキスをする。
洋榎「―――ウチ、こんなんやから…」
洋榎「愛想つかされたりしないかとか、結構 気にしてんねんで…」
洋榎「―――どうしても、不安になってまうねん」
洋榎「いちごと過ごす時間が、あんまりにも幸せすぎて―――」
洋榎「ホンマにこないな時間がいつまでも続くなんてこと、あるもんかいなって――――」
670 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/05/20(金) 00:37:09.84 ID:6mIJXMk70
そんなに、怖がらんでもええんじゃよ。
そんなに気ぃ使ってくれんでも、私は大丈夫。
貴方の優しい心遣い、ホンに涙が出るほど嬉しいけれど。
貴女と添い遂げると決めたあの日から、私の気持ちは揺るがない。
私の居場所はここ―――――大好きな貴方のとなり以外にゃぁ ありえないんじゃ。
671 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/05/20(金) 00:42:08.37 ID:6mIJXMk70
それに――――私は、よぅ知っちょるけぇ。
貴女が誰かを幸せにすることの出来る、たくさんの素敵を持った人なんじゃって。
だって私の中に芽吹いた たくさんの幸せ、こんなにも綺麗に咲かせてくれたんは貴方じぇけぇ。
だから愛する貴女に、これだけは伝えておきたいんじゃ―――――両手いっぱいの幸せの花を どうもありがとうって。
洋榎「ウチに いちごのこと――――幸せにさせてくれ!!」
いちご「はい――――幸せにしてください」
いちごの花言葉――――それは『幸福な家庭』
二人でこの幸福の花を、大事に大事に いつまでも育んでいこうな。
672 :
ケイ@終章「いつかのひかり」
[saga]:2016/05/20(金) 00:51:14.28 ID:6mIJXMk70
【咲-Saki- SS】 ちゃちゃのん・大学編 -いちご味-
ちゃちゃのん「おかえりなさい」
終 章 いつかのひかり
カンッ!
673 :
ケイ@ここまでありがとうございました
[sage]:2016/05/20(金) 01:42:40.09 ID:6mIJXMk70
というわけで、どうにかこうにか当初から予定していた終章 終了まで辿りつく事が出来ました♪
とりあえず正式な本編はこれにて終了ですが、この後 番外編的なエピローグがちょっぴり入る予定です。
敢えてここで番外編的というのは、人によってはここで終わりとした方がしっくり来るかも……とかちょっと思うからです。
要するにこの後のエピローグ部分を正式な続きとするも良し、あくまで本作の番外編として位置付けるも良しってな話ですね。
ま〜〜 相変わらずのドン亀投稿になると思いますけど、気長にあとちょっとだけお付き合い頂ければ幸いです。
674 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/22(日) 16:49:10.69 ID:YcHNa9OAO
乙でした〜
元の作品も合わせて読んだけど、ちゃちゃのんにも胡桃にも幸せになって貰いたいね
675 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/22(日) 20:26:24.53 ID:HMGp4Npeo
乙です
676 :
ケイ
[saga]:2016/06/19(日) 21:36:51.77 ID:hKwLE41G0
乙コメ感謝です。
保守っとかないと書き込み出来なくなっちゃうんですかね?
そういうのあまりよく分からないので、とりあえず保守しときます。
先月終わり頃から歯痛に悩まされ、現在 仕事の合間に歯医者通い。
何日か前に親知らず抜きましたけど、物凄く痛かったです…
この後 エピローグ書く予定だったんですけど、何を血迷ったか急に鹿老渡・小学生編とか書きたくなっちゃって…
全くニーズとかないだろうに、とりあえず今はオリジナルキャラの鹿老渡高校大将さん視点の番外編とかボンヤリ考えてます。
ホント、どうしてこうなった状態です。
でもって歯の痛みもあるし、イマイチしっくりこなくて長考に入りつつありますね。
とりあえず本編終わって一応の区切りもついたんで、あまり焦らずもぅちょい考えてイケそうなら書こうかなと思います。
677 :
ケイ@雑談
[sage saga]:2016/06/19(日) 21:54:01.05 ID:hKwLE41G0
元作品も合わせて読んでくれたようで、とてもありがたいです♪
元作品についてはあとがき部分でもまた触れるつもりでしたけど、この話の原作に当たるOSaKadAteQさんの胡桃と洋榎の大学SS
胡桃「そーゆーのいーから愛の告白!」洋榎「あ……好きです……」(前編)
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354025977/
胡桃「そーゆーのいーから幸せにする!」洋榎「ああ……絶対……!」(後編)
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354201244/
―――作品として凄く好きだから、純粋にお勧めしたいっていうのも勿論なんですけど、
このちゃちゃのん視点のSSでは、胡桃視点の話は敢えてあまり触れないようにしてます。
(ある程度のネタバレは避けられませんでしたけど、元作品の楽しみを残したいと思ってそういう作りにしました…)
例えば、ちゃちゃのんと再会する以前の胡桃や洋榎たちの1回生時代の物語だったり、
胡桃と洋榎の誕生日デート、胡桃の恋心、クライマックスとなる胡桃と洋榎のクリスマスの夜―――
そういう、このちゃちゃのん視点のSSだけだと分からない部分のドラマもあるんで
そういう意味でも、是非とも合わせて読んで貰えたら嬉しいなって思います。
モチロン、このちゃちゃのんSS自体が元作品の空白部分を勝手に拡大解釈させて貰ったモノなんで
こちら側から繋がってても、元作品側からこちら側にそのまま繋がってるってわけでは当然ないんですけどね。
678 :
ケイ@雑談
[sage saga]:2016/06/19(日) 22:18:31.12 ID:hKwLE41G0
勝手な空白部分 捏造の一例として―――
元作品で何度か洋榎主体で脱衣麻雀してるんですけど(色っぽい意味ではなく、駄学生の深夜テンション)
何故かちゃちゃのんがいる時には、一度も脱衣麻雀やってないんですよね(胡桃、塞、セーラあたりはスッポンポンになってる)
それって、何でなのかなって―――?
OSaKadAteQさん的には、特に深い意味なんてなかったのかもしれませんけど
もしかしたら、洋榎がちゃちゃのんのことを無意識のうちに意識しちゃってたからかもとか…
アイドルだし写真の流出とかあったらヤバイんじゃって、流石にみんなが気を使ったからかもとか…
そういうのを色々と想像しながら読むのが楽しくて―――
そうやって色々と自分なりに話を膨らませてたら、こんな話が出来上がったってな感じですね(我ながらキモい…)
ぶっちゃけ、途中からは文章として書かれてないのを良いことに
クリスマス―――ちゃちゃのんの描写がなかったんで、実は途中で帰ったんだよとか
書かれてる部分は最大限尊重するけど、原作 ちゃちゃのんの設定含め、
明記されてない部分は、こっちで自由に作っちゃおうってスタンスでやってた気がします。
679 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/07/18(月) 02:48:57.01 ID:GSnquvZr0
保守
680 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/07/18(月) 10:43:54.54 ID:taMiEVlV0
保守する意味ある?
681 :
ケイ@松来さんの愛悼イベント、チケット取れんかった…
[sage saga]:2016/08/16(火) 19:13:11.75 ID:WEYZn4et0
お久しぶりです(^_^;)
筆者的には一応 この後、ちゃちゃのんたち鹿老渡組の
小学時代のひと夏をメインにした、鹿老渡番外編 書いてみたいなって思ってます。
最近はなかなかまとまった時間も取れず、番外編 どういう展開にしようかな〜
みたいな漠然としたネタ出しだけやってたんですけど、イマイチまだ話まとまってないんですよね。
(登場すらしてない鹿老渡組がメインとか、もはや原作 咲となんの関係もないじゃんって感じですし…)
とりあえずそろそろ再開したいんで、下手は下手なりにある程度カタチにして
来月の中旬あたりからでも、のんびりペースで更新していけたら良いな〜とか思ってます(無理だったらスミマセン)
松来さんの愛悼イベントは先行抽選に落ち、一般販売は開始一分で完売。
おそらく松来さん関係のイベントはこれが最後になると思ったので、参加したかったんですけどね。
そんなん考慮しとらんよ…
682 :
ケイ@雑談
[sage saga]:2016/09/13(火) 14:38:05.91 ID:Z2dU8bAS0
広島、25年ぶりの優勝おめでとうございます(広島での視聴率、驚異の70%だったとか!?)
きっとカープ女子なちゃちゃのんも、ご機嫌なことでしょう♪
松来さんの愛悼イベントで、11日に科学技術館行ってきました。
といっても、自分はチケット当たらなかった組なんで、
当日は朝から展示会場を見て、講演聞いて、献血と募金して、ステージ開始前にはスゴスゴと帰宅したんですけど…
展示会場には松来さんが過去に着られたステージ衣装に、業界関係者からの手紙、
松来さんが赤ちゃんの頃からの成長記録的なアルバム写真なんかが飾られてましたね。
小学校上がる前だったかな、おかっぱ時代の松来さんはまるで火垂るの墓の節子のようでした(笑)
後は各作品ごとの共演者や仲の良かった声優さんたちからの、松来さんについて語るビデオレターもあって
咲は共演者が被るんで、ハヤテのごとく+咲って感じでまとめられてましたけど、
白石さん(ハヤテ、まこ)、釘宮さん(なぎ、タコス)、伊藤さん(会長、部長)、他数名の方の思い出話が聞けました。
ま〜 ちゃちゃのんは咲のアニメには一話しか出てないんで、咲の思い出話というと松来さんが白石さんに広島弁を教えてあげてた話とかになるんですけど。
その他、ビデオレターに出た作品と思い出話は、プリズマイリア、下セカ、あかぷろ(ラジオ)、おとボク、ストパニ、プリキュア、ひだまりスケッチ、
絶望先生、皆口さん(舞台)、樋口さんと小林さん(親友兼彼氏役)、チェリーベル(ラジオ)等、覚えている限りだとこの辺の共演者さんたちが出られてました。
ステージイベントのライブは、鉄板どころで考えるとやっぱりニャル子さんOPやはっきゅんどっきゅんは歌われたんですかね〜〜
今期アニメは松来さんの出られてたテイルズのゼスティリアがUFOによって上手く改変されてて、とても良い出来になってますね。
683 :
ケイ@ちょっとずつ再開していきますね
[sage saga]:2016/09/19(月) 20:43:34.12 ID:tTuzC4SP0
本編終了からだいぶ間が空いちゃいましたけど、ボチボチ鹿老渡 番外編 始めていきますね。
ぶっちゃけまだ先の展開とか決めかねてますし、完全な見切り発車になっちゃいますけど
本編後半部分と一緒で、ゆっくり進行にはなっても途中で投げるってのはしないつもりです。
ちゃちゃのん大好きって方、松来さん好きでいてくれた方、ここまでの本編にちょっとでも興味持ってくれた方
超スローペースになるとは思いますけど、気長にお付き合いしてもらえると嬉しいです。
684 :
ケイ@鹿老渡 番外編
[saga]:2016/09/19(月) 20:56:07.70 ID:tTuzC4SP0
大阪から届いた、一通の便り。
それは大好きじゃった、あの子からの招待状。
「何じゃ、この子猫の落書き…?」
「いや… 一応 本人的には、イラストのつもりなんじゃろか…?」
「普通 こうゆー手紙に、こんな妙ちくりんなモンとか描かんじゃろ」
「まったく。 ホンにこうゆー子どもっぽいとこ、あん頃からちっとも変わらんのぅ…」フフッ
少女趣味丸出しな子猫のイラスト、それが何じゃかあの子らしゅうて ちょっぴり可笑しい思った…
今日―――
初恋のあの子が、アタシの前でお嫁さんになる。
その相手というのは、当然 このアタシではないんじゃが――――
685 :
ケイ@鹿老渡 番外編
[saga]:2016/09/19(月) 21:07:35.79 ID:tTuzC4SP0
―――アタシさ…
―――ちゃちゃのんのこと、ずっと好きだったんじゃよ……
「ほぇっ!?」
「ちっとも気付いとらんかったじゃろ…」
「ちゃちゃのん、そーゆーの昔から鈍かったけぇのぅ―――」フフッ
686 :
ケイ@鹿老渡 番外編
[saga]:2016/09/19(月) 21:11:19.67 ID:tTuzC4SP0
それは、遅すぎた告白―――
大学時代―――アタシは鹿老渡で再会したあの子に、少し冗談めかしつつ そう告げた。
本当はそがぁなこと、最後まで言うつもりなんてなかったんじゃよ…
それを聞いた時のあの子ときたら…
まるで鳩が豆鉄でも喰らったような、見事な驚きっぷりじゃった。
それを聞いた時、あの子は いったいどない思ったことじゃろう…
およそムードもへったくれもない状況じゃったし、軽いジョークとして受け流してくれたじゃろか…?
687 :
ケイ@鹿老渡 番外編
[saga]:2016/09/19(月) 21:34:43.96 ID:tTuzC4SP0
本当は、ずっと会って話がしたい思っとったんじゃが…
きっとあの子はあの夏の日の出来事を、インハイでの敗北を…
ずっと自分のせいじゃ思い込んで、強い負い目に感じとったことじゃろう。
そうしていつからか、あの子はアタシたちと少し距離を置くようになって…
そうこうしとるうちにあの子は大阪の大学へ進学、そこで本格的に芸能界での活動を開始した。
688 :
ケイ@鹿老渡 番外編
[saga]:2016/09/19(月) 21:38:00.60 ID:tTuzC4SP0
雑誌やテレビで目にするあの子の姿は、以前にもまして綺麗になっとって―――
もうアタシらとは別の世界のモンなんじゃと、どっかでそう感じとる自分がおった。
あの子 、佐々野いちごは アイドルじゃ――――
そして、今日はそんな彼女の結婚式――――
689 :
ケイ@鹿老渡 番外編
[saga]:2016/09/19(月) 21:42:46.49 ID:tTuzC4SP0
「今日は来てくれて、ホンにどうもありがとぉ〜」
「皆が来てくれて、とっても嬉しいんじゃ♪」ウルウル
「花嫁衣装、ホンによぅ似合っとる――」
「うん、どうもありがとの…///」エヘヘ
「とっても綺麗じゃよ、ちゃちゃのん……////」
ホンに、心の底からそう思った。
初めて出会ったそん時から、飛び抜けて可愛ええ子じゃ 思っちょったが…
幸せいっぱいの笑顔を浮かべた、今日の彼女は―――
これまで見たどんな彼女よりも綺麗で、呼吸するのも忘れて見惚れてしまった。
690 :
ケイ@鹿老渡 番外編
[saga]:2016/09/19(月) 21:47:43.42 ID:tTuzC4SP0
「あはは、お姉ちゃん顔が真っ赤じゃよ〜〜♪」
「うっ、うっさいわ!!」アホ!!
「さては花嫁姿のちゃちゃのんに、見とれとったんじゃな〜〜」ヒヒヒッ
「あ、アホッ!? んなわけあるかい!!」
「んもぅ… 恥ずかしいから、よしなさいってば〜〜」
「うぅぅ、私たちのアイドルいちごさんが… 人様のお嫁さんになってしまうのですね…」グスン
「いちごさんが、人妻に… 人妻に……」ブツブツ
「で、でも… それはそれで、なかなかに良き響きですわね…」フヘヘ…
「お〜〜い… よだれよだれ…… ゆーちゃん、はよ帰って来んしゃい!!」
「ハッ!? 私としたことが、何とはしたない…」ゴシゴシ
「あ、あはは…」
「自分ら、ちぃーとばかし黙っとこか……」プルプル
691 :
ケイ@鹿老渡 番外編
[saga]:2016/09/19(月) 21:52:49.55 ID:tTuzC4SP0
ワイワイ ガヤガヤ
「ヒロエだけに〜〜 披露宴やねん!!」ギャハハ
「うっわ、くっだらな!? それ、言っちゃいますか〜〜」
「ブフッ、ヒロエだけに、披露宴…」ククッ
「何や、こんなトコに受けとるヤツおんばい…」
「んもぅ、バカみたい……///」ハズカシ…
ギャハハハハハハッ…
「何やあっちのテーブル、盛り上がっとんのぅ〜」
「ヒロエだけに、披露宴……」フヒヒッ
「おわっ、何かこっちにも飛び火しとるんじゃ!?」
「そりゃぁ、アンタ流石に笑いの沸点 低過ぎじゃろぉ…」
692 :
ケイ@鹿老渡 番外編
[saga]:2016/09/19(月) 22:02:22.98 ID:tTuzC4SP0
〜〜〜〜〜♪♪♪
「おっ!? 子供ん頃のちゃちゃのんの写真が流れ出したんじゃ!!」
「ロリちゃちゃのん、キタコレ!!」チョー カワエエンジャ
「これは、すばらなお宝映像ですわね。 後でお持ち帰り出来ないかしら…」
「………………」
披露宴のお約束、式の主役である彼女たちの半生を綴った 想い出の映像フィルム。
それはアタシたちが出会うより以前のものから、アタシたちが知り合った当時のものへと到り
そしてアタシの知らない、彼女が最愛の人と恋に落ちた 大学時代の馴れ初めの物語へと続いていく――――
693 :
ケイ@鹿老渡 番外編
[saga]:2016/09/19(月) 22:06:12.38 ID:tTuzC4SP0
【咲-Saki- SS】 大学編 -いちご味-
ちゃちゃのん「おかえりなさい」
鹿老渡 番外編
694 :
ケイ@鹿老渡・小学生編に入ります
[saga]:2016/09/19(月) 22:13:53.63 ID:tTuzC4SP0
大きなモニターに映し出された、一人の愛らしい少女の写真。
アタシとこの少女が初めて出会ったのは、小学時代のある夏休みのこと。
鹿老渡で漁師をしとった祖父の家に、しばらく滞在することになったのが切っ掛けじゃった―――
漁師の爺さん「こりゃウチの娘夫婦んトコの孫娘たちじゃ。 夏休みゆーて、今はウチで預かっとるんじゃ!!」カッカッカ
快活な長女さん「どうも、初めまして」ペコッ
ちゃちゃのん「ちゃ、ちゃちゃのんじゃ……」コソコソッ
祖母の後ろに身を隠し、おそるおそるこちらの様子を伺う一人の少女。
とても可愛いらしい女の子で、アタシは彼女の笑顔を見てみたい思った。
今にして思えば、それがアタシの初恋―――
初めて出会ったそん時から、彼女はアタシの真ん中におったんじゃ。
695 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」
[saga]:2016/09/19(月) 22:21:29.78 ID:tTuzC4SP0
ちゃちゃのん「ここはちゃちゃのんたち 鹿老渡の人が通っとる、昔からあるお宮さんじゃよ」
快活な長女さん「そうなんだ、じゃ お参りでもして行く?」
ちゃちゃのん「何を、お願いするんじゃ…?」
快活な長女さん「また、こうやって一緒に遊べますように……とか?」ポソッ
ちゃちゃのん「あ、ありがとの……///」テレテレ
とても気恥かしそうで、それでいてとても嬉しそうな
それは彼女がアタシに見せてくれた、初めての笑顔じゃった。
その日、アタシは―――
ちいさな翼の、可愛らしい天使と出会ったんじゃ――――
696 :
補足@番外編での鹿老渡メンバーの呼称等について
[saga]:2016/09/19(月) 22:49:38.11 ID:tTuzC4SP0
今回のこの鹿老渡・番外編、これまでの話からも分かるように 基本的にはちゃちゃのんの幼馴染で
この作品のオリジナルキャラ、鹿老渡高校 大将の『快活な長女さん』視点で進行してくことになると思います。
部分的にちゃちゃのん視点になる場面もあるかもしれませんけど、その辺はまだ未定です(まだ全然 書けてないので…)
加えてストーリーの都合上、鹿老渡メンバーに名前が無いのは不便なので
・快活な長女さんを「ちーちゃん」「ちー姉」※鹿老渡 大将、面倒見良い姉御肌
・双子の陽気の妹ちゃんを「よーちゃん」「よー」※鹿老渡 先鋒、アホの子、オカルト能力者
・双子のしっかりものの妹ちゃんを「しーちゃん」「しー」※鹿老渡 副将、ちまっこい、毒舌
・病気療養中の儚げな少女(幽霊少女)を「ゆーちゃん」(これは本編内でも使ってます)※鹿老渡 次鋒or中堅、病弱
と、今後は会話中で呼んでいくことになると思います。
やっぱり会話劇の時って、相手の名前を呼べないの不便なんですよね。
尚、快活な長女さんは長女からとっての「ちーちゃん」です。
流石に「かーちゃん」はないですわ…
島の風土のせいか、メンツのせいか、全体的に内容の方も取り留めない感じに だら〜〜んとしてます。
697 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」
[saga]:2016/09/20(火) 01:46:10.11 ID:Cs7NAR3q0
ミーーン ミン ミン… ミーーン ミン ミン…
一同「「ちゃ〜ちゃ〜〜の〜〜ん!! あ〜そ〜ぼ〜〜〜!!」」
陽気な妹ちゃん「ありゃ、返事がないの〜〜」
病気療養中の儚げな少女「しかばね中かしら…?」
しっかりものの妹ちゃん「よーがあんま うっさいんで、居留守しちょるんじゃなか?」チラッ
陽気な妹ちゃん「えぇっ、ボクのせいなの〜〜!?」
快活な長女さん「ま〜〜 留守ゆーならしゃーなしじゃな。 また後で来りゃぁええじゃろ」
病気療養中の儚げな少女「ですわね…」
陽気な妹ちゃん「ぶぅ〜〜 ボクのせいじゃないんじゃ〜〜!!」
しっかりものの妹ちゃん「い〜〜や、よーが悪か!! 夕べじゃって、アタシのおやつ勝手に食べたじゃろ!!」
陽気な妹ちゃん「そっ、そりゃぁ 今はええがのぅ〜〜」ブーブー
しっかりものの妹ちゃん「い〜〜や、良くないんじゃ!! 大体、よーは誰んでも厚かまし過ぎなんじゃ!!」
快活な長女さん「こりゃこりゃ、自分ら 人様んちの庭先で何アホな喧嘩 かましとんじゃ―――」
病気療養中の儚げな少女「うふふ、相変わらず お二人は仲良しさんですこと♪」
ベツニ、ナカヨシジャナイシ!!
ソウジャ ソウジャ!!
ウフフ…
698 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/26(月) 03:57:12.48 ID:Yaj/mBSZO
再開してた、乙です
699 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/01(土) 23:27:03.85 ID:NbvUo9dP0
** ねこの島 **
老婆「お〜〜ぅ お前さんたちゃ〜 確か、ちゃちゃのんの…」シャァァ
快活な長女さん「あっ、ちゃちゃのんのお婆ちゃん!! えっと、水やりじゃろか…?」
老婆「あ〜〜 こりゃ打ち水じゃ。 カッカッカ… 今日も暑ぅなりそうじゃけぇのぅ〜〜」シャァァ
陽気な妹ちゃん「バッチャン!! ちゃちゃのん、おるか?」
しっかりものの妹ちゃん「んもぅ、お婆さんじゃろ!!」ギュゥッ
陽気な妹ちゃん「いでで… べっ、別に何だってええじゃろ〜〜!!」
老婆「カカッ え〜 え〜♪ 子どもは元気が一番じゃ!!」
陽気な妹ちゃん「にしし… じゃろじゃろ♪ 子どもは元気が一番じゃぁ!!」ムンッ
しっかりものの妹ちゃん「むぅっ… 知らんわ、アホ カス…」フンッ
陽気な妹ちゃん「しーのアホアホアホアホ〜〜!!」ンベーー
しっかりものの妹ちゃん「アッ アホはアンタじゃ!! アホアホアホアホアホアホアホォッ!!」ンガーー
病気療養中の儚げな少女「うふふ♪」
快活な長女さん「ぐっ、コイツらは……」
700 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/02(日) 00:00:02.86 ID:YMvSzd5b0
快活な長女さん「アタシたち、ちゃちゃのんと遊ぼう思って来たんじゃが…?」
病気療養中の儚げな少女「いちごさんは、ご在宅でしょうか?」
老婆「お〜 お〜 ちゃちゃのんなら、きっといつもん縁側で 寝ちょるんじゃないかのぅ」
快活な長女さん「縁側で―――?」
老婆「今朝ぁ 一緒にラジオ体操に行ったもんじゃけぇ、眠たげじゃったしの〜〜」
快活な長女さん「鹿老渡でも子どもが集まって、ラジオ体操しとるんじゃろか?」
陽気な妹ちゃん「ちゃちゃのんも、スタンプ集めしちょるんか〜〜〜?」
しっかりものの妹ちゃん「アンタ 無駄に早起きじゃし、そうゆーの大好きじゃもんな…」
陽気な妹ちゃん「うん、大好きじゃ!!」エッヘン!!
しっかりものの妹ちゃん「老人とアホは早起きじゃゆーしのぅ…」
陽気な妹ちゃん「ボクはまだピチピチの小学生じゃ〜〜!!」ムキーー
しっかりものの妹ちゃん「アホ言うとるんじゃ、アホ…」
陽気な妹ちゃん「なら良〜〜し!!」
しっかりものの妹ちゃん「ええんか!?」
快活な長女さん「てめぇら、ちぃーと黙っとりゃぁ!!」ホアチャーー
ドゲシッ
双子「「ガッハッ!!」」
ピク ピクッ…
老婆「ホンに元気じゃのぅ…」アリャーー
快活な長女さん「あ、いや… いつものことなんで〜〜」アハハ…
病気療養中の儚げな少女「バイオレンス姉ちゃんですわ…」
701 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/02(日) 00:14:10.72 ID:YMvSzd5b0
老婆「ここらは子ども 少ないけぇ。 早朝 日の出ん頃に漁師の爺さん連中に混ざって時々のぅ…」
快活な長女さん「あ〜〜〜」ナルホド…
老婆「それに、あの子はのぅ―――」
快活な長女さん「――――?」
老婆「あの子は同年代の子と、なかなか上手く馴染めんトコあるけぇ―――」
老婆「これからも、仲良くしてやってな―――」ナデナデ
快活な長女さん「えと… は、はい……///」コクッ
702 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/07(金) 15:28:15.53 ID:mxz6+yaV0
フニャーー ゴロゴロ…
ニャーーゴ ニャーーーゴ…
ちゃちゃのん「むにゃむにゃ… おにく…」スヤスヤ…
クーー クーー
ペタペタ ペロペロ……
ちゃちゃのん「にくきゅ〜〜 ぱんち……」ムニャムニャ…
陽気な妹ちゃん「ちゃっちゃの〜〜〜〜ん!!」ドタドタッ ドタドタッ!!
ちゃちゃのん「ふっ ふにゃぁぁっ!?」ビグゥッ
フニャ ニャ ニャーーーッ
ちゃちゃのん「な… なんじゃぁ……?」ビクビクッ キョロキョロ
ニャー ニャーー ペロペロ…
しっかりものの妹ちゃん「アホが驚かせてまって ゴメンのぅ〜〜」
快活な長女さん「ちゃちゃのん、これから皆で遊びに行かんかの?」
病気療養中の儚げな少女「とても可愛らしい無防備な寝姿、グッジョブでしたわ♪」ウフフ
快活な長女さん「それんしても、すっごいにゃんこ祭りじゃのぅ〜〜〜」
ちゃちゃのん「ありゃ、みんな……?」ホヘ?
703 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/07(金) 16:34:50.72 ID:mxz6+yaV0
ニャー ニャー ペロペロ…
ちゃちゃのん「へへっ… ちょっ、小春。 くすぐったいんじゃよぉ〜〜」キャッ
ペロペロ ペロペロ…
ちゃちゃのん「あははっ… そんなに甘えて、頼子はホンに甘えん坊さんじゃのぅ〜〜♪」ナデナデ
ペロペロ モグリモグリ…
ちゃちゃのん「ちょっ、クー子!! そんなトコ入っちゃ駄目じゃよぉ!?」アワワッ
サスリ サスリ ペロペロ ペロペロ…
ちゃちゃのん「えへへっ… じゃけぇそんなにペロペロしちゃ アカンじゃろぉ〜〜」ジタバタッ ゴロゴロ
快活な長女さん「ちゃ… ちゃちゃのん……////」ジーー
ちゃちゃのん「ほぇぇ〜〜!!」ガバァッ
ウニャー ウニャーー クーー クーー
アーー ウン… ウン… ゴメンノゥ…
704 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/07(金) 16:41:04.91 ID:mxz6+yaV0
快活な長女さん「お… お邪魔じゃったかの…?」アハハ
ちゃちゃのん「ふぇぇっ!? そんなこと、ないんじゃよぉ〜〜」ブンブン
ニャー ニャーー スリスリ…
ちゃちゃのん「へへへ… この子たちはここらに住んどる、島にゃんこさんたちでのぅ…」ナデナデ
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんがこうして縁側でうつらうつらしちょると、一緒にゴロゴロしよう集まって来るんじゃよ〜〜♪」ヨシヨシ
フニャーー ゴロゴロ ゴロゴロ…
快活な長女さん「あ、はは… そ、そうなんじゃ…////」
病気療養中の儚げな少女「グレートですわ……」
ちゃちゃのん「へへ♪ 島の人たちによぅ懐いちょって、とっても可愛ええ子たちなんじゃ♪」ニコニコ
705 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/10(月) 16:49:39.50 ID:kHFrrFLP0
ちゃちゃのん「婆っちゃ〜 ちゃちゃのん、皆と一緒に遊んでくるけぇ〜」テッテッ…
老婆「お〜〜ぅ… いっぱい楽しんどいで〜〜」
ちゃちゃのん「うん、行ってくるんじゃ♪」フリフリ
ミーーン ミンミン… ジーリ シリジリジリ…
快活な長女さん「今日もまた暑ぅなりそうじゃ…」パタパタ
ちゃちゃのん「そうじゃのぅ。 今日もお天道さんとセミさん 元気いっぱいじゃ♪」トテトテ
病気療養中の儚げな少女「私も日傘を持ってきておいて 正解でしたわ」クルクル
しっかりものの妹ちゃん「それんしても、ここらぁ げにセミがせせろーしぃのぅ(うるさい)」トットッ
ちゃちゃのん「低い山に囲まれとるからかの〜〜?」
ちゃちゃのん「ここらぁクマゼミとかヒグラシ、オーシンツクとか種類も豊富じゃ。 婆っちゃがゆーとったけぇ!!」
病気療養中の儚げな少女「オーシンツクですか……」
陽気な妹ちゃん「オーシンツクってなんじゃ〜?」
ちゃちゃのん「オーシンツク知らんの? よぅオーシン ズクズク 、オーシン ズクズクって鳴いちょろう?」
しっかりものの妹ちゃん「オーシン ズクズク…?」シットル?
快活な長女さん「ん〜〜 アタシもちぃーと分からんかのぅ…」
陽気な妹ちゃん「それって、ちゃちゃのんの創作ちゃうん〜〜?」アハハッ
ちゃちゃのん「創作 違うけぇ!! サビんとこで、オーシン ズクズクゆーちょるんじゃよぉ!?」
快活な長女さん「サビってなんじゃい…?」
706 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/10(月) 17:13:43.75 ID:kHFrrFLP0
ちゃちゃのん「オーシンツクの鳴き声にゃぁ、サビとイントロあるんじゃよぉ〜〜」
ちゃちゃのん「ぅ〜 ウニュ〜〜〜 イョィョィョ〜〜 ツッツク〜〜 ヴニュ〜〜ックっときて―――」ミブリ テブリ ミブリ テブリ
ちゃちゃのん「テンション上がってきたとこで、一気にサビの オーシン ズクズク オーシン ズクズク ウィヨースって来るんじゃよぉ〜〜」シャッシャカ シャッシャカ
一同「「〜〜〜〜〜ぶはっ!! ぶはははははっ!!」」
ちゃちゃのん「うぇぇっ!? な、何じゃぁ!?」
陽気な妹ちゃん「ぶははっ… ウィヨーースってなんじゃぁ!?」
快活な長女さん「ぶふぅっ… ゴメ、堪えきれんかった―――ッ」ブフッ
しっかりものの妹ちゃん「ちゃちゃのん、身振り手振り 必死すぎぃ〜〜」クック…
病気療養中の儚げな少女「イョィョィョ〜〜〜////(笑いを堪えてる)」プルプル
ちゃちゃのん「うぅ〜〜 そんなん考慮しとらんよ………/////」ナミダメ
快活な長女さん「ス、スマン… ほじゃけど、ちゃちゃのんのモノマネ可愛かったけぇ…」フルフル
しっかりものの妹ちゃん「うんうん。 可愛かった、可愛かった…」ブフゥッ
病気療養中の儚げな少女「ナイスガッツでしたわ♪」グッ
ちゃちゃのん「もぅ、ええんじゃよぉ〜〜///」ホロホロ…
707 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/10(月) 17:25:46.79 ID:kHFrrFLP0
病気療養中の儚げな少女「先ほどのオーシンツクですけど、ツクツクボウシのことではないかしら?」スタスタ
快活な長女さん「えっ、そうなん―――?」トコトコ
病気療養中の儚げな少女「ええ。 ウチの地元のお年寄りにも、確かそう呼ばれていたと記憶しておりますわ」
陽気な妹ちゃん「ツクツクボウシなら、ボクも知っちょるんじゃ〜〜!!」ピョコピョコ
しっかりものの妹ちゃん「ツクツクボウシの鳴き声は、ツクツクボーシじゃろぉ〜〜」トコトコ
ちゃちゃのん「オーシン ズクズクじゃ…」ポソッ
一同「「………………」」
ちゃちゃのん「………………」
ジーーー ツクツクボーーーシ ツクツクボーーーシ…
一同「「ま、まぁ… 言われてみりゃぁ、確かにそう聴こえっかもしれんのぅ……」」ウンウン
ちゃちゃのん「そうじゃろ、そうじゃろ〜〜♪」ヘヘヘッ
しっかりものの妹ちゃん「―――ゆーちゃんさぁ。 絶対 ツクツクボウシんこと、知っとって黙っちょったじゃろ…」ヒソッ
病気療養中の儚げな少女「うふふ、何のことでしょう? 私、今 急にそのことを思い出したのですわ♪」クルクル
708 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/17(月) 17:45:37.72 ID:CSvQ+Ar00
キューーン キューーン
陽気な妹ちゃん「おりょ、また猫じゃ…?」
しっかりものの妹ちゃん「子猫、ぶち可愛ええんじゃ…」デュフッ
ガサガサッ グルルルル…
快活な長女さん「でっ、デカッ!?」ヒッ
しっかりものの妹ちゃん「草むらからトラァッ!?」ウヒィッ
陽気な妹ちゃん「さ、山月記じゃ!!」ウッギャーー
病気療養中の儚げな少女「―――いえ、あれは… 随分と大きいですけど、白い虎ねこかしら…?」
ちゃちゃのん「うん。 ちっこい子がミルカで、おっきい子がラスカラス―――」
ちゃちゃのん「この島に住んどる、にゃんこさんたちじゃよ〜〜♪」
709 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/17(月) 18:01:48.68 ID:CSvQ+Ar00
しっかりものの妹ちゃん「こ、これが猫じゃとぉ。 メチャデカいんじゃ―――」デケェーー
陽気な妹ちゃん「ラスカラス、カッケーー!!」キラキラッ
快活な長女さん「だ、大丈夫なん…?」
ちゃちゃのん「とっても大人しいけぇ、全然 平気じゃよ〜〜」テッ テッ テッ
ちゃちゃのん「へへっ… ミルカとラスカラスは、相変わらず大の仲良しさんじゃね♪」ナデナデ…
ベロベロベローーー ズムゥーー
ちゃちゃのん「うひゃっ!? ちょっ、ラスカラ―――重たっ…」ジタバタ ジタバタッ
プチッ…
快活な長女さん「ちゃ、ちゃちゃの〜〜〜ん!?」ウォォイッ
しっかりものの妹ちゃん「お、押し潰された!?」ギャーースッ
陽気な妹ちゃん「第三部・完!!」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、生きちょるよぉ―――」ウゴケナインジャ… ヒッパッテ クレンカノ…
チャチャノーーン ズルズル…
710 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/17(月) 19:46:46.70 ID:CSvQ+Ar00
ピューーウ ピューーウ… ペロペロ…
ちゃちゃのん「もぅ〜〜 ラスカラス、強引すぎじゃよぉ〜〜〜」アタタッ
快活な長女さん「ちゃちゃのん、怪我とかしちょらん…?」ビックリシタ…
ちゃちゃのん「大丈夫じゃけど、お洋服 草まみれじゃの…」ヨイショ パッパッ
病気療養中の儚げな少女「いちごさん、御髪にも葉っぱが。 まだ後ろにも付いてるかもしれませんわ…」スッ
ちゃちゃのん「あ、うん… ゆーちゃん、ありがとぉ♪」クルクル パタパタ
陽気な妹ちゃん「ラスカラス、もふもふじゃ〜〜」シガミツキ ギューー
しっかりものの妹ちゃん「ちょ、止めといた方がええんじゃよ…」オソルオソル
陽気な妹ちゃん「何でじゃ? この子、ぶちもふもふじゃよ〜〜〜♪」
711 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/17(月) 19:49:28.40 ID:CSvQ+Ar00
キューーン キューーン
グルルルル…
快活な長女さん「この子たちって、親子なんじゃろか?」
ちゃちゃのん「ん〜〜ん、ど〜も 違うみたいじゃよ〜」
ちゃちゃのん「でもラスカラスは、ミルカの親代わりなんじゃよ…」ヨチヨチ
ちゃちゃのん「ミルカも、ラスカラスのことが大好きじゃ思うし―――」
ちゃちゃのん「きっと、お互いが大切なんじゃな…♪」
快活な長女さん「―――うん、そうかもしれんのぅ」
712 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/10/17(月) 19:53:33.33 ID:CSvQ+Ar00
快活な長女さん「それんしても前から思っとったんじゃが、この島ってホンにノラ猫が多いんじゃな…」
ちゃちゃのん「そうじゃのぅ。 この鹿老渡は『ねこ島』呼ばれっくらい、にゃんこさん達でいっぱいじゃ!!」
しっかりものの妹ちゃん「それって大半が誰かの家の飼いねこじゃなく、島に住みついとるノラってことじゃろか?」
ちゃちゃのん「うん、島の人たちみんなで面倒みとるゆー感じじゃけぇ―――」
ちゃちゃのん「誰んちのにゃんこっちゅー感覚は、あまりないかもしれんの〜〜」
快活な長女さん「へ〜〜 そういうもんなんじゃな…」
病気療養中の儚げな少女「誰かの家の猫ではなく、島の皆さん 皆の猫ですか―――」
病気療養中の儚げな少女「都会の方では、あまりそういう考え方ってありませんわね…」
ちゃちゃのん「婆っちゃは、ちゃちゃのん達と島にゃんこさん達―――」
ちゃちゃのん「ずっと昔っから一緒に共生しちょる家族じゃ、ゆーちょったんじゃ♪」
713 :
何はともあれ、カープも日ハムもお疲れ様でした
[sage saga]:2016/10/29(土) 22:55:41.28 ID:M7sUlea10
___
,. .:': : : : : : : :`: : ..、 連勝からの4連敗とか
/..:: : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : /: : : l: : : : : : :.l : : :', : :ヽ._そんなん考慮しとらんよ…
,. .-v': : : :,' : : ノ!: : : : : : :.lト:、 :.',: : : ヽ: :、
/: : : ,': : ; :.,:/: :l l: : : : : : :.l i: :.\il: : : : :; : :ヽ O
,': : : :.!: : i: :lト;: : |:Lゝ:'; : j.: / .j: :./:リ.!: : : : :i: : : i o
i: : : : l: : :l: :l! ,,ム示、ヽ从/ .示半z, jl: : : l/i: : : !
ゝ: : 人: :ゝ:|./lkr必l! lkr必!.} j/: ノト; :.:丿
((. i:.(:ト;.:.`ーイ とつ''¨ ' とつ .l!:l : : i ):.l
ヽ ー=-: :l:ト |!'''' -- ''' .j、l: : : !'イ
/: : l|.: l:lゝ, {; ( ) ノ人: : :.i
//: :.l!: :.i:l:j: :.>.. ...:く:(: : :.!: :..i
. i:iヽ: :l!: : Y: l: : l: :> .. __ .. <:.l: :!:i ): :.j: : :.i
ゝ ): :.';: :.ト、j: : !: :!=| |: : l: j:.l': V : : .人
丿:!: :.): !:|:l Yi/ ` 、 _r'´ \リ/:.:.(: : :.( _ ))
/:.イ:.:/:ヽY!jヽ;!! /  ̄|ト、. .|/: :/):) 、: :、:(
. ./:/ ,l: iイ )/. リ /:::>‐._//`ヽ!: :.i'イ .): :) ヽ
!::! ./ ゝニ=- ´ l::::::::::/ `j/ , 'イ ヽ
ゝ./ ヽ / ヽ:-:〈 \ / |
. / ', l |:::::::i `// !
-
「黒田引退とか、そんなん考慮しとらんよ…」
カープ女子 ちゃちゃのんの、そんな嘆きが聞こえてきそうな今年の日本シリーズ。
今年は心情的にも特にカープ頑張れな感じでプロ野球 応援させてもらいましたけど、ホント残念でした。
でもここまで頑張って、広島ファンを盛り上げてくれたカープに大感謝。
本当にお疲れ様でした。
714 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/11/20(日) 17:43:28.49 ID:95YVC50C0
ザザザザーーン
ちゃちゃのん「ほんで、今日は皆でどこまで行くんじゃ…?」テクテク
陽気な妹ちゃん「今日は鹿老渡でいっちゃん北の、堀切橋まで探検じゃ!!」ヒャッハーー!!
ちゃちゃのん「ま〜〜 いっちゃんゆーても、歩いて15分もありゃ〜〜 行けてまう距離なんじゃけどね…」
病気療養中の儚げな少女「北端の堀切橋から南端の鹿島大橋まで、30分も歩けば着いてしまいますものね」フフッ
しっかりものの妹ちゃん「そう考えっと、鹿老渡ってホンにぶち小っさい島なんじゃな」
ちゃちゃのん「北から南まで 長さでゆーたら2、3キロしかない、橋で繋がれた小さい島じゃけぇ」ヘヘッ
陽気な妹ちゃん「それにここらぁ、ぶちど田舎じゃ♪」ワハハ
ちゃちゃのん「うぅっ… どうせちゃちゃのんは、ど田舎モンじゃ…」
しっかりものの妹ちゃん「ちゃんと田舎モンゆー自覚あるんじゃの。 偉い 偉い…」ナデナデ
715 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/11/20(日) 17:54:57.45 ID:95YVC50C0
ちゃちゃのん「そりゃぁ… 小学校もないような小さな島じゃもん…」グスンッ
快活な長女さん「う〜〜ん… やっぱ小学校ないっちゅーんは、不便じゃよね…」
陽気な妹ちゃん「うぇっ、そんじゃ学校どうしとるんじゃ!? もしかして、勉強せんでええんか!!」マジッスカ!? マジッスカ!?
しっかりものの妹ちゃん「バカ、んなわきゃないがの!!」バカッ
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、バスでおとなりの倉橋島まで通っちょるんじゃよ…」ヘヘッ
快活な長女さん「隣の島までバス通かぁ、そりゃぁ大変じゃのぅ〜〜」
病気療養中の儚げな少女「でも確か、鹿老渡にも高校はありましたよね?」
快活な長女さん「あ、鹿老渡高校…?」
陽気な妹ちゃん「そこって、昔 ウチの爺っちゃんも通っとったトコじゃろ?」
ちゃちゃのん「鹿老渡高校にゃぁ、ウチの婆っちゃも通っとったんじゃよ〜〜」
716 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2016/11/20(日) 18:05:40.70 ID:95YVC50C0
ちゃちゃのん「当時は婆っちゃが麻雀部の部長さんしちょって、とっても強かったんじゃって!!」
快活な長女さん「ウチの爺さんも麻雀好きゆーとったし、もしかすっと同じ部だったんじゃろか…」
しっかりものの妹ちゃん「あ〜〜 そういえば、そんな話 聞いたような気もするんじゃ…」
陽気な妹ちゃん「の〜〜 の〜〜 ちゃちゃのん!! 麻雀って楽しいんか!?」
ちゃちゃのん「うん♪ とってもとっても楽しいんじゃよ〜〜♪」パァァッ
しっかりものの妹ちゃん「うわぁ… ちぃーと引くレベルのぶちええ笑顔じゃな…」
快活な長女さん「こりゃぁ、ちゃちゃのんは相当な麻雀好きらしいのぅ…」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、婆っちゃたちとする麻雀が大好きじゃけぇ♪」
ちゃちゃのん「そうじゃ、今度 ちゃちゃのんが教えるけぇ。 皆で一緒に麻雀やってみんかの!!」
陽気な妹ちゃん「やりたい、やりたい!! ボクもみなで麻雀したいんじゃ!!」
しっかりものの妹ちゃん「アタシも、ちぃーと興味あるかのぅ…」
病気療養中の儚げな少女「テーブルゲームでしたら、身体の弱い私にも出来そうですわね♪」
快活な長女さん「そりゃぁ楽しげじゃ♪ ちゃちゃのん、今度アタシらにも麻雀教えたってな!!」
ちゃちゃのん「うん!! 今からとっても楽しみじゃね♪」
717 :
ケイ@ちゃちゃのん、誕生日おめでとう♪
[sage saga]:2016/12/14(水) 18:28:29.74 ID:iSdvTHHT0
ちゃちゃのん誕生日おめでと〜〜♪
というわけで、気がつけばもう開始から1年ですね。
全く考慮してなかった番外編を見切り発車したのが主な原因なんですけど
とりあえず大学編 本編も終わった事ですし、あと少しだけ気ままにのんびり続けたいと思ってます。
そういえば、ちゃちゃのんの誕生日 12月14日って忠臣蔵の吉良邸 討ち入りの日でしたね。
14日というと、自分的には9月14日の松来さんの誕生日やバレンタインデーやホワイトデー
黄色い服でカレー食ったりするイエローデーみたいなイメージがあって、そういやそうだったって先日 ふと思いました。
そして煌先輩もすばらです言ってた『実写版 咲 -Saki-』
実写化特有の香ばしさが色々と醸し出されてる感じですけど、タコスがヤバイともっぱら評判みたいですねwww
果たして阿知賀編、全国編と続いて、実写版 ちゃちゃのんの登場はあるのか?
胡桃や初っちゃんは素直に子役を使った方が良いような(ていうか、初っちゃんの実写化は何かヤバイ…)
ま〜 何はともあれ、みんな頑張ってますよ。
てなわけで鹿老渡番外編の途中ですが、唐突にちゃちゃのん誕生日SSをぶっ込みます。
時間軸的には終章 後半あたりだと思いますが、完全なおふざけ的パラレルですのであしからず。
718 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/14(水) 18:34:25.86 ID:iSdvTHHT0
【12月14日 某スタジオ―――】
ちゃちゃのん「〜〜〜〜〜♪」ヘヘッ
チハヤ「あれ〜〜 ちゃちゃのん、今日は随分とご機嫌なんじゃない?」
ちゃちゃのん「えへへ… そうじゃろか〜〜?」
チハヤ「もしかして、これから例の恋人さんとデートだったりして〜〜? 羨ましいぞ、このこのぉ〜〜」ウリウリィ
ちゃちゃのん「あいたたっ… そんなんじゃないけぇ、他の大学のお友達も一緒じゃよ〜〜」ヤメテーー
チハヤ「ありゃぁ〜 そいつは残念だったわね〜〜」
ちゃちゃのん「んもぅ… そんなんじゃないんじゃよ〜〜////」テレテレッ
チハヤ「あはは、なんてね。 今日はちゃちゃのんの誕生日だったよね!!」
チハヤ「はい。 私からの誕生日プレゼント。 ちゃちゃのん、お誕生日 おめでと〜〜♪」
ちゃちゃのん「わぁ〜〜 ちゃちゃのんの誕生日、覚えちょってくれたんじゃ〜♪」
ちゃちゃのん「チハちゃん、ど〜もありがとぉ〜〜♪」
チハヤ「それ最近人気の香水なんだけど、ちゃちゃのんにどーかな〜と思って 取り寄せてたんだ」
チハヤ「まぁ〜 ちゃちゃのんは香水なんてしなくても、常時 あま〜いストロベリーフレーバー醸し出してるけどね〜〜♪」フフッ
ちゃちゃのん「へへへっ、そりゃぁちょっとイヤじゃの〜〜〜」
719 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/14(水) 18:40:23.74 ID:iSdvTHHT0
ジングルベーール ジングルベーール
ちゃちゃのん(今年ももぅクリスマスの季節―――)トコトコ
ちゃちゃのん(子どもん頃から、いっつも誕生日とクリスマスのケーキ 一緒だったけぇ)
ちゃちゃのん(クリスマスと分けてお祝いして貰えるゆーんは、やっぱええもんじゃのぅ…)ヘヘッ
ガチャッ
ちゃちゃのん「ありゃ、鍵が開いちょる…? ちゃちゃのん、今朝 締めるの忘れたかの…?」
ちゃちゃのん「あぁ、そういえば… 今日はヒロちゃんたちが先にお部屋の飾り付けとか、パーティーの準備してくれる言うとったの―――」
ちゃちゃのん「みんなぁ、ただいまじゃよ〜〜♪」クツ ヌギヌギ
ちゃちゃのん「パーティーの準備 全部やってもろーて、ホンにゴメンの―――」ヤッホーー トタトタッ
京太郎(実写)「お〜〜ぅ!! ちゃちゃのん、おかえり〜〜〜♪」
ちゃちゃのん「!?」
京太郎(実写)「ん……?」
ちゃちゃのん「………………」コウチョク
京太郎(実写)「そんなに見つめられたら、照れちゃうぜ///」ニコッ
ちゃちゃのん「誰じゃ……?」
ちゃちゃのん(ちゅーか 顔とか神作画過ぎて、何か存在全てが異次元じゃ……)
720 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/14(水) 18:45:55.64 ID:iSdvTHHT0
ちゃちゃのん(そんなことより、この人 ホンに何者なんじゃ…? )ビクビク
ちゃちゃのん(とっても背ぇ高いし、髪の毛も金色じゃし、もしかしておっかない人……?)フルフル
京太郎(実写)「俺だよ俺、須賀 京太郎。 ちゃちゃのんが三年の時、俺もインハイ会場にいたんだけど、もしかして忘れちゃった?」
ちゃちゃのん(あ、麻雀関係の人じゃったか…)ホッ…
ちゃちゃのん「えと、ごめんの… あの時はちゃちゃのんいっぱいいっぱいで、実はよぅ覚えてないんじゃ……」
京太郎(実写)「えぇ!? ちゃちゃのん、俺のこと全っ然覚えてないの!! うわぁ〜〜 ショックだ〜〜〜!!」アアアア…
ちゃちゃのん「ひゃぁぁ… ほ、ホンにごめんなさいなんじゃ!!」ナミダメ ヒラアヤマリーー
京太郎(実写)「ん〜〜 でも まっ、そっか… そうだよな〜〜」
京太郎(実写)「あんときゃ俺も補欠だったし。 会場でちゃちゃのんのこと探したけど、結局 見つけらんなかったもんな〜〜」ハッハッハッ
ちゃちゃのん(ありゃ… もしかして初対面……?)
ちゃちゃのん「あ、あの… それで須賀さんは、もしかすっとヒロちゃんたちのお友達さんとかなんじゃろか?」オソル オソル
京太郎(実写)「洋榎さん? あぁ、うん… 俺の彼女―――」
ちゃちゃのん「え"………」ピシッ
ちゃちゃのん「あの〜〜 今、何てゆーたんじゃ……?」
京太郎(実写)「ん!? 俺、今 何か言った―――?」
ちゃちゃのん「ひ、ヒロちゃんが、須賀さんの彼女じゃって―――」
京太郎(実写)「あぁあぁあぁぁぁッ!!!!」グワァッ
ちゃちゃのん「うひゃぁっ!?」ビビクゥーーッ
721 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/14(水) 18:52:10.95 ID:iSdvTHHT0
京太郎(実写)「ちゃちゃのん!!」ガッシィッ
ちゃちゃのん「なな、な… 何……?」アウアウ
京太郎(実写)「俺のこと―――!!」ググッ
ちゃちゃのん「」カタカタ プルプル
京太郎(実写)「俺のことは――――京ちゃんって呼んでくれ!!」カッ
ちゃちゃのん「はひ――――?」
京太郎(実写)「いや、だからさぁ… 須賀さんって、何か他人行儀だろ?」
京太郎(実写)「だから俺は京ちゃんの方がいい。 分かるだろ、俺のこの気持ち!!」
ちゃちゃのん「は、はぁ……」
ちゃちゃのん(うぅ… オシッコ漏れるかと思ったんじゃぁ……)モジモジ
京太郎(実写)「ちゃちゃのん―――!!」カカッ
ちゃちゃのん「は、はひぃっ…」ビクッ
京太郎(実写)「サイン下さい!!」バッ
ちゃちゃのん「う、うん… ま〜 ええけど……」カキカキ
京太郎(実写)「京太郎くん、大好き♪って―――入れてくれます?」
ちゃちゃのん「そ、それはちょっと…」
京太郎(実写)「握手もお願いします!!」ババッ
ちゃちゃのん「う… うん……」ニギニギ ギュッギュッ
京太郎(実写)「は〜〜〜 ちゃちゃのんの手ぇちっさ〜〜 柔らか〜〜〜♪」ウットリ
ちゃちゃのん「あ、あはは……」
京太郎(実写)「ところで俺ってさ、何かこうあふれる福山ボイス感ない―――?」キリッ
ちゃちゃのん「あ… いや、特にそんな感じは……」
722 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/14(水) 18:57:19.19 ID:iSdvTHHT0
ちゃちゃのん「ほ、ほんで… きょ、京ちゃんは… どうしてちゃちゃのんの部屋におるん……?」オソルオソル
京太郎(実写)「あのちゃちゃのんに、京ちゃんって呼んで貰ったぁ〜〜 感動だぁ〜〜〜!!」ウォォォッ
ちゃちゃのん(ホンに何なんじゃ、この人……)
京太郎(実写)「ま、そんな冗談はさておき―――」
ちゃちゃのん(じょ、冗談じゃったんか!?)
京太郎(実写)「ちゃちゃのん――――誕生日、おめでとう〜〜♪」ニッコリ
ちゃちゃのん「ほぇ―――!?」
京太郎(実写)「今日はちゃちゃのんの誕生日だろ―――」
京太郎(実写)「だからこうやって、お姫さまのお祝いに来たってわけ♪」サワヤカーー
ちゃちゃのん「あ… ありがと……///」
ちゃちゃのん(みょ、みょーちくりんな人じゃが… もしかして、ええ人なんじゃろか……?)
京太郎(実写)「そんじゃま、一緒にケーキ食べてお祝いしようぜ〜〜」ヨイショ
ちゃちゃのん「け、ケーキ…? でも、まだヒロちゃんたちが―――」オタオタ
京太郎(実写)「気にしない、気にしない!! まずは俺とのお祝いからってことで良いでしょ?」
京太郎(実写)「ささ、お姫さまはお誕生席に座った、座った!!」
京太郎(実写)「いちごたっぷりのいちごのショートケーキ、好きでしょ?」
ちゃちゃのん「う、うん… いちごのショートケーキは大好きじゃ…」
723 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS *誕生日編の続き明日書きます
[saga]:2016/12/14(水) 19:15:48.71 ID:iSdvTHHT0
京太郎(実写)「じゃっじゃじゃ〜〜〜ん!! これがハギヨシさん(実写)お手製―――」
京太郎(実写)「イチゴの代わりに12体のいちごちゃんシュガークラフトを乗っけた、いちごのショートケーーキ!!」デデーーーン
ちゃちゃのん「イチゴが乗っちょらん!?」ガーーーン
京太郎(実写)「どうこのいちごちゃんとか、高校時代のちゃちゃのんそっくりでしょ?」
ちゃちゃのん「シュガークラフトって、あのクリスマスケーキとかに乗っとるサンタさんの砂糖菓子とかのアレじゃよね…?」
ちゃちゃのん「ほぇぇ〜〜 でもホンによう出来ちょるんじゃ…」スゴイ…
ちゃちゃのん(でも正直、ちゃちゃのんいっぱいでちょっとだけ気持ち悪いかのぅ…)ウーーン
京太郎(実写)「ほらほら。 このちゃちゃのんなんて、下から見るとちゃんと いちごパンツ履いてるんだぜ♪」ノソキコミ
ちゃちゃのん「ヤメて!!」
京太郎(実写)「それじゃ、ちょっと名残惜しいけど 切り分けてと―――」ズブリッ
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、真っ二つ!?」フェッ
京太郎(実写)「ん―――?」
ちゃちゃのん「一応 これもちゃちゃのんじゃけぇ、避けてカットして欲しいかのぅ…」ブーー
京太郎(実写)「へへっ、ワリィワリィ〜〜」ズブズブ
京太郎(実写)「ほい、これがちゃちゃのんの分な」カチャ
ちゃちゃのん「ど、どうもありがとなんじゃ―――」
724 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/14(水) 21:24:12.27 ID:rWFDj4gVO
ちゃちゃのん誕生日おめでとう
実写版京太郎www 一体、何者なんだ
725 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/15(木) 21:46:03.02 ID:Enh53THu0
京太郎(実写)「そんじゃ、シャンパンで乾杯といこうか!!」
ちゃちゃのん「あ〜〜 ちゃちゃのん、お酒はダメなんじゃ…」フリフリ
京太郎(実写)「あれっ… ちゃちゃのん、アルコールとか全然ダメ?」
ちゃちゃのん「うん、ごめんのぅ…」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、どうも悪い酔い方しちゃうみたいでのぅ―――」
ちゃちゃのん「ヒロちゃんにも人前で飲んじゃ駄目って、キツく言われとっての〜〜///」ヘヘ…
京太郎(実写)「そっか、そんじゃ〜 ちゃちゃのんはジュースで良いかな?」ハイ…
ちゃちゃのん「うん… これだったら平気じゃね♪」トクトクトク…
京太郎(実写)「いよっし!! それじゃぁ、改めまして〜〜」
京太郎(実写)「ハッピーバースデー ちゃ〜ちゃの〜〜〜ん♪」カンパーイ
ちゃちゃのん「京ちゃん、どうもありがとなんじゃ♪」カンパーイ
726 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/15(木) 21:57:09.25 ID:Enh53THu0
京太郎(実写)「それではバースデーソング代わりにぃ、ちゃちゃのん音頭のリクエスト〜〜♪」イエーーイ パフパフーー
ちゃちゃのん「ほぇっ、それをちゃちゃのんが歌うんか!?」ヤジャヨー
京太郎(実写)「ほらほら、つべこべ言わずに歌う歌う!!」ハヤク ハヤク
ちゃちゃのん「んもぅ、何でじゃよぉ〜〜」ウルウル
「いちごの〜ように かわいくて〜〜♪」
「いちごの〜ように 甘酸っぱい〜〜♪」
「それがいちごの〜 生きる道〜〜〜♪」
「決して甘い〜 道じゃない〜〜♪」
「ベリーナイスな 人生を〜〜♪」
「産地直送 送りたい〜〜♪」
「遠い遠〜い あなたにね〜〜〜♪」
「辛いことも〜 あるけれど〜〜♪」
「私の笑顔で 元気になって〜〜〜♪」
「あ〜〜 ちゃちゃのん音頭〜〜♪ ちゃちゃのん音頭〜〜♪」
「誰かの幸せ〜〜♪ 私の幸せ〜〜〜♪」
「ちゃちゃのん音頭〜〜♪ ちゃちゃのん音頭〜〜♪」
「それが私の〜〜〜♪ 生きる道〜〜〜〜♪」
727 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/15(木) 22:16:52.17 ID:Enh53THu0
京太郎(実写)「ちゃちゃのん、サイコーー♪」ヒュー ヒューー
ちゃちゃのん「んもぅ… ホンになんなんじゃよぉ……」ブスゥ
京太郎(実写)「ま〜 ま〜 そうむくれずに、ケーキ食べよ」
京太郎(実写)「このシュガークラフトのいちごちゃんも、結構イケるんだぜ♪」ガブッ
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんの頭部が―――!?」フェッ
ちゃちゃのん「あ、でもこれ… 凄っごく美味しい…♪」パクッ
京太郎(実写)「だろ。 ささ、遠慮せず、もそっと食いねぇ♪」ホレホレ
ちゃちゃのん「は〜〜 美味じゃの〜〜 何か、妙にクセになる味じゃ…」パクパク ウットリ
京太郎(実写)「そういや隠し味にブランデー使ってるとか何とか、言ってたような―――?」
ちゃちゃのん「ふぇぇ… これ、アルコール入っちょるんかぁ……////」
京太郎(実写)「あ〜〜 でもホント少量だよ。 モーマンタイ! モーマンタイ!!」ハハッ
ちゃちゃのん「そか、そか♪ じゃったら、なんも問題ないの〜〜///」ウェヘヘ
ちゃちゃのん「大体ちゃちゃのんな〜〜 ヒロちゃんゆーほど、お酒に弱くなんてないんじゃよ〜〜〜」ブツブツ
728 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/15(木) 22:27:59.90 ID:Enh53THu0
京太郎(実写)「そんじゃ〜〜 ここらで一発!! 俺からちゃちゃのんへの、プレゼントタ〜〜イム!!」ドンドン パフパフーー
ちゃちゃのん「わふ〜〜♪ 京ちゃん、どうもありがとなんじゃ〜〜〜♪」ワーーイ
京太郎(実写)「俺さまの愛がたっぷり詰まったナイスな贈り物、しっかりと受け取ってくれよな!!」キラーーン
ちゃちゃのん「えへへ〜〜 なんじゃろぅ〜〜 ワクワク♪ ワクワク♪」ルンルン
ちゃちゃのん「ほぇ―――?」ガサゴソ
ちゃちゃのん「ありゃぁ、これって〜〜 制服かの〜〜?」
京太郎(実写)「そう!! ちゃちゃのんの高校の制服だぜ!!」グッ
ちゃちゃのん「ほんで、なんで京ちゃんからのプレゼントが制服なんじゃ〜〜?」ンーー?
京太郎(実写)「そんなん!! ちゃちゃのんに着て欲しかったからに決まってるでしょうが!!」グワンバッ
ちゃちゃのん「ほぇ〜〜 何かよぅ分からんけぇ、とにかく凄い自信じゃの〜〜〜///」
京太郎(実写)「屁のつっぱりはいらんですよ!!」ムンッ
729 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/21(水) 01:03:35.34 ID:BJmta5jF0
ちゃちゃのん「ま、ま〜〜 考えとくけぇ。 機会あったら、またそのうちにの〜〜///」ヘヘヘッ
京太郎(実写)「あいや、待たれい!!」クワッ
ちゃちゃのん「ん―――?」
京太郎(実写)「ちゃちゃのんは、それをすぐ着ないと駄目なんだ!!」
ちゃちゃのん「ふぇ… どうしてじゃ……?」
京太郎(実写)「俺がちゃちゃのんの制服姿を見たいからさ!!」ガカッ
ちゃちゃのん「ほぇ〜〜 京ちゃんは残念なくらいの正直モンじゃね〜〜///」
京太郎(実写)「イヤ、今の無し。 ツイ本音が前面に―――」
ちゃちゃのん「そういやぁ、京ちゃんも何故じゃか高校の制服 着ちょるのぅ……」
京太郎(実写)「そう!! 俺だけ制服着てるなんてフェアじゃない!!」
京太郎(実写)「だから、ちゃちゃのんも制服を着なくちゃ駄目なんだよ!!」ズズィッ
ちゃちゃのん「そっ、そんなもんじゃろか……」タジッ
京太郎(実写)「そういうもんだって!! それが正しい人の道ってヤツさ。 だからちゃちゃのんも早く着替えないと!!」
京太郎(実写)「ちゃちゃのん、早くしないと仁義なきアイドルとか言われちゃうよ〜〜」ハヤク ハヤクーー
ちゃちゃのん「ちょ〜〜 そんなに急かされると 何か焦っちゃうじゃろ〜〜」アセアセッ
京太郎(実写)「早く着替えないと、こっちのミニスカサンタ衣装を着なくちゃいけなくなっちゃうよ〜〜!!」ヒラヒラッ
ちゃちゃのん「わ、分かったんじゃ。 プライベートのミニスカサンタは恥ずかしいけぇ、この制服 着るんじゃよ〜〜///」
京太郎(実写)「イエスッ!! 押し切った!!」グッ
ちゃちゃのん「んもぅ… 京ちゃんは強引じゃの〜〜〜」フラフラ
730 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/21(水) 01:11:12.54 ID:BJmta5jF0
ちゃちゃのん「ほんじゃ〜 ちゃちゃのん、今から着替えるけぇ―――」
ちゃちゃのん「ちぃーとばっかし部屋から出ちょって貰えんじゃろかぁ〜〜〜///」
京太郎(実写)「あ、大丈夫 大丈夫。 俺、目ぇ閉じてるし、ずっと後ろ向いてるから〜〜♪」ギュッ
ちゃちゃのん「ほうか、ほうかぁ〜〜 ほんじゃ〜 絶対こっち向いちゃダメじゃよ〜〜〜」フラフラ
京太郎(実写)「オッケー!! 京ちゃん、嘘つかな〜〜い♪」チラッ
ちゃちゃのん「うんしょ、うんしょ…」ヌギヌギ
ちゃちゃのん「なんでじゃろ、さっきから妙に足元がフラつくのぅ…////」フラフラ
ちゃちゃのん「ありゃぁ〜〜 頭が抜けないんじゃ……」モゴモゴ
京太郎(実写)「ちゃちゃのん、ボタン外してないからだよ〜」
京太郎(実写)「ちょっと待ってて、俺が外してやっからさ―――」ヨイショ
ちゃちゃのん「あ〜〜 どうもありがとなんじゃ―――」
731 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/21(水) 01:28:53.34 ID:BJmta5jF0
洋榎「アホか〜〜〜〜ッ!!」
スパコーーンッ!!
ちゃちゃのん「ぶぎゃっ!?」ドッテーーン
洋榎「自分、流されすぎ〜〜ッ!! スキあり過ぎ〜〜〜ッ!! ホンマ、どこまでアホやねん!!」
ちゃちゃのん「あ〜〜 ヒロちゃんじゃ〜〜♪」ワッホーーイ
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、ヒロちゃん来るん待っちょったんじゃよぉ〜〜♪」ダキツキィーー
洋榎「だぁ〜〜 暑苦しいわぃ!! 離れんか、こんボケ〜〜///」グリグリ
ちゃちゃのん「えへへぇ♪ ヒロちゃんは照れ屋さんじゃの〜〜///」
京太郎(実写)「洋榎さん、お久しぶりです♪」
洋榎「超神作画ぁ!? てか、誰じゃ〜〜!!」キモッ
ドバキィッ
京太郎(実写)「げぶら〜〜ッ!?」ドッゴーーッ
洋榎「てっめぇウチのいちごに、何しくさっとんじゃ〜〜〜!!」ドコドコドコッ
京太郎(実写)「ご、誤解だぁ!! 俺はただ、ちゃちゃのんの誕生日をお祝いしようと―――」ウゲェーー
洋榎「問答無用や、死にさらせ〜〜〜!!」
ちゃちゃのん「ヒロちゃん、誤解じゃよ〜〜 京ちゃん キモいけぇ、ええ人じゃよ〜〜」
洋榎「やっかまし!! 自分アルコール飲んだやろぉ〜〜 何やちょっと酒臭いで〜〜」
ちゃちゃのん「ほぇ…? ちゃちゃのん、お酒なんて飲んどらんよ〜〜///」
洋榎「ちゅーか 自分、ちゃんと服装 整えんかい!! て、制服の方は着なくてええねん!!」ズビシッ
ちゃちゃのん「んもぅ、ヒロちゃんは注文が多いの〜〜」フラフラ
セーラ「何や〜〜 俺らがケーキ取りに行っとる間に、メッチャ修羅場っとんで〜〜」オモシレー
塞「あはは… ホント、これどういう状況よ…」
胡桃「気持ち悪い……///」
哩「痴情のもつれいうヤツか―――?」
732 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/21(水) 01:43:06.97 ID:BJmta5jF0
【数分後―――】
京太郎(実写)「超すんませ〜〜ん!! 自分、実写のクセに調子んのりました〜〜〜」ドゲザーー
洋榎「んで、自分 ホンマなんなん…? 実写てなんやねん……」
京太郎(実写)「何か、俺ぇ… 実写ドラマの方で最初からいなかったみたいに扱われてぇ〜〜」
京太郎(実写)「俺の存在そのものが否定されたようで 辛かったんだよ〜〜 悲しかったんだよぉ〜〜〜」ダァァァ
京太郎(実写)「そんで俺だってちょっとくらい、良い目が見たかったんや〜〜 美少女とキャッキャ、ウフフしたかったんや〜〜〜!!」
洋榎「―――じゃかぁ〜〜しいわぃ!!」
ドゲシッ
京太郎(実写)「アインッ!?」
ちゃちゃのん「うぅ… 何て可哀想な話なんじゃ……」ホロホロ
塞「そ、そうかしら……?」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんも、よぅモブ扱いされちょるけぇ―――」
ちゃちゃのん「京ちゃんの気持ち、ホンに自分のことみたいに よぅ分かるんじゃ…」ポロポロ
洋榎「ん… ま〜〜 確かに、ウチも存在の全否定は流石に哀れ思うんやが…」
胡桃「後の一文なければね……」
ちゃちゃのん「この京ちゃんは、残念なくらいの正直モンなんじゃよぉ〜〜」
洋榎「おぅ 自分!! いちごにちょっかい出したこと、しっかり反省したんやろなぁ?」
京太郎(実写)「ずびばぜ〜〜〜ん!! これからはもっど、自分のキャラ大事にしていきま〜〜〜す!!」ヒラアヤマリーー
ちゃちゃのん「よしよし、もうええんじゃよぉ。 辛いこといっぱいあったんじゃろ? 涙と鼻水もちゃんと拭かんとのぉ」ヨシヨシ
京太郎(実写)「うぅぅ〜〜 いちごちゃん、ありがどぅ〜〜〜」ズズッ ブピピーー
733 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/21(水) 15:04:28.63 ID:1P/3T/TAO
果てしないちゃちゃのんへの愛を感じる
がんばれ
734 :
ケイ@サンクス♪ 愛と勢いだけのSSゆえ(恥)
[saga]:2016/12/24(土) 22:04:16.26 ID:3F/6pDuw0
ちゃちゃのん「よっし。 ホンじゃ〜〜 改めて、今からみんなでパーティーじゃね♪」
洋榎「それって―――?」
ちゃちゃのん「京ちゃんも一緒に、みんなでパーーっと楽しんだらええと思うんじゃ!!」エヘヘッ
京太郎(実写)「い、いちごちゃん〜〜」ウルウル
洋榎「ま、まじか―――?」
セーラ「ええやん、ええやん!! お祭りは数が多い方が楽しいってな〜〜」カッカッカ
哩「ま〜〜 確かに… このまま叩き出すって言うのも、後味悪いかもしれんばい…」
塞「うん。 ま〜 ちょっと気の毒な感じだし、良いんじゃない―――ね、胡桃?」
胡桃「わ、私は別にどっちだって良いけどさ…///」
ちゃちゃのん「ヒロちゃんもええじゃろ―――」ニコッ
洋榎「あ〜〜 もう… いちごがそない言うんやったら、ウチかて賛成するしかないやん!!」
ちゃちゃのん「ヒロちゃん、ありがとなんじゃ〜〜〜」ダキツキーー
洋榎「だ〜〜 もぅ!! だから暑苦しい言うとるやろ〜〜〜////」
735 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/24(土) 22:27:52.55 ID:3F/6pDuw0
ワイワイ ガヤガヤ
塞「それじゃ〜 ちゃちゃのん。 改めてケーキに挿した蝋燭の火を吹き消して…」
ちゃちゃのん「う、うん……」ドキドキ
ちゃちゃのん「ふ〜〜 ふ〜〜〜」プルプル
洋榎「何やねん。 火ぃ、全然 消えとらんで〜〜〜」カカッ
胡桃「ぷっ… ちゃちゃちゃん、超下手っぴ…」
京太郎(実写)「ちゃちゃのん、頑張〜〜!!」
ちゃちゃのん「うぅ〜〜 思っちょったよりも、難しいのぅ〜〜///」フヒー フヒーー
哩「ぷっ、過呼吸で顔 真っ赤になっとる!!」ゲラゲラ
セーラ「ええかぁ… こうゆーんは、こ〜〜やって 一息で消すんやで〜〜〜」ズモモモ…
ぶっほ〜〜〜〜〜!!
京太郎(実写)「おぉっ!? もの凄い風圧で、蝋燭の火を一発で吹き消した!?」
ちゃちゃのん「ほぇ〜〜 せーちゃん、凄っごい肺活量じゃのぅ〜〜」
セーラ「カカッ、西の『め組』 火消しのキャンドルセーちゃんとはウチのことやで〜〜!!」ドヤッ
736 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日SS
[saga]:2016/12/24(土) 23:00:42.05 ID:3F/6pDuw0
洋榎「そんじゃま… 今日はいちごのために集まってくれて、みんなサンキューやで〜〜」
洋榎「いちごの誕生日を祝してぇ――――かんぱ〜〜い!!」
一同「「ちゃちゃのん、誕生日おめでと〜〜〜♪」」カンパーーイ
ちゃちゃのん「みんな、どうもありがとう♪」
京太郎(実写)「いちごちゃん―――改めて、今日は誕生日おめでとう////」
ちゃちゃのん「うん。 京ちゃんも、今日はどうもありがとなんじゃ〜〜♪」
ちゃちゃのん「たとえ出番なくとも、おらんかった事にされても―――これからもモブとして、強く生きていくんじゃよ〜〜」エヘヘッ
京太郎(実写)「ぐっほっ……」グッサァ
洋榎「ひでぇ…」
胡桃「鬼ね…」
哩「コイツは天使の皮ば被ったアクマばい…」
ちゃちゃのん「えぇ〜〜 何でそうなるんじゃよぉ〜〜!?」
カッカッカ…♪ アハハハハ…♪
大好きな人たちと過ごす誕生日。
それは何ものにも代え難い、とっても素敵なみんなからの贈り物。
大切な人たちに支えられ、ちゃちゃのんは今日も元気いっぱいじゃ♪
そしてみんなにとっての次の一年が、今よりホンのちょっぴり素敵なものでありますように――――
ちゃちゃのん誕生日SS
カンッ!!
737 :
ケイ@クリスマスということで、何となくそれっぽい駄話
[saga]:2016/12/24(土) 23:56:41.29 ID:3F/6pDuw0
〜 きよしこの夜 〜
メリークリスマーース!! カンパーーイ!!
ちゃちゃのん「ほうじゃ、ほうじゃ… この前 テレビで見たんじゃが―――」
ちゃちゃのん「ずっと昔のクリスマスにゃぁ、サンタさんじゃのーて 鞭打ちじーさんゆー人が来たんじゃって…」
洋榎「はぁ〜 何でクリスマスにむち打ちじーさんやねん!? トナカイ乗っとって、首でも痛めたんかぁ?」
セーラ「カカッ 何でそのむち打ちやねん!! スパーキングのことやろ!!」ズビシッ
漫「それドラゴンボールやないですかぁ。 スパンキングでしょ〜〜!!」
塞「それってお尻叩きのことだから、ちょっと違う気が―――」
ちゃちゃのん「う〜〜ん… 何かよー知らんけぇ、悪い子をムチで叩いたりして懲らしめるお爺ちゃんみたいじゃよ〜〜」
哩「鞭打ち……」
胡桃「して欲しいの…?」
哩「別に……///」ゴホンッ
胡桃「でもそれって『泣ぐ子はいねがぁ〜〜ッ!!』のナマハゲみたいなもんかしら?」
絹恵「ナマハゲ言えば東北ですし、胡桃さんちの方はエンカウント率高いんやろか〜〜?」
胡桃「ん、ま〜 ナマハゲは秋田の男鹿が有名なんで、宮守の方にはたまに遠征してくる程度だよ…」
ちゃちゃのん「ほぇっ!? ナマハゲさんって遠征してくるん―――!?」
胡桃「うん。 ナマハゲが遠野に来るぞーーって触れ込みで、時々 なまはげ郷神楽がみやもりホールで公演したりする」
塞「あ〜〜 何かそんなのあったね♪ 岩手と秋田の和太鼓コラボ企画みたいなヤツ」
ちゃちゃのん「ん… 何かちゃちゃのんが思っとったナマハゲさんとは、趣が異なるようじゃが…」コラボ…?
胡桃「このご時勢だもん。 ナマハゲだって手広くやらなきゃ、やってけないのよ…」
塞「あはは、そうかも。 あと岩手だったら吉浜のスネカが、ナマハゲに近いモノとして知られてるかしら」
ちゃちゃのん「スネカ…?」
塞「岩手の三陸町あたりに伝わる、来訪神の伝統行事でね―――」
塞「小正月の夜に奇怪な面を被ったスネカが、近隣の家々の怠け者や泣く子を戒めてまわるのよ」
738 :
ケイ@クリスマスということで、何となくそれっぽい駄話
[saga]:2016/12/25(日) 00:19:09.66 ID:9YEYRwTG0
セーラ「そういや、いちごはまだサンタとか信じとるクチか〜〜?」カカカッ
ちゃちゃのん「ほぇ!? そんなん当然じゃろう―――?」
一同「「―――――!?」」
セーラ「マジか……?」
ちゃちゃのん「へへっ… 冗談じゃよ、冗談〜〜♪」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんじゃって、流石にサンタさんがお母さんってことくらい知っちょるよ〜〜」エヘヘッ
セーラ「せ、せやな。 自分の場合 そのへん分かりづらいんで、俺もリアクションに困ってもうたで」ヘヘッ
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、信用ないんじゃの〜〜」ムーー
洋榎「自分 アホなんやし、しゃーないやん!!」
ちゃちゃのん「んもぅ… ヒロちゃんはホンに失礼じゃの〜〜」
ちゃちゃのん「サンタさんは多忙じゃけぇ、世界中の子どもみんなにプレゼントなんて出来るわけないけぇのぅ―――」
ちゃちゃのん「じゃけぇ、家の人がサンタさんの代わりにプレゼントを配っちょるんじゃろ。 ちゃちゃのん、ちゃんと知っちょるよ〜〜♪」ヘヘン
洋榎「あ〜〜 せやな。 もうそれでええわ―――」
胡桃「今ある赤い服に白いあごヒゲのサンタクロースのイメージって、コカ・コーラの広告が作ったキャラなんだっけ?」
漫「えっ、そうなんですか?」
哩「それって確かコークロア言う、都市伝説か何かの類やなかったか?」
塞「うん。 今あるサンタのイメージ自体はそれ以前からあったと思うんで、正確には違うと思うよ」
塞「ただその赤服サンタのイメージを世界の共通認識として定着させたのは、コカ・コーラの功績かもしれないわね」
ちゃちゃのん「コーラって、飲むと骨が溶けちゃうんじゃろ〜〜」
漫「それこそ子どもの頃よく聞いた都市伝説やないですか〜〜」イヤヤー
セーラ「コーラ飲むと必ずゲップ 出るんやで〜〜」ゲプッ
漫「それは、ま〜〜 確実やろな〜〜〜」
739 :
ケイ@クリスマスということで、何となくそれっぽい駄話
[saga]:2016/12/25(日) 00:42:57.75 ID:9YEYRwTG0
塞「クリスマスの話だけど、元々は一年で一番 太陽が出てる時間の短い『冬至のお祭り』だったらしいんだけど―――」
塞「闇の力が強まる冬至には死者や精霊たちが蘇るってことで、彼らに贈り物をして何とか死者の国に帰って貰おうっていう意味合いがあったみたい」
ちゃちゃのん「そん時に鞭打ちじーさんやって来て、悪い子たちを懲らしめてまわったんじゃね♪」
洋榎「そこで、何で鞭打ちじーさんの出番やねん!! やっぱそのセンスがよぅ分からんで!!」
塞「センス云々はちょっと分かんないけど、悪い子を叱ってくれるトコなんかはナマハゲと少し似てるかもね…」
ちゃちゃのん「きっとヒロちゃんはいっぱい鞭で叩かれてしまうのぅ〜〜」カワイソウ…
胡桃「アンタ、マナー悪いもんね…」
洋榎「うっさいわ、ボケ〜〜!!」
塞「ま〜 それが後にキリスト教の聖ニコラウスと結びついて、オランダ語のシンテル・クラースがアメリカでサンタクロースになったんじゃなかったかな」
塞「そうやってアメリカ化したサンタクロースは本来の生者から死者への贈り物ってカタチから―――」
塞「生きてる人間同士の資本主義的な大量消費のプレゼント交換会に姿を変えていったってわけね」
セーラ「ま〜〜 そんな話はええやん。 そろそろ恒例のクリスマスプレゼント争奪 麻雀大会始めんで〜〜!!」ジャラジャラ
漫「ええですね〜〜♪ どうせ私ら『ギブミー チョコレート』にアメリカナイズされきった 現代っ子ですもんね〜〜」
絹恵「ま〜〜た、漫ちゃんは身も蓋もないことを―――」
塞「あはは… ま〜 その通りなんだけどねぇ〜」
740 :
ケイ@今年もお疲れ様でした。 来年あたりから、また鹿老渡番外編再開しますね。
[saga]:2016/12/25(日) 01:09:23.30 ID:9YEYRwTG0
セーラ「いちご〜〜 自分、しっかり高いモン買うて来たんやろな〜〜?」
ちゃちゃのん「ふぇっ、そこでなんでちゃちゃのん―――!?」
哩「私らん中では、現役アイドルの佐々野が一番 金持ってそうばい…」
洋榎「麻雀の方は、相変わらずド下手やけどな〜〜」カッカッカ
胡桃「かもねぎ音頭でガバチョノバ♪」
ちゃちゃのん「んもぅ… うっさいんじゃよぉ〜〜」
ちゃちゃのん「それとちゃちゃのんのプレゼントは、等身大サイズのクマさんのぬいぐるみじゃよ〜〜♪」ホシイジャロ?
セーラ「めっちゃハズレやないかい!!」
塞「あ〜〜 あの部屋の端っこにある2m超えのバカでかい箱そうだったんだ…」
漫「ぬいぐるみの中から姉帯さんとか出てこんでしょ〜〜ね…」
ピンポーーン
胡桃「ん、誰かしら―――?」ヨット…
姫子「おすかなりました〜〜 部長さんおんさんね〜〜?」
洋榎「鞭打ち爺さん、来たで来たで〜〜!!」パンパーーン
哩「ぶっ殺しちゃる!!」ガタッ
洋榎「はい、すんませ〜〜ん…」
姫子「――――?」
ちゃちゃのん「姫子ちゃん、メリークリスマ〜〜ス!! きよしこの夜じゃの♪」
きよしこ「きよしこと一緒にメリークリスマ〜〜ス!!」イヤッホーーイ!!
ちゃちゃのん「きよしこって誰じゃ!?」
もいっこカンッ!!
741 :
ケイ@今年も宜しくお願いします。 ということで、ボチボチ鹿老渡・小学生編 再開していきます
[saga]:2017/01/21(土) 22:51:50.73 ID:jHwXYFMY0
番外「鹿老渡・小学生編」 ** ねこの島 **
ザザザザーーン ミャー ミャー ミャーー
快活な長女さん「それんしてもここん海は、びっくりすっくらい綺麗で透き通っちょるのぅ」
ちゃちゃのん「うん。 ここは内海じゃけぇ、とっても穏やかでゆったりしちょるじゃろ」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、この綺麗で優しい鹿老渡の海が大好きじゃ♪」
儚げな少女「広島、倉橋の最南端にあたる 鹿老渡島―――」
儚げな少女「確かこの島全域が、瀬戸内海 国立公園に指定されてるんですよね?」
ちゃちゃのん「ほぇ… えっと…」キョトン
陽気な妹ちゃん「国立公園…?」
儚げな少女「瀬戸内海の真ん中に浮かぶ倉橋群島は―――」
儚げな少女「白い砂浜と透き通った海、手つかずの自然がそのまま残る奇跡の島―――」
儚げな少女「そんな瀬戸内海の奇跡とも呼ばれる倉橋の中でも、とりわけ安らげる場所がこの鹿老渡だとお聞きしましたわ♪」
ちゃちゃのん「そ、そうなんじゃ……」
ちゃちゃのん「なっ、何かそんなじゃったかもしれんの〜〜///」アセ アセッ
快活な長女さん「ちゃちゃのん、今のは絶対 知らんかったじゃろ〜〜」カカッ
しっかりものの妹ちゃん「ププッ、ちゃちゃのんってば 顔に出過ぎ〜〜♪」
ちゃちゃのん「ううう、うるさいんじゃよぉ!!」
ちゃちゃのん「そない難しいこと、ちゃちゃのん よぅ分からんよぉ……///」
742 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/01/21(土) 23:22:33.42 ID:jHwXYFMY0
陽気な妹ちゃん「の〜 の〜〜 国立公園ってなんじゃ〜〜?」
しっかりものの妹ちゃん「何か自然とかがいっぱいの、すっごいトコじゃろ?」
快活な長女さん「国が保護とか管理ばしちょる、自然公園のコトじゃなかったかの…?」
しっかりものの妹ちゃん「ヌーの群れいっぱいのサバンナとか、スーパーマンが子ども助けたデッカイ滝とか…?」
ちゃちゃのん「ヌーの群れとスーパーマン…?」
快活な長女さん「スーパーマンに出とったあの滝、何てゆーたかのぅ。 な、ナイジェリアの滝 じゃの〜〜て…」
儚げな少女「それはきっとアメリカ・カナダ国境のナイアガラの滝、ですわね」
快活な長女さん「お〜〜 そうじゃ、そうじゃ♪ それって確か、世界三大瀑布の一つなんじゃろ?」
陽気な妹ちゃん「世界、三大幕府じゃと―――!?」
儚げな少女「さて、それではここで問題ですわ―――世界三大瀑布、いちごさんは全部 言えますか?」ウフフッ
ちゃちゃのん「はわわっ、なんじゃろ〜〜 鎌倉幕府じゃろ。 あと、江戸幕府に…」アワワッ
ちゃちゃのん「ありゃ… じゃけぇ世界の幕府ゆーことは、よその国にも幕府ってあったんじゃろか…?」
快活な長女さん「ちゃちゃのん、瀑布っておっきな滝のことじゃよ…」チョイチョイ
ちゃちゃのん「はぅっ!?」ガーーン
しっかりものの妹ちゃん「ちゃちゃのん、まさかのコイツと同レベル……」プププッ
陽気な妹ちゃん「コイツゆーなし!!」フンヌッ
儚げな少女「因みに主に日本で言われる世界三大瀑布は、イグアスの滝、ヴィクトリアの滝、ナイアガラの滝ですわね」
儚げな少女「いずれの滝も2国間にまたがっていて、国境の役割を果たしていることが特徴でしょうか」
ちゃちゃのん「ほぇ〜〜 ゆーちゃんは、ホンに物知りさんじゃのぅ…」
儚げな少女「うふふ… 病院では読書をしたり、映画を見るくらいしか 楽しみありませんでしたから…」
743 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/01/22(日) 00:06:11.89 ID:Ie7H3CG60
快活な長女さん「それんしても、しーの中では ナイアガラの滝=スーパーマンなんじゃな…」
しっかりものの妹ちゃん「へへっ… 随分 前に見た映画じゃが、妙にそのシーンが印象に残っとっての〜〜」
陽気な妹ちゃん「ボク、全然 見た覚えないんじゃよ〜〜?」ナンデジャーー?
しっかりものの妹ちゃん「よーはいついき映画始まっと、速攻 爆睡キメちょろ〜〜が!!」
陽気な妹ちゃん「へへへ〜〜 そ〜じゃったかもしれんの〜〜〜」
快活な長女さん「アタシはスーパーマンゆーと、地球を反対周りして時間を巻き戻したシーンが印象深いかの〜〜」
しっかりものの妹ちゃん「あ〜〜 アレは確かに印象的じゃのぅ…」
しっかりものの妹ちゃん「ほじゃけど、アレって いったいどーゆー原理なんじゃろうね…?」
ちゃちゃのん「な… 何かその… セガールと、アインシュタイン… 的な…?」
快活な長女さん「ちゃちゃのん、それ絶対 テキトーゆーちょるじゃろ…?」
ちゃちゃのん「はぅぅっ……///」
しっかりものの妹ちゃん「アンソニー、図星じゃった…」
儚げな少女「グレートですわ…」ボタボタ
ちゃちゃのん「ちょっ… ゆーちゃん、鼻血出ちょるよ〜〜〜」ティッシュ、ティッシュ…
儚げな少女「これはこれは、どうもご親切に…」ウフフ…
744 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/01/22(日) 01:01:10.19 ID:Ie7H3CG60
ちゃちゃのん「ほ、ほんで… ヌーの群れゆーんは…?」
儚げな少女「タンザニア・セレンゲティ国立公園のグレイト・ミグレーションのことかしら―――?」
ちゃちゃのん「ぐれーと・みぐれいしょん…?」
陽気な妹ちゃん「きゃとる・みゅーてぃれーしょん…?」
しっかりものの妹ちゃん「アブダクション!?」
快活な長女さん「イヤ、それ何か別のアレじゃ!? ヌー、別にキャトミュられとらんじゃろ!!」
ちゃちゃのん「そりゃ ヌーじゃのぅて、ムー(MU)じゃのぅ…」
快活な長女さん「コイツら、ムー民じゃけぇ…」
陽気な妹ちゃん「ムーをバカにする、許さないんじゃ…」ガルル…
しっかりものの妹ちゃん「ムーはスーパーサイエンシーな、超科学書じゃ!!」
ちゃちゃのん「ぐれーと・みぐれいしょんは、ど〜なったんじゃ…」
儚げな少女「グレイト・ミグレーションは、年に2回の自然界最大のビッグイベント」
儚げな少女「マラ川の合戦とも呼ばれる、ヌーの大群による大移動のことですわ―――」
快活な長女さん「ヌーの大移動!! こないだのわくわく動物ランドで見たんじゃが、ありゃ〜 ぶち鳥肌もんじゃったのぅ!!」
陽気な妹ちゃん「おぉ〜〜 ありゃぁホンに テンション最初からクライマックス!! 動物たちの厳島合戦ゆー感じじゃったのぉ!!」フンスッ
ちゃちゃのん「ほぇ〜〜 そんなに凄かったんか…?」
快活な長女さん「そりゃぁもぅ… パッとさいでりあな、亜星さんもビックリじゃ!!」
ちゃちゃのん「なんでさっきから、妙に例えが古いんじゃろうね…」
儚げな少女「いちごさん、『 シー!!』 ですわ…」シーー
ちゃちゃのん「う、うん… 何かゴメンのぅ…」
745 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/25(水) 16:44:37.76 ID:7CG5Yw7IO
むーみん谷の住人かよwww
アンソニーとセガールとか懐かしすぎ
746 :
ケイ@セガールとアンソニー覚えてる人ってどれ位いるんでしょうね
[saga]:2017/02/22(水) 22:58:08.93 ID:hIS8V59C0
儚げな少女「もう少し付け加えますと、ヌーを中心とする草食動物たちが、1000キロにも及ぶミグレーション(移動)の末―――」
儚げな少女「川幅約百メートルのマラ川へと一斉に飛び込み、雨季のセレンゲティを目指す 草食動物たちの大移動のことですわね」
ちゃちゃのん「動物たちのスッゴイ大移動じゃけぇ、ぐれーと・みぐれいしょんゆーわけじゃの…」
儚げな少女「その大地を埋め尽くすヌーの群れの数は、なんと数百万頭とも言われておりますのよ―――」
ちゃちゃのん「ふぇぇ… 数百万頭!?」
陽気な妹ちゃん「おぉ… それって、どんだけじゃ…?」
しっかりものの妹ちゃん「むむ… 数が多すぎてよー分からん……」
ちゃちゃのん「と… とにかくスッゴイ、いっぱいっちゅーことじゃな…」フンフム
儚げな少女「そしてそこには草食動物たちを狙う捕食者、プレデターである肉食動物たちも集まりますの」
陽気な妹ちゃん「まさに血湧き肉躍る、草食系 Vs 肉食系の大合戦っちゅーわけじゃな!!」
儚げな少女「川の中には世界最強の爬虫類ナイルワニ、対岸には百獣の王ライオンに、狩りの名手ハイエナ、世界最速の陸上動物チーター」
儚げな少女「そして上空からはハゲワシやハゲコウが包囲網を敷いて、草食動物たちが川へ飛び込む その時を今か今かと待ち受けているのですわ―――」
陽気な妹ちゃん「ぶち緊張感のある光景じゃ…」ワクワク
ちゃちゃのん「えっと… なんで、川に飛び込むのを待っとるんじゃ―――?」
快活な長女さん「ヌーは泳げんけぇの、溺れて弱ったトコなんかを狙っとるんじゃろ…」
儚げな少女「草食動物とはいえヌーの体重は300キロ前後とライオン以上ですからね。 正面からまともに戦ってはさすがのライオンも分が悪いのでしょうね」
儚げな少女「だから彼らプレデターたちは、身体の小さい子どもや川で溺れて弱っているトコロを狙うために集まって来るのですわ」
747 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/02/22(水) 23:47:43.58 ID:hIS8V59C0
ちゃちゃのん「む〜〜 何かそれって、ズルっこいんじゃ…」
ちゃちゃのん「そんなんヌーたちが、かわいそうじゃよ〜〜」
快活な長女さん「ま〜〜 確かに一方的なデストロイじゃが、弱肉強食が自然界の掟じゃけぇ…」
陽気な妹ちゃん「志々雄さんも、言うとったけぇのぅ」
ちゃちゃのん「悪・即・斬……?」
しっかりものの妹ちゃん「いや、そりゃ違うじゃろ……」ベシッ
儚げな少女「う〜〜ん… 確かに可哀想ですが、やらないと自分や餌を待つ家族が飢え死にするわけで―――」
儚げな少女「百獣の王ライオンにしても、狩りは命懸けですから。 それぞれが今を生き抜くために必死なんですわ」
しっかりものの妹ちゃん「う〜〜ん… 大自然ゆーんは、げに厳しき世界じゃのぅ…」
儚げな少女「ま〜〜 そんな緊張感あるマラ川のほとりでのにらみ合いがありつつ、一頭のヌーの行動によって展開は大きく動きますの」
ちゃちゃのん「それって―――」
儚げな少女「ワニがいるかもしれない。深さも分からない。そんなマラ川に一頭の勇気あるヌーが決死のダイブをすることで―――」
儚げな少女「堰を切ったように他のヌーたちもダイブを始め、前を行くヌーが通ったルートをたどりながら、彼らは一列に川を渡り出すんです」
陽気な妹ちゃん「お〜 それボクもテレビで見たんじゃが、その川渡りがまた凄いんじゃよ〜〜!!」
快活な長女さん「渡っとる途中で溺れるモンおったり、ワニに襲われるモンがおったりと、なかなかにエグいんじゃがのぅ」
ちゃちゃのん「うひぃっっ!!」フルル
748 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/02/23(木) 00:03:14.62 ID:YGPEuzyc0
儚げな少女「そうやって命からがら川を渡りきっても、今度は対岸のライオンやハイエナ、チーターたちが疲れたトコロを狙ってきますからね」
儚げな少女「身体の大きいヌーたちは集団で壁を作ってプレデターたちの攻撃をかわし、雨季のセレンゲティを目指しますの」
ちゃちゃのん「―――なんで、そんなん出来るんじゃろぅね…」
快活な長女さん「ちゃちゃのん―――?」
ちゃちゃのん「死んじゃうかもしれんゆーのに、自分から真っ先に川へ飛び込むなんて―――」
ちゃちゃのん「――――ちゃちゃのん、おっかのぅて… 怖くって… きっと動けなくなっちゃう思うんじゃ…」フルフル
快活な長女さん「あぁ… 最初に川に飛び込んだ、勇気ある一頭のヌー?」
快活な長女さん「ん〜〜 ま〜〜 アタシもそれが出来るかって言われりゃ、ちぃーと自信ないかのぅ…」
陽気な妹ちゃん「そうじゃのぅ、ヌーはぶち偉いヤツなんじゃ!!」
しっかりものの妹ちゃん「そういう話なんじゃろか…?」
儚げな少女「皆がただ震えてそこで立ち尽くしていては、乾きによる確実な飢えが待っていますからね」
儚げな少女「どんなに危険だと分かっていても、例えそこが死地だとしても、ヌーたちは川へ飛び込み 前へ進むしかないのかもしれませんわね」
儚げな少女「そうすることで一頭でも多くの仲間や家族を守り、自分たちの種を後の世まで繋いでいく―――」
儚げな少女「命を繋ぐために命を懸ける、それが自然界に於ける大いなる生命の繋がり『愛』というものではないかしら―――?」
749 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/02/23(木) 00:21:12.12 ID:YGPEuzyc0
陽気な妹ちゃん「あ、愛…? ゆーちゃんの話は、何じゃか壮大で難しいのぅ…」
しっかりものの妹ちゃん「ま〜〜 何かええ話っぽいのだけは、何となく伝わってきたかの〜」
快活な長女さん「ちゃちゃのん、分かった―――?」
ちゃちゃのん「え… あ〜 うん… 愛って尊いんじゃの〜〜」ヘヘヘッ
儚げな少女「そう!! 愛とは、とても尊いものなのです!!」グッ
陽気な妹ちゃん「お〜〜 愛かっけ〜〜!!」グッ
儚げな少女「愛は偉大! 愛とは正義! そして愛とは勝つものなのですわ!!」ググッ
儚げな少女「アイ!カツ! アイ!カツ!」
陽気な妹ちゃん「アイ!カツ! アイ!カツ!」ワッホーーイ!!
儚げな少女「皆さんもご一緒に〜〜!!」アイ!カツ! アイ!カツ!
しっかりものの妹ちゃん「アイ!カツ! アイ!カツ!(て、何で私まで…)」
儚げな少女「さぁ、いちごさんたちもご一緒にどうぞ!!」アイ!カツ! アイ!カツ!
ちゃちゃのん「ほぇっ!? えと……」
陽気な妹ちゃん「アイ!カツ! アイ!カツ!」タノシインジャヨーー
しっかりものの妹ちゃん「アイ!カツ! アイ!カツ!(意外と楽しい…)」
ちゃちゃのん「あ、アイ… カツ… アイ… カツ……///」テレッ
儚げな少女「もっと胸を張って、アイドルスマイルで楽しそうに〜〜!!」アイ!カツ! アイ!カツ!
ちゃちゃのん「アイ!カツ!! アイ!カツぅ〜〜〜!!」
快活な長女さん「ゲシュタルト崩壊しそうじゃ…」
儚げな少女「いちごさん、今のはとってもグレートでしたわぁ♪」
ちゃちゃのん「えへへ〜〜♪」
快活な長女さん「何やっとんじゃ、コイツらは…」アイ!カツ! アイ!カツ!
病気療養のため鹿老渡まで来た、少し儚げな印象のあった、幽霊少女こと ゆーちゃん―――
彼女は凄いお嬢様で、博識で、アタシらの知らんようなこと 色々と知っとった―――
ほんでもって、最近 結構変なヤツじゃゆーことが分かってきた―――
750 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/02/23(木) 00:51:39.64 ID:YGPEuzyc0
快活な長女さん「一頭のヌーの話で思い出したんじゃが―――」
快活な長女さん「南極の皇帝ペンギンにも、何かそんなような話なかったかのぅ?」
儚げな少女「南極の、皇帝ペンギンですか―――?」
ちゃちゃのん「あ〜〜 ペンギンさん!! とっても可愛ええよね〜〜♪」パァァッ
快活な長女さん「お… 何かちゃちゃのんが食いついてきた!?」
ちゃちゃのん「ぺたぺた、よちよち歩く姿も可愛ええ思うし、ふかふかのもふもふじゃ〜〜♪」ペタペタ ヨチヨチ
ちゃちゃのん「あのキュートな姿 見ちょると、抱きまくらみたいにむぎゅ〜〜ってしたくなるんじゃ!! むぎゅ〜〜ってぇ♪」ムギューーー
儚げな少女「バカみたいにむぎゅ〜〜するいちごさん、これまたグレートですわぁ〜〜♪」
儚げな少女「あぁ… 私もむぎゅ〜〜されたい……」ハァハァ
しっかりものの妹ちゃん「おい……」ビシッ
しっかりものの妹ちゃん「ほいじゃが 野生のペンギンって、ちぃーと ヌメヌメ、ヌチョヌチョしちょって 生臭そうじゃの〜〜」
ちゃちゃのん「え"〜〜 ペンギンさんはそんなヌメヌメとか、ヌチョヌチョなんてしちょらんよ〜〜〜」
しっかりものの妹ちゃん「え〜〜 そ〜〜じゃろか〜〜?」
ちゃちゃのん「そうじゃよ〜〜〜!!」ンモーー
快活な長女さん「ちゃちゃのん、今度 可愛ええペンギンさんの抱き枕でも買ったらどうじゃ…?」
ちゃちゃのん「お〜〜 そりゃぁ とってもええ考えじゃのぅ♪」ポンッ
ちゃちゃのん「ペンギンさん抱きながらじゃったら、とってもリラックス出来て、上手に麻雀も打てるかもしれんしの〜〜」ヘヘヘッ
儚げな少女「え〜〜と… それはキャラ被り的にも、やめておいた方が良いかもしれませんわね―――」
儚げな少女「いちごさんの場合、ただでさえ広島弁にアイドル設定と被っちゃってるわけですし…」
ちゃちゃのん「ほぇ… キャラ被り―――?」
儚げな少女「あ〜〜 いえ… こちらのお話ですので、あまりお気になさらず…」ホホホ…
ちゃちゃのん「………? 妙なゆーちゃんじゃのぅ…」
751 :
ケイ@駄文 「ちゃちゃのんはめっちゃ強い子」
[sage]:2017/03/22(水) 23:54:08.71 ID:6BA69SA40
ちょっと前の話になりますけど、小林 立先生がご自身のブログにて
「ちゃちゃのんはめっちゃ強い子」なんで、vita版のゲームでは強く調整して下さいって
感じのことをゲーム会社の方にお願いした的なコメントをされてましたね。
確かにvita版の、ちゃちゃのんのデフォルト性能を見てみると、
能力0、精神力2、自摸5、配牌5、運5 (最高値5)、とオカルト能力0にもかかわらず
合計値でベスト8に入るというとんでも性能してますね(実際にこれが反映された数値なのかどうかは不明ですが)
これと同じ合計値のキャラはというと、咲さん、和、透華、美穂子さん、霞さん、池田、
玄さん、宥姉、穏乃、渋谷さんと、かなり強力なメンバーが揃ってますね(因みに洋榎はベスト5みたいです)
ま〜 洋榎と同格と思われるセーラが数値的には42位だったり、淡や竜華、小蒔、怜なんかが
数値的にはだいぶ低いんで、あくまでこれに関してはゲーム内での数値ってトコなんでしょうけど。
それでも原作者さんから、ちゃちゃのんメッチャ強いのお墨付きを貰えたのはやっぱり嬉しいですね(単純)
これはいつか原作にて、ちゃちゃのんが個人戦で活躍する可能性がちょっとはあるのかな? あったら嬉しいな〜〜
とりあえず、このちゃちゃのんがメッチャ強い子っていう設定。
このSSを書き始める前に知ってたら、この話の中でのちゃちゃのんの悩みだとか、進路だとかも
今とはまた違ったものになってたのかもしれないなって少し思いました(この話の中のちゃちゃのん、よわよわですし…)
あと何げに精神力やたら低いの、ちゃちゃのんっぽくてなんか微笑ましいです。
精神力2のキャラなんて順位で見るとちゃちゃのん以外には42位までいませんし。
能力は非常に高いのに精神的に未熟なせいでそれを活かしきれてない。そんなアンバランスさも、ちゃちゃのんの魅力なのかもしれませんね。
あとどうでも良いですけど、同ブログ内での咲のキャラは母親もお婆ちゃんも
全員カレシいない歴=年齢で処女コメント、ちょっと受けました(何じゃ、そりゃって感じで…)
752 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/03/26(日) 23:07:48.81 ID:0XM4gu7X0
儚げな少女「氷壁の水際で飛び込むのを躊躇っている、南極の皇帝ペンギンたち―――」
儚げな少女「一羽が飛び込めば海中に獰猛なアザラシがいるかどうか分かるのですが、誰だってその一羽にはなりたくありませんもの」
儚げな少女「ですから、ペンギンたちは氷の上で押し合い、へし合い―――」
儚げな少女「あ… へし合うというのは、HBの鉛筆をベキっとへし折るの『へし(圧し)』のことでして、つまりは圧力を加えて押すという―――」ペラペラ
儚げな少女「因みに根掘り葉掘り聞くの『葉掘り』とは、根を掘るの『根掘り』の部分に引っ掛けた語呂合わせから生まれた言葉だそうでして―――」ベラベラ
儚げな少女「しつこく、徹底的に、葉っぱの1枚1枚まで掘り返すかの如く、その詳細を細心に聞き回るという意味合いが―――」ベラベラ
陽気な妹ちゃん「う"るせぇ〜〜〜!!」ズビシィッ
儚げな少女「はうぁっ!?」
ちゃちゃのん「ふぇぇっ!?」ビクゥッ
快活な長女さん「ちょっ!? おまっ!!」エエッ!!
しっかりものの妹ちゃん「アホッ!! ゆーちゃん、虚弱なんじゃぞ!!」ベシッ
儚げな少女「あ… どうか、お気になさらず♪ それにしても、今のはなかなかに お見事なツッコミでしたわね―――」ゲッフ ゲッフッ
陽気な妹ちゃん「ゆーちゃん、さっきから説明 長いけぇ!!」ブーー
快活な長女さん「じゃかぁしゃッ!!」ゴンッ
陽気な妹ちゃん「ギャンッ!?」
陽気な妹ちゃん「う〜〜 ゆーちゃん、ゴメンの〜〜〜」イテテ…
儚げな少女「いえいえ、私 本当に全然平気ですから♪ ていうか、むしろご褒美ありがとうでございますわ―――///」
しっかりものの妹ちゃん「今、何かゆーたかの……?」
儚げな少女「いいえ、何も―――」ウフフッ
753 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/03/27(月) 02:01:30.93 ID:W0dcYc7F0
儚げな少女「ともかく氷壁のペンギンたちは、ツイてない最初の誰かが海へ落ちるのを待ち続ける―――確か、そんなお話でしたわね」
快活な長女さん「そうじゃ、そうじゃ。 確か そんな感じの話じゃったわ」
しっかりものの妹ちゃん「南極の皇帝ペンギン、なかなかに鬼畜じゃ。 伊達にエンペラー 名乗っちょらんのぅ…」
ちゃちゃのん「あぅあ〜〜 ペンギンさん、酷いんじゃ……」ウルウル
快活な長女さん「さっきの勇気ある一頭のヌーとは、エラい違いじゃの…」
陽気な妹ちゃん「じゃけぇ、それってまさに命懸けの おしくらまんじゅうじゃのぅ」
儚げな少女「ふふ、確かにその通りですわね」
快活な長女さん「おしくらまんじゅう、押されて泣くな〜〜♪」
陽気な妹ちゃん「あんまり押すとあんこが出るぞ〜〜♪」
しっかりものの妹ちゃん「あんこが出たら、つまんでなめろ〜〜♪」
ちゃちゃのん「あ… あんこ……?」
快活な長女さん「おしくらまんじゅうの歌じゃよ、ちゃちゃのん知らん―――?」
ちゃちゃのん「う、うん……」コクリッ
しっかりものの妹ちゃん「鹿老渡の方じゃ、友達としたりせ〜〜へんかった…?」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、友達おらんけぇ……」グスン
快活な長女さん(あ… これ地雷じゃ……)
陽気な妹ちゃん「あはは♪ ちゃちゃのん、どんま〜〜い!!」バシバシ
ちゃちゃのん「いたっ… よーちゃん、それ痛ぃけぇ……」
儚げな少女「いちごさん♪ のちほど私と二人で、親愛のおしくらまんじゅうしましょうね♪」ウフフッ
ちゃちゃのん「えぇ!? ホンにええんかぁ〜♪」ウレシーー
儚げな少女「ももも… モチのロンですわ〜〜!!」ジュルリ
快活な長女さん「モチロン、そん時ゃ アタシらも一緒にのぅ!!」ズイッ
儚げな少女「ちぃっ… ですわ―――」ガッデム!!
754 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/04/26(水) 14:11:58.86 ID:x4p08dHv0
ザザザザーーン ミャー ミャー ミャーー
ちゃちゃのん「それんしても、さっきのペンギンさんの話―――」トコトコ
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、なんか地味にショックじゃったわ…」ムーー
快活な長女さん「何じゃ… それ、まだ気にしとったん―――?」スタスタ
陽気な妹ちゃん「あはは♪ ちゃちゃのん、ドンマイ!!」バンバン
ちゃちゃのん「あたた… じゃけぇ、よーちゃん それ痛ぃよぉ……」
陽気な妹ちゃん「ごめ〜〜〜ん!!」
儚げな少女「ま〜〜 確かに夢のないお話だったかもしれませんね…」
儚げな少女「ただ、それが本当にペンギンたちの習性として正しいものなのかどうか、本当のトコロは分かりませんし―――」
儚げな少女「私はこのお話自体がペンギンを比喩とした、人間社会の風刺の一つなのかなって―――」
ちゃちゃのん「人間社会の風刺―――?」
儚げな少女「誰だって酷い目には、あいたくありませんもの―――」
儚げな少女「自分が助かるなら、誰か他人を犠牲にしても構わない。 そう考えるのが人というものなのかもしれませんでしょう?」
ちゃちゃのん「そ、そんなもんじゃろか―――?」
755 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/04/26(水) 14:26:22.50 ID:x4p08dHv0
儚げな少女「はてさて… それではいちごさんの本質は―――」
儚げな少女「勇敢なヌーと、他者の犠牲を待つペンギン、どちらなのでしょうね―――?」ウフフッ
ちゃちゃのん「ほぇぇ… ちゃちゃのんけ……?」
ちゃちゃのん「えと、その… ちゃちゃのんは、どうなんじゃろ……」
ちゃちゃのん「さっきの勇気あるヌーさんみたく… ちゃちゃのん、先頭に立って飛び込めるじゃろか……」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん… は……」
快活な長女さん「…………?」
グゥゥ〜〜〜
陽気な妹ちゃん「おろろっ… ボクのお腹センサーが、けたたましく鳴り出したんじゃ…」グゴゴゴゴ…
陽気な妹ちゃん「それ―――ボクじゃったら、真っ先に飛び込みたいかのぅ!!」
陽気な妹ちゃん「じゃって、早く飛び込みゃ ほんだけお魚 食べ放題、踊り食いパラダイスゆーことじゃろぉ〜〜♪」ニシシッ
しっかりものの妹ちゃん「ホンに、食い意地の張ったやっちゃのぅ〜〜」
儚げな少女「うふふ… それはとてもよーさんらしい、素敵な答えですわね♪」
快活な長女さん「カカッ!! 誰も空腹にゃぁ勝てんゆーこっちゃな。 のぅ、ちゃちゃのん―――」
ちゃちゃのん「ほぇ…? そ、そうじゃね、えへへ……」
756 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/05/25(木) 22:56:42.20 ID:Dnu15fzo0
陽気な妹ちゃん「あぁ〜〜 橋じゃ!! あっちに橋が見えるんじゃ!!」
しっかりものの妹ちゃん「おぉっ、ホンマじゃ!!」
快活な長女さん「そら、あるじゃろ。 今日はそれを見に来たんじゃけぇ」
儚げな少女「あれが倉橋と鹿老渡を繋ぐ、鹿老渡 最北端の堀切橋ですわね…」
陽気な妹ちゃん「いよっしゃ!! あそこまで駆けっこじゃ〜〜!!」ダッシュ!!
しっかりものの妹ちゃん「ちょっ… 今のは、フライングじゃろ〜〜!!」ビー ダッシュ!!
儚げな少女「あらあら… お二人は、今日もお元気ですわね」フフッ
快活な長女さん「こりゃ、自分らちぃーと待ち―――」
ちゃちゃのん「あわわっ… ちょっ、待っ―――て…」ガッ コケッ
ズベチャッ
快活な長女さん「ちゃちゃのん!?」
儚げな少女「あらら…」
ちゃちゃのん「…………」
快活な長女さん「ちゃちゃのん… 今、モロに顔面からイカんかった…?」ダイジョブ?
ちゃちゃのん「ふぇぇ… こんなん、ぜんぜん考慮のうちじゃもん……」ウルウル…
快活な長女さん「そか… 考慮しとったら、次からはもちぃーと気ぃつけよか……」ポフポフ
ちゃちゃのん「あぅ… 頑張る……///」ツーー
儚げな少女「あら、いちごさん… 鼻血が出てますわよ。 はい、ティッシュ♪」ズムッ
ちゃちゃのん「ふぎゅぅ… うぅ…… ゆ〜ちゃん、ど〜もありがとなんじゃ……///」ハズカシ…
快活な長女さん「ほんなら… アイツらんトコにゃぁ、アタシが先に行っとくけぇ―――」
快活な長女さん「ちゃちゃのんとゆーは、後からゆっくり来るとええじゃろ―――」
儚げな少女「ええ、分かりましたわ。 はい、いちごさん♪」ズムッ
ちゃちゃのん「ふきゅっ……///」
757 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/05/25(木) 23:08:05.10 ID:Dnu15fzo0
【堀切橋】
ダカダカ ダカダカッ
陽気な妹ちゃん「いよっしゃ、到着ぅ!! ボクが一等賞じゃ〜〜!!」ピョンコ ピョンコ
しっかりものの妹ちゃん「くぅっ、結局 追いつけんかったんじゃ…」ゼハー ゼハーー
快活な長女さん「くぉらぁ〜〜!! 自分ら急にかけ出すな、ゆーちょろうが!!」ハッ ハッ
陽気な妹ちゃん「へへ〜〜ん… そりゃぁ目的ん場所 見えたら、一番乗りしたくなるじゃろ〜〜♪」
しっかりものの妹ちゃん「こんアホは、体力だけは人一倍じゃけぇの…」
陽気な妹ちゃん「およ…? ちゃちゃのんとゆーねぇは…?」
快活な長女さん「ゆーは身体弱いけぇ、走れんじゃろ。 ちゃちゃのんは、後からゆーと一緒に来るはずじゃ…」
しっかりものの妹ちゃん「あ〜〜 そりゃ悪いことしたかのぅ…」
快活な長女さん「ん、ま〜〜 二人もすぐに追いついて来るじゃろ」
758 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/05/26(金) 00:35:57.23 ID:XAfJE0zQ0
ザザザザーーーン
陽気な妹ちゃん「ん〜〜〜 それんしてもこの橋、島と島を結んどるゆーわりにゃぁ あんま大っきくないんじゃな」
しっかりものの妹ちゃん「この堀切橋が北の倉橋と、鹿老渡を結んどるんじゃろ?」
しっかりものの妹ちゃん「橋の長さは… 30メートル、書かれとるの…」
快活な長女さん「確かに南にある鹿島ん方の大橋と比べっと、ちぃーとばかし地味かもしれんのぅ」
快活な長女さん「あっちはこっちの10倍以上の、340メートルゆーちょったし―――」
プオォーーーーン ボッ ボボボボッ ウォーーーイ!!
陽気な妹ちゃん「あっ、ジッチャンじゃ!!」ウォーーイ!!
しっかりものの妹ちゃん「ホンマじゃ!! 漁船から手ぇ振っとるんじゃ!!」オォーーイ!!
快活な長女さん「今から、ちょうど帰港するトコじゃろか―――?」
儚げな少女「この堀切橋は船舶を通すため、人工的に開かれた海峡なのかもしれませんわね…」
ちゃちゃのん「ようやっと追いついたんじゃ♪」
快活な長女さん「おっ、二人とも来たみたいじゃな」
儚げな少女「お待たせしてしまって申し訳ありません」
陽気な妹ちゃん「ちゃちゃのん、その鼻栓なんじゃ?」
ちゃちゃのん「あ〜〜 うん… ちょっとの……///」ヘヘッ
759 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/05/26(金) 00:46:50.94 ID:XAfJE0zQ0
【堀切橋 近くのお好み焼き屋】
ジュー ジューー
陽気な妹ちゃん「お好み焼き、うっま〜〜!!」
陽気な妹ちゃん「は〜〜 生き返るんじゃ〜〜〜!!」フハーー
しっかりものの妹ちゃん「ホンに、いちいち大げさなヤツじゃの〜〜」
陽気な妹ちゃん「ソウルスティーール!!」シュバッ
しっかりものの妹ちゃん「ちょっ、それアタシが育てとったヤツ―――」
快活な長女さん「それんしても、ホンにここのお好み焼きは美味いのぅ…」ハフハフ
儚げな少女「鹿老渡の綺麗な海を眺めながら食べるお好み焼き、最高ですわ〜〜」ホクホク
ちゃちゃのん「よーちゃんもお腹すいとったみたいじゃし、丁度良かったのぅ♪」
陽気な妹ちゃん「オバちゃ〜〜ん!! このロシアンルーレットたこ焼きゆーの、5人分ええじゃろか!!」
ちゃちゃのん「ちょっ… そんなん、ヤメた方がええよ〜〜」アワワッ
陽気な妹ちゃん「ちょっとした運試しじゃ。 アタリは一つじゃけぇ、全然 平気じゃよ〜〜」
しっかりものの妹ちゃん「平気て、誰かが確実にアタリ引くんじゃぞ…」
陽気な妹ちゃん「当たらなければ、どうという事はないんじゃよぉ!!」フフン
しっかりものの妹ちゃん「殴りてぇ…」
760 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/05/26(金) 00:54:32.06 ID:XAfJE0zQ0
オバちゃん「あいよ〜〜 ロシアンルーレットたこ焼き お待ち〜〜♪」ゴトッ
陽気な妹ちゃん「キタキタキタ〜〜 テンションアゲアゲじゃ〜〜〜!!」
儚げな少女「これはDOKI DOKIですわね…」
ちゃちゃのん「うぅ… イヤじゃな〜〜〜」オソル オソル
陽気な妹ちゃん「いっただっきま〜〜〜す!!」ヒョイ パクッ
陽気な妹ちゃん「――――!?」ブッホーーーーッ
陽気な妹ちゃん「○×△□〜〜〜////」ゴッホ ゴッホ…
儚げな少女「あらあら… 言いだしっぺが真っ先にアタリを引いてしまいましたわね」ウフフッ
快活な長女さん「いよっしゃ!!」グッ
しっかりものの妹ちゃん「へっへ〜〜ん、ざまをみろじゃ!!」ガッツポッ
陽気な妹ちゃん「み、水ぅ〜〜〜〜」プルプル…
ちゃちゃのん「酷い……」
ちゃちゃのん「じゃけぇ、これでもう安心じゃ―――」パクッ
ちゃちゃのん「――――!?」ブーーーーッ
ちゃちゃのん「○×△□〜〜〜////」ゴッホ ゴッホ…
快活な長女さん「うぇっ!! ちゃちゃのん!?」ナンジャ!?
しっかりものの妹ちゃん「これはまさか、見えざる第2の弾丸―――!?」
儚げな少女「いえ、もしかすると… 先ほどのよーさんの奇行自体が、私たちの油断を誘うための巧妙なお芝居だったのでは…?」
陽気な妹ちゃん「〜〜〜じ、実は… そうだったん… じゃ……」ウェッホ… ウェッホ… ミ、ミズ…
しっかりものの妹ちゃん「イヤイヤイヤイヤ!! 自分 メッチャボロ泣きやないかぁ!!」
オバちゃん「お嬢ちゃんたち可愛ええけぇ、オバちゃんからのアタリのサービスじゃ―――♪」カッカッカ
快活な長女さん「ちょっ… 何をシレっとゆーとんじゃ―――」
761 :
ケイ@雑談
[sage]:2017/05/26(金) 01:08:22.26 ID:XAfJE0zQ0
第174局 『好敵』にて、カラーページでちゃちゃのん再登場しましたね。
おまけに名前のない怪物扱いだった、鹿老渡高校 先鋒の津秋優奈さんも初登場。
クールな話しぶりからして、ちゃちゃのんよりしっかりしてそうな子でしたね。
でもって二人とも個人戦には出られるっぽいですし、個人戦が今からとても楽しみです。
ただ、ま〜 やっぱりちゃちゃのんの声は松来未祐さんで再生されてしまうんで、
どうしても、嬉しいと同時にちょっぴり切ない気持ちにもなってしまいますね。
そんなわけで、新キャラの津秋優奈さんが登場しましたけど、
とりあえずこの話はこれまで通り、オリジナルの鹿老渡メンバーで続けていきたいと思ってます。
762 :
ケイ@雑談
[sage saga]:2017/06/25(日) 23:55:54.01 ID:SYaVs9Ld0
再びの余談ですが、第174局 『好敵』の回でちゃちゃのんと津秋さんが歩いていた場所。
とても綺麗で印象的な赤いアーチに大規模ループ構造の大橋。 前方に音戸大橋、扉絵 後方に第二音戸大橋が見えることからも、
広島県呉市の本土と瀬戸内海の倉橋島を結ぶ、山肌のツツジでも有名な『音戸の瀬戸』と呼ばれる海峡のあたりみたいですね。
因みに「第二音戸大橋」は 2013年3月開通ということで、かなり最近出来たばかりの新しい橋になります。
「音戸の瀬戸」は幅の狭い海峡ですけど全国的に見ても潮流が早く、潮の干満で周期的に潮の方向が変わる海の難所として知られる一方、
かつては干潮時に歩いて渡ることが出来たとも言われていて、清盛のにらみ潮伝説、平家の落人がここを渡った伝説なんかもあるそうです。
そんなこんなで、隠れて渡るということから『隠渡』という地名が付けられ、それが今の音戸という地名の由来になったという説もあるようですね。
この手の特殊潮流と神話や英雄譚、伝承なんかを組み合わせた伝説とか物語が自分は昔から大好物みたいで、
松来さんが主人公である桂ちゃんを演じられたアカイイトの続編、アオイシロにもそんな話があったな〜と…ふと、思い出しました。
何が言いたかったのかというと、第174局で「音戸の瀬戸」にいたちゃちゃのんたちは何をしていたのかな〜と…
そもそも咲世界における鹿老渡高校って、いったい何処にあるんでしょうね…?
自分は勝手に倉橋島の南に位置する鹿老渡にあるものと思ってましたけど、よく言われるように小学校もない鹿老渡に高校があるのかなって問題。
今回ちゃちゃのんたちがいた「音戸の瀬戸」は呉市とも遠くない場所ですし、もしかしたらあの辺に鹿老渡高校があるって可能性も無きにしも非ず…?
ま〜 インハイ帰りに寄り道したとか、近くに用事があったとか、実は鹿老渡へは通いで自宅があの辺りにあるとかかもしれませんが…
いつかスピンオフや番外編、立先生のブログなんかでそのへんの事情が分かる日が来るんでしょうか?
あまり期待せずに、気長に待つことにしましょう。
それにしても、たまゆらなんかでも感じたことですが、やっぱり瀬戸内海の景色はとても素晴らしいものですね♪
763 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/07/24(月) 23:52:25.08 ID:P6RtQRGV0
ちゃちゃのん「うぅ… まだ喉ん奥からカッカしとるんじゃ…」ケホ ケホッ
儚げな少女「いちごさん。 私のお水、もう一杯 如何ですか?」
ちゃちゃのん「ううん、もぅ平気じゃけぇ。 ゆーちゃん、どうもありがとの…」
儚げな少女「どういたしまして、ですわ♪」
ちゃちゃのん「―――えと、お好み焼きのお金なんじゃが… 後で、ちゃんと返すけぇ……///」モジモジ
儚げな少女「あら… あれは私のおごりですから、どうかお気になさらずに―――」
ちゃちゃのん「ふぇ… そ、そ〜ゆ〜わけにゃぁ、いかんよぉ。 ちゃちゃのん、ちゃんと返すけぇ!!」
儚げな少女「ふふっ、そうですわね。 いちごさんがそう仰られるのでしたら、お待ちしておりますわ」
快活な長女さん「そういや、あのオバちゃん。 ツケでもええゆーてくれとったのぅ」
ちゃちゃのん「こんな小っさな島じゃけぇ、顔見知りしかおらんし…」
陽気な妹ちゃん「にしても財布忘れるなんて、ちゃちゃのんはうっかりモンじゃの〜〜♪」シシシッ
ちゃちゃのん「むぅ… ちゃちゃのん、用意周到じゃもん……」
快活な長女さん「ちゃちゃのん、それよぅゆーけぇ イマイチ説得力ないの〜」カッカッカ
しっかりものの妹ちゃん「残念ながら、ないの〜〜」ヘヘッ
ちゃちゃのん「じゃって… その……」ゴニョゴニョ…
快活な長女さん「ん……?」
ちゃちゃのん「う、ううん… 何でもないんじゃ!!」
快活な長女さん「あ、何じゃ……?」
ちゃちゃのん(と、友達と買い食いなんて… ちゃちゃのん、これまでなかったけぇ……)
ちゃちゃのん(そんなん、考慮出来んじゃろ……///)
764 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/08/23(水) 18:21:42.46 ID:gT9XzZQW0
快活な長女さん「ほんで、こっからどうするんじゃ――?」
しっかりものの妹ちゃん「ほうじゃの。 せっかく近くまで来たんじゃけ、こんまま倉橋にでも行って―――」
陽気な妹ちゃん「ほいほいほ〜〜〜い!! 虫取りがええ思うんじゃ!!」シュバッ
快活な長女さん「確かに倉橋じゃったら、色々と遊ぶとこありそうじゃな―――」
儚げな少女「バスを使われるのでしたら万葉集で有名な桂が浜のビーチや温泉、長門の造船歴史館―――」
儚げな少女「島の反対になってしまいますけど、音戸の瀬戸にかかる音戸大橋なども興味ありますわね」
しっかりものの妹ちゃん「長門の造船歴史館ゆーと… もしかして、長門ゆかりの聖地なん?」
快活な長女さん「長門って、あの戦艦 長門!?」マジッ!?
ちゃちゃのん「おぉっ… 二人とも、凄い食いつきじゃ…」
儚げな少女「あらあら…」ウフフ
陽気な妹ちゃん「虫取り〜〜!!」
快活な長女さん「長門と陸奥は、日本の誇り〜〜♪」
しっかりものの妹ちゃん「栄光の40cm砲搭載・大艦巨砲主義ばんばんざいじゃ!!」フォーーッ
陽気な妹ちゃん「こげんちんちくりんなくせして、何が大艦巨砲主義じゃ―――」ツンツン グリグリ
しっかりものの妹ちゃん「てぇ〜〜〜ッ!!」ドスゥッ
ちゃちゃのん「うひゃっ!?」
陽気な妹ちゃん「ふぐぅっ… い、今のは、なかなか効いたんじゃ…」ヨロッ
しっかりものの妹ちゃん「世界のビッグセブンは、伊達じゃないんじゃ!!」
儚げな少女「たいへん盛り上がっているところ、申し訳ないのですが… 昔は倉橋のことを、長門島と呼んだそうでして―――」
儚げな少女「長門の造船歴史館もおそらくそこから付けられたもので、お二人の思う戦艦 長門とはまた別かと…」
しっかりものの妹ちゃん「ありゃ… そいつはちと残念じゃの……」
儚げな少女「長門型戦艦・1番艦は山口県の西側、旧長門国が由来と聞いたことがありますし…」
儚げな少女「とは言っても、倉橋は昔から造船で有名な島でしたから」
儚げな少女「実物大の遣唐使船の模型とか、とても見ごたえあるそうですよ」
765 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島 ひとまず広島2連覇おめでとう!!
[saga]:2017/09/22(金) 18:46:16.33 ID:HfTbf0/H0
陽気な妹ちゃん「絶対、虫取りのが ええんじゃよ〜〜」ブーブー
しっかりものの妹ちゃん「そない虫取り推して、自分は子どもか!!」
陽気な妹ちゃん「しーじゃって、まだまだ子どもじゃろぉ!! てか、むしろ赤さんの域じゃ!!」
しっかりものの妹ちゃん「誰が赤さんじゃ!!」ガルル
快活な長女さん「ちゅーか、まんま子どもの喧嘩じゃの」カッカッカ
儚げな少女「とても微笑ましいですわ…」ウフフ
ちゃちゃのん「…………」モジモジ
快活な長女さん「――――ちゃちゃのんは、どうしたいんじゃ?」
ちゃちゃのん「えと、その… ちゃちゃのん、バスに乗るお金 持っちょらんけぇ…」
ちゃちゃのん「どちらかと言えば、虫取りがええかのぅ…」ヘヘヘッ
陽気な妹ちゃん「へへ〜〜ん♪ ちゃちゃのんも虫取り派じゃ〜〜!!」
しっかりものの妹ちゃん「ちゃちゃのんは、バス代 気にしとるだけじゃろ…」
しっかりものの妹ちゃん「ちゃちゃのん。 バス代くらいアタシらで払うけぇ、気にせんでええんじゃよ―――」
ちゃちゃのん「あ… ちゃちゃのん、虫さん好きじゃけぇ―――」パタパタ
しっかりものの妹ちゃん「へ〜〜 何か ちと意外じゃの〜〜」
ちゃちゃのん「そ、そうじゃろか……」ヘヘッ
儚げな少女「そういえば、いちごさんは倉橋の学校に通ってらっしゃるんですよね?」
ちゃちゃのん「う、うん…」ドキッ
しっかりものの妹ちゃん「ん? 何じゃ、急に…?」
儚げな少女「あ、いえ… ただ急に思い出しまして…」
快活な長女さん「ん… そうじゃの……」
快活な長女さん「今から倉橋じゃと帰り遅ぅなりそうじゃし、とりあえず虫取りでええ思うんじゃが どうじゃろ?」
儚げな少女「そうですわね、私もそれで構いませんわ♪」ニコリ
陽気な妹ちゃん「おっしゃ〜〜!!」
しっかりものの妹ちゃん「ちぇ〜〜」ブスゥ
ちゃちゃのん「しーちゃん、ごめんのぅ…」
しっかりものの妹ちゃん「あ〜〜 ええよ、ええよ。 よーの案に乗っかるんが、気に食わんかっただけじゃし…」ポリポリ
766 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/10/21(土) 00:59:47.77 ID:u0WVMfAy0
ミーーン ミーーーン ジーーワ ジーーーワ…
快活な長女さん「―――ほんで、虫取りゆーても いったい何を捕まえるんじゃ? あのせせろーしぃセミでも採るんか?」
しっかりものの妹ちゃん「夏休みの虫取りゆーたら、当然 カブトやクワじゃろ!!」
快活な長女さん「それじゃったら、今からバナナトラップでも仕掛けて夜にでも採った方がええかもしれんのぉ」
ちゃちゃのん「バナナトラップ…?」
ちゃちゃのん「カブトムシがバナナの皮で滑って転ぶかのぅ…?」
陽気な妹ちゃん「なんでじゃぁ!!」スパーーン!!
ちゃちゃのん「あいた〜〜!!」
快活な長女さん「カブトやクワは、甘い樹液なんかによぅ集まるじゃろ…」
ちゃちゃのん「う、うん…」イタタ…
快活な長女さん「その習性を利用して、カブトやクワが集まるようなバナナを使った簡単なトラップを仕掛けるんじゃよ」
ちゃちゃのん「バナナを使ったトラップ…?」
快活な長女さん「ぶつ切りにしたバナナに砂糖や焼酎を混ぜて、それをカブトやクワが居そうな場所に吊るしておくんじゃ」
快活な長女さん「したら後はその日の夜か、次の日の朝にでも見に行けばオッケー。 簡単じゃろ…」
ちゃちゃのん「ほぇ〜〜 そうなんじゃ…」
陽気な妹ちゃん「大漁の時なんかじゃとカブトやクワが、うじゃ〜〜とクヌギの木なんかにひっついとるんじゃよ!!」
ちゃちゃのん「ひぇぇっ… それは、ちと怖いかもしれんのぅ……」
767 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/10/21(土) 01:11:23.57 ID:u0WVMfAy0
快活な長女さん「ちゃちゃのんは、どんな虫が好きなんじゃ?」
ちゃちゃのん「えっと… ちょうちょさんとか、綺麗で可愛ええ思うんじゃ…♪」
しっかりものの妹ちゃん「チョウチョゆーたら春頃じゃろ?」
ちゃちゃのん「ほぇ… そういえばそうじゃのぅ。 こん季節でも、時々 見かける思ったんじゃが…?」
陽気な妹ちゃん「チョウチョって、完全変態なんじゃろ!!」
快活な長女さん「ほうじゃが、その言い方はパピヨンっぽいからヤメ〜〜や…」
ちゃちゃのん「パピヨンゆーたら、ちょうちょさんのことじゃろ――?」
しっかりものの妹ちゃん「いや、ま〜〜 想像するイメージゆーか、ニュアンスの問題じゃ…」
陽気な妹ちゃん「蝶、サイコーー!!」
快活な長女さん「……………」
儚げな少女「種類にもよりますけど、多化性のチョウチョは一年の間に数回の世代交代を繰り返しますから―――」
儚げな少女「春、夏、秋、冬と一年の間に何度も羽化する発生時期というものがあるそうですわ」
ちゃちゃのん「じゃけぇ、ちょうちょさんは 色んな季節におるんじゃのぅ」フンフム
儚げな少女「花札の『牡丹に蝶』。 あれは旧暦の6月の札ですから、今で言えば8月のチョウチョということになりますわね」
快活な長女さん「お〜〜 そういや、そうじゃの!!」
しっかりものの妹ちゃん「確かに牡丹に蝶は旧暦の6月じゃ…」
ちゃちゃのん「牡丹に蝶―――?」
陽気な妹ちゃん「ちゃちゃのん、かぶしたことないん?」
ちゃちゃのん「かぶって―――?」
快活な長女さん「かぶゆーたら、おいちょかぶじゃろ…」
快活な長女さん「こいこいなんかのめくり系なら植物や月の知識はいらんが、かぶにゃぁ必要になってくるんじゃよ」
ちゃちゃのん「ちーちゃんたち、随分と詳しいんじゃのぅ?」
しっかりものの妹ちゃん「ん〜〜 まぁ…」
陽気な妹ちゃん「とーちゃ達のシノギ見とったら、自然とのぅ!!」ヘヘッ
ちゃちゃのん「シノギ―――?」
ちゃちゃのん(ちーちゃん達のお父さん、任○堂の社員さんか何かなんじゃろか―――?)
768 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 12:35:36.83 ID:rLOHaTsq0
実写版京太郎……だと………!?
769 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/11/20(月) 13:32:54.55 ID:msik71si0
【ミッション―――開始!!】
陽気な妹ちゃん「カミキリムシを捕まえるんじゃ!!」デデーーン!!
ちゃちゃのん「カミキリムシ………?」
しっかりものの妹ちゃん「はぁ……?」
快活な長女さん「何で、カミキリムシなんじゃ?」
陽気な妹ちゃん「カミキリムシを捕まえると、お金が貰えるんじゃよ♪」フッフーーン
しっかりものの妹ちゃん「本気(マジ)で…?」
儚げな少女「そういえば、以前 そのような話をどこかで聞いたことがあるような…」
しっかりものの妹ちゃん「ふぁ!? いつもん、よーのデマやないじゃと……」
儚げな少女「カミキリムシはミカンを始め、草花や樹木などほぼ全ての植物を駄目にしてしまいますから―――」
儚げな少女「四国や和歌山などの地域によっては指定害虫として、農協の方で買い取ってくれるとかなんとか―――」
しっかりものの妹ちゃん「それって、一匹いくら位になるんじゃ?」
儚げな少女「さぁ、そこまでは… 一匹、5円―――くらいでしょうか?」
快活な長女さん「うはぁ〜〜 メッチャ塵も積もればじゃなぁ…」
陽気な妹ちゃん「これぞ『カミキリムシを捕まえて、楽して億万長者』大作戦じゃ!!」ヒャッハーー
快活な長女さん「億万長者て、自分は一帯のカミキリムシを根切りんすっつもりか…」
快活な長女さん「あと、ちっともラクじゃね〜〜し!!」
しっかりものの妹ちゃん「一人でやっちょれや、ボゲッ!!」ケッ
陽気な妹ちゃん「何でじゃ〜〜〜!!」カッハーー
ちゃちゃのん「あはは……」ホッ…
【ミッション―――失敗、残念!!】
770 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2017/11/20(月) 13:44:58.22 ID:msik71si0
陽気な妹ちゃん「おっ… でっかいクモじゃ―――」
ちゃちゃのん「ひぇっ!?」ズザ゙ッ
陽気な妹ちゃん「綿菓子みたいで、ぶち美味しそうじゃ〜〜」ジュルリ…
ちゃちゃのん「そ、そっちの雲じゃったんか……」ホッ
陽気な妹ちゃん「ありゃぁ!? 青き伝説甲虫・ヘラクレスリッキーブルー!!(つよさ200)」ビシィッ
ちゃちゃのん「ふぇぇっ!?」
しっかりものの妹ちゃん「ムシキングか!! ちゅーか、そんなん日本におるわけないじゃろ!!」
ヘラクレスオオカブト「……………」
しっかりものの妹ちゃん「―――て、ホントにいた〜〜〜!?」ギャァァァッ!!
快活な長女さん「コイツは… ヘラクレスん中でも、超激レア級のブルーヘラクレス―――」ゴクリッ
儚げな少女「しかも、滋賀県 高島市の男性が作り出したという伝説のギネス個体―――181mm級の超大物ですわ…」
しっかりものの妹ちゃん「これ… 捕まえたらいくらで売れるんじゃろ?」ジリジリ
快活な長女さん「そりゃぁ もぅ、凄んごいじゃろ……」ジリジリ
陽気な妹ちゃん「ぶえっくしゅ!!」ブフォッ
ヘラクレスオオカブト「!?」ブーーーン
ちゃちゃのん「うひゃっ!!」シャガミコミッ
しっかりものの妹ちゃん「うぎゃ〜〜 逃げたァァッ!!」ダダッ
快活な長女さん「逃がすなァ!! 絶対、生け捕りじゃぁ〜〜〜!!」ダカダカダカッ
ちゃちゃのん「ほぇ〜〜 凄い迫力じゃ…」
儚げな少女「皆さんから、野生の目覚めを感じますわね……」
771 :
ケイ@ちゃちゃのん誕生日おめでとうSS
◆qTV7IvBey2
[sage saga]:2017/12/14(木) 22:58:09.04 ID:MqHIbXSd0
ちゃちゃのん、誕生日おめでと〜〜♪
ということで、去年は咲 実写化の余波で京太郎(実写)な、おバカSS 書きましたけど
今年も懲りずに鹿老渡編とは別な、ちゃちゃのんの誕生日SS 書いてみようと思います。
今年はちゃちゃのんと津秋 優奈さんが、咲 本編にてカラーで登場しましたし
ちゃちゃのんと優奈さんを主人公にして、去年よりは少し真面目な感じで書いていくつもりです。
ただ、こちらの大学編と完全に別時空な内容になっちゃってますので、スレ分けました(こっちは優奈さんいませんし)
長さ的にはこちらの大学編の1章分くらいの分量でまとまればと思ってますけど、まだ未定です。
こちらのスレと違って出来るだけ早めに完結させて、それからこちらの鹿老渡編をまたゆっくり再会していけたらな〜と考えてます。
ホント、ドン亀進行でスミマセン。
↓コチラです
【咲】優奈「佐々野先輩、お誕生日おめでとうございます!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1513247658/
772 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2018/01/13(土) 23:57:37.95 ID:/VzPdgCQ0
快活な長女さん「畜生!! 見失ったんじゃ!!」
しっかりものの妹ちゃん「くぅぅ… 何たる無念……」
陽気な妹ちゃん「残念じゃったのぅ〜〜」
しっかりものの妹ちゃん「てぇ〜〜 自分がみょうちくりんなタイミングで、クシャミとかすっからじゃろ!!」
陽気な妹ちゃん「そんなんゆーて、クシャミと腹の虫は急にゃぁ止まれんモンじゃけぇの〜〜!!」ゲラゲラ
しっかりものの妹ちゃん「こんガキァ、ホンマ腹立つわ〜〜」グヌヌ…
ちゃちゃのん「残念じゃったの〜〜」
儚げな少女「皆さん、お疲れ様でしたわ…」
陽気な妹ちゃん「トカゲとかカエルって、惚れ薬の材料として売れるんじゃろ?」
しっかりものの妹ちゃん「うぇ… そりゃぁ、どこ情報じゃよ…?」
陽気な妹ちゃん「う〜〜ん… どこじゃったかのぅ……」
陽気な妹ちゃん「エリマキトカゲを探すんじゃ!!」イエーーイ!!
しっかりものの妹ちゃん「絶対、おらんじゃろ!!」アホッ
儚げな少女「うふふ……」
快活な長女さん「ちゃちゃのん―――虫とか、ホンマはあんま得意でもないじゃろ…」ヒソヒソ
ちゃちゃのん「う、うん… 実は、ちょっぴり苦手じゃ……////」
773 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2018/02/12(月) 22:55:50.89 ID:fGiwYrsg0
ボォーーーーーーッ ポン ポン ポン ポン…
ちゃちゃのん「あぁ… もぅこんな時間なんじゃな…」
儚げな少女「いくつかの船が、港の方に向かわれてますわね」
陽気な妹ちゃん「そういえば、あたりから美味しそうな匂いがしてきたのぅ…」スンスン
しっかりものの妹ちゃん「もぅすぐ、ゆうげの時間じゃな…」
陽気な妹ちゃん「う〜〜 お腹すいてきたんじゃ…」グゥーー
しっかりものの妹ちゃん「よーはいついき、そればっかりじゃ…」
儚げな少女「今日はたくさん遊びましたもんね♪」クスクス
ちゃちゃのん「漁師のじっちゃたちがな、帰り始める この時間―――」
ちゃちゃのん「あたりの家に明かりが灯り始めて、夜ご飯の匂いが島いっぱいに広がる この時間―――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんな、このあったかい時間がとっても大好きじゃ…」
快活な長女さん「ちゃちゃのん……」
日の出と、日の入りの時間―――
それがこの静かな港町である鹿老渡で、最も人の生活の匂いゆーもんを感じられる時間―――
年の近い遊び相手のおらんかった ちゃちゃのんは、ずっとこの景色を一人 眺めてきたんじゃろうか―――
快活な長女さん「夕日、綺麗じゃな…」
ちゃちゃのん「うん、そうじゃねぇ……」
地平の向こうへ沈んでゆくお日さんが、あんまりに赤く鮮やかじゃったけぇ
アタシたちは言葉を忘れ、しばらくの間 真っ赤に染まった西の海を眺めとった。
774 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2018/03/11(日) 17:53:45.30 ID:sanHyL1f0
「あなたは、だ〜〜れ?」
ちゃちゃのん「ほぇ―――?」
儚げな少女「誰そ彼。 誰ですか、あなたは―――?」
ちゃちゃのん「えと… ちゃちゃのんは、佐々野 いちごじゃよ…?」
儚げな少女「黄昏時(たそがれどき)とか、逢魔時(おうまがとき)って言葉がありますよね」
ちゃちゃのん「えと… なんか古い感じの言葉じゃったかのぅ…?」
儚げな少女「えぇ、古くは『暮れ六つ』や『酉の刻』とも言われていたそうですが…」
儚げな少女「今ぐらいの夕暮れ時、隣の人の顔の判別も付きづらくなる この時間―――」
儚げな少女「誰そ彼。 誰ですか、あなたは―――?」
儚げな少女「昔の人たちはこう言って、お互いの存在を確認し合ったそうですわ」フフッ
快活な長女さん「あぁ、そういえば… いつの間にか、随分と薄暗ぅなってきたのぅ…」
ちゃちゃのん「鹿老渡は明かりも少ないけぇ、お日さま沈みきらんうちに帰らんとね…」
しっかりものの妹ちゃん「おうまがときって、おっかない妖怪とか幽霊が出る時間なんじゃろ?」
陽気な妹ちゃん「うぇぇっ、マジっすかぁ!?」
775 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2018/03/11(日) 18:08:47.71 ID:sanHyL1f0
儚げな少女「逢魔時は大禍時(おおまがとき)とも言われ、昔から魔物や禍いと遭遇しやすい、とっても不吉な時間とされていますわ―――」
儚げな少女「いちごさんのような可憐な少女が一人歩きなどされていては、魑魅魍魎や悪鬼羅刹に攫われてしまうかも〜〜〜!!」グヘヘヘヘ
ちゃちゃのん「ひぇぇっ… ゆーちゃん、おっかないこと言わんでよ〜〜〜」ビクビク
快活な長女さん「うは〜〜〜 ちみもうりょうって、絶対漢字で書けんヤツじゃろ〜〜!!」
儚げな少女「一般的に魑魅(ちみ)は山や石などから生じる怪、魍魎(もうりょう)は河や海など水から生じる怪とされていますわね」
快活な長女さん「それらをひっくるめて、『ちみもうりょう』ゆーわけじゃな…」
しっかりものの妹ちゃん「そうはゆーても―――」
しっかりものの妹ちゃん「やっぱうちらにとっては、そないな妖怪変化よりも人攫いのオジさんの方がおっかないじゃろ〜〜」
儚げな少女「それは、確かにその通りですわね―――」
快活な長女さん「うん、ま〜〜 そうかもしれんの〜〜〜」クワバラ クワバラ
儚げな少女「いちごさん、お一人の時はくれぐれもお気をつけ下さいね―――」
ちゃちゃのん「ふぇぇ… じゃけぇ、どうしてちゃちゃのん……?」ビクビク
陽気な妹ちゃん「ちゃちゃのん、つっかまえたぁ〜〜〜っ!!」ガッシィッ!!
ちゃちゃのん「ぴっ、ぴゃ〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!」ビビクゥーーッ
陽気な妹ちゃん「なんつってぇ〜〜〜!!」ケラケラ
ちゃちゃのん「ぴゃ… ぴゃぴゃぴゃぴゃ…… ぴゃぴゃ………」カタカタカタカタ
しっかりものの妹ちゃん「ちゃちゃのん、壊れた……?」
陽気な妹ちゃん「ありゃりゃ……?」
快活な長女さん「自分、後でしっかり ちゃちゃのんに謝っとくんじゃぞ…」パカンッ
陽気な妹ちゃん「ちゃちゃのん、ごめ〜〜〜ん!!」
776 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ねこの島
[saga]:2018/04/10(火) 14:41:18.56 ID:eX90maVb0
陽気な妹ちゃん「ふは〜〜!! 今日は、ぶち楽しかったんじゃ♪」
しっかりものの妹ちゃん「うん、ホンマ楽しかったのぅ♪」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんも、今日はとっても楽しかったんじゃ♪」
儚げな少女「私も、大変楽しい時間を過ごさせて頂きましたわ…」
快活な長女さん「ちゃちゃのん、今度はアタシらにも麻雀教えてな〜〜!!」
ちゃちゃのん「うん♪ 約束じゃね!!」ニコッ
これは小学時代のある夏休み―――
小さな島で出会った、初恋のあの子と過ごした―――
特別なことなど何もない、アタシにとって特別な日々の物語―――
777 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2018/05/09(水) 21:12:04.78 ID:zs7n46Jh0
** ともだち **
快活な長女さん「いよっしゃ、こいつでリーチじゃな!!」ドッ
ちゃちゃのん「あっ、それロンじゃ♪」
快活な長女さん「だ〜〜 またやられたァ!?」
ちゃちゃのん「ちーちゃん、狙いが大っきいけぇ。 河が読みやすいんじゃよ」ヘヘッ
陽気な妹ちゃん「ちーねぇは平家の猪武者じゃけぇ!!」カカッ
儚げな少女「長門の壇ノ浦ですわね―――」フフッ
快活な長女さん「ぐっ…」
ちゃちゃのん「もぅちょい相手の河も見て、考慮してかんとのぅ」
快活な長女さん「むぅ… そんなん気にしとったら、おっきい役なんて狙えんじゃろ…」
ちゃちゃのん「そこはいっぱい経験積んで、ちょっとずつ慣れてくしかないかのぅ」
ちゃちゃのん「ちーちゃん覚えるん早いけぇ、麻雀は焦らずじっくり 楽しくじゃよぉ♪」ニコニコ
快活な長女さん「流石、センセイ。 ええことゆーのぅ♪」
ちゃちゃのん「―――セ、センセイ!?」
快活な長女さん「ちゃちゃのんはアタシらにとって、麻雀のセンセイじゃけぇ―――」
ちゃちゃのん「そ… そうなんじゃ…」
ちゃちゃのん「な、何じゃか… 照れくさいの〜〜」テレテレッ
778 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2018/06/08(金) 13:12:23.54 ID:TRdvKjow0
しっかりものの妹ちゃん「それんしても… よーのアホが、なかなか振り込まんの意外じゃったわ…」
儚げな少女「よーさんは奇襲メインでいて、退くべきトコロ しっかり退いている感じありますわね」
陽気な妹ちゃん「義経の八艘飛びじゃけぇ♪」イヨーーッ
快活な長女さん「ただのカンじゃろ…」
しっかりものの妹ちゃん「カンじゃな……」
陽気な妹ちゃん「カンとか、そんなん違うけぇ!!」
儚げな少女「―――というと?」
陽気な妹ちゃん「な、何となくイヤな感じする牌、手放さんようしとるんじゃ!!」
快活な長女さん「やっぱ、カンじゃったか―――」
しっかりものの妹ちゃん「カンじゃったな…」
陽気な妹ちゃん「何でじゃ!!」
ちゃちゃのん「カンの大半って、経験に基づくもんじゃけぇ―――」
ちゃちゃのん「経験浅いよーちゃんがそれを掴めとるんじゃとしたら、凄いことじゃって思うんじゃよ〜〜」
779 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2018/07/07(土) 18:20:37.58 ID:UYPasyye0
鹿老渡―――
この猫の多い小さな島で、ちゃちゃのんとゆーと知り合って数日―――
最近は5人で集まっては、麻雀ばかりしとった気がする―――
快活な長女さん「ふぁ〜〜 もぅこないな時間か……」トタトタ
夕べはちゃちゃのんに借りた麻雀の本 読んどって、すっかり寝るの遅ぅなったんじゃ。
快活な長女さん「しー おはよ。 よーは?」
しっかりものの妹ちゃん「ちー姉 おはよう。 よーじゃったら朝早ぅ起きて、お爺の船じゃよ」
快活な長女さん「そういや、夕べそんな話 しとったのぅ―――」
よーはうちら姉妹ん中でも一番の爺さんっ子で、よぅ爺さんの漁船に乗せてもらっとる。
快活な長女さん「しーは、今日 どうするん?」
しっかりものの妹ちゃん「特に予定もないんじゃが、ゆー姉に借りた本を読もぅ思っちょるよ」
快活な長女さん「そか、了解―――」
今日はちゃちゃのんも、用事あるゆー話じゃったし―――
アタシは、何して過ごすかのぅ―――
快活な長女さん「それんしても、今日も えぇ天気じゃ……」
780 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2018/08/06(月) 13:07:39.80 ID:Le/aojs30
ミーーン ミンミン…
快活な長女さん「最近はいつも皆と一緒じゃったけぇ、こうして一人で島の散策するんも少し新鮮じゃ…」
快活な長女さん「さ〜〜て… どっか、ええトコないかの……」
快活な長女さん「うぉっ、何じゃこりゃ!?」ギョッ
ようこそ かろうとへ―――
そう書かれた塀には、魚を釣り上げる 釣りキチ三平らしきパチモンの壁画。
快活な長女さん「これ、大丈夫なん…?」ナンカ イロイロト…
でもって三平のすぐ側面には、『またきてね!』という カープ坊やの謎壁画。
快活な長女さん「カープ坊や、標準語なんじゃな…」
快活な長女さん「――――でもって、コイツがまた ごっついのぅ……」
謎壁画のすぐ横に、異様な存在感をもって鎮座する―――
アンパンマンやバイキンマン、バカボンのパパ、ドラえもんら人気キャラクターたちの無数の晒し首。
ひな祭りのひな壇のように段差をつけて横に3列、更にその上空に紐でくくられ数珠つなぎになった首が2列。
その首実検の数、ゆうに50以上はありそうじゃ。
快活な長女さん「夏祭りの夜店とかで売られとる、キャラクターの顔が描かれたビーチボールか何かじゃろか…」
快活な長女さん「それが何でこんなトコに、大量に吊るされとるんじゃ……」
快活な長女さん「もしかすっと、新種の魔除けの類かもしれんの―――」ゴクリッ
快活な長女さん「おぉっ、怖っ……」
クーー クーー トテトテ…
快活な長女さん「ん… この子猫って―――」
快活な長女さん「確か ちゃちゃのんちによぅ入り浸っとる、セクハラねこ……」クーコ?
快活な長女さん「どっかに、向かっとる―――?」
781 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/09(木) 10:51:04.59 ID:X1hqzSlho
あ
782 :
ケイ@サーバー復活、ありがたい!!
[saga]:2018/10/18(木) 14:15:05.67 ID:ROwsURA60
SS速報VIPが鯖落ちして もう随分経つので、復帰も絶望的かなと思ってましたけど
dat落ちすることなく、こうして無事に続きを書き込めること とてもありがたいです♪
このまま復帰することなく、スレ落ちするようなら、少しずつ書き貯めして完結した頃にでも
ドコか他所のサイトで一気に書き直ししようかと思ってましたけど、とりあえずその必要はなさそうですね。
ちゃちゃのんが主人公なうえに、咲キャラほぼ出ない誰得でもない鹿老渡話ですけど、もう少しだらだら続けていけたらなと思ってます。
因みに今は姉妹作品になる、優奈ちゃん主人公の下の作品を先に完結させたいと思って、そっち優先で書いてます。
【咲 -Saki- 】優奈「佐々野先輩、お誕生日おめでとうございます!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1513247658/
こっちの話と直接的な繋がりはありませんけど、こっちもヨロシクお願いしますということで…
相変わらずの超スローペースになると思いますけど、気の長い方お付き合い頂ければ幸いです。
783 :
ケイ@祝・5部アニメ化。 みんなキャラ立ってて好きだけど、やっぱりリゾットがとても好き
[saga]:2018/11/17(土) 18:07:33.22 ID:IIIgnqzE0
【鹿老渡 どっかの広場――】
ミーーン ミンミン… ニャーー ニャーー
ちゃちゃのん「み、みんな〜〜 今日はちゃちゃのんのコンサートに集まってくれて―――」
ちゃちゃのん「ど、どうも… ありがとなんじゃ〜〜〜////」ペッコリン
しげにぃ「ぶししっ… い、いちごちゃん… とっても可愛いんだどぉ〜〜」シシッ
ちゃちゃのん「えへへ、そうかのぅ〜〜♪」テレテレッ
島にゃんこ「にゃ〜 にゃ〜〜」
ちゃちゃのん「えへへ、ありがと〜〜♪」ニャンコ ナデナデ
しげにぃ「お、おらのママも美人だども、いちごちゃんも… とっても可愛ええんだどぉ!!」
ちゃちゃのん「これもしげにぃちゃんがくれた、アイドルさん衣装のおかげかのぅ?」ヒラヒラッ
しげにぃ「ししっ… いちごちゃん、本物のアイドルみたいなんだど!!」ヒュッ ヒュー ヒューー(吹けない口笛)
しげにぃ「お、おらの秘蔵のアイドルこれくしょんを… い、いちごちゃんが……」フガガッ
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、いつかキラキラのアイドルさんになれるじゃろか…?」エヘヘーー
しげにぃ「い、いちごちゃんなら… ぜ、絶対、可愛い アイドル なれるんだどぉ〜〜!!」ウワーーイ
ちゃちゃのん「しげにぃちゃん……」ジーーン…
784 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2018/12/16(日) 16:52:06.66 ID:wAHgAyV+0
しげにぃ「あ… イチゴのアメちゃん、あげるんだど…」ゴソゴソ
ちゃちゃのん「わ〜〜い!! しげにぃちゃん、ありがと〜〜♪」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、イチゴのアメちゃん とっても大好きじゃ♪」コロコロ…
ちゃちゃのん「ホイッ!! にゃんちゃんたちにも、おすそ分けじゃ♪」
島にゃんこ「にゃにゃにゃ〜〜〜!!」ベロベロベロッ
ちゃちゃのん「うひゃっ!? ちゃちゃのん舐めても美味しくないんじゃよ〜〜!!」
ちゃちゃのん「皆にゃぁ、こっちのアメちゃん溶かしたお水なんじゃ♪」ヨシヨシ
島にゃんこ「うにゃ にゃ〜〜ん」ペロペロ ペロペロ
ちゃちゃのん「ちゃんとしげにぃちゃんに、ありがとうするんじゃよ〜〜♪」サスサスッ
しげにぃ「ぶししっ… おらって、もしかして 優しい…?」
ちゃちゃのん「うん♪ しげにぃちゃん、とっても優しいんじゃ!!」
しげにぃ「しししっ… もしかして、今のおら とってもかっこいいのかど‥…?」キリッ
ちゃちゃのん「うん♪ とっても かっこええんじゃよぉ!!」
しげにぃ「ししっ ししししししし……」ニッカーーッ
島にゃんこ「…………」ペロペロ
785 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/01/16(水) 16:51:03.74 ID:E4ax8liz0
しげにぃ「い、い、い、いちごちゃんは… おっ おらのこと―――」
しげにぃ「す、すすすす… 好きだったり、するのかど……?」ドキドキ
ちゃちゃのん「ほぇ―――?」
ちゃちゃのん「しげにぃちゃん を―――?」キョトン
しげにぃ「い、イチゴ味のアメちゃん… 大好きかど〜〜〜!?」
ちゃちゃのん「うん!! 大好き〜〜〜♪」パクツキッ
しげにぃ「しし! しししっ! お おら、とってもモテモテなんだど〜〜〜」ウェヘヘッ
しげにぃ「し、仕方ないから… いちごちゃんは、おらだけのアイドルにしてあげるんだど…」キリリッ
しげにぃ「お、おらはとっても優しくて かっこいいから、たくさん感謝するといいんだどぉ〜〜!!」
ちゃちゃのん「ほぇぇ……?」キョトン
786 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/02/15(金) 20:21:53.62 ID:yIbaknhU0
しげにぃ「じ、実はおら、アイドル衣装の他に、ブルマーとスクール水着も持ってきたんだど!!」ガサゴソ
しげにぃ「い、いちごちゃんなら、きっとこっちも似合うと思うんだど!!」
しげにぃ「い、今から、秘密のさつえい会するから、早くこっちに着替えるといいんだどぉ〜〜!!」フンスッ フンスッ
ちゃちゃのん「ほぇぇっ!? これってアイドルさんと関係あるんか?」
しげにぃ「も、もちろんアリアリなんだどぉ〜〜!!」コクコクッ
ちゃちゃのん「でも、何じゃかちょっぴり恥ずかしぃ気ぃするのぅ……///」ウーーン
しげにぃ「や、優しくて… か、かっこいい… このおらの言うことが 聞けないのかど……?」ジロリッ
ちゃちゃのん「し… しげにぃちゃん……?」ビクッ
しげにぃ「い、いちごちゃん!! さっきおらのこと、確かに大好きって言ったんだどっ!!」
しげにぃ「な、なのに!! 何で おらの言うことに、イチイチ口答えを するんだど!!」
しげにぃ「大好きなおらの言うこと、聞かなきゃダメなんだど!! 逆らったりしたら 絶対に許さないんだどぉ!!」フガー フガーー
島にゃんこ「フニャーーッ!!」
島にゃんこ「クーーーッ!!」
787 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/02/15(金) 20:26:12.99 ID:yIbaknhU0
しげにぃ「お、お前ら、うるさいんだど!! ねこのくせに、おらに逆らうのか!!」シッシッ
しげにぃ「は、早くどっかに行くんだどぉ!!」ブンッ ブンッ
島にゃんこ「ニャーーーッ!!」
ちゃちゃのん「にゃんちゃん―――!?」
ちゃちゃのん「しげにぃちゃん、にゃんちゃんたちをイジメちゃ駄目じゃよ!!」
しげにぃ「うるさい! うるさい! うるさいんだどぉ〜〜!!」
しげにぃ「そうやって、みんなして!! おらのことバカにするんじゃないんだど〜〜〜!!」フーーッ フーーッ
ちゃちゃのん「し、しげにぃちゃん!! どうしちゃったんじゃ!?」ウルウル
しげにぃ「こ この優しくて、かっこいい… お おお おらが―――」
しげにぃ「お着替えさせてあげるから、いちごちゃんは 大人しくしてるんだど……」フーーッ フーーッ
しげにぃ「い、いちごちゃ―――」フーーッ フーーッ
788 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/02/15(金) 20:31:19.27 ID:yIbaknhU0
快活な長女さん「どっせ〜〜〜〜〜〜いッ!!」ダッシャーーー
ドッゴ〜〜〜〜〜ッ!!
しげにぃ「ブッギャ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」ドテーーンッ ゴロゴロゴロ…
ちゃちゃのん「〜〜〜〜〜!?」
ちゃちゃのんに にじり寄る変態野郎の顔面に、あたしの怒りの全力ドロップキックが炸裂―――
ちゃちゃのん「ち… ちーちゃん……?」
快活な長女さん「おい… こんイボイボ まんまる学ラン野郎!!」ザッ ザッ
しげにぃ「あひっ… あひぃーっ な… なななな……」ハナジ ドボドボ…
快活な長女さん「わりゃぁ、こんないたいけな幼女 とっ捕まえてぇ、な〜〜に晒してくれとんじゃい―――」グィィーーッ
しげにぃ「お お前、何なんだど!! 何なんだど〜〜〜〜!!」
快活な長女さん「そりゃ こっちのセリフじゃ、こんボケカス まりもようかんがぁ〜〜〜ッ!!」ボグッ ボグッ ボグゥッ
島にゃんこ「フッシャーーッ!!」ガリガリッ ガジガジッ
狼狽する野郎の顔面に、容赦なく怒りの鉄拳をぶちかます―――
ついでに近くの島ねこたちも、野郎の足を噛じったり 引っ掻いたりし始める―――
しげにぃ「い いたい!! 痛いんだど〜〜〜」ハヒィーーッ ハヒィーーッ
しげにぃ「もぅ ヤメッ―――」ブワワッ
ちゃちゃのん「ちーちゃん、もぅヤメてぇ!!」ガバッ
快活な長女さん「ちゃちゃのん―――」
快活な長女さん「―――何で、こんなクソ野郎を庇っとるんじゃ……?」
789 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/02/15(金) 20:38:36.48 ID:yIbaknhU0
ちゃちゃのん「しげにぃちゃん、ホントはとってもええ人なんじゃ!!」
ちゃちゃのん「時々 気が大きくなって変になっちゃうこともあるけど、ホントはとっても優しい人じゃもん!!」
ちゃちゃのん「じゃけぇ酷いこと、しないであげて欲しいんじゃ……」ポロポロッ
しげにぃ「い、いちごちゃん……」ジーーーン
ちゃちゃのん「そうじゃよね、しげにぃちゃん……」ニッコリ
しげにぃ「うぅ… お、おら、何てバカなことをしてしまったんだど……」ポロポロ
しげにぃ「お、おら、いちごちゃんのおかげで、すっかり目が醒めたんだど……」
しげにぃ「―――いちごちゃん… それに島のねこさんたちも、おらが悪かったんだど……」ペッコリ
島にゃんこ「フーーーーッ!!」ガリガリガリ
しげにぃ「あいたたたっ… ど、どうもごめんなさいなんだどぉ〜〜!!」ペコペコ
快活な長女さん「…………」
快活な長女さん「はぁ… ヤメじゃ、ヤメじゃ… アホくさ……」ポリポリ
ちゃちゃのん「ちーちゃん、ありがとぉ♪」
しげにぃ「お、おら… こ、これからは空き缶を拾ったり、人から感謝されることをして 尊敬される人間になるんだど〜〜!!」
ちゃちゃのん「しげにぃちゃん、頑張ってのぅ♪」ギュッ
しげにぃ「い、いい、いちごちゃん!! やっぱりいちごちゃんは、お おらだけの天使なんだど〜〜〜!!」フガーーッ ダキツキッ
快活な長女さん「だぁ〜〜〜ッ!!」
ゴッッッッ!!
しげにぃ「あひぃぃ〜〜!!」ゴロゴロ…
しげにぃ「はっ!? お おら、いったい 何を―――!?」キョロ キョロ
快活な長女さん「も〜〜 イヤじゃっ… こいつ……」
790 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/03/13(水) 16:31:34.86 ID:9n3C8OdC0
【鹿老渡 沿岸】
ザザザザーーーン
快活な長女さん「ほんで、さっきのトゲトゲは いったい何だったんじゃ?」スタスタ
ちゃちゃのん「さっきのって、しげにぃちゃん―――?」テクテク
ちゃちゃのん「しげにぃちゃんは毎年こん時期になると、ヤング婆ちゃんとこに帰省しちょる 近所のお兄ちゃんじゃ!!」
快活な長女さん「ヤング婆ちゃん―――どっちじゃよ……」
ちゃちゃのん「ヤング婆ちゃんは、ヤング婆ちゃんじゃよ〜〜」
快活な長女さん「ほんで、結構 前からの知り合いなん?」
ちゃちゃのん「昔から人見知りで、年の近い友達おらんかった―――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんにも優しくしてくれた、とっても大好きなお兄ちゃんじゃ♪」
快活な長女さん「大好き―――?」
ちゃちゃのん「うん♪ いつも いちごのぺろぺろアメちゃんくれるけぇ、とっても大好きじゃ♪」ヘヘッ
快活な長女さん「……………」
人見知りなくせに、とっても寂しがりで 人恋しくて―――
警戒心強いわりにゃぁ、ちょっと優しくされるとすぐ 懐いてまう単純思考―――
アタシが出会った初恋の天使は、アタシが思っとった以上にアホの子じゃった――――
791 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/04/12(金) 19:41:19.14 ID:r1T10Zes0
快活な長女さん「ちゃちゃのん。 これまでアイツに妙ちくりんなこととか、されとらんじゃろうな?」
ちゃちゃのん「ほぇ… 妙ちくりんなこと―――?」パチクリッ
快活な長女さん「そ、その… さっきみたいな、変なことゆーか……///」
ちゃちゃのん「しげにぃちゃん、時々 さっきみたいに強引なトコもあるんじゃが―――」
快活な長女さん「あるんか!!」
ちゃちゃのん「あ、うぅん!? さっきみたいなしげにぃちゃんの持ってくる衣装を着ての撮影会とか、そんくらいのことじゃよ〜〜」パタパタ
快活な長女さん「あの変態… やっぱもっと どついときゃ良かったんじゃ…」
ちゃちゃのん「もぅ… 暴力は駄目じゃよ〜〜〜」
ちゃちゃのん「ほんでもしげにぃちゃんは、ちゃちゃのんの夢―――」
ちゃちゃのん「いっぱい応援してくれちょるけぇ、やっぱり優しいお兄ちゃんじゃよ…」
快活な長女さん「そういや、ちゃちゃのんの夢って―――?」
ちゃちゃのん「へへっ… ちょっと照れくさいのぅ……」モジモジ
792 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/05/11(土) 01:29:56.29 ID:P3iTF5JY0
快活な長女さん「―――そっか、ちゃちゃのんの夢は、アイドルだったんじゃな。」
ちゃちゃのん「うん。 ちゃちゃのん、いつか夢に見た―――キラキラなアイドルさんになることが夢なんじゃ…///」ヘヘッ
快活な長女さん「――――なるほどのぅ……」
ちゃちゃのん「おょ… あんまり驚かんのじゃね……?」
快活な長女さん「あぁ… そういや、そうじゃな……」
ちゃちゃのん「もしかして、こん話 婆っちゃたちから聞いちょった…?」
快活な長女さん「いや、初耳じゃよ……」
ちゃちゃのん「反応うっすぅ……」ショボーーン
793 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/06/10(月) 14:52:52.73 ID:lMdUnhL90
快活な長女さん「ほんで、ちゃちゃのんはプロの雀士には ならんでええん?」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんはプロの麻雀の人にも、絶対なるんじゃよぉ!!」
快活な長女さん「んっ!? 両方―――?」
ちゃちゃのん「だ、駄目じゃろか……?」
快活な長女さん「そうじゃのぅ……」
快活な長女さん「ちゃちゃのんなら、きっとなれるじゃろ!!」
ちゃちゃのん「そ、そうかのぅ!! ちゃちゃのん、なれるかのぅ?」
快活な長女さん「もちろん大事なんは、こっからの頑張り次第じゃ思うが―――」
快活な長女さん「アタシも応援したるけぇ、とりあえず今 出来ることから頑張ってみたらええじゃろ!!」ポンポン
ちゃちゃのん「うん、ちゃちゃのん頑張るんじゃ!!」グッ
ちゃちゃのんのアイドルになるゆー夢を聞いたんは、たぶんこの時が最初じゃったと思うが―――
出会ったその瞬間から彼女はアタシにとっての特別じゃったけぇ、その話を聞いた時もアタシはどこか納得いったとゆー感じじゃった。
794 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/07/09(火) 21:21:45.43 ID:TaHXm3r20
ちゃちゃのん「そういえば、今日はちーちゃん一人なんじゃね。 もしかして、お散歩中じゃった?」
快活な長女さん「そうなんじゃよ。今日はよーも、しーも用事あるゆーとったけぇ、たまにゃぁ 一人で島の散策でもと思っての…」
ちゃちゃのん「―――その持っちょるんは、スケッチブック?」
快活な長女さん「あぁ、うん。 海とか山とか、田舎の風景とか、そういうのスケッチするのが好きなんじゃよ…」
快活な長女さん「まぁ、ちょっとした趣味みたいなもんじゃな…」
ちゃちゃのん「ほぇ〜〜 とっても素敵な趣味じゃの♪」
快活な長女さん「普段やかましい奴らに囲まれとるせいかのぅ、時々一人でのんびりした時間を過ごしたくなるんじゃよ…」カカッ
ちゃちゃのん「ちーちゃんの絵、見せてもらってもええかのぅ?」
快活な長女さん「ま〜〜 別に構わんけど―――」
快活な長女さん「ちぃーとばかし、照れくさいのぅ……///」
ちゃちゃのん「ちーちゃん、こーいう絵を描くんじゃね〜〜♪」ペラッ
ちゃちゃのん「優しくて、とってもぬくくて、なんじゃか心がぽかぽかしてくるんじゃ―――」
快活な長女さん「いやいや、そない大層なもんでもないじゃろ!!」
ちゃちゃのん「このお花の絵とかも、ちゃちゃのんとっても好きじゃよ♪」
快活な長女さん「あぁ、アイリスの絵じゃな。 菖蒲の仲間なんじゃが―――」
快活な長女さん「このジャーマンアイリスは花びらごとに色が違ったりして、虹の花・レインボーフラワーなんて呼ばれたりもするそうじゃ」
ちゃちゃのん「花びらごとに色が違うなんて、不思議じゃの〜〜」フムーー
795 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/08/08(木) 17:18:44.76 ID:+bdRLYYZ0
ちゃちゃのん「ほんで、何かちーちゃんが描きたいものは見つかったんか?」
快活な長女さん「謎壁画と首実検の奇妙スポットなら見つけたんじゃがの〜〜」
ちゃちゃのん「あははっ、あそこ行ったんじゃね〜〜♪」
ちゃちゃのん「そうじゃ!! もし良かったら、この後 ちぃーと付き合ってもらってもええじゃろか…?」
快活な長女さん「そりゃぁ… これといった用事もないけぇ、全然 構わんのじゃが――」
快活な長女さん「どっか、ええトコの心当たりでもあるんか?」
ちゃちゃのん「へへっ、それは着いてからのお楽しみじゃよ〜〜♪」ルンルン
快活な長女さん「そいつぁ 楽しみじゃ!!」
ちゃちゃのんと二人 連れだって歩いとると、白く大きな建物とグラウンドが横目に映った。
快活な長女さん「あの建物って、確か例の小学校じゃよね…」
ちゃちゃのん「うん。 だいぶ前に閉校しちゃった、鹿老渡小学校じゃ。」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんは倉橋の小学校に通っとるんじゃが、一応 今でも災害なんかあった時の避難場所には なっちょるんじゃよ。」
快活な長女さん「ここが、鹿老渡小学校―――」
ちゃちゃのん「本当じゃったら、ちゃちゃのんもここに通っとったんかの……」
子どもたちの気配の消え失せた白く大きな建物、本来の役割を終えた その姿が少し物悲しく感じられた―――
796 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/09/07(土) 21:13:52.35 ID:sWT806IA0
ミーーン ミンミン…
快活な長女さん「ちゃちゃのんさ〜 もう山の中なんじゃが、どこまで行くんじゃ?」
ちゃちゃのん「へへっ、もうちょっとで着くんじゃよ〜〜」ザク ザク
快活な長女さん「そういや、島のこっち側にゃぁ まだ来たことなかったの…」ザック ザック…
胡子神社に荒神社、鹿老渡小学校の跡地を抜け、アタシたちは島の東側にある山の中を歩いとった。
快活な長女さん「そういや… この島って小っさいのも多いが、神社とかお寺さん結構あるんじゃな…」
快活な長女さん「ちゃちゃのんと初めて遊んだ、あの高台にあった伊勢の社もそうじゃったの―――」
ヒュゥゥゥ…
快活な長女さん「―――――!?」
薄暗い山道を抜け 明るく開けた場所へ出たところで、とても気持ちの良い海風がアタシたちの間を通り抜けた。
次の瞬間、アタシの視界全体に広がったのは 小高い丘と海との間の斜面いっぱいに広がる 太陽の花 ひまわり―――
快活な長女さん「おぉ… こいつぁ、凄いの……」
ちゃちゃのん「うん。 海辺のひまわり畑じゃよ―――」
常に潮風にさらされ続けることとなる、厳しい環境を ものともせず
そのひまわり達は、太陽に向かって その大輪の花を元気いっぱいに咲かせとった―――
797 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/10/06(日) 03:02:17.47 ID:R+L1bQJG0
ヒュゥゥゥ… バサバサッ
ちゃちゃのん「大丈夫―――?」
快活な長女さん「―――ちぃーと風があるようじゃが、ま〜 特に問題はないじゃろ…」シャッ シャッ
視界いっぱいに広がるひまわり畑と美しい鹿老渡の海をスケッチブックに描き写す―――
ちゃちゃのん「ほぇ〜〜 そうやって描くんじゃねぇ〜〜」ジロジロ ジーー
快活な長女さん「ちょっ!? そんな間近でじっくり覗き込まれると、流石に少し恥ずいんじゃ―――」
ちゃちゃのん「あぁっ、そうじゃよね!? ちゃちゃのん、反省じゃ……」
快活な長女さん(―――何か、ぶちええ匂いしたんじゃ……)ドキドキ
ちゃちゃのん「ちーちゃんは、ひまわり 好きかの?」
快活な長女さん「うん、大好きじゃよ。 何か ひまわりって、見とるうちに元気 貰える気ぃするけぇ」
ちゃちゃのん「うんうん、何かそんな感じ♪ お日さんの匂いでいっぱいじゃ!!」スンスンッ
快活な長女さん「ふふっ… 確かに―――」
798 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/11/05(火) 13:50:22.07 ID:pV5VPegR0
ちゃちゃのん「妹のよーちゃんって、いつも元気いっぱいで ひまわりみたいな子じゃよねぇ」
快活な長女さん「そうじゃのぅ―――」
快活な長女さん「アレは太陽の子、元気の塊じゃけぇ―――アタシらもよぅ元気 貰っとるわ…」フフッ
快活な長女さん「ま〜〜 ドが付くアホぅじゃけぇ、いっぱい迷惑もかけられとるがのぅ……」
ちゃちゃのん「ありゃ〜〜〜」
ちゃちゃのん・快活な長女さん「「ふふっ… あははは……♪」」
ちゃちゃのん「ちなみに、しーちゃんをお花に例えるとなんじゃろね?」
快活な長女さん「しーはのぅ―――」
快活な長女さん「こまくって、純粋で、ちぃーとばかし毒っぽいトコなんかは、『鈴蘭の花』と言ったところかのぅ―――」
ちゃちゃのん「そっかぁ、スズランのぅ… 雪みたいに真っ白で、可愛らしゅーて、しーちゃんにぴったりじゃね♪」
快活な長女さん「最近は毒が強ぅなりすぎて、ちぃーとばかし腐り始めとるよーじゃがの…」
ちゃちゃのん「ふぇぇ… 腐る……?」
快活な長女さん「はは… ちゃちゃのんは知らんでええ世界じゃな……」トオイメ…
799 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2019/12/04(水) 23:02:09.77 ID:areyKG3g0
【同日 鹿老渡・儚げな少女宅――】
しっかりものの妹ちゃん「ふおぉぉぉ〜〜〜〜!!」
しっかりものの妹ちゃん「ゆ、ゆー姉ぇぇ〜〜 まさか、これは〜〜ッ!!」
儚げな少女「むふふっ… 流石は同志しーさん。 よくぞ気がついて下さいました―――」キュピーーン
しっかりものの妹ちゃん「去年のお祭りでも長蛇の列からの圧倒的 売り切れ―――」
しっかりものの妹ちゃん「ネット上でもはぐれメタル状態になって久しい 幻の一冊……」
しっかりものの妹ちゃん「男の娘×男の娘という新機軸の最高峰『スズランの蕾――』やないか〜〜〜!!」ドーーン
儚げな少女「まさしく、ですわ―――」クフフ…
しっかりものの妹ちゃん「そ、そして、こっちは―――!?」
しっかりものの妹ちゃん「その正当続編でもある、最新作… 悲恋『スノードロップの慰め――』」ガタガタ ブルブル
儚げな少女「スノードロップ(雪のしずく)には『希望』や『慰め』と言った素敵な花言葉がある一方、『あなたの死を望みます』と言った不吉な花言葉もあると誤解されていますの」
儚げな少女「それはイギリスのある農村地域の『ケガで亡くなった恋人の体にスノードロップをそっと置くと、彼は雪のしずくになってしまった――』という悲しい言い伝えがあるためだそうですけれど―――」
儚げな少女「これはその不吉な誤った花言葉をモチーフとした、禁断の愛の物語なのですわ―――」
しっかりものの妹ちゃん「ゆーちょることは よ〜〜分らんが、とにかく最高なんじゃ〜〜〜〜!!」ヒャッホーーー
800 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2020/01/03(金) 18:01:01.11 ID:VAlGbGRB0
しっかりものの妹ちゃん「ホンで、ゆーお姉さま!!」
しっかりものの妹ちゃん「コレは一体、どうやってゲットしたんじゃ!?」
儚げな少女「入手方法は企業秘密ですけれど、しーさんがこちら側だということを伺いましたので―――」フフッ
儚げな少女「昨日、何とか2冊目を手に入れたところなのですわ!!」
しっかりものの妹ちゃん「に、2冊……だと……?」ジュルリッ
儚げな少女「えぇ、これは私からのささやかながらの贈り物ですわ」ニッコリ
しっかりものの妹ちゃん「あぁ… マリアさまじゃ…… 聖母マリアさまが、ご降臨なされたんじゃ―――」ハハーー
儚げな少女「今年のお祭りも近いですわ。 今から気力を蓄えておかないと……」ムフフ…
しっかりものの妹ちゃん「ゆー姉… 病気療養中なのでは……?」
儚げな少女「細かいことを気にしてはいけませんわ。 さぁ、今日は心ゆくまで 読書に耽るとしましょう!!」
しっかりものの妹ちゃん「ガッテンじゃ!!」ビシッ
801 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2020/02/02(日) 21:36:58.00 ID:vPVGUXTm0
ザザザザーーーン
快活な長女さん「の〜 ちゃちゃのん、海の向こうにうっすらと陸みたいなもんが見えるんじゃが―――」
ちゃちゃのん「ありゃ〜 忽那諸島(くつなしょとう)の中島かの〜〜」
ちゃちゃのん「島全体にみかん畑がいっぱいあって、夏にゃぁトライアスロンの大会なんかもやっとるそうじゃ」
快活な長女さん「てことは、あっちの方が四国になるんかの?」
ちゃちゃのん「うん。 ちょっと見えづらいんじゃが、あっちの方に見える島影が愛媛じゃね―――」
快活な長女さん「へ〜〜 鹿老渡から四国って見えるんじゃな…」
ちゃちゃのん「瀬戸内を挟んだ、お隣さんじゃしね―――」
快活な長女さん「瀬戸内海にゃぁ、他にも色んな島があるんじゃろ?」
ちゃちゃのん「そうじゃの〜〜 近いトコでゆーと、海軍兵学校のあった江田島や、厳島神社のある宮島なんかはとっても有名かの〜」
ちゃちゃのん「後は猫と灯台で有名な男木島、桃太郎の鬼ヶ島伝説のある女木島、ひょっこりひょうたん島のモデルにもなったっちゅ〜 ひょうたん島」
ちゃちゃのん「いっぱいのオリーブ畑とエンジェルロードがロマンチックな小豆島に、歴史的な町並みが見どころな本島、村上水軍でも有名な因島―――」
ちゃちゃのん「他にも直島や豊島、大島、淡路島に粟島とか、瀬戸内の島はどこも景色が綺麗じゃし、映画やドラマの舞台になった島なんかも いっぱいあるそうじゃよ―――」
802 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2020/03/01(日) 18:05:54.50 ID:qs7eU9F30
快活な長女さん「確か、野うさぎで有名な島ってあったじゃろ?」
ちゃちゃのん「あ〜〜 うん… 竹原の大久野島のことかの―――」
ちゃちゃのん「うさぎと毒ガスの島 言われとって、地図から消された島としても有名じゃね―――」
快活な長女さん「おぉぅ… 何じゃか、随分と物騒な話じゃのぅ……」
ちゃちゃのん「もちろん今よりもずっと昔のことなんじゃが、そん島じゃぁ軍によって たくさんの毒ガスの製造、保管が行われとったそうでの―――」
ちゃちゃのん「軍の機密ゆーことで、そん島の存在は長い間 隠され、地図の上からも 消されてきたゆー話じゃな……」
ちゃちゃのん「そーゆーいきさつのあった島じゃけぇ、今ではそんな悲しい出来事をずっと忘れないために毒ガスの資料館が建てられ―――」
ちゃちゃのん「可愛いウサちゃんたちとたくさん触れ合える、癒しと平和に彩られた うさぎの楽園になったっちゅーわけじゃな!!」
快活な長女さん「なるほどの〜〜」
快活な長女さん「ほんで… そのうさぎたちって、もしかすっと そん時の毒ガス実験で使われとったゆー いわくのある―――」
ちゃちゃのん「いやいやいや!! そんなことはないけぇ!!」
ちゃちゃのん「それとこれとは、まったくもって別の話じゃけぇ!!」ブンブンッ
快活な長女さん「―――なぜ、そないに必死なんじゃ……」
ちゃちゃのん「…………」
ちゃちゃのん「えへへっ…」ニコッ
快活な長女さん「何か怖いから!! そのエンジェルスマイル!!」ヤメヨッ
803 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2020/03/31(火) 17:11:20.40 ID:FvaJnm3k0
ちゃちゃのん「確かに… そんな怖い噂話も あったみたいじゃが―――」コホンッ
ちゃちゃのん「実際にゃぁ、そんなことは ちっともないみたいじゃよ…」
快活な長女さん「あ、そうなん…?」
ちゃちゃのん「うん。島におる うさちゃんたちは、戦争の後に地元の小学校で飼われとった8羽がいつの間にか野生化して―――」
ちゃちゃのん「それが増えに増えて、今では1000羽を超えるくらいにまで増えたっちゅーのが真相みたいじゃな……」
快活な長女さん「うさぎの繁殖力、ハンパね〜〜〜」
ちゃちゃのん「ほ、ほうじゃね……」
快活な長女さん「可愛い見た目して、うさぎの性欲はマジでヤバいってゆーしのぅ…」
ちゃちゃのん「…………」
快活な長女さん「うさぎのオスは絶倫、うさぎのメスは常に妊娠したがっちょる ゆーしのぅ……」
ちゃちゃのん「…………///」
804 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2020/04/30(木) 21:33:45.29 ID:7UDwITNN0
快活な長女さん「常に捕食される側の、か弱い生き物じぇけぇ。 うさぎはたくさんの子どもを産むことで、絶滅の危機を免れてきたゆーわけじゃな―――」
ちゃちゃのん「この話は、もぅおしまいじゃ!!」
快活な長女さん「そうなん? まだもぅ少し ええじゃろ―――?」
ちゃちゃのん「しまいじゃ、しまい!!」
快活な長女さん「カッカッカッ!! ちゃちゃのんは、照れ屋さんじゃの〜〜〜!!」
ちゃちゃのん「…………////」マッカッカ
快活な長女さん「それんしても、随分と島のこと詳しいんじゃな。」
ちゃちゃのん「あ、ちゃちゃのん… 竹原とは何かと縁があったけぇ……」
ちゃちゃのん「そん時に、大久野島にも行ったことがあるんじゃよ―――」
快活な長女さん「ほ〜〜 縁、ゆーと……?」
ちゃちゃのん「竹原は、お父さんが生まれ育った街なんじゃ……」
ちゃちゃのん「そんで、ちゃちゃのんもな……」
ちゃちゃのん「お父さんに連れられて、何度か遊びに行ったことがあるらしいんじゃ―――」
快活な長女さん「ほぅほぅ……」
ちゃちゃのんが、大好きな婆ちゃん以外の家族の話をするのは 珍しいなと―――
ちゃちゃのんの話を聞きながら、何となく そんなことを思った―――
805 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2020/05/29(金) 23:57:40.78 ID:pkoXOvQT0
快活な長女さん「ちゃちゃのんの そん頃の話、もちっと聞いてみたいかのぅ…」
ちゃちゃのん「ほぇっ!? そんな話がええのん…?」
快活な長女さん「ま〜〜 何となくじゃが―――」
快活な長女さん「ちゃちゃのんがイヤゆーなら、もちろん無理にとは言わんがの……」
ちゃちゃのん「―――別に、イヤではないんじゃが……」
快活な長女さん(イヤではないけど、あまりしたい話題でもないんかの……)
快活な長女さん「あぁ、えぇよ、えぇよ!! やっぱさっきのナシじゃ、ナシ!!」
ちゃちゃのん「ほぇぇっ―――!?」
快活な長女さん「よくよく考えると、あんま興味なかったけぇ!!」カッカッカ
ちゃちゃのん「そ、それはそれでちぃーと失礼な話じゃの…」ムゥ…
快活な長女さん「ま〜〜 細かいこたぁええじゃろ!!」ポンポン
ちゃちゃのん「―――ちーちゃん、ありがと〜〜の……」
快活な長女さん「ん―――?」
ちゃちゃのん「何か、気ぃ使ってくれたっぽいけぇ……///」ヘヘッ
快活な長女さん「……………」
ポカッ
ちゃちゃのん「あいたぁーーっ!!」
ちゃちゃのん「何で、今 叩いたん―――?」ナミダメ
快活な長女さん「あ… イヤ…… 何でじゃろ……?」ツイ…
806 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2020/06/28(日) 13:22:09.90 ID:rGqd8ePk0
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんな―――」
ちゃちゃのん「あの頃のことで、一つだけ よぅ思い出すことがあるんじゃ―――」
快活な長女さん(あ… 結局、話してくれるんじゃな……)
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、ちっちゃい頃に竹原港から大崎下島の御手洗(みたらい)まで 家族で旅行をしたことがあったらしいんじゃが―――」
快活な長女さん「今でも充分 ちっさいじゃろ……」
ちゃちゃのん「今よりも、もっともっと ちっちゃい頃の話じゃよぉ…」ブーー
快活な長女さん「冗談じゃよ、冗談!! 御手洗ゆーと―――」
ちゃちゃのん「お、お手洗いじゃないけぇ!!」
快活な長女さん「まだ何もゆーとらんじゃろ……」
ちゃちゃのん「ほいじゃが、絶対 ゆーつもりじゃったろ……?」ジーー
快活な長女さん「ま〜〜の!!」カッカッカ
ちゃちゃのん「んもぅ……」
807 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2020/07/27(月) 23:41:19.85 ID:2xWGPT0I0
ちゃちゃのん「大崎下島の御手洗は鹿老渡と同じで、潮待ちの港として栄えた 港町なんじゃが―――」
ちゃちゃのん「そこの名所 歴史の見える丘公園で、ちゃちゃのん 迷子になってしまったことがあるそうなんじゃ……」
快活な長女さん「ん、よう覚えとらんの…?」
ちゃちゃのん「うん… その頃のことは―――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、あまりよぅ覚えちょらんのじゃ……」
快活な長女さん「ま〜〜 ちっさい頃の話じゃしのぅ…」
ちゃちゃのん「うん………」
ちゃちゃのん「ただその時 一人の女の子に親切にしてもらったことは、今でも何となくじゃが思い出すことがあるんじゃ―――」
快活な長女さん「それって、どんな子だったんじゃ?」
ちゃちゃのん「綺麗な長い黒髪をした、物静かな印象の女の子じゃったかのぅ……」
ちゃちゃのん「その子は迷子になって泣きじゃくるちゃちゃのんに少し慌てながらも、絵本を読んでくれたり、楽しいお姫さまの物語を聞かせてくれたり―――」
ちゃちゃのん「そうやってお父さんがちゃちゃのん 見つけてくれるまで、一緒におってくれたんじゃ―――」
808 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2020/08/26(水) 17:08:10.96 ID:dj5+TNvd0
快活な長女さん「その子ってさ、ちゃちゃのんのともだち―――?」
ちゃちゃのん「ほぇぇっ!? ともだち―――!?」
快活な長女さん「いや… 何となくじゃが、そうなんじゃろかって―――」
ちゃちゃのん「えと、たぶん… そういうのとは、ちょっと違う気がするんじゃ―――」
快活な長女さん「そうなん……?」
ちゃちゃのん「ん…… 何となく、そう思うとしか言えないんじゃが―――」
ちゃちゃのん「会ったのも、その一度きりじゃったし……」
ちゃちゃのん「たぶん あの子にとって、あの日のことは 特別ではなかったと思うけぇ―――」
快活な長女さん(―――特別のぅ……)
809 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2020/09/25(金) 23:35:29.75 ID:IFs0pnUJ0
ちゃちゃのん「ほんでも、ちゃちゃのんは―――」
ちゃちゃのん「あの日のことを とっても感謝しちょるけぇ、それでええ 思っとるんじゃ…」
快活な長女さん「ま… ちゃちゃのんがそう思うんじゃったら、きっとそうなんじゃろう!!」
ちゃちゃのん「うん……」
ちゃちゃのん「その子とまた出会えた時にゃぁ、今度はちゃんとお礼を言いたいって思っちょるんじゃ!!」
快活な長女さん「お礼、言えるとええね……」
ちゃちゃのん「そうじゃねぇ〜〜」ヘヘッ
ちゃちゃのん「な、なんじゃか… いつの間にか、妙な話になってしもうたの〜〜」テレッ
快活な長女さん「ちゃちゃのんが、昔っからボンヤリしとったゆーことがよぅ分かったんじゃ!!」カカッ
ちゃちゃのん「うぅっ… 否定したいけど、出来んのが悔しい……」
快活な長女さん「そうやって、しょっちゅう迷子になっては親父さん 困らせとったんじゃろうな!!」
ちゃちゃのん「んもぅ… その話はもぅええじゃろ……」
810 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2020/10/24(土) 01:33:37.76 ID:7zEtf9820
快活な長女さん「おっしゃ、こんなモンじゃろ!!」
小高い丘に広がるひまわり畑と、青く澄みきった鹿老渡の空と海をスケッチブックに描き終え 一息つくアタシ―――
ちゃちゃのん「ほぇ〜〜 ちーちゃん、ホンに絵ぇ描くん得意なんじゃね〜〜」
ちゃちゃのん「とっても 上手いんじゃ……」
快活な長女さん「ま〜〜 こん程度の風景画なら、誰だって ちぃーと練習すりゃ描けっようなんじゃろ。」
ちゃちゃのん「ん〜〜ん、そんなことはないけぇ――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのん、ちーちゃんの このひまわり畑の絵 とっても大好きじゃよ♪」
快活な長女さん「そっか… じゃったら、こん絵は彩色まで仕上げ終えたら、ちゃちゃのんにあげるんじゃ!!」
ちゃちゃのん「ええの……?」
811 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2020/11/23(月) 15:16:28.37 ID:CnSWqeMB0
快活な長女さん「アタシの絵を褒めてくれたお礼じゃけぇ―――」
ちゃちゃのん「えへへ、ちーちゃん、ど〜〜も ありがと〜〜の♪」ニコッ
快活な長女さん「―――――///」
ちゃちゃのん「ちーちゃん……?」
快活な長女さん「いんや、何でもないんじゃ―――」
ちゃちゃのん「ほぇぇ…?」
快活な長女さん「それんしても、ここはホンにええトコじゃな…」ゴロンッ
ちゃちゃのん「ほうじゃろ、ほうじゃろ―――♪」ヨイショ
ちゃちゃのん「ここはとっても気持ちええ風が吹きよるけぇ、いつまでもこうしてたくなるんじゃ……」
優しい風がひまわり畑を通り 海岸線へと吹き抜ける、なだらかな丘の上―――
アタシたちは緑の絨毯に背をあずけ、どこまでも広がる青く澄みきった空を見上げながら 過ぎゆく時の流れを楽しんだ。
812 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2020/12/22(火) 18:42:04.81 ID:WGdb0abg0
それから数日―――
アタシたちはいつものように顔を合わせては麻雀をする、そんな楽しくも変わらない日々を過ごしとった―――
しっかりものの妹ちゃん「だ〜〜!! もちぃーとシャッキリやらんかいッ!!」バンッ
陽気な妹ちゃん「イ〜〜ヤ〜〜じゃ〜〜〜!! 」ブンブンッ
陽気な妹ちゃん「せっかくの夏休みに勉強とか、正気の沙汰じゃないけぇ―――」
しっかりものの妹ちゃん「やかましい!! 休みじゃけぇ、宿題があるんじゃろうが!!」
しっかりものの妹ちゃん「おとんから、アンタに宿題させるようキツく言われとるんじゃ!!」
陽気な妹ちゃん「夏休みはまだあるんじゃけぇ、別に今やらんでもええじゃろ〜〜」
しっかりものの妹ちゃん「そうゆーて、よーはいつぃき サボりよろ〜〜が!!」
陽気な妹ちゃん「むぅ〜〜〜〜〜」
しっかりものの妹ちゃん「今日はちゃちゃのんも ゆー姉も用事があって来られんゆーとったけぇ、えぇ機会じゃろ!!」ホレホレッ
陽気な妹ちゃん「用事ってなんじゃ!!」
しっかりものの妹ちゃん「ちゃちゃのんは、夏休みの登校日じゃけぇ 遊べんゆーとったし―――」
しっかりものの妹ちゃん「ゆー姉も定期健診で今日から暫くの間は、実家から病院通いするってゆーとったじゃろ―――」
813 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2021/01/21(木) 18:58:27.27 ID:j8+ne4gd0
しっかりものの妹ちゃん「分かったら勉強じゃ、勉強ッ!!」
陽気な妹ちゃん「ボク 昆虫採集とセミ捕りで忙しいけぇ、勉強はまた今度にするんじゃ!!」ダッ
しっかりものの妹ちゃん「まて〜〜いッ!!」ガッシッ!!
しっかりものの妹ちゃん「それはいつぃき やっとろうが!! 今日は部屋で大人しゅ〜 勉強じゃ!!」
陽気な妹ちゃん「しーの裏切りモ〜〜ン!!」バタバタッ
しっかりものの妹ちゃん「知らんわ!! 自分に勉強させにゃぁ、アタシがおとんに沈められっじゃろ!!」
陽気な妹ちゃん「しーの鬼! 鬼! 鬼! 鬼! 鬼〜〜〜ッ!!」
しっかりものの妹ちゃん「よーのアホ! アホ! アホ! アホ! アホ〜〜〜ッ!!」
快活な長女さん「世は並べて事もなし―――」カキカキ
快活な長女さん「今日も平和じゃのぅ……」シャッ シャッ
快活な長女さん(そういや、今日は登校日ゆーとったが―――)
快活な長女さん(今頃 ちゃちゃのん、何をしとるんじゃろ―――?)
陽気な妹ちゃん・しっかりものの妹ちゃん「「ちーねぇ(姉)も 絵ばっか描いとらんで、コイツに何か言ってやって欲しいんじゃ!!」」ギャーギャー
快活な長女さん「え"え"っ!! 何でアタシが―――!?」
814 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2021/02/20(土) 21:20:37.02 ID:BEwj4M4H0
【倉橋島 とある小学校―――】
バシャバシャ キャハハッ キャッ キャッ…
男性教師「おら〜〜 お前ら、遊んでばっかおらんで 碁石を拾え! 碁石を〜〜!!」
男性教師「こら佐々野ォ!! お前まだ一つも拾えとらんじゃないか!! 何をやっとるんじゃぁ!!」
いちご「」ビクッ
いちご「ご、ごめんなさぃ… なんじゃ……」
男性教師「そう思うなら、いつまでもプールサイドで縮こまっとらんで、早よプールに潜らんか!!」
男子生徒1「先生〜〜!! 佐々野さんは水がおっかの〜〜て、プールに入れないんじゃよ!!」
女子生徒1「いちごちゃんはうんちじゃけぇ、しゃーないわ!!」キャハハッ
いちご「…………」シュン…
男性教師「水が苦手なら苦手で、水に慣れる努力すっとか やれっこともあろーに―――」チャポン
男性教師「ホレ… 先生が身体ぁ 支えとってやるけぇ、まずは水に浸かるトコから始めればえーがの!!」
男子生徒2「先生〜〜 それ確実に逮捕されるヤツ〜〜〜」
女子生徒2「何か目つき いやらしい〜〜〜」キモッ
男性教師「ア、アホッ!! 人聞きの悪いことをゆーんじゃない!!」
815 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2021/03/19(金) 15:09:36.40 ID:TINE49A20
男子生徒1「じゃけぇ、いちごちゃんのスク水姿はサイコーじゃ〜〜 思うわ!!」
男子生徒2「それな〜〜!! それだけがプールの日の楽しみじゃけぇ!!」
男子生徒3「いちごちゃ〜〜ん、こっち向いて〜〜〜♪」ヒューヒューー
いちご「あ… えと……////」モジモジ
女子生徒1「うわっ… また出たんじゃ、男子の佐々野さん贔屓……」チッ
女子生徒2「ちぃーとばかし うちらより可愛え思ーて、ええ気になっちょるんじゃ……」
男子生徒1「ちぃーとばかし〜〜? 自分らプールに映る自分のツラぁ、よー見てからモノ言えや〜〜!!」
女子生徒2「はぁ〜〜 アンタ喧嘩 売ってんの〜〜〜!!」
男性教師「コラ、お前ら〜〜!! 今 授業中って分かっとんのか〜〜〜!!」
いちご「…………」
イヤじゃな―――
無神経な男子たちの視線、先生の大きな怒鳴り声―――
女子たちの冷ややかな視線、ぶつけられる重たくて黒い感情―――
こん場所におると、ちゃちゃのんはちゃちゃのんでは居られなくなってしまうけぇ――――
816 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2021/04/18(日) 23:54:56.32 ID:K39W6+eW0
キーーン コーーン カーーン コーーーーン
男性教師「よし! これで今日の登校日は終了じゃ!!」
男性教師「各自 着替えが済んだら、真っすぐ寄り道とかせんで 帰るんじゃぞ!!」
生徒たち「「は〜〜〜い!!」」
男子生徒1「は〜〜 終わった 終わった…」
男子生徒2「こっからどうする? ゲーセンでも寄ってく?」
女子生徒1「着替え直して、呉の方まで買い物 行こうぜ〜〜」
女子生徒2「了解〜〜♪」
ワイワイ ガヤガヤ…
いちご「…………」
男性教師「佐々野、自分はこの後 居残り練習じゃ―――」ガッシ…
いちご「ひゃぅっ―――!?」ビクッ
男性教師「島人のクセに水が苦手じゃ、何かと困るじゃろ―――」
男性教師「今日は自分が泳げるようになるまで、先生が付き合ってやるけぇ 感謝するんじゃぞ―――」
いちご「あ、ありがとぅ… ございます……」シュン…
女子生徒3「セクハラ教師、マジ引くわ〜〜〜」
817 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2021/05/17(月) 17:42:42.37 ID:fm0JjhIi0
男子生徒4「先生〜〜!! 俺も泳げないんで、コーチお願いしま〜〜す!!」
男性教師「あ〜〜 今日は佐々野の指導が優先じゃけぇ、自分はまた今度じゃ―――」
男性教師「ていうか、自分 確か泳ぎ得意じゃったよなぁ―――」
男子生徒4「あれあれ〜〜 もしかして、俺がいると お邪魔だったりします〜〜〜?」
女子生徒3「マジ引くわ〜〜〜」クスクス
男性教師「バッ、バカな事 言うんじゃない!!」
男性教師「―――分かった、分かった。 残りたいなら勝手にせい!!」チッ
男子生徒4「あざーーす!!」
男子生徒4「佐々野さん、ヨロシク〜〜♪」
いちご「う、うん……」
男子生徒4「佐々野さんだけだと、何か心配だったからさ―――」ヒソヒソ…
いちご「あ、ありがとぅ………」ホッ…
818 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2021/06/16(水) 17:26:38.56 ID:SXP2D4No0
バシャ バシャ
男性教師「先生が溺れないよう、身体で抱きとめてやるけぇ―――」
男性教師「佐々野もいつまでもビビッとらんで、早よ プールに飛び込まんかぁ!!」ヘイ、カモーーン!!
いちご「…………」フルフル
男性教師「そうやって固まとっても、ど〜にも ならんじゃろ!!」
男性教師「最初は怖いかもしれんけぇ、勇気を出して 早ぅ飛び込まんかぁ〜〜!!」ガッシ
いちご「うっ、うひゃぁぁ〜〜ッ!! 足、足を引っ張らんでぇ〜〜〜ッ!!」ナミダメ
男子生徒4「先生〜〜 佐々野さん、マジで心底 嫌がってますよ〜〜〜!!」
男性教師「だ〜〜 お前、うっさい!!」
ミーーン ミンミンミン…
男性教師「ま〜〜 今日はこんなもんじゃろ、お前ら後片付けして さっさと帰るんじゃぞ!!」ペタペタ
男子生徒4「ほ〜〜い!!」
いちご「はぁ………」ヤット オワッタンジャ…
男子生徒4「あ、佐々野さん。 この後、ちょっと時間いい……?」
いちご「…………」
819 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2021/07/15(木) 23:21:11.59 ID:ij/dDup/0
瀬戸内海にほど近い 古い町並み―――
少年の後を追うように、2人の少女が石段を駆け上がる―――
ほらほら、早く早く〜〜〜
んも〜〜 ―――君、上るの早い〜〜!! いちごちゃんが死にかけとるけぇ!!
いちごちゃん、大丈夫? 少し休む〜〜?
あはは、ゴメン ゴメン!!
いちご〜〜!! 大丈夫か〜〜〜!!
手ぇ貸してやっから、少し休んだら もちぃーと 頑張ろうなァ!!
あ〜〜 ずる〜〜い!! アタシも アタシも〜〜〜!!
ダメ、ダメ!! 自分、メッチャ元気そうやん!!
うわっ!? 危ないけぇ、背中にしがみつくな〜〜〜!!
わぁ〜〜〜!! すっごぉ〜〜い!! メチャメチャ ええ景色じゃねぇ!! 海の方までよぅ見えよるね〜〜!!
凄いじゃろぉ〜〜!! ここの石段を上ったお寺さんからじゃと、竹原の街並みが よぅ見えるんじゃ!!
ここ西方寺普明閣はのぅ、京都の清水寺ってトコをイメージして作られとってな〜〜
それ、どうせいつもの オジちゃんの受け売りじゃろぉ〜〜
グッ、何故 バレた……
820 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2021/08/14(土) 13:55:09.03 ID:BB8hLET+0
あ〜〜 こっからじゃと いつものお好み焼き屋さんも、よぅ見えよるねぇ。
おいおい、お腹すくこと言うなよ〜〜〜!!
じゃってぇぇ〜〜〜!!
クゥゥーー
ん、今の音って……?
あ、アタシのお腹の音ではないけぇ!!
ちゅ〜〜ことは……?
ぎゃはは、いちごの顔が真っ赤っかじゃ〜〜〜!!
きゃはは!! いちごちゃんが、食べごろのイチゴみたいになっとる〜〜!!
スマン、スマン。 ついつい調子に乗って笑い過ぎたんじゃ。
謝るけぇ、そんなに泣くなって〜〜
いちごちゃん、ホンにゴメンの〜〜〜
いちごちゃんのお腹の音があんまり可愛かったけぇのぅ……
美味しそうなお好み焼きの香り漂う、懐かしい街並み―――
それは私がまだお婆ちゃんのいる鹿老渡での生活を始めるよりも以前の記憶―――
臆病で家族以外の誰とも馴染めず、話すことも出来なかった私に、とても親切に接してくれた 同い年の二人―――
821 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2021/08/14(土) 14:07:40.27 ID:noX0jODpO
いい…
822 :
ケイ@コメント、ありがとね。
[saga]:2021/09/13(月) 02:02:29.39 ID:NhfbSC880
これは―――?
この前、とーちゃん達と行った夏祭りの夜店で買ったんじゃ。
―――君といちごちゃんの分、それにアタシの分も含めて3つ。
3人 お揃いのアクセサリー!!
アタシ達3人、これからもずっと―――でいる誓いの証みたいなもんじゃ!!
そうじゃな。 コレは自分らがずっと―――でいよーゆー 誓いの証じゃ!!
て… いちごちゃん―――?
いちごぉ… 自分、ちぃーと 泣きすぎじゃろ〜〜
いちごちゃんは、ホンに泣き虫じゃの〜〜〜
ホラホラ、しっかり鼻をかめ!! 自分、今 スッゴイ 酷い顔しちょるけぇ―――
んも〜〜 女の子にそんなんゆーたら ダメじゃろ!!
よしよし、これからもアタシ達はずっと―――じゃよ……
それは、私の心の深いところに棘のように刺さったままの一つの記憶―――
素敵でかけがえのない、とっても綺麗で大切な記憶の欠片じゃったもの――――
823 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2021/10/12(火) 16:42:39.27 ID:utshXVke0
【倉橋島 とある小学校―――】
男子生徒4「実は俺さ…… 前からずっと、佐々野さんのこと良いなって思っててさ―――」
男子生徒4「佐々野さんさ、俺と付き合ってよ――――」
いちご「……………」
男子生徒4「佐々野さん、クラスのブスどもから苛められてるだろ…」
男子生徒4「アイツら、佐々野さんが可愛いからって 露骨な嫉妬とかしてんじゃね〜〜っつの……」
男子生徒4「それにクラスのバカ男子どもとか、あの変態クソ教師からも、何かいつもエロい目で見られてるっぽいじゃん!!」
いちご「……………」
男子生徒4「だったらさ―――」
男子生徒4「俺と付き合ってるってことにすりゃ良いと思うんだ!!」
男子生徒4「俺だったら、佐々野さんのこと守ってやれると思うんだよね―――」
ミーーン ミーーン
いちご「えと… その……」フルフル
男子生徒4「ん、何……?」
いちご「ちゃちゃ… うちは、その………」ジワァ…
824 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2021/11/11(木) 20:08:34.35 ID:xEW8vM+b0
いちご「その… そのぅ……」ポロポロ…
いちご「ぐすっ… ひっく………」グスグス…
男子生徒4「げっ、マジかよ… 本当に泣きだしちまったよ……」
男子生徒1「うわぁ〜〜 コイツ、いちごちゃんのこと泣かせとるわぁ!!」ガサガサッ
いちご「――――ひっ!?」ビクゥッ
男子生徒2「ぎゃははっ!! 自分、ホンマ サイテーじゃのぅ!!」
男子生徒3「いえ〜〜ぃ!! 俺たちの大勝利〜〜〜!!」
男子生徒4「うっせぇよ!! 大体、出てくんのが 早ぇ〜んだよ お前らはよ〜〜」チェッ
いちご「…………?」
男子生徒1「ゴメンのぅ、いちごちゃ〜〜ん!!」ポンッ
いちご「」ビクッ
男子生徒1「いちごちゃん、告白されっとすぐ泣いちゃうじゃろ―――」
男子生徒1「じゃけぇ、このイケメン気取りが いちごちゃんのこと落とせるとか言いよるけぇ―――」
男子生徒2「―――告白した後に泣かれっかどうか、ちぃーとばかし賭けをしとったんじゃよ!!」
男子生徒4「ま〜〜 そうなんだけど…… さっき言ったこと自体に嘘はね〜〜かんな……」チェッ
いちご「えと… その……」グスッ
825 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2021/12/10(金) 23:59:55.37 ID:u5KmjMm+0
男子生徒2「それはさておき、まだしっとり濡れスケな いちごちゃんのスク水姿―――」ハァハァ…
男子生徒3「ほんのり残る塩素臭と、いちごちゃんの鮮やかな濡れ髪、たまりませんの〜〜〜」クンカ クンカッ
いちご「ひぃっ……!?」
男子生徒4「お前らな〜〜 あんまそういう目で俺のいちごを見るんじゃね〜〜よ!!」
男子生徒1「お前のじゃね〜〜し!! 泣かした張本人が何を言っても―――」
快活な長女さん「くぉ〜〜ら〜〜〜〜〜〜ッ!!」
ドッゴ〜〜〜〜〜ッ!!
男子生徒4「うっぎゃぁ〜〜〜〜〜ッ!!」
快活な長女さん「うぉりゃぁっ!!」バチコーーンッ
男子生徒1「ぐぼわっっっ!!」
快活な長女さん「うだらぁ〜〜ッ!!」ズビズバーーッ
男子生徒2「あべべべしっ!!」
快活な長女さん「おらおらおらおらぁ〜〜〜ッ!!」ドコドコドコドコッ
男子生徒3「グペペペペ〜〜〜ッ!!!」
快活な長女さん「ウチらのちゃちゃのんを、何 泣かしてくれとるんじゃ!! こんダボがぁ!!」
いちご「ちっ、ちーちゃん!?」
男子生徒ども「「何だぁ、やんのかこのクソアマがぁ〜〜〜ッ!!」」
快活な長女さん「おっしゃぁ〜〜ッ!! 全員まとめて かかって来んか〜〜〜い!!」ガルルル…
いちご「ちょ… ちーちゃ〜〜ん!?」
ドカッ バキッ グシャッ… グェェ…
826 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2022/01/10(月) 21:40:43.35 ID:vXKf47X20
【倉橋島 桂浜海岸・夕刻―――】
カァーー カァーー ザザザーーン
ちゃちゃのん「ちーちゃん、大丈夫……?」ヌレタオル、ポフッ
快活な長女さん「あいたたた、もちぃーと優しく頼むんじゃ……」
ちゃちゃのん「あぅぅ… ごめんのぅ……」
快活な長女さん「ちくしょう、アイツらマジで4人がかりで掛かって来やがんの―――」
快活な長女さん「男としてのプライドは無いんかっつ〜〜の……」
ちゃちゃのん「……………」
快活な長女さん「じゃけぇ最後はアタシの渾身の一撃で、アイツら見事に撃退してやったんじゃ!!」
快活な長女さん「ちゃちゃのんを泣かせるヤツぁ、このアタシがしばいちゃるけぇのぅ〜〜〜」カッカッカッ
ちゃちゃのん「ケンカなんて… しちゃダメじゃよ………」
快活な長女さん「いやいや… 気に食わんヤツがおったら、そりゃもぅ命がけの抗争以外ありえんじゃろ!!」
ちゃちゃのん「じゃけぇ… さっきだって悪かったんは、ちゃちゃのんじゃけぇ……」
ちゃちゃのん「ちーちゃんが、擦り傷だらけになることなんてなかったんじゃ―――」グスッ
快活な長女さん「ちゃちゃのん………」
ズビシッ
ちゃちゃのん「うひゃぁっ!?」
ちゃちゃのん「―――なんで、チョップ……?」イタイ…
快活な長女さん「これでケンカ両成敗、これでおあいこじゃ―――」ニカッ
ちゃちゃのん「う… うん……」
827 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2022/02/10(木) 15:17:22.56 ID:RhjoKeHf0
快活な長女さん「それにしても、やっぱりちゃちゃのんは ようモテよるんじゃなぁ―――」
ちゃちゃのん「えっと、そんなことは……」
快活な長女さん「ま〜〜 ちゃちゃのんくらい可愛けりゃ、世の男どもがほっとくわけもないか……」
ちゃちゃのん「好きとか、嫌いとか―――」
ちゃちゃのん「ちゃちゃのんにゃぁ、よぅ分からんよ……」
ちゃちゃのん「それにちゃちゃのんに、それを言ってもらう資格とかないけぇ―――」
快活な長女さん「ちゃちゃのん……」
ちゃちゃのん「ちーちゃんは、どうしてあそこにおったん……?」
快活な長女さん「ん―――?」
快活な長女さん「そりゃぁ… ちゃちゃのんの学校がどんなトコなのか―――ちぃーと興味もあったけぇ……」
快活な長女さん「もしかして、迷惑じゃった―――?」
ちゃちゃのん「……………」
快活な長女さん「……………」
それは肯定から来る沈黙じゃろう―――
決してアタシと目を合わそうとしないちゃちゃのんの態度からも、それは容易に読み取れた―――
思えばちゃちゃのんは、以前にもアタシたちと一緒に倉橋に行くことを嫌がっとったような節があった―――
828 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/02/10(木) 17:22:55.82 ID:nJVV8/LDO
SS速報避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
829 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2022/03/10(木) 15:11:01.57 ID:ajB8b2PJ0
快活な長女さん「いよっしゃ!! 泳ぐかぁ!!」ヌギヌギ
ちゃちゃのん「ふぇぇっ!?」
ちゃちゃのん「ちょっ… ちーちゃん!?」
快活な長女さん「せっかくの綺麗な桂浜ビーチに、スク水姿のちゃちゃのん!!」
快活な長女さん「この状況で泳がんとか、ぶっちゃけありえんじゃろ!!」ポイポーーイ
そういうや否や、着ていたものを砂浜の上に次々と脱ぎ捨てていく―――
ちゃちゃのん「そ、そない恰好、もし誰かに見られでもしたら―――///」ヒェェッ
快活な長女さん「どおりゃぁ〜〜〜っ!!」バシャーーンッ
ちゃちゃのん「うひゃっ、冷たっ!!」
快活な長女さん「ちゃちゃのんは、あれこれ考え過ぎじゃ!!」
快活な長女さん「海ん中は、ぶち気持ちええぞ〜〜!!」
ちゃちゃのん「うぅっ… そうはゆーても―――」
快活な長女さん「妖怪・磯女じゃ〜〜〜ッ!!」ザバザバザバーーッ
ちゃちゃのん「ふぎゃぁ〜〜〜ッ!!」
ドッボーーン!!
はっきりしないちゃちゃのんの腕を掴み、半ば強引に海の中に引きずり込んだ―――
快活な長女さん「どうじゃ!! ちぃーとは、さっぱりしたじゃろ!!」カッカッカッ
快活な長女さん「ん、ちゃちゃのん―――?」
ブクブク ブクブク…
快活な長女さん「うげっ!? 溺れちょる!!」
830 :
ケイ@番外「鹿老渡・小学生編」 ともだち
[saga]:2022/04/10(日) 16:12:27.78 ID:anHNd4jD0
ちゃちゃのん「ゲホゲホッ……」
快活な長女さん「おぉぅ… ちゃちゃのん、大丈夫かぁ〜〜?」サスサスッ
ちゃちゃのん「し、死ぬかと思ったんじゃ―――」ハァハァ…
快活な長女さん「スマン、スマン。 まさか足の届くトコで溺れるとは思わんかったんじゃ―――」
ちゃちゃのん「…………」
快活な長女さん「ちゃちゃのん……?」
ちゃちゃのん「そりゃぁっ!!」
バッシャーーン!!
快活な長女さん「うぉっ!?」
ちゃちゃのん「へへへっ、これでおあいこじゃね―――」ニッコリ
快活な長女さん「まだまだ〜〜〜!!」
バシャバシャッ
ちゃちゃのん「うひゃっ、冷たいんじゃ!!」ヒャーー
ちゃちゃのん「えいっ、えいっ!!」
バシャバシャッ
快活な長女さん「カッカッカッ!! ちゃちゃのんも、なかなかやるのぅ!!」
831 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/04/10(日) 21:24:56.96 ID:zUSHUibt0
ルフィ「ナミ、ナミ、トイレ」ナミ「ちょっと待ってね」
と同レベルのクソスレ
自己満足もここまでいくと病気を疑う
832 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/06(金) 17:57:44.46 ID:rYV+b3N9O
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
833 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/16(木) 20:01:48.75 ID:v5uCx6xP0
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