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【モバマス×遊戯王5D'sTF】コナミ「チームシンデレラガールズ?」
- 542 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:18:54.74 ID:yL/dLYjm0
-
未央「何でそんな意地悪な事言うの?友達でしょ?」
「だって……」
未央「自分が同じ事言われたら、どう思う?」
「それは……」
未央「友達に悪い事したら、何て言うんだっけ?」
「……ご、ごめん、悪かったよ」
未央「ほら、こうやって謝ってるから、許してあげて?」
「ぐすっ……うん……」
- 543 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:19:23.35 ID:yL/dLYjm0
-
未央「もう、めそめそしなくていいのっ、男の子でしょ?」
「……うんっ」
未央「よしっ、えらいえらい!」
店長「お、今日も来たな、未央ちゃん」
未央「あ、店長さん!こんにちは!」
店長「フッ、いつの間にか子供達とも馴染んじまったな」
未央「えへへ、まぁ手のかかる弟を持つ身としては、何か放っとけなくてさ」
- 544 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:19:53.57 ID:yL/dLYjm0
-
さて、何で未央ちゃんがカードショップで子供達と戯れているのかというと……
765プロのいおりんとのデビュー戦の後、伸び悩んでる私を見かねて、コナミんがここに連れてきてくれたんだよね
自分を貫ける、私だけのデッキを作るのが、ここでの目的
そのきっかけを見つけるために、ここでいろんなカードに触れて……
それから子供達と一緒に、いろんな戦術を試してるんだ
という訳で、未央ちゃんは今!DAGPに向けて秘密特訓の真っ最中なのだ!
で、肝心のデュエルの腕はというと……
- 545 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:20:25.61 ID:yL/dLYjm0
-
「よっしゃー!また俺の勝ちー!」
未央「くはぁ〜……またやられたぁ〜」
「お姉ちゃん、何か今日調子悪いね」
未央「こないだは結構勝ててたのなぁ……」
未央「やっぱり、まだまだ先は長いって事だね……」ピラッ
《スキルドレイン/Skill Drain》 †
永続罠
1000ライフポイントを払って発動できる。
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の全ての効果モンスターの効果は無効化される。
未央「スキルドレイン、かぁ……」
「未央姉ちゃん、そのカードが出れば強いのにね」
未央「うーん、フィールドに出ればね……」
- 546 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:21:07.08 ID:yL/dLYjm0
-
未央(でも逆に、引き当てられなければ今みたいに押し負けちゃう)
未央(このままじゃダメだ……もっとこのカードの力を引き出すようなデッキを考えないと……!)
未央(それに、しぶりんだって帰って来るかもしれないし……!)
未央(私だけ、いつまでも遅れてる訳にはいかない!)
未央(とは言っても……)
未央「はぁ……どうすれば強くなれるんだろ……」
「手札からぽんっと出てくる超攻撃力のカードがあればいいのになー!」
「それか、一気にデッカいダメージ喰らわせられるカード!」
「それならコナミにだって勝てるのに……」
「もうっ!そんなカードが出たら皆使うに決まってるでしょ!」
未央「あはは、そんなカードがあったら使いたいね〜」
- 547 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:21:35.72 ID:yL/dLYjm0
-
店長「苦戦してるみたいだな、未央ちゃん」
未央「まぁね〜……私のデッキ、いつになったら完成するんだろ……」
未央「……そうだ、店長さんも今のデッキ見てくれない?」
店長「俺が?」
未央「うん、昨日コナミんにも見てもらったんだけどさ、他の人の意見も聞きたいんだよね」
店長「分かった、俺でよければアドバイスしてやる、どれどれ……」
- 548 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:22:07.78 ID:yL/dLYjm0
-
店長「バルバロス、愚鈍の斧、禁じられた聖杯……」
店長「……なるほど、ハイビートか」
未央「うん、スキルドレインは自分のモンスターの効果も無効にするから」
未央「だから、デメリットを持った高攻撃力のモンスターと相性がいいのかなって思ったんだよね」
店長「アイツは何て言ってたんだ?」
未央「それがね……」
- 549 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:22:43.96 ID:yL/dLYjm0
-
――
―――
――――
コナミ『……悪くは無いな』
未央『ほ、ホント?』
コナミ『おう、デメリット付きの高火力モンスターの効果を無効にして殴り合いに勝つってコンセプトだろ?』
コナミ『俺の周りにも、こういうデッキを組んでたヤツがいたし』
コナミ『スキルドレインを活かすという命題なら、正解の一つと言っていいと思う』
未央『う〜ん、それじゃあ何で勝てないんだろ……』
- 550 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:23:14.45 ID:yL/dLYjm0
-
コナミ『そうだな、確かに正解ではあるんだけどよ……』
コナミ『でも、逆にいえばスキルドレインに頼り過ぎてるな』
未央『頼り過ぎてる?』
コナミ『このデッキを使って負ける時、スキルドレインを引けなくて負けるって事が多いんじゃないか?』
未央『ああー、確かにそうかも……3枚も入れてるのに肝心な時に来てくれないんだよねぇ……』
コナミ『欲しいカードが来る確率ってのは、案外低いもんなんだぜ』
コナミ『デッキに3枚入れたカードが初手に来る確率は大体33%、最初のドローを含めると40%足らず……』
コナミ『3ターン待ってようやく手札に来る確率も、50%程度だって言われてるな』※
未央『うへぇ〜そんなに低いんだ……』
コナミ『そう、だからキーカードが来る確率を上げるために、サーチカードを入れたりするんだよな』
※参考:遊戯王カードwiki「確率」
- 551 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:23:48.48 ID:yL/dLYjm0
-
未央『なるほどー、でもスキルドレインって……』
コナミ『ああ、このカード自体は何かのカテゴリに属してる訳じゃない』
コナミ『つまり素早くサーチできるカードが無いって事だ』
コナミ『お前の場合、それを補うために愚鈍の斧や禁じられた聖杯を入れてるな』
コナミ『だがこれじゃ補助にはなっても、スキルドレインの代わりにはならない』
未央『うう〜……それじゃあどうすればいいんだろ……』
コナミ『さぁ、教えてやるのはここまでだ……ここからは自分で考えてみな』
未央『ええー!そんな御無体な!もっとヒントプリーズ!』
コナミ『この方向性までちゃんと自分で辿り着けたんだろ?』
コナミ『ここまで来れたなら、後もう半分だ……頑張りな』
――――
―――
――
- 552 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:24:14.69 ID:yL/dLYjm0
-
未央「むぅ……かわいいアイドルが困ってるんだから、もうちょっと教えてくれたっていいのに……」
店長「まぁ、奴なりに考えがあるんだろうぜ……それに指摘は的を得ていると思う」
未央「そりゃあ確かに分かるんだけどさ……」
未央「そうだ、店長さんは今の私のデッキ、どう思う?」
店長「うーむ……俺からヒントのようなものを出すとしたら……」
店長「どうしてもサーチ出来ないカードなら、引き当てられなかった時の事を考えなくちゃならないかもな」
未央「なるほど……つまり、スキルドレインに頼らない戦い方って事かぁ……」
未央「何か本末転倒だな〜……3枚も入れるのにそれを使わない戦法を考えるなんてさ」
店長「いいや、スキルドレインが効かない相手だって結構いるしな」
店長「それだけアテにしてたら辛くなる場面も多くなるだろう」
- 553 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:24:44.50 ID:yL/dLYjm0
-
未央「うまくハマってくれれば強いんだけどなぁ……」
店長「……まぁ、時間はまだあるんだろ?じっくり考えればいいさ」
店長「行き詰ったら、新商品に触れてみるのもいいかもしれないぜ」トンッ
未央「それは?」
店長「明日発売のストラクチャーデッキ、機械竜叛乱……さっき仕入れたばっかのヤツだ」
子供たち「「「おおー!!」」」
店長「はっはっは、まだ一応発売前だからな、明日になったら売ってやる」
- 554 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:25:13.79 ID:yL/dLYjm0
-
未央「でもストラクチャーデッキかぁ……それってほとんど再録のカードしかないんじゃないの?」
店長「おいおい、ストラクチャーデッキを舐めてちゃいけないぜ?」
店長「モノにもよるが、3箱揃えて多少調整すれば優勝を狙えるデッキを組める事だってある」
未央「へぇ〜、そういえばコナミんの最初のレッスンで、ストラクで組んだデッキで一回デュエルしたっけ」
店長「そう、ストラクでデュエルのいろはを覚え、慣れてきたらデッキに自分なりの改良を加えていく……」
店長「デュエルモンスターズを始めたばかりの初心者はストラクから入るべしってのは、昔からよく言われてたもんだ」
未央「なるほど、既にある程度戦術が完成されてるって事だね……」
未央「でもさ、スキルドレインの効果は自分にも及んじゃうでしょ?」
未央「自分の効果も無効にしちゃうから、下手したらその戦術を壊しちゃうんじゃ……」
未央「……ん?」
- 555 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:25:55.33 ID:yL/dLYjm0
-
店長「どうした?」
未央「……ねぇ、さっき言ってたスキルドレインが効かない相手って例えばどんなの?」
店長「例えば?そうだなぁ……」
店長「例えば墓地や手札で効果が発動するモンスターだな、『フィールドから墓地に送られた時に発動』なんて効果も防げない」
店長「マシンナーズ・フォートレス辺りは、まさに天敵と言っていいだろうぜ」
店長「それから今の未央ちゃんのデッキで言えば……元々の攻撃力が高い相手なんかは、パワー勝負に持ち込めなくて辛いかもな」
未央「あ……あぁ―――!!そっか!!」
店長「!?」
- 556 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:26:24.97 ID:yL/dLYjm0
-
未央(スキルドレインが効かない……つまり、スキルドレインが貼られてても問題なく動けるって事)
未央(それって……)
未央(逆にいえば、スキルドレインとめちゃめちゃ相性がいいって事じゃん……!)
手札からぽんっと出てくる超攻撃力のカードがあればいいのになー!
それか、一気にデッカいダメージ喰らわせられるカード!
未央「…………!!!」
- 557 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:26:52.68 ID:yL/dLYjm0
-
未央「てっ、店長さん!ちょっとストレージ見せてくれる!?」
店長「え?でもストラクチャーデッキは……」
未央「いいから!早くっ!今思いついた事頭から抜けてっちゃう!」
店長「お、おう!分かった!」
未央(今の私は、スキルドレインに相性のいいカードをゴテゴテ詰め込んでるだけ……)
未央(だから引き込めなければ、他のカードのバランスが崩壊しちゃうんだ)
未央(でも、それなら……)
未央(元々相性のいいカテゴリに、今のスキルドレインでのハイビートの要素を合わせこんでいけば……!)
店長「未央ちゃん……何か掴んだな?」ニヤリ
未央「うん……!」
未央「見つかったかも……私の、戦い方!」
- 558 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/09/24(土) 00:29:16.53 ID:yL/dLYjm0
- 今回はここまでです。
先日最新のリミットレギュレーションが発表されていましたが、
この時期になるとスキドレに規制が掛からないか内心ヒヤヒヤしてます。
そして何気にこのスレが立ってから1年経過してました。
1年で1スレ終わらないのは流石にあんまりかなと思うので
もうちょっとスピードアップしたい……
それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
- 559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 00:57:55.96 ID:Fo8WerqFo
- 乙
- 560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 01:36:20.19 ID:aSQVETnVO
- 乙
スキドレバルバいいよね…
スキドレが無い時はタキオン出してバルバロスの効果を無効にしたりとかもアリだし
- 561 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 03:47:12.83 ID:btBwqCNc0
- スキドレ…
列車ドール…(ボソッ)
- 562 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 12:26:38.44 ID:eU86j/59O
- 乙乙
クリフォートもすっかり見なくなったしまた暫くは安泰でしょうスキドレ
- 563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 23:16:02.66 ID:HtHCbnx1O
- 愚鈍バルバとかいう脳筋
装備ビートって強いには強いんだよな。ディスアドが怖いだけで
- 564 :sage :2016/09/25(日) 01:13:45.67 ID:C4qdGwlC0
- カードプール的にあるかわからないけどSinスキドレハイビートとかかな。
- 565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 01:15:22.65 ID:C4qdGwlC0
- ホントすみません…書き込み久しぶりすぎてsage入れる場所間違えました…。
- 566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 02:00:00.05 ID:FPBm9//Yo
- 乙
組んでた冥界軸凍志青眼スキドレハムドオベリスクが懐かしい
- 567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/25(日) 11:55:02.32 ID:exQZ5bqm0
- フォートレスはスキドレ使うとモンスター効果の対象になったときのハンデスができないのが惜しいんだよなぁ
- 568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/06(木) 02:58:47.22 ID:CwUUm/Lw0
- 保守
- 569 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/30(日) 17:36:41.08 ID:U0HBsF+W0
- 保守
- 570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/10(木) 11:18:21.23 ID:Q7H0RydRo
- 未央のデッキ早く見たいぜ。一番気になる
- 571 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:38:03.54 ID:LEs3tpnS0
- …………
………
……
数日後
コナミ「真紅眼の鎧旋に、真紅眼融合……真紅眼のサポートカードも結構増えてきたな」
コナミ「おかげで展開手段は充実してきた……でも、もう少しアクセントが欲しいとこだな……」
李衣菜「…………」
コナミ「おい、聞いてんのか?」
李衣菜「あ……すみません」
- 572 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:38:50.20 ID:LEs3tpnS0
-
コナミ「元気ないな、どうした?」
李衣菜「実はちょっと……2人と、揉めちゃって」
コナミ「なるほど、リーダーの件か……お前なら、ノリノリで引き受けると思ったけどな」
コナミ「アイドルのリーダーって、そんなに大変なのか?」
李衣菜「大変ですよ〜……昨日はユニットの名前を3人で考えてたんですけど」
コナミ「あぁ、そういやお前ら3人で決めるって話だったな」
コナミ「それで、どんな名前になったんだ?」
李衣菜「それなんですけど、2人の考えたユニット名が……」
かな子案『メルティ―スイート』
莉嘉案『セクシー☆ギャルズ』
- 573 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:39:28.71 ID:LEs3tpnS0
-
コナミ「……アイツらの趣味全開だな」
李衣菜「メルティ―スイートやセクシーギャルズなんて、絶対私達に合ってませんよ!」
李衣菜「もっと、私達3人のイメージを表した名前にしなきゃ……!」
コナミ「まぁお前ら3人、全然違うタイプって感じだし、考えるの大変そうだよなー」
コナミ「で、お前が考えた名前は?」
李衣菜「え!えっと……」
コナミ「?」
李衣菜「ろ……」
李衣菜「……ロッキングガール」
コナミ「…………」
- 574 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:40:06.31 ID:LEs3tpnS0
- 李衣菜「だ、だって2人が好き勝手な名前にするから〜!」
コナミ「はいはい……それで?最終的にどうなったんだ?」
李衣菜「……結局昨日は全然話がまとまんなくて、終わっちゃって」
コナミ「フッ、そりゃあ先が思いやられるな」
李衣菜「もうっ、笑いごとじゃないですよー……」
李衣菜「はぁ……やっぱり私、リーダーに向いてないのかな……」
コナミ「何だよ、随分弱気だな」
- 575 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:40:47.39 ID:LEs3tpnS0
-
李衣菜「自分でも、よく分かってるんです……人の上に立つような人間じゃないって」
李衣菜「それに……私だけ、まだデッキも出来てないし……」
李衣菜「こんなリーダーに、かな子や莉嘉は付いてきてくれるのかなって」
コナミ「……少なくとも、Pはそう思ってるはずだぜ」
李衣菜「もちろん、それは分かってます……期待してくれるのはうれしい、だけど……」
李衣菜「……コナミさん、リーダーに必要なものって何なのかな」
コナミ「それは、お前自身が見つけるしかないんじゃないか?」
コナミ「俺が出来るのは、お前に戦い方を授けてやる事だけだ」
李衣菜「それは……そうですけど……」
- 576 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:41:43.93 ID:LEs3tpnS0
-
コナミ「……でも、そうだな」
李衣菜「え?」
コナミ「俺の知ってるリーダーは、いつも冷静で……チームの誰もが、そいつの事を信頼していた」
コナミ「デュエルの腕は言わずもがな……俺の街でも間違いなく最強のデュエリストだった」
李衣菜「その人ってもしかして……前言ってた、コナミさんが尊敬するデュエリストって人?」
コナミ「……まぁな」
李衣菜(そんなの、今の私には……)
コナミ「でも……アイツは、決して一人で戦ってた訳じゃない」
コナミ「さっき聞いたな?リーダーに必要なものは何かと」
コナミ「俺は……背負う事だと思う」
- 577 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:42:22.69 ID:LEs3tpnS0
-
李衣菜「背負う、事?」
コナミ「そう、託された仲間の想いを背負う覚悟……」
コナミ「宿命とか、誇りとか、守るべきものとか……まぁ、いろんなモン抱えてるヤツらがいてさ」
コナミ「でも、そういうの全部をひっくるめて背負ってカードを切る……」
コナミ「それが、俺が見てきたリーダーの姿だ」
李衣菜「…………!」
コナミ「……お前ら3人とも、タイプは違うかもしれないけどよ」
コナミ「目指す場所は、一緒なんじゃないか?」
- 578 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:43:07.61 ID:LEs3tpnS0
-
李衣菜「私達の目標……」
李衣菜「莉嘉とかな子と、3人で……ううん」
李衣菜「CGプロの皆で、DAGPで優勝する事……!」
コナミ「なら、それがお前の背負うものって事だ」
李衣菜「皆の想いを背負う覚悟、か……」
コナミ「いろんなモン背負う以上、つまんねぇデュエルは出来ないって事だな」
李衣菜「……そうですよね」
コナミ「……そんな顔すんな、もうあの時のお前とは違うだろ?」
李衣菜「はい……もう二度と、あんなデュエルはしない……」
李衣菜「……ありがとうございます!何となくですけど、気合い入ってきました!」
- 579 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:43:38.46 ID:LEs3tpnS0
-
コナミ「よしっ、そうと決まればデッキを完成させないとな」
李衣菜「そうですね!3人で練習もしなくちゃならないし、そろそろ形にしなきゃ!」
李衣菜「……って言っても、中々うまくいかないですけどね」
コナミ「いいや……基本的な動かし方は大分仕上がってきてる」
コナミ「問題は召喚ルートが豊富なだけに、召喚した後の動きをどうするか……」
コナミ「いわば、このデッキだけの個性が必要だ」
李衣菜「個性……」
コナミ「お前がこのデッキで、どんなデュエルがしたいか、って事だな」
- 580 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:44:05.79 ID:LEs3tpnS0
-
李衣菜(私が、このデッキでやりたい事……)
李衣菜(それは、やっぱり……!)
李衣菜「……コナミさん!」
コナミ「ん?どうした?何か思い浮かんだか?」
李衣菜「いえ、そういう訳じゃないんですけど……」
李衣菜「今の私達には、足りないものがあると思うんです!」
コナミ「足りないもの?」
李衣菜「はいっ!という事で……」
李衣菜「今度の休み、私に付き合ってください!」
コナミ「……?」
- 581 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:44:31.12 ID:LEs3tpnS0
-
…………
………
……
ギュイイイイイィィィン!!!
「今日も熱く、魂が滾るステージにしてやるぜ!!」
「かかって来いやぁぁぁぁ!!」
ウオオオオオオオオオオオオッ!!!
- 582 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:44:59.62 ID:LEs3tpnS0
-
李衣菜「イエーイ!!」
コナミ「……おい、李衣菜」
李衣菜「はいっ?」
コナミ「いや、ここは何だ?」
李衣菜「何だって、ライブハウスに決まってるじゃないですか!」
李衣菜「ほらほら、コナミさんも盛り上がっていきましょう!」
コナミ「そうじゃねえよ!デッキ組まなきゃいけないのに何でライブなんだよ!」
李衣菜「言ったじゃないですか!これが今の私達に必要なものなんですっ!」
李衣菜「私達に足りないものは、ズバリ!ロックですよ!ロック!」
- 583 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:45:31.39 ID:LEs3tpnS0
-
コナミ「ロックって、お前なぁ……」
李衣菜「むぅ……私は至って真剣ですよ!」
コナミ「……百歩譲ってロックが必要だったとしてもよ」
コナミ「別に俺は居なくてよかっただろこれ……」
李衣菜「そ、そんな事ないですよ!コナミさんは私と一緒にロックなデッキを探求するパートナーなんですから!」
李衣菜「ほら!何かこう……インスピレーションが沸いてきませんか!?」
コナミ「インスピレーション、ねぇ……」
- 584 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:45:59.40 ID:LEs3tpnS0
-
李衣菜「……ここは、私のルーツなんです」
コナミ「……ルーツ?」
李衣菜「私が事務所に入ったばかりの頃、なつきちに連れてきてもらったんです」
李衣菜「生でロックのステージを見たのは、その時が初めてでした」
李衣菜「ヘッドフォンを通して聞いただけじゃ、分からなかった世界……」
李衣菜「ガツンって、頭を殴られたような衝撃でした」
李衣菜「目の前で鳴り響くサウンドに、ただただ圧倒されて……それで、改めて思ったんです」
李衣菜「ああ……やっぱり私はロックが好きなんだなって」
コナミ「…………」
- 585 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:46:27.28 ID:LEs3tpnS0
-
李衣菜「ロックなアイドルになりたい……本格的にそう考え始めたのは、それがきっかけでした」
李衣菜「デュエルで表現したいんです、あの時私が感じたものを……!」
李衣菜「だからコナミさんには……私が好きなものの事、知ってもらいたくって」
コナミ「李衣菜……」
李衣菜「へへっ、まぁいいですっ!今は細かい事考えずに、思いっきり腕を振り上げましょう!気持ちいいですよ!」
李衣菜「あっ、次のバンド、ガールズバンドみたいですね!パフォーマンスの参考になるかも!」
コナミ「……フッ、すっかり元気になりやがって」
- 586 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:46:57.72 ID:LEs3tpnS0
-
「アタシ達のエモーション、しっかり刻み込んでやるぜ!」
「最後まで付いてこいよなー!!」
ワアアアアアアアアアッ!!
「それじゃ、飛ばしていくぜ!」
ギュオンギュオオォォォオオン!!!
〜〜〜〜♪
- 587 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:47:24.33 ID:LEs3tpnS0
-
コナミ「…………!」
コナミ(これは……)
コナミ(体の内側から湧いてくる、アツい気持ち……)
コナミ(強敵を相手にした時に似た、高揚感……)
コナミ(そうか……)
コナミ(これが、李衣菜の憧れ……目指すもの……)
・
・
・
「最高のステージだったぜ!サンキュー!」
「また会おうぜ!じゃあな!」
- 588 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:47:56.50 ID:LEs3tpnS0
-
コナミ「終わったか……まぁ、実際見てみたら、いいもんだったな」
コナミ「お前がロックってヤツに憧れる気持ち、ちょっと分かった気がする」
コナミ「さて……俺たちもそろそろ帰るか、李衣菜」
李衣菜「…………」
コナミ「……李衣菜?」
李衣菜「うそ……」
コナミ「え?」
李衣菜「コナミさん……ごめん、私!!」ダッ
コナミ「あっ、おい!お前どこに……!」
…………
………
……
- 589 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:48:31.35 ID:LEs3tpnS0
-
ライブハウス 楽屋
「ふぅー、終わった終わったー」
「今日の曲、結構イケてたんじゃないか?客のノリだってよかったし!」
「ああ……とりあえず、ウチらのリーダーが戻ってきたら反省会だな」
「そうだな、新曲もそろそろ形にしないと……」
ばんっ!
「!?」
李衣菜「はぁ……はぁ……っ!」
- 590 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:49:01.09 ID:LEs3tpnS0
-
「お、おいおいどうしたお前?」
「すごい勢いで入ってきたな……」
「ここ、一応関係者以外立ち入り禁止なんだぜ?」
李衣菜「す、すみません!だけど……!」
「アタシらの誰とも面識ないって事は……リーダーの知り合いか?」
「何か随分賑やかになってるな、どうしたんだ?」
- 591 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:49:30.76 ID:LEs3tpnS0
-
「お、リーダー!」
「遅かったな……かわいいお客さんが来てるぜ」
「客?そんなもん呼んだ覚えなんてないぜ?」
「部外者だったらとっとと追い出……」
李衣菜「…………」
「……えっ?」
- 592 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:49:56.48 ID:LEs3tpnS0
-
李衣菜「やっぱり……見間違えじゃなかったんだね」
李衣菜「……なつきち」
夏樹「……だりー?」
- 593 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/11/15(火) 01:50:35.80 ID:LEs3tpnS0
-
今回はここまでです。
流石に遅すぎですね……申し訳ありません。
スピードアップって何だよ(哲学)
なつきちとか出されても、もうその辺の話忘れちゃったよって人は
1スレ目の>>660付近から読み返してもらうといいと思います。
あと未央のデッキのお披露目は大分先になりそうです……
それでは読んでくださった方、ありがとうございました。
いつも保守してくださる方、毎度毎度ありがとうございます。
- 594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/15(火) 02:16:40.51 ID:z2gn8MH5O
- 乙
ここでついになつきちがくるのか
- 595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/04(日) 11:39:28.35 ID:evwJP+ph0
- 保守
- 596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/19(月) 11:33:01.85 ID:cIqoMx9ZO
- 保守
- 597 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:14:16.67 ID:xlC0LiFH0
- 「リーダー?」
「やっぱりその子、夏樹の知り合い?」
李衣菜「あ、あの……」
夏樹「皆、悪いけど……先に帰っててくれるか?」
「え?」
夏樹「……頼む」
「お、おう、分かった……」
- 598 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:14:53.41 ID:xlC0LiFH0
-
…………
………
……
夏樹「…………」
李衣菜「…………」
夏樹「……久しぶり、だな」
李衣菜「うん……」
夏樹「今日は、一人で来たのか?」
李衣菜「ううん、私の今のパートナーと一緒に」
李衣菜「私の好きなロックを、その人にも聞いて欲しくってさ」
- 599 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:15:54.19 ID:xlC0LiFH0
-
夏樹「へぇ〜……」
李衣菜「な、何?」
夏樹「いやぁ、とうとうお前にも男が出来たんだと思ってさ」
李衣菜「なっ!?ちっ、違うよ!そんなんじゃないから!」
夏樹「じゃあ、女なのか?」
李衣菜「えっ?い、いや、男の人だけど……」
夏樹「ほら、それじゃあやっぱり……」
李衣菜「もうっ、違うったら!ウチの事務所のデュエルトレーナーさん!」
李衣菜「私のデッキを組まなくちゃいけないから、参考になるかなって思って来てもらったの!!」
- 600 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:16:33.94 ID:xlC0LiFH0
-
夏樹「はっはっは、そんなムキになんなって」
夏樹「分かってるよ、相変わらずからかいがいがあるなぁ」
李衣菜「むぅ……」
夏樹「ははは……」
夏樹「……そっか、まだ続けてるんだな、アイドル」
李衣菜「うん……デッキ作るの、中々うまくいかなくってさ」
李衣菜「アイドルになった頃の最初の気持ちを思い出す為に、ここに来たんだ」
李衣菜「そしたらなつきちが、ステージで歌ってるんだもん……びっくりしちゃった」
李衣菜「さっきの人達が、今のなつきちの仲間……なんだね」
- 601 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:17:11.97 ID:xlC0LiFH0
-
夏樹「ああ、癖のあるヤツばっかりだけど、本気でロックやろうって連中だ」
夏樹「……事務所辞めてから、そいつらと真剣にロックに向き合ってきた」
夏樹「技術を磨いたり、自分達で曲も作ったりしてさ」
夏樹「それで……ここから、またスタートしたかったんだ」
夏樹「お前と出会ったこの場所から、アタシのロックを……」
李衣菜「…………」
- 602 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:17:47.69 ID:xlC0LiFH0
-
夏樹「アタシは、これから自分のロックを磨き続ける」
夏樹「誰もが心を熱くするサウンドを聴かせられる……そんなロッカーになるのが目標だ」
夏樹「一度乗っかったアイドルって道を、中途半端なとこで降りたんだ」
夏樹「今度こそ、最後まで走りきらなくちゃならない」
夏樹「そうじゃなきゃ、示しがつかねぇよ……一緒に進んできたのに裏切っちまった皆にも」
夏樹「それから……傷つけちまった一番の親友にもな」
李衣菜「なつきち……」
李衣菜「…………」
- 603 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:18:47.23 ID:xlC0LiFH0
-
李衣菜「……そうだよなつきち、私はすごく怒ってるよ」
李衣菜「私にだけ何にも言わずに突然事務所出てって……」
李衣菜「すごく、ショックだった……なつきちの事、知らない間に傷つけてたのかなって思った……」
夏樹「……いいや、違うぜだりー」
夏樹「一方的にお前を傷つけたのは、アタシの方だ」
李衣菜「出ていくなら出ていくって言ってくれれば、ケンカだって出来たし、文句だって言えたのに……」
李衣菜「なのに、なつきちは……それさえさせてくれなかった」
夏樹「……ああ、お前の言う通りだ」
夏樹「アタシは……大馬鹿だ」
- 604 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:19:19.07 ID:xlC0LiFH0
-
李衣菜「そうだよ!なつきちはバカだよ!」
李衣菜「それに、久々に再会してみたら他の人とバンドなんか組んで……」
李衣菜「すごく……」
夏樹「…………」
李衣菜「すごくカッコよかった!!」
夏樹「…………ん?」
- 605 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:20:01.46 ID:xlC0LiFH0
-
李衣菜「何あの曲!?すっごい心が震えたんだけど!?」
李衣菜「演奏だって息ピッタリだったし!客席だってあんなに沸かせて!」
李衣菜「私を差し置いて自分だけあんなにロックなライブして!!」
李衣菜「なつきちのばかー!あほー!」
夏樹「お、おいちょっと待て……」
李衣菜「何っ!?」
夏樹「い、いや……何か怒るポイントズレて来てないか?」
夏樹「……アタシは、お前をこれ以上ないって位に傷つけた」
夏樹「さっきお前と再会した時、アタシはお前に殴られる覚悟だった」
夏樹「お前にはその権利がある、なのに……」
- 606 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:20:47.97 ID:xlC0LiFH0
-
李衣菜「私だって、ビンタの一発でも入れてやろうかと思ったよ」
李衣菜「……ステージの上のなつきちの姿を見た時、正直気持ちの整理がつかなかった」
李衣菜「驚きと、戸惑いと、それからちょっぴりの腹立たしさが混ざって……変な感じだった」
李衣菜「だけどね、曲を聴いてる内に、これだけは分かったんだ」
李衣菜「なつきちは、私の知ってるなつきちのままなんだって」
夏樹「…………!」
李衣菜「なつきちの覚悟が伝わってきたんだ」
李衣菜「本気でこういうロックをやりたかったんだっていう、そんな覚悟」
李衣菜「遠くに行っちゃったみたいで寂しかったけどさ、すっごくうれしかった」
- 607 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:21:26.58 ID:xlC0LiFH0
- 李衣菜「なつきちがどうして黙って行っちゃったのか、ずっと心につかえてたけど……もう、いいんだ」
李衣菜「なつきちが、自分の道を進めてるんなら……私は、何も聞かないよ」
夏樹「だりー……」
李衣菜「言っとくけど許した訳じゃないからね!」
李衣菜「私が落ち込んだのは本当なんだから!」
李衣菜「だから、ちゃんと……なつきちの目指すロッカーになって!」
李衣菜「そしたら……この件は水に流す!」
夏樹「お前……本当に、それでいいのかよ?」
- 608 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:22:07.12 ID:xlC0LiFH0
-
李衣菜「いいって言ってるじゃん、なつきちは不満?」
夏樹「それは……」
李衣菜「……分かった、それじゃあ1個だけいい?」
夏樹「え?」
李衣菜「私ね、今度初めてユニットデビューするんだ」
李衣菜「ほら覚えてる?DAGPって言って、プロダクション対抗のデュエルライブトーナメント!」
夏樹「……ああ、よく覚えてるぜ、いつか出られればいいなって、あの頃よく言ってたっけな」
夏樹「そっか……とうとう出られるようになったんだな」
李衣菜「うん、それで……」
李衣菜「なつきちに、見に来て欲しいんだ、私達のデュエルを……」
- 609 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:22:46.09 ID:xlC0LiFH0
-
夏樹「アタシが、デュエルを……」
李衣菜「……うん」
夏樹「……だりー、アタシはもう、アイドルを……デュエルの道を降りちまった」
夏樹「だから、デュエルは……」
李衣菜「分かってる、なつきちがどんな想いでアイドルを辞めたのか……」
李衣菜「だけど……それでも、見に来てほしい」
李衣菜「ただのお客さんとしてでいいから、さ」
夏樹「ただの客として、か……」
- 610 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:23:20.34 ID:xlC0LiFH0
-
李衣菜「……私ね、なつきちが居なくなってから、どうしようもなく凹んでた」
李衣菜「だけど、プロデューサーにも、事務所の皆にも励ましてもらって、支えてもらって……」
李衣菜「それに……なつきちの背中を追いかけるだけで、何も見えてなかった私を叱ってくれた人とか」
李衣菜「目指すものは違うけど、お互いに励ましあえるライバルにも出会えた」
李衣菜「本当に、いろんな人にいろんな事教えてもらって、少しは変われたと思うんだ……でもね」
李衣菜「なつきちが残してったものは……変わらずに、私がちゃんと受け継いでるから」
夏樹「アタシの、残したもの……?」
夏樹「…………!」
夏樹「お前、もしかしてあのカード……!」
- 611 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:23:50.85 ID:xlC0LiFH0
-
李衣菜「なつきちは、今の自分を見せてくれた」
李衣菜「今でも変わってないアツいハートを、自分の道を進む覚悟を」
李衣菜「今度は、私がなつきちに見せたいんだ」
李衣菜「私がこれまで歩いてきた道のり、全部デッキに込めて戦うから……」
李衣菜「だから……見に来てよ、今の私を」
夏樹「だりー……」
- 612 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:24:17.77 ID:xlC0LiFH0
-
李衣菜「あはは、何か随分話し込んじゃった」
李衣菜「一緒に来た人待たせてるから、もう行くね?」
李衣菜「また、なつきちのライブ見に行くから……」
李衣菜「だから……絶対、見に来てね」
李衣菜「……それじゃ!」タッ
夏樹「あ、おい……!」
タッタッタッ・・・
- 613 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:24:46.79 ID:xlC0LiFH0
- 李衣菜「…………ふぅ」
コナミ「李衣菜」
李衣菜「あ……」
李衣菜「ごめんなさい、私……」
コナミ「もういいのか?もっと話してきてもよかったんだぜ?」
李衣菜「……ううん、今のなつきちには待ってる人達がいるから」
李衣菜「なつきちの今の時間を、奪いたくないんだ」
コナミ「……そうか」
- 614 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:25:20.19 ID:xlC0LiFH0
-
李衣菜「コナミさん、これから事務所に行っていいですか?」
コナミ「フフ、どうやら大分やる気になったみたいだな」
李衣菜「はい……!あんなステージを見せられて、燃えるなって方が無理です!」
コナミ「ああ、お陰で俺の方も湧いてきたからな……インスピレーションってヤツが」
李衣菜「…………!!」
コナミ「見せるんだろ?今の李衣菜を」
李衣菜「だとしたら、いい加減デッキを完成させないとな」
李衣菜「……はいっ!」
- 615 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:25:53.73 ID:xlC0LiFH0
-
夏樹(……アイツ、言うだけ言って帰っちまった)
夏樹(今の自分を見に来い、か……)
夏樹(あの時……アタシはアイツに嫌われる覚悟で事務所を離れた)
夏樹(とことん嫌われて、アタシの事なんか、とっくに忘れてるんだと思ってた)
夏樹(なのに……)
だりー、もしアタシがここから出て行くことになったら
……その時はこのレッドアイズ、お前が使ってくれよ
夏樹「真紅眼……」
夏樹「あの時のアタシとの約束を、今も……」
- 616 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/21(水) 01:26:23.89 ID:xlC0LiFH0
- 今回はここまでです。
だいぶ遅れましたがモバマス5周年、おめでとうございます。
遊戯王と同じ位、息の長いコンテンツになってほしいものです。
というか遊戯王の方も春からいよいよアニメ6作目ですね。
楽しみだなぁ(アークファイブから目を背けながら)
それでは読んでくださった方、ありがとうございました。
- 617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/21(水) 11:15:27.61 ID:GyeR1/cDo
- 更新乙です!
今のカードプールでレッドアイズ組むと普通に強いから困るなw
- 618 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:01:11.90 ID:GORqiirq0
-
数日後
コナミ「……よし、かな子は一旦ここで終わりだな」
コナミ「とりあえず、今の課題は先の事も考えてカードを切る事」
コナミ「やられそうになったら、莉嘉に繋ぐためにカードを伏せて残してやるのも大事だ」
かな子「は、はいっ!」ソワソワ
コナミ「よし、じゃあ次は莉嘉の番だな」
莉嘉「う、うん!」ソワソワ
コナミ「…………」
李衣菜「ど、どうしたの?」ソワソワ
- 619 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:03:34.16 ID:GORqiirq0
-
コナミ「……お前ら、今日はやたら落ち着きが無くないか?」
ちひろ「無理もありませんよ」
コナミ「ちひろさん?どういう事だ」
ちひろ「何せ、今日はDAGP予選トーナメントの組み合わせ抽選会ですから」
コナミ「抽選会、って事は……」
莉嘉「……アタシ達の対戦相手が、今日決まるんだって」
- 620 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:05:39.84 ID:GORqiirq0
-
コナミ「何だそんな事かよ……最終的に全員ぶっ倒すんだからどうだっていいだろ?」
李衣菜「むぅ、他人事だと思って……」
かな子「そ、そうですよ!強いところと当たったらと思うと、私気が気じゃなくて……」
コナミ「はぁ……こりゃ練習にならねぇな、組み合わせはいつ分かるんだ?」
ちひろ「プロデューサーさんと卯月ちゃんが今抽選会の会場に行ってます」
ちひろ「組み合わせ抽選会と言ってもちゃんとしたイベントなので、公表されるのは今日の夕方位になりそうですね」
- 621 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:06:14.95 ID:GORqiirq0
- …………
………
……
DAGP予選トーナメント抽選会
アイドル控え室
ザワザワ……
卯月(わぁ……すごい女の子の数)
卯月(皆それぞれが、プロダクションの代表って事だよね……?)
卯月(この中から勝ち上がらなきゃ……)
- 622 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:06:51.83 ID:GORqiirq0
-
卯月(……ううん、皆これまで頑張ってきたもん!)
卯月(コナミさんだってサポートしてくれるし、きっと大丈夫!)
卯月(でも、抽選会かぁ……私、クジ運そんなに良くないからなぁ……)
卯月(李衣菜ちゃん達のためにも、最初から強いところに当たりませんように……!)
卯月(それにしても……)
「卯月ちゃんだ……」
「あれがDLCで優勝した……」
卯月(うぅ……何だかすごく視線を感じるよぉ……)
- 623 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:07:18.65 ID:GORqiirq0
-
「ねぇ……アンタ、島村卯月だよね?」
卯月「ひゃ、ひゃいっ!?」
「あっ!急に声掛けたりしてごめんね?」
「だけど、アンタにはちゃんとアイサツしときたくってさ」
卯月「えっ?……あ、あなたは!」
卯月「城ヶ崎、美嘉ちゃん?」
美嘉「一応初めまして、だよね?莉嘉がいつも、お世話になってまーす★」
卯月「あっ、いえ!こちらこそ!」
- 624 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:07:53.30 ID:GORqiirq0
-
美嘉「ふふっ、そんなに畏まんなくっていいって★」
美嘉「それより大丈夫?何か緊張してない?」
卯月「えっと、それが……」
美嘉「……あー、そりゃ今年のDLC優勝者となれば、皆注目するよね」
美嘉「去年アタシもあんな感じで見られてさ……同じアイドルなんだから、別に特別視する事なんかないのに」
美嘉「まぁ、堂々としとけばいいじゃん?強い事は本当なんだしさ」
卯月「そ、そういうものでしょうか……」
- 625 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:08:21.92 ID:GORqiirq0
-
美嘉「うんうん、あんまり気にしない方がいいって……あ、そうだ!」
美嘉「アンタ達……こないだ、アタシの事つけてたんでしょ?」
卯月「あっ……そ、それは……」
美嘉「もー、あの後莉嘉に質問攻めにあって大変だったんだからね〜?」
卯月「ご、ごめんなさい!コナミさんが珍しくデュエル以外の事で頭がいっぱいだったみたいだから……」
卯月「その、未央ちゃんが、デートなんじゃないかって……」
- 626 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:08:50.66 ID:GORqiirq0
-
美嘉「アイツとアタシが?あははっ、無い無い!」
美嘉「アイツとはその前の日に会ったばっかりなんだから、そんな事にはならないって★」
卯月「で、ですよね!あはは……」
卯月「あの……ちなみに、あの時どんな話を……?」
美嘉「……え?あ、アイツから何も聞いてない?」
卯月「それが、結局教えてくれなくって……」
美嘉「あ、あー……そうなんだ、まぁそりゃ気になるよねー」
美嘉(アイツ〜、バレてんだったらちゃんとフォローしとけっての!)
卯月「…………?」
- 627 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:09:19.22 ID:GORqiirq0
-
美嘉「あー、んっとね……」
美嘉「……ほら!トーナメントに出られた者同士、顔合わせでもしようかと思ってさ!」
卯月「顔合わせ、ですか?」
美嘉「そ!DAGPともなると、デュエルのレベルも高くなるからさ」
美嘉「新しい戦術とか去年のトーナメントがどうだったかとかを共有したくて、蘭子ちゃんも一緒にアタシが誘ったの」
美嘉「共同戦線って訳じゃないけど……情報交換ってやつ?」
美嘉「まぁそれでも、他のプロダクションの子と会うって事だから、皆に内緒にしたかったんじゃないかな?」
卯月「な、なるほど……」
美嘉「うん★そーいう訳で、アイツとはホントに何もないからさ」
美嘉「アンタ達の大事なデュエルトレーナーを取ったりなんてしないから、安心してね★」
卯月「は、はぁ……」
- 628 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:09:52.65 ID:GORqiirq0
-
ガチャッ
スタッフ「はい、それじゃあこれから抽選を始めていきます」
スタッフ「10人単位で進めていきますので、呼ばれた方はスタジオの方に移動お願いしまーす」
スタッフ「まずはCuプロの……」
卯月「10人単位……?」
美嘉「なるほど、去年と同じ進行って感じかな」
卯月「そういえばさっき去年のって……美嘉ちゃんは去年もDAGPに?」
美嘉「うん、予選トーナメントの2回戦でやられちゃったんだけどね」
美嘉「今年は決勝トーナメント行きたいなぁ……でもそうなると、アンタと戦う事になっちゃうかもね」
- 629 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:10:29.30 ID:GORqiirq0
-
スタッフ「Paプロ、城ヶ崎美嘉さん」
スタッフ「そしてCGプロ、島村卯月さん」
美嘉「!」
卯月「!」
スタッフ「以上、呼ばれた方はスタジオへどうぞ」
卯月「い、いきなり呼ばれちゃった……」
美嘉「先でも後でも変わんないって、どうせ決まるのは全員終わってからなんだからさ」
美嘉「じゃあ行こっか、卯月」
卯月「は、はい!」
- 630 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:11:14.16 ID:GORqiirq0
- …………
………
……
一方
抽選会会場
モバP(ふぅ……お偉いさんへのあいさつ回りは一通り済んだな)
モバP(そろそろ抽選が始まる時間か、卯月の出番は……)
モバP(うお、最初の10組か……てことは組み合わせ決まるまで待機って事になるな)
女の子「あ、あのっ、すみません!」
モバP「ん?」
モバP(女の子?どこかのプロダクションのアイドルか?)
- 631 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:11:51.98 ID:GORqiirq0
- 女の子「抽選会、ひょっとしてもう終わってしまったんですか!?」
モバP「えっ、これから始まるところだよ?」
女の子「え!?で、でも他のアイドルの人は……」
モバP「いや、今日は人数も多いから、何回かに分けて抽選を行う段取りになってる」
モバP「アイドルは一旦控え室で待機して、スタッフに呼ばれたらスタジオ入りだよ」
モバP「時間的に、そろそろ最初の10人の抽選が始まるはずだ」
女の子「……そうだ、思い出した」
女の子「昨日、プロデューサーさんと確認したはずなのに……」
女の子「どうしよう……私のせいで、皆失格になっちゃう……」ジワ…
モバP「えっ!?だ、大丈夫だよ!それ位で失格になんてならないって!」オロオロ
- 632 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:12:35.46 ID:GORqiirq0
- …………
………
……
スタジオに移動中……
卯月「ところで、何で10人ずつ抽選なんでしょう?」
美嘉「まぁ、これも一種のイベントだからね、クジ引くだけじゃ流石に絵的に寂しいでしょ?」
美嘉「だから、出場者の軽い撮影会も兼ねてるんだ」
美嘉「去年は確か……クジを引いて、撮影があって、カメラに向かって意気込みを言って終わりだったかな」
卯月「えっ?い、意気込みなんて考えてなかったです……」
美嘉「ふふっ、だったら今の内にコメント考えといた方がいいよ?」
卯月「うぅ〜、何て言おうかな……」
どんっ!
卯月「きゃっ!?」
「うわっ!?」
- 633 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:13:04.41 ID:GORqiirq0
-
美嘉「ちょ、ちょっと大丈夫!?結構派手にぶつかったけど……」
卯月「いったぁ〜……ご、ごめんなさい!私……あっ!」
卯月「あなたは……!」
ブルーノ「いたたた……はは、また会ったね」
卯月「蘭子ちゃんの、プロデューサーさん?」
美嘉「えっ、蘭子ちゃんの……」
美嘉(てことはこの人、もしかしてアイツの……!)
ブルーノ「ごめんね、すごく急いでたんだ……怪我は無かった?」
卯月「あ、はいっ!」
- 634 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:14:06.15 ID:GORqiirq0
-
ブルーノ「そうか、君はCGプロの代表で来たんだね」
ブルーノ「それから……」チラッ
美嘉「あ……えっと」
ブルーノ「ああ、城ヶ崎美嘉さんだね、初めまして」
ブルーノ「いつも蘭子と仲良くしてくれて、ありがとう」ニコッ
美嘉「は、はい……」
ブルーノ「そういえば今日は、コナミは一緒じゃないの?」
卯月「いえ、今日はプロデューサーさんと一緒なので……」
- 635 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:14:50.60 ID:GORqiirq0
-
ブルーノ「そうか……ああーっ!そうだった、こうしちゃいられない!」
卯月「えっ!?どうされたんですか?」
ブルーノ「実は、一緒に来たウチのアイドルが迷子になっちゃったみたいで……」
美嘉「えっ!?」
卯月「まっ、迷子!?」
ブルーノ「うん、さっきスタッフの人から連絡があって、控え室に来てないって言うんだ」
美嘉「確かに、この建物結構広いもんね」
美嘉「それに控え室も会場から結構遠いとこにあったし、初めての子は迷っちゃうかも……」
- 636 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:15:30.90 ID:GORqiirq0
- ブルーノ「ああ……僕がもっとしっかり確認しておけば……!」
ブルーノ「早く探しに行かなきゃ……!」
卯月「……あ、あの、私も一緒に探します!」
ブルーノ「えっ?」
美嘉「う、卯月!?だけどアンタこれから……」
卯月「抽選まで、時間は少しだけ残ってますから」
卯月「私が同じ立場だったら、不安で押しつぶされちゃうと思うんです」
卯月「だから、その……きっとその子も今、すごく心細いんじゃないかなって……」
ブルーノ「卯月さん……」
- 637 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:16:05.70 ID:GORqiirq0
-
卯月「み、美嘉ちゃん、あの……!」
美嘉「……はぁ、お人よしなんだから」
美嘉「卯月がそこまで言ってるのに、アタシだけ先に行くなんて出来る訳ないでしょ?」
美嘉「分かった、同じアイドルのよしみで、助けてあげる★」
美嘉「言っとくけど、アタシ達の抽選が始まるまでだからね?」
ブルーノ「……2人とも済まない、恩に着るよ」
- 638 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:18:06.38 ID:GORqiirq0
- …………
………
……
モバP「……少しは落ち着いたかい?」
女の子「はい……ごめんなさい」シュン
モバP「はは、もう気を落とさなくたって大丈夫だよ」
モバP「俺からスタッフに事情を話して、君は出番までこのスタジオで待機って事になっただけなんだから」
モバP「……そういえば、君のプロデューサーは?」
モバP「各プロダクションの関係者は、皆スタジオに入ってるはずなんだけど……」
- 639 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:22:36.80 ID:GORqiirq0
- 女の子「さっき探してみたんですけど、ここには居なくて」
女の子「だからきっと、プロデューサーさんも私の事探してるんだと思います……」
モバP「うーん、そうか……」
女の子「はぁ……せっかく、こんな大役を任せてもらえたのにな……」
モバP「……これが、初めての仕事だったのかい?」
女の子「はい、実は私、事務所の中でもアイドルになってから日が浅くって」
女の子「今の事務所に入ってからも、プロデューサーさんにデュエルの事を沢山教えてもらってたんです」
女の子「その……私、緊張しいだから他の人よりデュエルの練習は一杯しなきゃって思って」
モバP「…………」
- 640 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:26:25.29 ID:GORqiirq0
-
女の子「そんな中で、一緒に養成所に入ってた友達が他のプロダクションでブレイクして……」
女の子「もっと頑張らなきゃって思ってた矢先に、プロデューサーさんがこの仕事を私に任せてくれたんです」
女の子「デュエルも大事だけど、アイドルなんだからお仕事もやってみないかって」
女の子「でも……」
モバP「……大丈夫だよ、君はまだ失敗なんてしてないじゃないか」
女の子「え?だけど……」
- 641 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:26:52.40 ID:GORqiirq0
-
モバP「あー、まぁ確かに集合場所を間違えるってのはあんまり褒められた事じゃないけどな」
モバP「だけど……君のプロデューサーが今君を必死に探してるのは、君に期待しているからじゃないかな?」
女の子「私に……?」
モバP「ウチにも養成所出身のアイドルが居るから分かる、アイドルとして輝きたいという気持ちは人一倍強い子だ」
モバP「養成所でのレッスンも、どれだけ大変か分かってるつもりだ……だから、俺はいつも思ってるよ」
モバP「その子をステージの上で、目一杯輝かせてやりたいって」
モバP「きっと、君のプロデューサーも、君に対して同じ事を思ってるはずだよ」
女の子「…………!」
ブルーノ「い、居た!やっと見つけた!」
- 642 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:27:28.11 ID:GORqiirq0
-
モバP「あっ!」
女の子「ぷ、プロデューサーさん!」
ブルーノ「あぁ、良かった……間違ってスタジオの方に直接来てたんだね……」
女の子「ごめんなさい!私、私……!」
ブルーノ「大丈夫だよ、それより、君に何もなくてよかった」
モバP(ああ、よかった……)
卯月「プロデューサーさんっ!」
- 643 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:28:15.11 ID:GORqiirq0
-
モバP「卯月!……と、君は……」
美嘉「ぴ、Paプロの城ヶ崎美嘉、です……莉嘉がいつもお世話になってます」
モバP「いいえ、こちらこそ……ふふ、莉嘉のお姉さんなんだから、気兼ねせずにもっと砕けてもらって大丈夫だよ」
美嘉「そ、そう?じゃあ遠慮なく、普段の感じで行かせてもらうね★」
モバP「うん、それにしても2人共、時間ぎりぎりだったな……迷ったのか?」
卯月「えっと、私達が迷ったんじゃなくて、迷子になってたアイドルの子を探してて……」
モバP「あぁなるほど、彼女を一緒に探してたのか……偉いな、卯月」
卯月「えへへ……」
美嘉「でもさぁ、迷子だと思ってたら先にスタジオに入ってたって、ホント人騒がせなんだから……」
美嘉「まぁでも、見つかってよかったかな」
- 644 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:28:41.04 ID:GORqiirq0
-
ブルーノ「あ!そうだ、君を探すのをこの2人が手伝ってくれたんだ」
ブルーノ「知ってるだろうけど紹介するよ、彼女はCGプロダクションの……」
女の子「う、卯月ちゃん!?」
卯月「えっ……!?」
ブルーノ「ああ、やっぱり知ってるよね」
ブルーノ「卯月さん、彼女は僕のプロダクションの……」
卯月「……美穂、ちゃん?」
ブルーノ「……えっ?」
- 645 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/12/31(土) 12:29:11.38 ID:GORqiirq0
-
今回はここまでです。
これが今年最後の更新となります。
今年はあまり話が進まず、申し訳ありませんでした。
出したいアイドルとか、使ってもらいたいデッキとかは頭にあって
デュエルを早く書きたいとは思ってるんですが、
書く時間と技量が足らず、ズルズルと引き延ばしになってしまいました。
これからも相変わらず亀更新となりそうですが、来年はもうちょっと頑張りたいと思います。
それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
よいお年を。
- 646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 13:12:49.73 ID:8MaV0zEUo
- 乙
- 647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 13:25:04.42 ID:hG8eTehS0
- 昨日読みはじめて追い付いてしまった…
続き待ってます
- 648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 16:59:08.66 ID:LK8SRifLo
- 乙ー
こっひ、いったい何デッキなんだろうか……
よいお年を!
- 649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/02(月) 00:59:42.52 ID:XSCBzS9s0
- 乙。
あけおめ
- 650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/01/23(月) 17:46:18.22 ID:D8rN6Ryu0
- 保守
- 651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/02/14(火) 23:32:54.88 ID:hUmeUmPc0
- ほしゅ
- 652 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:02:35.00 ID:xUoMk6sD0
-
卯月美穂「…………!」パァァ
卯月「美穂ちゃんっ!」ダキッ
美穂「卯月ちゃんっ!」ハグッ
モバP「う、卯月?」
美穂「もしかして……」
ブルーノ「2人は……知り合い?」
- 653 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:03:11.02 ID:xUoMk6sD0
-
美穂「はいっ!同じ養成所で、一緒にレッスン受けてたんです!」
卯月「こんなところでまた会えるなんて……!」
モバP「同じ養成所……」
モバP「それじゃあ……さっき言ってたブレイクした友達ってのは……!」
スタッフ「あのー……島村卯月さん」
卯月「えっ?は、はいっ!?」
スタッフ「これから抽選と撮影に入りますので、準備をお願いします」
卯月「あ……そ、そうですか」
美穂「えへへ、まずはお仕事だね」
- 654 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:03:59.22 ID:xUoMk6sD0
-
…………
………
……
スタッフ「それじゃあ撮影の方から、お願いしまーす」
卯月「はいっ!よろしくお願いしますっ!」
美穂「…………」
ブルーノ「まさか、君が彼女と友達だったとは思わなかったよ」
美穂「……はい、私が養成所に入った頃からずっと」
美穂「休みの日も一緒にお買い物に行ったりして、どこに居ても一緒でした」
美穂「養成所のレッスンが辛くて、同期の子はほとんど辞めちゃったけど」
美穂「それでも、卯月ちゃんと一緒に励まし合いながら乗り越えていけました」
美穂「お互いに立派なアイドルになってから、一緒にお仕事できたらいいねって、いつも話してたんです」
- 655 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:04:36.57 ID:xUoMk6sD0
-
ブルーノ「そうか……とても仲が良かったんだね」
美穂「……でも、卯月ちゃんはもうずっと前に進んじゃって」
美穂「もう、すっかり置いて行かれちゃったなぁ……」
ブルーノ「……確かに彼女は、君よりもずっと先に進んでしまったかもしれない」
ブルーノ「でも、君だってこれまで無駄に過ごしてきた訳じゃないはずだよ」
美穂「う……そ、それはそうなんですけど、やっぱり、その……」
ブルーノ「不安かい?」
美穂「……はい、自信を付けるために、プロデューサーさんにずっとレッスンに付き合ってもらってたのに」
美穂「いざ人前に立つ事になると、全然緊張が取れなくて……」
美穂「またヘマをして、スタッフさん達を怒らせてしまわないか、心配で……」
- 656 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:05:15.55 ID:xUoMk6sD0
-
ブルーノ「美穂……」
ブルーノ「……大丈夫!その時は、かわりに僕が怒られるから」
美穂「ええっ!?だっ、ダメですよそんなの!」
ブルーノ「あはは、なんて事はないよ、怒られるのには慣れてるんだ」
ブルーノ(……主にジャックのおかげで)
- 657 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:05:55.33 ID:xUoMk6sD0
-
美穂「だ、だけど……」
ブルーノ「……僕はずっと見てきた、弱音を吐かずに、僕のデュエルレッスンに真剣に取り組む君の姿を」
ブルーノ「きっと、卯月さんとの約束が、君の原動力になっていたんだと思う」
ブルーノ「積み重ねてきた努力が大きいから、きっとその分不安になってしまうんだ」
美穂「…………!」
ブルーノ「それで失敗して、君を責める人が居ても、その時は僕がいくらだって受け止める」
ブルーノ「僕だけは、君の努力をずっと見てきたからね」
ブルーノ「だから美穂は自分らしく、アイドルに取り組めばいい」
ブルーノ「君が思い切ってアイドルやれるように……僕が、君を守るよ」
- 658 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:06:37.94 ID:xUoMk6sD0
-
美穂「プロデューサーさん……」
美穂「……ふふっ」
ブルーノ「?……どうしたの?」
美穂「ご、ごめんなさい、今のセリフ、何だか王子様みたいだなって」
ブルーノ「えっ?そ、そうかな?」
美穂「はいっ……でも、そうですよね」
その子をステージの上で、目一杯輝かせてやりたい
きっと、君のプロデューサーも、君に対して同じ事を思ってるはずだよ
美穂「……プロデューサーさんが守ってくれてるのに、私が立ち止まってる訳には行かない」
美穂「だから今日は……うまくできないかもしれないけど、頑張ってみますねっ!」
ブルーノ「……うん、その意気だね」
- 659 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:07:14.20 ID:xUoMk6sD0
-
卯月「美穂ちゃんっ!」
美穂「あっ、卯月ちゃん!もう終わったんだ!」
卯月「えへへ、何とかね」
ブルーノ「せっかく友達と再会できたんだ、2人で話して来たら?」
美穂「えっ、いいんですか?」
ブルーノ「もちろん!久しぶりに会えたんでしょ?美穂の出番までは時間もあるし、ゆっくり話しておいで」
ブルーノ「少しは緊張もほぐれるかもしれないよ?」ニコッ
美穂「プロデューサーさん……!」
卯月「あ、ありがとうございますっ!」
ブルーノ「うん、出番が近づいたら教えるよ」
- 660 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:08:00.31 ID:xUoMk6sD0
-
ブルーノ「…………」
美嘉「へぇー、結構いいところあるじゃん、王子様?」
ブルーノ「君は……」
ブルーノ「そういえば、まだお礼を言ってなかったね」
ブルーノ「……本当に君には助けられたよ、ありがとう」
美嘉「大げさだって、美穂ちゃんだって結局スタジオに居た訳だし……」
ブルーノ「いや、君にはまだお礼を言わないといけない事がある」
美嘉「え?……あー、コナミの事ね」
- 661 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:09:11.04 ID:xUoMk6sD0
-
ブルーノ「……彼とは、もう2度と会えないと思っていた」
美嘉「やっぱり、知り合いだったんだ……アイツと」
ブルーノ「ああ……僕の、かけがえのない仲間だ」
ブルーノ「だけど、無関係の君を巻き込んでしまったね……すまない」
美嘉「別に、謝る事なんかないって」
美嘉「正直、別の世界なんて言われても、まだピンと来てないしさ」
美嘉「それに、アンタもアイツも、少なくとも悪いヤツじゃないんでしょ?」
ブルーノ「そ、それは……」
- 662 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:09:46.13 ID:xUoMk6sD0
-
美嘉「え?悪いヤツなの?」
ブルーノ「う、ううん!そんな事は……無いよ」
美嘉「でしょ?なら全然平気じゃん★」
スタッフ「城ヶ崎美嘉さん、そろそろ準備お願いしまーす」
美嘉「あ、はーい!」
美嘉「……あのね」
ブルーノ「?」
- 663 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:10:16.38 ID:xUoMk6sD0
-
美嘉「アンタ達が何者で、どんな事をしてきたのかは分かんないけどさ」
美嘉「少なくとも、蘭子ちゃんはそんな事抜きでアンタの力になりたいって思ってるよ」
美嘉「アンタの事、すごく心配してたんだから」
ブルーノ「……ああ、分かってる、心配を掛けた事は反省してるよ」
美嘉「だったら、ちゃんと蘭子ちゃんの事、見てあげてね?」
美嘉「蘭子ちゃんにとって、プロデューサーはアンタしかいないんだから」
美嘉「蘭子ちゃんのライバルとして……友達として、お願い」
美嘉「……なーんて★余計なお世話だったかな」
- 664 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:10:52.74 ID:xUoMk6sD0
-
ブルーノ「……いいや、君の言う通りだね」
ブルーノ「蘭子達を導いてあげられるのは、僕しかいない」
ブルーノ「だから絶対、連れて行ってみせるよ……トップアイドルのステージへ」
ブルーノ「そして……君やコナミにも勝つ」
美嘉「……うん、アタシも楽しみにしてる」
美嘉「それじゃ、トーナメントで当たった時はよろしくね★」
ブルーノ「ああ」
ブルーノ(悪いヤツでは無い、か……)
- 665 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:11:25.64 ID:xUoMk6sD0
-
…………
………
……
美穂「2人でこうやって話すの、久しぶりだね」
卯月「うん、最近は電話でも話せてなかったから……」
美穂「そうそう、2人とも事務所に配属されてから毎日のように電話してたよね」
美穂「それが、卯月ちゃんがブレイクしてから、中々時間が取れなくなって……」
卯月「う、うん……ごめんね」
美穂「あ、謝る事なんかないよ!忙しいのはアイドルとしていい事だし!」
美穂「それに……テレビで、卯月ちゃんが頑張ってる姿見てたら」
美穂「私も負けないように頑張らなきゃって、思えたから」
卯月「美穂ちゃん……」
- 666 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:12:09.86 ID:xUoMk6sD0
-
美穂「……何だか、不思議な感じだなぁ」
卯月「えっ?」
美穂「最後に直接会ったのが、養成所に居た時で……お互い、まだアイドルの卵だったのに」
美穂「今日久しぶりに会った卯月ちゃんは、すっかり立派なアイドルになってた」
卯月「そ、そんな事ないよ!私なんてまだまだ未熟者で……」
卯月「事務所の皆にだって、助けてもらってばっかりだし……」
美穂「ううん……だって私、見てたから」
卯月「見てた……?」
美穂「卯月ちゃんの、DLCでのデュエル」
卯月「あ……」
- 667 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:13:13.10 ID:xUoMk6sD0
-
美穂「拓海さんや晶葉ちゃんの対戦相手として、卯月ちゃんが出てきたとき、すっごく驚いたの」
美穂「2人ともすごく鍛えてもらって、デュエルの腕だって確かだったはずなのに……卯月ちゃんは、そんな2人に勝っちゃうんだもん」
美穂「それに、あの決勝戦のデュエル……勝ち負けを超えて、2人共すっごくキラキラしてた」
美穂「お客さん達が、2人のデュエルに夢中になって……私も、ずっと目が離せなかった」
美穂「卯月ちゃんが、私よりもずっと先に行っちゃったんだなぁって思って、少し寂しかったけど」
美穂「でも、とっても嬉しかったんだ……」
美穂「ずっと……ずっと、卯月ちゃんが頑張ってるのを隣で見てきたから」
卯月「…………!」
- 668 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:13:59.59 ID:xUoMk6sD0
-
美穂「だから、卯月ちゃん……」
美穂「本当に……本当に、おめでとう……」
美穂「えへへ……今更だけど、ようやく言えてよかった」
卯月「……うん、ありがとう、美穂ちゃん」
卯月「でも……今度は美穂ちゃんの番だよ」
美穂「えっ?」
- 669 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:14:34.63 ID:xUoMk6sD0
-
卯月「私だって、美穂ちゃんが一生懸命頑張ってきたのを、ずっと見てたから」
卯月「私にも出来たんだから、美穂ちゃんにだって絶対出来るよ!」
卯月「美穂ちゃんが立派なアイドルになるの、私ずっと待ってるから!」
卯月「……えへへ、私ももっと頑張らなきゃなんだけどね」
美穂「卯月ちゃん……」
ブルーノ「それなら、まずはこの仕事をしっかりこなして自信をつけないとね」
美穂「ひゃあっ!?」
卯月「み、美穂ちゃんのプロデューサーさん?」
- 670 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:15:07.05 ID:xUoMk6sD0
-
ブルーノ「あはは、びっくりした?」
美穂「も、もうっ!プロデューサーさんっ!」
ブルーノ「ごめんごめん、でもその調子なら、緊張は大分ほぐれたみたいだね」
ブルーノ「そろそろ時間だ、準備しようか」
美穂「は、はいっ!」
卯月「頑張って!ファイトっ!」
美穂「うんっ!」
美穂「それじゃ、プロデューサーさん!行ってきますっ!」
ブルーノ「うん、美穂らしくを忘れずにね」
美穂「はいっ!」
- 671 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:15:43.85 ID:xUoMk6sD0
-
卯月「…………」
ブルーノ「……卯月さん」
卯月「は、はい?」
ブルーノ「美穂に聞いたよ、養成所での事」
ブルーノ「君の存在は、美穂にとって大きな支えになっていたんだね」
卯月「……はい、私にとっても、美穂ちゃんは大切な友達です」
ブルーノ「……美穂はあの通り、自分に中々自信が持てない子だ」
ブルーノ「きっと、これからいくつもの壁にぶつかる」
ブルーノ「でもそんな時、君と頑張ってきた思い出が、美穂を支えてくれると思う」
ブルーノ「だから……これからも、美穂と支え合う関係で居てくれるとうれしい」
卯月「……は、はい!もちろんですっ!」
ブルーノ「うん、ありがとう」ニコッ
- 672 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:16:14.46 ID:xUoMk6sD0
-
…………
………
……
モバP「卯月、もうよかったのか?」
卯月「はいっ、そろそろ美穂ちゃんの出番みたいなので」
卯月「だから、その……美穂ちゃんの撮影、近くで見に行っちゃダメですか?」
モバP「フッ、同じアイドルを志してきた友達だもんな」
モバP「分かった、行ってこい」
モバP「でも、スタッフさんに迷惑かけないようにな」
卯月「はいっ!」
- 673 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:16:52.61 ID:xUoMk6sD0
-
モバP「…………」
ブルーノ「……あの」
モバP「あなたは、美穂さんの……」
ブルーノ「先ほどは美穂を助けて頂き、ありがとうございました」
ブルーノ「卯月さんにもご迷惑をお掛けして、何とお礼を言ったらいいか……」
モバP「い、いえ!こちらこそ……あの、良かったら名刺を……」
ブルーノ「ええ、喜んで」
モバP「……TG、プロダクション?」
モバP「もしかして……向井拓海さんや、池袋晶葉さんの?」
- 674 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:17:26.27 ID:xUoMk6sD0
-
ブルーノ「あはは、DLCでは僕達の完敗でした」
モバP「そんな事はない……紙一重の勝負だったと思ってます」
ブルーノ「いいえ、おかげで2人共、一から鍛えなおしだって張り切ってます」
ブルーノ「成長のきっかけをくれた卯月さんには、感謝の言葉のありません」
スタッフ「それじゃあ撮影に入っていきますねー」
スタッフ「笑顔でお願いしまーす」
美穂「は、はいっ!」
モバP「……美穂さん、これが初めての仕事らしいですね」
ブルーノ「え?」
- 675 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:18:40.46 ID:xUoMk6sD0
-
モバP「先ほど、美穂さんに聞いたんです」
モバP「事務所に在籍してからも、あなたからデュエルを教わっていたと」
ブルーノ「……ええ、美穂本人からの強い希望で、デュエルレッスン中心にして欲しい、と」
モバP「プロデュースに加えて、デュエルレッスンまで……同じプロデューサーとして、尊敬します」
ブルーノ「……いいえ、そんな事はありません」
モバP「?」
- 676 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:19:12.71 ID:xUoMk6sD0
-
ブルーノ「僕が教えてあげられるのは、デュエルしかありません」
ブルーノ「歌やダンスは、どうしても他のトレーナーにお願いするしかなくて……」
ブルーノ「ステージに立つ彼女達が裏でしている努力や苦労を考えれば、僕が彼女達にしてあげられる事は、あまりにも少ない」
ブルーノ「美穂だって、もっと僕が力になって自信をつけてあげられれば、もっと早くデビュー出来たのかもしれない……」
モバP「…………」
美穂「TGプロ代表、こ、小日向美穂ですっ!」
美穂「優勝目指して、がっ、頑張りまひゅ!」
スタッフ「もう1テイクいってみようか」
スタッフ「緊張しなくて大丈夫だからねー」
美穂「は、はひっ!?」
アハハハハ…
- 677 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:20:07.35 ID:xUoMk6sD0
-
ブルーノ「…………」
モバP「俺も、同じですよ」
ブルーノ「……同じ?」
モバP「俺には、あなたのようにデュエルを教えられる技術もありません」
モバP「最初の頃はろくにステージに立たせてやる事も出来ませんでした」
モバP「それが、信頼できるデュエルトレーナーに出会えて、卯月がDLCで優勝してくれて……」
モバP「それがきっかけで、ようやく皆にアイドルらしい仕事も取ってやれるようになってきました」
モバP「おかげで、今ではDAGPに参加する権利まで得る事が出来た……」
モバP「……でも同時に、俺自身が本当にアイツらの役に立っているか、不安になる事があるんです」
- 678 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:20:49.40 ID:xUoMk6sD0
-
モバP「……だけど、アイツらは変わらず俺についてきてくれてます」
モバP「その日あった事なんかを、嬉しそうに話してくれるんですよ」
モバP「レッスンでここがうまくいったとか、スタッフさんに褒められたとか……」
モバP「俺が不甲斐ないせいで、長い時間待たせたって言うのに……」
ブルーノ「……それはきっと、あなたが常に彼女達の一番近くにいたからです」
ブルーノ「あなたの存在自体が……彼女達にとって支えなんだと思います」
モバP「フッ……そう思ってくれてるのなら、プロデューサー冥利につきますね」
モバP「でもそれは、あなただって同じなはずです」
ブルーノ「えっ?」
- 679 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:21:28.61 ID:xUoMk6sD0
-
モバP「DLCが終わった後、卯月が言ってたんです」
モバP「拓海さんが、優勝してあなたに報いたいと言っていたと」
モバP「自分を見つけてくれたあなたに、恩を返したい……」
モバP「デュエルしている最中も、その想いが伝わってきたと……」
ブルーノ「拓海が……」
モバP「……あなたはちゃんと、アイドル達の支えになってます」
スタッフ「はい、小日向美穂さん!撮影終了です!」
スタッフ「いい絵が撮れたよ!お疲れ様!」
美穂「あ、ありがとうございましたっ!」
モバP「そうでなくちゃ、アイドルはあんな笑顔にはならない」
- 680 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:21:56.00 ID:xUoMk6sD0
-
ブルーノ「美穂……」
モバP「……女の子に夢を見せてあげたいと、この仕事を始めた時は思ってましたが」
モバP「夢を見せてもらってるのは、いつの間にか俺の方になっていました」
モバP「だからせめて……俺は、あいつらが安心して帰る場所でありたい」
モバP「どんな事があっても、あいつらの味方でありたいと思ってます」
モバP(そう、今度こそ……)
モバP「俺達プロデューサーにしか出来ない事ってのは、そんな事なのかもしれません」
ブルーノ「……ええ」
- 681 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:22:23.83 ID:xUoMk6sD0
-
…………
………
……
そして……
ちひろ「皆さん!DAGPの公式サイト、更新されたみたいです!」
ちひろ「トーナメント表が公表されてますよ!」
コナミ「!」
かな子「あぁ〜……とうとう出ちゃった……」
李衣菜「ウチはどのブロック?」
かな子「えっと……CGプロCGプロ……」
莉嘉「……あった!アタシ達、Dブロックだって!」
コナミ(ブルーノや美嘉のプロダクションとは完全に別のブロックになったな)
コナミ(当たるとしたら決勝トーナメントって事か……)
- 682 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:22:58.63 ID:xUoMk6sD0
-
李衣菜「そ、それで……」
かな子「私達の相手は……?」
ちひろ「……Trプロですね」
コナミ「Trプロ?」
ちひろ「……昨年あたりから力を付けてきているプロダクションです」
ちひろ「様々なタイプのアイドルが在籍していて、それぞれが自分にあった分野で幅広く活躍してますね」
ちひろ「"もはやアイドルは、歌やダンスだけではない"……」
ちひろ「"バラエティやドラマ、舞台など、アイドルが活躍できるフィールドは拡がり続けている"……」
ちひろ「そんな思想もあって、正統派から個性派まで、アイドルの層の厚さは業界の中でもトップクラスです」
ちひろ「デュエルモンスターズについても言わずもがな、かなり力を入れていると聞いてます」
- 683 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:23:31.18 ID:xUoMk6sD0
-
かな子「な、何だか強そう……大丈夫かな……」
李衣菜「……大丈夫、かな子!」
かな子「え?」
李衣菜「正直、私も不安が無いって言ったらウソになっちゃうけど」
李衣菜「今からみっちり鍛えてもらえば、何とかなるって!私も精一杯やるからさ!」
李衣菜「それにせっかく初めて3人で戦うんだもん、どうせなら楽しまなくっちゃ!」
かな子「李衣菜ちゃん……」
- 684 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:23:57.55 ID:xUoMk6sD0
-
莉嘉「うん!アタシもどっちかって言えば、楽しい方がいいなー☆」
李衣菜「あ、でも莉嘉はもうちょっと緊張感を持たないとねー」
莉嘉「えー!アタシだって本番はちゃんとやるもん!」
李衣菜「はいはい、頼りにしてる」
莉嘉「むー……」
コナミ「フッ……それじゃ腹も決まったところで、練習再開と行くか」
莉嘉「うんっ☆」
李衣菜「かな子、本番まで一緒に気合い入れていこう!」
李衣菜「本番で、デュエルを楽しめるように!」
かな子「…………!」
かな子「は、はい!頑張りましょう!」
- 685 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:24:27.39 ID:xUoMk6sD0
-
…………
………
……
一方・・・
Trプロダクション
「私達の対戦相手……決まった、みたい」
「CG、プロダクション、だって……」
「それって……し、島村、卯月ちゃんの?」
「うん……」
「おおう……こ、これ……結構、やばくないか……?」
「大丈夫、かな……?」
- 686 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:24:54.13 ID:xUoMk6sD0
-
「もうっ!2人とも何を弱気な事を言ってるんですか!」
「別に島村卯月さんと戦うって、決まった訳じゃないですよ!」
「あ……た、確かに、そうだな……」
「まっ、例え戦う事になったとしても、カワイイボクの敵じゃありませんけどね!」
「それにいいですか?相手が注目されているという事は!」
「つまり!倒してしまえば、今度はボク達に一気に注目が集まるという事です!」
「おおー……なるほど」
- 687 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:25:21.17 ID:xUoMk6sD0
-
「う、うん……ちゃんと、普段の力を、出せれば……大丈、夫……」
「あの子も、そう、言ってる……」
「何とかなる、かな……フヒ」
「このボクを1回戦でいきなり使っちゃうなんて、何てもったいない事をするのかと思ってましたけど」
「フフーン!これはボクのカワイさが、また証明されてしまいますね!」
- 688 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/02/15(水) 01:26:13.22 ID:xUoMk6sD0
-
今回はここまでとなります。
本SSもスタートから4年目を迎えてしまいました。
終わりが一向に見えてこない本SSではありますが
これからもまったりしぶとく更新していこうと思いますので
お暇な時にでも読んでいただければ幸いです。
ルール改正の某リークの真偽について最近話題となっておりましたが、
改正されたとしても多分しばらくマスタールール3で進めると思います。
ていうかラストデュエル書く頃にはマスタールール5とか6とかになってそう。
それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
新年一発目のスタートが大分遅くなってしまいましたが
今年もよろしくお願い致します。
アイドルマスターsideM、アニメ化おめでとうございます。
- 689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/15(水) 06:36:31.25 ID:gKpo3s9Wo
- 乙、Trの残り2人が気になるな
- 690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/15(水) 07:11:13.80 ID:rSjJ6vaSo
- おつおつ!更新うれしい…うれしい(ニチニチ)
テックジーナスプロは噴いた
- 691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/15(水) 12:19:38.12 ID:Elfm+kFpo
- 乙乙
Trプロ……一体カワイイ誰と142sなんだ……
- 692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/15(水) 18:24:38.62 ID:CDMT+ejWO
- 更新乙
未だに明らかにならない機体不安のマスター4
- 693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/15(水) 19:32:24.66 ID:y7vG5TIWo
- 担当キター!
乙です
- 694 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:39:26.77 ID:vk/6nCPF0
-
予選トーナメント1回戦 前日
コナミ「……よし、最終調整はこんなもんだろ」
かな子「で、出来た……!」
莉嘉「はぁ〜、頭使い過ぎてもうクタクタ〜……」
李衣菜「だけど……何とか形にはなったね」
コナミ「ああ、最初はどうなる事かと思ったけどな」
- 695 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:39:58.35 ID:vk/6nCPF0
-
コナミ「それじゃあ最後に、明日のオーダーを確認しとくか」
コナミ「まず、ファーストプレイヤーはかな子」
かな子「は、はいっ!」
コナミ「お前はフィールドも墓地も空の状態でのスタートだからな、基本的に目の前の手札に集中すればいい」
コナミ「でも余裕があれば、次の莉嘉のためにカードを残してやる事を忘れないようにな」
コナミ「俺と初めて会った時のタッグデュエル、あの時の気持ちを思い出せ」
コナミ「いいデュエル、期待してるぜ」
かな子「せ、精一杯、頑張りますっ!」
- 696 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:40:40.95 ID:vk/6nCPF0
-
コナミ「よし……次、セカンドプレイヤーは莉嘉」
莉嘉「はーい☆」
コナミ「お前の場合、かな子が残したカードをどうやって使っていくか」
コナミ「そして、李衣菜にどんなカードを残すか……前後の事を考えなくちゃいけない」
コナミ「ある意味、一番難しいポジションかもしれないな」
莉嘉「大丈夫大丈夫☆アタシに任せといて!」
莉嘉「明日、お姉ちゃんが応援に来てくれるんだ!いいトコ沢山見せちゃうもん☆」
コナミ「フッ、それは気合いを入れていかないとな」
コナミ「いつも通り、お前らしくやればいい、後ろには李衣菜もいるしな」
莉嘉「うんっ☆」
- 697 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:41:08.51 ID:vk/6nCPF0
-
コナミ「そして、ラストプレイヤーは李衣菜だな」
李衣菜「……はい!」
コナミ「お前はかな子と莉嘉が残したカードを有効に活用する事、それが一つ」
コナミ「そして、これは前の2人も同じだけど、今回は一人当たりのライフが4000しかない」
コナミ「気を抜けば一瞬でやられる事もあるだろう……特にお前の場合は、それがチームの敗北に直結する」
李衣菜「…………!」
コナミ「だからこそ、一つ一つの局面で落ち着いて丁寧にカードを切る事を忘れずにな」
コナミ「お前は最後の砦だ、頼りにしてるぞ」
李衣菜「はい……」
李衣菜「絶対に、守り切ります!」
コナミ「ああ」
- 698 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:41:36.59 ID:vk/6nCPF0
-
コナミ「……さて、仕上がりは今見てもらった通りだ」
コナミ「P、どうだ?」
モバP「……うん、いい感じだ、ありがとうコナミ」
モバP「そして、3人共よく頑張ったな」
モバP「かな子はレッスンに最後までよく付いてきてくれた」
モバP「莉嘉も、最初のデュエルの頃から大分腕を上げた」
モバP「そして李衣菜……」
モバP「……デッキ、ようやく完成したな」
- 699 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:42:42.10 ID:vk/6nCPF0
-
莉嘉「そうそう!ずっとコナミんと頑張ってきたもんね☆」
かな子「おめでとう、李衣菜ちゃん!」
李衣菜「へへ……大分長い道のりだったけどね」
李衣菜「ありがとうコナミさん、私のこだわりに、とことん付き合ってくれて」
コナミ「フッ……そういう事は、明日勝ってから言うんだな」
コナミ「見せてやろうぜ、俺たちが辿り着いた答えを」ニッ
李衣菜「もっちろん!明日はニューリーナのロックなデュエル、見せちゃいますよ!」
モバP「ふふ、新ユニット"ロッキングガール"……いよいよ始動だな」
- 700 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:43:13.58 ID:vk/6nCPF0
-
コナミ「ん?ロッキングガールって……」
李衣菜「あ……え、えっと……」
かな子「はぁ……」シュン…
莉嘉「むー……」ジトー
李衣菜「し、しょうがないじゃん!じゃんけんで決まったんだから!」
コナミ「結局まとまらなかったのかよ……」
モバP「はは、3人共なかなか譲らなくてな〜」
- 701 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:44:02.35 ID:vk/6nCPF0
-
かな子「メルティースイート……」
莉嘉「セクシー☆ギャルズ……」
李衣菜「……もー分かった!次までに、ちゃんと3人が納得する名前考えよう!」
李衣菜「それまでは、あくまで仮の名前って事にするから!」
莉嘉「絶対だよ!絶対!」
李衣菜「はいはい、分かったってば……」
モバP「ははは……さて、ちょっと話が逸れてしまったが……」
モバP「明日の予選トーナメント一回戦……それがこのユニットの初めての舞台となる」
モバP「特にかな子は、これがデビュー戦だな」
モバP「一度でも負けたら終わりのトーナメント戦……そのプレッシャーは、実際にステージに立った時に強く実感する事だろう」
3人「…………!」
- 702 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:44:36.90 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「でも、お前達にできる精一杯のデュエルをやれば、きっと見ている人にそれが伝わる」
モバP「卯月もそうだった……たった一人の戦いだったけど、最後には会場を一つにするデュエルをやってのけた」
モバP「今のお前達にも、その力はある……頼もしいデュエルトレーナーが付いてるからな」
モバP「だから、思いっきり楽しんで来い」
3人「「「はいっ!!」」」
モバP「よし!それじゃ明日に備えて、今日はゆっくり休んでくれ」
モバP「特に莉嘉、今日は寄り道とかしちゃダメだぞ」
莉嘉「えー!」
- 703 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:45:15.31 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「えーじゃありません!まっすぐ帰る事!」
モバP「かな子、莉嘉が寄り道しないように見ててやってくれ」
莉嘉「かな子ちゃん〜」
かな子「ふふ、莉嘉ちゃん、今日は早めにおうちに帰ろっか」
莉嘉「ぶー……」
かな子「プロデューサーさん、コナミさん、明日はよろしくお願いします!」
モバP「うん……あ、そうだ、李衣菜!」
李衣菜「えっ?」
- 704 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:45:49.87 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「ちょっとだけ話したい事があるんだ、この後少しだけ残っててくれないか?」
かな子「李衣菜ちゃんだけ、ですか?」
莉嘉「Pくん、アタシ達は?」
モバP「あー……これは李衣菜と2人で話したい事なんだ」
モバP「コナミ、悪いけどお前もしばらく外してくれないか?」
コナミ「……ああ、分かった」
モバP「そんな大した話じゃない、すぐ終わるから」
李衣菜「は、はぁ……」
- 705 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:46:24.49 ID:vk/6nCPF0
-
…………
………
……
李衣菜「プロデューサーさん、話って……」
モバP「ああ、お前には聞いておきたい事があったんでな」
李衣菜「もしかして、リーダーの事……ですか?」
モバP「ふふ、流石に気付いてるか」
モバP「……どうだ、ここまでリーダーやってみた感想は」
李衣菜「感想、ですか……」
李衣菜「…………」
- 706 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:46:53.17 ID:vk/6nCPF0
-
李衣菜「……正直、あんまりうまく行きませんでした」
李衣菜「最初の方とか、しっかりしなきゃって思ってカリカリしちゃって」
モバP「そうか……でも、レッスンでは2人を励ましたり出来てたじゃないか」
李衣菜「ううん、逆に言えば、それくらいの事しか出来てなかったです」
李衣菜「自分の事でいっぱいいっぱいで、かな子や莉嘉の事を見てる暇なんてありませんでした」
モバP「…………」
李衣菜「コナミさんが教えてくれたんです、リーダーは仲間の想いを背負わなくちゃいけないんだって」
李衣菜「もちろん、明日はそのつもりで戦います」
李衣菜「でも、正直不安です……リーダーとして、本当にこのままでいいのかなって」
- 707 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:48:16.65 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「……なるほど」
モバP「今回はあえて俺から何も指示せずに李衣菜に任せてた……うまく行かなかったところもあるかもな」
モバP「……李衣菜、どうして俺がお前をリーダーに指名したと思う?」
李衣菜「え?それは、やっぱり……」
李衣菜「かな子はアイドルになりたてだし、莉嘉はウチの中でも最年少だし……」
李衣菜「だから、消去法で私なのかなって」
- 708 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:50:33.77 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「ああ、確かにそういう理由もある」
モバP「でも、それだけが理由だったら、俺はきっと卯月をユニットに入れてリーダーにしてた」
李衣菜「それじゃあ、他にどんな理由が……」
モバP「……李衣菜、お前のアイドルの道は、決して順調なものじゃなかったよな」
李衣菜「えっ?」
モバP「初めてお前が事務所に来た時の事、覚えてるか?」
モバP「ロックなアイドルがやりたいんだって駄々をこねて、よく俺を困らせたよな」
李衣菜「う……」
- 709 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:51:18.60 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「それから……夏樹が居なくなってしまった時、お前は落ち込んでしまって、しばらくレッスンにも顔を出さない事もあった」
李衣菜「あ、あれはやっぱり、突然の事だったから……」
モバP「デュエルを覚えるのだってお前が1番苦労したと思う」
モバP「自分のこだわりを優先しすぎて、勝てるデュエルを逃して叱られたこともあったな」
李衣菜「……思えば、いろいろ迷惑かけちゃってましたね、私」
モバP「そう、お前はこれまでいろんなところで躓いてきた」
モバP「……でも、お前はアイドルを続けてる」
李衣菜「えっ?」
- 710 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:55:50.43 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「失敗したり、間違ったとしても、お前はそれを認めて……受け止めて来たんだ」
モバP「そして、その中で拾ってきたものだってあるハズだ」
モバP「それがお前を、少しずつではあるけど、ちゃんと成長させてきた」
李衣菜「成長、してますかね?私……」
モバP「ああ、間違った過去をしっかり見つめて、一歩一歩進む……それは、お前にしかない強さだと俺は思ってる」
李衣菜「私にしか無い、強さ……」
- 711 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 01:58:18.99 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「そうだ、でもかな子や莉嘉には、かえりみる過去ってやつがまだ無い」
モバP「だから、そんな2人がどこかで躓いてしまった時、寄り添ってやれるのは李衣菜しかいないと思った」
モバP「俺がお前に求めているのは、そういう事なんだよ」
李衣菜「2人に、寄り添う事……」
モバP「……お前は、2人をまとめられなかったって言ってたけどな」
モバP「何も2人の上に立つ事がリーダーの仕事とは限らない」
モバP「これまでと同じだ……間違いながら見つけていけばいい、お前なりの答えを」
- 712 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:05:53.89 ID:vk/6nCPF0
-
モバP「明日はお前の成長を見せてやろう、今のお前を一番見てもらいたいヤツにな」
李衣菜「え、それって……」
モバP「コナミに聞いたんだ……夏樹に会ったんだろ?」
モバP「アイツを責めずに、アイツが進んだ道を認める事が出来た」
モバP「……それも、お前が成長した証だ」
李衣菜「プロデューサーさん……」
モバP「……さて、話はおしまいだ、気を付けて帰れよ」
- 713 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:10:14.71 ID:vk/6nCPF0
- …………
………
……
李衣菜(私がリーダーとしてやるべき事……)
李衣菜(2人に寄り添う事、かぁ……)
かな子「あ、李衣菜ちゃんっ!」
李衣菜「あれ、かな子……」
かな子「どんな話だったのか気になって待ってたんだ、それで……」
李衣菜「あー、えっと……明日の事で、いろいろ確認したかったんだって」
莉嘉「……ホントに?」
- 714 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:14:05.77 ID:vk/6nCPF0
-
李衣菜「莉嘉?そんな不安そうな顔して、どうしちゃったの?」
莉嘉「アタシ、李衣菜ちゃんの事、いっぱい困らせてたから……」
莉嘉「アタシのせいで、怒られちゃったのかなって……」
李衣菜「莉嘉……」
李衣菜「……ふふっ」
莉嘉「李衣菜ちゃん?」
かな子「どうしたの?」
李衣菜「ううん、何だかんだで莉嘉はいい子だな〜って思ってさ」
莉嘉「……へ?」
- 715 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:17:17.03 ID:vk/6nCPF0
-
李衣菜「何でもないっ!莉嘉は莉嘉らしく、頑張ればいいって事!」
李衣菜「リーダーの私も、もっともっと頑張るからさ」
李衣菜「だから2人共……」
李衣菜「……明日、絶対勝とうね」
かな子「李衣菜ちゃん……!うん、頑張ろう!」
莉嘉「も、もち!李衣菜ちゃんの出番奪っちゃう位にやっちゃうから!」
李衣菜「へへ……よしっ!景気づけに、これからカラオケでも行っちゃおうか!」
莉嘉「ホント!?やったー!」
かな子「えっ、でもプロデューサーさんが今日は早く帰るようにって……」
李衣菜「へへ、ちょっとだけなら大丈夫!」
李衣菜「勝ったら私達ステージで歌うんだからさ、ちょっとだけそっちも練習しとこうよ!」
- 716 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:22:27.70 ID:vk/6nCPF0
- …………
………
……
モバP「…………」
コナミ「よう、話は終わったのか?」
モバP「ん……ああ、今帰らせたとこだよ」
モバP「いきなりリーダーに任命して、李衣菜が不安になってないかと思ってさ」
モバP「でも、ちゃんとリーダーとしての自覚を持ってくれててよかった」
コナミ「そうか……」
モバP「フッ、デュエルを教えてやれない分、俺も出来る事をやらないとな」
モバP「お前と卯月が繋げてくれたチャンスを、無駄にしないように」
- 717 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:28:20.07 ID:vk/6nCPF0
-
コナミ「逆に、アンタにしか出来ない事だってある」
コナミ「アイツらと一緒に居た時間は、アンタの方が長い」
コナミ「アンタにしか、アイツらに届けられない言葉がある」
モバP「ああ、そうだな……」
モバP「……明日は、いよいよ初戦だ」
コナミ「通常よりもライフが少ないし、プレイヤーが次々に入れ替わる変則ルール……」
コナミ「いつもとは勝手が違う所が多すぎる……正直、何が起きてもおかしくはない」
コナミ「だが、どんな状況であったとしても、最後までチームの支えになるのは……」
モバP「リーダーの存在、か……」
コナミ「ああ……」
コナミ「明日のデュエル、李衣菜がキーになるのは確かだな」
- 718 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/03/22(水) 02:28:51.08 ID:vk/6nCPF0
-
短いですが今回はここまでです。
連休使ってどんどん書こうと思ってたんですが中々進まない……毎度毎度遅くなってしまい申し訳ないです。
とうとう新ルールについて公式から発表され、
OCG界ではマスタールール4への移行が進められています。
本SSの今後のデュエル描写についてですが、
先のアナウンス通り、当分は今のマスタールール3で進め、様子を見たいと思います。
せっかくの新ルールと新カードなので、頃合いを見てルール変更したいとは思っていますが
今後のカードプール次第では、最後までマスタールール3で行く事も考えるかもしれません。
その時は、新しいカードもマスタールール3で使える範囲で出していく形になると思います。
既存のカテゴリのリンクモンスターを出してくれるといいのですが……
それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
ネプチューン禁止はちょっとやりすぎなんじゃないですかね……
- 719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 04:45:15.85 ID:neTzLY8HO
- 乙乙
ネプチューンは結構便利だったから残念だったね…
- 720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 06:55:47.87 ID:U8pVGwgLo
- 乙乙
- 721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/22(水) 08:23:37.40 ID:HeqSduNIO
- 更新乙です。
グランプリ中はマスタールール3のままでいいんじゃないですかね。
- 722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 19:01:42.66 ID:1Rt0kn4T0
- まとめから来て追い付いた……乙です!
- 723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 06:09:55.93 ID:NZjIkUJPO
- 保守。
来週からついにヴレインズ放送開始ですな
- 724 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/05/17(水) 08:20:05.81 ID:NvjE8IQG0
- 前回の更新からかなり時間が経ってしまったので生存報告だけ……
何とか頑張って今週末には続きを投下出来ればと思っております。
よろしくお願い致します。
楓さん、6代目シンデレラガールおめでとうございます。
- 725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/03(土) 18:19:09.86 ID:zlO3xdSJO
- 保守。
主はハノイの騎士にハッキングを食らったのかな?
- 726 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/07/18(火) 10:37:34.98 ID:NOSbYoCW0
- 大変ご無沙汰しております。
割と笑えないレベルで間が空いてしまい申し訳ありません。
副業で多忙だった事もあるのですが、
しばらく期間が開いたら何でもない会話ですら
びっくりするほど書けなくなってました……
やっぱり、継続って大事なんやなって
とりあえず、目途が立ってないのに投下予告するのはやめようと思います。
これもう完結までにアイマスや遊戯王というコンテンツ自体が
残ってるかどうかすらも怪しくなってきたゾ……
- 727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/18(火) 13:24:38.76 ID:BiUfk8U0o
- 乙
ゆっくりでいいよー
- 728 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 02:58:24.69 ID:R6ilBG+e0
-
・
・
・
・
・
『お、お嬢様……』
『どうか、過ちを正す勇気を……』
『ご自分の正義と、信念を、貫い、て……!』
…………?
ここは、どこだ?
- 729 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 02:59:03.10 ID:R6ilBG+e0
-
『しっかりして、ミゾグチ!』
『……ああ、そんな!どうして、私なんかのために……!』
あれは、シェリー……?
俺は、何を見ているんだ……
『残念です、シェリー』
『愛と情に心を縛られ過ぎた人間もまた、新たな未来にはふさわしくありません』
『ゾーン……!』
ゾーン?
ここは……アーククレイドル?
- 730 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 02:59:50.78 ID:R6ilBG+e0
-
『あなたが、コナミを処分できないと言うならば、一緒に消えてもらうほかないでしょう』
『ゾーン、君が手を下すまでもない……私がやろう』
『……いいえ、アポリア、これは友人としての礼儀なのです』
『彼女は、私にできた久しぶりの友人でした……そう、本当の人間の……』
『だから、せめて私の手で、最後は安らかに眠らせてあげたいのです』
違う……ゾーンは俺や遊星と戦って……
『……コナミ、お願い!』
『これが、私の最後のお願いよ……』
……でも、何だこの感覚は?
この既視感は……
- 731 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:00:19.93 ID:R6ilBG+e0
-
『私に、あなたの力を貸してちょうだい!』
『私と一緒に、戦って……! 』
俺は、確かにここに……!
『コナミ……!』
シェリー!!
「コナミん!」
- 732 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:01:17.99 ID:R6ilBG+e0
-
コナミ「未、央……?」
未央「も〜、やっと起きた〜」
未央「大丈夫?すっごいうなされてたよ?」
コナミ「……っ、もう朝か」
未央「もう朝か……じゃないってば!今日はいよいよDAGP予選の1回戦でしょ!」
未央「コナミんは一応事務所スタッフなんだから、プロデューサーと一緒に会場行かなきゃ!」
コナミ「ああ、そうだったな……」
未央「ていうかコナミん!せっかく起こしに来てあげてるのに、毎度毎度その態度はなんなのさ!」
未央「現役アイドルが朝起こしに来るなんて、男の子なら一度は夢見るシチュエーションだよ!?」
未央「コナミんはもうちょっと、自分の置かれてる環境をありがたがるべき!」
コナミ「悪かったよ、支度するからちょっと待ってろ」
未央「むぅ〜……」
- 733 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:01:51.65 ID:R6ilBG+e0
-
コナミ(それにしても、今の夢……)
コナミ(俺はどうしてシェリーとアーククレイドルに……)
未央「……ねぇ、コナミん」
コナミ「ん、何だ?」
未央「……シェリーって、誰?」
コナミ「っ!?」ビクッ
- 734 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:02:24.99 ID:R6ilBG+e0
-
未央「あー、えっと……その、盗み聞きなんてするつもりなかったんだけどさ」
未央「うわ言で、その名前を呟いてたから」
未央「コナミんの、大切な人だったのかなって……」
コナミ「…………」
未央「ご、ごめん!やっぱり今の無し!」
未央「その……無神経、だったよね」
コナミ「……気にするな、元の世界でのデュエル仲間ってとこだ」
コナミ「そいつが、たまたま夢に出てきただけだ」
未央「そ、そっか……」
- 735 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:03:11.60 ID:R6ilBG+e0
-
コナミ(そうだ……俺は確かに、アイツとは何度もデュエルした)
コナミ(でも、俺が一緒にゾーンと戦ったのは遊星だった……)
コナミ(今のビジョンは……)
未央「…………」
コナミ「……なんだよその顔は、別に気にしてないって言ってるだろ」
未央「だって……うなされてる時のコナミん、辛そうだったから」
未央「心配するじゃん……」
- 736 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:04:07.42 ID:R6ilBG+e0
-
コナミ「そんな深刻になるなって、ちょっと悪い夢見てただけだ」
未央「でも、その夢はコナミんの世界の夢……なんでしょ?」
コナミ「別にそうだとしても、お前が落ち込む事ないだろ」
コナミ「お前は、お前のするべき事だけ見てればいい」
コナミ「俺も、俺の問題は自分でなんとかする……お前が気に病む事なんて何も無いって」
未央「コナミん……」
コナミ「ま、心配掛けちまって悪かったな……でも、俺は本当に平気だ」
未央「本当に?」
コナミ「ああ、本当だ」
- 737 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:05:10.29 ID:R6ilBG+e0
-
未央「……分かった、コナミんがそこまで言うならもう何も言わないよ」
コナミ「うん、それでいいさ」
未央「……はいっ!それじゃあ早く支度して!皆待ってるんだから!」
コナミ「お、おう、切り替え早いな」
未央「あったりまえじゃん!今日は気合い入れてリーナ達応援しなきゃなんだから!」
未央「先に行ってて待ってるから、早く来てね!」
コナミ「分かってるって、そんな急かすなよ」
未央「それから!」
コナミ「ああ?まだ何かあんのか」
未央「……それから」
コナミ「?」
- 738 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:05:40.73 ID:R6ilBG+e0
-
未央「コナミんの抱えてる事、私達にはどうしようもできないかもしれないけど……」
未央「私達、コナミんの味方だからね」
コナミ「未央……」
未央「……なーんつって!どう?今のちょっとキュンってした?」
コナミ「……そういうのはP相手にやりな」
未央「むぅー、なにそれー!」
コナミ「フッ、いいから早く行けって」
コナミ「……ありがとうな」
未央「えへへ……」
未央「……それじゃ、待ってるね」
コナミ「ああ、すぐ行く」
- 739 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:06:12.46 ID:R6ilBG+e0
-
コナミ「…………」
私に、あなたの力を貸してちょうだい!
私と一緒に、戦って……!
コナミ(度々俺の脳裏をよぎる、謎のビジョン……)
コナミ(……ブルーノに一度話してみるか)
- 740 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:06:45.03 ID:R6ilBG+e0
-
…………
………
……
DAGP予選会場
MC「デュエルモンスターズファン……そして、アイドルファンの皆様!大変お待たせいたしました!」
MC「最強のプロダクションを決める、年に一度の戦いの火蓋が切って落とされる……!」
MC「デュエルライブ・オールスターカーニバル!いよいよ開幕だぁ――――!!」
ワアアアアアアアアアアアア……!!
MC「今年も激戦を飾るに相応しい、名だたるプロダクションがエントリーされているぞ!」
MC「予選トーナメント1回戦は、ユニット同士でのチーム戦!」
MC「果たしてどのプロダクションが2回戦へ名乗りをあげるのか!?」
MC「間もなく、予選トーナメントDブロック1回戦のスタートだ――――――!」
- 741 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:07:33.77 ID:R6ilBG+e0
-
美嘉「相変わらず、すごい盛り上がりだねー★」
裕子「ほんとですね、予選とは思えない位……」
裕子「でもよかったんですか?レッスンほったらかして会場の下見なんて……」
美嘉「トレーナーさんにはマネちゃんから連絡入れてもらってるから大丈夫★」
美嘉「やれる事は何でもやっとかないとね……今年こそは、皆で決勝トーナメント行くんだから!」
美嘉「それにユッコだって、李衣菜ちゃんがどんなデュエルするのか気になるでしょ?」
裕子「そ、それはもちろん!私と李衣菜ちゃんはお互いに認め合ったライバルですからね!」
美嘉「ふふっ、ならしっかり目に焼き付けとかなきゃ」
美嘉「ま、かく言うアタシも、かわいい妹の晴れ舞台をしっかり応援してあげなきゃなんだけどね」
裕子「あ!莉嘉ちゃん、でしたっけ?」
美嘉「うん、アタシに言わせればまだまだだけど、結構面白いデュエルするんだ」
裕子「面白いデュエルですか……何だか楽しみになってきました!」
美嘉「ひょっとしたら、後々当たる相手になるかもしれないからね」
美嘉「……今日の所は、お手並み拝見、かな★」
- 742 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:08:08.58 ID:R6ilBG+e0
-
拓海「ったく、何でアタシらが他所の連中のデュエルなんざ見なくちゃいけないんだよ」
ブルーノ「まぁそう言わないで、君達3人は初戦に出てもらうから、雰囲気だけでも感じ取ってもらおうと思ってね」
拓海「ちっ、しかもよりによってCGプロかよ……」
晶葉「そう言うな姐さん、他人の戦い方を研究するのも強くなるには大切だ」
ブルーノ「晶葉の言う通りだよ、拓海」
ブルーノ「それがリベンジしたい相手なら、なおさらね」
拓海「フン!当然だろ、DLCでの借りをきっちり返さなきゃならねぇからな」
拓海「こんなとこでやられてもらっちゃ困るんだよ」
ブルーノ「ふふ……まぁ、今日はあくまで下見だから、肩の力を抜いて観戦すればいいよ」
- 743 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:08:50.63 ID:R6ilBG+e0
-
晶葉「ああ助手、下見するのは別にいいんだが……」
拓海「下見どころじゃないヤツが、そこに一人いるぜ?」
ブルーノ「えっ?」
女の子「うぅ……」
ブルーノ「の、乃々?どうしたの、大丈夫?」
乃々「ぷ、プロデューサーさん……」
乃々「ほ、ほんとに、あんなところで、デュエルするんですか……?」
乃々「あんな、ものすごく目立つところで……?」
ブルーノ「えっと、そうだけど……」
乃々「き、聞いてないんですけど……!」
- 744 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:09:54.02 ID:R6ilBG+e0
- 拓海「ったく、いい加減腹くくれよ森久保、アイドルなんだからステージに立つのは当然だろ?」
乃々「ぜ、絶対むーりぃ……」
拓海「情けねぇなぁ……せっかくデュエルの腕は上がってきてるのによ」
乃々「うぅ……どうせ、もりくぼはだめくぼです……」
ブルーノ「……乃々、今日の乃々はお客さんでいいんだよ」
乃々「お客、さん?」
ブルーノ「そう、アイドルのステージを観に来たお客さん」
ブルーノ「一旦自分がステージに立つ事は忘れて、純粋に楽しんでみようよ」
乃々「……でも、結局もりくぼはステージに立つんですよね……」ジトッ
ブルーノ「あはは……僕としては、乃々が少しでもやる気になってくれると嬉しいけどね」
乃々「やっぱりぃ……」
- 745 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:12:06.51 ID:R6ilBG+e0
-
ブルーノ「……乃々はいつも、帰りたいとか、辞めたいとか言いながらも、お仕事をずっと頑張ってきてくれた」
ブルーノ「だから、乃々がもっと先に行けるように頑張らせてあげたいんだ」
乃々「いや、もりくぼ的にはもうこれ以上先に行かなくても……」
乃々「それに……もりくぼが何とかやれてるのは、プロデューサーさんといっしょだからで……」
ブルーノ「うん、それは変わらないよ」
ブルーノ「乃々が頑張れるように、僕ももっと頑張る……」
ブルーノ「だからもうちょっとだけ、僕のわがままに付き合ってくれると嬉しいな」
- 746 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:12:42.52 ID:R6ilBG+e0
-
乃々「うぅ……そ、それなら……」
乃々「……あんなステージに立つのは、正直、怖いですけど」
乃々「その……プロデューサーさんが困るのも、嫌、なので……」
乃々「なので……ちょっとだけ、がんばります……」
ブルーノ「うん、それで十分だよ……ありがとう、乃々」
拓海「……ジョニーの奴、森久保の扱い結構うまいよな」
晶葉「フフ、姐さんも助手の接し方を見習った方がいいかもな」
拓海「うっせ、余計なお世話だっての」
ブルーノ「……おっと、もうこんな時間だね」
ブルーノ「そろそろ、始まるみたいだ」
- 747 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:13:15.09 ID:R6ilBG+e0
-
…………
………
……
ステージ裏
モバP「3人共、準備はいいな?」
3人「「「はいっ!」」」
モバP「かな子、トップバッターだけど緊張してないか?」
かな子「お、思ったより大丈夫ですっ!」
コナミ「まぁ、かな子はもっとすごいヤツらとデュエルしたしな」
かな子「えへへ……でも、思ったよりあっさり始まるんですね」
李衣菜「確かに、開会式とかやるのかと思った」
莉嘉「そういえば去年の開会式、テレビでやってたよね?」
- 748 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:13:47.88 ID:R6ilBG+e0
-
モバP「そういうセレモニーやテレビ中継は決勝トーナメントからだ」
モバP「今回はあくまで予選だからな、本選に比べれば会場の規模も大きい訳じゃない」
モバP「まぁブロック代表決定戦にもなってくれば、大分大きい会場にはなるけどな」
李衣菜「予選で負けちゃったら、日の目を見る事なく脱落って事だね……」
モバP「そう……でも、俺達にとってはここが目標へのスタートラインだ」
モバP「……ここまでたどり着くのに、皆を長い間待たせてしまったな」
かな子「プロデューサーさん……」
- 749 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:14:35.94 ID:R6ilBG+e0
-
モバP「俺が皆にしてやれた事なんて、本当にちっぽけだけど」
モバP「ありがとうな……ここまで、俺についてきてくれて」
モバP「俺を、信じてくれて」
コナミ「P……」
李衣菜「……もう!全然ロックじゃないです、プロデューサーさんっ!」
モバP「李衣菜?」
李衣菜「そういうセリフは、決勝まで取っておくもんですよ!」
莉嘉「そうそう!アタシ達、これからガンガン勝ち進んじゃうんだから☆」
- 750 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:15:12.58 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「はいっ!それに、私達だってプロデューサーさんには感謝してます」
かな子「本当にアイドルとしてステージに立てるようになるなんて……」
莉嘉「今度はアタシ達が、Pくん達に最っ高のステージ見せてあげちゃうもん☆」
李衣菜「卯月ちゃんだけじゃない、これからは私達もCGプロを引っ張りますよ!」
モバP「皆……」
コナミ「フッ……さぁ、いよいよ始まるぜ」
コナミ「バシッと勝って、智絵里と楓さんに繋いで来い」
コナミ「……頼んだぜ、李衣菜」
李衣菜「……はいっ!」
- 751 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:15:50.75 ID:R6ilBG+e0
-
MC「さぁ、いよいよ本日最初の対戦カードを発表するぞ―――――!!」
MC「まずはCGプロダクションから、新星トリオユニット……」
MC「ロッキングガール!多田李衣菜、城ヶ崎莉嘉、三村かな子の登場だ―――――!!!」
ワアアアアアアアアアアアッ!!
拓海「オラァCGプロォ!こんなとこでやられたりなんかしたら承知しねぇぞコラァ!!」
ブルーノ「た、拓海、落ち着いて……」
美嘉「莉嘉ー!しっかりー!」
裕子「むむむ……李衣菜ちゃん達に届け、私のエナジー……!」
- 752 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:16:39.57 ID:R6ilBG+e0
-
未央「おー!来た来たー!」
楓「3人共、頑張ってー♪」
卯月「な、何だかこっちが緊張してきました……」
智絵里「そっか……卯月ちゃんは観客席で応援に回るのって、あんまり無かったもんね」
卯月「そういえば、いっつも皆から応援してもらってる立場でした」
未央「これまで暖かく見守ってきた、未央ちゃん達の気持ちが分かったかね〜?」
卯月「えへへ、そうですね……いつも応援してもらってる分、今日は応援頑張りますっ!」
- 753 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:17:25.64 ID:R6ilBG+e0
-
MC「そして対するは!こちらもTrプロの誇る新星個性派ユニット……!!」
「フフーン!とうとうカワイイボクが、ステージを照らす瞬間がやってきました!」
「う、うん……がんばろう……」
「フヒ……」
MC「カワイイボクと142s!輿水幸子、白坂小梅、星輝子――――!!」
ウオオオオオオオオオ―――――!!
智絵里「か、カワイイ……」
楓「ボク?」
卯月「な、何だか個性的なユニット名ですね……」
- 754 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:18:04.49 ID:R6ilBG+e0
-
幸子「フフーン!CGプロの皆さん、噂はかねがね聞いてますよ!」
幸子「でも残念でしたねぇ、初戦からボク達と当たっちゃうなんて!」
幸子「まぁ、DAGPは今年だけじゃなく、来年もありますから!」
幸子「せめて、ボクのカワイさを目に焼き付けて帰ってくださいね!」ドヤッ
コナミ「フン、随分なビッグマウスだな」
モバP「あの3人……Trプロの中でも、新鋭のメンバーを揃えてきたな」
モバP「3人共、デビューしてまだ間もないハズだ」
コナミ「新星ユニット同士のデュエルか……」
- 755 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:18:35.64 ID:R6ilBG+e0
-
李衣菜「すごい自信だけど……勝負は、やってみないと分かんないよ!」
幸子「ボクのカワイさの前では、勝負は決まったも同然ですっ!」
莉嘉「デュエルに可愛さ関係ないじゃん!」
幸子「ありますよ!」
MC「さぁ、前哨戦はその辺にしておいて、今回のルールを改めて確認するぞ―――――!!!」
・3人1組のユニット同士の勝ち抜き戦
・1人あたりライフ4000を持ち、ファーストプレイヤー同士で1対1のデュエルを行う
・ライフが0になったプレイヤーは次のプレイヤーに交代し、交代したプレイヤーのターンからデュエルを再開する
・プレイヤー交代の際、フィールドに存在するカード、墓地のカード、除外されているカードを引き継ぐ
・先に相手チームのラストプレイヤーを倒したチームが勝利となる
- 756 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:19:17.78 ID:R6ilBG+e0
-
MC「つまり、デュエルの展開が進んでいく程、各プレイヤーが残したカードがフィールドや墓地に溜まっていく!」
MC「前のプレイヤーがどのようなカードを残すか、そのカードを後のプレイヤーが如何に使いこなせるかが勝負を左右するぞ!」
美嘉(プレイヤーが次々に入れ替わる変則ルール……)
ブルーノ(ルールの特性上、デッキ構築の段階からチーム間のシナジーを意識したカード選定が求められる)
ブルーノ(コナミ……君がどんなチームを作りあげたか、見せてもらうよ)
- 757 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:20:02.44 ID:R6ilBG+e0
-
MC「それでは、デュエルのスタートを飾る、両ユニットのファーストプレイヤーを紹介するぞ――――!!!」
MC「まずCGプロ!なんとこのデュエルがデビュー戦!初の舞台で勝利を掴めるか!?」
MC「スイートガール!三村かな子―――――!!」
未央「いったれー!みむっちー!」
智絵里「かな子ちゃん、頑張って!」
MC「そしてTrプロからは、キケンな香り漂うメタリックガール、星輝子の登場だぁ―――――!!」
幸子「頼みましたよ、輝子さん!」
輝子「フヒ、頼まれた……」
MC「さぁ、ここから先は1対1!残りのプレイヤーは一度ステージから外れて待機になるぞ!」
李衣菜「かな子ちゃん、トップバッター任せたよ!」
莉嘉「ガンガン行っちゃおー☆」
かな子「うん!出来るだけいい状態で2人に繋げるね!」
- 758 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:20:32.46 ID:R6ilBG+e0
-
輝子「や、やぁ……」
かな子「よ、よろしくお願いします!」
輝子「あ、あの……」
かな子「?」
輝子「さ、幸子ちゃんは、ああ言ってたけど」
輝子「悪気があって、言ってた訳じゃ、ないんだ……」
輝子「だから、その、ゆ、許してほしい、というか……」
かな子「ふふっ……気にしてないよ、友達想いなんだね」
輝子「フヒ……いい人、だな」
かな子「お互い、頑張ろうね!」
輝子「う、うん……よろしく……」
- 759 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:21:13.57 ID:R6ilBG+e0
-
かな子(コナミさんと出会ったあの日以来のステージ……)
かな子(でも、今日はあの時とは違う……)
かな子(ステージをキラキラさせるために、頑張らなきゃ)
かな子(今度は、アイドルとして……!)
莉嘉「かな子ちゃん……!」
李衣菜「大丈夫、全然落ち着いてるよ」
コナミ(これまで十分練習は積んできたが、実戦はこれが初体験になる)
コナミ(うまく勢いに乗る為に、立ち上がりは重要だ……)
モバP(頼むぞ……かな子)
- 760 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:21:39.88 ID:R6ilBG+e0
-
MC「アイドル達の夢の舞台への挑戦が今、幕を開ける!」
MC「全プロダクション最強の座を目指して……いざ!」
MC「デュエル、開始イイイィィィ――――――――!!」
かな子「デュエル!」
輝子「デ、デュエル……フヒ」
- 761 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:22:19.78 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「い、いきます!私の先攻!」手札5
かな子「マドルチェ・マジョレーヌを召喚っ!」
《マドルチェ・マジョレーヌ/Madolche Magileine》 †
効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1400/守1200
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、
デッキから「マドルチェ」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
マジョレーヌ 攻1400
かな子「マジョレーヌが召喚に成功した時、デッキからマドルチェモンスターを手札に加える事が出来る!」
かな子「マドルチェ・エンジェリーを手札に!」
かな子「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
輝子「おおー……」
- 762 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:22:49.97 ID:R6ilBG+e0
-
拓海「フン、伏せカード1枚に、下級モンスター1体出して終わりか」
ブルーノ「マドルチェデッキ……高速展開や相手カードの除去を得意とする戦術だね」
ブルーノ(この手のデッキは後攻スタートの方が有利になる事が多い、今はまだ様子見と言ったところか……)
輝子「じ、じゃあ、私のターン……」手札6
輝子「モンスターを、セット……」
輝子「カードを2枚伏せて……ターン、エンド」
裕子「こっちもカードを伏せただけで終わり……」
美嘉「ううん、かな子ちゃんが何か仕掛けるよ!」
- 763 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:23:25.04 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「エンドフェイズに、伏せカードサンダーブレイクを発動!」
《サンダー・ブレイク/Raigeki Break》 †
通常罠
(1):手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
かな子「手札を1枚捨てて、伏せカードを1枚破壊します!」バリーン
輝子「あぁ〜……」
ロッキングガール
かな子(1st)LP4000 手札3
フィールド マジョレーヌ
カワイイボクと142s
輝子(1st)LP4000 手札3
フィールド 裏守備 伏せ1
- 764 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:23:59.22 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「そして、私のターン!」手札4
かな子(よしっ、今の状況なら……!)
かな子「マドルチェ・エンジェリーを召喚!」
《マドルチェ・エンジェリー/Madolche Anjelly》 †
効果モンスター
星4/地属性/天使族/攻1000/守1000
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
また、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「マドルチェ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは戦闘では破壊されず、
次の自分のターンのエンドフェイズ時に持ち主のデッキに戻る。
「マドルチェ・エンジェリー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
エンジェリー 攻1000
かな子「エンジェリーの効果発動!自身をリリースする事で、マドルチェモンスターを1体呼び出す事が出来る!」
かな子「おいで!マドルチェ・ホーットケーキ!」
《マドルチェ・ホーットケーキ/Madolche Hootcake》 †
効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻1500/守1100
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
また、自分のメインフェイズ時に、
自分の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターをゲームから除外し、
デッキから「マドルチェ・ホーットケーキ」以外の
「マドルチェ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
「マドルチェ・ホーットケーキ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
ホーットケーキ 攻1500
- 765 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:24:34.04 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「そしてホーットケーキの効果!墓地のモンスター1体を除外して、デッキから他のマドルチェ1体を呼び出せる!」
かな子「私は墓地のマドルチェ・プディンセスを除外する事で、マドルチェ・メッセンジェラートを特殊召喚!」
《マドルチェ・メッセンジェラート/Madolche Messengelato》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1000
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードをデッキに戻す。
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分フィールド上に「マドルチェ」と名のついた
獣族モンスターが存在する場合、
デッキから「マドルチェ」と名のついた
魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。
メッセンジェラート 攻1600
かな子「メッセンジェラートが特殊召喚した時、マドルチェの獣族が存在していれば、マドルチェと名の付く魔法・罠を1枚手札に加える事が出来る!」
かな子「マドルチェ・シャトーを手札に加え、発動!」
《マドルチェ・シャトー/Madolche Chateau》 †
フィールド魔法
このカードの発動時に、
自分の墓地に「マドルチェ」と名のついたモンスターが存在する場合、
そのモンスターを全てデッキに戻す。
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の「マドルチェ」と名のついた
モンスターの攻撃力・守備力は500ポイントアップする。
また、「マドルチェ」と名のついたモンスターの効果によって、
自分の墓地のモンスターがデッキに戻る場合、
デッキに戻さず手札に戻す事ができる。
- 766 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:25:14.55 ID:R6ilBG+e0
-
ブルーノ「これは……マドルチェのステータスを強化するフィールド魔法!」
かな子「そして私は、レベル4のマジョレーヌと、メッセンジェラートでオーバーレイ!」
かな子「現れよ、甘美の王国を統べる女王……!」
かな子「エクシーズ召喚!クイーンマドルチェ・ティアラミス!」
《クイーンマドルチェ・ティアラミス/Madolche Queen Tiaramisu》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/天使族/攻2200/守2100
「マドルチェ」と名のついたレベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
自分の墓地の「マドルチェ」と名のついたカードを2枚まで選択して発動できる。
選択したカードをデッキに戻し、
戻したカードの数まで相手フィールド上のカードを選んで持ち主のデッキに戻す。
ティアラミス 攻2200→2700
李衣菜「よしっ!きた!」
莉嘉「かな子ちゃんのエース!」
- 767 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:25:47.51 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「ティアラミスの効果発動!オーバーレイユニット1つを使い、墓地のマドルチェカードをデッキに戻す事で、その枚数だけ相手のカードをデッキに戻す事が出来る!」
コナミ(そう、このカードがマドルチェデッキの真骨頂……!)
ブルーノ(対象を取らないデッキへのバウンス……除去の中でもかなり強力な効果だ)
輝子「そ、速攻魔法、終焉の焔発動……」
《終焉の焔/Fires of Doomsday》 †
速攻魔法
このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外では
モンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに「黒焔トークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンは闇属性以外のモンスターのアドバンス召喚のためにはリリースできない。
輝子「フヒ……黒焔トークンを、2体特殊召喚……」
黒焔トークン×2 守0
- 768 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:26:24.55 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「それなら、ティアラミスの効果でセットモンスターとトークン1体を戻しますっ!」ヒュンヒュン
輝子「なっ……!」
MC「おおっと―――――!!いきなりマドルチェ・ティアラミスの強力効果が炸裂―――――!!」
MC「これで流れを掴めるか――――――!?」
晶葉「1ターン目の静かな立ち上がりからは一転……展開と除去を同時に行ってくるとは」
ブルーノ「なるほど、ティアラミスの効果は墓地にマドルチェカードが無くては使えない……」
ブルーノ「でも今の展開、ホーットケーキの効果を使う為に墓地のマドルチェを消費する必要があった」
ブルーノ「そこでサンダーブレイクを事前に使い、手札コストとしてマドルチェを墓地に送る事で、その効果のトリガーを補ったんだね」
幸子「むっ……なかなかやりますね……」
小梅「うん……輝子ちゃん、大丈夫、かな……?」
- 769 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:26:53.03 ID:R6ilBG+e0
-
かな子「バトルフェイズ!ホーットケーキで、黒焔トークンを攻撃!」
ホーットケーキ「ホッホウ!」攻2000
黒焔トークン「」バリーン
智絵里「やった!」
卯月「これで相手のフィールドはがら空き!」
未央「いっけー!先制パンチ!」
かな子「ティアラミスで、プレイヤーにダイレクトアタック!!」
ティアラミス「はああああぁぁぁ……!!」攻2700
幸子「だけど……」
「キシャアアアァァァァッ!!」
- 770 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:27:20.65 ID:R6ilBG+e0
-
ティアラミス「!!」
かな子「えっ……!?」
モバP「あのモンスターは……!」
コナミ「…………!!」
《捕食植物セラセニアント》 †
効果モンスター
星1/闇属性/植物族/攻 100/守 600
「捕食植物セラセニアント」の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。
その相手モンスターを破壊する。
(3):フィールドのこのカードが効果で墓地へ送られた場合、
または戦闘で破壊された場合に発動できる。
デッキから「捕食植物セラセニアント」以外の「プレデター」カード1枚を手札に加える。
セラセニアント 守600
幸子「フフーン!輝子さんのデッキは、ここからが本番ですよ?」
輝子「…………」
- 771 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/08/19(土) 03:28:02.03 ID:R6ilBG+e0
-
今回はここまでです。
大分遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
のんびりやるとは言っていましたが、流石にのんびりしすぎました。
現行のOCGはすっかりリンク環境に移行してしまいましたが
本SSはまだまだ旧ルールで進んでいきますので
「こんな時代もあったなぁ」と懐かしい気持ちで読んで頂ければと思います。
それでは読んでくださった方、ありがとうございました。
先週末は遊戯王の世界大会、モバマスのSSAと
両コンテンツにとってホットな休日になりましたね。
- 772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 03:41:51.03 ID:DxxVtRbGO
- 乙!楽しみにしてたぜ!
- 773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 12:17:33.28 ID:BRcukGV3o
- 乙
- 774 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:02:02.34 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「フ……フフ……フヒ……」
輝子「ヒャッハアアア―――――――!!!」
かな子「っ!!?」
智絵里「ひゃっ……!」
未央「何か、いきなりキャラが変わっちゃってない!?」
卯月「ど、どうしちゃったんでしょう……」
- 775 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:02:30.99 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「おいィ……よくもトモダチを門前払いにしてくれたなァ……」
かな子「と、ともだち……?」
小梅「さ、幸子ちゃん、今トモダチって……」
幸子「はぁ、輝子さんあれだけ言ったのに……」
幸子「まぁ……ああなった輝子さんは、誰にも止められませんけどね」
李衣菜「さっきまで静かな子だったのに、いきなりパンクな感じに……」
莉嘉「李衣菜ちゃん、ああいうのもロックかもって思ってるでしょ?」
李衣菜「う……な、何言ってるのこんな時に!」
李衣菜(ちょっと思ったけど……)
莉嘉「はぁ……でも、いきなり出てきたあのモンスターって……」
- 776 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:03:09.16 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「捕食植物セラセニアントは、相手から直接攻撃を受ける時に手札から特殊召喚できる!」
輝子「つまり、今の攻撃は特殊召喚による巻き戻しによって中断された……お前のバトルフェイズはまだ終わってないぜ……」
かな子(あのモンスターの守備力は600、攻撃すれば倒せる……!でも……)
輝子「だが気を付けなァ、セラセニアントはバトルした相手モンスターを破壊する!」
輝子「うかつに攻撃すると食われちまうぜェ……?」
かな子(今攻撃してしまったら、ティアラミスが破壊されてしまう……)
かな子(それなら、次のターンまで待ってから攻めれば……!)
かな子「私は……これで、ターンエンドです」
- 777 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:03:35.39 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「ククク……エンドっつったなぁ?なら行かせてもらうぜぇ?」
輝子「私のターン!」手札3
輝子「捕食植物オフリス・スコーピオを召喚!」
《捕食植物オフリス・スコーピオ》 †
効果モンスター
星3/闇属性/植物族/攻1200/守 800
「捕食植物オフリス・スコーピオ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「捕食植物オフリス・スコーピオ」以外の
「捕食植物」モンスター1体を特殊召喚する。
オフリス・スコーピオ 攻1200
輝子「オフリス・スコーピオの効果ァ!」
輝子「手札から捕食植物サンデウキンジーを墓地に送りィ……デッキから更なる捕食植物を呼び出す!」
輝子「さぁどんどん増え続けろ……捕食植物ダーリング・コブラを特殊召喚!」
《捕食植物ダーリング・コブラ/Predaplant Darlingtonia Cobra》 †
効果モンスター
星3/闇属性/植物族/攻1000/守1500
「捕食植物ダーリング・コブラ」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):このカードが「捕食植物」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。
ダーリングコブラ 守1500
- 778 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:04:23.54 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「コイツが捕食植物の効果で呼び出された時、融合カード1枚を手札に加える事が出来る!」
輝子「手札に加えるのは、置換融合!」
《置換融合/Fusion Substitute》 †
通常魔法
このカードのカード名はルール上「融合」として扱う。
(1):自分フィールドから
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の融合モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをエクストラデッキに戻す。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
輝子「この効果で、フィールドのセラセニアントと、オフリス・スコーピオを融合!」
輝子「融合召喚……侵略せよ、捕食植物キメラフレシア!」
《捕食植物キメラフレシア》 †
融合・効果モンスター
星7/闇属性/植物族/攻2500/守2000
「捕食植物」モンスター+闇属性モンスター
(1):1ターンに1度、このカードのレベル以下のレベルを持つ
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
(2):このカードが相手の表側表示モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
ターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力は1000ダウンし、
このカードの攻撃力は1000アップする。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動できる。
デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。
キメラフレシア 攻2500
- 779 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:04:52.41 ID:MD2IPgNh0
-
かな子「融合モンスター……!!」
輝子「コイツの効果を使う前に、融合素材になったセラセニアントの効果を使わせてもらうぜェ!」
輝子「セラセニアントは墓地に送られた時、プレデターと名の付くカード1枚を手札に加える事が出来る!」
輝子「私は捕食接木を手札に加える!」
輝子「そしてお待ちかねェ……キメラフレシアの効果発動!1ターンに1度、自分よりレベルの低いモンスター1体を除外する!」
美嘉「除外効果……!」
輝子「さぁやっちまえ……キメラフレシア!」
キメラフレシア「!!」
- 780 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:05:21.86 ID:MD2IPgNh0
-
シュルルルルル……
ガシッ!
ホーットケーキ「ホッ……!?」
かな子「ホーットケーキが!?」
バキッ……ゴリュッ……
乃々「ひいいぃぃぃ」
拓海「喰ってやがる……!」
楓「何て事……!」
智絵里「きゅ〜……」
卯月「ち、智絵里ちゃん!しっかり!」
未央「ちえりんにはこの絵面はショッキングすぎるよ!」
- 781 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:05:49.11 ID:MD2IPgNh0
-
かな子「っ……!」
輝子「まだ終わりじゃねぇぞ……」
輝子「悪いが、腹ァ空かせてるヤツがもう一匹いるんでなァ……」
輝子「更に更にィ!装備魔法、捕食接木を発動!」
《捕食接ぎ木》 †
装備魔法
(1):自分の墓地の「捕食植物」モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
輝子「コイツは自分の墓地の捕食植物1体に装備する事で、そのモンスターを蘇らせる!」
輝子「オフリススコーピオの効果で墓地に送った、サンデウキンジーを特殊召喚!」
《捕食植物サンデウ・キンジー》 †
効果モンスター
星2/闇属性/植物族/攻 600/守 200
「捕食植物サンデウ・キンジー」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分が融合素材とする捕食カウンターが置かれたモンスターの属性は闇属性として扱う。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
闇属性の融合モンスターカードによって決められた、
フィールドのこのカードを含む融合素材モンスターを
自分の手札・フィールド及び相手フィールドの捕食カウンターが置かれたモンスターの中から選んで墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
サンデウ・キンジー 攻600
- 782 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:06:30.41 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「そしてこのサンデウキンジーは!闇属性融合モンスターの融合素材にする時、融合カード無しで融合を行う事が出来る!」
卯月「ま、また融合を!?」
輝子「サンデウキンジーと、オフリス・スコーピオを融合!」
輝子「血に飢えた毒牙よ……哀れな獲物を地獄に叩き落とせ!」
輝子「融合召喚!喰い尽くせ……スターヴヴェノムフュージョンドラゴン!」
《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン/Starving Venom Fusion Dragon》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
トークン以外のフィールドの闇属性モンスター×2
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を選び、
その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をターン終了時までアップする。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの
レベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、このカードはそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
(3):融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。
スターヴ・ヴェノム 攻2800
- 783 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:07:05.60 ID:MD2IPgNh0
-
輝子「スターヴヴェノムの効果ァ!融合召喚に成功した時、特殊召喚された相手モンスター1体の攻撃力を吸収する!」
輝子「奪わせてもらうぜェ……お高くとまった女王様の力をなァ!」
ティアラミス「…………!?」攻2700
スターヴ・ヴェノム 攻2800→5500
輝子「行くぜバトルフェイズ……!スターヴヴェノムで、ティアラミスを攻撃!」
スターヴヴェノム「グルルルルル……!!」攻5500
ティアラミス「あ、あ……!?」攻2700
ドガァァァァァン!!
かな子「きゃああああああっ!?」LP4000→1200
- 784 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:07:32.78 ID:MD2IPgNh0
-
智絵里「かな子ちゃんっ!」
未央「ちょ、ちょっと……これって……!」
モバP「まさか……!」
輝子「さぁトドメだ……キメラフレシアで直接攻撃!!」
輝子「ゴートゥーヘエェェェェェェェェル!!!!」
キメラフレシア「ギシャアアアァァァ!!」攻2500
かな子「そん、な……」
ズガァァァァァァァン……!!
- 785 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/09/24(日) 19:08:06.56 ID:MD2IPgNh0
-
短いですが一旦ここまでです。
読んでくださった方、ありがとうございました。
大分今更ですが、デレステ2周年おめでとうございます。
- 786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 21:21:08.05 ID:R88Ky0gSo
- 乙
- 787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/24(日) 22:48:56.11 ID:WhiGIJJ+O
- 乙
やはり9期パワーは恐ろしいな…
- 788 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/11/12(日) 07:55:41.48 ID:ktYc8BzJ0
- ご無沙汰しております。
毎度毎度の事ですが、期間が空いてしまい申し訳ありません。
中々書く時間が確保出来ず、もうしばらく更新には
時間が掛かる見込みですが、とりあえずは生存報告だけさせていただきます。
- 789 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/12(日) 23:50:26.69 ID:eCuLpufCO
- 舞ってる
- 790 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:06:54.28 ID:QgQLmUbd0
-
MC「わ……」
MC「ワンショットキル、成立ゥ――――――!!?」
輝子「ヒャッハアアァァァァ――――――――!!!!!!」
未央「嘘、でしょ……」
智絵里「そんな……かな子ちゃん……」
幸子「フフーン!流石輝子さん、早くも勝負ありましたね!」
小梅「ま、まだ、油断大敵……だよ?」
- 791 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:07:40.55 ID:QgQLmUbd0
-
拓海「マジかよ……」
晶葉「連続の融合召喚で一気にライフを削りきるとは……最初から狙ってたのか」
拓海「いきなりこんな一方的な展開になっちまうとはな……なぁ、森久……」
乃々「」チーン
拓海「も、森久保ォ!?大丈夫か魂抜けかけてんぞ!?」
乃々「も、もしあそこに立ってるのがもりくぼだと思ったら、お腹が痛くなってきたんですけど……」
ブルーノ「…………」
ブルーノ(……今回の特別ルールでは一人のもつライフが通常の半分)
ブルーノ(ライフが少ない分、こういうワンショットキルの機会は増えてくるという事か……)
ブルーノ(いきなり正念場だね、コナミ……)
- 792 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:08:37.32 ID:QgQLmUbd0
-
MC「さぁ、いきなり窮地に立たされたロッキングガール!プレイヤーチェンジで流れを変える事が出来るか!?」
かな子(何も、出来なかった……)
かな子(あんなに、たくさん練習したのに……)
かな子(私を、信じて送り出してくれたのに……!)
かな子(2人に……皆に、何て謝れば……)
莉嘉「かな子ちゃんっ!」
かな子「莉嘉、ちゃん……」
- 793 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:09:31.60 ID:QgQLmUbd0
-
かな子「…………」
莉嘉「あ、あの……」
コナミ「かな子」
かな子「こ、コナミさん……」
コナミ「今どんなに後悔したって、結果は戻らない」
コナミ「お前のデュエルは終わった……デュエルディスクを莉嘉に渡せ」
かな子「っ……!」
コナミ「お前のデュエルは確かに終わっちまったが……」
コナミ「お前"達"のデュエルは、まだ始まったばかりだろうが」
かな子「えっ……」
- 794 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:10:23.66 ID:QgQLmUbd0
-
コナミ「反省会なら後でやる、今は気持ち切り替えろ」
コナミ「……莉嘉、先輩アイドルとして、チームのピンチを救う時だぜ」
コナミ「まず最初にやる事、分かってるな?」
莉嘉「…………!!」
莉嘉「うんっ!分かってるって☆あのなんとかドラゴンやっつければいいんでしょ?」
コナミ「そうだ、居座られると厄介だからな、最初はそれに集中だ」
莉嘉「オッケー!任せといて☆」
李衣菜「後ろには私が控えてるから、思いっきり暴れてきて!」
コナミ「なんなら、李衣菜の出番全部食っちまっていいからな」
莉嘉「うん……!」
莉嘉「カリスマギャルの本気、見せてあげるんだから☆」
- 795 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:11:05.54 ID:QgQLmUbd0
-
かな子「…………」
モバP「おいで、かな子」
かな子「プロデューサーさん……」
モバP「……苦いデビューになってしまったな」
かな子「ごめん、なさい」
かな子「私っ、何も出来ないまま……負けちゃって……」
かな子「期待に応えられないまま、終わっちゃって……」
モバP「いいや、それは違うぞ」
かな子「えっ?」
- 796 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:11:36.20 ID:QgQLmUbd0
-
モバP「かな子は、一人で戦っている訳じゃない」
モバP「コナミがさっき言ったろ、お前達のデュエルはまだ終わってない……」
モバP「今日のデュエルがチーム戦だっていう事、忘れたのか?」
かな子「チーム戦……」
モバP「あの日、かな子の隣にコナミが居たように」
モバP「今のかな子には、後ろで支えてくれる仲間がいるじゃないか」
かな子「…………!!」
- 797 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:12:10.08 ID:QgQLmUbd0
-
MC「さぁロッキングガール!果たして逆転のチャンスを手繰り寄せる事が出来るか!?」
MC「セカンドプレイヤー、CGプロのカリスマJC!城ヶ崎莉嘉の登場だ――――!!」
裕子「次のプレイヤーは、莉嘉ちゃん……!」
美嘉(プレッシャーがかかる場面だけど……ここで潰れちゃうようじゃアタシには近づけないよ)
美嘉(頑張れ、莉嘉……!)
卯月「お願い、莉嘉ちゃん……!」
未央「いっけー莉嘉ちー!みむっちの仇取ったれー!」
- 798 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:12:40.18 ID:QgQLmUbd0
-
李衣菜(莉嘉……)
かな子「…………」スッ
李衣菜「かな子?」
かな子「デュエルが終わった私は、もう戦う事は出来ないけど……」
かな子「でも……だからって、黙ってみてるだけなんて嫌だから!」
かな子「だから……私も、隣で応援してもいい?」
李衣菜「……当たり前でしょ、気合い入れて応援するよ!」
かな子「う、うんっ!」
- 799 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:13:09.10 ID:QgQLmUbd0
-
輝子「ククク……2匹目の獲物が来たか……!」
莉嘉「そう簡単に食べられてあげないんだから!」
莉嘉「デュエル☆」
輝子「デュ↑エルだぁ!!」
ロッキングガール
莉嘉(2nd)LP4000 手札5
フィールド マドルチェシャトー
カワイイボクと142s
輝子(1st)LP4000 手札1
フィールド キメラフレシア スターヴヴェノム
- 800 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:13:38.08 ID:QgQLmUbd0
-
晶葉「CGプロはここで巻き返さないとかなり厳しいぞ」
拓海「でもよぉ、あのドラゴンは中々厄介だぜ」
ブルーノ「ああ、スターヴヴェノムフュージョンドラゴン……」
ブルーノ「あのモンスターは破壊された時、相手の特殊召喚モンスターを巻き添えにしてしまう」
ブルーノ「うまく攻略しなければ、傷口をさらに広げるだけだ……」
莉嘉「いっくよー!アタシのターン☆」手札6
莉嘉「D・ラジカッセンを召喚☆」
《D・ラジカッセン/Morphtronic Boomboxen》 †
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1200/守 400
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
●守備表示:1ターンに1度、自分フィールド上の
「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターが攻撃対象に選択された時、
その攻撃を無効にできる。
ラジカッセン 攻1200
- 801 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:14:09.12 ID:QgQLmUbd0
-
莉嘉「そして、装備魔法!月鏡の盾をラジカッセンに装備☆」
《月鏡の盾/Moon Mirror Shield》 †
装備魔法
(1):このカードの装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。
装備モンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ、
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力と守備力の内、高い方の数値+100になる。
(2):表側表示のこのカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
500LPを払って発動する。
このカードをデッキの一番上または一番下に戻す。
莉嘉「バトルフェイズ!ラジカッセンで、スターヴヴェノムフュージョンドラゴンを攻撃☆」
輝子「何っ……!」
スターヴヴェノム「グルルルル……!!」攻2800
莉嘉「月鏡の盾の効果!装備モンスターがバトルする時、相手の攻撃力か守備力、高い方の数値よりも100高い攻撃力になる!」
ラジカッセン「シャキーン!!」攻1200→2900
- 802 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:14:44.14 ID:QgQLmUbd0
-
ブルーノ「なるほど、特殊召喚されたモンスターを道連れにする能力……確かに厄介だ」
ブルーノ「だがそれなら単純な話、通常召喚されたモンスターならスターヴヴェノムの効果を受けない!」
ラジカッセン「ウオーッ!」攻2900
スターヴヴェノム「」バリーン
輝子「ちぃ……!」LP3900
莉嘉「まだまだ!ラジカッセンは1度のバトルフェイズで2回攻撃できる!キメラフレシアもやっつけちゃえ☆」
輝子「クッ……き、キメラフレシアの効果!攻撃宣言時に相手の攻撃力を1000下げ、コイツの攻撃力を1000上げる!」
キメラフレシア 攻2500→3500
ラジカッセン 攻1200→200
- 803 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:15:14.61 ID:QgQLmUbd0
-
コナミ「無駄だ、月鏡の盾の効果が発動するのはダメージ計算時……」
コナミ「よってキメラフレシアの効果よりも月鏡の盾の効果が後出しになる!」
ラジカッセン「ハァーッ!」攻200→3600
キメラフレシア「」チュドーン
輝子「ぐッ……!」LP3800
拓海「おお、うめえ!」
ブルーノ「うん、装備魔法を効果的に使って、上手く相手の弱点を突いたね」
美嘉「やるじゃん!莉嘉!」
莉嘉「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
- 804 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:15:54.76 ID:QgQLmUbd0
-
輝子「ちィ、やってくれたなァ……だが!」
輝子「アタシのターン、ドロー!」手札2
輝子「キメラフレシアの更なる効果を発動!」
輝子「コイツが墓地に送られた後の次のスタンバイフェイズに、デッキから融合・フュージョンカード1枚を手札に加える!」
輝子「手札に加えるのは2枚目の置換融合!」手札3
輝子「更に!墓地の置換融合を除外し、墓地のキメラフレシアをエクストラデッキに戻す事で1枚ドローさせてもらうぜ!」手札4
未央「あぁ〜、手札が減って反撃のチャンスだと思ったのに……」
楓「融合召喚の手札消費のリカバリーも考えていたのね……」
輝子「金華猫を召喚!」
《金華猫/Kinka-byo》 †
スピリット・効果モンスター
星1/闇属性/獣族/攻 400/守 200
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・リバースした時、
自分の墓地のレベル1モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは除外される。
(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。
金華猫 攻400
- 805 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:16:35.87 ID:QgQLmUbd0
-
輝子「コイツが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル1モンスター1体を蘇生する事が出来る!」
輝子「蘇生させるのはもちろん、セラセニアントだ……!」
セラセニアント 守600
輝子「そして手札の2枚目の置換融合を発動!」
輝子「コイツでフィールドの金華猫とセラセニアントを融合!」
卯月「捕食植物と闇属性モンスターの融合……!」
智絵里「そんな、まさか……!」
輝子「さぁ……パーティの続きと行こうぜェ……!!」
輝子「融合召喚!戻って来い、捕食植物キメラフレシア!」
キメラフレシア 攻2500
拓海「また出て来やがった!」
- 806 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:17:06.57 ID:QgQLmUbd0
-
輝子「まずはセラセニアントの効果ァ!2枚目の捕食接木を加えさせてもらう……!」
輝子「さらにキメラフレシアの効果!自分よりレベルの低いモンスター1体を除外する!」
輝子「ヒャッハー!お待ちかねのお食事タァイムだァ――――!!」
キメラフレシア「じゅるるる……」
ガシッ
ラジカッセン「ヒィ〜!」
バリッ……!ガリッ……!
卯月「ま、また食べられちゃいました……」
- 807 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:17:45.00 ID:QgQLmUbd0
-
モバP「マズい……莉嘉のフィールドにはもうモンスターが居ない!」
輝子「まだまだ行くぜェ……アタシは墓地の捕食惑星の効果を発動する!」
《捕食惑星》 †
永続罠
「捕食惑星」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在し、
捕食カウンターが置かれているモンスターがフィールドから離れた場合に発動する。
デッキから「プレデター」カード1枚を手札に加える。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
この効果で融合召喚する場合、「捕食植物」モンスターしか融合素材にできない。
裕子「あれって!」
美嘉「かな子ちゃんがサンダーブレイクで破壊したカード……!」
- 808 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:18:11.47 ID:QgQLmUbd0
-
輝子「コイツは墓地に存在する時に除外する事で、捕食植物モンスター同士を融合させる事が出来る!」
輝子「フィールドのキメラフレシアと、手札のスピノ・ディオネアを融合!」
輝子「融合召喚!さぁ……同胞を増やして支配しろ!捕食植物ドラゴスタぺリア!」
《捕食植物ドラゴスタペリア》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/植物族/攻2700/守1900
融合モンスター+闇属性モンスター
(1):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターに捕食カウンターを1つ置く。
捕食カウンターが置かれたレベル2以上のモンスターのレベルは1になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手が発動した捕食カウンターが置かれているモンスターの効果は無効化される。
ドラゴスタぺリア 攻2700
李衣菜「墓地のカードを融合カードとして使うなんて……!」
かな子(そんな……私があのカードを破壊したから……!)
- 809 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:19:06.15 ID:QgQLmUbd0
-
輝子「そして2枚目の捕食接木を発動!キメラフレシアを蘇生させる!」
キメラフレシア 攻2500
裕子「フィールドに融合モンスターが2体……」
美嘉「さっきと同じ状況じゃん!」
拓海「おいおい……」
乃々「こ、このまま攻撃されたら、またやられちゃうんですけど……」
ブルーノ「通常よりライフが低くなる変則ルールを利用して、一気に勝負を決めるつもりか」
ブルーノ「彼女のデッキはその為に考えられた、超攻撃型の融合戦術……!」
- 810 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:19:34.34 ID:QgQLmUbd0
-
輝子「まだ全然喰い足りやしねぇ……お前も生贄になってもらうぜェ……!」
輝子「喰い散らかしやがれえェェ――――!!!捕食植物共ォォォ――――!!!」
ドラゴスタぺリア「ギャオオオオオオッ!!」攻2700
ドガアアァァァァン!!
莉嘉「うあああああああっ!!」LP3500→800
未央「わあぁーやばいやばい!」
卯月「莉嘉ちゃんまでやられちゃったら……!!」
- 811 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:20:03.50 ID:QgQLmUbd0
-
輝子「ヒャッハアアアア――――――!!!チームメイトの所に連れてってやるぜェ――――!!」
輝子「ゴートゥーヘエエェェェェェル!!!」
キメラフレシア「じゅるるる……!!」攻2500
莉嘉「っ…………!!」
ゴシャアッ!!
- 812 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:20:48.53 ID:QgQLmUbd0
-
李衣菜「莉嘉……!!」
かな子「嘘……」
MC「な、何とォ――――!!捕食植物の猛攻がまたしても炸裂ゥ――――!!」
MC「ロッキングガールの2番手!城ヶ崎莉嘉も倒れてしまった――――!!」
MC「これは勝負が決まってしまったか――――!?」
幸子「はぁ……もうちょっと手ごたえがあるかと思いましたが」
幸子「これは輝子さん一人で終わっちゃいそうですね」
コナミ「…………」
- 813 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:21:17.44 ID:QgQLmUbd0
-
MC「もう後がないロッキングガール!果たしてこの3人をリーダー一人で……」
莉嘉「ちょっと待った――――――!!!」
MC「え?」
莉嘉「あ、違った……えっと、こういう時って何て言うんだったっけ……あ、そうだ!」
莉嘉「それはどうかな☆」LP800
輝子「何……!」
- 814 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:21:44.96 ID:QgQLmUbd0
-
莉嘉「えへへ、残念でした☆」
美嘉「莉嘉!」
モバP「よしっ!」
李衣菜「莉嘉のライフは、まだ残ってる!」
コナミ「ああ、それだけじゃないぜ……!」
モバホン「ハッ!」
《D・モバホン/Morphtronic Celfon》
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 100/守 100
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:サイコロを1回振り、
出た目の数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中からレベル4以下の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選び、
召喚条件を無視して特殊召喚し、残りのカードはデッキに戻してシャッフルする。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
●守備表示:サイコロを1回振り、
出た目の数だけ自分のデッキの上からカードを確認して
元の順番でデッキの上に戻す。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
モバホン 守100
卯月「莉嘉ちゃんのモバホン!」
幸子「い、いつの間に……!」
- 815 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:22:12.67 ID:QgQLmUbd0
-
莉嘉「トラップカード、D・スクランブル発動☆」
《D・スクランブル/Morphtronics, Scramble!》 †
通常罠
相手が直接攻撃を宣言した時、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に発動する事ができる。
その攻撃を無効にし、手札から「D」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
莉嘉「直接攻撃を無効にして、手札からディフォーマー1体を特殊召喚できる!」
輝子「喰い損ねたか……」
莉嘉「言ったでしょ?そう簡単に食べられないって☆」
- 816 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2017/12/10(日) 15:22:39.02 ID:QgQLmUbd0
-
今回はここまでです。
デュエル展開は随分前から考えてるのに
話が一向に進まないっすね……
せめて今年中にもう一回位更新したい(届かぬ想い)
読んでくださった方、ありがとうございました。
- 817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/10(日) 22:24:23.44 ID:44yy4hLyo
- 乙
- 818 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 01:56:14.72 ID:oagCsKaF0
-
未央「あっぶなー……」
卯月「な、何とか助かりましたね……」
楓「ええ、それにチャンスだわ……モバホンの効果なら、更にディフォーマーを呼び出してシンクロに繋げられる!」
智絵里「ま、まだ逆転できるかも……!」
輝子「これでバトルフェイズは終了……」
輝子(確かにこのターンは喰い損ねちまった……)
輝子(だが、1ターン生き延びたに過ぎないぜ……!)
- 819 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 01:56:44.34 ID:oagCsKaF0
-
輝子「ドラゴスタぺリアの効果発動!1ターンに一度、相手モンスター1体に捕食カウンターを植え付ける!」
ドラゴスタぺリア「!」
ヒュン!
モバホン「?」 捕食カウンター1
ブルーノ(あのカウンターは……)
輝子「アタシはこれでターンエンドだ……」
- 820 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 01:57:15.14 ID:oagCsKaF0
-
莉嘉「いっくよー!アタシのターン☆」手札3
莉嘉「早速モバホンの効果発動!1ターンに1度、ランダムに選ばれた数だけデッキからカードをめくり、その中にあるディフォーマー1体を呼び出す事が出来る!」
莉嘉「ダイヤル・オン!」
シーン……
モバホン「…………」
卯月「えっ……?」
美嘉「効果が、発動しない……!?」
莉嘉「どうして……!」
- 821 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 01:57:57.43 ID:oagCsKaF0
-
輝子「ククク……これがドラゴスタぺリアの能力!」
輝子「コイツがフィールドに居る限り、捕食カウンターを植え付けられたモンスターは効果を発動出来ない!」
輝子「残念だったなぁ……その携帯、契約切れちまってるようだぜェ……」
未央「えぇ〜!」
智絵里「モバホンは莉嘉ちゃんの生命線なのに……」
ブルーノ「攻撃だけじゃない……相手の切り返しを封じる手立ても用意していたとは……」
かな子「そんな……せっかく1ターン耐え抜いたのに……!」
コナミ「がっかりすんのはまだ早いぜ、かな子」
コナミ「莉嘉はそう簡単にやられるタマじゃないだろ」
- 822 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 01:58:33.35 ID:oagCsKaF0
-
莉嘉「もー!せっかくカッコよくキメようと思ったのにー!」
輝子「こういう奥の手は最後まで取っとくんだよ……」
輝子「さっきのターンで潔く食われてればよかったのになぁ……!」
莉嘉「だけど……」
輝子「あぁ?」
モバホンB「フッ!」
モバホンC「ハァーッ!」
莉嘉「3台持ちならどう?」
輝子「何ッ!?」
- 823 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 01:59:05.23 ID:oagCsKaF0
- 幸子「モバホンが3体も……!」
コナミ「よし……」ニッ
莉嘉「残念でした☆奥の手ならアタシだって持ってるんだから!」
莉嘉「魔法カード、機械複製術!」
《機械複製術/Machine Duplication》 †
通常魔法
(1):自分フィールドの攻撃力500以下の機械族モンスター1体を対象として発動できる。
デッキからその表側表示モンスターの同名モンスターを2体まで特殊召喚する。
莉嘉「攻撃力500以下の機械族が居る時、同じモンスターを2体までデッキから呼び出せる!」
- 824 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 01:59:53.11 ID:oagCsKaF0
-
卯月「莉嘉ちゃんすごい!」
楓「これなら後2回効果を発動できるわ!」
輝子「チッ……まだだぁ!ドラゴスタぺリアの捕食カウンターを植え付ける効果は相手ターンでも発動できる!」
輝子「モバホンBにカウンターを植え付けろォ!」
ヒュン!
モバホンB「…………」 捕食カウンター1
モバP「相手のターンでも効果を封じられるのか……」
李衣菜「結局効果を使えるのは1体だけ……」
- 825 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:00:32.70 ID:oagCsKaF0
-
輝子「ククク……その1回が外れればフィールドに残るのはガラクタだけ」
輝子「まさに死のルーレットってとこだなァ……」
莉嘉「だったら……当てればいいんでしょ!」
莉嘉「行くよ!ダイヤル……オン!」
ピピピピピピ……
モバホンC「4!」ピコーン
楓「めくれるのは4枚……!」
智絵里「神様……!」
- 826 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:01:12.84 ID:oagCsKaF0
-
莉嘉「さぁ……4枚めくるよ!」バッ!
莉嘉「…………!!」
D・ラジカッセン
D・スコープン
奈落の落とし穴
ダブルツールD&C
裕子「やった!ディフォーマ―が入ってる!」
美嘉「出せるのはレベル4のラジカッセンか、レベル3のチューナー、スコープンのどちらか……」
モバP「問題はここからどう展開させていくか……」
コナミ(展開のイメージは頭に浮かんでるハズだ)
コナミ(思いっきり暴れてやれ……莉嘉!)
- 827 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:02:14.18 ID:oagCsKaF0
- 莉嘉(!……これならいけるかも!)
莉嘉「D・スコープンを守備表示で特殊召喚っ!」
《D・スコープン/Morphtronic Scopen》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/光属性/機械族/攻 800/守1400
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:1ターンに1度、手札から「D(ディフォーマー)」と名のついた
レベル4モンスター1体を特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
●守備表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードのレベルは4になる。
スコープン 守1400
卯月「チューナーモンスターがフィールドに!これなら……!」
拓海「でも守備表示か……攻撃表示なら手札から更に展開する事も出来たのによ」
ブルーノ「いいや……スコープンは守備表示の時、レベル4のチューナーとして扱える」
ブルーノ「つまりそれは、シンクロ召喚の幅が広がるという事……!」
- 828 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:04:17.11 ID:oagCsKaF0
-
莉嘉「レベル1のモバホンCに、レベル4のスコープンをチューニング☆」
☆1+☆4=☆5
莉嘉「シンクロ召喚!アタシの為に頑張ってね、カリスマイケメン司書☆」
莉嘉「TG ハイパーライブラリアン!」
《TG ハイパー・ライブラリアン/T.G. Hyper Librarian》 †
シンクロ・効果モンスター(制限カード)
星5/闇属性/魔法使い族/攻2400/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがフィールドに存在し、自分または相手が、
このカード以外のSモンスターのS召喚に成功した場合に発動する。
このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、
自分はデッキから1枚ドローする。
ハイパーライブラリアン 攻2400
拓海「おい、あれってジョニーのデッキに入ってるモンスターだよな?」
晶葉「まぁ他のカテゴリのカードを入れる事は別に珍しい事ではないだろう」
晶葉「特にハイパーライブラリアンはシンクロ召喚を主体とするデッキでは効果的な働きが出来る」
ブルーノ(ディフォーマ―にハイパーライブラリアン……なるほど)
ブルーノ「どうやらこのデュエル、CGプロが一気に巻き返しそうだね」
乃々「…………?」
- 829 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:04:57.72 ID:oagCsKaF0
-
莉嘉「更にアタシは、墓地のモバホンを除外する事で、D・スマホンを特殊召喚!」
《D・スマホン/Morphtronic Smartfon》
特殊召喚・チューナー・効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 100/守 100
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の「D(ディフォーマー)」モンスター1体を除外した場合に特殊召喚できる。
(1):このカードは表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
サイコロを1回振り、出た目の数だけデッキの上からカードをめくる。
その中から「D(ディフォーマー)」カード1枚を手札に加え、
残りはデッキに戻してシャッフルする。
●守備表示:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
サイコロを1回振り、出た目の数だけデッキの上からカードを確認し、
デッキの上か下に好きな順番で戻す。
スマホン 攻100
莉嘉「スマホンの効果発動!1ターンに1度、ランダムに選ばれた数だけデッキからカードをめくり、その中にあるディフォーマーカード1枚を手札に加える!」
ピピピピピ……
スマホン「3!」
D・ラジオン
死者蘇生
D・D・R
莉嘉「ラジオンを手札に加えるよ!」
- 830 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:05:41.29 ID:oagCsKaF0
- 莉嘉「そしてレベル1のモバホン1に、レベル1のスマホンをチューニング!」
☆1+☆1=☆2
莉嘉「シンクロ召喚☆突っ走れ!フォーミュラーシンクロン☆」
《フォーミュラ・シンクロン/Formula Synchron》 †
シンクロ・チューナー・効果モンスター
星2/光属性/機械族/攻 200/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体
(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):相手メインフェイズに発動できる。
このカードを含む自分フィールドのモンスターをS素材としてS召喚する。
フォーミュラーシンクロン 守1500
莉嘉「フォーミュラーシンクロンがシンクロ召喚に成功した時、1枚ドローできる!」手札3
莉嘉「シンクロ召喚が行われた時、ライブラリアンの効果で更に1枚ドロー!」手札4
卯月「一気に2枚ドロー!」
未央「莉嘉ちーいい感じにノってきた!」
- 831 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:06:39.51 ID:oagCsKaF0
-
輝子「手札を回復したか……だが、アタシの捕食植物共に喧嘩売るには少々フィールドが寂しいようだなぁ……」
莉嘉「大丈夫!これからすっごくにぎやかになるから☆」
莉嘉「魔法カード、シンクロキャンセル発動☆」
《シンクロキャンセル/De-Synchro》 †
通常魔法
フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスター1体を選択してエクストラデッキに戻す。
さらに、エクストラデッキに戻したそのモンスターのシンクロ召喚に使用した
シンクロ素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、
その一組を自分フィールド上に特殊召喚できる。
莉嘉「シンクロモンスター1体をエクストラデッキに戻し、墓地に存在するシンクロ素材1組を呼び出せる!」
莉嘉「フォーミュラーシンクロンをエクストラデッキに戻して、モバホンAとスマホンを特殊召喚!」
モバホンA 攻100
スマホン 攻100
輝子「なっ……!」
- 832 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:07:23.41 ID:oagCsKaF0
-
莉嘉「そして墓地から蘇った事で、モバホンとスマホンの効果をそれぞれ使いなおす事が出来る!」
莉嘉「モバホンAの効果発動!ダイヤル・オン☆」
モバホンA「3!」
D・ステープラン
団結の力
ジャンクBOX
莉嘉「ステープランを特殊召喚!」
《D・ステープラン/Morphtronic Staplen》 †
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1400/守1000
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが戦闘によって破壊された場合、
このカードを破壊したモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。
●守備表示:このカードは戦闘では破壊されない。
このカードが攻撃された場合、そのダメージ計算後に
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して守備表示にし、
このカードの表示形式を攻撃表示にする。
ステープラン 守1000
- 833 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:08:14.86 ID:oagCsKaF0
-
莉嘉「まだまだ!スマホンの効果も残ってるよ!」
スマホン「5!」
D・ラジオン
おろかな埋葬
D・リモコン
ワンチャン!?
D・パッチン
莉嘉「リモコンを手札に加える!」手札4
莉嘉「そして、レベル1のモバホンに、レベル1のスマホンをチューニング!」
☆1+☆1=☆2
莉嘉「シンクロ召喚!戻ってきて、フォーミュラーシンクロン!」
フォーミュラーシンクロン 守1500
莉嘉「フォーミュラーシンクロンとハイパーライブラリアンの効果で、2枚ドロー!」手札6
輝子「グッ……!」
- 834 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:08:55.22 ID:oagCsKaF0
-
智絵里「すごい……すごい!莉嘉ちゃん!」
拓海「手札とフィールドがモリモリ増えていくぜ……!」
莉嘉「レベル1のモバホンBと、レベル4のステープランに、レベル2のフォーミュラーシンクロンをチューニング!」
☆1+☆4+☆2=☆7
楓「レベル7という事は……!」
未央「来た来たー!莉嘉ちーの相棒、パワーツールドラゴン!」
コナミ(これまでだったらここで出すのはパワーツール……)
コナミ(だが、今の莉嘉はまだまだ止まらない!)
莉嘉「シンクロ召喚!気合い入れて行くよー!カラクリ将軍無零☆」
《カラクリ将軍 無零/Karakuri Shogun mdl 00 "Burei"》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2600/守1900
チューナー+チューナー以外の機械族モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
自分のデッキから「カラクリ」と名のついたモンスター1体を
特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、
表示形式を変更する事ができる。
無零 攻2600
- 835 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:09:43.47 ID:oagCsKaF0
-
卯月「あれって晶葉ちゃんの……!」
晶葉「ほう……」
莉嘉「無零の効果!シンクロ召喚に成功した時、デッキからカラクリモンスター1体を特殊召喚できる!」
莉嘉「来て、カラクリ参謀 弐四八!」
《カラクリ参謀 弐四八/Karakuri Strategist mdl 248 "Nishipachi"》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/機械族/攻 500/守1600
このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
このカードの表示形式を守備表示にする。
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、フィールド上に存在するモンスター
1体の表示形式を変更する。
弐四八 守1600
莉嘉「弐四八がフィールドに呼び出された時、モンスター1体の表示形式を変更する!」
莉嘉「ドラゴスタペリアを守備表示に変更!」
ドラゴスタペリア 守1900
- 836 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:10:27.04 ID:oagCsKaF0
-
莉嘉「そしてハイパーライブラリアンの効果で1枚ドロー!」手札7
輝子「ち……今度はシンクロモンスターを素材にシンクロするつもりか……!」
莉嘉「え?そんな事しないよ?」
莉嘉「だってアタシ……」
莉嘉「まだ通常召喚してないもんっ♪」ニコッ
輝子「っ……!?」
莉嘉「手札のラジオンを通常召喚!」
《D(ディフォーマー)・ラジオン/Morphtronic Radion》 †
効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1000/守 900
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターの攻撃力は800ポイントアップする。
●守備表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターの守備力は1000ポイントアップする。
ラジオン 攻1000
- 837 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:11:32.77 ID:oagCsKaF0
- 莉嘉「レベル4の機械族、ラジオンに、レベル3の機械族、弐四八をチューニング☆」
☆4+☆3=☆7
莉嘉「シンクロ召喚!シュシュっと決めちゃって!超重忍者シノビ-A・C☆」
《超重忍者シノビ−A・C》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻1200/守2800
機械族チューナー+チューナー以外の機械族モンスター1体以上
このカードはルール上「超重武者」カードとしても扱う。
(1):このカードは表側守備表示のままで攻撃できる。
その場合、このカードは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。
(2):自分の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合に発動できる。
このカードの元々の守備力はターン終了時まで半分になり、
このターンこのカードは直接攻撃できる。
(3):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、
次のスタンバイフェイズに発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
シノビA・C 守2800
莉嘉「ライブリアンの効果で1枚ドロー!」手札7
莉嘉「アタシはカードを2枚セット!そして団結の力をハイパーライブラリアンに装備!」
《団結の力/United We Stand》 †
装備魔法
(1):装備モンスターの攻撃力・守備力は、
自分フィールドの表側表示モンスターの数×800アップする。
ハイパーライブラリアン 攻2400→4800
- 838 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:12:27.29 ID:oagCsKaF0
- 輝子「何ィ……!?」
莉嘉「さぁ行くよ……バトル!まずは無零でドラゴスタペリアを攻撃!」
無零「ウオオオオオ―――――!!」攻2600
ドラゴスタぺリア「」ドカーン
莉嘉「そして、シノビA・Cでキメラフレシアを攻撃!」
莉嘉「シノビA・Cは攻撃する時、守備力の数値を攻撃力として扱う事が出来る!」
シノビA・C「フンッ!」守2800→攻2800
キメラフレシア「」バリーン
- 839 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:13:47.30 ID:oagCsKaF0
-
輝子「アタシのモンスター共が……!?」
莉嘉「これでラスト!やっちゃえ☆ハイパーライブラリアン!プレイヤーにダイレクトアタック!!」
ハイパーライブラリアン「ハアアァ――――――!!」攻4800
ドガアアァァァァァン……!
輝子「うわああああああぁぁ―――――――!!」LP0 ピー
- 840 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:14:21.87 ID:oagCsKaF0
-
MC「なんとぉ――――――!!絶対絶命の状況から一転、強力なシンクロモンスター軍団を呼び出した!」
MC「前のターンのお返しと言わんばかりの猛攻が炸裂ゥ――――!!!」
MC「ロッキングガールのセカンドプレイヤー城ヶ崎莉嘉が、戦況を巻き返したぞ――――!!」
晶葉「あの状況からここまで……」
ブルーノ「なるほど……ディフォーマ―の最大の特徴は何といってもその展開力」
ブルーノ「それに他カテゴリのカードを組み合わせ、更に爆発力を高めたという事か……」
ブルーノ(流石コナミ、ディフォーマーの使い手と長い間一緒だった事はある)クスッ
- 841 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:17:19.34 ID:oagCsKaF0
-
裕子「やったー!流石美嘉ちゃんの妹さんですね!」
美嘉「うん……」
美嘉(アタシが観に行った遊園地でのデュエルの時より、またレベルアップしてる……)
美嘉(……ふふっ、アタシを目指すなんて、生意気な事言うだけあるじゃん)
李衣菜「莉嘉ナイス!」
かな子「よ、よかった……」
モバP「ああ、まずは1勝取り返した!」
コナミ「フッ……モバホンやスマホンを使ったモンスター展開はかなり練習したからな」
コナミ「相手の妨害もあったが、よく巻き返した」
コナミ(だが問題はこの後……確かに戦況は5分近くまでは巻き返せたが、残りライフは僅かだ)
コナミ(次のプレイヤーに莉嘉がどこまで食い下がれるか……)
- 842 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:18:05.72 ID:oagCsKaF0
-
輝子「…………」
輝子「……あ?」
かな子「あ……」
莉嘉「戻った……」
輝子「あー……や、やられちゃった、のか……」
輝子「今の、す、すごかったな……一気に押し切られちゃったぞ」
MC「さぁ、カワイイボクと142`s、ここでプレイヤーチェンジだ!」
輝子「あ……そ、そうか交代か……ち、ちょっと待っててね……」
- 843 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:19:11.99 ID:oagCsKaF0
-
輝子「た、ただいま……」
小梅「おかえり、輝子ちゃん……」
幸子「お疲れ様でした!」
輝子「い、いやぁ……流石に2人抜きは無理、だった……」
幸子「上出来ですよ、後は僕達に任せてください!でも……」
幸子「輝子さん、最初のターンで裏守備でセットしてたモンスター、何だったんですか?」ジト
輝子「あ……」
幸子「デッキに門前払いされた後、大分取り乱してたみたいですけど」
幸子「よっぽどお気に入りのカードだったみたいですね……」ジトー
- 844 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:20:04.12 ID:oagCsKaF0
-
輝子「そ、それは……やっぱり、と、トモダチだからな……」
幸子「もー!やっぱり!またデッキにきのこマン入れてたでしょ!」
《きのこマン/Mushroom Man》 †
通常モンスター
星2/地属性/植物族/攻 800/守 600
ジメジメした所で力を発揮!かさから菌糸を振りまき攻撃!
輝子「ば、ばれちゃった?」
幸子「ばれますよ!好きなカードなのは分かりますけど、メインデッキには入れないでっていっつも言ってるじゃないですか!」
輝子「えぇー……トモダチが一緒に居てくれるみたいで、お、落ち着くんだけどなぁ……」
輝子「それに、こ、このカードが居てくれたから、デュエルのレッスンも頑張れたし……」
幸子「う……べ、別に輝子さんの好きなものを否定するつもりはありませんけど……」
- 845 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:23:27.09 ID:oagCsKaF0
-
小梅「さ、幸子ちゃん……もう、いいんじゃない、かな……」
小梅「輝子ちゃんが、頑張ってくれた、から……後は、私が……」
幸子「むぅ……分かりました!小梅さん、お願いしますよ!」
小梅「うん……行って、くるね……」
輝子「こ、小梅ちゃん……後、よろしく……フヒ……」
MC「さぁ、まだどちらに転ぶか分からないこのデュエル!果たして先にリーチを掛けるのはどちらか!?」
MC「カワイイボクと142`sの2番手!ナイトメアガール、白坂小梅の登場だ―――――――!!」
卯月「ライフは残り少ないけど、今の布陣ならまだまだ粘れるはず……!」
未央「行け行け莉嘉ちー!」
- 846 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:27:15.33 ID:oagCsKaF0
-
小梅「た、楽しいデュエルに、しようね……」
莉嘉「もっちろん!でも、勝つのはアタシなんだから☆」
莉嘉「デュエル☆」
小梅「デュエル……」
ロッキングガール
莉嘉(2nd)LP800 手札4
フィールド ハイパーライブラリアン カラクリ将軍無零 シノビA・C
団結の力(ハイパーライブラリアン) 伏せ2
マドルチェシャトー
カワイイボクと142s
小梅(1st)LP4000 手札15
フィールド 無し
- 847 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:29:44.79 ID:oagCsKaF0
- 小梅「じゃあ……私の、ターンから……」手札6
小梅「まずは……輝子ちゃんのキメラフレシアの効果、発動するね」
小梅「デッキから、融合カード1枚を手札に……」手札7
小梅「それから、置換融合の効果も……キメラフレシアをデッキに戻して、1枚ドロー……」手札8
卯月「いきなり手札8枚スタート……」
コナミ「ち……最後の最後で一仕事していったな……」
小梅「う、うん……楽しい事、起こりそう……」
小梅「その前に、ナイトショット……発動、するね」
《ナイト・ショット/Night Beam》 †
通常魔法
(1):相手フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
セットされたそのカードを破壊する。
このカードの発動に対して相手は対象のカードを発動できない。
小梅「これで、伏せカードを1枚、破壊……」バリーン
- 848 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:35:55.75 ID:oagCsKaF0
- 莉嘉(神風のバリア エア・フォースが……!)
莉嘉(でも、今ならモンスター3体もいるし、これ位へっちゃら……)
小梅「もう……始まってる、よ?」
莉嘉「えっ?何が……?」
小梅「とっても……とっても、楽しい、事……」
拓海「何……!?」
ブルーノ「これは……!」
美嘉「莉嘉のモンスター達が……!」
ハイパーライブラリアン「ア……ア、ア……」デロー
無零「ギ、ギ……ギギ……」サビー
莉嘉「デロデロのサビサビになっちゃった〜!?」
- 849 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:36:45.19 ID:oagCsKaF0
-
《アンデットワールド/Zombie World》 †
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上及び墓地に存在する
全てのモンスターをアンデット族として扱う。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、
アンデット族以外のモンスターのアドバンス召喚をする事はできない。
ブルーノ「アンデッドワールド……互いのフィールドと墓地のモンスターを全てアンデッドに変えるフィールド魔法……」
ブルーノ「そしてアンデッドのサポートカードには、相手の墓地のアンデッドに干渉できるものも多数存在する」
ブルーノ「つまり彼女はアンデット使いか……!」
莉嘉「でも、デロデロにされたって攻撃力が変わる訳じゃ……」
- 850 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:37:38.35 ID:oagCsKaF0
-
ズズズズズズズ……
シノビA・C「…………!?」
ハイパーライブラリアン「あ……あア……!?」
モバP「な、何!?」
李衣菜「シノビA・Cとハイパーライブラリアンが1つに……!!」
かな子「どうして……!?」
コナミ「そうか……さっきキメラフレシアの効果でサーチした融合カードは……!」
《超融合/Super Polymerization》 †
速攻魔法(制限カード)
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
自分・相手フィールドから融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
- 851 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:38:20.95 ID:oagCsKaF0
-
莉嘉「超融合……!?」
小梅「この融合召喚は、もう誰にも止められない、よ……」手札6
小梅「彷徨う魂、全部解き放って……」
小梅「冥界龍……ドラゴネクロ」
《冥界龍 ドラゴネクロ/Dragonecro Nethersoul Dragon》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守 0
アンデット族モンスター×2
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
このカードと戦闘を行うモンスターはその戦闘では破壊されない。
また、このカードがモンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、
そのモンスターの攻撃力は0になり、
そのモンスターの元々のレベル・攻撃力を持つ
「ダークソウルトークン」(アンデット族・闇・星?・攻?/守0)1体を
自分フィールド上に特殊召喚する。
「冥界龍 ドラゴネクロ」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
ドラゴネクロ 攻3000
美嘉「莉嘉のモンスターを素材に、融合召喚……!?」
莉嘉「そんな……」
小梅「素敵な、悪夢……見せてあげる……」
- 852 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/09(火) 02:38:56.56 ID:oagCsKaF0
-
今回はここまでです。
あけましておめでとうございます。
結局昨年中の更新は叶わず、年明けまで引っ張る形となってしまいました。
昨年の更新ペースだと本当に終わらないので
せめてここから4,5年以内の完結を目指してやっていこうと思います。
こんなSSですが、引き続きまったりやってまいりますので
よろしくお願い致します。
それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
- 853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/09(火) 12:24:49.98 ID:bN67ZR3Wo
- 乙
- 854 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:27:19.23 ID:JCLl6kpG0
- 続きの前にいくつか訂正です。
>>806にてD・ラジカッセンがフィールドから離れた時、
装備されていた月鏡の盾の効果処理の描写が抜けておりました。
月鏡の盾が墓地に行った事で、500LPを払いデッキの一番下に戻っております。
よってこの時、莉嘉のLPは4000→3500となっております。
また、>>846で小梅の手札がフィーバーしちゃってますが、
正しくは5枚です。
更に、>>851の2行目で小梅の手札を6枚としておりますが、
正しくは4枚です。
流石にガバガバすぎんよ〜(呆れ)
- 855 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:28:22.65 ID:JCLl6kpG0
-
卯月「相手のモンスターを融合させちゃうなんて……!」
智絵里「せ、せっかく呼び出したモンスターを一瞬で2体も……」
小梅「そ、それじゃあ……続けるね?」
小梅「通常、召喚……来て……ゴブリンゾンビ……」
《ゴブリンゾンビ/Goblin Zombie》 †
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1100/守1050
(1):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた場合に発動する。
相手のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから守備力1200以下のアンデット族モンスター1体を手札に加える。
ゴブリンゾンビ 攻1100
- 856 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:29:24.34 ID:JCLl6kpG0
-
小梅「それから……超融合で、手札から捨てた、ゾンビキャリアの……効果……」
《ゾンビキャリア/Plaguespreader Zombie》 †
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻 400/守 200
(1):このカードが墓地に存在する場合、
手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールドから離れた場合に除外される。
小梅「手札1枚、デッキトップに戻して……墓地から蘇る……」
ゾンビキャリア 守200
小梅「レベル4のアンデット、ゴブリンゾンビに……レベル2……ゾンビキャリアを、チューニング……」
☆4+☆2=☆6
小梅「眠れる魂を支配する、地獄の炎……」
小梅「シンクロ召喚……デスカイザー・ドラゴン……」
《デスカイザー・ドラゴン/Doomkaiser Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/アンデット族/攻2400/守1500
「ゾンビキャリア」+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、
相手の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのアンデット族モンスターを自分フィールドに攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
デスカイザードラゴン 攻2400
- 857 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:30:27.92 ID:JCLl6kpG0
-
小梅「デスカイザードラゴン……効果、発動……」
ズズズズズ……
ハイパーライブラリアン「あ、ア……アアあ……」 攻2400
莉嘉「えっ!?」
モバP「どうしてあっちのフィールドにライブラリアンが……!?」
小梅「デスカイザードラゴンが、特殊召喚した時……相手の墓地のアンデットを自分のフィールドに、呼び出せるの……」
小梅「えへへ……こ、これで……友達、だね……」
莉嘉(またこっちのモンスターを……!?)
小梅「あ……それから、ぼ、墓地に行ったゴブリンゾンビの、効果……」
小梅「デッキから……ユニゾンビを、手札に、加えるね?」手札3
- 858 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:31:22.90 ID:JCLl6kpG0
-
小梅「そ、それじゃあ……バトル、フェイズ……」
小梅「ドラゴネクロ……カラクリ将軍無零を、攻撃……」
ドラゴネクロ「ゴゴゴゴゴ……!」攻3000
無零「…………!」攻2600
李衣菜「無零がやられちゃったら、莉嘉を守るモンスターが……」
コナミ「いいや、あのモンスターの攻撃はそれじゃすまない……」
小梅「ドラゴネクロが攻撃する、モンスターは……その戦闘で、破壊されない」
小梅「その代わりに……そのモンスターの魂を、私のフィールドに呼び出す……」
小梅「元々の体は、そのまま……攻撃力0の、抜け殻に、なるの……」
- 859 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:32:10.12 ID:JCLl6kpG0
-
ブルーノ「抜き取られた魂は、そのモンスターの攻撃力を持つトークンとなる……」
ブルーノ「この攻撃が通れば、彼女のフィールドのモンスターは4体に……!」
小梅「さぁ……そんな、冷たい体なんか捨てて……あなたも友達に、なろう?」
ドラゴネクロ「グオオオオオオオオ…………ッ!!」
莉嘉「速攻魔法!エネミーコントローラー発動!」
《エネミーコントローラー/Enemy Controller》 †
速攻魔法
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の表側表示モンスターの表示形式を変更する。
●自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
小梅「!」
莉嘉「コントロール奪取コマンド!無零をリリースして、ドラゴネクロのコントロールをこのターンの間だけ奪う!」ヒュン!
エネコン「←→AB」ピコーン!
ドラゴネクロ「ググ……!?」グルン!
- 860 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:33:27.53 ID:JCLl6kpG0
-
小梅「せ、せっかく……友達になれると、思ったのに……」ショボーン
莉嘉「アタシのモンスターそんなに取っちゃだめ!もうおしまい!」
小梅「むー……じゃあ、これで……ターンエンド……」
小梅「これで、ドラゴネクロは……か、返してもらうね?」
ドラゴネクロ「…………」スッ
李衣菜「何とか耐えきったけど……」
かな子「莉嘉ちゃんのモンスターが、皆居なくなっちゃった……」
コナミ(流石に手札8枚の相手を無傷でやり過ごせるとは思ってなかったが……)
コナミ(さっきのターンで築いた布陣がここまでやられるとはな……)
- 861 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:34:28.94 ID:JCLl6kpG0
-
莉嘉(アタシのモンスターが、1ターンで全滅しちゃうなんて……)
莉嘉(で、でも!気を取り直して、立て直さなきゃ!)
莉嘉(えっと、まず何とかしなくちゃいけないのは……)チラッ
ドラゴネクロ「…………」攻3000
莉嘉(うぅ〜、こっち超睨んできてる……)
莉嘉(でもこっちだって、装備魔法で強化してやっつけちゃえば……!)
小梅「あ……ち、ちなみにね?」
莉嘉「?」
小梅「ドラゴネクロの、魂を抜き取る効果は……戦闘で破壊された時も、発動、するよ?」
莉嘉「えっ!?……あ、そ、そんな事知ってるもんっ!」
小梅「そ、そう……?たまに勘違いしてる人、いるから……」
- 862 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:35:14.24 ID:JCLl6kpG0
-
拓海「さっきのスターヴヴェノムも厄介だったけど、こっちのドラゴンも相当めんどくさいな……」
ブルーノ(確かに……でも最も危険なのは、あのフィールド魔法……)
ブルーノ(アンデットの蘇生効果を最大限に引き出すだけじゃない)
ブルーノ(種族が変わった事で機械族をサポートする効果も全てシャットアウトしている……)
ブルーノ(このカードにも早い段階で対応しないと、相手に主導権を握られ続けてしまう……!)
莉嘉(ドラゴネクロを戦闘でやっつけても、結局アタシのモンスターの魂を抜かれちゃう……)
莉嘉(戦闘がダメなら効果でやっつけて……)
莉嘉(あーでも!あのフィールド魔法だって、放っといたらまたアタシのモンスター取られちゃうし……!)
莉嘉(どうしよー超ヤバいじゃん……!)
- 863 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:36:03.45 ID:JCLl6kpG0
-
莉嘉「う〜ん……」
コナミ「ち……莉嘉のヤツ、柄にもなく考え込んでしまってるな……」
李衣菜「ね、ねぇ、こっちから何か声掛けてあげられないの?アドバイスとか……」
モバP「ダメだ、プレイヤーチェンジの時以外は、デュエル中のプレイヤーにこっちから声は掛けられない……」
かな子「莉嘉ちゃん……!」
- 864 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:36:54.58 ID:JCLl6kpG0
-
裕子「あぁ〜、何か大ピンチな雰囲気……!」
裕子「美嘉ちゃん、莉嘉ちゃんはどうしたら……」
美嘉「…………」スッ
裕子「美嘉ちゃん?」
美嘉「すぅー……」
美嘉「何やってんの!莉嘉!!」
- 865 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:37:34.54 ID:JCLl6kpG0
-
モバP「!」
かな子「今のって……」
莉嘉(お姉ちゃんの声……!)
小梅「…………?」
美嘉「アンタがいっつも教わってるのは、そうやってウジウジ悩むデュエル!?」
美嘉「カリスマギャル名乗ってんだったら、こーいう時にアンタらしさを見せないでどうすんの!」
莉嘉(アタシ、らしさ……)
- 866 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:39:37.01 ID:JCLl6kpG0
- コナミ「美嘉……」
莉嘉(そっか……)
いつも通り、お前らしくやればいい、後ろには李衣菜もいるしな
莉嘉(コナミんが言ってくれた事、すっかり忘れちゃってた……)
莉嘉(いつだって、アタシらしくやればいいんだよね!)
莉嘉「よーっし……最後までとことん、キラキラしちゃうんだから☆」
モバP「莉嘉……!」
李衣菜「きたきた、莉嘉復活!」
かな子「莉嘉ちゃん!頑張って!」
コナミ(フッ……流石、妹の事をよく分かってる)
コナミ(感謝するぜ、美嘉)ニッ
- 867 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:40:08.33 ID:JCLl6kpG0
-
莉嘉「いっくよー!アタシのターン☆」手札5
莉嘉「魔法カード、ジャンクBOX発動!」
《ジャンクBOX/Junk Box》 †
通常魔法
自分の墓地からレベル4以下の「D(ディフォーマー)」
と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時に破壊される。
莉嘉「墓地のディフォーマー1体を蘇生させる!」
莉嘉「アタシが呼び出すのはもちろん……ディフォーマ―モバホン☆」
モバホン 攻100
- 868 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:41:30.86 ID:JCLl6kpG0
-
ブルーノ「ここでモバホン……!」
拓海「とことん博打で行くって事かよ……!」
コナミ「それでいい、莉嘉らしさが戻ってきたな」
モバP「ああ、それでこそ莉嘉だ!」
莉嘉「ダイヤル、オン!!」
モバホン「ピピピピピ……」
モバホン「6!」ピコーン!
- 869 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:42:13.91 ID:JCLl6kpG0
-
莉嘉「やったー!」
未央「よっし!まだまだ行けるよ莉嘉ちー!」
卯月「うんっ、莉嘉ちゃんにまた流れが向いてきてるかも……!」
幸子「ちょ、ちょっと!さっきからあのルーレットいい目が出すぎじゃないですか!?」
輝子「ひ、日頃の行い、かな……フヒ」
莉嘉「6枚もめくれば……!」バッ
団結の力
D・パッチン
D・ラジカッセン
アイアンコール
ソウル・チャージ
ワン・フォー・ワン
- 870 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:42:57.81 ID:JCLl6kpG0
-
莉嘉(よしっ!)
莉嘉「アタシが選ぶのは、ディフォーマー・パッチン!」
《D・パッチン/Morphtronic Slingen》 †
効果モンスター
星4/風属性/機械族/攻1200/守 800
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:1ターンに1度、「D・パッチン」以外の
「D(ディフォーマー)」と名のついた
モンスター1体をリリースする事で
フィールド上のカード1枚を破壊する。
●守備表示:このカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の「D(ディフォーマー)」
と名のついたモンスター1体を破壊する事ができる。
パッチン 攻1200
莉嘉「パッチンの効果!モバホンをリリースして、ドラゴネクロを破壊するよ!」
パッチン「イクゼー!!」
モバホン「オオーッ!」
ギチギチギチギチ……
モバホン「クラエー!!」
ビョーン!
ドラゴネクロ「」ドカーン
- 871 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:43:46.66 ID:JCLl6kpG0
-
小梅「っ……」
莉嘉(これでドラゴネクロはやっつけた……!)
莉嘉(お次は……!)
莉嘉「手札のディフォーマーリモコンを召喚!」
《D・リモコン/Morphtronic Remoten》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/機械族/攻 300/守1200
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:1ターンに1度、自分の墓地の
「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選択してゲームから除外し、
デッキからそのモンスターと同じレベルを持つ
「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
●守備表示:1ターンに1度、手札の「D(ディフォーマー)」と
名のついたモンスター1体を墓地へ送り、
自分の墓地からそのモンスターと同じレベルを持つ
他の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選んで手札に加える。
リモコン 攻300
- 872 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:44:39.25 ID:JCLl6kpG0
- 莉嘉「リモコンの効果発動!墓地のディフォーマー1体を除外して、除外したモンスターと同じレベルのディフォーマー1体をデッキから手札に加える!」
莉嘉「アタシが除外するのは、レベル4のラジオン!そしてデッキからラジカッセンを手札に!」手札4
莉嘉「そして魔法カード、D・スピードユニットを発動☆」
《D・スピードユニット/Morphtronic Accelerator》 †
通常魔法
手札の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体をデッキに戻してシャッフルする。
その後、フィールド上のカード1枚を選択して破壊し、デッキからカードを1枚ドローする。
莉嘉「手札のディフォーマー1体をデッキに戻して、フィールドのカード1枚を破壊できる!」
莉嘉「リモコンでサーチしたラジカッセンをデッキに戻して、アンデッドワールドを破壊!」バリーン!
莉嘉「そして1枚ドロー☆」手札3
小梅「…………!」
- 873 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:45:18.12 ID:JCLl6kpG0
-
モバP「よし!ドラゴネクロとアンデッドワールドを潰したぞ!」
コナミ「そしてフィールドにはレベル4のモンスターとレベル3のチューナー……!」
莉嘉「さぁ、行くよ☆レベル4のパッチンに、レベル3のリモコンをチューニング!」
☆4+☆3=☆7
莉嘉「シンクロ召喚!お待たせ☆パワーツールドラゴン!」
《パワー・ツール・ドラゴン/Power Tool Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2300/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
デッキから装備魔法カードを3枚選んで相手に見せ、
相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
相手が選んだカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカードをデッキに戻す。
また、装備魔法カードを装備したこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードに装備された装備魔法カード1枚を墓地へ送る事ができる。
パワーツールドラゴン 攻2300
小梅「シンクロ召喚されたから……ライブラリアンの、効果で……1枚ドローするね……」手札4
- 874 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:46:27.94 ID:JCLl6kpG0
-
莉嘉「パワーツールドラゴンの特殊能力、パワーサーチ発動☆」
莉嘉「デッキの中の装備魔法3枚を選んで、その内1枚をランダムに手札に加える!」
莉嘉「アタシが選ぶのはこの3枚!」
ダブルツールD&C
D・D・R
団結の力
小梅「えっと……真ん中……」
莉嘉「……えへへ、当たり☆」
莉嘉「ダブルツールD&Cを、パワーツールドラゴンに装備☆」
《ダブルツールD&C/Double Tool C&D》 †
装備魔法
自分フィールド上の「パワー・ツール・ドラゴン」または
「D(ディフォーマー)」と名のついたレベル4以上の機械族モンスターにのみ装備可能。
それぞれのターンで以下の効果を適用する。
●自分のターン:装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、装備モンスターが攻撃する場合、
バトルフェイズの間だけ攻撃対象モンスターの効果は無効化される。
●相手のターン:相手は装備モンスター以外のモンスターを攻撃対象に選択できない。
また、装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、
その相手モンスターを破壊する。
莉嘉「このカードで、パワーツールの攻撃力はアタシのターンの間1000ポイントアップ☆」
パワーツールドラゴン 攻2300→3300
- 875 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:47:18.45 ID:JCLl6kpG0
-
莉嘉「バトルフェイズ!パワーツールでデスカイザードラゴンを攻撃!」
莉嘉「クラフティ・ブレイク☆」
パワーツール「ギュイイイイイイン!!」攻3300
デスカイザードラゴン「」バリーン
小梅「っ……」LP4000→3100
小梅「デスカイザードラゴンが、破壊されちゃったから……ライブラリアンも、墓地に戻る……」
ハイパーライブラリアン「」スゥー……
小梅「はぁ……お友達が、居なく、なっちゃった……」
莉嘉「だったら、もっと賑やかにしてあげる☆」
小梅「え……?」
- 876 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:47:59.17 ID:JCLl6kpG0
-
莉嘉「アタシのバトルフェイズはまだ終わってないんだから!」
莉嘉「速攻魔法、マグネットリバース発動☆」
《マグネット・リバース/Magnet Reverse》 †
速攻魔法
(1):自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
機械族または岩石族の通常召喚できないモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
莉嘉「機械族か岩石族の、特殊召喚出来ないモンスター1体を特殊召喚出来る!」
莉嘉「戻ってきて!シノビA・C!」
シノビA・C 守2800
小梅「あ……!」
莉嘉「シノビA・Cで、プレイヤーにダイレクトアタック!」
シノビA・C「イヤーッ!」守2800→攻2800
ズバッ!
小梅「あうっ……うぅ……」LP3100→300
- 877 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:48:57.39 ID:JCLl6kpG0
-
MC「ああっとーーー!ピンチに陥ったかに見えた城ヶ崎莉嘉!ここに来て怒涛の反撃!!」
MC「カワイイボクと142`sのセカンドプレイヤー、白坂小梅を残りライフ300まで追い込んだぞ―――――!!」
卯月「ライフが並んだ……!」
未央「莉嘉ちー大活躍じゃん!」
莉嘉「アタシはカードを1枚伏せて、ターンエンド!」
裕子「やった!莉嘉ちゃんすごいですっ!」
美嘉「ふふっ、世話が焼けるんだから」
美嘉(でも……)
- 878 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:49:43.57 ID:JCLl6kpG0
-
小梅「はぁ……び、びっくり、しちゃった……」
莉嘉「えへへー、どう?アタシのデュエル、ちょーノリノリでしょ☆」
小梅「うん……魂、すごく……ドキドキ、してる……」
小梅「だから……今度は、わ、私が……」
小梅「もっと……ドキドキ、させてあげるね?」
莉嘉「…………!!」
- 879 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:50:14.88 ID:JCLl6kpG0
- コナミ(ライフ300まで追い込む事は出来た……)
コナミ(でも逆に言えば、後300を削りきれなかった、か……)
コナミ「……李衣菜」
李衣菜「?」
コナミ「莉嘉のデュエル、最後までしっかり見ておけ」
コナミ「次は、お前が繋ぐ番だ」
李衣菜「…………!!」
李衣菜「……はいっ!」
- 880 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:50:50.48 ID:JCLl6kpG0
-
小梅「私の……ターン……」手札5
小梅「おろかな埋葬……発動……」
《おろかな埋葬/Foolish Burial》 †
通常魔法(制限カード)
(1):デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
小梅「牛頭鬼を、墓地に送るね……」
小梅「墓地に送られた、牛頭鬼の、効果……」
《牛頭鬼/Gozuki》 †
効果モンスター
星4/地属性/アンデット族/攻1700/守 800
「牛頭鬼」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、
自分の墓地から「牛頭鬼」以外のアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。
手札からアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。
小梅「墓地の、デスカイザードラゴンを……除外、して……」
小梅「手札の、ユニゾンビを……特殊召喚……」
《ユニゾンビ/Uni-Zombie》 †
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻1300/守 0
「ユニゾンビ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
手札を1枚捨て、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
(2):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
この効果の発動後、ターン終了時までアンデット族以外の自分のモンスターは攻撃できない。
ユニゾンビ 守 0
- 881 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:51:40.94 ID:JCLl6kpG0
-
小梅「ユニゾンビ……効果、発動……」
小梅「デッキから、アンデット1体を……墓地に送って、アンデット1体のレベルを1つ上げる……」
小梅「馬頭鬼を墓地に、送って……ユニゾンビの、レベルを……1つ、上げるね」
ユニゾンビ「ボエ〜♪」☆3→☆4
小梅「更に、墓地の馬頭鬼の、効果……」
《馬頭鬼/Mezuki》 †
効果モンスター
星4/地属性/アンデット族/攻1700/守 800
(1):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのアンデット族モンスターを特殊召喚する。
小梅「墓地から除外して……アンデット1体を、蘇生される……」
小梅「おかえり……ゴブリンゾンビ……」
ゴブリンゾンビ 攻1100
- 882 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:52:18.05 ID:JCLl6kpG0
-
小梅「レベル4のゴブリンゾンビに……レベル4のユニゾンビを……チューニング……」
☆4+☆4=☆8
小梅「黄泉の国より蘇りし妖刀……全部、切り捨てて……」
小梅「シンクロ召喚……戦神、不知火……」
《戦神−不知火/Shiranui Shogunsaga》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/炎属性/アンデット族/攻3000/守 0
アンデット族チューナー+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上
自分は「戦神−不知火」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地のアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
除外したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
除外されている自分の守備力0のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地に戻す。
戦神不知火 攻3000
晶葉「ここに来て更にシンクロモンスターを……!」
ブルーノ「いいや、まだ何かある!」
- 883 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:53:04.71 ID:JCLl6kpG0
- 小梅「えっと……ご、ゴブリンゾンビの効果で……冥界騎士、トリスタンを……手札に加えるね」手札4
小梅「更に、トリスタンを……召喚……」
《冥界騎士トリスタン/Tristan, Knight of the Underworld》 †
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1800/守 0
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地の守備力0のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):自分フィールドにこのカード以外のアンデット族モンスターが存在する場合、
このカードの攻撃力は300アップする。
トリスタン 攻1800
小梅「トリスタンの効果……墓地のユニゾンビを、手札に……」手札4
小梅「それから、フィールドに、トリスタンが居るから……手札の冥界の麗人、イゾルデを……特殊召喚……」
《冥界の麗人イゾルデ/Isolde, Belle of the Underworld》 †
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1000/守 0
このカードはこのカードの(1)の方法でしか特殊召喚できない。
「冥界の麗人イゾルデ」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「冥界騎士トリスタン」が存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分フィールドのアンデット族モンスターを2体まで対象とし、
5〜8までの任意のレベルを宣言して発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで宣言したレベルになる。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。
イゾルデ 攻1000
- 884 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:53:37.44 ID:JCLl6kpG0
- 小梅「イゾルデの効果……自分のアンデット2体のレベルを、5〜8の好きな数字に……変更、出来る……」
トリスタン ☆4→☆8
イゾルデ ☆4→☆8
未央「同じレベルのモンスターが2体って事は……!」
楓「今度はエクシーズ……!」
小梅「レベル8のトリスタンと、イゾルデで……オーバー、レイ……」
小梅「エクシーズ召喚……思いのままに……全部、壊しちゃえ……」
小梅「No.22……不乱健……」
《No.22 不乱健/Number 22: Zombiestein》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/アンデット族/攻4500/守1000
闇属性レベル8モンスター×2
このカードはエクシーズ召喚でしか特殊召喚できない。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
手札を1枚墓地へ送り、
相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
このカードを守備表示にし、
選択したカードの効果をエンドフェイズ時まで無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
不乱健 攻4500
- 885 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:54:08.47 ID:JCLl6kpG0
-
莉嘉「攻撃力……4500!?」
小梅「バトル、フェイズ……」
小梅「不知火で……シノビA・Cを、攻撃……」
戦神不知火「ハァッ!」攻3000
シノビA・C「」ズバッ
莉嘉「シノビA・C……!」
小梅「不乱健……パワーツール、ドラゴンを……攻撃……」
不乱健「ウオオオオオーーーーーーー!!」
莉嘉「…………!!」
小梅「……さよ、なら」
ドカアアアァァァァン……!!
莉嘉「うあああぁぁぁ―――――!!」LP0 ピー
- 886 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/01/28(日) 02:54:55.06 ID:JCLl6kpG0
- 今回はここまでにします。
読んでくださった方、ありがとうございました。
- 887 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/31(水) 10:31:57.49 ID:DW/k3a3yO
- おつー
前作から一気に追い付いてしまったぜ……
- 888 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/01(木) 20:06:17.91 ID:pv2isKF2O
- 更新来てれぅー!
ワクワクする展開だな…
- 889 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:46:26.79 ID:DcEu0dB10
- はい、またまたやらかしてしまいました。
>>885にて戦神-不知火でシノビA・Cを攻撃していますが、
パワーツールドラゴンがダブルツールD&Cを装備しているため、
先にパワーツールドラゴンを攻撃しなくてはいけませんでした。
そのため、>>885の内容を以下の内容に変更させてください。
不知火でパワーツールを攻撃
→パワーツール効果により、ダブルツールD&Cを墓地に送り破壊阻止 莉嘉LP800→100
→不乱健でパワーツールを攻撃
→パワーツール破壊 莉嘉LP0
それでは続きをどうぞ
- 890 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:47:05.30 ID:DcEu0dB10
-
MC「追い詰められた白坂小梅、何とこの土壇場でシンクロ召喚とエクシーズ召喚を成功させた!」
MC「ロッキングガールのセカンドプレイヤー、城ヶ崎莉嘉を撃破したぞ――――!!」
莉嘉「あー……後もうちょっとだったのに〜……」
小梅「あ……ご、ごめ……」
莉嘉「でも……」
小梅「?」
莉嘉「小梅ちゃんとのデュエル、すっごく楽しかった!」
小梅「……ど、ドキドキ、した……?」
莉嘉「うんっ、ちょードキドキした!」
莉嘉「だからまた、アタシとデュエルしようね!」
小梅「…………!」パァァ
小梅「う、うん……莉嘉、ちゃん……また、ね……」ニコ…
莉嘉「うんっ、またね☆」ニコッ
- 891 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:47:52.55 ID:DcEu0dB10
-
MC「セカンドプレイヤー城ヶ崎莉嘉、健闘したがここでラストプレイヤーとプレイヤーチェンジだ!」
莉嘉「皆ありがとー☆李衣菜ちゃんの応援もよろしくねー!!」
裕子「莉嘉ちゃん、頑張ったんですけどね……」
美嘉「……ふふっ」
裕子「み、美嘉ちゃん?」
美嘉「ううん、莉嘉ったら、やられたのにすごく満足そうな顔してるなって思ってさ」
美嘉「アタシ達も、あーいうとこは見習わないとね」
裕子「ふふっ……確かに、すごく楽しそうでしたね!」
美嘉「……さっ、妹が自分のデュエルをやりきった事だし」
美嘉「今度はユッコのライバルを応援しなきゃね★」
裕子「……はいっ!」
裕子(李衣菜ちゃん……!)
- 892 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:48:27.68 ID:DcEu0dB10
-
莉嘉「ただいまー☆」
モバP「おかえり、莉嘉」
李衣菜「お疲れ様!」
莉嘉「Pくん!コナミん!見てくれた?アタシ、ちょー頑張ったよ☆」
コナミ「ああ、よく頑張ったな」
コナミ「さぁ……セカンドプレイヤーがここまで繋いだぜ」
コナミ「準備出来てるな?李衣菜」
李衣菜「当然、いつでも行けます!」
- 893 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:49:35.15 ID:DcEu0dB10
-
コナミ「莉嘉がギリギリまで相手を削ってくれた……そして、ここまで2人が残してくれたカードもある」
コナミ「確かに相手がリードしてる状況だが、絶望的な差って訳じゃない」
コナミ「まずは相手のセカンドプレイヤーをうまく突破する事」
コナミ「それが出来れば、後は相手のリーダーとサシでの勝負だ……!」
モバP「……お前がここまで頑張ってきたことは、ここにいる全員が知ってる」
モバP「皆、お前を信じてる……思いっきりやってこい」
莉嘉「李衣菜ちゃん、カッコよく決めちゃって☆」
李衣菜「もっちろん!任せといて!」
- 894 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:50:31.27 ID:DcEu0dB10
-
かな子「……あ、あの、李衣菜ちゃん!」
李衣菜「かな子?」
かな子「その……ご、ごめんなさい、2人に、負担、掛ける事になっちゃって……」
李衣菜「……もうっ、良いってば、最後にチームで勝てば、問題なし!」
かな子「…………」
莉嘉「かな子ちゃん……?」
かな子「……分かってるの、今後悔したって、何にもならないって……」
かな子「今の私に出来るのは、李衣菜ちゃんのデュエルを、応援する事だけ……」
かな子「でも、チームで戦ってるからこそ……」
かな子「2人の力になれなかったのが……やっぱり、すごく、悔しくてっ……」
モバP「かな子……」
李衣菜「…………」
- 895 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:51:26.51 ID:DcEu0dB10
-
李衣菜「……私も、同じだったよ」
かな子「同、じ……?」
李衣菜「私も……初めてのデュエルで、今のかな子と同じ思いをしたんだ」
李衣菜「私の信念を分かって貰いたいと思って、デュエルするチャンスを貰ったんだけどさ」
李衣菜「……結局、自分の力を過信してただけだった」
李衣菜「大した実力も無い癖に、自分のこだわりばかり押し通す事だけ考えてた」
李衣菜「それが分からないまま負けちゃって……チャンスをくれた人を失望させちゃったんだ」
コナミ「…………」
李衣菜「悔しくて、情けなくて……すごく後悔した」
李衣菜「だから……今のかな子の気持ち、分かるよ」
- 896 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:52:00.75 ID:DcEu0dB10
-
かな子「李衣菜ちゃんも……」
李衣菜「でもね、今はあの時負けてよかったって思ってるんだ」
かな子「え……?」
李衣菜「だって……負けてなかったら、私はその後も自分を見失ったままだった」
李衣菜「負けた事を乗り越えて、前に進むきっかけに出会えなかった……」
李衣菜「だから今は、笑って言えるんだ」
李衣菜「きっとあの時の敗北も、後悔も、その時の私に必要なものだったんだって」
- 897 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:52:39.65 ID:DcEu0dB10
-
かな子「李衣菜、ちゃん……」
李衣菜「大丈夫……きっと、かな子も前に進めるよ」
李衣菜「かな子が進む道は、私が繋ぐから!」
李衣菜「……私のデュエル、見てて」
かな子「…………!」
コナミ「……相手を待たせてる、そろそろ行くぞ」
李衣菜「はい!」
- 898 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:53:28.17 ID:DcEu0dB10
-
モバP「……李衣菜」
李衣菜「?」
モバP「あの時悔しかったのは、お前だけじゃない」
モバP「俺も、それにコナミだって、同じ気持ちだった」
モバP「今度は勝って笑おう、皆で」
李衣菜「…………!」
コナミ「……お前があの時失望させたヤツは、今日もお前のデュエルを見てる」
コナミ「ソイツに、成長したお前を見せてやれ」
コナミ「行ってこい、頼んだぞ」
李衣菜「……はいっ!!」
- 899 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:54:06.18 ID:DcEu0dB10
-
モバP「フッ、昨日はあんな弱音吐いてた癖に……」
モバP「すっかり、リーダーの顔になってるじゃないか」
- 900 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:54:49.80 ID:DcEu0dB10
-
MC「さぁ、いよいよあと1人となってしまったロッキングガール!果たしてこの状況からの逆転はあるのか!」
MC「全てはラストプレイヤーに委ねられた……!」
MC「ユニットリーダー、ロッキングアイドル!多田李衣菜の登場だーーーー!!」
ワアアアアアアアアアアッ!!
未央「いよいよりーなの出番!」
卯月「李衣菜ちゃんのデッキ、完成したんでしょうか……」
智絵里「一応完成したみたいだけど、実戦はまだだって……」
未央「うぅ……ぶっつけ本番って事か……」
楓「今は信じるしかないわ、李衣菜ちゃんとコナミくんを……!」
- 901 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:55:39.29 ID:DcEu0dB10
-
拓海「アイツ、こないだ卯月とウチに来てた奴だよな?」
ブルーノ「ああ、彼女がユニットリーダー……」
ブルーノ(コナミが送りだした、ラストプレイヤー……どうやって今の状況を突破するか……)
小梅「あなたを倒せば……私達の、勝ち……」
小梅「早く、楽に……してあげるね……」
李衣菜「そんなの、見てる人達も盛り上がらないでしょ」
李衣菜「だから……そっちのリーダーさんにも、さっさと出て来てもらおうかな!」
小梅「ふふ……そうなれば、いいね……」
- 902 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:56:23.21 ID:DcEu0dB10
-
美嘉「さぁ、いよいよ始まるよ……」
裕子「はい……!」
裕子(初めて見る、李衣菜ちゃんのデュエル……!)
コナミ(ぶつけて来い、俺とお前で作り上げたロックを……!)
李衣菜「デュエル!」
小梅「デュエル……」
ロッキングガール
李衣菜(3rd)LP4000 手札5
フィールド シノビA・C
伏せ1
マドルチェシャトー
カワイイボクと142s
小梅(2nd)LP300 手札3
フィールド 不乱健 戦神不知火
- 903 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:57:09.23 ID:DcEu0dB10
-
李衣菜「いくよ……私のターン!」手札6
李衣菜(相手フィールドには高攻撃力のモンスターが2体……だけどそれなら!)
李衣菜「手札からラブラドライドラゴンを墓地に送り、魔法カード、ワン・フォー・ワンを発動!」手札4
《ワン・フォー・ワン/One for One》 †
通常魔法(制限カード)
(1):手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。
李衣菜「これで手札かデッキから、レベル1のモンスターを特殊召喚できる!」
李衣菜「私がデッキから呼び出すのは、伝説の黒石!」
《伝説の黒石/The Black Stone of Legend》 †
効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
「伝説の黒石」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。
デッキからレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分の墓地のレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。
伝説の黒石 守0
- 904 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:57:55.80 ID:DcEu0dB10
-
李衣菜「そして伝説の黒石をリリースして効果発動!デッキからレベル7以下のレッドアイズ1体を特殊召喚出来る!」
楓「レベル7以下のレッドアイズ……」
未央「という事は、いきなり……!」
李衣菜「デッキから、真紅眼の凶雷皇 エビルデーモンを特殊召喚!」
《真紅眼の凶雷皇−エビル・デーモン/Red-Eyes Archfiend of Lightning》 †
デュアル・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカードの攻撃力より低い守備力を持つ、
相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。
エビルデーモン 攻2500
- 905 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:58:32.74 ID:DcEu0dB10
-
未央「お……?」
卯月「真紅眼の黒竜じゃ、ない……?」
コナミ(よし、それでいい……)
李衣菜「エビルデーモンはデュアルモンスター!よってもう一度召喚して、効果を発動するよ!」
エビルデーモン「フンッ!」攻2500
李衣菜「再召喚されたエビルデーモンは、自分の攻撃力より低い守備力を持つ相手のモンスターを全て破壊する!」
楓「不乱健は守備力1000で、不知火は0!」
智絵里「これなら、どっちも破壊できる……!」
ブルーノ「アンデットモンスターは総じて守備力が低い……その弱点を突こうということか!」
- 906 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:59:09.48 ID:DcEu0dB10
-
小梅「だ、だめ……!」
小梅「不乱健の、効果……オーバーレイユニット、一つ、使って……」
小梅「相手のカード1枚の、効果を……無効に、する……」
不乱健「ゴゴゴ……!!」
ズズズズズ……
エビルデーモン「グ……!」
李衣菜「!」
裕子「防がれた……!」
- 907 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 01:59:41.86 ID:DcEu0dB10
-
小梅「えへへ……ざ、残ね……」
エビルデーモン「グオオオオオオオッ!!!」
バリィィィン……!
不乱健「!?」
小梅「な、なんで……?」
李衣菜「もしかして、忘れてるんじゃない?」
李衣菜「莉嘉がやられる直前に、カードを1枚伏せていたのをさ!」
- 908 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 02:00:29.09 ID:DcEu0dB10
-
李衣菜「トラップカード、スキル・プリズナー発動!」
《スキル・プリズナー/Skill Prisoner》 †
通常罠
自分フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
このターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする。
また、墓地のこのカードをゲームから除外し、
自分フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
このターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
李衣菜「これでエビルデーモンを対象として発動されたモンスター効果を無効にする!」
李衣菜「よって不乱健の効果は無効!エビルデーモンの効果で、相手モンスターを破壊!」
不知火「」ドカーン
不乱健「」チュドーン
小梅「あ……!」
李衣菜「バトルフェイズ!エビルデーモンでプレイヤーにダイレクトアタック!!」
エビルデーモン「ハアア―――――ッ!!!」
バリバリバリ―――――ッ!!!
小梅「ひゃあああぁぁぁぁ……」LP 0 ピー
- 909 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 02:02:40.04 ID:DcEu0dB10
-
MC「ああっと―――!!交代早々強烈な一撃が炸裂ゥ――――――!!?」
MC「セカンドプレイヤー城ヶ崎莉嘉!最後の最後で逆転へ繋げる一枚を伏せていた!」
MC「プレイヤー交代が産んだチームプレイで、カワイイボクと142`sのセカンドプレイヤー!白坂小梅を突破したぞ――――!!」
莉嘉「やったー!」
モバP「よし……!」
コナミ「うん、よくやった……莉嘉もな」
莉嘉「えへへ、うんっ☆」
コナミ(これで相手のフィールドとライフを同時に0に出来た)
コナミ(そしてこちらのフィールドには再生能力を持つシノビA・Cに、スキルプリズナーの効果も後1回残してる……)
コナミ(状況としては悪くない、相手がこれにどう対処してくるか……)
- 910 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 02:03:38.22 ID:DcEu0dB10
-
小梅「……やられ、ちゃった……」
李衣菜「……別に、私が勝った訳じゃないよ」
李衣菜「私一人じゃ、あのままエビルデーモンの効果を防がれてたから」
李衣菜「だから、今のは実質莉嘉と引き分けたって事で!」
小梅「ふふ……そう、だね……」
小梅「そ、それじゃあ……私達のリーダー、呼んで、くるね……」
- 911 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 02:04:23.47 ID:DcEu0dB10
-
輝子「お、おかえり……」
幸子「おかえりなさい!小梅さん!」
小梅「た、ただいま……」
輝子「随分、楽しそう、だったな……」
小梅「う、うん……!莉嘉ちゃんとの、デュエル……何だか、魂がどきどきした……」
小梅「あの子も、楽しそうだった……」
輝子「おおー……」
小梅「でも……ご、ごめんね……相手の、リーダーの事、削れなかった……」
幸子「フフーン!充分ですっ!後はボクに任せてください!」
幸子「2人が頑張ってくれた分、しっかり勝ってきますから!」
小梅「うん……幸子ちゃん、なら、大丈、夫……」
輝子「フヒ、勝ったら……キノコパーティ、だな……」
幸子「さぁ……それじゃ行ってきます!」
幸子「2人共、大船に乗ったつもりで気楽に見ててくださいね!」
- 912 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 02:05:06.80 ID:DcEu0dB10
-
MC「さぁ、 Dブロック1回戦 最初のデュエルも、いよいよクライマックス!」
MC「最後はラストプレイヤー……リーダー同士の対戦までもつれ込んだ!」
MC「最後に登場するのはカワイイボクと142`sのリーダー……!」
MC「もはやカワイさの権化!輿水幸子だ―――――!!」
幸子「さぁ皆さん!満を持して、カワイイボクの登場ですよー!」
オオオオオオオオオオ……!!
- 913 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 02:05:51.13 ID:DcEu0dB10
-
幸子「さて、正直ここまで粘ってくるとは思いませんでした!大したものです!」
幸子「でもラッキーですね!おかげでこのボクとデュエル出来るんですから!」
幸子「ボクに……いえ、ボク達に倒される事を光栄に思ってくださいね!」
李衣菜「へへ……自信たっぷりなのはいいけどさ」
李衣菜「あんまり大きい事言って、後で涙目になっても知らないよ!」
モバP「いよいよ相手のリーダーの登場か……相変わらず強気だな」
コナミ「ああいうのは大抵口だけか、本物の実力者のどちらかと相場が決まっているが……」
卯月「いよいよ残り1人……!」
未央「りーな……!」
- 914 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 02:06:24.30 ID:DcEu0dB10
- MC「勝敗の行方は、両ユニットのリーダーに委ねられた!」
MC「果たして、予選トーナメント2回戦に進むのはどちらのプロダクションなのか……!!」
幸子「それでは……」
李衣菜「行くよ!」
李衣菜幸子「「デュエル!」」
ロッキングガール
李衣菜(3rd)LP4000 手札4
フィールド シノビA・C エビルデーモン
マドルチェシャトー
カワイイボクと142s
幸子(3rd)LP4000 手札5
フィールド 無し
- 915 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 02:06:58.76 ID:DcEu0dB10
-
幸子「ボクのターン!」手札6
幸子「魔法カード、貪欲な壺を発動!」
《貪欲な壺/Pot of Avarice》 †
通常魔法(制限カード)
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。
幸子「墓地のモンスター5枚をデッキに戻し、2枚ドローします!」
戦神-不知火
捕食植物ドラゴスタぺリア
No.22 不乱健
金華猫
冥界騎士トリスタン
幸子「ボクはこの5枚をデッキに戻して、2枚ドロー!」手札7
- 916 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 02:07:27.39 ID:DcEu0dB10
-
幸子「フォトン・スラッシャーを特殊召喚!」
《フォトン・スラッシャー/Photon Thrasher》 †
特殊召喚・効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻2100/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドにモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる。
(1):自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在する場合、
このカードは攻撃できない。
フォトン・スラッシャー 攻2100
幸子「そして……光天使ウィングスを召喚っ!」
《光天使ウィングス/Star Seraph Scout》 †
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1200/守1800
このカードが召喚に成功した時、
手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
ウィングス 攻1200
- 917 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 02:08:32.37 ID:DcEu0dB10
-
幸子「ウィングスの効果発動!召喚に成功した時、手札から光天使1体を特殊召喚できる!」
幸子「さぁ、来てください!光天使セプター!」
《光天使セプター/Star Seraph Scepter》 †
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1800/守 400
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「光天使セプター」以外の「光天使」モンスター1体を手札に加える。
(2):フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材として
X召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した時、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローできる。
セプター 攻1800
幸子「そしてセプターの効果発動!召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから光天使1体を手札に加える!」
幸子「手札に加えるのは光天使スローネ!」手札5
未央「い、一気にモンスターを3体も……!」
ブルーノ「光天使……レベル4モンスターの展開を得意とするデッキだ」
ブルーノ「つまり、彼女の次の一手は……!」
- 918 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 02:09:18.00 ID:DcEu0dB10
-
幸子「行きますよ……!レベル4のモンスター3体で、オーバーレイ!」
幸子「闇に侵食された聖槍……今こそ覚醒し、すべてを滅ぼせ!」
幸子「エクシーズ召喚!頼みましたよ、ヴェルズ・ウロボロス!」
《ヴェルズ・ウロボロス/Evilswarm Ouroboros》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/ドラゴン族/攻2750/守1950
レベル4モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
以下の効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り
それぞれ1度しか選択できない。
●相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。
●相手の手札をランダムに1枚選んで墓地へ送る。
●相手の墓地に存在するカード1枚を選択してゲームから除外する。
ヴェルズウロボロス 攻2750
李衣菜「…………!」
幸子「さぁ、カワイイボクの華麗なデュエルに、しっかり付いてきて下さいね〜♪」
- 919 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/02/19(月) 02:11:07.64 ID:DcEu0dB10
-
今回はここまでです。
このスレもようやく900まで来たところですが、
スレが埋まるまでにどう考えても決着が付かないので
次の更新が終わったら次スレに行こうと思います。
それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
- 920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 11:21:32.28 ID:Yw+47/cSO
- 乙です。
- 921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/19(月) 12:42:33.10 ID:nbh4AtODo
- 乙乙
熱いね!
- 922 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 00:56:40.98 ID:z1Whq9zm0
- 幸子「ボクはエクシーズ召喚の素材になった、光天使セプターの効果を発動!」
幸子「エクシーズ素材を3体要求するエクシーズ召喚の素材になった場合、そのモンスターに、相手のカード1枚を破壊し、更に1枚ドローする効果を与える!」
幸子「ボクが破壊するのは……エビルデーモンです!」
李衣菜「っ……!」
ブルーノ(ここをスキルプリズナーで守れば、1枚の破壊と相手のドローを阻止できるけど……)
コナミ(そうすると、ヴェルズウロボロスのバウンス効果からシノビA・Cを守れない、か……)
- 923 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 00:57:27.87 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜「……分かった、いいよ」
幸子「フフーン、では遠慮なく……」
エビルデーモン「」ドカーン
幸子「そして1枚ドロー!」手札6
幸子「更に、ヴェルズウロボロスの本来の効果!」
幸子「オーバーレイユニットを1つ使い、3種類の効果の中から1つを選んで発動しますよ!」
幸子「ボクが選ぶのは……相手のカード1枚をバウンスする効果!」
幸子「対象はもちろん、シノビA・Cです!」
李衣菜(来た!だけど今の私には……!)
李衣菜「墓地のスキルプリズナーの効果発動!墓地から除外して、シノビA・Cを対象とするモンスター効果を無効にする!」
シノビA・C「フッ……!」シャキーン
- 924 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 00:58:02.93 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜(よし、これでシノビA・Cは守っ……)
幸子「バトルフェイズ!ヴェルズウロボロスでシノビA・Cを攻撃!」
李衣菜「なっ……!?」
未央「矢継ぎ早にどんどん攻められてる!」
卯月「シノビA・Cの守備力の方が高いのに、なんで……?」
幸子「ボクはバトルステップに手札のジュラゲドの効果を発動!」
《ジュラゲド/Juragedo》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守1300
「ジュラゲド」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分または相手ターンのバトルステップに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分は1000LP回復する。
(2):このカードをリリースし、
自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターの攻撃力を次のターンの終了時まで1000アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
- 925 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 00:58:38.18 ID:z1Whq9zm0
-
幸子「手札から特殊召喚して、更にライフを1000回復します!」LP5000
ジュラゲド 守1300
幸子「そしてダメージステップ、ジュラゲドをリリースする事で、ウロボロスの攻撃力を次のターンまで1000上げる!」ヒュン!
ヴェルズウロボロス「ゴゴゴゴゴゴ……!!」攻2750→3750
シノビA・C「」バリーン
莉嘉「シノビA・C……!」
モバP「やられてしまったか……!」
- 926 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 00:59:33.28 ID:z1Whq9zm0
-
幸子「ボクはこれで、ターンエンドですっ!」ドヤッ
乃々「あうぅ……結局2体ともやられちゃったんですけど……」
拓海「でもよ、戦闘で倒せるなら効果は発動せずに取っとけばよかったのにな」
ブルーノ「ヴェルズウロボロスはこれと言った耐性を持たない」
ブルーノ「次のターンまでは生き残れないと割り切って、効果を温存しなかったのかも……」
拓海「ほぉー、なるほどな……」
ブルーノ(或いは……このタイミングで早々にスキルプリズナーを使わせた、とも取れるが……)
- 927 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:00:09.98 ID:z1Whq9zm0
- 李衣菜「私のターン、ドロー!」手札5
李衣菜「墓地の伝説の黒石の効果で、墓地のエビルデーモンをデッキに戻して、自身を手札に加える!」手札6
李衣菜(ウロボロスの攻撃力は次のターンまで持続する……でも、野放しにしてたらまた効果を使われる……)
李衣菜(それなら、私も!)
李衣菜「魔法カード!真紅眼融合を発動!」
《真紅眼融合/Red-Eyes Fusion》 †
通常魔法
「真紅眼融合」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、
自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・特殊召喚できない。
(1):自分の手札・デッキ・フィールドから、
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
「レッドアイズ」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体を
エクストラデッキから融合召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターのカード名は「真紅眼の黒竜」として扱う。
- 928 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:00:46.15 ID:z1Whq9zm0
-
智絵里「真紅眼の、融合……?」
李衣菜「真紅眼融合はその名の通り、真紅眼を融合素材にする融合モンスターを呼び出す融合魔法!」
李衣菜「そしてこの融合魔法は、自分の手札、フィールドだけじゃなく、デッキのモンスターも融合素材にする事が出来る!」
幸子「デッキ融合……!」
李衣菜「私が融合するのは、デッキの真紅眼の黒炎竜と、真紅眼の 凶星竜−メテオ・ドラゴン!」
李衣菜「黒炎纒いし紅き瞳、天より降りた凶星の力を得て、新たな姿に生まれ変われ……!」
李衣菜「融合召喚!空を翔けろ……流星竜!メテオ・ブラック・ドラゴン!!」
《流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン/Meteor Black Comet Dragon》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守2000
レベル7「レッドアイズ」モンスター+レベル6ドラゴン族モンスター
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
手札・デッキから「レッドアイズ」モンスター1体を墓地へ送り、
そのモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
(2):このカードがモンスターゾーンから墓地へ送られた場合、
自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
メテオブラックドラゴン 攻3500
- 929 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:01:32.79 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜「流星竜メテオブラックドラゴンが融合召喚に成功した時、レッドアイズを墓地に送る事で、その攻撃力の半分のダメージを与える!」
未央「攻撃力の半分という事は、真紅眼の黒竜を落とせば1200ダメージ!」
楓「ライフ4000のこのルールなら、このダメージは手痛いはず……!」
幸子「させませんよ!手札からエフェクト・ヴェーラーの効果発動!」
《エフェクト・ヴェーラー/Effect Veiler》 †
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
李衣菜「!」
- 930 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:02:13.13 ID:z1Whq9zm0
-
幸子「フフーン!これでメテオブラックドラゴンの効果は無効ですよ!」
幸子「それに大丈夫ですか?見たところ、ボクのウロボロスを倒すには、攻撃力が足りてないようですねぇ?」
李衣菜「へへ……心配ありがと、でも大丈夫!」
李衣菜「真紅眼融合にはもう一つ効果がある……それは、このカードで融合召喚したモンスターを、真紅眼の黒竜として扱う効果!」
李衣菜「だから、こんなカードを使う事も出来るって事!」
李衣菜「手札から、黒綱竜を流星竜メテオブラックドラゴンに装備!」
《黒鋼竜/Black Metal Dragon》 †
効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 600/守 600
(1):自分メインフェイズに自分フィールドの
「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドからこのモンスターを
攻撃力600アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「レッドアイズ」カード1枚を手札に加える。
- 931 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:02:48.05 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜「黒綱竜はモンスターカードだけど、フィールドのレッドアイズに装備カード扱いで装備する事も出来る!」
李衣菜「そして、このカードを装備したモンスターは、攻撃力が600アップする!」
流星竜メテオブラックドラゴン 攻3500→4100
未央「よっし!」
卯月「メテオブラックドラゴンの攻撃力が上回った!」
李衣菜「行くよ、バトルフェイズ!」
李衣菜「流星竜メテオブラックドラゴンで、ヴェルズウロボロスを攻撃!」
李衣菜「メテオ・ダイブ!」
メテオブラックドラゴン「ゴアアアアアアアッ!!!」攻4100
ヴェルズウロボラス「」チュドーン
幸子「う……」LP4650
- 932 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:03:18.19 ID:z1Whq9zm0
-
裕子「やった!」
美嘉「うん、李衣菜ちゃんも全然負けてない!」
李衣菜「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」手札3
幸子「むぅ……中々やりますね……」
幸子(そろそろ決定的な一撃を入れておきたいところですけど……)
幸子「ボクのターン、ドロー!」手札5
幸子(…………!)
幸子(……ここでこのカードが来てくれるなんて、流石ボク!)
幸子「光天使スケールを召喚っ!」
《光天使スケール/Star Seraph Scales》 †
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1500/守 900
(1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
手札から「光天使」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、自分の墓地の光属性モンスター1体を選んでデッキの一番上に置く事ができる。
(2):フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材として
X召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●X素材を持っているこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が手札からモンスターを特殊召喚する度に、
自分はデッキから1枚ドローする。
この効果は1ターンに1度しか適用できない。
スケール 攻1500
- 933 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:03:57.39 ID:z1Whq9zm0
-
幸子「光天使が召喚に成功した事で、手札の光天使スローネを特殊召喚!」
《光天使スローネ/Star Seraph Sovereignty》 †
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻 800/守2000
このカードをX召喚の素材とする場合、
モンスター3体以上を素材としたX召喚にしか使用できない。
(1):自分が「光天使」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。
そのドローしたカードが「光天使」モンスターだった場合、
そのモンスターを特殊召喚できる。
スローネ 守2000
モバP「またランク4のエクシーズ召喚を狙う気か……!」
幸子「更に、スローネが自分の効果で特殊召喚された時、デッキからカード1枚をドローします!」手札4
幸子「ここでドローしたカードが光天使なら特殊召喚出来るんですが……残念ながら違うようですね」
幸子「でも……魔法カード、モンスタースロットを発動!」
《モンスター・スロット/Monster Slots》 †
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
選択したモンスターと同じレベルの自分の墓地に存在する
モンスター1体を選択してゲームから除外する。
その後、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
この効果でドローしたカードをお互いに確認し、
選択したモンスターと同じレベルのモンスターだった場合、
そのモンスターを特殊召喚する。
- 934 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:04:31.11 ID:z1Whq9zm0
-
幸子「自分のモンスターと同じレベルのモンスターを墓地から除外して1枚ドローし、ドローしたカードが同じレベルのモンスターなら特殊召喚出来る!」
幸子「対象はレベル4の光天使スローネ!よってボクは墓地のレベル4、ゴブリンゾンビを除外して、1枚ドロー!」
幸子「ドローしたのは……アステルドローン!」
《アステル・ドローン/Star Drawing》 †
効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1600/守1000
このカードをエクシーズ召喚に使用する場合、
このカードはレベル5モンスターとして扱う事ができる。
また、このカードを素材としたエクシーズモンスターは以下の効果を得る。
●このエクシーズ召喚に成功した時、
デッキからカードを1枚ドローする。
李衣菜「レベル4……!」
幸子「フフーン!ここでしっかりレベル4を引けちゃうなんて、流石ボクですね!」
アステルドローン 守1000
- 935 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:05:12.39 ID:z1Whq9zm0
-
莉嘉「またレベル4が3体揃っちゃった……!」
かな子「今度は一体どんなモンスターを……?」
幸子「レベル4のモンスター3体で、オーバーレイ!」
幸子「そのまばゆき聖なる光で、カワイイボクをしっかり照らして下さいねー! 」
幸子「エクシーズ召喚!No.104!仮面魔踏士シャイニング!」
《No.104 仮面魔踏士シャイニング/Number 104: Masquerade》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/魔法使い族/攻2700/守1200
レベル4モンスター×3
バトルフェイズ中に相手の効果モンスターの効果が発動した時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし、相手ライフに800ポイントダメージを与える。
また、1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
相手のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。
シャイニング 攻2700
幸子「アステルドローンをエクシーズ素材にした事で、ボクは1枚ドロー出来る!」手札4
- 936 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:06:15.87 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜(攻撃力は2700、それにメテオブラックドラゴンを倒せる効果も持ってない……)
李衣菜(よし、これなら……)
幸子「フフーン、安心してる場合じゃありませんよ?李衣菜さん!」
李衣菜「えっ?」
幸子「確かに、このモンスターじゃメテオブラックドラゴンは倒せません……なので、そろそろ登場して貰いましょう!」
幸子「ボク達……カワイイボクと142`sの切り札となる、融合モンスターに!」
輝子「おぉ……」
輝子「さ、幸子ちゃん……アレ、出すみたい、だね……」
乃々「融合、モンスター……?」
晶葉「彼女のデッキは、エクシーズ召喚主体のはずでは……?」
ブルーノ「融合……まさか……!」
- 937 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:07:01.23 ID:z1Whq9zm0
-
幸子「忘れたんですか?これはチーム戦……ボクは先のプレイヤーが残した墓地のカードを引き継ぐ事が出来る!」
幸子「魔法カード、龍の鏡を発動!」
《龍の鏡/Dragon's Mirror》 †
通常魔法
(1):自分のフィールド・墓地から、
ドラゴン族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
李衣菜「墓地、融合……!?」
幸子「ボクが融合するのは、墓地の捕食植物ダーリングコブラと、冥界龍ドラゴネクロ!」
幸子「冥界の支配者よ……大食の侵略者と一つとなりて、欲望のままに全てを貪れ……!」
幸子「融合召喚!さぁ、思う存分暴れて下さいね!グリーディーヴェノムフュージョンドラゴン!」
《グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》 †
融合・効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻3300/守2500
「捕食植物」モンスター+元々のレベルが8以上の闇属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、そのモンスターの元々の攻撃力は0になり効果は無効化される。
(2):このカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
フィールドのモンスターを全て破壊する。
その後、自分の墓地のレベル8以上の闇属性モンスター1体を除外してこのカードを墓地から特殊召喚できる。
グリーディーヴェノム 攻3300
- 938 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:08:03.45 ID:z1Whq9zm0
- 幸子「グリーディーヴェノムの効果!1ターンに1度、相手のモンスター1体の攻撃力を0にし、効果を無効にする!」
メテオブラックドラゴン「…………!」攻 0
李衣菜「メテオブラックドラゴンの攻撃力が……!?」
幸子「フフーン!覚悟はいいですか?」
幸子「バトルフェイズ!グリーディヴェノムでメテオブラックドラゴンを攻撃!」
卯月「こ、これが通ったら、李衣菜ちゃんのライフは一気に700……それにシャイニングの攻撃も残ってる!」
未央「で、でも、メテオブラックドラゴンが墓地に落ちれば、効果で墓地からモンスターを……!」
楓「ダメよ!効果を発動すれば相手のシャイニングの効果で800のダメージを受けてしまう……!」
未央「そ、それじゃあどっちにしろ負けちゃうじゃん!」
智絵里「そんな……李衣菜ちゃん……!」
- 939 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:08:47.99 ID:z1Whq9zm0
- 李衣菜「……っ!」
幸子「フフーン、ボクがシャイニングを呼び出した訳がようやく分かったみたいですね!」
幸子「これで、メテオブラックドラゴンの墓地効果は発動出来ませんよ!」
李衣菜「まだまだ……終わらないよ!」
李衣菜「永続罠、真紅眼の凱旋を発動!」
《真紅眼の鎧旋/Return of the Red-Eyes》 †
永続罠
「真紅眼の鎧旋」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「レッドアイズ」モンスターが存在する場合、
自分の墓地の通常モンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
李衣菜「自分のフィールドにレッドアイズが居る時、墓地の通常モンスター1体を呼び出す事が出来る!」
李衣菜「墓地の 真紅眼の凶星竜−メテオ・ドラゴン を特殊召喚!」
《真紅眼の凶星竜−メテオ・ドラゴン/Meteor Dragon Red-Eyes Impact》 †
デュアル・効果モンスター
星6/闇属性/ドラゴン族/攻1800/守2000
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカード以外の自分フィールドの「レッドアイズ」モンスターは戦闘・効果では破壊されない。
メテオドラゴン 守2000
- 940 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:09:46.81 ID:z1Whq9zm0
- 幸子「む……なるほど、今のメテオブラックドラゴンは真紅眼の黒竜なんでしたねぇ」
幸子「それなら、シャイニングでメテオドラゴンを攻撃!」
シャイニング「ハァーッ!」
メテオドラゴン「」バリーン
幸子「ライフが0になる事態は避けられたみたいですけど、結局メテオブラックドラゴンは置物同然……」
幸子「改めて……グリーディーヴェノムで、メテオブラックドラゴンを攻撃!」
キュイイィーーーーーーン……!!
グリーディーヴェノム「グオオオオオオオオオオオッ!!」
バシュウウウウウゥゥウウン!!!
メテオブラックドラゴン「」チュドーン
李衣菜「うわああああああっ!!?」LP700
- 941 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:10:17.98 ID:z1Whq9zm0
-
未央「りーな!」
裕子「李衣菜ちゃんっ!」
李衣菜「っ……」
李衣菜「……メテオブラックドラゴンに装備されていた、黒綱竜の効果発動!」
李衣菜「フィールドから墓地に送られた時、デッキからレッドアイズと名の付くカードを1枚手札に加える!」
李衣菜(大丈夫……巻き返せる)
李衣菜(ここは反撃の為に、あのカードを……!)
幸子「手札の灰流うららの効果発動!」
《灰流うらら/Ash Blossom & Joyous Spring》 †
チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
- 942 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:10:59.18 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜「あっ……!」
幸子「手札から墓地に送る事で、相手のサーチ効果を無効に出来る!」手札2
卯月「サーチ封じ……!」
幸子「フフーン!切り札を手繰り寄せるつもりだったんでしょうけど、そうはさせませんよ!」
幸子「ダークネスメタルドラゴンの効果は、厄介ですからね!」
李衣菜(読まれてた……!)
幸子「ボクはこれで、ターンエンドです!」
- 943 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:11:32.04 ID:z1Whq9zm0
-
幸子「ボクはカワイイ上に優しいので、1つ教えておきましょう!」
幸子「グリーディーヴェノムは破壊されて墓地に送られた時、フィールドのモンスターを全て破壊する……」
幸子「その時、レベル8以上の闇属性モンスターを除外すれば、墓地から特殊召喚出来るんですっ!」ドヤァ
晶葉「下手に破壊すれば状況をさらに悪くした上に復活してしまうという事か……」
拓海「レベル8以上の闇属性って言ったら、残ってるのはスターヴヴェノム1体……」
美嘉「後1回の復活を残してるって訳……」
幸子「輝子さんと小梅さんが真剣勝負の中で残してきたモンスター……」
幸子「それをラストプレイヤーであるボクが受け継いで、勝利を手繰り寄せる力に変える……」
幸子「リーダーとして、当然の事ですっ!」ドヤヤッ
- 944 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:12:21.28 ID:z1Whq9zm0
-
ブルーノ(光天使によるエクシーズ召喚だけではなく、チームメイトのモンスターを使った融合召喚を織り交ぜてくるとは……)
ブルーノ(あの時スキルプリズナーを使わせたのは、この一撃を確実に通すために……!)
コナミ(決して口だけではない……確かな実力と重ねてきたであろう試行錯誤……!)
コナミ(それが、彼女の自信を裏付けているという事か……!)
MC「グリーディーヴェノムフュージョンドラゴンの強烈な一撃が炸裂!」
MC「ロッキングガールリーダー、多田李衣菜!この窮地から脱する一手を繰り出せなければ、もう後がないぞ―――――――!?」
かな子「李衣菜ちゃん……!」
コナミ「…………」
- 945 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:13:43.63 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜「……リーダーとして当然、か」
幸子「?」
李衣菜「へへ……ああいう形で、輝子ちゃんと小梅ちゃんのモンスターを復活させるなんて……」
李衣菜「……すごいね、幸子ちゃん」
幸子「へ?」
幸子「……あ!そ、そうでしょうそうでしょう!もっと褒めてくれていいんですよ?」フフーン
輝子「幸子ちゃん、親友以外の人から褒められるとは思ってなかったから、ち、ちょっと動揺してるな……」
小梅「ふふ……ほ、本人の前では、言わないように、しよう、ね……」
李衣菜「私は……きっと、幸子ちゃんみたいな立派なリーダーじゃない」
李衣菜「自分の事で精一杯で、不器用で……自分のデュエルを貫くしか出来ない……」
李衣菜「だけど、私だって2人の……プロダクションの皆の想いを背負ってるから!」
李衣菜「最後の最後まで……私を、貫かせてもらうよ!」
幸子「…………!」
- 946 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:14:32.72 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜「いくよ……私の、ターン!」手札4
李衣菜「魔法カード、貪欲な壺発動!」
幸子「そっちも入れてましたか……」
李衣菜「へへ、私も使わせてもらうよ!」
パワーツールドラゴン
シノビA・C
フォーミュラーシンクロン
クイーンマドルチェ・ティアラミス
カラクリ将軍無零
李衣菜「この5枚をエクストラデッキに戻して、2枚ドロー!」手札5
李衣菜(来た……!)
李衣菜「そして伝説の黒石を召喚!」
伝説の黒石 攻0
- 947 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:15:15.11 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜「このカードをリリースして、レベル7以下のレッドアイズ1体を呼び出す!」
李衣菜「私が呼び出すのは……!」
李衣菜「…………」
幸子「?」
李衣菜(真紅眼……)
今のお前に……そのデッキでデュエルさせる訳にはいかない
李衣菜(そう……あの時の私には、何も見えてなかった)
李衣菜(親友と、このカードを重ねて……このカードだけで勝つ事ばかり考えて……)
李衣菜(それで……なつきちと、一緒に戦ってる気になってただけだった……)
李衣菜(今度は間違えない……今度こそ、私はこのカードと本当の意味で、戦い抜いてみせる……!)
李衣菜(だから……だから、もう一度……!!)
- 948 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:15:53.55 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜「飛び立て黒き竜……!今こそ絆を繋ぎ、秘めたる可能性を解き放て!」
李衣菜「さぁ行こうぜ……相棒!!」
李衣菜「現れよ!真紅眼の黒竜!!」
《真紅眼の黒竜/Red-Eyes B. Dragon》 †
通常モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
攻撃力は上級レベル。まぼろしの超レアカードだ!
真紅眼 攻2400
未央「き、来た……!」
卯月「真紅眼の黒竜……!」
真紅眼「ギャオオオオオオッ!!」
李衣菜「へへっ、オッケー!気合い十分!」
MC「咆哮と共に現れたのは真紅眼の黒竜!」
MC「果たしてこの劣勢を覆す、逆転への一手となるのか―――――――――!?」
- 949 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:16:24.47 ID:z1Whq9zm0
-
…………
………
……
一方……
「おい急げ!もうとっくに始まってんぞ!」
「ったく、アンタが途中楽器屋寄りたいなんて言うからだぞ!」
「しょうがないだろー!ギターの弦張り替えてもらってたんだよ!」
「後で行けばよかったじゃんか!」
「ケンカすんなって!えっと……ここが入り口だな!」ガチャッ
ワアアアアアアアアアアアッ……!!
- 950 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:17:02.05 ID:z1Whq9zm0
- 「おおー!間に合ったー!」
「よかった……デュエル、まだ終わってなかったぜ」
「なぁ、夏樹」
夏樹「……そうみたい、だな」
「しっかし、あの時のあの子がリーダーの友達で、アイドルやってたなんてなー」
夏樹「ていうか、アンタ達まで来ることなかっただろ」
「何言ってんだよ、ウチらのリーダーが観に行きたいって言ってるヤツなんだぜ?」
「すっげーロックで、面白いヤツに決まってんだろ?」ニッ
夏樹「フッ、まぁな……」
- 951 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:17:43.32 ID:z1Whq9zm0
-
「しっかし、間に合ってよかったなー!ほら、ちょうどその子の番みたいだぜ」
夏樹「ああ……」
夏樹「……今度は、アタシがしっかり見届けないとな」
「ん?何か言った?」
「おい、2人とも喋ってる場合じゃないぜ!見ろよあれ!」
「ありゃあ……どう見ても大ピンチってやつじゃねぇか?」
「相手のドラゴンめちゃくちゃ強そうだしな……」
「真紅眼なんかで太刀打ち出来るのかよ……?」
李衣菜「…………!」
真紅眼の黒竜「…………」
夏樹「真紅眼……」
- 952 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:18:34.32 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜「更に真紅眼の鎧旋 の効果発動!墓地の真紅眼の黒炎竜を特殊召喚!」
《真紅眼の黒炎竜/Red-Eyes Black Flare Dragon》 †
デュアル・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動できる。
このカードの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
「真紅眼の黒炎竜」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
黒炎竜 攻2400
卯月「これでレベル7のモンスターが2体!ランク7のエクシーズが狙える……!」
未央「まだまだ勝負は終わってないっ!行け行けりーな!」
ブルーノ(ランク7のエクシーズと言えば、モンスターのコントロールを奪えるビッグアイ……)
ブルーノ(でも今の場合、下手にグリーディヴェノムを奪えば、返しのターンに破壊されて効果を使われてしまう……)
ブルーノ(そうなれば今度こそ彼女を守るモンスターは居なくなる……)
ブルーノ(彼女がここで選択するモンスターは……?)
- 953 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:19:17.34 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜「私はレベル7の真紅眼2体で、オーバーレイ!」
李衣菜「黒き竜よ……鋼の想いをその身に纏い、絆を繋ぐ砦となれ!」
李衣菜「エクシーズ召喚!進化せよ……真紅眼の綱炎竜!」
《真紅眼の鋼炎竜/Red-Eyes Flare Metal Dragon》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
レベル7モンスター×2
(1):X素材を持ったこのカードは効果では破壊されない。
(2):X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動する度に相手に500ダメージを与える。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
自分の墓地の「レッドアイズ」通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
綱炎竜 攻2800
李衣菜「綱炎竜の効果発動!オーバーレイユニット1つを使い、墓地のレッドアイズ通常モンスター1体を蘇生する!」
李衣菜「オーバーレイユニットとなっている真紅眼の黒竜を墓地に送り、特殊召喚!」
真紅眼の黒竜 攻2400
晶葉「墓地のモンスターを呼び出す効果に、効果破壊耐性を併せ持つモンスターか……!」
ブルーノ(確かに強力なモンスターだ……だが相手のフィールドには、攻撃力で勝るグリーディヴェノムがいる)
ブルーノ(折角の耐性も、次のターン戦闘で破壊されてしまったら何の意味も為さない)
ブルーノ(このままではジリ貧だ……一体何を……?)
- 954 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:19:49.88 ID:z1Whq9zm0
-
かな子「…………」
莉嘉「李衣菜ちゃん……」
モバP「……不安か?2人共」
莉嘉「Pくん……」
かな子「ご、ごめんなさい……私達が信じなくちゃ、ダメですよね」
モバP「はは……まぁ、あの李衣菜も、最初のデュエルレッスンの頃はボロボロだったからなぁ」
かな子「そ、そうなんですか?」
モバP「ああ……でも、ロッキングガールを結成してから、お前達3人はずっと一緒にレッスンをこなしてきた」
モバP「誰よりも1番近くで李衣菜の事を見てきた2人なら、分かってるはずだ……なぁ、コナミ?」
コナミ「ああ……」
コナミ「アイツのロックは、まだ始まってすらいない……!」
- 955 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:20:34.95 ID:z1Whq9zm0
-
幸子「フフーン!李衣菜さん、この劣勢で諦めない姿勢は素晴らしいですけど……」
幸子「わざわざエクシーズ召喚してまで呼び出したのがそんなバニラモンスターじゃ、ボク達の切り札は到底倒せませんよ!」
李衣菜「……確かに、このカードだけじゃ、グリーディーヴェノムには勝てない」
李衣菜「このカードは……レベル7の癖に攻撃力は低いし、効果も持ってない、中途半端なモンスター……」
幸子「べ、別にそこまで言ってないじゃないですか!」
李衣菜「あはは……でも、このカードにしか出来ない事だって、きっとある……」
李衣菜「 誰が何て言ったって、このカードの……真紅眼の黒竜の可能性を、私は信じてる!」
幸子「可能性……」
- 956 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:21:14.70 ID:z1Whq9zm0
-
夏樹「だりー……!」
レッドアイズはいろんな進化形態があるだろ?
確かに中途半端だけどさ……このカードにはいろんな可能性が詰まってる気がするんだよね
夏樹(誰が何と言おうと、か……)
夏樹(本当に……ずっと、向き合い続けてきたんだな……)
李衣菜「さて……幸子ちゃんがさっき、十分ステージを温めてくれたから……」
李衣菜「そろそろ、始めさせてもらおうかな……私のメインステージを!」
幸子「メイン、ステージ……?」
李衣菜「さぁ行くよ幸子ちゃん!私が発動するカードは……!」
- 957 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:23:57.14 ID:z1Whq9zm0
-
――
―――
――――
予選トーナメント 5日前……
李衣菜『えっと……真紅眼を呼び出したタイミングで、真紅眼の凱旋を発動……黒炎竜を特殊召喚……』
李衣菜『それでエクシーズして……綱炎竜に繋げる!うん、いい感じ!』
コナミ『…………』
李衣菜『……ちょっと、コナミさん!何ですか、さっきからこっちの方じっと見て……私の顔、何かついてます?』
コナミ『なぁ……お前、あれでよかったのか?』
李衣菜『へ?あれって……』
コナミ『こないだの、ライブの時の……』
李衣菜『あー、なつきちの事ですか……』
- 958 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:24:30.12 ID:z1Whq9zm0
-
コナミ『アイツ、お前の親友だったんだろ?』
コナミ『内心気が気じゃなかったぜ、お前がアイツについて行くなんて言い出したら、Pのヤツに何て説明しようかってな』
李衣菜『む……私、一応ユニットのリーダーなんですよ!?』
李衣菜『莉嘉やかな子を置いて、そんな無責任な事する訳ないじゃないですか!』
コナミ『フッ……そうだよな、悪かった』
李衣菜『……コナミさんはさ、あの時、私に言ってくれたよね』
コナミ『ん?』
李衣菜『言ってたじゃないですか、忘れられないならとことん引きずればいい……それをパワーに変えればいいんだって』
コナミ『……ああ、確かにそう言ったな』
- 959 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:25:37.01 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜『だけど……もう、引きずる必要なんかないんです』
コナミ『アイツに会えたから、って事か?』
李衣菜『うーん、それもありますけど……』
李衣菜『何より……なつきちが変わってない事、確かめられたから』
コナミ『変わってない事?』
李衣菜『うん、なつきちには新しい仲間がいて、アイドルだった頃とは違う環境で歌ってて……』
李衣菜『でも……ロックを愛する熱い気持ちは、あの時と全然変わってなかった……!』
李衣菜『それが変わってなかったら……例え違う道を進んだって、私達はきっと繋がっていられる!』
- 960 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:26:13.16 ID:z1Whq9zm0
-
李衣菜『だから私、改めて思ったんです!』
李衣菜『なつきちが自分の信じる道で、ロックを磨き続けるなら……』
李衣菜『私は……なつきちが選ばなかった道を進んでいきたい』
李衣菜『なつきちが選ばなかった可能性を、見せてあげたいんだ』
李衣菜『アイドル・多田李衣菜にしか出来ないロックを……!』
コナミ『お前にしか出来ないロック、か……』
李衣菜『うん……だから、引きずるのはおしまいですっ!』
李衣菜『なつきちみたいに、ロックに詳しい訳じゃない、ギターもまだ満足に弾けない……』
李衣菜『そんな私の背中を押してくれるのは……』
- 961 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:26:42.48 ID:z1Whq9zm0
-
理屈なんかじゃない……"好き"のパワーだから!
- 962 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:27:19.22 ID:z1Whq9zm0
-
――――
―――
――
ギュオンギュオン!
ギュオオォォォォォォォオオン!!
「え……?」
「お、おい、今の音!」
卯月「今のって……」
智絵里「エレキ、ギター……?」
- 963 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:27:49.73 ID:z1Whq9zm0
-
かな子「!!」
莉嘉「ね、ねぇ!この音色……!」
モバP「来たか!」
コナミ「よし……!」
コナミ(これが真紅眼を更なる可能性へ導く、李衣菜の新たな切り札……!!)
裕子「あ……!」
ブルーノ「こっ……これは……!」
- 964 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:28:17.91 ID:z1Whq9zm0
-
ギータス「ギュイイイィ―――――――――ン!!!」
《音響戦士ギータス》 †
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/機械族/攻1500/守 100
【Pスケール:青7/赤7】
「音響戦士ギータス」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「音響戦士ギータス」以外の「音響戦士」モンスター1体を特殊召喚する。
【モンスター効果】
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地の「音響戦士」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
ギータス(P) 青7
幸子「ペンデュラム、モンスター……!?」
夏樹「…………!!」
李衣菜「聞かせてあげる!私が……アイドル・多田李衣菜が掻き鳴らす、無敵のロックを!」
李衣菜「さぁ!スペシャルセッションのスタートだぜ!!」
- 965 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/14(水) 01:28:48.66 ID:z1Whq9zm0
-
今回はここまでです。
これ書いてる最中にプレイングミスが発覚し
急いで展開を修正している部分があるので、またボロが出てしまうかもしれないです……
前回アナウンスした通り、次回より次スレにて更新を行います。
振り返ればこのスレが立ったのが大体2年半前……
マイペースでやるとは言ってましたが、流石に時間かかりすぎですね。
次スレは遅くとも、2〜3週間に1度は更新できるよう、頑張りたいと思います。
それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
幸子の口調って自分で書いてみるとフリーザ様っぽくなっちゃう……
- 966 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/15(木) 09:12:47.45 ID:/zmENrJVo
- 乙ー
TwilightSkyは涙腺にくる
- 967 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/17(土) 18:34:18.20 ID:T9dAt2sP0
- わざわざ灰流うらら使わなくてもバトルフェイズ中なんだしシャイニングで黒鋼竜の効果は無効に出来ますやんか
しかも800ダメージ入るからそのままトドメになるという話……ああ、でもグリーディは一回攻撃中止してるから
どの道再攻撃できなくてトドメにはならないか というか何故攻撃中止した
- 968 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2018/03/17(土) 21:13:46.91 ID:V/jjXiz40
- >>967 ご指摘頂きありがとうございます。
……はい、やってしまいました。おっしゃる通りです。コイツいつも構成ガバってんな。
とりあえず、>>941〜>>942のくだりは、うららは効果発動せず(というか元々持ってなかった事にして)
黒綱竜も効果を発動せず、そのまま墓地に行った事とさせてください。
手札枚数はこのままで行きたいので、>>933〜>>934のくだりも
モンスタースロット→アステルドローンssの流れではなく、
スローネの効果で直接ブックスでも引いて、そのままssした事にします。
攻撃中止した件に関しては、書いてるヤツがバトルステップの巻き戻しを理解しておらず、
巻き戻し発生したら攻撃側のモンスターを選びなおせると勝手に思い込んでしまってました。
なので正しい流れとしては、グリーディーヴェノム攻撃→メテオブラックドラゴンしてから
シャイニング→メテオドラゴン という形です。
もう辞めたら遊戯王SSゥ!
後、この時点での手札・場の状況を↓に書いておきます。
ロッキングガール
李衣菜(3rd)LP4000 手札3
フィールド 真紅眼の綱炎竜 真紅眼の黒竜
マドルチェシャトー
ギータス(P)
カワイイボクと142s
幸子(3rd)LP4000 手札2
フィールド グリーディーヴェノム シャイニング
- 969 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/17(土) 23:05:12.28 ID:HNfolADd0
- やめて!デュエル構成のミスで、>>1のメンタルが焼き払われたら、闇のゲームでSSと繋がってる>>1の精神まで燃え尽きちゃう!
お願い、死なないで>>1!あんたが今ここで倒れたら、スレの更新を待ち望んでる読書や物語の結末はどうなっちゃうの? ストーリーの余裕はまだ残ってる。ここを耐えれば、ミス構成も減っていくんだから!
次回、「>>1死す」。デュエルスタンバイ!
- 970 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 08:41:36.94 ID:CZZCeGPwo
- 乙
デュエル構成ミスなんて原作からあったから大丈夫大丈夫
- 971 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/18(日) 13:32:46.05 ID:UekNOfSe0
- デュエル描写を見ていると細かいところがつい気になってしまう、僕の悪い癖
- 972 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 21:21:53.67 ID:YJswhqm0O
- 保守。暑さに負けないで、生きてくれ決闘者よ
- 973 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/02(水) 03:23:55.91 ID:E8OZiUD8O
- あけおめ、そして更新待ってます!
- 974 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/22(月) 09:02:19.87 ID:98A8asMw0
- 保守
- 975 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 21:02:32.94 ID:Y/71c4c40
- 保守
- 976 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/07/01(水) 03:44:01.58 ID:0Zpr67dk0
- [アタタタタタタタタタタタタタタタタタ]
- 977 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/10/15(木) 23:51:41.29 ID:397WMZD30
- [アタタタタタタタタタタタタタタタタタ]
- 978 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/15(木) 02:23:22.57 ID:wV4d+RFn0
- [アタタタタタタタタタタタタタタタタタ]
- 979 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/08(月) 15:58:56.05 ID:T+4BGy3Z0
- [アタタタタタタタタタタタタタタタタタ]
- 980 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/04(土) 23:45:04.93 ID:GqxDnfZ/0
- [アタタタタタタタタタタタタタタタタタ]
- 981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 14:32:52.76 ID:JCcc1Kmt0
- こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
- 982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 18:38:05.57 ID:eNyQulLA0
- ┣¨┣¨┣¨┣¨
- 983 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 18:46:10.18 ID:eNyQulLA0
- [ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww]
- 984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 18:48:59.11 ID:eNyQulLA0
- [アタタタタタタタタタタタタタタタタタ]こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい┣¨┣¨┣¨┣¨[ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][スペランカー][たぬき][切腹][ネ申]
- 985 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 18:51:48.92 ID:eNyQulLA0
- [アタタタタタタタタタタタタタタタタタ]こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい┣¨┣¨┣¨┣¨[ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][スペランカー][たぬき][切腹][ネ申][らめぇぇっ!]
- 986 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 18:53:31.81 ID:eNyQulLA0
- [ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][らめぇぇっ!]
- 987 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 18:56:07.74 ID:eNyQulLA0
- ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
- 988 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 18:59:07.22 ID:eNyQulLA0
- [アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ]
- 989 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 22:58:39.17 ID:eNyQulLA0
- [らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!][らめぇぇっ!]
- 990 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 23:00:37.68 ID:eNyQulLA0
- [ピザ]
- 991 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 23:16:50.61 ID:eNyQulLA0
- [連絡無し]
- 992 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 23:19:52.89 ID:eNyQulLA0
- [あぼーん]
- 993 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 23:22:50.66 ID:eNyQulLA0
- [ヅラ]
- 994 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 23:25:34.32 ID:eNyQulLA0
- [スプーだ!]
- 995 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 23:26:04.74 ID:eNyQulLA0
- バーーーローー
- 996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 23:26:51.41 ID:eNyQulLA0
- [田島「チ○コ破裂するっ!」]
- 997 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/09(水) 04:19:28.40 ID:95OK8giw0
- [アタタタタタタタタタタタタタタタタタ]こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい┣¨┣¨┣¨┣¨[ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww][スペランカー][たぬき][切腹][ネ申][ヅラ][田島「チ○コ破裂するっ!」][スプーだ!][あぼーん]バーーーローー[アジフライ王国(キリッのドボドボ王子こと荒巻スカルチノフwww ★][らめぇぇっ!][連絡無し]
- 998 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/09(水) 04:24:34.06 ID:95OK8giw0
- [禁則事項です][ピザ][んでんでんでwww]
- 999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/09(水) 04:26:47.83 ID:95OK8giw0
- こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
- 1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2022/02/09(水) 04:32:56.74 ID:95OK8giw0
- こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいこなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
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