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【モバマス×遊戯王5D'sTF】コナミ「チームシンデレラガールズ?」

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269 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/01/31(日) 16:32:33.43 ID:DvHDUgWU0




ブルーノ「…………」

蘭子「行っちゃいましたね……」

ブルーノ「蘭子……」

ブルーノ「……今日はありがとう、仲間と久しぶりに会えて、楽しかった」

蘭子「……フッ、我が魔力にかかれば造作も無い事」

ブルーノ「ああ、拓海達に話を聞かれたと思ってひやひやしたけどね」

蘭子「う……次なる邂逅の時までに、固有結界を強化せねば……」

ブルーノ「あはは……あぁ、それから蘭子」

ブルーノ「……僕は、どこにも行ったりしないよ」

蘭子「えっ?」

蘭子「……ハッ!」

蘭子「あ、赤き影!我との契約を破棄したというのか!」プンスコ

ブルーノ「あはは、違うよ……彼はちゃんと、君との約束を守ってた」

蘭子「むぅ……」
270 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/01/31(日) 16:33:07.85 ID:DvHDUgWU0
ブルーノ「それに……僕はもう、ひとりぼっちなんかじゃない」

蘭子「え?」

ブルーノ「この世界に来た時、確かに僕は孤独だった……進むべき道すら分からなかった」

ブルーノ「でも、今は……」

ブルーノ「夢に向かって進む君達の姿が、僕の道しるべになってくれたからね」

蘭子「プロデューサー……」

ブルーノ「きっと……きっといつか、僕の事を話すよ」

ブルーノ「皆に、そして蘭子にも」

ブルーノ「僕がどんな人と出会い、どんな事をしてきたのかをね」

ブルーノ「でも今はもう少しだけ、僕に時間をくれないかい?」

蘭子「……ええ、信じているわ、真実の扉が開くその時を」

ブルーノ「……うん」


奏「プロデューサーさん、蘭子?お見送りは済んだのかしら?」

奏「そろそろミーティング始めないと、拓海がまた拗ねちゃうわよ?」


ブルーノ「ふふっ……ああ、今すぐ行くよ」
271 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/01/31(日) 16:34:53.79 ID:DvHDUgWU0
今回はここまでです。

読んでくださった方、ありがとうございました。
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/31(日) 17:13:49.92 ID:XUX92J52o
乙です!

ブルーノ、やっぱお前イイヤツだよ…!
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/31(日) 20:26:41.16 ID:4O0zwXHVO
そういえば晶葉Pなんてキャラ出てたね
あれがブルーノだったのか
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/01(月) 12:10:48.74 ID:hXveq5IHO

ブルーノは半端じゃなく強かったっけな
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 10:44:21.51 ID:wxsEkbc2O
アレ? こっちの世界でやってたアニメってまんま5D'sなんだよね?
何でみんなブルーノに気づかないんだ?
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/05(金) 11:19:58.34 ID:TE2Tot/No
たまたまアニメ見てる奴が少なかったとかじゃないか?
それに見てたとしても同じ世界に人間として存在する以上、顔見ただけで「こいつアニメから出てきたブルーノじゃね?」なんて思わんだろうし。似てるなー、で済まされてきたんだろ。
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/05(金) 17:41:30.25 ID:ZXynAwHZO
278 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:25:19.89 ID:pjadMCyt0

数日後



コナミ「〜〜♪」シャカシャカ


智絵里「何だかコナミさん、楽しそうだね」

莉嘉「なーんかあれ以来ゴキゲンなんだよねー」

智絵里「この間、何があったのかな?」

莉嘉「お姉ちゃんも結局何も教えてくれなかったし……」ムスーッ

莉嘉「ねぇ卯月ちゃんと李衣菜ちゃんもあの日尾行してたんでしょ?」

李衣菜「う……」

卯月「えーっと……」

未央「まぁ……いいんじゃない?」

莉嘉「未央ちゃん?」
279 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:30:46.55 ID:pjadMCyt0

未央「いいじゃん、コナミんにも、たまにはあーいう事があっても☆」

楓「……ふふっ」

未央「どしたの、かえ姉さま?」

楓「何だか未央ちゃんも、最近随分ゴキゲンね?」

未央「えっ?ソ、ソンナコトナイヨー?」

莉嘉「むー、何か皆して怪しいなー……」


ガチャッ


モバP「おお、今日は皆揃ってるんだな」

卯月「プロデューサーさん!」
280 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:34:41.49 ID:pjadMCyt0

未央「お疲れ!……あれ、帰ってきたのにまた出る支度するの?」

モバP「ああ、これから何人か女の子と会う約束してるんだ」

楓「女の子と?」

未央「ほう、仕事中にデートとは……」

モバP「んな訳あるか、スカウトだよ」

李衣菜「あ!そういえば新しいアイドル、スカウトしてるんだっけ」

卯月「ウチに入ってくれそうな子……いそう、ですか?」

モバP「それが……中々うまく行ってなくてな」

モバP「どの子からも、あまりいい返事をもらえてないんだ」

未央「うーん、そっかぁ……」
281 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:38:36.73 ID:pjadMCyt0

モバP「ごめんな、お前らの負担、少しでも減らしてやりたいんだが……」

モバP「でも、きっと7人目と8人目、連れてくるから」

楓「ええ……でも、プロデューサーさん」

モバP「楓さん?」

楓「スカウトに疲れたら……」

楓「気分転換でもして、スカッとしてくださいね?」ニコッ

モバP「……ええ、ありがとうございます」

モバP「それじゃ、行ってくるよ」


ガチャッ
282 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:41:59.57 ID:pjadMCyt0

卯月「難航してるみたいですね……」

莉嘉「新メンバー、誰か来てくれないかなぁ……」

李衣菜「私達もどんどん動いてかないとね」

未央「うん、皆で気合い入れていこう!」

智絵里「あ、あの!」

李衣菜「ん?」

未央「ちえりん?」

智絵里「えっと、実はちょっと考えてた事があって……」




283 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:45:14.87 ID:pjadMCyt0

未央「プロデューサーや、コナミんをねぎらうパーティー?」

智絵里「う、うん、2人共これまで私達のために頑張ってくれて、そのおかげでお仕事も出来るようになってきたから……」

智絵里「だから、たまには私達から何か出来ないかなって思って」

智絵里「それに、卯月ちゃん忙しくって、DLCの祝勝会もやってなかったから……」

卯月「わ、私のですか?」

李衣菜「なるほど……確かにまだだったね」

未央「いいねー!ナイスアイデアじゃん、ちえりん!」

智絵里「えへへ……」

楓「ええ、DAGPもあるし、ここで皆で壮行会するのもいいわね」

未央「それじゃあ、しまむー祝勝会 兼プロデューサー&コナミんをねぎらう会 兼DAGP壮行会って事で!」
284 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:47:20.51 ID:pjadMCyt0

卯月「ず、随分兼ねましたね……」

未央「えへへ、でもその分、豪快にパーッとやっちゃお!」

李衣菜「それじゃ、日取りとかどうするの?」

未央「思い立ったが吉日って言うし、もう明日にでもやっちゃう?皆オフだし!」

楓「速攻で壮行会……ふふっ」

莉嘉「ねぇねぇ、どうせならサプライズでやっちゃおうよ!」

卯月「いいですね!プロデューサーやコナミさんがいない時に皆で準備しましょう!」

未央「プロデューサーは明日は外回り、か……」

智絵里「それじゃあ問題は……」


コナミ「〜〜♪」

285 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:49:13.13 ID:pjadMCyt0

未央「あのデュエルバカをどうするかだねぇ……」

莉嘉「最近ああやってずっとカードとにらめっこしてるもんねー」

李衣菜「誰かが外に連れ出してる間に、皆で準備するとか?」

未央「うーん、それしかないか……」


ちひろ「話は聞かせてもらいました!」


未央「わっ!」

卯月「ちひろさん?」

ちひろ「要は、コナミくんにしばらく外に出てもらえばいいんですよね?」

李衣菜「そう、だけど……」

ちひろ「なら明日、ちょっと私に任せてくれませんか?」

卯月「?」
286 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:50:24.79 ID:pjadMCyt0


次の日



ちひろ「コーナーミーくんっ♪」

コナミ「ん?何だちひろさん?」

ちひろ「ちょっとおつかい、頼まれてくれませんか?」

コナミ「おつかい?悪いけど今デッキ組んでるからパスな」

ちひろ「あら?そんな事言っちゃいます?」

ちひろ「それじゃあこれはおあずけですかねー?」ピラピラ

コナミ「ああ?おつかいなんざ別にいつだって……ん?」

ちひろ「あーあ、今日までだったんだけどなー」

コナミ「ちひろさん、何だそれ?」

ちひろ「これですか?はいっ」

コナミ「…………!!」

ちひろ「おつかいに行ってくれるなら、ついでに"そこ"に寄ってもらってもよかったんですけどねー?」

コナミ「これは……!!」
287 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:51:45.83 ID:pjadMCyt0

ちひろ「ふふっ、行ってくれる気になりました?お・つ・か・い♪」

コナミ「おう、こうしちゃ居られないな!早速行ってくる!」


ガチャッ


莉嘉「ど、どうやったの!?」

未央「すごい勢いで出て行ったね……」

ちひろ「ふふっ、ちょっと餌をちらつかせたんです」

卯月「餌?」

ちひろ「はいっ」



ちひろ「ひょっとしたら、コナミくんにとってはこれ自体が最高のご褒美かもしれませんね♪」

288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/11(木) 12:52:48.08 ID:pjadMCyt0

…………
………
……



コナミ「っと、ちひろさんが見せてくれたチラシには、確かこの辺って……」

コナミ「……お」





「うわあああああっ!」


ドカアアアアアアアン……!!


「やっぱり自分達のデュエル、完璧だぞ!」

「わたくし達は人々に希望を与えるべき存在……」

「そう簡単に、敗れる訳には参りません」


ワアアアアアアアアア……!





コナミ「……あそこか」
289 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:55:32.40 ID:pjadMCyt0


「はい、お疲れ様でした」


男「いやー強かったなぁ、貴音ちゃんに響ちゃん、全く歯が立たなかった」

女「でも、もうちょっといいトコ見せてくれると思ったのに……」

男「う、わ、悪かったよ……」


「ふふっ、これに懲りず、また挑戦してみてくださいね?」

「これからもあの子達の応援、よろしくお願いします」




「……ふぅ」

コナミ「よう、久しぶりだな」

「!」



コナミ「765プロの、秋月律子……だったよな?」



律子「貴方、CGプロの……!」
290 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:56:00.19 ID:pjadMCyt0

…………
………
……


律子「……島村卯月さん、忙しそうね?」

コナミ「ああ、DLCの後はひっぱりだこで、Pさんも大変そうだった」

コナミ「今は大分落ち着いてきてるけどな」

律子「そう……ねぇ、あの子はどう?伊織とデュエルしてくれた……」

コナミ「未央か、アイツは……まぁ、これからだな」

コナミ「でもちゃんと力を付けてる、きっと化けるぜ」

律子「ふふっ、楽しみにしてるわ」

コナミ「しかし、アイドルが一般人とステージでデュエル、か」

コナミ「何かおもしれー事やってんだな」
291 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:56:30.75 ID:pjadMCyt0

律子「ええ、おかげ様で沢山の仕事を貰えるようになったけど……」

律子「それでも、ファンとの交流の時間は大切にしていきたいの」

律子「応援してくれる人たちがいる事、それを忘れない事がアイドルの大前提だから」

律子「それに、これならアイドル達にとっても練習になるじゃない?」

コナミ「ああ、そうだな」

律子「それで?今日はCGプロ専属デュエルトレーナー直々に、偵察と言った所かしら?」

コナミ「偵察?デュエルしに来たに決まってるだろ、お前のとこのアイドルと」

律子「えっ?」

コナミ「このイベント、誰でも参加できるんだろ?」

コナミ「その為にここにすっとんできたんだ、俺も出してくれよ」

律子「た、確かに参加は誰でも出来るけど……でも貴方……」
292 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:57:00.45 ID:pjadMCyt0

「律子ー!」


コナミ「ん?」

律子「あぁ……響、貴音、2人共お疲れ様」

響「見ててくれた?今の自分のデュエル、完璧だったぞ!」

貴音「ええ、誠よき、こんびねぇしょんでした」

亜美「今日の亜美達、絶好調だYO→!」

律子「こら亜美、調子に乗らないの」

亜美「んっふっふ〜♪……ところで、この兄ちゃん誰?」

響「スタッフさん……じゃないよね?」

貴音「律子はこの殿方と知り合いなのですか?」

亜美「律っちゃんもカドに置けませんなぁ〜このこの〜」

律子「それを言うなら隅に置けない、でしょ?」

律子「ほら、こないだ話したじゃない?伊織がデュエルしたCGプロの……」
293 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:57:42.86 ID:pjadMCyt0

亜美「えっ!?それじゃあこの兄ちゃんが……!」

響「黒井社長に喧嘩売ろうとしたって言う……命知らずの……!」



二人とも……自分の背負ってるもんを賭けてデュエルで真剣に戦ったのは事実だ

その二人を侮辱する権利……お前にあんのかよ!



コナミ(う……あれか……)

コナミ「……もう、そんな無茶はしねーよ」

律子「ふふっ、ですって」

律子「それに彼、腕は確かよ?あの島村卯月さんのデュエルトレーナーだから」

響「ふーん……」

亜美「へー、ウチの兄ちゃんより強いのかな?」
294 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:58:12.80 ID:pjadMCyt0

コナミ「……あ、そうだ、俺の相手は誰がしてくれるんだ?」

亜美「え?」

響「相手って……何の?」

コナミ「決まってんだろ?デュエルだよ、デュエル」

貴音「……もしやあなたは、このいべんとに参加なさるおつもりなのですか?」

コナミ「ああ、アンタが相手してくれるのか?それともそこのちっこい方か?」

コナミ「何なら、いっぺんにかかってきても……」

響「……ひょっとしてお兄さん、何か勘違いしてる?」

コナミ「え?勘違い?」
295 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:58:44.90 ID:pjadMCyt0

律子「このイベントの事、どうやって知ったのかしら?」

コナミ「ああ、そこに貼ってるチラシを見たんだけど……」

響「……あー、これかぁ」

律子「やっぱりここの文字、小さすぎたかしら……」

亜美「うぅ……これから兄ちゃんにザンコクな真実を告げなくちゃいけないなんて……」ヨヨヨ…

コナミ「お、おい、765プロのアイドルとデュエル出来るって確かに書いてたぞ?」

コナミ「あ、もしかして、俺が他の事務所だからとか……」

律子「いえ、そんな事はないわ、だけど……」

響「ホラ、チラシのここ、よく見て」

コナミ「?」
296 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 12:59:30.76 ID:pjadMCyt0

…………
………
……



卯月「765プロのアイドルとの……デュエルイベントですか!」

楓「そういえば最近、ファンとの交流イベントの一環としてTVでも紹介されてたわね」

未央「なるほど、確かにコナミんにとってはご褒美だね……」

ちひろ「はいっ!今日は我那覇響ちゃんに四条貴音ちゃん、それに双海亜美ちゃんが来てるみたいですね」

莉嘉「ずるーい!アタシも行きたかったー!」

ちひろ「でも莉嘉ちゃん、ひょっとしたら素敵なお土産、持って帰ってきてくれるかもしれませんよ?」

李衣菜「どういう事?」

ちひろ「もしデュエルに勝てたらなんと!賞品として高級スイーツバイキング・氷結界のフリーパス回数券進呈!」

一同「おおー!」
297 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 13:00:03.37 ID:pjadMCyt0

未央「氷結界かぁ……あそこのトリシューラスペシャル、一回食べてみたかったんだよねー!」

智絵里「でも、貴音さんや響さんが相手なんだよね……大丈夫かな?」

未央「大丈夫だって!コナミんだったらあの2人にだって……」

卯月「……あ、あれ?」

ちひろ「卯月ちゃん、どうしました?」

卯月「ち、ちひろさん、このチラシ……」




卯月「カップル限定のタッグイベントって書いてるんですけど……」




ちひろ「……へ?」
298 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/02/11(木) 13:01:38.82 ID:pjadMCyt0
今回はここまでです。

ブルーノに誰も気づかない問題は……
現実とアニメじゃ見た目が結構違うって事にさせてください。

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/12(金) 01:17:16.09 ID:C3S6r5wBo

ちひろさん抜けててかわいい
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/12(金) 21:34:34.42 ID:XE2IYjtpo
まぁ自分のとこのプロデューサーが実はブルーノだなんて
謎のDホイーラーがブルーノなのと同じくらいありえないと思うだろうしな
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/13(土) 02:54:36.28 ID:xL0hj1jt0

トリシューラスペシャル¥2700かな笑?
302 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 00:56:02.11 ID:iU+mGrFJ0

コナミ「タッグ……デュエル?」

響「うん、いつもは普通の1対1のデュエルのイベントなんだけど……」

律子「今回は、新しいファン層も取り込もうっていう社長の意向もあって、カップル向けのイベントになったの」

律子「だから今回はあなた一人での参加は……」

コナミ「わ、分かった!タッグだな?ちょっと待っててくれ!」スッ


コナミ(タッグデュエルなら楓さんか智絵里……今日はどっちも事務所にいたはずだ)

コナミ(今からこっちに来てもらえば……!)

303 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 00:56:35.61 ID:iU+mGrFJ0

律子「あの……ちょっといいかしら?」

コナミ「なんだ?」

律子「私の思い過ごしならいいんだけど……」

律子「今売り出し中のアイドルがカップル向けのイベントに出ちゃうと」

律子「事務所的にかなりマズいんじゃないかしら……?」

コナミ「あ……」

コナミ「…………」スッ

亜美(あ、諦めた)

響(ホントに自分のとこのアイドル呼ぶつもりだったんだ……)
304 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 00:57:30.73 ID:iU+mGrFJ0

コナミ「ウチの事務所から呼べないってなると、仕方ないな……」

コナミ「……この会場で探すしかないか」

響「えっ!?もしかしてナンパすんの!?」

コナミ「デュエルのパートナーになってもらうだけだよ……流石に見つかんねぇかな」

亜美「うーん、今日はカップルで来てるお客さんが大半っしょ〜?」

響「……あ、でも一人で来てる女の子も居たよね?」

亜美「え?そんな子いたっけ?」

響「うん、前の方でずっと熱心に見てくれてた女の子!」

貴音「ええ……確か、頭に花飾りを付けておりました」

コナミ「花飾り、か……よし、それじゃ早そk「ちょっと待って」

4人「!」


律子「何でナンパしに行く流れになってるのかしら?」ゴゴゴゴ…

305 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 00:58:24.83 ID:iU+mGrFJ0
響「あ……」

亜美「やば……」

コナミ「いや、そんなつもりじゃないって……」

律子「言っとくけど、このイベントで問題を起こすようなら……」

律子「……つまみ出すわよ」ギロッ

コナミ「う……」

律子「……今日はタッグ限定だけど、何も今回だけしかチャンスが無い訳じゃないわ」

律子「こういうイベントはこれからもやっていくし、挑戦したいならいつでも来てちょうだい」

律子「その時は、ウチのアイドル達が全力でお相手するから、ね?」

コナミ「…………」
306 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 00:59:33.53 ID:iU+mGrFJ0

…………
………
……




亜美「あーあ、行っちゃった……」

響「何かさ、プロデューサーみたいな人だったね」

亜美「うんうん、デュエル大好きオーラが溢れだしていましたなぁ〜」

亜美「ねぇ律っちゃん、出してあげれば?あの兄ちゃん面白そうだし!」

律子「そんな訳には行かないでしょ?タッグデュエルのイベントなんだから……」

亜美「あ!だったらさ、律っちゃんが一緒に出てあげればいいじゃん!」

律子「なーにバカな事言ってるの」

亜美「えー?案外お似合いだと思うよ〜?」ニヤニヤ

律子「……亜美?」

亜美「じょ、冗談だってば!むー、面白そうだと思ったのに……」

律子「もう分かったから、次は亜美と貴音の出番よ、準備して」

貴音「…………」

響「貴音、どうかしたの?」

貴音「……いえ」



貴音(あの殿方……もしや)
307 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:00:28.42 ID:iU+mGrFJ0
…………
………
……




コナミ「ここじゃタッグのパートナーも満足に探せない……か」

コナミ「ネオ童見野シティじゃ、タッグパートナーなんてすぐ見つかったんだけどな……」

コナミ「はぁ……後でちひろさんに文句言っとかねーと……」


女の子「あ、あの!」


コナミ「……ん?」

女の子「さっき、765プロの皆さんとお話されてましたよね?」

女の子「もしかして、関係者の方……ですか?」
308 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:01:11.47 ID:iU+mGrFJ0
コナミ「……いいや、今そこのステージでやってるヤツに俺も出たかったんだけど」

コナミ「一人じゃ出れないみたいだからさ……今から帰るとこだよ」

女の子「そう、ですか……」

コナミ「悪いな、だからサインとかは頼んでやれない」

女の子「あ、いえ……サインは大丈夫なんですけど……」

コナミ「そうなのか?だったら何で……ん?」

女の子「?」

コナミ「その花飾り……もしかして、お前……」


…………
………
……
309 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:02:30.30 ID:iU+mGrFJ0
女の子「ええーっ!?たっ、貴音さん達が私に気付いてた!?」

コナミ「ああ、随分熱心に見てたみたいだな」

女の子「そ、そんなつもりじゃなかったのに……」

コナミ「しかし、カップル向けのイベントなのに一人でデュエルを見に来るなんて……」

コナミ「よっぽどデュエルが好きなんだな、気が合いそうだ」

女の子「い、いえ!デュエルが好きと言うか、その……」

コナミ「?」

女の子「……私と同い年位の女の子が、大勢の人が見ている前で堂々と歌ったり踊ったり、デュエルしたりして」

女の子「それを見て沢山の人が笑顔になって……」

女の子「アイドルって、すごいんだなって思って……思わず見入っちゃいました」
310 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:03:56.50 ID:iU+mGrFJ0
コナミ「そうか……でもお前の気持ち、俺もよく分かるよ」

女の子「え?」

コナミ「俺も最近、アイドルのデュエルを見てそういう気持ちになったんだ」

コナミ「デュエルにこういう形があったんだなって」

コナミ「すごいよな、アイドルってヤツは」

女の子「……はい」



女の子「……私に、本当になれるのかな?」

311 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:04:40.33 ID:iU+mGrFJ0
コナミ「えっ?」

女の子「あ!」

女の子「ご、ごめんなさい!今の、忘れてください!」

コナミ「いや、謝る必要ねぇけど……お前、もしかしてアイドルに……」

女の子「む、無理です!私なんて何のとりえも無いし!」

女の子「す……スタイルだって、そんなによくないし……」

コナミ「でも……」

女の子「いいんです……確かにほんのちょっとだけ、憧れみたいな物はありました」

女の子「だから今日、本物のアイドルを間近でよく見ておこうと思って来てみたんですけど」

女の子「でも、貴音さんも響さんも、亜美ちゃんも……私の想像以上で……」

女の子「やっぱり、私には出来そうになかったです……えへへ」

コナミ「…………」
312 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:05:23.50 ID:iU+mGrFJ0
女の子「いきなり声を掛けて、すみませんでした……私、もう行きます」

コナミ「……なぁ、お前デュエル出来るか?」

女の子「え?」

コナミ「こんなイベント見に来る位だ、ちょっと位はやれるんだろ?」

女の子「は、はい……でも、友達と遊びでやる位で……」

コナミ「なら、決まりだな」ニッ

女の子「……え?」

コナミ「アイドルになるかならないか、それはお前が勝手に決めればいい」

コナミ「でも、これからもあんなとこから眺めてるつもりなら……」



コナミ「1回位、最高の特等席で見てみないか?」
313 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:06:31.86 ID:iU+mGrFJ0

…………
………
……




亜美「あ、さっきの兄ちゃん!」

コナミ「よっ」

亜美「戻ってきたらまた律っちゃんに怒られ……あれ、後ろの姉ちゃんは?」

女の子「あ、あの、やっぱり私……!」

響「あ!」

女の子「!」

響「やっぱり今日ずっと見てくれてた子!お兄さん会えたんだ!」

コナミ「おう、まぁな」

女の子(我那覇、響さん……)
314 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:07:41.30 ID:iU+mGrFJ0

響「随分熱心に見てくれてると思って、嬉しかったんだ!ありがとね!」

女の子「は、はい……」

律子「あ、あなた!あれだけ言ったのに結局……!」

コナミ「ずっと見てたなんて聞いたら、一回位デュエルさせてやってもいいんじゃないかと思ってさ」

律子「それ、あなたがデュエルする為の建前でしょ?」

響「律子、自分からもお願い!せっかく来てくれたんだからさ!」

律子「響……」

響「ねぇ!君もステージ、上がってみたいでしょ?」

女の子「え、えっと……それは……」
315 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:08:33.90 ID:iU+mGrFJ0

響「あれ……もしかして、出たくなかった?」

女の子「い、いえ!だけど……」

貴音「……もしやあなたは、自分が参加する事ですてぇじが失敗してしまうのを恐れているのですか?」

亜美「お姫ちん?」

響「え?そうなの?」

貴音「……このいべんとは、私たちがふぁんの皆様方へ感謝を贈るための時間でもあります」

貴音「すてぇじを存分に盛り上げる事」

貴音「そして私たちとのでゅえるをあなた方に楽しんで頂く事」

貴音「それは本日私たちに与えられた、あいどるとしての使命……」

貴音「あなたが憂う事等、何もありません」

女の子「貴音、さん……」
316 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:09:40.31 ID:iU+mGrFJ0

亜美「うんうん、プロの仕事ってヤツですなぁ〜」

響「気負わなくても大丈夫!なんくるないさー!」

コナミ「……今のお前は、まだ憧れてるだけなんだろ?」

コナミ「ならファンの一人としてイベントに参加する位、バチは当たらないんじゃないか?」

女の子「…………!」

響「何の事?」

コナミ「ああ、こっちの話だ」


女の子(そっか……)
317 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:10:27.21 ID:iU+mGrFJ0

女の子(私、まだアイドルじゃないんだもんね……)


女の子(ステージの上……最高の、特等席……)


女の子(1回だけ、なら……)


女の子「あの……」


女の子「やってみても……いい、ですか?」

コナミ「!」
318 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:11:09.82 ID:iU+mGrFJ0

響「もちろん!やろうやろう!」

亜美「ねぇねぇ、いいっしょ?律ちゃん!」

律子「……はぁ、しょうがないわね」

律子「いいわ、あなた達の参加を認めます」

コナミ「おっし!」

亜美「おおー!よかったね帽子の兄ちゃん!」

コナミ「おう、サンキューな!」

律子「それじゃあ、こっちは……」

貴音「律子嬢」
319 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:11:54.59 ID:iU+mGrFJ0

律子「あら貴音、やる気なの?」

貴音「ええ、熱心なふぁんの方と手合わせできるのは大変喜ばしい事……しかし勝負となれば手は抜きません」

貴音「全力でお相手させて頂きます」

貴音(それに……)ジッ

コナミ「……ん?」

貴音「…………」フイッ

律子「それじゃあもう一人は……響、行ってくれる?」

響「うん、いいぞ!」

亜美「えー、亜美は?」

律子「亜美はさっき貴音と組んでたでしょ?お留守番」

亜美「ちぇ〜……」
320 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:13:02.75 ID:iU+mGrFJ0
律子「さてと、それじゃ準備に入ってもらいましょうか」

女の子「あ、でも私今日デッキ持ってきてなくて……」

律子「それなら大丈夫よ、元々こっちで用意したデッキで戦ってもらうつもりだから」

律子「あなたもこっちのデッキを使ってもらうわよ?」

コナミ「え?俺のデッキ使えないのか?」

律子「あなたみたいに自分のデュエルディスク持ってる人なんてそうそういないでしょ?」

律子「今回は参加者全員にデッキを貸し出してるの、参加する以上、こっちのルールには従ってもらうわ」

コナミ「ふーん……まぁ仕方ないな」

律子「こっちで用意したデッキの内容は貴音達は知らないし、戦術が読まれるなんて事はないからそこは安心して頂戴」
321 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:13:42.61 ID:iU+mGrFJ0
女の子「全然使った事ないデッキ……だ、大丈夫かな……?」

コナミ「何とかなるって、一応本番までにデッキの中身確認しとくか」

律子「あぁそれと、本番用のデュエルディスクも渡しておくわね」

女の子「これが……本物のデュエルディスク……」

女の子(これを腕に嵌めて、これから本当にステージに立つんだ……)

コナミ(何気にこっちのデュエルディスク付けるの初めてだな……)

律子「時間になったら響があなた達の事を呼ぶから、そしたらステージに上がって頂戴」

律子「勝てれば景品も進呈するから、2人とも頑張って!健闘を祈ってるわ」

コナミ「おう、何か結局参加させてくれて、サンキューな」

律子「ふふっ、あの2人は強いわよ?」

コナミ「あぁ……そりゃ楽しみだ」
322 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:14:35.70 ID:iU+mGrFJ0
…………
………
……




女の子(何だかすごい事になっちゃったな……)

女の子(本当に、私が貴音さんや響さんとデュエルを……)

コナミ「……悪かったな、強引に付き合わせちまって」

コナミ「でも、本当に受けてくれるなんて思わなかった……感謝してる」

女の子「あ、いえ!その……私の方こそ……」

コナミ「?」

女の子「あのまま帰ってたら……もし、あなたが765プロの皆さんに会わせてくれてなかったら」

女の子「きっと……こんな経験、出来なかったから」

女の子「だから、あの……背中を押してくれて、ありがとうございました」

コナミ「……だったら、彼女達にも礼を言っとかないとな」

女の子「えへへ、そうですね」
323 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:15:41.38 ID:iU+mGrFJ0

女の子「うまく出来ないかもしれないけど、やれるだけやってみようと思います」

女の子「今の私は、ファンのひとりですから」

コナミ「それでいいさ、負けても魂抜かれちまう訳じゃない……気楽に行こうぜ」

コナミ「あ、そうだ……お前、名前は?」

女の子「えっ?」

コナミ「今回限りって言っても、背中を預けるパートナーだからな」

コナミ「名前位、知っておきたいだろ?」
324 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:16:19.36 ID:iU+mGrFJ0

女の子「パートナー……そ、そうですよね!」

女の子「私……三村かな子って言います!」

コナミ「かな子か……俺はコナミ、頼りにしてるぜ、かな子」



響「それじゃあそろそろ、今日最後のデュエルを始めるぞ!」

響「さぁ!次のカップルさん、いらっしゃ〜い!」



コナミ「おし!そんじゃ行くか!」

かな子「は、はいっ!」



ワアアアアアアアアアアア!!
325 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:16:55.49 ID:iU+mGrFJ0

亜美「でも律っちゃん、結構あっさりあの兄ちゃんの参加認めたね?」

律子「彼女がやる気になってるんなら、別に拒否する理由なんてないわよ」

律子「それに、ある意味いい機会でもあるし」

亜美「いい機会?」

律子「ええ」


律子(島村卯月さんにデュエルを授けたという噂のデュエリスト……)


律子(貴方の実力、じっくりと見せてもらうわ)

326 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:17:38.77 ID:iU+mGrFJ0

響「律子にも何とか許してもらったし、楽しくやろーね!」

貴音「ええ……全力で参ります」

コナミ「ギャラリー付きのデュエルなんて久々だな……いっちょやってやるか!」

かな子「気負わずに、気楽に……」



響「それじゃいくぞ!」

貴音「いざ、尋常に……!」





4人「デュエル(でゅえる)!」
327 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/06(日) 01:18:23.67 ID:iU+mGrFJ0
今回はここまでです。

読んでくださった方、ありがとうございました。
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/06(日) 02:00:37.40 ID:j+0SWaY4O
乙です
熱い展開になりそうだぜ
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/06(日) 02:40:06.10 ID:7ZfP9Mf80
乙です
これまた楽しみな展開
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/06(日) 15:48:51.27 ID:8xa1a/4GO

お菓子ときたらかな子が出るのも必然だな
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/06(日) 16:24:36.02 ID:6yf/zz/Bo
乙!
コナミはこういうデッキシャッフルとか固定デッキとか慣れてそうだな
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/06(日) 16:37:20.83 ID:FwjxZhLBO
デッキはデュエルごとに変わってるのかな。そうじゃないと回数重ねたらデッキの中身分かるし
変わってないならマドルチェかとも思ったが……
333 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:42:20.06 ID:u81iGyCF0

響「よーっし……先手必勝!自分のターン!」手札5

響「魔法カード、魔獣の懐柔発動!」


《魔獣の懐柔/Obedience Schooled》 †

通常魔法
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
カード名が異なるレベル2以下の獣族の
効果モンスター3体をデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、
エンドフェイズに破壊される。
このカードの発動後、ターン終了時まで
自分は獣族以外のモンスターを特殊召喚できない。

334 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:43:42.43 ID:u81iGyCF0

響「自分のフィールドにモンスターが居ない時、レベル2以下の獣族を3体呼び出せる!」

響「出て来い!子狸たんたんにぽんぽこ!そして森の聖獣ヴァレリフォーン!」


《子狸たんたん/Baby Raccoon Tantan》 †

効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻 0/守 800
リバース:デッキから「子狸たんたん」以外の
獣族・レベル2モンスター1体を特殊召喚する。


《子狸ぽんぽこ/Baby Raccoon Ponpoko》 †

効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻 800/守 0
このカードが召喚に成功した時、
デッキから「子狸ぽんぽこ」以外の獣族・レベル2モンスター1体を
裏側守備表示で特殊召喚できる。
この効果を発動するターン、
自分は獣族以外のモンスターを特殊召喚できない。


《森の聖獣 ヴァレリフォーン/Valerifawn, Mystical Beast of the Forest》 †

チューナー・効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻 400/守 900
「森の聖獣 ヴァレリフォーン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚捨て、「森の聖獣 ヴァレリフォーン」以外の
自分の墓地のレベル2以下の獣族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。


たんたん 守800

ぽんぽこ 守0

ヴァレリフォーン 守900
335 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:44:39.47 ID:u81iGyCF0

響「さらに神獣王バルバロスを召喚するぞ!」


《神獣王バルバロス/Beast King Barbaros》 †

効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200
(1):このカードはリリースなしで通常召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
(3):このカードはモンスター3体をリリースして召喚する事もできる。
(4):このカードがこのカードの(3)の方法で召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのカードを全て破壊する。


響「バルバロスはリリース無しで召喚する場合、攻撃力は1900になる!」


バルバロス 攻1900


亜美「おおー、ひびきんの必勝パターンじゃん!」

律子「いきなり仕掛けてきたわね……」
336 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:45:54.72 ID:u81iGyCF0

響「まずはレベル8のバルバロスに、レベル2のヴァレリフォーンをチューニング!」

☆8+☆2=☆10

響「……星の力宿りし聖なる森の加護を受け、今目覚めよ!」

響「シンクロ召喚!吼えろ……神樹の守護獣−牙王!」


《神樹の守護獣−牙王/Leo, the Keeper of the Sacred Tree》 †

シンクロ・効果モンスター
星10/地属性/獣族/攻3100/守1900
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは、自分のメインフェイズ2以外では相手のカードの効果の対象にならない。

牙王 攻3100


響「さらに、レベル2のたんたんとぽんぽこで、オーバーレイ!」

響「混沌と混迷の世を斬り裂く知恵者よ!世界を化かせ!」

響「エクシーズ召喚!No.64!古狸三太夫!」


《No.64 古狸三太夫/Number 64: Ronin Raccoon Sandayu》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク2/地属性/獣族/攻1000/守1000
獣族レベル2モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上に「影武者狸トークン」(獣族・地・星1・攻?/守0)1体を特殊召喚する。
このトークンの攻撃力は、このトークンの特殊召喚時にフィールド上に存在する
攻撃力が一番高いモンスターと同じ攻撃力になる。
自分フィールド上にこのカード以外の獣族モンスターが存在する限り、
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。

古狸三太夫 守1000
337 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:47:15.85 ID:u81iGyCF0

かな子「1ターン目からシンクロにエクシーズ……!」

響「そして古狸三太夫の効果!オーバーレイユニット1つを使って、影武者狸トークン1体を特殊召喚!」


影武者狸トークン 攻?


響「影武者狸トークンの攻撃力は、特殊召喚された時点で攻撃力が一番高いモンスターの数値と同じになる!」


影武者狸トークン 攻3100


かな子(攻撃力3000以上のモンスターが2体なんて……)

コナミ(初っ端から全力かよ……!)


響「カードを1枚伏せて、ターンエンド!さぁ、君のターンだよ!」

338 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:48:21.12 ID:u81iGyCF0
かな子「は、はい!私のターン……ドロー!」手札6

かな子(わ、私も何か出さなきゃ!)

かな子(でも、今の手札じゃ……)

かな子「も、モンスターを守備表示でセット!」

かな子「えっと……カードを1枚伏せて、ターンエンド……です」


律子「彼女は……このターンは守るしかないみたいね」

亜美「うーん、でも流石にこれだけじゃ防ぎきれないっしょー」


響(う……ちょっとやりすぎちゃったかな……)

響「た、貴音、まだ始まったばっかりだし、最初は様子見で……」

貴音「いいえ響……例え相手が誰であろうと、真剣勝負において手を抜く事こそ、かえって非礼というものです」
339 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:49:41.62 ID:u81iGyCF0

貴音「私のたぁん!」手札6

貴音「まずは古狸三太夫の効果を発動!もう1つのおーばぁれいゆにっとを使い、影武者狸とーくんを特殊召喚!」

かな子「と、トラップカード発動!ブレイクスルー・スキル!」


《ブレイクスルー・スキル/Breakthrough Skill》 †

通常罠
(1):相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):自分ターンに墓地のこのカードを除外し、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。


響「おおー!」

コナミ「おっし!」

かな子「これで古狸三太夫の効果を、無効にします!」
340 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:50:58.40 ID:u81iGyCF0

貴音「防ぎましたか……では……」

貴音(このたぁん、私も攻めるとしましょう……!)

貴音「私は手札の光属性もんすたぁを墓地へ送り、銀河戦士を特殊召喚!」


《銀河戦士/Galaxy Soldier》 †

効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2000/守 0
手札の光属性モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から表側守備表示で特殊召喚する。
このカードが特殊召喚に成功した時、
デッキから「ギャラクシー」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
「銀河戦士」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

銀河戦士 守0


貴音「そしてこのもんすたぁが特殊召喚に成功した時、でっきからぎゃらくしぃもんすたぁを手札に加えます……」

貴音「私が手札に加えるのは、銀河眼の雲篭……そのまま召喚致します」


《銀河眼の雲篭/Galaxy-Eyes Cloudragon》 †

効果モンスター
星1/光属性/ドラゴン族/攻 300/守 250
このカードをリリースして発動できる。
自分の手札・墓地から「銀河眼の雲篭」以外の
「ギャラクシーアイズ」と名のついたモンスター1体を選んで特殊召喚する。
「銀河眼の雲篭」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、このカードが墓地に存在する場合、
自分のメインフェイズ時に自分フィールド上の
「ギャラクシーアイズ」と名のついたエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
墓地のこのカードを選択したモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。
「銀河眼の雲篭」のこの効果はデュエル中に1度しか使用できない。

銀河眼の雲篭 攻300
341 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:51:57.96 ID:u81iGyCF0
貴音「そしてこのカードは自身をりりぃすする事で、ぎゃらくしぃあいずを1体呼び出す事が出来る!」

貴音「私が呼び出すのは、先ほど銀河戦士の効果により墓地へ送った私の切り札……!」

貴音「……闇に輝く銀河よ、希望の光になりて我が僕に宿れ!」


貴音「光の化身、ここに降臨!銀河眼の光子竜!」



《銀河眼の光子竜/Galaxy-Eyes Photon Dragon》 †

効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは自分フィールド上に存在する
攻撃力2000以上のモンスター2体をリリースし、
手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが相手モンスターと戦闘を行うバトルステップ時、
その相手モンスター1体とこのカードをゲームから除外する事ができる。
この効果で除外したモンスターは、バトルフェイズ終了時にフィールド上に戻る。
この効果でゲームから除外したモンスターがエクシーズモンスターだった場合、
このカードの攻撃力は、そのエクシーズモンスターを
ゲームから除外した時のエクシーズ素材の数×500ポイントアップする。

銀河眼の光子竜 攻3000
342 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:52:42.38 ID:u81iGyCF0

コナミ「銀河眼か……!」

貴音「参ります……銀河眼の光子竜!せっともんすたぁを攻撃!」

貴音「破滅のふぉとん・すとりぃむ!」


銀河眼の光子竜「ゴアアアアアアアアッ!!」攻3000

セットモンスター「」バリーン


かな子「っ……!破壊されたライトロード・ハンターライコウの効果発動!」


《ライトロード・ハンター ライコウ/Ryko, Lightsworn Hunter》 †

効果モンスター
星2/光属性/獣族/攻 200/守 100
リバース:フィールド上のカード1枚を選択して破壊できる。
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。


かな子「リバースした時、フィールドのカード1枚を破壊できる!」

かな子「影武者狸トークンを破壊、します!」


影武者狸トークン「」ドカーン

343 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:53:42.11 ID:u81iGyCF0

亜美「おおー!攻撃モンスターを1体潰した!」


貴音「ですが、この攻撃は防げる者はもういないようですね……」

貴音「牙王でぷれいやぁを直接攻撃!」


牙王「グルルル……!」攻3100


ザシュッ!!


かな子「ひゃああぅ!」LP4900


貴音「……私はこれで、たーんえんど」

344 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:54:44.75 ID:u81iGyCF0
かな子「うう……っ」

コナミ「いきなり派手にやられたな……大丈夫か?」

かな子「は、はい……」

かな子「ごめんなさい……フィールド、空になっちゃって……」

コナミ「気にすんなって、あの状況で3100ダメージで済んだなら上出来だ」

かな子「はぁ……やっぱり強いですね……」

コナミ「そう気弱になんなよ、気楽に行こうとは言ったけど……」

コナミ「……勝ちに行かないなんて、一言も言ってないぜ」
345 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:55:44.58 ID:u81iGyCF0

亜美「次はいよいよあの兄ちゃんのターンかぁ」

亜美「でも、あそこまで戦力差が開いちゃったら……」

律子「ええ、でも彼があのデッキを使いこなせれば……」

亜美「……そういえば律っちゃん、あの2人にどんなデッキ渡したの?」

律子「え?教えたらアンタ達の練習になんないでしょ?」

亜美「いいじゃん、どうせこれが最後のデュエルなんだし!」

律子「……そうね、彼女のデッキは最近出たカードを取り入れたデッキで」

律子「帽子の彼のデッキは……」


律子「……ハマれば、面白いデッキよ」
346 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:56:23.74 ID:u81iGyCF0

コナミ「行くぜ……俺のターン!」手札6



コナミ「俺が発動するのは……!」









BOOOOOOOOOOOM!!








ひびたか「!?」
347 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:56:54.82 ID:u81iGyCF0

亜美「な、何!?今のコミカルな音!」

律子「……来たわね」



「キャハハハハハハー!」






《トゥーン・キングダム/Toon Kingdom》 †

フィールド魔法
(1):このカードの発動時の効果処理として、
自分のデッキの上からカード3枚を裏側表示で除外する。
(2):このカードのカード名は、
フィールドゾーンに存在する限り「トゥーン・ワールド」として扱う。
(3):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分フィールドのトゥーンモンスターは相手の効果の対象にならない。
(4):自分フィールドのトゥーンモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに破壊されるモンスター1体につき1枚、
自分のデッキの上からカードを裏側表示で除外できる。


響「このフィールド魔法……!」

貴音「これは、面妖な……!」




コナミ「さて、反撃開始と行くか」
348 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/10(木) 00:58:43.66 ID:u81iGyCF0
一旦ここで止めます。

カップル側のデッキは1戦1戦違うものが律子から渡されてます。
なのでトゥーンワールドを見て貴音が「面妖な……!」と言ってます。

それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/10(木) 01:01:24.32 ID:yPP6ZJZAO


最近ブラマジもトゥーンになって、かなり使いやすいデッキになったからな。
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/10(木) 01:13:20.12 ID:X952rqPE0

銀河戦士のサーチ先が騎士じゃなくて雲篭だった意図はこれから明かされるんかな
しかしタッグデュエルでトゥーンとライロ(?)とはまたきつい組み合わせだな
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/10(木) 01:13:35.30 ID:Ei0xqcqnO
乙ー
765はビーストにギャラクシー、コナミはトゥーンか
かな子はライコウだけじゃライロと断定はできないし…最近のカードが気になる。なんだろ

トゥーンはキーカードが分かりやすいからか、サポートカードが強力なんだよなぁ
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/10(木) 02:59:18.02 ID:lp8E5qv60
トゥーンは予想外だったな
なかなかにカオスなデュエルになりそうで楽しみ
353 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 00:56:50.80 ID:OQPHrLAQ0
>>342でのライコウの効果発動の際に、
破壊の後、デッキからカードを3枚墓地へ送る描写を忘れておりました。
実際にはちゃんと墓地へ送ってるので、脳内補完お願いします。



コナミ「……っと、こいつは発動した時にデッキトップから3枚裏側で除外するんだったな」スッ


亜美「トゥーンかぁ……直接攻撃がズバッと決まると、気持ちよさそうだよね→」

律子「最近になってサポートカードが増えてきたし、今回の対戦デッキに選んでみたの」

律子(ただトゥーンモンスターのほとんどが、フィールドに呼び出されたターンには攻撃出来ない)

律子(アナタはどうするかしら?)
354 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:00:27.51 ID:OQPHrLAQ0

コナミ「さぁ行くぜ!俺は装備魔法、コミックハンドを発動!」


《コミックハンド/Comic Hand》 †

装備魔法
自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合に相手フィールドのモンスターに装備できる。
(1):装備モンスターのコントロールを得る。
(2):装備モンスターはトゥーンモンスターとしても扱い、
相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、装備モンスターは直接攻撃できる。
(3):フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在しない場合にこのカードは破壊される。


貴音「!」

コナミ「コイツはトゥーンワールドが存在する時にしか発動出来ないが、装備した相手モンスターのコントロールを得る!」

コナミ「俺がコントロールを奪うのは……!」


ぐいぃぃ―――――ん!!


ガシッ!


銀河眼「!?」


響「銀河眼が……!」
355 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:03:57.82 ID:OQPHrLAQ0

銀河眼「グ、ググ……ッ!?」


ぎゅうぅ――――ん!


パタン……


亜美「ほ、本の中に取り込まれちゃった!」

コナミ「そして、この効果でコントロールを奪ったモンスターはトゥーンモンスターとなる!」


コナミ「来い……ギャラクシーアイズ・トゥーン・ドラゴン!!」




BOOOOOOOOM!!




トゥーン銀河眼「ヒャハハハハー!!」
356 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:04:46.03 ID:OQPHrLAQ0
貴音「銀河眼……!」

コナミ「トゥーンモンスターの攻撃は、同じトゥーンでしか防げない!」

コナミ「遠慮なく直接攻撃させてもらうぜ!」

コナミ「やれ、トゥーン銀河眼!」


トゥーン銀河眼「イヤッハー!」攻3000


KABOOOOOOOM!!


貴音「うっ……!?」LP5000


亜美「おおー!ライフがまた並んだ!」

律子「確かに、相手のモンスターを奪えば召喚酔いもお構いなしね……」


コナミ「俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド!」


かな子手札4・コナミ手札3 LP4900
フィールド:銀河眼の光子竜(トゥーン化) 伏せ1
響手札2・貴音手札4 LP5000
フィールド:牙王 古狸三太夫 銀河戦士 伏せ1
357 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:06:08.18 ID:OQPHrLAQ0

響(思ったよりやっかいなカードが出て来ちゃったぞ……)

響(でも、この自分のターンで何とか出来れば……!)

響「ドロー!」手札3

響(おっ!)

響「手札を1枚捨てて、ツインツイスターを発動!」


《ツインツイスター/Twin Twisters》 †

速攻魔法
(1):手札を1枚捨て、フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊する。


響「これでトゥーンキングダムと伏せカードを破か……!」

コナミ「カウンタートラップ、魔宮の賄賂!」


《魔宮の賄賂/Dark Bribe》 †

カウンター罠
(1):相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
相手はデッキから1枚ドローする。


響「げっ!?」
358 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:07:06.79 ID:OQPHrLAQ0
コナミ「相手に1枚ドローさせる代わりに、ツインツイスターの発動を無効にする!」

響「そんなぁ〜……」手札2

コナミ「悪いけど、流石に出した次のターンで割られるのは勘弁な」

響「うぅ〜それなら……キーマウスを召喚!」


《キーマウス/Key Mouse》 †

チューナー(効果モンスター)
星1/地属性/獣族/攻 100/守 100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキからレベル3以下の獣族モンスター1体を手札に加える事ができる。


響「レベル5の銀河戦士に、レベル1のキーマウスをチューニング!」

☆5+☆1=☆6

響「シンクロ召喚!出でよ、獣神ヴァルカン!!」


《獣神ヴァルカン/Vulcan the Divine》 †

シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/獣戦士族/攻2000/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「獣神ヴァルカン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合、
自分及び相手フィールドの表側表示のカードを1枚ずつ対象として発動する。
その自分及び相手の表側表示のカードを手札に戻す。
このターン、自分はこの効果で手札に戻したカード
及びそれらの同名カードの効果を発動できない。

ヴァルカン 守1600
359 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:08:05.82 ID:OQPHrLAQ0
響「シンクロ召喚に成功した時、自分と相手のカードを1枚ずつ手札に戻す!」

響「対象にするのはトゥーンキングダムと三太夫!」

コナミ「墓地のブレイクスルースキルの効果!ヴァルカンの効果を無効にする!」


ヴァルカン「クッ……!」


響(でもこれで墓地のブレイクスルースキルは使わせた……)

響(このターン自分が出来る事は……)

響「バトルフェイズ!牙王で、トゥーン銀河眼を攻撃!」


牙王「グオオオオオオオオオオ!!」攻3100


コナミ「トゥーンキングダムの効果発動!」

コナミ「トゥーンモンスターが戦闘か効果で破壊される時、デッキトップ一枚を裏側で除外して破壊を無効にする!」スッ
360 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:08:44.09 ID:OQPHrLAQ0

トゥーン銀河眼「ケケケケケケケ……」


グニィッ


牙王「!?」


響「か、体を曲げて……!」


亜美「避けちゃった……」


トゥーン銀河眼「ギヒャヒャヒャヒャ!」アッカンベー


コナミ(キングダム、何とかこのターンは守れた……)LP4800

コナミ(だがコイツも実際いつまで持つか分からない)

コナミ(次のかな子のターンで、かな子のモンスターが出てくればいいけどな……)

響「これで、ターンエンド……」
361 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:10:01.88 ID:OQPHrLAQ0
かな子「わ、私のターンですっ」

かな子(さっきは何とか攻撃が防げたけど、こんな手札じゃもう次は何も出来ない……)

かな子(お願い、いいカード……来て!)

かな子「ドロー!」手札5

かな子「や、やった!魔法カード、トレードインを発動!」


《トレード・イン/Trade-In》 †

通常魔法
(1):手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。


かな子「手札のレベル8モンスター1体を捨てて、デッキから2枚ドロー出来る!」


かな子「私が捨てるのは……巨神竜フェルグラント!」


響「巨神竜……!」

貴音「なるほど、あの者のでっきは……」
362 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:11:03.96 ID:OQPHrLAQ0
かな子「そして2枚ドロー!」手札5

かな子「えっと……更に、復活の福音を発動!」


《復活の福音》 †

通常魔法
(1):自分の墓地のレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):自分フィールドのドラゴン族モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。


かな子「自分の墓地のレベル7か8のドラゴン族1体を特殊召喚できるっ!」

かな子「来て、巨神竜フェルグラント!」


《巨神竜フェルグラント》 †

効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2800
(1):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合、
相手のフィールド・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外しこのカードの攻撃力・守備力は、
除外したモンスターのレベルまたはランク×100アップする。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、
「巨神竜フェルグラント」以外の自分または相手の墓地の
レベル7・8のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

フェルグラント 攻2800
363 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:12:11.88 ID:OQPHrLAQ0
かな子「更にフェルグラントの効果発動!墓地から特殊召喚された時、相手のモンスター1体を除外できる!」

かな子「獣神ヴァルカンを除外!」


ヴァルカン「」ヒュン!


かな子「そして、除外したモンスターのレベル・ランク×100だけ、攻撃力がアップします!」


フェルグラント 攻3400


律子「攻撃力が牙王を上回った……!」


響「や、やば……!」

かな子「ば、バトルフェイズ!フェルグラントで、牙王を攻撃……します!」


フェルグラント「ギャオオオオオオオッ!!」攻3400

牙王「」ドカーン


響「くっ……」LP4700
364 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:13:13.69 ID:OQPHrLAQ0

かな子「更に、フェルグラントが相手モンスターを破壊した場合、墓地からレベル7か8のドラゴン族1体を特殊召喚できる!」

かな子「おいで!アークブレイブドラゴン!」


《アークブレイブドラゴン》 †

効果モンスター
星7/光属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
(1):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの表側表示の魔法・罠カードを全て除外し、
このカードの攻撃力・守備力は、この効果で除外したカードの数×200アップする。
(2):このカードが墓地へ送られた次のターンのスタンバイフェイズに、
「アークブレイブドラゴン」以外の自分の墓地の
レベル7・8のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

アークブレイブドラゴン 攻2400


亜美「おおー!あんなカードいつの間に!」

律子「3ターン目のライコウの効果ね……」


貴音(あのライコウは壁だけでなく、布石をも兼ねていたと……)

365 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:14:00.87 ID:OQPHrLAQ0
かな子「そしてアークブレイブドラゴンで、三太夫を攻撃!」


アークブレイブ「!!」攻2400

三太夫「」バリーン


かな子「そして……トゥーン銀河眼で攻撃!」


銀河眼「キヒヒヒヒヒヒ!」攻3000


BAKOOOOOOOON!!


響「いったぁ!?」LP1700


トゥーン銀河眼「ギャハハハハハハハハwwwwwwwwwww」ゲラゲラ

366 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:15:02.63 ID:OQPHrLAQ0

コナミ「おおっし!ナイスかな子!」

かな子「は、はいっ!」

かな子「えっと……カードを1枚伏せて、ターンエンドです!」


亜美「あの兄ちゃん達、一気に逆転しちゃった!」

律子「フェルグラントの効果によって、蘇生カードがそのまま除外効果を持つカードになる」

律子「オマケに戦闘での破壊を許せばさらにドラゴンを呼び出し、追撃する……」

律子「このターン、巨神竜デッキの強力な部分が出たわね」

亜美「残りライフ1700でフィールドも伏せ1枚……律っちゃん、流石にヤバくない?」

律子「ふふっ、それなら大丈夫よ」


貴音「…………」


律子「貴音も、このまま黙っていないわ」
367 : ◆gXaDrhyvkE [saga]:2016/03/21(月) 01:15:54.91 ID:OQPHrLAQ0
今回はここまでです。

読んでくださった方、ありがとうございました。
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 01:42:04.38 ID:00suVVVuO
乙ー
フェルグラリメイクは嬉しかったなぁ
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