【幻想郷から】霊夢「何なのよ此処寒い!!」【MH世界へ】

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12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/09(水) 23:14:51.69 ID:Be9Gfyv0o
反映しているならsagaってでると思うが…
まあ>>1が霧雨でいいんだったら好きにするのが一番さね
13 : ◆vDejidqJ6g [sage]:2015/09/09(水) 23:15:46.69 ID:J7p97x5i0
釣り糸を垂らし数時間
我ながらなかなかの釣果だと思っている

緩やかな流れの河でしかも広い、泳ぎたい気分ではある、が…

ミア「ま、見ての通り雪山の麓だから凍死するのに3分要らないニャ、それ以前に足突っ込んだだけで踵返すだろうニャ」

霊夢「でしょうね…」

ミア「確か上の方の村、ポッケ村には温泉があるけど」

霊夢「えぇっ!!!」

温泉!タオルで拭くくらいしかしてない霊夢にとってなんと甘美な響きだろう
が、次の一言で無残に打ち砕かれる
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/09/09(水) 23:17:29.84 ID:Be9Gfyv0o
まぎわらしいがsageじゃなくてsagaね
魔理沙
15 : ◆vDejidqJ6g [sage]:2015/09/09(水) 23:28:17.47 ID:J7p97x5i0
>>12
ごめんなさい、勝手に翌の字が入るのと言い慣れるのに時間かかりそうです
=================================
ミア「村の中央に囲い無しであるからニャ〜」

霊夢「・・・そ、それじゃ入れないわね、残念ざんねん・・・」
(迷っちゃった私を誰かぶん殴って…)

ミア「ともかくこれだけ釣れれば大したものニャ、皆で分け合うとするかニャ」

霊夢「ん…」
(普通そうよね…それに命救ってもらった訳だし)

ミア「だけど霊夢はとーーぶん重湯にゃ、胃が慣れるまで我慢ニャ」

霊夢「うぅうう…」
(そうだった!!美味しそうだと思ってたのに…)

ミア「ん、取り敢えず霊夢の分の分け前は渡しておくニャ、許可が出たら酒でも肉でも思いっきり食うと良いニャ」

ジャラッ

霊夢「!!!」

この日から治るまで、霊夢は釣りに勤しんだそうな…
16 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/09(水) 23:31:57.90 ID:J7p97x5i0
>>14
ありがとうございます、サガですね!
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>>11訂正兼ねテスト
ミア「ん、折角来たんだし釣りでもしてるかニャ?部屋の中は退屈だろうし魔理沙は釣り下手で困るしニャ」

魔理沙「う、うるせーな、誰だって得意不得意はあるんだよ!」

ミア「あはは、狩りの時は期待してるから気にすんニャ」

魔理沙「ちぇっ…」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/09(水) 23:32:05.32 ID:Be9Gfyv0o
翌の問題はネットで調べれば5分もかからずに解決できるからひまなときに調べるといい
自分で調べた方がわかりやすいだろう
18 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/09(水) 23:49:25.98 ID:J7p97x5i0
>>14
しっかり魔理沙になりました、ありがとうございます!!
===========================
>>15より続き

霊夢「はぁ〜美味しい…口の中幸せよぉ…♪」

ギガントミートを頬張り黄金芋酒を飲み干す
今日は全快祝いに特別に上位ハンターの食事を卸してもらい食べる食べる

魔理沙「いや〜、美味いもんだ、私まだ下位の位置なのにいいのか?」

ミア「ん、こう言うのは皆で食べてこそだしニャ、それに上位になったらこういうのが食べ放題と解れば
やる気も出るんじゃニャいか?」

魔理沙「その通りだぜ!おい文!!肉ばっか食ってないで野菜も食えよ」

文「ま、まだ沢山あるんですし自由に食べて良いじゃないですか!」

魔理沙「いやいや、勿体ないって見地で言ってるんだぜ?シモフリトマトとか騙されたと思って食ってみろって!」

早苗「私はたてがみマグロに黄金米で毎日過ごしても良いくらいだと思いますね、うん」

見知った顔が幾人も居て、今日は宴会の如しだ
そして明日から霊夢はこの世界で生活するため、ハンターとなった
19 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 00:08:38.77 ID:YhVxO1U70
>>17
基本サガで回避できるみたいですね、暇なときに熟読します
=============================
翌朝

魔理沙「おーい、霊夢、起きろ〜!!」

霊夢「ん〜…いたた…」

魔理沙「のんびりしてっと、夕方になっちまうぞ〜」

霊夢「はぁ〜…あんなに呑んだの初めてでちょっと身体にくるわ…って魔理沙は平気なの?」

魔理沙「ん、この生活で慣れたからな、じきに霊夢もそうなるさ」

霊夢「そう…新しい防具、実戦で使う時が来たのね」

魔理沙「だな、この地区はどうやら生還率を上げるため武具はなるべく最良の物をって思想で
他の地区とは反目してるらしい…とはいえ、新人霊夢にはイーオスシリーズが限界みたいだけどな」

霊夢「えぇ、レウスとか重くて身動き取れなかったわ…」

魔理沙「こう言う時鬼が羨ましく思えるぜ、ディアとか難なく着れるもんなアイツら
ま、おいおい力付けてけば良いのさ」

霊夢「ん、ともかくにとりには感謝しないとね、防具の着心地良いわ」

魔理沙「そういうのは本人の目の前で言うべきだと思うぜ?」
20 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 00:25:59.73 ID:YhVxO1U70
軽い二日酔い覚ましに水を一杯飲んで出る、幻想郷出身と付喪神らしき人々が行き交う
その人たちとは随分打ち解け、ミアと最初に出会ったようなプレッシャーは欠片もない

霊夢「行く間に言っておくわ、えーと、今回のメンバーは私、魔理沙、椛、ルーミア…そしてバックアップがミアその他3名?」

魔理沙「ん、どうやらミア達は積極的に手出ししない方針らしい」

霊夢「何それ、何か損した気分ね…」

魔理沙「最初そう思うだろ?でもその内すぐその認識は変わるとおも…おっ、そろそろ加工屋だな」

にとり「いらっしゃ…おー霊夢、どう?私の作った鎧は」

霊夢「上々よ、流石の仕事と言っておくわ」

にとり「おぉー、こりゃ明日は火山弾かな?」

霊夢「あのね…」

にとり「冗談冗談、そうだ霊夢、狩り行くなら鉄鉱石に大地の結晶、マカライトを取ってきておくれよ」

霊夢「いいけど…在庫は無いの?」

にとり「分けたいのは山々だけど需要が高くて…供給が追い付かないんだ
ともかくそれがあれば霊夢の新しく新調した狩り用の陰陽玉の強化も出来る筈だよ?」
21 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 00:36:52.88 ID:YhVxO1U70
霊夢「ふーん…」

魔理沙(あ、こりゃ関心薄そう)「そうだ霊夢!黄金石のかけらって知ってるか?」

霊夢「え・・・?」

魔理沙「売れば結構な金になるんだぜ?それに鉄鉱石やマカライトが余ればそれまた高値で売れるぜ!!なぁ?」

にとり「だね、さっきも言った様に品薄だし鉄鉱石やマカライトは採掘に使うピッケルにも用いられるからいい値で買い取るよ」

霊夢「そうと決まれば俄然やる気出てきたわ!さ、行きましょ!!」

魔理沙「お、おう!!」
(やっぱり効果覿面だなぁ…)

・・・

霊夢「お待たせ」

椛「いえ、ちょうどイメージトレーニングも済んだ所です」

ルーミア「おー、一緒に狩り楽しみなのだー♪」
22 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 00:47:04.82 ID:YhVxO1U70
道なりに移動、30分もしない内に着く近所である、だからこそ霊夢は助かったのだろうが…

霊夢「…重くない?」

ミア「いや?私力持ちだからね、平気平気」

魔理沙「いやー、でも人気者の椛がかって出てくれて助かったぜ!」

椛「い、いえ、私自身の強さを鍛え直さなければと思ってたところなので…」

???「あーもー、こらルーミア、視界塞がないの!」

ルーミア「でもちゃんと道通り進めるのだー凄いのだエンカー」

などとやってる間に狩り場に着く、
今回のクエストは霊夢に使ったので品薄になった雪山草採集である
23 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 01:12:11.39 ID:YhVxO1U70
ミア「ん、設営も終わったニャ、考えたけど今回は私も特別に同伴するニャ」

魔理沙「おぉ!」

ミア「それと霊夢以外の3人には道なりのガウシカを競走で狩ってもらうニャ
素早く、安全、確実に、それが出来にゃいとオシオキが待ってるニャ
霊夢はルートを決めて欲しいニャ、一応採集物は書いておいたから…これでどうニャ?」

椛「大型モンスターが出た時の対処法は?」

ミア「ん、フルフルとドドブランゴ辺りなら安全策で霊夢と交代でそっちで待機してる文あたりに出て貰うニャ
ティガレックスやキリンだったら私が抑えるから皆退いて幽香、勇儀、妖夢 、咲y…いや、ここは無難に萃香と交代かニャ
強化体やそれ以上に強い奴は私らが何らかの形で対処するニャ
向こうではどうだか知らニャいけど一か月そこらのまだまだ新兵に命懸けの任務は与えないから安心しろニャ」

ルーミア「中型の場合どうするのかー?」

ミア「そいつニャら霊夢も戦線に参加してもらうニャ
その場合丁度良い機会だし連携での戦闘を霊夢にも学んでもらうニャ」

霊夢(ルーミアが…?)

魔理沙 ボソッ「意外だろ?でも此処に来てから頭脳的に良い動きするようになったんだぜ?
下手すりゃ私でも狩りに関しては負ける事もある位だぜ」

ミア「他に質問無いかニャ?」(チラ

霊夢「…。」

ミア「ん、無ければ行くにゃ、怪我だけは気を付けるんニャよ?」
24 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 01:29:49.41 ID:YhVxO1U70
    ズパッ!!!

一閃、鮮血が飛び散り標的であるガウシカは倒れる

魔理沙「よくよく考えたら千里眼でフットワークの軽い武器持ってる椛がめちゃ有利じゃないか?くそー、良いとこないぜ…」

ミア「その短所をどう補うかも今回の課題にゃ」

魔理沙「ちぇー、オシオキは勘弁だぜ」

ミア「おめーは筋が良いのに狩り場外では注意力散漫なのが悩みの種ニャ
私はドベにオシオキするとは一言も言ってないニャ
少しはルーミアを見習うニャ」

魔理沙「ぐ…ふん、コレから巻き返せばいいのさ!おい霊夢!ちゃんと見てるか?」

霊夢「えぇ、あ、ルーミアが獲った!…へぇ、腕も中々じゃない」

ミア「なんだかんだでチルノ、リグル、ルーミア、ミスティアの四人でフルフル狩った実績もあるニャ
まごついてると置いてかれるニャよ?」

魔理沙「お、私も仕留めたぜ!!この距離でも一発!!やっぱり狩りもパワーだぜ!!」

ミア(ふむ…そろそろ魔理沙もモノブロス行けるかニャ?)
「さて、はぎ取るかニャ、昨日のご馳走に負けない珍味を戴くニャ!」
25 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 01:44:56.62 ID:YhVxO1U70
ジュウ ジュウ ジュウウ…

椛「ん!やはり新鮮なレバーは良いですね!!!」

魔理沙「これでいつでもこの味で食えれば最高なんだけどな!足が早くて此処から村に着くまでには平凡な味になっちまう」

ルーミア「ん?霊夢、食べないのかー?」

霊夢「…ああ、いいえ?食べる、食べるわよ?」

魔理沙(思えばガウシカって結構愛らしいから捌くのに抵抗あったのか…最初に痛い目にあわされてからそんな感情忘れてたぜ)

・・・

ミア「肉、皮、骨…うん、全部頂いたニャ、余った部位はギアノスの巣に放り込んでおくかニャ」

椛「出立しますか?」

ミア「ん…こういう判断は霊夢に頼むニャ」

ルーミア「どうなのかー?」

霊夢「そ、そうね、晴れてる内に済ませちゃいましょ」

ミア「じゃ、これから寒冷地ニャし、特製カイロ(ホットドリンクの代わり)貼っていくニャ」
(魔理沙…)

魔理沙(わかってる、ちゃんと霊夢を守る)
26 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 02:00:22.85 ID:YhVxO1U70
カツーン カツーン
冷凍庫の様な洞窟内部、良質な鉱石が得れる場所でひたすらピッケルを振るう
相当純度の高い鉄らしく周辺が凍りついてるのもあり一欠片掘りだすのも一苦労だ

霊夢「ハァ…ちょっと…だれか代わって…」

椛「いいえ、折角の機会ですからヘトヘトになるまで掘って貰います」

霊夢「うぅ…」(思えば帰路の護衛もこなすから強く出れない…)

魔理沙「おぉ、こりゃマカライト鉱脈来たか?ザックザクだぜ!!」

ルーミア「ハチは任せろなのだー!」

ミア「あーあ、早々に皆折っちゃったか…いいの?私ピッケル結構持ってるニャよ?」

ルーミア「今回は霊夢に譲ってあげて欲しいのだー!!」

霊夢(その優しさが今は辛いわ…!)
「ごめん、雪山草採集してからにしない?腕と腰がもう…」

ミア「今回の司令塔は霊夢だしニャ、余程の事が無い限り指示通り動くニャ」

椛(ちょっと可哀想でしたか…)「帰ったら採掘のコツを教えますよ、ただ、霊夢さんの場合基礎体力の方が問題ですね」
27 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 02:24:36.73 ID:YhVxO1U70
と、洞窟内部でも採集し、表に出る
一定の寒さであればミント爆弾の如く生えてる代物なのですぐに見つかる
粗方採集し、腰を上げる、余剰を取って帰るか、地獄の採掘か、考えてたら・・・

椛「!!急いだ方が良いです、何か接近してきます、まだ遠いですが、速い…」

ミア「ん、こっちも今情報が届いた、標的、ベリオロス高機動型と確認
通常型(3rdの弱体化ベリオ)ではない!」

霊夢「わかったわ、さっさと下山よ!!!」

魔理沙「聞いたこと無いモンスターだな…何だソイツ」(ミアの口調がマジだ…こりゃスタコラサッサだぜ)

ミア「雪原だとかなりヤバいモンスターだ、勇儀と萃香でも今は勝てるかどうか解らない!
上位タイプなら間違いなくジワジワとだけど確実にやられる!」

ルーミア「ただでさえ高いランクなのにそれでも詐欺の筆頭と聞いたのだ
でも本来は遠方に居る筈なのだ…?」

椛「今間違いなく来てるのは事実です!恐らく目標はポポ…少なくとも私たちを見つけた気配は無いですね」

脱兎のごとく退散する、結果で言えば霊夢の判断は大成功であった
28 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 02:44:23.85 ID:YhVxO1U70
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜=====第二章・初のクエストを終えて=====〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
急ぎ足で村に戻る…と言うかミア達に荷物を預け低空飛行して早々に帰った
厳戒態勢も過ぎ夕方・・・

霊夢「どう…?」

椛「えぇ、食事した後に別の場所に移動したようです」

霊夢「そう…」

椛「沈んでますね?」

霊夢「だってそうでしょ!!マカライトを沢山持って帰ったのに含有量が低いとか、傷付いて使えないとかで
持って帰った内の3割よ!!!」

霊夢もにとりに非は無いと解りつつもドヤさずにはいられなかった
多分ホクホク顔の魔理沙が主な原因だと思われる

椛「はぁ」(相変わらずの運ですが…採掘の腕が想定通り追い付いてませんね)

霊夢「こうなればもう一度掘りに行こうかしら全く!」

椛「いえ、今はやめておいた方が良いですよ…」

霊夢「解ってるわよ!!…ふぅ、貴女に当たってもしょうがないわよね…ごめん」

椛「いえいえそんな…」(霊夢さんだいぶ丸くなってる…?)

霊夢「そうそう、約束の採掘の仕方、教えてくれない?明後日」

椛「あさって?」

霊夢「もう筋肉痛が来てるのよ…鎧を支えてるだけでも節々がキツいわ」

椛「…はい」

確かに初クエストは成功に終わった、けれど、前途多難な様子です
29 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 02:55:09.88 ID:YhVxO1U70
翌日

霊夢「いたたた…」

全身筋肉痛、特に首と腕と腰が痛い…とは言え
ちゃんとご飯が食べれるだけ前の大怪我より随分マシ

咲夜「あら、霊夢、ごきげんよう」

ポンッ

霊夢「ヒギャァアアアッ!!あだだたっ!!」

咲夜「…ごめんなさい」

霊夢「つ、次は許さないからね…」

咲夜「そんなに辛いのなら寝てれば良いのに…」

霊夢「筋肉痛は軽く動かした方が後々良いらしいのよ…たた…」

咲夜「そう…」

???「あ、れーいーむー!!!」

だきっ

咲夜「あ」

・・・
30 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 03:11:17.58 ID:YhVxO1U70
霊夢「産まれて初めて人前で本気泣きしたわ…」

???「あぅ、ごめん、れいむー」

???「あらあら、博麗 霊夢ともあろうものが情けないわね」

霊夢「うっさいわね…レミリア」

レミリア「ふふ、でもこの辺りは良いわね、殆どの天気が曇天で歩くのに不自由しないわ
とは言え万が一の事もあるし夜専門ハンターだけど」

フラン「むぅ、私も一緒に狩りがしたいなぁ」

???「だったら受け身を覚えるか、いかなる攻撃も完全回避するかしかないわよ」

フラン「ぶー、きびしーよレイナはー!!」

レイナ「全く、攻撃面では文句ないんだからちゃんと身を守るだけ、あと少しよ
とにかく背中の張り紙はがしたらまた訓練だからね」

フラン「えっ!?」

頑張って、と書かれた張り紙が張ってあった、いつの間に…

フラン「…今日は絶対勝つもんね!!」

レイナ「その意気よ、では、妹さんをお借りしますね」

レミリア「構わないわ、しっかり鍛えて頂戴」
31 : ◆vDejidqJ6g :2015/09/10(木) 03:30:50.04 ID:YhVxO1U70
霊夢「彼女は?」

咲夜「妹様の狩りでの教育係…と言ったところですわね」

レミリア「私は気に食わないわ…でも、教育に戦闘力の実力は認めてる」

霊夢「へぇ?」

レミリア「私とのバトルでアイツは常時攻撃可能位置に居ながら一発も撃たず全て避けきったなんて
私の身体こそ無傷だけどプライドはズタズタよ…」

咲夜「あれでいて妹様も随分なついてますからね、外に出れるのも併せてああまで笑顔を見せた妹様は初めてです」

霊夢(あぁ、嫉妬もあるのね…)

レミリア「咲夜、時間は?」

咲夜「1時22分です」

レミリア「丁度良い時間ね、私は寝る事にするわ」

咲夜「はい、ベッドの用意は済んでおります」
32 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 03:44:32.42 ID:YhVxO1U70
・・・・

霊夢「で、聞きそびれたけど、やり残した事って?」

咲夜「・・・ええ…轟龍ティガレックス…忘れもしない、奴は私の獲物ですわ」

霊夢「!!!」

咲夜「貴女も因縁がありますわよね?」

霊夢「…うん」

咲夜「鱗がナイフを弾き、隙間に刺しても何事も無いかのように…
口の中へ投げたら事もあろうに全部噛み砕いた…冗談じゃないわ」

霊夢「・・・」

咲夜「近々ティガレックスに対抗するための猛毒をもったゲリョスを狩りに行く予定です
貴女の因縁も理解してますが、ここは早い者勝ちです
が、もし、もしも一緒に戦う事があれば…」

霊夢「・・・」

咲夜「…失礼します」
33 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 03:59:50.43 ID:YhVxO1U70
霊夢「…サムい…はは、そうね、もう夕飯の時間ね…」

夕方まで座り込んでいた霊夢が、立ち上がる
しかし足が縺れ、いとも簡単に転倒した

霊夢「あはは…私ったら筋肉痛で転んじゃった、そう、これは筋肉痛のせいなのよ…」

立ちあがろうとする、が、手も震え上体を支えられない
仕方なしに仰向けになる

霊夢「もう、星が見える…」

飛んで戻ろうとする、が

霊夢(あ、あれ?)

飛び方が解らない、昨日まで呼吸をするように飛べていたのに…
呼吸と言えば息苦しさも感じる、上手く息を吸えていない、声すら出せない

霊夢(どうして、どうして、どうして…)

〜〜〜〜
34 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 04:11:35.93 ID:YhVxO1U70
フラン「れいむ起きた?」

レイナ「…この分なら心配ないですね」

誰かの部屋に居る、意識は安定したようだ

霊夢「あれ…?」

レイナ「道の脇に倒れていた貴女をフランちゃんが見つけたんですよ」

フラン「えー、レイナが見つけたんじゃん、私は運ぶの手伝っただけだよ」

レイナ「…ともかく、此処はフランちゃんの部屋です、移動しますか?」

霊夢「そうね…」

フラン「・・・。」

霊夢「…ごめんなさい、今日はここで休ませて、疲れちゃった」

フラン「わかった!ね!ね!約束だよ!一緒に寝ようよ〜!」

レイナ「全くもぉ…では、おやすみなさい、ごきげんよう」

フラン「おやすみ〜!!」

空気を察したのは事実だけど、この暖かいベッドから離れたくなかった
勘では無い、生物としての本能がそう思っただけだ
35 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 04:42:14.05 ID:YhVxO1U70
堅肉とフラヒヤ麦を食べた後、こんがり肉を三本ほどたいらげた

霊夢「一食抜いただけでこんなにお腹がすくなんてね…」

魔理沙「おぉ、霊夢!今日は早いな!」

ジュウジュウとアツアツの臭いが漂う
ミートワゴンと四つ足ニンジンのステーキセットだ

霊夢「むぅ…」

魔理沙「・・・そ、そんな顔しても分けてやれないぜ!」

霊夢「解ってるわよ、流石にお腹いっぱいだし…結構豪勢だけど何か行くの?」

魔理沙「今日はちょっと遠出してガノトトスを狩りに行くんだぜ」

霊夢「ガノトトス?」

魔理沙「ああ、私のタイプと相性が良くてな、熱帯と寒冷地に対応した砂漠用の装備が目当てなんだ」

霊夢「ふーん…」

魔理沙「んで、今の目標はモノブロス!砂漠に居るから長期戦でも平気なように
今回の装備をだな、急がば回れって奴さ」

霊夢「別に急ぐ事も無いでしょうに…誰かと競ってるの?」

魔理沙「んぐっ…ま、まぁな、チルノの奴が吹っかけてきてさ、売り言葉に買い言葉で…
ちなみに今日挑むらしいぜ?まぁブランゴに手間取ってるようじゃ失敗だろうけどな」
36 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 05:10:43.85 ID:YhVxO1U70
霊夢(ともかく魔理沙が誘えないとなれば椛とあと二人か…うーん…
よくよく考えれば私って受け身のコミュニケーションばかりで余りこちらから干渉しないのよね…)

霊夢「・・・よし!」

こうしてても始まらない、何か行かなくちゃ、うん

霊夢「あ、あのさ」

村紗「ん?」

霊夢「これから鉱石掘りと軽いクエスト受けに行く予定だけど組まない?」

村紗「そうだね…確かにこの武器に随分鉄鉱石使うからね…そろそろ厳しくなってきたし、うん、行こう」

???「あら、採掘なんて丁度良いじゃない♪」

村紗「ひっ!?」

幽香「そんなに驚かなくてもいいじゃない、私の武器も中々鉄を使うのよ?
火炎袋大量ゲットにイャンクックを10匹程狩ったらそろそろオーバーホールが必要って言われちゃって
折角だから改良しようって事で…良いでしょ?」

霊夢「…椛含めてこれで4人ね」
37 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 05:39:55.07 ID:YhVxO1U70
幽香「折角だし討伐を兼ねたクエストはいかが?」

椛「む…」

幽香「…ふふ、ただの提案よ、提案、喧嘩したら怒られちゃうしね」

霊夢「…受けない理由もないわね、ギアノスの討伐、これでどうかしら?」

幽香「えぇ、私は構わないわ」

村紗「い、良いですよ」

椛「・・・行きましょう」

ミア「お、出るのね、私達も準備はできてるよ」

大体解った事だが専属の付喪神が一人一柱用意されている
霊夢のは猫耳が付いている金髪ショート
椛のは犬耳っぽいのが付いてる茶髪ショート
村紗のは黒髪のリトルツインテール
幽香のは黒髪ポニーテール…
先ほど睨みあった時牽制したのはこの黒髪ポニテで
その時の圧迫感は今までに感じた事がない
少なくとも幽香が敵に回すことをためらう存在なのは確実…
今のところ敵では無い事は確か、それだけで十分
38 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 14:09:26.80 ID:YhVxO1U70
口数もないまま狩り場に着く
殆ど急造のチームだとどうにも話しにくい
簡易拠点の設営を始めた時、椛が口を開く

椛「幽香さん」

幽香「あら、どうしたの?」

椛「先程は突っかかってしまい、申し訳ありません」

幽香「いいのよ、もう気にしてないわ」

村紗(そ、そうとう丸くなってますね…此処に来るまではバラの様な声音に
棘をタップリ加えたような会話しかして無かった筈ですよ?)

霊夢「この一カ月で色々あったんでしょ、それはそうと椛、採掘のコツ聞いておきたいんだけど」

椛「えぇ、霊夢さんは腕だけに頼り過ぎですね、身体全体を撓らせる様に動かした方が良いです
それと足をもう少し広げると踏ん張りが利きますし…あとは鉱石に直接つるはしを当てないよう気を付ける事位です」

霊夢「こ、こうかしら…?」

ブンッ

大股開きで思い切り叩きつける、結果異様にお尻が付き出る形となった

椛「…ま、まぁ実際掘ってみましょう、霊夢さんがやりやすいならそれでいいと思いますし」

村紗&幽香(流石にさっきのは女性としてどうかな&かしら…)
39 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 14:25:22.68 ID:YhVxO1U70
簡易拠点の設営も済んだ、正直毎回毎回片付けるのが惜しい位の出来だ

ミア「じゃあ存分に狩ってきてくれニャ、今日のリーダーは、幽香にたのむニャ」

幽香「あら?私?」

???「えぇ、モノブロス討伐のお祝いに渡した通信機があるし、丁度良いかな」

幽香「ヒマワリちゃんも推してくれるなら拝命しない訳にはいかないわね」

ヒマワリ?「もぅ、霊夢が間違えて覚えちゃうでしょ、私はアオイと呼んでって」

幽香「ふふ、ごめんなさいね、じゃあ行きましょ、大丈夫、無茶はしないわ」

霊夢「え、えぇ…」

椛「な、なんか調子狂いますね」

村紗「多分これから長い付き合いになるんだし、慣れなきゃね…」
40 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 14:48:07.86 ID:YhVxO1U70
霊夢「はっ!!」

 シュッ

ピトッ

霊夢のお札が標的のポポに貼りつくと程無くしてポポがダメージを受ける
霊的ダメージを抑え生物的ダメージを増した霊夢の武器MH仕様だ
外骨格を無視して攻撃が与えられるものの一撃一撃が軽いので手数が無いとポポも中々仕留められない

 ザクッ

逃げるポポに椛の片手剣が煌めく、相変わらず調子は良いようだ

村紗「せぇりゃ!」

 ゴスッ

巨大な錨でぶん殴る、程無くしてその場に崩れ落ちる

幽香「えいっ!」

ザンッ

傘の先に付いた刃で切り裂く幽香、難なく一番の大物を仕留める

幽香「こんなものかしら?ふふ、例のディアブロスもこう簡単に沈めばいいのだけれど」

椛「またあの紅蓮に挑むつもりですか?」

幽香「そうよ?また挑むつもり、よ?」

村紗(あ、いつもの幽香さんに戻りつつある?)

霊夢「それよりポポノタンとやらは何処よ?」

幽香「このお花を食べちゃう悪い口の中に…」

サクッ

幽香「ホラ採れた、霊夢のいつも食べてる堅肉とは比べ物にならない味よ?」

霊夢「む…私はアレはアレで気に入ってるんだけど…」
41 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 15:04:44.04 ID:YhVxO1U70
とはいえ確かに美味しかった、おそらく酒のつまみには最適だろう
ホワイトレバーと違い日持ちするタイプなので多めに取って帰る事となった

霊夢「この辺りはもういないわね…あ、あっちに居るわ、あの河の向こう」

幽香「ダメよ、そっちは区画外なの」

霊夢「むぅ…」

幽香「また来た時にじっくり狩りましょう」

霊夢「わかったわよ」

村紗(なんだかんだでリーダーの判断とかはしてる…)

椛(それにしてもいつもより数が少ないような…?!!)
「8合方面、ドスギアノスです!」

幽香「ふむ…」

アオイ『こちらアオイ、どうしたの?』

幽香「私達これからドスギアノスも狩ろうと思うのだけど、霊夢も連れてって良いかしら?」

アオイ『だそうよ・・・・・攻撃に回らなければ良いって』

幽香「そうと決まれば行くわよ、遅れないよう付いて来なさい?」

霊夢「・・・飛べたっ」

幽香「?」
42 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 15:15:03.42 ID:YhVxO1U70
・・・

幽香「見つけた、少し吹雪いてきたわ、さっさと片付けましょう」

椛「はい!」

村紗「トドメは貰っちゃうもんね!!」

アオイ「ごめんなさい、訂正、霊夢はドスギアノスに注意しつつ、ギアノスを狩る事」

幽香「あら、貴女の口から謝罪の言葉は初めて聞いたわ」

アオイ「・・・とにかく、全員無事に戻るように!」

霊夢「つまり私はあの小さいのを狩れば良いのね?」

幽香「そうよ?基本的に私ら3人を狙うけど、部下を倒されて激昂しないとも限らないわ、
足を引っ張らないよう気をつけなさい」

霊夢「わかったわ」

椛(私としては周りを気遣う台詞を初めて聞いた方のショックが大きいです)
43 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 15:30:38.76 ID:YhVxO1U70
少女の倍は大きいドスギアノス、ティガレックスに比べれば段然脅威度は低いが
人を簡単に殺せる程度の実力があるのは見て伺える
その相手に3人はよく戦っている

椛「霊夢!防具は過信しないで下さい、以前はたてが別のモンスターに腕一本持って行かれそうになりましたから」

村紗「叩きつけるよ!少し離れてー!」

ガスンッ!!

幽香「よく足止めしたわ、私の前から退きなさい」

シュウウウウウ

霊夢「!!」

シュッ

幽香を狙いに飛びかかったギアノスを撃墜する
鱗で覆われてる分基礎体力の低いギアノスにとって霊夢の攻撃は相性が悪かった
程無くして

ズガァンッ!!!!

短距離用圧縮マスタースパークが放たれる幽香もまたこの世界に適応したようだ

幽香「ふふ、今度霊夢にお酒持っていこうかしら」

椛「まだ立ってますよ、気を付けてください!」

村紗「ま、折り返し地点は過ぎたよね、もう一息!」

一歩後ろから下がって見てるとあの三人が皆楽しそうだと思う
祭りの輪から外された気分の霊夢はやるせない気持ちでいた
44 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 15:45:47.77 ID:YhVxO1U70
霊夢(今日は私の仕事をこなすだけ、いつか、あんな風に…)

シュシュッ

三匹目のギアノスが倒れる
引き連れた配下を倒し、幽香たちをぼんやりと見つめていた

村紗「もう虫の息だね」

幽香「ふふ、あっけない」

ドスギアノスが足に力を入れる、標的は、霊夢
瞬発での速度ならばティガレックスをも凌ぐ高速で飛びかかる

霊夢「…!!!」

受けることには成功し、長刀のような爪から身体を防げたものの
その速度と質量から弾き飛ばされ、霊夢の身体を使い、後ろ足で三角飛びをする

霊夢「ぐはっ!」

村紗「…このっ!!」

ザンッ

椛「申し訳ありません、止めは頂きました、大丈夫ですか!霊夢さん」

幽香「…んぅっ」ゴクッ
45 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 16:10:43.60 ID:YhVxO1U70
霊夢達の傷が癒える、念の為に持ってきた幽香の生命の粉塵が功を奏した

幽香「霊夢、立ちなさい、霊夢!」

霊夢「ん…くはっ!」

胸部を蹴られ一時的に心臓がおかしくなる
こうなると薬云々の問題では無い

幽香「…仕方ない、貴女達二人は残党を警戒して!私が霊夢を助けるから!」

椛&村紗「はい!」

幽香「教わった通りなら…胸の真ん中…丁度中指が乳首に来るように…ペースは…1分100回で…回数は30!
気道確保に顎を上げて…鎧が邪魔!寒いと思うけど脱がせるわよ?」

・・・

幽香「しっかりしなさい!…30終わったら人工呼吸…んっ…」

・  ・  ・

霊夢「ゲホッ…!!はぁ…はぁ…」

幽香「ふぅ…妖怪の私でもこんなに疲れるなんてね…」

霊夢「…はぁ…ありがとう…はぁ…」

幽香「良いのよ、これで貸し借りは無し…ね…落ち着いたら鎧着なさい、
背中にカイロがあるとはいえオッパイ丸出しじゃ寒いでしょ」

霊夢「…っ!!!もう、着せてくれたって良いじゃない!!」

椛「そ、早々に降りましょう、天候が崩れてきました」

村紗「そ、そうだよね…霊夢、動けないならおぶるけどどう?」

霊夢「…お願いするわ、鎧と薬の御蔭で傷は無いけど思いっきり中身に響いたし」
46 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 16:26:15.45 ID:YhVxO1U70
・・・

幽香「と、言う事よ、罰なら甘んじて受けるわ」

アオイ「その必要は無いかな、後遺症も無く十分無事の範疇だし」

幽香「・・・」

アオイ「ふぅ…じゃあ帰ったら強制反省会、リーダーの幽香は正座、コレが落とし所だよ」

幽香「…」(コクリ)

霊夢「悪いのは私なのに…」

ミア「責任は上が受け持つものニャ、アオイも今回のでペナルティはあるし
戦場で何かに気を取られる事はよくあるニャ、今後似たようなケースに陥らなければ霊夢の仕事は完璧ニャ」

椛「ともかく沢山狩りましたね…ウチのチームだけで2〜3日分の食料は賄えたんじゃないですか?」

村紗「ポポノタンは人気食品だからね…小型の柔らかい奴とか好きだよ」

幽香「私は大型の濃いのが好きよ、歯ごたえと良い、食べたって感じがするもの」

椛「私は匂いが良ければ何でも行けますが…濃いのが好みですね」

村紗「あっ、椛もそっち〜?何かこう言うのって悔しい…あっ霊夢はどっちよ?」

霊夢「まだ食べ比べてないから判断は付けられないわ」

村紗「ちぇー…」
47 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 16:38:22.96 ID:YhVxO1U70
・・・

反省会も終わり、今日は新しく出来た温泉タイム
ポッケ村より流れ温くなった物をボイラーと言う物を経由し温め直す方式だ
要望多数で出来たこのお風呂の一番風呂に入れるのは嬉しい

霊夢「さっむっいっ!!」

幽香「流し湯はしておきなさいよ?一応マナーなんだし」

村紗「私はこれくらいへっちゃらだけどね」

椛(・・・でっかい)

 ちゃぽんっ

幽香「ひまわりちゃーん、ぬるいわよー、もっと熱くして〜」

アオイ「はーい、少し待ってね…っ」

アオイの罰は風呂焚き当番か
今後係を二人組で決めて運用するとのこと
48 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 16:54:36.38 ID:YhVxO1U70
幽香「さて、ポポノタンの切り身に、黄金芋酒!これでオーロラと月夜で一杯」

村紗「おぉ・・・湯船で見るオーロラってのもまた違って良いね」

椛「…幽香さんのこと、今日で随分評価が変わりました」

幽香「…そう?」

村紗「あぁ、献身的に霊夢を助けてたし、何かあったの?」

幽香「そうね…ヒマワリの花言葉って知ってる?」

村紗「…?」

幽香「私が初めて気に入った彼女は、ずっと太陽を見つめていた…
同じサンフラワー同士は顔を合わせる事は出来ない、そう言う事よ
一か月…色々あったわ…ホントに…」

霊夢&椛「・・・」

幽香「ごめんね、変な空気にさせちゃって、ホラ、船長さん音頭とって!
歌でも歌いなさいな」

村紗「え、えー///なんか恥ずかしいな、でも、じゃ…いくよ?1番村紗!歌います!!」
49 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 17:08:16.66 ID:YhVxO1U70
霊夢「ど、どうよ、私の歌」

幽香「んー…平凡、普通」

霊夢「えっ…このっ」

村紗は友達のセイレーンから歌を学び
椛は喉の通りが良く、幽香は声に艶がある
正直相手が悪過ぎた

霊夢「ふんだ!採点してあげるから3人で歌なさいよ!」

村紗「あ、そういってポポノタン食べる気でしょ!!」

椛「両方分け隔てなく食べますからね…霊夢さんらしいと言うか…」

村紗「基本的に中立だよね、介入主義ってだけで」

4人で寄り添うのもまた楽しい…今日もまたいい夜だと月に乾杯し杯を傾ける
良い感じに盛り上がった頃・・・

????「ちょっといいかな?」

道の方から二人の影が見える、一人は…文?
50 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 17:13:23.35 ID:YhVxO1U70
????「盗撮してた下手人です、貴女達に裁いてもらうよう決めました」

文「貴女は何でそう毎度毎度私の居場所解るんですか!いーやー、離してー!!!痛い痛い!!腕ちぎれちゃう〜!!」

4人「・・・」

文「え、ちょ…いつにもまして怖いですよ…嫌だなぁ…この世界に現像する場所なんて無いですし」

霊夢「戻ったらやる気だったのよね?」

文「・・・あはは」

椛「どうしてそう先輩は謝罪の言葉が出ないんですか!」

幽香「ふふふ・・・抑えといて?まずひん剥いてあげましょうか…」

文「きゃ、きゃああ!エッチ!!」

村紗「貴女がそれを言うのか!!!このぉ〜!!今回は幽香に全面協力だよ!!」
51 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 17:29:24.84 ID:YhVxO1U70
文「さ、寒いです…(ガチガチ)…死んじゃいます…(ガタガタ)」

傍の木に全裸で縛り付けられている、特殊な綱で鬼すらも数時間は切れない代物だそうだ
定期的に村紗の柄杓で文に温泉水が頭からかけられる

椛「だそうですが、ホントの所はどうですか?」

????「ん〜まだ低体温症とかの心配は無いですね」

幽香「ふふふ、文ちゃんの裸体を肴に一杯ってのも乙なものね」

文「お…おんしぇん…うらやまひいい…」

村紗「じゃあもう一杯かけてあげるよ、そーれ」

文「はうっ!!これ、さ、冷めると冷たいじゃないですか!!!」

霊夢「だから罰になるのよ、冷えた温泉水で少しは頭を冷やすべきね」

幽香「ホラホラ、震えるとオッパイが揺れてセクシーよ?我慢なさい?」

文「だ、だれか助けてぇ…」

椛「バックアップ態勢は万全ですから安心して視られる側にまわってください」

文「しょ、しょんなぁーーーはくしゅん!!」

30分後に解放された、今は本気で泣いた顔を温泉で必死に誤魔化してるだろう
52 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 17:47:10.57 ID:YhVxO1U70
にとり「おー、今回の鉱石で霊夢の武器と村紗の武器がパワーアップしそうだよ!」

霊夢「そりゃどうも」

幽香「あら?私のはまだ?」

にとり「必要素材が多くてね、明日は待機したらどうだい?もう武器が…」

幽香「そうね、短距離マスパが使えないのは私としても嫌だし…」

にとり「おっけーおっけー、あと数個だからすぐ集まるはずさ、それはそうと…」

霊夢「?」

にとり「貴女達4人随分仲良くなったみたいね?何かそう思うよ」

霊夢「色々あったしね」

幽香「否定はしないわ」

村紗「わかっちゃう?」

椛「…不思議ですよね」

にとり「差し詰め温泉同盟って奴かな?」

霊夢&幽香&村紗&椛「「「「…ええ」」」」

にとり「あはは…温泉名は仲良し温泉とでもしておこうか、うん
お、いらっしゃい、って魔理沙、不機嫌そうだね」
53 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 18:14:27.11 ID:YhVxO1U70
いかにも不機嫌な魔理沙となだめるアリスにパチュリー、そして早苗がいた
今回はあの4人がパーティだったらしい

魔理沙「あぁ…くそぉ…チルノに先を越されるなんてな…はぁ〜…」

アリス「だから言ったじゃない、チルノの武器は氷でモノブロスと相性が良いんだって
それでいて単純な動きは貴女と同等でしょ?」

魔理沙「けどよぉパチュリー、砂漠の昼だからチルノが弱くなると思ってな?」

パチュリー「火山帯ならまだしも直射日光による熱がメインの砂漠では
チルノみたいに光を反射するタイプはむしろ強いわよ
地底湖で休憩も水分補給も出来るしね」

魔理沙「マジかよ…で、夜だと氷点下だろ?砂漠こそチルノのホームグラウンドじゃないか…?」

パチュリー「次挽回すればいいのよ、じゃ、加工屋さん、これで足りるわよね」

にとり「ああ!にとり特製のガノススーツの性能、とくと見るが良いさ…ふっふっふ」

早苗「それで…私の鎧、何か見繕ってくれませんか?
あの脱衣魚のせいで酷い目に遭いましたよ…」

アリス「脱衣魚って…貴女の受け方のせいよ?アレばっかりは」

パチュリー(コクン)

魔理沙「眼福だったが否定はしないぜ…」

早苗「えぇ!そんなひどい!!」

にとり「うわーあー、私の技術も自信あったけどここじゃ簡単にガラクタかぁ…
旧式とはいえショックだよ・・・怪我はしてない?ならさっそく測っちゃおう
そうだね…鬼が大量にとってきたレイア素材はどうだい?あれならもうこんな事にならないよ
ただ引き続きガノスにいくなら一押しはギザミかな、コレは衣玖と天子が調達してくれたんだけど防水性が…」
54 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 18:30:03.70 ID:YhVxO1U70
魔理沙「…おぉ霊夢じゃないか、いつからいたんだ?」

アリス「ずっと居たわよ…」

魔理沙「一緒に組みたい…と言いたいとこだけどごめんな!また次だ!」

パチュリー「えぇ、フルフルをね?そこで相談だけど、椛をこちらに回してくれない?
探すのなかなか厄介なのよ」

アリス「早苗は鎧の完成まで戦線離脱だしね、流石にオーダーメイドを半日でしかも各作業と並行はにとりでも無理そうだし」

霊夢「私の物じゃないから良いけど…椛は?」

椛「構いませんよ」

霊夢「となると…だれか…」
55 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 19:41:17.05 ID:YhVxO1U70
ハクション!!

霊夢「!」

ミスティア「あー思いっきり風邪ひいたかも…」

リグル「雪吹きかけ過ぎだよあの猿…」

ルーミア「だいじょうぶなのかー?」

にとり「温泉出来たよ?なんなら特別に次はいる?」

ミスティア「!」

リグル「やった!すぐいくよ〜!!」

にとり「あ、まだ先客が…いっか、どうせ一人だし、あれ?ルーミアは?」

ルーミア「あまりダメージ無かったのだ」

霊夢「なら明日組まない?ブランゴ討伐予定してるけど」

ルーミア「お〜、いいよ、ブランゴの肉好きだし」

村紗(あぁ、人肉に似てるから…)

霊夢「あと一人…ぶらついてみるか」
56 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 19:56:47.63 ID:YhVxO1U70
・・・

フラン「えー?!」

レミリア「お聞きなさいフラン、先日許しが出たばかりでは私達が行く今回の相手は荷が重いのよ」

咲夜「申し訳ありません妹様」

霊夢「何?組む相手が見つからないの?」

レミリア「!?ノックくらいしなさいよ」

霊夢「ごめんごめん、ともかく明日ブランゴ討伐に行くけど、どう?」

フラン「!いくいく!!ブランゴなら良いよね?」

美鈴「丁度良い相手ですね、霊夢さん、助け舟感謝します」

霊夢「ここは持ちつ持たれつよ、気にしないで」
(フランは日差し平気なのよね…安心してあとは寝ておきましょうか…)
57 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 20:22:39.70 ID:YhVxO1U70
・・・

霊夢「・ ・ ・。」
(寝れない…目を閉じると文の裸が浮かぶ…
見るんじゃ無かったわ、何でこんなに焼きついてるのよ…
恋愛感情は無かった筈よ?無い無い、むしろ幽香の方が…
って何考えてるの私!!アレは救命行為であってソッチの…
あーもー、身体が熱い!!温泉に長く浸かり過ぎたかしら?
鎮まれ心臓っ!!こんな時は大人しくしてて良いの!!
羊、そう羊よ、えと1〜2〜3〜…)

翌朝

霊夢(寝れたには寝れた…けど、初めての淫夢が同性ってどうなのよ…
どうしちゃったの私…全く…あーあ、シーツが…それに着替えなきゃ…
その前にタオルタオル…)

霊夢「鎧よし!あとはばれない様にこれらを…」

???「洗濯物取りに来たよ〜」

霊夢「ゑっ!!」(ヤバ…始末に時間かかり過ぎちゃったんだ…)

???「お、今日は纏めといてくれたの?ありがとー」

霊夢「う、空?きょ、今日はちょっとこのままで」

空「だめだよー、ちゃんと「えいせいかんり」はするようにってさとり様からも言われてるからね」

霊夢「う、あぁああ・・・/////」

グジュ

空「・・・おもらし?まぁまぁ、誰とは言わないけど狩りの後で怖がって
こうなるひと結構居るから気にしない方が良いよ?
ドスギアノスだっけ?アレに襲われたって聞くしちゃんと洗うから、じゃ、預かるねー」

トタタタ・・・

霊夢(恥ずかしい死にたい…何より許せないのは終始空の胸に目が行く私自身よ…
今度永琳にでも相談しようかしら…)
58 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 20:41:31.78 ID:YhVxO1U70
村紗「おはよー」

ルーミア「先ご飯頂いてるのだー」

フラン「私のはちょっと時間かかるみたい…揚げもの…どんな味かな?」

霊夢「おっ!おはっ!よっ!!」

村紗「ん?調子悪いの?」ピトッ

霊夢「はは、へ、平気よ平気!!さて、ドテカボチャとオイルレーズンのぱ、パイでもお願いね!!」

フラン「へー、霊夢って甘いもの好きなの?」

ルーミア「どっちかと言うとお酒に肉って感じだけど…珍しいぞー」

霊夢「私だってこんな事あるわよ!さ、食べたら行きましょ!!」

:::::::::::::::::::::::::::::::::

紫「ねぇ…アレをどう見る?」

ヤマメ「箱入り娘が外に出て新しい菌に触れた事で一気に感染したって感じかねぇ?」

幽々子「あらあら、でも、概ね同意見よ」

勇儀「天下の鬼巫女も色には勝てないようだね…で、何処行くんだっけ?」

ヤマメ「ボケたのかい?今日はグラビモスの予定さね」

紫「ふふ、貴女の罠、今日も楽しみにしてるわ」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/09/10(木) 20:44:58.04 ID:L3mXh0a70
唐突なレズ展開は女の子の特権
60 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 20:54:45.26 ID:YhVxO1U70
ルーミア「霊夢〜今日のクエ、どういった趣旨のクエか解るか〜?」

霊夢「昨日ドドブランゴを狩った残党の退治…ね」

ルーミア ボソッ「意識も思考も足取りもしっかりしてるぞ〜?先頭も買って出てるし」

村紗 ボソッ「おっかしーなぁ、確かにおでこに額当てた時熱い気がしたんだよ」

フラン ボソボソ「私が言えた義理じゃないかもしれないけど皆で霊夢を守らないとね」

霊夢(後ろからついてったらお尻に目が釘付けになりそうよ…)

・・・

ミア「キャリア長いのは村紗だけど…要望で今回は霊夢リーダーで良いのかニャ?」

村紗「うん、海の指揮ならともかく狩りの指揮はちょっとね」

ミア「解ったニャ、じゃ霊夢もそれで良いかニャ?」

霊夢「え、ええ」(今まで猫耳と顔くらいしか意識してなかったけどミアも随分良い身体してる…うぅ)


・・・
61 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 21:06:24.95 ID:YhVxO1U70
>>59
ほぼ寝てたとは言え健全な少女が1カ月も禁欲です
そして今回幽香の人工呼吸と文の晒し刑がトリガーになりました
挿絵は無いですがR−18描写ありって入れとくべきでしたか?
===========================

ザクンッ!!!

リオレウス素材の大剣、レーヴァテインUを振り下ろす
切れ味と溶断でブランゴは命を失う

ルーミア「ふむぅ、やっぱり美味いのかー」

フラン「血抜きは任せてよ!猿でも新鮮だと割とイケるよ!!」

村紗「・・・さて、どうする、霊夢」

霊夢「ん?」

村紗「腹ごしらえした後、そのまま帰るか、採集したりしてから帰るか」

霊夢「ん〜…こう言う時椛が居ると助かるのよね、引っ張り凧なのも解るわ
うん、採掘でもして帰りましょ」

村紗「りょうかーい」

フラン「いいよ〜」

ルーミア「じゃあフランには私から採掘の仕方おしえるぞー」

・・・
62 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 21:13:08.68 ID:YhVxO1U70
村紗「結構採れたね、よいしょ…お、重い…」

ルーミア「あれ、霊夢運が良いって聞いてたけど鉄鉱石ばかりだなー」

フラン「ってか私よりマカライト少ないよ?」

霊夢「あ、うん、こういう日もあるわよ」

村紗(そう言えば幽香の武器に鉄鉱石が必要だって…成程それで…)

霊夢「忘れ物は無い?じゃ、さっさと帰りましょ」

・・・
63 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 21:23:41.40 ID:YhVxO1U70
にとり「だいぶ景気いいね、質も十分だ!」

霊夢「ま、こんなものよ」

にとり「フランもなかなかどうして良い掘り方だよ!これなら遠征許可が出れば
ドラグライトやその上の鉱石もイケるんじゃないか?」

フラン「えへへ〜ルーミアの御蔭だよ」

ルーミア「フランも頑張ったのか〜」

村紗「二人でなし得たって事にすれば良いと思うよ
そうそう、次はちょっと聖に呼ばれててね、星の代わりに出て欲しいそうで
私は一旦抜けさせてもらうよ」

霊夢「別に良いけど…星はどうしたの?」

村紗「毒沼に落とした宝塔を取ろうとして頭から…」

霊夢「…色々お大事に」

村紗「じゃあまたね!」
64 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 21:33:27.81 ID:YhVxO1U70
フラン「私も今回もっと学ばなくちゃって思って…レイナに少し実地訓練してもらおうと思うんだ」

ルーミア「そーなのかー、ちょっと寂しいけどまたなのだー」

フラン「またねー!」

・・・

魔理沙「と、言う事で魔理沙様参上だぜ!」

幽香「ふふ、また私が呼ばれるなんてね?鉄鉱石の件ではお世話になったわ」

魔理沙「げげっ、幽香?!」

幽香「あら心外ね、そんなに恐がらなくても良いじゃない」

霊夢「魔理沙、あまり幽香を悪く言わないで」

魔理沙「…珍しいな、霊夢が誰かの肩を持つなんて、とはいえ失礼が過ぎたな悪かった」

幽香「良いのよ、じゃあこの四人で何処に行くの?」

霊夢「ん、ポポの討伐任務でもうけようと思うんだ」
65 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 21:34:59.15 ID:YhVxO1U70





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜=====第三章・ 再 会  =====〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




66 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 22:10:15.11 ID:YhVxO1U70
翌朝

霊夢「今日は山がいつも以上に不安定な様ね」

幽香「ええ、さっきミアが門限の短縮を言い渡して行ったわ」

魔理沙「どうせポポだろ?美味しく頂いちゃおうぜ」

ルーミア「皮を落とすのが楽なら良いのになー」

霊夢「…まぁ帰ったら温泉でも行きましょうか」

幽香「あら?気に入ったの?それは温泉?肴?それとも景色?」

ブッ!!!

魔理沙「ちょ、コラ、汚いんだぜ!!」

霊夢「だって幽香がこんなとこで変な事…ゲホッ」

ルーミア「そーなのかー?」

幽香「…い、いいえ?夜空とかポポノタンとかだけど…変な事だったかしら?」

霊夢(…無意識とはいえ温泉なんて言うんじゃ無かった…)「ご、ゲホッごめんなさいね…」
67 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 22:18:10.78 ID:YhVxO1U70
・・・

ミア「そうそう、今回はコレ、渡しておくニャ」

霊夢「…何これ?」

ミア「畑の方もようやく軌道に乗って、ようやく生産の目処が立ったモドリ玉ニャ
コレを使えばすぐに此処まで戻ってこれるニャ」

魔理沙「へー、便利なんだぜ!一つだけなのか?」

ミア「二つくっつくと誤作動起こしてしまうからニャ、一人一個が良いと思うニャ
何個も使いたいなら調合素材持ってくると良いニャ」

幽香「ま、ありがたく頂いておくわ」

ルーミア「ありがとなのだー」

コレット「それと…荒れ模様で探知機が上手く働きませんが
大型の反応がしました、十分注意して下さい!」
68 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 22:25:33.81 ID:YhVxO1U70
草原に歩を進めるがおかしい…
こんなに食料である草があるのにポポの姿が一匹も見当たらない

魔理沙「おいおい、夜の組が狩っちまったんじゃないだろうな?」

ルーミア「いやードドブランゴ討伐したらすぐ帰ったぞー皆寒さでやられてたし」

幽香「足跡があるわね…山頂の方に行ってる?」

霊夢「全く面倒ね…」

・・・・

魔理沙「おぉお〜雪山に来た中で一番寒いな!」

幽香「これはさっさと済ませて温泉に入りたいわね…」

ルーミア「こっちに足跡あったのだー吹雪でもまだ消えてないのだ」

霊夢(これ…アイツを思い出す…)

ヒュウウゥウウウゥゥゥ    ドスン!!!

幽香「!!!」

ルーミア「!!」

魔理沙「!!」

霊夢「!!!!!!!!!!!!!!」
69 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 22:41:56.02 ID:YhVxO1U70
吹雪を斬りやってきた
4本の足、鋭い爪、叩き潰す尾、そしてその眼光
間違いない、霊夢にとって忘れたくとも忘れられない存在  

ーーーーーーーーーティガレックスーーーーーーーーー

名乗りを上げるように張り上げる声
このティガレックスの前には幽香でさえも後ずさる
よく見れば表皮に口内は細かい傷跡が沢山出来ていた
どう見ても人為的なそれは経験を積んだ猛者である事を物語る

幽香「正面に回らないよう出来るだけ動くわ!」

ルーミア「幽香と反対方向にうごくのだー」

魔理沙「わかったぜ、霊夢、どうするんだ?戦うのか?退くのか?おい霊夢!!」

霊夢「あ…ああ・・・」

魔理沙「…霊夢の様子がおかしい!!引き付けるから診てくれ!!」

ルーミア「私も誘う方に回るのだー幽香頼んだー」

幽香「ったく仕様がないわね、霊夢?!」

霊夢「い、いや…いやだイヤだ来なイで…あっチいッテ…あぁああァ…」
70 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 22:56:26.22 ID:YhVxO1U70
力無く崩れ落ちる霊夢、前の雪は吐瀉物で染まる
とめどなく涙も零れ落ち誰が見ても危険だと解る

幽香「これは…撤退よ!!!」

ザクザクザククッ!

業物の双剣で切りつけるルーミア、ただし面白いようにダメージを負うのはその剣であった
そして撤退の号令も一番遠くに居たルーミアには吹雪にかき消され聞こえない

ルーミア「全然歯が立たない…!」

どちらかと言えばダメージになってるのは魔理沙である、が、
ティガレックスにとって砂粒手が小石になった程度の違いしかない
どちらも脅威に感じてない以上、狩りやすい獲物に目が行くのは自明の理だった

魔理沙「そっちに行ったぞ!!逃げろ」

幽香「くっ!!」

霊夢を抱き横に飛ぶ、が、冷静に場所を見極めターン
すぐさま狙いを定め突っ込んでくる

魔理沙「止まれぇええええっ!!」

 ダァン!!

初めて上げる悲鳴のような咆哮、倒すには至らないが突進を削ぐには有効だった
魔理沙の放った弾は深々と目に突き刺さる
71 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 23:13:14.46 ID:YhVxO1U70
魔理沙「よォし!!」

このまま霊夢を安全圏内に送れば勝てる
その考えも目の前の絶対強者を前にし儚く打ち砕かれた

遊びは終わりだ…

と言う声が聞こえた気がした
腕、首、頭、アギトが充血しそれは火砕流の如く
目は赤く煌めき地獄の炎の如く
吹雪の中揺らめいていた

目に映る標的は片方の光を失わせた哀れな小娘

魔理沙「は、はぇえ・・・っ」

回避は間に合わず咄嗟に武器を犠牲にガードした、が、それは爪の直撃を避けたに過ぎない
衝撃で飛ばされ氷柱に叩きつけられる

幽香「くっ…」
72 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 23:37:16.90 ID:YhVxO1U70
思慮を巡らせていたその時、ティガレックスの周囲に暗闇が発生する

ルーミア「はやく退くのか!」

幽香はポーチに忍ばせたモドリ玉を使う、緑煙の向こうで二つの緑煙が立っていた

・・・

簡易拠点で救急治療と検査を済ませ、村で本格的治療を開始
幸い後遺症その他は見受けられず程無くして歩き回れるそうだ

ミア「魔理沙は腕の骨折と背中の打撲で全治2〜3週間ってとこかニャ
ただ、霊夢の方が…」

幽香「…」

ルーミア「…」

ミア「精神の方、こればっかりは目処が立たないニャ
うちのチームはもちろんさとりや永琳にも聞いてみたけど一緒だったニャ
こんなときに済まないんニャけどこの対策で傍に居てあげられなくて
悪いけど誰か傍にいてやってくれないかニャ?」

幽香「私がやるわ、こう言う時嫌われ者は便利よね」

ルーミア「わ、私は幽香好きだぞー?」

幽香「…ありがとう、でも貴女はいつもの4人が待ってるでしょ?
待たせてはいけないわ」

ルーミア「…わかったのだ、でも一人の時はいつでも呼んでくれー?」

・・・

幽香「ふふ…前までずーっとああいうのはうっとおしいとしか思わなかったのに…
たった一カ月とちょっと…何が私を変えたのかしらね?」
73 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/10(木) 23:57:01.60 ID:YhVxO1U70
霊夢「う…ぅ・・グスッ」

幽香「…結局中身は女の子なのよね、貴女も、私も。」

霊夢「あぅ…あ…」

幽香「要らない物をはぎ取っていれば、もっと過ごしやすかったのかしらね?
貴女はどう思うかしら?」

霊夢「うっく…ひっ…さ、…い…」

今の霊夢に意識らしいものはない、そう聞いたが耳を傾ける幽香

霊夢「さむいょ…うぅ…」

幽香「布団は…温かいわね…どうしようかしら?」

鎧を脱ぎ、下着姿になる
アオイから以前温泉に入れる事が出来なければ
焚火より人肌同士で温め合うのが良いと聞いた

幽香「…立候補した責任もあるし…ね」

些か狭いが二人入れるだけのスペースはあった

幽香「あら…確かに身体冷たいわね…
それにしても妹とか出来たらこんな感じかしら?」
74 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 00:19:12.89 ID:dTpIhSp90
数十分もしたら震えは収まり、魘される事も無くなった
今は背中を丸め静かに寝息を立てている

幽香(もう大丈夫そうね、じゃあ、人が来ない内に…)「ん?」

幽香の胸でなにやらモゾモゾやっている
困惑してる内にブラは捲り上げられる

幽香「ちょ、ちょっと霊夢!起きたの?悪戯はやめなさいよ…んぅ!!」

赤ん坊のように乳首を吸い立てる霊夢、当然無意識だが幽香にとってはそれで済まない

幽香「こ、こら…そんな…ば、ばかっ…赤ちゃん霊夢!起きてるんでしょ?あぅっ!!」
(い、妹どころか娘だったのね…そりゃ産んだ事無いけども、ど、どうしましょう…)
「あっ…歯立てたら痛いわ…ん…ふぅ…もぉ…」

突如の奇襲から冷静さを取り戻す幽香、引きはがす事より受け入れる判断をしたのは
不思議な因果の組み合わせである
いつしかひたすら乳房にむしゃぶりつく霊夢の頭を撫で、見守っていた
75 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 00:33:35.87 ID:dTpIhSp90
深夜

目を覚ました霊夢の前に、唾液まみれの乳房が映る

霊夢「!!!?!?!!!」

自分の口元も唾液だらけで飛び起きた先には幽香がいた

霊夢(ど、どういうこと…夢じゃないわよね?!)

口元を拭いて辺りを見渡す、医務室だと言うのが判明した

幽香「あら、お母さんに対しておはようの挨拶も出来ないの?この子は」

霊夢「お、おはよう…そうじゃなくて!何で貴女そんな格好…」

幽香「(下着を)脱がせて私のオッパイに吸いついたのは貴女じゃない?」

霊夢(鎧も脱がせたの?!私が?いつ!?駄目、全然記憶にないや…)

茹でタコのように赤くなる
心の中で笑いつつも幽香はタオルを取るよう指示
素直に従い差し出す霊夢、霊夢の唾液に塗れた乳房を拭いていく
その光景を瞬きもせず霊夢は見つめていた

幽香「…さ、流石にそんなに見られると恥ずかしいわよ?」

霊夢「そ、そうよね!ごめんなさい…」

幽香「霊夢の着るものが無いかちょっと聞いてくるわ、待ってて」

霊夢「うん、ありがと…」

パタン
76 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 00:47:27.24 ID:dTpIhSp90
霊夢「ウソっ!!えっ!えっ?!えっ!!?えぇ〜〜〜っ!!?」

バチーンッ

太ももを思いっきり叩く霊夢
…痛い
夢じゃない、夢じゃないなら尚更…

霊夢(幽香のを吸ってたの?!で、それを幽香は拒絶しなかった?!!
た、確かに目覚めは良いけど、そんな事って…えぇっ!!!)

幽香「持ってきたわよ」

霊夢「ど、どうも」
(ち、近くに居るとしたら魔理沙じゃないの…?えっと・・・)
「ま、魔理沙は?」

幽香「全治2〜3週間だそうよ、命に別条は無いわ」

霊夢「全治…命…あ、少し思い出してきた…」

ティガレックスとやりあって、そして・・・

霊夢「・・・」

幽香「…お水飲むかしら?」

霊夢「お願い…今日は…一緒に居て?」
77 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 00:51:15.85 ID:dTpIhSp90
幽香「…え?」

霊夢「…ごめん、子供みたいな事言ってる、解ってる、でも、でも グスッ
今、今ね…?一人だと…絶対…無理、無理なの うぅ…耐えられな…」

幽香「…。」

ぎゅっ

幽香「乗りかかった船よ、一緒に部屋、行きましょ?」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/11(金) 01:13:25.20 ID:SxisJlpR0
最近モンスターハンター初めて東方と百合好きの自分にとって嬉しいスレ
79 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 08:26:35.89 ID:dTpIhSp90
>>78
そう言って頂けると嬉しいです、ありがとうございます

※R−18描写があります、注意
============================
幽香の部屋に行く、霊夢の部屋と違って広めで豪華だ
このような部屋の建造は進んでいるが全員まで手が回らず
幽香などの好成績を遺すハンター優先に手配されている

霊夢「ん…人前でこんな風に脱ぐのは…初めてよ」

幽香「どちらかと言えば霊夢、貴女の身体、好きよ?」

霊夢「えっ…そんな…んっ」

唇を重ね、舌をからめ合う最初こそ緊張の強かった霊夢だが
すぐに慣れ負けじと舌を動かす

ジュッ  クチュ クチュ …

霊夢「キスでこんなになるなんて…流石長く生きてるだけあるわね」

幽香「むしろ巫女でこう言う事に精通してる方が問題よ、さ、横になって」

 ギシッ

霊夢「ん…」

やわらかい…私の部屋のベッドもやわらかいにはやわらかいけど
包み込むような柔らかさ

幽香「この部屋を用意してくれたアオイのような『兵器娘』には感謝しなくちゃね
かなり良い寝具が使われてるわ…」

霊夢「何処から来たんでしょうね・・・」
80 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 08:37:51.39 ID:dTpIhSp90
幽香「ん…手をどけて…」

霊夢「こ、こんなにも月明かりが明るいなんて思わなくて…恥ずかしいわよ」

幽香「私のを思い切り明るい『電気』の下で見たんでしょ?さぁ…」

霊夢「うぅ・・・」

心臓が凄い事になっている、初めて異変解決に戦った時より、狩りに赴いた時より
よほど早いんじゃないか…でも不思議と不快感は感じない

幽香「あら…さっきより尖らせちゃって…」

霊夢「あ、あんなキス…するからよ」

幽香「あんなキスってこんな感じかしら?」

霊夢「あっ」

乳首にそっと口付けする

幽香「それともこう?」

霊夢「〜〜〜////」

乳首の根元を舐めるように動く
81 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 08:52:38.85 ID:dTpIhSp90
霊夢「そ・・・そうじゃ・・・ないでしょ」

幽香「じゃあ、どんな感じ?」

悪戯っぽく微笑みかける、初めて見る顔だ
月明かりのせいだろうかその顔は今まででずっと可愛く、美しく、気高かった
華の妖怪である幽香、幻想郷では茨のイメージが強かったが実は此方の方が素なのかもしれない

霊夢「あ・・・」

幽香「もう、言ってくれなきゃ解らないわよ?」

霊夢「うん…もっと、絡めるように…かな?」

幽香「ふふ、こう?」

口全体で乳首を含み、舌で乳首を弄ぶ
回したり、突いたり、吸い上げたり、偶に噛んだり…

霊夢「うぅ…エッチよ…貴女・・・」

幽香「でも、良いんでしょ?」

霊夢「・・・・・うん」

最高

霊夢(ずっと誰かに深く関わった事の無い私だけど
誰かとこんなに肌を重ねるってこんなにも気持ち良いものだと知らなかった
いえ、怖かったから遠ざけてたのかもしれない、何に?解らない
でも今は誰かに…いえ、幽香にこの身を委ねていたい…)
82 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 09:02:00.41 ID:dTpIhSp90
霊夢「ね…幽香ぁ…」

幽香「ん?」

霊夢「キス…お願い…」

 ちゅっ じゅっ ちゅるっ ・・・

霊夢(改めて嗅ぐと良い匂い…
鼻に付くようじゃなく、それで居てちゃんとそこにあると解る
最上の香水を纏っているよう…
・・・
…わ、私の匂い、臭くないわよね?一応此処に来る前に温泉で身体、流したし…)

霊夢「ゆーか、横に、なって?」

幽香「ん?」

霊夢「私だってしてもらいっぱなしは…やだわ」

幽香「散々シてたじゃない♪」

霊夢「あれは無意識よ!計算にいれないで」

幽香「はいはい、どうぞ、召し上がれ♪」
83 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 09:19:19.76 ID:dTpIhSp90
わ・・・

正気(?)で見てみると大きいだけじゃなく形も整い
まさに極上であることが見てとれる

霊夢「…いただきます」

 むにゅ  くにゅ むにゅにゅ

霊夢(やわらかい…何これ?こんなに心地良いものなんだ…)

チラッと幽香の顔に目をやる、幽香は目を細め、妖しく微笑み、頷く

 むにゅむにゅ くりっ むにゅ くりくりくり…

幽香「ん…はぁ…」

霊夢(やっぱりココが気持ち良いんだ…)

摘んだり、引っ張ったり、弾いたり、捻ったり、回したり…
玩具で遊ぶ子供のように弄り倒す

幽香「…上手よ、霊夢」

霊夢「ありがと…」

嘘偽りは無い証拠に二回りほど乳首の影が大きく映っている
お、美味しそう…
84 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 09:33:46.90 ID:dTpIhSp90
ぱくっ

思うと同時に口に含んでいた
ひたすら甘噛み、甘噛み、甘噛み…

気持ち良さそうであるがちょっと不満そうな顔をした幽香

思い切って強めに噛んで見た

幽香「あうっ!!」

初めて聞くこれぞ喘ぎ声らしい喘ぎ声、加減し、かつ、力強く、噛む

幽香「あんっ!!あっ!!いいっ!!霊夢!!それいいっ!!ああっ!!」

もう片方の乳首を抓み上げ、抓ったり指でぎゅ〜〜〜っと押し潰したり…

幽香(こういう風に痛い目に遭わされるなら…大歓迎だわ…)

…約30分…

幽香「解る…かしら霊夢…私の下…」

霊夢「…あ」

幽香「そろそろ仕上げ…お願いして良い?」
85 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 09:48:43.15 ID:dTpIhSp90
月明かりに煌めいてとても…

霊夢「綺麗…」

幽香「嬉しいわ…こんな風に見せたのは霊夢だけ初めてで特別よ?
じゃあ、指でも何でも使って自由にすると良いわ」

霊夢「わかったわ、でも、その前にもう一回…キス…」

幽香「ええ…」

ちゅるっ  ちゅ、ちゅっ…



霊夢「…いくわよ?」

 くにゅ  ちゅっ

霊夢「あ…」

幽香「あら?初めてなの?でもそっか…巫女だから」

霊夢「み、巫女だって性欲くらいは…」

幽香「ちがうわ、爪よ、爪」

霊夢「爪?」

幽香「ちゃんと引っかからないよう短く手入れされてるから…」

霊夢「そういえば…」

幽香の爪も短く、丸く、手入れされている
何時からだろうか・・・?
86 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 10:00:01.82 ID:dTpIhSp90
幽香「自慰もしたことないのね、じゃあ一つ助言よ、あまり乱暴にしないで、ね?」

霊夢「うん…」

 にゅぷ くちゅ じゅぷっ じゅぷ じゅぷっ

親指と小指を除いた三本の指で中に入れる
入れると同時にあふれ出す蜜、中々気持ちよさそうだけど…
もっと良くなってもらいたい…

 クッ

幽香「!」

 ちゅぷ じゅぷ くちゅ にゅぷ じゅちゅ

幽香「あぅ!そんな角度で…あぁっ…かきまわ…ひぅ!!そこ、はぁあっ!!」

指を曲げ、壁を擦るように刺激する
目に見えて愛液が増してるのが解る

幽香「ま、待って、れーむ…」

霊夢「?」
87 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 10:09:47.86 ID:dTpIhSp90
幽香「今度は…この体勢で…」

うつ伏せになり膝を立て、お尻だけ付き出した形となる
もう幽香も限界に近いらしい

 にゅぷぷっ

幽香「はぁあああっ!!」

かなりの勢いで愛液がシーツに滴り落ち、それこそお寝所のように染みが広がる
幽香の調子に合わせ勢いを強める、程無くして

 ビクッ ビククッ!!!!!

弓なりに沿い、痙攣、スプレーのように愛液が飛び散る
3〜4回震えた後、そのままベッドに倒れ込む

幽香「少し…休ませてくれないかしら?大丈夫…まだ時間はあるわ…」

霊夢「ええ…」

・・・
88 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 10:21:58.31 ID:dTpIhSp90
・・・朝

《ピンポーン》

霊夢「!!?」

空《うつほだよー、洗濯物取りに来たよー》

霊夢「あ、えっと…」

幽香「私に任せて♪」

突然の電子音による呼び鈴、そして壁越しの鮮明な声
この部屋にはこんな機能まで…

幽香「ごめんなさいね、今日は身体の調子が良くなくて起きられないの
今度貴女の好きなもの採ってくるから、それで勘弁してくれないかしら?」

空《…早めに治してよー?汚れって時間経つと落ちにくくなるからね?お大事にー》



幽香「ふふ、じゃ、続きしましょ♪えっとどっちからだっけ?」

霊夢「折角だし一緒にしましょうよ?こんな感じで…」

(69である)

幽香「それも良いわね」

霊夢「じゃあ…キス…」

ちゅっ ちゅ  んじゅ…ちゅる
89 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 10:32:34.97 ID:dTpIhSp90
夕方

霊夢「流石に1日ご飯無しは無視できないわね…」

幽香「ふふ…」

???「あっ!!居た!!!」

霊夢「チルノじゃない…どうしたのよ?」

チルノ「どうしたのって…居なくなってたからげんそうきょーの皆で探してたんだぞ?
『へーきむすめ』の奴らやゆかり達も大丈夫だって言って動こうとしないし…はくじょうものめ!」

霊夢「…あ」
(そっかしまった…書き置き位してくるんだった…)

チルノ「見つかった事知らせてくるからな!」

霊夢「ちょ、ちょっとチルノ待って…」

幽香「これは食堂では覚悟を決めた方が良さそうよ?」

霊夢「…うぅ」
90 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 10:53:10.27 ID:dTpIhSp90
 ザワザワザ       
                ヒソヒソ

霊夢「こんなに注目されてるの初めてよ…」

幽香(なら心細いから手をつないでなんて言わなければ…面白いから黙っておきましょう♪:Sモード)

:::::::::::::::::::::

ヤマメ「アタシの勝ちだねぇ♪3日分の食事、奢ってもらうよ」

幽々子「あらあら、本当に恋の病ってあるのかしらね?貴女が罹患させたんじゃなくて?」

ヤマメ「そんな便利なものはないさね、ま、あったらあったで面白くもないだろうねぇ」

紫「無いからこそあると思うのが価値になったりするわね、ふふふ」

勇儀「相手だったら当ててたんだけど期間の勝負じゃ解らなかったよ、思ったより早いもんだ」

紫「こう言うのは切欠さえあれば電光石火よ、ただ…チャナガブル辺りだと踏んでたんだけどねぇ」

幽々子「私はダイミョウザザミと踏んでたわ」

:::::::::::::::::::::

文「コレってすごいスクープでしたね」

はたて「でも幽香さんとですよ?今度こそ死にますよ?」

映姫「そもそも貴女達は取材態度に問題があります、いいですか?…(クドクド」

小町「あはは、こりゃいいや、遠征で買ってきた鬼芋酒でも空けるか!」
91 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 11:05:14.95 ID:dTpIhSp90
パチュリー「・・・」(羨ましい)

アリス「あまりジロジロ見てるのも失礼だと思うわよ?」

神奈子「魔理沙のお見舞いに行ってやればいい、もう面会できるだろう?」

諏訪子「いの一番に駆け付けたよ♪こっちはいつ実るのかな?」

パチュリー「////」

::::::::::::::::::

天子「…へぇ」

衣玖「興味がおありで?」

天子「私だって色恋沙汰にはあこがれるわよ、でも、意外なカップルだわ…」

青娥「此処のモンスターも興味深いけど、こっちも中々ね」

芳香「お〜?せいがも興味がおありか〜?」

青蛾「!!?五月蠅いわよ!!」(そう言われたらどうなんだろう…)
92 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 11:14:59.29 ID:dTpIhSp90
・・・

霊夢「食べた気しなかったわ…」

幽香「ふふふ」

霊夢「他人事みたいに笑わないでよ!全く…」

幽香「だって、手」

霊夢「ん?」

幽香「解らない?貴女から絡めてきたのよ?指」

霊夢「〜〜〜〜/////」

:::::::::::::::::::::

マミゾウ「おーおー、みせつけてくれるのう、まるで「ばかっぷる」じゃ」

萃香「そ、そう…だね」

マミゾウ「…ま、あと少しで食事処じゃ」(こっちはこっちで酒が切れると調子狂うわい…)
93 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 11:51:58.36 ID:dTpIhSp90
その後魔理沙の見舞いに行って謝意を伝える
良い線行ってたんだぜとか、今度壊れた武器の素材集め手伝ってくれと頼まれる
元気そうに振舞ってたがあまり長時間の会話は堪えるらしくまた来ると伝え、後にした
そして今日は名残惜しいが今日は自分達の部屋に戻る
一人になった部屋で終始ニヤけていた

・・・

翌朝、空から広場に集合するよう言われ、向かう

アオイ「はい、集まったようなので伝えます、今回寒冷期に入り、負傷率が増しているのもあり
雪山への入山を制限します、それに加え、装備の統合化を図り…つまり武器が今より扱いやすくなります
今持ってる武器をにとり氏の工房や私どもに預けていただければ無料で改良します
では、伝達事項はそれだけです、解散!!」

・・・

霊夢(と、言う事でカタログ渡されたけど・・・)
「色々な種類があるのね…あ、コレなんか魔理沙好みかしら?『M2ブローニング・ライトカスタム:魔術オプション可』ね…
剣の方は…効率強化した位であまり変わって無いか…銃槍は…従来の楯と併用するのと
楯を最小限に攻撃力を強化…ふーん…あはは!何これ!!…って鬼用か、それならこの重さでも扱えるわね」

勇儀「いやーそう軽いものじゃ無かった、みとくれよ、反動で痣になっちまってんだ」

霊夢「え…うわ…」

勇儀「此処の奴らは弾幕程度で相手したら日が暮れるからね、一番強いので頼んだらこのザマさ
威力は申し分なかったからデチューンしたタイプの拵えてくれるそうだ」

霊夢「ふーん…」

勇儀「ルミナ…とコレじゃ解らないか、あいつらの工房にも行ってみるか?
にとりの方じゃ行列起こしてて目回してるし」

霊夢「そうね、ありがと」
94 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 12:05:45.01 ID:dTpIhSp90
・・・

ミア「お、霊夢、どうしたニャ?」

霊夢「そっちの工房に行きたいのだけど、案内してくれるかしら?」

ミア「オッケー、じゃあ付いてくるニャ」

・・・

ミア「霊夢の場合浮遊砲の適性も高そうニャ、模倣した陰陽玉を組み込んだ試作品があるから試してみないかニャ?」

霊夢「浮遊砲?」

ミア「こんな感じニャ」

 シュンッ

目の前に腕より太く長い筒が現れるこれが…

 シュンッ

ミア「出し入れするのは紋章が無いと無理だから勘弁ニャ」

・・・

ミア「これでどうかニャ?」

先ほど見せて貰ったのよりずっと小型の筒がある、後方の部分を見るに辛うじて銃と言うだけ

ミア「動かしてみてくれないかニャ?」

霊夢「ん・・・」

 フワリ

ある程度自由に動かせる、が、鈍い上、疲れる

ミア「どうかニャ?」



ミア「ん…じゃあこっちはどうかニャ?さっきのより威力は少ないけど簡略化してみたタイプニャ」
95 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 12:14:55.47 ID:dTpIhSp90
霊夢「・・・!」

細かい所はともかく、ずっとすいすい動くし、疲れない
これなら十分実用に耐えるだろう

ミア「…気に行ってくれてよかったニャ
あとはあの標的に…撃つイメージで」

 ダタタタタタタッ!!!

霊夢「!!!」

結構な大音響だ

霊夢「こんな音がするなら初めから言いなさいよ…」

ミア「済まなかったニャ…ん〜、調整するかニャ?時間があれば」

霊夢「…ええ、お願いするわ」

ミア「それは良かったニャ、見た所霊夢だとあのカタログの武器は合いそうにないからニャ」

霊夢「そうね…剣も振るった事無いし大きな武器は無理、拳銃…ってタイプでも無いわね」

ミア「決まりニャ、コレが慣れたら札を併用しつつ攻撃できるようになるニャ」
96 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 12:26:08.41 ID:dTpIhSp90
ミア「どうニャ?」

 タカカッ

閃光と共に標的が弾け飛ぶ、動きながらでも思い通りに当たるようになった

霊夢「バッチリよ、今すぐでも狩りに行けそうよ」

ミア「ん、それは良かったニャ、お疲れの所悪いけど最後に分解整備とチェックを教えるニャ
一応説明書も渡すけど不具合が起きたら此処に持って来て欲しいニャ
多分にとりのとこだと浮遊砲関連の技術で詰まると思うニャ」

霊夢「わかったわ、でも弾凄いのね、無限に撃てるみたい」

ミア「霊夢の適性が高いしまだ600発位しか撃って無いニャ
絶え間なく2000発も撃つと目に見えて疲れるから休み休み撃つと良いニャ」

霊夢「短距離タイプの陰陽玉って感じね、でも面白いわね、パズルみたい…あれ?部品が余ったわよ?」

ミア「・・・・組み直しニャ、位置教えるから頑張ってニャ、間違ってもその状態で使おうとしないでくれニャ?」

霊夢「…あら」
97 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 12:40:03.98 ID:dTpIhSp90
ミア「じゃ、農作業してるから何かあったら呼んでくれニャ」

霊夢「はーい、ありがとね」

・・・

霊夢(もう日が暮れた…長い事居たのね)「ん?」

目の前を幽香が歩いている

霊夢「おーい、幽香〜」

幽香「あら、霊夢じゃない」

霊夢「その鞄の中が新しい武器?」

幽香「そうよ?見てみる?」

霊夢「ええ、じゃあアッチで…」

短距離マスパ仕様のショットガンタイプだ、簡易で頑丈な変形機工が付いており
近接時には銃口が閉じ刃が塞ぐようになっていて
撃つ時には開くようになっている
2〜3回実演してくれた

霊夢「格好良いわね」

幽香「前のを流用し作ったのよ?楯は肩に二分して付けるタイプね」

霊夢「へぇ〜…」
98 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 12:56:24.90 ID:dTpIhSp90
霊夢「それはそうと、雪山立ち入り禁止って事は、何処になるのかしら?」

幽香「霊夢が行くなら密林や砂漠、あとは本格遠征もあるかしら?」

霊夢「本格遠征?」

幽香「地図によると…ここに…こういって…此処ね、常冷の此処と違って常夏と聞いたわ」

霊夢「近くには…モガの村?へぇ…特産物は海鮮物ね…どうしようかな・・・」

幽香「どう?」

霊夢「…行ってみるわ、正直今、私が雪山と勝負できそうにない
この村に居ると、嫌でも目に入るから…」

幽香「そう…じゃ、私も旅支度しましょうか」

霊夢「え?いいの?」

幽香「わたしだって離れ離れはもう…嫌だわ」

霊夢「…ありがとう」
99 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 13:10:52.56 ID:dTpIhSp90
幽香「そうと決まれば…鎧も新調ね」

霊夢「えっ?」

幽香「海の中で戦うのよ?こっちの仕様だと溺れちゃうわ」

霊夢「そ、そう…」

幽香「まぁにとりの事だから水中用の防具の方が上手く出来たりしてね、ふふ」

・・・

にとり「そろそろ、ひ、一息入れるかな…」

霊夢「そうおもってドドブラリンゴのシードル持ってきたわ」

にとり「おぉ!!やった!霊夢様ありがと〜」

幽香「物は相談だけど、遠征組に入る事になったの、私の装備の防水仕様と
水陸両用の鎧、お願い出来る?」

にとり「ぷはー…、今すぐじゃないけどやっておくよ、性能で言えば一押しはガノスかな?」

霊夢「前も聞いたわね、そのモンスターって強いのかしら?」

にとり「近接はその攻撃力と範囲、そして威力で大抵泣きを見てるし怪我の原因も半分が占めてたよ、
ただ、遠距離だとなんてことない相手だけどね、相性の問題があるのさ
特に火には気を付けないとすぐボロボロになっちまう」
100 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 13:34:11.27 ID:dTpIhSp90
霊夢「ふーん…って結構値が張るのね」

にとり「基本的に強い装備は手間暇かかって高い、向こうの工房だと安く済むけど
言っちゃ悪いけどダサいってか面白みがない飾りッ気なしの装備さ
あっちを好む奴も割と居るらしいけどね」

霊夢「これがデザイン…ぶっ!!!」

幽香「な、なによ?!」

霊夢「だって幽香、コレ…」

にとり「あー…ソレね、私のデザインじゃないけど
それに限らずデザイン応募しててお金になるようならって感じで置いてあるよ」

霊夢「基本のデザインもピッチリしてるけどまだ…コレは着て行く勇気は無いわ…」

にとり「だろうね、ただ、罰ゲーム用としての需要はあるっぽいね
これでも性能はしっかりキープしてるどころかこの中でむしろ高めだしコスパで言えば最高じゃないかな?」

幽香「お値段が安いのは…モガピスカ、にとりSPね
コレも結構なものだけど…さっきのよりマシかしら?」

にとり「基本データが不足してるからむこうの装備をほぼ流用する事になってね
向こうに着いたら感想とか素材送っておくれよ、なるべく良いの仕上げるからさ」

霊夢「わかったわ、その時はよろしくね」
101 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 14:01:23.54 ID:dTpIhSp90
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100行ったのでメインの二人装備紹介

・霊夢 ランク★1(そろそろクック先生と遊ぶ時期)

タイプ2陰陽機銃×2(1個がサンドフォール速射並みの火力)
対獣用お札 小タル爆弾G並みの火力

防具:150程度の防御を発揮

体力は一般レベル故、負傷した際の回復は平均から見て長い
只今吹雪及びティガレックスにトラウマ持ち

・幽香 ランク★5(只今の最高狩猟記録、蒼火竜)

刺突散弾銃:開花 性能は海王槍リヴァイアサンの切れ味と威力に拡散5
機動力が増した結果大型のシールドは無くなった
刺しながら短距離マスパを叩き込む事が出来るが、武器は本格的修理が必要

防具:350程度の防御を発揮

体力はかなり高いし相当の再生力がある、が、火へのダメージに難あり
MH世界に来て初恋に失恋し、新しい恋人である霊夢に半分依存している※

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※実はカップリングはダイスにより決まりました
決断や返答など地味にそれで決め(6以下は〜〜7以下は〜〜)、あとはキャラの性格、行動に流す形です
このまま破局…は無いと思いますが、幽香蜜月・霊夢レズハー・その他のルートが想定されています
102 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 14:03:23.73 ID:dTpIhSp90
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜=====第四章・ 新 天 地  =====〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






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103 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 14:33:35.74 ID:dTpIhSp90


向こうの受け入れ準備が整い、出立時刻となった
河にこんなのが居ると知らなかったけど…
ttp://military.sakura.ne.jp/ac/mavis.htm

霊夢「でっかい…」

人、装備やその他を積み込み、更に無補給で到達可能、とのこと
速度は文の全速と比べたら比較にならないほど遅いが性能は大幅に改良され
静粛性能、旅客及び輸送性を高めた特殊型だそうだ
航路上での安全性に加え便利な代物であるのは変わりない

幽香「あら、上等な椅子…」

???「はーい、慌てないでください、この機体であり操縦士のナルです、宜しくお願いします
離水後は構いませんが離着水時にはベルトをしっかり締め、立ち上がらないように
それでは、快適なフライトを!」


 キューン・・・・ッ


ナル「今、高度9200mを航行中です、十分警戒していますが
海上にてこの高度まで飛ぶ飛竜は確認されていませんので安心して下さい
あと、戸を開けないように、酸素の薄い中吹き飛ばされてしまいますよ?」

霊夢「9000って…ホント、山が砂場の様ね」

幽香「余り雲の上っての飛ばないから新鮮だわ」

天子「ふ、ふん、うちのが高いわよ」

衣玖「別に張り合わなくても…あ、あそこ凄い嵐ですよ?」

ナル「ええ、生物的な影響で天候が変わる事があるらしいです
おかげで気象予報は精度ガタオチですよ、飛びにくいったらもー
ま、この高度まで上がっちゃえば問題無いのですけどね
それはそうと飲み物はいかがです〜?」
104 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 14:58:33.93 ID:dTpIhSp90
・・・

バシャアアアアアアアァァァァァアァァァ・・・・

ナル「お疲れ様です、ご利用ありがとうございました!」

全員降りた時、その飛行機は跡形もなく消え去り、視線の先にナルだけが存在していた

霊夢「え…?」

幽香「あれ?知らなかったの?」

霊夢「いや…本当に不思議ね、この世界」

ナル「ああいった姿でもって故郷で今も暇を見つけては活動している娘もいるんですよ
割と活動頻度も高くて(※検索:貨物船 海賊 駆逐艦)
記事になっちゃったこともあってちょっと問題になりましたね、本来死んだはずの存在ですから」

霊夢「そうなの…」

ナル「じゃ、私は一休みしてウチの班を持ってきます、では」

幽香「…一歩間違えばこっちにも来てたかもね」

霊夢「こころですら相当強いのに沢山いるとか考えたくないわ…」
105 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 15:07:29.03 ID:dTpIhSp90
・・・

霊夢「ん…おはよ」

幽香「おはよう」

そっか…今日から部屋が相部屋なんだっけ
潮風が心地良い…そして暖かい…

霊夢「それにしても幽香が海平気で良かったわ」

幽香「植物って言ったって塩害に強い花は沢山あるわ?
むしろ海藻類を考えれば植物は海のが多いわよ」

霊夢「そっか…ね、もう一回」

幽香「ふふ♪」

ちゅ  れろっ  

霊夢「この新天地、上手く行けそうよ」

幽香「期待してるわ」
106 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 15:36:43.63 ID:dTpIhSp90
結局前の鎧は持ってきた
新調した鎧は結構過激だし、泳ぐ必要のない砂漠には此方のが有効だとも聞いた
幽香は温暖寒冷両用の装備で頑張るそうだ
何故と聞いたら武器の修理代で値が張りそうだからと…納得

けど、隣の村、モガの住人と挨拶した時はだいぶ大胆な服装をしていた
正直この鎧だとこの辺暑いし…脱ぐべきかしらね?
海の水もそのまま飲んじゃいけないとか…

挨拶も済ませた後、港からミア達が来た

ミア「お、おつかれニャ」

霊夢「おつかれ、今回もバックアップかしら?」

ミア「ん、今回は農業従事ニャ、それと、寒冷期が始まって蜂蜜に薬草の生産が落ち込んで
少ない生産ラインが落ちるからニャ…希望があれば1枠何か育てるニャ」

幽香「それは蟲も良いのかしら?」

ミア「そうニャ」

幽香「ならば不死虫を頼むわ、行けるかしら」

ミア「ん、1日大体10匹、5日後に50の計算ニャ」

幽香「十分よ、霊夢、いいわね」

霊夢「依存は無いわ」

ミア「じゃ、五日後にまたニャ、あ、そうそう、この地のメインバックアップは」
107 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 15:52:57.26 ID:dTpIhSp90

アオイ「アオイです、今回二人のバックアップに回ります」

幽香「二足のわらじなんて平気なの?ひまわりちゃん」

アオイ「はぁ…私は元々海の存在ですから問題はありません」

幽香「信用するわ、じゃ、行きましょ、水中活動訓練もあるんだし着替えなきゃ」

霊夢「そ、そうね、それじゃ、よろしく」




アオイ「ごめんなさいね、私が頑固モノで」

ミア「ん、でも幽香も霊夢も良い顔するようになった
私も霊夢に構ってやれなかったしお互い様だよ
…良い結果になった事を今は喜ぼうニャ」
108 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 16:13:44.51 ID:dTpIhSp90
霊夢(ん…少し余裕があるのね、すんなり入って良い感じだわ)
「幽香、そっちはどう?」

幽香「ちょっと留めるの手伝ってくれる?」

霊夢「はいはい…うわっ!」

 ばいん

霊夢(おっぱいがダンスしてる…)「ど、どうすればいいのよ?」

幽香「胸押さえて…そう…はぁ、入った」

霊夢「もっと着易そうなのにすればよかったわね」

幽香「でもコレが着てて一番疲れないのだもの、綺麗だし」

霊夢「はいはい…ん?組むのは鈴仙とてゐかしら?」

鈴仙「え、あ、霊夢さん、こんにちは…」

てゐ「よ、鈴仙はこの格好に慣れてなくてね」

鈴仙「だ、だってこんな足を出してるなんて…思わなくて…」
(こんなお尻出ちゃって…痴女と思われてないかしら…)

てゐ「だったら呑んでるときに受注するんじゃないよっての」
(角度キツくオーダーしなおしたのは私だけどね、にとりもノリノリだったし)

霊夢「まぁその位なら…」
(例のガノスに比べたら)

幽香「慣れるわよきっと」
(あまり問題じゃないわね)
109 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 16:32:06.29 ID:dTpIhSp90
準備体操を済ませ、泳ぎに入る
足のつく浅瀬から慣らし段階を強める
30秒の簡単な水中作業もこなし、地形確認を済ませ、今回は終わる

霊夢&てゐ「「あのエロ河童・・・」」

鈴仙「////」

幽香「ふふ…」

霊夢「いや、値切った私に落ち度はあるわよ?あるけどコレは無いんじゃないかしら?」

水を吸う事で収縮し水の抵抗を落とし防御力が高まる素材を使用、結果
局部等が基本ガノス以上に食い込む事になった
大きなヒレの素材であればボディラインはまだ隠せていた
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
にとり(だって代価素材使うとどうなるか聞かれなかったもーん)
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てゐ「スカートのひらひらが水中だと透明になるなんて!」

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にとり(防御重視の要望には応えたもーん、水を吸った状態なら幽香の装備以上だし)
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

鈴仙(わたしのがマトモだったなんて…)

幽香(…勝ち誇って良いのかしらね?)
110 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 21:50:25.19 ID:dTpIhSp90
夕方・村


霊夢「黄昏時の海ってのも中々ね」

テラスのような場所でご飯
大巻貝にドライバター、そしてモガビールを飲む
幽香はヘヴンブレッドにリュウノテールの龍丼セット
鈴仙はスネークサーモンにジャンボパンのサンドイッチ
てゐはオニオニオンのチップスとパニーズ酒

てゐ「豪勢だね…」ジー

鈴仙「昇格したてのてゐにはだいぶ早いわよ?」

幽香「ふふ、横取りしたら…解ってるわよね?」

てゐ「さすがにそんな命知らずな真似はしないよ」

霊夢「貝のバター炒めも中々よ?今度酒蒸しにも挑戦してみようかしら」

てゐ「ふーん…って貝がメニューに無い!!霊夢より良い食事の筈なのになんか損した気分…」

霊夢「で、今後はこの4人で進めて行くのかしら?」

てゐ「そうだね、向こうは寒いし…」

鈴仙「お師匠様には悪いけど兎は冬眠する生物ですからね
諏訪子さん筆頭にチラホラ帰る人もいるみたいですが」

てゐ「カエルって塩水駄目だったんだね、泳ぎは良かったけどすぐに脱水症状起こしてたよ」
111 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/11(金) 22:02:48.25 ID:dTpIhSp90


霊夢「ふぅ…」

幽香「どうしたの」

霊夢「いや、持ってきた下着がさ、此処の気候に合わないって言うか」

幽香「潮風はあるけど夜でも暑いものね、私としてはこの位のが元気に過ごせるけど」

霊夢「…どうせ幽香とだし、脱いじゃって良い?」

幽香「ふふ、どうぞ」

霊夢「ん…初めての海水浴で楽しかったけどちょっと緊張して疲れちゃった
・・・また、今度、ね?」

幽香「…♪」

ちゅっ  んちゅ…じゅ

霊夢「おやすみ」

幽香「おやすみ」
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