【幻想郷から】霊夢「何なのよ此処寒い!!」【MH世界へ】

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1 : ◆vDejidqJ6g :2015/09/09(水) 21:00:53.27 ID:J7p97x5i0
経験者ですが1スレ分しか描写せず療養で4年ほど放置していたので素人同然です
アドバイスなどがあれば宜しくお願いします

※(作者の知ってる限りの)幻想郷住人+αが登場します

※キャラ崩壊、あるかもしれません

※割と負傷します、無双モノとは程遠いです

※薬漬けの毎日ですが出来る限りエタらないよう頑張ります

それでも見てやろうって御奇特な方はどうぞ!!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441800053
2 : ◆vDejidqJ6g :2015/09/09(水) 21:16:49.16 ID:J7p97x5i0
霊夢「困ったわねぇ…うぅサムっ!!」

強烈なブリザードで白い闇に呑まれているこの少女は霊夢
異変解決を終わらせ帰路についていたらいつの間にかこの場所に居た

霊夢「迷う訳もないし、そもそもこんな寒冷地区がある事が異変よね、はぁ〜…」

今回の相手は強力でスペカを使い果たしてしまった
これだけの規模の異変だとスペカ無しではキツそうだ、一旦神社に帰り補給を考えた

霊夢「きゃぁあっ!!!…ガチガチ…みょほひゃひこにょカズェ(もう何この風)!!ガチガチ」

1分もしない内に体温が奪われ、呂律が回らない、これはチルノなんて規模ではない
ともかく少しでも温まるように、地形確認のために高度を落とす

霊夢「…ゑ…一体どうなってるの?」

ほぼ一瞬見えた、しかしそれは霊夢の目に焼き付けるには十分だった
幻想郷にない山脈、大河、謎の茶色い毛玉のような生物
ここは少なくとも結界外の別の場所だと認識するのに時間は要らなかった
3 : ◆vDejidqJ6g :2015/09/09(水) 21:31:15.01 ID:J7p97x5i0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜=====序章・激痛と幸運=====〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

とにかく全速で降下する、あのままでは冗談抜きで凍死してしまう
その時猛スピードで接近した何かが霊夢の身体に当たる

霊夢「っ!!!!??」

霊夢は良く受け身を取り、万全な体勢でソレを睨みつける
ソレはただ単に好物を狩りに来ただけで霊夢に当たったのは全くの偶然である
が、ソレがこの後の霊夢の運命を大きく変えた存在であるのは言うまでもない

霊夢「何なのよ!!このバケモノっ!!」

先手必勝とばかりに陰陽玉より攻撃が発せられる、見事に後ろ脚に命中した
…が、どこ吹く風とばかりにその『絶対強者』はゆっくりと霊夢の方に向く

前足、眉間、鼻っ柱と当てているが一向に怯む様子は無く
大地を引き裂くがごとくの大音響で威嚇する

霊夢「…とんでもないわね」
4 : ◆vDejidqJ6g :2015/09/09(水) 21:45:48.00 ID:J7p97x5i0
『絶対強者』は硬くなった雪を駆り、霊夢に詰め寄る、
巨体からは想像もつかないスピードである
しかしそこは霊夢も負けては居ない、浮翌遊している事により足場が悪い事も問題なく事を進められる
そして長射程武器により一方的に攻撃が出来ている、一見有利に見えるが…

霊夢(さむ…い…息苦しいのに…呼吸が出来な…いっ…)

氷雪交じりの暴風は容赦なく霊夢の体力を奪って行く
反応も遅れがちになり、狙いはずれ、攻撃している時間が短くなる
このままではランチだかディナーだかになるのは時間の問題だ

霊夢(一旦退いて…寝て…ご飯食べて…このトカゲを倒すのはその後!!)

出来る限り全力で上空に退避する
寒さと酸素不足で朦朧としていた霊夢は気づく事が出来なかった

どこでこの『絶対強者』と邂逅したのか−・・・

俊敏なジャンプ力で霊夢を捕捉した『絶対強者』の勝利は此処に確定した
5 : ◆vDejidqJ6g :2015/09/09(水) 22:06:25.14 ID:J7p97x5i0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜=====第一章・始まりの村=====〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

霊夢(あ…あれ?)

不思議と痛みは無かった、が、指先一本、口に至るまで動かせない
紙一重でその凶爪を身体からは避けたものの、服が引っ掛かりその馬鹿馬鹿しい力で放たれた矢のように落下、雪原に叩きつけられた
降ったばかりの様でクッションになり死にはせず、舞い上がった雪で『絶対強者』の目から逃れた
が、勢いが強過ぎて強烈なダメージを負い、もはやとる術は無い

程無くして異変解決後で体力を失い、強烈な寒さに曝された霊夢に睡魔が襲って来た・・・






「ん…」

???「お!意識戻ったか!!良かったんだぜ!!!」

この声は忘れもしない、親友の霧雨魔翌理沙
此処は天国?地獄?それとも…

           ビキビキビキッ!!!!!!!!!!!!!!!

霊夢「!!!!?!?」

魔翌理沙「悪ィ悪ィじっとしてろ!お前と雪でマジ紅白になるほどだったんだからよ!!」

物凄い激痛である、火傷した所を鬼に踏まれた位痛いんじゃなかろうか、もはやそんな痛さ
する事も無いのでこのまま睡眠をとる次に起きたのは此処に来て丁度一か月だった
6 : ◆vDejidqJ6g :2015/09/09(水) 22:23:00.34 ID:J7p97x5i0
誤字訂正申し訳ない
霧雨魔翌翌翌理沙→霧雨魔翌理沙

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霊夢の体力は落ちに落ちて全身に鉛の塊が付いたよう
歩く事もままならずご飯は重湯、当分はベッドの上らしい
そんな日が3日も続いた頃

魔翌理沙「待たせたな!!今日からリンゴすりおろしたのが付くんだぜ!!」

霊夢「魔翌理沙…これ、皮ごとすりおろしたんじゃないでしょうね?」

魔翌理沙「いやいや!!これドドブラリンゴって言ってな、外が白くて果肉が赤いリンゴなんだぜ?論より証拠、食ってみろよ」

霊夢「へぇ…」

はぁ…

久々の味の付いた食事、五臓六腑に染みわたるとはこういう事か
この味を生涯忘れることは無いだろう
心なしか力も漲ってくる気がする

霊夢(…!)

魔翌理沙の手が霜焼けとあかぎれで酷い有様だ、おそらくこのリンゴを探すために頑張ってくれたのだろう

霊夢「ありがと、最高においしかったわよ」

魔翌理沙「…へへっ、どう致しましてなんだぜ!!」

照れくさそうに後ろを向く、気が付けばその格好は見慣れない服を纏っていた
7 : ◆vDejidqJ6g :2015/09/09(水) 22:35:43.49 ID:J7p97x5i0
霊夢「その格好は…?」

魔翌理沙「あぁコレか…いや、お前には悪いんだけどさ、この世界で暮らすとなった以上お気に入りの服は取っておきたくてな…」

霊夢「そう…ま、命あるだけ儲けものよ」

魔翌理沙「そうか・・・お前を救助した時服を破いて応急処置したらしくてな、一応取ってあるが…悪ィが襤褸切れだな」

霊夢「…ん?らしい?」

魔翌理沙「アレ?言って無かったっけか?お前を助けたのはこの村の連中なんだよ、で、私はハンター修行しつつ
お前の世話係をやらせてもらってる訳、あとで動けるようになったら挨拶するか?」

霊夢「いいえ、こう言うのは早い方が良いわ、ちょっと肩を貸して…」

魔翌理沙「ん、だいぶ軽くなったな霊夢、もっと肩の骨がイカれて私がベッド生活になると思ったのに」

霊夢「・・・あとで覚えてなさいよ?」

魔翌理沙「悪かったって、そう睨むなよ〜」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/09(水) 22:38:59.61 ID:Be9Gfyv0o
sagaおすすめ
9 : ◆vDejidqJ6g :2015/09/09(水) 22:51:59.06 ID:J7p97x5i0
どういうことなの…?魔翌理沙文字化け?翌って何…
==============================

霊夢「そもそもハンター修行って言うのが私には解らないんだけど」

魔翌理沙「それも言って無かったっけ、得物狩ったり、キノコ採ったり、肉食獣と戦ったり、キノコ採ったり…
する仕事だな、結構気に入ってるぜ!」

霊夢「キノコに拘るわね…らしいっちゃらしいけど」

???「あら、霊夢、動けるようになったみたいね?」

霊夢「はぁい、咲夜、貴女も迷い込んだのかしら?」

咲夜「ええ、貴女なら元の世界に戻してくれると思ったけどアテが外れたみたいね
ただ、こっちにちょっとやり残したことがあるから…好都合だけども」

魔翌理沙「あー…それより咲夜、ミアが何処に居るか知ってるか?」

咲夜「畑の方に居たわ、アレでいて土いじりが好きみたいね」

魔翌理沙「助かったんだぜ!じゃあまた後でな!」

霊夢「・・・なんか随分仲良くなったみたいね?」

魔翌理沙「組むようになって丁度2週間近いからな、本を返すようせがまれる以外は良い奴だと思うぜ」

霊夢「元の世界に戻れ…ったら返しなさいよ?」
(戻れたら…なんて、私とした事がなんて弱気な…)
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/09(水) 22:53:35.80 ID:Be9Gfyv0o
メール欄にsagaを入れるんだぜ
詳しくは自分で調べるといいぜ
11 : ◆vDejidqJ6g :2015/09/09(水) 23:08:28.90 ID:J7p97x5i0
もう霧雨と書いて(まりさ)と表す事にします;;
>>8
ありがとうございます!反映しました
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???「お、だいぶ良くなったみたいだニャ!」

その娘はかなりの速度で駆け寄ってきた、このタイプは小傘と同じ付喪神の一種?
が、能力はそれこそ桁が違う…、万全の私でも勝てるかどうか…

霧雨「おう、上手くいけば一緒に狩りに行けるぜ?」

???「それは良かったニャ、あ、申し遅れたけど私はミアって言うのニャ、宜しくニャ!」

霊夢「あ、ど、どうもよろしく…えっと、貴女が助けてくれたのよね?」

ミア「そうニャ、物凄い雪煙が起こったから調べたら貴女が居たニャ」

霊夢「ありがとうございます…」

ミア「どう致しましてニャ!」

霊夢「えっと、あの、縞模様のトカゲっぽいのは…?」

ミア「ティガレックスかニャ?…いや見てにゃいニャ」

霊夢「そう…」

ミア「ん、折角来たんだし釣りでもしてるかニャ?部屋の中は退屈だろうし霧雨は釣り下手で困るしニャ」

霧雨「う、うるせーな、誰だって得意不得意はあるんだよ!」

ミア「あはは、狩りの時は期待してるから気にすんニャ」

霧雨「ちぇっ…」
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