鳳翔「あゝ栄光の、空母機動部隊!」 【お題募集】

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307 : ◆GoPzFNH1CI [sage saga]:2015/06/17(水) 17:33:35.46 ID:vzzB/h4E0

お疲れ様です、短編投下です。
地震と甘えるお題、提供ありがとうございました!
やっぱり勘違いネタでいいですね、なんか色々誤解させたようで……
これについていろいろ書きこんで頂いた方、ありがとうございました。
ただそれでも難しいので、もうちょっと時間を下さい、すみません。

なるべく次は早くできるよう頑張ります。
それでは、またよろしくお願い致します。


>>281
そうですね、それは気をつけます。

>>286
そんな寂しいこというなよ(´・ω・`)

>>288、296
かわいいかわいい!
那珂ちゃんも活躍させてあげたいですね。この鎮守府の那珂ちゃんは超優秀です。

>>289
まったく同感です。信頼と尊敬しあう2人を書きたいなと思いますね。

>>290
自分が曖昧な書き方して失礼しました……
でもレスが進むのはとても嬉しいので、なんでも書いて下さっていいのですよ。

>>292
水着回いいですねぇ。第3話はそんな感じで行こうかな……
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/17(水) 19:50:26.35 ID:CIv2copGo
おつん
話が平和に進みそうで安心した
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/17(水) 22:52:31.71 ID:w5zRZJ74o
乙でした!

那珂ちゃんとアイドルする鳳翔さんが思い浮かんだ
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/18(木) 01:40:13.82 ID:xqeW4fl00
おつおつ
たまには察しの悪い鳳翔さんとか
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/18(木) 01:43:38.36 ID:UO1pWC7aO


>>309を実行した場合、鼻血の海になるかムリスンナの嵐になるか…1の手腕次第だな!
まぁのんびり書いてくれ
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/18(木) 08:00:36.02 ID:2Ywfgri3O
艦娘の場合なんて知らんけど、津波なら陸に戻るより沖に向かったほうがお船はまだ安全だよね
313 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:20:31.75 ID:Ytnu0Cyk0


幕間3 〜戦艦は仲良し〜


山城「ふ、ふふ、ふふふふふふふ……」

山城(今日は久々に、姉さまと2人でお出かけ)

山城(誰にも邪魔されずに、姉妹の時間を楽しむわ!!)


扶桑「おまたせ、山城。そろそろ出ましょうか」

山城「はい姉さま! お洋服もよくお似合いです!」

扶桑「うふふ、ありがとう。それじゃあ――」


玄関『外は暴風雨やで!! 看板が吹っ飛ぶレベルや!!』


扶桑「」

山城「」
314 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:22:04.61 ID:Ytnu0Cyk0

長門「なんだ2人とも、出掛けるのか? 今日はこの近辺、局地的大豪雨らしいぞ」

山城「今日の朝まであんなに晴れてたじゃないの!!」

大淀「何故か今日だけ大荒れなんですよ。各観測台も、平均を大きく外した値を送ってきてます」

扶桑「おかしいわね、天気予報で晴れの日に休暇を申請したのに」

大淀「突然低気圧が発生したそうです。外に出るのは危ないですよ」

山城「冗談じゃないわ不幸だわ!! せっかくお休み取ったのに!!」


長門「それなら、私の車でモールまで送ろう。出かけられないよりはいいだろう」

扶桑「まあ、いいんですか? ありがとうございます」

長門「同じ戦艦のよしみだ、息を抜くときは抜かねばな」

大淀「気を付けて下さいねー」
315 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:23:59.94 ID:Ytnu0Cyk0

長門「――随分強くなってきたな。帰りは電話してくれれば迎えに行くから」

山城「帰りもいいの? 迷惑かけるわね」

長門「なに、気にするな……おや?」

扶桑「どうされました?」


ペダル『いきなり重くなったで!! シフトレバーもカクカクや!!』


長門「……いかん、クラッチがおかしい。故障だ」

扶桑「」

山城「」
316 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:28:38.24 ID:Ytnu0Cyk0

山城「こ、故障って」

長門「妙だな、明石に整備して貰ったばかりなのだが」

山城「やっぱり私のせいよ……不幸だわ」

扶桑「山城、その口癖は直さないと、本当に不幸になっちゃうわよ」

長門「すまんが、長く走れそうにないな」

扶桑「では、近くの駅までお願いします……」

長門「うむ」
317 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:30:36.37 ID:Ytnu0Cyk0

扶桑「駅も、誰もいないみたいね……」

山城「やっぱり日を改めた方が良かったかもぉ」シクシク

扶桑「諦めちゃ駄目よ、山城。ここまで出てきたんだから、何としてもたどり着いてみせまs」


電車『海沿いは危険や!! 少しの強風ですぐ止まるで!!』

バス『自治体から大型車は危険って言われたやで〜』


扶桑「」

山城「」
318 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:32:11.38 ID:Ytnu0Cyk0

扶桑「そうよね……こんな日に公共交通が動いてるわけ無かったわ……」

山城「いえ、まだまだです。タクシーは動いてるみたいですから、これで……あら?」


2人のバッグ『底に大穴や!! 財布も携帯も鎮守府に落として来たで!!』


扶桑「…………」

山城「…………」


「「長門助けてえええええええええ!!!!」」
319 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:34:27.57 ID:Ytnu0Cyk0

扶桑「」ブルブル

山城「はっくしゅん!!」ガタガタ

陸奥「ちょっと大丈夫? この時期に風邪ひいたら結構つらいわよ」

長門「風呂湧いたぞ、2人で入ってこい。着替えは持ってきておくから」

扶桑「ありがとう……行ってくるわ……」

山城「ごめんなさい姉さま、無理に出ようとしなければ……」

扶桑「いいのよ、私だって行きたかったもの……」

山城「姉さまぁ!!」ブワッ

長門「いいから早く行け。ほら、タオルとシャンプーとヘアゴム。あと私物だが入浴剤だ、あったまるぞ」

陸奥「あら気が利く。我が姉は相変わらずイケメンねー」

長門「……せめてイケジョと呼んでくれよ」




<お題:財布なくした!>
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/19(金) 18:36:12.51 ID:BYDLZPaR0
乙です
321 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:39:24.38 ID:Ytnu0Cyk0


幕間4 〜家族がいる幸せ〜


加賀「……今日は休日だけれど……朝から大嵐とは気が滅入るわね」

瑞鶴「これじゃどこにも出れそうにないわねー」

提督「まあ、今日はほとんど開店休業だな。遠征も取りやめにしとこう、駆逐には辛いし」

瑞鶴(悪天候とはいえ、こんな自由に休みにしちゃって……軍としていいのかな)


加賀「提督、何か暇つぶしになるようなものはありませんか」

提督「そうだな、映画でも見るか? ちょうど借りてきたのがいくつか……」

瑞鶴「おー、いいわね。提督さんのおすすめって気になるわ」
322 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:43:35.34 ID:Ytnu0Cyk0

提督「そうだな。嵐と言えば……これとかどうだ、嵐を呼ぶ ○ッパレ! 戦国大合せイテテテテテテ!!!!」

瑞鶴「私たちをバカにしてるのかしら?」アイアンクロー

提督「っつう……この名作を知らないのか? 時代も流れたもんだ」

加賀「それは確か、5歳児が臀部丸出しで踊っている漫画ではありませんでしたか」

提督「……間違ってはいないが、その言い方では悪意しか伝わらないぞ。あとこれはアニメね」

瑞鶴「そんなのを薦めるなんて提督さんも墜ちたものね!! お母さんの相手としての資質も怪しいもんだわ!!」

提督「そこまで言うか。こんなことで愛を疑われちゃたまらんな」
323 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:45:08.05 ID:Ytnu0Cyk0

提督「まあ、何も言わずに見てみないか。嘘や冗談じゃなく、自信を持って薦められる作品だから」

加賀「……提督がそう仰るなら」

瑞鶴「えー、もっと洋画とか見たかったのに」

提督「見て良かったと思ってもらえると思うよ? 気に入らなかったら他のをまた貸すから」

瑞鶴「アニメでそんな感動するとか思わないけどねー」

加賀「じゃあ、私の部屋で見てみましょう」

提督「後で感想聞かせてくれな」
324 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:50:45.77 ID:Ytnu0Cyk0

瑞鶴「提督さんは自信ありげだったけど」

加賀「好きなものを人に薦めるときは、皆そういうものよ……はい、ポップコーンとコーラとホットドッグね」

瑞鶴「本格派ねー加賀さん。ありがと」

加賀「始めましょう」



――オナジユメヲ、オナジジカンニミルクライ――

――コノセカイニハナ、ミブントイウモノガアッテ――


瑞鶴「タイムスリップ物か」

加賀「お姫様と侍の恋愛、難しいわね」


――シンノスケノイナイセカイニ、ミレンナンテアルカ――

――センゴクジダイデモドコヘデモ、イッテヤロウジャナイノ――


瑞鶴「いい家族ねぇ」

加賀「…………」
325 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:54:07.52 ID:Ytnu0Cyk0

――ミナ、オサナイコロヨリシッテイルカオバカリダナ――

――ギニヨッテ スケダチイタス――

――オマエ、ニゲルノカ――


瑞鶴「…………」

加賀「(ぐ、く……)」 ←タオル噛んでる


――オマエノイウトオリ、サイゴニ、ソレヲツカワナイデヨカッタ――

――オイ、アオゾラザムライ――



瑞鶴「……ふー、良かったわ……正直ちょっとなめてたわね、ねえ加賀さん?」

加賀「ふぐっ、うう……ぐっ、ひぐっ、グスッ……」

瑞鶴「…………」

瑞鶴「そういえば結構涙もろかったわね」サスサス
326 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:56:36.10 ID:Ytnu0Cyk0

加賀「ありがとうございました提督、良かったです」キリッ

瑞鶴「…………」

提督「そうかそうか、それは何より」

加賀「他にもシリーズがあるのですか?」

提督「うん、色々評価が分かれてるけど」

瑞鶴「でしょうね。いい話ばっかりなら、親御さんに色々言われてないでしょうし」
327 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 18:59:23.24 ID:Ytnu0Cyk0

瑞鶴「ちょっと調べたけど、さっきのやつの1個前も感動ものらしいじゃない?」

提督「確かに、私はボロボロ泣いたけど。……扱ってる時代とか話題が複雑なんだよね、君たち世代にとっては」

加賀「私が見て判断します、見ましょう」フンスッ

瑞鶴(隠してるつもりなのかそうじゃないのか)

提督「そうか。それじゃ、せっかくだから鳳翔と一緒に見ようか?」

瑞鶴「そうね、私呼んで来るわ」
328 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 19:02:26.98 ID:Ytnu0Cyk0


――トウチャン、オラガワカル?――


加賀「おうっ、うぐっ……ぐす、ひくっ、ううう……」プルプル

瑞鶴「……大丈夫? 加賀さん」サスサス

加賀「だ、だいじょうぶ……ふううっ……」


――カゾクノイルシアワセヲ、アンタタチニモワケテヤリタイクライダゼ――


提督「やはり、この映画は大人になってからだと全然印象が違うな」

鳳翔「家族のために働くお父さんは、本当に格好いいですね」
329 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 19:04:31.98 ID:Ytnu0Cyk0


――アノネ オカアサン オボエテル?――


加賀「ううっ、ぐすっ、おかあさん、おかあさん……」

鳳翔「よしよし、感動して泣くことはとってもいいことですからね。加賀ちゃんは純粋で優しい子ね」ナデナデ

瑞鶴「……えーい」ガバッ

鳳翔「瑞鶴ちゃん?」

瑞鶴「私も私も、ね?」

鳳翔「はいはい」ナデナデ

加賀「……ぐすん」


提督(……家族か)

提督(蒼龍に話したこともあるし、自分も甘い考えではいられないな)

鳳翔「あなたあなた。こっちに来て、私も撫でて下さい。ねっ?」

提督「まったく……母性から、いきなり可愛くなるのは反則だろう」




<お題:鳳翔に甘える(瑞加賀編)>
330 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/19(金) 19:14:38.10 ID:Ytnu0Cyk0

お題ありがとうございました。なんとか昔に頂いたものを消化。12さん、まだ見て頂けていたら本当にすみません……

以降の予定ですが、幕間用小ネタと同時並行で第3話を考えたいです。
色々レスのあった勘違い系はちょっと長めにした方が面白そうなので、第3話でやります。
水着とかレスがいくつかあったので、舞台は何処かの海にしようかと思ってます。

ゆっくりお付き合い頂けますと幸いです。
それではまたお題や希望がありましたら、よろしくお願い致します。
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/19(金) 19:21:49.19 ID:MS+x/9C5o
乙乙。見てるよ>12
どうあがいても不幸であった。提督鳳翔と絡んでないという点でも
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/19(金) 20:06:15.00 ID:PWtNtFkdO
乙!甘える鳳翔さんは卑怯(確信
空母寮の朝は…難しいかな…?
回想とかで一瞬で触れるとかでもいいんだがな…

戦国大合戦は泣きまくったの今でも覚えてるわあ…オトナ帝国はあの時は良さがよくわからなかったんだけど、今見るとまた変わるものなのかな
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/20(土) 00:57:14.95 ID:TL6e8GpcO
加賀さんが可愛すぎて鼻血出た
334 : ◆GoPzFNH1CI [sage saga]:2015/06/21(日) 02:40:47.04 ID:e+dmduNG0

お疲れ様です、短編投下です。短編の割にちょっと長め。

>>320,333
レスありがとうございます! すぐもらえるととても嬉しいです

>>331
うおっ、マジですか! 2か月近くもお付き合い頂いてすごい嬉しいです……
自分も正直気になりましたが……イケメン長門を代わりに……

>>332
甘える飛龍が最後に残ったので、そこに入れようかなと。
成長してるからこそ楽しめる良い映画だと思いますよ! 少なくとも自分はガチ泣きでした
335 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 02:42:36.99 ID:e+dmduNG0


幕間5 〜教えて鳳翔先生〜


翔鶴「蒼龍先輩、私思ったんですけど」

蒼龍「うん? どしたのいきなり」

翔鶴「提督はお母さんの、どのあたりが好きになったんでしょうね?」

蒼龍「そういえば聞いたことなかったなぁ」

翔鶴「私は比較的、ここへ来るのが後の方になったので。
蒼龍先輩なら、提督やお母さんをよく見ていらっしゃったんじゃないかと」

蒼龍「ううーん、多分、何処が好きって答えられない気がする」

翔鶴「というと?」

蒼龍「全部だよ全部。私から見ても、お母さんあらゆるところで隙がないもの」

翔鶴「……隙がないのが好k」

蒼龍「言わせないわよ」
336 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 02:47:37.08 ID:e+dmduNG0

翔鶴「思ったのはですね。お母さんをよーく見てみれば、提督に振り向いてもらえるヒントがわかるんじゃないかと」

蒼龍「そうかなー? 私たちがお母さんの真似しても意味ないんじゃないの。別な魅力で勝負すれば……」

翔鶴「それはわかるんですけど。艦載機の扱いはもちろん、
お料理とかの家事も負けてるって、空母としても女性としてもどうかなって思いません?」

蒼龍「……確かにそうかも。私もお料理は練習してるけど、お母さんと比べたらなぁ」

翔鶴「しかも、最近お母さんはオシャレも勉強なさってるんですよ。飛龍先輩や瑞鶴が色々教えてるんです」

蒼龍「本当に勝ち目無くなっちゃうね、今のうちにどうにかしないと」

翔鶴「それじゃ、こっそりお母さんを観察してみましょう。どこかしら隙があるかも……」
337 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 02:51:07.04 ID:e+dmduNG0





摩耶「――カスタードはこんな感じで良いのか?」

鳳翔「そうですね、もう少し混ぜた方がいいと思います……薄力粉はふるっておいたので、これ使って下さい」

摩耶「おう、サンキュー」

那智「……なぜ私まで手伝ってるんだ?」

摩耶「この間のパーティの準備で、色々言ってくれた礼だ。
もうお前にはばれてるってわかったから、色々利用させてもらうぜ」

那智「まったくもう……生地出来たぞ。これでいいか」

鳳翔「ええ、よく出来てますね。タルトレットなので、この小さい型に詰めて下さい」

那智「ああ、わかった」
338 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 02:54:38.62 ID:e+dmduNG0

那智「――しかしな、どうして突然菓子作りなんだ?」

摩耶「あー、それはな……普段食べる甘味と言えば、缶詰が多いだろ?」

那智「そうだな、酒保にはそれくらいしかないが」

摩耶「それに原材料も高めだから、いつも間宮に行けるわけじゃなし」

鳳翔「そうですね、駆逐ちゃんたちもあんまり行けませんね。缶詰は単調な味で物足りないかも」

摩耶「それでも喜んで食べてるのを見てると、その……もっと美味しく食べられねーかって、そう思ったんだよ」
339 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 02:55:51.89 ID:e+dmduNG0

那智「…………」

摩耶「なんだよその顔は!! アタシが菓子作りなんてガラじゃないのは自分が一番わかってるよ!!」

鳳翔「ふふっ、そんなことありませんよ。ねえ?」

那智「ああ。ちょっとお前の思いやりに感動しただけだ、気にするなよ」

摩耶「ふん、どうだか……出来あがってもあんまり食えねーぞ、チビ共優先だからな!!」

那智「はは、わかったわかった」

鳳翔「あ、今日は演習があるので。その子たちの分は私が持って行きますね」

摩耶「そうか、よろしく頼む」

鳳翔「ちゃんと、摩耶さんが作ってくれたって言っておきますからね。うふふ」

摩耶「い、いいよ別に……」
340 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 02:56:54.25 ID:e+dmduNG0

蒼龍「…………」[壁]д・)

翔鶴「…………」[壁]д・)

蒼龍「あれ、おかしいな……この鎮守府、女子力高めじゃない?」

翔鶴「摩耶さんは最古参の1人ですからね、お母さんにも色々教えてもらってるみたいですし」

蒼龍「参ったな、私ももっとお料理頑張らなきゃ」

翔鶴「流石に誰かに教えるほど、まだ上手くありませんからね……」
341 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 03:03:43.47 ID:e+dmduNG0





鳳翔「今さら言う必要も、ないかと思いますが――」

鳳翔「駆逐艦は装甲も薄いうえ、艦1隻の火力では航空機への対処は困難です」

鳳翔「――吹雪ちゃん、私が一番最初に教えたこと、覚えていますね?」

吹雪「はいっ! 僚艦との連携です!」

鳳翔「よろしい。対空砲火の密度は、陣形と僚艦との位置取りに大きく影響を受けます」

鳳翔「――叢雲ちゃん。当鎮守府の駆逐艦で、機銃よりも高角砲を優先装備している理由は?」

叢雲「はいっ! 機動部隊の護衛として、個艦よりも大型艦の防空を重視するためです!」

鳳翔「よろしい。ただし重視とは、身を呈してでもと言っているのではありません。
敵機の投弾を、最小限にするための戦術を磨くということです……」
342 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 03:05:27.69 ID:e+dmduNG0

鳳翔「――満潮ちゃん。初期装備である12.7cm連装砲から、
現在主装備である10cm連装高角砲に換装した際の、一番大きな違いはなんでしたか?」

満潮「はいっ! 対空戦闘用に、仰角を大きく取れるようになったことです!」

鳳翔「よろしい。その通りです……しかし、換装の際は皆さん、新しい主砲の扱いに、随分苦労しましたよね?」

鳳翔「――雪風ちゃん、その理由はわかりますか?」

雪風「はいっ!! わかりません!!」

鳳翔「よろし……ごほん」
343 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 03:09:04.72 ID:e+dmduNG0

鳳翔「……あの戦争での高角砲は、秋月型以前の駆逐艦には装備されていなかったのです。
つまり吹雪型、朝潮型、陽炎型である皆さんは、元々の艦の記憶によって装備を扱うのが難しい、ということです」

鳳翔「もちろんこれだけが理由である、というわけではありませんが、自分の命を預ける艤装と兵装をよく理解し……」

鳳翔「訓練を繰り返して、装備の習熟を行うことが大事なのです。わかりましたね?」

「「「はい!!」」」

鳳翔「本日の訓練は、輪形陣の中心に配置した正規空母の護衛です。評価は個艦でなく、護衛対象の損害状態で行います」

鳳翔「指揮は瑞鶴ちゃん、貴女が執るように。いいですね?」

瑞鶴「はいっ!」


鳳翔「正規空母が大破するか、私の攻撃を3回しのいだ時点で訓練は終了です――では、配置について」

「「「了解!!」」」
344 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 03:12:54.52 ID:e+dmduNG0

鳳翔「――ああ、言い忘れてましたが」

鳳翔「演習用魚雷の中に、1発だけ実弾を混ぜています。危ないので本気で避けるように」

「「「…………」」」

鳳翔「うふふ」


瑞鶴(実弾って……そんなことするわけないのに。最近のお母さん茶目っ気多いな)

吹雪(あ、最初期の鬼教官モードだ……あの頃は訓練の後よく吐いたなぁ)トオイメ

叢雲(いくら鍛錬積んで改二になっても、私たちのしごきは全然変わらないわね)トオイメ

満潮「……雪風、魚雷受けてくれない? あんたならどうせ全部不発でしょ」

雪風「え? 敵の魚雷って当たるものなんですか?」
345 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 03:14:46.58 ID:e+dmduNG0


蒼龍「…………」←双眼鏡

翔鶴「…………」←双眼鏡

蒼龍「相変わらずハードな訓練してるなぁ。どう翔鶴、勝てそう?」

翔鶴「絶対無理です……おかしいですよ、あの動き。どんな妖精さんが操縦してるんでしょう」

蒼龍「妙だよねぇ。お母さんの主力戦闘機は九六式艦戦、たまに零戦21型だけど」

翔鶴「烈風改を使っている赤城先輩、烈風601空の加賀先輩の、お2人合わせてようやく優勢だと仰ってました」
346 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 03:15:35.18 ID:e+dmduNG0

蒼龍「妖精さんとの信頼関係の差なのかなー。私も負けてないと思うんだけど」

翔鶴「ちょっと自信なくしそうです」

蒼龍「翔鶴は十分優秀だからね? 比較対象がぶっとんでるだけで」



『――わずか1回の攻撃で、旗艦含む4隻大破とは……』

『弛み過ぎです!! 演習海域を隊列維持のまま、之字航行で20往復!!』

『『『エー!?!?』』』

―― イマモンクイッタコハ 50オウフク!!

―― ヒェエーー!!!!
347 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 03:17:27.26 ID:e+dmduNG0





翔鶴「結局、お母さんの優秀さを再確認しただけでしたね……」

蒼龍「うん……ホントに、女として敵う所あるのかなって思うよね……」

鳳翔「――あら、私は、貴女たちから学ぶことがいっぱいあるんですよ?」

翔鶴「あ、お母さん! 演習お疲れ様です」

蒼龍「学ぶことって何かな?」

鳳翔「例えば翔鶴ちゃんは、明るいお洋服とか、アクセサリーがよく似合うわよね。
あまり詳しくない私から見ても、健康的でとっても可愛いと思うわ」

鳳翔「お洋服のセンスは勉強したいと思ってるの。今度一緒にお買い物、連れて行ってくれないかしら?」

翔鶴「は、はいっ!! もちろんです、お母さん!!」
348 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 03:18:44.96 ID:e+dmduNG0

蒼龍「ねえねえお母さん、私は私は!?」

鳳翔「そうね、蒼龍ちゃんはいつもすごく元気よね。貴女の笑顔は、鎮守府の皆を元気にしてくれるわ」

鳳翔「それに、いつもうらやましく思っているの。貴女のその、まっすぐで積極的な性格がね」

蒼龍「えへへ、そうかなぁ〜」

鳳翔「ええ。……それで、貴女に聞きたいことがあったの」

蒼龍「なになに、何でも聞いて!!」


鳳翔「この間、まっすぐ積極的に……あの人をデートに誘ったわよね」肩ガシッ

蒼龍「」
349 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 03:20:48.42 ID:e+dmduNG0

鳳翔「ねえ、何話したの? 怒らないから言ってみて。さあ、さあ」

翔鶴(ホントに怒らないならそんなこと言いませんよ)

蒼龍「いやー、あれはその……ほら、提督がまだ内緒って言ってたじゃん……」

鳳翔「……あの人がそう言ったことを何故知ってるの?」


鳳翔「……はっ、まさか口裏を合わせて、あんなことやこんなことを!! 白状しなさいっ!!」首ガクガク

蒼龍「そ、そんなことしてたらもっと喜んでるよぉ〜……」

翔鶴「ほらほら、落ち着いて下さい。演習後の皆のために、ご飯作りませんと。ね?」


翔鶴(……やっぱり私、お母さんも提督も好きなんですよね)

翔鶴(相思相愛で羨ましいですけど、まだまだ負けませんからね!)




<お題:無双、鳳翔に甘える(蒼龍、翔鶴編)>
350 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/21(日) 03:22:02.77 ID:e+dmduNG0

次に飛龍編で、その後第3話の予定です。
それでは、またよろしくお願い致します。
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/21(日) 07:47:47.49 ID:JSAZCFEf0
おつでした
鳳翔さんさすがや…
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/21(日) 16:56:53.82 ID:zbxOUSt10
乙です
各艦娘が良いキャラしてるわ…雪風クソワロタ
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/21(日) 21:28:12.74 ID:B+6DTgDMo
乙です。
鳳翔さんも流石だが雪風も流石だった。
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/21(日) 21:48:59.51 ID:HPhmpVYT0
雪風wwwwもうお前一人で出撃しても大丈夫だろwwww(フラグ
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/22(月) 15:34:32.67 ID:yF3FxRyPO
雪風からしてみれば、5-3もピクニックと変わらないんだろうなぁ…。
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/25(木) 21:10:47.65 ID:ZqCYgfYfO

雪風www吹いたわ
357 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/26(金) 00:44:52.41 ID:6U4AKNyk0

お疲れ様です、飛龍編投下です。
前スレのおまけ10の話から派生してます、時系列がちょっと前なので一応ご注意下さい。

乙レスありがとうございますー
358 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/26(金) 00:48:49.26 ID:6U4AKNyk0


幕間6 〜ずっとみんなで〜


飛龍「…………」

瑞鶴「ん……ふぁー……あれ、飛龍さん? 早いわね」

飛龍「おはよう瑞鶴。まだ早いから寝てていいよ?」

瑞鶴「お母さんが心配でぐっすり眠れなくて……飛龍さんこそ、こんな早くにどうしたの?」

飛龍「瑞鶴といっしょ。寝る前に明石さんの話聞いたら、変な夢見ちゃって」

瑞鶴「変な夢?」

飛龍「ほら、原因はMI作戦かもって言われたじゃない。そしたら私も、イヤな記憶が夢に出てきたみたいでね」
359 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/26(金) 00:49:48.00 ID:6U4AKNyk0

瑞鶴「……あんまり深く聞かない方がいいですよね?」

飛龍「ああ、ごめんごめん。言い方が悪かったわね」

瑞鶴「仕方ありませんよ。私は実際に見たことないけど、記録を見れば大体は想像が……」

飛龍「それは瑞鶴も一緒でしょ。時間と場所が違っても、あの戦争は本当にひどかったわね」

瑞鶴「そうねえ……この中で最後まで残ったのは私だったけど、辛い思いをしたのは皆一緒よね」


飛龍「さっきの夢はね、私が沈むほんのちょっと前に、味方の飛行機が来たっていうところだったの」

瑞鶴「……もしかして、写真の?」

飛龍「うん。私の最期の」
360 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/26(金) 00:50:50.73 ID:6U4AKNyk0

瑞鶴「史料で見たけど、あれを撮ったのって確か……」

飛龍「そ。『鳳翔』の艦載機」

瑞鶴「そうか……お母さんも後方に居たのよね」

飛龍「どんな気持ちだったのかな。あのときは、もう私以外の3人は……」

瑞鶴「絶対聞けませんけどね」

飛龍「そうね、うん。わかってる」
361 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/26(金) 00:52:19.67 ID:6U4AKNyk0

赤城「…………」

加賀「……すぅ」

蒼龍「うーん……」

翔鶴「くぅ……」


瑞鶴「なんとなく、全員同じ部屋で寝ちゃったわね」

飛龍「……お母さんがああなって、皆一人で寝るのが怖かったのね」

瑞鶴「それじゃ私、もうちょっと寝ますけど……飛龍さんどうします?」

飛龍「そうね、もう起きようかな。ちょっと散歩してくるよ」
362 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/26(金) 00:53:43.78 ID:6U4AKNyk0


飛龍「――んー、今日もいい天気……」

飛龍「そろそろ提督も起きてくる頃かな? 上手くいってると良いんだけど」

飛龍「それにしても、MI作戦か……いつまでも、私たちやお母さんを縛り付けてるのね」

飛龍「……お母さんは、どんな夢見てたんだろ?」


『――赤城、加賀、蒼龍の飛行甲板が――』

『――我、これより航空戦の指揮を――』

『――味方機――手を振れ――』


飛龍「――っ!」
363 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/26(金) 00:54:33.86 ID:6U4AKNyk0

飛龍(いやだよぉ、せっかく皆でまた会えたのに……お母さんがいないなんて)

飛龍「そんなの意味ないよお母さん!!」


「何がかしら?」

飛龍「えっ――」
364 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/26(金) 00:55:50.78 ID:6U4AKNyk0

鳳翔「随分早いのね、まだ陽が出たばっかりなのに」

飛龍「おかあ、さん……」

鳳翔「あの人にね、お仕事の前に貴女たちのところへ……あら、どうしたの!?」

飛龍「……あ、あれ、おかしいな……えへへ、ほっとしたら涙が」

鳳翔「大丈夫? 怖い夢でも見たの?」

飛龍「夢……うん、そうなの」

鳳翔「しっかり者の飛龍ちゃんが珍しいわね」

飛龍「そんなことないよ……ありがとう、もう大丈夫だよ。行こう」
365 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/26(金) 00:57:08.62 ID:6U4AKNyk0

鳳翔「どんな夢だったのかしら」

飛龍「あのね、赤城さんたちやお母さんと、皆離ればなれになっちゃうの」

鳳翔「……」

飛龍「あの戦争での記憶と……艦娘になった後の記憶がごちゃ混ぜになったような……」

鳳翔「そう……嫌な夢ね」

鳳翔「でも心配ありませんよ。あのときと違って今は、私もあの子たちも、皆ここにいますから」

飛龍「……うん! ――ほら、ここだよ」

鳳翔「――あら、どうしたの? 皆一緒の部屋で……しかも、5人寄り添って寝てるなんて」

飛龍(あれ、お母さん覚えてない?)
366 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/26(金) 00:57:56.75 ID:6U4AKNyk0

飛龍「……昨日遅くまで話してたからね。部屋に戻らないで寝ちゃったのよ」

鳳翔「あらそう。あまり夜更かしはいけませんよ?」

飛龍「ふふ、気を付ける……ほら皆、起きて! 起きてってば!!」

赤城「うーん……もう朝なの?」

加賀「まだ暗いじゃないの……」

鳳翔「ああ、そんな、寝てるなら起こさなくても――」
367 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/26(金) 00:59:42.55 ID:6U4AKNyk0

瑞鶴「……えっ、お母さん?」

翔鶴「お母さん、目が覚めたんですね!!」

蒼龍「良かった、お母さん!!」

鳳翔「あ、あらあら……どうしたの、皆……?」

「「「うわああああああああん!!!!」」」

鳳翔「??? ちょ、ちょっと……?」


鳳翔(……皆で怖い夢でも見てたのかしら?)

「「「おかあさああああああん!!!!」」」

鳳翔「よしよし、大丈夫ですよ。私も貴女たちも、ちゃんと一緒に居ますからね」


鳳翔「……ふふっ、まだまだ子供なんですから」




<お題:空母寮の朝、鳳翔に甘える(飛龍編)>
368 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/06/26(金) 01:08:07.20 ID:6U4AKNyk0

お題ありがとうございました。
第2.1話での、飛龍の想いの補足が出来て割と良かったかなと。

そろそろこの鎮守府が何処なのか、決める必要があるかも……
1度設定整理して考えようと思っています。前前スレの設定とかほぼサビついてる感が

次回は第3話冒頭になると思います。水着回。
展開の希望やお題も出来る限り頑張りますので、よろしければ書き込みお願い致します。
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/26(金) 01:33:33.93 ID:AHWZxlHDO
乙乙
横鎮、呉鎮、舞鎮、佐世鎮
このあたりが王道じゃね

370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/26(金) 01:38:47.68 ID:ECHvbDX40
>>369
呉は前スレの兼ね合いで使えないかな…
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/26(金) 05:10:44.77 ID:kAApUyZ/O
>>368 鳳翔さんが起きた時の様子リクエストした者ですがありがとうございます!!!
そりゃあ、まあみんな抱きついて泣いちゃうよね!おっぱいのおしくらまんじゅうになってヤバそうだね!!(2名から目を逸らしながら
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/26(金) 06:10:07.31 ID:Gshv4bqi0
おい、>>371…だれのことずい
つーか、彼女たちも胸当てで押さえているかもしれないじゃないか
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/26(金) 08:07:28.44 ID:YGVtz2lNO
エアバッグかな?
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/26(金) 08:40:50.92 ID:AHWZxlHDO
>>370
あ、そうだったか…
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/26(金) 19:53:44.80 ID:R4iPGhxRo
スク水鳳翔さん…
いやすまん、忘れてくれ
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/29(月) 13:14:38.04 ID:VZ6C7fFD0
ふと思ったが、龍田と鳳翔の絡みって見ないよな

性格的に合わせづらいのか
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/01(水) 16:09:02.04 ID:AbtnoayN0
「鎮守府の夜」とか?
広いテーマだけど色々思い浮かぶと思って、、、
お願いします!
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/02(木) 13:10:23.10 ID:icGYNiH40
前スレ82あたり読むと
わかってもらえると思う。
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/02(木) 13:11:33.49 ID:icGYNiH40
↑は>>374宛て。
380 : ◆GoPzFNH1CI [sage saga]:2015/07/08(水) 00:55:57.35 ID:Bcle+ROj0

お疲れ様です、またこんなに空けてしまってすみません……
短編と3話冒頭ですが、短編は設定の整理と修正です。

それから幕間4で書いたセリフですが、恥ずかしい間違いをしていました。
BGMで泣くほど大好きな映画なのになんてこった。

投下後に色々細かく書きます。
381 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:01:12.92 ID:Bcle+ROj0


幕間7 〜趣味も真面目に艦隊旗艦〜


長門「遺憾の意を表明するぞ」

提督「なんだ、どうしたんだ」

長門「提督たちが先日見ていた、映画のことだ」

瑞鶴「あー、お母さんと加賀さんと一緒に見てたやつね」

長門「うむ。加賀が大泣きしながら歩いているのを見て、私も久々に見たくなってな」

提督「久々? 長門もあれ、見たことあったのか」

長門「当然だ。陸奥と一緒に映画館で見た」

瑞鶴(……あれ? いつの映画だったっけ)
382 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:02:10.26 ID:Bcle+ROj0

長門「それで昨日、私のビデオを再生しようとしたら、磁気が吹っ飛んで使い物にならなくなっていたのだ」

提督「あー、多分私のもそうだろうな。捨てるに捨てられないんだが」

長門「ぶいえいちえすは思ったより保管が難しい」

提督「うん。当時のCMとか見るのも楽しいんだけどな」

長門「結局見損ねたのだ。貸してくれ提督」

提督「わかった、後で持って行くよ」

瑞鶴(VHSって何かしら?)
383 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:03:11.85 ID:Bcle+ROj0

長門「何が遺憾かと言うと、あの名言を間違って覚えている輩が多すぎるのだ」

瑞鶴「名言って?」

長門「色々ある。特に間違いが多いのは、エレベーターをこじあける所」

長門「家族がいる幸せを、あんた達にもわけてあげたいくらいだぜ……だ」

提督「わけてやりたいくらいさ……じゃなかったっけ」

長門「それだよ提督。名言で検索すると、その間違った台詞が上位に出てきてしまうのだ」

提督「へえ。皆間違えて覚えちゃってるのか」

長門「家族のいる……とか、お前達にも……という間違いも多い」

瑞鶴「こまかっ!! 別にいいじゃないの、意味が伝われば」

長門「何を言うおろかもの。間違ったまま覚えてどうする」

提督「この辺性格が出るな」
384 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:05:34.88 ID:Bcle+ROj0

長門「話は変わるがな瑞鶴。最近、加賀と一緒に居ることが多いな」

瑞鶴「ああ、そう言われれば、そうかしら?」

長門「その、2人は……恋仲なのか」

瑞鶴「…………」


瑞鶴「えー……どーしてそうなんのよ」

長門「いやな、2人で出掛けたり同じ部屋で寝たり、随分仲が良いようだから……」

瑞鶴「あのね、仲良しと恋仲は別物でしょ。長門さんだって、仲の良い子のお部屋に泊まったりとかするでしょ」

瑞鶴「お買物だってそうよ。女の子どうしが出掛けるのなんて普通じゃない」

長門「うむ……」

瑞鶴「恋仲まではいかないと思うわよ。ただの先輩後輩よりはちょーっと深い仲かもだけど」
385 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:07:11.20 ID:Bcle+ROj0

瑞鶴「……まあ? 私も、加賀さんとは着任当時は色々あったけどぉ? 今はちゃんと認めてもらえてるしぃ?」

瑞鶴「頑張れば頑張るほど褒めてくれるしぃ? もっと仲良くなれれば嬉しいかなー、とか……」


瑞鶴「って何言わせんのよ!!」

長門「あ、ああ。すまん」

提督「前に、加賀とのデートが潰れたってぶーたれたこと無かったか?」

瑞鶴「別にお出掛けをデートって言ってもいいじゃないの」

提督「そうなのか? ……若い子の感性はちょっとわからないんだが」

瑞鶴「提督さんはそれでいいのよ。お母さんと合ってるから」
386 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:08:07.57 ID:Bcle+ROj0

鳳翔「失礼します、あなt……提督、お茶ですよ」

瑞鶴「あら、噂をすれば」

提督「ありがとう、鳳翔」

鳳翔「はい、長門さんと瑞鶴ちゃんも」

長門「すまない……なあ鳳翔」

鳳翔「はい、なんでしょう」

長門「お前の夢は、なんだったかな」

鳳翔「そうですねぇ、いつか2人で、小さなお店でも……」
387 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:09:02.86 ID:Bcle+ROj0

鳳翔「……?」

瑞鶴「…………」

提督「……鳳翔」

鳳翔「…………////」

鳳翔「いきなり何なんですかっ、もう!!」

長門「すまんすまん、なんとなくだ。最近、戦いとは別のことも考える余裕が出てきてな」

鳳翔「なんとなくでそんな大事なこと言わせないで下さい!!」

瑞鶴「かわいい〜。大事なことだって、提督さん」

提督「あ、ああ……」

鳳翔「もうっ、2人とも!!」
388 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:10:16.63 ID:Bcle+ROj0

提督「……ちょうど良かった。鎮守府の家事の当番を、そろそろ見直す必要があると思っていたんだ」

鳳翔「ああ、そういえば。間宮さんと伊良湖ちゃんが来て、そろそろ3か月……」

瑞鶴「そっか。次は呉に行くのよね」

長門「食事当番か。鳳翔1人では大変だからな」

鳳翔「演習や出撃が無い子に、お手伝いしてもらえると助かるのですが」

提督「そうだね。余裕がありそうな時に当番に入るよう伝えておくよ」

鳳翔「お願いします」
389 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:11:39.11 ID:Bcle+ROj0

提督「それから、ちょっと先だが横須賀に出張が入った。各地の戦況の確認と、E海域の情報収集だな」

鳳翔「出張ですか。他の鎮守府の方も一緒ですか?」

提督「ああ、確か……国内にいる司令官は集まるそうだよ。次のE海域の場所によっては、その付近の提督は集まれないだろうけど」

瑞鶴「ここ留守にするの? どれくらいかかるのかな」

長門「少なくとも泊りだろう、前回は……5日かかったか?」

提督「あの時はMI作戦の発動で、全泊地の司令官が集まったからな。規模が大きいほど長くかかるだろう」

提督「まだ決定ではないけど、鳳翔と赤城……戦艦の誰かは連れて行くことになるだろうな」

鳳翔「留守はお願いね、瑞鶴ちゃん」

瑞鶴「この3人がいなくなっちゃうと大変ねー」
390 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:13:16.70 ID:Bcle+ROj0

提督「まあ、鎮守府の仕事は調整しておくから。長門はとりあえず知っておいてもらえればいいよ」

長門「了解だ、戦艦組には言っておく」

長門「……それはそれとして、あれを貸してくれ」

提督「わかったわかった。後で部屋に持ってくから」

長門「では失礼するぞ」

瑞鶴「私も〜」

瑞鶴「――長門さん映画好きだったの? 何かおすすめ貸してよ」

長門「ああ、いいぞ。好みが合うかわからんがな」

瑞鶴「一番好きなのは?」

長門「……スター○ォーズだ」

瑞鶴「あ、それ見たわよ。真っ赤な顔して、両刃のライトセーバー使うやつ」

長門「私が好きなのはエピソード6のラストだ。まったく最近の若い者は、新三部作だけで……」ブツブツ


―― バタン
391 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:14:19.15 ID:Bcle+ROj0

提督「……君の夢、しっかり聞いたことがなかったけど」

鳳翔「あ、あれは、その……忘れて下さい……」

提督「無理だなぁ」

鳳翔「私だけ、戦いが終わった後のことを考えてるような……他の方に申し訳ないので」

提督(意外とそうでもないんだけどね)

鳳翔「……でも、もし」

鳳翔「皆無事に、戦いを終わらせることが出来たら、その……」

提督「うん、その夢を叶えよう。約束だ」

鳳翔「……はい、ありがとうございます、あなた!」



392 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:41:08.93 ID:Bcle+ROj0

>>369
ひとまず舞鶴で行ってみます。その他の鎮守府も出していきたいので。

>>375
それは皆さんの心の中にあります。あと渋。

>>376
言い出しっぺの(ry
多分横須賀あたりに所属してそうな気がしますね。これから出したいです

>>377
了解しました。大きいテーマは自由度高くて、面白く仕上げられるか不安ですが……気長にお付き合いください

>>370,378
ありがとうございます、前スレまで遡って下さるとは。嬉しいです。
393 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:42:24.66 ID:Bcle+ROj0


第3話 〜強襲の機動部隊〜


蒼龍「なつやすみー!!」

飛龍「あついんだよー!!」

瑞鶴「どっかつれてけー!!」


提督「ええい、やかましい!! 何だ一体!!」

翔鶴「す、すみません提督。最近出撃もないので、気が抜けてるようで」

鳳翔「加えて、この蒸し暑さですから。ちょっとストレスが溜まってるんですよ」

提督「確かに辛い季節だけどな……」

赤城「別に特別なことしなくてもいいんじゃないですか? みんなで近くの海に遊びに行くとか」

鳳翔「貴女たち、夏は苦手だったんじゃ……」
394 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:43:06.07 ID:Bcle+ROj0

提督「しょうがない。明日から3日間休みにするか」

瑞鶴「やったぁ!! 泳ぐわよー!!」

加賀「…………」


加賀(こんなに遊び呆けてて、なぜ鎮守府が維持できているのかしら……?)

赤城「加賀さんも暑いでしょ? 泳ぎたいですよね」

加賀「いえ、私は結構です。皆で行ってきて下さい」

赤城「えー、行きましょうよー」

加賀「結構と言いました」スタスタ

赤城「ああ、ちょっと!! 怒らないで下さいよ」
395 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:46:28.30 ID:Bcle+ROj0

陸奥「失礼するわよ提督。明日の演習……って、何の騒ぎ?」

提督「おお、いいタイミングだ陸奥。後で知らせに行こうと思ってたんだ」

陸奥「どうしたのよ」

提督「明日から鎮守府は夏休みな」

陸奥「あーはいはい、お休みね」

陸奥「…………」

陸奥「ってちょっとお!! いつ決まったのよ!?」

提督「さっきだ。決めたのは私」


鳳翔「すみませんねぇ、ご迷惑お掛けして」

陸奥「ああ、いや別に迷惑ってわけじゃ」
396 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:47:13.23 ID:Bcle+ROj0

陸奥「それにしてもどれだけテキトーな組織なのよ。いいの?」

提督「命掛けて戦ってるんだ。これくらい普通だろ」

陸奥「随分偏った普通ね……」

提督「いいんだよ。鎮守府は司令長官の性格が色濃く反映されるから」

陸奥「他の鎮守府は休み取れてるのかしら」

提督「多分ね。休みなしじゃ流石に艦娘が黙ってないだろうし」
397 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:48:33.87 ID:Bcle+ROj0

陸奥「全員一緒に休みじゃないでしょうね?」

提督「勿論、哨戒は休めない。第1から第4艦隊までは日程をずらすよ」

陸奥「明日からの演習はどうするの?」

提督「これまで色々なところとやってきたんだ。そろそろ休んでも罰は当たらないだろ」

陸奥「どっちにしろ正規空母が休むなら、あんまり意味ないけどね」

提督「表立って夏休みというわけにもいかないからな。それらしい言い訳を考えとくか」

陸奥「……貴方も相当6人娘に毒されてきたわよね」

提督「最初からこんな感じだったろ?」

陸奥「本人が気付かないから毒なのよ」
398 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:49:38.65 ID:Bcle+ROj0

鳳翔「海水浴ですか、お弁当作らなくちゃ」

鳳翔「……あれ、海?」

瑞鶴「翔鶴姉、新しい水着買いに行こうよ!!」

翔鶴「え、わ、私はいいわよ、去年ので……」

蒼龍「私も買いに行こうかなー、提督に見せるんだし! 飛龍は?」

飛龍「うーん、そうね、私も……」

飛龍(あ、お母さん)



鳳翔「…………」

鳳翔(水着なんて持ってませんよ!?)

鳳翔(ど、どうしましょう、どうしましょう……)オロオロ


飛龍(……私が全部口出さない方がいいかな?)
399 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:50:42.01 ID:Bcle+ROj0

鳳翔「……あの子たちに連れて行ってもらう?」

鳳翔「だ、ダメよダメよ!!」

鳳翔「またあんな胸空きセーターみたいな、破廉恥なの選ばれちゃったりするわ」


鳳翔「……じゃあ、自分で買いに行く?」

鳳翔「でも私、一人でお洋服も買ったことないのに水着なんて……」

鳳翔「……いいえ」

鳳翔「いつまでも娘に頼るって訳にもいきませんっ!」


鳳翔「あなた!! ちょっと出掛けてきます!!」
400 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 01:52:17.99 ID:Bcle+ROj0

提督「あ、ああわかった。気を付けて……何買いに行くんだ?」

鳳翔「私のみz……いえ、明日わかります!!」

提督「! ……私も一緒に行こうか?」

鳳翔「え、本当ですか?」パァッ


鳳翔「――って、ダメです!! これは私一人じゃないとダメなんですううう……」ダダダダッ


―― バタァン!!


提督「…………」

提督「……かわいい」

提督「ああ楽しみだなあチクショウ!!」

陸奥「いや貴方は明日仕事でしょ」
401 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/08(水) 02:00:30.30 ID:Bcle+ROj0

今回はここまでです。
夏ボイス、二航戦はどうした。そして加賀さんツンツン過ぎだ。

展開の希望などありましたら、また書き込みお願い致します。


設定についてちょっと書きますが、飛ばしても問題ないです。


前々スレでは、自分のサーバであるリンガのつもりで書き始めました。
書いてるうちに、この設定に愛着がわいて長く続きましたが、リンガって周り何もないんですよね……

というわけで話を進める上で便利な、舞鶴鎮守府の設定にしてみます。
これまでの3つのスレで曖昧に書いてた点と間違いを訂正です。

以下、自問自答。

・瑞加賀は友達以上恋人未満。この言葉便利

・鳳翔が現役なのに店をやってるのは色々とおかしい、ので食堂に入ってるだけに訂正です。前々スレで1行しか出てないけど。

・前スレで、鳳翔が工廠で目覚めたことに疑問持ってないのおかしくね? 

 →部屋から工廠に運ばれた経緯を覚えてないはず、なのでおかしいですごめんなさい。

・多門丸(>>85)じゃなくて多聞丸だよね

 → >>168 では気付いたので直しました。怒られますね。

・お化け屋敷にこんにゃくって衛生的にどうよ

 →投稿してから気付きました、ダメですよね。多分ジェル状の何かだ。

・瑞鶴が呼ぶ時は『提督さん』だって言ってるだろ!! いい加減に(ry (>>54

 →し、執務室爆撃の時は呼び捨てだし……きっと昂ったり焦ったりするとそうなるんだし……
  前々スレで散々間違えたのでこれから気をつけます、はい。



それでは、またよろしくお願い致します。質問とか矛盾点の指摘などもご遠慮なくどうぞ。
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 11:29:36.35 ID:hHpEu0bJ0
>>392
>>377です ありがとうございます!楽しみに待ってます!
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/08(水) 14:01:48.13 ID:tOWc6ltrO
>>401 乙です!まさか同じリンガ泊地とは…!リンガ結構安定してるし、>>1含めて二次創作作るの上手い人多いし、もしかして神泊地!?

もし、お題まだ募集してるのなら、告知来ましたし、イベントの様子とか備蓄してる様子とかはどうでしょう?
いろいろ書きやすいとは思いますが…>>1の実体験をSSに組み入れてもいいですし
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/10(金) 00:03:25.19 ID:4Hqg4TR2o
海水浴・・・普段は水に入らないから別なのか?
405 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/12(日) 00:53:07.56 ID:jtsPayZ/0





提督「わたしのーみみもー、かいのからー♪」

提督「あなたのーこえが――ききたいーけれど――」

提督「あなたは、ほしより――とーおー」

五月雨「提督!! ただ今戻りました!!」バァン!!

提督「いさみだれええええ!!!?? な、なんだ、どうした!?」

五月雨「? どうしたって、遠征から帰ってきたんですよ。第4艦隊、無事帰還です、提督!」

提督「あ、そ、そうか……お疲れ様」

五月雨「はい! これ、報告書です」

提督「う、うん。――それで、聞いた?」

五月雨「え、何をです?」

提督「いやなんでもない。とにかく、報告は確かに受け取ったよ」

五月雨「はい、今日も皆で帰ってこれましたね!」

提督「ああ。よかったよかった」
406 : ◆GoPzFNH1CI [saga]:2015/07/12(日) 00:54:19.65 ID:jtsPayZ/0

五月雨「…………」

提督「……? どうした、五月雨。疲れたろう、補給を済ませたらもう休んでいいよ」

五月雨「あのー、提督」

提督「どうした、そんな神妙な顔して」

五月雨「私、初期艦ですよね?」

提督「ああ、そりゃそうだ。どうしたんだ、いきなり」

五月雨「大体毎日、顔を合わせてますよね」

提督「遠征の出発前は、出来る限り見送るようにしてるからな。多分、顔合わせない日の方が少ないだろ?」

五月雨「何故でしょうか。こうして提督と話すのが、ものすごく久々な気がします」

提督「……そうだったかなぁ」
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